JP5405251B2 - 超音波診断装置及び超音波プローブの送信駆動電圧制御プログラム - Google Patents
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Description
超音波プローブの送信パワーの制御方法は、超音波プローブに印加する送信駆動電圧を低下させ、無限時間経過後の超音波プローブの表面温度が許容温度の上限を超えないようにするのが一般的である。
超音波診断を行う上での安全規格を尊守する超音波診断装置の技術としては、例えば特許文献1がある。
図1は超音波診断装置の構成図を示す。同図に示すように、本実施形態に係る超音波診断装置は、超音波プローブ10、装置本体11、送受信部12、Bモード処理部13、ドプラ処理部14、画像メモリ15、画像生成部16、画像合成部17、ディスプレイ18、制御プロセッサ2、内部記憶部19、入力部27、インタフェース部30を具備している。
インタフェース部30は、入力デバイス、記憶媒体、ネットワーク、新たな外部記憶装置(図示せず)に関するインタフェースである。当該装置において得られた超音波画像等のデータや解析結果等は、インタフェース部30を介して、ネットワークを介して他の装置に転送可能である。
発熱時定数テーブル26には、例えば送信波形、送信ウェイティング、送信周波数、送信フォーカス等の送信条件毎の超音波プローブ10の発熱時定数Tのデータが記憶されている。
初期電圧決定部22は、超音波プローブ10における超音波の送信条件に対応する無限時間後の第1の許容温度値と目標温度値とに基づいて超音波プローブ10に対するデファルト電圧Vdを決定する。
診断時間温度算出部24は、診断時間入力部28からマニュアル操作入力された診断時間に基づいて超音波プローブ10の診断時間内での第2の許容温度値を算出する。具体的に、診断時間温度算出部24は、目標温度値をST、診断時間をt1、超音波プローブ10の発熱時定数をTとすると、診断時間t1内での第2の許容温度値ST1を、
ST1=ST×(1−et1/T) …(1)
により算出する。
Vn=Vd×(ST/ST1)1/2 …(2)
により算出する。
医師等のユーザのマニュアル操作を受けて診断時間入力部28は、ステップ#1において、超音波プローブ10を駆動させる診断時間t1を操作入力する。
これと共に、駆動電圧算出ユニット1は、送信条件である例えば送信波形、送信ウェイティング、送信周波数、送信フォーカス等に対応する超音波プローブ10の発熱時定数Tのデータを発熱時定数テーブル26から読み出す。
次に、送信電圧制御部25は、ステップ#3において、目標温度値STと、診断時間t1内での第2の許容温度値ST1とを上記式(2)により温度の比率算出を行い、かつこの温度の比率をデファルト電圧Vdに乗算して超音波プローブ10に印加する新たな送信駆動電圧Vnを算出する。
次に、駆動電圧算出ユニット1は、送信電圧制御部25により算出された新たな送信駆動電圧Vnを設定する。これにより、超音波プローブ10は、送受信部12からの新たな送信駆動電圧Vnを受けて超音波を送信すると共に、被検体Pからの反射波を受信することを開始するので、医師等のユーザは、当該超音波プローブ10を用いて例えば人体等の生体である被検体Pの診断が可能となる。
図5は超音波診断装置の構成図を示す。インタフェース部30には、タイマ31と、報知部32とが接続されている。タイマ31は、超音波プローブ10の駆動時間すなわち超音波プローブ10を用いての被検体Pの診断時間を計測する。
報知部32は、制御プロセッサ2において実行される、タイマ31に計測により超音波プローブ10の駆動時間が診断時間入力部28からマニュアル操作入力された診断時間t1を越えるか否かの判断の結果に基づいてメッセージを報知する。すなわち、報知部32は、制御プロセッサ2において超音波プローブ10の駆動時間が診断時間t1を越えたと判断された場合には、超音波プローブ10の駆動時間が診断時間t1を越える旨のメッセージを報知する。この報知部32は、例えば液晶ディスプレイ又は警報器のいずれか一方又は両方であって、超音波プローブ10の駆動時間が診断時間t1を越える警告のメッセージを液晶ディスプレイに表示したり、警報器を動作させて警告音を発生する。又、報知部32は、超音波プローブ10の駆動時間が診断時間t1を越える所定時間前に、超音波プローブ10の駆動時間が診断時間t1を越える旨の予告のメッセージを液晶ディスプレイに表示してもよい。
上記同様に、医師等のユーザのマニュアル操作を受けて診断時間入力部28は、ステップ#1において、超音波プローブ10を駆動させる診断時間t1を操作入力する。
診断時間温度算出部24は、ステップ#2において、上記式(1)を演算し、診断時間t1内での第2の許容温度値ST1を算出する。
次に、送信電圧制御部25は、ステップ#3において、上記式(2)により温度の比率算出を行い、かつこの温度の比率をデファルト電圧Vdに乗算して超音波プローブ10に印加する新たな送信駆動電圧Vnを算出する。
次に、駆動電圧算出ユニット1は、送信電圧制御部25により算出された新たな送信駆動電圧Vnを設定する。これにより、医師等のユーザは、当該超音波プローブ10を用いて例えば人体等の生体である被検体Pの診断が可能となる。
本装置は、超音波プローブ11を診断時間t1を越え、超音波プローブ10に印加する送信駆動電圧をデファルト電圧Vdに低下して診断を継続可能とする場合、超音波プローブ10の残熱によって当該超音波プローブ10の表面温度Tvnが目標温度値STを超えるのを防止する機能を有する。
上記同様に、医師等のユーザのマニュアル操作を受けて診断時間入力部28は、ステップ#1において、超音波プローブ10を駆動させる診断時間t1を操作入力する。
次に、診断時間温度算出部24は、ステップ#10において、診断時間入力部28からマニュアル操作入力された診断時間t1を受けると、この診断時間t1に対してマージン時間tmを自動的に追加する。
次に、診断時間温度算出部24は、ステップ#11において、マージン時間tmの追加された診断時間(t1+tm)に基づいて次式(3)を演算し、
ST1=ST×(1−e(t1+tm)/T) …(3)
診断時間(t1+tm)内での第2の許容温度値ST1を算出する。
次に、駆動電圧算出ユニット1は、送信電圧制御部25により算出された新たな送信駆動電圧Vnを設定する。これにより、医師等のユーザは、当該超音波プローブ10を用いて例えば人体等の生体である被検体Pの診断が可能となる。
Claims (10)
- 超音波プローブから超音波を送信するための送信駆動電圧を制御する超音波診断装置において、
前記超音波プローブにおける前記超音波の送信条件に対応する無限時間後の第1の許容温度値と目標温度値とに基づいて前記超音波プローブに対する初期電圧を決定する初期電圧決定部と、
前記超音波プローブを駆動させる診断時間を操作入力する診断時間入力部と、
前記診断時間入力部から操作入力された前記診断時間に基づいて前記超音波プローブの前記診断時間内での第2の許容温度値を算出する診断時間温度算出部と、
少なくとも前記初期電圧と前記第2の許容温度値とに基づいて前記超音波プローブに印加する前記送信駆動電圧を制御する送信電圧制御部と、
を具備することを特徴とする超音波診断装置。 - 前記送信電圧制御部は、前記超音波プローブの温度を検出する温度センサにより検出される前記温度が予め設定された規定温度になった
場合には、前記超音波プローブに印加する前記送信駆動電圧を少なくとも低下させることを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。 - 前記超音波プローブの駆動時間を計測するタイマと、
前記タイマの計測される前記超音波プローブの駆動時間が前記診断時間を越えるか否かを判断する判断部と、
前記判断部が前記超音波プローブの駆動時間が前記診断時間を越えると判断した場合には、少なくとも前記超音波プローブの駆動時間が前記診断時間を越える旨を報知する報知部と、
を有することを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。 - 前記超音波プローブの駆動時間を計測するタイマを有し、
前記送信電圧制御部は、前記タイマに計測により前記超音波プローブの駆動時間が前記診断時間を越えるか否かを判断し、前記超音波プローブの駆動時間が前記診断時間を越えると、前記超音波プローブに印加する前記送信駆動電圧を少なくとも前記初期電圧に制御する、
ことを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。 - 前記送信電圧制御部は、前記超音波プローブの駆動時間が前記診断時間を越えると、前記送信駆動電圧の前記超音波プローブへの印加を停止することを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。
- 前記診断時間温度算出部は、前記診断時間に対して診断の延長時間を追加し、当該延長時間の追加された診断時間に基づいて前記第2の許容温度値を算出することを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。
- 前記診断時間温度算出部は、前記目標温度値をST、前記診断時間をt1、発熱時定数をTとすると、前記診断時間t1内での前記第2の許容温度値ST1を、
ST1=ST×(1−et1/T)
により算出することを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。 - 前記送信電圧制御部は、前記初期電圧をVd、前記目標温度値をST、前記診断時間t1内での前記第2の許容温度値をST1とすると、前記超音波プローブに印加する前記送信駆動電圧Vnを、
Vn=Vd×(ST/ST1)1/2
により算出することを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。 - 前記診断時間入力部は、前記操作入力された前記診断時間の履歴に基づいて前記診断時間を入力することを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。
- 超音波診断装置に内蔵されたコンピュータに、超音波プローブにおける超音波の送信条件に対応する無限時間後の第1の許容温度値と目標温度値とに基づいて前記超音波プローブに対する初期電圧を算出させる算出機能と、
操作入力された診断時間に基づいて前記超音波プローブの前記診断時間内での第2の許容温度値を算出させる算出機能と、
少なくとも前記初期電圧と前記第2の許容温度値とに基づいて前記超音波プローブに印加する前記送信駆動電圧を設定させる設定機能と、
を実現させることを特徴とする超音波プローブの送信駆動電圧制御プログラム。
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