JP5410779B2 - 超音波診断装置及び受信フォーカス処理方法 - Google Patents

超音波診断装置及び受信フォーカス処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5410779B2
JP5410779B2 JP2009033784A JP2009033784A JP5410779B2 JP 5410779 B2 JP5410779 B2 JP 5410779B2 JP 2009033784 A JP2009033784 A JP 2009033784A JP 2009033784 A JP2009033784 A JP 2009033784A JP 5410779 B2 JP5410779 B2 JP 5410779B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
ultrasonic
complex baseband
phase
reception
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009033784A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010187825A (ja
Inventor
祐司 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2009033784A priority Critical patent/JP5410779B2/ja
Priority to US12/656,759 priority patent/US8282556B2/en
Publication of JP2010187825A publication Critical patent/JP2010187825A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5410779B2 publication Critical patent/JP5410779B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/52Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S15/00
    • G01S7/52017Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S15/00 particularly adapted to short-range imaging
    • G01S7/52046Techniques for image enhancement involving transmitter or receiver
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • A61B8/54Control of the diagnostic device
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • A61B8/13Tomography
    • A61B8/14Echo-tomography

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Description

本発明は、超音波を送受信して超音波診断画像を生成する超音波診断装置、及び、そのような超音波診断装置において用いられる受信フォーカス処理方法に関する。
医療分野においては、被検体の内部を観察して診断を行うために、様々な撮像技術が開発されている。特に、超音波を送受信することによって被検体の内部情報を取得する超音波撮像は、リアルタイムで画像観察を行うことができる上に、X線写真やRI(radio isotope)シンチレーションカメラ等の他の医用画像技術と異なり、放射線による被曝がない。そのため、超音波撮像は、安全性の高い撮像技術として、産科領域における胎児診断の他、婦人科系、循環器系、消化器系等を含む幅広い領域において利用されている。
超音波撮像の原理は、次のようなものである。超音波は、被検体内における構造物の境界のように、音響インピーダンスが異なる領域の境界において反射される。そこで、超音波ビームを人体等の被検体内に送信し、被検体内において生じた超音波エコーを受信して、超音波エコーが生じた反射位置や反射強度を求めることにより、被検体内に存在する構造物(例えば、内臓や病変組織等)の輪郭を抽出することができる。
一般に、超音波診断装置においては、超音波の送受信機能を有する複数の超音波トランスデューサ(振動子)を含む超音波プローブが用いられる。超音波エコーを受信した振動子から出力される受信信号は、超音波の焦点からそれぞれの振動子までの距離の差に応じた遅延を伴うので、振動子の位置に応じた遅延をそれらの受信信号に与えた後にそれらの受信信号を加算することによって、特定の位置に焦点を結ぶビームフォーミング処理(受信フォーカス処理)が行われる。
アナログビームフォーミングのシステムにおいては、アナログディレイライン(遅延素子)のタップの刻みによって、遅延時間が数十n秒ステップとなる。一方、ディジタルビームフォーミングのシステムにおいては、基本的には、遅延時間がアナログ/ディジタル変換におけるクロック精度に依存する。例えば、50MHzのサンプリングを行った場合には、遅延時間が20n秒ステップとなる。
この遅延量の刻みは、いわゆる量子化サイドローブを発生させるので、より細かな刻みになるように工夫がされている。例えば、複数のサンプリングポイント間の位置におけるデータを補間によって発生させたり、あるいは、超音波エコーを受信して得られたデータ(実データ)に零値を挿入した上で低域通過フィルタ処理を施すことによって複数のサンプリングポイント間の位置におけるデータを発生させることが行われている。
関連する技術として、特許文献1には、1つの信号源から異なる伝達経路を通って複数のチャンネルにそれぞれ到達した信号からディジタル処理により同相成分及び直交成分を取得するマルチチャンネル・ディジタル受信装置が開示されている。この受信装置は、1つの信号源から異なる伝達経路を通って到達した信号をそれぞれ受信してアナログ受信信号を出力する複数チャンネルの受信手段と、各アナログ受信信号をディジタルデータに変換する複数チャンネルのA/D変換手段と、ディジタルデータを記憶するメモリと、所定のサンプリング間隔ΔTごとにディジタルデータをサンプリングしてメモリに書き込む書込制御手段と、ある目的時刻tからサンプリング間隔ΔTの整数倍の時間Tだけずれた時刻tの近傍にサンプリング時刻を持つ2つ以上のディジタルデータをメモリから読み出す読出制御手段と、メモリから読み出した2つ以上のディジタルデータを用いた補間演算によりサンプリング間隔ΔTより小さい時間τだけ時刻tからずれた時刻tにおける補間ディジタルデータを算出する補間演算手段と、補間ディジタルデータの符号を反転する符号反転手段と、目的時間tに応じて補間ディジタルデータまたは符号を反転したディジタルデータまたは"0"を選択する切換選択手段と、ベースバンドのみを取り出してチャンネル同相成分またはチャンネル直交成分として出力するローパスフィルタ手段と、各チャンネル同相成分を加算して合成同相成分を取得する同相成分加算手段と、各チャンネル直交成分を加算して合成直交成分を取得する直交成分加算手段とを具備したことを特徴とする(請求項3)。
特開平7−303638号公報(第2頁、図1)
図8は、従来のビームフォーミングにおけるサンプリング及びデータ遅延を説明するための波形図である。従来方式によれば、超音波受信信号は、RF信号の状態で整相加算される。ディジタルビームフォーミングにおいて、データの遅延は、メモリに保存されたデータの読み出しタイミングを調整することによって行われる。しかしながら、メモリに保存されたデータは、サンプリング周期の時間間隔で存在するので、遅延量として設定するには粗い。一般的に、粗い遅延量を設定する場合には、いわゆる量子化サイドローブが発生し、得られる画像にアーチファクトが含まれて画質が劣化する。
そこで、図9に示すように、サンプリング周期よりも細かい遅延量を設定することが求められる。図9の(a)は、元のデータを示しており、図9の(b)は、時間tだけ遅延されたデータを示している。実データの間のデータを補間する方法としては、図10に示すように、隣接する2つの実データ間を直線的に補間したり、図11に示すように、スプライン関数によってデータを補間する等の方法がある。また、回路構成の簡便さから、図12に示すように、実データ間に零データを挿入して低域通過フィルタ処理を施すことによって補間データを発生させる方法が用いられる。図12の(a)は、零データが挿入された状態を示しており、図12の(b)は、低域通過フィルタ処理が施された状態を示している。
一方、受信信号(RF信号)を直交検波して複素ベースバンド信号(I信号及びQ信号)を生成した後に、複素ベースバンド信号に遅延を与えて整相加算することも可能である。単に直交検波を行うだけであれば、条件は、上述したRF信号による整相加算と変わらない。直交検波後であれば、信号帯域が狭いので、信号帯域の倍以上のサンプリング周波数であれば再サンプルすることが可能である。即ち、元のRF信号のサンプリングクロックよりも数分の1程度の遅いサンプリングクロックで再サンプルすることによって、データ数を削減することが可能である。
しかしながら、このとき、データのサンプル周期は逆に粗くなる。そのため、上述したような補間処理によって細かな遅延量を発生させようとすると、図13に示すように、RF信号と比較して数倍のデータ補間処理が必要になってしまう。
そこで、本発明は、直交検波等によって得られた複素ベースバンド信号に対し、データ補間処理を行うことなく、従来よりも連続的な遅延量を用いて高精度の整相加算を行う受信フォーカス処理を実現することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の1つの観点に係る超音波診断装置は、複数の駆動信号に従って超音波を送信すると共に、超音波エコーを受信して複数の受信信号を出力する複数の超音波トランスデューサと、複数の超音波トランスデューサの各々から出力される受信信号に対して直交検波処理又は直交サンプリング処理を施すことにより複素ベースバンド信号を生成する信号処理手段と、信号処理手段によって生成された複素ベースバンド信号の振幅値及び位相値を求める第1の演算手段と、受信フォーカスと複数の超音波トランスデューサとの幾何学的な相対位置に応じて、位相値を補正するための位相補正値を格納する位相補正値テーブルと、受信方向に応じて位相補正値テーブルから位相補正値を読み出し、該位相補正値を用いて、第1の演算手段によって求められた位相値を補正する位相補正手段と、第1の演算手段によって求められた振幅値と位相補正手段によって補正された位相値とに基づいて複素ベースバンド信号の実数成分又は虚数成分を求める第2の演算手段と、第2の演算手段によって複数の超音波トランスデューサについて求められた複素ベースバンド信号の実数成分を加算することにより整相加算実数信号を生成し、又は、第2の演算手段によって複数の超音波トランスデューサについて求められた複素ベースバンド信号の虚数成分を加算することにより整相加算虚数信号を生成する加算手段とを具備する。
また、本発明の1つの観点に係る受信フォーカス処理方法は、複数の駆動信号に従って超音波を送信すると共に、超音波エコーを受信して複数の受信信号を出力する複数の超音波トランスデューサの各々から出力される受信信号に対して直交検波処理又は直交サンプリング処理を施すことにより複素ベースバンド信号を生成するステップ(a)と、ステップ(a)において生成された複素ベースバンド信号の振幅値及び位相値を求めるステップ(b)と、受信フォーカスと複数の超音波トランスデューサとの幾何学的な相対位置に応じて、位相値を補正するための位相補正値を格納する位相補正値テーブルから、受信方向に応じて位相補正値を読み出し、該位相補正値を用いて、ステップ(b)において求められた位相値を補正するステップ(c)と、ステップ(b)において求められた振幅値とステップ(c)において補正された位相値とに基づいて複素ベースバンド信号の実数成分又は虚数成分を求めるステップ(d)と、ステップ(d)において複数の超音波トランスデューサについて求められた複素ベースバンド信号の実数成分を加算することにより整相加算実数信号を生成し、又は、ステップ(d)において複数の超音波トランスデューサについて求められた複素ベースバンド信号の虚数成分を加算することにより整相加算虚数信号を生成するステップ(e)とを具備する。
本発明の1つの観点によれば、受信信号に対して直交検波処理又は直交サンプリング処理を施すことにより複素ベースバンド信号を生成して振幅値及び位相値を求め、受信フォーカスと複数の超音波トランスデューサとの相対位置に応じて位相値を補正して複素ベースバンド信号の実数成分又は虚数成分を求め、複数の超音波トランスデューサについて求められた複素ベースバンド信号の実数成分又は虚数成分を加算することにより、直交検波等によって得られた複素ベースバンド信号に対し、データ補間処理を行うことなく、従来よりも連続的な遅延量を用いて高精度の整相加算を行う受信フォーカス処理を実現することができる。
本発明の一実施形態に係る超音波診断装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す送受信部の第1の構成例を示す図である。 図1に示す送受信部の第2の構成例を示す図である。 図3に示す直交サンプリング部の動作を説明するための波形図である。 図1に示す振幅演算部及び位相演算部から遅延I信号演算部及び遅延Q信号演算部までの動作を説明するための図である。 配列振動子によって超音波ビームが点Oの方向に向けて送信されたときの受信信号の様子を示す図である。 配列振動子によって超音波ビームが点Oの方向に向けて送信されたときの受信信号の様子を示す図である。 従来のビームフォーミングにおけるサンプリング及びデータ遅延を説明するための波形図である。 サンプリング周期よりも細かいデータ遅延を説明するための波形図である。 直線的なデータ補間を説明するための波形図である。 スプライン関数によるデータ補間を説明するための波形図である。 低域通過フィルタ処理を用いるデータ補間を説明するための波形図である。 複素ベースバンド信号に対するデータ補間を説明するための波形図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る超音波診断装置の構成を示すブロック図である。この超音波診断装置は、超音波プローブ10と、走査制御部11と、送信制御部12と、送受信部20と、振幅演算部31と、振幅メモリ32と、位相演算部41と、位相メモリ42と、位相補正部43と、位相補正値テーブル44と、遅延I信号演算部51と、遅延I信号加算部52と、遅延Q信号演算部61と、遅延Q信号加算部62と、画像信号生成部70と、操作部91と、制御部92と、格納部93とを有している。
超音波プローブ10は、1次元又は2次元のトランスデューサアレイを構成する複数の超音波トランスデューサ10aを備えており、リニアスキャン方式、コンベックススキャン方式、セクタスキャン方式等の体外式プローブでも良いし、ラジアルスキャン方式等の超音波内視鏡用プローブでも良い。
複数の超音波トランスデューサ10aは、印加される複数の駆動信号に従って超音波を送信すると共に、伝搬する超音波エコーを受信して複数の受信信号を出力する。各超音波トランスデューサは、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛:Pb(lead) zirconate titanate)に代表される圧電セラミックや、PVDF(ポリフッ化ビニリデン:polyvinylidene difluoride)に代表される高分子圧電素子等の圧電性を有する材料(圧電体)の両端に電極を形成した振動子によって構成される。
そのような振動子の電極に、パルス状又は連続波の電圧を印加すると、圧電体が伸縮する。この伸縮により、それぞれの振動子からパルス状又は連続波の超音波が発生し、それらの超音波の合成によって超音波ビームが形成される。また、それぞれの振動子は、伝搬する超音波を受信することによって伸縮し、電気信号を発生する。それらの電気信号は、超音波の受信信号として出力される。
走査制御部11は、超音波ビームの送信方向及び超音波エコーの受信方向を順次設定する。送信制御部12は、走査制御部11において設定された送信方向に応じて、複数の遅延パターンの中から1つのパターンを選択し、そのパターンに基づいて、複数の超音波トランスデューサ10aの駆動信号にそれぞれ与えられる遅延時間を設定する。あるいは、送信制御部12は、複数の超音波トランスデューサ10aから一度に送信される超音波が被検体の撮像領域全体に届くように遅延時間を設定しても良い。
複数チャンネルの送受信部20は、送信制御部12の制御の下で複数の駆動信号を生成して、それらの駆動信号を複数の超音波トランスデューサ10aに供給すると共に、複数の超音波トランスデューサ10aから出力される複数の受信信号に対して直交検波処理等を施すことにより複素ベースバンド信号(I信号及びQ信号)を生成し、生成された複素ベースバンド信号を振幅演算部31及び位相演算部41に供給する。
図2は、図1に示す送受信部の第1の構成例を示す図である。図2に示すように、各チャンネルの送受信部20は、送信回路21と、プリアンプ22と、ローパスフィルタ(LPF)23と、アナログ/ディジタル変換器(ADC)24と、直交検波処理部25とを含んでいる。ここで、プリアンプ22〜直交検波処理部25は、信号処理手段を構成している。
送信回路21は、例えば、パルサによって構成されており、送信制御部12の制御の下で駆動信号を生成して、生成された駆動信号を超音波トランスデューサ10aに供給する。複数チャンネルの送信回路21は、送信制御部12によって選択された送信遅延パターンに基づいて、複数の超音波トランスデューサ10aから送信される超音波が超音波ビームを形成するように複数の駆動信号の遅延量を調節して超音波プローブ10に供給し、あるいは、複数の超音波トランスデューサ10aから一度に送信される超音波が被検体の撮像領域全体に届くように複数の駆動信号を超音波プローブ10に供給する。
プリアンプ22は、超音波トランスデューサ10aから出力される受信信号(RF信号)を増幅し、LPF23は、プリアンプ21から出力される受信信号の帯域を制限することにより、A/D変換におけるエリアジングを防止する。ADC24は、LPF23から出力されるアナログの受信信号をディジタルの受信信号に変換する。
直交検波処理部25は、受信信号に対して直交検波処理を施し、複素ベースバンド信号(I信号及びQ信号)を生成する。図2に示すように、直交検波処理部25は、ミキサ(掛算回路)25a及び25bと、ローパスフィルタ(LPF)25c及び25dとを含んでいる。
ミキサ25aが、ADC24によってディジタル信号に変換された受信信号に局部発振信号cosωtを掛け合わせて、LPF25cが、ミキサ25aから出力される信号にローパスフィルタ処理を施すことにより、実数成分を表すI信号が生成される。一方、ミキサ25bが、ADC24によってディジタル信号に変換された受信信号に位相をπ/2だけ回転させた局部発振信号sinωtを掛け合わせて、LPF25dが、ミキサ25bから出力される信号にローパスフィルタ処理を施すことにより、虚数成分を表すQ信号が生成される。生成された複素ベースバンド信号は、図1に示す振幅演算部31及び位相演算部41に供給される。
図3は、図1に示す送受信部の第2の構成例を示す図である。図3に示す第2の構成例においては、図2に示す第1の構成例におけるミキサ25a及び25bの替わりに直交サンプリング部25eが設けられている。
図4は、図3に示す直交サンプリング部の動作を説明するための波形図である。直交サンプリング部25eは、ADC24によってディジタル信号に変換された受信信号をcosωtの位相に同期してサンプリングして第1の信号系列を生成すると共に、受信信号をsinωtの位相に同期してサンプリングして第2の信号系列を生成する。
再び図3を参照すると、LPF25cが、直交サンプリング部25eから出力される第1の信号系列にローパスフィルタ処理を施すことにより、実数成分を表すI信号が生成され、LPF25dが、直交サンプリング部25eから出力される第2の信号系列にローパスフィルタ処理を施すことにより、虚数成分を表すQ信号が生成される。これにより、図に示すミキサ25a及び25bを省略することができる。
以上において、直交検波処理部25(図2)、直交サンプリング部25e(図3)、及び、LPF25c及び25d(図3)は、ディジタル回路によって構成しても良いし、中央演算装置(CPU)と、CPUに各種の処理を行わせるためのソフトウェア(プログラム)とによって構成しても良い。あるいは、直交検波処理部25をアナログ回路によって構成することにより、ADC24を省略しても良い。その場合には、図1に示す振幅演算部31及び位相演算部41によってA/D変換が行われる。
図5は、図1に示す振幅演算部及び位相演算部から遅延I信号演算部及び遅延Q信号演算部までの動作を説明するための図である。図5においては、1つの超音波トランスデューサ10aに対応する1チャンネル分の信号処理が示されている。
振幅演算部31は、ステップS11において、送受信部20から供給される複素ベースバンド信号(I信号及びQ信号)に基づいて複素ベースバンド信号の振幅値Aを求め、ステップS12において、複素ベースバンド信号の振幅値Aを再サンプルする。複素ベースバンド信号の振幅値Aは、振幅メモリ32に格納される。
また、位相演算部41は、ステップS21において、送受信部20から供給される複素ベースバンド信号(I信号及びQ信号)に基づいて、複素ベースバンド信号の位相値θを求め、ステップS22において、複素ベースバンド信号の位相値θを再サンプルする。複素ベースバンド信号の位相値θは、位相メモリ42に格納される。なお、複素ベースバンド信号のサンプリングレートをそのまま用いる場合には、ステップS12及びS22を省略しても良い。
位相補正値テーブル44には、受信フォーカスと複数の超音波トランスデューサ10aとの幾何学的な相対位置に応じて、位相演算部41によって求められた位相値θを補正するための位相補正値φが格納されている。ステップS23において、位相補正部43は、走査制御部11において設定された受信方向に応じて位相補正値テーブル44から位相補正値φを読み出し、位相メモリ42から読み出された位相値θから位相補正値φを減算することにより、補正位相値(θ−φ)を求める。これは、位相補正値φに相当する時間だけ複素ベースバンド信号を遅延させることに相当する。
ステップS13において、遅延I信号演算部51は、振幅演算部31によって求められた振幅値Aと位相補正部43によって補正された位相値(θ−φ)とに基づいて、遅延された複素ベースバンド信号の実数成分(遅延I信号)であるA・cos(θ−φ)を求める。また、ステップS24において、遅延Q信号演算部61は、振幅演算部31によって求められた振幅値Aと位相補正部43によって補正された位相値(θ−φ)とに基づいて、遅延された複素ベースバンド信号の虚数成分(遅延Q信号)であるA・sin(θ−φ)を求める。
再び図1を参照すると、遅延I信号加算部52は、遅延I信号演算部51によって複数の超音波トランスデューサ10aについて求められた遅延I信号を加算することにより、受信フォーカス処理を行う。この受信フォーカス処理により、超音波エコーの焦点が絞り込まれた整相加算I信号が生成される。また、遅延Q信号加算部62は、遅延Q信号演算部61によって複数の超音波トランスデューサ10aについて求められた遅延Q信号を加算することにより、受信フォーカス処理を行う。この受信フォーカス処理により、超音波エコーの焦点が絞り込まれた整相加算Q信号が生成される。
このように、位相値θを補正することにより、直交検波等によって得られた複素ベースバンド信号に対し、データ補間処理を行うことなく、従来よりも連続的な遅延量を用いて高精度の整相加算を行う受信フォーカス処理を実現することができる。また、整相加算回路を簡略化できると共に、自由度の高いフォーカス設定が可能となる。
画像信号生成部70は、遅延I信号加算部52によって生成された整相加算I信号と、遅延Q信号加算部62によって生成された整相加算Q信号とに基づいて、超音波診断画像を表す画像信号を生成する。例えば、画像信号生成部70は、整相加算I信号と整相加算Q信号との自乗和の平方根(以下、「整相加算信号」ともいう)に基づいて、超音波診断画像を表す画像信号を生成する。なお、画像信号生成部70は、整相加算I信号と整相加算Q信号との内の一方に基づいて画像信号を生成することも可能であり、その場合には、遅延Q信号演算部61及び遅延Q信号加算部62を省略しても良いし、あるいは、遅延I信号演算部51及び遅延I信号加算部52を省略しても良い。
ここで、本発明の原理について、図6及び図7を参照しながら詳しく説明する。
図6及び図7は、配列振動子によって超音波ビームが点Oの方向に向けて送信されたときの受信信号の様子を示す図である。図6において、振動子p〜pの上にあるマトリックスは、ディジタル化された受信信号を示すものとする。各振動子の上の列は、その振動子からの時刻tにおける受信信号を示している。例えば、ある時刻において中央の振動子pが点Oからの超音波エコーを受信した場合に、その受信信号は、eの位置に保存される。それと同じタイミングにおいて受信された両端の振動子p及びpからの受信信号は、それぞれe及びeの位置に保存される。
しかしながら、それらの受信信号は、点Oよりも近距離からの超音波エコーを表しており、点Oからの超音波エコーは、それぞれ時間t及びtだけ遅れて到達し、図6においては、それぞれe'及びe'の位置に保存されることになる。このとき、点Oが振動子pの直下であればt=tであるから、e'及びe'の位置も同じになる。従来のビームフォーミングにおいては、eの位置における受信信号を実際に時間tだけ遅延させて、e'及びe'の位置における受信信号と加算する方法が採られる。
図7において、振動子p1によるe1の位置における受信信号e(nT)が式(1)で示されるものとする。
e(nT)=A(nT)・exp{j(2πfnT+θ)} ・・・(1)
ここで、A(nT)は、点Oからの超音波エコーの信号強度であり、nTは、サンプリング間隔がTのサンプリングレートでAD変換されたn番目のデータであることを示す。この受信信号は、送信周波数fに対して時間nTに相当するだけの位相回転を有しており、θは、深度に応じた位相の初期値である。ここで、同じ時刻に受信した他の振動子による受信信号e(nT)は、式(2)で示される。
(nT)=A(nT+t(i,n))
・exp{j(2πf(nT+t(i,n))+θ)}・・・(2)
この受信信号e(nT)は、時間tに相当する深さからの信号であるから、点Oよりも深い点O'からの受信信号である。例えば、図7において、振動子pによる受信信号を考えると、eの位置における受信信号と比較して、時刻が(t−t)だけ先行していることになる。この時間差は、振動子の位置と受信時刻とによって表されるので、t(i,n)で示すことができる。また、t(i,n)は、音源と振動子との幾何学的な相対位置から算出することができる。従来方式のビームフォーミングにおいては、この時間差t(i,n)の分だけ受信信号e(nT)を遅延させることによって、受信信号e(nT)を受信信号e(nT)と同相の信号とし、それらを加算することによって整相加算が行われる。
ベースバンド方式においては、受信信号を直交検波することによって、受信信号をベースバンドのI信号及びQ信号に変換する。式(1)及び式(2)によって表される受信信号は、ベースバンドに変換されて、式(3)及び式(4)によって表される。
E(nT)=e(nT)・exp{−j(2πfnT)}
=A(nT)・exp{−jθ} ・・・(3)
(nT)=e(nT)・exp{−j(2πfnT)}
=A(nT+t(i,n))・exp{j(2πft(i,n)+θ)}・・・(4)
ここで、t(i,n)>nTのときには、サンプル点nを変更することによって、t(i,n)<nTの状態にすることができる。例えば、t(i,n)=mT+tと置くことが可能であるから、E(nT)において、n番目のデータの替わりにm番目のデータを用いる。この意味するところは、メモリにおいて異なる深さに相当するデータを用いるということであり、ここで、t<Tである。このとき、再サンプルする前であれば、T<1/(2f)であるから、2πf<πになる。これは、T以上の遅延は異なるサンプル点データを用いることによって補正が可能であり、T以下の遅延tについてのみ補正を行えば良いことを示している。このことから、式(4)は、式(5)で置き換えることができる。
(nT)=A(mT+t)・exp{j(2πf+θ)} ・・・(5)
ここで、tが十分に小さいことを考慮すると、A(T+t)は、分解能以下と考えられるから、A(nT)で置き換えても差し支えない。簡単のために、式(6)及び式(7)に示すように置き換えを行う。ただし、An及びθnは、それぞれ直交検波後の振幅と位相である。
A(mT+t )=A(nT)=An ・・・(6)
2πf+θ=θn ・・・(7)
従って、式(5)の信号を時間tだけ遅延させるということは、即ち、時間tに相当するだけ位相を戻すことに相当する。従って、I信号及びQ信号は、それぞれ式(8)及び式(9)によって求めることができる。
Rn=An・cos{θn−φ(i,n)} ・・・(8)
In=An・sin{θn−φ(i,n)} ・・・(9)
ただし、φ(i,n)は、式(10)で示され、音源と振動子との幾何学的な相対位置から算出できる。
φ(i,n)=2πft(i,n) ・・・(10)
式(8)及び式(9)で得られたI信号及びQ信号は、振動子の数だけ加算することによって、式(11)及び式(12)に示すように、整相加算された情報Rn及びInを得ることができる。
Figure 0005410779
画像表示に当たっては、例えば、整相加算された式(11)及び式(12)に基づいて、式(13)に示すように振幅値Vnを算出すれば良い。
Figure 0005410779
図1に示す画像信号生成部70は、STC(sensitivity time control)部と、DSC(digital scan converter:ディジタル・スキャン・コンバータ)とを含んでいる。STC部は、整相加算信号に対して、超音波の反射位置の深度に応じて距離による減衰の補正を施す。DSCは、STC部によって補正された整相加算信号を通常のテレビジョン信号の走査方式に従う画像信号に変換(ラスター変換)し、階調処理等の必要な画像処理を施すことにより、Bモード画像信号を生成する。ここで、Bモードとは、超音波エコーの振幅を輝度に変換して2次元断層画像を表示するモードのことである。表示部80は、例えば、LCD等のディスプレイ装置を含んでおり、画像信号生成部70によって生成されたBモード画像信号に基づいて超音波診断画像を表示する。
制御部92は、操作部91を用いたオペレータの操作に従って、走査制御部11等を制御する。本実施形態においては、走査制御部11、送信制御部12、振幅演算部31、位相演算部41、位相補正部43、遅延I信号演算部51、遅延I信号加算部52、遅延Q信号演算部61、遅延Q信号加算部62、画像信号生成部70、及び、制御部92が、中央演算装置(CPU)と、CPUに各種の処理を行わせるためのソフトウェア(プログラム)とによって構成されるが、それらをディジタル回路で構成しても良い。上記のソフトウェア(プログラム)は、格納部93に格納される。格納部93における記録媒体としては、内蔵のハードディスクの他に、フレキシブルディスク、MO、MT、RAM、CD−ROM、又は、DVD−ROM等を用いることができる。
本発明は、超音波を送受信することにより生体内の臓器等の撮像を行って、診断のために用いられる超音波診断画像を生成する超音波診断装置において利用することが可能である。
10 超音波プローブ
10a 超音波トランスデューサ
11 走査制御部
12 送信制御部
20 送受信部
21 送信回路
22 プリアンプ
23 LPF
24 ADC
25 直交検波処理部
25a、25b ミキサ
25c、25d LPF
25e 直交サンプリング部
31 振幅演算部
32 振幅メモリ
41 位相演算部
42 位相メモリ
43 位相補正部
44 位相補正値テーブル
51 遅延I信号演算部
52 遅延I信号加算部
61 遅延Q信号演算部
62 遅延Q信号加算部
70 画像信号生成部
80 表示部
91 操作部
92 制御部
93 格納部

Claims (8)

  1. 複数の駆動信号に従って超音波を送信すると共に、超音波エコーを受信して複数の受信信号を出力する複数の超音波トランスデューサと、
    前記複数の超音波トランスデューサの各々から出力される受信信号に対して直交検波処理又は直交サンプリング処理を施すことにより複素ベースバンド信号を生成する信号処理手段と、
    前記信号処理手段によって生成された複素ベースバンド信号の振幅値及び位相値を求める第1の演算手段と、
    受信フォーカスと前記複数の超音波トランスデューサとの幾何学的な相対位置に応じて、位相値を補正するための位相補正値を格納する位相補正値テーブルと、
    受信方向に応じて前記位相補正値テーブルから位相補正値を読み出し、該位相補正値を用いて、前記第1の演算手段によって求められた位相値を補正する位相補正手段と、
    前記第1の演算手段によって求められた振幅値と前記位相補正手段によって補正された位相値とに基づいて複素ベースバンド信号の実数成分又は虚数成分を求める第2の演算手段と、
    前記第2の演算手段によって前記複数の超音波トランスデューサについて求められた複素ベースバンド信号の実数成分を加算することにより整相加算実数信号を生成し、又は、前記第2の演算手段によって前記複数の超音波トランスデューサについて求められた複素ベースバンド信号の虚数成分を加算することにより整相加算虚数信号を生成する加算手段と、
    を具備する超音波診断装置。
  2. 前記第2の演算手段が、前記第1の演算手段によって求められた振幅値と前記位相補正手段によって補正された位相値とに基づいて複素ベースバンド信号の実数成分及び虚数成分を求め、
    前記加算手段が、前記第2の演算手段によって前記複数の超音波トランスデューサについて求められた複素ベースバンド信号の実数成分を加算することにより整相加算実数信号を生成すると共に、前記第2の演算手段によって前記複数の超音波トランスデューサについて求められた複素ベースバンド信号の虚数成分を加算することにより整相加算虚数信号を生成する、請求項1記載の超音波診断装置。
  3. 前記加算手段によって求められた整相加算実数信号と整相加算虚数信号との自乗和の平方根に基づいて、超音波診断画像を表す画像信号を生成する画像信号生成手段をさらに具備する、請求項2記載の超音波診断装置。
  4. 前記信号処理手段が、
    前記複数の超音波トランスデューサの各々から出力される受信信号を増幅するプリアンプと、
    前記プリアンプから出力される受信信号の帯域を制限するローパスフィルタと、
    前記ローパスフィルタから出力されるアナログの受信信号をディジタルの受信信号に変換するアナログ/ディジタル変換器と、
    前記アナログ/ディジタル変換器によって変換されたディジタルの受信信号に対して直交検波処理を施すことにより複素ベースバンド信号を生成する直交検波処理手段と、
    を含む、請求項1〜3のいずれか1項記載の超音波診断装置。
  5. 前記信号処理手段が、
    前記複数の超音波トランスデューサの各々から出力される受信信号を増幅するプリアンプと、
    前記プリアンプから出力される受信信号の帯域を制限するローパスフィルタと、
    前記ローパスフィルタから出力されるアナログの受信信号をディジタルの受信信号に変換するアナログ/ディジタル変換器と、
    前記アナログ/ディジタル変換器によって変換されたディジタルの受信信号に対して直交サンプリング処理を施すことにより第1の信号系列及び第2の信号系列を生成する直交サンプリング手段と、
    前記直交サンプリング手段によって生成された第1及び第2の信号系列の帯域をそれぞれ制限することにより複素ベースバンド信号を生成するローパスフィルタ手段と、
    を含む、請求項1〜3のいずれか1項記載の超音波診断装置。
  6. 複数の駆動信号に従って超音波を送信すると共に、超音波エコーを受信して複数の受信信号を出力する複数の超音波トランスデューサの各々から出力される受信信号に対して直交検波処理又は直交サンプリング処理を施すことにより複素ベースバンド信号を生成するステップ(a)と、
    ステップ(a)において生成された複素ベースバンド信号の振幅値及び位相値を求めるステップ(b)と、
    受信フォーカスと前記複数の超音波トランスデューサとの幾何学的な相対位置に応じて、位相値を補正するための位相補正値を格納する位相補正値テーブルから、受信方向に応じて位相補正値を読み出し、該位相補正値を用いて、ステップ(b)において求められた位相値を補正するステップ(c)と、
    ステップ(b)において求められた振幅値とステップ(c)において補正された位相値とに基づいて複素ベースバンド信号の実数成分又は虚数成分を求めるステップ(d)と、
    ステップ(d)において前記複数の超音波トランスデューサについて求められた複素ベースバンド信号の実数成分を加算することにより整相加算実数信号を生成し、又は、ステップ(d)において前記複数の超音波トランスデューサについて求められた複素ベースバンド信号の虚数成分を加算することにより整相加算虚数信号を生成するステップ(e)と、
    を具備する受信フォーカス処理方法。
  7. ステップ(d)が、ステップ(b)において求められた振幅値とステップ(c)において補正された位相値とに基づいて複素ベースバンド信号の実数成分及び虚数成分を求めることを含み、
    ステップ(e)が、ステップ(d)において前記複数の超音波トランスデューサについて求められた複素ベースバンド信号の実数成分を加算することにより整相加算実数信号を生成すると共に、ステップ(d)において前記複数の超音波トランスデューサについて求められた複素ベースバンド信号の虚数成分を加算することにより整相加算虚数信号を生成することを含む、
    請求項6記載の受信フォーカス処理方法。
  8. ステップ(e)において求められた整相加算実数信号と整相加算虚数信号との自乗和の平方根に基づいて、超音波診断画像を表す画像信号を生成するステップ(f)をさらに具備する、請求項7記載の受信フォーカス処理方法。
JP2009033784A 2009-02-17 2009-02-17 超音波診断装置及び受信フォーカス処理方法 Active JP5410779B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009033784A JP5410779B2 (ja) 2009-02-17 2009-02-17 超音波診断装置及び受信フォーカス処理方法
US12/656,759 US8282556B2 (en) 2009-02-17 2010-02-16 Ultrasonic diagnostic apparatus and reception focusing processing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009033784A JP5410779B2 (ja) 2009-02-17 2009-02-17 超音波診断装置及び受信フォーカス処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010187825A JP2010187825A (ja) 2010-09-02
JP5410779B2 true JP5410779B2 (ja) 2014-02-05

Family

ID=42560535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009033784A Active JP5410779B2 (ja) 2009-02-17 2009-02-17 超音波診断装置及び受信フォーカス処理方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8282556B2 (ja)
JP (1) JP5410779B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011517417A (ja) 2008-03-18 2011-06-09 サーカ・サイエンティフィック,エルエルシー 大表面積温度感知装置
US9744339B2 (en) 2010-05-12 2017-08-29 Circa Scientific, Llc Apparatus for manually manipulating hollow organs
USD901009S1 (en) * 2010-05-12 2020-11-03 Circa Scientific, Inc. Apparatus for manipulating hollow organs
USD758574S1 (en) * 2010-05-13 2016-06-07 Circa Scientific, Llc Apparatus for sensing temperatures within hollow organs
KR101509447B1 (ko) * 2012-11-30 2015-04-08 서강대학교산학협력단 광음향 및 초음파 영상의 화소단위 영상 구성 방법 및 그 장치
US10101438B2 (en) * 2015-04-15 2018-10-16 Texas Instruments Incorporated Noise mitigation in radar systems

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4584880A (en) * 1984-06-04 1986-04-29 Dymax Corporation Tissue signature tracking tranceiver
US4835689A (en) * 1987-09-21 1989-05-30 General Electric Company Adaptive coherent energy beam formation using phase conjugation
JP3329575B2 (ja) 1994-05-12 2002-09-30 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 マルチチャンネルデジタル受信装置および超音波診断装置
US5623928A (en) * 1994-08-05 1997-04-29 Acuson Corporation Method and apparatus for coherent image formation
JPH0918426A (ja) * 1995-06-30 1997-01-17 Sanden Corp 電波障害防止装置
JPH1057374A (ja) * 1996-06-11 1998-03-03 Olympus Optical Co Ltd 超音波診断装置
US7590293B2 (en) * 2003-05-05 2009-09-15 Regents Of The University Of Minnesota Non-iterative method to restore image from transformed component data
JP4575014B2 (ja) * 2004-03-30 2010-11-04 オリンパス株式会社 超音波診断装置
JP4708076B2 (ja) * 2005-04-14 2011-06-22 三星電子株式会社 ダウンコンバータ及びアップコンバータ

Also Published As

Publication number Publication date
US20100210944A1 (en) 2010-08-19
US8282556B2 (en) 2012-10-09
JP2010187825A (ja) 2010-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5373308B2 (ja) 超音波撮像装置及び超音波撮像方法
JP5390942B2 (ja) 超音波診断装置及び信号処理プログラム
JP5404141B2 (ja) 超音波装置及びその制御方法
JP5719098B2 (ja) 超音波診断装置
JP4430997B2 (ja) 超音波送受信装置
JP5416499B2 (ja) 超音波診断装置
JP5410779B2 (ja) 超音波診断装置及び受信フォーカス処理方法
JP2010207490A (ja) 超音波診断装置及び音速推定方法
US20130072798A1 (en) Object information acquiring apparatus and control method thereof
JP5800324B2 (ja) 超音波診断装置、超音波画像生成方法およびプログラム
US8905933B2 (en) Ultrasonic diagnostic apparatus
EP2186470B1 (en) Ultrasonic probe and ultrasonic diagnostic apparatus
JP2013244159A (ja) 超音波診断装置及び音速推定方法
JP5325617B2 (ja) 超音波プローブ及び超音波診断装置
JP5580524B2 (ja) 超音波探触子及び超音波診断装置
US8303504B2 (en) Ultrasonic diagnostic apparatus
JP2010269131A (ja) 超音波診断装置
JP2013244160A (ja) 超音波診断装置及び音速推定方法
JP2004113693A (ja) 超音波撮像装置及び超音波撮像方法
WO2013176255A1 (ja) 超音波診断装置およびデータ処理方法
JP2010233610A (ja) 超音波プローブ及び超音波診断装置
JP2005342141A (ja) 超音波送信方法及び超音波送受信方法、並びに、超音波送受信装置
JP2005342197A (ja) 超音波送信装置
JP2006000287A (ja) 超音波送受信装置
JP2010046444A (ja) 超音波診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110815

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130723

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130905

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5410779

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250