JP5406976B2 - 光電変換素子、光電変換素子接続体および光電変換モジュール - Google Patents
光電変換素子、光電変換素子接続体および光電変換モジュール Download PDFInfo
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Description
また、本発明の光電変換素子接続体は、上記光電変換素子の2つが素子間配線部材で電気的に接続されている。
1−1.光電変換素子の構造
まず、図1(a)、(b)及び図2を用いて、本発明の第1実施形態の光電変換素子の構造を説明する。図1(a)、(b)は、それぞれ、本実施形態の光電変換素子の構造を示す平面図(受光面図)及び裏面図であり、図2は、図1(b)中のI−I断面図である。
次に、図3(a)〜(d)及び図4(e)〜(g)を用いて光電変換素子10の製造方法の一例について説明する。
まず、図3(a)に示すように、p型半導体基板25に貫通孔9aを形成する。
次に、図3(b)に示すように、基板25にn型不純物を導入することによってn型層3を形成し、図3(b)に示す構造を得る。
次に、図3(c)に示すように、n型層3の受光面側に反射防止膜23を形成する。
次に、図3(d)に示すように、p型層1の裏面側にアルミニウム電極13を形成する。アルミニウム電極13は、アルミニウムを含むペースト材料を印刷し、焼成することによって形成することができる。この際、アルミニウム電極13の直下にアルミニウムが拡散して高濃度p型層15が形成される(図4(e)を参照)。アルミニウム電極13は、貫通孔9aの周囲の領域(後工程で第2電極7と分離帯19が形成される領域)を避けて形成する。
次に、図4(e)に示すように、p型層1の裏面側に第1電極2及び第2電極7を形成し、貫通孔9a内に貫通接続部9を形成する。第2電極7は、アルミニウム電極13との間に分離帯19が設けられるように形成する。
次に、図4(f)に示すように、n型層3の受光面側に受光面電極5を形成する。受光面電極5は、n型層3に電気的に接続されていて、n型層3からの光電変換素子10で発生した電力を回収することができるものであれば、その形状や材料は、特に限定されない。受光面電極5は、例えば、銀、アルミニウム、銅、ニッケル、パラジウム等の金属材料で形成することができ、銀で形成することが好ましい。受光面電極5は、例えば、蒸着法、ペースト電極の印刷焼成法、めっき法等によって形成することができる。
次に、図4(g)に示すように、分離帯19に環状に接合分離部21を形成し、光電変換素子10の製造を完了する。接合分離部21は、例えばレーザー加工によって形成することができる。
図5を用いて、本発明の第1実施形態の光電変換素子接続体について説明する。図5は、本実施形態の光電変換素子接続体の構造を示す図1(b)に対応した裏面図である。
本発明の光電変換モジュールは、たとえば以下の構成を有する。
2−1.光電変換素子
図6(a)、(b)を用いて、本発明の第2実施形態の光電変換素子の構造を説明する。図6(a)、(b)は、それぞれ、本実施形態の光電変換素子の構造を示す平面図(受光面図)及び裏面図である。
図7を用いて、本発明の第2実施形態の光電変換素子接続体について説明する。図7は、本実施形態の光電変換素子接続体の構造を示す図6(b)に対応した裏面図である。
Claims (8)
- 第1導電型の第1半導体層と、
前記第1半導体層の裏面側に配置され前記第1半導体層に電気的に接続された第1電極と、
前記第1半導体層に接触し且つ少なくとも一部が前記第1半導体層の受光面側に配置された第2導電型の第2半導体層と、
前記第2半導体層の受光面側に前記第2半導体層に電気的に接続されるように設けられた受光面電極と、
前記第1半導体層の裏面側に配置され前記第1半導体層と電気的に分離され且つ前記第2半導体層に電気的に接続された第2電極と、
前記第1半導体層を貫通し前記第1半導体層と電気的に分離され且つ前記受光面電極と前記第2電極とを電気的に接続する貫通接続部とを備える光電変換素子であって、
前記第1半導体層よりも第1導電型不純物濃度の高い第3半導体層が前記第1半導体層と前記第1電極との間に設けられ、
前記第1電極と前記第2電極とが、前記光電変換素子の中心を通る中心軸から等距離の位置に配置されており、
前記中心軸に平行な方向に前記第2電極が複数配置され、これら複数の第2電極の間に対応する領域に前記第3半導体層が存在している光電変換素子。 - 前記第3半導体層および前記第1電極に電気的に接続されるとともに前記第2電極とは電気的に分離された電極層が、前記第3半導体層の裏面側に設けられている請求項1に記載の光電変換素子。
- 前記中心軸と交差する方向に並ぶ前記第1電極と前記第2電極との対がこの方向に複数配置され、これら複数の対の前記第1電極が前記電極層を介して互いに電気的に接続されている請求項2に記載の光電変換素子。
- 前記中心軸に平行な方向に沿って配置される複数の前記第2電極の間において、前記中心軸と交差する方向でこれら複数の前記第2電極の両側に位置する前記電極層が電気的に接続されている請求項3に記載の光電変換素子。
- 前記第1電極は、前記中心軸に平行な方向に沿って複数配置されている請求項1〜4の何れか1つに記載の光電変換素子。
- 請求項1〜5の何れか1つに記載の一方の光電変換素子と請求項1〜5の何れか1つに記載の他方の光電変換素子とが素子間配線部材で電気的に接続されている光電変換素子接続体。
- 前記一方の光電変換素子の第1電極と前記他方の光電変換素子の第2電極とが直線状の素子間配線部材で電気的に接続されている請求項6に記載の光電変換素子接続体。
- 請求項6又は7に記載の光電変換素子接続体を備える光電変換モジュール。
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