JP5406882B2 - 計測用パター、オーダーメイドパターの製造方法及びパターのオーダーメイドシステム - Google Patents

計測用パター、オーダーメイドパターの製造方法及びパターのオーダーメイドシステム Download PDF

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Description

本発明は、オーダーメイドのパターを製造するにあたり、使用者の要求する仕様を把握するために用いられる計測用パターであって、特に、低コスト且つ迅速に、多くのバリエーションの仕様を実現できる計測用パター、該計測用パターを用いたオーダーメイドパターの製造方法及びパターのオーダーメイドシステムに関する。
近年、ゴルフ人口の増加に伴って、オーダーメイドパターを使用する人も多くなっている。ここで、オーダーメイドパターとは、パターの使用者の望む仕様(オーダー)に応じて製造されるパターのことである。
通常、オーダーメイドパターの製造は、パターの使用者がフィッティングを行う場所へと出向き、使用者の身長、体重、力の強さ等のパーソナルデータに基づき、種々の機械を用いた測定や、専門家のアドバイスを参考に、パターの仕様を決定することで、オーダーメイドパターの製造が行われる。
しかしながら、上記のような方法によって製造されたオーダーメイドパターについては、装置によって測定された結果や、専門家のアドバイスに基づいて製造されたものであって、使用者の好みと必ずしも合致するものではなかった。特に、パターについては使用者の感覚が重視されることから、使用者の要望により近いオーダーメイドパターを製造する技術の開発が望まれていた。
使用者の詳細な要望に応えるパターを製造するためには、多くのパターを用いて、要求に応じた仕様を探る方法が採用される。ただし、その場合には 、一本のオーダーメイドパターの製造につき膨大な数のパターのサンプルを必要とするため、コストがかかることに加え、使用者は多くのサンプルの中から仕様を決定しなければならず、実際に使用者の要望に応えることのできるパターを製造するためには、長期間を要するという問題があった。
そのため、本発明は、低コスト且つ迅速に、多くのバリエーションの仕様を実現できる計測用パターを開発し、該計測用パターを用いたオーダーメイドパターの製造方法及びパターのオーダーメイドシステムを提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題について鋭意研究を重ねた結果、それぞれ分割された、グリップ部材と、シャフト部材と、ヘッド部材とを、組み合わせてなる計測用パターを用いることで、多くのバリエーションの仕様を実現できるため、使用者の要望に十分に応えることが可能となり、この計測用パターを使用者に貸与等することで、低コスト且つ迅速にオーダーメイドパターの製造が可能となることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、このような知見に基づきなされたもので、その要旨は以下の通りである。
(1)オーダーメイドのパターを製造するにあたり、使用者の要求する仕様を把握するために用いられる計測用パターであって、
それぞれ別個の、グリップ部材と、シャフト部材と、ヘッド部材とを、組み合わせてなり、
前記グリップ部材は、前記シャフト部材に対する取付角度及びシャフトの挿入深さを計測し、変更するための、挿入角度・挿入深さ計測機能を有し、
前記ヘッド部材は、前記シャフト部材と接続された状態で、回動することでライ角度の調整を行うライ角調整手段、並びに、ロフト角度の調整及びフェース面の交換を行うための着脱式のフェース部を有することを特徴とする計測用パター。
(2)前記グリップ部材は、仕様に応じて、さらに、材質及び形状変更することを特徴とする上記(1)に記載の計測用パター。
(3)前記グリップ部材は、前記シャフト部材と接続する際、ネジによって前記グリップ部材の端部及び前記シャフト部材の一部をひとまとめに固定する、グリップ固定手段を有することを特徴とする上記(2)に記載の計測用パター。
)前記シャフト部材は、仕様に応じて、材質及び長さを変更することを特徴とする上記(1)に記載の計測用パター。
)前記シャフト部材は、前記ヘッド部材と接続する際、前記シャフト部材の内部に挿入された前記ヘッド部材の端部を挟持して固定する、ヘッド固定手段を有することを特徴とする上記()に記載の計測用パター。
)前記ヘッド部材は、仕様に応じて、さらに、形状及び質量バランスを変更することを特徴とする上記(1)に記載の計測用パター。
)前記ヘッド部材は、質量バランスを調整するための質量調整手段を有することを特徴とする上記()に記載の計測用パター。
)上記(1)〜()のいずれか1項に記載の計測用パターを用いて、仕様を決定することを特徴とするオーダーメイドパターの製造方法。
(12)製造者が、上記(1)〜(10)のいずれか1項に記載の計測用パターを注文者へ貸与し、該注文者は前記計測用パターを用いて希望する仕様を決定し、該仕様の状態の前記計測用パターを前記製造者へ返却し、該製造者は返却された前記計測用パターの仕様に基づいてオーダーメイドパターを製造することを特徴とするパターのオーダーメイドシステム。
本発明によれば、低コスト且つ迅速に、多くのバリエーションの仕様を実現できる計測用パターを提供することが可能となる。さらに、本発明による計測用パターを用いたオーダーメイドパターの製造方法及びパターのオーダーメイドシステムを提供することが可能となる。
本発明に従う計測用パターの構成を説明するための斜視図である。 本発明に従う計測用パターのグリップ部材を説明するための断面図及びシャッフト部材に対する取付角度・挿入深さ調整機能を説明する斜視図である。 本発明に従う計測用パターのシャフト部材の一実施形態を説明するための断面図である。 本発明に従う計測用パターのシャフト部材の他の実施形態を説明するための断面図である。 本発明に従う計測用パターのヘッド部材を説明するための斜視図である。 ヘッド部材の一実施形態について、フェース部の交換を説明するための断面図及びロフト角度の調整について説明するための平面図である。 ヘッド部材の他の実施形態について、フェース部の交換を説明するための断面図及びロフト角度の調整について説明するための平面図である。 ヘッド部材の質量調整手段を説明するための斜視図である。 本発明に従うパターのオーダーメイドシステムを説明するための図である。
以下、図面を用いて本発明を説明する。
図1は、本発明に従う計測用パターについて、斜め上方から見た状態を示す。図2〜8については、本発明に従う計測用パターを構成する各部材を説明するための図である。図9は、本発明に従うパターのオーダーメイドシステムを説明するための図である。
<計測用パター>
本発明に従う計測用パターは、オーダーメイドのパターを製造するにあたり、使用者の要求する仕様を把握するために用いられる計測用パターである。
そして本発明は、図1に示すように、それぞれ別個の、グリップ部材10と、シャフト部材20と、ヘッド部材30とを、組み合わせてなることを特徴とする。
上記構成を備えることで、多くの種類の各部材10、20、30を組み合わせて作製するため、多様なバリエーションの計測用パターが得られる結果、使用者の要求する仕様を迅速に実現することができる。さらに、使用者の仕様のフィッティングのために多くのパターのサンプルを用意する必要がなく、パターのサンプルを格納するための場所についても必要としないことから、オーダーメイドパターの製造にかかるコストを大幅に低減することができる。
(グリップ部材)
本発明の計測用パターは、図1に示すように、グリップ部材10を備える。他の部材と組み合わせて計測用パター1として使用した際、グリップとなる部分を含む部材である。使用者は各グリップ部材(図1では10a〜10e)から、任意のグリップ部材を選択し、計測用パター1に組み込むことができる。
前記グリップ部材10については、他の部材20、30と組み合わせることができ、グリップとなるものであれば、特に限定はしない。
さらに、前記グリップ部材10は、要求される仕様に応じて、材質、形状、シャッフトの挿入深さ及びシャッフトに対する取付角度を変更することが好ましい。これらの変更を行うことができれば、パターのグリップについて要求される仕様をより広範に実現できるからである。
ここで、前記グリップ部材10の材質とは、前記計測用パターのグリップ部分を構成する材料のことである。例えば、ゴム材料、天然皮、合成皮等が挙げられる。前記グリップ部材10の材質は、上述したように、使用者の要求に応じて適宜選択される。
前記グリップ部材10の形状とは、例えば、グリップ全体の形状(円筒状、多角柱状、その他形状など)や、表面形状(突起物、切込み、凹凸、コード入りなど)、太さ等が挙げられる。前記グリップ部材10の形状についても、上述したように、使用者の要求に応じて適宜選択される。
前記グリップ部材10の形状の選択については、例えば、極太の重いグリップを装着することで、手の軌道が安定し、ミート率が良くなるといった効果が期待でき、細くて軽いグリップを装着することで、ヘッドの感覚が指先まで伝わり、微妙な打ち分けができると行った効果が期待できる。
前記グリップ部材10に対するシャッフトの挿入深さとは、組み立てて前記計測用パターとしたときに、前記グリップ部材10にシャッフトを挿入した際の挿入した深さのことであり、前記グリップ部材10に対して前記シャッフト部材20を挿入したときの固定位置を変更することによって前記シャッフトの長さの調整が可能となる。
前記グリップ部材10の取付角度とは、組み立てて前記計測用パターとしたときに、シャフトの延在角度に対するグリップの延在角度のことである。取付角度の選択方法としては、例えば、パッティングで引っかける癖のある人は、グリップの取付角度を1〜3°程度真ん中から左側にずらして装着することで引っかけを防ぐ効果を期待でき、パッティングで押し出す癖のある人は、グリップの取付角度を真ん中から1〜3°程度右側にずらして装着することで押し出しを防ぐ効果を期待できる。
また、前記グリップ部材10は、図2(a)〜(c)に示すように、前記シャフト部材20と接続する際、ネジによって前記グリップ部材10の端部及び前記シャフト部材20の一部をひとまとめに固定する、グリップ固定手段24を有することが好ましい。確実且つ比較的容易に、前記グリップ部材10と前記シャフト部材20との接続が可能となるからである。さらに、前記グリップ部材10に前記シャフト部材20を挿入し、円滑に挿入深さや取付角度を調節するためには、両部材の間に若干の隙間があることが望ましいが、一方でこの隙間は両部材を接続する際の「がたつき」の原因となる。例えば、前記シャフト部材20の端部に図2(a)に示すように、Oリング25等の凸部を設けることによりこの「がたつき」を防ぐことが可能となる。
前記グリップ固定手段24を用いた前記グリップ部材10と前記シャフト部材20との接続・固定方法については、特に限定はしないが、例えば図2(a)〜(c)に示すように、前記各部材10、20を用意した後(図2(a))、前記シャフト部材20を前記グリップ固定手段24の内部へ挿入する(図2(b))、その後、前記固定手段のネジを締めることによって固定することで(図2(c))、両部材10、20の接続を行うことができる。
さらに、前記グリップ部材10は、図2(d)に示すように、前記グリップの取付角度及びシャフトの挿入深さ(挿入した後のシャフトの長さ)を計測する取付角度・挿入深さ計測機能23を有するこれによって、1つのグリップ部材10で種々の取付角度やシャフト挿入深さの調節に対応できるためである。前記取付角度・挿入深さ調整機能23については、グリップの取付角度やシャフト長さの調整が行えるものであれば特に限定はしないが、例えば図2(d)に示すように、目盛入りの小窓をグリップ部材10に取り付け、シャフト部材20に引いた正中線と目盛りを合わせることで任意の取付角度を計測するものや、シャフト部材20に目盛りを入れてグリップ部材10に取り付けた小窓からシャフト部材20の目盛りを読み取り、シャフト長さを計測する等の方法が挙げられる。
(シャフト部材)
本発明の計測用パターは、図1に示すように、シャフト部材20を備える。他の部材と組み合わせて計測用パター1として使用した際、シャフトとなる部分を含む部材である。使用者は種々のシャフト部材から、所望のシャフト部材を選択し、計測用パター1に組み込むことができる。
前記シャフト部材20については、他の部材10、30と組み合わせることができ、シャフトとなるものであれば、特に限定はしない。
さらに、前記シャフト部材20は、要求される仕様に応じて、材質及び長さを変更することが好ましい。これらの変更を行うことができれば、パターのシャフトについて要求される仕様をより広範に実現できるからである。
ここで、前記シャフト部材20の材質とは、前記計測用パターのシャフト部分を構成する材料のことであり、例えば、種々のスチールやカーボンなどの材質が挙げられる。材質を変更することで、種々の硬度のシャフトが得られる。
前記シャフト部材20の長さについては、種々の長さをもつシャフト部材20を複数用意することもできるし、1つのシャフト部材20の中で長さ調節機能を持たせることもできる。この場合は、前述のグリップ部材の項で説明したように、前記グリップ部材10に対してシャッフト部材20を挿入する際に、固定する位置(挿入深さ)を調整することによって可能となる。これにより、背丈の上下に関係なく、構えたときのアドレスで前傾が深い人は短く、浅い人は長めのシャッフト位置に前記グリップ部材10を固定することで、最適なシャッフト長さに調整できる。
また、前記シャフト部材20は、図3及び図4に示すように、前記ヘッド部材30と接続する際、前記シャフト部材20の内部20aに挿入された前記ヘッド部材30の端部31を挟持して固定する、ヘッド固定手段21、22を有することが好ましい。確実且つ比較的容易に、前記シャフト部材20と前記ヘッド部材30との接続を可能とすることに加えて、挟持していない場合には前記ヘッド部材30を自由に動かすことができるため、後述するヘッド部材30のライ角度の調整を行いやすくなるからである。
前記ヘッド固定手段21、22による前記ヘッド部材30の固定については、例えば、図3(a)及び(b)に示すように、前記シャフト部材20の内部20aに挿入された前記ヘッド部材30の端部31を、ネジ21aを回転させて下降させ、押圧することで挟持する方法が挙げられる。また、図4(a)及び(b)に示すように、バネ22aを用いて前記ヘッド部材30の端部31を下から持ち上げて挟持する方法が挙げられる。
(ヘッド部材)
本発明の計測用パターは、図1に示すように、ヘッド部材30を備える。他の部材と組み合わせて計測用パター1として使用した際、ヘッドとなる部分を含む部材である。使用者は各ヘッド部材(図1では30a〜30d)から、任意のヘッド部材を選択し、計測用パター1に組み込むことができる。
前記ヘッド部材30については、他の部材10、20と組み合わせることができ、ヘッドとなるものであれば、特に限定はしない。
さらに、前記ヘッド部材30は、要求される仕様に応じて、形状、ライ角度、ロフト角度、フェース面の材質及び質量バランスを変更することが好ましい。これらの変更を行うことができれば、パターのヘッドについて要求される仕様をより広範に実現できるからである。
前記ヘッド部材30の形状とは、例えば、L型、センターシャフト型(T型)、ピン型又はマレット型等のヘッド形状が挙げられる。前記ヘッド部材30の形状についても、上述したように、使用者の要求に応じて適宜選択される。
前記ヘッド部材30のライ角度とは、ソール(底)とシャフトとが形成する角度のことである。例えば、打つ瞬間にヘッドの手元側(ヒール)を浮かせる癖のある人は、ボールを右に打ち出しやすいので、ライ角をやや大きく調節することでミスを防ぐ効果が期待でき、打つ瞬間にヘッドの先端側(トウ)が浮く癖のある人は、ボールを左側に打ち出しやすいので、ライ角をやや小さく調節することでミスを防ぐ効果が期待できる。
前記ヘッド部材30のロフト角度とは、図6(a)及び(b)に示すように、クラブのソールから直角にのばした面Aとフェース面32aとが形成する角度β1、β2のことである。例えば、スライスラインのパットが苦手な人は、ロフト角を4°以上にセットすることで、ミスを防ぐ効果が期待でき、フックラインのパットが苦手な人は、ロフト角を2〜3°にセットすることで、ミスを防ぐ効果が期待できる。
前記ヘッド部材30のフェース面の材質とは、パターのフェース面を構成する材質のことであり、該材質を変更することで種々の打感を実現できる。例えば、打感がソフトなフェース素材を選択すると、フォロースルーが出しやすいため、ショートしやすい人はショートパットのミスを防ぐ効果が期待でき、打感がハードなフェース素材を選択すると、打感が直接手に伝わりやすく、距離感を合わせたパットが期待できる。
前記ヘッド部材30の質量バランスとは、パター全体の質量に対するヘッド部分の質量のバランスのことである。例えば、ヘッドの重さが重いほど、手の感覚に左右されない安定したストロークが期待でき、ヘッドの重さが軽いほど、繊細なタッチを出しやすくなる。
前記ヘッド部材30は、図5(a)及び(b)に示すように、前記シャフト部材20と接続された状態で、回動することで前記ライ角度の調整を行うライ角調整手段31を有する確実且つ容易に、前記ライ角度の調整が行えるからである。前記ライ角調整手段31については、回動することでライ角度の調整が行えれば特に限定はされないが、例えば図5(a)に示すように、球状の回動軸31aと軸受部31bからなるものが挙げられる。このライ角調整手段31を用いれば、図5(b)に示すように、ライ角の変更(図5(b)ではα1からα2)を容易に行うことができる。また、前記ライ角度の調整をより精密に行える点から、図5(c)に示すように、前記ライ角調整手段31に、ライ角度に対応した目盛り31cを設けることがより好ましい。
また、前記ヘッド部材30は、図6及び図7に示すように、ロフト角度β1、β2、β3、β4の調整及びフェース面32aの交換を行うための着脱式のフェース部32を有する前記着脱式のフェース部32を有することで、1つのヘッド部材30で、複数のバリエーションの、ロフト角度(図6ではβ1及びβ2、図7ではβ3及びβ4)及びフェース面を実現できるからである。前記フェース部32の着脱方法については、特に限定はしないが、例えば図6(a)及び(b)、図7(a)及び(b)に示すように、ネジ33を用いた着脱方法が挙げられる。さらに、前記フェース部32は、図6(c)に示すように、ネジ33の位置を変化させて固定するか又は図7(c)に示すように、底板35の位置を変化させてネジ36で固定した後、前記フェース部32の位置をネジ33で固定することで、ロフト角度の調整を行うことが可能である。
さらに、前記ヘッド部材30のロフト角度については、図6(c)及び図7(c)に示すように、目盛り34を設け、ロフト角度の把握が行えるようにすることがより好ましい。より精密に前記ロフト角度の調整が行えるためである。
さらにまた、前記ヘッド部材30は、図8(a)に示すように、質量バランスを調整するための質量調整手段37を有することが好ましい。容易にヘッド部分の重さを調節でき、パターの質量バランスの調整を行うことができるためである。前記質量調整手段37としては、例えば、図8(b)に示すように、複数の重り37aをビス37bによって固定するものが挙げられる。
<オーダーメイドパターの製造方法>
本発明によるオーダーメイドパターの製造方法は、本発明の計測用パターを用いることを特徴とする。具体的には、前記計測用パターを用いて、使用者の要求する仕様(ヘッド部材、シャフト部材及びヘッド部材の組み合せ)を決定し、決定された仕様に基づき、製造業者によってオーダーメイドパターの製造が行われる。
上記製造方法によれば、使用者の詳細な要求に応じたオーダーメイドパターの製造が可能になるとともに、多くのパターのサンプルや、フィッティングのための場所を必要としないため、オーダーメイドパターの製造にかかるコストを大幅に低減することができる。
<パターのオーダーメイドシステム>
本発明によるパターのオーダーメイドシステムは、図9に示すように、本発明の計測用パターを注文者へ貸与し、該注文者は前記計測用パターを用いて希望する仕様を決定し、該仕様の状態の前記計測用パターを前記製造者へ返却し、該製造者は返却された前記計測用パターの仕様に基づいてオーダーメイドパターを製造することを特徴とする。
上記オーダーメイドシステムによれば、注文者は、直接フィッティングのための場所へと出向くことなく、多くのグリップ、シャフト及びヘッドのバリエーションの中から、所望のオーダーメイドパターを手に入れることができる。また、製造者は、計測用パターを貸与し、 返却された計測用パターの仕様をもとにオーダーメイドパターの製造が行えるため、製造に要するコスト及び時間を削減できる。
なお、上述したところは、この発明の実施形態の一例を示したにすぎず、特許請求の範囲の記載において、種々の変更を加えることができる。
本発明によれば、低コスト且つ迅速に、多くのバリエーションの仕様を実現できる計測用パターを提供することが可能となる。さらに、本発明による計測用パターを用いたオーダーメイドパターの製造方法及びパターのオーダーメイドシステムを提供することが可能となる。その結果、従来技術と比較して、使用者の要求する仕様により近いオーダーメイドパターを、より低コストに製造できる点で、産業上有用である。
1 計測用パター
10 グリップ部材
20 シャフト部材
21、22 ヘッド固定手段
23 取付角度・挿入深さ計測機能
24 グリップ固定手段
25 Oリング
30 ヘッド部材
31 ライ角調整手段、ヘッド部材の端部
32 フェース部
33、36 ネジ
34 目盛り
35 底板
37 重量バランス調整手段

Claims (8)

  1. オーダーメイドのパターを製造するにあたり、使用者の要求する仕様を把握するために用いられる計測用パターであって、
    それぞれ別個の、グリップ部材と、シャフト部材と、ヘッド部材とを、組み合わせてなり、
    前記グリップ部材は、前記シャフト部材に対する取付角度及びシャフトの挿入深さを計測し、変更するための、挿入角度・挿入深さ計測機能を有し、
    前記ヘッド部材は、前記シャフト部材と接続された状態で、回動することでライ角度の調整を行うライ角調整手段、並びに、ロフト角度の調整及びフェース面の交換を行うための着脱式のフェース部を有することを特徴とする計測用パター。
  2. 前記グリップ部材は、仕様に応じて、さらに、材質及び形状変更することを特徴とする請求項1に記載の計測用パター。
  3. 前記グリップ部材は、前記シャフト部材と接続する際、ネジによって前記グリップ部材の端部及び前記シャフト部材の一部をひとまとめに固定する、グリップ固定手段を有することを特徴とする請求項2に記載の計測用パター。
  4. 前記シャフト部材は、仕様に応じて、材質及び長さを変更することを特徴とする請求項1に記載の計測用パター。
  5. 前記シャフト部材は、前記ヘッド部材と接続する際、前記シャフト部材の内部に挿入された前記ヘッド部材の端部を挟持して固定する、ヘッド固定手段を有することを特徴とする請求項に記載の計測用パター。
  6. 前記ヘッド部材は、仕様に応じて、さらに、形状及び質量バランスを変更することを特徴とする請求項1に記載の計測用パター。
  7. 前記ヘッド部材は、質量バランスを調整するための質量調整手段を有することを特徴とする請求項に記載の計測用パター。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載の計測用パターを用いて、仕様を決定することを特徴とする オーダーメイドパターの製造方法。
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