JP5418648B2 - 無線通信方法及びシステム - Google Patents

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Description

本発明はITS(高度道路交通システム:Intelligent Transport Systems)に用いて好適な無線通信方法及びシステムに関する。
ITSでは、視界が不良な道路における対向車の早期発見や見通しが悪い交差点への進入車両の事前通知等、事故の回避に役立つ情報を提供するためのシステムが検討されている。そのようなシステムを実現するための手段として、各車に無線通信が可能な端末装置を搭載し、該端末装置によって互いの位置や速度等のデータを通知する構成が考えられる。
現在日本では、ITSで使用する無線周波数として、5.8GHz帯と700MHz帯の2種類が検討されている。なお、ITSで使用する狭域通信(DSRC:Dedicated Short-Range Communication)用の装置については、例えば特許文献1等で提案されている。
特開2003−203292号公報
一般に、無線通信に用いる周波数帯が低い場合、該周波数帯で通信に利用できるリンク数が低減する。一方、ITS用の端末装置を搭載する車は増大する傾向にあるため、周波数帯の利用効率を向上させて、より多くのITSのユーザに通信サービスを提供できることが望ましい。
なお、一般に、数GHz程度の比較的高い周波数帯の電波は、直進性が高く、空間減衰率が大きい。そのため、このような高い周波数帯の電波を無線通信で使用すると、自車から遠く離れた車に搭載された端末装置、あるいは自車から視認できない範囲、例えば建造物等によって視界が遮られた位置の車に搭載された端末装置と通信することは困難である。
それに対して、数百MHz程度の比較的低い周波数帯の電波は、空間減衰率が少なく、回折率が大きい。そのため、このような低い周波数帯の電波を無線通信に利用すると、自車から視認できない車に搭載された端末装置であっても通信が可能になる。しかしながら、低い周波数帯の電波を無線通信で利用すると、通信エリアが広がることで通信可能な端末装置の数が増大する。その結果、監視を必要とする車、すなわち上記視界が不良な道路における対向車や見通しが悪い交差点への進入車両だけでなく、それら以外の車に搭載された端末装置とも通信することになる。したがって、ITSを利用するユーザに対して、必要以上に多くの情報が提供される。
本発明は上記したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、周波数帯の利用効率を向上させて、より多くのユーザに通信サービスを提供することが可能な無線通信方法及び無線通信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の無線通信方法は、1の通信装置、第1の周波数帯及び前記第1の周波数帯と異なる周波数帯である第2の周波数帯をそれぞれ用いて存在確認要求通知を第2の通信装置に送信し、
前記第1の周波数帯は前記第2の周波数帯より高い周波数帯であり、
前記第2の通信装置、受信した前記存在確認要求通知に対応する周波数帯の存在確認応答通知を第1の通信装置に返信し、
前記第1の通信装置、前記第2の通信装置から前記第1の周波数帯及び前記第2の周波数帯の無線信号をそれぞれ受信すると、受信した2つの前記存在確認応答通知の受信電力の差を計算し、第2の通信装置における前記第1の周波数帯の受信電力及び前記第2の周波数帯の受信電力が同じ値となるように前記第2の周波数帯の送信電力を設定し、前記第2の周波数帯を利用して前記第2の通信装置とデータを送受信する方法である。
一方、本発明の無線通信システムは、1の周波数帯及び前記第1の周波数帯と異なる周波数帯である第2の周波数帯をそれぞれ用いて存在確認要求通知を送信し、前記存在確認要求通知に応答するための存在確認応答通知を受信した場合は、第2の通信装置とデータを送受信する第1の通信装置と、
前記第1の周波数帯または前記第2の周波数帯の前記存在確認要求通知のうち1つ以上を受信した場合、前記第1の周波数帯及び前記第2の周波数帯に対応した周波数を用いて前記存在確認要求通知に応答するための前記存在確認応答通知を、前記第1の通信装置に返信する第2の通信装置と、
を有し、
前記第1の周波数帯は前記第2の周波数帯より高い周波数帯であり、
前記第1の通信装置は、前記第2の通信装置から前記第1の周波数帯及び前記第2の周波数帯の無線信号をそれぞれ受信すると、受信した2つの前記存在確認応答通知の受信電力の差を計算し、前記第2の通信装置における前記第1の周波数帯の受信電力及び前記第2の周波数帯の受信電力が同じ値となるように前記第2の周波数帯の送信電力を設定し、前記第2の周波数帯を利用して前記第2の通信装置とデータを送受信する構成である。
本発明によれば、周波数帯の利用効率が向上して、より多くのユーザに通信サービスを提供できる。
次に本発明について図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の無線通信システムでは、周波数が異なる、少なくとも2種類の周波数帯の電波を用いて通信相手(端末装置)と無線通信を行う。
第1の実施の形態では、互いに視認できる通信相手(端末装置)とは直進性が高い比較的高い周波数帯の電波を用いて通信を行い、互いに視認できない通信相手とは回折率が大きい比較的低い周波数帯の電波を用いて通信を行う。端末装置は、例えば車に搭載され、互いの位置や速度等のデータを送受信する。
以下では、高い周波数帯として上記5.8GHz帯を用い、低い周波数帯として上記700MHz帯を用いる例で説明するが、本発明はこれらの周波数帯に限定されるものではない。すなわち、第1の周波数帯には、直進性が高い比較的高い周波数帯であればどの周波数帯を用いてもよく、第1の周波数帯と周波数が異なる第2の周波数帯には、回折率が大きい比較的低い周波数帯であればどの周波数帯を用いてもよい。
また、以下では、2種類の周波数帯の電波を用いて端末装置どうしが通信を行う例で説明するが、端末装置は、上記第1の周波数帯及び第2の周波数帯の電波を用いて通信する構成を含んでいればよく、周波数が異なる3種類以上の周波数帯の電波を用いて通信を行う構成であってもよい。
図1は第1の実施の形態の無線通信システムが備える端末装置の一構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、端末装置60は、無線通信部601、2つの受信処理部602及び603、受信情報処理部604、送信データ制御部605、2つの送信処理部606及び607並びに2つの電力制御部608及び609を備えている。
無線通信部601は、第1の周波数帯(5.8GHz)及び第2の周波数帯(700MHz)の無線信号をそれぞれ受信し、第1の周波数帯の無線信号を受信処理部602へ出力し、第2の周波数帯の無線信号を受信処理部603へ出力する。
受信処理部602及び603は、無線通信部601から受け取った無線信号の周波数をダウンコンバートし、無線方式に応じた復調処理や復号処理を実行する。また、受信処理部602及び603は、復号した受信データを受信情報処理部604へ出力する。
受信情報処理部604は、無線通信部601で受信した無線信号の周波数帯に応じて以降の無線通信で用いる周波数帯を選択する。具体的には、第1の周波数帯(5.8GHz)及び第2の周波数帯(700MHz)の無線信号をそれぞれ受信した場合は第1の周波数帯を選択し、第2の周波数帯の無線信号のみ受信した場合は第2の周波数帯を選択する。
送信データ制御部605は、受信情報処理部604で選択された周波数帯に応じて、無線通信に第1の周波数帯を用いる場合は送信データを送信処理部606へ出力し、第2の周波数帯を用いる場合は送信データを送信処理部607へ出力する。
送信処理部606及び607は、送信データ制御部605から受け取った送信データの周波数をアップコンバートし、無線方式に応じた符号化処理や変調処理を実行する。また、変調した無線信号を電力制御部608及び609へ出力する。
電力制御部608及び609は、送信処理部606及び607から受け取った無線信号を所要の電力まで増幅し、無線通信部601へ出力する。
無線通信部601は、電力制御部608,609から受け取った無線信号を送信する。
図2は第1の実施の形態の無線通信システムの処理手順を示すシーケンス図である。なお、図2では、第1の周波数帯(5.8GHz)を使用した通信に(5.8GHz)を付加し、第2の周波数帯(700MHz)を使用した通信に(700MHz)を付加している。
以下では、通信を希望する送信元の端末装置を送信元端末(第1の端末装置)と定義し、送信元端末の通信相手となる端末装置を送信先端末(第2の端末装置)と定義して、本実施形態の無線通信システムの処理手順(無線通信方法)を説明する。図1に示した端末装置60は、以下に示す送信元端末及び送信先端末の機能をそれぞれ備えた構成である。
図2に示すように、送信元端末は、第1の周波数帯(5.8GHz)と第2の周波数帯(700MHz)とをそれぞれ用いて2つのプローブリクエスト(存在確認要求通知)を送信する。プローブリクエストは、通信相手となる端末装置の存在有無を確認するために用いる通知である。プローブリクエストを受信した通信相手となる端末装置(以下、送信先端末と称す)は、自装置の存在をプローブリクエストの送信元端末へ通知するためのプローブレスポンス(存在確認応答通知)を返信する。プローブレスポンスを受信した送信元端末は、送信先端末との間に通信用のリンクを確立するためのコネクションリクエストを送信先端末に送信する。
ここで、送信先端末を搭載した車が、送信元端末を搭載する車から視認できる場合、送信先端末は第1の周波数帯及び第2の周波数帯で送信されたプローブリクエストを両方とも受信できる。その場合、送信先端末は、図2に示すAlt1の処理へ移行し、第1の周波数帯及び第2の周波数帯を用いて2つのプローブレスポンスを送信元端末へ返信する。
送信元端末は、第1の周波数帯及び第2の周波数帯のプローブレスポンスをそれぞれ受信すると、第1の周波数帯(5.8GHz)を送信先端末との通信に用いる周波数帯として選択し、第1の周波数帯を用いてコネクションリクエストを送信先端末へ送信する。その後、送信元端末は、送信先端末との間に周知の手順により第1の周波数帯を用いたリンクを確立する。
一方、送信先端末を搭載する車が、送信元端末を搭載する車から視認できない場合、送信先端末は第2の周波数帯(700MHz)で送信されたプローブリクエストのみを受信できる。その場合、送信先端末は、図2に示すAlt2の処理へ移行し、第2の周波数帯を用いてプローブレスポンスを送信元端末へ返信する。
送信元端末は、第2の周波数帯のプローブレスポンスを受信すると、第2の周波数帯を送信先端末との通信に用いる周波数帯として選択し、第2の周波数帯を用いてコネクションリクエストを送信先端末へ送信する。その後、送信元端末は、送信先端末との間に周知の手順により第2の周波数帯を用いたリンクを確立する。
本実施形態によれば、互いに視認できる通信相手(端末装置)とは直進性が高い比較的高い周波数帯の電波を用いて通信を行い、互いに視認できない通信相手とは回折率が大きい比較的低い周波数帯の電波を用いて通信を行うため、周波数帯の利用効率が向上する。そのため、より多くのITSのユーザに通信サービスを提供することができる。
図3は図2に示した送信元端末の処理手順を示すフローチャートである。なお、図3では、第1の周波数帯(5.8GHz)を使用した通信に(5.8GHz)を付加し、第2の周波数帯(700MHz)を使用した通信に(700MHz)を付加している。同様に、以下の図4〜図7で示す各処理についても第1の周波数帯(5.8GHz)を使用した通信に(5.8GHz)を付加し、第2の周波数帯(700MHz)を使用した通信に(700MHz)を付加している。
送信先端末とリンク確立をする場合、まず送信元端末は、第2の周波数帯(700MHz)を用いてプローブリクエストを送信し(ステップA1)、続いて第1の周波数帯(5.8GHz)を用いてプローブリクエストを送信する(ステップA2)。
送信元端末は、プローブリクエストを送信すると、プローブレスポンスの受信判定を実行するまでの時間の測定に用いる、予め設定された一定時間のタイマーを起動する(ステップA3)。
次に、送信元端末は、タイマーがタイムアウトしたか否かを判定し(ステップA4)、タイマーがタイムアウトするまで待ち受ける。タイマーがタイムアウトすると、送信元端末は、第1の周波数帯のプローブレスポンスを受信しているか否かを判定する(ステップA5)。
第1の周波数帯のプローブレスポンスを受信している場合、送信元端末は、第1の周波数帯を送信先端末との通信に用いる周波数帯として選択し、第1の周波数帯を用いてコネクションリクエストを送信する(ステップA6)。
その後、送信元端末は、第1の周波数帯を用いて送信先端末とのリンクを確立し(ステップA7)、該リンクが切断した場合は(ステップA8)ステップA1の処理へ戻って同様の処理を繰り返す。
ステップA5の処理で第1の周波数帯のプローブレスポンスを受信していない場合、送信元端末は、第2の周波数帯のプローブレスポンスを受信しているか否かを判定する(ステップA9)。第2の周波数帯のプローブレスポンスを受信していない場合はステップA1の処理へ戻って同様の処理を繰り返す。
第2の周波数帯のプローブレスポンスを受信している場合、送信元端末は、第2の周波数帯を送信先端末との通信に用いる周波数帯として選択し、第2の周波数帯を用いてコネクションリクエストを送信する(ステップA10)。
その後、送信元端末は、第2の周波数帯を用いて送信先端末とのリンクを確立し(ステップA11)、該リンクが切断した場合は(ステップA12)ステップA1の処理へ戻って同様の処理を繰り返す。
図3に示した処理手順では、第1の周波数帯(5.8GHz)のプローブレスポンス及び第2の周波数帯(700MHz)のプローブレスポンスを共に受信しない場合、送信元端末は、再度、2つの周波数帯を用いてプローブリクエストを送信する。これらの処理を予め設定した回数だけ繰り返し、どちらの周波数帯のプローブレスポンスも受信できない場合、送信元端末は送信先端末と通信できない状態にあると判断する。
また、第1の周波数帯または第2の周波数帯の電波を用いてリンクを確立した後、リンクが切断した場合は同様の処理手順を繰り返すことでリンクの確立を再度試みる。したがって、第1の周波数帯(5.8GHz)を用いて通信していた送信先端末を搭載する車が、送信元端末を搭載する車が視認できない範囲へ移動した場合でも、第2の周波数帯を用いて再度リンクを確立できる。
図4は図2に示した送信元端末の他の処理手順を示すフローチャートである。
図3に示した処理手順では、第1の周波数帯(5.8GHz)を用いて送信先端末と通信を開始した後、送信先端末を搭載する車が視認できない範囲へ移動した場合でも、送信元端末は第2の周波数帯(700MHz)を用いて送信先端末と通信できる。しかしながら、第2の周波数帯を利用して送信先端末と通信を開始した後、送信先端末を搭載する車が、送信元端末を搭載する車で視認できない範囲から視認できる範囲へ移動した場合、第1の周波数帯を用いて通信することはできない。
図4は、送信先端末を搭載する車が視認できない範囲から視認できる範囲へ移動した場合に、第1の周波数帯を用いてリンクを再確立できるようにした処理手順を示している。
図4は、図3に示したフローチャートにステップA5−1を追加した処理である。送信元端末は、ステップA11にて第2の周波数帯(700MHz)を用いた送信先端末とのリンクが確立すると、第1の周波数帯(5.8GHz)を用いてプローブリクエストを定期的に送信する。この場合、第2の周波数帯を用いたリンクは既に確立しているため、第2の周波数帯を用いたプローブリクエストを送信する必要はない。したがって、送信元端末は、ステップA2の処理に移行して第1の周波数帯のプローブリクエストのみ送信する。
以下、図3に示した処理と同様に、送信元端末は、ステップA3にてタイマーを起動し、ステップA4にてタイマーがタイムアウトした後、ステップA5にて第1の周波数帯のプローブレスポンスを受信しているか否かを判定する。
第1の周波数帯のプローブレスポンスを受信していない場合、送信元端末は第2の周波数帯を用いたリンクが切断しているか否かを確認する(ステップA5−1)。リンクが切断していない場合はステップA2の処理へ戻って同様の処理を繰り返す。また、第2の周波数帯を用いたリンクが切断している場合は、ステップA9にて第2の周波数帯のプローブレスポンスを受信しているか否かを判定する。第2の周波数帯のプローブレスポンスを受信している場合は、ステップA10にて第2の周波数帯を選択し、該第2の周波数帯を用いてコネクションリクエストを送信し、送信先端末とのリンクを確立する(ステップA11)。
ステップA5の処理で第1の周波数帯のプローブレスポンスを受信している場合、送信元端末は、第2の周波数帯を用いたリンクを開放し、ステップA6にて第1の周波数帯を選択し、該第1の周波数帯を用いてコネクションリクエストを送信して送信先端末とのリンクを確立する(ステップA7)。
したがって、第2の周波数帯を用いて通信していた送信先端末を搭載する車が、送信元端末を搭載する車により視認できない範囲から視認できる範囲へ移動した場合でも第1の波数帯を用いてリンクを確立できる。
図5は図2に示した送信先端末の処理手順を示すフローチャートである。
図5に示すように、送信先端末は、まず第2の周波数帯(700MHz)のプローブリクエストを受信したか否かを判定する(ステップB1)。第2の周波数帯のプローブリクエストを受信した場合は第2の周波数帯を用いてプローブレスポンスを送信元端末へ返信する(ステップB2)。
第2の周波数帯のプローブリクエストを受信していない場合、送信先端末は第1の周波数帯(5.8GHz)のプローブリクエストを受信したか否かを判定する(ステップB3)。第1の周波数帯のプローブリクエストを受信した場合は第1の周波数帯を用いてプローブレスポンスを送信元端末へ返信する(ステップB4)。
第1の周波数帯のプローブリクエストを受信していない場合、送信先端末は第2の周波数帯のコネクションリクエストを受信したか否かを判定する(ステップB5)。第2の周波数帯のコネクションリクエストを受信している場合、送信先端末は第2の周波数帯を送信元端末との通信に用いる周波数帯として選択し(ステップB6)、第2の周波数帯を用いて送信元端末とのリンクを確立し(ステップB7)、該リンクが切断した場合は(ステップB8)ステップB1の処理へ戻って同様の処理を繰り返す。
ステップB5にて第2の周波数帯のコネクションリクエストを受信していない場合、送信先端末は第1の周波数帯のコネクションリクエストを受信したか否かを判定する(ステップB9)。第1の周波数帯のコネクションリクエストを受信している場合、送信先端末は第1の周波数帯を送信元端末との通信に用いる周波数帯として選択し(ステップB10)、第1の周波数帯を用いて送信元端末とのリンクを確立し(ステップB11)、該リンクが切断した場合は(ステップB12)ステップB1の処理へ戻って同様の処理を繰り返す。
図5に示した送信先端末の処理手順では、第1の周波数帯(5.8GHz)及び第2の周波数帯(700MHz)のプローブレスポンス及びコネクションリクエストを何も受信していない場合、送信先端末はプローブレスポンスまたはコネクションリクエストの受信有無の判定を予め設定した回数だけ繰り返す。そして、プローブレスポンス及びコネクションリクエストを何も受信しない場合、送信先端末は送信元端末と通信できない状態にあると判断する。
また、送信先端末は、第1の周波数帯または第2の周波数帯を用いてリンクを確立した後、そのリンクが切断した場合は図5に示す処理手順を繰り返すことでリンクの確立を再度試みる。
したがって、第1の周波数帯(5.8GHz)を用いて通信していた送信元端末を搭載する車が視認できない範囲へ移動した場合でも、第2の波数帯を用いてリンクを再度確立できる。
図6は図2に示した送信先端末の他の処理手順を示すフローチャートである。
図5に示した処理手順では、第1の周波数帯(5.8GHz)を用いて送信元端末と通信を開始した後、送信元端末を搭載する車が送信先端末を搭載する車から視認できない範囲へ移動した場合でも、送信先端末は第2の周波数帯(700MHz)を用いて送信元端末と通信できる。
しかしながら、第2の周波数帯を利用して送信元端末と通信を開始した後、送信元端末を搭載する車が、送信先端末を搭載する車で視認できない範囲から視認できる範囲へ移動した場合、第1の周波数帯を用いて通信することはできない。
図6は、送信元端末を搭載する車が、送信先端末を搭載する車で視認できない範囲から視認できる範囲へ移動した場合に、第1の周波数帯を用いてリンクを再確立できるようにした処理手順を示している。
図6は、図5に示したフローチャートからステップB8及びステップB11の処理を削減した処理である。送信元端末は、ステップB7にて第2の周波数帯(700MHz)を用いた送信先端末とのリンクが確立すると、ステップB1の処理へ戻って同様の処理を繰り返す。また、送信元端末は、ステップB11にて第1の周波数帯(5.8GHz)を用いて送信先端末とのリンクを確立すると、ステップB1の処理へ戻って同様の処理を繰り返す。すなわち、送信先端末は、第2の周波数帯(700MHz)または第1の周波数帯(5.8GHz)を用いて送信先端末とのリンクが確立した後も、第1の周波数帯及び第2の周波数帯のプローブリクエストまたはコネクションリクエストを受信しているか否かを判定する。
そして、ステップB3にて第1の周波数帯(5.8GHz)のプローブリクエストを受信した場合は、ステップB4にて第1の周波数帯のプローブレスポンスを送信元端末へ返信する。また、ステップB9にて第1の周波数帯(5.8GHz)のコネクションリクエストを受信した場合は、ステップB10にて第1の周波数帯を選択し、ステップB11にて第1の周波数帯を用いてリンクを確立する。
したがって、第2の周波数帯を利用して送信元端末と通信を開始した後に送信元端末を搭載する車が、送信先端末を搭載する車で視認できない範囲から視認できる範囲へ移動した場合でも、第1の周波数帯を用いてリンクを再度確立できる。
(第2の実施の形態)
図7は第2の実施の形態の送信元端末の処理手順を示したフローチャートである。端末装置の構成は第1の実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。
上述したように、数百MHz程度の比較的低い周波数帯の電波は、空間減衰率が少ないため電波がより遠くにまで到達する。すなわち、同じ位置から第1の周波数帯の電波及び第2の周波数帯の電波を受信する場合、第1の周波数帯の電波よりも第2の周波数帯の電波の方が受信電力が大きくなる。
図7に示す処理手順は、送信先端末が第1の周波数帯及び第2の周波数帯共に受信できる距離にいる場合に、第1の周波数帯ではなく、第2の周波数帯を用いてリンクを確立する例である。本実施形態では、送信先端末における第1の周波数帯の受信電力及び第2の周波数帯の受信電力が同じ値となるように、送信元端末における第2の周波数帯の送信電力を調整する。
図7に示す処理手順では、送信元端末は、まず第2の周波数帯(700MHz)を用いてプローブリクエストを送信し(ステップC1)、続いて第1の周波数帯(5.8GHz)を用いてプローブリクエストを送信する(ステップC2)。
送信元端末は、第1の周波数帯及び第2の周波数帯のプローブリクエストに対するプローブレスポンスをそれぞれ受信すると(ステップC3)、受信した2つのプローブレスポンスの受信電力の差を計算し、送信先端末における第1の周波数帯の受信電力及び第2の周波数帯の受信電力が同じ値となるように、送信元端末の第2の周波数帯の送信電力を設定する(ステップC4)。
送信元端末は、送信先端末との通信に用いる周波数帯として第2の周波数帯を選択した場合、上記設定した送信電力にて第2の周波数帯のコネクションリクエストを送信し(ステップC5)、送信先端末とのリンクを確立する(ステップC6)。
なお、上記ステップC4における計算処理は、図1に示した受信情報処理部604で実行可能であり、第2の周波数帯の送信電力は図1に示した電力制御部607で調整可能である。
第2の実施の形態によれば、送信元端末における第2の周波数帯を用いた通信の送信電力が低減する。したがって、端末装置の消費電力が低減する。また、第2の周波数帯の送信電力を低減することで、送信元端末の通信エリアが狭くなるため、通信可能な端末装置(送信先端末)の数が低減する。したがって、視界が不良な道路における対向車や見通しが悪い交差点への進入車両等の、監視を必要とする車以外の車に搭載された端末装置との通信が低減し、ITSを利用するユーザに対する不要な情報の提供が抑制される。
第1の実施の形態の無線通信システムが備える端末装置の一構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態の無線通信システムの処理手順を示すシーケンス図である。 図2に示した送信元端末の処理手順を示すフローチャートである。 図2に示した送信元端末の他の処理手順を示すフローチャートである。 図2に示した送信先端末の処理手順を示すフローチャートである。 図2に示した送信先端末の他の処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の送信元端末の処理手順を示したフローチャートである。
60 端末装置
601 無線通信部
602,603 受信処理部
604 受信情報処理部
605 送信データ制御部
606,607 送信処理部
608,609 電力制御部

Claims (4)

  1. 1の通信装置、第1の周波数帯及び前記第1の周波数帯と異なる周波数帯である第2の周波数帯をそれぞれ用いて存在確認要求通知を第2の通信装置に送信し、
    前記第1の周波数帯は前記第2の周波数帯より高い周波数帯であり、
    前記第2の通信装置、受信した前記存在確認要求通知に対応する周波数帯の存在確認応答通知を第1の通信装置に返信し、
    前記第1の通信装置、前記第2の通信装置から前記第1の周波数帯及び前記第2の周波数帯の無線信号をそれぞれ受信すると、受信した2つの前記存在確認応答通知の受信電力の差を計算し、第2の通信装置における前記第1の周波数帯の受信電力及び前記第2の周波数帯の受信電力が同じ値となるように前記第2の周波数帯の送信電力を設定し、前記第2の周波数帯を利用して前記第2の通信装置とデータを送受信する無線通信方法。
  2. 前記存在確認要求通知は、プローブリクエストを示し、前記存在確認応答通知は、プローブレスポンスを示す請求項記載の無線通信方法。
  3. 1の周波数帯及び前記第1の周波数帯と異なる周波数帯である第2の周波数帯をそれぞれ用いて存在確認要求通知を送信し、前記存在確認要求通知に応答するための存在確認応答通知を受信した場合は、第2の通信装置とデータを送受信する第1の通信装置と、
    前記第1の周波数帯または前記第2の周波数帯の前記存在確認要求通知のうち1つ以上を受信した場合、前記第1の周波数帯及び前記第2の周波数帯に対応した周波数を用いて前記存在確認要求通知に応答するための前記存在確認応答通知を、前記第1の通信装置に返信する第2の通信装置と、
    を有し、
    前記第1の周波数帯は前記第2の周波数帯より高い周波数帯であり、
    前記第1の通信装置は、前記第2の通信装置から前記第1の周波数帯及び前記第2の周波数帯の無線信号をそれぞれ受信すると、受信した2つの前記存在確認応答通知の受信電力の差を計算し、前記第2の通信装置における前記第1の周波数帯の受信電力及び前記第2の周波数帯の受信電力が同じ値となるように前記第2の周波数帯の送信電力を設定し、前記第2の周波数帯を利用して前記第2の通信装置とデータを送受信する無線通信システム。
  4. 前記存在確認要求通知は、プローブリクエストを示し、前記存在確認応答通知は、プローブレスポンスを示す請求項記載の無線通信システム。
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