JP5416281B2 - 送信器 - Google Patents
送信器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5416281B2 JP5416281B2 JP2012534475A JP2012534475A JP5416281B2 JP 5416281 B2 JP5416281 B2 JP 5416281B2 JP 2012534475 A JP2012534475 A JP 2012534475A JP 2012534475 A JP2012534475 A JP 2012534475A JP 5416281 B2 JP5416281 B2 JP 5416281B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- direct
- delay
- output
- digital baseband
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 28
- 238000013139 quantization Methods 0.000 description 22
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 20
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 13
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 8
- 101100031387 Neurospora crassa (strain ATCC 24698 / 74-OR23-1A / CBS 708.71 / DSM 1257 / FGSC 987) drc-1 gene Proteins 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 102100025032 Dynein regulatory complex protein 1 Human genes 0.000 description 4
- 101000908373 Homo sapiens Dynein regulatory complex protein 1 Proteins 0.000 description 4
- 101100465868 Neurospora crassa (strain ATCC 24698 / 74-OR23-1A / CBS 708.71 / DSM 1257 / FGSC 987) drc-2 gene Proteins 0.000 description 4
- 230000008569 process Effects 0.000 description 4
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 4
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 4
- 102100025018 Dynein regulatory complex subunit 2 Human genes 0.000 description 3
- 101000908413 Homo sapiens Dynein regulatory complex subunit 2 Proteins 0.000 description 3
- 230000001934 delay Effects 0.000 description 3
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
- 230000004075 alteration Effects 0.000 description 1
- 230000001413 cellular effect Effects 0.000 description 1
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 229910044991 metal oxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000004706 metal oxides Chemical class 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06G—ANALOGUE COMPUTERS
- G06G7/00—Devices in which the computing operation is performed by varying electric or magnetic quantities
- G06G7/12—Arrangements for performing computing operations, e.g. operational amplifiers
- G06G7/14—Arrangements for performing computing operations, e.g. operational amplifiers for addition or subtraction
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03C—MODULATION
- H03C1/00—Amplitude modulation
- H03C1/36—Amplitude modulation by means of semiconductor device having at least three electrodes
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/02—Transmitters
- H04B1/04—Circuits
- H04B1/0475—Circuits with means for limiting noise, interference or distortion
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/02—Transmitters
- H04B1/04—Circuits
- H04B1/0483—Transmitters with multiple parallel paths
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03C—MODULATION
- H03C2200/00—Indexing scheme relating to details of modulators or modulation methods covered by H03C
- H03C2200/0004—Circuit elements of modulators
- H03C2200/0025—Gilbert multipliers
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03C—MODULATION
- H03C2200/00—Indexing scheme relating to details of modulators or modulation methods covered by H03C
- H03C2200/0037—Functional aspects of modulators
- H03C2200/0058—Quadrature arrangements
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/32—Carrier systems characterised by combinations of two or more of the types covered by groups H04L27/02, H04L27/10, H04L27/18 or H04L27/26
- H04L27/34—Amplitude- and phase-modulated carrier systems, e.g. quadrature-amplitude modulated carrier systems
- H04L27/36—Modulator circuits; Transmitter circuits
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Mathematical Physics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Software Systems (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Transmitters (AREA)
- Amplitude Modulation (AREA)
Description
本発明は、送信器に係り、特に、デジタル/アナログ変換器を含む送信器に関する。
現在、複数の無線通信規格や複数の周波数のバンドに対応することができる携帯型の通信端末装置(以下、本明細書では携帯端末と記す)がある。複数の規格に対応することをマルチモード対応といい、複数の周波数のバンドに対応することをマルチバンド対応という。
このようなマルチモード/マルチバンド対応端末の送信に係る構成として、デジタルベースバンド信号をアナログ信号に変換(デジタル/アナログ変換)する際に、そのままRF送信キャリア周波数への周波数変換も行い、デジタルからRF周波数に直接に変調する送信器が近年知られている。このような送信器は、例えば、特許文献1に記載されている。
このようなマルチモード/マルチバンド対応端末の送信に係る構成として、デジタルベースバンド信号をアナログ信号に変換(デジタル/アナログ変換)する際に、そのままRF送信キャリア周波数への周波数変換も行い、デジタルからRF周波数に直接に変調する送信器が近年知られている。このような送信器は、例えば、特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載された発明では、広く知られた電流制御型デジタル/アナログ変換回路におけるトランジスタの縦積み回路の一部に、ギルバートセルミキサに類似した構成のRF周波数変換回路を組み込んでいる。このような構成によれば、デジタル/アナログ変換器とRF周波数変換器、あるいはRF変調器とを独立した回路とし、デジタル/アナログ変換とRF周波数変換とを複合化して同時に行うことを可能としている。
特許文献1に記載された送信器は、デジタル/RF変換器(Digital-to-RF-converter)、直接RF変換器(Direct RF converter)、あるいはそれによって構成される直接RF変調送信器(Direct RF Modulation Transmitter)等と呼ばれることがあり、従来型の分離動作する送信器においては通常必要とされる、デジタル/アナログ変換器とRF周波数変換器との間のアナログベースバンドフィルタ回路を省略できる等、いくつかの利点を有している。
図6は、上記した構成の直接RF変調送信器の構成を例示した図である。図6に示した直接RF変調送信器は、2つのデジタル/RF変換器(Digital−to-RF-converter:DRC)1、2と、2分周器3と、出力整合回路4とから構成される。
図6は、上記した構成の直接RF変調送信器の構成を例示した図である。図6に示した直接RF変調送信器は、2つのデジタル/RF変換器(Digital−to-RF-converter:DRC)1、2と、2分周器3と、出力整合回路4とから構成される。
2分周器3には、周波数掛算用のRF信号(以下、送信ローカルRF信号と記す)Loin+、送信ローカルRF信号Loin+の位相が反転された送信ローカルRF信号Loin-が外部から供給されている。2分周器3は、送信ローカルRF信号Loin+、Loin-を入力し、90度位相の異なる二対の差動ローカル信号TxLoI+、TxLoI-、TxLoQ+、TxLoQ-を生成してDRC1、2に各々出力する。この例では、2分周器3によって0度と90度の差動ローカル信号を生成するため、送信ローカルRF信号Loin+、Loin-の周波数は目的とする送信キャリア波の周波数の2倍になる。差動ローカル信号TxLoI+、TxLoI-、TxLoQ+、TxLoQ-の周波数は送信キャリア波の周波数となる。差動ローカル信号TxLoI+、TxLoI-と、TxLoQ+、TxLoQ-との間には、90度の位相差がある。
DRC1とDRC2とは、同様の構成を有している。DRC1とDRC2とには、いわゆるIQ直交変調器と同じ形式の位相関係で差動ローカル信号TxLoI+、TxLoI-と、TxLoQ+、TxLoQ-が供給されることによって直接RF変調送信器が構成される。すなわち、DRC1にはI(In-Phase:同相)デジタルベースバンド信号(図中に「IBBData」と記す)が入力される。また、DRC2には、Q(Quadrature:直交)デジタルベースバンド信号(図中に「QBBData」と記す)が入力される。
また、DRC1、2には、サンプリングクロック信号CLKBBが入力される。DRC1、2は、いずれもデジタル/アナログ変換機能とベースバンド信号をRF信号に周波数変換する周波数掛算機能とを統合した機能を有する信号変換回路である。このような機能により、DRC1は、クロック信号CLKBB、Iデジタルベースバンド信号、差動ローカル信号から出力差動信号を出力する。また、DRC2は、クロック信号CLKBB、Qデジタルベースバンド信号、差動ローカル信号から出力差動信号を出力する。DRC1、2から出力された出力差動信号は加算され、出力整合回路4、次段のパワーアンプ(図中に「PA」と記す)5を通して搬送波として出力される。
出力整合回路4は、容量やインダクタ素子等の受動素子で構成され、送信キャリア波の周波数を中心周波数とするバンドパス型のゲイン特性を有する回路である。なお、図6に示した直接RF変調送信器では、DRC1、2が電流を出力することを想定していて、DRC1が出力した出力差動信号と、DRC2が出力した出力差動信号との加算は、信号経路を直接結合することによって実現される。
図7は、上記した特許文献1に記載されているDRC1、DRC2の構成を示した回路である。DRC1及びDRC2は、LSB(Least Significant Bit)側の信号を処理するブロックと、MSB(Most Significant Bit)側の信号を処理するブロックとを備えている。LSB側のブロックは、ユニットセルがバイナリで重み付けされた電流源200、201、…20kと、ギルバートセル型に配置されたローカル信号用スイッチ220、221、…22kと、データ信号用スイッチ240、241、…24kとで構成されている。
また、MSB(Most Significant Bit)側のブロックは、同じ値に重み付けされた電流源210と、ギルバートセル型に配置されたローカル信号用スイッチ230とデータ信号用スイッチ250とが必要なビット分だけ並列に接続された構成を有している。このような構成により、特許文献1に記載された直接RF変調送信器では、デジタル/アナログ変換と周波数掛算とを同時に行うことができる。なお、図7に示した例では、DRCの外部に設けられた外部負荷によって全セルの電流出力が電圧変換されることとなっている。
図8は、デジタル/RF変換器、あるいは直接RF変換器と呼ばれる回路の一般的な動作を説明するための図である。このような回路では、RF信号、デジタルベースバンド信号が入力され、RF信号がデジタルベースバンド信号によって変調されて出力される。変調された信号は、デジタルベースバンド信号が切り替わるタイミングで送信キャリア波の位相を反転した信号を出力する。
ここで、直接RF変調送信器から出力される出力信号のノイズについて説明する。直接RF変調送信器において、出力信号の搬送波近傍のノイズフロアを決定する主要要因は、内部素子から発生する熱雑音やフリッカ雑音と、デジタル/アナログ変換過程で発生する量子化雑音である。デジタル/アナログ変換と周波数掛算を別個の回路ブロックで行う送信器では、デジタル/アナログ変換直後にアナログフィルタを設置することが可能である。このため、周波数変換後の信号に量子化ノイズはほとんど含まれない。
ところが、図7に示した従来のDRCは、上述したように、デジタル/アナログ変換機能と周波数掛算機能とを統合した機能を有している。こため、デジタル/アナログ変換で生じた量子化雑音が、そのまま搬送波近傍の雑音として出力される。このため、図7に示した従来のDRCでは、デジタル/アナログ変換における量子化雑音の発生を低く抑えることが必要である。
以下に示す式(1)は通常のデジタル/アナログ変換器がフルスケールの希望波信号を出力したとき、デジタル/アナログ変換で発生する量子化雑音量を示している。式(1)は希望波信号レベルを基準としたときのノイズ量であり、Bはビット数、fsはサンプリング周波数を示している。
以下に示す式(1)は通常のデジタル/アナログ変換器がフルスケールの希望波信号を出力したとき、デジタル/アナログ変換で発生する量子化雑音量を示している。式(1)は希望波信号レベルを基準としたときのノイズ量であり、Bはビット数、fsはサンプリング周波数を示している。
式(2)は、図7に示したDRCがフルスケールの希望波信号を出力したとき、デジタル/アナログ変換された信号が周波数掛算されて、高周波に周波数変換された場合の量子化雑音量を示している。式(1)、式(2)により、ノイズを低減するためには、ビット数Bの増加もしくはサンプリング周波数fsの増加が必要であることが分かる。CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)回路において低い量子化雑音の実現を考えた場合、サンプリング周波数を実現可能な最大周波数とし、ノイズの低減に不足する分はビット数の増加で補うことが必要になる。
図7に示したDRC1、2をMOSトランジスタで実現すると、DRC1、2の面積の大部分を電流源200〜20k、210が占めることになる。電流源200〜20k、210の面積は、入力されるデジタル信号のビット数と必要な線形性(歪特性)から計算される電流ばらつきの精度で決定される。ここで、入力されるデジタル信号のビット数と、必要な線形性は、直接RF変調送信器が目標とする量子化雑音レベルに依存する。
MOSトランジスタから出力される電流の相対的なばらつきを、式(3)に示す。式(3)中のσI/Iは電流の相対的ばらつきの標準偏差である。Aβ、AVTは半導体プロセスに依存するばらつきのパラメータ、VGSはMOSトランジスタのゲート、ソース間の電圧、VtはMOSトランジスタの閾値電圧、WはMOSトランジスタのチャネル幅、LはMOSトランジスタのチャネル長を示している。
ここで、変換の対象となるデジタル信号のビット数が増加した場合、増加の前後で線形性の性能を同等に保つことを考える。電流の相対ばらつきの要求値が1/21/2になる点を考慮すると、前記した式(3)により、デジタル信号の1ビットの増加で電流源が占める面積を2倍にする必要がある。さらに、1ビットの増加でDRC1、2の構成に必要な素子数は2倍になることから、電流源面積は全体で4倍となる。このことより量子化ノイズの低減のためにビット数を増やす方法は、DRC1、2の面積の増大という不利益を生じる。
また、無線通信器用のRF送信器は出力されるRF信号のノイズには、一般的に全周波数帯域で一様の値が要求されるわけではなく、ノイズに関する要求の厳しい周波数帯とそうでない周波数帯とが混在している。例えば、携帯電話規格であるW−CDMAでは、受信と送信が同時に行われるFDD(Frequency Division Duplex)システムに適用され、受信周波数付近のノイズに関する要求が最も厳しくなっている。
しかし、従来の直接RF変調送信器をCMOS半導体で実現した場合、量子化雑音の低減を図るためには、デジタル/アナログ変換のビット数を増加させることが必要であり、ビット数増加のためには、電流源となる素子間の電流の相対的なばらつきを抑えることが必要となる。電流の相対的なばらつきを抑えるためには、特性のばらつきが生じやすい微細な素子を直接RF変調送信器に使用し難くなる。このため、直接RF変調送信器では、ビット数の増加に伴って回路面積が増大する。回路面積の増大は、製造コストの増加に直結するため大きな問題である。
本発明は、上記の点に鑑み、低ノイズであって、かつ、回路面積が増大することを回避することができる送信器を提供することを目的とする。
本発明は、上記の点に鑑み、低ノイズであって、かつ、回路面積が増大することを回避することができる送信器を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するため、本発明の一態様の送信器は、並列に接続された複数の直接RF変換器(例えば図1に示したDRC302a〜302n、306a〜306m)と、上記複数の直接RF変換器に入力されるデジタルベースバンド入力信号(例えば図1に示したIBBData、QBBData)を遅延させる複数の遅延回路(例えば図1に示した遅延回路304a〜304n、307a〜307m)と、上記複数の直接RF変換器から出力される各出力信号を加算する加算部(例えば図1に示した出力整合回路305)と、を含み、上記直接RF変換器が、上記デジタルベースバンド入力信号と共にRF信号を入力し、上記デジタルベースバンド入力信号によって上記RF信号を変調し、上記出力信号として出力することを特徴とする。
また、本発明の一態様の送信器は、上記した発明において、上記複数の遅延回路が、上記複数の直接RF変換器と一対一に接続されるようにしてもよい。
また、本発明の一態様の送信器は、上記した発明において、上記複数の直接RF変換器が、N個の上記直接RF変換器を含む第1ブロックと、M個の上記直接RF変換器を含む第2ブロックと、を含み、上記第1ブロックに含まれる上記直接RF変換器が、同相デジタルベースバンド入力信号と共に第1RF信号を入力し、上記同相デジタルベースバンド入力信号によって上記第1RF信号を変調して第1出力信号として出力し、上記第2ブロックに含まれる上記直接RF変換器が、直交デジタルベースバンド入力信号と共に上記第1RF信号と位相が90度相違する第2RF信号を入力し、上記直交デジタルベースバンド入力信号によって上記第2RF信号を変調して第2出力信号として出力し、上記加算部が、上記第1ブロックに含まれるN個(Nは自然数)の上記直接RF変換器のそれぞれから出力される上記第1出力信号と、上記第2ブロックに含まれるM個(Mは自然数)の上記直接RF変換器のそれぞれから出力される上記第2出力信号と、を加算するようにしてもよい。
また、本発明の一態様の送信器は、上記した発明において、上記複数の直接RF変換器が、N個の上記直接RF変換器を含む第1ブロックと、M個の上記直接RF変換器を含む第2ブロックと、を含み、上記第1ブロックに含まれる上記直接RF変換器が、同相デジタルベースバンド入力信号と共に第1RF信号を入力し、上記同相デジタルベースバンド入力信号によって上記第1RF信号を変調して第1出力信号として出力し、上記第2ブロックに含まれる上記直接RF変換器が、直交デジタルベースバンド入力信号と共に上記第1RF信号と位相が90度相違する第2RF信号を入力し、上記直交デジタルベースバンド入力信号によって上記第2RF信号を変調して第2出力信号として出力し、上記加算部が、上記第1ブロックに含まれるN個(Nは自然数)の上記直接RF変換器のそれぞれから出力される上記第1出力信号と、上記第2ブロックに含まれるM個(Mは自然数)の上記直接RF変換器のそれぞれから出力される上記第2出力信号と、を加算するようにしてもよい。
また、本発明の一態様の送信器は、上記した発明において、上記複数の遅延回路の各々に対し、上記デジタルベースバンド入力信号の遅延量を設定する遅延制御回路(例えば図1に示した遅延制御回路309)をさらに含むようにしてもよい。
また、本発明の一態様の送信器は、上記した発明において、上記遅延制御回路が、上記第1ブロックに含まれる上記N個の直接RF変換器と接続された上記遅延回路の各々が上記同相デジタルベースバンド入力信号を遅延させる遅延量を設定し、上記第2ブロックに含まれる上記M個の直接RF変換器と接続された上記遅延回路の各々が上記直交デジタルベースバンド入力信号を遅延させる遅延量を設定するようにしてもよい。
また、本発明の一態様の送信器は、上記した発明において、上記遅延制御回路が、上記第1ブロックに含まれる上記N個の直接RF変換器と接続された上記遅延回路の各々が上記同相デジタルベースバンド入力信号を遅延させる遅延量を設定し、上記第2ブロックに含まれる上記M個の直接RF変換器と接続された上記遅延回路の各々が上記直交デジタルベースバンド入力信号を遅延させる遅延量を設定するようにしてもよい。
また、本発明の送信器は、上記した発明において、上記第1ブロックと上記第2ブロックとがいずれも上記N個の直接RF変換器を含み(M=N)、上記遅延制御回路は、上記第1ブロックに含まれる上記直接RF変換器のi番目(iは1以上、N以下の自然数)の上記直接RF変換器と、上記第2ブロックに含まれる上記直接RF変換器のi番目の上記直接RF変換器とに、同じ遅延量を設定するようにしてもよい。
また、本発明の送信器は、上記した発明において、上記遅延回路が、上記デジタルベースバンド入力信号を、該デジタルベースバンド入力信号の信号レートの周期を遅延量に応じた整数倍遅延させた遅延デジタル信号を生成するようにしてもよい。
また、本発明の送信器は、上記遅延回路が、上記整数に等しい数のフリップフロップ回路(例えば図3に示したフリップフロップ回路501a〜501k)を含むようにしてもよい。
また、本発明の送信器は、上記遅延回路が、上記整数に等しい数のフリップフロップ回路(例えば図3に示したフリップフロップ回路501a〜501k)を含むようにしてもよい。
上記態様の送信器は、複数の入力信号遅延機能付直接RF変換器を並列に用いることで、後述するノッチ周波数を任意の周波数に設定することが可能になり、よって量子化ノイズのフィルタリングを適宜必要な周波数帯域に対して行うことが可能になる。
そのため、このような送信器を半導体集積回路で実現した場合、量子化ノイズに対する上述ビット数の増加要求が緩和され、デジタル/アナログ変換のビット数を従来に比べ少なくできるため、面積の小型化を図ることができる。
以上のことから、本発明によれば、低ノイズであって、かつ、回路面積が増大することを回避することができる直接RF変調送信器を提供することができる。
そのため、このような送信器を半導体集積回路で実現した場合、量子化ノイズに対する上述ビット数の増加要求が緩和され、デジタル/アナログ変換のビット数を従来に比べ少なくできるため、面積の小型化を図ることができる。
以上のことから、本発明によれば、低ノイズであって、かつ、回路面積が増大することを回避することができる直接RF変調送信器を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態の送信器を説明する。
[回路構成]
図1は、本実施形態の送信器である直接RF変調送信器の回路図である。本実施形態の直接RF変調送信器は、IQ直交変調方式型(CARTESIAN型)の直接RF変調送信器である。本実施形態の直接RF変調送信器は、Iデジタルベースバンド信号が入力されるN個の直接RF変換器(Direct RF Convert or:以下、「DRC」と記す)302a〜302nと、Qデジタルベースバンド信号が入力されるM個のDRC306a〜306mと、を含んでいる。
[回路構成]
図1は、本実施形態の送信器である直接RF変調送信器の回路図である。本実施形態の直接RF変調送信器は、IQ直交変調方式型(CARTESIAN型)の直接RF変調送信器である。本実施形態の直接RF変調送信器は、Iデジタルベースバンド信号が入力されるN個の直接RF変換器(Direct RF Convert or:以下、「DRC」と記す)302a〜302nと、Qデジタルベースバンド信号が入力されるM個のDRC306a〜306mと、を含んでいる。
本実施形態では、DRC302a〜302nがDRCの第1ブロックを構成し、DRC306a〜306mがDRCの第2ブロックを構成するものとする。
DRC302a〜302nは、各々対応する遅延回路304a〜304n(数字の後に付されたa、b、…nが同じ遅延回路)と接続されて入力信号遅延機能付直接RF変換器(Delay-attached Direct RF Convert or:以下、「DDRC」と記す)301a〜301nを構成する。また、DRC306a〜306mは、各々対応する遅延回路307a〜307m(数字の後に付されたa、b、…nが同じ遅延回路)と接続されてDDRC308a〜308mを構成する。
DRC302a〜302nは、各々対応する遅延回路304a〜304n(数字の後に付されたa、b、…nが同じ遅延回路)と接続されて入力信号遅延機能付直接RF変換器(Delay-attached Direct RF Convert or:以下、「DDRC」と記す)301a〜301nを構成する。また、DRC306a〜306mは、各々対応する遅延回路307a〜307m(数字の後に付されたa、b、…nが同じ遅延回路)と接続されてDDRC308a〜308mを構成する。
さらに、本実施形態の直接RF変調送信器は、送信ローカルRF信号Loin+、Loin-を入力し、互いに90度位相が異なる一対の差動ローカル信号TxLoI+、TxLoI-と、他の一対の差動ローカル信号TxLoQ+、TxLoQ-を生成する2分周器303と、出力整合回路305と、N個のDDRC301、M個のDDRC308に入力される入力データの遅延量を制御する遅延制御回路309と、から構成されている。
出力整合回路305は、容量やインダクタ素子等の受動素子で構成され、送信キャリア波の周波数を中心周波数とするバンドパス型のゲイン特性を有する回路である。なお、図1に示した直接RF変調送信器では、DRC302a〜302n、DRC306a〜306mが電流を出力することを想定していて、DRC302a〜302nが出力した出力差動信号と、DRC306a〜306mが出力した出力差動信号との加算は、信号経路を直接結合することによって実現されているが、出力整合回路305で加算してもよい。
遅延制御回路309は、DDRC301a〜301n、DDRC308a〜308mの入力データの遅延量を各々独立に設定することができる。DDRC301a〜301nの入力データの遅延量をそれぞれD1、D2、…DNとし、DDRC308a〜308mの入力データの遅延量をD1、D2、…DMとする。
図2は、図1に示したDDRC(図2ではDDRC301aとする)に入力される入力データを説明するための図である。DDRC301aには、Iデジタルベースバンド信号(図2中に「IBBData」と記す)と、サンプリングクロック信号CLKBBとが入力される。Iデジタルベースバンド信号は、図1に示した遅延制御回路309から出力される遅延制御信号によって遅延された後、DRC302aに入力される。
なお、図1に示したDDRC301b〜301nには、図2に示した構成と同様に、Iデジタルベースバンド信号、サンプリングクロック信号CLKBB、遅延制御信号が入力され、遅延されたIデジタルベースバンド信号が各々対応するDRCに入力される。また、図1に示したDDRC308a〜308mにはQデジタルベースバンド信号、サンプリングクロック信号CLKBB、遅延制御信号が入力され、遅延されたQデジタルベースバンド信号が各々対応するDRCに入力される。
図3は、図2に示した遅延回路304aの構成を説明するための図である。なお、遅延回路304a〜304n、遅延回路307a〜307mは、全て同様に構成されている。遅延回路304aは、k個のフリップフロップ回路501a〜501kと、k+1個の入力端子を有し遅延制御回路309から出力される遅延制御信号によって選択制御されるマルチプレクサ502と、によって構成されている。サンプリングクロックCLKBBの1クロックをTclkbbとすると、遅延回路304aは、遅延量が0からk×Tclkbbの時間Tclkbb間隔の遅延、つまり、Iデジタルベースバンド信号を任意のサンプリングクロックCLKBBの整数(0〜k)倍遅延させることが可能である。
図1に示したDDRC301a〜301nの入力データの各遅延量は、遅延制御回路309から出力される遅延制御信号によって、例えば、以下のように設定される。なお、下記の式中のaは任意の自然数である。
D1=0
D2=Tclkbb×a
D3=2×Tclkbb×a・・・、
DN=(N−1)×Tclkbb×a
D1=0
D2=Tclkbb×a
D3=2×Tclkbb×a・・・、
DN=(N−1)×Tclkbb×a
また、図1に示したDDRC308a〜308mの入力データの各遅延量は、遅延制御回路309から出力される遅延制御信号によって、例えば、以下のように設定される。なお、下記の式中のaは任意の自然数である。
D1=0
D2=Tclkbb×a
D3=2×Tclkbb×a・・・、
DM=(M−1)×Tclkbb×a
D1=0
D2=Tclkbb×a
D3=2×Tclkbb×a・・・、
DM=(M−1)×Tclkbb×a
[量子化ノイズ]
次に、図1に示した直接RF変調送信器で発生する量子化ノイズについて説明する。図1に示したDDRC301a〜301nにおけるデジタル/アナログ変換で発生した量子化ノイズは、直接RF変調送信器の出力において、送信キャリア周波数より高周波側では送信キャリア周波数を起点として下記の式(4)に示したフィルタリング効果を受ける。また、送信キャリア周波数よりも低周波側では、送信キャリア周波数を起点として高周波側の伝達特性を折り返した低周波側へのフィルタリング効果を受ける。
次に、図1に示した直接RF変調送信器で発生する量子化ノイズについて説明する。図1に示したDDRC301a〜301nにおけるデジタル/アナログ変換で発生した量子化ノイズは、直接RF変調送信器の出力において、送信キャリア周波数より高周波側では送信キャリア周波数を起点として下記の式(4)に示したフィルタリング効果を受ける。また、送信キャリア周波数よりも低周波側では、送信キャリア周波数を起点として高周波側の伝達特性を折り返した低周波側へのフィルタリング効果を受ける。
式(4)は、サンプリングクロック周波数fsを基準としたZ関数を用いて、このフィルタリング効果を表現したものである。式(4)中のaは遅延量をサンプリングクロック(Tclkbb)の単位で規格化した自然数で、nは図1に示したDDRC301a〜301nの個数Nに対してn=N−1となる整数、またN個のDDRCに施される遅延は、1番目からN番目のDDRCに対しそれぞれ0、Tclkbb×a、2×Tclkbb×a、・・・n×Tclkbb×aである。なお、foffは送信キャリア周波数からの離調周波数である。
上記した式(4)は、nをn=M−1とすることによってDDRC308a〜308mについても適用することができる。
フィルタリング効果が式(4)によって表されることは、図1に示した直接RF変調送信器において差動ローカル信号TxLoI+、TxLoI-、TxLoQ+、TxLoQ-の周波数がゼロである場合を思考モデル的に考えると説明が容易かつ明瞭になる。この場合、DRC302a〜302n、DRC306a〜306mは周波数変換を行わない単純なデジタル/アナログ変換器となる。デジタル/アナログ変換はゲイン1の等価変換であり、Iデジタルベースバンド信号に注目すると、図4のように、Z変換の伝達関数を用いて表される等価的機能特性を考えることができる。これは一般的に良く知られたFIR(Finite impulse response:有限インパルス応答)フィルタであり、このことから直接RF変調送信器においても量子化ノイズが式(4)に示した抑圧をうけることが分かる。
フィルタリング効果が式(4)によって表されることは、図1に示した直接RF変調送信器において差動ローカル信号TxLoI+、TxLoI-、TxLoQ+、TxLoQ-の周波数がゼロである場合を思考モデル的に考えると説明が容易かつ明瞭になる。この場合、DRC302a〜302n、DRC306a〜306mは周波数変換を行わない単純なデジタル/アナログ変換器となる。デジタル/アナログ変換はゲイン1の等価変換であり、Iデジタルベースバンド信号に注目すると、図4のように、Z変換の伝達関数を用いて表される等価的機能特性を考えることができる。これは一般的に良く知られたFIR(Finite impulse response:有限インパルス応答)フィルタであり、このことから直接RF変調送信器においても量子化ノイズが式(4)に示した抑圧をうけることが分かる。
図5は、一例としてfs=1Hz、ローカル周波数=100Hz、N=2、a=1としたときの量子化雑音がうけるゲイン特性を示している。図5の縦軸は直接RF変調送信器のゲインを示し、横軸は信号の周波数を示している。縦軸に示したゲインが極小となる周波数は、一般的にノッチ周波数と呼ばれている。ノッチ周波数近傍では、デジタル/アナログ変換のビット数から計算される量子化雑音が大きくフィルタリングされることにより、低い量子化ノイズを実現することが可能である。
ノッチ周波数は、DDRCの段数Nとサンプリング周波数fsとの組み合わせによって任意に設定することが可能である。本実施形態では、ノッチ周波数を、無線通信で低ノイズが要求される周波数帯に対して調整することで、各DRCに要求されるデジタル/アナログ変換のビット数を抑えることが可能となる。
また、図1に示した直接RF変調送信器において、DRC302a〜302nの個数NとDRC306a〜306mの個数Mとが同じ(説明の便宜上、DRC302a〜302nとDRC306a〜306mとがいずれもN個とする)であって、DRC302a〜302nのi番目(iは1以上、N以下の数)のDRCと、DRC306a〜306mのi番目のDRCとに対し、遅延制御回路309が同じ遅延量を設定するものとする。
また、図1に示した直接RF変調送信器において、DRC302a〜302nの個数NとDRC306a〜306mの個数Mとが同じ(説明の便宜上、DRC302a〜302nとDRC306a〜306mとがいずれもN個とする)であって、DRC302a〜302nのi番目(iは1以上、N以下の数)のDRCと、DRC306a〜306mのi番目のDRCとに対し、遅延制御回路309が同じ遅延量を設定するものとする。
このとき、Iデジタルベースバンド信号のデジタル/アナログ変換で発生した量子化ノイズと、Qデジタルベースバンド信号のデジタル/アナログ変換で発生した量子化ノイズが受けるフィルタリングのフィルタリング特性は同一となる。、また、このとき、所定の離調周波数でのフィルタリング効果が一番高いこともFIRフィルタの性質から分かる。
[回路面積]
次に、従来のDRCを用いた直接RF変調器回路の電流源全体の面積と、本発明を適用したDRC及び遅延制御回路から構成される直接RF変調器の電流源全体の面積とを具体的な数値を用いて比較する。
従来の直接変調RF送信器における10ビットDRCの電流源全体の面積をS0とする。量子化ノイズの低減のため仮に1ビットだけ分ビット数を増やした場合、その電流源全体の面積は4倍の4×S0となる。2ビット分だけビット数を増やした場合、その電流源全体の面積は16倍の16×S0となる。これらによるノイズ低減効果は、前記した式(2)より、それぞれ6dB、12dBとなる。
次に、従来のDRCを用いた直接RF変調器回路の電流源全体の面積と、本発明を適用したDRC及び遅延制御回路から構成される直接RF変調器の電流源全体の面積とを具体的な数値を用いて比較する。
従来の直接変調RF送信器における10ビットDRCの電流源全体の面積をS0とする。量子化ノイズの低減のため仮に1ビットだけ分ビット数を増やした場合、その電流源全体の面積は4倍の4×S0となる。2ビット分だけビット数を増やした場合、その電流源全体の面積は16倍の16×S0となる。これらによるノイズ低減効果は、前記した式(2)より、それぞれ6dB、12dBとなる。
一方、本発明を適用することにより10ビットのDRCを並列に2つならべること、すなわちN=M=2とすることで周波数を部分的に低ノイズ化した場合、その電流源全体の面積は元の面積S0の2倍の2×S0ですむ。また、N=M=4とした場合でも、元の面積S0の4倍にしかならない。
このような本実施形態によれば、従来の直接変調RF送信器を単純にビット増しして構成する上記例の場合よりも小さい面積で低ノイズの送信器が実現できる。また、本実施形態の場合、ノイズフィルタリングによってノイズを低減しているためノイズフロア全体が低減できるわけではない。しかし、上述したように、通信システムでは、所定の範囲の周波数帯においてノイズの低減が強く要求される。このため、ノイズ低減が要求される周波数帯域に応じ、式(4)を使ってサンプリング周波数を調整すれば、DRCの数Nを比較的少ない数に抑えることが可能である。
また、多くの場合、上述したように、図5に示したようなノッチによって目的帯域(ノイズ低減が要求される周波数帯域)付近のノイズは上述の6dB、12dBに比しても大幅に低減することが可能となる。以上のことから、本実施形態によれば、従来の方法に比べて低ノイズであり、小面積の直接RF変調送信器を実現することが可能となる。 なお、以上説明した本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、特許請求の範囲により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
本発明の送信器は、ノイズが少ないうえに回路規模を小型化できるので、携帯電話機等の小型機器に好適な構成である。
301a〜301n、308a〜308m DDRC
302a〜302n、306a〜306m DRC
303 2分周器
304a〜304n、307a〜307m 遅延回路
305 出力整合回路
309 遅延制御回路
501a〜501k フリップフロップ回路
502 マルチプレクサ
302a〜302n、306a〜306m DRC
303 2分周器
304a〜304n、307a〜307m 遅延回路
305 出力整合回路
309 遅延制御回路
501a〜501k フリップフロップ回路
502 マルチプレクサ
Claims (8)
- 並列に接続された複数の直接RF変換器と、
前記複数の直接RF変換器に入力されるデジタルベースバンド入力信号を遅延させる複数の遅延回路と、
前記複数の直接RF変換器から出力される各出力信号を加算する加算部と、
を含み、
前記直接RF変換器は、
前記デジタルベースバンド入力信号と共にRF信号を入力し、前記デジタルベースバンド入力信号によって前記RF信号を変調し、前記出力信号として出力することを特徴とする送信器。 - 前記複数の遅延回路は、前記複数の直接RF変換器と一対一に接続されることを特徴とする請求項1に記載の送信器。
- 前記複数の直接RF変換器が、N個の前記直接RF変換器を含む第1ブロックと、
M個の前記直接RF変換器を含む第2ブロックと、を含み、
前記第1ブロックに含まれる前記直接RF変換器は、
同相デジタルベースバンド入力信号と共に第1RF信号を入力し、前記同相デジタルベースバンド入力信号によって前記第1RF信号を変調して第1出力信号として出力し、
前記第2ブロックに含まれる前記直接RF変換器は、
直交デジタルベースバンド入力信号と共に前記第1RF信号と位相が90度相違する第2RF信号を入力し、前記直交デジタルベースバンド入力信号によって前記第2RF信号を変調して第2出力信号として出力し、
前記加算部は、
前記第1ブロックに含まれるN個(Nは自然数)の前記直接RF変換器のそれぞれから出力される前記第1出力信号と、前記第2ブロックに含まれるM個(Mは自然数)の前記直接RF変換器のそれぞれから出力される前記第2出力信号と、を加算することを特徴とする請求項1に記載の送信器。 - 前記複数の遅延回路の各々に対し、前記デジタルベースバンド入力信号の遅延量を設定する遅延制御回路をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の送信器。
- 前記複数の遅延回路の各々に対し、前記デジタルベースバンド入力信号の遅延量を設定する遅延制御回路をさらに含み、
前記遅延制御回路は、
前記第1ブロックに含まれる前記N個の直接RF変換器と接続された前記遅延回路の各々が前記同相デジタルベースバンド入力信号を遅延させる遅延量を設定し、
前記第2ブロックに含まれる前記M個の直接RF変換器と接続された前記遅延回路の各々が前記直交デジタルベースバンド入力信号を遅延させる遅延量を設定することを特徴とする請求項3に記載の送信器。 - 前記第1ブロックと前記第2ブロックとがいずれも前記N個の直接RF変換器を含み(M=N)、
前記遅延制御回路は、前記第1ブロックに含まれる前記直接RF変換器のi番目(iは1以上、N以下の自然数)の前記直接RF変換器と、前記第2ブロックに含まれる前記直接RF変換器のi番目の前記直接RF変換器とに、同じ遅延量を設定することを特徴とする請求項5記載の送信器。 - 前記遅延回路は、
前記デジタルベースバンド入力信号を、該デジタルベースバンド入力信号の信号レートの周期を遅延量に応じた整数倍遅延させた遅延デジタル信号を生成することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の送信器。 - 前記遅延回路は、前記整数に等しい数のフリップフロップ回路を含むことを特徴とする請求項7に記載の送信器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012534475A JP5416281B2 (ja) | 2011-06-03 | 2012-05-23 | 送信器 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011125815 | 2011-06-03 | ||
JP2011125815 | 2011-06-03 | ||
JP2012534475A JP5416281B2 (ja) | 2011-06-03 | 2012-05-23 | 送信器 |
PCT/JP2012/003373 WO2012164876A1 (ja) | 2011-06-03 | 2012-05-23 | 送信器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5416281B2 true JP5416281B2 (ja) | 2014-02-12 |
JPWO2012164876A1 JPWO2012164876A1 (ja) | 2015-02-23 |
Family
ID=47258753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012534475A Expired - Fee Related JP5416281B2 (ja) | 2011-06-03 | 2012-05-23 | 送信器 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8929480B2 (ja) |
EP (1) | EP2571175A4 (ja) |
JP (1) | JP5416281B2 (ja) |
WO (1) | WO2012164876A1 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014049929A (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-17 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | 送信器 |
WO2014136437A1 (ja) * | 2013-03-07 | 2014-09-12 | 日本電気株式会社 | 無線送信装置および無線送信方法 |
EP2905894B1 (en) * | 2014-02-06 | 2017-05-17 | IMEC vzw | A modulation circuit for a radio device and a method thereof |
KR102268110B1 (ko) * | 2014-08-05 | 2021-06-22 | 삼성전자주식회사 | 데이터를 변조하는 방법 및 장치 및 기록 매체 |
KR102155060B1 (ko) * | 2014-10-24 | 2020-09-11 | 에스케이하이닉스 주식회사 | 멀티 레벨 메모리 소자 및 그의 데이터 센싱 방법 |
US10284202B1 (en) | 2018-04-02 | 2019-05-07 | Raytheon Company | Generating analog output from a field programmable gate array by combining scaled digital outputs |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10304001A (ja) * | 1997-02-27 | 1998-11-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 変調器及び変調方法 |
JP2010245962A (ja) * | 2009-04-08 | 2010-10-28 | Toshiba Corp | 変調装置及び変調方法 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7110739B2 (en) * | 2003-04-10 | 2006-09-19 | Powerwave Technologies, Inc. | Multi-transmitter communication system employing anti-phase pilot signals |
JP2005115654A (ja) | 2003-10-08 | 2005-04-28 | Sony Corp | 情報処理装置および方法、プログラム格納媒体、並びにプログラム |
US7421037B2 (en) * | 2003-11-20 | 2008-09-02 | Nokia Corporation | Reconfigurable transmitter with direct digital to RF modulator |
US6980779B2 (en) | 2003-11-20 | 2005-12-27 | Nokia Corporation | RF transmitter using digital-to-RF conversion |
US8254865B2 (en) * | 2006-04-07 | 2012-08-28 | Belair Networks | System and method for frequency offsetting of information communicated in MIMO-based wireless networks |
JP4640454B2 (ja) * | 2008-06-24 | 2011-03-02 | ソニー株式会社 | 変調回路、変調方法、プログラム、および通信装置 |
US8542773B2 (en) * | 2009-12-18 | 2013-09-24 | Electronics And Telecommunications Research Institute | Digital RF converter, digital RF modulator and transmitter including the same |
US8385469B2 (en) * | 2010-01-20 | 2013-02-26 | Panasonic Corporation | High-efficiency all-digital transmitter |
US8767845B2 (en) * | 2010-03-02 | 2014-07-01 | The Aerospace Corporation | Increased capacity communication links with spectrum sharing |
US20130003881A1 (en) * | 2011-06-30 | 2013-01-03 | Imec | Radio Frequency Modulators |
-
2012
- 2012-05-23 EP EP12793290.3A patent/EP2571175A4/en not_active Withdrawn
- 2012-05-23 WO PCT/JP2012/003373 patent/WO2012164876A1/ja active Application Filing
- 2012-05-23 JP JP2012534475A patent/JP5416281B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2012-05-23 US US13/805,847 patent/US8929480B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10304001A (ja) * | 1997-02-27 | 1998-11-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 変調器及び変調方法 |
JP2010245962A (ja) * | 2009-04-08 | 2010-10-28 | Toshiba Corp | 変調装置及び変調方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2012164876A1 (ja) | 2012-12-06 |
US20130093495A1 (en) | 2013-04-18 |
EP2571175A4 (en) | 2014-02-19 |
US8929480B2 (en) | 2015-01-06 |
EP2571175A1 (en) | 2013-03-20 |
JPWO2012164876A1 (ja) | 2015-02-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Eloranta et al. | A Multimode Transmitter in 0.13$\mu\hbox {m} $ CMOS Using Direct-Digital RF Modulator | |
JP5416281B2 (ja) | 送信器 | |
EP1925094B1 (en) | Multi-band radio frequency modulator | |
JP6542263B2 (ja) | 低グリッチノイズのセグメント型dac用のハイブリッドr−2r構造 | |
JP2008509575A (ja) | ディジタル帯域通過シグマ・デルタ変調器を含む全ディジタル送信機 | |
Ba et al. | A 1.3 nJ/b IEEE 802.11 ah fully-digital polar transmitter for IoT applications | |
US20100081408A1 (en) | Re-Configurable Passive Mixer for Wireless Receivers | |
US7755524B2 (en) | Method for performing a digital to analog conversion of a digital signal, and corresponding electronic device | |
US11271576B1 (en) | Digital-to-analog converter (DAC) with common-mode correction | |
US8964860B2 (en) | Digital modulator | |
US7345612B2 (en) | Digital-to-radio frequency conversion device, chip set, transmitter, user terminal and data processing method | |
US9077573B2 (en) | Very compact/linear software defined transmitter with digital modulator | |
US8766838B2 (en) | Method and apparatus for performing modulation of a radio frequency signal | |
Zimmermann et al. | System architecture of an RF-DAC based multistandard transmitter | |
US9742360B2 (en) | Efficient smart wideband linear hybrid CMOS RF power amplifier | |
US10511322B1 (en) | High-speed digital transmitter for wireless communication systems | |
US10666286B1 (en) | Partitioned delta-sigma modulator for high-speed applications | |
JP5584180B2 (ja) | 直接rf変調送信器のサンプリングクロック周波数設定方法 | |
US7414555B1 (en) | Interleaved ADC and folded mixer for WLAN devices | |
JP2014049929A (ja) | 送信器 | |
Eloranta et al. | Direct-digital RF-modulator: a multi-function architecture for a system-independent radio transmitter | |
US20240171182A1 (en) | Multi-phase clock generator circuit | |
JP2001168716A (ja) | 電流ドレインを最小限に抑えた切換電流d/a変換器 | |
Chen | Reconfigurable Software-Defined Radio—System Analyses, Architecture Designs, and Circuit Implementations | |
Roverato et al. | A programmable DSP front-end for all-digital 4G transmitters |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131112 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131114 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5416281 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |