JP5418641B2 - 通信装置及びそれに用いるフロー制御方法並びにそのプログラム - Google Patents

通信装置及びそれに用いるフロー制御方法並びにそのプログラム Download PDF

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本発明は通信装置及びそれに用いるフロー制御方法並びにそのプログラムに関し、特に全二重通信におけるフロー制御方法に関する。
本発明に関連するフロー制御技術の一例としては、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.3に規定されているポーズ(PAUSE)機能がある。このポーズ機能によれば、全二重型イーサネット(登録商標)リンクにおいてフロー制御を行うことが可能である。
そのため、予想される安定状態でのネットワークトラフィックと、その負荷が一時的に、ある程度増大した場合の負荷に対応できるように設計されたデバイスにおいては、予想されているレベルを超える負荷が一時的にかかった場合、全二重型リンクの相手側に対してポーズフレームを送信することによって、ポーズフレームを受信した相手側にデータフレームの送信を停止させている。
したがって、このフロー制御技術では、スイッチあるいは端末が、一時的な過負荷状態による入力バッファオーバフローのために、不必要にフレームを破棄するのを防ぐことができる。
このようなフロー制御技術では、停止(停止する時間情報を含む)・再開といったシンプルな機構によって、バッファオーバフローを回避するシステムを構成することができる。また、ポーズフレームはデータフレームの送信を抑えるが、MAC(MAC)制御フレーム(例えば、逆方向からのポーズフレーム)の送信には影響を与えない。
この種のフロー制御技術としては、通信ポートに接続された装置から受信した優先度が付されたフレームを、優先度もしくは優先度グループに応じてそれぞれのキューに蓄積させ、それぞれのキューに蓄積されたフレーム量がそれぞれの閾値を超えた場合に、当該優先度もしくは優先度グループに対して送信停止を指示する送信停止指示フレームを、超えない場合には、当該優先度もしくは優先度グループに対して送信再開を指示する送信再開指示フレームを通信ポートに接続された装置に送信する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
この場合、通信ポートに接続された装置は、優先度毎もしくは優先度グループ毎の送信停止指示フレームを受信した時、当該優先度もしくは当該優先度グループに対応するフレームの送信を停止し、優先度毎もしくは優先度グループ毎の送信再開指示フレームを受信した時、当該優先度もしくは当該優先度グループに対応するフレームの送信を再開している。これによって、このフロー制御技術では、良好なフロー制御が可能となる。
特開2006−020027号公報 特開平07−283817号公報
上述した本発明に関連するポーズ機能によるフロー制御では、受信側ノードの処理が忙しくて受信フレームを処理できない、または受信側バッファが溢れそうになってフレームを受信することができない場合に、フレームが廃棄されることを避けるため、フレームの優先度に関わらず、全てのフレームを一時的に停止している。
そのため、上記のフロー制御では、音声データや映像データといった時間に敏感なデータの送信が長時間停止される可能性があり、ユーザに対して音声の途切れや映像の乱れといった悪影響を及ぼす可能性がある。
つまり、本発明に関連するフロー制御では、受信側ノードの処理や受信側バッファの負荷が増大してフレームを受信することができず、フレームが廃棄される恐れがある場合に、フレームが廃棄されることを避けるために、フレームの優先度に関わらず、全てのフレームを一時的に停止している。そのため、このフロー制御では、重要度の高いデータに対しても送信停止して重要データの遅延が発生する可能性がある。
上述した特許文献1に記載のフロー制御では、優先度別に用意されたキューにそれぞれ設定された閾値を超えた場合に、閾値を超えたキューから個別に送信停止を指示しているため、フレームの優先度に関わらず、全てのフレームを一時的に停止する場合の上記の問題を解決することができない。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、優先度の高いフレームに対してノードの負荷増大によるフレーム廃棄の影響を最小限に抑えることができる通信装置及びそれに用いるフロー制御方法を提供することにある。
本発明による通信装置は、予想されているレベルを超える負荷が一時的にかかった場合、全二重型リンクの相手側に対してポーズフレームを送信して、当該ポーズフレームを受信した相手側にデータフレームの送信を停止させるポーズ機能を含む通信装置であって、
対向装置との双方向の通信を行うための全二重通信手段と、
前記全二重通信手段にて受信した前記対向装置からのデータを保持する受信バッファと、
全二重通信におけるフロー制御を行うためのポーズ手段とを備え、
前記ポーズ手段は、前記受信バッファの蓄積度と自装置における処理負荷とに基づいて決定されるポーズレベルに応じて前記フロー制御を行い、
前記ポーズ手段は、前記処理負荷及び前記受信バッファの蓄積度が増大した時に優先度の低いフレームから送信を一時停止させ、前記処理負荷及び前記受信バッファの蓄積度が予め設定された最大の閾値まで増大した時に全てのフレーム送信を一時停止させ、
前記対向装置に対して前記ポーズ手段への対応の有無を確認し、前記ポーズ手段に対応している場合に前記ポーズレベルに応じて前記フロー制御を行い、前記ポーズ手段に対応していない場合に従来のポーズ機能にて動作させている。
本発明によるフロー制御方法は、予想されているレベルを超える負荷が一時的にかかった場合、全二重型リンクの相手側に対してポーズフレームを送信して、当該ポーズフレームを受信した相手側にデータフレームの送信を停止させるポーズ機能を含む通信装置に用いるフロー制御方法であって、
前記通信装置に、対向装置との双方向の通信を行うための全二重通信手段と、前記全二重通信手段にて受信した前記対向装置からのデータを保持する受信バッファと、全二重通信におけるフロー制御を行うためのポーズ手段とを設け、
前記ポーズ手段が、前記受信バッファの蓄積度と自装置における処理負荷とに基づいて決定されるポーズレベルに応じて前記フロー制御を行い、
前記ポーズ手段は、前記処理負荷及び前記受信バッファの蓄積度が増大した時に優先度の低いフレームから送信を一時停止させ、前記処理負荷及び前記受信バッファの蓄積度が予め設定された最大の閾値まで増大した時に全てのフレーム送信を一時停止させ、
前記対向装置に対して前記ポーズ手段への対応の有無を確認し、前記ポーズ手段に対応している場合に前記ポーズレベルに応じて前記フロー制御を行い、前記ポーズ手段に対応していない場合に従来のポーズ機能にて動作させている。
本発明によるプログラムは、予想されているレベルを超える負荷が一時的にかかった場合、全二重型リンクの相手側に対してポーズフレームを送信して、当該ポーズフレームを受信した相手側にデータフレームの送信を停止させるポーズ機能を備え、対向装置との双方向の通信を行うための全二重通信手段と、前記全二重通信手段にて受信した前記対向装置からのデータを保持する受信バッファと、全二重通信におけるフロー制御を行うためのポーズ手段とを含む通信装置内のコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記受信バッファの蓄積度と自装置における処理負荷とに基づいて決定されるポーズレベルに応じて前記フロー制御を行うよう前記ポーズ手段を制御する処理を含み、
前記通信装置において、前記ポーズ手段に、前記処理負荷及び前記受信バッファの蓄積度が増大した時に優先度の低いフレームから送信を一時停止させ、前記処理負荷及び前記受信バッファの蓄積度が予め設定された最大の閾値まで増大した時に全てのフレーム送信を一時停止させ、
前記通信装置において、前記対向装置に対して前記ポーズ手段への対応の有無を確認させ、前記ポーズ手段に対応している場合に前記ポーズレベルに応じて前記フロー制御を行わせ、前記ポーズ手段に対応していない場合に従来のポーズ機能にて動作させることを特徴とする。
本発明は、上記のような構成及び動作とすることで、優先度の高いフレームに対してノードの負荷増大によるフレーム廃棄の影響を最小限に抑えることができるという効果が得られる。
本発明による通信装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による通信システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態で用いる受信バッファ蓄積度増大検出用閾値及び処理負荷増大検出用閾値を示す図である。 図2のメモリに保持するポーズレベルテーブルの構成を示す図である。 図2のポーズ機能部で使用する制御フレームのフレームフォーマットを示す図である。 本発明の実施の形態による優先度を考慮したフロー制御動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態による優先度を考慮したフロー制御動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態による優先度を考慮したフロー制御動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態による優先度を考慮したフロー制御動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態による優先度を考慮したフロー制御動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態による優先度を考慮したフロー制御動作を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。まず、本発明の概念について図1を参照して説明する。図1は本発明による通信装置の構成例を示すブロック図である。図1において、本発明による通信装置[ネットワーク装置や端末等(以下、ノードとする)]1は、対向装置との双方向の通信を行うための全二重通信機能部11と、受信バッファ12と、優先度を考慮したポーズ(PAUSE)機能を制御するポーズ制御部13とを備えている。
本発明は、上記の全二重通信機能部11を有するノード1のポーズ制御部13[IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.3に規定されている機能:全二重通信におけるフロー制御を行うための機能]による全二重通信のフロー制御において、優先度を考慮することで、優先度の高いフレームに対してノードの負荷増大によるフレーム廃棄の影響を最小限に抑えるものである。
本発明は、受信側ノードの処理負荷や受信バッファ蓄積度が増大し、フレーム廃棄の可能性が高まると、優先度の低いフレームから送信を一時停止させる。そして、本発明では、ノードの処理負荷や受信バッファ蓄積度がさらに増大して余裕がなくなった場合、全てのフレーム送信を一時停止させる。
これによって、本発明では、ノードの負荷増大時にも、優先度の高いフレームのみ送信されるため、高優先度フレーム送信の一時停止を遅らせることができる。また、本発明では、優先度の低いフレーム送信を一時停止しているため、ノードの負荷増大率を緩やかにすることができ、ノードの負荷状態が極限に達する前にノードの負荷状態が解消され、結果的に高優先度フレーム送信を一時停止せずに済む可能性が高まる。
さらに、本発明では、フレーム送信一時停止中に、受信側ノードの処理負荷や受信バッファ蓄積度が減少して余裕ができた場合、優先度の高いフレームから送信を再開する。そして、本発明では、処理負荷及び受信バッファ蓄積度が十分減少した場合、全てのフレーム送信を再開する。
したがって、本発明では、受信側ノードの負荷状態が減少傾向にある場合、高優先度フレームを優先的に送信再開することができ、高優先度フレームの送信一時停止時間を最小限に抑えることが可能となる。
図2は本発明の実施の形態による通信システムの構成例を示すブロック図である。図2において、本発明の実施の形態による通信システムは、全二重通信機能部11,21によって相互に通信を行うノード1,2から構成されている。
ノード1,2は、全二重通信機能部11,21と、受信バッファ12,22と、ポーズ制御部13,23と、フレーム送信制御部14,24と、受信バッファ蓄積度増大、処理負荷検出部(以下、処理負荷検出部とする)15,25と、メモリ16,26とを備えている。
図3は本発明の実施の形態で用いる受信バッファ蓄積度増大検出用閾値及び処理負荷増大検出用閾値を示す図である。ノード1及びノード2には、図3に示すように、受信バッファ蓄積度増大検出用閾値としてバッファ蓄積レベルHBn、受信バッファ蓄積度減少検出用閾値としてバッファ蓄積レベルLBn、処理負荷増大検出用閾値として処理負荷レベルHTn、処理負荷減少検出用閾値として処理負荷レベルLTnがそれぞれ設定される。
ノード1,2の負荷増大及び負荷減少は、これらバッファ蓄積レベル、処理負荷レベルの情報を基に判定される。ここで、nはポーズレベルと呼称するものとし、その値は1≦n≦Nを満たす整数とする。但し、Nは2以上の任意の整数とする。また、HBn<HBn+1、LBn<LBn+1、HTn<HTn+1、LTn<LTn+1、LBn<HBn、LTn<HTnとする。
さらに、ノード1,2には、ポーズレベル変化検出用として現在のポーズレベルを、ポーズレベル更新タイミング検出用として対向ノードに直近で通知した送信一時停止時間を、送信再開タイミング検出用として対向ノードから直近で通知された送信一時停止時間をそれぞれ保持する。
図4は図2のメモリ16に保持するポーズレベルテーブルの構成を示す図である。図4において、ポーズレベルテーブル161には、負荷増大時に送信一時停止すべき優先度のフレームを判定するために、あるいは負荷減少時に送信再開すべき優先度のフレームを判定するために、ポーズレベル(「1」〜「N」)毎に送信するフレームの優先度群(S1〜SN)が登録される。尚、メモリ26にも、上記と同様のポーズレベルテーブルが保持される。
ここで、Sn はポーズレベルテーブル161においてポーズレベルnに登録されているフレーム優先度群とする。ポーズレベル1(n=1)の時には、全ての優先度のフレームが送信状態、ポーズレベルN(n=N)の時には、全ての優先度のフレームが送信停止状態とすると、S1 には全ての優先度が登録され、SNにはどの優先度も登録されない。
ポーズレベル1(n=1)の時には、全送信状態で送信一時停止すべきフレームがないため、負荷増大検出用の負荷レベルHB1、HT1は不要あるいは下限値である。また、ポーズレベルN(n=N)の時には、全送信停止状態で送信再開すべきフレームがないため、負荷減少検出用の負荷レベルLBN、LTNは不要あるいは上限値である。
図5は図2のポーズ制御部13,23で使用する制御フレームのフレームフォーマットを示す図である。図5において、制御フレームは、上述した本発明に関連するポーズ機能のポーズフレームフォーマットをベースとしており、「プリアンブル」、「SFD(Start Frame Delimiter)」、「宛先アドレス」、「送信元アドレス」、「長さ/タイプ」、「制御コード」、「ポーズ時間」、「パディング」、「FCS(Frame Check Sequence)」からなる。
但し、本実施の形態では、上記の「パディング」領域に、ポーズレベル及びフレーム応答要求用の情報を設定することで、対向ノードにポーズ情報を通知している。ここで、フレーム応答要求用情報は、対向ノードの優先度を考慮したポーズ機能の対応、未対応を確認するために使用し、応答要求、応答、無効の値を持つものとする。
尚、以下の説明では、フレーム応答要求用情報が応答要求である場合の制御フレームをポーズ機能確認フレーム、フレーム応答要求用情報が応答である場合の制御フレームをポーズ機能応答フレーム、フレーム応答要求用情報が無効でポーズ時間が0以外のフレームをポーズフレーム、フレーム応答要求用情報が無効でポーズ時間が0のフレームをポーズ解除フレームと呼称する。
本実施の形態では、上記のような構成とすることによって、優先度を考慮したフロー制御機能に必要な情報を収集することができる。
図6〜図11は本発明の実施の形態による優先度を考慮したフロー制御動作を示すフローチャートである。これら図2〜図11を参照して本発明の実施の形態による優先度を考慮したフロー制御動作について説明する。尚、図6〜図11に示す処理は、ノード1,2の主要な構成要素である図示せぬコンピュータ[例えば、CPU(中央処理装置)]がプログラムを実行することで実現される。
ノード2では、既に優先度を考慮したポーズ機能が有効に設定されているものとする。ノード1とノード2とが接続された状態で、ノード1の優先度を考慮したポーズ機能が有効に設定された場合、または優先度を考慮したポーズ機能が有効時にノード1のポートがリンクアップ状態に遷移した際に、ノード1はノード2(対向ノード)に優先度を考慮したポーズ機能が有効になったことを通知する処理を行う。
まず、ノード1は、ノード2に対して、ポーズ機能確認フレームを送信する(図6ステップS1)。ノード2は、このポーズ機能確認フレームを受信すると(図7ステップS11)、優先度を考慮したポーズ機能を動作させ(図7ステップS12)、ノード1に対してポーズ機能応答フレームを送信する(図7ステップS13)。
ノード1は、このポーズ機能応答フレームを受信すると(図6ステップS2)、優先度を考慮したポーズ機能を動作する(図6ステップS3)。
ノード1は、自身の負荷状態をチェックして(図8ステップS21)、負荷レベルが変化していないかを確認する。この時、現在のノード1の負荷状態をP、ノード1が保持しているポーズレベルをi、P以下でPに最も近い負荷増大検出用の負荷レベルをHBj及びHTk、P以上でPに最も近い負荷減少検出用の負荷レベルをLBl及びLTmとする。
負荷増大検出処理(図8ステップS22)について、j≦iかつk≦iであった場合には、負荷レベルが増大していないため、何もしない。j>iまたはk>iであった場合、負荷レベルが増大したとして、ノード1は、ノード2に対してポーズフレームを送信する(図8ステップS23)。この時のポーズフレームに設定されるポーズレベルrは、jとkとのうち、より大きい方の値である。
ノード2は、このポーズフレームを受信すると(図9ステップS41)、受信したポーズレベルrに対応する優先度群をポーズレベルテーブル261から検索し(図9ステップS42)、受信したフレームがポーズフレームのため(図9ステップS43)、検索した優先度群以外のフレームの送信を停止する(図9ステップS47)。
その後、ノード2は、ポーズフレームで指定されたポーズ時間だけ一時停止するため、受信したポーズ時間を保持し(図9ステップS48)、フレーム送信再開監視処理を開始する(図9ステップS49)。
また、ノード1では、現在のポーズレベルの値をrに更新し(図8ステップS24)、送信したポーズフレームに設定したポーズ時間を保持し(図8ステップS25)、ポーズレベル監視処理を開始する(図8ステップS26)。
負荷減少検出処理(図8ステップS27)について、l≧iまたはm≧iであった場合には、負荷レベルが減少していないため、何もしない。j<iかつk<iであった場合、負荷レベルが減少したとして、ノード1は、ノード2に対してポーズ解除フレームを送信する(図8ステップS28)。この時のポーズフレームに設定されるポーズレベルsは、lとmとのうち、より小さい方の値である。
ノード2は、このポーズ解除フレームを受信すると(図9ステップS41)、受信したポーズレベルsに対応する優先度群をポーズレベルテーブル261から検索し(図9ステップS42)、受信したフレームがポーズ解除フレームのため(図9ステップS43)、検索した優先度群のフレームの送信を開始する(図9ステップS44)。
この時、ノード2は、受信したポーズ解除フレームがポーズレベル1であったら(図9ステップS45)、フレーム送信再開監視処理を終了する(図9ステップS46)。
また、ノード1では、現在のポーズレベルの値をsに更新する(図8ステップS29)。この時、ノード1は、ポーズレベルsが1であったら(図8ステップS30)、ポーズレベル監視処理を終了する(図8ステップS31)。
ポーズレベル監視処理として、ノード1がノード2に対してフレーム送信を一時停止させている状態(以下、ポーズ状態と呼称する。ポーズ状態はポーズレベルが2以上の状態)では、直近のポーズフレームを送信してから保持しているポーズ時間だけ経過していた場合(図10ステップS51)、ポーズ状態が解除されるため、ポーズレベルを1に初期化して終了する(図10ステップS52)。
フレーム送信再開監視処理として、ノード2がノード1に対してフレーム送信を一時停止している状態では、ノード2がノード1から直近のポーズフレームを受信してから保持しているポーズ時間だけ経過していた場合(図11ステップS61)、ポーズ状態が解除されるため、全フレームを送信開始して終了する(図11ステップS62)。
このように、本実施の形態では、レベル付けされたポーズフレームによって、ノード1,2の負荷増大時に低優先度のフレームを送信停止し、高優先度のフレームを優先的に送信して処理することができるため、高優先度のフレーム送信の停止をさせない、または停止を遅らせることができる。
また、本実施の形態では、レベル付けされたポーズ解除フレームによって、ポーズ状態時のノードの負荷減少時に高優先度のフレームを優先的に送信再開して処理することができるため、高優先度のフレームの送信再開を早めることができる。
さらに、本実施の形態では、ポーズ機能バージョン確認フレーム、ポーズ機能バージョン確認応答フレームによって、対向ノードの優先度を考慮したポーズ機能の対応あるいは未対応を確認することができるため、上述した本発明に関連するポーズ機能との互換性を維持することができる。
さらにまた、本実施の形態では、負荷レベルを複数登録することができるため、優先度が細かく分類分けされている場合でも、それぞれ異なる負荷レベルの閾値でフレーム送信停止や送信再開を行うことが可能である。
尚、本発明では、例えば、図2において、ノード2が優先度を考慮したポーズ機能に対応しておらず、上述した本発明に関連するポーズ機能で動作していた場合でも適用可能である。この場合、ノード1の優先度を考慮したポーズ機能が有効に設定された、または優先度を考慮したポーズ機能が有効時に、ノード1のポートがリンクアップ状態に遷移した際に、ノード1はノード2(対向ノード)に優先度を考慮したポーズ機能が有効になったことを通知する処理を行う。
まず、ノード1は、ノード2に対してポーズ機能確認フレームを送信する(図6ステップS1)。このポーズ機能確認フレームを受信したノード2は、上述した本発明に関連するポーズ機能で動作しているため、ポーズフレームフォーマットのパディング領域を参照せず、ポーズ解除フレームとして処理する。そのため、ノード2は、ノード1に対して応答しない。
ノード1は、ポーズ機能応答フレームを受信せずに、受信待ちタイムアウトすると(図6ステップS2)、ノード2は優先度を考慮したポーズ機能に対応していないと判断する。但し、ノード2が優先度を考慮したポーズ機能に設定変更された場合には、ポーズ機能確認応答処理が行えるようにポーズ機能確認応答処理のみを動作させ(図6ステップS4)、ポーズ機能自体を上述した本発明に関連するポーズ機能で動作させる(図6ステップS5)。
本発明は、全二重通信機能を備えるネットワーク通信機器や端末、及びそれらを用いて構成されるネットワーク(通信システム)に適用可能である。
1,2 ノード
11,12 全二重通信機能部
12,22 受信バッファ
13,23 ポーズ制御部
14,24 フレーム送信制御部
15,25 受信バッファ蓄積度増大、処理負荷検出部
16,26 メモリ
161 ポーズレベルテーブル

Claims (5)

  1. 予想されているレベルを超える負荷が一時的にかかった場合、全二重型リンクの相手側に対してポーズフレームを送信して、当該ポーズフレームを受信した相手側にデータフレームの送信を停止させるポーズ機能を含む通信装置であって、
    対向装置との双方向の通信を行うための全二重通信手段と、
    前記全二重通信手段にて受信した前記対向装置からのデータを保持する受信バッファと、
    全二重通信におけるフロー制御を行うためのポーズ手段とを有し、
    前記ポーズ手段は、前記受信バッファの蓄積度と自装置における処理負荷とに基づいて決定されるポーズレベルに応じて前記フロー制御を行い、
    前記ポーズ手段は、前記処理負荷及び前記受信バッファの蓄積度が増大した時に優先度の低いフレームから送信を一時停止させ、前記処理負荷及び前記受信バッファの蓄積度が予め設定された最大の閾値まで増大した時に全てのフレーム送信を一時停止させ、
    前記対向装置に対して前記ポーズ手段への対応の有無を確認し、前記ポーズ手段に対応している場合に前記ポーズレベルに応じて前記フロー制御を行い、前記ポーズ手段に対応していない場合に従来のポーズ機能にて動作させることを特徴とする通信装置。
  2. 前記ポーズ手段は、前記フレームの送信を一時停止中に、前記処理負荷及び前記受信バッファの蓄積度が減少した時に優先度の高いフレームから送信を再開し、前記処理負荷及び前記受信バッファの蓄積度が予め設定された最小の閾値まで減少した時に全てのフレームの送信を再開することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 予想されているレベルを超える負荷が一時的にかかった場合、全二重型リンクの相手側に対してポーズフレームを送信して、当該ポーズフレームを受信した相手側にデータフレームの送信を停止させるポーズ機能を含む通信装置に用いるフロー制御方法であって、
    前記通信装置に、対向装置との双方向の通信を行うための全二重通信手段と、前記全二重通信手段にて受信した前記対向装置からのデータを保持する受信バッファと、全二重通信におけるフロー制御を行うためのポーズ手段とを設け、
    前記ポーズ手段が、前記受信バッファの蓄積度と自装置における処理負荷とに基づいて決定されるポーズレベルに応じて前記フロー制御を行い、
    前記ポーズ手段は、前記処理負荷及び前記受信バッファの蓄積度が増大した時に優先度の低いフレームから送信を一時停止させ、前記処理負荷及び前記受信バッファの蓄積度が予め設定された最大の閾値まで増大した時に全てのフレーム送信を一時停止させ、
    前記対向装置に対して前記ポーズ手段への対応の有無を確認し、前記ポーズ手段に対応している場合に前記ポーズレベルに応じて前記フロー制御を行い、前記ポーズ手段に対応していない場合に従来のポーズ機能にて動作させることを特徴とするフロー制御方法。
  4. 前記ポーズ手段は、前記フレームの送信を一時停止中に、前記処理負荷及び前記受信バッファの蓄積度が減少した時に優先度の高いフレームから送信を再開し、前記処理負荷及び前記受信バッファの蓄積度が予め設定された最小の閾値まで減少した時に全てのフレームの送信を再開することを特徴とする請求項記載のフロー制御方法。
  5. 予想されているレベルを超える負荷が一時的にかかった場合、全二重型リンクの相手側に対してポーズフレームを送信して、当該ポーズフレームを受信した相手側にデータフレームの送信を停止させるポーズ機能を備え、対向装置との双方向の通信を行うための全二重通信手段と、前記全二重通信手段にて受信した前記対向装置からのデータを保持する受信バッファと、全二重通信におけるフロー制御を行うためのポーズ手段とを含む通信装置内のコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記受信バッファの蓄積度と自装置における処理負荷とに基づいて決定されるポーズレベルに応じて前記フロー制御を行うよう前記ポーズ手段を制御する処理を含み、
    前記通信装置において、前記ポーズ手段に、前記処理負荷及び前記受信バッファの蓄積度が増大した時に優先度の低いフレームから送信を一時停止させ、前記処理負荷及び前記受信バッファの蓄積度が予め設定された最大の閾値まで増大した時に全てのフレーム送信を一時停止させ、
    前記通信装置において、前記対向装置に対して前記ポーズ手段への対応の有無を確認させ、前記ポーズ手段に対応している場合に前記ポーズレベルに応じて前記フロー制御を行わせ、前記ポーズ手段に対応していない場合に従来のポーズ機能にて動作させることを特徴とするプログラム。
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