JP5418196B2 - 容量調整装置 - Google Patents
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Description
本発明は、組電池の容量調整装置に関する。
組電池を構成する複数のセル毎に、セルの容量を調整する容量調整抵抗を設け、複数のセルの中から劣化しているセルを検出し、正常なセルの放電特性分布と当該劣化しているセルの放電特性分布に基づいてセルの容量を調整する容量調整装置が知られている(特許文献1)。
しかしながら、従来の容量調整装置は、各セルに容量調整抵抗を設けるため、回路数が多くなり、容量調整のシステムを小型化することが困難であった。
そこで本発明は、組電池に含まれる電池毎に容量調整抵抗を設けることなく、電池の容量を調整することができる容量調整装置を提供する。
本発明は、電力供給線を介して交流信号発振部と電気的に接続される交流消費部を有する容量調整装置により上記課題を解決する。
本発明は、組電池に含まれる電池の電力により発振する交流信号発振部と、当該交流信号発振部と電力供給線を介して電気的に接続される交流消費回路を有し、電力供給線を介して交流信号発振部からの交流信号を交流消費回路に流すことで、電池の容量を消費することができ、その結果、電池容量を調整することができる。
以下、発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
《第1実施形態》
図1は、本発明の実施形態に係る組電池の容量調整装置を備えた組電池1によるモータ4の駆動システムを示すブロック図である。同図に示す組電池1は、複数の電池11を直列に接続し、その両極に電力供給線2を介してインバータ3を接続したものである。組電池1から供給される直流電流は、電力変換装置であるインバータ3により交流電流に変換されて交流モータ4に供給され、当該交流モータ4を駆動する。これにより、組電池1の負荷である、インバータ3及びモータ4は、組電池1からの電力供給を受ける。
図1は、本発明の実施形態に係る組電池の容量調整装置を備えた組電池1によるモータ4の駆動システムを示すブロック図である。同図に示す組電池1は、複数の電池11を直列に接続し、その両極に電力供給線2を介してインバータ3を接続したものである。組電池1から供給される直流電流は、電力変換装置であるインバータ3により交流電流に変換されて交流モータ4に供給され、当該交流モータ4を駆動する。これにより、組電池1の負荷である、インバータ3及びモータ4は、組電池1からの電力供給を受ける。
なお、同図に示す組電池1によるモータ4の駆動システムは、本実施形態に係る容量調整装置を説明するための一例であって、本例のように複数の電池11を直列に接続して組電池1を構成する以外にも、複数の電池11を直列及び/又は並列に接続して組電池1を構成することもできる。また、組電池1による電力の供給対象が直流モータの場合はインバータ3を省略することができ、さらに電力の供給対象はモータ4以外の負荷とすることもできる。また組電池1に含まれる電池11は、単数であってもよい。
本実施形態に係る容量調整装置5は、各電池11の両端子間の電圧を検出する電圧検出回路6と、各電圧検出回路6により検出された各電池11の電圧値を取り込んで組電池1の電池容量を把握し、過充電や過放電を防止するためのトータル的な制御を実行する制御回路7とを備える。
電圧検出回路6は、MPU61と、配線68a、68b、69と、カップリングコンデンサ62、63を有する。なお、本例の電圧検出回路6は、一つの電圧検出回路で一つの電池11の端子間電圧を検出するように構成したが、幾つかの電池11をグループ化し、これら複数の電池11の電圧を検出するように構成することもできる。
本例の電圧検出回路6は、制御回路7からの検出指令信号に基づいて、対応する一つの電池11の端子間電圧を検出し、検出された電圧値に相当する交流信号を通信信号として制御回路7へ送信する。また、制御回路7からの放電指令信号に基づいて、対応する電池11の電力を消費し、組電池1を構成する電池11間の容量バラツキを解消する。なお、電池容量を消費するためのシステムは、後述する。
本例の容量調整装置5では、電圧検出回路6と制御回路7との間でやり取りされる制御指令や検出された電圧値に相当する通信信号を、電力供給線2を用いて送受信する。また、電力供給線は直流電流が流れるので、これと識別するために通信信号を交流信号とする。図1に示す配線68a,68bが電池11の端子間電圧を検出するための配線を示し、配線69,72が電圧検出回路6と制御回路7との間で信号の送受信を行うための通信用接続部を示す。
検出された電池11の端子間電圧値は、電圧検出回路6に含まれるMPU61の内部機能である通信信号発振部611によって特定周波数帯域の交流信号に変換され、MPU61の通信信号出力端子から配線69及び電力供給線2を介して制御回路7へ発振される。このとき、この交流通信信号の基準電位を定めるために、MPU61の通信信号用接地端子には配線69cが接続され、カップリングコンデンサ63を介して、本例の組電池1を収納する電池ケースなどの接地点に接続されている。電池ケースなどの接地点は各電池11において同一電位であることから、何れの電圧検出回路6においても通信信号出力端子Outから制御回路7へ送出される交流通信信号の基準電位が等しくなる。
また配線69には、カップリングコンデンサ62が設けられている。本例では、MPU61の通信信号出力端子Outと電力供給線2との間の配線69にカップリングコンデンサ62を設けることで電力供給線2を用いた通信を可能としている。すなわち、カップリングコンデンサ62(上述したカップリングコンデンサ63も同様)は、直流成分を遮断して交流成分のみを通過させる機能を有する。したがって、直流電流と交流通信信号の混成信号は、カップリングコンデンサ62を通過する際に直流成分が除去されて上述した基準電位の交流通信信号のみとなり、これが電力供給線2に送出される。これにより、各電池11の電圧検出回路6から、組電池1における電池11の配設位置に拘らず、同一電位の交流通信信号が電力供給線2に送出され、制御回路7において通信信号の認識が可能になる。
MPU61の電力源は各MPU61に接続される各電池11であり、配線68a、68bを介して電池11より電力供給される。通信信号発振部611も同様に、電池11を電力源とするため、通信信号発振部611より通信信号が発振されると、当該通信信号発振部611に接続される電池11の電力は消費され、電池容量が下がる。
交流通信信号の周波数帯域は、電池11を通過できる帯域が設定されており、さらにインバータ3の周波数帯域との干渉を避けるための帯域が設定されている。また当該交流通信信号の周波数帯域は、本例の電池接続状態判定装置が搭載される車両等が発生する信号の周波数帯域や、ノイズが信号にのりやすい帯域も避けることが好ましい。
制御回路7は、MPU71と、MPU71の通信信号出力端子および通信信号入力端子を電力供給線2に接続する配線72と、MPU71の通信信号用接地端子を本例の組電池1を収納する電池ケースなどの接地点に接続する配線74と、配線72に設けられたカップリングコンデンサ73とを有する。
MPU71は、上述した各電圧検出回路6により検出された各電池11の端子間電圧値を取り込んで組電池1の電池容量を把握し、過充電や過放電を防止するための総括的制御を実行する。このため、各電圧検出回路6に対し、電池11の電圧を検出する旨の指令信号を送出する。この指令信号は、上述したとおり、特定の周波数帯域の交流通信信号として生成される。そして、配線72に設けられたカップリングコンデンサ72によって直流成分が遮断され、電圧検出回路6と同じ基準電位の交流通信信号として電力供給線2に送出される。
MPU71は、各電圧検出回路6から送出されてきた各電池11の電圧値に相当する交流通信信号を読み込み、当該交流通信信号に含まれる電池11の固有識別子(アドレス)とともに電圧値を解析する。そして、所定の閾値以上に電池容量に差がある場合は、その対象とされる電池11に相当する電圧検出回路6に指令信号を送出し、容量調整を行うことにより、たとえば組電池1を構成する各電池11の容量が均等になるよう制御する。
交流消費回路9は、カップリングコンデンサ91と抵抗92との直列回路からなり、回路の一端が電力供給線2に接続され、他端がスイッチング素子93を介して、アースに接地される。これにより、交流消費回路9は、電力供給線2上で、MPU61に含まれる通信信号発振回路611と同一ライン上に設けられる。カップリングコンデンサ91は、他のカップリングコンデンサ62、63、73と同様に、組電池1からの直流成分を遮断し、通信信号発振回路611にて設定された特定周波数帯域の交流信号を通過させるコンデンサである。
抵抗92は、通信信号発振部611からの交流信号を電力消費するための抵抗であって、カップリングコンデンサ91と合わせて、電力線通信用の周波数帯域において効率よく電力が消費されるよう、特性が設定される。また抵抗92は、電力消費により熱を発するため、放熱に都合のよい場所又は放熱効果が高い位置に、設置される。スイッチング素子93は、MPU71によりオン、オフが制御され、MPU71からの制御信号に基づいて、交流消費回路9の導通を制御するためのスイッチである。なお、スイッチング素子93には、トランジスタ等が用いられる。
次に、本例の容量調整装置による、組電池1の容量調整について説明する。各MPU61は、MPU71からの制御信号に基づいて、接続されている電池11の検出電圧(Vc)を、電力線通信により、電力供給線2を介してMPU71に送信する。MPU71は、各電池11の検出電圧を比較して、容量調整を行うか否かを決定する。そのために、MPU71は、各電池11の検出電圧の中から、最も低い検出電圧(Vmin)を抽出し、当該最低電圧(Vmin)と各電池の検出電圧(Vci(iは1〜nの自然数))との電圧差を算出する。ここで、検出電圧(Vc1)は、組電池1のうち最も負極側の電池11(P1(図1を参照))の検出電圧を示し、順に、検出電圧をVc2は電池11(P2)の検出電圧を示し、検出電圧(Vcn)は、最も正極側の電池11(Pn)の検出電圧を示す。そして、検出電圧(Vci)と最低電圧(Vmin)との電圧差と閾値電圧(C)と比較する。組電池1に含まれる、全ての電池11の検出電圧(Vci)と最低電圧(Vmin)との各電圧差が閾値電圧(C)より低い場合、各電池11の電圧のバラツキが小さいと判断し、MPU71は、電池容量を調整しない。一方、電圧差が閾値電圧より高い場合、組電池1において、電池11の電圧のバラツキが大きいと判断し、MPU71は、以下に詳述する、電池容量を調整する制御を行う。
なお、閾値電圧(C)は、組電池1を含むシステム又は組電池1の性質によって、予め設定される値であって、電池11の電圧バラツキの許容範囲にも相当する。
MPU71は、最低電圧(Vmin)との電圧差が閾値電圧(C)より大きい検出電圧の電池11、言い換えると、最低電圧(Vmin)の電池11を基準としてバラツキが大きい電池11を容量調整の対象の電池11として抽出する。容量調整は、電池11を電力源として、通信信号発振部611より電力供給線2を介して交流信号を交流消費回路9に送信し、抵抗92の発熱により当該電池11の容量を消費することによって行う。交流消費回路9により消費される電力量は、電池11の調整される電圧値に対応するため、MPU71は、抽出された電池11の検出電圧(Vcn)と目標電圧(Vg)との電圧差に応じて、通信信号発振部611により発振される交流信号の発振時間を設定する。検出電圧(Vcn)と目標電圧(Vg)との電圧差が他の電池11の電圧差と異なる場合、MPU71は、それぞれの調整対象の電池11に応じて、発振時間を設定する。ここで、目標電圧(Vg)は、容量調整後の電池11の電圧を示す。
次に、MPU71は、容量調整の対象の電池11に接続されるMPU61に、当該電池11毎に設定される発振時間を含めて、容量調整のための制御信号を送信する。各電池11には、アドレスが付与されているため、MPU71は、アドレスに応じて発振時間を含めて制御信号を送信する。またMPU71は、電流消費回路9を導通するために、スイッチング素子93を導通する。
当該制御信号を受信したMPU61は、接続される電池11を動力源として、通信信号発振部611を動作させ、制御信号に含まれる発振時間で交流信号を発振する。そして、交流信号が交流消費回路9を流れ、交流信号のエネルギーが抵抗92により消費され、電池11の容量が下がる。発振時間を経過後、電池11の電圧は、目標電圧(Vg)となり、電池容量のバラツキが解消される。これにより、電池11の容量調整が行われる。
そして容量調整後、MPU61は、通信信号発振部611の発振動作を解除し、MPU71は、スイッチング素子93をオフにし、容量調整モードは終了し、通常の電力線通信モードへと移行する。
次に、図2を用いて、本例の容量調整装置の制御手順をフローチャートにより説明する。図2は、本例の容量調整装置の制御手順のフローチャートを示す。
ステップ1にて、MPU71は、i(iは自然数)を“1”に設定し、電池11(P1)を検出対象の電池とし、電池11(P1)を接続するMPU61に、電圧を検出するための制御信号を送信する。ステップS2にて、MPU61は、電池11(P1)の開放電圧(Vc1)を検出する。検出電圧(Vcn)は、例えば、MPU61により検出される電圧及び図示しない電流センサの検出電流によりI−V特性を導き出すことで、算出される。次に、設定されたiと電池11の総個数(n)とを比較し、iがnより小さければ、ステップS31にて、iに“1”を加えて、再び、ステップ1及びステップ2を行う。一方、ステップS3にて、iがnと等しくなれば、次のステップへ遷移する。これにより、組電池1に含まれる全ての電池11の開放電圧が検出される。
次に、ステップS4にて、MPU71は、検出された全ての電池11の開放電圧の中から、最低電圧(Vmin)を検出する。ステップS5にて、MPU71は、i(iは自然数)を“1”に設定し、ステップS6にて、開放電圧(Vc1)と最低電圧(Vmin)との電圧差を、閾値電圧(C)と比較する。当該電圧差が閾値電圧(C)より低い場合、電池11(P1)は、最低電圧(Vmin)の電池11(Pi)に対して、バラツキが小さいと判断され、MPU71は、電池11(P1)の容量調整を行わない。一方、当該電圧差が閾値電圧(C)より高い場合、電池11(P1)は、最低電圧(Vmin)の電池11(Pi)に対して、バラツキが大きいと判断され、MPU71は容量調整を行う。ステップS7にて、MPU71は、調整後の電圧となる目標電圧(Vg)を設定する。目標電圧(Vg)は、例えば、ステップS2にて検出された、全電池11の開放電圧の平均電圧でもよく、または、最低電圧(Vmin)であってもよい。そして、ステップS8にて、MPU71は、目標電圧(Vg)と開放電圧(V1)との差から、調整電圧(Va)を算出する。調整電圧(Va)は、容量調整される電圧の大きさを示しており、調整前後の電池11の開放電圧の差に相当する。
ステップS9にて、調整電圧(Va)から、調整容量(Ca)を算出する。開放電圧と電池容量には、システムに搭載される電池11の性質に応じて、所定の関係があるため、調整電圧(Va)が算出されれば、調整される電池容量、言い換えると調整前後の電池11の容量差である、調整容量(Ca)は算出される。ステップS10にて、MPU71は、調整容量(Ca)から調整時間(Ta)を算出し、MPU61へ制御信号を送信する。調整時間(Ta)は、調整容量(Ca)を通信信号発振部611から発振される交流電流の電流値(Ia)で除することで算出される。ステップS11にて、MPU71は、スイッチ93に制御信号を送信し、スイッチ93をオンにする。ステップS12にて、MPU61は、調整時間(Ta)の間、交流信号を発振し、当該交流信号の交流エネルギーは交流消費回路9にて消費される。
次に、MPU71は、ステップS13にて、設定されたiと電池11の総個数(n)とを比較し、iがnより小さければ、ステップS131にて、iに“1”を加えて、再び、ステップ6へ戻る。一方、ステップS3にて、iがnと等しくなれば、本例の制御を終了する。これにより、組電池1に含まれる全ての電池11のうち、調整対象の電池11の容量が調整される。
このように本例の容量調整装置は、通信信号発振部611を有する電圧検出回路6と、組電池1の電圧を監視し容量調整を制御する制御回路7と、電力供給線2を介して通信信号発振部611と電気的に接続され、通信信号発振部611からの交流信号の交流エネルギーを消費する交流消費回路9とを備えることにより、各電池11に容量を調整するための抵抗を設ける必要がなくため、容量調整のための回路数を抑えることができ、容量調整システムの小型化を図ることができる。また、本例は、交流消費回路9を、電圧検出回路6及び制御回路7を構成する制御部分の外部に設けることができるため、交流消費回路9を放熱し易い場所に自由に移動することができる。従来の容量調整装置は、電池11毎に容量調整用の抵抗を接続するため、放熱される位置を自由に設計することが困難であり、当該抵抗から放熱される熱が電圧検出回路6及び制御回路7等の制御部分に影響するおそれがあったが、本例は、熱の放射部分である交流消費回路9の設計上の自由度を高めることができる。また本例は電圧検出回路6及び制御回路7等の制御部分に、容量調整による発熱の放熱対策をしなくてもよい。さらに、従来の容量調整装置に対して、容量調整回路9を設けるだけで、従来の容量調整のためのシステムを利用することができる。
また本例は、電圧検出回路6により検出された検出電圧を、通信信号発振部611から発振される交流信号により、電力供給線2を介して、制御回路7に送信する。これにより、本例は、電圧検出回路6及び制御回路7との間の電力線通信を、容量調整だけではなく、電池11の電圧の監視にも利用することができる。言い換えると、本例は、電力線通信を前提にした組電池の監視システムにおいて、電圧検出回路6内の交流信号の発振部分を、容量調整用の信号の発振部分として利用することができ、電圧検出回路6及び制御回路7のシステムの簡素化を図ることができる。
また本発明は、各電池11に接続される電圧検出回路6から発振される交流信号を、共通して交流消費回路に流すことにより、従来の容量調整装置と異なり、少なくとも1つの容量調整用の抵抗により、電池容量を調整することができる。
なお、本例は、電池11毎に容量調整を行うが、複数の電池11を纏めて、容量調整を行ってもよく、また複数の電池11の容量調整を行う際、複数の電圧検出回路6からの交流信号の発振時間を同じにする必要はない。
なお、本例の通信信号発振部611が本発明の「交流信号発振部」に相当し、電圧検出回路6が「検出部」に、制御回路7が「制御部」に、交流消費回路9が「交流消費部」に相当する。
1…組電池
11…電池
2…電力供給線
3…インバータ
4…モータ
5…容量調整装置
6…電圧検出回路
61…MPU
611…通信信号発振部
62、63…カップリングコンデンサ
68a、68b、69…配線
7…制御回路
71…MPU
72、74…配線
73…カップリングコンデンサ
9…交流消費回路
91…カップリングコンデンサ
92…抵抗
93…スイッチング素子
11…電池
2…電力供給線
3…インバータ
4…モータ
5…容量調整装置
6…電圧検出回路
61…MPU
611…通信信号発振部
62、63…カップリングコンデンサ
68a、68b、69…配線
7…制御回路
71…MPU
72、74…配線
73…カップリングコンデンサ
9…交流消費回路
91…カップリングコンデンサ
92…抵抗
93…スイッチング素子
Claims (7)
- 複数の電池を含む組電池と、
前記組電池と電気的に接続する電力供給線と、
前記電池の電力により交流信号を発振する交流信号発振部を含み、前記各電池の電圧を検出する検出部と、
前記検出部より検出された電圧検出結果を受信し、前記電圧検出結果に応じて前記検出部を制御する制御部と、
前記電力供給線を介して前記交流信号発振部と電気的に接続し、前記交流信号が流れることにより前記電池の容量を消費する交流消費部とを有する
ことを特徴とする組電池の容量調整装置。 - 前記検出部は、前記電圧検出結果を前記交流信号に変換して、前記電力供給線を介して前記制御部へ送信することを特徴とする請求項1記載の組電池の容量調整装置。
- 前記制御部は、前記電圧検出結果に応じて、調整対象の電池を特定し、
前記調整対象の電池が接続される交流信号発振部が前記交流信号を発振することを特徴とする請求項1又は2記載の組電池の容量調整装置。 - 前記制御部は、前記電圧検出結果に応じて、調整目標値と前記調整目標値に対応する交流信号の発振時間とを設定し、
前記交流信号発振部は、前記発振時間の間、前記交流信号を発振することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の組電池の容量調整装置。 - 前記交流消費部に接続されるスイッチング素子をさらに有し、
前記制御部は、前記電池の容量を調整する際、前記スイッチング素子をオンにすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の組電池の容量調整装置。 - 前記交流信号発振部は、前記各電池に、それぞれ接続され、
前記各交流信号発振部から発振する交流信号は、共通して、前記交流消費部に流れることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の組電池の容量調整装置。 - 前記交流信号消費部は、交流信号を消費する抵抗を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の組電池の容量調整装置。
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