JP5419972B2 - 可倒式マストを備える風力発電機 - Google Patents

可倒式マストを備える風力発電機 Download PDF

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Description

本発明は、可倒式マストを備える風力発電機に関する。
本発明は、特に、長手軸に沿って下端から上端まで伸び、マストの下端と上端との間に位置する関節部によって地面に接続され、上記関節部を中心に略直立の位置から略水平に倒れた位置までの間で回動(正逆両方向に円運動)可能に取り付けられたマストであって、上記関節部と上記下端との間に位置する該マストの下部が、上記関節部とナセルとの間に位置する該マストの上部およびナセルのカウンターウエイトを構成するマストと、上記マストの上端で支えられているナセルであって、タービンの支点であるロータを備えるナセルと、上記マストに接続され、上記マストを上記直立の位置から上記倒れた位置までの間で回動させるために設けられた少なくとも1つのメインラムと、を備え、上記カウンターウエイトが上記マストの下端に接続されている風力発電機に関する。
このタイプの風力発電機は、特にサイクロンを生じ易い地域において風が強いときに、上述したように倒すことができる。
また、マストを倒す機能は、風力発電機の最初の組み立て、および、メンテナンスを簡単にする上で有益である。
特許文献1には、関節部がマストの下端に位置するタイプの風力発電機について記載されている。
国際公開第00/36299号
このタイプの風力発電機は特に強力なラムを必要とし、このようなラムが長いストロークを有することを必要とする場合には、ラムによって、風力発電機は高価になり、特に高出力の風力発電機としては技術的に不適合になって信頼性が多少低くなる。
本発明の主な目的は、上述した欠点を軽減することである。
上述の目的を達成するために、本発明の1態様によれば、上記タイプの風力発電機は、上記メインラムが、固定された支持台と上記マストの下部との間で接続されていることを特徴としている。
上記の構成によって、ラムのストロークを従来技術よりも小さくすることができる。したがって、特に複雑な構成を必要とすることなく、ラムの費用を下げ、かつ、信頼性を向上させることができる。
本発明における風力発電機のさまざまな実施形態において、以下の1の構成及び/または他の構成を利用することもできる。
−メインラムは、油圧式である。
−メインラムは、マストの下部の下方から、マストの下端に接続された回動軸まで伸びる。
−メインラムは、水平面に対し30°未満に傾いた長手方向に伸びる。
−カウンターウエイトは、マストの下部に移動可能に接続されており、また、風力発電機は、可動式のカウンターウエイトをマストに接続する少なくとも1つのアクチュエータであって、カウンターウエイトの重心がマストの長手軸に沿って上記関節部(5)から遠ざかったり上記関節部(5)に近づいたりするように、上記カウンターウエイトを移動させる少なくとも1つのアクチュエータを備えた制御装置を備えている。
−制御装置は、マストの回動と同期してカウンターウエイトを移動することにより、倒れた位置に向けてマストが回動するにつれて重心を関節部から徐々に遠ざけ、マストが直立する位置に向けて回動するにつれて、重心を関節部に徐々に近づける。
−制御装置は、マストが回動している間、重力によってマストに加えられたトルクを少なくとも部分的に相殺するために、マストの傾き角に応じてカウンターウエイトを移動する。
−制御装置は、マストが回動している間、外力によってマストに加えられたトルクを少なくとも部分的に相殺するために、風によってマストに与えられた上記外力に応じてカウンターウエイトを移動する。
−カウンターウエイトは、マストの下端の回動軸に設けられており、また、メインラムは、回動軸に回動可能に接続されている。
−カウンターウエイトは、マストの下端の下方に伸び、さらに、垂直スロットを形成しており、また、メインラムは、マストの下部の下方から回動軸までスロット内を伸びる。
−カウンターウエイトが設けられるマストの下部は、第1の質量を有し、上記マストの上部及びナセルは共に第2の質量を有し、第1の質量は、第2の質量の30%から300%までの範囲にあり、好ましくは第2の質量の50%から150%までの範囲にある。
−カウンターウエイトは、マストが直立の位置にあるときに固着装置とかみ合うことにより、マストを直立の位置に固定する。また、制御装置は、カウンターウエイトを、固着装置から外すか固着装置にかみ合わせるかを選択可能になっている。
−カウンターウエイトは、固着装置(38)と略垂直の方向にかみ合わせることによって協働するような形状をしている。
−マストの下部は第1の高さを有し、また、マストの上部は第2の高さ(L2)を有し、第1の高さは第2の高さの10%から50%までの範囲にあり、好ましくは第2の高さの15%から25%までの範囲にある。
マストの下部には発電機が備えられており、ロータは、マストに沿って伸びている伝動装置を通して発電機を駆動する。
メインラムは、500トンから1000トンの作動力をかけることができ、また、7から12mの延伸部を有する。
さらに、本発明における、特徴、及び、利点は、添付した図面とともに、下記に示す限定を目的としない例である本発明の2つの実施形態を参照することによって、より容易に理解されるだろう。
マストが直立の位置にある場合の、本発明の実施形態1における風力発電機の概要を示す斜視図である。 図1に示す風力発電機に対する制御を行う装置の部分を示すブロック図である。 より明確にする目的でマストが備える複数のチークプレートのひとつを除外して、直立の位置にある場合における、図1に示す風力発電機を示した立面図である。 倒れる過程にある風力発電機を示す、図3と同様の立面図である。 倒れた位置にある風力発電機を示す、図3と同様の立面図である。 図1に示す直立の位置にある風力発電機のマストの下部を示す斜視図である。 図1に示す直立の位置にある風力発電機のマストの下部を図6とは異なる方向から示す斜視図である。 図6及び図7に示す風力発電機のマストの下部の垂直断面図である。 倒れる過程にある図6から図8に示す風力発電機のマストの下部を示す斜視図である。 倒れた位置にある図6から図8に示す風力発電機のマストの下部を示す斜視図である。 本発明の実施形態2を示す、図3と同様の立面図である。
種々の図面において、同一または類似する要素には同じ参照を示している。
図1から図3に示すように、本発明は、下端1aから上端1bまで伸びている支柱マスト1と、支柱マスト1の上端に垂直軸Zを中心に回動可能に取り付けられた(特に交流発電機を備えた)ナセル2と、略水平な軸Rを中心に回転するように設けられナセル2によって支えられたロータ3であって、数枚のブレード4aを備えたタービン4であってナセル2が備える交流発電機を動作させるように設計されたタービン4を支えるロータ3と、を備えた風力発電機に関する。
支柱マスト1は、約50mから100m程度の高さに亘って伸びてもよく、支柱マスト1の金属構造の重量は、例えば、約50トン(以下に挙げるバラスト及びカウンターウエイトを除く)であってもよくロータ3とタービン4とを備えるナセル2の重さは、50トンから70トンであってもよい。支柱マスト1は、例えば、底辺部分における円形断面またはその他の断面の幅が3mから4mであるような中空マストであってもよい。ただし、これらは、いかなる制限も意味しない。
マスト1は、例えば単純回動など、マスト1が水平軸Yを中心に回動するように関節部5の周囲を回動可能に設けられている。したがって、マスト1は、図1のような直立の位置から図5のような倒れた位置までの間の垂直面XZにおいて回動することができる。
関節部5は、例えば、地面8に固定された(例えばコンクリートまたは金属などの)支持台座7に支えられている2つの垂直側面板6にマスト1を接続するようになっていてもよい。
マスト1は、例えば、マスト1を上述した台座7に接続する1つまたは複数の油圧式メインラムなどのアクチュエータV1によって回動される。
このラムV1は、例えば、風力発電機の近くまたは遠くに位置する制御局10から、制御装置によって制御することができる。この制御装置は、特に、図2に示すように、スクリーン13やキーボード14等の通常のインターフェースを備えたマイクロコンピュータ12等であって、例えば、自身でラムV1を制御するコントローラ15(A)を制御するマイクロコンピュータ12等を備えていてもよい。
ラムV1の制御の油圧式部分は図示されていないが、当業者には容易に理解されるだろう。
図1及び図3に示すように、本発明によれば、関節部5は、関節部5と下端1aとの間に位置するマストの下部が、関節部5とマストの上端1bとの間に位置するマストの上部とナセルとのカウンターウエイトを構成するように、マスト1の下端1aと上端1bとの間のどこかに位置している。
マストの下部の高さl1とマストの上部の高さl2との間の比(すなわち、高さ11を高さ12で割った値)は、例えば、10から50%の間、特に15から25%の範囲であってもよい。
マストの下部は、例えば鋳鉄、コンクリート、クリンカー、砂等といった密度の高い材料を主成分とするカウンターウエイト27によって加重されているのが好ましい(密度の高い金属が、例えば砂またはクリンカーなど、凝集性のない材料である場合、当該密度の高い材料は、スチールなどでできた、硬いケースに収容される)。カウンターウエイト27は、例えば、状況によって30トンから300トンの範囲の質量を有していてもよい。すなわち、ナセル2及びマストの上部の質量の約30%から300%であってもよく、好ましくは、マスト1の上部によって示される質量および質量12の約50%から150%が好ましい。より一般的に、カウンターウエイト27を有するマスト1の下部は、第1の質量を有し、マスト1の上部及びナセル2は共に第2の質量を有している。第1の質量は、第2の質量の約30%から約300%までの範囲にあるが、第2の質量の50%から150%までの範囲にあることがより好ましい。
図1及び図3に示す実施形態において、カウンターウエイト27は、重心Gの関節部5からの距離を可変に定めることが可能な可動カウンターウエイトである。特定の例において、可動カウンターウエイト27は、マスト1の下端1aの関節部28の周囲で回動可能に取り付けられている。
可動カウンターウエイト27は、例えば油圧ラムのような、可動カウンターウエイトをマスト1に接続しているアクチュエータV2によって動作することができる。アクチュエータV2は、(図2において)上述した制御装置11に組み込まれ、また、上述したコントローラ15によって制御される。
図6から図8に示すように、マスト1の下部25は、マストに固定され、また、例えば鋳鉄、コンクリートまたは第1の実施形態において上述したような他の密度の高い材料で作られたバラストを形成してもよい。バラストの重心は、マストが直立の位置にある場合における関節部5の下に位置している。
マストの下部25は、側面拡張部26によって、ラムV1の反対側に伸びていてもよい。可動カウンターウエイト27は、側面拡張部26の下端(すなわち、マスト1の下端1a)に、回動軸28によって回動可能に備えられている。
ラムV1のステムは、回動軸28に回動可能に接続されていてもよく、バラスト25の下から、関節部30の周囲を回動可能に設けられているラムV1のシリンダーの支柱29の方向に伸びる。支柱29は、マスト1のX方向の側方であって回動軸28と反対側に設けられている。
カウンターウエイト27は、例えば、平面XZに平行に伸びている2つの垂直側面板31であって、その中間に垂直スロット32を画定する2つの垂直側面板31を含む。ラムV1は、回動軸28まで垂直スロット32の中を伸びる。
各垂直側面板31は、例えば、支点29に向かって水平方向に突き出している前方部34と、支点29の反対側において回動軸28が接続されている後部に向かって伸びているアーム35と、の間にあってX方向に伸びている中心主要部33を含んでいる。
第1の実施形態と同様の方法によってカウンターウエイト27の回動を制御するために、各垂直側面板31の中心主要部33は、側面板の間をY方向に伸びているアッパーブリッジ36によって互いに接続されている。油圧ラムV2は、例えば、ブリッジ36とマストの下部25との間に接続されていてもよい。ラムV2は、例えば、マストの下部25にくりぬかれている窪み40に収納されていてもよい。
加えて、カウンターウエイト27の各垂直側面板31はさらに、互いに対応するように配置され、台座7に付属している対応する横断リブ38に合わせることによってかみ合うように設けられた、2つの切り込み37を含んでいる。この横断リブ38は、例えば、コンクリートリブであってもよいし(特に、台座7自体がコンクリートで出来ている場合)、側面板31の切り込み37がかみ合う金属プロファイル39によって覆われていてもよい。
風力発電機は、次のように作動する。
図1、図3及び図6〜図8に示すように、マスト1が直立の位置にある場合、カウンターウエイトの切り込み37が横断リブ38とかみ合わった状態を維持するために、カウンターウエイトは、ラムV2によって下向きに押され、これによって、マスト1は直立の位置に固定される。横断リブ38は、このようにして、かみ合わせによってカウンターウエイト27と協同して、マスト1が直立しているときにマストを直立の位置で固定する固着装置を構成する。
マスト1を倒す必要がある場合、ラムV2は最初に、カウンターウエイトの切り込み37を横断リブ38から外すためにカウンターウエイト27を持ち上げ、ラムV1は、図5及び図10に示すようにマスト1が水平な位置に完全に倒れるまで、図4及び図9に示すようにマスト1を下向きに回動する。
この処理の間中、ラムV2は、マストが回動している間にカウンターウエイト27を回動させるために、マスト1が倒れる位置に向かって下向きに回動しているときに、カウンターウエイト27の重心Gがマストの長手軸Aに沿って関節部5から遠ざかるように徐々に動くように制御される。このようにして、カウンターウエイト27は、(図5及び図10に示すように)マストが倒れた位置になるとき、関節部5から最も遠い位置まで回動される。
マスト1が再び持ち上げられたとき、カウンターウエイト27は、マストの下部25に向かって、すなわち、重心Gが関節部5に最も近くなる位置に向かって、徐々に回動される。
このようにして、カウンターウエイト27の動作は、マスト1の傾きに応じて制御されてもよく、上記動作によって、マスト1が傾けられたとき、マスト1、ナセル2、ロータ3及びタービン4によって生み出されるトルクを少なくとも部分的に補う。カウンターウエイト27の動作は、マスト1の傾きに基づいて、マイクロコンピュータ12及び/またはコントローラ15によって算出され、また、コントローラ15は、次に、カウンターウエイトを動かすようにラムV2を制御し、それによって、必要な動作を得ることができる。
さらに、カウンターウエイト27の動作は、マスト1の傾きによるばかりでなく、マストの回動動作の間中風力発電機に加えられる外部の力によって制御されてもよい。この外部の力としては、例えば、風によって加えられる作動力が挙げられる。そのようにして加えられた外部の力は、ラムV1に加えられた作動力を通して測定されてもよく、または、さまざまなセンサ(例えば、図示しない風力計など)の出力から算出されてもよい。この場合、カウンターウエイト27の動作は、マスト1の傾き及び上記加えられた外部の力に基づいて、マイクロコンピュータ12及び/またはコントローラ15によって算出される。また、コントローラ15は、次に、カウンターウエイトを動かすようにラムV2を制御し、それによって、必要な動作を得ることができる。
上述したマスト1の動作の制御をするために、ラムV1は、例えば、500トンから1000トンの作動力(effort)を及ぼすことができるようになっていてもよく、(マスト1が直立であるときに)ラムのステムは7mから12mの最大延伸になるようになっていてもよい(すなわち、延伸位置にあるステムは、格納位置に到るまでに7mから12mラムV1の長手方向に移動される)。このようにマスト1の下部にラムを接続することによって延伸位置から格納位置までの間で必要なステムの延伸を制限することができる。したがって、既存のハイパワーのラムを使用することができ、ひいては、ラムの延伸を合理的な値に制限することによって、コストを制限することができる。
マスト1が動作している間中、ラムV1の水平面に対する傾きは、常に30°未満にとどまっている。
変形例(図示しない)では、油圧ラムV2は、適切な場合、ケーブルと関連したウインチによって取り代えてもよい。ウインチは、例えば、マスト1に固定され、また、ケーブルの自由端は可動カウンターウエイト27に固定される。(また反対に、ウインチは可動カウンターウエイトに固定され、ケーブルの自由端はマスト1に固定されてもよい)。
加えて、他の変形例(図示しない)において、カウンターウエイト27は、マスト1の下端に回動可能に設けられる代わりにマスト1に固定されてもよく、この場合には、ラムV2、横断リブ38及びプロファイル39が含まれないようにすればよい。
図5に示すように、マスト1が倒れた位置にあるとき、適切である場合には、マスト1は地面に固定された支柱台17の上に停止してもよい。そして、タービンのブレード4aもまた適切である場合には地面に固定された支え18の上に停止していてもよい。これらのタービンのブレード4aを受け付けるための支え18は、適切である場合には、タービンの羽根4aへの損傷を回避するために、柔らかい材料で作られたり、支持領域が柔らかい材料で作られたりしてもよい。い。タ 都合のよいことに、台座7は、地面に掘られたくぼ地9に作られてもよい。風力発電機の風抵抵抗を小さくし、また、倒れた位置にあるときに視覚的な景観を損ねないように、くぼ地は、一度風力発電機を倒れた姿勢にすれば、風力発電機の形状に略完全に合うような形状をしている。
本発明の第2の実施形態は、図11に示すように、構造及び動作において第1の実施形態と類似しており、したがって、ここでは詳細な説明を省略している。第2の実施形態は、ナセル2が発電機45を備えておらず、発電機45はマストの下部のバラスト26に含まれる点において第1の実施形態と区別される。
ロータ3は、マストに沿って伸びている伝動装置42、43を通して上述した発電機45を駆動する。そのような伝動装置は、例えば、マスト1に沿って発電機45まで伸びている垂直ロータリーシャフト43にロータ3を接続するアングルトランスミッション42を含んでいる。シャフト43は、マスト1の内側のベアリング44によって支えられている。
発電機は、シャフト43によって駆動されるギアボックス46と、ギアボックスによって同様に駆動されるオルタネータ47とを含んでいる。

Claims (12)

  1. 長手軸(A)に沿って下端(1a)から上端(1b)まで伸びているマストであって、該マストの下端と上端との間に位置する関節部(5)によって地面に接続され、上記関節部を中心に略直立の位置から略水平に倒れた位置までの間で回動可能に取り付けられたマストと、
    上記マストの上記上端で支えられているナセル(2)であって、タービン(4)を支えるロータ(3)を備えるナセルと、
    上記マスト(1)に接続され、上記マストを上記直立の位置から上記倒れた位置までの間で回動させるために設けられた少なくとも1つのメインラム(V1)と、を備え、
    上記関節部と上記下端との間に位置する上記マストの下部が、上記関節部と上記ナセルとの間に位置する上記マストの上部および上記ナセルのカウンターウエイトを構成し、
    上記メインラム(V1)は、油圧式であり、支持台と上記マストの上記下部との間で接続されており、
    かつ、上記メインラム(V1)は、上記マストの上記下部の下方から、上記マストの上記下端(1a)に接続された回動軸(28)まで伸び、
    かつ、上記メインラム(V1)は、水平面に対し30°未満に傾いた長手方向に伸び、
    さらに、上記マストの上記下部は第1の高さ(L1)を有し、上記マストの上記上部は第2の高さ(L2)を有し、上記第1の高さ(L1)は上記第2の高さ(L2)の10%から50%までの範囲にある、ことを特徴とする風力発電機。
  2. カウンターウエイト(27)は、上記マストの上記下部に移動可能に接続されており、
    可動式の上記カウンターウエイト(27)を上記マスト(1)に接続する1つ以上のアクチュエータであって、上記カウンターウエイトの重心(G)が上記マストの長手軸(A)に沿って上記関節部(5)から遠ざかったり上記関節部(5)に近づいたりするように、上記カウンターウエイトを移動させる1つ以上のアクチュエータ(V2)を備えた制御装置(11)を備えていることを特徴とする請求項に記載の風力発電機。
  3. 上記制御装置(11)は、上記マストが回動している間、重力によって上記マストに加えられるトルクを少なくとも部分的に相殺するために、上記マスト(1)の傾き角に応じて上記カウンターウエイト(27)を移動する、ことを特徴とする請求項に記載の風力発電機。
  4. 上記制御装置(11)は、上記マストが回動している間、重力によって上記マストに加えられるトルクを少なくとも部分的に相殺するために、風によって上記マスト(1)に加えられた外力に応じて上記カウンターウエイト(27)を移動する、ことを特徴とする請求項に記載の風力発電機。
  5. 上記カウンターウエイト(27)は、上記マストの下端(1a)の回動軸(28)に取り付けられており、
    上記メインラム(V1)は、回動可能に上記回動軸(28)に接続されている、ことを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の風力発電機。
  6. 上記カウンターウエイト(27)は、上記マストの上記下端の下方に伸びており、
    上記カウンターウエイト(27)は、垂直なスロット(32)を形成しており、
    上記メインラム(V1)は、上記スロット(32)内を上記マストの上記下部の下方から上記回動軸(28)まで伸びている、ことを特徴とする請求項に記載の風力発電機。
  7. 上記カウンターウエイト(27)を備える上記マスト(1)の上記下部は、第1の質量を有し、上記マスト(1)の上記上部及び上記ナセル(2)は共に第2の質量を有し、上記第1の質量は、上記第2の質量の30%から300%まで範囲にあり、好ましくは上記第2の質量の50%から150%までの範囲にある、ことを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の風力発電機。
  8. 上記カウンターウエイト(27)は、上記マスト(1)が直立の位置にあるときに固着装置(38)とかみ合うことにより、上記マストを上記直立の位置に固定するようになっており、
    上記制御装置(11)は、上記固着装置(38)から上記カウンターウエイト(27)を外すか上記固着装置(38)に上記カウンターウエイト(27)をかみ合わせるかを選択可能に備えられている、ことを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の風力発電機。
  9. 上記カウンターウエイト(27)は、上記固着装置(38)と略垂直の方向にかみ合わせることによって協働するような形状をしている、ことを特徴とする請求項に記載の風力発電機。
  10. 記第1の高さ(L1)は上記第2の高さ(L2)15%から25%までの範囲にある、ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の風力発電機。
  11. 上記マストの上記下部(25)には発電機(45)を備えられており、
    上記ロータ(3)は、上記マスト(1)に沿って伸びている伝動装置(42、43)を通して上記発電機(45)を駆動する、ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の風力発電機。
  12. 上記メインラム(V1)は、500トンから1000トンの作動力をかけることが可能になっており、
    上記メインラム(V1)は、7mから12mの延伸部を有する、ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の風力発電機。
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