JP5413789B2 - 画像形成装置および操作キーの着脱時の処理プログラム - Google Patents

画像形成装置および操作キーの着脱時の処理プログラム Download PDF

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本発明は、画像形成装置および操作キーの着脱時の処理プログラムに関する。
印刷出力機能や画像読み取り機能、ファクシミリ送信機能などを有する画像形成装置を利用するにあたり、利用者を認証する技術の一例として、電子カードやハードキーなどを用いる方法がある。これらを用いた認証技術では、カードやハードキーなどに記憶された情報を用いて認証し、各ユーザに対して所定の制限を施している。
以下の特許文献1に開示された従来技術では、これらの電子カード(キーカード)を用いたデジタル複写機の利用において、カード装置にキーカードをセットしたまま長時間放置されていると、他人のキーカードの不正使用や誤使用が生じたり、キーカードが紛失するほか、キーカードがカード装置にセットされたまま長時間放置されていると、他人の利用を制限したりして、デジタル複写機を有効に活用することができなくなってしまうという問題を解決する技術が示されている。
この従来技術では、カード装置にセットされたまま長時間放置されたキーカードの使用権限を一時凍結し、他人のカードの不正使用や誤使用を防ぐことを可能としているほか、さらに警告音や電話、インターネットメール等を用いて報知し、デジタル複写機の有効利用を図り、課金管理システムの信頼性を向上させている。
特開平11−174920公報
本発明は、操作キーの着脱時における処理情報に対して任意の処理を行えるようにした画像形成装置および操作キーの着脱時の処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の画像形成装置の発明は、印刷要求を受け付ける受付手段と、装置本体に着脱自在な鍵装置の接続状態を検出する検出手段と、前記検出手段により前記鍵装置の接続が検出された場合に、前記受付手段で受け付けた印刷要求に係わる印刷情報の印刷処理を制御する制御手段と、前記鍵装置の接続後に該鍵装置の接続解除がなされた場合に前記印刷情報の印刷出力中、印刷要求の受信中、新たな印刷要求の受信、印刷要求受信済みのそれぞれの処理状況に応じて実行される処理が規定された処理モードとして、前記印刷情報の印刷出力中である場合には印刷出力を継続し、印刷要求が受信中である場合には受信を継続して受信した印刷要求を保存し、印刷要求が受信済みである場合には受信済みの印刷要求を順次印刷出力し、新たに印刷要求の受信を行わない旨を規定している第1の処理モードを含み、該第1の処理モードを含む処理モードを決定する決定手段と、前記検出手段により前記鍵装置が接続後に接続解除されたことが検出された場合は、前記決定手段により決定された処理モードを実行する実行手段とを具備する画像形成装置とを具備する。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記決定手段は、前記第1の処理モードと、印刷情報の印刷出力中である場合には印刷出力を継続し、印刷要求が受信中である場合には受信を継続して受信した印刷要求を保存し、印刷要求が受信済みである場合には受信状態にある印刷要求を保存状態とし、新たに印刷要求の受信を行わない旨を規定している第2の処理モードの中から処理モードを決定する。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記決定手段は、前記第1の処理モードと第2の処理モードと、ネットワークポートを介して受信した印刷要求に対して、印刷情報の印刷出力中である場合には印刷出力を中断し、印刷要求が受信中である場合には受信を中断し、印刷要求が受信済みである場合には受信状態にある印刷要求を削除し、新たに印刷要求の受信を行わない旨を規定している第3の処理モードの中から処理モードを決定する。
また、請求項の発明は、請求項1の発明において、前記制御手段は、前記検出手段により前記鍵装置の接続解除がなされたことが検出されてからの経過時間を計時する計時手段を具備し、前記計時手段により計時された経過時間が所定の時間に達したときに前記実行手段による前記処理モードの実行を開始する。
また、請求項の発明は、請求項の発明において、前記計時手段により計時された経過時間が所定の時間を経過する前に前記鍵装置が接続されたことが前記検出手段により検出された場合は、前記制御手段による前記印刷処理を継続する継続手段を更に具備する。
また、請求項の発明は、請求項1の発明において、前記鍵装置の接続後に該鍵装置の接続解除がなされた場合に実行される処理モードを登録する登録手段を更に具備し、前記決定手段は、前記登録手段で登録された処理モードを前記鍵装置の接続後に該鍵装置の接続解除がなされた場合に実行される処理モードとして決定する。
また、請求項の発明は、請求項の発明において、前記実行手段による前記処理モードの実行回数を前記登録手段により登録した前記処理モードに対応して蓄積して管理する管理手段を更に具備し、前記決定手段は、前記管理手段により管理されている前記実行回数に基づき実行頻度が最も高い処理モードを前記鍵装置の接続後に該鍵装置の接続解除がなされた場合に実行される処理モードとして決定する。
また、請求項の発明は、請求項1の発明において、前記受付手段は、複数の通信インターフェースを介して前記印刷要求を受け付け、前記処理モードは、前記通信インターフェースに対応して前記印刷要求の受信の可否を設定する。
また、請求項10の発明は、請求項の発明において、前記処理モードは、再起動を実行する処理モードを更に含む。
また、請求項11の処理プログラムの発明は、コンピュータを、印刷要求を受け付ける受付手段、印刷要求がどのインターフェースから受け付けたのかを記憶する記憶手段、装置本体に着脱自在な鍵装置の接続状態を検出する検出手段、前記検出手段により前記鍵装置の接続が検出された場合に、前記受付手段で受け付けた印刷要求に係わる印刷情報の印刷処理を制御する制御手段、前記鍵装置の接続後に該鍵装置の接続解除がなされた場合に前記印刷情報の印刷出力中、印刷要求の受信中、新たな印刷要求の受信、印刷要求受信済みのそれぞれの処理状況に応じて実行される処理が規定された処理モードとして、前記印刷情報の印刷出力中である場合には印刷出力を継続し、印刷要求が受信中である場合には受信を継続して受信した印刷要求を保存し、印刷要求が受信済みである場合には受信済みの印刷要求を順次印刷出力し、新たに印刷要求の受信を行わない旨を規定している処理モードを含み、該処理モードを含む処理モードを決定する決定手段、前記検出手段により前記鍵装置が接続後に接続解除されたことが検出された場合は、前記決定手段により決定された処理モードを実行する実行手段として機能させるために作動する。
また、請求項12の処理プログラムの発明は、コンピュータを、印刷要求を受け付ける受付手段、印刷要求がどのインターフェースから受け付けたのかを記憶する記憶手段、装置本体に着脱自在な鍵装置の接続状態を検出する検出手段、前記検出手段により前記鍵装置の接続が検出された場合に、前記受付手段で受け付けた印刷要求に係わる印刷情報の印刷処理を制御する制御手段、前記鍵装置の接続後に該鍵装置の接続解除がなされた場合に前記印刷情報の印刷出力中、印刷要求の受信中、新たな印刷要求の受信、印刷要求受信済みのそれぞれの処理状況に応じて実行される処理が規定された処理モードとして、前記印刷情報の印刷出力中である場合には印刷出力を継続し、印刷要求が受信中である場合には受信を継続して受信した印刷要求を保存し、印刷要求が受信済みである場合には受信済みの印刷要求を順次印刷出力し、新たに印刷要求の受信を行わない旨を規定している第1の処理モードと、印刷情報の印刷出力中である場合には印刷出力を継続し、印刷要求が受信中である場合には受信を継続して受信した印刷要求を保存し、印刷要求が受信済みである場合には受信状態にある印刷要求を保存状態とし、新たに印刷要求の受信を行わない旨を規定している第2の処理モードの中から処理モードを決定する決定手段、前記検出手段により前記鍵装置が接続後に接続解除されたことが検出された場合は、前記決定手段により決定された処理モードを実行する実行手段として機能させるために作動する。
また、請求項13の処理プログラムの発明は、コンピュータを、印刷要求を受け付ける受付手段、印刷要求がどのインターフェースから受け付けたのかを記憶する記憶手段、装置本体に着脱自在な鍵装置の接続状態を検出する検出手段、前記検出手段により前記鍵装置の接続が検出された場合に、前記受付手段で受け付けた印刷要求に係わる印刷情報の印刷処理を制御する制御手段、前記鍵装置の接続後に該鍵装置の接続解除がなされた場合に前記印刷情報の印刷出力中、印刷要求の受信中、新たな印刷要求の受信、印刷要求受信済みのそれぞれの処理状況に応じて実行される処理が規定された処理モードとして、前記印刷情報の印刷出力中である場合には印刷出力を継続し、印刷要求が受信中である場合には受信を継続して受信した印刷要求を保存し、印刷要求が受信済みである場合には受信済みの印刷要求を順次印刷出力し、新たに印刷要求の受信を行わない旨を規定している第1の処理モードと、印刷情報の印刷出力中である場合には印刷出力を継続し、印刷要求が受信中である場合には受信を継続して受信した印刷要求を保存し、印刷要求が受信済みである場合には受信状態にある印刷要求を保存状態とし、新たに印刷要求の受信を行わない旨を規定している第2の処理モードと、ネットワークポートを介して受信した印刷要求に対して、印刷情報の印刷出力中である場合には印刷出力を中断し、印刷要求が受信中である場合には受信を中断し、印刷要求が受信済みである場合には受信状態にある印刷要求を削除し、新たに印刷要求の受信を行わない旨を規定している第3の処理モードの中から処理モードを決定する決定手段、前記検出手段により前記鍵装置が接続後に接続解除されたことが検出された場合は、前記決定手段により決定された処理モードを実行する実行手段として機能させるために作動する。
本発明の請求項1〜4によれば、鍵装置の接続解除を行った際に、処理対象の印刷情報の処理状態に応じて印刷処理を制御することが可能になるという効果を奏する。
また、請求項によれば、鍵装置の接続解除を一定時間の経過後に有効とすることができ、不意な操作による意図しない処理が行われるのを防止することが可能になるという効果を奏する。
また、請求項によれば、鍵装置の接続解除から一定時間を経過する前に再度、電子端末を接続することで印刷処理を継続することが可能になるという効果を奏する。
また、請求項によれば、鍵装置が接続解除された場合に登録された処理モードによる処理が実行されるようになるという効果を奏する。
また、請求項によれば、鍵装置が接続解除された場合に最も実行頻度の高い処理モードによる処理を実行することが可能になるという効果を奏する。
また、請求項によれば、鍵装置を接続解除した場合に、通信インターフェースごとに画像情報の受信可否を設定することが可能になるという効果を奏する。
また、請求項10によれば、電子端末を接続解除することによって再起動することが可能になるという効果を奏する。
また、請求項11〜13によれば、鍵装置の接続解除を行った際に、処理対象の印刷情報の処理状態に応じて印刷処理を制御することが可能になるという効果を奏する。
以下、本発明に係わる画像形成装置および操作キーの着脱時の処理プログラムの一実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる画像形成装置および操作キーの着脱時の処理プログラムを適用して構成した画像形成装置の構成を示す図の一例である。
図1において、この画像形成装置は、操作表示パネル101、主制御部102、記憶部103、データ送受信制御回路104、ネットワークポート105、USBポート106、ハードウェアキーポート107、識別情報読取部108、識別情報判定部109、印刷出力部110、時計機能部111を具備して構成される。
この画像形成装置は、画像形成処理として印刷ジョブの印刷出力や、印刷物の読み取りによる画像情報の作成などを行う装置であるが、以下の説明では、画像形成装置の一例としてプリンタを例にして説明する。
このプリンタは、ネットワークポート105、USBポート106の2個の通信インターフェースが設けられている。プリンタはこのネットワークポート105、USBポート106を介することで外部機器(図示せず)と相互通信が可能であって、通信相手である外部機器から印刷要求として印刷ジョブを受信する。この図1に示す例では、ネットワークポート105とUSBポート106の2個の通信インターフェースを装備する例を示しているが、これに限定されることなく、1または複数の通信インターフェースを装備する構成であってもよい。たとえば、これ以外に、セントロニクスインターフェースやRC−232Cインターフェースなどがある。
さらに、このプリンタには、ハードウェアキーポート107が設けられており、このハードウェアキーポート107は、プリンタが提供する機能の利用に必要となる鍵装置(以下、「操作キー」という)を実装する(繋ぎ合わせる)接続口である。すなわち、操作キーを実装する(繋ぎ合わせる)ことによって操作キーとプリンタとで接続処理が行われ、操作キーに記憶する各種の情報から認証処理が行われる。
これによって、プリンタが提供する各種の機能が有効となる。この操作キーの構成を図2に示す。
ハードウェアキーポート107に図2に示すような操作キーが繋ぎ合わされると、操作キーに登録された情報をプリンタで取得できる状態となる接続処理が行われ、操作キーに登録された情報によってユーザが認証される。これにより、ネットワークポート105やUSBポート106から印刷ジョブを受信して印刷出力が可能となる。このときの認証方法として、例えば、ユーザ名とパスワードの組合せが一致するかどうかによって認証する方法がある。
操作表示パネル101は、タッチパネルなどにより構成され、情報の表示、入力などを行うユーザインターフェースである。その操作表示パネル101には、図7に示すような画面が表示され、この画面を用いて、繋ぎ合わされた操作キーがハードウェアキーポート107から抜き取られることによって接続状態が解除された場合に実行する処理を規定した処理モードを指定する。
図7に示す画面では、複数の処理モードのうち所望の処理を規定した処理モードを指定することが可能であって、操作キーが抜き取られた場合に指定された処理モードによる処理が実行される。
例えば、図7では、「処理モード0、処理モード1、処理モード2、処理モード3、処理モード4」の5個のうちいずれかを指定可能であって、各処理モードには、操作キーが抜き取られたタイミングでの実行状態に応じた処理が規定されている。
まず、「処理モード0」を指定すると、プリンタが印刷出力中である場合には印刷出力を継続し、印刷ジョブが受信中である場合には受信を継続して受信した印刷ジョブを印刷出力し、印刷ジョブが受信済みである場合には受信状態にある印刷ジョブを順次印刷出力し、新たに印刷ジョブの受信を行わないという処理が行われる。
また、「処理モード1」を指定すると、プリンタが印刷出力中である場合には印刷出力を継続し、印刷ジョブが受信中である場合には受信を継続して受信した印刷ジョブを保存し、印刷ジョブが受信済みである場合には受信状態にある印刷ジョブを保存状態とし、新たに印刷ジョブの受信を行わないという処理が行われる。さらに、保存した印刷ジョブを一定期間が経過することにより消去する。
また、「処理モード2」を指定すると、ネットワークポート105を介して受信した印刷ジョブに対して、プリンタが印刷出力中である場合には印刷出力を中断し、印刷ジョブが受信中である場合には受信を中断し、印刷ジョブが受信済みである場合には受信状態にある印刷ジョブを削除し、新たに印刷ジョブの受信を行わないという処理が行われる。
また、「処理モード3」を指定すると、印刷ジョブの処理状態を問わず、プリンタの再起動が行われる。すなわち、記憶された印刷ジョブは消去され、受信中や印刷中である印刷ジョブは強制停止する。
また、「処理モード4」を指定すると、指定した通信インターフェース若しくは全ての通信インターフェースからの印刷ジョブの受信が拒否される。印刷ジョブを受信中である場合には受信状態にある印刷ジョブを継続して受信し、プリンタが印刷中である場合や既に受信完了している印刷ジョブが印刷キューにある場合には、その印刷ジョブのみの印刷出力を継続して行う。
このように、操作キーが抜き取られた場合に実行する処理の内容を、図7に示すような画面を用いて指定する。指定された処理モードはプリンタの記憶部103で記憶しておき、操作キーの抜き取りが検知されることにより呼び出されて指定された処理モードにおける処理が行われる。
これ以外にも、操作キーの抜き取りが行われた際に、予め指定した処理モードを実行する方法や最も高頻度で指定される処理モードを選択して実行する方法もある。前者の場合、初期設定情報として予め実行する処理モードに設定する。また、後者の場合、最も高頻度で指定される処理モードを算出して実行する処理モードに設定する。後者の場合における詳細な処理の流れを図10のフローチャートに示す。
このようないずれかの方法を用いて処理モードを決定する。
主制御部102は、プリンタにおける主制御を行い、ハードウェアポート107に繋ぎ合わされた操作キーの認証処理を行う。また、操作表示パネル101に表示される図7に示すような設定画面によって設定されたユーザ情報および操作キーの着脱時に行う処理の処理モード情報を記憶部103に記憶する。認証された状態でネットワークポート105やUSBポート106から印刷ジョブを受信することにより印刷出力部110が印刷出力処理を行う。
印刷出力部110は、プリントエンジンにより構成され、印刷要求された印刷ジョブを印刷物として出力する処理を行う。また、記憶部103は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などによって構成され、操作キーの着脱時に行う処理モードの情報を記憶する。さらに、時計機能部111は、処理開始から処理終了までの経過時間を計時する。例えば、以下に示す猶予時間を計時する。
ハードウェアキーポート107に操作キーが繋ぎ合わされると、識別情報読取部108で操作キーから識別情報を読み取る。読み取った識別情報は、識別情報判定部109によって判定処理される。
記憶部103には、図9に示すような操作キーに関する情報を記憶しており、主制御部102では、繋ぎ合わされて接続された操作キーから読み取った識別情報を用いて、その操作キーが抜き取られた場合に実行する処理モードを特定する。
図7に示すような画面を用いて処理モードが指定された場合には、その処理モードを実行する処理モードと特定する。また、図7に示すような画面を用いて処理モードが指定されない場合には、図10に示すような処理フローによって指定した最も高い頻度で実行される処理モードを実行する。
通常は、操作キーが接続されると、図10に示すようなフローチャートを実行して処理モードを設定する。その後、図7に示すような画面を用いて処理モードが指定されると、設定された処理モードを画面で指定した処理モードで更新する処理が行われる。
設定された処理モードにおけるプリンタの状態に応じた処理は、主制御部102が、データ送受信制御部104による印刷ジョブの送受信状態の情報や、印刷出力部110による状態の情報を用いて行う。すなわち、データ送受信制御部104では、ネットワークポート105やUSBポート106を介して印刷ジョブの受信状態を管理しており、印刷出力部110では、印刷ジョブの印刷ジョブを管理している。
図10は、本発明の実施の形態における画像形成装置に、操作キーが繋ぎ合わされ、また抜き取られた場合の処理の流れを示すフローチャートである。
図10において、操作キーがプリンタのハードウェアキーポートに繋ぎ合わされると処理が開始され、繋ぎ合わされた操作キーとプリンタとの相互通信を可能とする接続処理が行われる。
接続処理によって相互通信が可能となると、プリンタでは、操作キーが記憶する各種の情報を取得する(1001)。取得した情報から接続された操作キーが新たな操作キーであるかを判断する(1002)。取得した情報に含まれる操作キーを識別する機種番号が、図9に示すようなプリンタが記憶しているテーブルの機種番号の項目に登録されていない場合に新規の操作キーに対する情報であると判断する。
これによって、新規の操作キーが接続されたと判断(1002でYES)されると、その操作キーから取得した情報を図9に示すようなテーブルに登録する(1003)。また、その操作キーが抜かれた場合に実行する処理モードの初期設定情報(デフォルト)として、「モード1」を設定する(1004)。
そして、操作キーが抜かれたかを判断(1005)し、操作キーが抜かれていない場合(1005でNO)には、プリンタが搭載する機能による処理を実行可能とする。それに対して、操作キーが抜き取られた場合(1005でYES)には、設定したデフォルトの処理モード「モード1」の処理を実行する(1006)。
すなわち、操作キーが抜き取られた場合(1005でYES)とはプリンタが操作キーの抜き取りを検知した状態を示している。
次に、接続された操作キーが新たな操作キーである場合でなく、プリンタに既に情報が登録された操作キーが接続されたと判断した場合(1002でNO)には、接続された操作キーに対する全ての処理モードの合計実行回数を算出する(1007)。
算出した合計実行回数と各処理モードの実行回数とに基づき、最も実行回数の頻度が高い処理モード(以下、「最高実行頻度処理モード」)を特定する(1008)。
そして、特定した最高実行頻度処理モードの実行回数を1回分増やすインクリメント処理を行い(1009)、その最高実行頻度処理モードを操作キーが抜き取られた場合に実行する処理モードとして記憶する(1010)。
続いて、操作キーの抜き取りが行われたかを判断して(1011)、操作キーが抜き取られていない場合(1011でNO)には、操作キーを接続した状態でのプリンタが提供する機能を実行可能とする。
それに対して、操作キーがプリンタから抜き取られた場合(1011でYES)、すなわち操作キーの抜き取りをプリンタが検知した場合には、ユーザが図7に示す画面によって処理モードを指定しているかを判断して(1012)、ユーザが処理モードを指定していない場合(1012でNO)には、記憶してある最高実行頻度処理モードを実行する(1013)。
また、ユーザが図7に示すような画面を用いて処理モードを指定している場合(1012でYES)には、指定された処理モードによる処理を実行する(1014)。そして、最高実行頻度処理モードの実行回数から1を差し引くデクリメント処理を行い(1015)、ユーザが指定して実行した処理モードの実行回数をインクリメントする(1016)。
そして、これらの実行回数を新たに記憶するか若しくは記憶した情報を更新する(1017)。
図2は、本発明の実施の形態における画像形成装置に接続する操作キーの構成を示す図である。
図2において、操作キー200は、プリンタ100と接続する接続インターフェース201、操作キーを保持するユーザのユーザ情報、パスワード、操作キーを識別する機種番号、各処理モードにおける実行回数の情報を記憶する記憶装置202により構成される。
また、この操作キー200を接続するプリンタ100とプリンタの接続インターフェース101が示されている。接続インターフェース同士を繋ぎ合わせることによってプリンタ100が操作キー200を認識して接続状態となる。
この操作キー200の例では、操作キー200の接続インターフェース201をプリンタ100の接続インターフェース101に繋ぎ合わせることで接続することから、操作キー200を「繋ぎ合わせる」若しくは「挿入する」と示すが、操作キー200の挿入によって操作キー200とプリンタ100との接続処理が行われる。また、操作キー200の「繋ぎ合わせ」若しくは「挿入」に対して、操作キー200の「抜き取り」と示すが、この操作キーの抜き取りによってプリンタ100との接続が解除される接続解除処理が行われる。
図3、図4、図5、図6には、本発明の実施の形態における画像形成装置における処理の流れを示すフローチャートである。これら図3、図4、図5、図6は、1つのフローチャートであるが、説明上、図面上の関係で複数の図面に分割して示している。数字を丸印で囲った先へ遷移する。
まず、図3において、操作キーがプリンタに接続された状態にあるかを判断して(301)、接続された状態にあると判断する場合(301でYES)には、続いて、プリンタの繋ぎ合わせによって行われる認証処理によって、認証できたかを判断する(302)。そして、接続された操作キーの識別情報が認証できた場合(302でYES)には、操作キーとプリンタとの接続処理を行う(303)。これにより、プリンタにおける処理が可能となる。
続いて、図7に示すような画面を用いて管理者が、操作キーがプリンタから抜かれた場合および操作キーがプリンタに挿入された場合に実行する処理モードを設定要求されたかを判断して(304)、設定要求された場合(304でYES)には設定要求に基づいてそれぞれの場合の処理モードを設定する(305)。
また、設定処理が行われた後に、若しくは、設定要求されない場合(304でNO)、例えば予めプリンタにそれぞれの場合における処理モードが設定されている場合などでは、続いて、操作キーの抜き取りがあったかを判断する(306)。
操作キーの抜き取りが行われず、操作キーがプリンタに接続されている状態である場合(306でNO)には、プリンタの印刷キューに印刷ジョブが蓄積されているかを判断する(307)。印刷ジョブが蓄積されていない場合(307でNO)には、プリンタは印刷ジョブの待ち受け状態となり、設定要求若しくは印刷要求が行われるのを待つ待機状態となる。
また、印刷ジョブが蓄積されている場合(307でYES)には、その印刷ジョブの印刷出力を行う(308)。この印刷処理中に上記同様の処理モードの設定要求が行われると(309でYES)、処理モードの設定処理を行う(310)。また、操作キーの抜き取りが行われたかを判断して(311)、操作キーが抜き取られずプリンタに接続された状態である場合(311でNO)には、印刷ジョブの印刷出力を継続する。
これによって全ての印刷ジョブが印刷出力されると、設定要求若しくは印刷要求が行われるのを待つ待機状態となる。
また、プリンタに接続されていた操作キーが抜き取られると(306でYES、311でYES)、図4に示す処理(1)を行う。
上記のような処理は、操作キーがプリンタに接続され(301でYES)、操作キーに記憶する識別情報が認証された状態(302でYES)以外の場合(301でNO若しくは302でNO)、すなわち、操作キーが接続されておらず若しくは操作キーが有効となっていない状態において、次のような処理を行う。
この場合も、設定要求が行われたかを判断して(312)、処理モードの設定要求が行われると(312でYES)、処理モードを設定する(313)。処理モードの設定後か、処理モードの設定要求が行われない場合(312でNO)には、接続されていない操作キーが接続されたかを判断する(314)。
操作キーが接続された場合(314でYES)には、設定情報が認証されたかを判断して(315)認証された場合(315でYES)には、図6に示すような処理(10)を行う。
また、操作キーが挿入されない場合(314でNO)には、続いて、プリンタの印刷キューに印刷ジョブがあるかを判断する(316)。印刷ジョブがない場合(316でNO)には、プリンタは印刷ジョブの待ち受け状態となり、設定要求若しくは印刷要求が行われるのを待つ待機状態となる。
また、印刷ジョブがある場合(316でYES)には、その印刷ジョブの印刷処理を行う(317)。この印刷処理中に上記同様の処理モードの設定要求が行われると(318でYES)、処理モードの設定処理を行う(319)。また、操作キーが挿入されたかを判断して(320)、操作キーが挿入された状態である場合(320でYES)には、操作キーに記憶された識別情報が認証されたかを判断する(321)。
認証されない場合(321でNO)には、印刷出力を継続する。また、識別情報が認証された場合(321でYES)には、図6に示す処理(10)を実行する。
図4は、処理(1)を示す処理である。
図4において、操作キーが抜き取られると、抜き取られた場合にその抜き取りを有効とするまでの猶予時間である抜取猶予時間の情報を取得する(401)。この抜取猶予時間の情報を取得すると、操作キーの抜き取りからの経過時間を計測開始する(402)。計測を開始すると同時に、画面上に図8に示すような警告画面を表示させる。
ちなみに、この警告画面では、抜き取られた操作キーを接続しなければ抜き取りが有効となってしまう旨の内容を表示する。
この表示が行われ、操作キーが挿入されることによって接続されたかを判断する(404)。挿入されたと判断できる場合(404でYES)には、その操作キーに記憶する設定情報の認証処理を行い(405)、認証できたかを判断する(406)。認証できた場合(406でYES)には、操作キーの抜き取り時における設定情報(実行する処理モードの情報)に基づく処理の実行を停止して、図6に示す処理(10)を行う。
また、認証できない場合(406でNO)には、続いて、時間を計測開始してからの経過時間が設定された設定時間を経過していないかを判断する(407)。設定時間を経過していない場合(407でNO)には、上記の処理を繰り返し行う。また、設定時間を経過した場合(407でYES)には、操作キーの抜き取り時における設定情報(実行する処理モードの情報)に基づく処理を行うために、操作キーの抜き取り処理を実行中である旨を表示する(408)。そして、図5に示す処理(5)へと遷移する。
図5は、処理(5)を示す処理である。
図5は、図4に示す操作キーがプリンタから抜き取られることで接続解除処理が行われ、これが完了することによって行われる処理である。
まず、操作キーがプリンタと接続状態であるかを判断する(501)。接続状態にある場合(501)には、続いて、プリンタが外部機器から印刷ジョブや他の情報を受信中であるかを判断する(502)。受信中である場合(502でYES)には、操作キーの抜き取り時における設定情報(実行する処理モードの情報)に基づく処理を行う。
なお、情報の受信中でないと判断される場合(502でNO)には、すぐに操作キーとプリンタとの接続を解除する処理(接続解除処理)を行う(515)。
そして、プリンタが外部機器から印刷ジョブや他の情報が受信中である場合(502YES)では、処理モードの判断を行う。まず、「モード0」であるかを判断して(503)、「モード0」が設定されている場合(503でYES)には、受信中の情報が受信完了するまで待ち(504)、受信完了した場合(504でYES)に受信した印刷ジョブをキューに追加して(524)接続解除処理を行う(515)。
設定された処理モードがモード0でない場合(503でNO)には、次に、「モード1」であるかを判断する(505)。「モード1」が設定されている場合(505でYES)には、受信状態を強制的に中断して(506)受信した途中の情報を保存する(507)。そして、接続解除処理を行う(515)。
設定された処理モードがモード1でもない場合(505でNO)には、次に、「モード2」であるかを判断する(508)。「モード2」である場合(508)には、受信中の情報全てを受信するまで待機して(509)、全ての情報を受信した場合(509でYES)には、受信した情報(印刷ジョブ)を削除する(510)。そして、接続解除処理を行う(515)。
設定された処理モードがモード2でもない場合(508でNO)には、次に、「モード3」であるかを判断する(511)。「モード2」が設定されている場合(511でYES)には、プリンタの再起動処理を行う(512)。すなわち、記憶した状態にある情報は全て消去される。そして、図3に示す処理(0)へと遷移する。
設定された処理モードがモード3でもない場合(511でNO)には、「モード4」であると判断する。この場合、全ての情報を受信したかを判断して(513)全ての情報を受信した場合(513でYES)に、受信した情報の印刷ジョブ全てをキューに追加する(514)。そして、全ての印刷ジョブの追加が完了すると、接続解除処理を行う(515)。
このようにして各処理モードでの処理が完了して操作キーとプリンタとの接続が解除された状態、若しくはステップ501の判断で接続が解除されている状態である場合に、続いて、印刷ジョブが保存されているかを判断して(516)、印刷ジョブがある場合(516でYES)には、印刷ジョブの実行順序を変更する(517)。そして、「モード1」であるかを判断して(518)、「モード1」でない場合(518でNO)に、キューにある印刷ジョブを削除して(519)、処理(4)へと遷移する。また、「モード1」である場合(519でYES)にはそのまま処理(4)へと遷移する。処理(4)は、図3に示すフローチャートに示されている。
また、印刷ジョブが保存されていないと判断する場合(516でNO)には、続いて、モード4であるかを判断する(520)。「モード4」でない場合(520でNO)には、処理(4)へと遷移する。
また、「モード4」である場合、操作キーが挿入されたかを判断して(521)、操作キーが挿入された場合(521)には、操作キーに記憶する識別情報が認証されたかを判断する(522)。認証された場合(522でYES)には、処理(3)へと遷移する。また、認証されない場合(522でNO)には、操作キーを要求する旨の表示を行う(523)。
図6は、処理(10)を示す処理である。
図6において、操作キーがプリンタに接続されると、キーが接続されたことを示す旨の表示を行い(601)、その接続を有効とするまでの猶予時間である挿入猶予時間の情報を取得する(602)。この情報を取得すると、操作キーが接続されてから経過する経過時間の計測を開始する(603)。この挿入猶予時間内に操作キーが抜き取られたかを判断する(604)。
抜き取られた場合(604でYES)には、処理(1)へと遷移する。また、挿入猶予時間内に操作キーが抜き取られない場合(604でNO)には、続いて、設定した操作猶予時間を経過したかを判断する(605)。この時間を経過していない場合(605でNO)には、その時間が経過するまで待機状態となる。また、操作猶予時間を経過した場合(605でYES)には、操作キーの挿入による接続を有効とする処理を行い、操作キーの挿入処理を実行中である旨を表示する(606)。
操作キーの挿入処理が終了したかを判断して(607)、挿入処理が終了した場合(607でYES)には、操作キーとプリンタとの接続処理を行う(608)。そして、印刷ジョブの実行を管理して(609)印刷ジョブの実行順序を変更する(610)。
続いて、印刷ジョブを印刷キューに追加して時間情報で並び替えを行う(611)。
図7は、本発明の実施の形態における画像形成装置で操作キーを操作する操作者の操作者情報および抜き差しを行う際の処理モードを設定する画面の一例を示す図である。
図7は、ユーザID項目701、パスワード項目702、処理モード選択項目703、処理遅延時間項目704、挿入設定時間項目705、設定ボタン706、キャンセルボタン707によって構成される。
処理モード選択項目703は、操作キーの抜き取り時および挿入時の接続処理若しくは接続解除処理の際に参照される処理モードを選択する項目であって、本実施例では、「モード0」、「モード1」、「モード2」、「モード3」、「モード4」のいずれかを選択することが可能である。
また、処理遅延時間項目704は、操作キーをプリンタから抜いた際に、その操作キーの抜き取りを有効とするまでの時間である。設定された時間が経過すると処理モード選択項目703で選択された処理モードに基づく処理が実行される。
さらに、挿入設定時間項目705は、操作キーをプリンタに挿入した際に、その操作キーの挿入を有効とするまでの時間である。設定された時間が経過すると処理遅延時間項目704で設定された時間と同様に、処理モード選択項目703で選択された処理モードに基づく処理が実行される。
なお、処理遅延時間項目704、挿入設定時間項目705は、操作キーの抜き差しによる接続および接続解除を有効とするまでの保留時間である。
この処理遅延時間項目704、挿入設定時間項目705で設定した保留時間が経過するまでの間、図8に示すような画面を表示させる。
図8は、操作キーをプリンタから抜き取ることにより表示される警告画面の一例を示す図である。
図8に示す画面は、操作キーの抜き取りを有効とするまでの時間に表示され、その時間の経過後に実行される処理モードとその残り時間とを表示した画面である。さらに、この画面では、操作キーの抜き取りを無効として処理モードによる処理を実行しないようにするための方法が示されている。
図8に示す例では、図7に示す画面の処理遅延時間項目704で設定した時間が「180秒」であって、この時間を経過すると操作キーの抜き取りが有効となる。また、操作キーの抜き取りが有効となった場合には図7の処理モード選択項目703で選択して設定した処理モード「モード1」における処理を実行する。
また、この「180秒」を経過するまでの間に、抜き取った操作キーを挿入することにより「モード1」による処理を回避することが可能となることが示されている。
図9は、本発明の実施の形態における画像形成装置が管理している操作キーの情報を示す図である。
図9において、操作キーがプリンタに接続されると、プリンタが操作キーからユーザ情報、パスワード、機種番号、各処理モードにおける実行回数を取得する。取得したこれらの情報の一覧を図9に示している。
図9は、[整理番号]項目901、[ユーザ名]項目902、[パスワード]項目903、[機種番号(シリアル番号)]項目904、[処理モード]項目905、[実行回数]項目906を具備するテーブル構成図である。
[ユーザ名]項目902は、操作キーを保持してプリンタを操作するユーザのユーザ情報であるユーザ名を示し、[パスワード]項目903はユーザ情報に対するパスワードを示し、[機種番号(シリアル番号)]項目904は、操作キーを識別する機種番号である。
さらに、[処理モード]項目905に示す各処理モード(モード0〜モード4)に対する実行回数を[実行回数]項目906に示している。
この[実行回数]項目906に示す各処理モードでの実行回数は、操作キーを保持するユーザによって最も高い頻度で行われている最高実行頻度処理モードを算出する際に用いられる。ちなみに、実行回数は、操作キーが抜かれて接続解除処理が完了することにより更新される。
また、この最高実行頻度処理モードをプリンタが記憶しておく。
図11は、操作キーの着脱におけるプリンタでの処理の状態推移を表す図である。
図11は、6種類の操作キーの着脱状態および着脱時の処理状態を示すカラムと、4種類のプリンタの状態を示すレコードから構成され、各処理モード(モード0、モード1、モード2、モード3、モード4)が設定された場合に、プリンタで行われる動作を示している。
操作キーの着脱状態および着脱時の処理状態として、操作キーがプリンタに繋ぎ合わされている(実装されている)状態1101、操作キーがプリンタから取り外されて接続解除処理が行われている状態1102、接続解除処理が完了した状態1103、操作キーが繋ぎ合わされていない(実装されていない)状態1104、操作キーがプリンタに繋ぎ合わされて(実装されて)接続処理が行われている状態1105を示している。なお、操作キーがプリンタに繋ぎ合わされて接続処理が完了した状態は、操作キーがプリンタに繋ぎ合わされている(実装されている)状態1101と同様である。すなわち、これらの状態が繰り返し行われる。
また、プリンタの状態として、印刷ジョブの印刷処理中の状態1107、印刷ジョブを受信している状態1108、印刷ジョブをこれから受信する状態1109、印刷ジョブを受信して保存している状態1110を示している。
このようなそれぞれの状態に対して、操作キーがプリンタに繋ぎ合わされている(実装されている)状態1101では、プリンタの状態(1107〜1110)を問わず、プリンタの機能を利用することが可能であることを示している。
また、操作キーがプリンタから取り外されて接続解除処理が行われている状態1102で、かつ、プリンタが印刷ジョブを印刷出力中の状態1107では、処理モードが「モード1」の場合、ネットワークポートからの印刷ジョブの受信が中断され、処理モードが「モード2」と「モード3」の場合、ネットワークポートからの印刷ジョブの受信が消去され、処理モードが「モード0」と「モード4」の場合、ネットワークポートからの印刷ジョブの受信が可能である。
ちなみに、USBポートからは全ての処理モードにおいて印刷ジョブの受信が可能であることを示している。
図11に「拒否」が示されている場合、印刷ジョブの受信を拒否することを示し、また、「保存」が示されている場合、印刷ジョブを保存することを示す。
このように操作キーおよびプリンタ各状態と、設定された処理モードに対して行われる処理の内容を示している。
なお、本発明は、通信機能を備えた画像形成システムで上述の動作を実行させ、あるいは上述の手段を構成させるためのプログラムを格納した記録媒体(CD−ROM、DVD−ROM等)から該プログラムをコンピュータにインストールし、これを実行させることにより、上述の処理を実行する画像形成システムを構成することも可能である。画像形成システムを構成するコンピュータは、システムバスを介してCPU(Central Processor Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクが接続されている。CPUは、ROMまたはハードディスクに記憶されているプログラムに従い、RAMを作業領域にして処理を行う。
また、プログラムを供給するための媒体は、通信媒体(通信回線、通信システムのように一時的または流動的にプログラムを保持する媒体)でもよい。例えば、通信ネットワークの電子掲示板(BBS:Bulletin Board Service)に該プログラムを掲示し、これを通信回線を介して配信するようにしてもよい。
本発明は、上記し、且つ図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
本発明に係わる画像形成装置および操作キーの着脱時の処理プログラムを適用して構成した画像形成装置の構成を示す図の一例。 本発明の実施の形態における画像形成装置に接続する操作キーの構成を示す図。 本発明の実施の形態における画像形成装置によって行われる処理の流れを示すフローチャート。 本発明の実施の形態における画像形成装置によって行われる処理の流れを示すフローチャート。 本発明の実施の形態における画像形成装置によって行われる処理の流れを示すフローチャート。 本発明の実施の形態における画像形成装置によって行われる処理の流れを示すフローチャート。 本発明の実施の形態における画像形成装置で操作キーを操作する操作者の操作者情報および抜き差しを行う際の処理モードを設定する画面の一例を示す図。 操作キーをプリンタから抜き取ることにより表示される警告画面の一例を示す図。 本発明の実施の形態における画像形成装置が管理している操作キーの情報を示す図。 本発明の実施の形態における画像形成装置で実行する処理モードを設定してその処理モードによって行う処理の流れを示すフローチャート。 操作キーの着脱におけるプリンタでの処理の状態推移を表す図。
符号の説明
101 操作表示パネル
102 主制御部
103 記憶部
104 データ送受信制御部
105 ネットワークポート
106 USBポート
107 ハードウェアキーポート
108 識別情報読取部
109 識別情報判定部
110 印刷出力部
111 時計機能部

Claims (13)

  1. 印刷要求を受け付ける受付手段と、
    装置本体に着脱自在な鍵装置の接続状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段により前記鍵装置の接続が検出された場合に、前記受付手段で受け付けた印刷要求に係わる印刷情報の印刷処理を制御する制御手段と、
    前記鍵装置の接続後に該鍵装置の接続解除がなされた場合に前記印刷情報の印刷出力中、印刷要求の受信中、新たな印刷要求の受信、印刷要求受信済みのそれぞれの処理状況に応じて実行される処理が規定された処理モードとして、前記印刷情報の印刷出力中である場合には印刷出力を継続し、印刷要求が受信中である場合には受信を継続して受信した印刷要求を保存し、印刷要求が受信済みである場合には受信済みの印刷要求を順次印刷出力し、新たに印刷要求の受信を行わない旨を規定している第1の処理モードを含み、該第1の処理モードを含む処理モードを決定する決定手段と、
    前記検出手段により前記鍵装置が接続後に接続解除されたことが検出された場合は、前記決定手段により決定された処理モードを実行する実行手段と
    を具備する画像形成装置。
  2. 前記決定手段は、
    前記第1の処理モードと、
    印刷情報の印刷出力中である場合には印刷出力を継続し、印刷要求が受信中である場合には受信を継続して受信した印刷要求を保存し、印刷要求が受信済みである場合には受信状態にある印刷要求を保存状態とし、新たに印刷要求の受信を行わない旨を規定している第2の処理モードの中から処理モードを決定する
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記決定手段は、
    前記第1の処理モードと第2の処理モードと、
    ネットワークポートを介して受信した印刷要求に対して、印刷情報の印刷出力中である場合には印刷出力を中断し、印刷要求が受信中である場合には受信を中断し、印刷要求が受信済みである場合には受信状態にある印刷要求を削除し、新たに印刷要求の受信を行わない旨を規定している第3の処理モードの中から処理モードを決定する
    請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記検出手段により前記鍵装置の接続がなされたことが検出されてからの経過時間を計時する計時手段
    を具備し、
    前記計時手段により計時された経過時間が所定の時間に達したときに前記鍵装置の接続を有効とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記検出手段により前記鍵装置の接続解除がなされたことが検出されてからの経過時間を計時する計時手段
    を具備し、
    前記計時手段により計時された経過時間が所定の時間に達したときに前記実行手段による前記処理モードの実行を開始する請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記計時手段により計時された経過時間が所定の時間を経過する前に前記鍵装置が接続されたことが前記検出手段により検出された場合は、前記制御手段による前記印刷処理を継続する継続手段
    を更に具備する請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記鍵装置の接続後に該鍵装置の接続解除がなされた場合に実行される処理モードを登録する登録手段
    を更に具備し、
    前記決定手段は、
    前記登録手段で登録された処理モードを前記鍵装置の接続後に該鍵装置の接続解除がなされた場合に実行される処理モードとして決定する請求項1記載の画像形成装置。
  8. 前記実行手段による前記処理モードの実行回数を前記登録手段により登録した前記処理モードに対応して蓄積して管理する管理手段
    を更に具備し、
    前記決定手段は、
    前記管理手段により管理されている前記実行回数に基づき実行頻度が最も高い処理モードを前記鍵装置の接続後に該鍵装置の接続解除がなされた場合に実行される処理モードとして決定する請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記受付手段は、
    複数の通信インターフェースを介して前記印刷要求を受け付け、
    前記処理モードは、
    前記通信インターフェースに対応して前記印刷要求の受信の可否を設定する請求項1記載の画像形成装置。
  10. 前記処理モードは、
    再起動を実行する処理モードを更に含む請求項1記載の画像形成装置。
  11. コンピュータを、
    印刷要求を受け付ける受付手段、
    印刷要求がどのインターフェースから受け付けたのかを記憶する記憶手段、
    装置本体に着脱自在な鍵装置の接続状態を検出する検出手段、
    前記検出手段により前記鍵装置の接続が検出された場合に、前記受付手段で受け付けた印刷要求に係わる印刷情報の印刷処理を制御する制御手段、
    前記鍵装置の接続後に該鍵装置の接続解除がなされた場合に前記印刷情報の印刷出力中、印刷要求の受信中、新たな印刷要求の受信、印刷要求受信済みのそれぞれの処理状況に応じて実行される処理が規定された処理モードとして、前記印刷情報の印刷出力中である場合には印刷出力を継続し、印刷要求が受信中である場合には受信を継続して受信した印刷要求を保存し、印刷要求が受信済みである場合には受信済みの印刷要求を順次印刷出力し、新たに印刷要求の受信を行わない旨を規定している処理モードを含み、該処理モードを含む処理モードを決定する決定手段、
    前記検出手段により前記鍵装置が接続後に接続解除されたことが検出された場合は、前記決定手段により決定された処理モードを実行する実行手段
    として機能させるための処理プログラム。
  12. コンピュータを、
    印刷要求を受け付ける受付手段、
    印刷要求がどのインターフェースから受け付けたのかを記憶する記憶手段、
    装置本体に着脱自在な鍵装置の接続状態を検出する検出手段、
    前記検出手段により前記鍵装置の接続が検出された場合に、前記受付手段で受け付けた印刷要求に係わる印刷情報の印刷処理を制御する制御手段、
    前記鍵装置の接続後に該鍵装置の接続解除がなされた場合に前記印刷情報の印刷出力中、印刷要求の受信中、新たな印刷要求の受信、印刷要求受信済みのそれぞれの処理状況に応じて実行される処理が規定された処理モードとして、前記印刷情報の印刷出力中である場合には印刷出力を継続し、印刷要求が受信中である場合には受信を継続して受信した印刷要求を保存し、印刷要求が受信済みである場合には受信済みの印刷要求を順次印刷出力し、新たに印刷要求の受信を行わない旨を規定している第1の処理モードと、印刷情報の印刷出力中である場合には印刷出力を継続し、印刷要求が受信中である場合には受信を継続して受信した印刷要求を保存し、印刷要求が受信済みである場合には受信状態にある印刷要求を保存状態とし、新たに印刷要求の受信を行わない旨を規定している第2の処理モードの中から処理モードを決定する決定手段、
    前記検出手段により前記鍵装置が接続後に接続解除されたことが検出された場合は、前記決定手段により決定された処理モードを実行する実行手段
    として機能させるための処理プログラム。
  13. コンピュータを、
    印刷要求を受け付ける受付手段、
    印刷要求がどのインターフェースから受け付けたのかを記憶する記憶手段、
    装置本体に着脱自在な鍵装置の接続状態を検出する検出手段、
    前記検出手段により前記鍵装置の接続が検出された場合に、前記受付手段で受け付けた
    印刷要求に係わる印刷情報の印刷処理を制御する制御手段、
    前記鍵装置の接続後に該鍵装置の接続解除がなされた場合に前記印刷情報の印刷出力中、印刷要求の受信中、新たな印刷要求の受信、印刷要求受信済みのそれぞれの処理状況に応じて実行される処理が規定された処理モードとして、前記印刷情報の印刷出力中である場合には印刷出力を継続し、印刷要求が受信中である場合には受信を継続して受信した印刷要求を保存し、印刷要求が受信済みである場合には受信済みの印刷要求を順次印刷出力し、新たに印刷要求の受信を行わない旨を規定している第1の処理モードと、印刷情報の印刷出力中である場合には印刷出力を継続し、印刷要求が受信中である場合には受信を継続して受信した印刷要求を保存し、印刷要求が受信済みである場合には受信状態にある印刷要求を保存状態とし、新たに印刷要求の受信を行わない旨を規定している第2の処理モードと、ネットワークポートを介して受信した印刷要求に対して、印刷情報の印刷出力中である場合には印刷出力を中断し、印刷要求が受信中である場合には受信を中断し、印刷要求が受信済みである場合には受信状態にある印刷要求を削除し、新たに印刷要求の受信を行わない旨を規定している第3の処理モードの中から処理モードを決定する決定手段、
    前記検出手段により前記鍵装置が接続後に接続解除されたことが検出された場合は、前記決定手段により決定された処理モードを実行する実行手段
    として機能させるための処理プログラム。
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