JP5415103B2 - 脱硫装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内部を流体が流通する配管構造、及び当該配管構造を使用した脱硫装置に関する。
種々の装置の設置環境によっては、配管を設置するために十分なスペースを確保することが難しい場合がある。そのような場合において、互いに角度がある管やダクトを分岐、合流させる接続継手であるエルボ部材等の連結配管部を使用して折り曲げて敷設することが多い。図5は、一般的な折り曲げて敷設された配管構造を示す斜視図である。エルボ部材51a、51bは、2つの配管を連結する。エルボ部材51a、51bによって、配管構造は、折り曲げて敷設することができる。しかし、例えば配管内を石灰石スラリー(石膏と吸収剤である少量の石灰石が懸濁または溶存したもの)が流通する脱硫装置の場合、脱硫装置の配管構造で備えているエルボ部材51a、51bは、スラリーの固体粒子により、磨耗して内部が削られることがある。エルボ部材51a、51bは、磨耗が進行すると、いずれ穴あきが生じてしまう。
エルボ部材(連結配管部)の磨耗による穴あきを軽減する従来技術として、例えば特許文献1及び特許文献2の技術を挙げる事ができる。特許文献1において、スラリー輸送管等の内外面に接着性、防食性に優れた下塗り塗膜を塗料し、その上にガラスフレーク入り瀝青物エポキシ組成物を塗料し、防食性能を向上させる技術が開示されている。また、特許文献2において、耐摩耗性が要求される管体内側が金属−セラミックス複合材からなり、管体外側が金属単体からなる耐摩耗性と耐衝撃性に優れた管及び管継手の製造方法について開示されている。
特開昭56−134688号公報 特開昭64−27762号公報
しかし、特許文献1及び2で示された摩耗を軽減する方法では、摩耗の初期進行スピードは若干鈍るものの、同様に磨耗し、下塗り塗膜の剥離による障害が発生し、穴あきに対する恒久的な対策となっていない。また、連結配管部に穴あきが生じた場合、配管構造から穴あき部を修復するのに、工期と費用の負担が大きいため、妥当ではない。
本発明は、連結配管部の磨耗を軽減することが出来、連結配管部に穴あきが生じた場合には、容易に修復可能であるために、工期と費用の負担を軽減することができる配管構造及び脱硫装置を提供することを目的とする。
(1)本発明は、上流側配管部と、該上流側配管部の下端部近傍に該上流側配管部に対して所定角度を有して配置される下流側配管部と、該上流側配管部と該下流側配管部とを連結する連結配管部と、を備え内部を流体が流通する配管構造であって、前記連結配管部は、連結配管本体と、前記連結配管本体から前記上流側配管部の内部における前記流体の流れ方向下流側に突出する突出部と、前記突出部の先端側に該突出部に対して着脱可能に接続された蓋部と、を備える配管構造に関する。
(1)の配管構造によれば、連結配管部が突出部を備えているために、上流側配管部から連結配管部に流れてきた流体は、突出部において流速を減速させた後、下流側配管部へと流れる。そのため、連結配管部にかかる圧力を抑えられるので、連結配管部の磨耗を軽減することができる。また、突出部の先端側に突出部に対して着脱可能に接続された蓋部を有するため、流体により蓋部が磨耗しても容易且つ短期間に交換可能である。
(2)本発明は、(1)に記載の配管構造において、前記上流側配管部は、略鉛直方向に配置されると共に、前記突出部は鉛直方向の下側に突出する配管構造である。
(2)の配管構造によれば、上流側配管部が略鉛直方向に配置され、流体の流れが、重力の影響も加わり流速が速くなった場合においても、連結配管部が突出部を備えているために、上流側配管部から連結配管部に流れてきた流体は、突出部において流速を減速させた後、下流側配管部へと流れる。そのため、連結配管部にかかる圧力を抑えられるので、連結配管部の磨耗を軽減することができる。
(3)本発明は、硫黄含有ガスを導入するガス導入部及び石灰石スラリーを導入するスラリー導入部を有し、硫黄含有ガスと石灰石スラリーとを接触させる気液接触装置と、石灰石スラリーを貯留するスラリー貯留部と、前記スラリー貯留部と前記気液接触装置とを連結するスラリー供給配管と、を備える脱硫装置であって、前記スラリー供給配管は、上流側配管部と、該上流側配管部の下端部近傍に該上流側配管部に対して所定角度を有して配置される下流側配管部と、該上流側配管部と該下流側配管部とを連結する連結配管部と、を備え、前記連結配管部は、連結配管本体と、前記連結配管本体から前記上流側配管部の内部における前記石灰石スラリーの流れ方向下流側に突出する突出部と、前記突出部の先端側に該突出部に対して着脱可能に接続された蓋部と、を備える脱硫装置である。
(3)の脱硫装置によれば、連結配管部が突出部を備えているために、上流側配管部から連結配管部に流れてきた石灰石スラリーは、突出部において流速を減速させた後、下流側配管部へと流れる。そのため、連結配管部にかかる圧力を抑えられるので、石灰石スラリーの固体粒子による連結配管部の磨耗を軽減することができる。また、突出部の先端側に突出部に対して着脱可能に接続された蓋部を有するため、流体により蓋部が磨耗しても容易且つ短期間に交換可能である。
(4)本発明は、(3)に記載の脱硫装置において、前記上流側配管部は、略鉛直方向に配置されると共に、前記突出部は鉛直方向の下側に突出する脱硫装置である。
(4)の脱硫装置によれば、上流側配管部が略鉛直方向に配置され、石灰石スラリーの流れが、重力の影響も加わり流速が速くなった場合においても、連結配管部が突出部を備えているために、上流側配管部から連結配管部に流れてきた石灰石スラリーは、突出部において流速を減速させた後、下流側配管部へと流れる。そのため、連結配管部にかかる圧力を抑えられるので、石灰石スラリーの固体粒子による連結配管部の磨耗を軽減することができる。
本発明の配管構造及び脱硫装置によれば、連結配管部が突出部を備えているために、上流側配管部から連結配管部に流れてきた流体は、突出部において流速を減速させた後、下流側配管部へと流れる。そのため、連結配管部にかかる圧力を抑えられるので、連結配管部の磨耗を軽減することができる。また、突出部の先端側に突出部に対して着脱可能に接続された蓋部を有するため、流体により蓋部が磨耗しても容易且つ短期間に交換可能である。
本発明の第一の実施形態に係る配管構造を示す平面図である。 本発明の第二の実施形態に係る配管構造を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る脱硫装置の模式図である。 本発明の実施形態に係る脱硫装置のスラリー供給配管の斜視図である。 一般的な折り曲げて敷設された配管構造を示す斜視図である。
初めに、本発明の配管構造について説明する。図1は、本発明の第一の実施形態に係る配管構造1aを示す平面図である。配管構造1aは、上流側配管部2、下流側配管部3、及び連結配管部4を備える。連結配管部4は、上流側配管部2と下流側配管部3とを連結している。図1に示された本発明の第一の実施形態においては、これら上流側配管部2、下流側配管部3、及び連結配管部4は、すべて水平方向に連結されている。そのため、配管構造1aの内部を流れる流体は、上流側配管部2から、連結配管部4を通り、下流側配管部3へと、水平方向に流れる。
連結配管部4は、連結配管本体5、突出部6、及び蓋部7を備える。連結配管本体5は、上流側連結口5aと下流側連結口5bとを有する。上流側連結口5aは、連結配管部4と上流側配管部2とを連結する。一方、下流側連結口5bは、連結配管部4と下流側配管部3とを連結する。上流側連結口5aと下流側連結口5bとは、連結配管部4において互いに所定角度を有する位置に設けられている。そのため、下流側配管部3は、上流側配管部2の先端部近傍に上流側配管部2に対して当該所定角度を有して配置することができる。当該角度の大きさは、設置する環境により作業者が任意に定められる。例えば、図1においては、当該角度の大きさは、90度である状態を示している。
突出部6は、連結配管本体5から上流側配管部2の内部における流体の流れ方向(矢印a)下流側に突出する。突出部6に流れた流体(矢印b)は、蓋部7によって、矢印cの向きに流れを変えて、矢印dの向きの下流側配管部3へと流れる。ここで、突出部6において、矢印bの流体の流れは、矢印cの流体の流れの存在により、連結配管部4内の流体の速度は、減速される。そのため、連結配管部4内の流体の速度をおさえることができるため、連結配管部4にかかる流体による圧力を軽減することができる。
蓋部7は、突出部6の先端側に突出部6に対して着脱可能に接続される。蓋部7と突出部6との接続方法としては、ねじ込み式による接続方法を例示することができる。ねじ込み式であることにより、流体が管内を流通する際に生じる圧力によって、蓋部7と突出部6との接続は外れにくくなる。また、蓋部7の取り替え時において、作業員は、蓋部7を一定方向に回転させることで、蓋部7の取り外しを容易にすることができる。さらに、蓋部7と突出部6との接続方法は、ねじ込み式による接続される方法に加えて、ネジにより固定する接続方法を伴っても良い。蓋部7は、突出部6の先端部に位置するため、上流側配管部2から流れてくる流体の圧力を最も受けやすく、磨耗しやすい。蓋部7が、突出部6に対して着脱可能に接続されているため、蓋部7が磨耗した場合には、容易且つ短期間に、蓋部7の取り替えを行うことができる。
次に、本発明に係る配管構造の別の実施形態について説明する。図2は、本発明の第二の実施形態に係る配管構造1bを示す正面図である。配管構造1bは、図1に示した配管構造と同じく、上流側配管部2、下流側配管部3、及び連結配管部4を備え、連結配管部4は、連結配管本体5、突出部6、及び蓋部7を備える。ただし、上流側配管部2は、略鉛直方向に配置される。また、突出部6は、鉛直方向の下側に突出する。上流側配管部2が略鉛直方向に配置される場合、上流側配管部2を流れる流体(矢印a)は、重力の影響があるため、流速は通常よりも速くなる。
しかし、本発明の配管構造1bにおいては、突出部6を備えるために流体の速度を抑えることが出来る。つまり、突出部6に流れた流体(矢印b)は、蓋部7によって、矢印cの向きに流れを変えて、矢印dの向きの下流側配管部3へと流れる。矢印bの流体の流れの流速は、矢印cの流体の流れの存在により減速される。そのため、連結配管部4に流れる流体の速度を減速させることにより、連結配管部4にかかる流体による圧力を軽減することができ、連結配管部4の磨耗を軽減させることができる。
なお、本発明の第一及び第二の実施形態に係る配管構造1a、1bは、適宜組み合わせて使用することができる。
次に、本発明に係る脱硫装置9について説明する。脱硫装置9では、以下の反応(1)〜(3)を起こさせることにより、硫酸カルシウム(CaSO:石膏)が生成され、硫黄含有ガスから脱硫を行っている。
(1)SO+HO→H+HSO
(2)H+HSO +1/2O→2H+SO 2−
(3)2H+SO 2−+CaCO+HO→CaSO・2HO+CO
脱硫装置9で硫黄含有ガスからSOを除去するためには、SOの濃度に応じて必要量の石灰石スラリーを投入しなければならない。通常の場合、石灰石スラリーの投入量は、炭酸カルシウム濃度計(pH計)における計測結果に基づいて定められる。
図3は、本発明の実施形態に係る脱硫装置9の模式図である。本発明の脱硫装置9は、気液接触装置10、スラリー貯留部20、及びスラリー供給配管30、を備える。スラリー貯留部20は、石灰石スラリーを貯留している。スラリー貯留部20に貯留された石灰石スラリーは、スラリー供給配管30を通り、気液接触装置10へと送られる。気液接触装置10にて、石灰石スラリーと硫黄含有ガスとが接触し、硫酸カルシウムが生成される。
気液接触装置10は、硫黄含有ガスAを導入するガス導入部11、硫黄除去後ガスBを導出するガス導出部12、スラリー貯留部20から送られた石灰石スラリーが供給されるタンク13、石灰石スラリーに空気を供給する空気供給手段14、同伴ミストを捕集除去するミストエリミネータ15、及び石灰石スラリーを導入するスラリー導入部16を有する。
ガス導入部11は、タンク13の一側部から上方に向かって延設されると共に、硫黄含有ガスAが下方に向って流れるようになっている。また、ガス導出部12は、タンク13の他側部(図では右側)から上方に向かって延設されると共に、ガス導入部11を通過しタンク13内上部を経由したガスが上方に向って流れるようになっている。さらに、ガス導出部12のタンク13側には、ミストエリミネータ15が設けられている。当該ミストエリミネータ15で捕集されたミストは、例えばガス導出部12内を滴下することにより直接、タンク13内に戻るようになっている。
ガス導入部11から送られる硫黄含有ガスと接触させる石灰石スラリーは、スラリー導入部16により接触される。スラリー導入部16は、循環パイプ16a、供給ヘッダ16b、及びスプレーパイプ16c、を有する。スプレーパイプ16cには、石灰水スラリーを上方に向って液柱状に噴射するための複数のスプレーノズル16dが形成されている。タンク60内の石灰水スラリーは、循環パイプ16aを通り、供給ヘッダ16bを介し、スプレーパイプ16cに送り込まれ、各スプレーノズル16dから噴射される。
スプレーパイプ16cは、ガス導入部11側に位置する。また、スプレーパイプ16cは、詳細には図示しないが、の内部の横方向全域にわたって、平行に複数並べて配設されており、スプレーパイプ16cの他端側が供給ヘッダ16bの長手方向の複数箇所にそれぞれ接続されている。
また、タンク13内には、空気供給手段14が設けられている。スプレーノズル16dから吹上げられた石灰石スラリーは、亜硫酸ガスを吸収しながら流下し、空気供給手段14を用いて吹込んだ空気により酸化し、石膏を生成する。
図3に示す空気供給手段14は、アーム回転式となっており、タンク13内に中空回転軸14bを用いて支持されたモータ(図示せず)により水平回転するアーム14dと、中空回転軸14bから延長されると共に開口端がアーム14dの下側に延長された空気供給管14cと、中空回転軸14bの基端側を空気源に供給するためのロータリージョイント14aとを備えている。この空気供給手段14では、ロータリージョイント14aから空気Cを圧入しつつ中空回転軸14bを回転させて、空気供給管14cよりアーム14dの回転方向背面側に生じる気相域に空気Cを供給する。さらに、アーム14dの回転により生じる渦力により、気相域終縁部の千切れ現象を起こして略均一な微細気泡を多数発生させ、タンク13内で亜硫酸ガスを吸収した石灰石スラリーと空気とを効率良く接触させるようになっている。
タンク13内の石灰石スラリーは、脱水機17に送出され、当該脱水機17により濾過されて、水分含有量の少ない石膏として取り出される。一方、脱水機17からの濾液は、スラリー貯留部20に送出されて、補給水と共に石灰石が加えられ、再び石灰石スラリーとして、スラリー供給配管30を流動し、気液接触装置10に供給される。
ここで、スラリー供給配管30について説明する。図4は、本発明の実施形態に係る脱硫装置のスラリー供給配管30の斜視図である。スラリー供給配管30は、上流側配管部32a、下流側配管部33、及び連結配管部34aを備える。下流側配管部33は、上流側配管部32aの先端部近傍に上流側配管部32aに対して所定角度を有して配置される。当該所定角度の大きさは、設置する環境により作業者が任意に定められる。例えば、図4においては、当該角度の大きさは、90度である状態を示している。
連結配管部34aは、上流側配管部32aと下流側配管部33とを連結する。連結配管部34は、連結配管本体35、突出部36a、及び蓋部37aを備える。突出部36aは、連結配管本体35から上流側配管部32aの内部における石灰石スラリーの流れ方向下流側に突出する。蓋部37aは、突出部36aの先端側に突出部36aに対して着脱可能に接続されている。
石灰石スラリーは、固体物を含む。そのために、連結配管部34aは、石灰石スラリーの固体物が接触するために、磨耗を起こしやすい。しかし、突出部36aを有するため、連結配管部4内を流れる石灰石スラリーの流速は、減速される。つまり、突出部36aにおいては、上流側配管部32aからの流れと、当該流れとは逆向きの流れとが混在している。そのため、突出部36aにおいて、上流側配管部32aから流れる石灰石スラリーの流れは、減速されるために、連結配管部34aの磨耗を少なくすることができる。
また、連結配管部34aにおいて、石灰石スラリーの流れによる磨耗が起こりがちな部分は、蓋部37aである。本発明の脱硫装置において、蓋部37aが、突出部36aに対して着脱可能に接続されているため、蓋部37aが磨耗した場合には、容易且つ短期間に、蓋部37aの取り替えを行うことができる。なお、蓋部37aと突出部36aとの接続方法としては、ねじ込み式による接続方法を例示することができる。ねじ込み式であることにより、石灰石スラリーが管内を流通する際に生じる圧力によって、蓋部37aと突出部36aとの接続は外れにくくなる。また、蓋部37aの取り替え時において、作業員は、蓋部37aを一定方向に回転させることで、蓋部37aの取り外しを容易にすることができる。さらに、蓋部37aと突出部36aとの接続方法は、ねじ込み式による接続される方法に加えて、ネジにより固定する接続方法を伴っても良い。
また、スラリー供給配管30において、上流側配管部は略鉛直方向に配置することもできる。その場合、突出部は、鉛直方向の下側に突出する。鉛直方向に配置された上流側配管部32bに流れる石灰石スラリーの流速は、流速は水平方向の流通時に比べて、重力の影響も受け、速くなる。しかし、突出部36bを有するため、前述の通り、連結配管部34b内を流れる石灰石スラリーの流速は、減速される。そのため、石灰石スラリーの流れにより、連結配管部34bの磨耗を軽減させることができる。
さらに、石灰石スラリーの流れによる磨耗が起こりがちな蓋部37bは、突出部36bに対して着脱可能に接続されている。そのため、蓋部37bが磨耗した場合には、容易且つ短期間に、蓋部37bの取り替えを行うことができる。なお、蓋部37bと突出部36bとの接続方法としては、前述の通り、ねじ込み式による接続方法や、ねじ込み式による接続される方法に加えて、ネジにより固定する接続方法を例示することができる。
なお、本発明の実施形態は、上記の実施形態に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲は、これらに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態では、本発明の配管構造を脱硫装置のスラリー供給配管30に適用したが、これに限らない。すなわち、本発明の配管構造を、固形物が混じる汚水の浄水装置や、農地から水を排水するための農業用水排水設備、土木工事現場において泥水を排出するための送排泥管設備、生コンクリートが流通するモルタル輸送管設備等に適用しても良い。
1a、1b 配管構造
2、32a、32b 上流側配管部
3、33 下流側配管部
4、34a、34b 連結配管部
5、35a、35b 連結配管本体
5a 上流側連結口
5b 下流側連結口
6、36a、36b 突出部
7、37a、37b 蓋部
9 脱硫装置
10 気液接触装置
11 ガス導入部
12 ガス導出部
13 タンク
14 空気供給手段
14a ロータリージョイント
14b 中空回転軸
14c 空気供給管
14d アーム
15 ミストエリミネータ
16 スラリー導入部
16a 循環パイプ
16b 供給ヘッダ
16c スプレーパイプ
16d スプレーノズル
17 脱水機
20 スラリー貯留部
30 スラリー供給配管
51a、51b エルボ部材

Claims (2)

  1. 硫黄含有ガスを導入するガス導入部、及び石膏と吸収剤である少量の石灰石を液体に懸濁又は溶存した石灰石スラリーを導入するスラリー導入部を有し、硫黄含有ガスと前記石灰石スラリーとを接触させる気液接触装置と、
    前記石灰石スラリーを貯留するスラリー貯留部と、
    前記スラリー貯留部と前記気液接触装置とを連結し、内部に前記石灰石スラリーが流通するスラリー供給配管と、を備え、
    前記スラリー供給配管は、
    上流側配管部と、
    前記上流側配管部の下端部近傍に当該上流側配管部に対して所定角度を有して配置された下流側配管部と、
    前記上流側配管部と前記下流側配管部とを連結する連結配管部と、を有し、
    前記連結配管部は、
    連結配管本体と、
    前記連結配管本体から前記上流側配管部の内部における前記石灰石スラリーの下流側に突出する突出部と、
    前記突出部の先端側に接続され、前記突出部と同じ外径を有するとともに前記先端部側が平面である蓋部と、を有し、
    前記蓋部は、前記突出部の先端側にねじ込みに加えてネジにより固定されている脱硫装置。
  2. 前記上流側配管部は、略鉛直方向に配置されると共に、前記突出部は鉛直方向の下側に突出する請求項1記載の脱硫装置。
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