JP5406464B2 - プローブカード - Google Patents

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Description

本発明は、プローブカードに関するもので、更に詳しくは、半導体ウエハ上に形成されたデバイスなどの検査対象物の電気的特性を検査する際に使用されるプローブカードの改良に関するものである。
プローブカードとは、半導体集積回路の電極パッドにコンタクトプローブ(接触探針)を接触させて、電極パッドの電気信号を取出すための電気的接続手段である。プローブカードは、一般的に、多層配線基板が使用され、この多層配線基板の一方の面上に、電極パッドの数およびピッチに対応して複数のコンタクトプローブが配列されている。そして、コンタクトプローブから入った電気信号は多層配線基板の配線を通じて、この多層配線基板に所定間隔に配置された外部端子に導かれるように構成されている。
このプローブカードを使用して半導体ウエハ上のデバイスの電気的特性を検査する場合には、プローブカードをプローブ装置に取付け、プローブカードの外部端子の電気信号をプローブ装置外に取出せるように電気的な接続を行う。そして、コンタクトプローブを電極パッドに押し付けることにより、電気信号を取出すことができる。
コンタクトプローブと電極パッドとを良好に導通させるためには、単にコンタクトプローブを電極パッドに接触させるだけでなく、コンタクトプローブに電極パッドを押圧する所定の針圧を与えて、コンタクトプローブを電極パッドに押し付けた状態にしておく必要がある。特に、複数の電極パッドに僅かな高低差がある場合には、全てのコンタクトプローブが電極パッド接触するまでコンタクトプローブを電極パッドに押し付ける動作(オーバードライブ)が行われている。
ところで、過剰なオーバードライブは、プローブの変形、さらには破損を引き起こす虞がある。例えば、検査対象物の電極パッド数が100本程度の少ない場合には、コンタクトプローブの一本あたりの荷重を例えば29.4mN(3gf)とすると、コンタクトプローブ全体では、2.94N(300gf)の力が加わることになる。従って、例えば、数千本のプローブを備えたプローブカードの場合は、プローブカードに数十Nから数百Nの荷重を加えなければならない。
そこで、本願出願人は、特許文献1にも開示しているように、メイン基板と、コンタクトプローブが形成されたコンタクト基板を含むコンタクトユニットと、このコンタクトユニットをメイン基板に対し上下動可能に支持するストッパとを備えたプローブカードを提案した。このプローブカードは、コンタクトユニットをストッパで受け止めることにより、コンタクトユニットをメイン基板から吊り下げるように構成されている。さらに、コンタクトユニットは、オーバードライブ時にコンタクトプローブに所定の荷重がかかるように荷重部材が取り付けられている。
このような構成によれば、コンタクトプローブに対して検査対象物を上昇させ、コンタクトプローブに検査対象物を接触させた後、さらに、検査対象物を上昇させると、ストッパからコンタクトユニットが離れ、各コンタクトプローブには実質的にコンタクトユニットの重量のみが付与されてオーバードライブが行われる。
しかし、コンタクト基板が多数のコンタクトプローブを有し、大きなオーバードライブの荷重が必要とされる場合には、それに伴ってコンタクトユニットの重量も大きくする必要がある。このように、コンタクトプローブの本数とオーバードライブ量に応じて、コンタクトユニットの重量を変更することは非常に煩雑であり、しかも、部品点数も増えるという問題がある。
そこで、発明者は、図4に示すように、コンタクトプローブBを備えるコンタクトユニットCをメイン基板Dに固定されるストッパEにより上下動可能に支持すると共に、コンタクトユニットCの上面と、メイン基板Dの下面との間に複数のコイルばねFを配置させた構造のプローブカードAを提案した。
さらに、このプローブカードAは、メイン基板D側にコイルばねFの端部を受ける板状のばね受けGを設けており、このばね受けGの背面(上面)にばね受け位置調整ネジHを当接させるようにしている。このばね受け位置調整ネジHはメイン基板Dの上面に固定される補強板Jに貫通させて形成されたネジ孔Kに螺合させるようになっている。このばね受け位置調整ネジHのばね受けGへの押し込み量を調整して、コイルばねFがコンタクトユニットCを付勢する力(予圧)を調整することにより、オーバードライブ時のコンタクトプローブBにかかる荷重を調整できるようにしている。このようにプローブカードAを構成することにより、コンタクトユニットCの重量を所望のオーバードライブ量に応じて変更する必要がなくなり、ばね受け位置調整ネジHのばね受けGに対する押し込み量を調整するだけで、オーバードライブ時の荷重を調整できる。
特開2006−51906号公報
ところで、図4に示すプローブカードAでは、コンタクトユニットCとメイン基板Dとの電気的な接続はフレキシブル基板Mを用いて行っており、しかも、コイルばねFは、メイン基板Dの下面とコンタクトユニットCの上面との間に配置されている。そのため、コンタクトユニットCがストッパEを介してメイン基板Dに支持され、コンタクトユニットCとメイン基板Dとがフレキシブル基板Mによって接続された後は、フレキシブル基板Mがメイン基板Dに半田付けされているために、コイルばねFの交換が行えないという不具合がある。また、フレキシブル基板Mとメイン基板Dとの接続がコネクタを用いて行われる場合でも、コイルばねFを交換するためには、フレキシブル基板Mをメイン基板Dから外し、さらに、ストッパE及びコンタクトユニットCをメイン基板Dから取り外す煩雑な作業が必要となる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、コンタクトユニットとメイン基板との間に弾性部材を介在させて、良好なオーバードライブが行えるようにしたプローブカードにおいて、コンタクトユニットをメイン基板から取り外すことなく、弾性部材の取替え作業やメンテナンスが簡単に行えるプローブカードを提供することを目的とする。
第1の本発明によるプローブカードは、貫通する開口部を有するメイン基板と、複数のコンタクトプローブが形成され、上記メイン基板に対し上下動可能なコンタクトユニットと、上記メイン基板に固着され、上記コンタクトユニットが所定位置よりも下に移動しないように上記コンタクトユニットを受け止めるストッパと、上記開口部に配置され、上記コンタクトユニットを下方向へ付勢することにより、オーバードライブに応じた針圧を上記コンタクトプローブに加えるための弾性ユニットとを備え、上記弾性ユニットが、上記メイン基板の上面側から取付ネジを螺合させることにより、上記メイン基板に取り付けられるとともに、上記コンタクトユニット及び上記ストッパを上記メイン基板から取り外すことなく上記開口部を通して取り外し可能に構成されている。

本発明のプローブカードは、この様な構成により、上記弾性ユニットが、上記メイン基板の上記開口部から取り外し可能に設けられているので、上記弾性ユニットを上記メイン基板から取り外すだけで、上記開口部内に配置されている上記弾性ユニットの交換作業が行える。従って、上記メイン基板から上記ストッパ及び上記コンタクトユニットを取り外すことなく、上記弾性ユニットの交換作業を簡単に行うことができる。しかも、上記メイン基板と上記コンタクトユニットとをフレキシブル基板により接続している場合でも、このフレキシブル基板を接続したまま、上記弾性ユニットの交換が行える。
第2の本発明によるプローブカードは、上記構成に加えて、上記弾性ユニットが、上記コンタクトユニットを付勢する弾性部材、弾性部材受け部、及び、上記弾性部材の付勢力を調整する付勢力調整手段を備え、上記弾性部材が、コイルばねからなり、上記弾性部材受け部が、上記コイルばねの一端が圧接する圧接面及び貫通孔を有し、上記メイン基板の上記開口部内において上下動可能な板状のばね受けからなり、上記付勢力調整手段が、一端部に上記ばね受けの上面と当接するフランジ部を有し、上記貫通孔に挿通されるばね受け位置調整ネジからなり、上記コンタクトユニットには、上記コイルばねの他端が圧接する圧接面上に、上記ばね受け位置調整ネジと螺合するネジ穴が形成され、上記ばね受け位置調整ネジを上記ネジ穴に螺合させることより、上記弾性部材の付勢力が調整されるように構成される。
このように上記弾性ユニットを構成することにより、上記弾性部材が上記コンタクトユニットを付勢する付勢力(予圧)を上記付勢力調整手段によって簡単に調整することができる。その結果、本発明のプローブカードは、上記弾性部材の交換作業を簡単に行うことができ、しかも、上記コンタクトユニットに設ける上記コンタクトプローブの本数に応じて、コンタクトプローブにかかる荷重を調整できる。また、上記ばね受け位置調整ネジの上記コンタクトユニットに設ける上記ネジ穴に対する押し込み量を調整して、上記コンタクトユニットと上記ばね受けとの距離を簡単に調整することができる。このように、上記ばね受け位置調整ネジを用いることにより、簡単にコイルばねによるコンタクトユニットへの付勢力を調整でき、オーバードライブ時にかかる上記コンタクトプローブの荷重を調整することができる。本発明のプローブカードによれば、上記弾性部材の交換作業を容易に行えるだけでなく、オーバードライブ時の荷重を簡単に調整できる。

本発明によるプローブカードによれば、上記弾性ユニットを上記メイン基板から取り外すだけで、上記開口部内に配置されている上記弾性ユニットの交換作業が行える。従って、上記メイン基板から上記ストッパ及び上記コンタクトユニットを取り外すことなく上記弾性ユニットの交換作業を行うことができるので、上記弾性ユニットの交換作業が簡単に行えるようになる。
実施の形態1.
以下、本発明にかかるプローブカードの実施の形態1について図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態によるプローブカード1の一例を示した外観図であり、上方から見た図を示している。図2は、プローブカード1の概略断面図が示されている。
プローブカード1は、メイン基板2と、メイン基板2に対して上下動可能に支持され、複数のコンタクトプローブ31を有するコンタクトユニット3とを備えている。
コンタクトユニット3は、メイン基板2に固定されるストッパ4によりメイン基板2に対して上下動可能に支持されている。さらに、メイン基板2とコンタクトユニット3との間には、複数のコイルばね6を有する弾性ユニット5が設けられており、コイルばね6によりコンタクトユニット3がメイン基板2から離れる方向である下方向へ付勢されている。
メイン基板2は、図1に示すように、円板状のプリント基板であり、テスター装置との間で信号入出力を行うための外部端子21を有している。本実施の形態では、ガラスエポキシを主成分とする多層プリント回路基板がメイン基板2として用いられている。メイン基板2は、プローブ装置に着脱可能に取り付けられ、コンタクトユニット3を支持する基板である。外部端子21は、メイン基板2の周縁部に多数形成されている。さらに、メイン基板2は、図2に示すように、中央部に、弾性ユニット5のばね受け51が配置可能な大きさの開口部22が形成されている。この開口部22は貫通孔に形成されている。
メイン基板2の上面には、補強板7が固定されており、メイン基板2と補強板7とは一体化されている。この補強板7にも、弾性ユニット5のばね受け51が配置可能な大きさの貫通する開口部71が形成されており、この開口部71の周縁部で上面側に環状の段部72が形成されている。この段部72には、弾性ユニット5の固定板52を段部72に固定するための固定ネジ53が螺合されるネジ穴73が複数形成されている。
メイン基板2の下面には、リング板状のストッパ固定部材8が固定されており、メイン基板2とストッパ固定部材8とは一体化されている。このストッパ固定部材8にも、メイン基板2の開口部22と同じ大きさの貫通する開口部81が形成されており、このストッパ固定部材8における下面にストッパ4を構成する固定ネジ41が螺合されるネジ穴82が複数形成されている。
コンタクトユニット3は、メイン基板2の下方に配置され、ストッパ固定部材8に固定されるストッパ4を介して、メイン基板2に上下動可能に支持される。コンタクトユニット3は、多数のコンタクトプローブ31が形成されたコンタクト基板32と、このコンタクト基板32の上面と接合されるバッキングプレート33と、バッキングプレート33の上面と接合されるガイド板34とを備えている。
本実施の形態では、コンタクト基板32は、矩形の基板を用いて構成されており、コンタクト基板32の下面に多数のコンタクトプローブ31が形成されると共に、配線パターンが形成されている。配線パターンは、電源供給線、グランド線及び信号線の各配線パターンにより形成されている。また、本実施の形態では、コンタクトプローブ31は、電気鋳造法により形成された金属針により構成されている。さらに、本実施の形態では、コンタクト基板32の下面の中央に、多数のコンタクトプローブ31が2列に配置されている。
バッキングプレート33は、コンタクト基板32よりも大きな表面積の矩形をしている。さらに、バッキングプレート33の下面はコンタクト基板32の上面と接合され、かつ、バッキングプレート33の上面はガイド板34の下面と接合されている。バッキングプレート33の下面には、配線部材としてのフレキシブル基板9の一端部が接続されている。従って、バッキングプレート33は、コンタクト基板32を補強するための補強部材としての機能と、コンタクト基板32とガイド板34とを連結する機能と、フレキシブル基板9を介してコンタクト基板32とメイン基板2とを導通させる機能とを有する。
そして、フレキシブル基板9の他端部は、メイン基板2に接続されている。フレキシブル基板9は、メイン基板2とバッキングプレート33とにそれぞれ形成されている配線間を導通させている。フレキシブル基板9は、コンタクトユニット3の上下動に合わせて変動するように、緩やかな曲面を持たせてメイン基板2とバッキングプレート33とに接続されている。
フレキシブル基板9は、メイン基板2及びコンタクト基板32を電気的に接続する導電線の集合体であり、可撓性を有する薄い絶縁性基板上に配線パターンが形成されている。ここでは、メイン基板2側を3つに分岐させた形状からなるフィルム基板が用いられており、各分岐部分の先端には、図1に示すように、メイン基板2のコネクタ23と着脱可能に係合させるコネクタ91がそれぞれ設けられている。本実施の形態では、フレキシブル基板9は、可撓性を有するフィルム上に配線パターンが印刷されたフレキシブルプリント回路基板(FPC)を用いている。なお、図2に示す概略断面図では、フレキシブル基板9は、直接、メイン基板2に接続された状態を示している。
ガイド板34は、矩形の板部材からなり、メイン基板2に固定されているストッパ固定部材8と対向させて配置されている。ガイド板34は、ストッパ4を構成する固定ネジ41の軸部とこの軸部の周りに配置される筒状のスペーサ42が挿通されるガイド孔34aを有する。ガイド孔34aは、矩形の板部材の四隅に貫通させて形成されており、スペーサ42の外径よりも大きな内径を有するように形成されている。
さらに、ガイド板34におけるメイン基板2との対向面における中央部には、円形に突出した突出部34bが形成されており、さらに、この突出部34bには、コイルばね6の端部が圧接する円形凹部34cが複数形成されている。円形凹部34cは、ガイド板34の中心に1つ形成され、さらに、この中心の円形凹部34cの周りに周方向に均等に複数の円形凹部34cが形成されている。
ガイド板34の中心に形成される円形凹部34cの底面中心部には、ネジ穴34dが形成されている。このネジ穴34dには、後述するばね受け位置調整ネジ54が螺合するようになっている。
ストッパ4は、軸部及びこの軸部の一端に形成されるフランジ部を有する固定ネジ41と、下面が固定ネジ41のフランジ部と当接し、上面がガイド板34と当接する矩形リング状の支持部材43と、固定ネジ41が挿通されるスペーサ42とにより構成されている。矩形リング状の支持部材43の4隅には、固定ネジ41が挿通され、スペーサ42の外径よりも小さい内径の貫通孔が形成されている。
固定ネジ41を支持部材43の貫通孔に下方から挿通させて、固定ネジ41のフランジ部を支持部材43に当接させる。そして、支持部材43から突出している固定ネジ41の軸部にスペーサ42を嵌めた状態で、固定ネジ41とスペーサ42とをガイド板34のガイド孔34aに挿通させる。このとき、ガイド板34は、バッキングプレート33とコンタクト基板32とが組み付けられてコンタクトユニット3が形成された状態になっている。この状態で、固定ネジ41をストッパ固定部材8のネジ穴82にネジ止めすることにより、支持部材43がストッパ固定部材8の下面との間にスペーサ42の長さの間隔を空けた状態でストッパ固定部材8に固定される。
本実施の形態では、コンタクト基板32とバッキングプレート33とガイド板34とを接合させた状態で、ガイド板34の下面における外周縁が、ストッパ4の支持部材43に当接するようになっている。さらに、ガイド板34は、各ガイド孔34aに挿通させたストッパ4の固定ネジ41に沿ってスライドさせることにより、ストッパ固定部材8の下面とストッパ4の支持部材43の上面との間において、上下動できるようになっている。そして、ストッパ4の支持部材43がガイド板34を受け止めることにより、コンタクトユニット3は所定位置よりも下に移動しないようにメイン基板2に対して吊り下げた状態で支持される。このように、ストッパ4の支持部材43と固定ネジ41とによりガイド板34をストッパ4の固定ネジ41に沿って上下方向にスライド可能に支持することができる。
コンタクトユニット3がストッパ4を介してメイン基板2に固定された後、フレキシブル基板9をコンタクトユニット3のバッキングプレート33とメイン基板2とに接続する。
弾性ユニット5は、複数のコイルばね6と、このコイルばね6の端部を受けるばね受け51と、補強板7の段部72に固定される固定板52と、この固定板52を段部72に固定するための固定ネジ53と、ばね受け51を所定の高さ位置に固定するためのばね受固定ネジ55と、ばね受け51及びガイド板34の間の距離を調整して、コイルばね6によるコンタクトユニット3への付勢力を調整するばね受け位置調整ネジ54とを備える。本実施の形態では、ばね受け51が弾性部材受け部となる。
ばね受け51は、板状部材からなり、ガイド板34と対向する面(下面)の中心部にコイルばね6の1つを受ける円形凹部51aが形成され、この中心の円形凹部51aの周りに、ガイド板34に形成した円形凹部34cに対向させて複数の円形凹部51aが形成されている。さらに、ばね受け51の中心に設けた円形凹部51aの中心部には、ばね受け位置調整ネジ54を挿通させる貫通孔51bが形成されている。また、ばね受け51の上面における外周縁部には、ばね受固定ネジ55が嵌め合わされて、このばね受固定ネジ55の端面と当接する底面を有する複数のネジ受け穴51cが形成されている。
ばね受け位置調整ネジ54は、軸部の先端部にネジ山が形成され、他端にフランジ部が形成されている。そして、ばね受け51とガイド板34との間にコイルばね6を配置させた状態で、このばね受け位置調整ネジ54をばね受け51の上面から貫通孔51bに挿通させる。そして、ばね受け位置調整ネジ54の先端をガイド板34のネジ穴34dにネジ締めすることにより、コイルばね6の弾性力により、ばね受け51の上面とばね受け位置調整ネジ54のフランジ部の下面とが圧接し、ガイド板34とばね受け51との間の距離が調整できる。
このように、ガイド板34及びばね受け51の間の距離を調整することにより、コイルばね6がコンタクトユニット3を付勢する力を調整してオーバードライブ時にコンタクトプローブ31にかかる荷重を調整することができる。本実施の形態では、ばね受け位置調整ネジ54とガイド板34のネジ穴34dとにより付勢力調整手段を構成している。
固定板52は、中心部に貫通した開口部52aが形成された円形のリング板からなる。さらに、固定板52の外周縁部には、固定ネジ53が挿通される複数の挿通孔52bが形成され、開口部52aの周りには、ばね受固定ネジ55が螺合するネジ溝を有する複数のネジ孔52cが形成されている。
固定板52を補強板7の段部72に配置させて、段部72のネジ穴73と固定板52の挿通孔52bとを対向させる。そして、挿通孔52bに固定ネジ53を挿通させて、段部72のネジ穴73にネジ止めすることにより、固定板52が補強板7に固定される。この状態で、固定板52のネジ孔52cと、ばね受け51のネジ受け穴51cとが対向しており、ネジ孔52cにばね受固定ネジ55をネジ締めしていき、このばね受固定ネジ55の端面をネジ受け穴51cの底面に当接させる。ネジ受け穴51cの底面にばね受固定ネジ55の端面を当接させることにより、ばね受け51が上方向に移動するのが阻止される。このように、ばね受け51は、ばね受固定ネジ55、固定板52、固定ネジ53、そして、補強板7を介してメイン基板2に固定された状態になる。
本実施の形態では、検査対象物をプローブカード1に向けて上昇させて、コンタクトユニット3のコンタクトプローブ31を検査対象物に接触させ、さらに、オーバードライブすることにより、コンタクトユニット3がストッパ4の支持部材43から離れて上方向に移動する。このとき、コイルばね6は、コンタクトユニット3により押さえつけられるが、ばね受け51は、ばね受固定ネジ55により上方向への移動が阻止されるので、コイルばね6は圧縮する。このとき、ばね受け位置調整ネジ54は、ばね受け51に対してフリーになっているので、ばね受け位置調整ネジ54のフランジ部がばね受け51から離れて、ばね受け位置調整ネジ54は、コンタクトユニット3ともに上方向に動く。
コンタクトプローブ31は、コイルばね6の弾性力によって検査対象物側に向かって付勢されているので、オーバードライブ時にコンタクトプローブ31が検査対象物に押し付けられていくとき、徐々に針圧が増加するのでコンタクトプローブ31の破損が起こり難い。しかも、ばね受け位置調整ネジ54のネジ穴34dへのネジ込み量を調整して、コンタクトプローブ31が破損せず、しかも、全てのコンタクトプローブ31を検査対象物に接触させることができるように、コイルばね6による付勢力を調整できる。
なお、本実施の形態では、ばね受け位置調整ネジ54のフランジ部を覆うように、固定板52の上面における中央部に蓋部材52dが着脱可能に取り付けられている。この蓋部材52dは、オーバードライブ時のばね受け位置調整ネジ54の上方向の動きの妨げにならない高さを有するように構成されている。なお、ばね受け位置調整ネジ54を用いてコイルばね6の付勢力調整を行う場合には、この蓋部材52dを固定板52から取り外して、ばね受け位置調整ネジ54を回転させる。
本実施の形態のプローブカード1は、弾性ユニット5のばね受け51がメイン基板2に形成される開口部22内に配置され、しかも、弾性ユニット5を構成するばね受け51、固定板52、固定ネジ53、そして、ばね受固定ネジ55がメイン基板2における上面に着脱可能に固定されている。従って、弾性ユニット5の固定ネジ53を補強板7から外すだけで、メイン基板2の上面側において弾性ユニット5のばね受け51と固定板52とばね受け位置調整ネジ54とばね受固定ネジ55とをメイン基板2から取り外すことができる。そして、ばね受け51とばね受け位置調整ネジ54とが取り外された後に、メイン基板2の開口部22からコイルばね6の交換作業が行える。
本実施の形態では、コイルばね6を取り替えた後に、弾性ユニット5をメイン基板2に組み付ける時には、ばね受け51と固定板52とばね受け位置調整ネジ54とばね受固定ネジ55とを所定の位置に配置して、固定ネジ53により固定板52を補強板7に固定するだけでプローブカード1を使用可能な状態にすることができる。このように、本実施の形態にかかるプローブカード1は、メイン基板2からコンタクトユニット3及びストッパ4を取り外すことなく、しかも、フレキシブル基板9を接続した状態のまま、コイルばね6の交換を簡単に行うことができる。
さらに、弾性ユニット5のばね受け51にばね受け位置調整ネジ54を取り付け、このばね受け位置調整ネジ54のガイド板34に設けるネジ穴34dに対する押し込み量を調整するだけで、ガイド板34とばね受け51との距離を調整して、コイルばね6によるコンタクトユニット3に対する付勢力を調整することができる。このように、コイルばね6の付勢力を調整することにより、コイルばね6の交換作業を容易に行えるだけでなく、オーバードライブ時のコンタクトプローブ31にかかる荷重を簡単に調整することができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、弾性ユニット5は、コイルばね6と、ばね受け51と、固定板52と、固定ネジ53と、ばね受け位置調整ネジ54と、ばね受固定ネジ55とにより構成し、ばね受固定ネジ55の先端面をばね受け51に当接させることにより、ばね受け51が上方向に移動するのを阻止するにした。
本実施の形態では、図3に示すように、弾性ユニット5は、ばね受固定ネジ55の代わりに、荷重センサ56を用いて構成され、この荷重センサ56を固定板52に固定し、荷重センサ56の軸部56aの先端面をばね受け51の蓋部材52dの上面に当接させる構成としている。このような構成にすることにより、荷重センサ56によって、ばね受け51が上方向に移動するのを阻止するとともに、非検査時におけるコイルばね6の付勢力及び検査時におけるコンタクトプローブ31にかかる荷重を測定できる。なお、上記実施の形態1の構成に対して、蓋部材52dを取り除き、ばね受け位置調整ネジ54のフランジ部の上面に荷重センサの軸部の端面を当接させるようにして、荷重を測定することもできる。
本実施の形態では、固定板52には、上記実施の形態のばね受固定ネジ55と螺合するネジ孔は形成されておらず、その代わりに、荷重センサ56を固定するための支持部57が固定板52に固定されている。その他の構成は、上記実施の形態1と同じ構成であり、同じ構成部分については同じ符号で示し、同じ符号の構成については説明を省略する。本実施の形態の弾性ユニット5も、固定ネジ53を補強板7から外すことにより、メイン基板2に対して着脱可能となっている。
なお、本実施の形態では、オーバードライブ時のコンタクトプローブ31にかかる荷重を測るために、荷重センサ56を用いたが、荷重センサ56の代わりに変位センサを用いることによりコンタクトユニット3のオーバードライブ時の変位を測定することもできる。この場合には、上記実施の形態1の構成に対して、蓋部材52dを取り除き、ばね受け位置調整ネジ54のフランジ部の上面に変位センサの軸部を当接させるようにする。このように構成することにより、弾性ユニット5は補強板7に固定されているので、コンタクトユニット3と共に上動するばね受け位置調整ネジ54の変位を測定することにより、簡単にコンタクトユニット3の変位を測定することができる。
上記各実施の形態では、コンタクトプローブ31は、電気鋳造法により形成したが、コンタクトプローブはこれに限定されない。例えば、板バネ状の金属の先端を尖鋭化させたプローブ、いわゆるカンチレバー式のプローブを用いることもできる。また、コンタクトプローブ31は、コンタクト基板32上において2列に整列配置されたものに限定されない。
また、上記各実施の形態では、弾性部材としてコイルばねを用いたが、弾性部材はこれに限定されず、板ばねや湾曲した針状のスプリングでもよい。
本発明の実施の形態1によるプローブカード1の一例を示した外観図であり、上方から見た図を示している。 本発明の実施の形態1によるプローブカード1の概略断面図を示している。 本発明の実施の形態2によるプローブカード1の概略断面図を示している。 従来のプローブカードの概略断面図を示している。
符号の説明
1 プローブカード
2 メイン基板
21 外部端子
22 開口部
23 コネクタ
3 コンタクトユニット
31 コンタクトプローブ
32 コンタクト基板
33 バッキングプレート
34 ガイド板
34a ガイド孔
34b 突出部
34c 円形凹部
34d ネジ穴
4 ストッパ
41 固定ネジ
42 スペーサ
43 支持部材
5 弾性ユニット
51 ばね受け
51a 円形凹部
51b 貫通孔
51c ネジ受け穴
52 固定板
52a 開口部
52b 挿通孔
52c ネジ孔
52d 蓋部材
53 固定ネジ
54 ばね受け位置調整ネジ
55 ばね受固定ネジ
56 荷重センサ
56a 軸部
57 支持部
6 コイルばね
7 補強板
71 開口部
72 段部
73 ネジ穴
8 ストッパ固定部材
81 開口部
82 ネジ穴
9 フレキシブル基板
91 コネクタ

Claims (2)

  1. 貫通する開口部を有するメイン基板と、
    複数のコンタクトプローブが形成され、上記メイン基板に対し上下動可能なコンタクトユニットと、
    上記メイン基板に固着され、上記コンタクトユニットが所定位置よりも下に移動しないように上記コンタクトユニットを受け止めるストッパと、
    上記開口部に配置され、上記コンタクトユニットを下方向へ付勢することにより、オーバードライブに応じた針圧を上記コンタクトプローブに加えるための弾性ユニットとを備え、
    上記弾性ユニットは、上記メイン基板の上面側から取付ネジを螺合させることにより、上記メイン基板に取り付けられるとともに、上記コンタクトユニット及び上記ストッパを上記メイン基板から取り外すことなく上記開口部を通して取り外し可能に構成されていることを特徴とするプローブカード。
  2. 上記弾性ユニットは、上記コンタクトユニットを付勢する弾性部材、弾性部材受け部、及び、上記弾性部材の付勢力を調整する付勢力調整手段を備え、
    上記弾性部材は、コイルばねからなり、
    上記弾性部材受け部は、上記コイルばねの一端が圧接する圧接面及び貫通孔を有し、上記メイン基板の上記開口部内において上下動可能な板状のばね受けからなり、
    上記付勢力調整手段は、一端部に上記ばね受けの上面と当接するフランジ部を有し、上記貫通孔に挿通されるばね受け位置調整ネジからなり、
    上記コンタクトユニットには、上記コイルばねの他端が圧接する圧接面上に、上記ばね受け位置調整ネジと螺合するネジ穴が形成され、上記ばね受け位置調整ネジを上記ネジ穴に螺合させることにより、上記弾性部材の付勢力が調整されることを特徴とする請求項1に記載のプローブカード。
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