JP5404334B2 - ボーリングホルダ - Google Patents
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Description
軸線回りに回転可能な主軸に保持される被保持部と、
前記被保持部に取り付けられる基部と、前記基部に対して前記軸線方向に交差する方向へ微動調整可能に設けられる微動部と、を備える微動調整機構と、
前記微動調整機構の前記微動部に取り付けられる粗動ハウジングと、前記粗動ハウジングに対して前記軸線方向に交差する方向へ粗動調整可能であり前記微動調整機構の調整量より大きな調整量を調整可能に設けられる粗動移動体と、前記粗動ハウジングに設けられ前記粗動移動体の偏心運動によって生じる不均一な荷重を吸収するカウンタウエイトと、を備える粗動調整機構と、
前記粗動移動体に取り付けられる刃具と、
を備え、
前記粗動ハウジングは、流体供給装置から流体を受給する流体受給ポートを備え、
前記粗動移動体は、前記流体受給ポートに供給された前記流体により粗動調整されることである。
請求項3に係る発明の特徴は、前記カウンタウエイトは、前記流体により、前記粗動ハウジングに対して前記粗動移動体が移動する方向と反対側に、前記粗動移動体の移動に同期して前記粗動ハウジングに対する前記粗動移動体の移動量と同じ移動量だけ移動することである。
請求項5に係る発明の特徴は、前記微動調整機構は、内部に供給される流体の圧力に応じて当該微動調整機構の弾性変形量を変化させ、当該弾性変形量に応じて前記基部に対する前記微動部の微動調整量を変化させることである。
請求項3に係る発明によれば、カウンタウエイトを粗動ハウジングに対して位置調整可能とすることで、粗動移動体の移動量に応じてカウンタウエイトを調整することで、より偏心運動が生じることを抑制できる。さらに、カウンタウエイトの移動を粗動移動体に同期して、かつ、粗動移動体の移動量と同じ移動量だけ移動することで、カウンタウエイトの位置調整を自動的に行うことができる。
請求項5に係る発明によれば、流体の圧力に応じて弾性変形量を変化させて、当該弾性変形量に応じて微動調整量を調整することができるようにすることで、非常に高精度に微動調整が可能となる。
(ボーリングホルダの構成)
第一実施形態のボーリングホルダ1の構成について、図1〜図3を参照して説明する。図1に示すように、ボーリングホルダ1は、軸線周りに回転可能な主軸2に保持されて工作物に穴などを加工する工具であって、工具径を調整可能とされている。ここで、各図において、ボーリングホルダ1のうち主軸2側を基端側といい、ボーリングホルダ1のうち刃具70が設けられる側を先端側という。
次に、微動調整機構による工具径の微調整方法について、図1および図4を参照してより詳細に説明する。主軸2側から制御された所定の圧力の空気が供給されるとする。そうすると、この空気圧に応じて空油圧変換部22の第一ピストン24が、ボーリングホルダ1の先端側に向かってスライドする。第一ピストン24の移動に伴って、第二ピストン27も、ボーリングホルダ1の先端側に向かってスライドする。この第二ピストン27の移動によって、作動油空間30に充填される作動油の圧力が高まる。作動油の圧力が高まることで、連通路31および油通路46を介して、弾性変形部41の油圧空間45の油圧が高くなる。その結果、弾性変形部41における先端側の微動部48が、図4に示すように、左側へシフトする。
次に、粗動調整機構50の動作について、図5〜図10を参照して説明する。粗動調整機構50の動作に際して、粗動調整ユニット80を用いるため、まずは、粗動調整ユニット80について説明する。
以上説明したボーリングホルダ1によれば、主軸2側から先端に向かって、被保持部10、微動調整機構20、粗動調整機構50、刃具70の順に取り付けられている。つまり、粗動調整機構50によって粗動移動体52が径方向に移動したとしても、微動調整機構20は何ら移動しない。つまり、粗動調整機構50によって径方向に移動する部分には、粗動移動体52および刃具70となり、微動調整機構20が含まれない。そして、カウンタウエイト53は、粗動調整機構50に含まれる構成としている。従って、このカウンタウエイト53は、粗動移動体52および刃具70の質量を考慮すれば良く、微動調整機構20の質量は考慮する必要がなくなる。このように、本実施形態のボーリングホルダ1によれば、カウンタウエイト53の質量を小さくすることができる。その結果、回転体としてのボーリングホルダ1全体の質量を小さくすることができる。
第二実施形態のボーリングホルダについて、図11〜図12を参照して説明する。第二実施形態のボーリングホルダは、第一実施形態のボーリングホルダ1に対して、粗動調整機構のみ相違する。そこで、以下に、第二実施形態における粗動調整機構90のみについて説明する。また、粗動調整機構90の構成部品においても、第一実施形態の粗動調整機構50の構成部品と同一のものがあり、これらについては同一符号を付して説明を省略する。
10:被保持部、 11:テーパシャンク部、 12:プルスタッド、 13:空気流路
20:微動調整機構
21:基端ボディ部、 22:空油圧変換部、 23:第一シリンダ
24:第一ピストン、 25:摺動シール、 26:連結ロッド、 27:第二ピストン
28:第二シリンダ、 29:摺動シール、 30:作動油空間、 31:連通路
41:弾性変形部、 42:パワーユニット、 43:凸ブロック、 44:凹ブロック
45:油圧空間、 46:油通路、 47:S字状のスリット、 48:微動部
50:粗動調整機構
51:粗動ハウジング、 51a:円形孔、 51b:空気滞留空間
51c:空気流路、 51d:回転支持部、 51e:円形孔、 51f:作動油空間
51g:連通路
52:粗動移動体、 52a:溝、 52b:移動体側ラック部、 52c:基準部
53:カウンタウエイト、 53a:ウエイト側ラック部
54:ピニオン軸、 55:流体受給ポート
56:空油圧変換部、 56a:段付きシリンダ、 56b:ピストン
57:クランプ部、 57a:支持部、 57b:爪(押圧部)、 57c:係合突起部
58:付勢力発生部、 58a:第二スプリング、 58b:付勢部材
58c:テーパ部
60:第一スプリング、 70:刃具
80:粗動調整ユニット
81:流体供給装置、 82:流体供給スライドポート、 83:位置調整用基準部材
90:粗動調整機構、 92:粗動移動体、 92a:テーパ部
97:クランプ部、 97b:押圧部
Claims (5)
- 軸線回りに回転可能な主軸に保持される被保持部と、
前記被保持部に取り付けられる基部と、前記基部に対して前記軸線方向に交差する方向へ微動調整可能に設けられる微動部と、を備える微動調整機構と、
前記微動調整機構の前記微動部に取り付けられる粗動ハウジングと、前記粗動ハウジングに対して前記軸線方向に交差する方向へ粗動調整可能であり前記微動調整機構の調整量より大きな調整量を調整可能に設けられる粗動移動体と、前記粗動ハウジングに設けられ前記粗動移動体の偏心運動によって生じる不均一な荷重を吸収するカウンタウエイトと、を備える粗動調整機構と、
前記粗動移動体に取り付けられる刃具と、
を備え、
前記粗動ハウジングは、流体供給装置から流体を受給する流体受給ポートを備え、
前記粗動移動体は、前記流体受給ポートに供給された前記流体により粗動調整されることを特徴とするボーリングホルダ。 - 請求項1において、
前記粗動移動体は、前記流体により前記粗動ハウジングの外側方向へ移動し、
前記流体は、前記粗動ハウジングと前記粗動移動体との隙間から外部へ排出されることを特徴とするボーリングホルダ。 - 請求項1または2において、
前記カウンタウエイトは、前記流体により、前記粗動ハウジングに対して前記粗動移動体が移動する方向と反対側に、前記粗動移動体の移動に同期して前記粗動ハウジングに対する前記粗動移動体の移動量と同じ移動量だけ移動することを特徴とするボーリングホルダ。 - 請求項1〜3の何れか一項において、
前記微動調整機構は、弾性変形することによって前記基部に対して前記微動部を微動調整可能とすることを特徴とするボーリングホルダ。 - 請求項4において、
前記微動調整機構は、内部に供給される流体の圧力に応じて当該微動調整機構の弾性変形量を変化させ、当該弾性変形量に応じて前記基部に対する前記微動部の微動調整量を変化させることを特徴とするボーリングホルダ。
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JP2009261393A JP5404334B2 (ja) | 2009-11-16 | 2009-11-16 | ボーリングホルダ |
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