JP5416996B2 - 液晶表示素子 - Google Patents

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Description

本発明はノーマリホワイトのツイステッドネマチック型液晶表示素子に関する。
車載用のオーディオ表示装置やヒートコントロール表示装置等に用いられる液晶表示素子(LCD)には広い視野角特性が求められる。
図1A〜図1Cに、偏光板がクロスニコルに配置され、ツイスト角が90°のツイステッドネマチック型液晶表示素子(TN−LCD)の断面図を模式的に示す。上部基板51及び下部基板54の対向面上に、それぞれ透明電極が形成されている。これらの透明電極に電圧を印加すると、上部基板51と下部基板54とに挟まれた液晶層に電界が発生する。
図2Aに、単純マトリクス方式のTN−LCDの透明電極の平面図を模式的に示す。複数のコモン電極30が下部基板54の対向面上に形成され、複数のセグメント電極31が上部基板51の対向面上に形成されている。コモン電極30及びセグメント電極31の各々は、一方向に長い平面形状を有し、コモン電極30とセグメント電極31は互いに交差する。両者の交差する領域32の各々が1つの画素を形成する。このTN−LCDは、デューティ駆動回路33によりデューティ駆動される。
図2Bに、セグメント方式の透明電極の平面図を模式的に示す。コモン電極30が、下部基板54の対向面上に形成され、7つのセグメント電極31が上部基板51の対向面上に形成されている。セグメント電極31とコモン電極30とが重なる領域が画素32を形成する。このTN−LCDは、デューティ駆動回路33によりデューティ駆動される。
TN−LCDの表示領域のうち、画素以外の領域を「背景」と呼ぶこととする。
図1Aは、背景内の液晶分子50の配向状態を示している。各液晶分子50には、電圧印加時の立ち上がり方向を規定するために、プレチルト角が付与されている。図1Bは、オンセグメントにおける液晶分子50の配向状態を示している。「オンセグメント」とは、コモン電極とセグメント電極とに選択波形の電圧が印加されている画素を意味する。オンセグメントにおいては、液晶層に厚さ方向の電界が発生し、液晶分子50が大きく立ち上がる。オンセグメントにおいても、液晶分子50は基板面に対して完全に垂直に立ち上がっているわけではなく、大部分の液晶分子50は、基板面の法線方向から僅かに傾いている。大部分の液晶分子50が傾いた方向が、最良視認方向52に相当する。最良視認方向52に沿った視線でオンセグメントを観察すると、液晶層の屈折率異方性がほとんど発現されず、良好な黒表示が得られる。
図1Cは、オフセグメントにおける液晶分子50の配向状態を示している。「オフセグメント」とは、コモン電極に選択波形の電圧が印加されており、セグメント電極に非選択波形の電圧が印加されている画素を意味する。セグメント電極に非選択波形の電圧が印加された場合でも液晶層にはわずかに電界が発生するため、液晶分子50は背景内の液晶分子50に比べて傾斜角が大きくなっている。大部分の液晶分子50のダイレクタに平行な視認方向53に沿った視線でオフセグメントを観察すると、液晶層の屈折率異方性がほとんど発現されず、黒表示になってしまう。このため、オフセグメントとオンセグメントとの十分なコントラストが確保できなくなる現象が生じる。また、オフセグメントには非選択波形の電圧が印加されているため、オフセグメントの透過率と背景の透過率とに差が生じてしまう。このように、背景に対してオフセグメントが目立つ現象を、「オフセグメント見え」と呼ぶこととする。
一般的に、TN−LCDの透過率の算出には、Gooch&Tarryの式より導かれる以下の数式(1)に従う透過率の値が参考にされる。
ここで、Tはノーマリブラック型LCDの背景における透過率、dはセル厚、Δnは液晶材料の屈折率異方性、λは光の波長である。上述の数式(1)から、透過率Tは、液晶材料の屈折率異方性Δn、セル厚d、光の波長λに依存することがわかる。
数式(1)ではsinの項が0になる時に透過率Tが0となって最小値をとる。数式(1)においてsinの項が0となるのは、
(π/2){1+(2Δnd/λ)1/2=mπ(mは整数)
の時である。m=1のときを第1ミニマム条件、m=2のときを第2ミニマム条件という。たとえば、第1ミニマム条件は、Δnd/λ=(31/2)/2となる。
数式(1)からは、ノーマリブラック型LCDの液晶層が、T=0となるリタデーションを有するときに、黒表示状態における透過率が最も低くなり、コントラストが最も良くなると予測できる。
一方、ノーマリホワイト型LCDの背景における透過率は下記の数式(2)で表される。
ここで、Tはノーマリホワイト型LCDの背景における透過率であり、T=1となるときに透過率が最大となる。
一般的に、ノーマリブラック型LCDにおいて、コントラストを高くするための最適条件は、T=0である。一方、ノーマリホワイト型LCDにおいては、一般的にT=1の条件を満たすリタデーションが採用される。
図3に、上記式(2)のリタデーションΔndを0.567、0.636、及び0.760としたときの透過率Tと波長λとの関係を示す。一例として、バックライトが波長630nmにピーク波長を有する発光ダイオード(LED)で構成されたノーマリホワイト型LCDのリターデーションの好適値を、図3に基づいて考察する。一般的には、波長630nmで高い透過率を示すリタデーションΔndを採用することが好ましい。図3に示した3つのリタデーションでは、Δnd=0.760よりもΔnd=0.636が好ましく、さらに、Δnd=0.567が最も好ましい。
ただし、オフセグメント見えを抑制する観点からはΔnd=0.567の条件が必ずしも好適であるとはいえない。
特開昭60−159729
本発明の目的は、オフセグメント見えを抑制することが可能な液晶表示素子を提供することである。
本発明の一観点によると、
対向配置された2枚の基板、前記基板の対向面上に形成された水平配向膜、及び該2枚の基板に狭持されたツイステッドネマチック液晶層を含む液晶セルと、
前記液晶セルを挟み、透過軸が相互に交差するように配置された2枚の偏光板と、
前記偏光板の一方の偏光板よりも外側に配置され、ある波長でピークを示すスペクトルを持つ光を発するバックライトと
を有し、
前記液晶層のリタデーションは、前記バックライトのピーク波長の0.95倍以上1.43倍以下であり、
前記液晶層のツイスト角が95°〜120°の範囲内であり、
前記2枚の偏光板の透過軸に平行な仮想直線で構成される4つの角のうち、前記液晶層の厚さ方向の中央に位置する液晶分子のダイレクタの方向に直交する方位に向かって開いた角が60°〜80°の範囲内である、ノーマリホワイト型の水平配向ツイストネマチック型液晶表示素子が提供される。
液晶表示素子のオフセグメント見えを抑制することができる。
(1A)は、ノーマリホワイト型TN−LCDの背景内の液晶分子の配向状態を示し、(1B)は、オンセグメント内の液晶分子の配向状態を示し、(1C)は、オフセグメント内の液晶分子の配向状態を示す模式的な断面図である。 (2A)は、単純マトリクス方式のTN−LCDの透明電極の平面図であり、(2B)はセグメント方式のTN−LCDの透明電極の平面図である。 Gooch&Tarryの式に基づいて、ノーマリホワイト型LCDの背景における透過率と波長との関係を表したグラフである 比較例及び実施例によるTN−LCDの概略分解斜視図である。 (5A)は、短冊状に分割する前の空セルの概略平面図であり、(5B)は、短冊状に分割された空セルの概略平面図であり、(5C)は、液晶セル単位に分割された液晶セルの概略平面図である。 比較例及び実施例によるTN−LCDの下部基板及び上部基板のラビング方向を示す平面図である。 比較例及び実施例によるTN−LCDの下部偏光板及び上部偏光板の透過軸の方向を示す平面図である。 視認方向の定義を説明するための線図である。 (8A)及び(8B)は、それぞれ比較例1及び比較例2によるTN−LCDのラビング方向及び偏光板の透過軸の方向を示す平面図である。 (8C)は、実施例によるTN−LCDのラビング方向及び偏光板の透過軸の方向を示す平面図である。 比較例1、比較例2、及び実施例によるTN−LCDのセル厚、屈折率異方性、及び液晶層のリタデーションを示す図表である。 (11A)及び(11B)は、それぞれ比較例1及び比較例2によるTN−LCDの駆動電圧と透過率との関係を、視認方向ごとに示すグラフである。 (11C)は、実施例によるTN−LCDの駆動電圧と透過率との関係を、視認方向ごとに示すグラフである。 (12A)及び(12B)は、それぞれ比較例1によるTN−LCDの液晶材料の屈折率異方性を0.107及び0.102としたときの駆動電圧と透過率との関係を、視認方向ごとに示すグラフである。 (12C)及び(12D)は、それぞれ比較例1によるTN−LCDの液晶材料の屈折率異方性を0.086及び0.071としたときの駆動電圧と透過率との関係を、視認方向ごとに示すグラフである。 (13A)及び(13B)は、それぞれ比較例2によるTN−LCDの液晶材料の屈折率異方性を0.121及び0.114としたときの駆動電圧と透過率との関係を、視認方向ごとに示すグラフである。 (13C)及び(13D)は、それぞれ比較例2によるTN−LCDの液晶材料の屈折率異方性を0.096及び0.080としたときの駆動電圧と透過率との関係を、視認方向ごとに示すグラフである。 (14A)及び(14B)は、それぞれ実施例によるTN−LCDの液晶材料の屈折率異方性を0.173及び0.164としたときの駆動電圧と透過率との関係を、視認方向ごとに示すグラフである。 (14C)及び(14D)は、それぞれ実施例によるTN−LCDの液晶材料の屈折率異方性を0.138及び0.114としたときの駆動電圧と透過率との関係を、視認方向ごとに示すグラフである。 (15A)は、最良視認方向に沿う視線でTN−LCDを観察したときの透過率、及び透過率の比を示す図表であり、(15B)は、傾斜角40°の視認方向に沿う視線でTN−LCDを観察したときの透過率、及び透過率の比を示す図表であ。
図4に、実施例及び比較例によるLCDの分解斜視図を示す。下部基板11及び上部基板2の各々の対向面に、透明電極が形成されている。一方の基板上の透明電極がコモン電極となり、他方の基板上の透明電極がセグメント電極となる。
下部基板11及び上部基板2の対向面上に、透明電極を覆うように、それぞれ酸化シリコンからなる絶縁膜10及び3が形成されている。絶縁膜10及び3の上に、それぞれ配向膜9及び4が形成されている。下部基板11と上部基板2との外周に沿って配置されたメインシールパターン6により、両者の間に閉じた空間が画定される。この空間が、液晶材料5及びギャップコントロール材8で充填されている。メインシールパターン6の一部に、液晶材料を注入するための液晶材料注入口が形成されている。液晶材料注入口は、液晶材料注入後に、エンドシール7により塞がれる。
以下、評価用LCDの作製方法について説明する。
下部基板11及び上部基板2の各々の対向面上に、パターニングされた透明電極を形成する。透明電極には、例えばインジウム錫酸化物(ITO)が用いられる。下部基板11及び上部基板2の対向面に、それぞれ酸化シリコンからなる絶縁膜10及び3を、例えばスパッタリングにより形成する。絶縁膜10及び3は、LCDの信頼性向上のために設けられる。
絶縁膜10及び3の上に、それぞれ配向膜9及び4を形成する。配向膜9及び4には、液晶分子に低プレチルト角を付与する性質を有するポリイミド膜を用いた。配向膜9及び4は、フレキソ印刷またはインクジェット印刷によりポリイミド膜を成膜した後、温度150℃〜230℃の条件で焼成することにより形成される。焼成後、配向膜9及び4のラビング処理を行う。
下部基板11の対向面上に、ギャップコントロール材8を散布する。ギャップコントロール材8はセル厚を調整する機能を有する。ギャップコントロール材8の散布には、乾式散布法を使用した。具体的には、ギャップコントロール材8を帯電させ、帯電したギャップコントロール材8を基板上に付着させる。ギャップコントロール材8にはプラスチックボールや真絲球等が使われる。比較例及び実施例ではプラスチックボールを用いた。
比較例1及び比較例2のLCDに用いたギャップコントロール材8の直径は6.0μmであり、実施例のLCDに用いたギャップコントロール材の直径は5.0μmである。
上部基板2の対向面に、メインシールパターン6を形成する。メインシールパターン6の形成には、スクリーン印刷法を用いた。なお、ディスペンサを用いてメインシールパターン6を形成してもよい。メインシールパターン6には、熱硬化性のシール材ES−7500(三井化学製)を用いた。なお、光硬化性シール材や光・熱併用型シール材などを用いてもよい。
メインシールパターン6は、シール層の厚みを決めるためのグラスファイバーを数wt%含む。ここでは、ギャップコントロール材8と同じ直径を有するグラスファイバーを用いた。また、メインシールパターン6の一部分には、グラスファイバーの直径よりも1μm程度大きなAuボールを数wt%含む導電性シール材が用いられる。導電性シール材は、下部基板11上の電極と、上部基板2上の電極とを、電気的に導通させる。
次に、下部基板11と上部基板2とを位置合わせして貼り合わせる。両者をプレスした状態で熱処理を行うことにより、シール材を硬化させる。ここではホットプレス法により、温度150℃の条件で熱処理を行った。これにより、液晶材料充填前の空セルが得られる。
次に、スクライバ装置を用いて基板表面に傷をつけ、ブレーキング装置を用いて、空セルを短冊状に分割する。
図5Aに、短冊状に分割する前の空セル40の平面図を示す。1枚の空セル40は、例えば3行3列の行列状に配置された9つの液晶セルを含む。液晶セルの各々の周囲は、メインシールパターン6でシールされており、内側に、液晶材料が充填される空洞41が画定される。メインシールパターン6の一部に、液晶注入口43が備えられている。
図5Bに、短冊状に分割された空セル45の平面図を示す。短冊状の空セル45は、短冊状に分割する前の空セル40に画定された液晶セルの一列分に相当する。短冊状の空セル45の状態で、液晶材料を充填するための空洞41が、液晶注入口43を経由して、外部の空間と繋がる。
次に、短冊状の空セル45の状態で、液晶注入口43を通して、空洞41内に液晶材料を注入する。液晶材料の注入には、真空注入法を適用することができる。注入後、液晶注入口43を、図4に示したエンドシール7により封止する。さらに配向を整えるために、液晶材料の相転移温度以上まで、短冊状のセルを加熱する。ここでは、温度120℃、加熱時間30分の条件で熱処理を行った。これにより、液晶材料が注入された短冊状のセルが得られる。
図5Cに示すように、短冊状のセルを、個々の液晶セル46に分割する。この分割は、短冊状に分割する前の空セル40の段階で、スクライブ装置により形成した傷に沿って行われる。次に、洗剤、有機溶剤などにより、液晶セル46の洗浄を行う。
洗浄後、図4に示したように、下部基板11及び上部基板2の外側の表面に、それぞれ下部偏光板12及び上部偏光板1を貼り付ける。液晶セルの基板面内の一方向を方位の基準(0°)とする。一例として、液晶セルを正面から観察したときの右向きの方位を基準方位0°と定義する。基準方位から反時計回りに回転する向きを、方位角の正の向きとする。すなわち、液晶セルを正面から観察したときの上、左、下向きが、それぞれ方位90°、180°、及び270°に対応する。
図6に、比較例1、比較例2、及び実施例によるTN−LCDの上部基板2及び下部基板11のラビング方向を示す。比較例1によるTN−LCDの上部基板2のラビング方向13は、225°の方位を向き、下部基板11のラビング方向15は、135°の方位を向く。液晶分子は、上部基板2から下部基板11に向かって、反時計回りにツイストする。すなわち、厚さ方向に関してほぼ中央に位置する液晶分子のダイレクタは、90°(または270°)の方位を向く。このとき、液晶分子のツイスト角αは90°になる。
比較例2及び実施例によるTN−LCDの上部基板2のラビング方向14及び下部基板11のラビング方向16は、それぞれ220°及び140°の方位を向く。液晶分子のツイスト角αは100°になる。
図7に、比較例1、比較例2、及び実施例によるTN−LCDの上部偏光板1及び下部偏光板12の透過軸の方位を示す。
比較例1によるTN−LCDの下部偏光板12の透過軸19は45°の方位を向き、上部偏光板1の透過軸22は135°の方位を向く。2枚の偏光板1及び12の透過軸に平行な仮想直線で構成される4つの角のうち0°の方位に向かって開いた角を、偏光板の設置角と呼ぶこととする。比較例1においては、偏光板の設置角βは90°になる。
比較例2によるTN−LCDの下部偏光板12の透過軸20は50°の方位を向き、上部偏光板1の透過軸23は130°の方位を向く。偏光板の設置角βは100°になる。
実施例によるTN−LCDの下部偏光板12の透過軸21は35°の方位を向き、上部偏光板1の透過軸24は145°の方位を向く。偏光板の設置角βは70°になる。
図89に、比較例1によるLCDのラビング方向と偏光板の透過軸との関係を示す。上部基板2のラビング方向13は225°の方位を向き、上部偏光板1の透過軸19は、45°の方位から225°の方位に延びる。すなわち、ラビング方向13と透過軸19とは、相互に平行である。下部基板11のラビング方向15は135°の方位を向き、下部偏光板12の透過軸22は、135°の方位から315°の方位に延びる。すなわち、ラビング方向15と透過軸22とは、相互に平行である。
図9Bに、比較例2によるLCDのラビング方向と偏光板の透過軸との関係を示す。上部基板2のラビング方向14は220°の方位を向き、上部偏光板1の透過軸20は、50°の方位から230°の方位に延びる。下部基板11のラビング方向16は140°の方位を向き、下部偏光板12の透過軸23は、130°の方位から310°の方位に延びる。すなわち、ラビング方向に平行な2本の仮想直線で構成される4つの角の2等分線は、それぞれ透過軸に平行な2本の仮想直線で構成される4つの角の2等分線と平行である。
図9Cに、実施例によるLCDのラビング方向と偏光板の透過軸との関係を示す。上部基板2のラビング方向14は220°の方位を向き、上部偏光板1の透過軸21は、35°の方位から215°の方位に延びる。下部基板11のラビング方向16は140°の方位を向き、下部偏光板12の透過軸24は、145°の方位から325°の方位に延びる。すなわち、比較例2の場合と同様に、ラビング方向に平行な2本の仮想直線で構成される4つの角の2等分線は、それぞれ透過軸に平行な2本の仮想直線で構成される4つの角の2等分線と平行である。
図10に、比較例1、比較例2、及び実施例によるLCDのセル厚d、液晶材料の屈折率異方性Δn、及びリタデーションΔndを示す。比較例1、比較例2、及び実施例によるLCDは、それぞれ図2に示したΔnd=0.567、0.636、及び0.760の曲線に対応する。バックライトの波長である630nmにおいて、比較例1によるLCDの透過率が最も高くなることがわかる。図2に示したグラフから、比較例1によるLCDが、最も表示品質が良いと予測される。
比較例1、比較例2、及び実施例によるTN−LCDを、オフセグメント見えの程度によって評価した。以下、評価結果について説明する。
TN−LCDの駆動電圧は5Vであり、駆動条件は1/4デューティ、1/2バイアスである。バイアス電圧は2.5Vであり、オンセグメントにおいては、上下の電極間に7.5Vの実効電圧が印加され、オフセグメントにおいては、上下の電極間に2.5Vの実効電圧が印加される。バックライトには、波長630nmの発光ダイオードを用いた。
図8に、視認方向の定義を示す。視認方向は、TN−LCD46の基板面の法線方向から90°の方位に向かって傾けた方向81とする。この視認方向81に沿った視線でTN−LCD46を観察する。法線方向から視認方向への傾斜角をφとする。比較例1、比較例2、及び実施例によるLCDの最良視認方向の傾斜角φは10°である。
図11A〜図11Cに、それぞれ比較例1、比較例2、及び実施例によるTN−LCDの駆動電圧と、透過率との関係を示す。横軸は駆動電圧を単位「V」で表し、縦軸はLCDの透過率を単位「%」で表す。グラフ中の白抜き記号はオンセグメントにおける透過率を示し、黒べた記号は、オフセグメントにおける透過率を示す。また、四角、三角、及び丸記号は、それぞれ傾斜角φが10°、30°、及び40°の視認方向に沿う視線で観察したときの透過率を示す。
以下、駆動電圧を5Vとしたときの透過率について考察する。比較例1、比較例2、及び実施例のいずれのLCDにおいても、傾斜角φが10°の視認方向に沿う視線で観察したとき、すなわち最良視認方向に沿う視線で観察したとき、オンセグメントとオフセグメントとで高いコントラストが得られている。
リターデーションΔndを0.760とした実施例によるTN−LCDでは、図2に示したように、波長630nm近傍において、リタデーションΔndを0.567及び0.636とした比較例1及び比較例2のTN−LCDに比べて、透過率が低くなっている。すなわち、実施例によるLCDで採用したリタデーションは、ノーマリホワイト型TN−LCDの最適なリタデーションからずれている。このように、実施例によるLCDのリタデーションが最適値からずれているにも関わらず、最良視認方向に沿う視線で観察したときに、比較例1及び比較例2のTN−LCDと同等のコントラストが得られている。
実施例によるTN−LCDでは、図9Cに示したように、液晶分子のツイスト角αを90°よりも大きくしている。さらに、ツイスト角を大きくしたことに対応して、偏光板の設置角βを90°よりも小さくしている。この2つの特徴により、実施例によるTN−LCDにおいては、リタデーションを最適値からずらしているにも関わらず、最良視認方向に沿う視線で観察した場合に、比較例1及び比較例2のTN−LCDと同等の表示品質が得られていると考えられる。
傾斜角φが40°の視認方向に沿う視線で観察する場合には、比較例1及び比較例2のTN−LCDにおいては、最良視認方向に沿う視線で観察する場合と比べて、オフセグメントの透過率が著しく低くなっている。背景の透過率は、動作電圧が0Vのときの透過率にほぼ等しい。図11A〜図11Cにおいては、動作電圧が1V〜2V程度のときの透過率が、背景の透過率に近いと考えられる。
比較例1によるTN−LCDにおいては、視認方向の傾斜角φを40°にした場合に、背景の透過率が約26%になる。これに対し、駆動電圧が5Vのときのオフセグメントの透過率は約5%である。このように、背景の透過率と、オフセグメントの透過率との差が、非常に大きい。このため、背景に対してオフセグメントが目立ってしまう。比較例2によるTN−LCDにおいても、同様の傾向が見られる。
これに対し、実施例によるTN−LCDでは、図11Cに示されているように、視認方向の傾斜角φが40°のときにも、オフセグメントにおいて約20%の透過率が得られている。このため、オンセグメントとオフセグメントとで十分なコントラストが得られ、かつ背景に対してオフセグメントが目立つことはない。
このように、実施例によるTN−LCDは、比較例1及び比較例2によるLCDに比べて、良好な視角特性が得られている。
上述ように、LCDのリタデーションΔnd、液晶分子のツイスト角、及び偏光板の透過軸の方位を好適化することにより、最良視認方向における表示品質を確保しつつ、視認方向の傾斜角φを大きくしたときの表示品質の劣化を抑制することが可能になる。この場合のリタデーションの好適値は、Gooch&Tarryの式から導出した図2の透過率の波長依存性に基づいて決定される好適値からずれている。
次に、比較例1、比較例2、及び実施例によるTN−LCDの液晶材料の屈折率異方性Δnを変化させた場合の透過率特性について評価を行った。屈折率異方性Δn以外の構成は、図11A〜図11Cに透過率特性を示したTN−LCDの構成と同一である。
図12A〜図12Dに、比較例1によるTN−LCDの液晶材料の屈折率異方性Δnを、それぞれ0.107、0.102、0.086、及び0.071とした場合の透過率特性を示す。いずれの屈折率異方性の場合においても、視認方向の傾斜角φが40°の条件では、オフセグメントの透過率が著しく低下している。このため、十分なコントラストが得られないことがわかる。
図13A〜図13Dに、比較例2によるTN−LCDの液晶材料の屈折率異方性Δnを、それぞれ0.121、0.114、0.096、及び0.080とした場合の透過率特性を示す。いずれの屈折率異方性の場合においても、視認方向の傾斜角φが40°の条件では、オフセグメントの透過率が著しく低下している。このため、十分なコントラストが得られないことがわかる。なお、屈折率異方性Δnを小さくした方が、オフセグメント見えを抑制する効果が高い。
図14A〜図14Dに、実施例によるTN−LCDの液晶材料の屈折率異方性Δnを、それぞれ0.173、0.164、0.138、及び0.114とした場合の透過率特性を示す。比較例1及び比較例2に比べて、いずれの屈折率異方性の場合にも、視認方向の傾斜角φが40°の条件で、オフセグメントにおける十分な透過率が確保されている。
屈折率異方性Δnが相対的に大きな図14A及び図14Bの場合、視認方向の傾斜角φが30°及び40°の条件で、動作電圧を徐々に大きくしたとき、透過率が一旦極小値を示し、その後上昇するバウンド現象が顕著に現れる。このバウンド現象のため、オンセグメントの透過率が高くなってしまう。ただし、オフセグメントの透過率も、動作電圧5V近傍で一旦高くなるため、視認方向によらず明るい表示が得られる。
屈折率異方性Δnが相対的に小さな図14Dの場合、最良視認方向における透過率が十分低くならない。このため、コントラストが低下してしまう。また、視認方向の傾斜角φを40°にしたとき、オフセグメントにおける透過率が低くなり、オフセグメント見えを抑制する効果が不十分である。
図15Aに、実施例によるTN−LCDの、最良視認方向におけるオンセグメント、オフセグメント、及び背景の透過率を、液晶材料の屈折率異方性Δnごとに示す。なお、オンセグメントに対するオフセグメントの透過率の比、及び背景に対するオフセグメントの透過率の比を併せて示す。図15Bに、視認方向の傾斜角φを40°にしたときのこれらの値を示す。
屈折率異方性Δnが0.152のとき、最良視認方向、及び傾斜角φが40°の視認方向のいずれにおいても、比較的高いコントラストが得られている。屈折率異方性Δnが0.164及び0.173の場合にも、視認方向の傾斜角φを40°にしたときにおけるオフセグメント見えを抑制する効果が得られている。ただし、この条件では、オンセグメントの透過率が高くなるため、コントラストが低下してしまう。
屈折率異方性Δnが0.138のときにも、視認方向の傾斜角φを40°にしたときにおけるオフセグメント見えを抑制する効果が得られている。ただし、この場合、最良視認方向においてコントラストが低下してしまっている。
上述の評価結果より、屈折率異方性Δnの好適な範囲は0.12〜0.18であると考えられる。さらに、より好適な範囲は、0.135〜0.165であると考えられる。実施例によるTN−LCDのセル厚が5μmであるため、リタデーションΔndの好適な範囲は、0.6μm〜0.9μmであり、より好適な範囲は、0.675μm〜0.825μmとなる。
Gooch&Tarryの式から得られる第1ミニマス条件は、バックライトの波長をλとしたとき、下記の式で与えられる。
バックライトの波長が630nmのとき、第1ミニマス条件を満たすリタデーションΔndは、0.546μmになる。ところが、上記実施例で考察したように、オフセグメント見えを抑制する観点から、リタデーションΔndの好適な範囲は、0.546μmからずれる。具体的には、上述のように、リタデーションΔndの好適な範囲は0.6μm〜0.9μmであり、より好適な範囲は、0.675μm〜0.825μmである。すなわち、リタデーションの好適な範囲は、第1ミニマム条件を満たすリタデーションの1.1倍〜1.65倍であり、より好適な範囲は、第1ミニマム条件を満たすリタデーションの1.24倍〜1.51倍である。
第1ミニマム条件を満たすリタデーションΔndは、0.866λであるため、リタデーションの好適な範囲は、0.95λ〜1.43λであり、より好適な範囲は、1.07λ〜1.31λであると考えられる。
リタデーションΔndの上述の好適な範囲は、可視光の波長域において成立すると考えられる。すなわち、バックライトのピーク波長がλであるとき、液晶層のリタデーションΔndの好適な範囲は0.95λ〜1.43λであり、より好適な範囲は1.07λ〜1.31λである
バックライトに白色光を用いる場合には、上述のピーク波長λを、可視光のほぼ中心波長である550nmに設定すればよい。すなわち、液晶層のリタデーションΔndの好適な範囲は0.522μm〜0.786μmであり、より好適な範囲は0.588μm〜0.720μmである。
従来、バックライトのピーク波長が630nmのTN−LCDにおいては、高コントラストを得るために、Gooch&Tarryの式の第1ミニマム条件に基づいて、液晶層のリタデーションΔndを0.47〜0.55とすることが一般的でった。実施例においては、液晶層のリタデーションを、従来の範囲からずらすことにより、オフセグメント見えを抑制することが可能になる。
上記実施例では、液晶分子のツイスト角を100°としたが、ツイスト角を95°〜120°の範囲内に設定してもよい。ツイスト角を90°よりもやや大きくすることにより、リタデーションΔndを第1ミニマム条件からずらしても、コントラストの低下を抑制しつつ、オフセグメント見えを抑制することができる。
液晶層の厚さ方向に関して中央の液晶分子のダイレクタの向く方位を90°及び270°としたとき、2枚の偏光板の透過軸に平行な直線で構成される4つの角のうち、0°及び180°の方位に向かって開く角の大きさ(透過軸の設置角)を、実施例では70°に設定した。より一般的に、透過軸の設置角を60°〜80°としてもよい。液晶分子のツイスト角を90°よりも大きくしたことに対応して、透過軸の設置角を60°〜80°の範囲内にすることにより、コントラストの低下を抑制しつつ、オフセグメント見えを抑制することができる。
なお、液晶分子のツイスト角が大きくなるに従って、屈折率異方性Δnを大きくし、かつ透過軸の設置角を小さくすることが好ましい。
以上、実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。その他、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
1 上部偏光板
2 上部基板
3、10 絶縁膜
4、9 配向膜
5 液晶層
6 メインシールパターン
7 エンドシール
8 ギャップコントロール材
11 下部基板
12 下部偏光板
13、14 下部基板のラビング方向
15、16 上部基板のラビング方向
19、20、21 下部偏光板の透過軸
22、23、24 下部偏光板の透過軸
30 コモン電極
31 セグメント電極
32 画素
33 デューティ駆動回路
40 分割前の空セル
41 空洞
43 液晶注入口
45 短冊状の空セル
46 液晶セル
50 液晶分子
51 上部基板
52 最適視認方向
53 視認方向
54 下部基板
81 視認方向

Claims (2)

  1. 対向配置された2枚の基板、前記基板の対向面上に形成された水平配向膜、及び該2枚の基板に狭持されたツイステッドネマチック液晶層を含む液晶セルと、
    前記液晶セルを挟み、透過軸が相互に交差するように配置された2枚の偏光板と、
    前記偏光板の一方の偏光板よりも外側に配置され、ある波長でピークを示すスペクトルを持つ光を発するバックライトと
    を有し、
    前記液晶層のリタデーションは、前記バックライトのピーク波長の0.95倍以上1.43倍以下であり、
    前記液晶層のツイスト角が95°〜120°の範囲内であり、
    前記2枚の偏光板の透過軸に平行な仮想直線で構成される4つの角のうち、前記液晶層の厚さ方向の中央に位置する液晶分子のダイレクタの方向に直交する方位に向かって開いた角が60°〜80°の範囲内である、ノーマリホワイト型の水平配向ツイストネマチック型液晶表示素子。
  2. さらに、前記液晶セルをデューティ駆動する駆動回路を有する請求項1に記載の液晶表示素子。
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