JP5405842B2 - 光構造解析装置及びその作動方法 - Google Patents

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Description

本発明は光構造解析装置及びその作動方法に係り、特に閉ループ層構造を有する被計測物体内における構造情報分析に特徴のある光構造解析装置及びその作動方法に関する。
従来、生体組織の光断層画像を取得する際に、OCT(Optical Coherence Tomography)計測を利用した光断層画像取得装置が用いられることがある。この光断層画像取得装置は、光源から射出された低コヒーレント光を測定光と参照光とに分割した後、該測定光が測定対象に照射されたときの測定対象からの反射光、もしくは後方散乱光と参照光とを合波し、該反射光と参照光との干渉光の強度に基づいて光断層画像を取得するものである(特許文献1)。以下、測定対象からの反射光、後方散乱光をまとめて反射光と標記する。
上記のOCT計測には、大きくわけてTD−OCT(Time domain OCT)計測とFD−OCT(Fourier Domain OCT)計測の2種類がある。TD−OCT計測は、参照光の光路長を変更しながら干渉光強度を測定することにより、測定対象の深さ方向の位置(以下、深さ位置という)に対応した反射光強度分布を取得する方法である。
一方、FD−OCT計測は、参照光と信号光の光路長は変えることなく、光のスペクトル成分毎に干渉光強度を測定し、ここで得られたスペクトル干渉強度信号を計算機にてフーリエ変換に代表される周波数解析を行うことで、深さ位置に対応した反射光強度分布を取得する方法である。TD−OCTに存在する機械的な走査が不要となることで、高速な測定が可能となる手法として、近年注目されている。
FD−OCT計測を行う装置構成で代表的な物としては、SD−OCT(Spectral Domain OCT)装置とSS−OCT(Swept Source OCT)の2種類が挙げられる。SD−OCT装置は、SLD(Super Luminescence Diode)やASE(Amplified Spontaneous Emission)光源、白色光といった広帯域の低コヒーレント光を光源に用い、マイケルソン型干渉計等を用いて、広帯域の低コヒーレント光を測定光と参照光とに分割した後、測定光を測定対象に照射させ、そのとき戻って来た反射光と参照光とを干渉させ、この干渉光をスペクトロメータを用いて各周波数成分に分解し、フォトダイオード等の素子がアレイ状に配列されたディテクタアレイを用いて各周波数成分毎の干渉光強度を測定し、これにより得られたスペクトル干渉強度信号を計算機でフーリエ変換することにより、光断層画像を構成するようにしたものである。
一方、SS−OCT装置は、光周波数を時間的に掃引させるレーザを光源に用い、反射光と参照光とを各波長において干渉させ、光周波数の時間変化に対応した信号の時間波形を測定し、これにより得られたスペクトル干渉強度信号を計算機でフーリエ変換することにより光断層画像を構成するようにしたものである。
ところで、OCT計測は上述したように特定の領域の光断層像を取得する方法であるが、内視鏡下では、例えば癌病変部を通常照明光内視鏡や特殊光内視鏡の観察により発見し、その領域をOCT測定することで、癌病変部がどこまで浸潤しているかを見わけることが可能となる。また、測定光の光軸を2次元的に走査することで、OCT計測による深さ情報と合わせて3次元的な情報を取得することができる。
OCT計測と3次元コンピュータグラフィック技術の融合により、マイクロメートルオーダの分解能を持つ3次元構造モデルを表示することが可能となる事から、以下ではこのOCT計測による3次元構造モデルを光立体構造像(あるいは光立体構造情報)と呼ぶ。
例えば、特許文献1においては、OCT断層像から表面位置を検出して、自動的に平面化する方法が開示されており、深さ方向の変化を画像化することが提案されている。
一方、不明瞭な画像領域に層の境界が存在する場合などには、層位置を求める際の精度が低下するおそれがあるため、例えば、特許文献2においては、信号強度の変化から特定の層を抽出するが、強度の変化が弱い部分は断層画像を観察しつつ層位置を手作業で変更することが提案されている。
特開2007−225349号公報 特開2008−73099号公報
図15はOCT計測による気管支の断層構造画像の一例を示す図である。OCT計測により、例えば気管支の癌深達度の観察が行われているが、図15に示すように、例えば気管支のOCT像では、シース側手前から薄い上皮層と強散乱の基底膜、その奥に結合組織中の繊維や平滑筋が描出され、深さ0.2〜1.0mmの付近に強散乱の骨膜に囲まれた低散乱領域である軟骨が描出され、さらに外膜が抽出される。癌の深達度を判定する際に、軟骨がひとつの基準となる。すなわち、癌が軟骨の手前でとどまっていれば転移の確率が低いためPDT(光線力学的治療)の対象となり、軟骨の奥まで届いていると転移の確率が高くなり外科手術適用の対象となる。そのため、気管支においては軟骨の視認性が、全体を観察する上で重要となる。
しかしながら、従来、特徴的な構造物を抽出する手法としては、光の散乱強度を所定の閾値を設けて抽出するため、比較的深い位置にある軟骨は、周囲のノイズとの見分け方が難しい。また、散乱強度が強く変化する場所を抽出する方法が考えられるが、例えば軟骨は略円筒形状あるいは閉曲線形状の閉曲線層構造をしているため、光の進行方向に対して垂直な向きである測定光が照射される前面領域は強く描出されるが、側面領域のように測定光の光軸と平行となる領域では、そのような急激な変化が不鮮明になり、また、実質的に厚みを持つため、変化率が相対的に低下し、正確に閉曲線層構造の形状が抽出できず、骨膜と判定するのが難しいといった問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、層構造、特に閉曲線層構造を容易かつ正確に抽出することのできる光構造解析装置及びその作動方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の光構造解析装置は、広帯域な波長を発光する光源手段と、前記光源手段から発した光を参照光と測定光に分波する分波手段と、気管支、消化管、神経束または血管壁の少なくともいずれかであって層構造を有する測定対象に前記測定光を照射する照射手段と、前記測定対象に前記測定光を照射する位置を線状に走査する線状走査手段と、前記測定対象から前記測定光に基づき反射あるいは後方散乱した戻り光を集光する集光手段と、前記戻り光と前記参照光を合波させ干渉光を取得する干渉手段と、前記干渉光を受光して干渉信号を抽出する受光手段と、前記干渉信号および前記線状走査手段の走査情報から前記測定対象の断層構造画像を生成する断層構造画像生成手段と、前記断層構造画像を構成する画素の信号強度を抽出するための複数の第1の抽出ラインからなる第1の抽出ライン群を設定する第1ライン群設定手段と、前記信号強度を前記第1の抽出ラインの方向とは異なる方向に沿って抽出するための複数の第2の抽出ラインからなる第2の抽出ライン群を設定する第2ライン群設定手段と、前記第1の抽出ライン群及び前記第2の抽出ライン群に沿って前記信号強度を抽出する信号強度抽出手段と、を備えて構成される。
請求項1に記載の光構造解析装置では、前記第1ライン群設定手段及び前記第2ライン群設定手段が前記断層構造画像を構成する画素の信号強度を抽出するための前記複数の第1の抽出ラインと該第1の抽出ラインの方向とは異なる方向に沿って抽出するための前記複数の第2の抽出ラインとを設定し、前記信号強度抽出手段が前記第1の抽出ライン群及び前記第2の抽出ライン群に沿って前記信号強度を抽出するので、層構造、特に閉曲線層構造を容易かつ正確に抽出することができる。
請求項2に記載の光構造解析装置のように、請求項1に記載の光構造解析装置であって、前記第1の抽出ライン群は、前記線状走査手段により走査される前記測定光の光軸に沿った複数の動径ラインからなり、前記第2の抽出ライン群は、前記動径ラインに直交した複数の円弧ラインからなることが好ましい。
請求項3に記載の光構造解析装置のように、請求項1に記載の光構造解析装置であって、前記第1の抽出ライン群の第1の抽出ラインと前記第2の抽出ライン群の第2の抽出ラインは、前記断層構造画像上にて線形独立な2つのベクトル方向の線分からなることが好ましい。
請求項4に記載の光構造解析装置のように、請求項3に記載の光構造解析装置であって、前記第1の抽出ライン群の第1の抽出ラインと前記第2の抽出ライン群の第2の抽出ラインは、前記断層構造画像上にて直交する2つのベクトル方向の線分からなることが好ましい。
請求項5に記載の光構造解析装置のように、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の光構造解析装置であって、前記信号強度抽出手段が抽出した前記信号強度の変化量を所定の閾値と比較する変化量比較手段をさらに備えて構成することができる。
請求項6に記載の光構造解析装置のように、請求項5に記載の光構造解析装置であって、前記変化量比較手段の比較結果により、前記信号強度の変化量が前記所定の閾値より大きい前記画素にマーキングするマーキング手段をさらに備えて構成することができる。
請求項7に記載の光構造解析装置のように、請求項6に記載の光構造解析装置であって、前記マーキング手段がマーキングした前記画素間をライン補間するライン補間手段をさらに備えて構成することができる。
請求項8に記載の光構造解析装置のように、請求項7に記載の光構造解析装置であって、所定の閉曲線図形を格納している閉曲線図形格納手段と、前記ライン補間手段によりライン補間された補間ラインが閉曲線層構造かどうか判断する閉曲線層構造判断手段と、前記閉曲線層構造と前記所定の閉曲線図形とを比較する図形判定手段と、をさらに備えて構成することができる。
請求項9に記載の光構造解析装置のように、請求項8に記載の光構造解析装置であって、前記図形判定手段の比較結果に基づき、前記閉曲線層構造の構造異常の有無を判定する構造異常判定手段をさらに備えて構成することができる。
請求項10に記載の光構造解析装置のように、請求項9に記載の光構造解析装置であって、前記構造異常判定手段が判定した前記構造異常の有無を前記断層構造画像上にて告知する告知手段をさらに備えて構成することができる。
請求項11に記載の光構造解析装置のように、請求項10に記載の光構造解析装置であって、前記告知手段は、前記閉曲線層構造に前記構造異常が無いと構造異常判定手段が判定すると、前記閉曲線層構造内の前記画素を所定の色にて強調して告知することが好ましい。
請求項12に記載の光構造解析装置のように、請求項1ないし11のいずれか1つに記載の光構造解析装置であって、前記断層構造画像生成手段が生成した前記断層構造画像を記憶する画像記憶手段と、前記画像記憶手段が記憶した前記断層構造画像のノイズを除去するノイズ除去手段と、をさらに備え、前記信号強度抽出手段は、前記ノイズ除去手段がノイズ除去した前記断層構造画像の前記信号強度を抽出するように構成することができる。
請求項13に記載の光構造解析装置のように、請求項1ないし12のいずれか1つに記載の光構造解析装置であって、前記線状走査する走査方向と前記測定対象の深さ方向がなす面に略垂直な方向に前記測定光を走査する略垂直走査手段さらに備え、前記断層構造画像生成手段は、前記測定対象の断層構造画像と前記略垂直走査手段の走査情報から3次元的な立体構造画像を生成し、前記信号強度抽出手段は、前記第1の抽出ライン群及び前記第2の抽出ライン群と、前記第1の抽出ライン群の第1の抽出ライン及び前記第2の抽出ライン群の抽出ラインと線形独立な第3の抽出ラインからなる第3の抽出ライン群と、に沿って前記信号強度を抽出するように構成することができる。
請求項14に記載の光構造解析装置のように、請求項1ないし13のいずれか1つに記載の光構造解析装置であって、記測定光及び前記戻り光を導光する導光手段と、前記照射手段、前記線状走査手段及び前記集光手段を内蔵した光プローブと、前記光プローブを挿通する処置具チャンネルを有する体腔内に挿入する内視鏡と、を備えて構成することができる。
請求項15に記載の光構造解析装置の作動方法は、広帯域な波長を発光する光源手段と、前記光源手段から発した光を参照光と測定光に分波する分波手段と、気管支、消化管、神経束または血管壁の少なくともいずれかであって層構造を有する測定対象に前記測定光を照射する照射手段と、前記測定対象に前記測定光を照射する位置を線状に走査する線状走査手段と、前記測定対象から前記測定光に基づき反射あるいは後方散乱した戻り光を集光する集光手段と、前記戻り光と前記参照光を合波させ干渉光を取得する干渉手段と、前記干渉光を受光して干渉信号を抽出する受光手段と、前記干渉信号および前記線状走査手段の走査情報から前記測定対象の断層構造画像を生成する断層構造画像生成手段と、を備えた構造解析装置の作動方法において、前記断層構造画像を構成する画素の信号強度を抽出するための複数の第1の抽出ラインからなる第1の抽出ライン群を設定する第1ライン群設定ステップと、前記信号強度を前記第1の抽出ラインの方向とは異なる方向に沿って抽出するための複数の第2の抽出ラインからなる第2の抽出ライン群を設定する第2ライン群設定ステップと、前記第1の抽出ライン群及び前記第2の抽出ライン群に沿って前記信号強度を抽出する信号強度抽出ステップと、を備えて構成される。
請求項15に記載の光構造解析装置の作動方法では、前記第1ライン群設定ステップ及び前記第2ライン群設定ステップが前記断層構造画像を構成する画素の信号強度を抽出するための前記複数の第1の抽出ラインと該第1の抽出ラインの方向とは異なる方向に沿って抽出するための前記複数の第2の抽出ラインとを設定し、前記信号強度抽出ステップが前記第1の抽出ライン群及び前記第2の抽出ライン群に沿って前記信号強度を抽出するので、層構造、特に閉曲線層構造を容易かつ正確に抽出することができる。
請求項16に記載の光構造解析装置の作動方法のように、請求項15に記載の光構造解析装置の作動方法であって、前記第1の抽出ライン群は、前記線状走査手段により走査される前記測定光の光軸に沿った複数の動径ラインからなり、前記第2の抽出ライン群は、前記動径ラインに直交した複数の円弧ラインからなることが好ましい。
請求項17に記載の光構造解析装置の作動方法のように、請求項15に記載の光構造解析装置の作動方法であって、前記第1の抽出ライン群の第1の抽出ラインと前記第2の抽出ライン群の第2の抽出ラインは、前記断層構造画像上にて線形独立な2つのベクトル方向の線分からなることが好ましい。
請求項18に記載の光構造解析装置の作動方法のように、請求項17に記載の光構造解析装置の作動方法であって、前記第1の抽出ライン群の第1の抽出ラインと前記第2の抽出ライン群の第2の抽出ラインは、前記断層構造画像上にて直交する2つのベクトル方向の線分からなることが好ましい。
請求項19に記載の光構造解析装置の作動方法のように、請求項15ないし18のいずれか1つに記載の光構造解析装置の作動方法であって、記信号強度抽出ステップが抽出した前記信号強度の変化量を所定の閾値と比較する変化量比較ステップをさらに備えて構成することができる。
請求項20に記載の光構造解析装置の作動方法のように、請求項19に記載の光構造解析装置の作動方法であって、前記変化量比較ステップの比較結果により、前記信号強度の変化量が前記所定の閾値より大きい前記画素にマーキングするマーキングステップをさらに備えて構成することができる。
請求項21に記載の光構造解析装置の作動方法のように、請求項20に記載の光構造解析装置の作動方法であって、前記マーキングステップがマーキングした前記画素間をライン補間するライン補間ステップをさらに備えて構成することができる。
請求項22に記載の光構造解析装置の作動方法のように、請求項21に記載の光構造解析装置の作動方法であって、所定の閉曲線図形を格納している閉曲線図形格納ステップと、前記ライン補間ステップによりライン補間された補間ラインが閉曲線層構造かどうか判断する閉曲線層構造判断ステップと、前記閉曲線層構造と前記所定の閉曲線図形とを比較する図形判定ステップと、をさらに備えて構成することができる。
請求項23に記載の光構造解析装置の作動方法のように、請求項22に記載の光構造解析装置の作動方法であって、前記図形判定ステップの比較結果に基づき、前記閉曲線層構造の構造異常の有無を判定する構造異常判定ステップをさらに備えて構成することができる。
請求項24に記載の光構造解析装置の作動方法のように、請求項23に記載の光構造解析装置の作動方法であって、前記構造異常判定ステップが判定した前記構造異常の有無を前記断層構造画像上にて告知する告知ステップをさらに備えて構成することができる。
請求項25に記載の光構造解析装置の作動方法のように、請求項24に記載の光構造解析装置の作動方法であって、前記告知ステップは、前記閉曲線層構造に前記構造異常が無いと構造異常判定ステップが判定すると、前記閉曲線層構造内の前記画素を所定の色にて強調して告知することが好ましい。
請求項26に記載の光構造解析装置の作動方法のように、請求項15ないし25のいずれか1つに記載の光構造解析装置の作動方法であって、前記断層構造画像生成手段が生成した前記断層構造画像を記憶する画像記憶ステップと、前記画像記憶ステップが記憶した前記断層構造画像のノイズを除去するノイズ除去ステップと、をさらに備え、前記信号強度抽出ステップは、前記ノイズ除去ステップがノイズ除去した前記断層構造画像の前記信号強度を抽出するように構成することができる。
請求項27に記載の光構造解析装置の作動方法のように、請求項15ないし26のいずれか1つに記載の光構造解析装置の作動方法であって、前記線状走査する走査方向と前記測定対象の深さ方向がなす面に略垂直な方向に前記測定光を走査する略垂直走査ステップさらに備え、前記断層構造画像生成手段は、前記測定対象の断層構造画像と前記略垂直走査ステップの走査情報から3次元的な立体構造画像を生成し、前記信号強度抽出ステップは、前記第1の抽出ライン群及び前記第2の抽出ライン群と、前記第1の抽出ライン群の第1の抽出ライン及び前記第2の抽出ライン群の抽出ラインと線形独立な第3の抽出ラインからなる第3の抽出ライン群と、に沿って前記信号強度を抽出するように構成することができる。
以上説明したように、本発明によれば、層構造、特に閉曲線層構造を容易かつ正確に抽出することができるという効果がある。
第1の実施形態に係る光構造解析装置の構成を示すブロック図 測定光の走査する図1のプローブに代わる走査手段の一例を示す図 図1の信号処理部の構成を示すブロック図 図3のパターン記憶部に記憶されているパターン図形の一例を示す図 図3の信号処理部の処理の流れを示すフローチャート 図5の処理を説明するための第1の図 図5の処理を説明するための第2の図 図5の処理を説明するための第3の図 図5の処理を説明するための第4の図 図5の処理を説明するための第5の図 図5の処理を説明するための第6の図 測定対象Tを3次元的にOCT計測した場合の図3の信号処理部の処理の流れを示すフローチャート 図12の処理を説明するための図 図3のAライン群設定部及びBライン群設定部が設定するAライン群とBライン群の変形例を示す図 OCT計測による気管支の断層構造画像の一例を示す図
以下、添付図面を参照して、本発明に係る光立体構造解析装置の実施形態について詳細に説明する。
第1の実施形態:
図1は第1の実施形態に係る光構造解析装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、光構造解析装置1は、例えば体腔内の生体組織や細胞等の測定対象の断層画像を例えば波長1.3μmを中心とするSS−OCT計測により取得するものであって、光源手段としてのOCT光源10干渉手段及び受光手段としての干渉情報検出部70を有するOCT干渉計30、照射手段、集光手段、線状走査手段及び略垂直走査手段を備えたプローブ40、断層構造像生成手段としての光構造画像生成部90及びモニタ100を備えて構成される。
OCT光源10は周波数を一定の周期で掃引させながら赤外領域のレーザ光Lを射出する光源である。
OCT光源10から射出されたレーザ光Lは、OCT干渉計30内の分波手段としての光分波部3により測定光L1と参照光L2とに分波される。光分波部3は、例えば、分岐比90:10の光カプラから構成され、測定光:参照光=90:10の割合で分波する。
OCT干渉計30では、光分波部3により分波された参照光L2は、サーキュレータ5aを介して光路長調整部80により光路長が調整されて反射される。
この光路長調整部80は、断層画像の取得を開始する位置を調整するために参照光L2の光路長を変更するものであり、コリメータレンズ81、82および反射ミラー83を有している。そして、サーキュレータ5aからの参照光L2はコリメータレンズ81、82を透過した後に反射ミラー83により反射され、参照光L2の戻り光L2aは再びコリメータレンズ81、82を介してサーキュレータ5aに入射される。
ここで、反射ミラー83は可動ステージ84上に配置されており、可動ステージ84はミラー移動部85により矢印X方向に移動可能に設けられている。そして可動ステージ84が矢印A方向に移動することにより、参照光L2の光路長が変更するようになっている。そして、光路長調整部80からの参照光L2の戻り光L2aは、サーキュレータ5aを介して光合分波部4に導光される。
一方、光分波部3により分波された測定光L1は、サーキュレータ5b、光ファイバFB1及び光学ロータリコネクタ部41を介して光ファイバFB2によりプローブ40の先端まで導光され、測定対象Tに照射される。また、プローブ40は、測定光L1が測定対象Tに照射されたときの測定対象Tからの戻り光L3を導光する。
測定対象Tの深さ方向をA、プローブの長手軸方向をC、CA面に直角な方向をBとすると、プローブ40の先端は、光走査部42内の図示しないモータにより、光学ロータリコネクタ部41から先の光ファイバFB2が回転する構成(線状走査手段)となっており、それにより測定対象T上において円周状に測定光L1を方向Bに走査するようになっており、これによりAB平面の2次元断層画像が計測可能となっている。さらに、光走査部42内の図示しないモータによりプローブ40の先端が測定光L1の走査円が形成する平面に対して垂直な方向Cに進退走査する構成(略垂直走査手段)を備えることにより、ABCの3次元断層画像の計測が可能となっている。また、プローブ40は、図示しない光コネクタにより光ファイバFB1に対して着脱可能に取り付けられている。
勿論、プローブ先端形状や走査方向はこれに限る物ではない。図2は測定光の走査する図1のプローブに代わる走査手段の一例を示す図である。例えば、ファイバ先端側に図2に示すように、レンズL及びガルバノミラー等の高速走査ミラーMを配置した光送受部900を設け、高速走査ミラーMにより2次元走査(図中B−C方向走査)を行ってもよいし、ステージ(図示せず)によって進退走査するように集光手段及び走査手段を構成してもよい。あるいは、測定対象をステージによって2次元的に走査してもよい。あるいは、これら光軸走査機構、および測定試料移動機構を組み合わせて構成してもよい。また、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーを用いて線形走査させてもよい。
図1に戻り、反射光(あるいは後方散乱光)L4は、OCT干渉計30に導光され、OCT干渉計30にてサーキュレータ5bを介して光合分波部4に導光される。そして、この光合分波部4において測定光L1の反射光(あるいは後方散乱光)L4と参照光L2の戻り光L2aとを合波し干渉情報検出部70側に射出するようになっている。
干渉情報検出部70は、光合分波部4により合波された測定光L1の反射光(あるいは後方散乱光)L4と参照光L2の戻り光L2aとの干渉光L5を、所定のサンプリング周波数で検出するものであり、干渉光L5の光強度を測定するInGaAsフォトディテクタ71aおよび71bと、InGaAsフォトディテクタ71aの検出値とInGaAsフォトディテクタ71bの検出値のバランス検波を行なう干渉光検出部72とを備えている。なお、干渉光L5は、光合分波部4において2分され、InGaAsフォトディテクタ71aおよび71bにおいて検出され、干渉光検出部72に出力される。干渉光検出部72は、OCT光源10の掃引トリガ信号Sに同期して、干渉光L5をフーリエ変換することにより、測定対象Tの各深さ位置における反射光(あるいは後方散乱光)L4の強度を検出する。
光構造画像生成部90は、干渉光検出部72により検出された測定対象Tの各深さ位置における反射光(あるいは後方散乱光)L4の強度を干渉情報として、記憶手段としてのメモリ91に格納する。
光構造画像生成部90は、前記メモリ91のほかに、信号処理部93、制御部94を備えて構成される。
信号処理部93は、メモリ91に格納された干渉情報に基づいて測定対象Tの構造情報からなる光構造断層CG画像を生成する。
また、制御部94は、信号処理部93を制御すると共に、OCT光源10の発光制御を行うと共に、ミラー移動部85を制御するものである。
図3は図1の信号処理部の構成を示すブロック図である。信号処理部93は、図3に示すように、断層構造画像生成手段としての断層構造画像生成部930と、記憶手段としての画像記憶部931、ノイズ除去手段としてのノイズ処理部932、第1のライン群設定手段としてのAライン群設定部933、第2のライン群設定手段としてのBライン群設定部934、信号強度抽出手段としての信号強度抽出部935、変化量比較手段としての変化量比較部936、マーキング手段としてのマーキング部937、ライン補間手段としてのライン補間部938、閉曲線層構造判断手段としての閉曲線層構造抽出部939、図形判定手段としての図形比較部940、閉曲線図形格納手段としてのパターン記憶部941、構造異常判定手段としての構造異常判定部942、告知手段としてのレンダリング部943を備えて構成される。
断層構造画像生成930は、メモリ91に格納された干渉情報に基づいて測定対象Tの断層構造画像を生成するものである。
画像記憶部931は、断層構造画像生成930が生成した断層構造画像を画素単位で記憶する記憶部である。
ノイズ処理部932は、画像記憶部931に記憶した断層構造画像の画素信号のノイズを除去するものであって、例えば抽出したい平曲線層構造(例えば軟骨)の大きさに対して高周波のノイズを除去するための、ローパスフィルタ、あるいは平均化処理回路等により構成される。
Aライン群設定部933は、ノイズ処理部932にてノイズ除去された断層構造画像の画素信号の信号強度を抽出するための、後述する複数の抽出ライン(Aライン)からなるAライン群を設定するものである。
Bライン群設定部934は、ノイズ処理部932にてノイズ除去された断層構造画像の画素信号の信号強度を抽出するためのAラインとは異なる、後述する複数の抽出ライン(Bライン)からなるBライン群を設定するものである。
信号強度抽出部935は、前記Aライン群の各Aライン及びBライン群の各Bラインに沿って断層構造画像の画素信号の信号強度を抽出するものである。
変化量比較部936は、信号強度抽出部935が抽出した信号強度の変化量を所定の閾値を比較し、所定の閾値を超える変化量を有する断層構造画像の画素を抽出するものである。具体的には、例えば信号強度抽出部935が抽出した信号強度を微分して、その微分信号の値(信号強度の傾き)が所定の閾値を超えているかどうか比較することで、信号強度の急峻な変化点である、例えばピークを抽出する。
なお、変化量比較部936は、前記Aライン群の各Aラインの信号強度における所定の閾値と、前記Bライン群の各Bラインの信号強度における所定の閾値とを変更して、比較を行う。この比較処理についての詳細は後述する。
マーキング部937は、変化量比較部936にて比較・抽出されたピークを、Aライン群及びBライン群毎に異なるマークにて断層構造画像上の画素にマーキングするものである。
ライン補間部938は、マーキング部937でマークされた断層構造画像上のマークの連続性を判定し、ある一定値以下で離れたマークは連続とみなし、つなぎ合わせていくライン補間を行うものである。
閉曲線層構造抽出部939は、ライン補間部938でライン補間され、つなぎ合わされたラインの閉曲線形状を抽出するものである。
図形比較部940は、閉曲線層構造抽出部が抽出した閉曲線形状と、パターン記憶部941に予め格納されている閉曲線形状の複数のパターンとを比較するものである。
パターン記憶部941は、閉曲線層構造抽出部が抽出した閉曲線形状と比較するための閉曲線形状の複数のパターン図形を記憶しているものである。
図4は図3のパターン記憶部に記憶されているパターン図形の一例を示す図である。パターン記憶部941には、図4に示すように、例えばOCT計測している内腔に対する位置における、例えば気管支の軟骨の形状パターンである、パターンAとしてのおむすび型、パターンBとしての楕円形、パターンCとしてのC型、パターンDとしてのI型等、とりうる形状パターンが予め記憶されている。
構造異常判定部942は、図形比較部940による比較結果に基づき、構造異常の有無を判定するものである。例えば気管支の軟骨の場合、大きさも観察部位によりおおよそとりうる大きさが決まっており、閉曲線層構造が抽出できた場合に、その形状と大きさを判定し、軟骨の形状と照らして構造異常の有無を判定する。
レンダリング部943は、断層構造画像生成部930からの断層構造画像を入力すると、この断層構造画像、断層構造画像上にマーキング部937によるマークをレンダリングしたレンダリング画像、あるいは断層構造画像上にライン補間部938によりライン補間結果をレンダリングしたレンダリング画像をモニタ100に表示するものであり、さらには、レンダリング部943は、構造異常判定部942にて構造異常がないと判断した閉曲線層構造の画素に所定の色付けを行い、構造異常があると判断した場合には閉曲線層構造の画素への色付けを行わない等の処理を行い、モニタ100に表示することで構造異常の有無を告知するものである。
このように構成された本実施形態の作用を気管支の軟骨計測を例に説明する。図5は図3の信号処理部の処理の流れを示すフローチャートであって、図6ないし図11は図5の処理を説明するための図である。
図5に示すように、例えば気管支内視鏡の処置具チャンネル(不図示)内にプローブ40を挿通させて気管支のOCT計測が開始されると、光構造解析装置1は、メモリ91に測定光と参照光による気管支組織(以下、測定対象Tと記す)の干渉情報を記憶する(ステップS1)。そして、信号処理部93は、断層構造画像生成部930にてメモリ91に格納された干渉情報に基づいて測定対象TのA−B断層画像である断層構造画像を生成し、断層構造画像を画素単位で画像記憶部931に記憶する(ステップS2)。
次に、信号処理部93は、ノイズ処理部932にて画像記憶部931に記憶した断層構造画像を読み出し(ステップS3)、読み出した断層構造画像の画素信号のノイズを除去する(ステップS4)。
そして、信号処理部93は、Aライン群設定部933及びBライン群設定部934にてノイズ除去された断層構造画像の画素信号の信号強度を抽出するための、後述する複数の抽出ライン(Aライン)からなるAライン群及び複数の抽出ライン(Bライン)からなるBライン群を設定する(ステップS5)。
次に、信号処理部93は、信号強度抽出部935にてAライン群のすべてのAライン毎の信号強度を抽出する(ステップS6)。図6に示すAラインの信号強度の一例を見ると、表面(プローブ40のシース外壁)、基底膜、骨膜及び外膜が周辺に比べて特に光の強度の強い領域(ピーク画素)として抽出される。
そして、信号処理部93は、変化量比較部936にて信号強度抽出部935が抽出したAラインの信号強度の変化量を所定の閾値を比較し、所定の閾値を超える変化量を有する断層構造画像のピーク画素を抽出し、マーキング部937にてピーク画素にマークをマーキングする(ステップS7)。
なお、変化量比較部936は、Aラインの信号強度の傾きがある一定値以上、上昇する領域のみ抽出する。例えばAラインの信号強度を微分して、その微分信号の値(信号強度の傾き)が所定の閾値を超えているかどうか比較することで、Aラインの信号強度の急峻な変化点である、例えばピークを抽出する。
このステップS6及びS7の処理を図7を用いて具体的に説明する。図7に示すように、プローブ40の線状走査手段による測定光の各光走査軸を例えばAライン群とした場合、Aライン群設定部933がAライン群の各Aラインを極座標系の動径として設定し、信号強度抽出部935が光走査軸の走査範囲を移動範囲とし、偏角を移動範囲にて移動させることで、Aライン毎の信号強度(図6参照)が抽出される。変化量比較部936がこのAライン毎の信号強度の傾きを所定の閾値と比較することでピーク画素を抽出し、マーキング部937がピーク画素にAラインピークマークをマーキングする。
同様に、信号処理部93は、信号強度抽出部935にてBライン群のすべてのBライン毎の信号強度を抽出する(ステップS8)。
そして、信号処理部93は、変化量比較部936にて信号強度抽出部935が抽出したBラインの信号強度の変化量を所定の閾値を比較し、所定の閾値を超える変化量を有する断層構造画像のピーク画素を抽出し、マーキング部937にてピーク画素にマークをマーキングする(ステップS9)。なお、Bラインの強度変化は、Aラインに比べて小さいため、閾値はAラインよりも低く設定することが望ましい。
このステップS8及びS9の処理を図8を用いて具体的に説明する。図8に示すように、プローブ40の線状走査手段による測定光の各光走査軸を例えばAライン群とした場合、Bライン群設定部934はAライン群の各Aラインに直交する異なる半径の円弧ラインをBライン群の各Bラインに設定する。信号強度抽出部935は円弧ライン(Bライン)の半径の進退範囲を移動範囲とし、円弧ライン(Bライン)の半径をこの移動範囲にて移動させることで、Bライン毎の信号強度を抽出する。変化量比較部936がこのBライン毎の信号強度の傾きを所定の閾値と比較することでピーク画素を抽出し、マーキング部937がピーク画素にBラインピークマークをマーキングする。
次に、信号処理部93は、ライン補間部938にてマーキング部937でマークされた断層構造画像上のマーク(Aラインピークマーク及びBラインピークマーク:図8参照)の連続性を判定し、ある一定値以下で離れたマークは連続とみなし、つなぎ合わせていくライン補間を行う(ステップS10)。
そして、信号処理部93は、閉曲線層構造抽出部939にてライン補間部938でライン補間され、つなぎ合わされたラインが閉曲線形状をなす図9に示すような閉曲線構造を抽出する(ステップS11)。
次に、信号処理部93は、図形比較部940にて閉曲線層構造抽出部が抽出した閉曲線形状とパターン記憶部941に予め格納されている閉曲線形状の複数のパターンとを比較し、さらに構造異常判定部942にて図形比較部940による比較結果に基づき、構造異常の有無を判定する(ステップS12)。
そして、信号処理部93は、レンダリング部943にて閉曲線層構造に構造異常がないと判断した閉曲線層構造の画素に所定の色付けを行い、閉曲線層構造に構造異常があると判断した場合には閉曲線層構造の画素への色付けを行わない等の処理を行い、モニタ100に表示することで構造異常の有無を告知する(ステップS13)。
図10は閉曲線層構造に構造異常がないと判断した際に、閉曲線層構造の画素への色付けを行い、モニタ100に告知表示した画像の一例である。なお、深部に軟骨がある場合は、深部の信号が消失するために閉空間とならない。この場合、図11に示すように、マークが信号消失領域に達している場合は、信号消失領域をなぞるように補間し、閉空間を形成させる。この時、閉空間内にプローブが含まれないような向きに補間領域を選ぶ。
このように本実施形態では、層構造、特に閉曲線層構造を容易かつ正確に抽出することのでき、抽出された領域が例えば骨膜、閉空間内が例えば軟骨として、断層構造画像上にわかりやすく表示することが可能となる。
また、このような閉曲線層構造を抽出し、異常(病変部)の有無を色付け等により告知するといった視認性のよい表示を行うことにより、例えば気管支壁のOCT断層画像から気管支軟骨を抽出して、病変部の有無をユーザにとってわかりやすく表示することができる。
なお、測定対象Tを3次元的にOCT計測した場合は、光立体構造像(光立体構造情報)上に異常の有無を告知するようにしてもよい。図12は測定対象Tを3次元的にOCT計測した場合の図3の信号処理部の処理の流れを示すフローチャートであって、図13は図12の処理を説明するための図である。
図12に示すように、例えば気管支内視鏡の処置具チャンネル(不図示)内にプローブ40を挿通させて気管支のOCT計測が開始されると、光構造解析装置1は、メモリ91に測定光と参照光による測定対象Tの干渉情報を記憶する(ステップS1)。そして、信号処理部93は、断層構造画像生成部930にてメモリ91に格納された干渉情報に基づいて測定対象TのA−B−C3次元画像である光立体構造像を生成し、光立体構造像を画素単位で画像記憶部931に記憶する(ステップS20)。
次に、信号処理部93は、パラメータIを「1」にセットし(ステップS21)、図13に示すように、ノイズ処理部932にて画像記憶部931に記憶した光立体構造像を構成するI番目の断層構造画像を読み出し(ステップS22)、図5にて説明したステップS4〜S12の処理を実行する(ステップS23)。
そして、信号処理部93は、パラメータIをインクリメントし(ステップS24)、パラメータIが所定数Nを越えていないかどうか判断する(ステップS25)。
パラメータIが所定数N以下ならばステップS22に戻り、パラメータIが所定数Nを越えている場合は、信号処理部93は、レンダリング部943にて閉曲線層構造に構造異常がないと判断した閉曲線層構造の画素に所定の色付けを行い、閉曲線層構造に構造異常があると判断した場合には閉曲線層構造の画素への色付けを行わない等の処理を行い、光立体構造像をモニタ100に表示することで、構造異常の有無を告知する(ステップS26)。
また、プローブ40の線状走査手段による測定光の各光走査軸を例えばAライン群とし、Aライン群の各Aラインに直交する各円弧ラインをBライン群とするとしたが、これに限らない。図14は図3のAライン群設定部及びBライン群設定部が設定するAライン群とBライン群の変形例を示す図である。例えば図14に示すように、断層構造画像に直交する2つの方向をAライン及びBラインとして、それぞれの平行移動範囲にAライン群及びBライン群を設定してもよい。なお、AラインとBラインとは直交関係に限らず、互いに線形独立なベクトル方向をAライン及びBラインとしてよく、さらにはこのAライン及びBラインの2つのラインとは平行ではなく、かつ互いに平行な複数のラインからなるライン群を設定し信号強度を抽出するようにしてもよい。
また、光立体構造像を生成した場合には、Aライン群及びBライン群に限らず、光立体構造像(光立体構造情報)が生成される3次元空間上において3つの線形独立なベクトルを設定し、この3つのベクトルに平行な線分をA’ライン群、B’ライン群及びあらたなC’ライン群として信号強度を抽出するように構成してもよい。さらにこれら線形独立なA’ライン群、B’ライン群及びあらたなC’ライン群のほかに、A’ライン群、B’ライン群及びC’ライン群を構成するラインとは平行ではなく、かつ互いに平行な複数のラインからなるライン群を設定し信号強度を抽出するようにしてもよい。
なお、抽出した領域に色を付けるだけでも、従来の画像に比べて視認性向上の効果はある。ステップS3を加えることがより望ましく、ステップS10を加えることがさらに望ましい。また、ステップS10〜S12の処理は省略してもよく、ステップS9までの画像から特徴抽出と形状推定処理を施してステップS13にて軟骨らしき領域に色を付けて表示してもよい(図5参照)。
なお、本実施形態の測定対象Tは、軟骨に限る物ではなく、血管にも同様の処理が可能である。例えば血管の場合、血管壁が高散乱領域として描出され、内部は低散乱領域として描出される。軟骨の処理と同様な処理で抽出できる。大きさが〜直径200ミクロン以下であり、大きさから軟骨と血管の識別は可能である。3次元構造体からの抽出がより望ましい。
以上、本発明の光構造解析装置について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
10…OCT光源、30…OCT干渉計、40…プローブ、70…干渉情報検出部、90…断層画像生成部、91…メモリ、93…信号処理部、94…制御部、100…モニタ、930…断層構造画像生成部、931…画像記憶部、932…ノイズ処理部、933…Aライン群設定部、934…Bライン群設定部、935…信号強度抽出部、936…変化量比較部、937…マーキング部、938…ライン補間部、939…閉曲線層構造抽出部、940…図形比較部、941…パターン記憶部、942…構造異常判定部、943…レンダリング部

Claims (27)

  1. 広帯域な波長を発光する光源手段と、
    前記光源手段から発した光を参照光と測定光に分波する分波手段と、
    気管支、消化管、神経束または血管壁の少なくともいずれかであって層構造を有する測定対象に前記測定光を照射する照射手段と、
    前記測定対象に前記測定光を照射する位置を線状に走査する線状走査手段と、
    前記測定対象から前記測定光に基づき反射あるいは後方散乱した戻り光を集光する集光手段と、
    前記戻り光と前記参照光を合波させ干渉光を取得する干渉手段と、
    前記干渉光を受光して干渉信号を抽出する受光手段と、
    前記干渉信号および前記線状走査手段の走査情報から前記測定対象の断層構造画像を生成する断層構造画像生成手段と、
    前記断層構造画像を構成する画素の信号強度を抽出するための複数の第1の抽出ラインからなる第1の抽出ライン群を設定する第1ライン群設定手段と、
    前記信号強度を前記第1の抽出ラインの方向とは異なる方向に沿って抽出するための複数の第2の抽出ラインからなる第2の抽出ライン群を設定する第2ライン群設定手段と、
    前記第1の抽出ライン群及び前記第2の抽出ライン群に沿って前記信号強度を抽出する信号強度抽出手段と、
    を備えたことを特徴とする光構造解析装置。
  2. 前記第1の抽出ライン群は、前記線状走査手段により走査される前記測定光の光軸に沿った複数の動径ラインからなり、前記第2の抽出ライン群は、前記動径ラインに直交した複数の円弧ラインからなることを特徴とする請求項1に記載の光構造解析装置。
  3. 前記第1の抽出ライン群の第1の抽出ラインと前記第2の抽出ライン群の第2の抽出ラインは、前記断層構造画像上にて線形独立な2つのベクトル方向の線分からなることを特徴とする請求項1に記載の光構造解析装置。
  4. 前記第1の抽出ライン群の第1の抽出ラインと前記第2の抽出ライン群の第2の抽出ラインは、前記断層構造画像上にて直交する2つのベクトル方向の線分からなることを特徴とする請求項3に記載の光構造解析装置。
  5. 前記信号強度抽出手段が抽出した前記信号強度の変化量を所定の閾値と比較する変化量比較手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の光構造解析装置。
  6. 前記変化量比較手段の比較結果により、前記信号強度の変化量が前記所定の閾値より大きい前記画素にマーキングするマーキング手段をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の光構造解析装置。
  7. 前記マーキング手段がマーキングした前記画素間をライン補間するライン補間手段をさらに備えたことを特徴とする請求項6に記載の光構造解析装置。
  8. 所定の閉曲線図形を格納している閉曲線図形格納手段と、前記ライン補間手段によりライン補間された補間ラインが閉曲線層構造かどうか判断する閉曲線層構造判断手段と、前記閉曲線層構造と前記所定の閉曲線図形とを比較する図形判定手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載の光構造解析装置。
  9. 前記図形判定手段の比較結果に基づき、前記閉曲線層構造の構造異常の有無を判定する構造異常判定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項8に記載の光構造解析装置。
  10. 前記構造異常判定手段が判定した前記構造異常の有無を前記断層構造画像上にて告知する告知手段をさらに備えたことを特徴とする請求項9に記載の光構造解析装置。
  11. 前記告知手段は、前記閉曲線層構造に前記構造異常が無いと構造異常判定手段が判定すると、前記閉曲線層構造内の前記画素を所定の色にて強調して告知することを特徴とする請求項10に記載の光構造解析装置。
  12. 前記断層構造画像生成手段が生成した前記断層構造画像を記憶する画像記憶手段と、前記画像記憶手段が記憶した前記断層構造画像のノイズを除去するノイズ除去手段と、をさらに備え、
    前記信号強度抽出手段は、前記ノイズ除去手段がノイズ除去した前記断層構造画像の前記信号強度を抽出することを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1つに記載の光構造解析装置。
  13. 前記線状走査する走査方向と前記測定対象の深さ方向がなす面に略垂直な方向に前記測定光を走査する略垂直走査手段さらに備え、前記断層構造画像生成手段は、前記測定対象の断層構造画像と前記略垂直走査手段の走査情報から3次元的な立体構造画像を生成し、前記信号強度抽出手段は、前記第1の抽出ライン群及び前記第2の抽出ライン群と、前記第1の抽出ライン群の第1の抽出ライン及び前記第2の抽出ライン群の抽出ラインと線形独立な第3の抽出ラインからなる第3の抽出ライン群と、に沿って前記信号強度を抽出する
    ことを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1つに記載の光構造解析装置。
  14. 前記測定光及び前記戻り光を導光する導光手段と、前記照射手段、前記線状走査手段及び前記集光手段を内蔵した光プローブと、
    前記光プローブを挿通する処置具チャンネルを有する体腔内に挿入する内視鏡と、
    を備えたことを特徴する請求項1ないし13のいずれか1つに記載の光構造解析装置。
  15. 広帯域な波長を発光する光源手段と、前記光源手段から発した光を参照光と測定光に分波する分波手段と、気管支、消化管、神経束または血管壁の少なくともいずれかであって層構造を有する測定対象に前記測定光を照射する照射手段と、前記測定対象に前記測定光を照射する位置を線状に走査する線状走査手段と、前記測定対象から前記測定光に基づき反射あるいは後方散乱した戻り光を集光する集光手段と、前記戻り光と前記参照光を合波させ干渉光を取得する干渉手段と、前記干渉光を受光して干渉信号を抽出する受光手段と、前記干渉信号および前記線状走査手段の走査情報から前記測定対象の断層構造画像を生成する断層構造画像生成手段と、を備えた構造解析装置の作動方法において、
    前記断層構造画像を構成する画素の信号強度を抽出するための複数の第1の抽出ラインからなる第1の抽出ライン群を設定する第1ライン群設定ステップと、
    前記信号強度を前記第1の抽出ラインの方向とは異なる方向に沿って抽出するための複数の第2の抽出ラインからなる第2の抽出ライン群を設定する第2ライン群設定ステップと、
    前記第1の抽出ライン群及び前記第2の抽出ライン群に沿って前記信号強度を抽出する信号強度抽出ステップと、
    を備えたことを特徴とする光構造解析装置の作動方法。
  16. 前記第1の抽出ライン群は、前記線状走査手段により走査される前記測定光の光軸に沿った複数の動径ラインからなり、前記第2の抽出ライン群は、前記動径ラインに直交した複数の円弧ラインからなることを特徴とする請求項15に記載の光構造解析装置の作動方法。
  17. 前記第1の抽出ライン群の第1の抽出ラインと前記第2の抽出ライン群の第2の抽出ラインは、前記断層構造画像上にて線形独立な2つのベクトル方向の線分からなることを特徴とする請求項15に記載の光構造解析装置の作動方法。
  18. 前記第1の抽出ライン群の第1の抽出ラインと前記第2の抽出ライン群の第2の抽出ラインは、前記断層構造画像上にて直交する2つのベクトル方向の線分からなることを特徴とする請求項17に記載の光構造解析装置の作動方法。
  19. 前記信号強度抽出ステップが抽出した前記信号強度の変化量を所定の閾値と比較する変化量比較ステップをさらに備えたことを特徴とする請求項15ないし18のいずれか1つに記載の光構造解析装置の作動方法。
  20. 前記変化量比較ステップの比較結果により、前記信号強度の変化量が前記所定の閾値より大きい前記画素にマーキングするマーキングステップをさらに備えたことを特徴とする請求項19に記載の光構造解析装置の作動方法。
  21. 前記マーキングステップがマーキングした前記画素間をライン補間するライン補間ステップをさらに備えたことを特徴とする請求項20に記載の光構造解析装置の作動方法。
  22. 所定の閉曲線図形を格納している閉曲線図形格納ステップと、前記ライン補間ステップによりライン補間された補間ラインが閉曲線層構造かどうか判断する閉曲線層構造判断ステップと、前記閉曲線層構造と前記所定の閉曲線図形とを比較する図形判定ステップと、をさらに備えたことを特徴とする請求項21に記載の光構造解析装置の作動方法。
  23. 前記図形判定ステップの比較結果に基づき、前記閉曲線層構造の構造異常の有無を判定する構造異常判定ステップをさらに備えたことを特徴とする請求項22に記載の光構造解析装置の作動方法。
  24. 前記構造異常判定ステップが判定した前記構造異常の有無を前記断層構造画像上にて告知する告知ステップをさらに備えたことを特徴とする請求項23に記載の光構造解析装置の作動方法。
  25. 前記告知ステップは、前記閉曲線層構造に前記構造異常が無いと構造異常判定ステップが判定すると、前記閉曲線層構造内の前記画素を所定の色にて強調して告知することを特徴とする請求項24に記載の光構造解析装置の作動方法。
  26. 前記断層構造画像生成手段が生成した前記断層構造画像を記憶する画像記憶ステップと、前記画像記憶ステップが記憶した前記断層構造画像のノイズを除去するノイズ除去ステップと、をさらに備え、
    前記信号強度抽出ステップは、前記ノイズ除去ステップがノイズ除去した前記断層構造画像の前記信号強度を抽出することを特徴とする請求項15ないし25のいずれか1つに記載の光構造解析装置の作動方法。
  27. 前記線状走査する走査方向と前記測定対象の深さ方向がなす面に略垂直な方向に前記測定光を走査する略垂直走査ステップさらに備え、前記断層構造画像生成手段は、前記測定対象の断層構造画像と前記略垂直走査ステップの走査情報から3次元的な立体構造画像を生成し、前記信号強度抽出ステップは、前記第1の抽出ライン群及び前記第2の抽出ライン群と、前記第1の抽出ライン群の第1の抽出ライン及び前記第2の抽出ライン群の抽出ラインと線形独立な第3の抽出ラインからなる第3の抽出ライン群と、に沿って前記信号強度を抽出することを特徴とする請求項15ないし26のいずれか1つに記載の光構造解析装置の作動方法。
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