JP5412129B2 - 故障予測装置 - Google Patents

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Description

本発明は、故障予測装置に関する。
圧縮機、凝縮器、膨張弁、及び蒸発器をそれぞれ有するとともに、沸点の異なる冷媒(低沸点冷媒及び高沸点冷媒)がそれぞれ封入された2つの冷凍回路から構成され、沸点冷媒側の冷凍回路の蒸発器と沸点冷媒側の冷凍回路の凝縮器とを熱交換可能に有するカスケードコンデンサ内で同蒸発器が同凝縮器を冷却することによって、低沸点冷媒側の冷凍回路の蒸発器を通じて庫内を目標温度(−70℃以下)まで冷却する二元冷凍回路を備えた冷却貯蔵庫が知られている。
この冷却貯蔵庫には、庫内温度を目標温度に維持するべく、例えば冷凍回路の圧縮機のオン・オフ状態を制御する制御装置が設けられている。
ここで、もし一方の冷凍回路の圧縮機が故障して動作不良となった場合、制御装置による制御が効き難くなって庫内温度が上昇するため、この状態を放置し続けると、庫内の収納物が溶けてしまう虞がある。
このような事故を未然に防止するために、例えば、特許文献1に開示された冷却貯蔵庫に設けられた制御装置は、庫内温度の異常上昇を判別すると、冷却貯蔵庫の管理者(又は使用者)に対し所定の通信手段を介して警報を発するようになっている。尚、庫内温度の異常上昇は、例えば庫内の検出温度が異常温度とされる所定値を超えたことを以って判別される。
特開平6−88666号公報
しかしながら、前述した特許文献1に開示された冷却貯蔵庫は、庫内温度が異常上昇した時点で警報を発するため、例えば、管理者がこの警報を受けたとき、庫内の収納物が既に溶けてしまっている虞がある。
また、庫内の検出温度は、扉の開閉や冷却貯蔵庫の周囲温度等の影響を受け易いため、例えば、このような外乱によって庫内の検出温度が一時的に上昇する都度、管理者に対し誤報の警報が発せられるという問題がある。
前記課題を解決するための発明は、高温側圧縮機、高温側凝縮器、高温側膨張弁、高温側蒸発器が第1冷媒配管で環状に接続され、高沸点冷媒が前記第1冷媒配管に封入された高温側冷凍回路と、低温側圧縮機、前記高温側蒸発器と熱交換を行う低温側凝縮器、低温側膨張弁、低温側蒸発器が第2冷媒配管で環状に接続され、前記高沸点冷媒の沸点よりも低い沸点の低沸点冷媒が前記第2冷媒配管に封入された低温側冷凍回路と、を有し、前記低温側蒸発器での前記低沸点冷媒の蒸発作用により庫内の温度を−70℃以下の目標温度とするべく前記庫内を冷却する二元冷凍回路と、前記高温側蒸発器及び前記低温側凝縮器からなるカスケードコンデンサの前記高温側蒸発器の出口側の温度を検出する第1温度センサと、前記庫内の温度を検出する第2温度センサと、を有する冷却貯蔵庫と、前記第2温度センサの検出温度が前記目標温度を維持できなくなる限界での前記第1温度センサの検出温度である限界温度よりも低い温度を第1温度としたとき、前記高温側圧縮機が運転されているときの前記第1温度センサの検出温度が第1所定時間以上連続して前記第1温度よりも高い場合、前記庫内の冷却運転の故障を予測する制御装置と、を備えた故障予測装置である。
本発明によれば、冷却貯蔵庫の庫内の冷却運転の故障を迅速且つ正確に予測できる。
本実施の形態の故障予測システムの一例のブロック図である。 本実施の形態の二元冷凍回路の一例の回路図である。 本実施の形態の紐付けデータ121aの構成例を示す図表である。 本実施の形態の紐付けデータ121bの構成例を示す図表である。 本実施の形態の紐付けデータ121cの構成例を示す図表である。 本実施の形態の紐付けデータ121dの構成例を示す図表である。 図2の二元冷凍回路におけるカスケード温度に対する庫内温度の関係の一例を示すグラフである。 図5の紐付けデータ121cを生成するためのメニュー画面の一例を示す模式図である。 図6の紐付けデータ121dを生成するためのメニュー画面の一例を示す模式図である。 本実施の形態の冷却貯蔵庫の故障予測における集中監視用コンピュータの処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態の冷却貯蔵庫の故障予測における集中監視用コンピュータの処理手順のもう一例を示すフローチャートである。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
===故障予測装置の構成===
図1乃至図9を参照しつつ、本実施の形態の故障予測装置6の構成例について説明する。尚、図1は、故障予測装置6を含む故障予測システム1の一例のブロック図である。図2は、故障予測装置6を構成する各冷却貯蔵庫2が有する二元冷凍回路20の一例の回路図である。図3は、記憶装置12に格納される紐付けデータ121aの構成例を示す図表である。図4は、記憶装置12に格納される紐付けデータ121bの構成例を示す図表である。図5は、記憶装置12に格納される記憶する紐付けデータ121cの構成例を示す図表である。図6は、記憶装置12に格納される紐付けデータ121dの構成例を示す図表である。図7は、図2の二元冷凍回路20におけるカスケードコンデンサ23の検出温度に対する庫内2aの検出温度の関係の一例を示すグラフである。図8は、故障予測装置6を構成する集中監視用コンピュータ(制御装置)10において図5の紐付けデータ121cを生成するためのメニュー画面の一例を示す模式図である。図9は、集中監視用コンピュータ10において図6の紐付けデータ121dを生成するためのメニュー画面の一例を示す模式図である。
図1に例示されるように、故障予測装置6は、後述する二元冷凍回路20をそれぞれ有する冷却貯蔵庫A、冷却貯蔵庫B、冷却貯蔵庫C等(「冷却貯蔵庫2」と総称する)と、これら複数の冷却貯蔵庫2の冷却運転状態を集中監視するための集中監視用コンピュータ10とを備えている。
集中監視用コンピュータ10は、例えばLAN(Local Area Network)等の通信回線5を介して、複数の冷却貯蔵庫2と通信可能に接続されている。
また、集中監視用コンピュータ10は、例えばインターネット等の通信回線4を介して、端末Xm、Xs、Ym、Ys、Zm、Zs、S等(「端末3」と総称する)と通信可能に接続されている。ここで、故障予測システム1は、これら複数の端末3と、故障予測装置6とを備えて構成される。
尚、図1の例示では、端末Xmは、冷却貯蔵庫Aを使用するユーザXが冷却貯蔵庫2の設置された研究所等で使用する情報処理装置であり、端末Xsは、ユーザXが自宅等で使用する情報処理装置である。同様に、端末Ymは、冷却貯蔵庫Bを使用するユーザYが研究所等で使用する情報処理装置であり、端末Ysは、ユーザYが自宅等で使用する情報処理装置であり、端末Zmは、冷却貯蔵庫Cを使用するユーザZが研究所等で使用する情報処理装置であり、端末Zsは、ユーザZが自宅等で使用する情報処理装置であり、端末Sは、冷却貯蔵庫2全体を管理するサービス会社で使用される情報処理装置である。各端末3は、集中監視用コンピュータ10から送信される電子メールを受信したり、この電子メールの内容を閲覧したりするためのディスプレイやキーボード等の所定の表示手段や入力手段等(不図示)を備えている。
集中監視用コンピュータ10は、複数の冷却貯蔵庫2から、監視対象としての後述するカスケード温度や庫内温度等(「チャネル」と総称する)の情報を収集し、収集された情報に基づいて各冷却貯蔵庫2の冷却運転の故障を予測し、同予測に基づく警報(アラーム)を電子メールにて端末3に送信する情報処理装置である。このような処理に用いられる各種データを格納したり、その一部を表示したりするために、集中監視用コンピュータ10は、メモリ(不図示)に所定のプログラムを記憶するとともに、記憶装置12やディスプレイ11等を備えている。
ここで、記憶装置12は、具体的には、冷却貯蔵庫2毎に所定のタイミングで収集されるチャネルの時間変化を示すチャネルデータ122と、監視対象のチャネルや電子メールの送信先等の情報どうしを相互に対応付ける紐付けデータ121a、121b、121c、121d(「紐付けデータ121」と総称する)とを格納する。
<<<二元冷凍回路>>>
図2に例示されるように、各冷却貯蔵庫2は、庫内2aの温度を目標温度(−70℃以下の深温度帯)まで冷却するための二元冷凍回路20を備えている。その為、一般に超低温フリーザと呼ばれている。
二元冷凍回路20は、沸点の異なる2つの冷媒(高沸点冷媒、及び、高沸点冷媒よりも低い沸点の低沸点冷媒)を用いる冷凍回路であり、高沸点冷媒が封入された高温側冷凍回路21と、低沸点冷媒が封入された低温側冷凍回路22とを備えている。
高温側冷凍回路21は、高温側圧縮機211、高温側凝縮器212、キャピラリチューブ213(高温側膨張弁)、及び高温側蒸発器214が第1冷媒配管215で環状に接続され、高沸点冷媒が同第1冷媒配管215に封入されて構成されている。
低温側冷凍回路22は、低温側圧縮機221、低温側凝縮器223、キャピラリチューブ224(低温側膨張弁)、及び低温側蒸発器225が第2冷媒配管226で環状に接続され、低沸点冷媒が同第2冷媒配管226に封入されて構成されている。
高温側蒸発器214と、低温側凝縮器223とは、相互に熱交換可能に配置されて、カスケードコンデンサ23を構成している。また、低温側蒸発器225は、冷却貯蔵庫2の庫内2aに熱的に接続されており、低沸点冷媒の蒸発作用により同庫内2aを冷却する。尚、図2では、図示の便宜上、低温側蒸発器225と庫内2aとは重ねて記載されているが、実際には、低温側蒸発器225を構成する例えばエバポレーションチューブが、例えば外箱及び内箱から構成される冷却貯蔵庫2の庫内2aを構成する内箱の外周面を覆うように固着されている。
カスケードコンデンサ23の例えば高温側蒸発器214の出口近傍には、同カスケードコンデンサ23の温度(以後「カスケード温度」と称する)を検出するサーミスタ等の第1温度センサ24が設けられている。また、庫内2aの所定位置には、同庫内2aの温度(以後「庫内温度」と称する)を検出するサーミスタ等の第2温度センサ25が設けられている。ここで、第1温度センサ24及び第2温度センサ25は、サーミスタ等に限定されるものではなく、例えば熱電対等であってもよい。
尚、本実施の形態では、高温側冷凍回路21において、高温側凝縮器212は、コンデンサ212bと、同コンデンサ212bの前段で高沸点冷媒を予め放熱させるためのプレコンデンサ212aとから構成されている。また、低温側冷凍回路22において、低温側凝縮器223の前段には、低沸点冷媒を予め放熱させるためのプレコンデンサ222が設けられている。これらのプレコンデンサ212a、222を設けることによって、庫内2aを効果的に冷却できる。
また、本実施の形態では、高温側凝縮器212及びプレコンデンサ222のそれぞれに対しファン(不図示)が設けられ、同ファンからの送風によってそれぞれの放熱が促進されるようになっている。また、各ファンには、塵埃を除去するためのフィルタ(不図示)が設けられている。
以上の構成を備えた二元冷凍回路20に対し所定の高沸点冷媒及び低沸点冷媒を用いることによって、庫内2aを目標温度まで冷却できるようになっている。
以下述べる各冷却貯蔵庫2の庫内2aの冷却運転の故障の原因としては、例えば、前述したファンを構成するモータのロック、前述したフィルタの目詰まり、高沸点冷媒又は低沸点冷媒のリーク、キャピラリチューブ213、224の詰まり、高温側圧縮機211又は低温側圧縮機221を構成するモータのロック等が挙げられる。
<<<冷却貯蔵庫とユーザとの紐付けデータ>>
図3に例示されるように、記憶装置12に格納される紐付けデータ121aは、冷却貯蔵庫2を特定する情報と、同冷却貯蔵庫2を使用・管理するユーザを特定する情報とを対応付けるデータである。同図の例示では、紐付けデータ121aは、冷却貯蔵庫A、B、C等のそれぞれに対し、これらを使用するユーザX、Y、Z(通常ユーザ)やこれらを管理するサービス会社(ゲストユーザ)等のユーザIDが対応付けられている。尚、本実施の形態では、紐付けデータ121aは、例えば、集中監視用コンピュータ10において、所定の入力手段(不図示)を通じて入力されたデータに基づいて予め生成されて、記憶装置12に格納されている。
<<<ユーザと電子メールアドレスとの紐付けデータ>>>
図4に例示されるように、記憶装置12に格納される紐付けデータ121bは、冷却貯蔵庫2を使用・管理するユーザを特定する情報と、同ユーザの端末3の電子メールアドレスと、同電子メールアドレスへの電子メールの送信時間帯を示す情報とを対応付けるデータである。同図の例示では、冷却貯蔵庫Aを使用するユーザXのユーザID「111」に対して、例えば冷却貯蔵庫Aが設置された研究所における端末Xmの電子メールアドレスと、例えばユーザXの自宅における端末Xsの電子メールアドレスとの2つが対応付けられており、それぞれのアドレスに対し、冷却貯蔵庫Aの故障予測に基づく警報を電子メールで送信する時間帯が個別に対応付けられている。一例として、研究所の端末Xmに対しては、ユーザXが主に研究所に滞在する時間帯が対応付けられ、自宅の端末Xsに対しては、ユーザXが主に自宅に滞在する時間帯が対応付けられている。このようにユーザの居所に応じて電子メールの送信時間帯を個別に設定することによって、同ユーザに使用・管理される冷却貯蔵庫2の故障予測に基づく警報をより確実に同ユーザに通報できる。尚、本実施の形態では、紐付けデータ121bは、例えば、集中監視用コンピュータ10において、所定の入力手段を通じて入力されたデータに基づいて予め生成されて、記憶装置12に格納されている。
<<<チャネルと警報通報との紐付けデータ>>>
図5に例示されるように、記憶装置12に格納される紐付けデータ121cは、冷却貯蔵庫2のチャネル(冷却貯蔵庫2における監視対象としてのカスケード温度や庫内温度等)を特定する情報と、同冷却貯蔵庫2のチャネルの値の警報通報のための条件を示す情報と、同冷却貯蔵庫2に該当するユーザに対する警報通報の有無を示す情報とを対応付けるデータである。同図の例示では、例えば冷却貯蔵庫Aにおいて、警報通報の条件の設定対象となるチャネルとして、カスケード温度「A−1」や庫内温度「A−2」等が設定されている。
チャネルがカスケード温度である場合(例えばチャネル「A−1」)、本実施の形態では、冷却貯蔵庫Aの冷却運転を故障であると予測し警報通報するための条件を、カスケード温度が0.5時間以上連続して−20℃以上である場合と設定した。また、本実施の形態では、同条件を、カスケード温度が8時間以上連続して−30℃以上である場合とも設定した。以下、図7を参照しつつ、本実施の形態において、これらの条件が導かれる根拠について説明する。
図7に例示されるように、二元冷凍回路20のカスケード温度と庫内温度との間には所定の相関がある。同図の例示では、カスケード温度の変化に対する庫内温度の変化の割合が−20℃付近のカスケード温度を境界として顕著に異なっている。具体的には、カスケード温度Tが−50℃から−20℃まで上昇すると、庫内温度は−88℃から−75℃まで略一定の割合で上昇し、カスケード温度Tが−20℃から−10℃まで上昇すると、庫内温度は−75℃から0℃まで略一定の割合で上昇する。この場合、カスケード温度の変化に対する庫内温度の変化の割合は、T≦−20℃の場合がT>−20℃の場合より小さい。つまり、庫内温度の変化の幅を一定とした場合、この一定の幅に対するカスケード温度Tの変化の幅は、T≦−20℃以下の場合がT>−20℃の場合に比べて大きいため、庫内温度の上昇を予測する際、T≦−20℃の場合のカスケード温度Tに基づいて予測した方がその確度がより高くなる。
また、本実施の形態では、庫内温度を-70℃以下に維持できなくなるカスケード温度Tの限界温度はおよそ−17℃であり(図7参照)、庫内温度を例えば−85℃以下で通常運転する際のカスケード温度Tはおよそ−35℃である(図7参照)。よって、二元冷凍回路20が、庫内温度を−85℃以下とする通常運転の状態から、庫内温度が−70℃を超えて上昇する状態に至ることを予測するためのカスケード温度Tは、−35℃≦T<−17℃の範囲にある。
以上から、−35℃以上且つ−20℃以下の範囲(即ち、前述したT≦−20℃且つ−35℃≦T<−17℃)にあるカスケード温度は、庫内温度を-70℃以下に維持できなくなる予兆を与える温度として好適であるため、本実施の形態では、冷却貯蔵庫2の冷却運転を故障であると予測し警報通報するための条件を、「カスケード温度が−30℃(第1温度)以上である状態が、実験結果等から別途設定された8時間(第1所定時間)以上連続している」こととした。また、同条件を、「カスケード温度が−20℃(第2温度)以上である状態が、実験結果等から別途設定された0.5時間(第2所定時間)以上連続している」こととした。但し、これに限定されるものではなく、カスケード温度と庫内温度との関係に応じて、例えば2つの条件のうちの前者の条件(8時間以上連続して−30℃以上)のみを適用してもよい。
尚、第1所定時間としての8時間は、図7に例示される相関に係る実験結果等から別途設定された時間である。ここで、第2温度(−20℃)が第1温度(−30℃)よりも限界温度(−17℃)に近い分だけ、第2所定時間(0.5時間)が第1所定時間(8時間)よりも短く設定されることによって、例えば、故障予測の確度を低下させることなくその迅速性がより高まっている。
図5に戻って、紐付けデータ121cの構成について更に説明する。同図に例示されるように、チャネルが庫内温度である場合(例えばチャネル「A−2」)、冷却貯蔵庫Aの冷却運転を故障であると予測し警報通報するための条件を、例えば同庫内温度が8時間以上連続して設定温度+3℃以上である場合と設定されていてもよい。この設定温度とは、例えば前述した通常運転時の庫内温度である−85℃である。また、同図に例示されるように、紐付けデータ121cでは、チャネル毎に、前述した紐付けデータ121aで予め設定された各ユーザについて、警報通報の有無を示す情報(「○」又は「×」)が設定されている。
図8に例示されるように、紐付けデータ121cは、集中監視用コンピュータ10において、例えば作業者がディスプレイ11に表示されるメニュー画面を参照しつつ所定の入力手段(不図示)を通じて入力したデータに基づいて予め生成されて、記憶装置12に格納されている。
同図に例示されるメニュー画面は、例えば、冷却貯蔵庫Aのカスケード温度(チャネル「A−1」)に該当するチャネルデータ122を取得するか否かを設定するためのチェックボックス(「データ取得可能」)と、前述した第1温度及び第1所定時間を設定するためのチェックボックス及び入力欄(「アラームレベル1」)と、前述した第2温度及び第2所定時間を設定するためのチェックボックス及び入力欄(「アラームレベル2」)と、警報通報の有無をその通報先毎に設定するためのチェックボックス(「アラーム通報」における「通常ユーザリスト」及び「ゲストユーザリスト」)とを備えている。
上記のうちの「アラームレベル1」、「アラームレベル2」、及び「アラーム通報」について、詳細な構成は以下の通りである。
「アラームレベル1」では、このセクション(図8の左上側)で以下入力される温度及び時間に基づく警報通報条件を有効とするか否かをチェックボックスで設定するようになっており、同セクション内の「下限レベル(℃)」の入力欄では、例えば第1温度を入力するようになっており、同セクション内の「継続時間(分)」の入力欄では、例えば第1所定時間を分単位で入力するようになっている。
「アラームレベル2」では、このセクション(図8の左下側)で以下入力される温度及び時間に基づく警報通報条件を有効とするか否かをチェックボックスで設定するようになっており、同セクション内の「下限レベル(℃)」の入力欄では、例えば第2温度を入力するようになっており、同セクション内の「継続時間(分)」の入力欄では、例えば第2所定時間を分単位で入力するようになっている。
尚、例えば、第1温度及び第1所定時間に基づく警報通報条件のみを設定する場合には、「アラームレベル1」の警報通報条件を有効にするべくチェックボックスにチェックマークを入力し、「アラームレベル2」の警報通報条件を無効にするべくチェックボックスにチェックマークを入力しないようになっている。
「アラーム通報」では、このセクション(図8の右側)で以下ユーザごとに個別に設定される全ての警報通報を有効とするか否かをチェックボックスで設定するようになっており、同セクション内の「通常ユーザリスト」(前述したユーザX、Y、Z)及び「ゲストユーザリスト」(前述したサービス会社)のそれぞれのチェックボックスでは、各ユーザに対し個別に警報通報の有無を設定するようになっている。
<<<冷却貯蔵庫とレポート通報との紐付けデータ>>>
図6に例示されるように、記憶装置12に格納される紐付けデータ121dは、冷却貯蔵庫2を特定する情報と、同冷却貯蔵庫2及び集中監視用コンピュータ10が作動しているか否かを確認するためのレポート通報に係る情報と、同冷却貯蔵庫2に該当するユーザに対するレポート通報の有無を示す情報とを対応付けるデータである。同図の例示では、各冷却貯蔵庫2に対し、1日につき例えば3回までのレポート通報の通報時刻が設定されている。尚、同図の例示では、1日におけるレポート通報の回数(0、1、2、3回)も設定可能となっている。
本実施の形態では、レポート情報は、前述した紐付けデータ121bで予め設定された各電子メールアドレスに対し電子メールにて送信される。この場合のレポート情報は、例えばチャネルデータ122における該当のチャネル(例えば冷却貯蔵庫Aの庫内温度)の現在値等である。尚、集中監視用コンピュータ10は、例えば電子メールの今回送信時と前回送信時との間のチャネルデータ122の差分に係るデータを求め、同データを添付した電子メールをレポート情報として送信してもよい。これにより、ユーザは、同ユーザに使用・管理される冷却貯蔵庫2及び集中監視用コンピュータ10が作動しているか否かを定期的に確認できる上に、差分に係るデータを通じて、当該作動が正常なものであるか否かも確認できる。
図9に例示されるように、紐付けデータ121dは、集中監視用コンピュータ10において、例えば作業者がディスプレイ11に表示されるメニュー画面を参照しつつ所定の入力手段(不図示)を通じて入力したデータに基づいて予め生成されて、記憶装置12に格納されている。
同図に例示されるメニュー画面は、例えば、冷却貯蔵庫Aに関してレポート通報するか否かを設定するためのチェックボックス(「レポート通報」)と、前述した通報時刻を設定するためのチェックボックス及び入力欄(「通報時刻設定」)と、前述した通報先を設定するためのチェックボックス(「通報先設定」)とを備えている。
「通報時刻設定」(図9の左側)では、前述したレポート通報のタイミング(1日のうちの第1回目、第2回目、第3回目)のそれぞれについて、その通報の有無をチェックボックスで設定し、通報時刻(0時乃至23時)を入力欄に入力するようになっている。同図の例示では、1日のうち0時、8時、及び16時にレポート通報するように設定されているが、例えば1日のうち0時及び16時の2回だけレポート通報するように設定するためには、第1回目のチェックボックスにチェックマークを入力するとともに入力欄に「0」を入力し、第2回目のチェックボックスにチェックマークを入力するとともに入力欄に「16」を入力し、第3回目のチェックボックスにチェックマークを入力しないようになっている。
「通報先設定」(図9の右側)では、「通常ユーザリスト」(前述したユーザX、Y、Z)及び「ゲストユーザリスト」(前述したサービス会社)のそれぞれのチェックボックスにおいて、各ユーザに対し個別にレポート通報の有無を設定するようになっている。
===故障予測装置の動作===
図10及び図11を参照しつつ、前述した構成を備えた故障予測装置6の故障予測の動作例について説明する。尚、図10は、冷却貯蔵庫2の故障予測における集中監視用コンピュータ10の処理手順の一例を示すフローチャートである。図11は、冷却貯蔵庫2の故障予測における集中監視用コンピュータ10の処理手順のもう一例を示すフローチャートである。
集中監視用コンピュータ10は、冷却貯蔵庫2から、所定のタイミングで、二元冷凍回路20のカスケード温度Tの情報を受信して、これを記憶装置12のチャネルデータ122に記憶させる(S100)。
本実施の形態では、冷却貯蔵庫2の二元冷凍回路20が例えば高温側圧縮機211のオン・オフ状態を制御することによって庫内温度を目標温度である−70℃以下に維持するタイプである場合、同冷却貯蔵庫2は、カスケード温度Tの情報とともに、高温側圧縮機211のオン・オフ状態を示す情報を、集中監視用コンピュータ10に送信するものとする。
また、本実施の形態では、冷却貯蔵庫2は、同冷却貯蔵庫2が、定常運転以外の状態(例えば電源投入直後や停電後の回復中等)、又は、定常運転の状態の何れの状態にあるかを示す情報を、前述したカスケード温度Tの情報及び高温側圧縮機211のオン・オフ状態を示す情報とともに、集中監視用コンピュータ10に送信するものとする。尚、冷却貯蔵庫2が電源投入直後であることを示す情報は、例えば、同冷却貯蔵庫2の電源投入時に作業者による手動操作によってタイマ(不図示)が計時を開始し、同タイマが所定時間を計時するまで同冷却貯蔵庫2が出力し続けるようになっていればよい。また、冷却貯蔵庫2が停電後の回復中であることを示す情報は、例えば、停電検出手段(不図示)によって停電から回復した旨が検出されたことを契機としてタイマ(不図示)が計時を開始し、同タイマが所定時間を計時するまで同冷却貯蔵庫2が出力し続けるようになっていればよい。
集中監視用コンピュータ10は、紐付けデータ121cにおいて該当の冷却貯蔵庫2の該当のチャネルに対応付けられた警報通報のための条件を参照し、カスケード温度Tが、同条件で設定された第1温度の−30℃以上であるか否かを判別する(S101)。但し、この判別は、該当の冷却貯蔵庫2から受信した前述したカスケード温度T以外の情報が、同冷却貯蔵庫2の高温側圧縮機211がオン状態であること且つ同冷却貯蔵庫2が定常運転の状態にあることを示す場合に限って実行される。これにより、例えば、高温側圧縮機211がオフ状態であることに伴いカスケード温度Tが一時的に上昇することや、電源投入直後や停電後の回復中等であるためにカスケード温度Tが十分に低下していないこと等の外乱の影響によって、集中監視用コンピュータ10が該当の冷却貯蔵庫2を誤って故障と予測する事態が抑制される。つまり、庫内2aの冷却運転の故障が正確に予測される。
尚、冷却貯蔵庫2は、カスケード温度Tの情報を出力する際、高温側圧縮機211がオン状態である場合に限って、また、同冷却貯蔵庫2が定常運転の状態にある場合に限って、これらの情報を出力するものとしてもよい。
カスケード温度Tが−30℃より低いと判別した場合(S101:NO)、集中監視用コンピュータ10は、ステップS100の処理を再度実行する。
カスケード温度Tが−30℃以上であると判別した場合(S101:YES)、集中監視用コンピュータ10は、内蔵のタイマ(不図示)をリセットした後に計時を開始する(S102)。
集中監視用コンピュータ10は、紐付けデータ121cにおいて該当の冷却貯蔵庫2の該当のチャネルに対応付けられた警報通報のための条件を参照し、タイマによって計時された時間tが、同条件で設定された第1所定時間の8時間に達したか否かを判別する(S103)。
時間tが8時間に達していないと判別した場合(S103:NO)、集中監視用コンピュータ10は、再度、同じ冷却貯蔵庫2のカスケード温度Tを受信して、これを記憶装置12のチャネルデータ122に記憶させる(S104)。集中監視用コンピュータ10は、カスケード温度Tが、第1温度の−30℃以上であるか否かを再度判別し(S105)、T<−30℃と判別した場合(S105:NO)、ステップS100の処理を再度実行し、T≧−30℃と判別した場合(S105:YES)、ステップS103の処理を再度実行する。尚、前述と同様に、このステップS105の判別も、冷却貯蔵庫2の高温側圧縮機211がオン状態であり且つ同冷却貯蔵庫2が定常運転の状態にある場合に限って実行される。
時間tが8時間に達したと判別した場合(S103:YES)、集中監視用コンピュータ10は、紐付けデータ121cにおいて該当の冷却貯蔵庫2の該当のチャネルに対応付けられた警報通報先を参照するとともに、現在時刻を計時している内蔵のタイマ(不図示)を参照し、同通報先に対し紐付けデータ121bで予め設定された通報時間帯に現在時刻が該当する電子メールアドレスに対し、該当の冷却貯蔵庫2の庫内2aの冷却運転の故障を予測した旨の警報を電子メールで送信する(S106)。
以上のように、本実施の形態の故障予測装置6では、カスケード温度が第1所定時間(8時間)以上連続して第1温度(−30℃)以上であることを、故障に起因して庫内温度を目標温度に維持できなくなる予兆を与える条件とすることによって、外乱(例えば扉の開閉、庫内2aに対する収容物の出し入れ、周囲温度、電源電圧の変動等)の影響を抑制しつつ故障を予測できる上に、第1温度の設定次第で、庫内温度が未だ急峻に上昇するかなり以前に故障を予測できる。つまり、庫内2aの冷却運転の故障を迅速且つ正確に予測できる。
また、本実施の形態の故障予測装置6では、庫内温度を例えば−85℃付近に維持する通常運転時のカスケード温度(−35℃)よりも前述した第1温度(−30℃)を高く設定している。その差が5℃であるので、同第1温度は、故障によって庫内温度が急峻に上昇する予兆として捉え易く、より正確に判定できるものである。
また、本実施の形態の故障予測装置6では、予測結果に基づく警報が該当のユーザに対し電子メールで通報されることによって、庫内温度が未だ急峻に上昇する前に同ユーザが故障を予知し得るため、例えば庫内2aの収納物を溶かしてしまう前にユーザは冷却貯蔵庫2に対し所定の対応ができる。故障の予測が迅速である一方でその確度も高いため、ユーザに対し誤報の警報が発せられる事態が抑制される。
図11に例示されるように、集中監視用コンピュータ10は、前述した図10のステップS100乃至S106と並行して、ステップS200乃至S206の処理を実行する。ステップS200乃至S206の処理は、前述したように、カスケード温度が第2所定時間である0.5時間以上連続して第2温度である−20℃以上であることを、故障に起因して庫内温度を目標温度に維持できなくなる予兆を与える条件とする処理であり、カスケード温度Tの下限値及びその連続時間の下限値が異なる以外は、ステップS100乃至S106の処理と同様である。
このようにカスケード温度に係る条件を2つ組み合わせることによって、庫内2aの冷却運転の故障がより一層迅速且つ正確に予測される。
===その他の実施の形態===
前述した実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更や改良等が可能であり、また本発明はその等価物も含むものである。
前述した実施の形態では、カスケード温度の限界温度を、庫内温度の目標温度の上限値(−70℃)に対応する−17℃とし、カスケード温度の第2温度を−20℃とし、カスケード温度の第1温度を−30℃とし、通常運転時のカスケード温度を−35℃(庫内温度は−85℃)として説明したが、これは、図7に例示されるカスケード温度及び庫内温度の相関に基づいてあくまでも便宜上設定された一例であり、これらに限定されるものではない。例えば、カスケード温度の変化に対する庫内温度の変化が、或るカスケード温度T(例えば−20℃)を境界として、同境界よりも低温側(T<−20℃)で第1の割合である関係と、同境界よりも高温側(T>−20℃)で第1の割合よりも大きな第2の割合である関係とを有しているため、例えば限界温度をおよそ−20℃とした上で、この限界温度よりも低いカスケード温度を第2温度(例えば−25℃)及び第1温度(例えば−30℃)としてもよい。これらの第1温度及び第2温度は、例えば庫内温度の微小変化に対しカスケード温度がより大きく変化する領域(T<−20℃)内にあるため、第1温度及び第2温度に基づく故障予測の確度がより高まる。要するに、限界温度、第1温度、及び第2温度は、故障予測装置6の二元冷凍回路20に固有のカスケード温度及び庫内温度の相関に応じて柔軟に設定され得るものである。尚、第1所定時間及び第2所定時間についても、以上と同様である。
前述した実施の形態では、故障予測装置6は、二元冷凍回路20をそれぞれ有する複数の冷却貯蔵庫2と、集中監視用コンピュータ10とを備えて構成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、故障予測装置6は、1つの冷却貯蔵庫2が、集中監視用コンピュータ10の機能を内蔵したものであってもよい。また、例えば、故障予測装置6は、特に端末3と通信可能に接続されていないものであってもよく、例えばユーザが故障予測装置6の周囲に常時滞在している環境にあれば、単に故障予測のみを行なったり、又は、故障予測を行なった後に、予測結果に基づく警報をブザーやランプ等の所定の通報手段によって通報したりするものであってもよい。
1 故障予測システム
2 冷却貯蔵庫
2a 庫内
3 端末
4、5 通信回線
6 冷却貯蔵庫
10 集中監視用コンピュータ
11 ディスプレイ
12 記憶装置
20 二元冷凍回路
21 高温側冷凍回路
22 低温側冷凍回路
23 カスケードコンデンサ
24 第1温度センサ
25 第2温度センサ
121、121a、121b、121c、121d 紐付けデータ
122 チャネルデータ
211 高温側圧縮機
212 高温側凝縮器
212a プレコンデサ
212b コンデンサ
213、224 キャピラリチューブ
214 高温側蒸発器
215 第1冷媒配管
221 低温側圧縮機
222 プレコンデンサ
223 低温側凝縮器
225 低温側蒸発器
226 第2冷媒配管

Claims (6)

  1. 高温側圧縮機、高温側凝縮器、高温側膨張弁、高温側蒸発器が第1冷媒配管で環状に接続され、高沸点冷媒が前記第1冷媒配管に封入された高温側冷凍回路と、低温側圧縮機、前記高温側蒸発器と熱交換を行う低温側凝縮器、低温側膨張弁、低温側蒸発器が第2冷媒配管で環状に接続され、前記高沸点冷媒の沸点よりも低い沸点の低沸点冷媒が前記第2冷媒配管に封入された低温側冷凍回路と、を有し、前記低温側蒸発器での前記低沸点冷媒の蒸発作用により庫内の温度を−70℃以下の目標温度とするべく前記庫内を冷却する二元冷凍回路と、前記高温側蒸発器及び前記低温側凝縮器からなるカスケードコンデンサの前記高温側蒸発器の出口側の温度を検出する第1温度センサと、前記庫内の温度を検出する第2温度センサと、を有する冷却貯蔵庫と、
    前記第2温度センサの検出温度が前記目標温度を維持できなくなる限界での前記第1温度センサの検出温度である限界温度よりも低い温度を第1温度としたとき、前記高温側圧縮機が運転されているときの前記第1温度センサの検出温度が第1所定時間以上連続して前記第1温度よりも高い場合、前記庫内の冷却運転の故障を予測する制御装置と、
    を備えたことを特徴とする故障予測装置。
  2. 前記第1温度は、通常運転時の前記第1温度センサの検出温度よりも高く且つ前記限界温度よりも低いことを特徴とする請求項1に記載の故障予測装置。
  3. 前記制御装置は、前記限界温度よりも低く且つ前記第1温度よりも高い温度を第2温度としたとき、前記高温側圧縮機が運転されているときの前記第1温度センサの検出温度が第2所定時間以上連続して前記第2温度よりも高い場合、前記庫内の冷却運転の故障を予測することを特徴とする請求項2に記載の故障予測装置。
  4. 前記第2所定時間は、前記第1所定時間よりも短いことを特徴とする請求項3に記載の故障予測装置。
  5. 前記制御装置は、前記庫内の冷却運転の故障を予測した場合、警報を発するように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の故障予測装置。
  6. 前記制御装置は、定常運転以外の期間は前記第1温度センサによる温度検出を行なわないように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の故障予測装置。
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