JP2017533597A - 太陽電池アレイ、太陽電池モジュール、及びこれらの製造方法 - Google Patents

太陽電池アレイ、太陽電池モジュール、及びこれらの製造方法 Download PDF

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Abstract

太陽電池アレイ(30)、太陽電池モジュール(100)、及びその製造方法について開示する。太陽電池アレイ(30)は、複数の電池(31)及び複数の導電線(32)を含む。隣接する電池(31)は、複数の導電線(32)によって接続される。各電池(31)は、電池(31)が動作しているときに光が入射する前面及び前記前面に対向する裏面を有する。太陽電池アレイ(30)は、それぞれの電池(31)の前面に設けられる二次グリッド線(312)を更に含む。二次グリッド線(312)は、それぞれの電池(31)の中央に設けられ且つ導電線(32)と交差する中央二次グリッド線(3122)を含む。二次グリッド線(312)は、それぞれの電池(31)の縁部に設けられ且つ導電線(32)と交差しない縁部二次グリッド線(3121)も含む。また、太陽電池アレイ(30)は、電池(31)の前面に設けられる短グリッド線(33)も含む。短グリッド線(33)は、縁部二次グリッド線(3121)を導電線(32)又は少なくとも1本の中央二次グリッド線(3122)と接続する。【選択図】図1

Description

本開示は、太陽電池の分野、より具体的には、太陽電池アレイ、太陽電池モジュール、及びこれらの製造方法に関する。
太陽電池モジュールは、太陽発電装置の最も重要な部品の1つである。太陽光は、電池の前面から前記電池に照射され、前記電池内で電気に変換される。一次グリッド線及び二次グリッド線が、電池の前面及び前記前面のカバー部分に設けられる。したがって、一次グリッド線及び二次グリッド線に照射される太陽光の一部を電気エネルギーに変換することができない。したがって、太陽電池モジュールがより多くの太陽光を受光するようにするために、一次グリッド線及び二次グリッド線をできる限り細くする必要がある。しかし、一次グリッド線及び二次グリッド線は、電流を通す機能を有し、また、抵抗の見地からは、一次グリッド線及び二次グリッド線が細くなるほど、その断面積が小さくなり、これによって、抵抗が増大して電気のロスが大きくなる。したがって、一次グリッド線及び二次グリッド線は、遮光と電気伝導とのバランスを実現し、コストを考慮して設計しなければならない。
本開示は、以下の事実及び問題に対する出願人の発見及び理解に基づいている。
関連技術では、太陽電池の一次グリッド線及び二次グリッド線は、高価な銀ペーストで作製されているので、一次グリッド線及び二次グリッド線の製造プロセスが複雑になり、コストも高くなる。電池をモジュールに接続するとき、電池の前面上の一次グリッド線を、はんだストリップによって別の隣接する電池の裏側電極に溶接する。その結果、一次グリッド線の溶接が複雑になり、電池の製造コストが高くなる。
関連技術では、通常2本の一次グリッド線が電池の前面に設けられ、電池の前面に銀ペーストを塗布することによって形成される。一次グリッド線は、幅が広いので(例えば、最高で2mmを超える)、大量の銀を消費し、コストが高くなる。
関連技術では、3本の一次グリッド線を備える太陽電池が提供されているが、これも大量の銀を消費し、コストが高い。更に、3本の一次グリッド線が遮光面積を増大させるので、光電変換効率が低下する。
更に、一次グリッド線の数は、はんだストリップによって制限される。一次グリッド線の数が多いほど、1本の一次グリッド線が細くなるので、はんだストリップを狭くする必要がある。したがって、一次グリッド線をはんだストリップに溶接すること及び狭いはんだストリップを作製することはより困難であるので、溶接のコストが増大する。
その結果、コスト低下及び遮光面積の低減の観点から、関連技術では、電池上に印刷される銀の一次グリッド線を金属線、例えば、銅線に置き換えている。銅線を二次グリッド線に溶接して電流を出力させる。銀の一次グリッド線を使用していないので、コストを著しく削減することができる。銅線は、遮光面積を低減するために直径を小さくしてあるので、銅線の数を最高10本まで増加させることができる。この種の電池は、従来の太陽電池における銀の一次グリッド線及びはんだストリップが金属線に置き換えられている、一次グリッド線を有しない電池と呼ぶことができる。
本開示は、電池上に一次グリッド線もはんだストリップも設ける必要がないのでコストがより低い、一次グリッド線を有しない太陽電池を提供する。一次グリッド線を有しない太陽電池は、大量生産用に商業化することができ、特に低コストで、単純な設備で容易に製造でき、更に、高い光電変換効率を有することができる。
しかし、太陽電池の分野では、太陽電池の構造は複雑ではないが、各部品が極めて重要である。一次グリッド線の生産は、遮光面積、導電性、設備、プロセス、コスト等の様々な面を考慮するので、太陽電池技術における困難且つ優先すべき問題となる。市場では、2007年に当業者の多大な努力によって2本の一次グリッド線を備える太陽電池が3本の一次グリッド線を備える太陽電池に置き換えられている。幾つかの工場では、2014年前後に4本の一次グリッド線を備える太陽電池が考え出された。多重一次グリッド線の概念が近年提唱されているが、成熟した製品は全く存在していない。
特に、金属線は、比較的細く且つ多数である。更に、金属線は、後で接続され、自由端を有する。設備の精巧化に関する問題に起因して、多数の細い金属線を正確な位置で電池に接続すること、特に、端部の位置の正確さを保証することはできない。電池を越えて延在する金属線によって引き起こされる短絡を避けるために、導電線は、一般的に、電池内で形成されるが、この場合、電池の縁部における二次グリッド線の一部を導電線にうまく接続することができないので、電流のロスが生じる。
本開示は、関連技術における既存の問題のうちの少なくとも1つをある程度解決することに努める。
したがって、本開示は、低コストで容易に製造され、光電変換効率が改善された太陽電池アレイを提供する。
本開示は、更に、前記太陽電池アレイを有する太陽電池モジュールを提供する。前記太陽電池モジュールは、低コストで容易に製造され、光電変換効率が改善されている。
本開示は、更に、太陽電池モジュールを製造する方法を提供する。
本開示の実施形態の第1の態様によれば、太陽電池アレイは、複数の電池及び複数の導電線を含む。隣接する電池は、前記複数の導電線によって接続される。前記太陽電池アレイは、更に、前記電池の前面に設けられる二次グリッド線及び短グリッド線を含む。二次グリッド線は、導電線と交差する中央二次グリッド線及び導電線と交差しない縁部二次グリッド線を含む。短グリッド線は、縁部二次グリッド線を導電線又は少なくとも1本の中央二次グリッド線と接続する。
本開示の実施形態に係る太陽電池アレイでは、特に一次グリッド線を有しない太陽電池に関して、導電線と交差しない縁部二次グリッド線を電池の縁部で導電線と電気的に接続し、それによって、電流のロスを低減するために、電池の前面に短グリッド線を設ける。短グリッド線は、銀をスクリーン印刷することによって形成することができ、これは、実現及び高い精度での制御が容易である。全ての細いグリッド線と導電線との電気的接続を保証することができるので、プロセスの精巧さ及び困難さが低減され、電池の光電変換効率が著しく改善される。
本開示は、更に、隣接する電池を複数の導電線によって接続することを優先する。導電線は、金属線によって構成される。少なくとも1本の金属線は、第1の電池の表面と前記第1の電池に隣接する第2の電池の表面との間を往復方向に延在して、少なくとも2本の導電線を形成する。
特に、往復方向に延在することによって導電線が形成される、一次グリッド線を有しない太陽電池に関する。
導電線は、往復方向に延在する金属線によって構成される。金属線は、隣接する2つの電池間を蛇行状に往復方向に延在して、折り畳まれた形状を形成する。この構造の導電線は、低コストで容易に製造されるので、太陽電池アレイの光電変換効率を改善することができる。更に、導電線は、導電線の切断に起因する問題を全て回避するために、蛇行状に配置される。しかし、この種の電池については、蛇行状の線では電池の縁部に到達することができない。電池の製造プロセスの精巧化に関する問題を考慮して、本開示の発明者らは、即ち、線を蛇行させることによって導電線が形成される太陽電池に関する長期に亘る研究後に、好ましい実施形態を見出した。蛇行状に配置された導電線が電池の縁部において二次グリッド線に届かないことに起因する部分的な電流のロスを回避して、太陽電池モジュールの光電変換効率を更に改善するために、電池の前面の縁部において二次グリッド線の一部に短グリッド線を設ける。
本開示の実施形態の第2の態様によれば、太陽電池モジュールは、順に重ねられた上側カバー板と、前側接着層と、電池アレイと、裏側接着層と、裏板とを含み、前記電池アレイは、前記実施形態に係る太陽電池アレイである。
本開示の実施形態の第3の態様によれば、太陽電池モジュールを製造する方法であって、二次グリッド線及び短グリッド線が電池の前面に設けられ、前記二次グリッド線が、導電線と交差する中央二次グリッド線と導電線と交差しない縁部二次グリッド線とを含み、前記短グリッド線が、前記縁部二次グリッド線と接続され且つ前記導電線又は少なくとも1本の中央二次グリッド線と接続される、複数の電池を有する電池アレイ形成することと;前記電池の前面が前側接着層に面し、その裏面が、裏側接着層に面するように、上側カバー板、前側接着層、電池アレイ、裏側接着層、及び裏板を順に重ねることと;それらを積層して太陽電池モジュールを得ることとを含む。
本開示は、金属線によって接続されている太陽電池に関する。短グリッド線は、金属線と電池との間の接続の正確さの問題を解決して電流のロスを避けるために前記電池の前面に設けられる。
図1は、本開示の実施形態に係る太陽電池アレイの平面図である。 図2は、本開示の実施形態に係る太陽電池アレイの長手方向断面図である。 図3は、本開示の実施形態に係る太陽電池アレイの横断面図である。 図4は、本開示の実施形態に係る導電線を形成するための金属線の概略図である。 図5は、本開示の別の実施形態に係る太陽電池アレイの平面図である。 図6は、本開示の別の実施形態に係る太陽電池アレイの平面図である。 図7は、本開示の実施形態に係る往復方向に延在している金属線の概略図である。 図8は、本開示の実施形態に係る太陽電池アレイの2個の電池の概略図である。 図9は、図8に係る2個の電池を金属線によって接続することにより形成された太陽電池アレイの断面図である。 図10は、本開示の実施形態に係る太陽電池モジュールの概略図である。 図11は、図10に係る太陽電池モジュールの部分断面図である。 図12は、本開示の別の実施形態に係る太陽電池アレイの概略図である。
本開示の実施形態を詳細に説明し、実施形態の例を図面で示す。図中、同一の又は類似の参照番号は、同一の若しくは類似の部材又は同一の若しくは類似の機能を有する部材を示すために用いられる。図面を参照して本明細書に記載する実施形態は、本開示を説明するために使用される例示的なものであり、本開示を限定するものであると解釈してはならない。
本開示における技術用語の一部は、明確性及び説明の便宜上、本明細書に詳述される。
本開示の1つの実施形態によれば、図1〜12を参照すると、電池31は、電池基板311と、前記電池基板311の前面(光が入射する表面)上に設けられている二次グリッド線312と、前記電池基板311の裏面に設けられている背後電界313と、前記背後電界313上に設けられている裏側電極314とを含む。したがって、二次グリッド線312は、電池31の二次グリッド線312と呼ぶことができ、背後電界313は、電池31の背後電界313と呼ぶことができ、裏側電極314は、電池31の裏側電極314と呼ぶことができる。
電池基板311は、例えば、シリコンチップをフェルティング、拡散、エッジエッチング、及び窒化ケイ素層沈着のプロセスに付すことによって得られる中間生成物であってよい。しかし、本開示における電池基板311は、シリコンチップによって形成されるものには限定されないことを理解すべきである。
言い換えれば、電池31は、シリコンチップと、前記シリコンチップの表面上の幾つかの処理層と、前面上の二次グリッド線と、裏面上の背後電界313及び裏側電極314とを含むか、又は前面電極を全く有しない他の種類の他の等価な太陽電池を含む。
電池ユニットは、電池31と、金属線Sによって構成される導電線32とを含む。
太陽電池アレイ30は、複数の電池31と、隣接する電池31を接続し且つ金属線Sによって構成される導電線32とを含む。言い換えれば、太陽電池アレイ30は、導電線32によって接続された複数の電池31で形成される。
太陽電池アレイ30では、金属線Sが電池ユニットの導電線32を構成し、隣接する電池31の表面間に延在するが、これは、金属線Sが隣接する電池31の前面間に延在していてもよく、又は第1の電池31の前面と前記第1の電池31に隣接する第2の電池31の裏面との間に延在していてもよいという広い意味で理解すべきである。金属線Sが第1の電池31の前面と前記第1の電池31に隣接する第2の電池31の裏面との間に延在している場合、導電線32は、電池31の前面上に延在し且つ電池31の二次グリッド線312と電気的に接続されている前側導電線32Aと、電池31の裏面上に延在し且つ電池31の裏側電極314と電気的に接続されている裏側導電線32Bとを含んでいてよい。隣接する電池31間の金属線Sの一部は、接続導電線と呼ばれることもある。
本開示では、電池基板311、電池31、電池ユニット、電池アレイ30、及び太陽電池モジュール等の叙述的用語は、説明の便宜上使用されるだけであり、本開示の範囲を限定すると解釈すべきではない。
本開示に開示される全ての範囲は、端点を含み、個別であっても組み合わせてもよい。範囲の端点及び任意の値は正確な範囲又は値に限定されるものではなく、前記範囲又は値に近接する値も含むと理解すべきである。
本開示では、「上」及び「下」等の配向に関する用語は、特に指定しない限り、通常、以下に論じる図面に示す通りの配向「上」又は「下」を指し、「前面」とは、モジュールが動作しているときに光に面する太陽電池モジュールの表面、即ち、光が入射する表面を指し、一方、「裏面」とは、モジュールが動作しているときに光に対して背側になる太陽電池モジュールの表面を指す。
以下では、図面に関連する本開示の実施形態に係る太陽電池アレイ30について説明する。
図1〜図12に示す通り、本開示の実施形態に係る太陽電池アレイ30は、複数の電池31及び導電線32を含み;二次グリッド線312及び短グリッド線33が前記電池の前面に設けられ;二次グリッド線312は、導電線32と交差する中央二次グリッド線3122と導電線32と交差しない縁部二次グリッド線3121とを含み、短グリッド線33は、縁部二次グリッド線3121と接続され且つ導電線32又は少なくとも1本の中央二次グリッド線3122と接続されている。
本開示は、導電線32によって接続されている太陽電池に関する。短グリッド線33は、導電線32と電池31との間の接続の精度の問題を解決して電流のロスを回避するために、電池31の前面上に設けられる。このプロセスは単純且つ実現が容易であるので、コストを著しく削減することができる。
本開示の実施形態に係る太陽電池アレイ30では、隣接する電池31は複数の導電線32によって接続される。導電線32は、金属線Sによって構成される。少なくとも1本の金属線Sは、少なくとも2本の導電線32を形成するために、第1の電池31の表面と前記第1の電池31に隣接する第2の電池31の表面との間を往復方向に延在する。
本開示は、全ての導電線が金属線を蛇行させることによって形成されることには限定されず、導電線は、金属線を蛇行させることによって部分的に又は完全に形成されてよい。往復方向の延在は、往復1回であってよい。往復方向の延在の終点は限定されず、金属線が蛇行している限り、起点及び終点が同じ電池であっても異なる電池であってもよい。
言い換えれば、本開示における太陽電池アレイ30は、少なくとも2個の電池31からなり、各電池は、電池基板311と、前記電池基板311の前面上に設けられている二次グリッド線312及び短線33と、前記電池基板311の裏面上に設けられている裏側電極314とを含む。隣接する電池31は、隣接する電池31間を往復方向に延在する金属線Sによって構成される複数の導電線32によって接続される。
電池基板311の側面に位置する二次グリッド線312は、2つの部分を含み、一方は、導電線32と交差し且つ電池基板311の中央位置に位置して中央二次グリッド線3122を形成する二次グリッド線312の部分であり、他方は、導電線32と交差せず且つ導電線32から離れた側の縁部に位置して縁部二次グリッド線3121を形成する二次グリッド線312の部分である。
縁部二次グリッド線3121は、導電線32又は少なくとも1本の中央二次グリッド線3122と接続される短グリッド線33を備える。特定の実施形態では、電流のロスを回避するために、短グリッド線33は、導電線32を蛇行させたときに届かない電池31の縁部に位置する。
したがって、本開示の実施形態に係る太陽電池アレイ30では、導電線32は、往復方向に延在する金属線によって構成される。この構造の導電線32は、蛇行状に2個の隣接する電池間を往復方向に延在して折り畳まれた形状を形成するが、これは低コストで容易に製造されるので、太陽電池アレイ30の光電変換効率を改善することができる。導電線32は蛇行状に配置され、その結果、導電線32の切断によって引き起こされる問題を回避することができる。更に、電池31の前面の縁部において短グリッド線33が二次グリッド線312上に設けられ、その結果、導電線32が電池31の縁部における二次グリッド線312に届かないことに起因する電流の浪費がなくなり、太陽電池モジュールの光電変換効率が更に改善される。
電池ユニットは、電池31と、前記電池31の表面上に延在する金属線Sによって構成される導電線32とによって形成される。言い換えれば、本開示の実施形態に係る太陽電池アレイ30は、複数の電池ユニットで形成され;複数の電池の導電線32は、電池31の表面間を往復方向に延在する金属線Sによって形成される。
本開示における用語「往復方向に延在する」は、「蛇行(winding)」と呼ばれることもあり、金属線Sが往復方向の経路に沿って電池31の表面間に延在することを指すと理解すべきである。
本開示では、「金属線Sが電池31の表面間を往復方向に延在する」ことを広い意味で理解すべきである。例えば、金属線Sは、第1の電池31の前面と前記第1の電池31に隣接する第2の電池31の裏面との間を往復方向に延在していてもよく;金属線Sは、第1の電池31の表面から所定の数の中間の電池31の表面を通って最後の電池31の表面まで延在していてもよく、次いで、前記最後の電池31の表面から所定の数の中間の電池31の表面を通って前記第1の電池31の表面まで戻り、このように往復方向に延在する。
更に、電池31が金属線Sによって並列に接続される場合、金属線Sは、電池の前面上に延在し得、その結果、金属線Sが前側導電線32Aを構成する。或いは、第1の金属線Sが電池の前面間を往復方向に延在し、第2の金属線Sが電池の裏面間を往復方向に延在し、その結果、第1の金属線Sが前側導電線32Aを構成し、第2の金属線Sが裏側導電線32Bを構成する。
電池31が金属線Sによって直列に接続される場合、金属線Sは第1の電池31の前面と前記第1の電池31に隣接する第2の電池31の裏面との間に延在していてよく、その結果、第1の電池31の前面上に延在する金属線Sの一部が前側導電線32Aを構成し、第2の電池31の裏面上に延在する金属線Sの一部が裏側導電線32Bを構成する。本開示では、特に指定しない限り、導電線32は、前側導電線32A、裏側導電線32B、又はこれらの組合せであると理解され得る。
用語「往復方向に延在する」とは、金属線Sを蛇行させることによって形成される2本の導電線32を形成するために金属線Sが1回往復方向に延在することであると理解され得る。例えば、2本の隣接する導電線は、U字形構造又はV字形構造を形成するが、本開示は前記に限定されるものではない。
本開示の実施形態に係る太陽電池アレイ30では、電池の複数の導電線32は、往復方向に延在する金属線Sによって構成され;隣接する電池31は、導電線32によって接続される。したがって、電池の導電線32は、必ずしも高価な銀ペーストで作製する必要はないので、電池を接続するためにはんだストリップを用いることなしに簡単に製造することができる。金属線Sを二次グリッド線及び裏側電極と接続することは容易且つ簡便であり、その結果、電池のコストが著しく削減される。
更に、導電線32が往復方向に延在する金属線Sによって構成されるので、導電線32の幅(即ち、電池上における金属線の突出部の幅)を減少させ、それによって、導電線32の遮光面積を減少させることができる。更に、導電線32の数は容易に調整することができるので、銀ペーストで作製された導電線と比べて導電線32の抵抗が低下し、光電変換の効率が改善される。金属線Sは往復方向に延在して導電線を形成するので、電池アレイ30を用いて太陽電池モジュール100を製造するとき、金属線Sが移動しにくくなる、即ち、金属線が容易には「ドリフト」しないので、光電変換効率に悪影響を与えるのではなく、むしろ更に改善する。
以下では、図面に関連する本開示の特定の実施形態に係る太陽電池アレイ30について説明する。
本開示の特定の実施形態に係る太陽電池アレイ30について、図1〜図3を参照して説明する。
図1〜3に示す実施形態では、太陽電池アレイ30における2個の電池を示す。言い換えれば、金属線Sによって構成される導電線32を介して互いに接続されている2個の電池31を示す。
電池31は、電池基板311と、前記電池基板311の前面上に設けられている二次グリッド線312(前側二次グリッド線312A)と、前記電池基板311の裏面上に設けられている背後電界313と、背後電界313上に設けられている裏側電極314とを含むと理解することができる。本開示では、特に指定しない限り、裏側電極314は、例えば、銀ペーストによって印刷される従来の電池の裏側電極であってもよく、電池基板の前面上の二次グリッド線と同様の裏側二次グリッド線312Bであってもよく、複数の分離した溶接部分であってよいことを理解することができる。二次グリッド線は、特に指定しない限り、電池基板311の前面上の二次グリッド線312を指す。
図1〜図3に示す通り、実施形態における太陽電池アレイは、2個の電池31A、31B(説明の便宜上、それぞれ第1の電池31A及び第2の電池31Bと呼ぶ)を含む。金属線Sは、第1の電池31Aの前面(前面、即ち、図2の上面)と第2の電池31Bの裏面との間を往復方向に延在し、その結果、金属線Sは、第1の電池31Aの前側導電線及び第2の電池31Bの裏側導電線を構成する。金属線Sは、第1の電池31Aの二次グリッド線と電気的に接続され(例えば、溶接されるか又は導電性接着剤によって結合され)、且つ第2の電池31Bの裏側電極と電気的に接続される。
幾つかの実施形態では、金属線は、第1の電池31Aと第2の電池31Bとの間を10回〜60回往復方向に延在する。好ましくは、図1に示す通り、金属線は、12回往復方向に延在して24本の導電線を形成し、金属線は1本しか存在しない。言い換えれば、1本の金属線が12回往復方向に延在して24本の導電線を形成し、隣接する導電線間の距離は、2.5mm〜15mmの範囲であってよい。無論、本開示における金属線は1本に限定されず、複数の金属線が存在していてもよく、又は複数の金属線だけを蛇行させる。この実施形態では、従来の電池と比べて導電線の数が増加し、その結果、二次グリッド線と電流が通る導電線との間の距離が減少して、抵抗が低下し、光電変換効率が改善される。図1に示す実施形態では、金属線を蛇行させる便宜上、隣接する導電線がU字形構造を形成する。或いは、本開示は、前記に限定されるものではない。例えば、隣接する導電線は、V字形構造を形成してもよい。
より好ましくは、図4に示す通り、金属線Sは、金属線本体321と、前記金属線本体の外面を被覆する溶接層322とを含む。金属線は、溶接層によって二次グリッド線及び/又は裏側電極に溶接され、その結果、金属を二次グリッド線及び/又は裏側電極と電気的に接続することが簡便になり、且つ接続プロセスにおける金属線のドリフトを回避することが簡便になり、光電変換効率が保証される。無論、金属と電池基板との電気的接続は、太陽電池モジュールの積層プロセス中又は前に実施してよいが、後者が好ましい。
本開示では、金属線Sとは、電池31上で往復方向に延在して導電線32を形成するための金属線を指し;導電線32は、金属線本体321と前記金属線本体321を被覆する溶接層322とを含む。即ち、金属線Sは、金属線本体321と前記金属線本体321を被覆する溶接層322とからなることに留意すべきである。本開示の実施形態では、特に指定しない限り、金属線は、電池上を往復方向に延在して導電線32を形成する金属線Sを表す。
幾つかの実施形態では、好ましくは、金属線本体321は銅線である。無論、金属線Sも銅線であってよい。言い換えれば、金属線は溶接層322を含まないが、本開示はこれに限定されるものではない。例えば、金属線本体321はアルミニウム線であってよい。好ましくは、金属線Sは円形断面を有し、その結果、より多くの太陽光が電池基板に到達することができ、光電変換効率が更に改善される。
幾つかの実施形態では、好ましくは、金属線が電池と接触する前、金属線は緊張した状態で延在している、即ち、金属線は真っ直ぐになっている。金属線を電池の二次グリッド線及び裏側電極と接続した後、太陽電池モジュールを製造するときの導電線のドリフトを更に回避し、光電変換効率を保証するために、金属線を緊張した状態から解放してよい。
図5は、本開示の別の実施形態に係る太陽電池アレイの概略図である。図5に示す通り、金属線は、第1の電池31Aの前面と第2の電池31Bの前面との間を往復方向に延在し、その結果、金属線が第1の電池31Aの前側導電線及び第2の電池31Bの前側導電線を構成する。このようにして、第1の電池31A及び第2の電池は並列に接続される。無論、好ましくは、往復方向に延在している別の金属線によって構成される裏側導電線を介して第1の電池31Aの裏側電極及び第2の電池31Bの裏側電極を接続できることが理解され得る。或いは、第1の電池31Aの裏側電極及び第2の電池31Bの裏側電極は、従来の方法で接続してもよい。
本開示の実施形態によれば、隣接する電池31は、第1の電池31の表面と前記第1の電池31に隣接する第2の電池31の表面との間に延在する金属線によって構成される複数の導電線32によって接続される。
或いは、電池31と接続した後に曲がり目で金属線を切断する。
好ましくは、短グリッド線33は、中央二次グリッド線3122に最も近い縁部二次グリッド線3121と接続される。
本開示の幾つかの他の特定の実施形態では、短グリッド線33は導電線32と接続される。好ましくは、電池31の前面における短グリッド線33及び金属線は、往復方向の延在によって形成される曲がり目で接続される。縁部で溶接部分が破損する可能性を低減し、更に、金属線と電池との結合力を強化するために、追加の溶接点を添加してもよい。本明細書において曲がり目における接続とは、短グリッド線33が曲がり目との交差点を有することであると理解することができ、即ち、短グリッド線33は曲がり目では終端しない。
本開示の実施形態によれば、短グリッド線33は、二次グリッド線312に対して垂直である。短グリッド線33は、好ましくは、電池31の前面において導電線32の屈曲部分(縁部に最も近接する端部)と電気的に接続される。より好ましくは、少なくとも1本の短グリッド線33が、各屈曲部分に対応して設けられる。
導電線32の屈曲部分と電池31の縁部との間の距離は通常短いので、短グリッド線33は、1mm〜10mm、好ましくは2.4mm〜7mmの長さ、0.05mm〜0.5mmの幅、及び0.01mm〜0.02mmの厚みを有する。3本〜40本、好ましくは6本〜20本の短グリッド線が存在する。
短グリッド線33は、電池31の前面上に二次グリッド線312と同様に配置してよい。例えば、短グリッド線33は、前側二次グリッド線3121と同じスクリーン版(銀ペーストで作製してよい)でシルクスクリーン印刷によって二次グリッド線312と共に印刷してよい。
本開示の幾つかの好ましい実施形態では、二次グリッド線312は、40μm〜80μmの幅及び5μm〜20μmの厚みを有し;50本〜120本の二次グリッド線が存在し、隣接する二次グリッド線間の距離は、0.5mm〜3mmの範囲である。
或いは、電池31と接続した後に曲がり目で金属線を切断する。電池31と溶接した後に曲がり目で金属線を切断して、複数の独立した導電線32を形成する。
電池31と溶接した後に曲がり目で金属線を切断して、複数の導電線32に分離することにより、電池間の応力及び金属線と電池との継ぎ目における剥離強度を低減し、太陽電池アレイ30の光電変換効率を更に改善することができる。
本開示の幾つかの特定の実施形態では、電池31のある行では、第1の電池31の表面と第1の電池に隣接する第2の電池31の表面との間を往復方向に延在し、導電線32を構成する金属線によって、隣接する電池が接続される。或いは、複数の電池31がn×mのマトリクス形式で配置され、電池31の2つの隣接する行では、金属線がa番目の行における電池31の表面と(a+1)番目の行における電池の表面との間を往復方向に延在し、ここで、nは列を表し、mは行を表し、m−1≧a≧1である。
或いは、電池31の2つの隣接する行において、金属線はa番目の行の端部における電池31の表面と(a+1)番目の行の端部における電池31の表面との間を往復方向に延在し、a番目の行の端部及び(a+1)番目の行の端部は、マトリクス形式の同じ側に位置する。
好ましくは、電池31の同じ行において、金属線は、第1の電池31の前面と前記第1の電池31に隣接する第2の電池31の裏面との間を往復方向に延在する。電池31の2つの隣接する行において、金属線は、a番目の行の端部における電池31の前面と(a+1)番目の行の端部における電池31の裏面との間を往復方向に延在して、2つの隣接する行の電池31を直列にする。
言い換えれば、本開示の実施形態に係る太陽電池アレイ30は、複数の電池31によってn×mマトリクス形式で配置される。具体的には、太陽電池アレイ30には複数の電池31が存在し、前記電池はn×mマトリクス形式で配置される。電池のある行では、導電線32が第1の電池31の表面から延在し、前記第1の電池31に隣接する第2の電池31の表面と電気的に接続されて、同じ行の電池31を接続し;電池の2つの隣接する行では、導電線32がa番目の行における電池31の表面から延在し、(a+1)番目の行における電池の表面と電気的に接続されて、2つの隣接する行の電池31を接続し、ここで、nは列を表し、mは行を表し、m−1≧a≧1である。
nは、2〜30の範囲であってよく、mは、2〜18の範囲である。好ましくは、複数の電池31は、12×6又は10×6のマトリクス形式で配置され、即ち、1行10個又は12個の電池が合計6列配置される。好ましい実施形態によれば、2つの隣接する行における電池31は、バスバーを用いることなしに導電線によって直接接続されるので、バスバーの数が減少し、接続距離が短縮され、抵抗が低下して、より高い発電性能の太陽電池モジュールが得られる。
好ましくは、電池31の2つの隣接する行では、導電線は、a番目の行の端部における電池31の表面から延在し、(a+1)番目の行の端部における電池の表面と電気的に接続される。
本開示の別の実施形態に係る太陽電池アレイ30について、図6を参照して説明する。
本開示の実施形態に係る太陽電池アレイ30は、n×m個の電池31を含む。言い換えれば、複数の電池31は、n×mマトリクス形式で配置され、nは列を表し、mは行を表す。より具体的には、実施形態では、36個の電池31が6列及び6行で配置される、即ち、n=m=6である。本開示はこれに限定されるものではないと理解することができる。例えば、列数及び行数は異なっていてもよい。説明の便宜上、図6では、左右方向において、1つの行における電池31を、順に第1の電池31、第2の電池31、第3の電池31、第4の電池31、第5の電池31、及び第6の電池31と呼び;上下方向において、電池31の列を、順に電池31の第1の列、電池31の第2の列、電池31の第3の列、電池31の第4の列、電池31の第5の列、及び電池31の第6の列と呼ぶ。
電池31のある行では、金属線は、第1の電池31の表面と前記第1の電池31に隣接する第2の電池31の表面との間を往復方向に延在し;電池31の2つの隣接する行では、金属線は、a番目の行における電池31の表面と(a+1)番目の行における電池の表面との間を往復方向に延在し、m−1≧a≧1である。
図6に示す通り、具体例では、電池31のある行では、1つの行における電池を直列に接続するために、金属線は第1の電池31の前面と第1の電池31に隣接する第2の電池31の裏面との間を往復方向に延在する。電池31の2つの隣接する行では、金属線は、a番目の行の端部における電池31の前面と(a+1)番目の行の端部における電池31の裏面との間を往復方向に延在して、2つの隣接する行の電池31を直列に接続する。
より好ましくは、電池31の2つの隣接する行では、金属線は、a番目の行の端部における電池31の表面と(a+1)番目の行の端部における電池31の表面との間を往復方向に延在し、a番目の行の端部及び(a+1)番目の行の端部は、マトリクス形式の同じ側に位置し、図6に示す通り、その右側に位置する。
より具体的には、図6に示す実施形態では、1番目の行では、第1の金属線が第1の電池31の前面と第2の電池31の裏面との間を往復方向に延在し;第2の金属線が第2の電池31の前面と第3の電池31の裏面との間を往復方向に延在し;第3の金属線が第3の電池31の前面と第4の電池31の裏面との間を往復方向に延在し;第4の金属線が第4の電池31の前面と第5の電池31の裏面との間を往復方向に延在し;第5の金属線が第5の電池31の前面と第6の電池31の裏面との間を往復方向に延在する。このようにして、1番目の行における隣接する電池31は、対応する金属線によって直列に接続される。
第6の金属線は、1番目の行における第6の電池31の前面と2番目の行における第6の電池31の裏面との間を往復方向に延在し、その結果、1番目の行と2番目の行とが直列に接続される。第7の金属線は、2番目の行における第6の電池31の前面と2番目の行における第5の電池31の裏面との間を往復方向に延在し;第8の金属線は、2番目の行における第5の電池31の前面と2番目の行における第4の電池31の裏面との間を往復方向に延在し;これは第11の金属線が2番目の行における第2の電池31の前面と2番目の行における第1の電池31の裏面との間を往復方向に延在するまで続き、次いで、第12の金属線は、2番目の行における第1の電池31の前面と3番目の行における第1の電池31の裏面との間を往復方向に延在し、その結果、2番目の行と3番目の行とが直列に接続される。順次、3番目の行と4番目の行とが直列に接続され、4番目の行と5番目の行とが直列に接続され、5番目の行と6番目の行とが直列に接続され、その結果、電池アレイ30が製造される。この実施形態では、バスバーは、それぞれ、1番目の行における第1の電池31の左側及び6番目の行における第1の電池31の左側に設けられ;第1のバスバーは、1番目の行における第1の電池31の左側から延出する導電線と接続され、第2のバスバーは、6番目の行における第1の電池31の左側から延出する導電線と接続される。
上に述べた通り、本開示の実施形態における電池は、導電線によって直列に接続され、即ち、1番目の行、2番目の行、3番目の行、4番目の行、5番目の行、及び6番目の行が、導電線によって直列に接続される。或いは、図に示す通り、2番目の行と3番目の行、及び4番目の行と5番目の行は、光スポット効果を回避するために、それぞれ、ダイオードと並列に接続されてよい。ダイオードは、例えば、バスバーによって、当業者に一般的に知られている方法で接続してよい。
しかし、本開示は、前記に限定されるものではない。例えば、1番目の行と2番目の行とを直列に接続し、3番目の行と4番目の行とを直列に接続し、5番目の行と6番目の行とを直列に接続してよく、一方、2番目の行と3番目の行とを並列に接続し、4番目の行と5番目の行とを並列に接続する。かかる場合、バスバーをそれぞれ対応する行の左側又は右側に設けてよい。
或いは、同じ行における電池31を並列に接続してもよい。例えば、金属線は、1番目の行における第1の電池31の前面から2番目の行における電池31の前面を通って6番目の行まで往復方向に延在する。
本開示の幾つかの特定の実施形態では、金属線と電池31との間の結合力は0.1N〜0.8Nの範囲である。即ち、導電線32と電池31との間の結合力は0.1N〜0.8Nの範囲である。好ましくは、電池と金属線との間の溶接を確保し、動作中の電池の封鎖並びに接続不良に起因する転写プロセス及び性能の劣化を回避し、コストを削減するために、金属線と電池との間の結合力を0.2N〜0.6Nの範囲にする。
本開示の実施形態に係る太陽電池モジュール100について図10及び図11を参照して説明する。
図10及び図11に示す通り、本開示の実施形態に係る太陽電池モジュール100は、上下方向に沿って順に重ねられている上側カバー板10と、前側接着層20と、電池アレイ30と、裏側接着層40と、裏板50とを含む。
前側接着層20及び裏側接着層40は、当技術分野において一般的に用いられている接着層である。好ましくは、前側接着層20及び裏側接着層40は、ポリエチレン−オクテンエラストマー(POE)及び/又はエチレン−酢酸ビニルコポリマー(EVA)である。本開示では、ポリエチレン−オクテンエラストマー(POE)及び/又はエチレン−酢酸ビニルコポリマー(EVA)は、当技術分野における従来の製品であるか、又は当業者に公知の方法において得ることができる。
本開示の実施形態では、上側カバー板10及び裏板50は、当技術分野における従来の技術的手段によって選択及び測定することができる。好ましくは、上側カバー板10及び裏板50は、それぞれ、透明な板、例えば、ガラス板であってよい。
太陽電池モジュール100の製造プロセスでは、先ず導電線を電池31の二次グリッド線及び裏側電極に接着又は溶接し、次いで、重ね、積層してよい。
本開示に係る太陽電池モジュール100の他の部品は、当技術分野において公知であり、これについては本明細書に詳細には記載しない。
具体的には、太陽モジュール100は、上側カバー板10と、前側接着層20と、電池アレイ30と、裏側接着層40と、裏板50とを含む。電池アレイ30は、複数の電池31を含み、隣接する電池31は複数の導電線32によって接続される。導電線32は、金属線Sによって構成される。少なくとも2本の導電線32を形成するために、少なくとも1本の金属線Sが第1の電池31の表面と前記第1の電池31に隣接する第2の電池31の表面との間を往復方向に延在する。前側接着層20は導電線32と直接接触し、隣接する導電線32間を充填する。
即ち、本開示に係る太陽電池モジュール100は、上下方向に沿って順に重ねられている上側カバー板10と、前側接着層20と、電池アレイ30と、裏側接着層40と、裏板50とを含む。電池アレイ30は、複数の電池31と複数の電池31を接続するための導電線32とを含む。導電線は、2個の隣接する電池31の表面間を往復方向に延在する金属線Sによって構成される。
導電線32は、電池31と電気的に接続され、ここで、電池31上の前側接着層20は導電線32と直接接触し、隣接する導電線32間を充填し、その結果、導電線32の酸化を防ぎ且つ光電変換効率を保証するために、前側接着層20が導電線32を固定し、導電線32を外界からの空気及び水分と分離することができる。
したがって、本開示の実施形態に係る太陽電池モジュール100では、コストを削減するために、従来の一次グリッド線及びはんだストリップを、往復方向に延在する金属線Sによって構成される導電線32に置き換える。金属線Sを往復方向に延在させて、金属線Sの自由端の数を低減し、金属線Sを配置するためのスペースを節約する、即ち、スペースによる制約を受けなくする。往復方向に延在する金属線によって構成される導電線32の数は、著しく増加させることができ、これは、製造が容易であるので、大量生産に好適である。前側接着層20は、導電線32と直接接触し、隣接する導電線32間を充填するので、導電線を空気及び水分から有効に隔離して導電線32の酸化を防ぎ、光電変換効率を保証することができる。
本開示の幾つかの特定の実施形態では、金属線Sは、第1の電池の前面と前記第1の電池に隣接する第2の電池の裏面との間を往復方向に延在し;前側接着層20は、第1の電池31の前面において導電線と直接接触し、第1の電池31の前面において隣接する導電線32間を充填し;裏側接着層40は、第2の電池31の裏面において導電線32と直接接触し、第2の電池31の裏面において隣接する導電線32間を充填する。
言い換えれば、本開示では、隣接する2つの電池31は金属線Sによって接続される。隣接する2つの電池31では、第1の電池31の前面が金属線Sと接続され、第2の電池31の裏面が金属線Sと接続される。
前面が金属線Sと接続されている第1の電池31上の前側接着層20は、第1の電池31の前面上において金属線Sと直接接触し、隣接する導電線32間を充填する。裏面が金属線Sと接続されている第2の電池31上の裏側接着層40は、第2の電池31の裏面上において金属線Sと直接接触し、隣接する導電線32間を充填する(図2に示す通り)。
その結果、本開示に係る太陽電池モジュール100では、太陽電池モジュール100の光電変換効率を更に保証するために、前側接着層20が電池31の一部の前面上の導電線32を外界から隔離することができるだけでなく、裏側接着層40が電池31の一部の裏面上の導電線32を外界から隔離することもできる。
本開示の幾つかの特定の実施形態では、156mm×156mmの寸法を有する通常の電池の場合、太陽電池モジュールは、電池60個当たり380mΩ〜440mΩの直列抵抗を有する。本開示は、60個の電池に限定されるものではなく、30個の電池、72個の電池等であってもよい。72個の電池が存在する場合、太陽電池モジュールの直列抵抗は、456mΩ〜528mΩであり、電池の電気性能がより優れている。
本開示の幾つかの特定の実施形態では、156mm×156mmの寸法を有する典型的な電池の場合、太陽電池モジュールは、電池60個当たり37.5V〜38.5Vの開放電圧を有する。本開示は、60個の電池に限定されるものではなく、30個の電池、72個の電池等であってもよい。短絡電流は、8.9A〜9.4Aであり、電池の数は関係ない。
本開示の幾つかの特定の実施形態では、太陽電池モジュールは、0.79〜0.82のフィルファクタを有し、これは、電池の寸法及び数とは無関係であり、電池の電気性能に影響を与え得る。
本開示の幾つかの特定の実施形態では、156mm×156mmの寸法を有する典型的な電池の場合、太陽電池モジュールは、電池60個当たり31.5V〜32Vの動作電圧を有する。本開示は、60個の電池に限定されるものではなく、30個の電池、72個の電池等であってもよい。動作電流は、8.4A〜8.6Aであり、電池の数は関係ない。
本開示の幾つかの特定の実施形態では、156mm×156mmの寸法を有する典型的な電池の場合、太陽電池モジュールは、16.5%〜17.4%の変換効率を有し、電池60個当たり265W〜280Wの電力を有する。
図7〜図9に関連する本開示の実施形態に係る太陽電池モジュール100を製造する方法について説明する。
具体的には、本開示の実施形態に係る方法は、以下の工程を含む。
二次グリッド線312及び短グリッド線33が電池31の前面上に設けられている、複数の電池31を備える電池アレイ30を形成する工程;二次グリッド線312は、導電線32と交差する中央二次グリッド線3122と導電線32と交差しない縁部二次グリッド線3121をと含み、短グリッド線33は、縁部二次グリッド線3121と接続され且つ導電線32又は少なくとも1本の中央二次グリッド線3122と接続され、具体的には、短グリッド線33は、電池31の前面上に二次グリッド線312と同じ方法で製造することができ、例えば、二次グリッド線と同時に、前側二次グリッド線3121と同じスクリーン印刷版を用いてスクリーン印刷してよく、短グリッド線33は、銀ペーストで作製してよい。
電池31の前面が前側接着層20に面し、その裏面が裏側接着層40に面するように、上側カバー板10、前側接着層20、電池アレイ30、裏側接着層40、及び裏板50を順に重ね、それらを積層して太陽電池モジュール100を得る工程。
本開示の特定の実施形態では、太陽電池アレイ30は、少なくとも2つの電池31からなり、前記電池は、それぞれ、電池基板311と、電池基板311の前面上に設けられている二次グリッド線312及び短グリッド線33と、電池基板311の裏面上に設けられている裏側電極314とを含む。隣接する電池31は、隣接する電池31間を往復方向に延在する金属線Sによって構成される複数の導電線32によって接続される。
電池基板311の側面に位置する二次グリッド線312は、2つの部分を含み、一方は、導電線32と交差し且つ電池基板311の中央位置に位置して中央二次グリッド線3122を形成する二次グリッド線312の部分であり、他方は、導電線32と交差せず且つ導電線32から離れた側の縁部に位置して縁部二次グリッド線3121を形成する二次グリッド線312の部分である。
縁部二次グリッド線3121は、導電線32又は少なくとも1本の中央二次グリッド線3122と接続される短グリッド線33を備える。電流のロスを回避するために、短グリッド線33は、導電線32を蛇行させたときに届かない電池31の縁部に位置する。
本開示の実施形態に係る太陽電池アレイ30では、導電線32は、往復方向に延在する金属線によって構成される。導電線32は、往復方向に延在する金属線によって構成される。この構造の導電線32は、蛇行状に2個の隣接する電池間を往復方向に延在して折り畳まれた形状を形成するが、これは低コストで容易に製造されるので、太陽電池アレイ30の光電変換効率を改善することができる。更に、導電線32は蛇行状に配置され、その結果、導電線32の切断によって引き起こされる問題を回避することができる。更に、電池31の前面の縁部において短グリッド線33が二次グリッド線312上に設けられ、その結果、導電線32が電池31の縁部における二次グリッド線312に届かないことに起因する電流の浪費がなくなり、太陽電池モジュールの光電変換効率が更に改善される。
前記方法は、太陽アレイ30を調製する工程と、上側カバー板10、前側接着層20、電池アレイ30、裏側接着層40、及び裏板50を順に重ねる工程と、それらを積層して太陽電池モジュール100を得る工程とを含む。前記方法は、他の工程、例えば、シーラントによって上側カバー板10と裏板50との間のギャップを封止する工程、及びU字形フレームによって前記部品を互いに固定する工程を更に含むことが理解され得るが、これら工程は、当業者に公知であるので、本明細書において詳細には記載しない。
前記方法は、電池31の表面を往復方向に延在し、電池31の表面と電気的に接続されている金属線によって複数の導電線を形成して、隣接する電池31を複数の導電線によって接続して電池アレイ30を構成する工程を含む。
具体的には、図7に示す通り、金属線は、緊張した状態で12回往復方向に延在する。図8に示す通り、第1の電池31及び第2の電池31を調製する。図9に示す通り、第1の電池31の前面を金属線と接続し、第2の電池31の裏面を金属線と接続し、その結果、電池アレイ30が形成される。図9は、2つの電池31を示す。電池アレイ30が複数の電池31を有する場合、往復方向に延在している金属線が、第1の電池31の前面と前記第1の電池31に隣接する第2の電池31の裏面とを接続する、即ち、金属線によって第1の電池31の二次グリッド線を第2の電池31の裏側電極に接続する。金属線は、緊張した状態でその2つの端部における2つのクリップから往復方向に延在する。金属線は、2つのクリップを用いなければ蛇行させることができず、これによって、クリップが著しく節約され、ひいては、組立てスペースが削減される。
図9に示す実施形態では、隣接する電池は直列に接続される。前記の通り、隣接する電池は、実際の要件に基づいて金属線によって並列に接続されてもよい。
得られた電池アレイ30に、上側カバー板10、前側接着層20、裏側接着層40、及び裏板50を順に重ね、ここでは、電池31の前面が前側接着層20に面し、その裏面が裏側接着層40に面する。そして、それらを積層して太陽電池モジュール100を得る。積層するとき又は積層する前に、金属線を電池31に接着又は溶接してもよいことが理解され得る。
前側接着層20は、導電線32と直接接触して設けられる。積層プロセスにおいて、前側接着層20は溶融し、隣接する導電線32間のギャップを充填する。裏側接着層40は、導電線32と直接接触して設けられる。積層プロセスにおいて、裏側接着層40は溶融し、隣接する導電線32間のギャップを充填する。
実施例1
実施例1を用いて、本開示に係る太陽電池モジュール100及びその製造方法について説明する。
(1)金属線Sの製造
Sn40%−Bi55%−Pb5%の合金層(融点:125℃)を銅線の表面に付着させる。前記銅線は、0.04mmの断面を有し、合金層は、16μmの厚みを有する。このようにして、金属線Sを得る。
(2)太陽電池モジュール100の製造
1,630mm×980mm×0.5mmのPOE接着層を提供し(融点:65℃)、対応して1,633mm×985mm×3mmのガラス板及び156mm×156mm×0.21mmの多結晶質シリコン電池31を提供する。電池31は、その前面上に91本の二次グリッド線(銀、幅60μm、厚み9μm)を有し、前記二次グリッド線は、それぞれ、長手方向において電池31を実質的に貫通し、隣接する二次グリッド線間の距離は1.7mmである。
二次グリッド線の印刷と同時に、新たに設計した二次グリッドメッシュによって電池の前面側の縁部に短グリッド線を印刷する。短グリッド線は、二次グリッド線に対して垂直であり、縁部において最外二次グリッド線と接続されている。印刷された短グリッド線は、長さ5.1mm及び幅0.2mmを有する。8本の短グリッド線が存在する。
電池31は、その裏面に5個の裏側電極(スズ、幅1.5mm、厚み10μm)を有する。各裏側電極は、長手方向に電池31を実質的に貫通し、隣接する裏側電極間の距離は31mmである。
60個の電池31をマトリクス形式(6行×10列)で配置する。ある行における隣接する2つの電池31では、金属線が、緊張した状態で第1の電池31の前面と第2の電池31の裏面との間を往復方向に延在する。金属線は、15本の平行な導電線を形成するために、その2つの端部における2つのクリップから緊張した状態で往復方向に延在し、往復方向の延在によって形成される曲がり目で短グリッド線と交差する。第1の電池31の二次グリッド線を導電線に溶接し、第2の電池31の裏側電極を導電線に溶接する。平行な隣接する導電線間の距離は、9.9mmである。10個の電池を直列に接続して1行にし、6行バスバーを介してかかる種類の電池を直列に接続して電池アレイにする。次いで、上側ガラス板と、上側POE接着層と、マトリクス形式で配置され、金属線に溶接されている複数の電池と、下側POE接着層と、下側ガラス板とを上下方向に順に重ね、ここでは、電池31の前面は前側接着層20に面し、その結果、前側接着層20が導電線32と直接接触し、電池31の裏面は裏側接着層40に面する。最後に、これらをラミネータにおいて積層し、ここでは、前側接着層20が隣接する導電線32間を充填する。このようにして、太陽電池モジュールA1を得る。
比較例1
比較例1と実施例1との相違は、従来のグリッドメッシュを使用し、短グリッド線を二次グリッド線の印刷と同時には印刷しない点にある。このようにして、図12に示す太陽電池モジュールD1を得る。
比較例2
比較例2と比較例1との相違は、電池をマトリクス形式で配置することにある。15本の直列に接続された金属線を透明接着層において糊付けし、この金属線を太陽電池に取り付ける。隣接する2つの電池では、金属線が第1の電池の前面と第2の電池の裏面とを接続する。次いで、上側ガラス板と、上側POE接着層と、第1の透明接着層と、マトリクス形式で配置され、金属線に溶接されている複数の電池と、第2の透明接着層と、下側POE接着層と、下側ガラス板とを上下方向に順に重ねる。このようにして、太陽電池モジュールD2を得る。
実施例2
実施例2を用いて、本開示に係る太陽電池モジュール100及びその製造方法について説明する。
(1)金属線Sの製造
Sn40%−Bi55%−Pb5%の合金層(融点:125℃)を銅線の表面に付着させる。前記銅線は、0.03mmの断面を有し、合金層は、10μmの厚みを有する。このようにして、金属線Sを得る。
(2)太陽電池モジュールの製造
1,630mm×980mm×0.5mmのEVA接着層を提供し(融点:60℃)、対応して1,650mm×1,000mm×3mmのガラス板及び156mm×156mm×0.21mmの多結晶質シリコン電池31を提供する。電池31は、その前面上に91本の二次グリッド線(銀、幅60μm、厚み9μm)を有し、前記二次グリッド線は、それぞれ、長手方向において電池31を実質的に貫通し、隣接する2本の二次グリッド線間の距離は1.7mmである。電池31は、その裏面に5個の裏側電極(スズ、幅1.5mm、厚み10μm)を有する。各裏側電極は、長手方向に電池31を実質的に貫通し、隣接する2つの裏側電極間の距離は31mmである。
二次グリッド線の印刷と同時に、新たに設計した二次グリッドメッシュによって電池の前面側の縁部に短グリッド線を印刷する。短グリッド線は、二次グリッド線に対して垂直であり、縁部において最外二次グリッド線と接続されている。印刷された短グリッド線は、長さ3.4mm及び幅0.1mmを有する。10本の短グリッド線が存在する。
60個の電池31をマトリクス形式(6行×6列)で配置する。ある行における隣接する2つの電池31では、金属線が、緊張した状態で第1の電池31の前面と第2の電池31の裏面との間を往復方向に延在する。金属線は、20本の平行な導電線を形成するために、その2つの端部における2つのクリップから緊張した状態で往復方向に延在し、往復方向の延在によって形成される曲がり目で短グリッド線と交差する。第1の電池31の二次グリッド線を導電線に溶接し、第2の電池31の裏側電極を導電線に溶接する。平行な隣接する導電線間の距離は、7mmである。10個の電池を直列に接続して1行にし、かかる種類の電池の6行を、バスバーを介して直列に接続して電池アレイにする。次いで、上側ガラス板と、上側POE接着層と、マトリクス形式で配置され、金属線に溶接されている複数の電池と、下側POE接着層と、下側ガラス板とを上下方向に順に重ね、ここでは、電池31の前面は前側接着層20に面し、その結果、前側接着層20が導電線32と直接接触し、電池31の裏面は裏側接着層40に面する。最後に、これらをラミネータにおいて積層し、ここでは、前側接着層20が隣接する導電線32間を充填する。このようにして、太陽電池モジュールA2を得る。
実施例3
実施例2に記載の方法に従って太陽電池モジュールを製造するが、二次グリッド線の印刷と同時に、新たに設計した二次グリッドメッシュによって電池の前面側の縁部に短グリッド線を印刷する点が実施例2と比べて異なっている。短グリッド線は、二次グリッド線に対して垂直であり、縁部において最外二次グリッド線と接続されている。印刷された短グリッド線は、長さ5.1mm及び幅0.15mmを有する。10本の短グリッド線が存在する。往復方向に延在によって形成される曲がり目が、第2の短グリッド線と第3の短グリッド線との間に位置する。短グリッド線は、第3の二次グリッド線と交差する。このようにして、太陽電池モジュールA3を得る。
実施例4
実施例2に記載の方法に従って太陽電池モジュールを製造するが、二次グリッド線を溶接した後、曲がり目における弧部分で金属線を切断して個別の平行な20本の金属線を形成する点が実施例2と比べて異なっている。隣接する平行な一次グリッド線間の距離は7mmである。このようにして、太陽電池モジュールA4を得る。
実施例5
実施例3に記載の方法に従って太陽電池モジュールを製造するが、2つの隣接する行の電池を接続するために、導電線がa番目の行(a≧1)の端部において電池の前面から延出して(a+1)番目の行の隣接する端部において電池31の裏面と電気的接続を形成するように、隣接する2つの電池の行において電池アレイを接続する点が実施例3と比べて異なっている。2つの隣接する行の電池31を接続するための導電線は、前記2つの行において隣接する電池31を接続するための導電線に対して垂直に配置される。このようにして、太陽電池モジュールA4を得る。
試験例1
(1)太陽電池モジュールにおいて金属線がドリフトするかどうかを肉眼で観察する;
(2)IEC904−1に開示されている方法に従って、前記実施例及び比較例で製造した太陽電池モジュールを、標準的な試験条件(STC)(光強度1,000W/m、AM1.5スペクトル、及び25℃)下でシングルフラッシュシミュレータを用いて試験する。各電池の光電変換効率を記録する。試験結果を表1に示す。
フィルファクタとは、太陽電池モジュールの最大電力点における電力とゼロ抵抗における理論的最大電力との比を指し、理論的最大電力に対する実際の電力の近接度を表す。値が大きいほど、光電変換効率が高い。一般的に、直列抵抗が小さいほど、フィルファクタが大きい。光電変換効率とは、標準的な光条件(光強度1,000W/m)下でモジュールによって光エネルギーが電気エネルギーに変換される比を指す。直列抵抗は、太陽モジュールの内部抵抗と等しく、この値が大きいほど、モジュールの性能が低い。フィルファクタは、モジュールの実際の最大電力と理論的最大電力との比を表し、この値が大きいほど、モジュールの性能が優れている。開放電圧とは、標準的な光条件下における開回路のモジュールの電圧を指す。短絡電流とは、標準的な光条件における短絡回路のモジュールの電流を指す。動作電圧は、標準的な光条件下において最大電力で動作しているモジュールの出力電力である。動作電流は、標準的な光条件下において最大電力で動作しているモジュールの出力電流である。電力は、標準的な光条件下でモジュールが到達可能な最大電力である。
本開示の実施形態に係る太陽電池モジュールでは、金属線がドリフトせず、より高い光電変換効率を得ることができることが、表1から分かる。
試験例2
(1)金属線が電池の二次グリッド線に対して垂直になるように、前記金属線を電池の表面に溶接する;
(2)引張試験機の試験位置に電池を水平に置き、電池が試験中に引き抜かれないように、電池上に押圧ブロックを置き、前記押圧ブロックを金属線の両側に設ける;
(3)電池に対して45°の角度を形成するように張力計のプルリングに金属線を固定する;
(4)張力計を作動させ、その結果、張力計は垂直方向に沿って均一に移動し、金属線を電池の表面から引き抜く。試験した引張データを記録し、前記データを平均して金属線の引張データを得る。試験結果を表2に示す。
本開示の実施形態に係る太陽電池モジュールでは、金属線を電池の上側ゴールから離れて引っ張るのにより大きな引張力が必要であることが表2から分かる。これは、太陽電池モジュールにおける金属線と電池との間の接続の安定性がより強固であることを証明する。
本明細書において、「中心」、「長手方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚み」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「上部」、「底部」、「内側」、「外側」、「時計回り」、及び「反時計回り」等の用語は、以下に記載するか又は図面に示す配向を指すものと解釈すべきであることを理解すべきである。これら相対的な用語は、説明の便宜上用いるものであり、本開示が特定の配向で構成されたり動作したりすることを必要とするものではない。
更に、「第1」及び「第2」等の用語は、本明細書において説明の目的で使用されるものであり、相対的な重要性又は意義を示唆又は意味するものでも、指定の技術的機構の数を意味するものでもない。このことから、「第1」及び「第2」によって規定される機構は、1以上のこの機構を含み得る。本開示の説明において、特に指定しない限り、「複数の」とは、2以上を意味する。
本開示では、特に指定又は限定しない限り、第1の機構が第2の機構の「上」又は「下」に存在する構造は、第1の機構が第2の機構と直接接触している実施形態を含んでいてよく、また、第1の機構及び第2の機構が互いに直接接触してはいないが、これらの間に形成される追加の機構を介して接触している実施形態も含んでいてよい。更に、第2の機構の「上」、「上方」、又は「上部」の第1の機構とは、第1の機構が第2の機構の「上」、「上方」、又は「上部」に真っ直ぐに又は斜めに存在する実施形態を含んでいてよく、又は単に第1の機構が第2の機構よりも高い高さにあることを意味し、一方、第2の機構の「下」、「下方」、又は「下部」の第1の機構とは、第1の機構が第2の機構の「下」、「下方」、又は「下部」に真っ直ぐに又は斜めに存在する実施形態を含んでいてよく、又は単に第1の機構が第2の機構よりも低い高さにあることを意味する。
本明細書を通じて、「ある実施形態」、「幾つかの実施形態」、又は「幾つかの例」に対する言及は、その実施形態又は例と共に記載される特定の機構、構造、材料、又は特徴が、本開示の少なくとも1つの実施形態又は例に含まれることを意味する。したがって、本明細書を通じて、これら用語は、必ずしも本開示の同一の実施形態又は例を指すものではない。更に、特定の機構、構造、材料、又は特徴は、1以上の実施形態又は例において任意の好適な方法で組み合わせてもよい。
本開示の実施形態を図示及び説明してきたが、本開示の範囲から逸脱することなしに実施形態において変更、改変、代替、及び変形がなされ得ることが、当業者には理解されるであろう。
100 電池モジュール
10 上側カバー板
20 前側接着層
30 電池アレイ
31 電池
31A 第1の電池
31B 第2の電池
311 電池基板
312 二次グリッド線
312A 前側二次グリッド線
312B 裏側二次グリッド線
3121 縁部二次グリッド線
3122 中央二次グリッド線
313 裏側電界
314 裏側電極
32 導電線
32A 前側導電線
32B 裏側導電線
321 金属線本体
322 接続材料層
33 短グリッド線
40 裏側接着層
50 下側カバー板

Claims (46)

  1. 隣接する電池が複数の導電線によって接続されており、各電池が、前記電池が動作しているときに光が入射する前面及び前記前面に対向する裏面を有する、複数の電池及び複数の導電線と、
    前記各電池の前記前面上に設けられる二次グリッド線であって、前記各電池の中央に設けられ且つ前記導電線と交差する中央二次グリッド線及び前記各電池の縁部に設けられ且つ前記導電線と交差しない縁部二次グリッド線を含む二次グリッド線と、
    前記電池の前記前面に設けられる短グリッド線であって、前記縁部二次グリッド線を前記導電線又は少なくとも1本の前記中央二次グリッド線と接続する短グリッド線と
    を含むことを特徴とする太陽電池アレイ。
  2. 前記隣接する電池が金属線を含む複数の導電線によって接続され、少なくとも1本の金属線が、第1の電池の表面と前記第1の電池に隣接する第2の電池の表面との間を往復方向に延在して少なくとも2本の導電線を形成する請求項1に記載の太陽電池アレイ。
  3. 前記第1の電池と前記第2の電池とに接続された後に往復方向の延在によって形成される曲がり目で前記金属線を切断する請求項2に記載の太陽電池アレイ。
  4. 前記短グリッド線が、前記縁部二次グリッド線に最も近接している前記中央二次グリッド線と接続される請求項2に記載の太陽電池アレイ。
  5. 前記短グリッド線が、前記導電線と接続される請求項2に記載の太陽電池アレイ。
  6. 前記各電池の前記前面における前記短グリッド線及び前記金属線が、往復方向の延在によって形成される曲がり目で接続される請求項5に記載の太陽電池アレイ。
  7. 前記短グリッド線が、前記二次グリッド線に対して垂直である請求項1に記載の太陽電池アレイ。
  8. 前記短グリッド線が、0.05mm〜0.5mmの幅を有する請求項1から7のいずれかに記載の太陽電池アレイ。
  9. 前記短グリッド線が、1mm〜10mmの長さを有する請求項1から8のいずれかに記載の太陽電池アレイ。
  10. 前記短グリッド線が、2.4mm〜7mmの長さを有する請求項9に記載の太陽電池アレイ。
  11. 3本〜40本の短グリッド線が存在する請求項1から10のいずれかに記載の太陽電池アレイ。
  12. 前記導電線が、前記二次グリッド線に溶接される請求項11に記載の太陽電池アレイ。
  13. 前記金属線が、前記第1の電池の前面と前記第2の電池の裏面との間を往復方向に延在する請求項2に記載の太陽電池アレイ。
  14. 前記金属線が、10回〜60回往復方向に延在する請求項2に記載の太陽電池アレイ。
  15. 2つの隣接する導電線間の距離が、2.5mm〜15mmである請求項2に記載の太陽電池アレイ。
  16. 前記2つの隣接する導電線が、U字形構造又はV字形構造を形成する請求項2に記載の太陽電池アレイ。
  17. 金属線が存在する請求項2に記載の太陽電池アレイ。
  18. 前記電池がn×mマトリクス形式(nは列を表し、mは行を表す)で配置され;
    電池のある行において、前記金属線が第1の電池の表面と前記第1の電池に隣接する第2の電池の表面との間を往復方向に延在し;電池の2つの隣接する行において、前記金属線がa番目の行における電池の表面と(a+1)番目の行における電池の表面との間を往復方向に延在し、m−1≧a≧1である請求項2に記載の太陽電池アレイ。
  19. 電池の2つの隣接する行において、前記金属線が前記a番目の行の端部における電池の表面と前記(a+1)番目の行の端部における電池の表面との間を往復方向に延在し、前記a番目の行の前記端部及び前記(a+1)番目の行の前記端部が、前記マトリクス形式の同じ側に位置する請求項18に記載の太陽電池アレイ。
  20. 電池のある行において、前記金属線が第1の電池の前面と前記第1の電池に隣接する第2の電池の裏面との間を往復方向に延在し;
    電池の2つの隣接する行において、前記金属線が前記a番目の行の端部における電池の前面と前記(a+1)番目の行の端部における電池の裏面との間を往復方向に延在して、前記電池の2つの隣接する行を直列に接続する請求項19に記載の太陽電池アレイ。
  21. ある行における隣接する電池間を往復方向に延在する金属線が存在し;隣接する行における電池間を往復方向に延在する金属線が存在する請求項18から20のいずれかに記載の太陽電池アレイ。
  22. 前記金属線が、銅線である請求項2に記載の太陽電池アレイ。
  23. 前記金属線が、円形断面を有する請求項2に記載の太陽電池アレイ。
  24. 前記電池と接続される前に、前記金属線が緊張した状態で往復方向に延在する請求項2に記載の太陽電池アレイ。
  25. 前記二次グリッド線が40μm〜80μmの幅及び5μm〜20μmの厚みを有し;50本〜120本の二次グリッド線が存在し、隣接する二次グリッド線間の距離が0.5mm〜3mmである請求項1に記載の太陽電池アレイ。
  26. 前記金属線と前記二次グリッド線との間の結合力が0.1N〜0.8Nである請求項1から25のいずれかに記載の太陽電池アレイ。
  27. 前記金属線と前記二次グリッド線との間の前記結合力が0.2N〜0.6Nである請求項26に記載の太陽電池アレイ。
  28. 順に重ねられた上側カバー板と、前側接着層と、太陽電池アレイと、裏側接着層と、裏板とを含む太陽電池モジュールであって、前記太陽電池アレイが請求項1から27のいずれかに記載の太陽電池アレイであることを特徴とする太陽電池モジュール。
  29. 隣接する電池が、金属線を含む複数の導電線によって接続され;少なくとも1本の金属線が、第1の電池の表面と前記第1の電池に隣接する第2の電池の表面との間を往復方向に延在して少なくとも2本の導電線を形成し;前記前側接着層が前記導電線と直接接触し、隣接する前記導電線間を充填する請求項28に記載の太陽電池モジュール。
  30. 前記金属線が、第1の電池の前面と前記第1の電池に隣接する第2の電池の裏面との間を往復方向に延在し;前記前側接着層が、前記第1の電池の前記前面上の前記導電線と直接接触し、前記第1の電池の前記前面上の隣接する前記導電線間を充填し;前記裏側接着層が、前記第2の電池の前記裏面上の前記導電線と直接接触し、前記第2の電池の前記裏面上の隣接する前記導電線間を充填する請求項28に記載の太陽電池モジュール。
  31. 前記電池が、156mm×156mmの寸法を有し;前記太陽電池モジュールが、電池60個当たり380mΩ〜440mΩの直列抵抗を有する請求項28から30のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
  32. 前記電池が、156mm×156mmの寸法を有し;前記太陽電池モジュールが、電池60個当たり37.5V〜38.5Vの開放電圧及び8.9A〜9.4Aの短絡電流を有する請求項28から30のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
  33. 0.79〜0.82のフィルファクタを有する請求項28から30のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
  34. 前記電池が、156mm×156mmの寸法を有し;前記太陽電池モジュールが、電池60個当たり31.5V〜32Vの動作電圧及び8.4A〜8.6Aの動作電流を有する請求項28から30のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
  35. 前記電池が、156mm×156mmの寸法を有し;前記太陽電池モジュールが、16.5%〜17.4%の変換効率及び電池60個当たり265W〜280Wの電力を有する請求項28から30のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
  36. 太陽電池モジュールを製造する方法であって、
    複数の電池を含む電池アレイであって、前記電池が動作しているときに光が入射する前記電池の前面上に設けられる二次グリッド線及び短グリッド線を含み、前記二次グリッド線が、それぞれの前記電池の中央に設けられ且つ前記導電線と交差する中央二次グリッド線及びそれぞれの前記電池の縁部に設けられ且つ前記導電線と交差しない縁部二次グリッド線を含み、前記短グリッド線が、前記縁部二次グリッド線を前記導電線又は少なくとも1本の中央二次グリッド線と接続する電池アレイを形成することと、
    前記電池の前記前面が前側接着層に面し、その裏面が裏側接着層に面するように、上側カバー板、前記前側接着層、前記電池アレイ、前記裏側接着層、及び裏板を順に重ねることと、
    前記重ねられた層を積層して太陽電池モジュールを得ることと
    を含むことを特徴とする方法。
  37. 隣接する電池が複数の導電線によって接続されて前記電池アレイを形成するように、第1の電池の表面と前記第1の電池に隣接する第2の電池の表面との間で金属線を往復方向に延在させることによって前記複数の導電線を形成することを更に含む請求項36に記載の方法。
  38. 前記金属線が、緊張した状態で往復方向に延在する請求項37に記載の方法。
  39. 前記金属線を前記電池と接続した後に曲がり目で前記金属線を切断することを更に含む請求項37から38のいずれかに記載の方法。
  40. 前記金属線が、前記第1の電池の前面と前記第2の電池の裏面との間を往復方向に延在する請求項37から39のいずれかに記載の方法。
  41. 前記金属線が、10回〜60回往復方向に延在し;2本の隣接する導電線間の距離が2.5mm〜15mmである請求項37から40のいずれかに記載の方法。
  42. 前記2本の隣接する導電線が、U字形構造又はV字形構造を形成する請求項37から41のいずれかに記載の方法。
  43. 金属線が存在する請求項37から42のいずれかに記載の方法。
  44. 前記電池がn×mマトリクス形式(nは列を表し、mは行を表す)で配置され;
    電池のある行において、前記金属線が第1の電池の表面と前記第1の電池に隣接する第2の電池の表面との間を往復方向に延在し;電池の2つの隣接する行において、前記金属線がa番目の行における電池の表面と(a+1)番目の行における電池の表面との間を往復方向に延在し、m−1≧a≧1であり;電池の2つの隣接する行において、前記金属線が前記a番目の行の端部における電池の表面と前記(a+1)番目の行の端部における電池の表面との間を往復方向に延在し、前記a番目の行の端部及び前記(a+1)番目の行の端部が、前記マトリクス形式の同じ側に位置する請求項37から42のいずれかに記載の方法。
  45. 電池の行において、前記金属線が第1の電池の前面と前記第1の電池に隣接する第2の電池の裏面との間を往復方向に延在し;
    電池の2つの隣接する行において、前記金属線が前記a番目の行の端部における電池の前面と前記(a+1)番目の行の端部における電池の裏面との間を往復方向に延在して、前記電池の2つの隣接する行を直列に接続する請求項44に記載の方法。
  46. 前記金属線が、銅線である請求項37から45のいずれかに記載の方法。
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