JP5420929B2 - 光源付きカップリング - Google Patents

光源付きカップリング Download PDF

Info

Publication number
JP5420929B2
JP5420929B2 JP2009051427A JP2009051427A JP5420929B2 JP 5420929 B2 JP5420929 B2 JP 5420929B2 JP 2009051427 A JP2009051427 A JP 2009051427A JP 2009051427 A JP2009051427 A JP 2009051427A JP 5420929 B2 JP5420929 B2 JP 5420929B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
case
circuit board
coupling
tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009051427A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010201045A (ja
Inventor
潔 川久保
亘 鈴木
俊幸 佐土原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakanishi Inc
Original Assignee
Nakanishi Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nakanishi Inc filed Critical Nakanishi Inc
Priority to JP2009051427A priority Critical patent/JP5420929B2/ja
Publication of JP2010201045A publication Critical patent/JP2010201045A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5420929B2 publication Critical patent/JP5420929B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Description

本発明は、歯科用ハンドピースに使用する光源付きカップリングに関する。
歯科用ハンドピースは、先端に切削工具やスケーラなどの歯科用工具が取り付けられ、工具を作動させるためのエアや電気などが、ハンドピース本体を通じて工具の駆動部に供給されるようになっている。この種の歯科用ハンドピースが例えば特許文献1に記載されている。この文献1のハンドピースはエアータービン方式のハンドピースで、ハンドピース本体が、工具を駆動する空気圧駆動タービンユニットを内蔵するヘッド部と、ヘッド部に連接されるネック部と、ネック部に連接されるグリップ部とを備え、このハンドピース本体内部には、先端と後端との間に給気、給水、排気などの流体通路が形成され、さらにハンドピースの先端(ヘッド部)に取り付けられる歯科用工具を臨む先端側所定の位置と後端との間に光導伝体が配設される。この場合、光導伝体の光の入射端(受光面)がハンドピース本体後端面の軸芯に配置される。そして、このハンドピース本体の後端に、カップリングを介して、給気、給水、排気など各種の流体を供給するチューブが接続され、併せて光導伝体の受光面に光源が対向配置される。この種のカップリングは、ハンドピース本体に形成された流体通路に連通可能な通路、及びハンドピース本体から導出された光導伝体を通す通路を有し、ハンドピース本体に接続可能な本体側接続部と、各種の流体を供給するチューブに連通可能な通路、及び本体側接続部に対する連接端面の、本体側接続部の光導伝体を通す通路に対向する位置に光源を有し、チューブを接続可能なチューブ側接続部とを備え、ハンドピース本体の流体通路とチューブとを接続するとともに、ハンドピース本体から導出された光導伝体に光源を対向配置する。
特開平8−154949号公報(段落0003−段落0008、図3、図4)
近年、歯科用ハンドピースに使用する照明装置の光源に、従来のハロゲンランプなどと比べて消費電力が低く、寿命が長い発光ダイオード(以下、単にLEDと称す。)が注目され、その汎用性が高まっている。しかしながら、LED照明では、LEDの発光に所定の電圧(電圧変換)が必要で、LEDとともにこのLEDに電圧を制御して通電する回路基板を併せて備える必要があり、光源内蔵型のカップリングの場合、この回路基板を設置するためのスペースを新たに確保しなければならない、という課題がある。この場合、回路基板の新たな設置に伴って、カップリング内の光源の取付位置や流体通路の接続位置など、各部のレイアウトが変更されると、既存のハンドピースに接続できないため、既存のハンドピースにも利用可能に、カップリング内の各部のレイアウトは変更しないことが好ましい。さらに、回路基板を衝撃や熱などから保護する措置を採ることが望ましい。また、この回路基板をカップリングに容易に取り付けできるようにして、製造コストの上昇を抑える必要もある。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、この種のカップリングにおいて、カップリング内のスペースを効率よく活用して、カップリング内の各部のレイアウトを変えることなしに、LEDの回路基板を設置すること、併せて、この回路基板を衝撃や熱などから確実に保護すること、さらに、この回路基板をカップリングに容易に取り付け可能で、製造コストの上昇を抑えること、などを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の光源付きカップリングは、内部に光導伝体を備えハンドピース本体に接続可能な本体側接続部と、各種流体を供給するチューブに接続可能なチューブ側接続部とを備え前記本体側接続部の先端に前記光導伝体に対向して、又は前記本体側接続部に前記光導伝体を通されて前記本体側接続部に連結される前記チューブ側接続部の連接端面に前記光導伝体に対向して、光源が配置される光付きカップリングにおいて、前記光源に、LEDチップを有する発光部と、前記発光部に電気的に接続され、前記LEDチップを所定の電圧で通電する回路基板とを各別に有するLED照明装置が採用され、当該LED照明装置の装着形式は、少なくとも前記回路基板の周囲を包囲可能な筒形形状の光源ケースを備え前記本体側接続部又は前記チューブ側接続部にその軸方向に向けて前記光源ケースをその外形に沿って埋め込み可能な光源埋め込み穴が形成されて、前記回路基板が前記光源ケース内に収容保持され、この光源ケースが前記光源埋め込み穴に差し込まれる、ことを要旨とする。
また、この光源付きカップリングは各部に次のような構成が採用されることが好ましい。
(1)回路基板の一端部に、発光部側の接続端子と接続される回路基板側の接続端子を備え、光源ケースは、前記回路基板の周囲をその外形に沿って包囲可能な筒形形状部と、前記筒形形状部の一端から突出され、前記回路基板側の接続端子をその外形に沿って包囲可能な筒形突状部とを有する。
(2)回路基板の他端部に電源に接続されるプラグを備え、光源ケースは、当該光源ケースの他端に一体的に嵌合可能で、かつ前記回路基板の他端部側を取り囲み、前記プラグを挿通保持可能なケース端部材を併せて備え、このケース端部材により前記光源ケース内で前記回路基板が前記プラグとともに固定保持される。
(3)光源ケースの表面又は光源埋め込み穴の内面の一方に前記光源ケースの埋め込み方向に延びる凹状ガイド、他方に当該凹状ガイドに係合可能な凸状ガイドを備え、これら凹状ガイド及び凸状ガイドの係合により、前記光源ケースの前記光源埋め込み穴に対する埋め込み方向を案内し、位置決めする。
(4)チューブ側接続部にチューブから供給される空気又は水の通路を備え、光源埋め込み穴はチューブ側接続部に前記空気又は水の通路に近接して形成され、LED照明装置が前記通路の空気又は水により冷却される。
本発明の光源付きカップリングでは、上記の構成により、LED照明装置の回路基板を光源ケース内に収容保持し、この光源ケースをカップリングの(例えば、チューブ側接続部の連接端面の軸芯方向に延びる)光源埋め込み穴に差し込んで装着するので、LED照明装置をカップリング(のチューブ側接続部の連接端面)に、(当該連接端面おける)回路基板の占有面積を最小限に抑えて装着することができ、ハンドピース本体とチューブとの接続構造(当該連接端面の構造)に従来と同じ形式を採ることができ、また、任意に変更することもできる。したがって、このカップリングによるLED照明装置の装着形式によれば、LED照明装置(特に回路基板)をカップリング内のスペースを効率よく活用して、カップリング内の各部のレイアウトを変えることなしに設置することができる。また、この回路基板を光源ケース内に収容保持して、これを光源埋め込み穴に差し込んで装着するので、回路基板は光源ケース内で、さらに光源埋め込み穴内で2重に保護され、ハンドピース本体やカップリングに衝撃を受けたり、ハンドピース本体やカップリングの内部で熱が発生したりしても、この回路基板を確実に保護することができる。さらに、この回路基板を光源ケース内に収容保持して、これを光源埋め込み穴に差し込むだけで、この回路基板をカップリングに取り付けることができ、この回路基板の取付作業を簡易に行え、製造コストの上昇を抑えることができる。
本発明の一実施の形態における光源付きカップリングの外観を示す斜視図 同カップリングの構成を示す側面断面斜視図 (a)同カップリングの特にLED照明装置、並びにこれを収容保持する光源ケース及びケース端部材の構成を示す前方から見た分解斜視図(b)同カップリングの特にLED照明装置、並びにこれを収容保持する光源ケース及びケース端部材の構成を示す後方から見た分解斜視図 同カップリングの特にチューブ側接続部の本体側接続部に対する連接端面の構成を示す斜視図 同カップリングを使用する歯科用ハンドピースの一例を示す側面断面図
次に、この発明を実施するための形態について図を用いて説明する。図1乃至図3に光源付きカップリング(以下、単にカップリングという。)の一実施の形態を示している。図1に示すように、カップリング1は、ハンドピース本体に形成された流体通路に連通可能な通路、及びハンドピース本体から導出された光導伝体を通す通路を有し、ハンドピース本体に接続可能な本体側接続部10と、各種の流体を供給するチューブに連通可能な通路、及び本体側接続部10に対する連接端面の、本体側接続部10の光導伝体を通す通路に対向する位置に光源を有し、チューブを接続可能なチューブ側接続部20とを備え、これら本体側接続部10とチューブ側接続部20は連結手段(40)を介して連結されて、ハンドピース本体の流体通路とチューブとを接続するとともに、ハンドピース本体から導出された光導伝体に光源を対向配置する。なお、この場合、カップリング1は本体側接続部10とチューブ側接続部20が、周知のねじ式の連結リング40により締結されて連接される。また、このカップリング1とハンドピース本体との接続構造に周知のカプラー方式が採用され、カップリング1の本体側接続部10はハンドピース本体(の後端)に差し込むだけで接続され、カップリング1のコネクターリング30を後方へ引けば、ハンドピース本体からカップリング1を取り外すことができる。また、このカップリング1とチューブとの接続構造は周知の押えねじ方式が採用され、チューブはカップリング1のチューブ側接続部20に差し込まれ、このチューブに通されたチューブナット(図示省略)がチューブ側接続部20のねじ21に締め込まれて接続され、チューブを取り外す場合は、この反対の操作となる。
図2に示すように、このカップリング1では、光源にLED照明装置5が採用される。このLED照明装置5は、LEDチップ(LED素子)を有する発光部6と、発光部6に電気的に接続され、LEDチップを所定の電圧で通電する回路基板7とを備えて構成される。この場合、発光部6は筒状のケース60内に先端面からLED素子61、基板62、端子63、64が順次配置されて構成される。ケース60は全体が透明な合成樹脂材料により円筒状に形成され、先端面が平面状に形成されて閉塞され、これがLED素子61のカバーで発光面601になっている。また、ケース60の後端面は開口603になっている。なお、このケース60の内周面には先端面側に全周方向に凸段部が設けられて、先端面の内側に矩形状の凹部602が形成される。LED素子61はケース60の先端面内に配置可能にケース60の内径よりも小さい矩形状のチップとして形成され、ケース60の先端面内の矩形状の凹部602内に嵌め込まれる。基板62はケース60内に配置可能にケース60の内径よりも小さく、LED素子61よりも少し大きい略円形に形成され、その外周には相互に対向する2箇所に係止溝が円弧状に切り欠かれる。一方の端子63はカソード(陰極)で、ケース60内に配置可能にケース60の内径より少し小さい小径部と、この小径部に連続して、ケース60の内径と略同じか僅かに小さい大径部とを有し、全体が段付きの略円筒状に形成される。そして、小径部側の開口端面の外周には相互に対向する2箇所に基板62の各係止溝に係合可能な係止爪が突出形成され、さらに、これらの係止爪に対して90度方向の位置にそれぞれ凹部が形成される。また、大径部の外周面は凹凸状に形成される。このようにしてカソード63の小径部の開口端面上に基板62が、開口端面側の各係止爪と基板62側の各係止溝とを係合されて、支持される。他方の端子64はアノード(陽極)で、カソード63の軸芯上に配置可能に全体がピン状に形成され、また一端にフランジが形成され、他端にテーパが付けられる。このアノード64は端子台65を介してカソード63内に組み込まれる。この端子台65は絶縁材からなり、カソード63の小径部内に嵌合可能に形成され、一端面にアノード64のフランジが嵌合可能な凹部が併せて形成される。このようにしてアノード64は端子台65の軸芯上に通され、フランジが(端子台65の)一端面の凹部内に支持され、他端が(端子台65の)他端面から突出される。このアノード64は端子台65がカソード63の小径部内に一体的に嵌め込まれてカソード63内の軸芯上に配置され、一端のフランジが基板62に接続される。このようにケース60内に発光面601からLED素子61、基板62、カソード63及びアノード64が組み立てられる。回路基板7は全体が略矩形状に構成され、一端部(の一方の側部側)に発光部6側の端子63、64と接続される回路基板7側の接続端子71、72を備え、他端部(の他方の側部側)に電源に接続されるプラグ73、74(図3参照)を備える。回路基板7側の接続端子71、72は2重の円筒構造を採り、内側の接続端子71が発光部6のアノード64が挿着可能に小径の円筒状に形成され、外側の接続端子72が内側の接続端子71の外側に絶縁部材を介して重ねて配置され、カソード63の内周面が被着可能に大径の円筒状に形成され、この場合、外側の接続端子72の接続端側が複数の分割片からなり、外周方向から内周方向への外力により内方に向けて圧縮可能に、また当該外力の解除により初期の状態に弾性復帰可能に構成される。このようにして発光部6側のアノード64を、回路基板7側の内側の接続端子71に向けて、カソード63(の大径部)を外側の接続端子72の上から被せ付けるようにして、両者を接続することにより、発光部6側のアノード64が回路基板7側の内側の接続端子71に差し込まれて接続されるとともに、カソード63(の大径部)が外側の接続端子72の外周面に圧接して接続され、この状態がカソード63(の大径部)と外側の接続端子72との弾性係合により保持される。また、回路基板7側のプラグ73、74は回路基板7の他端部から接続端子71、72とは反対方向に平行に突出される。
このLED照明装置5の装着形式では、カップリング1に一体的な付属部品で、少なくとも回路基板7の周囲を包囲可能な筒形形状の光源ケース11と、カップリング1のチューブ側接続部20の本体側接続部10に対する連接端面の、本体側接続部10の光導伝体を通す通路、この場合、本体側接続部10の軸芯上の通路100に対向する位置に、チューブ側接続部20の軸方向に向けて光源ケース11の筒形形状に対応する筒状に形成され、光源ケース11をその外形に沿って埋め込み可能な光源埋め込み穴18とを備え、回路基板7が光源ケース11内に収容保持され、この光源ケース11がカップリング1のチューブ側接続部20の光源埋め込み穴18に差し込まれる。この場合、光源ケース11は、図3に示すように、回路基板7の周囲をその外形に沿って包囲可能な両側面形状が略矩形状の筒形形状部12と、筒形形状部12の一端で一方の側部側から(円)筒状に突出され、回路基板7側の接続端子71、72をその外形に沿って包囲可能な筒形突状部13とを有し、筒形形状部12の一端で他方の側部側は閉塞され、筒形形状部12の他端は開口14が形成される。このようにしてLED照明装置5は回路基板7が一端側から光源ケース11の他端開口14に挿通されて光源ケース11内に収容され、回路基板7の一端の接続端子71、72が筒形突状部13内に挿通されて当該接続端子71、72の接続口が筒形突状部13の開口端から突出される。この接続端子71、72に、既述のとおり、発光部6を(ケース60の)開口603から被せ付けることにより、カソード63内のアノード64が内側の接続端子71に挿通して接続されるとともに、カソード63の(大径部の)内周面が外側の接続端子72の外側に圧接して接続され、この状態が発光部6の(ケース60の)開口603(すなわち、カソード63の大径部下部)と外側の接続端子72との弾性係合により保持される。また、この光源ケース11には、図3に示すように、ケース端部材15を併せて備える。このケース端部材15はケース11の他端開口14に一体的に嵌合可能な小ブロックで、その一方の面に回路基板7の他端部を取り囲み可能な枠形状部151を有するとともに、この枠形状部151を有する面から反対側の面に向けて、かつ当該反対側の面から突状に回路基板7のプラグ73、74を挿通保持可能な筒状部152を有する。このケース端部材15の枠形状部151に回路基板7の他端が取り囲み保持されるとともに、このケース端部材15の筒状部152にプラグ73、74が挿通保持されて、回路基板7が光源ケース11内に収容され、このケース端部材15が光源ケース11の他端開口14に嵌合固定されることにより、光源ケース11内に回路基板7が固定され、併せてこの回路基板7のプラグ73、74がその延びる方向に保持されて光源ケース11の他端から外部に突出される。
また、このカップリング1の場合、光源ケース11の表面、この場合、一方の側面にこの光源ケース11の光源埋め込み穴18に対する埋め込み方向に延びる凹状ガイド16を備え、光源埋め込み穴18の内面、この場合、一方の側面に当該凹状ガイド16に係合可能な凸状ガイド19(図4参照)を備え、これら凹状ガイド16及び凸状ガイド19により光源ケース11の光源埋め込み穴18に対する埋め込み方向を案内し、位置決めする。なお、凹状ガイドは光源埋め込み穴18の内面(一方の側面)に設けられ、凸状ガイドは光源ケース11の表面(一方の側面)に設けられてもよい。さらに、この場合、光源ケース11の一端側には光源埋め込み穴18に対する挿入始端を表示し、また位置決めする突状部17が併せて設けられる。
さらに、このカップリング1は、図4に示すように、流体の通路として空気及び水の通路、この場合、給気路22、排気路23、チップエアー通路24、給水路25を備え、光源埋め込み穴18はカップリング1のチューブ側接続部20の連接端面に空気又は水の通路(22、23、25)に近接して又はこれらの通路の間に形成され、LED照明装置5がこれら通路(22、23、25)の空気又は水により冷却可能に装着される。
このようにして回路基板7は光源ケース11の筒形形状部12内に収容保持され、回路基板7の接続端子71、72は筒形突状部13内に挿通保持されて接続端子71、72の接続口が筒形突状部13上に突出され、この接続端子71、72に発光部6の開口603が被着されて発光部6の端子63、64が接続される。そして、この光源ケース11はカップリング1の光源埋め込み穴18に、光源ケース11側の突状部17、及び光源ケース11側の凹状ガイド16と光源埋め込み穴18側の凸状ガイド19とを案内にして、光源ケース11の一端側から差し込まれて装着され、発光部6がカップリング1のチューブ側接続部20の連接端面(軸芯)上に突出される。
図5にこのカップリング1を用いた歯科用ハンドピースを例示している。図5に示すように、歯科用ハンドピース8はハンドピース本体81内(の後端と先端との間)に給気、排気、給水など各種の流体を通す流体通路が形成され、また、このハンドピース本体81の先端に取り付けられる歯科用工具を臨む先端側所定の位置と後端との間に光ファイバー(光導伝体)82が配設されて、その光の入射端(受光面)820がハンドピース本体81の後端軸芯上に配置されている。このハンドピース本体81の後端に、カップリング1を介して、給気、排気、給水など各種の流体を供給するチューブが接続され、また、ハンドピース本体81から導出され、(このハンドピース本体81の軸芯上の)カップリング1の本体側接続部10の通路100を通された光ファイバー82の受光面820に、カップリング1の本体側接続部10に対するチューブ側接続部20の連接端面に装着された発光部6が対向配置される。
以上説明したように、このカップリング1では、LED照明装置5の回路基板7を光源ケース11内に収容保持し、この光源ケース11をカップリング1の(軸芯方向に延びる)光源埋め込み穴18に差し込んで装着するので、LED照明装置5をカップリング1(のチューブ側接続部20の連接端面)に、(当該連接端面おいて)回路基板7の占有面積を必要最小限に抑えて装着することができる。これにより、このカップリング1によるハンドピース本体とチューブとの接続構造に従来と同じ形式を採ることができ、また、任意に変更することもできる。したがって、このカップリング1によるLED照明装置5の装着形式によれば、LED照明装置5(特に回路基板7)をカップリング1内のスペースを効率よく活用して、カップリング1内の各部のレイアウトを変えることなしに、有効に設置することができ、このカップリング1を従来の照明装置を備えた各種ハンドピースにも同様に適用することができる。また、この回路基板7を光源ケース11内に収容保持して、これを光源埋め込み穴18に挿着するので、回路基板7は光源ケース11内で、さらに光源埋め込み穴18内で2重に保持され、ハンドピース本体やカップリング1に衝撃を受けたり、ハンドピース本体やカップリング1の内部で熱が発生したりしても、この回路基板7を確実に保護することができ、部品の寿命を長く維持することができる。さらに、この回路基板7を光源ケース11内に収容保持して、これを光源埋め込み穴18に差し込むだけで、この回路基板7をカップリング1に取り付けることができるので、この回路基板7の取付作業を簡易に行え、製造コストの上昇を抑えることができる。
また、このカップリング1では、光源ケース11が、回路基板7の周囲をその外形に沿って包囲可能な筒形形状部12と、筒形形状部12の一端から突出され、回路基板7側の接続端子71、72をその外形に沿って包囲可能な筒形突状部13とを有し、この光源ケース11で回路基板7とともに接続端子71、72を保護するので、カップリング1とハンドピース本体との取り付け又は取り外しの際に、接続端子71、72に不測の損傷を防止することができ、部品の寿命を長く維持することができる。さらに、この光源ケース11は、このケース11の他端に嵌合可能で、かつ回路基板7の他端部側を取り囲み、プラグ73、74を挿通保持可能なケース端部材15を併せて備え、このケース端部材15によりケース11内で回路基板7を固定し、プラグ73、74を保持してケース11の他端から外部に突出させるので、光源ケース11内に回路基板7を接続端子71、72、及びプラグ73、74とともに、ガタつくことなく確実に固定保持することができる。
さらに、このカップリング1では、光源ケース11の表面又は光源埋め込み穴18の内面の一方に光源ケース11の埋め込み方向に延びる凹状ガイド16、他方に当該凹状ガイド16に係合可能な凸状ガイド19を備え、これら凹状ガイド16及び凸状ガイド19の係合により、光源ケース11の光源埋め込み穴18に対する埋め込み方向を案内し、位置決めするので、カップリング1におけるLED照明装置5の取り付け作業が容易で、LED照明装置5の各部を誤った方向に取り付けることがなく、また、LED照明装置5を光源ケース11内の所定の位置に正しく設置することができる。このLED照明装置5の位置決めにより、LEDに色ムラを生じることなく発光させることができる。さらに、この光源埋め込み穴18はカップリング1の空気又は水の通路に近接して形成され、LED照明装置5がこれらの通路の空気又は水により冷却されるので、カップリング1内にLED照明装置5を冷却するための特別の装置を設置する必要がなく、LED照明装置5の熱による損傷を効率的に、より確実に防止することができ、部品の寿命を長く維持することができる。
またさらに、カップリング1におけるLED照明装置5、回路基板7はコネクタ接続で交換可能な構成であるため、発光色など特性の異なるLED素子への変更、回路基板7の変更に柔軟に対応できる。
なお、この実施の形態では、チューブ側接続部20の本体側接続部10に対する連接端面に、本体側接続部10の光導伝体を通す通路に対向してLED照明装置5を装着する形式のカップリング1を例示し、回路基板7を光源ケース11内に収容保持し、この光源ケース11をチューブ側接続部20の連接端面に形成した光源埋め込み穴18に差し込むようにしたが、本発明は、本体側接続部の先端にLED照明装置を装着する形式のカップリングにも同様に適用することができ、この場合、回路基板を光源ケース内に収容保持し、この光源ケースを本体側接続部又はチューブ側接続部に形成した光源埋め込み穴に差し込めばよく、このようにしても上記実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
1 カップリング
10 本体側接続部
100 光導伝体を通す通路
11 光源ケース
12 筒形形状部
13 筒形突状部
14 開口
15 ケース端部材
151 枠形状部
152 筒状部
16 凹状ガイド
17 突状部
18 光源埋め込み穴
19 凸状ガイド
20 チューブ側接続部
21 ねじ
22 給気路
23 排気路
24 チップエアー通路
25 給水路
30 コネクターリング
40 連結リング
5 LED照明装置
6 発光部
60 ケース
601 発光面
602 凹部
603 開口
61 LED素子
62 基板
63 端子(カソード)
64 端子(アノード)
65 端子台
7 回路基板
71 (内側の)接続端子
72 (外側の)接続端子
73、74 プラグ
8 歯科用ハンドピース
81 ハンドピース本体

Claims (5)

  1. 内部に光導伝体を備えハンドピース本体に接続可能な本体側接続部と、各種流体を供給するチューブに接続可能なチューブ側接続部とを備え前記本体側接続部の先端に前記光導伝体に対向して、又は前記本体側接続部に前記光導伝体を通されて前記本体側接続部に連結される前記チューブ側接続部の連接端面に前記光導伝体に対向して、光源が配置される光付きカップリングにおいて、
    前記光源に、LEDチップを有する発光部と、前記発光部に電気的に接続され、前記LEDチップを所定の電圧で通電する回路基板とを各別に有するLED照明装置が採用され、
    当該LED照明装置の装着形式は、
    少なくとも前記回路基板の周囲を包囲可能な筒形形状の光源ケースを備え
    前記本体側接続部又は前記チューブ側接続部にその軸方向に向けて前記光源ケースをその外形に沿って埋め込み可能な光源埋め込み穴が形成されて
    前記回路基板が前記光源ケース内に収容保持され、この光源ケースが前記光源埋め込み穴に差し込まれる、
    ことを特徴とする光源付きカップリング。
  2. 回路基板の一端部に、発光部側の接続端子と接続される回路基板側の接続端子を備え、光源ケースは、前記回路基板の周囲をその外形に沿って包囲可能な筒形形状部と、前記筒形形状部の一端から突出され、前記回路基板側の接続端子をその外形に沿って包囲可能な筒形突状部とを有する請求項1に記載の光源付きカップリング。
  3. 回路基板の他端部に電源に接続されるプラグを備え、光源ケースは、当該光源ケースの他端に一体的に嵌合可能で、かつ前記回路基板の他端部側を取り囲み、前記プラグを挿通保持可能なケース端部材を併せて備え、このケース端部材により前記光源ケース内で前記回路基板が前記プラグとともに固定保持される請求項1又は2に記載の光源付きカップリング。
  4. 光源ケースの表面又は光源埋め込み穴の内面の一方に前記光源ケースの埋め込み方向に延びる凹状ガイド、他方に当該凹状ガイドに係合可能な凸状ガイドを備え、これら凹状ガイド及び凸状ガイドの係合により、前記光源ケースの前記光源埋め込み穴に対する埋め込み方向を案内し、位置決めする請求項1乃至3のいずれかに記載の光源付きカップリング。
  5. チューブ側接続部にチューブから供給される空気又は水の通路を備え、光源埋め込み穴はチューブ側接続部に前記空気又は水の通路に近接して形成され、LED照明装置が前記通路の空気又は水により冷却される請求項1乃至4のいずれかに記載の光源付きカップリング。
JP2009051427A 2009-03-05 2009-03-05 光源付きカップリング Expired - Fee Related JP5420929B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009051427A JP5420929B2 (ja) 2009-03-05 2009-03-05 光源付きカップリング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009051427A JP5420929B2 (ja) 2009-03-05 2009-03-05 光源付きカップリング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010201045A JP2010201045A (ja) 2010-09-16
JP5420929B2 true JP5420929B2 (ja) 2014-02-19

Family

ID=42963153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009051427A Expired - Fee Related JP5420929B2 (ja) 2009-03-05 2009-03-05 光源付きカップリング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5420929B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0822579A (ja) * 1994-07-06 1996-01-23 Tokyo Metropolis 交流用ledランプ
JP3977467B2 (ja) * 1996-11-15 2007-09-19 株式会社吉田製作所 照明機構を備えた歯科用治療装置
JP3121813B1 (ja) * 1999-10-20 2001-01-09 株式会社ナカニシ 歯科治療ユニットとハンドピース取付用ホースの接続構造
JP2002306512A (ja) * 2001-04-16 2002-10-22 Morita Mfg Co Ltd 医療用照光装置、該照光装置を備えた医療用光重合器、医療用インスツルメント、および医療用ユニット
JP2003273404A (ja) * 2002-03-14 2003-09-26 Nihon Kaiheiki Industry Co Ltd Ledランプ
JP4130371B2 (ja) * 2003-01-30 2008-08-06 株式会社松風 口腔用led光照射器
JP2004329441A (ja) * 2003-05-02 2004-11-25 Hiroshima Univ 歯科用光重合照射器、及び歯科用光重合方法
JP5193508B2 (ja) * 2007-06-15 2013-05-08 株式会社モリタ製作所 接続部材及び歯科用ハンドピース装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010201045A (ja) 2010-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6180052B2 (ja) Ledランプ
JP4825160B2 (ja) Led照明器具
JP2012049127A (ja) 光モジュール
US8083383B2 (en) Illumination device
KR100841120B1 (ko) 조명등용 전원 연결장치
JP4360960B2 (ja) Led光源装置
JP5193508B2 (ja) 接続部材及び歯科用ハンドピース装置
KR20080091652A (ko) 형광등 세트
JP5420929B2 (ja) 光源付きカップリング
JP5591154B2 (ja) コネクタカバー付ソケットおよび照明器具および照明装置
KR20090102026A (ko) 안전절연 전구형 엘이디 조명기구
CN110927954B (zh) 一种内窥镜照明机构及便携式内窥镜
US20080182222A1 (en) Illuminating device for dental handpieces
JP5660383B2 (ja) 直管形ランプおよび照明器具
JP2018026351A (ja) 表示装置
JP5162058B2 (ja) 発光ダイオード照明部品
JP6131734B2 (ja) 直管形ledランプ及び照明装置
JP2010246881A (ja) 光源内蔵型カップリング
KR20100100658A (ko) 발광 장치
JP2014135202A (ja) 照明装置
KR20100058176A (ko) 단위 엘이디 램프의 커넥터
KR100507650B1 (ko) 커넥터가 없는 자동차 램프용 전구홀더장치
JP2013254719A (ja) 照明器具
KR101325019B1 (ko) 조명등 장착장치
JP6470212B2 (ja) 光源カバー及び表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130806

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131121

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees