JP5413514B2 - 管理装置、情報処理装置、制御方法及びプログラム - Google Patents
管理装置、情報処理装置、制御方法及びプログラム Download PDFInfo
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Description
本発明は、管理装置、情報処理装置、制御方法及びプログラムに関する。
ブレードサーバにおいては、ブレードサーバに含まれるサーバブレードがLAN(Local Area Network)ポート等のネットワークインターフェイスをそれぞれ有するため、サーバブレードの変更、増設又は統合が行われた場合、その都度、ブレードサーバ全体のネットワーク設計の最適化が必要になる。ブレードサーバは、サーバブレードの他に、LANポートを介して各サーバブレードからのデータを集約し、効率的にブレードサーバ外部にデータを送受信する複数のスイッチブレードを備えている。
また、複数のスイッチブレードの各々は、図1に示すように、構成定義情報として、各スイッチブレードに固有の固有管理情報と、複数のスイッチブレード間で共通の共通管理情報とを有する。固有管理情報としては、装置名及びIP(Internet Protocol)アドレスなどがあり、共通管理情報としては、後述する仮想LAN情報、パスワード、及びスイッチブレードに搭載された各インターフェースの設定などがある。
このようなブレードサーバでは、サーバブレードの変更、増設又は統合が行われた場合、管理者が各スイッチブレードに含まれる設定ファイル等の構成定義情報を変更している。例えば、サーバブレードのアップグレード等、サーバブレードの変更が行われる場合に、管理者が実行する処理を図2(A)、(B)に示す。尚、サーバブレードの増設又は統合が行われる場合も、管理者は図2(A)、(B)の処理を実行する。
図2(A)において、まず、管理者は、変更対象のサーバブレードが通信が可能か否か通信確認を行う(ステップS1)。通信確認の結果、変更対象のサーバブレードの通信障害がない場合に、管理者は変更対象のサーバブレードの電源をシャットダウンする(ステップS2)。管理者は、変更対象のサーバブレードを新たなサーバブレードに交換し(ステップS3)、各スイッチブレード内の固有管理情報と共通管理情報とを含む設定ファイル等における構成定義情報を変更する(ステップS4)。その後、管理者は、新たなサーバブレードの電源をオンにし(ステップS5)、新たなサーバブレードが通信が可能か否か通信確認を行い(ステップS6)、本処理を終了する。ここで、図2(B)において、図2(A)のステップS4の処理を詳細に説明する。まず、管理者は、一方のスイッチブレード内の構成定義情報を確認し(ステップS11)、その構成定義情報をメモリにバックアップする(ステップS12)。その後、管理者は、一方のスイッチブレード内の構成定義情報(特に、LANポートを含むインターフェースの設定)を変更する(ステップS13)。同様に、管理者は、他方のスイッチブレード内の構成定義情報を確認し(ステップS14)、その構成定義情報をメモリにバックアップする(ステップS15)。その後、管理者は、他方のスイッチブレード内の構成定義情報(特に、LANポートを含むインターフェースの設定)を変更する(ステップS16)。このように、サーバブレードの変更、増設又は統合が行われる場合、管理者はネットワークの最適化を実行している。
また、従来より、ファイル環境情報のうちの共通情報の各マシン間での不整合の発生を防止するとともに個別情報をマシン毎に自由に変更できるファイル環境情報管理方式が知られている。さらに、従来より、分散マシン環境において、一台のマシンに情報を定義するだけで、システム内の全マシンに情報を供給するシステムが知られている。
ところで、上記ブレードサーバでは、サーバブレードの変更、増設又は統合が行われる場合、管理者は、変更、増設又は統合されたサーバブレードの台数分だけ、共通管理情報に含まれるインターフェイスの設定を変更する必要があるため、インターフェイスの設定変更に多大な時間がかかる。また、各スイッチブレードには、固有管理情報が含まれているため、単純に一方のスイッチブレードの構成定義情報を他方のスイッチブレードにコピーすることはできないため、誤設定が発生しうる。
上記課題に鑑み、明細書に開示された管理装置、情報処理装置、制御方法及びプログラムは、複数のスイッチ装置に設定される共通の情報の更新時間を短縮することができることを目的とする。
上記目的を達成するため、明細書に開示された管理装置は、スイッチ装置毎に設定される固有の情報及びそれぞれのスイッチ装置に設定されている共通の情報を1つの情報として有し、且つ前記共通の情報に共通フラグが設定される複数のスイッチ装置の当該共通フラグを監視し、当該共通フラグが設定された共通の情報のうち、当該共通の情報の変更箇所に設定される更新フラグが設定された変更箇所の情報を検出する検出手段と、前記検出手段が前記共通の情報の変更箇所の情報を検出した場合に、一方のスイッチ装置に含まれる、前記更新フラグが設定された変更箇所の情報を使って、他方のスイッチ装置に設定されている共通の情報を更新する更新手段とを備える。
明細書に開示された情報処理装置は、複数のスイッチ装置の各々は、スイッチ装置毎に設定される固有の情報と、前記複数のスイッチ装置に共通に設定される共通の情報とを1つの情報として有し、前記複数のスイッチ装置に共通に設定される情報であることを示す共通フラグを前記共通の情報に設定し、自身に設定されている前記共通の情報が変更された場合に当該共通の情報の変更箇所に更新フラグを設定する設定手段を有する複数のスイッチ装置と、前記複数のスイッチ装置の当該共通フラグを監視し、当該共通フラグが設定された共通の情報のうち、前記更新フラグが設定された変更箇所の情報を検出する検出手段と、前記検出手段が前記共通の情報の変更箇所の情報を検出した場合に、一方のスイッチ装置に含まれる、前記更新フラグが設定された変更箇所の情報を使って、他方のスイッチ装置に設定されている共通の情報を更新する更新手段とを有する管理装置とを備える。
明細書に開示された制御方法は、スイッチ装置毎に設定される固有の情報及びそれぞれのスイッチ装置に設定されている共通の情報を1つの情報として有し、且つ前記共通の情報に共通フラグが設定される複数のスイッチ装置の当該共通フラグを監視し、当該共通フラグが設定された共通の情報のうち、当該共通の情報の変更箇所に設定される更新フラグが設定された変更箇所の情報を検出する第1の手順と、前記第1の手順で前記共通の情報の変更箇所の情報を検出した場合に、一方のスイッチ装置に含まれる、前記更新フラグが設定された変更箇所の情報を使って、他方のスイッチ装置に設定されている共通の情報を更新する第2の手順とを備える。
明細書に開示されたプログラムは、コンピュータを、スイッチ装置毎に設定される固有の情報及びそれぞれのスイッチ装置に設定されている共通の情報を1つの情報として有し、且つ前記共通の情報に共通フラグが設定される複数のスイッチ装置の当該共通フラグを監視し、当該共通フラグが設定された共通の情報のうち、当該共通の情報の変更箇所に設定される更新フラグが設定された変更箇所の情報を検出する検出手段、及び前記検出手段が前記共通の情報の変更箇所の情報を検出した場合に、一方のスイッチ装置に含まれる、前記更新フラグが設定された変更箇所の情報を使って、他方のスイッチ装置に設定されている共通の情報を更新する更新手段として機能させる。
明細書に開示された管理装置、情報処理装置、制御方法及びプログラムは、複数のスイッチ装置に設定される共通の情報の更新時間を短縮することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
図3は、ブレードサーバの概略構成を模式的に示す図である。
情報処理装置としてのブレードサーバ1は、複数のサーバブレード2(情報処理部)、複数のスイッチブレード3(スイッチ装置)、複数のパススルーブレード4、複数の管理ブレード5(管理装置)、複数の電源6、及び複数のファン7を搭載している。複数のスイッチブレード3、複数のパススルーブレード4、複数の管理ブレード5、複数の電源6及び複数のファン7は、それぞれ冗長構成されている。これらの一方が故障しても、他方が利用できるようするためである。
各サーバブレード2は、サーバの機能を集約した1つのユニットであり、メモリ、ハードディスク、プロセッサ及びインターフェースなどを備えている。各スイッチブレード3は、複数のサーバブレード2間を接続するサーバ間インターフェースなどの複数の配線の切替を実行するスイッチである。各パススルーブレード4は、ブレードサーバ1をLAN(Local Area Network)と接続するインターフェースである。各管理ブレード5は、電源6のオン/オフ、温度管理、及び通信障害の検知などを行う。各電源6は、ブレードサーバ1に含まれる各要素に電力を供給する。各ファン7は、ブレードサーバ1内の熱気を外部に放出する。
図4(A)は、スイッチブレード3の構成を示すブロック図である。図4(B)は、管理ブレード5の構成を示すブロック図である。
スイッチブレード3は、スイッチブレード全体を制御するCPU(Central Processing Unit)31(設定手段)、後述する構成定義情報や制御プログラムを格納するメモリ32、LANケーブルを介してユーザPC(Personal Computer)と接続するLANポート33、サーバブレード2とシリアルケーブルを介して接続するコンソールポート34、及びLANポート33及びコンソールポート34からの入出力を切り替えるスイッチチップ35を備えている。スイッチブレード3は、複数のLANポート33及び複数のコンソールポート34を備えていてもよい。
管理ブレード5は、管理ブレード全体を制御するCPU51(検出手段、更新手段)、後述する構成定義情報や制御プログラムを格納するメモリ52、電源6のオン/オフを制御するパワーコントローラ53、及びユーザインターフェース54を備えている。ユーザインターフェース54は、シリアルケーブルを介してスイッチブレード3に接続するシリアルポート及びLANケーブルを介してユーザPCに接続するLANポートを備えている。
図5および図6は、複数のスイッチブレード3、複数のサーバブレード2及び管理ブレード5の接続関係を示す図である。図5,図6において、図3に示す複数のスイッチブレード3は、スイッチブレード3A,3Bであり、図3に示す複数のサーバブレード2は、サーバブレード2A,2Bである。
スイッチブレード3Aは、メモリ32A、複数のLANポート33A−1〜33A−3及びコンソールポート34Aを備えている。スイッチブレード3Bは、メモリ32B、複数のLANポート33B−1,33B−2及びコンソールポート34Bを備えている。サーバブレード2Aは、LANポート21A−1,21A−2を備えている。サーバブレード2Bは、LANポート21B−1〜21B−3を備えている。管理ブレード5は、コンソールポート54−1〜54−3を備えている。図5,図6において、実線はLANポート間を接続するLANケーブルを示し、一点鎖線はユーザインターフェース間を接続するシリアルケーブルを示す。図5,図6では、ユーザがユーザPC10を介してスイッチブレード3Aを、例えば冗長構成のうち主に稼動するマスタスイッチブレードとして設定し、スイッチブレード3Bを、例えば冗長構成のうち主に待機するスレーブスイッチブレードとして設定している。尚、スイッチブレード3Bがマスタスイッチブレードとして設定し、スイッチブレード3Aをスレーブスイッチブレードとして設定してもよい。
また、スイッチブレード3Aのメモリ32A及びスイッチブレード3Bのメモリ32Bは、図5,図6に示すように、設定ファイル等の構成定義情報として、各スイッチブレードに固有の固有管理情報と、両スイッチブレード間で共通の共通管理情報とを有する。固有管理情報としては、装置名及びIPアドレスなどがあり、共通管理情報としては、仮想LAN情報、パスワード、及びスイッチブレードに搭載された各インターフェースの設定(即ちLANポートを含む各ポートの設定)などがある。仮想LAN情報は、各インターフェース(各ポート)が属する仮想LANのグループを示す情報である。例えば、サーバブレードが追加された場合に、追加されたサーバブレードと接続されるポートを既存の仮想LANのグループ又は新規の仮想LANのグループに割り当てるために、仮想LAN情報の設定が実行される。パスワードは、スイッチブレードが各サーバブレードにアクセスする際に必要となる情報である。各インターフェースの設定は、スイッチブレードが備える複数のLANポート及びコンソールポートの接続先を示す情報である。
管理ブレード5のメモリ52は、スイッチブレード3A(マスタスイッチブレード)の設定ファイル等における共通管理情報が変更された場合に、その変更内容を保持する。そして、管理ブレード5は、スイッチブレード3B(スレーブスイッチブレード)の設定ファイル等の共通管理情報にその変更内容を反映する。図5では、ユーザPC10が管理ブレード5にシリアルケーブルを介して接続されているので、ユーザは、管理ブレード5を介してスイッチブレード3Aの共通管理情報を変更することができる。図6では、ユーザPC10がTELNETプロトコル経由でスイッチブレード3Aに接続されているので、ユーザは、スイッチブレード3Aの共通管理情報を変更することができる。ユーザが、スイッチブレード3Bの共通管理情報を変更する場合には、ユーザPC10をTELNETプロトコル経由でスイッチブレード3Bに接続すればよい。ユーザPC10がスイッチブレード3AにTELNETコマンドを用いてアクセスした場合に、スイッチブレード3Aの設定ファイル等における共通管理情報は、ユーザPC10に表示される。同様に、ユーザPC10がスイッチブレード3BにTELNETコマンドを用いてアクセスした場合に、スイッチブレード3Bの設定ファイル等における共通管理情報は、ユーザPC10に表示される。
本実施の形態では、スイッチブレード3A,3Bは、スイッチブレード3A,3Bに共通に設定される情報(即ち、共通管理情報)であることを示す共通管理情報フラグ(共通フラグ)と、共通管理情報に含まれる情報のうち、変更された情報を示す構成定義更新フラグ(更新フラグ)とを共通管理情報に設定する。管理ブレード5は、スイッチブレード3Aの共通管理情報フラグに基づいて、スイッチブレード3Aの共通管理情報を監視する。管理ブレード5は、共通管理情報フラグにより、構成定義情報の中から監視対象を特定することができる。また、管理ブレード5は、スイッチブレード3Aの構成定義更新フラグに基づいて、スイッチブレード3Aの変更された共通管理情報を使って、スイッチブレード3Bの共通管理情報を更新する。
以下、共通管理情報フラグ及び構成定義更新フラグについて具体的に説明する。
まず、スイッチブレード3A,3Bが、図7(A)に示すように、共通管理情報フラグ(図7(A)の"*")を、設定ファイル等に書き込むことにより共通管理情報に設定する。次に、ユーザが、スイッチブレード3Aの共通管理情報を変更した場合に、スイッチブレード3AのCPU31は、図7(B)に示すように、設定ファイル等に書き込むことにより共通管理情報の変更箇所に構成定義更新フラグ(図7(B)の"--")を設定する。
次に、管理ブレード5のCPU51は、定期的(例えば5分毎)にスイッチブレード3Aの構成定義情報を監視する。スイッチブレード3Aの共通管理情報に構成定義更新フラグが設定されている場合には、CPU51は、スイッチブレード3Aの構成定義情報のうち構成定義更新フラグが設定されている情報をメモリ52に格納する。また、CPU51は、スイッチブレード3Aの構成定義情報の監視時に、スイッチブレード3Aの変更された情報を使って、スイッチブレード3Bの共通管理情報を更新する。スイッチブレード3Bの共通管理情報が更新された状態を図7(C)に示す。尚、スイッチブレード3A,3Bの構成定義情報の監視タイミングは、予め管理ブレード5のメモリ52に設定されており、ユーザPC10によって変更可能である。このように、CPU51は、定期的に、つまり、予め設定された時間毎にスイッチブレード3Aの構成定義情報における構成定義更新フラグの設定の有無を監視するので、予め設定された時間毎にスイッチブレード3Bの共通管理情報を更新できる。
最後に、CPU51は、変更完了コマンドをスイッチブレード3Aに送信する。スイッチブレード3AのCPU31は変更完了コマンドを受信すると、構成定義情報における構成定義更新フラグを解除する。CPU51は、構成定義更新フラグが解除された後も、共通管理情報の変更に対応するために、スイッチブレード3Aの構成定義情報を定期的に監視する。
図8は、ブレードサーバ1の設定及び動作の例を示すフローチャートである。
スイッチブレード3A,3BのCPU31は、共通管理情報に共通管理情報フラグを設定する(ステップS20)。ユーザは、マスタスイッチブレード及びスレーブスイッチブレードをそれぞれスイッチブレード3A,3Bに設定する(ステップS21)。ここでは、スイッチブレード3Aがマスタスイッチブレードに設定され、スイッチブレード3Bがスレーブスイッチブレードに設定されているものとする。
ユーザがマスタスイッチブレードの設定ファイル等における共通管理情報を変更していない場合には(ステップS22でNO)、後述するステップS32の処理が実行される。一方、ユーザがマスタスイッチブレードの共通管理情報を変更した場合には(ステップS22でYES)、マスタスイッチブレードのCPU31が、自身の共通管理情報の変更部分に構成定義更新フラグを設定する(ステップS23)。管理ブレード5のCPU51は、マスタスイッチブレードにログインし(ステップS24)、構成定義情報において構成定義更新フラグが設定されている部分の共通管理情報を取得する(ステップS25)。その後、CPU51は、TELNETプロトコル経由でログインしていたマスタスイッチブレードからログアウトする(ステップS26)。CPU51は、TELNETプロトコル経由でスレーブスイッチブレードにログインし(ステップS27)、マスタスイッチブレードで変更された部分の共通管理情報を使って、スレーブスイッチブレードの共通管理情報を更新する(ステップS28)。CPU51は、TELNETプロトコル経由でログインしていたスレーブスイッチブレードからログアウトし(ステップS29)、マスタスイッチブレードに変更完了コマンドを通知する(ステップS30)。マスタスイッチブレードのCPU31は、構成定義情報の構成定義更新フラグを解除する(ステップS31)。CPU51は、マスタスイッチブレードの共通管理情報を定期的に監視する(ステップS32)。処理はステップS22に戻る。
本処理によれば、スレーブスイッチブレードの共通管理情報が更新される度に、マスタスイッチブレードの構成定義情報における構成定義更新フラグが解除される。よって、スレーブスイッチブレードの共通管理情報を繰り返し更新することができる。
図9は、ユーザが管理ブレードのコンソールポート(即ちシリアル通信)を介してマスタスイッチブレードの共通管理情報を変更する場合の処理シーケンスを示す図である。
まず、ユーザは、スイッチブレード3Aをマスタスイッチブレードに設定し(A1)、スイッチブレード3Bをスレーブスイッチブレードに設定する(A2)。次に、ユーザは、スイッチブレード3Aの設定ファイル等の共通管理情報に設定される構成定義更新フラグを監視するコマンドをユーザPC10から管理ブレード5に通知する(A3)。管理ブレード5は、スイッチブレード3Aの設定ファイル等の共通管理情報に構成定義更新フラグが設定されているか否かを監視する(A4)。ユーザがスイッチブレード3Aの共通管理情報を変更すると(A5)、スイッチブレード3Aは、共通管理情報の変更部分に構成定義更新フラグを設定する(A6)。
管理ブレード5は、スイッチブレード3Aの設定ファイル等の共通管理情報に構成定義更新フラグが設定されているか否かを監視する(A7)。このとき、スイッチブレード3Aの共通管理情報に構成定義更新フラグが設定されているので、管理ブレード5は、構成定義更新フラグが設定されている部分の共通管理情報を取得する(A8)。そして、管理ブレード5は、スイッチブレード3Aで変更された部分の共通管理情報を使って、スイッチブレード3Bの共通管理情報を更新する(A9)。具体的には、管理ブレード5は、スイッチブレード3Aで変更された部分の情報をスイッチブレード3Bの対応する情報に上書きする。その後、管理ブレード5は、スイッチブレード3Aに変更完了コマンドを通知する(A10)。スイッチブレード3Aは、構成定義更新フラグを解除する(A11)。その後も、管理ブレード5は、スイッチブレード3A内の構成定義情報における構成定義更新フラグを定期的に監視する(A12)。
図10は、ユーザがTELNETプロトコルを介してマスタスイッチブレードの共通管理情報を変更する場合の処理シーケンスを示す図である。
図10の処理シーケンスは、ユーザが、TELNETプロトコル(即ち、スイッチブレード3AのLANポート33A−3)を利用してスイッチブレード3Aの共通管理情報を変更する点で(A5’)、図9の処理シーケンスと異なる。その他の処理シーケンスは、図9の処理シーケンスと同様であるので、その説明は省略する。
本実施の形態では、管理ブレード5は、マスタスイッチブレードの設定ファイル等の共通管理情報の変更を監視し、変更された部分の共通管理情報を使って、スレーブスイッチブレードの共通管理情報を更新する。しかし、管理ブレード5は、マスタスイッチブレード及びスレーブスイッチブレードにかかわらず、両方のスイッチブレードの共通管理情報の変更を監視し、一方のスイッチブレードの変更された部分の共通管理情報を使って、他方のスレーブスイッチブレードの対応する部分の共通管理情報を更新してもよい。この場合、ユーザはマスタスイッチブレード及びスレーブスイッチブレードをスイッチブレード3A,3Bにそれぞれ設定する必要はない。
以上説明したように、本実施の形態によれば、管理ブレード5のCPU51は、スイッチブレード3A,3Bの設定ファイル等に設定されている共通管理情報が変更された場合に、変更箇所に設定される構成定義更新フラグに基づいて、共通管理情報の変更を検出する。そして、CPU51は、スイッチブレード3Aに含まれる、構成定義更新フラグが設定された変更箇所の情報を使って、スイッチブレード3Bの設定ファイル等に設定されている共通管理情報を更新する。よって、スイッチブレード3A,3Bに設定されている共通管理情報の更新時間を短縮することができる。また、スイッチブレード3Bの設定ファイル等に設定されている共通管理情報を手動で変更することがないので、設定変更のミスを削減できる。また、例えば、スイッチブレード3の交換時に、新規のスイッチブレード3に対して他方のスイッチブレード3の共通管理情報を簡単に反映することができる。
また、構成定義情報に含まれる共通管理情報に共通管理情報フラグが設定されるので、管理ブレード5のCPU51は、構成定義情報内の監視対象(即ち、共通管理情報)を特定できる。さらに、変更された共通管理情報には構成定義更新フラグが設定されるので、管理ブレード5のCPU51は、共通管理情報の変更箇所の情報を容易に検出できる。
管理ブレード5の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムが記録されている記録媒体を、ブレードサーバ1に供給し、CPU51が記憶媒体に格納されたプログラムを読み出し実行することによっても、上記実施の形態と同様の効果を奏する。プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えば、CD−ROM、DVD、ブルーレイ又はSDカードなどがある。また、CPU51が、管理ブレード5の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムを実行することによっても、上記実施の形態と同様の効果を奏する。
1 ブレードサーバ
2 サーバブレード
3,3A,3B スイッチブレード
4 パススルーブレード
5 管理ブレード
6 電源
7 ファン
31,51 CPU
32,52 メモリ
33 LANポート
34 コンソールポート
35 スイッチチップ
53 パワーコントローラ
54 ユーザインターフェース
2 サーバブレード
3,3A,3B スイッチブレード
4 パススルーブレード
5 管理ブレード
6 電源
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31,51 CPU
32,52 メモリ
33 LANポート
34 コンソールポート
35 スイッチチップ
53 パワーコントローラ
54 ユーザインターフェース
Claims (10)
- スイッチ装置毎に設定される固有の情報及びそれぞれのスイッチ装置に設定されている共通の情報を1つの情報として有し、且つ前記共通の情報に共通フラグが設定される複数のスイッチ装置の当該共通フラグを監視し、当該共通フラグが設定された共通の情報のうち、当該共通の情報の変更箇所に設定される更新フラグが設定された変更箇所の情報を検出する検出手段と、
前記検出手段が前記共通の情報の変更箇所の情報を検出した場合に、一方のスイッチ装置に含まれる、前記更新フラグが設定された変更箇所の情報を使って、他方のスイッチ装置に設定されている共通の情報を更新する更新手段と
を備えることを特徴とする管理装置。 - 前記検出手段は、予め設定された時間毎に前記更新フラグの設定の有無を監視することを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
- 前記管理装置は、前記共通の情報の更新完了を前記一方のスイッチ装置に通知し、前記一方のスイッチ装置は、前記更新フラグを解除することを特徴とする請求項1又は2に記載の管理装置。
- 前記複数のスイッチ装置は、各々情報処理部に接続されるインターフェースを備え、
前記共通の情報は、前記インターフェースが属する仮想ネットワークのグループを示す情報、前記情報処理部にアクセスする際に必要となるパスワード、及び前記インターフェースの接続先を示す情報を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の管理装置。 - 前記複数のスイッチ装置及び前記管理装置は、情報処理装置に搭載されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の管理装置。
- 外部装置から前記共通の情報の変更を入力する入力手段を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の管理装置。
- 複数のスイッチ装置の各々は、スイッチ装置毎に設定される固有の情報と、前記複数のスイッチ装置に共通に設定される共通の情報とを1つの情報として有し、
前記複数のスイッチ装置に共通に設定される情報であることを示す共通フラグを前記共通の情報に設定し、自身に設定されている前記共通の情報が変更された場合に当該共通の情報の変更箇所に更新フラグを設定する設定手段を有する複数のスイッチ装置と、
前記複数のスイッチ装置の当該共通フラグを監視し、当該共通フラグが設定された共通の情報のうち、前記更新フラグが設定された変更箇所の情報を検出する検出手段と、前記検出手段が前記共通の情報の変更箇所の情報を検出した場合に、一方のスイッチ装置に含まれる、前記更新フラグが設定された変更箇所の情報を使って、他方のスイッチ装置に設定されている共通の情報を更新する更新手段とを有する管理装置と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記管理装置は、前記共通の情報の更新完了を前記一方のスイッチ装置に通知し、前記一方のスイッチ装置は、前記更新フラグを解除することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
- スイッチ装置毎に設定される固有の情報及びそれぞれのスイッチ装置に設定されている共通の情報を1つの情報として有し、且つ前記共通の情報に共通フラグが設定される複数のスイッチ装置の当該共通フラグを監視し、当該共通フラグが設定された共通の情報のうち、当該共通の情報の変更箇所に設定される更新フラグが設定された変更箇所の情報を検出する第1の手順と、
前記第1の手順で前記共通の情報の変更箇所の情報を検出した場合に、一方のスイッチ装置に含まれる、前記更新フラグが設定された変更箇所の情報を使って、他方のスイッチ装置に設定されている共通の情報を更新する第2の手順と
を備えることを特徴とする制御方法。 - コンピュータを、
スイッチ装置毎に設定される固有の情報及びそれぞれのスイッチ装置に設定されている共通の情報を1つの情報として有し、且つ前記共通の情報に共通フラグが設定される複数のスイッチ装置の当該共通フラグを監視し、当該共通フラグが設定された共通の情報のうち、当該共通の情報の変更箇所に設定される更新フラグが設定された変更箇所の情報を検出する検出手段、及び
前記検出手段が前記共通の情報の変更箇所の情報を検出した場合に、一方のスイッチ装置に含まれる、前記更新フラグが設定された変更箇所の情報を使って、他方のスイッチ装置に設定されている共通の情報を更新する更新手段
として機能させることを特徴とするプログラム。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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