JP5403391B2 - Xdsによる情報転送システムおよび方法 - Google Patents

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本発明は、XDSによる情報転送システムおよび方法に関し、より詳細には、医療機関において情報取得を容易にするためのXDSによる情報転送システムおよび方法に関する。
従来から、医療機関は傷病の治療を主に対応する医療機関とともに、患者が一定の回復をした後リハビリなどを行って、退院後も健康に生活することができるように社会適用の訓練や準備を行う医療機関あるいは医療関連機関があり、それぞれの医療活動を行っている。このような医療機関同士は、一方から他方へ一定の情報を伝達しており、例えば治療関連の医療機関から、リハビリ関連の医療機関へ治療結果などの情報がオンラインあるいはオフラインで送られている(例えば、特許文献1参照)。
一方、近年では統合された医療情報システムを構築するために、施設間ドキュメント共有とも呼ばれるXDSシステムを用いて、データのやり取りを行うことが行われており、いくつかのシステムが提案されている。
特開2002−297780号公報
しかしながら、従来の施設間通信では、情報を必要とするシステムがその情報を保持するデータベース等に能動的にアクセスして情報を取得することにより、情報のやり取りを行う形態になっており、特に上述したようなある医療機関から別の医療機関に患者が転院して、何らかの医療行為が継続しながら対応医療機関が移行する場合、移行先の医療機関は必ずしも自ら移行先として指定されていることを認識できないから、従来のシステムでは必要な情報の入手を自ら行うのが困難であるという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、XDSによる通信システムを使用して医療機関間連携を取りながら、医療機関同士で円滑なデータの移動が可能なXDSによる情報転送システムおよび方法を提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、XDSによる情報転送システムであって、第1のサーバシステムおよび第2のサーバシステムにネットワークを介して接続され、サーバシステム間のメッセージの交換を管理するメールサーバと、第1のサーバシステムおよび第2のサーバシステムに接続され、サーバシステムのアドレスを含む情報を記憶するサーバレジスタと、1つまたは複数のサーバから構成されるサーバシステムからのデータを記憶するデータベースと、サーバシステムからのデータの格納するデータ管理手段と、データを格納したサーバシステムにより付与された他のいずれかのサーバシステムにデータを閲覧する権限を設定する閲覧権限設定手段と、データベースを監視して第1のサーバシステムによりデータが格納されると、データの閲覧が可能であることを通知するメッセージを、サーバレジスタを参照して第2のサーバシステムに送信するようメールサーバに指示する監視手段とを含むレジストリサーバとを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のXDSによる情報転送システムにおいて、通知するメッセージには格納されたデータの内容を示すデータが含まれないことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のXDSによる情報転送システムにおいて、データベースに記憶されるデータは医療機関における医療に関する処理のデータであり、第1のサーバシステムは、ゲートウェイサーバおよびファイヤウォールを介して接続された医療情報システムを含むことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、医療に関する処理のデータは、請求項3に記載のXDSによる情報転送システムにおいて、医療に関する処理の対象についての対象情報であり、レジストリサーバは、第1のサーバシステムから医療に関する処理のデータを受信してデータベースに記憶し、第2のサーバシステムが対象情報の処理を実行しないと判定したときは第2のデータベースに格納された対象情報を削除する削除手段をさらに備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、ネットワークを介してXDSにより接続された第1のサーバシステム、第2のサーバシステムおよびレジストリサーバの間で情報を転送する情報転送方法であって、第1のサーバシステムおよび第2のサーバシステムに接続され、第1のサーバシステムからデータをデータベースへ格納し、データを格納した第1のサーバシステムにより付与された他のいずれかのサーバシステムにデータを閲覧する権限を設定する閲覧権限設定ステップと、データベースを監視して第1のサーバシステムによりデータが格納されると、データの閲覧が可能であることを通知するメッセージを、レジストリサーバに配置され、サーバシステムのアドレスを含む情報を記憶するサーバレジスタを参照して第2のサーバシステムに送信するステップとを備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のXDSによる情報転送方法において、通知するメッセージには格納されたデータの内容を示すデータが含まれないことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5または6に記載のXDSによる情報転送方法において、データベースに記憶されるデータは医療機関における医療に関する処理のデータであり、第1のサーバシステムは、ゲートウェイサーバおよびファイヤウォールを介して接続された医療情報システムを含むことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のXDSによる情報転送システムにおいて、医療に関する処理のデータは、医療に関する処理の対象についての対象情報であり、レジストリサーバは、第1のサーバシステムから医療に関する処理のデータを受信してデータベースに記憶し、第2のサーバシステムが対象情報の処理を実行しないと判定したときは第2のデータベースに格納された対象情報を削除する削除手段をさらに備えたことを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、第1のサーバシステムおよび第2のサーバシステムに接続され、サーバシステムのアドレスを含む情報を記憶するサーバレジスタと、1つまたは複数のサーバから構成されるサーバシステムからのデータを記憶するデータベースと、サーバシステムからのデータの格納するデータ管理手段と、データを格納したサーバシステムにより付与された他のいずれかのサーバシステムにデータを閲覧する権限を設定する閲覧権限設定手段と、データベースを監視して第1のサーバシステムによりデータが格納されると、データの閲覧が可能であることを通知するメッセージを、サーバレジスタを参照して第2のサーバシステムに送信するようメールサーバに指示する監視手段とを備えているので、XDSによる通信システムを使用して医療機関間連携を取りながら、医療機関同士で円滑なデータの移動が可能なとなる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
(実施形態)
図1は、本発明により実現される医療情報連携システムの全体を示す図である。本発明を利用する医療情報連携システムは、図1に示すように双方向性の情報交換を実現することにより、従来の問題点を解決している。すなわち、図1を参照すると、急性期病院101に搬送された患者が治療を受けた結果、どの程度まで回復したかをその後に入るリハビリテーション病院102に伝え、リハビリテーション病院102との双方向の情報交換により適切な機関、施術方針を決定することができるため、患者の回復状況に見合った施設に移行することができる。例えば、ある程度歩けるまで回復した患者は、簡単な介護つき施設である程度リハビリテーションを行って、その後は在宅でリハビリテーション病院に通院するようにすることもできる。また、リハビリテーション病院102やかかりつけ医院103からも、最初に搬送された急性期病院101へ患者の回復状況をフィードバックすることにより、現状のリハビリテーションの進捗が適切か否か、さらに他の施術が必要かなどの急性期病院101からの情報を入手して、適切な措置を取ることができる。
このような特徴を有する結果、本願発明を用いた医療情報連携システムにより、患者を中心としたシームレスで、かつ質の高い地域連携医療体制が確立でき、脳卒中診療ガイドラインの社会への浸透を促進できる。また、疾患別患者データベースが構築でき、これまではっきりしなかった発症から社会復帰に至るまでの全経過を全国レベルで把握できることから、アウトカム評価を通して経済的評価、社会的評価、及び患者満足度の評価ができる。さらに、脳卒中医療全体の底上げが可能となって、質の向上と地域格差の是正ができる。加えて、地域連携クリティカルパスの見直しを通して脳卒中医療のあるべき姿を実現することができ、医療情報の電子化を推進することができる。
具体的には、本実施形態のシステムを用いることにより、図7ないし9に示すように、急性期、回復期および維持期の状況を利用者端末等の端末に表示し、種々の指示を入力することができる。図7は、本実施形態の医療情報連携システムの急性期版画面フローであり、図8は、本実施形態の医療情報連携システムの回復期版画面フロー、および図9は、医療情報連携システムの維持期版画面フローを示している。図10は、以上の各期の状況を1画面で表した場合の画面パターンの例を示す図である。
図2は、以上説明した医療情報連携システムの概略のより具体的なシーケンスを示す図である。図2を参照すると、急性期病院101において患者の治療が行われると、院内で診療録が作成され(S201)、診療が終了すると退院判定が行われるが、このとき回復の程度によりいくつかのコースを判定し、リハビリテーション病院102に第一報情報として送信する。リハビリテーション病院102は、主に送信されたコースによって受け入れの可否を判定し(S203)、その旨を急性期病院101に送信する。急性期病院101では、施設間ドキュメント共有(XDS)システムによって、受け入れが可能な医療機関、施設に診療録を公開し(S204)、リハビリテーション病院102は急性期病院101のデータベースから診療情報を読み込む(S205)。
そのようにして患者の受け入れを行った後、急性期病院101の情報から総合的にコースを判定し(S206)、診療録を更新する(S207)とともにリハビリテーションなどの診療を続ける。予め設定した期間ごとに回復状況を判定し(S208)、さらに回復が進めば退院するか否かの判定を行い(S209)、診療録を公開すると(S210)、急性期病院101側でも診療録の更新が行われる(S211)。同様にして、リハビリテーション病院102とかかりつけ医院103との間、急性期病院101とかかりつけ医院103との間でも情報の交換を行いつつ、患者の回復、治療に活用する。
図3は、本実施形態の上述のXDSを利用した情報の交換を可能にするシステムの構成を示す図である。図3に示すように、本システムの中心になるレジストリセンタ310には、医療機関のサーバ等と接続するファイヤウォールルータ311、レジストリサーバ312、メールサーバ313および患者ID等管理サーバ314を備える。レジストリセンタ310とは、光ファイバー網351で接続された、急性期病院やリハビリテーション病院などを含む医療機関320、330のシステムが接続される。医療機関320のシステムは、院内情報システム(HIS)321を備えている場合を示しており、HIS321は一般にHISサーバ323、HISクライアント326を備える他、PACSサーバ324およびDICOMビューワ325を備える。HIS321はファイヤウォールを介して、ゲートウェイサーバ322とともに、他の医療機関内システムに接続される。
HIS321を有さない場合を示す医療機関システム330では、クライアント端末331がルータを介して外部に接続され、ゲートウェイシステム332も備える。本例のHISを有さない医療機関では、レセプトコンピュータ(レセコン)などの患者情報を扱う端末は本実施形態体の通信システムには直接接続されておらず、図3等に示すようにオフラインで利用者端末331から取り出されたデータを記録媒体等でレセコン333に入力したり、レセコン333からのデータを同様に利用者端末331に移動させたりするようになっている。ここでは、HIS321を有する医療機関320と、有さない医療機関330とを組み合わせた例を示したがこれに限られずに、例えば両方の医療機関がHISを有する場合も本実施形態を適用することができるのはもちろんである。
図12は、レジストリセンタ310内のレジストリサーバ312とメールサーバ313との関係を示す図である。レジストリサーバ312には、ネットワークで接続された種々の医療機関のサーバシステムのデータの書き込み、読み出しなどの管理が行われるため、そのような管理データを格納するデータベース1201が接続され、データ管理部1203により本技術分野で知られたいずれかの方法でデータベース管理が実行される。また、ネットワークを介して接続されデータの書き込みなどが認められているサーバシステムは、予めシステム固有の情報やアドレスなどをサーバレジスタ1202に格納して管理される。以上のデータベースの管理、およびサーバシステムに関する情報の内容、管理は本技術分野で知られたいずれのものも使用することができるので詳細は省略する。レジストリサーバ313へのデータの格納や閲覧権限の設定など、予め定められた種々の処理を監視しており、一定の条件が満足されるとそれに対応する処理、具体的には例えば関連するサーバシステムにメールを送信して必要な情報を提供する等の処理を実行するようメールサーバ313に指示する書込監視部1204を備える。
また、図12を参照すると、本実施形態のレジストリセンタ310にはメールサーバ313が備えられており、メール送受信部1211において他のサーバシステムとの間での一般的なメールのやり取りなどを管理しているほか、書込監視部1204からの指示により本実施形態に特徴的な機能を実行する。なおここでは、レジストリメールサーバ312が書込監視部1204を備えている構成について説明したが、本実施形態はこれに限られず、レジストリサーバ312の状況をメールサーバ313側で監視しておき、メールの送信を実行するように構成させることもできる。
図4は、本実施形態のネットワークアクセス方法を模式的に示す図である。図3を参照して上述した各サーバは、ファイヤウォール(FW)ルータや院内ファイヤウォール(FW)により、一定範囲内に通信が制限され、高度なセキュリティが保たれる。すなわち、HISが配置された医療機関のシステムにおいては、HISサーバ323を含むHIS321は院内FW401により外部のネットワークとは直接接続されないようになっている。また、医療機関内のFWルータ402、403およびレジストリセンタ310内のFWルータ311により、図4の破線で示される経路以外でデータの送受信が行われないように制御されている。ここで、ファイヤウォール、ルータ、ゲートウェイサーバについては、特に説明を加えないが、いずれも本技術分野で知られた装置、システムあるいは技術として、いずれの方法でも用いることができる。特に、ゲートウェイサーバは、単なる通信プロトコルの変換といった処理だけでなく、通常の情報処理装置の機能やデータベースを有し、予め種々の設定をしておくことにより、通常はサーバやホスト装置で行うような判断処理なども実行できるものとする。
図5は、本実施形態のネットワークアクセス方法を模式的に示す図である。図4を参照して、本実施形態の医療情報連携通信システムにおいてはデータの流れがFWルータ等により一定範囲で制限されるよう制御されることを説明したが、図5は、その具体的な手法を説明するためのものである。すなわち、医療機関320は医療機関330へのアクセス許可をレジストリサーバへ登録すると(ステップ(1))、医療機関330はレジストリセンタ310からリポジトリ参照可の通知を受ける(ステップ(2))。その結果、レジストリサーバ312からリポジトリ情報を読み込みこむことができる(ステップ(3))が、サーバ間の通信は暗号化しており、途中で傍受されてもリポジトリ情報を得ることはできないので、例えば医療機関320と同様に本システムに接続され、同様にゲートウェイサーバ512、利用者端末511およびFWルータ513を備えた医療機関501でも医療機関320の許可がないのでリポジトリ情報の読み込みはできない。
図6は、本実施形態の医療情報連携通信システムにおける医療機関間の情報のやり取りを行うシーケンスを示す図である。まず、医療機関320のHIS321が第1報医療情報作成転送先施設選択(複数)をするようゲートウェイサーバ322を操作すると(S701)、FWルータを介して第1報情報のアップ対象施設情報をレジストリサーバ312に送信する(S702)。情報を受信したレジストリサーバ312は、医療機関320、330間での通信許可をそれぞれのゲートウェイサーバに与える(S704)とともに、医療機関330にメール配信するようメールサーバ313に情報を転送する(S703)と、メールサーバ313は医療機関330にメール配信して第1報の情報を閲覧できることを通知する(S705)。これにより、データベース1201に情報が記憶されるとともに、医療機関330に、閲覧権限が設定される。
このような手順を実施することにより、データを閲覧しようとするサーバが、自ら閲覧に行くことが前提となっている本来のXDSシステムを用いて、あたかもサーバからサーバへデータを送信するような処理が可能となる。すなわち、医療機関320から情報を医療機関330に送ろうとする場合、通常のシステムであればそのままデータを送信することにより情報を移動することができるが、XDSシステムではそのような処理ができないため、レジストリサーバ312がメールサーバ313に医療機関330が医療機関320のデータを閲覧するようメールを配信させゲートウェイサーバ332にデータを閲覧させることにより、あたかも医療機関320から医療機関330にデータを送信するような処理を行うことができる。ここでは、レジストリサーバ312がメールサーバ313にメールの送信を指示するように説明したが、これに限られず、メールサーバ313において、レジストリサーバ312の処理内容を監視しており、情報の受信や閲覧権限の設定が行われると、関連するサーバシステムにメールを送信するようにすることもできる。
閲覧可の通知を受けた医療機関330では、ゲートウェイサーバ332が、医療機関320に情報の閲覧を要求し、これを受けて医療機関320では情報を配信する(S705)が、ゲートウェイサーバ332は、予め定められた条件により、HISに確認することなく患者の受け入れの可否を判断し結果をレジストリサーバ312を介してゲートウェイサーバ322に送信する(S706、707)。ここで、患者の受け入れが可能な場合は、第2報医療情報を医療機関330に送信することになるが(S710〜S715)、この際、HIS321は可否情報を受取るためゲートウェイサーバ322に自ら始動して確認に行き可否情報を取得する(S708、709)。このような処理を行うことから、本実施形態ではHISとレジストリサーバを含めたXDSシステム等とが粗結合となり、HISの高度な保護が図れるのである。なお、図6では、説明の便宜上、医療機関330もHISを備えているように説明したが、図3ないし5に示すようにHISを備えなくてもよい。
医療機関330において、取得した第1報情報にもとづいて予め定められた条件に照らし、患者の受け入れが不可と判断する場合、ゲートウェイサーバ332は、同様にレジストリサーバ312を介して医療機関320に伝えるとともに、取得した第1報情報を廃棄する。この結果、医療機関330には、対象の患者に関する情報を一切有さないこととなる。また、レジストリサーバ312も、ゲートウェイサーバ332の医療機関320に対するアクセス権を剥奪するので、医療機関330は対象となる患者については医療機関320と情報の交換は不可能となる。本実施形態では、このように受け入れの可否を受け入れ先候補に判断させるため、一定の秘密情報を閲覧させるが、その結果、受け入れが不可と判断され、その情報を保持し続けることが好ましくない場合には、取得した情報を削除することにより、秘密情報の無用な拡散を防止して患者情報の保護を強化することができる。
医療機関330が患者の受け入れを不可とした場合、医療機関320は別の受け入れ先医療機関の選択を行って、同様の処理を繰り返す。また、医療機関330が受け入れることとなった場合は、図6に示すように以降同様の処理により第2報情報を送って、患者の受け入れに向けて医療機関330は種々の処理を行うことになるが、その具体的内容は本技術分野で知られたいずれかの方法により実行することができる。
以上、本実施形態では、XDSシステムを用いた情報のやり取りの、いくつかの局面において、独自の処理を行うことにより情報のセキュリティを高めることができたが、このような処理は本実施形態の実際の応用例である医療機関間の患者の受け入れといった処理に限られることなく、種々のシステムでセキュリティを向上させるために使用することができる。
本発明により実現される医療情報連携システムの一実施形態の全体を示す図である。 本実施形態の医療情報連携システムの概略のより具体的なシーケンスを示す図である。 本実施形態の上述のXDSを利用した情報の交換を可能にするシステムの構成を示す図である。 本実施形態のネットワークアクセス方法を模式的に示す図である。 本実施形態のネットワークアクセス方法を模式的に示す図である。 本実施形態の医療情報連携通信システムにおける医療機関間の情報のやり取りを行うシーケンスを示す図である。 本実施形態の医療情報連携システムの急性期版画面フローを示す図である。 本実施形態の医療情報連携システムの回復期版画面フローを示す図である。 医療情報連携システムの維持期版画面フローを示す図である。を示す図である。 本実施形態の各期の状況を1画面で表した場合の画面パターンの例を示す図である。 従来のシステムの一例としての脳梗塞の患者の入院から社会復帰までの医療機関とのかかわりを示す図である。 レジストリセンタ内のレジストリサーバとメールサーバとの関係を示す図である。
符号の説明
101 急性期病院
102 リハビリテーション病院
103 かかりつけ医院
310 レジストリセンタ
311、402、403、513 FWルータ
312 レジストリサーバ
313 メールサーバ
314 患者ID等管理サーバ
320、330、501 医療機関
321 HIS
322、332、512 ゲートウェイサーバ
323 HISサーバ
326 HISクライアント
331、511 利用者端末
333 レセコン
341 HPKI CA局
351 光ファイバネットワーク
401 院内FW
1201 データベース
1202 サーバレジスタ
1203 データ管理部
1204 書込監視部
1211 メール送受信部

Claims (8)

  1. 施設間においてドキュメントデータを共有するXDSによる情報転送システムにおいて、
    複数の施設にそれぞれ設置された複数のサーバシステムにネットワークを介して接続され、前記複数のサーバシステム間のメッセージの交換を管理するメールサーバと、
    前記複数のサーバシステムのうちの第1のサーバシステムからの第1のデータを記憶するデータベースと、
    前記複数のサーバシステムに接続され、前記複数のサーバシステムのアドレスを含む情報を記憶するサーバレジスタと、
    前記第1のデータの閲覧許可を与えることができる前記複数のサーバシステムのうちの第2のサーバシステムを指定する施設情報を、前記第1のサーバシステムから受信して格納するデータ管理手段と、
    前記施設情報に基づいて、前記第2のサーバシステムのゲートウェイに、前記サーバレジスタと通信して前記第1のサーバシステムから送信された前記第1のデータを閲覧する権限を設定し、同時に、前記データベースを監視して、前記施設情報に基づき前記第1のデータを閲覧する権限が与えられたこと、及び前記第1のサーバシステムにより前記データベースに前記第1のデータが格納されるとデータの閲覧が可能であることを通知するメッセージを、前記第2のサーバシステムに送信するよう前記メールサーバに指示する書込監視手段と
    を含むレジストリサーバと
    を備えたことを特徴とするXDSによる情報転送システム。
  2. 前記通知するメッセージには前記格納された前記第1のデータの内容を示すデータが含まれないことを特徴とする請求項1に記載のXDSによる情報転送システム。
  3. 前記データベースに記憶されるデータは医療機関における医療に関する処理のデータであり、
    前記第1のサーバシステムは、ゲートウェイサーバおよびファイヤウォールを介して接続された医療情報システムを含むことを特徴とする請求項1または2に記載のXDSによる情報転送システム。
  4. 前記医療に関する処理のデータは、医療に関する処理の対象についての対象情報であり、
    前記第2のサーバシステムは、前記第1のサーバシステムから前記医療に関する処理のデータを、前記レジストリサーバを介して受信し、予め定められた条件により前記対象情報の処理を実行しないと判断したときは前記データベースに格納された対象情報を削除する削除手段をさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載のXDSによる情報転送システム。
  5. 施設間においてドキュメントを共有するXDSにより、ネットワークを介して接続された複数の施設にそれぞれ設置された複数のサーバシステムおよびレジストリサーバの間で情報を転送する情報転送方法であって、前記レジストリサーバが、
    第1のサーバシステムから、第1のデータの閲覧許可を与えることができる少なくとも1のサーバシステムを指定する施設情報を受信するステップと、
    前記第1のサーバシステムから、前記第1のデータを受信して、前記レジストリサーバのデータベースへ格納するステップと、
    受信した前記施設情報に基づいて、前記少なくとも1のサーバシステムのゲートウェイに、サーバレジスタと通信して第1のサーバシステムの前記第1のデータを閲覧する権限を設定し、同時に、前記データベースを監視して、前記施設情報に基づき、前記少なくとも1のサーバシステムが、前記第1のデータを閲覧する権限が与えられたこと、及び前記第1のサーバシステムにより前記データベースに前記第1のデータが格納されると前記第1のデータの閲覧が可能であることを通知するメッセージをメールサーバに送信し、前記メールサーバから前記少なくとも1のサーバシステムに送信するステップとを備えたことを特徴とするXDSによる情報転送方法。
  6. 前記通知するメッセージには前記格納された前記第1のデータの内容を示すデータが含まれないことを特徴とする請求項5に記載のXDSによる情報転送方法。
  7. 前記データベースに記憶されるデータは医療機関における医療に関する処理のデータであり、
    前記第1のサーバシステムは、ゲートウェイサーバおよびファイヤウォールを介して接続された医療情報システムを含むことを特徴とする請求項5または6に記載のXDSによる情報転送方法。
  8. 前記医療に関する処理のデータは、医療に関する処理の対象についての対象情報であり、
    前記少なくとも1のサーバシステムの前記ゲートウェイは、前記第1のサーバシステムから前記レジストリサーバを介して前記医療に関する処理のデータを受信し、予め定められた条件により、前記対象情報の処理を実行しないと判断したときは前記データベースに格納された対象情報を削除する削除手段をさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載のXDSによる情報転送方法。
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