JP5484011B2 - ボーリングホルダ - Google Patents
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Description
ハウジングと、
前記ハウジングの内部に流体を供給する流体供給装置と、
前記ハウジングに対して回転軸線方向に交差する方向へスライド可能となるように前記ハウジングに支持される移動体と、
前記移動体に取り付けられる刃具と、
前記ハウジングに支持され、前記流体供給装置から供給される第一流体の作用により前記移動体を押圧してクランプすることと前記移動体への押圧を解除してアンクランプすることを切り替え、前記移動体のスライド動作とは独立して動作可能なクランプ部と、
を備えるボーリングホルダであって、
前記クランプ部は、前記ハウジングに対して支持される支持部と、前記支持部から離れた位置に設けられ、前記流体供給装置から供給される前記第一流体により前記ハウジングに対して移動可能に設けられ、かつ、前記移動体に押圧することにより前記移動体をクランプする押圧部と、を備え、
前記移動体には、スライド方向に交差する方向へ延在する溝が前記スライド方向に複数並設され、前記押圧部は、複数の前記溝の何れかに係合することにより前記移動体をクランプし、複数の前記溝との係合を離脱することにより前記移動体をアンクランプする爪であることである。
ハウジングと、
前記ハウジングの内部に流体を供給する流体供給装置と、
前記ハウジングに対して回転軸線方向に交差する方向へスライド可能となるように前記ハウジングに支持される移動体と、
前記移動体の先端側に取り付けられる刃具と、
前記ハウジングに支持され、前記流体供給装置から供給される第一流体の作用により前記移動体を押圧してクランプすることと前記移動体への押圧を解除してアンクランプすることを切り替え、前記移動体のスライド動作とは独立して動作可能なクランプ部と、
を備えるボーリングホルダであって、
前記クランプ部は、
前記ハウジングに対して支持される支持部と、
前記支持部から離れた位置に設けられ、前記流体供給装置から供給される前記第一流体により前記ハウジングに対して移動可能に設けられ、かつ、前記移動体に押圧することにより前記移動体をクランプする押圧部と、
を備え、
前記移動体の外周面は、前記移動体の先端側から前記移動体の基端側に向かって縮径するテーパ状に形成され、
前記押圧部は、前記移動体のテーパ部分を押圧することにより前記移動体をクランプすることである。
ハウジングと、
前記ハウジングの内部に流体を供給する流体供給装置と、
前記ハウジングに対して回転軸線方向に交差する方向へスライド可能となるように前記ハウジングに支持される移動体と、
前記移動体に取り付けられる刃具と、
前記ハウジングに支持され、前記流体供給装置から供給される第一流体の作用により前記移動体を押圧してクランプすることと前記移動体への押圧を解除してアンクランプすることを切り替え、前記移動体のスライド動作とは独立して動作可能なクランプ部と、
を備えるボーリングホルダであって、
前記クランプ部は、前記ハウジングに対して支持される支持部と、前記支持部から離れた位置に設けられ、前記流体供給装置から供給される前記第一流体により前記ハウジングに対して移動可能に設けられ、かつ、前記移動体に押圧することにより前記移動体をクランプする押圧部と、を備え、
前記クランプ部の前記押圧部は、前記クランプ部の前記支持部を中心として前記ハウジングに対して揺動可能であり、前記ボーリングホルダは、前記ハウジングに支持されるスプリングと、前記ハウジングに対して所定方向にスライド可能に設けられ、前記クランプ部に対してくさび係合するように設けられ、前記スプリングの付勢力と前記流体供給装置から供給される前記第一流体の圧力とが前記スライド方向に対抗するように設けられ、スライド位置に応じた付勢力であって前記クランプ部が前記移動体をクランプする方向への付勢力を前記クランプ部に対して発生する付勢部材と、をさらに備えることである。
さらに、押圧部である爪が複数の溝の何れかに係合することにより移動体をクランプしている。従って、確実に移動体を位置決めすることができる。
(ボーリングホルダの構成)
第一実施形態のボーリングホルダ1の構成について、図1〜図3を参照して説明する。図1に示すように、ボーリングホルダ1は、軸線周りに回転可能な主軸2に保持されて工作物に穴などを加工する工具であって、工具径を調整可能とされている。ここで、各図において、ボーリングホルダ1のうち主軸2側を基端側といい、ボーリングホルダ1のうち刃具70が設けられる側を先端側という。
次に、微動調整機構による工具径の微調整方法について、図1および図4を参照してより詳細に説明する。主軸2側から制御された所定の圧力の空気が供給されるとする。そうすると、この空気圧に応じて空油圧変換部22の第一ピストン24が、ボーリングホルダ1の先端側に向かってスライドする。第一ピストン24の移動に伴って、第二ピストン27も、ボーリングホルダ1の先端側に向かってスライドする。この第二ピストン27の移動によって、作動油空間30に充填される作動油の圧力が高まる。作動油の圧力が高まることで、連通路31および油通路46を介して、弾性変形部41の油圧空間45の油圧が高くなる。その結果、弾性変形部41における先端側の微動部48が、図4に示すように、左側へシフトする。
次に、粗動調整機構50の動作について、図5〜図10を参照して説明する。粗動調整機構50の動作に際して、粗動調整ユニット80を用いるため、まずは、粗動調整ユニット80について説明する。
以上説明したボーリングホルダ1によれば、主軸2側から先端に向かって、被保持部10、微動調整機構20、粗動調整機構50、刃具70の順に取り付けられている。つまり、粗動調整機構50によって粗動移動体52が径方向に移動したとしても、微動調整機構20は何ら移動しない。つまり、粗動調整機構50によって径方向に移動する部分には、粗動移動体52および刃具70となり、微動調整機構20が含まれない。そして、カウンタウエイト53は、粗動調整機構50に含まれる構成としている。従って、このカウンタウエイト53は、粗動移動体52および刃具70の質量を考慮すれば良く、微動調整機構20の質量は考慮する必要がなくなる。このように、本実施形態のボーリングホルダ1によれば、カウンタウエイト53の質量を小さくすることができる。その結果、回転体としてのボーリングホルダ1全体の質量を小さくすることができる。
第二実施形態のボーリングホルダについて、図11〜図12を参照して説明する。第二実施形態のボーリングホルダは、第一実施形態のボーリングホルダ1に対して、粗動調整機構のみ相違する。そこで、以下に、第二実施形態における粗動調整機構90のみについて説明する。また、粗動調整機構90の構成部品においても、第一実施形態の粗動調整機構50の構成部品と同一のものがあり、これらについては同一符号を付して説明を省略する。
10:被保持部、 11:テーパシャンク部、 12:プルスタッド、 13:空気流路
20:微動調整機構
21:基端ボディ部、 22:空油圧変換部、 23:第一シリンダ
24:第一ピストン、 25:摺動シール、 26:連結ロッド、 27:第二ピストン
28:第二シリンダ、 29:摺動シール、 30:作動油空間、 31:連通路
41:弾性変形部、 42:パワーユニット、 43:凸ブロック、 44:凹ブロック
45:油圧空間、 46:油通路、 47:S字状のスリット、 48:微動部
50:粗動調整機構
51:粗動ハウジング、 51a:円形孔、 51b:空気滞留空間
51c:空気流路、 51d:回転支持部、 51e:円形孔、 51f:作動油空間
51g:連通路
52:粗動移動体、 52a:溝、 52b:移動体側ラック部、 52c:基準部
53:カウンタウエイト、 53a:ウエイト側ラック部
54:ピニオン軸、 55:流体受給ポート
56:空油圧変換部、 56a:段付きシリンダ、 56b:ピストン
57:クランプ部、 57a:支持部、 57b:爪(押圧部)、 57c:係合突起部
58:付勢力発生部、 58a:第二スプリング、 58b:付勢部材
58c:テーパ部
60:第一スプリング、 70:刃具
80:粗動調整ユニット
81:流体供給装置、 82:流体供給スライドポート、 83:位置調整用基準部材
90:粗動調整機構、 92:粗動移動体、 92a:テーパ部
97:クランプ部、 97b:押圧部
Claims (5)
- ハウジングと、
前記ハウジングの内部に流体を供給する流体供給装置と、
前記ハウジングに対して回転軸線方向に交差する方向へスライド可能となるように前記ハウジングに支持される移動体と、
前記移動体に取り付けられる刃具と、
前記ハウジングに支持され、前記流体供給装置から供給される第一流体の作用により前記移動体を押圧してクランプすることと前記移動体への押圧を解除してアンクランプすることを切り替え、前記移動体のスライド動作とは独立して動作可能なクランプ部と、
を備えるボーリングホルダであって、
前記クランプ部は、
前記ハウジングに対して支持される支持部と、
前記支持部から離れた位置に設けられ、前記流体供給装置から供給される前記第一流体により前記ハウジングに対して移動可能に設けられ、かつ、前記移動体に押圧することにより前記移動体をクランプする押圧部と、
を備え、
前記移動体には、スライド方向に交差する方向へ延在する溝が前記スライド方向に複数並設され、
前記押圧部は、複数の前記溝の何れかに係合することにより前記移動体をクランプし、複数の前記溝との係合を離脱することにより前記移動体をアンクランプする爪であることを特徴とするボーリングホルダ。 - ハウジングと、
前記ハウジングの内部に流体を供給する流体供給装置と、
前記ハウジングに対して回転軸線方向に交差する方向へスライド可能となるように前記ハウジングに支持される移動体と、
前記移動体の先端側に取り付けられる刃具と、
前記ハウジングに支持され、前記流体供給装置から供給される第一流体の作用により前記移動体を押圧してクランプすることと前記移動体への押圧を解除してアンクランプすることを切り替え、前記移動体のスライド動作とは独立して動作可能なクランプ部と、
を備えるボーリングホルダであって、
前記クランプ部は、
前記ハウジングに対して支持される支持部と、
前記支持部から離れた位置に設けられ、前記流体供給装置から供給される前記第一流体により前記ハウジングに対して移動可能に設けられ、かつ、前記移動体に押圧することにより前記移動体をクランプする押圧部と、
を備え、
前記移動体の外周面は、前記移動体の先端側から前記移動体の基端側に向かって縮径するテーパ状に形成され、
前記押圧部は、前記移動体のテーパ部分を押圧することにより前記移動体をクランプすることを特徴とするボーリングホルダ。 - ハウジングと、
前記ハウジングの内部に流体を供給する流体供給装置と、
前記ハウジングに対して回転軸線方向に交差する方向へスライド可能となるように前記ハウジングに支持される移動体と、
前記移動体に取り付けられる刃具と、
前記ハウジングに支持され、前記流体供給装置から供給される第一流体の作用により前記移動体を押圧してクランプすることと前記移動体への押圧を解除してアンクランプすることを切り替え、前記移動体のスライド動作とは独立して動作可能なクランプ部と、
を備えるボーリングホルダであって、
前記クランプ部は、
前記ハウジングに対して支持される支持部と、
前記支持部から離れた位置に設けられ、前記流体供給装置から供給される前記第一流体により前記ハウジングに対して移動可能に設けられ、かつ、前記移動体に押圧することにより前記移動体をクランプする押圧部と、
を備え、
前記クランプ部の前記押圧部は、前記クランプ部の前記支持部を中心として前記ハウジングに対して揺動可能であり、
前記ボーリングホルダは、
前記ハウジングに支持されるスプリングと、
前記ハウジングに対して所定方向にスライド可能に設けられ、前記クランプ部に対してくさび係合するように設けられ、前記スプリングの付勢力と前記流体供給装置から供給される前記第一流体の圧力とが前記スライド方向に対抗するように設けられ、スライド位置に応じた付勢力であって前記クランプ部が前記移動体をクランプする方向への付勢力を前記クランプ部に対して発生する付勢部材と、
をさらに備えることを特徴とするボーリングホルダ。 - 請求項1〜3の何れか一項において、
前記ボーリングホルダは、
前記ハウジングに設けられ前記移動体の偏心運動によって生じる不均一な荷重を吸収するカウンタウエイトと、
前記移動体と前記カウンタウエイトを前記ハウジングに対して連動させる連動機構と、
をさらに備え、
前記クランプ部は、前記移動体をクランプすることにより、前記連動機構を介して前記カウンタウエイトをクランプすることを特徴とするボーリングホルダ。 - 請求項1〜4の何れか一項において、
前記移動体は、前記流体供給装置から供給される第二流体により、前記クランプ部の動作とは独立して、前記刃具の位置が前記回転軸線から遠ざかる方向へ前記ハウジングに対してスライドすることを特徴とするボーリングホルダ。
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