JP5418889B2 - モータ制御装置及びegrバルブ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置及びegrバルブ制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5418889B2
JP5418889B2 JP2009141483A JP2009141483A JP5418889B2 JP 5418889 B2 JP5418889 B2 JP 5418889B2 JP 2009141483 A JP2009141483 A JP 2009141483A JP 2009141483 A JP2009141483 A JP 2009141483A JP 5418889 B2 JP5418889 B2 JP 5418889B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor shaft
step number
steps
movable member
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009141483A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010285953A (ja
Inventor
義久 岸本
太 中野
健太 鈴木
敬一 佐藤
知明 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP2009141483A priority Critical patent/JP5418889B2/ja
Publication of JP2010285953A publication Critical patent/JP2010285953A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5418889B2 publication Critical patent/JP5418889B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Description

本発明は、モータ制御装置及びEGRバルブ制御装置に関する。
特開2007−138893号公報には、リターンスプリングによるバルブの閉方向への付勢力と、モータによって駆動されるモータシャフトによるバルブの開方向への押圧力とのバランスにより、バルブを開閉させるEGRバルブの制御装置が記載されている。この制御装置では、バルブがリターンスプリングに抗して開動作を開始する駆動デューティより小さい所定駆動デューティをモータに供給し、この状態で位置センサがモータシャフトの位置を検出する。制御装置には、バルブが全閉位置に設定された状態において位置センサが検出するモータシャフトの位置が学習位置として予め記憶される。そして、制御装置は、位置センサによるモータシャフトの実際の検出位置と上記学習位置とを比較し、両者の相違によってバルブが適正な全閉位置にあるか否かを判定する。
特開2007−138893号公報
上記制御装置では、バルブが全閉位置であるときのロータの位置を制御基準位置とし、制御基準位置からロータを所望のステップ数だけ回転させることによって、バルブを所望の開度に設定することができる。また、その制御基準位置が適正か否かを判定して、不適正な場合に制御基準位置を補正することができる。
しかし、ロータの制御基準位置を補正するためには、モータシャフトの位置を直接検出可能な位置センサを別途設ける必要がある。
そこで、本発明は、モータシャフトの位置を直接検出することなく、ロータの制御基準位置を的確に補正可能なモータ制御装置の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明の第1の態様は、モータと検出手段とモータシャフトストッパと可動部材と付勢手段と可動部材ストッパと移動制御手段と記憶手段と補正手段とを有するモータ制御装置である。
モータは、ロータと、ステータと、ステータに対するロータの正方向及び逆方向への回転に連動して所定の直線方向に沿って前進及び後退するモータシャフトとを有する。検出手段は、電気角の1周期において所定の複数ステップの分解能で前記ロータの回転位置を検出する。モータシャフトストッパは、後退するモータシャフトと当接してモータシャフトの後退側の可動範囲を規定する。可動部材は、モータシャフトストッパに当接して待避位置で停止するモータシャフトの前進側に離間して配置され、待避位置から前進するモータシャフトと当接して前進方向へ押圧される。付勢手段は、可動部材を後退方向へ付勢する。可動部材ストッパは、付勢部材の付勢力によって後退する可動部材と当接して可動部材の後退側の可動範囲を規定する。
移動制御手段は、前進するモータシャフトが後退方向へ付勢された可動部材に当接し且つ可動部材を前進させない制御開始位置で停止したときのロータの回転位置を制御基準位置とし、制御基準位置から所望のステップ数だけロータを回転させて、可動部材を付勢手段の付勢力に抗して前進方向へ移動させる。記憶手段は、可動部材が可動部材ストッパに当接した状態で、モータシャフトが待避位置から制御開始位置まで移動する間に検出手段が検出するステップ数の累積値を適正ステップ数として予め記憶する。
補正手段は、モータシャフトが待避位置から制御開始位置まで移動する間に検出手段が検出するステップ数の累積値を検出ステップ数として取得し、検出ステップ数が適正ステップ数を超えているか否かを判定し、検出ステップ数が適正ステップ数を超えていると判定したとき、検出ステップ数から適正ステップ数を減算することによって差分ステップ数を算出し、移動制御手段がロータを回転させる際の所望のステップ数を差分ステップ数だけ減算し、検出ステップ数が適正ステップ数を超えていないと判定したとき、所望のステップ数を変更しないまた、検出ステップ数が適正ステップ数未満である場合、補正手段は、検出ステップ数が適正ステップ数を超えていないと判定することによって所望のステップ数を変更しない。
上記構成では、可動部材と可動部材ストッパとの間に異物が存在して、モータシャフトが適正な制御開始位置に設定されない場合であっても、可動部材の位置を直接検出することなく、ロータの制御基準位置を的確に補正することができる。
また、可動部材と可動部材ストッパとの接触部分の摩耗によってモータシャフトが適正な制御開始位置に設定されない場合は、その摩耗に応じた適正な制御基準位置を用いることができる。
本発明の第の態様は、上記モータ制御装置と、エンジンの吸気通路側と排気通路側とを連通する連通孔と、を備えたEGRバルブ制御装置である。可動部材は、連通孔を開閉するバルブであり、可動部材ストッパは、連通孔を閉止した状態でバルブの弁体が着座するシート部である。
上記構成では、バルブの位置を直接検出することなく、ロータの制御基準位置を的確に補正することができる。
本発明によれば、可動部材の位置を直接検出することなく、ロータの制御基準位置を的確に補正することができる。
EGRバルブを駆動するモータの制御装置に本発明のモータ制御装置を適用した一実施形態の概略図である 制御装置の機能構成を示すブロック図である。 バルブとモータシャフトとストッパとの位置関係を模式的に示す図であり、(a)は弁体がシート部に着座した適正な状態を示し、(b)は弁体とシート部との間に異物が存在して弁体がシート部に着座しない状態を示す。 制御装置が実行する基準位置補正処理を機能的に示す図である。 制御装置が実行する基準位置補正処理を示すフローチャートである。 基準位置補正処理から通常制御に至るモータシャフトの動きを示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図1は、EGRバルブを駆動するモータの制御装置に本発明のモータ制御装置を適用した一実施形態の概略図である。
EGRバルブ1は、エンジンの吸気通路と排気通路とを連通するEGR通路の途中に設けられ、排気ガス中のNOxの低減を目的として、エンジンへ供給する空気に排気を適宜混入させる機能を有する。
図1に示すように、EGRバルブ1は、ハウジング2と可動部材としてのバルブ3とを備え、ハウジング2の一端側(図1中の上部)の内部には、バルブ3を駆動するためのモータ8が設けられている。
ハウジング3の他端部(図1中の下端部)の内部には、排気通路側の主排気通路21と、吸気通路側の排気流入通路22と、連通孔23とが形成されている。連通孔23は、主排気通路21と排気流入通路22を連通する。バルブ3は、ハウジング2にスライド移動自在に支持される一端側(図1中の上側)のバルブシャフト9と、他端部(図1中の下端部)の弁体4とを一体的に有する。バルブシャフト9の一端部(図1中の上端部)には、鍔部5が固定されている。弁体4は、主排気通路21内に配置され、鍔部5とハウジング2との間にはバルブ3を閉方向(図1中のX方向)に付勢するための付勢手段としてのリターンスプリング6が圧縮状態で配設される。バルブ3の閉弁時、弁体4は連通孔23の主排気通路21側の周縁部分に形成された可動部材ストッパとしてのシート部7に着座して、連通孔23を閉止する。バルブ3が開弁方向(図1中のY方向)へ移動すると、弁体4がシート部7から離間し、その間隙を通って主排気通路21から排気流入通路22へ排気(EGRガス)が流入する。これにより、エンジンへ供給する空気に排気が適宜混入される。
モータ8は、いわゆるDCブラシレスモータであり、ロータ11とステータ12とモータシャフト14とを備える。ステータ12は、ハウジング2に対して固定される。ロータ11は、ステータ12の内側に配置され、ベアリング24を介してハウジング2に回転自在に支持される。
ロータ11は、ハブを介して取り付けられたロータコアと、ロータコアの円周方向における複数箇所に配設された永久磁石とを備える。本実施の形態においては、12箇所にそれぞれN極及びS極の永久磁石が交互に配設され、6個の磁極対が形成される。ステータ12は、ステータコアと、ステータコアに巻装されたU相、V相及びW相のステータコイルとを備える。ステータコアの円周方向における複数箇所(本実施形態では18箇所)には、径方向外方に向けて突出させてステータポールが形成される。
モータ8の駆動時には、バッテリからの直流の電流がインバータ35(図2に示す)によってU相、V相及びW相の電流I、I、Iに変換され、各相の電流I、I、Iが各ステータコイルにそれぞれ供給される。インバータ35は、6個のスイッチング素子としてのトランジスタを備え、各トランジスタを選択的にオン・オフし、各相の電流I、I、Iを発生させることにより、ステータ12に駆動デューティを供給する。
ロータ11の一端(図1中の上端)には、小磁石が取り付けられたドラム25が固定されている。ハウジング2の一端側の内部には、ドラム25と対向する磁極位置センサ(検出手段)としてのホールIC26が固定されている。ホールIC26は、ロータ21の回動に伴って回転移動する小磁石の位置を検出し、所定の角度(本実施の形態では60°)ごとに磁極位置情報としての位置検出信号P、P、Pを発生させて、制御装置16へ出力する。
位置検出信号P、P、Pは、それぞれ電気角で180°ごとに信号レベルが切り換わり、互いに電気角で120°ずつ位相をずらして発生させられる。従って、位置検出信号P、P、Pの信号レベルの組合せは6個のパターンから成る。
図2に示すように、制御装置16は、磁気位置検出部31とモータ制御部32と電流センサ33と累積ステップ数カウンタ34と上記インバータ35とを備える。検出手段としての磁極位置検出部31は、ホールIC26から位置検出信号P、P、Pを受信し、各タイミングで検出パルスを発生させ、位置検出信号P、P、Pの信号レベルの組合せに基づいて、電気角の1周期において6ステップの分解能で磁極位置を検出し、検出磁極位置を検出パルスと共にモータ制御部32へ出力する。検出磁極位置は、階段状に変化する。電流センサ33は、ステータコイルに供給される電流を検出する。移動制御手段としてのモータ制御部32は、電流センサ33が検出した電流とホールIC26が検出した検出磁極位置とに基づいてインバータ35を駆動し、制御基準位置のロータ11を、所望の累積ステップ数だけ回転させる。累積ステップ数カウンタ34は、制御基準位置からのロータ11の回転に伴って検出されるステップ数を積算するカウンタであり、電気角の1周期を超えて累積してステップ数をカウントする。モータ制御部32は、累積ステップ数カウンタのカウント値が所望の累積ステップ数に達するまで、インバータ35を駆動する。なお、所望のステップ数は、排気ガス中のNOxの低減効果を向上させるようにエンジンの状態に応じて決定される。また、電気角の1周期における分解能は、上記6ステップに限定されるものではなく、他のステップ数であってもよい。
図1に示すように、モータシャフト14は、雄ねじ部が外周に形成された一端側(図1中の上側)の細径部27と、細径部27よりも外径が大きい他端側(図1中の下側)の太径部28とを一体的に有する。細径部27は、ロータ11の内径部を挿通し、この内径部に形成された雌ねじ部と螺合する。この状態で、細径部27の軸芯は、ロータ11の回転軸とほぼ一致する。モータシャフト14は、ステータ12(ハウジング2)との相対回転が阻止され、且つロータ11の回転軸に沿った直線方向の移動が許容されるように、ハウジング2に対してスライド移動自在に支持されている。これにより、モータシャフト14は、ロータ11の正方向及び逆方向への回転に応じて、ハウジング2の他端側へ向かう前進方向及びハウジング2の一端側へ向かう後退方向へそれぞれ移動する。前進方向は、バルブ3の開方向(Y方向)と同方向であり、後退方向は、バルブ3の閉方向(X方向)と同方向である。
太径部28の他端面(図1中の下端面)は、バルブシャフト9の一端面(図1中の上端面)と対向する。モータシャフト14が前進方向へ移動すると、太径部28の他端面がバルブシャフト9の一端面に当接してこれを押圧し、その押圧力がリターンスプリング6の付勢力を超えると、バルブ3が開方向(Y方向)へ移動する。反対に、モータシャフト14が後退方向へ移動すると、リターンスプリング6の付勢力によってバルブ3が閉方向(X方向)へ移動する。弁体4が連通孔23を閉止してバルブ3が閉方向への可動限界に達した後は、太径部28の他端面がバルブシャフト9の一端面から離間し、モータシャフト14がさらに後退方向へ移動する。モータシャフト14の後退側の可動範囲(最大後退位置)は、太径部28の一端面28aがロータ11の他端面に当接することによって規定される。すなわち、ロータ11の他端面は、モータシャフト14と当接してモータシャフト14の後退側の可動範囲を規定するモータシャフトストッパ29として機能する。なお、モータシャフトストッパ29は、ロータ11の他端面に限定されるものではなく、例えば、モータシャフト14の一端面と当接するものなど、モータシャフト14の後退側の可動範囲を規定するものであればよい。
インバータ35からモータ8(ステータ12)に駆動デューティが供給され、ロータ11が回転し、ロータ11の回転に伴ってモータシャフト14が前進方向へ移動すると、モータシャフト14がバルブシャフト9に当接する。そして、モータシャフト14からの押圧力が、リターンスプリング6の付勢力を上回ると、バルブ3が開動作を開始する。
一方、ロータ11をバルブ3の開弁時とは逆方向に回転させると、ロータ11の回転に伴ってモータシャフト14が後退方向へ移動し、バルブ3はリターンスプリング6の付勢力によって閉方向(X方向)へ移動する。
図2に示すように、本実施形態の制御装置16は、上述した磁気位置検出部31とモータ制御部32と電流センサ33と累積ステップ数カウンタ34とインバータ35とに加えて、記憶手段として記憶部36と、補正手段としての基準位置補正部37とを有する。
上述のように、モータ制御部32は、電流センサ33が検出した電流と磁気位置検出部31が検出した検出磁極位置とに基づいてインバータ35を駆動し、制御基準位置のロータ11を所望の累積ステップ数だけ回転させる。累積ステップ数カウンタ34は、制御基準位置からのロータ11の回転に伴って検出されるステップ数を、電気角の1周期を超えて累積してカウントする。モータ制御部32は、累積ステップ数カウンタ34のカウント値が所望の累積ステップ数に達するまで、インバータ35を駆動してバルブ3を開方向へ移動させる。
上記制御基準位置とは、モータシャフト14の他端面がバルブシャフト9の一端面から離間した状態から、リターンスプリング6に抗して開動作を開始する駆動デューティよりも若干小さい所定駆動デューティ(以下、基準位置設定駆動デューティという)をモータ8(ステータ12)に所定時間供給することによって、モータシャフト14の他端面をバルブシャフト9の一端面に当接させて停止させたときのロータ11の位置である。すなわち、基準位置設定駆動デューティの値は、バルブ3が開動作しない程度の押圧力をモータシャフト14に生じさせるものであり、リターンスプリング6のバネ定数に応じて予め設定され、記憶部36に記憶されている。この基準位置設定駆動デューティの値は、モータシャフト14の押圧力とリターンスプリング6の付勢力とが釣り合うように設定することが好ましい。また、基準位置設定駆動デューティの供給時のモータシャフト14の停止位置は、バルブ3を開閉制御する際のモータシャフト14の制御開始位置となる。
制御装置16の基準位置補正部37は、ロータ11を制御基準位置に設定する際に、該設定に先立って、以下のような制御基準位置補正処理を実行する。
基準位置補正処理とは、モータシャフト14からバルブ3が離間した状態において、図3(b)に示すように、弁体4とシート部7との間にカーボンやゴミなどの異物40が付着する等の理由により、シート部7と接触する適正な閉位置(図3(a)に示す)にバルブ3が戻らない場合であっても、その後のバルブ3の開放量を、適正な閉位置から開移動する場合の開放量と同等に設定するために、ロータ11の制御基準位置を補正する処理である。
基準位置補正部37は、エンジンが運転状態であると判定し、且つ、バルブ3が非制御状態であるとき判定したときに、基準位置補正処理を実行する。例えば、制御装置16は、キー(イグニッションキー)がON状態であるときにエンジンが運転状態であると判断し、バルブ3の開度の目標値が全閉を指示している状態が所定時間(例えば約五秒間)継続したときにバルブ3が非制御状態であると判断する。基準位置補正処理の完了時に、ロータ11は制御基準位置に設定される。
基準位置補正処理において、基準位置補正部37は、モータ制御部32を制御して、ロータ11をバルブ3の開弁時とは逆方向の閉弁方向に回転させ、モータシャフトストッパ29に当接する待避位置までモータシャフト14を後退させた後、基準位置設定駆動デューティを供給してロータ11をバルブ3の開弁方向に回転させ、リターンスプリング6の付勢力によって停止する制御開始位置までモータシャフト14を前進させる。モータシャフト14が待避位置から制御開始位置まで移動する間、累積ステップ数カウンタ34は、ステップ数を累積してカウントする。
基準位置補正部37は、図4に示すように、累積ステップ数カウンタ34のカウント値である検出ステップ数Stと、記憶部36に予め記憶された適正ステップ数Stとを比較し、検出ステップ数Stが適正ステップ数Stを超えている場合(検出ステップ数St>適正ステップ数St)、検出ステップ数Stと適正ステップ数Stとの相違を差分ステップ数ΔSt(ΔSt=St−St)として算出し、目標EGRのバルブ開度ステップ数から差分ステップ数ΔStを減算することによって、駆動ステップ数を算出し出力する。モータ制御部32は、累積ステップ数カウンタ34に記憶された検出ステップ数Stをクリアした後、累積ステップ数カウンタ34のカウント値が駆動ステップ数に達するまで、インバータ35を駆動して、バルブ3を開方向へ移動させる。
図3(b)に示すように、検出ステップ数Stとは、現状の測定したモータシャフトストッパ29からバルブシャフト3までの距離に相当するステップ数である。
図3(a)に示すように、適正ステップ数Stとは、EGR流量を設定した時の初期状態におけるモータシャフトストッパ29からバルブシャフト3までの距離に相当するステップ数である。例えば、EGR流量の設定時(例えば、車両完成から納車までの間)に、モータシャフト14を待避位置から制御開始位置まで前進させる間に累積ステップ数カウンタ34がカウントしたステップ数として得ることができる。
差分ステップ数ΔStとは、バルブ3が開いている分(開移動量)に相当するステップ数である。
目標EGRのバルブ開度ステップ数とは、排気ガス中のNOxの低減効果を向上させるようにエンジンの状態に応じて決定されるバルブ開度に応じたステップ数である。
駆動ステップ数とは、EGR流量を設定した時のバルブ開度位置相当になる開度ステップ数である。
また、基準位置補正部37は、検出ステップ数Stと適正ステップ数Stとを比較し、検出ステップ数Stが適正ステップ数St以下である場合(検出ステップ数St≦適正ステップ数St)、ロータ11の制御基準位置を補正することなく(差分ステップ数Δをゼロに設定し)、目標EGRのバルブ開度ステップ数を駆動ステップ数として出力させる。
検出ステップ数Stが適正ステップ数St以下となる要因としては、例えば、弁体4やシート部7の摩耗が想定される。このような摩耗の場合には、目標EGRのバルブ開度ステップ数を駆動ステップ数として出力し、累積ステップ数カウンタのカウント値が駆動ステップ数に達するまでインバータを駆動することにより、適正な所望のバルブ開度と同程度の開度が得られるため、基準位置補正処理を実行しない。
次に、基準補正処理を図5のフローチャートを参照して説明する。なお、図5のフローチャートにおいて、ステップS1〜S5の処理は基準位置補正部37が実行し、ステップS6の処理はモータ制御部32が実行する。
本処理は、キー(イグニッションキー)がON状態であるときに所定時間毎に繰り返して実行される。
本処理を開始すると、バルブ3の開度の目標値が全閉を指示している状態が所定時間(例えば約五秒間)継続したか、つまり、バルブ3が非制御状態であるかを判断する(ステップS1)。
バルブ3が非制御状態であると判定した場合は、ステップS2へ進み、図6に示すように、モータシャフト14を待避位置まで後退させ、所定の安定時間経過後に、基準位置設定駆動デューティを供給して、モータシャフト14を制御開始位置まで前進させる。なお、基準位置設定駆動デューティを供給する時間は、バルブ3及びモータシャフト14が正常に動作すると仮定した場合にモータシャフト14がバルブ3に当接するまでに要する時間よりも長い所定の安定時間に設定される。
次に、ステップS3において、検出ステップ数Stと適正ステップ数Stとを比較し、検出ステップ数Stが適正ステップ数Stを超えている場合(検出ステップ数St>適正ステップ数St)には、ステップS4へ進み、検出ステップ数Stが適正ステップ数St以下である場合(検出ステップ数St≦適正ステップ数St)には、ステップS5へ進む。
ステップS4では、検出ステップ数Stと適正ステップ数Stとの相違を差分ステップ数ΔSt(ΔSt=St−St)として算出し、記憶部36に更新して記憶して、ステップS6へ進む。
ステップS5では、差分ステップ数ΔStをゼロに設定し、記憶部36に更新して記憶して、ステップS6へ進む。
ステップS6では、目標EGRのバルブ開度ステップ数から差分ステップ数ΔStを減算することによって、駆動ステップ数を算出して出力し、本処理を終了する。
また、ステップS1において、バルブ3が制御状態であると判定した場合は、ステップS6へ進み、駆動ステップ数を算出して出力し、本処理を終了する。なお、駆動ステップ数の算出には、記憶部36に記憶されている直前の差分ステップ数ΔStを用いる。
本実施形態によれば、バルブ3の弁体4とハウジング2のシート部23との間に異物40(図3(b)に示す)が存在して、モータシャフト14が適正な制御開始位置に設定されない場合であっても、図6に示すように、バルブ3の実際の開移動位置は、異物40の分だけ拡大することなく、モータシャフト14が適正な制御開始位置から移動した場合と同等の位置に設定される。すなわち、モータシャフト14の位置を直接検出することなく、ロータ11の制御基準位置を的確に補正することができる。なお、図6では、モータシャフト14が適正な制御開始位置に設定された場合のモータシャフト14の動きを実線で示し、異物40の存在によりモータシャフト14が適正な制御開始位置に設定されない場合のモータシャフト14の動きのうち上記実線で示す場合と異なる部分を二点鎖線で示している。
また、弁体4やシート部23の摩耗によってモータシャフト14が適正な制御開始位置に設定されない場合は、その摩耗に応じた適正な制御基準位置を用いることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態には限定されず、他の様々な実施形態を含むものである。
本発明は、モータ制御装置に広く適用可能である。
1:EGRバルブ
2:ハウジング
3:バルブ(可動部材)
4:弁体
6:リターンスプリング(付勢手段)
7:シート部
8:モータ(DCブラシレスモータ)
9:バルブシャフト
11:ロータ
12:ステータ
14:モータシャフト
16:制御装置
21:主排気通路
22:排気流入通路
23:連通孔
26:ホールIC(検出手段)
27:細径部
28:太径部
29:モータシャフトストッパ
31:磁気位置検出部(検出手段)
32:モータ制御部(移動制御手段)
34:累積ステップ数カウンタ
35:インバータ
36:記憶部(記憶手段)
37:基準位置補正部(補正手段)
St:検出ステップ数
St:適正ステップ数
ΔSt:差分ステップ数

Claims (2)

  1. ロータと、ステータと、該ステータに対する前記ロータの正方向及び逆方向への回転に連動して所定の直線方向に沿って前進及び後退するモータシャフトと、を有するモータと、
    電気角の1周期において所定の複数ステップの分解能で前記ロータの回転位置を検出する検出手段と、
    後退する前記モータシャフトと当接して該モータシャフトの後退側の可動範囲を規定するモータシャフトストッパと、
    前記モータシャフトストッパに当接して待避位置で停止する前記モータシャフトの前進側に離間して配置され、前記待避位置から前進する前記モータシャフトと当接して前進方向へ押圧される可動部材と、
    前記可動部材を後退方向へ付勢する付勢手段と、
    前記付勢部材の付勢力によって後退する前記可動部材と当接して該可動部材の後退側の可動範囲を規定する可動部材ストッパと、
    前進する前記モータシャフトが後退方向へ付勢された前記可動部材に当接し且つ該可動部材を前進させない制御開始位置で停止したときの前記ロータの回転位置を制御基準位置とし、該制御基準位置から所望のステップ数だけ前記ロータを回転させて、前記可動部材を前記付勢手段の付勢力に抗して前進方向へ移動させる移動制御手段と、
    前記可動部材が前記可動部材ストッパに当接した状態で、前記モータシャフトが前記待避位置から前記制御開始位置まで移動する間に前記検出手段が検出するステップ数の累積値を適正ステップ数として予め記憶する記憶手段と、
    前記モータシャフトが前記待避位置から前記制御開始位置まで移動する間に前記検出手段が検出するステップ数の累積値を検出ステップ数として取得し、該検出ステップ数が前記適正ステップ数を超えているか否かを判定し、前記検出ステップ数が前記適正ステップ数を超えていると判定したとき、前記検出ステップ数から前記適正ステップ数を減算することによって差分ステップ数を算出し、前記移動制御手段が前記ロータを回転させる際の前記所望のステップ数を前記差分ステップ数だけ減算し、前記検出ステップ数が前記適正ステップ数を超えていないと判定したとき、前記所望のステップ数を変更しない補正手段と、を備え
    前記検出ステップ数が前記適正ステップ数未満である場合、前記補正手段は、前記検出ステップ数が前記適正ステップ数を超えていないと判定することによって前記所望のステップ数を変更しない
    ことを特徴とするモータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のモータ制御装置と、
    エンジンの吸気通路側と排気通路側とを連通する連通孔と、を備えたEGRバルブ制御装置であって、
    前記可動部材は、前記連通孔を開閉するバルブであり、
    前記可動部材ストッパは、前記連通孔を閉止した状態で前記バルブの弁体が着座するシート部である
    ことを特徴とするEGRバルブ制御装置
JP2009141483A 2009-06-12 2009-06-12 モータ制御装置及びegrバルブ制御装置 Expired - Fee Related JP5418889B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009141483A JP5418889B2 (ja) 2009-06-12 2009-06-12 モータ制御装置及びegrバルブ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009141483A JP5418889B2 (ja) 2009-06-12 2009-06-12 モータ制御装置及びegrバルブ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010285953A JP2010285953A (ja) 2010-12-24
JP5418889B2 true JP5418889B2 (ja) 2014-02-19

Family

ID=43541837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009141483A Expired - Fee Related JP5418889B2 (ja) 2009-06-12 2009-06-12 モータ制御装置及びegrバルブ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5418889B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999063256A1 (fr) * 1998-05-29 1999-12-09 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Systeme de soupape et unite de commande
JP4376683B2 (ja) * 2004-04-12 2009-12-02 三菱電機株式会社 排ガス再循環バルブ制御装置
JP4650230B2 (ja) * 2005-11-22 2011-03-16 いすゞ自動車株式会社 Egrバルブの制御装置
JP4277933B1 (ja) * 2008-06-11 2009-06-10 トヨタ自動車株式会社 内燃機関装置およびその制御方法並びに車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010285953A (ja) 2010-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6101511B2 (ja) ステッピングモータ及びそれを用いた電動弁
JP4987119B2 (ja) ブラシレスモータ装置及び制御装置
US7629760B2 (en) Controlling device for range switch mechanism
US8040085B2 (en) Brushless motor apparatus
JP4655036B2 (ja) 可変動弁機構の制御装置
KR20080098654A (ko) 제 2 기어장치 부분에 결합하는 제 1 기어장치 부분을 가진장치, 특히 내연기관의 링 기어에 결합하는 피니언을 가진시동 장치 및 상기 장치의 작동 방법
JPWO2010128538A1 (ja) モータ制御装置
US10020762B2 (en) Method of operating a brushed commutator motor of an adjusting drive, and adjusting drive
JP2007259558A (ja) モータ制御装置
US6913122B2 (en) Brake for DC motor
JP5418889B2 (ja) モータ制御装置及びegrバルブ制御装置
CN107407196A (zh) 致动器的控制装置、致动器、阀驱动装置以及致动器的控制方法
JP4181955B2 (ja) 光量調節装置及びカメラ
JP2009291011A (ja) 状態記憶制御装置
US9518549B2 (en) Method and device for operating a starter of a vehicle
JP2009141995A (ja) バルブ特性可変装置の駆動装置、及びバルブ特性可変システム
JP6271784B2 (ja) ステッピングモータ及びそれを用いた電動弁
JP2010168909A (ja) 制御弁開閉制御装置
US20210344265A1 (en) Brushless electrical machine
JP3241661B2 (ja) ディーゼル機関の吸気絞り弁制御方法及び制御装置
JP2009222012A (ja) 吸気制御装置
JP6429985B2 (ja) 電動弁
JP3527847B2 (ja) ディーゼル機関の吸気絞り弁制御方法及び制御装置
JP5035624B2 (ja) 吸気制御装置
KR102065044B1 (ko) 스프링 리턴 스로틀 액추에이터, 스프링 리턴 스로틀 액추에이터의 제어 방법 및 스로틀 어셈블리

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130426

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130430

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131025

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5418889

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees