JP5403413B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
しかし、特許文献1のように供給搬送路での現像剤搬送部材の搬送速度を速めて現像剤の搬送量を増加させると、現像剤に対するストレスの増加につながる。また、供給搬送路での搬送量を増加させると、搬送負荷の増大につながり、現像剤搬送部材や駆動源の寿命低下、または、コスト高に繋がる。
また、請求項2の発明は、請求項1の現像装置において、上記現像領域を通過した後の上記現像剤担持体の表面に担持される現像剤は、上記循環搬送路に受け渡されることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の現像装置において、少なくとも上記供給搬送路内の現像剤の搬送方向における中央部よりも上流側に上記遮蔽壁を配置し、該遮蔽壁によって上端が形成される上記連通部は、該供給搬送路内の現像剤の搬送方向に長尺なスリット状の開口部であることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の現像装置において、上記現像剤担持体の上端部が上記供給搬送部材の上端部よりも下方となるように該現像剤担持体及び該供給搬送部材が配置されていることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の現像装置において、上記遮蔽壁に振動を伝達する振動発生手段を備えることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の現像装置において、上記供給搬送部材は、回転軸と回転軸に螺旋状に設けられた羽部とを備えたスクリュ部材であり、該供給搬送部材は、該回転軸に対して上記現像剤貯留部側で、該羽部が下方から上方に移動するように回転することを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体を帯電する帯電手段と、該潜像担持体上の潜像を現像する現像手段とを有する画像形成装置において、上記現像手段として、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の現像装置を用いたことを特徴とするものである。
図2は、プリンタ100の概略構成図である。プリンタ100は、タンデム方式を採用してフルカラー画像を形成可能なカラー画像形成装置であり、ブラック、マゼンタ、イエロー、シアン(以下、K,M,Y,Cと記す)の各色トナー像を形成する四つの作像装置17K,M,Y,Cを備えている。これらの作像装置17K,M,Y,Cの下方には、下流側張架ローラ18と上流側張架ローラ19とに掛け回されて記録紙Pを表面に担持して搬送し、各作像装置17K,M,Y,Cに対向しながら表面移動する転写搬送ベルト15が配設されている。また、転写搬送ベルト15を挟んで各作像装置17K,M,Y,Cと対向する転写バイアスローラ5K,M,Y,Cを備えている。
また、転写搬送ベルト15による記録紙搬送方向について下流側張架ローラ18よりも下流側には、転写搬送ベルト15から分離した記録紙P上の未定着トナーを定着する定着装置24を備えている。また、プリンタ100の本体上部には、定着装置24を通過しトナー像が定着した記録紙Pを積載するための排紙トレイ25を備えている。
一方、記録紙P上にトナー像を転写した後の感光体1K,M,Y,Cは、クリーニング装置6K,M,Y,Cによって転写残トナーの除去がなされ、必要に応じて図示しない除電ランプで除電された後、再度、帯電装置2K,M,Y,Cで一様に帯電される動作を繰り返す。
図1は、本実施形態のプリンタ100に適用可能な現像装置3の一つ目に実施例(以下、実施例1と呼ぶ)概略構成図である。
実施例1の現像装置3は感光体1に対向配置され、感光体1は図1中矢印aに示すように図1における時計回り方向に回転駆動する。
現像装置3のケーシングである現像容器33内には磁性又は非磁性のトナーと磁性キャリアとからなる粉体状の二成分現像剤である現像剤32が収容されている。現像装置3は、感光体1の表面に形成された静電潜像にトナーを供給して現像を行う現像領域Aまで現像容器33内の現像剤32を担持して、表面移動することによって搬送する現像剤担持体としての現像スリーブ34aを備える。また、現像スリーブ34aの内部に現像装置3に対して固定された複数の磁石からなるマグネットローラ34bを備え、現像スリーブ34aとマグネットローラ34bとで現像ローラ34を構成する。さらに、現像スリーブ34a上に担持された現像剤の層厚を規制する剤規制部材35とを有している。
また、仕切り板36は現像スリーブ34a側の端部が供給スクリュ39を囲むように立設され、当該立設部によって後述する障壁13を形成している。また、障壁13の端部の上方の現像装置3の内壁には詳細は後述する遮蔽壁130が設けられている。
現像スリーブ34aと供給スクリュ39との間を遮蔽する障壁13の上端部と遮蔽壁130の下端とによって供給開口部13aが形成されており、供給搬送路37内の現像剤32は供給開口部13aから現像スリーブ34a側へと供給される。供給開口部13aから現像スリーブ34a側へ供給された現像剤32は、遮蔽壁130、現像スリーブ34aの表面及び現像装置3の内壁によって形成される現像剤貯留部34cに貯留される。現像剤貯留部34cに貯留される現像剤32は、現像スリーブ34aの表面に接触し、現像スリーブ34aの回転に伴い現像スリーブ34aの表面に接触した現像剤32が現像スリーブ34aに担持され、現像領域Aに搬送される。供給開口部13aは現像スリーブ34aの軸方向に延びており、現像幅に渡って、現像スリーブ34aへ現像剤32が供給可能となっている。
現像容器33内の現像剤32は、供給スクリュ39と循環スクリュ40との回転による搬送によって、仕切り板36の両端に設けられた開口部を通じて供給搬送路37と循環搬送路38との間を循環する。
なお、供給スクリュ39は図1における時計回りに回転し、循環スクリュ40は現像スリーブ34aと同様に反時計回りに回転する。
現像スリーブ34aに供給された現像剤32は、現像スリーブ34aの回転と、内設されたマグネットローラ34bの磁力とによって、現像スリーブ34aの表面に担持されつつ、図1中の矢印Bの方向に搬送される。現像剤貯留部34cに供給されて現像スリーブ34aの表面に担持された現像剤32のうちの一定量が、現像スリーブ34aに担持されつつ矢印Bで示すように剤規制部材35との対向部を通過する。このとき、現像スリーブ34aの表面に担持された現像剤32のうちの余分な現像剤32は、図1中の矢印B1で示すように剤規制部材35と現像スリーブ34aとの対向部を通過するときに剤規制部材35によって掻き取られる。
すなわち、現像スリーブ34a上に担持されて現像領域Aに搬送され、現像領域Aを通過した後、現像領域Aにおいて感光体1の表面の供給されずに現像スリーブ34a上に残った現像剤32は、現像スリーブ34aの回転に伴って供給搬送路37に再度回収されるのではなく、一度、循環搬送路38に回収される。そして、回収された現像剤32は、循環搬送路38中で補給されたトナーと攪拌されつつ搬送され、再度、供給搬送路37へ受け渡される。このために供給搬送路37内には常に循環搬送路38で十分攪拌された現像剤のみが存在する状態となる。
図1、図3、及び図4に示すように、現像装置3では、供給搬送路37と循環搬送路38との位置関係が上下に並ぶように構成されている。このため、仕切り板36の両端に設けられた開口部のうち図3及び図4中右側の開口部である落下口42では供給搬送路37の下流端から循環搬送路38の上流端へと現像剤32は上から下へと移動する。一方、仕切り板36の両端に設けられた開口部のうち図3及び図4中左側の開口部である持ち上げ口41では循環搬送路38の下流端から供給搬送路37の上流端へと現像剤32は下から上へと移動する。持ち上げ口41での循環搬送路38から供給搬送路37への現像剤の移動は、循環搬送路38内の搬送方向下流端に溜まった現像剤32の圧力により下から上へと押し上げられるようにして現像剤が受け渡される。このように、現像装置3内では、仕切り板36の両端に設けられた2つの開口部(落下口42及び持ち上げ口41)を通じて、供給搬送路37と循環搬送路38との間を循環する。
このため、供給搬送路37内で供給スクリュ39によって搬送力が付与されて搬送される現像剤32の量は、現像剤32が現像スリーブ34a表面から循環搬送路38に回収されることにより、供給搬送路37内の上流端から下流端に向かうに従い徐々に減少する傾向がある。
一方、循環搬送路38内で循環スクリュ40によって搬送力が付与されて搬送される現像剤32の量は、循環搬送路38内の上流端から下流端に向かうに従い徐々に増加する傾向がある。即ち、現像装置3内の現像剤32の量の分布には偏りが存在する。
図14は、従来の現像装置3の一例を示す概略説明図である。
図1に示す実施例1の現像装置3と比較して、図14に示す現像装置3は、障壁13の上端部の位置が高く、遮蔽壁130を備えていない点で相違する。なお、マグネットローラ34bが備える磁極が実施例1の現像装置3では、2つのN極(N1、N2)と1つのS極(S1)との3つの磁極であるのに対して、従来の現像装置3は5つの磁極である点も相違する。しかし、本発明の特徴的な構成は、実施例1の現像装置3のように磁極が3つである構成に限らず、磁極が5つの構成等、磁極が3つ以外の構成にも適用可能である。
上記相違点以外の構成は共通するため、以下相違点について説明する。
このため、供給搬送路37内のトナー濃度の変動を防止し、現像スリーブ34aには均一なトナー濃度の現像剤32が供給されされるため、上述したような供給搬送路37の搬送方向下流側ほどトナー濃度が低下する問題が発生しない。しかし、図14に示す現像装置3では、現像スリーブ34aに供給される現像剤32のトナー濃度が均一であるという利点を有するが、次のような問題がある。
上述したように、この現像装置3では、供給搬送路37から現像スリーブ34aに供給された現像剤32は循環搬送路38へと搬送される。つまり、現像スリーブ34aから供給搬送路37へと現像剤32が搬送されることはない。このため、供給搬送路37内において供給スクリュ39により搬送される現像剤32の量は、搬送方向上流側から搬送方向下流側に行くに従い徐々に減少する傾向がある。即ち、供給搬送路37内の現像剤32の量の分布には偏りが存在し、現像剤32の量が多い搬送方向上流側ほど現像剤32の嵩(剤面32fの位置)が高く、搬送方向下流側ほど現像剤32の嵩が低くなる。
なお、現像スリーブ34aに内包されたマグネットローラ34bと現像剤32は互いに引き合い現像スリーブ34aに対して負荷が生じる。このとき、剤規制部材35の手前に搬送される現像剤32の量に軸方向でムラがあって不均一であると、現像剤32の量の多い箇所では剤規制部材35による規制位置で現像剤32が現像スリーブ34aを剤規制部材35と反対側に押す負荷が大きくなり、現像スリーブ34aが撓むことで現像スリーブ34aと剤規制部材35との間隔が変動する。この間隔が変動すると、間隔が広い箇所では多くの現像剤32が通過するため、剤規制部材35を通過して現像領域Aに向かう現像剤32の量にムラが発生する。現像領域Aに向かう現像剤32の量にムラが生じると、例え現像剤32のトナー濃度が現像スリーブ34aの軸方向で均一であったとしても、画像濃度にムラを発生させる不具合が生じる。
さらに、現像スリーブ34aが撓むと、現像領域Aにおける現像スリーブ34aの表面と感光体1の表面との距離である現像ギャップが現像スリーブ34aの軸方向において不均一となるおそれがある。現像ギャップが不均一となると、現像スリーブ34aと感光体1との間に形成される現像電界の強さが不均一となり、画像ムラを発生させる不具合が生じる。
また、供給搬送路37における高さの差Hが大きい搬送方向上流側では、現像スリーブ34aに対して過剰な現像剤32が供給される傾向にあり、搬送方向下流側では上流側で過剰に供給されたため現像剤32の供給量が不足する傾向にあるという不具合もある。
図16は、図14に示す現像装置3で、仕切り壁である障壁13の上端の高さが供給搬送路37内の現像剤32の搬送方向上流側ほど高くなる従来例2の現像装置3の説明図である。図16(a)は、従来例2の現像装置3の障壁13を形成する仕切り板36の斜視説明図であり、図16(b)は、従来例2の現像装置3の障壁13の高さと供給搬送路37内の現像剤32の嵩の高さとの関係を示す模式図である。
図1に示すように、供給開口部13aの上端を形成し、供給開口部13aの上端よりも上方の供給搬送路37と現像剤貯留部34cとの間を遮蔽する遮蔽壁130を備える。
図5は、図1に示す実施例1の現像装置3の供給搬送路37の説明図である。図5(a)は、実施例1の現像装置3の供給搬送路37を形成する、仕切り板36と遮蔽壁130との斜視説明図であり、図5(b)は、実施例1の現像装置3の供給開口部13aの位置と供給搬送路37内の現像剤32の嵩(剤面32fの位置)の高さとの関係を示す模式図である。
また、図6は、実施例1の現像装置3の供給搬送路37近傍の拡大説明図であり、図6(a)は、現像剤32の量が多いときの搬送方向上流側の説明図であり、図6(b)は、現像剤32の量が少ないときの搬送方向下流側の説明図である。
一方、図6に示す実施例1の現像装置3のように、上方側から遮蔽壁130を突出させた構成では、供給搬送路37から現像スリーブ34aへの現像剤32の供給量は供給搬送路37内の現像剤量には左右されず、障壁13と遮蔽壁130との間の供給開口部13aの幅D1により調整される。このため、供給搬送路37内の現像剤の搬送方向における現像剤32の量の偏り及び変動の影響を受けず、均一で安定した供給量を確保することが出来る。
図18は、従来例2の現像装置3の供給搬送路37、現像剤貯留部34c及び現像ローラ34の拡大説明図であり、図18(a)は、現像剤32の量が多いときの搬送方向上流側の説明図であり、図18(b)は、現像剤32の量が少ないときの搬送方向下流側の説明図である。
図7は、実施例1の現像装置3の供給搬送路37、現像剤貯留部34c及び現像ローラ34の拡大説明図であり、図7(a)は、現像剤32の量が多いときの搬送方向上流側の説明図であり、図7(b)は、現像剤32の量が少ないときの搬送方向下流側の説明図である。
図18に示すように、剤規制部材35の手前の領域である現像剤貯留部34cに溜まる現像剤32の量は、障壁13の高さと供給搬送路37内の現像剤量により変化する。現像剤貯留部34cに供給された現像剤32は供給搬送路37内の搬送方向下流側へと搬送される力は働かないため、必要量以上の現像剤32が現像剤貯留部34cに供給されてしまえば、供給搬送路37内の現像剤32の量が減少し、供給搬送路内の搬送方向下流側で上述した汲み上げ不良が発生しやすくなってしまう。
また、図18(a)に示すように、現像剤貯留部34cに過剰な現像剤32が供給された場合は、現像剤32の自重により現像剤に対して負荷される荷重が大きくなり現像剤32の劣化を助長して望ましくない。さらに、現像剤32の量が多いと剤規制部材35や現像スリーブ34aに対する荷重も増加し、剤規制部材35や現像スリーブ34aが撓んでしまう原因になるため望ましくない。
なお、現像剤貯留部34cに過剰な現像剤32が供給されることによる不具合は、供給搬送路37内の搬送方向上流側で現像剤貯留部34cに過剰な現像剤32が供給されることにより発生する。このため、図8に示すように、遮蔽壁130を供給搬送路37の搬送方向上流側端部から搬送方向下流側の途中まで設けて、搬送方向下流側端部近傍には遮蔽壁130を設けない構成としても良い。
このため、従来例のように、障壁13を乗り越えた現像剤32が現像剤貯留部34cに供給される構成、すなわち、供給搬送路37内の現像剤32の剤面32f側の現像剤32が現像剤貯留部34cに供給される構成であると、スクリュピッチ間の剤面32fの高さのムラに影響を受けて、現像スリーブ34aに供給される現像剤の量にもムラが生じる。これにより、現像剤32の供給量にムラがある状態のまま剤規制部材35との対向部を通過し、現像領域Aまで搬送されるため、画像上にこのスクリュのピッチのムラがでてしまうという不具合があった。
また、図5(b)に示すように、供給搬送路37内の現像剤32の剤面32fが最も低い位置よりも供給開口部13aの上端が下方となるように遮蔽壁130を設けることで、現像スリーブ34aの軸方向の全域に渡って均一な現像剤量の供給を行うことが出来る。
なお、遮蔽壁130としては、供給開口部13aの上端よりも上方を完全に遮蔽するものに限るものではなく、所定幅に形成された供給開口部13aよりも上方の位置から現像剤貯留部34cへ現像剤32が受け渡されることを抑制できる構成でもよい。
このような不具合を防止するために、図10に示すように、遮蔽壁130に振動を伝達する超音波振動子等の振動部材131を設けてもよい。この振動部材131は現像装置3が駆動している間に駆動し、振動を伝達し続けることで、現像剤32が凝集体を形成することを防止し、流動性を確保する。なお、振動部材131が駆動するタイミングとしては、現像装置3が駆動している間、常に駆動するものに限らず、間欠駆動するものや現像動作終了後などの所定のタイミングで駆動するものであってもよい。
埋め部材82を設けることで、循環搬送路38への現像剤32の落下を防止し、安定した現像剤32の供給を行うことできる。このとき、埋め部材82と現像スリーブ34aが接触すると現像スリーブ34aが磨耗するおそれがあるため、埋め部材82としてはウレタンなどのやわらかい材料からなる部材を使用することが望ましい。
ここで、図11を用いて、供給スクリュ39の回転方向と供給搬送路37内の現像剤32の剤面32fの傾きとの関係について説明する。図11(a)は、供給スクリュ39が図中の矢印E1方向に回転し、スクリュ回転軸39bに対して図中左側のスクリュ羽部39aが下方から上方に移動するように回転する構成の説明図である。一方、図11(b)は、供給スクリュ39が矢印E1とは逆方向の矢印E2方向に回転する構成の説明図である。図11に示すように、供給搬送路37内の現像剤32の量が略同じ状態であっても、矢印E1方向に回転することで、遮蔽壁130側の剤面32fの位置が高くなり、供給開口部13aを現像剤32で覆い易くなる。供給開口部13aを現像剤32で常に覆うことにより、安定した量の現像剤32を現像剤貯留部34c側に供給することができる。
図5で示すように、一つの供給開口部13aとすると、遮蔽壁130の下端130bや障壁13の上端13bは自由端となり、現像剤32が多い箇所ではその圧力により遮蔽壁130及び障壁13の自由端が撓んで、供給開口部13aの幅D1にばらつきが生じるおそれがある。
これに対して、図12に示すように、遮蔽壁130の下端130bと障壁13の上端13bとをリブ130rで繋げることにより、遮蔽壁130及び障壁13が撓み難くなり、供給開口部13aの幅D1を一定に保ち易くなる。供給搬送路37内の現像剤32は、図中の矢印方向の速度成分を持っているため、リブ130rの幅D2を十分狭く設計しておけば(1[mm]〜8[mm]程度)、供給開口部13aの幅D1を一定に保つように撓みを防止させながら、現像スリーブ34aの軸方向に均一に現像剤を供給することができる。
図13は、本実施形態のプリンタ100に適用可能な現像装置3の二つ目に実施例(以下、実施例2と呼ぶ)概略構成図である。なお、図13では、現像剤32は省略しているが、現像容器33内の現像剤32は供給搬送路37、循環搬送路38、及び現像剤貯留部34cに収容されている。
図13に示すように、実施例2の現像装置3では、供給スクリュ39の上端が、現像スリーブ34aの上端よりも下方に設けられている。このため、実施例1の現像装置3に比べて供給搬送路37の位置が現像剤貯留部34cに対して低い位置となっている。このように供給搬送路37を設けた場合、供給搬送路37から現像スリーブ34aへの現像剤32の供給は、供給搬送路37内の現像剤32が現像スリーブ34aに内設されたマグネットローラ34bの磁気力により吸引されることによって行われる。
実施例2のように、磁気力を用いて現像スリーブ34aへの現像剤32の供給を行う場合には、現像剤32が供給開口部13aを通過するときにストレスがかかる。また、遮蔽壁130や障壁13によって隔てた状態で磁気力によって汲み上げるような構成では、遮蔽壁130や障壁13の供給搬送路37側に現像剤32が引き付けられて滞留し、現像剤32の移動を妨げるおそれが有る。このため、図1に示す実施例1のように磁気力を用いないで現像スリーブ34aへの現像剤32の供給を行える構成の方がより望ましい。
これに対して、図1に示す実施例1の現像装置3では、供給搬送路37から現像スリーブ34aへの現像剤32の供給が、供給スクリュ39の下方から行われている。供給搬送路37内の供給スクリュ39の下方では、一般的に現像剤32は詰まった状態となっており、実施例1の現像装置3では、この詰まった状態となっている箇所から現像剤32を供給する。このため、現像剤32の上面に凹凸が生じていてもその影響を受けず、現像スリーブ34aに対して現像剤32を供給することが出来るので、良好な画像出力を行うことが出来る。
上記特開2007−3864号公報に記載の現像装置では、磁気力によって現像ローラ上に汲み上げた現像剤を、現像ドクタの手前で現像剤を滞留させる滞留部材を設けている。この現像装置では、磁気力によって担持される現像剤が滞留部材と現像ローラとのギャップを通過する際に現像剤が強いストレスを受けるおそれがある。
一方、実施例1の現像装置3では、供給開口部13aを通過する現像剤は主に自重によって現像剤貯留部34c側に移動するため、供給開口部13aを通過する現像剤はストレスを受け難い。
このように、供給搬送路、回収搬送路、及び、攪拌搬送路の三つの現像剤搬送路を備える構成であっても、供給搬送路から現像剤担持体へ現像剤を供給する構成として、実施例1や実施例2と同様の構成を適用可能である。
供給開口部13aの上端よりも上方の供給搬送路37と現像剤貯留部34cとの間を遮蔽壁130によって遮蔽するため、供給開口部13aの上端よりも上方に存在する現像剤32は現像剤貯留部34cに供給されない。このため、現像剤32の嵩が最も低い状態で現像剤32の嵩が供給開口部13aの上端よりも上方であれば、経時で現像剤32の嵩が変動しても、供給開口部13aを通過する現像剤量は略一定となる。ここで、供給開口部13aの下端から上端までの高さ方向の供給開口部13aの幅D1を適切な幅に設定することにより、安定した量の現像剤32を現像剤貯留部34cに供給し続けることができる。現像剤貯留部34cに供給される現像剤量が安定することにより、表面に接触した現像剤32を担持・搬送する現像スリーブ34aが担持する現像剤32の量も安定し、安定した量の現像剤32を現像スリーブ34aに供給することができる。よって、本実施形態の現像装置3であれば、装置内の現像剤32の嵩が経時で変動しても安定した量の現像剤32を現像スリーブ34aに供給することが出来る。
2 帯電装置
3 現像装置
5 転写バイアスローラ
6 クリーニング装置
13 障壁
13a 供給開口部
13b 上端
15 転写搬送ベルト
16 露光装置
17 作像装置
18 下流側張架ローラ
19 上流側張架ローラ
20、21、22 給紙カセット
23 レジストローラ
24 定着装置
25 排紙トレイ
26 給紙搬送装置
32 現像剤
32f 剤面
33 現像容器
33b 底部
34 現像ローラ
34a 現像スリーブ
34b マグネットローラ
34c 現像剤貯留部
35 剤規制部材
36 仕切り板
37 供給搬送路
38 循環搬送路
39 供給スクリュ
39a スクリュ羽部
39b スクリュ回転軸
40 循環スクリュ
41 持ち上げ口
42 落下口
45 トナー補給口
82 埋め部材
130 遮蔽壁
130b 下端
130r リブ
131 振動部材
Claims (8)
- トナー及びキャリアからなる現像剤を表面上に担持して表面移動し、潜像担持体と対向する現像領域で該潜像担持体の表面の潜像にトナーを供給して現像する現像剤担持体と、
貯留する現像剤が該現像剤担持体の表面に接触し、該現像剤担持体の表面移動に伴い該現像剤担持体の表面に接触した現像剤が該現像剤担持体に担持・搬送される現像剤貯留部と、
該現像剤貯留部に隣接して形成され、連通部を介して該現像剤貯留部に現像剤を供給しながら該現像剤担持体の表面移動方向に直交する軸線方向に現像剤を搬送する供給搬送路と、
該供給搬送路内の現像剤に対して搬送力を付与する供給搬送部材と、
該供給搬送路の搬送方向下流端に到達した現像剤を該供給搬送路の搬送方向上流端に搬送する循環搬送路と、
該循環搬送路内の現像剤に対して搬送力を付与する循環搬送部材とを有し、
上記供給搬送路内の現像剤が上記連通部を通過することで上記現像剤貯留部に現像剤が供給される現像装置において、
上記連通部の上端を形成し、該連通部の上端よりも上方の上記供給搬送路と上記現像剤貯留部との間を遮蔽する遮蔽壁を備え、
該供給搬送路内の現像剤の剤面が最も低い位置よりも上記連通部の上端が下方となるように該遮蔽壁を設けることを特徴とする現像装置。 - 請求項1の現像装置において、
上記現像領域を通過した後の上記現像剤担持体の表面に担持される現像剤は、上記循環搬送路に受け渡されることを特徴とする現像装置。 - 請求項1または2の現像装置において、
少なくとも上記供給搬送路内の現像剤の搬送方向における中央部よりも上流側に上記遮蔽壁を配置し、
該遮蔽壁によって上端が形成される上記連通部は、該供給搬送路内の現像剤の搬送方向に長尺なスリット状の開口部であることを特徴とする現像装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の現像装置において、
上記現像剤担持体の上端部が上記供給搬送部材の上端部よりも下方となるように該現像剤担持体及び該供給搬送部材が配置されていることを特徴とする - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の現像装置において、
上記遮蔽壁は非磁性部材であることを特徴とする現像装置。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の現像装置において、
上記遮蔽壁に振動を伝達する振動発生手段を備えることを特徴とする現像装置。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の現像装置において、
上記供給搬送部材は、回転軸と回転軸に螺旋状に設けられた羽部とを備えたスクリュ部材であり、
該供給搬送部材は、該回転軸に対して上記現像剤貯留部側で、該羽部が下方から上方に移動するように回転することを特徴とする現像装置。 - 潜像を担持する潜像担持体と、
該潜像担持体を帯電する帯電手段と、
該潜像担持体上の潜像を現像する現像手段とを有する画像形成装置において、
上記現像手段として、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の現像装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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