JP5410346B2 - 合わせガラス - Google Patents
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Description
なお、強化ガラス単板は、よほど厚くない限り、「打ち破り」により破壊されてしまう。
このように合わせガラスの普及のネックとなっている一因は価格である。特に合わせガラス製造プロセスの占める経費割合が高いという問題がある。
ブタンガスなどの可燃性ガスを燃料とする携帯が容易な小型高熱タイプのガスバーナーは、市販されており、たやすく手に入る。該ガスバーナーを使い窓ガラスを炙ると、短時間で加熱部分のガラスが溶解又は熱割れして貫通穴が開き、「打ち破り」に比較して音が発生せず、「こじ破り」に比較して手間がかからない。
しかしながら、PETシートは、透明樹脂層、特に可塑化したポリビニルブチラールとの密着性が優れていないという問題がある。
「打ち破り」、「こじ破り」、及びガスバーナーによる火炎熱照射に対する防犯用合わせガラスの耐久性を上げるためには、ガラス及び/又は中間層の樹脂厚を厚くすること、ガラス板を3枚以上積層し、積層したガラス間にPVB、PC板、又はPETシートなどの樹脂層を挟み込んだ積層構造とすることなどが挙げられるが、これら方法では窓ガラスの厚み及び質量が増すことで、使用できるサッシ及び窓が限られてしまい、一般住宅用としては使い辛いものになるという問題がある。なお、ガスバーナーによる火炎熱照射による破壊貫通行為を「焼き破り」と称することがある。
しかし、前記特許文献1は、防犯クラス「P4A」の高グレードの高級な合わせガラスであり、また中間層の厚みが厚いため軽量化を図れず、更にオートクレーブによる接着工程が必要で製造工程の短縮化が困難であり、コストダウンを達成できるものではない。
また、前記中間層の厚みを700μm未満とすることにより、透明樹脂層の加熱溶融をオートクレーブ不要などで製造工程の短縮化とコストダウンとを図ることができ、合わせガラスの普及に貢献できる安価な合わせガラスを提供できることを知見した。
<1> 一対のガラス板の間に、中間層を有する合わせガラスであって、
前記中間層が、両面にアンダー層を有するポリエチレンテレフタレートからなるシートの両アンダー層表面上に、加熱溶融によって粘着性を示す透明樹脂を含有する透明樹脂層を有してなり、
前記中間層の厚みが700μm未満であることを特徴とする合わせガラスである。
<2> ポリエチレンテレフタレートからなるシートの厚みが50μm〜400μmである前記<1>に記載の合わせガラスである。
<3> 透明樹脂が、可塑化したポリビニルブチラール、エチレン−ビニルアセテート共重合体、及び架橋型エチレン−ビニルアセテート共重合体から選択される少なくとも1種からなる前記<1>から<2>のいずれかに記載の合わせガラスである。
<4> アンダー層が、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂及びポリオレフィン樹脂のいずれかを含有する前記<1>から<3>のいずれかに記載の合わせガラスである。
<5> 中間層を構成するポリエチレンテレフタレートシート、アンダー層、及び透明樹脂層の少なくともいずれかが、紫外線遮蔽機能及び赤外線遮蔽機能の少なくともいずれかを兼ね備えている前記<1>から<4>のいずれかに記載の合わせガラスである。
<6> 両面にアンダー層を有するポリエチレンテレフタレートからなるシートの両アンダー層表面上に、加熱溶融によって粘着性を示す透明樹脂を含有する透明樹脂層を有する中間層を、一対のガラス板の間に挟み込み、加熱処理することで前記透明樹脂層を溶融させて前記中間層及びガラス板を接着一体化させることを特徴とする合わせガラスの製造方法である。
本発明の合わせガラスは、一対のガラス板の間に、中間層を有してなり、更に必要に応じてその他の層を有してなる。
前記中間層は、両面にアンダー層を有するポリエチレンテレフタレートからなるシートの両アンダー層表面上に、加熱溶融によって粘着性を示す透明樹脂を含有する透明樹脂層を有してなる。
前記中間層の厚みは、700μm未満であり、200μm〜500μmが好ましい。前記中間層の厚みが、700μm以上であると、防犯性はP3A以上と高グレードとなり、また加熱処理に要する時間が増加し、オートクレーブ不要などの工程短縮ができず高級品になることがある。
前記PETシートとしては、その形状、構造、大きさ等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、前記形状としては、例えば、平板状などが挙げられ、前記構造としては、単層構造であってもいし、積層構造であってもよく、前記大きさとしては、前記合わせガラスの大きさ等に応じて適宜選択することができる。
前記PETシートには、必要に応じて、赤外線遮断機能や紫外線遮断機能などを付与するため赤外線吸収剤、紫外線吸収剤を添加することができる。
前記PETシートを顔料等の着色剤で着色して、本発明の合わせガラスを透明着色合わせガラスとしてもよい。着色されたPETシートを使用し着色合わせガラスを製造する方が、ガラス自体を金属酸化物などで着色した着色ガラス、又は、ガラス表面に金属酸化物などの着色膜を形成した着色コーティングガラスを使い着色合わせガラスを製造することに比べて容易であり、色調、可視光透過率の選択の自由度が大きい。
なお、複数のPETシートを用いる場合も、該複数のPETシートの合計厚みが50μm以上400μm以下であることが好ましい。
前記アンダー層は、前記PETシートと、透明樹脂層との間の密着力を向上させる目的で設けられる。特に従来PETシートと密着性が低かったが最も多く合わせガラスに用いられている可塑化したポリビニルブチラールを透明樹脂層に用いる際に、アンダー層は効果を発揮する。
前記バインダー樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えばポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリオレフィン樹脂などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、合わせガラスに用いられる透明樹脂(可塑化したポリビニルブチラール(PVB)、エチレン−ビニルアセテート共重合体(EVA)、及び架橋型エチレン−ビニルアセテート共重合体(EVA))との熱融着後の密着性(密着力)の点でアクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂が特に好ましい。
前記アンダー層には、必要に応じて、赤外線吸収剤、紫外線吸収剤、着色剤、発泡抑制剤等のその他の成分を添加することができる。
前記塗布法としては、例えばブレード塗工法、グラビア塗工法、グラビアオフセット塗工法、バー塗工法、ロール塗工法、ナイフ塗工法、エアーナイフ塗工法、コンマ塗工法、Uコンマ塗工法、AKKU塗工法、スムージング塗工法、マイクログラビア塗工法、リバースロール塗工法、4本又は5本ロール塗工法、ディップ塗工法、落下カーテン塗工法、スライド塗工法、ダイ塗工法、などが挙げられる。
前記アンダー層の厚みは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、0.1μm〜2.0μmが好ましい。
前記透明樹脂層は、加熱溶融によって粘着性を示す透明樹脂を含有し、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
前記透明樹脂層の厚みは、10μm〜150μmが好ましく、10μm〜50μmがより好ましい。
前記紫外線遮蔽機能を付与する手段については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えばPETシート、アンダー層、又は透明樹脂層に、紫外線吸収剤を添加する方法などが挙げられる。前記紫外線吸収剤としては、例えばベンゾトリアゾール系、ベンゾジチオール系、クマリン系、ベンゾフェノン系、サリチル酸エステル系、シアノアクリレート系等の紫外線吸収剤;酸化チタン、酸化亜鉛などが挙げられる。前記紫外線吸収剤の種類、配合量は特に制限はなく、目的に応じて適宜選択される。
前記赤外線遮蔽機能を付与させる手段については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えばPETシート、アンダー層、又は透明樹脂層に、赤外線遮断機能を有する金属酸化物又は金属を添加する方法などが挙げられる。前記赤外線遮断機能を有する金属酸化物又は金属としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ。例えばドープ酸化インジウム(ITO)、アンチモンドープ酸化錫(ATO)、アルミニウムドープ酸化亜鉛、酸化亜鉛と銀と酸化亜鉛の複合系や赤外線吸収色素などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記ガラス板としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば透明ガラス板、型ガラス板、網入りガラス板、線入りガラス板、強化ガラス板、熱線反射ガラス板、熱線吸収ガラス板、Low−Eガラス板、その他の各種ガラス板などが挙げられる。
ただし、ビルのアトリウムなどに用いられる防犯防災ガラスやリブガラスなどは、前記一般向けガラスより厚いガラスが使用されており、本発明の合わせガラスは、ビル向けにも使用可能であるため、本発明の合わせガラスに使用する板ガラスについては、ガラスの厚みや種類を特定する必要はない。
なお、本発明の合わせガラスは、3枚以上の板ガラスを積層させた構成としても構わない。
前記その他の層としては、紫外線遮断機能を主として備えた紫外線遮断層、赤外線遮断機能を主として備えた赤外線遮断層を設けることができる。
従来の防犯用合わせガラスとしては、中間膜であるポリビニルブチラールの厚みを容易に穴が開かないように厚くした合わせガラス、又は合わせガラスの中間層に耐衝撃性の高いPC板及びEVAを挿入し一体化させた各々板厚3mmの一対の板ガラスを用い、中間層と併せて6.8mmとしたものが標準品として市販されている。
例えば、フロートガラス3.0mm厚(FL3)/PVB760μm厚/フロートガラス3.0mm厚(FL3)の積層構成による合わせガラスは、ISO規格16939−1の防犯クラス「P2A」を満足し、一戸建て住宅、マンションなどの一般住宅の窓やビルのアトリウムなどの防犯ガラスとして多く使われている。
本発明の合わせガラスの製造方法は、両面にアンダー層を有するポリエチレンテレフタレートからなるシートの両アンダー層表面上に、加熱溶融によって粘着性を示す透明樹脂を含有する透明樹脂層を有する中間層を、一対のガラス板の間に挟み込み、加熱処理することで前記透明樹脂層を溶融させて前記中間層及びガラス板を接着一体化させるものである。
前記透明樹脂層の加熱温度は、120℃〜150℃であることが好ましい。
前記全ての製造方法において、本発明の合わせガラスは、従来のPVBやEVAや架橋EVAの中間層に対して透明樹脂層の厚みが薄くなっている分、加熱溶融に必要な熱量や時間を短縮することができ、オートクレーブが不要など様々な方法で製造工程を短縮して製造できるという利点がある。その結果、安価な合わせガラスを効率よく製造することができ、安全な防犯用合わせガラスの普及に寄与することができる。
また、一対のガラスを離間させた状態で周縁部を封止してなる複層ガラスに防犯性能を付与するために、本発明の耐破壊貫通性に優れた合わせガラスを室外側、あるいは室内側のガラスとして用いることができる。複層ガラスに防犯性能を得るためには、本発明の合わせガラスを用いることが好適であり、サッシ自体が重くなる複層ガラスにおいて、FL2、FL2.5のフロート板ガラスを用いた合わせガラスを複層ガラスに用いることは、軽量であるため、運搬などのハンドリングが楽になり、住宅に設置後のサッシの開け閉めも楽になるなどの好ましい結果をもたらす。
本発明の合わせガラスは、優れた防犯防止機能を有しているので、例えば一般の戸建住宅、集合住宅、オフィスビス、店舗、公共施設、工場施設等の建物の開口部、間仕切り等の建材用ガラス;自動車、バス、トラック、電車、新幹線、飛行機、旅客機、船等の各種乗り物用窓ガラスなどに幅広く用いることができる。
−ISO規格16939−1に標準化された板ガラスの耐衝撃性試験−
始めに、ISO規格16939−1にて標準化された板ガラスの耐衝撃性試験について順を追って説明する。
図2は、ISO規格16939−1に標準化された板ガラスの耐衝撃性試験に使用する支持架台の概略図である。
1.試験体s
・試験体sのサイズ:1100mm×900mm(寸法誤差:±5mm)
・保管条件:試験前の最低12時間は23±2℃の状態で保管する。
2.試験器具
・インパクター:鋼球(直径100mm±0.2mm、重さ4.11kg、60HRC〜65HRC)
・支持架台:図2に示す。
3.試験方法
(1)試験体sを固定する。
図2に示すように、試験体sを鋼製の受け箱a上に置き、鋼製の支持枠bを用いて試験体sの外周30mm±5mmの部分を140kN/m2±20kN/m2で締付ける。なお、試験体sと支持枠bの接触部には厚み4mmのゴム(40IHRD〜60IHRD)を設置する。鋼球の受け箱aには、受け箱aの底面の保護のため、受け箱aの底面に緩衝材dを置き、側面に衝撃時の空気抜きのための通気孔eを設ける。
(2)鋼球を所定の高さにセットする。
試験する防犯クラスに合せて、図示しない鋼球を所定の落下高さまで上げる。なお、各防犯クラスの試験条件は表1に示す通りである。
・落下位置:図2に示すように、試験体sの中央を中心とする一辺13cm±2cmの正三角形の頂点、即ち、鋼球の衝撃落下位置cである3個所に鋼球を落下させる。なお、正三角形の一辺は試験体sの一辺に平行とする。
・落下順番:最初に鋼球を落下させる落下衝撃位置c’は、試験体sの一辺と平行になる辺の反対側の頂点c’で、他の2頂点は特に順番は決まっていない。
P1A〜P4Aクラスは3個所に各1回ずつ鋼球を落下させ(計3回)、P5Aクラスは3個所に各3回ずつ鋼球を自由落下させる(計9回)。
(4)判定条件
試験を行った3個の試験体sが全て下記の条件1及び2を、ともに満足した場合を合格とする。
条件1:試験体に落下させた鋼球が、試験体sを貫通しないこと。
条件2:試験後に試験体sが、試験前の設置位置より、5mm以上ずれていないこと。
(5)評価基準
○:P2A以上
△:P1A以上P2A未満
×:P1A未満
耐こじ破り性試験は、300mm×300mmサイズの各試験体を、ガラス溝幅9mmのサッシに塩化ビニル製のグレージングチャンネルを用いてはめ込んだ前記試験体の端部より、試験者が全長20cmのマイナスドライバーを用いて、試験体をこじ破り、10cm程度のクレセントを開錠するに可能な穴が開くまでの時間を測定し、耐こじ破り性を評価した。本評価試験は、「こじ破り」作業を試験者が行うので、試験者の体力差及びこじ破り作業のやり方の違いによって、比較評価結果が左右されることがないように、試験は同一人物が行った。
〔評価基準〕
○:開錠するに可能な穴が開くまでの時間が60秒以上
×:開錠するに可能な穴が開くまでの時間が60秒未満
焼き破り試験は、試験者がバーナーを用いて試験体に対する炎熱照射位置、即ち、火炎の当たる位置を移動しつつ行うので、比較評価結果に対し、試験者による差異がないように、同一人物が各試験体に対して3回ずつ行った。
前述のように300mm×300mmサイズの各試験体に対し、図3に示すように、試験体の片側端部6を治具に固定した後、試験体の角部から100mm離れた円弧状の加熱部7を、市販の高温タイプのガスバーナー(プリンス社製、型番GB−2001)を用い、試験者が、炎が直接ガラス表面を加熱するようにガラス面よりバーナー口を5cm程、離して火力を最大にして火炎の当たる位置を移動させつつ炙り、加熱部のガラスが割れ、ドライバーの先で軽く押して、ガラスが脱落するのに要した時間を測定し、耐火炎熱照射による破壊貫通性を比較評価した。ガスバーナー(プリンス社製、型番GB−2001)の火炎温度は仕様では、800℃〜1,300℃であり、試験時は火力を最大としたので火炎温度は1,300℃であったと推測される。
〔評価基準〕
○:ガラスが脱落するのに要した時間が160秒以上
×:ガラスが脱落するのに要した時間が160秒未満
合わせガラス完成時間を透明樹脂層(比較例3〜6では中間層)の熱溶融時間により比較した。
まず、製造装置内を脱気しつつ製造装置に内設された電気ヒーターなどの輻射加熱手段を用いて、透明樹脂層を加熱溶融させる方法において、中間層を挟む一対のガラスはFL2とし、ガラスと中間層のサイズを30mm×75mmに固定した各試験体において、電気ヒーターの温度を150℃に維持して、各試験体の透明樹脂層が溶融接着し、かつ空気抜けと透明樹脂層(又は中間層)の熱溶融による透明化が完了するまでの時間(合わせガラス完成時間)の測定を3回ずつ行い、その平均時間で合わせガラスの製造工程の短縮度合いを定量的に評価した。
〔評価基準〕
○:合わせガラス完成時間が150秒未満
×:合わせガラス完成時間が150秒以上
耐光性試験には、スーパーUV試験(メタルハライドランプ、岩崎電気株式会社製)を用い、バックプレート温度を63℃に設定にし、各サンプルを上方からのUV照射に対してガラス面を垂直になるよう各試験体を設置し、500時間暴露したのち、暴露前後の合わせガラスの中に、特にPETシートがある場合はPETシートと透明樹脂層の間に、見られる浮きや気泡の量を官能的に評価した。
<アクリル樹脂及びポリウレタン樹脂を有するアンダー層からなる両面アンダー層付きPETシートAの作製>
以下の手順により、両面アンダー層付きのPETシートを形成した。
まず、Geを触媒として重縮合した固有粘度0.66のポリエチレンテレフタレート(以下、PETと記載)樹脂を含水率50ppm以下に乾燥させ、ヒーター温度が280℃〜300℃設定温度の押し出し機内で溶融させた。溶融させたPET樹脂をダイ部より静電印加されたチルロール上に吐出させ、非結晶ベースを得た。得られた非結晶ベースをベース進行方向に3.3倍に延伸した後、幅方向に対して3.8倍に延伸し、厚みが188μmと250μmと300μmの3種のポリエチレンテレフタレートの支持体を得た。
その後、それぞれの裏面に、上述と同じコロナ放電処理と上述と同じその後の第1層塗布液(1)の塗布及び乾燥を、また、上述と同じその後の第2層塗布液(1)の塗布及び乾燥を行い、支持体のポリエチレンテレフタレートの両面に第1層と第2層とが積層された製造例1のアンダー層付きのPETシートAを作製した。
・ポリエステルバインダー(互応化学株式会社製、プラスコートZ687、固形分25質量%)・・・45.1質量部(塗布量:80mg/m2、ポリエステルバインダー100質量部に対する比率:100質量部)
・カルボジイミド化合物(日清紡績株式会社製、カルボジライトV−02−L2、固形分40質量%)・・・15.8質量部(塗布量:45mg/m2、ポリエステルバインダー100質量部に対する比率:56.3質量部)
・オキサゾリン化合物(株式会社日本触媒製、エポクロスK2020E、固形分40質量%)・・・7.0質量部(塗布量:20mg/m2、ポリエステルバインダー100質量部に対する比率:25質量部)
・界面活性剤A(三洋化成工業株式会社製、ナロアクティーCL−95の1質量%水溶液)・・・15.5質量部(塗布量:1.1mg/m2、ポリエステルバインダー100質量部に対する比率:1.4質量部)
・界面活性剤B(日本油脂株式会社製、ラピゾールB−90の1質量%水溶液)・・・12.7質量部(塗布量:0.9mg/m2、ポリエステルバインダー100質量部に対する比率:1.1質量部)
・蒸留水・・・全体が1,000質量部になるように添加
・ポリウレタンバインダー(三井化学株式会社製、オレスターUD−350、固形分38質量%)・・・22.8質量部(塗布量:61.5mg/m2)
・アクリルバインダー(ダイセル化学工業株式会社製、EM48D、固形分27.5質量%)・・・2.6質量部(塗布量:5mg/m2)
・カルボジイミド化合物(日清紡績株式会社製、カルボジライトV−02−L2、固形分40質量%)・・・4.7質量部(塗布量:13.35mg/m2)
・界面活性剤A(三洋化成工業株式会社製、ナロアクティーCL−95の1質量%水溶液)・・・15.5質量部(塗布量:1.1mg/m2)
・界面活性剤B(日本油脂株式会社製、ラピゾールB−90の1質量%水溶液)・・・12.7質量部(塗布量:0.9mg/m2)
・マット剤A(日産化学工業株式会社製、スノーテックスXL、固形分40.5質量%)・・・3.5質量部(塗布量:10mg/m2)
・マット剤B(日本アエロジル株式会社製、アエロジルOX−50水分散物、固形分10質量%)・・・1.6質量部(塗布量:1.1mg/m2)
・滑り剤(中京油脂株式会社製、カルバナワックス分散物セロゾール524、固形分30質量%)・・・1.6質量部(塗布量:3.3mg/m2)
・蒸留水・・・全体が1,000質量部になるように添加
<ポリオレフィン樹脂を有するアンダー層からなる両面アンダー層付きPETシートBの作製>
以下の手順により、両面アンダー層付きのPETシートを形成した。
まず、Geを触媒として重縮合した固有粘度0.66のポリエチレンテレフタレート(以下、PETと記載)樹脂を含水率50ppm以下に乾燥させ、ヒーター温度が280〜300℃設定温度の押し出し機内で溶融させた。溶融させたPET樹脂をダイ部より静電印加されたチルロール上に吐出させ、非結晶ベースを得た。得られた非結晶ベースをベース進行方向に3.3倍に延伸した後、幅方向に対して3.8倍に延伸し、厚みが188μmと250μmと300μmの3種のポリエチレンテレフタレートの支持体を得た。
その後、それぞれの裏面に、上述と同じコロナ放電処理と上述と同じその後の第1層塗布液(2)の塗布及び乾燥を、また、上述と同じその後の第2層塗布液(2)の塗布及び乾燥を行い、支持体のポリエチレンテレフタレートの両面に第1層と第2層とが積層された製造例2のアンダー層付きのPETシートBを作製した。
・ポリオレフィンバインダー(三井化学株式会社製、ケミパールS75N、固形分24質量%)・・・23.9質量部(塗布量:40.7mg/m2)
・オキサゾリン化合物(株式会社日本触媒製、エポクロスWS700、固形分25質量%)・・・7.1質量部(塗布量:12.7mg/m2)
・界面活性剤A(三洋化成工業株式会社製、ナロアクティーCL−95の1質量%水溶液)・・・62.0質量部(塗布量:4.4mg/m2)
・金属酸化物(三菱マテリアル株式会社製、TDL−1、固形分17質量%)・・・181.4質量部(塗布量:219mg/m2)
・蒸留水・・・全体が1,000質量部になるように添加
・ポリオレフィンバインダー(三井化学株式会社製、ケミパールS75N、固形分24質量%)・・・26.2質量部(塗布量:44.7mg/m2)
・エポキシ化合物(ナガセ化成株式会社製、デナコールEX−614Bの1質量%水溶液)・・・221.8質量部(塗布量:15.8mg/m2)
・界面活性剤A(三洋化成工業株式会社製、ナロアクティーCL−95の1質量%水溶液)・・・77.2質量部(塗布量:5.5mg/m2)
・蒸留水・・・全体が1,000質量部になるように添加
製造例1のアンダー層付きのPETシートAを用いた合わせガラスの実施例1〜20、製造例2のアンダー層付きのPETシートBを用いた合わせガラスの実施例21〜40を示す。
図1に示すように、板厚3.0mmである加熱処理などの強化処理の施されていないフロートガラスFL3(日本板硝子株式会社製)を各評価に必要なサイズにカットし、端面を面取りした2枚の板ガラス5,5’の間に、両面にアクリル樹脂及びポリウレタン樹脂を有する厚み0.156μmのアンダー層2,2’を備えた厚み188μmの製造例1のアンダー層付きのPETシートA(易接着層両面付きPETシート、富士フイルム株式会社製)1の両面に、可塑化したポリビニルブチラール溶液を塗布し、乾燥させて厚みが50μmの透明樹脂層3,3’を設けた中間層4を挟み込み、真空ラミネーター(日清紡績株式会社製)を用いて、真空下、150℃で加熱溶融させたのち、真空と温度を維持したままプレスすることで、図1に示すような合わせガラスを作製した。
なお、300mm×300mmのサイズの場合には、真空下、150℃で20分間加熱溶融させたのち、真空と温度を維持したままプレスして、合わせガラスを作製した。
実施例1において、中間層における透明樹脂層3,3’として、予め製膜しておいた厚みが50μmの可塑化したポリビニルブチラールシートを用いた以外は、実施例1と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例2において、中間層における透明樹脂層3,3’として、厚みが50μmの架橋型エチレン−ビニルアセテート共重合体シートを用いた以外は、実施例2と同様にして、合わせガラスを作製した。エチレン−ビニルアセテート共重合体及び架橋型エチレン−ビニルアセテート共重合体を用いる場合は、真空下110℃で加熱溶融させたのち、真空と温度を維持したままプレスすることで、図1に示すような合わせガラスを作製し、その後150℃で再加熱することで、架橋及び接着を完了させて合わせガラスを作製した。
なお、300mm×300mmのサイズの場合には、真空下、110℃で20分間加熱溶融させたのち、真空と温度を維持したままプレスして、合わせガラスを作製し、その後150℃で10分間再加熱することで、架橋及び接着を完了させて合わせガラスを作製した。
実施例2において、中間層における透明樹脂層3,3’として、厚みが50μmのエチレン−ビニルアセテート共重合体シートを用いた以外は、実施例2と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例3において、中間層における透明樹脂層3,3’として、厚みを100μmとした以外は、実施例3と同様にして、合わせガラスを作製した。なお、透明樹脂のPETシートへの積層は、熱溶融押出ラミネート法にて行った。
実施例3において、中間層における透明樹脂層3,3’として、厚みを150μmにした以外は、実施例3と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例5において、中間層における透明樹脂層3,3’として、透明樹脂をエチレン−ビニルアセテート共重合体を用いた以外は、実施例5と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例7において、中間層における透明樹脂層3,3’として、厚みを150μmにした以外は、実施例7と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例3において、両面にアクリル樹脂及びポリウレタン樹脂を有する厚み0.156μmのアンダー層2,2’を備えた厚み250μmの製造例1のアンダー層付きのPETシートA(易接着層両面付きPETシート、富士フイルム株式会社製)1を用いた以外は、実施例3と同様にして、合わせガラスを作製した。なお、透明樹脂のPETシートへの積層は、熱溶融押出ラミネート法にて行った。
実施例9において、中間層における透明樹脂層3,3’として、厚みを100μmとした以外は、実施例3と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例9において、中間層における透明樹脂層3,3’として、厚みを150μmとした以外は、実施例3と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例9において、中間層における透明樹脂層3,3’として、透明樹脂をエチレン−ビニルアセテート共重合体を用いた以外は、実施例3と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例12において、中間層における透明樹脂層3,3’として、厚みを100μmとした以外は、実施例12と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例12において、中間層における透明樹脂層3,3’として、厚みを150μmとした以外は、実施例12と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例3において、両面にアクリル樹脂及びポリウレタン樹脂を有する厚み0.156μmのアンダー層2,2’を備えた厚み300μmの製造例1のアンダー層付きのPETシートA(易接着層両面付きPETシート、富士フイルム株式会社製)1を用いた以外は、実施例3と同様にして、合わせガラスを作製した。なお、透明樹脂のPETシートへの積層は、熱溶融押出ラミネート法にて行った。
実施例15において、中間層における透明樹脂層3,3’として、厚みを100μmとした以外は、実施例15と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例15において、中間層における透明樹脂層3,3’として、厚みを150μmとした以外は、実施例15と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例15において、中間層における透明樹脂層3,3’として、透明樹脂をエチレン−ビニルアセテート共重合体を用いた以外は、実施例15と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例18において、中間層における透明樹脂層3,3’として、厚みを100μmとした以外は、実施例18と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例18において、中間層における透明樹脂層3,3’として、厚みを150μmとした以外は、実施例18と同様にして、合わせガラスを作製した。
図1に示すように、板厚3.0mmである加熱処理などの強化処理の施されていないフロートガラスFL3(日本板硝子株式会社製)を各評価に必要なサイズにカットし、端面を面取りした2枚の板ガラス5,5’の間に、両面にポリオレフィン樹脂を有する厚み0.163μmのアンダー層2,2’を備えた厚み188μmの製造例2のアンダー層付きのPETシートB(易接着層両面付きPETシート、富士フイルム株式会社製)1の両面に、可塑化したポリビニルブチラール溶液を塗布し、乾燥させて厚みが50μmの透明樹脂層3,3’を設けた中間層4を挟み込み、真空ラミネーター(日清紡績株式会社製)を用いて、真空下、150℃で加熱溶融させたのち、真空と温度を維持したままプレスすることで、図1に示すような合わせガラスを作製した。
なお、300mm×300mmのサイズの場合には、真空下、150℃で20分間加熱溶融させたのち、真空と温度を維持したままプレスして、合わせガラスを作製した。
実施例21において、中間層における透明樹脂層3,3’として、予め製膜しておいた厚みが50μmの可塑化したポリビニルブチラールシートを用いた以外は、実施例1と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例22において、中間層における透明樹脂層3,3’として、厚みが50μmの架橋型エチレン−ビニルアセテート共重合体シートを用いた以外は、実施例2と同様にして、合わせガラスを作製した。エチレン−ビニルアセテート共重合体及び架橋型エチレン−ビニルアセテート共重合体を用いる場合は、真空下110℃で加熱溶融させたのち、真空と温度を維持したままプレスすることで、図1に示すような合わせガラスを作製し、その後150℃で再加熱することで、架橋及び接着を完了させて合わせガラスを作製した。
なお、300mm×300mmのサイズの場合には、真空下、110℃で20分間加熱溶融させたのち、真空と温度を維持したままプレスして、合わせガラスを作製し、その後150℃で10分間再加熱することで、架橋及び接着を完了させて合わせガラスを作製した。
実施例22において、中間層における透明樹脂層3,3’として、厚みが50μmのエチレン−ビニルアセテート共重合体シートを用いた以外は、実施例22と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例23において、中間層における透明樹脂層3,3’として、厚みを100μmとした以外は、実施例23と同様にして、合わせガラスを作製した。なお、透明樹脂のPETシートへの積層は、熱溶融押出ラミネート法にて行った。
実施例23において、中間層における透明樹脂層3,3’として、厚みを150μmにした以外は、実施例23と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例25において、中間層における透明樹脂層3,3’として、透明樹脂をエチレン−ビニルアセテート共重合体を用いた以外は、実施例25と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例27において、中間層における透明樹脂層3,3’として、厚みを150μmにした以外は、実施例27と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例23において、両面にオレフィン樹脂を有する厚み0.163μmのアンダー層2,2’を備えた厚み250μmの製造例2のアンダー層付きのPETシートB(易接着層両面付きPETシート、富士フイルム株式会社製)1を用いた以外は、実施例23と同様にして、合わせガラスを作製した。なお、透明樹脂のPETシートへの積層は、熱溶融押出ラミネート法にて行った。
実施例29において、中間層における透明樹脂層3,3’として、厚みを100μmとした以外は、実施例29と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例29において、中間層における透明樹脂層3,3’として、厚みを150μmとした以外は、実施例29と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例29において、中間層における透明樹脂層3,3’として、透明樹脂をエチレン−ビニルアセテート共重合体を用いた以外は、実施例29と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例32において、中間層における透明樹脂層3,3’として、厚みを100μmとした以外は、実施例32と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例32において、中間層における透明樹脂層3,3’として、厚みを150μmとした以外は、実施例32と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例23において、両面にオレフィン樹脂を有す厚み0.163μmのアンダー層2,2’を備えた厚み300μmの製造例2のアンダー層付きのPETシートB(易接着層両面付きPETシート、富士フイルム株式会社製)1を用いた以外は、実施例23と同様にして、合わせガラスを作製した。なお、透明樹脂のPETシートへの積層は、熱溶融押出ラミネート法にて行った。
実施例35において、中間層における透明樹脂層3,3’として、厚みを100μmとした以外は、実施例35と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例35において、中間層における透明樹脂層3,3’として、厚みを150μmとした以外は、実施例35と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例35において、中間層における透明樹脂層3,3’として、透明樹脂をエチレン−ビニルアセテート共重合体を用いた以外は、実施例35と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例38において、中間層における透明樹脂層3,3’として、厚みを100μmとした以外は、実施例38と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例38において、中間層における透明樹脂層3,3’として、厚みを150μmとした以外は、実施例38と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例1において、製造例1のアンダー層付きのPETシートAの代わりにアンダー層を有さない厚み188μmのPETシートを用いた以外は、実施例1と同様にして、合わせガラスを作製した。
実施例1において、中間層における透明樹脂層3,3’として、可塑化したポリビニルブチラール溶液を塗布し、乾燥させて厚みを260μmに形成した以外は、実施例1と同様にして、合わせガラスを作製した。
板厚3.0mmである加熱処理などの強化処理の施されていない一対のフロートガラスFL3(日本板硝子株式会社製)の間に、12mil(=304μm)の厚みに製膜したPVB中間層を有する合わせガラスを作製した。
市販されている防犯用合わせガラスの構成である、一対のフロートガラスFL3(日本板硝子株式会社製)の間に、厚み15mil(=380μm)のPVB中間層を有する合わせガラスを作製した。
市販されている防犯用合わせガラスの構成である、一対のフロートガラスFL3の間に、厚み30mil(=760μm)のPVB中間層を有する合わせガラスを作製した。
市販されている防犯用合わせガラスの構成である、一対のフロートガラスFL3(日本板硝子株式会社製)の間に、厚み60mil(=1,520μm)のPVB中間層を有する合わせガラスを作製した。
市販されている板ガラスであるフロートガラスFL3(厚み3mm;日本板硝子株式会社製)を1枚用いた。
市販されている板ガラスであるフロートガラスFL5(厚み5mm;日本板硝子株式会社製)を1枚用いた。
アンダー層付きPETシートを用いたことにより、PETシートと透明樹脂との密着性の向上させた結果、耐光性が改善し、耐光試験後の合わせガラスの浮きや気泡の発生もなくなり、従来、PETシートに対する密着力不足で長期耐久性に弱点のあった可塑化したポリビニルブチラール、エチレン−ビニルアセテート共重合体、及び架橋型エチレン−ビニルアセテート共重合体を透明樹脂層に用いることができるようになったことも大きい。
また、耐貫通性に有効な剛直なPETシートをコアとするため、可塑化したポリビニルブチラールやエチレン−ビニルアセテート共重合体、及び架橋型エチレン−ビニルアセテート共重合体の透明樹脂層を従来より薄膜にすることができ、その結果、合わせガラス製造工程に要する熱量及び時間を大幅に短縮でき、合わせガラス自体のコストを削減にも寄与できる。
また、比較例1は、耐光性試験において、可塑化したポリビニルブチラールとPETシート間の密着性が低いことが起因で、浮きや気泡の発生が散発した。
2、2’ アンダー層
3、3’ 透明樹脂層
4 中間層
5、5’ 板ガラス
6 支持部
7 加熱部
Claims (5)
- 一対のガラス板の間に、中間層を有する合わせガラスであって、
前記中間層が、両面にアンダー層を有するポリエチレンテレフタレートからなるシートの両アンダー層表面上に、加熱溶融によって粘着性を示す透明樹脂を含有する透明樹脂層を有してなり、
前記中間層の厚みが700μm未満であることを特徴とする合わせガラス。 - ポリエチレンテレフタレートからなるシートの厚みが50μm〜400μmである請求項1に記載の合わせガラス。
- 透明樹脂が、可塑化したポリビニルブチラール、エチレン−ビニルアセテート共重合体、及び架橋型エチレン−ビニルアセテート共重合体から選択される少なくとも1種からなる請求項1から2のいずれかに記載の合わせガラス。
- アンダー層が、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、及びポリオレフィン樹脂のいずれかを含有する請求項1から3のいずれかに記載の合わせガラス。
- 中間層を構成するポリエチレンテレフタレートシート、アンダー層、及び透明樹脂層の少なくともいずれかが、紫外線遮蔽機能及び赤外線遮蔽機能の少なくともいずれかを兼ね備えている請求項1から4のいずれかに記載の合わせガラス。
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