JP5402935B2 - Gui評価システム、gui評価方法およびgui評価用プログラム - Google Patents

Gui評価システム、gui評価方法およびgui評価用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、システムのユーザビリティに関する評価を行うGUI評価システム、GUI評価方法およびGUI評価用プログラムに関し、特に、操作ボタンのレイアウトの一貫性を評価するGUI評価システム、GUI評価方法およびGUI評価用プログラムに関する。
システムのGUI(グラフィカルユーザインタフェース)において、各画面に配されているユーザの意思決定のためのボタンやヘルプを呼び出すためのボタンなどの基本的な操作を行うためのボタン(以下、操作ボタンという。)の配置位置がシステム内で統一されているかといった操作ボタンのレイアウトの一貫性について評価する場合、各画面の固有の機能を提供するボタンやファイルのパス指定を行う「参照」ボタンを評価対象から除外した上で、各画面における操作ボタンのレイアウトを確認し、一貫性に不備がある部分を抽出することが望まれる。よって、人手で評価する場合には、評価者の作業量が大きくなる。また、問題箇所を見落とすなど、評価者によって結果にばらつきが発生しやすくなる。
例えば、第1の関連技術として、特許文献1に記載されたGUI自動評価装置に係る技術がある。そのGUI自動評価装置においては、画面設計のガイドを入力しそのガイドデータを形式的なルールとして蓄積したルールと、評価対象システムのGUIオブジェクトのデータをウィンドウごとに属性情報と属性値として記載したGUI情報とをマッチングし、ウィンドウごとにルールとの適合結果を出力する。特許文献1には、製品の仕様書やソース、GUI構築ツールなどからGUI情報を生成する手段についても記載されている。
また、第2の関連技術として、特許文献2に記載されたテスト実行装置に係る技術がある。そのテスト実行装置においては、規定の操作手順を自動的に実行させるテストが可能となる、すなわち、テストを実行する際にユーザが指定するユーザシーケンスと、ユーザシーケンスが手順通りに実行するために補完される補完シーケンスを操作DBに保持し、ユーザシーケンスの実行手順に従ってユーザシーケンスを実行する際にGUI部の状態を確認する。可能であればユーザシーケンスを実行するが、ユーザシーケンスが実行不可能な場合には適切な補完シーケンスを検索して、実行した後にユーザシーケンスを実行する。
また、第3の関連技術として、特許文献3に記載されたWeb画面作成ツールおよび用語チェックツールに係る技術がある。そのWeb画面作成ツールおよび用語チェックツールでは、Web画面のソースファイルについて、あらかじめ登録された同音異義語、送り仮名、類義語の表記を誤りやすい用語を用いてチェックを行い、評価対象のWeb画面において登録されている用語が検出された場合には、その用語に対する修正候補を一覧表示するものである。
特開平8−241191号公報 特開2004−110267号公報 特開2004−234402号公報
課題は、各画面の操作ボタンのレイアウトの一貫性を評価する際に、評価者の作業量が大きくなると共に、チェック漏れが発生しやすくなることである。更に、各ボタンのプロパティ値から機械的に個別のボタンレイアウトの一貫性を評価した場合に、問題とはならないケースが抽出されることである。
その理由は、評価対象とする各画面において、提供される機能が異なるため、評価者によって一貫性評価の対象とすべきボタンの特定が困難であるとともに、評価者自身が評価対象画面ごとにボタンレイアウトを確認したり、記録したりする必要があるためである。また、配される操作ボタンの組み合わせが異なると、結果として、個々のボタンのレイアウトが画面ごとに異なることになるが、ボタンの集合として見ると画面内における相対的なレイアウトは一貫性していることもあり得る。このようなボタン集合としてのレイアウトの評価に対応することが困難なためである。
なお、特許文献1に記載のGUI自動評価装置では、画面設計のガイドを入力してルールを作成する必要があるが、操作ボタンのレイアウトの一貫性を評価するためのルールを正しく作成するためのガイドを入力することは困難である。例えば、各画面のボタンのプロパティ値を取得して、同じラベルが付されたボタンを対象としたレイアウト比較は機械的に実行することが可能であるが、画面ごとに提供される機能が異なるために同じラベルのボタンでも画面内での配置が変わったり、他の操作ボタンが追加されたりすることを考慮した上で、他の操作ボタンとの位置関係を含め、ボタン集合としての画面内における相対的なレイアウトについて、問題とすべきか否かを特定する必要があるからである。
また、特許文献2に記載のテスト実行装置では、規定のユーザシーケンスが正常に実行できたか否かについては確認可能だが、評価対象システムにあわせてシーケンスを用意する必要があると共に、シーケンス実行におけるGUI部分やシーケンス自体の評価を行うことはできない。
また、特許文献3に記載のWeb画面作成ツールおよび用語チェックツールでは、登録されていない用語以外のユーザビリティに関する特性については評価することができない。
そこで、本発明は、評価対象画面の操作ボタンのレイアウトの一貫性を網羅的かつ確実に評価することができるGUI評価システム、GUI評価方法およびGUI評価用プログラムを提供することを目的とする。
本発明によるGUI評価システムは、評価対象とされる画面内に配置され基本的な操作に用いるボタンである操作ボタンのラベルに用いられるテキストを示すラベル情報を、該操作ボタンを用いて行う操作の種別により表されるカテゴリ別に対応づけた評価ボタン情報を保持する評価ボタン情報記憶手段と、評価対象とされる画面のサイズと、該画面に含まれる各ボタンについて、少なくともラベルの情報と該画面内における配置位置を示す座標データとを含むGUI情報を保持するGUI情報記録手段と、GUI情報記録手段に保持されているGUI情報と、評価ボタン情報記録手段に保持されている評価ボタン情報とに基づいて、評価対象とされる画面毎に、評価対象画面に配されているボタンを対象に、操作ボタンを基点とするボタン間の距離に応じた操作ボタングループを特定するボタングループ特定手段と、各評価対象画面から特定される、同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループを比較することにより、評価対象とされる複数の画面間における操作ボタンのレイアウトの一貫性に関する評価を行うボタンレイアウト評価手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明によるGUI評価方法は、GUI評価システムが備えるボタングループ特定手段が、評価対象とされる画面内に配置され基本的な操作に用いるボタンである操作ボタンのラベルに用いられるテキストを示すラベル情報を、該操作ボタンを用いて行う操作の種別により表されるカテゴリ別に対応づけた評価ボタン情報と、評価対象とされる画面のサイズと、該画面に含まれる各ボタンについて少なくともラベルの情報と該画面内における配置位置を示す座標データとを含むGUI情報とに基づいて、評価対象とされる画面毎に、評価対象画面に配されているボタンを対象に、操作ボタンを基点とするボタン間の距離に応じた操作ボタングループを特定し、GUI評価システムが備えるボタンレイアウト評価手段が、各評価対象画面から特定される、同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループを比較することにより、評価対象とされる複数の画面間における操作ボタンのレイアウトの一貫性に関する評価を行うことを特徴とする。
また、本発明によるGUI評価用プログラムは、コンピュータに、評価対象とされる画面内に配置され基本的な操作に用いるボタンである操作ボタンのラベルに用いられるテキストを示すラベル情報を、該操作ボタンを用いて行う操作の種別により表されるカテゴリ別に対応づけた評価ボタン情報と、評価対象とされる画面のサイズと、該画面に含まれる各ボタンについて少なくともラベルの情報と該画面内における配置位置を示す座標データとを含むGUI情報とに基づいて、評価対象とされる画面毎に、評価対象画面に配されているボタンを対象に、操作ボタンを基点とするボタン間の距離に応じた操作ボタングループを特定するボタングループ特定処理、および各評価対象画面から特定される、同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループを比較することにより、評価対象とされる複数の画面間における操作ボタンのレイアウトの一貫性に関する評価を行うボタンレイアウト評価処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、評価対象画面の操作ボタンのレイアウトの一貫性を網羅的かつ確実に評価することができる。
本発明によるGUI評価システムの構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態のGUI評価システムの構成例を示すブロック図である。 評価ボタン情報記録部4が保持する評価ボタン情報の例を示す説明図である。 評価対象画面の例を示す説明図である。 GUI情報の例を示す説明図である。 GUI情報の他の例を示す説明図である。 見出しグループ特定部2による見出しグループ特定動作の一例を示すフローチャートである。 ボタンレイアウト判定部3による操作ボタンのレイアウトの一貫性の評価動作の一例を示すフローチャートである。 評価対象画面の例を示す説明図である。 評価対象画面における操作ボタングループの特定例を示す説明図である。 操作ボタングループ情報の例を示す説明図である。 評価対象画面における操作ボタングループの特定例を示す説明図である。 操作ボタングループ情報の例を示す説明図である。 評価対象画面の例および該評価対象画面における操作ボタングループの特定例を示す説明図である。 評価対象画面の例および該評価対象画面における操作ボタングループの特定例を示す説明図である。 第2の実施形態のGUI評価システムの構成例を示すブロック図である。 評価対象画面の例および該評価対象画面における操作ボタングループの特定例を示す説明図である。 評価対象画面の例および該評価対象画面における操作ボタングループの特定例を示す説明図である。 評価対象画面の例および該評価対象画面における操作ボタングループの特定例を示す説明図である。 第3の実施形態のGUI評価システムの構成例を示すブロック図である。 評価対象画面の例および該評価対象画面における操作ボタングループの特定例を示す説明図である。 ボタングループ拡張部21による操作ボタングループの特定例を示す説明図である。 第3の実施形態のGUI評価システムの他の構成例を示すブロック図である。 評価対象画面の例および該評価対象画面における操作ボタングループの特定例を示す説明図である。 第4の実施形態のGUI評価システムの構成例を示すブロック図である。 評価対象画面の例および該評価対象画面における操作ボタングループの特定例を示す説明図である。 評価対象画面の例および該評価対象画面における操作ボタングループの特定例を示す説明図である。 評価対象画面の例および該評価対象画面における操作ボタングループの特定例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明によるGUI評価システムの構成例を示すブロック図である。図1に示すGUI評価システムは、評価ボタン情報記録手段101と、GUI情報記憶手段102と、ボタングループ特定手段103と、ボタンレイアウト評価手段104とを備えている。
評価ボタン情報記録手段101は、基本的な操作に用いるボタンである操作ボタンのラベルに用いられるテキストを示すラベル情報を、該操作ボタンを用いて行う操作の種別により表されるカテゴリ別に対応づけた評価ボタン情報を保持する。
GUI情報記憶手段102は、評価対象とされる画面のサイズと、該画面に含まれる各ボタンについて、少なくともラベルの情報と該画面内における配置位置を示す座標データとを含むGUI情報を保持する。
ボタングループ特定手段103は、GUI情報記録手段102に保持されているGUI情報と、評価ボタン情報記録手段101に保持されている評価ボタン情報とに基づいて、評価対象とされる画面毎に、評価対象画面に配されているボタンを対象に、操作ボタンを基点とするボタン間の距離に応じた操作ボタングループを特定する。
ボタンレイアウト評価手段104は、各評価対象画面から特定される、同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループを比較することにより、評価対象とされる複数の画面間における操作ボタンのレイアウトの一貫性に関する評価を行う。
また、ボタングループ特定手段102は、評価ボタン情報記録手段101に保持されている評価ボタン情報に基づいて、評価対象画面に配されている操作ボタンを抽出し、抽出した操作ボタンの1つを最初の基点にして、該操作ボタンの縦横方向のそれぞれ規定の範囲内に近接する操作ボタンを探索する処理を、探索されたボタンを次の基点にして新たなボタンが探索されなくなるまで繰り返し、最初の基点にした操作ボタンとその間探索されたボタン群とを同じ操作ボタングループに属するとして特定してもよい。
また、ボタンレイアウト評価手段103は、同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループ間で、各操作ボタングループのボタンの配置方向および画面内における相対的な位置を比較要素として比較を行い、全ての組み合わせにおいていずれか1つでも一致しない比較要素が存在する場合に、操作ボタンのレイアウトの一貫性に問題があると判定してもよい。
また、ボタンレイアウト評価手段103は、同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループ間で、同じラベルを有する操作ボタン間の配置順序を比較し、配置順序が一致しない組み合わせが存在する場合に、操作ボタンの配置順序の一貫性に問題があると判定してもよい。
また、ボタングループ特定手段102は、評価対象画面から特定されたある操作ボタングループに、当該操作ボタングループに含まれるとして特定した操作ボタンが属するカテゴリの操作ボタンのうち該評価対象画面に用いられているボタンが全て含まれていない場合に、含まれていない操作ボタンを、当該評価対象画面内における当該操作ボタングループのボタンの配置方向の延長線上を探索範囲に探索し、該探索範囲内に該当する操作ボタンを発見した場合には、該操作ボタンを当該操作ボタングループに属するとして特定しなおしてもよい。
また、そのような場合には、ボタンレイアウト評価手段103は、同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループ間で、同じラベルを有する操作ボタンと他のボタンとの間の距離である配置間隔を比較し、配置間隔が一致しない組み合わせが存在する場合に、操作ボタンの配置間隔の一貫性に問題があると判定してもよい。
実施形態1.
以下、より具体的な実施形態について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態におけるGUI評価システムの構成例を示すブロック図である。図2に示すGUI評価システムは、入出力手段1と、ボタングループ特定部2と、ボタンレイアウト判定部3と、評価ボタン情報記録部4と、GUI情報記録部5とを備えている。
入出力手段1は、マウスやキーボードなどの評価者がした操作の内容を示す情報を入力する入力手段と、ディスプレイなどの出力手段とを含む。
評価ボタン情報記録部4は、本システムにおいてレイアウトの一貫性の評価の着眼点とするボタン、すなわち操作ボタンを特定するための情報(以下、評価ボタン情報という。)を保持する。本実施形態では、操作ボタンのラベルによく用いられるテキスト等の情報(ラベル情報)を、該操作ボタンを用いて行う操作の種別により表されるカテゴリ別に、対応づけて保持している。
図3は、評価ボタン情報記録部4が保持する評価ボタン情報の例を示す説明図である。図3に示すように、評価ボタン情報は、例えば、操作ボタンのカテゴリを示す情報とラベル情報とにより構成されていてもよい。図3に示す例では、評価ボタン情報として、操作ボタンによく用いられるラベル情報を、該操作ボタンを用いて行う操作の内容により区分けされたカテゴリ別に保持している。例えば、図3には、意思決定の操作を行う際によく用いられる操作ボタンのカテゴリである「意思決定」カテゴリに属する操作ボタンを示す情報として、「OK」、「実行」などの11個のラベル情報が登録されている。また、「ヘルプ」カテゴリに属する操作ボタンを示す情報として、「ヘルプ」、「使い方」など計4個のラベル情報が登録されている。
GUI情報記録部5は、評価対象画面のウィンドウサイズ(画面サイズ)と、該評価対象画面に含まれる各ボタンについて少なくともラベル情報と評価対象画面内における配置位置を示す座標データとを含むGUI情報を保持する。
図4は、評価対象画面の例を示す説明図である。図4に示す評価対象画面(ウィンドウA)についてのGUI情報は、例えば、次のように取得される。まず、評価対象画面(ウィンドウA)の左上を基点とした座標軸を設定し、ウィンドウサイズ(Wx,Wy)を取得、更に同画面上のボタン全てに対し、ボタン座標としてボタンの左上の座標(X1,Y1)と右下の座標(X2,Y2)を取得する。図5は、図4に示した評価対象画面(ウィンドウA)についてのGUI情報の例を示す説明図である。図5に示す例では、ウィンドウAについて、ウィンドウサイズ(Wx,Wy)=(220,100)であること、および4個のボタンが含まれることが示されている。また、例えば、4個のボタンのうち1個のボタンのラベルが「参照」であること、座標が((X1,Y1),(X2,Y2))=((170,40),(200,50))であることが示されている。なお、図6に示すように、各ボタンについて当該ボタンを識別するための識別子(ボタン識別子)を含んでいてもよい。
本実施形態において、GUI情報の生成方法は特に限定されない。評価者の手入力によって生成されてもよいし、仕様書や実際のシステムから画面情報を取得して構文解析やレイアウト解析等の既存の技術を実施することにより生成してもよい。本実施形態では、GUI情報記録部5に予め記憶されているGUI情報を元に、操作ボタンのレイアウトの評価を行う方法を用いている。
ボタングループ特定部2は、GUI情報記録部5に保持されているGUI情報と、評価ボタン情報記録部4に保持されている評価ボタン情報とを参照して、評価対象画面に配されているボタンを対象にして、操作ボタンを基点とするボタン間の距離に応じた操作ボタングループを特定する。ボタングループ特定部2は、評価対象画面に含まれるボタンの中に、評価対象となる操作ボタンが存在するか否かを確認し、操作ボタンが存在する場合には、当該操作ボタンと、当該操作ボタンの上下左右の方向の規定の範囲内に存在するボタンとを同じ操作ボタングループに属するボタンとして特定する。そして、さらに特定したボタンを基点に、当該ボタンの上下左右の方向の規定の範囲内に存在するボタンとを同じ操作ボタングループに属するボタンとして特定する。このように、操作ボタンを最初の基点にして同じ操作ボタングループに属すると特定された全てのボタンを基点に、新たなボタンが見つからなくなるまで同様の探索処理を繰り返すことにより、1つの操作ボタングループを特定する。また、ボタングループ特定部2は、このように特定した操作ボタングループを示す情報を生成し、操作ボタングループ情報としてボタンレイアウト判定部3に出力する。
ボタンレイアウト判定部3は、ボタングループ特定部2が生成した操作ボタングループ情報に基づき、各画面の操作ボタングループについて比較を行い、評価対象画面間における操作ボタンのレイアウトについて一貫性に問題があるか否かを判定する。ボタンレイアウト判定部3は、例えば、各画面における各操作ボタングループのボタン配置方向と当該画面内における相対的な位置を確認し、複数の画面間で同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループ間でボタンの配置方向や画面内における相対的な位置を比較し、一致していないものがあるか否かを判定することにより評価すればよい。
本実施形態において、ボタングループ特定部2およびボタンレイアウト判定部3は、例えば、プログラムに従って動作するCPUによって実現される。また、評価ボタン情報記録部4およびGUI情報記録部5は、記憶装置によって実現される。
次に、本実施形態の動作について説明する。図7は、見出しグループ特定部2による見出しグループ特定動作の一例を示すフローチャートである。図7に示す例では、ボタングループ特定部2は、まず、未処理の画面から任意に処理対象を選定する(ステップS101)。そして、同画面のGUI情報から同じカテゴリに属する操作ボタンを抽出する(ステップS102)。
次いで、ボタングループ特定部2は、抽出した操作ボタンの1つを基点として、規定の範囲内に存在する他のボタンを探索する(ステップS103)。他のボタンが発見されれば、当該他のボタンを、ステップS103において基点とした操作ボタンと同じ操作ボタングループに属するとして特定する(ステップS104のYes,ステップS105)。また、発見した他のボタンを新たな基点にして、規定の範囲内に存在する他のボタンを探索する処理を繰り返す(ステップS106,ステップS104に戻る。)。ボタングループ特定部2は、例えば、発見した他のボタンが同カテゴリの操作ボタンである場合にのみ、該操作ボタンを新たな基点にして探索処理を繰り返すようにしてもよい。そのような場合には、ある操作ボタンを基点にして探索された他のボタンが、他の操作ボタンを基点に既に探索されたものであるか否かを判定し、既に探索されたものである場合には、当該操作ボタンでの探索処理において同じ操作ボタングループとして特定されるボタンを、該他の操作ボタンでの探索処理において同じ操作ボタングループとして特定されるボタンと同じ操作ボタングループに属するとして特定すればよい。
操作ボタンを最初の基点にして行った探索処理において、新たに他のボタンが発見されなくなった時点で(ステップS104のNo)、当該操作ボタングループにおける探索処理を完了する。
次いで、ステップS102において抽出された操作ボタンのうち、未だ探索されていない操作ボタンが存在すれば、その操作ボタンを異なる操作ボタングループの最初の基点にして、同様の探索処理を行う(ステップS107のYes,ステップS103に戻る。)。一方、ステップS102において抽出された操作ボタンの全てが探索されていれば(ステップS107のNo)、ボタングループ特定部2は、未処理の他のカテゴリがあれば該他のカテゴリを対象にして、操作ボタンの抽出処理から同様の処理を繰り返す(ステップS108のNo,ステップS102に戻る。)。なお、1つのカテゴリについて存在する操作ボタングループは1つの画面につき1つであるとして、ステップS107の判定処理を省略してもよい。
全てのカテゴリについて、操作ボタングループの特定処理を完了すると、未処理の他の画面があれば該他の画面を対象にして、同様の処理を繰り返す(ステップS109のNo,ステップS101に戻る。)。
また、図8は、ボタンレイアウト判定部3による操作ボタンのレイアウトの一貫性の評価動作の一例を示すフローチャートである。図8に示す例では、まず、ボタンレイアウト判定部3は、評価対象画面に含まれる操作ボタングループの中から、同じカテゴリの操作ボタンを含む操作ボタングループを比較対象に選定する(ステップS201)。
そして、選定した各操作ボタングループ間で、ボタンの配置方向および画面内における相対的な位置(相対位置)を比較する(ステップS202)。
各操作ボタングループ間でボタンの配置方向および画面内における相対位置が全て一致する場合には(ステップS203のYes)、同カテゴリについて操作ボタンのレイアウトの一貫性に問題がないと判定する(ステップS204)。一方、各操作ボタングループ間でボタンの配置方向および画面内における相対位置のいずれか1つでも一致しない操作ボタングループが存在する場合には(ステップS203のNo)、同カテゴリについて操作ボタンのレイアウトの一貫性に問題があると判定する(ステップS205)。
全てのカテゴリについて、上記レイアウトの一貫性についての判定の処理が完了していなければ(ステップS206のYes)、未処理のカテゴリを処理対象に選定して、同様の処理を繰り返す(ステップS201に戻る。)。一方、全てのカテゴリについて操作ボタンのレイアウトの一貫性についての判定処理が完了していれば(ステップS206のNo)、各カテゴリ別の判定結果に基づいて、総合評価を行う(ステップS207)。
次に、本実施形態の動作を、具体的な画面例を提示しながら説明する。第1の具体例として、図4に示すウィンドウAと、図9に示すウィンドウBとを評価対象画面とした場合を例にする。
まず、ボタングループ特定部2は、GUI情報記録部5に記憶されているGUI情報に基づいて、図4に示すウィンドウAに含まれるボタンの中から、「意思決定」カテゴリに属する操作ボタンを抽出する。本例では、「戻る」ボタン(BT2)と、「次へ」ボタン(BT3)と、「キャンセル」ボタン(BT4)とを抽出する。
次いで、抽出した操作ボタンの1つを最初の基点に、規定の範囲内に含まれる他のボタンを探索する。本例におけるボタン近接の探索範囲は、横方向を10,縦方向を5とする。ボタングループ特定部2は、まず、「戻る」ボタン(BT2)を基点に、当該ボタンの上下左右の規定範囲内に別のボタンが存在するか否かを確認する。本例では、「戻る」ボタン(BT2)の右方向の規定範囲内に「次へ」ボタン(BT3)を発見し、これを同じ操作ボタングループ(AG1)として特定する。さらにこの「次へ」ボタン(BT3)を基点に同操作ボタングループに属するボタンの探索を行う。本例では、「次へ」ボタン(BT3)を基点にした探索処理において「キャンセル」ボタン(BT4)を発見し、この操作ボタンBT4も同じ操作ボタングループ(AG1)に含める。さらにこの「キャンセル」ボタン(BT4)を基点に同様の探索処理を行うが、規定の範囲内に他のボタンが存在しないため、ここで一旦探索処理を完了する。
なお、この時点で、「意思決定」カテゴリを対象に抽出した全ての操作ボタンが探索されているため、ここで「意思決定」カテゴリについての操作ボタングループの特定処理は完了とする。なお、「意思決定」カテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループ(以下、「意思決定」カテゴリを有する操作ボタングループという。)としては、「戻る」ボタン(BT2)と、「次へ」ボタン(BT3)と、「キャンセル」ボタン(BT4)とを含む1個の操作ボタングループ(AG1)が特定される(図10参照。)。なお、図10は、ウィンドウAを対象にした操作ボタングループの特定結果の一例を示す説明図である。
次いで、ボタングループ特定部2は、図4に示すウィンドウAに含まれるボタンの中から、「ヘルプ」カテゴリに属する操作ボタンを抽出する。本例では、ウィンドウAには「ヘルプ」カテゴリに属する操作ボタンが含まれないため、「ヘルプ」カテゴリの操作ボタンを含む操作ボタングループ(以下、「ヘルプ」カテゴリを有する操作ボタングループという。)としては、なし(0個)と特定される。なお、ウィンドウAにある「参照」ボタン(BT1)については、評価ボタン情報のボタンラベルに登録されていないため、操作ボタンとしては抽出されず、当該ボタンを基点とした探索処理は行われない。また、抽出される操作ボタンのいずれとも規定の範囲内の位置関係にないため、いずれの操作ボタングループにも属さないとして特定される。
そして、ボタングループ特定部2は、ウィンドウAについて、1つの操作ボタングループAG1を含んでいるとして、図11に示すような操作ボタングループ情報を生成し、ボタンレイアウト判定部3に出力する。図11に示す例は、操作ボタングループ情報として、画面を識別するための識別子(ここでは、画面名)と、当該画面から特定した操作ボタングループを識別するための識別子(ここでは、グループ識別子)と、当該操作ボタングループに属する操作ボタンを識別するための識別子(ここでは、ボタン識別子)と、当該操作ボタングループが有するカテゴリ(当該操作ボタングループに含まれる操作ボタンが属するカテゴリ)を示す情報とを対応づけた情報を示している。
また、ボタングループ特定部2は、ウィンドウBについてもウィンドウAについての処理と同様の処理を行い、当該画面に用いられているボタンを対象に、操作ボタングループを特定し、操作ボタングループ情報を生成する。本例では、ウィンドウBについては、図12に示すように、「ヘルプ」カテゴリを有する操作ボタングループとして、「ヘルプ」ボタン(BT1)を含む1つの操作ボタングループ(BG1)と、「意思決定」カテゴリを有する操作ボタングループとして、「戻る」ボタン(BT2)と、「スキップ」ボタン(BT3)と、「実行」ボタン(BT4)と、「キャンセル」ボタン(BT5)とを含む1つの操作ボタングループ(BG2)とを特定する。そして、図13に示すような操作ボタングループ情報を生成する。なお、図12は、ウィンドウBを対象にした操作ボタングループの特定結果の一例を示す説明図である。また、図13は、ウィンドウBについての操作ボタングループ情報の例を示す説明図である。
次いで、ボタンレイアウト判定部3は、ボタングループ特定部2が出力する操作ボタングループ情報およびGUI情報を参照し、評価対象画面から特定される操作ボタングループのうち同じカテゴリを有する操作ボタングループを対象に、ボタンの配置方向および画面内における相対位置を比較する。
まず、ボタンレイアウト判定部3は、ウィンドウAから特定された操作ボタングループについて、ボタンの配置方向と画面内における相対位置とを確認する。ボタンの配置方向は、当該操作ボタングループに含まれる各ボタンがどのような方向で並んでいるかを各ボタンの座標データから特定すればよい。本例では、「縦方向」か「横方向」か「縦または横方向」か「それ以外」かを特定することとし、操作ボタングループAG1については、「横方向」と特定する。ここで、「縦方向」とは、当該操作ボタングループに含まれるボタンの並び方において縦方向に並ぶボタンの数が横方向に並ぶボタンの数よりも多いものをいう。また、「横方向」とは、横方向に並ぶボタンの数が縦方向に並ぶボタンの数よりも多いものをいう。また、「縦または横方向」とは、縦方向に並ぶボタンの数と横方向に並ぶボタンの数とが同じものをいう。「それ以外」とは、当該操作ボタングループに含まれるボタンの並び方が縦×横の形態でないものをいう。
また、画面内における相対位置は、ボタングループ全体を囲む枠線の上下左右の辺が、ウィンドウ枠の対応する辺と規定の距離内に存在するか否かを判定するにより特定する。なお、本例では、縦横ともに規定の距離を10とする。例えば、操作ボタングループAG1については、グループ枠の右辺と下辺が、ウィンドウ枠の右辺と下辺それぞれと隣接するため、相対位置を「右下」と特定する。
同様に、ウィンドウBから特定された操作ボタングループBG1については、ボタンの配置方向を「縦または横方向」と特定し、画面内における相対位置をウィンドウ枠の右辺と上辺とに隣接する「右上」と特定する。また、操作ボタングループBG2については、ボタンの配置方向を「横方向」と特定し、画面内における相対位置を、ウィンドウ枠の左辺と右辺と下辺とに隣接することによる「左下」あるいは「中央下」あるいは「右下」と特定する。なお、例えば、右と左でどちらがより隣接しているかによって「左下」としたり、「右下」とすることも可能である。
次に、ボタンレイアウト判定部3は、同じカテゴリを有する操作ボタングループ間で、ボタンの配置方向および画面内における相対位置を比較し、全て一致するか否かを判定することにより、一貫性に問題があるか否かを判定する。本例では、「意思決定」カテゴリを有する操作ボタングループとして、ウィンドウAから特定される操作ボタングループAG1と、ウィンドウBから特定される操作ボタングループBG2とで比較を行う。ここでは、ボタンの配置方向が共に「横方向」で共通するとともに画面内における相対位置が共に「右下」で共通するため、「意思決定」カテゴリに属する操作ボタンのレイアウトの一貫性については問題がないと判定する。なお、ウィンドウBには「ヘルプ」カテゴリを有する操作ボタングループBG1が含まれるが、「ヘルプ」カテゴリを有する操作ボタングループが他に存在しないため、「ヘルプ」カテゴリに属する操作ボタンのレイアウトの一貫性については、比較を行うことなく問題がないと判定する。結果、全ての評価対象画面間で、全てのカテゴリに属する操作ボタンのレイアウトの一貫性について問題がないため、評価システム全体においても操作ボタンのレイアウトに一貫性の問題はないと判定する。
以上のように、カテゴリ別に規定されたボタンを元にボタングループを特定し、更に同じカテゴリに属するボタンを含むボタングループを一貫性評価の対象として、比較することで、画面ごとにボタンの種類や数が異なる場合でも、画面内のボタンの相対的なレイアウトの一貫性の評価が可能となる。
次に、本実施形態の動作の第2の具体例として、更に、図14に示すウィンドウCを評価対象画面に含む場合について説明する。
ボタングループ特定部2は、ウィンドウCについてもウィンドウAおよびウィンドウBについての処理と同様の処理を行い、当該画面に用いられているボタンを対象に、操作ボタングループを特定し、操作ボタングループ情報を生成する。本例では、ウィンドウCについては、図14に示すように、「ヘルプ」カテゴリを有する操作ボタングループとして、「ヘルプ」ボタン(BT1)を含む1つの操作ボタングループ(CG1)と、「意思決定」カテゴリを有する操作ボタングループとして、「OK」ボタン(BT2)と、「閉じる」ボタン(BT3)とを含む1つの操作ボタングループ(CG2)とを特定する。そして、この特定結果を示す操作ボタングループ情報を生成する。
次いで、ボタンレイアウト判定部3は、ボタングループ特定部2が出力する操作ボタングループ情報およびGUI情報を参照し、評価対象画面から特定される操作ボタングループのうち同じカテゴリを有する操作ボタングループを対象に、ボタンの配置方向および画面内における相対位置を比較する。
なお、ボタンレイアウト判定部3は、ウィンドウCに含まれる操作ボタングループCG1,CG2について、ボタンの配置方向および画面内における相対位置を次のように特定する。操作ボタングループCG1については、ボタンの配置方向を「縦または横方向」と特定し、画面内における相対位置をウィンドウ枠の右辺と上辺とに隣接する「右上」と特定する。また、操作ボタングループCG2については、ボタンの配置方向を「縦方向」と特定し、画面内における相対位置をウィンドウ枠の右辺と下辺とに隣接する「右下」と特定する。
ボタンレイアウト判定部3は、同じカテゴリを有する操作ボタングループ間で、ボタンの配置方向および画面内における相対位置を比較し、一貫性に問題があるか否かを判定する。本例では、まず、「意思決定」カテゴリを有する操作ボタングループとして、ウィンドウAから特定される操作ボタングループAG1と、ウィンドウBから特定される操作ボタングループBG2と、ウィンドウCから特定される操作ボタングループCG2とで比較を行う。ここでは、画面内における相対位置はいずれも「右下」で共通するが、ボタンの配置方向は操作ボタングループAG1,BG2の「横方向」と操作ボタングループCG2の「縦方向」とで異なるため、「意思決定」カテゴリに属する操作ボタンのレイアウトの一貫性については問題があると判定する。
次に、ボタンレイアウト判定部3は、「ヘルプ」カテゴリを有する操作ボタングループとして、ウィンドウBから特定される操作ボタングループBG1とウィンドウCから特定される操作ボタングループCG1とで比較を行う。ここでは、ボタンの配置方向および画面内における相対位置ともに共通であるため、「ヘルプ」カテゴリに属する操作ボタンのレイアウトの一貫性については問題がないと判定する。そして、評価システム全体においては、操作ボタンのレイアウトに一貫性の問題があると判定する。ボタンレイアウト判定部3は、例えば、統合的な判定結果として問題の有無を提示しつつ、問題のあった操作ボタングループの組み合わせについて、各操作ボタングループを示す情報と、不一致だった比較要素(配置方向か相対位置か)を示す情報とを提示してもよい。
以上のように、各画面で、基本的な操作を行うボタンに付すラベルが全て一致していなくても、同操作を行うボタンによく用いられるラベルの情報を元にグループ化を行って、比較対象とするので、判定対象とすべき箇所を見落としたり、結果にばらつきが生じたりすることなく、操作ボタンのレイアウトの一貫性の評価を網羅的にかつ確実に行うことができる。
次に、本実施形態の動作の第3の具体例を説明する。ここでは、図4に示したウィンドウAと、図9に示すウィンドウBと、さらに図15に示すウィンドウDとを評価対象画面とした場合を例にする。
ボタングループ特定部2は、ウィンドウDについてもウィンドウAおよびウィンドウBについての処理と同様の処理を行い、当該画面に用いられているボタンを対象に、操作ボタングループを特定し、操作ボタングループ情報を生成する。本例では、ウィンドウDについては、まず「意思決定」カテゴリに属する操作ボタンとして、「戻る」ボタン(BT2)と「キャンセル」ボタン(BT3)とを抽出する。そして、これらのボタンを元に規定の範囲内にある他のボタンを探索することにより、「意思決定」カテゴリを有する操作ボタングループとして、「戻る」ボタン(BT2)と「ヘルプ」ボタン(BT3)と「キャンセル」ボタン(BT4)とを含む1つの操作ボタングループ(DG1)を特定する。
また、ボタングループ特定部2は、「ヘルプ」カテゴリに属する操作ボタンとして、「ヘルプ」ボタン(BT3)を抽出する。なお、「ヘルプ」ボタン(BT3)は、既に「意思決定」カテゴリの探索処理において探索され、属する操作ボタングループが特定されているので、その操作ボタングループがさらに「ヘルプ」カテゴリを有するとすればよい。結果、ウィンドウDについては、「意思決定」カテゴリおよび「ヘルプ」カテゴリを有する操作ボタングループとして、「戻る」ボタン(BT2)と「ヘルプ」ボタン(BT3)と「キャンセル」ボタン(BT4)とを含む1つの操作ボタングループ(DG1)が特定される。そして、この特定結果を示す操作ボタングループ情報を生成する。
次いで、ボタンレイアウト判定部3は、ボタングループ特定部2が出力する操作ボタングループ情報およびGUI情報を参照し、評価対象画面から特定される操作ボタングループのうち同じカテゴリを有する操作ボタングループを対象に、ボタンの配置方向および画面内における相対位置を比較する。
なお、ボタンレイアウト判定部3は、ウィンドウDから特定された操作ボタングループDG1について、ボタンの配置方向および画面内における相対位置を次のように特定する。すなわち、ボタンの配置方向を「横方向」と特定し、画面内における相対位置をウィンドウ枠の下辺のみに隣接する「中央下」と特定する。
ボタンレイアウト判定部3は、同じカテゴリを有する操作ボタングループ間で、ボタンの配置方向および画面内における相対位置を比較し、一貫性に問題があるか否かを判定する。ここでは、ウィンドウDから特定されるボタングループDG1が、「意思決定」カテゴリに属する操作ボタンと、「ヘルプ」カテゴリに属する操作ボタンの両方を含むため、いずれか一方のカテゴリの操作ボタンを含む操作ボタングループを、当該操作ボタングループとの比較対象(一貫性評価の対象)とする。すなわち、「意思決定」カテゴリを有する操作ボタングループとして、ウィンドウAから特定される操作ボタングループAG1と、ウィンドウBから特定される操作ボタングループBG2と、ウィンドウDから特定される操作ボタングループDG1とで比較を行うとともに、「ヘルプ」カテゴリを有する操作ボタングループとして、ウィンドウBから特定される操作ボタングループBG2と、ウィンドウDから特定される操作ボタングループDG1とで比較を行う。
「意思決定」カテゴリを有する操作ボタングループ間では、ボタンの配置方向はいずれも「横方向」で共通する。また、画面内における相対位置は、操作ボタングループAG1の「右下」と操作ボタングループBG2の「左下」あるいは「中央下」あるいは「右下」と操作ボタングループDG1の「中央下」とで3者が完全一致とはならないため、「意思決定」カテゴリに属する操作ボタンのレイアウトの一貫性については問題があると判定する。
一方、「ヘルプ」カテゴリを有する操作ボタングループ間では、ボタンの配置方向はいずれも「横方向」で共通する。また、画面内における相対位置は、操作ボタングループBG1の「右上」と、操作ボタングループDG1の「中央下」とで異なるため、「ヘルプ」カテゴリに属する操作ボタンのレイアウトの一貫性については問題があると判定する。そして、評価システム全体においては、操作ボタンのレイアウトに一貫性の問題があると判定する。
以上のように、別のカテゴリの操作ボタンを含む操作ボタングループが存在するウィンドウDといった操作ボタンがひとまとめに配置されるような画面と、単一のカテゴリに属する操作ボタンのみが属する操作ボタングループが複数存在するウィンドウAやウィンドウBといった操作ボタンが分散して配置される画面との間でも、判定対象とすべき箇所を見落としたり、結果にばらつきが生じたりすることなく、操作ボタンのレイアウトの一貫性の評価を網羅的にかつ確実に行うことができる。
実施形態2.
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図16は、第2の実施形態におけるGUI評価システムの構成例を示すブロック図である。図16に示すGUI評価システムは、図2に示す第1の実際形態と比べて、ボタンレイアウト判定部3が、配置順序判定部31を含む点で異なる。
配置順序判定部31は、各評価対象画面から特定される同じカテゴリを有する操作ボタングループ間で、それぞれが含んでいる操作ボタンのラベルを確認し、同じラベルが付された操作ボタンが複数存在する場合に、それらの操作ボタン間の配置順序(前後関係)を比較し、一致するか否かを判定することにより一貫性を評価する。本例では、画面内において左上から右下に向かってZ字を描くように操作ボタンを検出した際の順序を配置順序とする。なお、配置順序判定部31による配置順序の判定処理は、他の比較要素の判定処理と独立に行ってもよいし、他の比較要素の結果に問題がないと判定された際に行うことも可能である。また、配置順序判定部31として特に設けずに、ボタンレイアウト判定部3が他の比較要素と同列に扱って判定してもよい。そのような場合には、レイアウト判定部3は、同じカテゴリの操作ボタンを含む操作ボタングループ同士を比較して一貫性について評価する際に、比較要素として、グループ内の操作ボタンの配置方向およびグループ全体の画面内における相対位置に、グループ内の操作ボタンの配置順序を加えて、全て一致するか否かを判定すればよい。
次に、本実施形態の動作を、具体的な画面例を提示しながら説明する。ここでは、図17に示すウィンドウEと、図18に示すウィンドウFとを評価対象画面とした場合を例にする。なお、ウィンドウEについては、図17に示すように、「意思決定」カテゴリを有する操作ボタングループとして、「OK」ボタン(BT2)と、「キャンセル」ボタン(BT3)とを含む1つの操作ボタングループEG1が特定されたとする。また、ウィンドウFについては、図18に示すように、「意思決定」カテゴリを有する操作ボタングループとして、「OK」ボタン(BT1)と、「適用」ボタン(BT2)と、「キャンセル」ボタン(BT3)とを含む1つの操作ボタングループFG1が特定されたとする。
このような操作ボタングループEG1と操作ボタングループFG1とを比較対象とする場合、配置順序判定部31は、まず、両操作ボタングループに、同じラベルの操作ボタンが複数存在するか否かを確認し、本例では、「OK」ボタンと「キャンセル」ボタンの2つが存在することを確認する。そして、同ラベルを付された操作ボタン間の、各操作ボタングループ内での配置順序が一致しているか否かを確認する。本例では、操作ボタングループEG1における「OK」ボタン(BT2)と「キャンセル」ボタン(BT3)の配置順序を「OK」ボタンが「キャンセル」ボタンの前(左)に配置されていること(すなわち、OK→キャンセルという順)を確認し、かつ操作ボタングループFG1における「OK」ボタン(BT1)と「キャンセル」ボタン(BT3)の配置順序も「OK」ボタンが「キャンセル」ボタンの前(左)に配置されていること(すなわち、OK→キャンセルという順)を確認した結果、両配置順序が一致するため、一貫性に問題ないと判定する。
また例えば、さらに図19に示すウィンドウGが評価対象画面に含まれる場合には、次のような判定結果となる。なお、ウィンドウGについては、図19に示すように、「意思決定」カテゴリを有する操作ボタングループとして、「適用」ボタン(BT1)と、「OK」ボタン(BT2)と、「キャンセル」ボタン(BT3)とを含む1つの操作ボタングループGG1が特定されたとする。この操作ボタングループGG1と、上記の操作ボタングループEG1と、操作ボタングループFG1とを比較対象とする場合、配置順序判定部31は、操作ボタングループGG1と操作ボタングループEG1との間については、同じラベルが付された操作ボタンである「OK」ボタンと「キャンセル」ボタンとの配置順序は一致するとして両操作ボタングループ間では、操作ボタンの配置順序について一貫性に問題はないと判定する。しかし、操作ボタングループGG1と操作ボタングループFG1との間については、同じラベルが付された操作ボタンである「OK」ボタンと「適用」ボタンと「キャンセル」ボタンとの配置順序が、操作ボタングループGG1では「適用→OK→キャンセル」であるのに対し、操作ボタングループFG1では「OK→適用→キャンセル」となっていることを確認し、結果、配置順序が異なるとして、一貫性に問題があると判定する。いずれかの組み合わせに問題がある箇所が存在するため、総合的な判定として、評価対象システムにおいて、操作ボタンのレイアウトの一貫性の問題があると判定する。
以上のように、同じカテゴリの操作ボタンを含む操作ボタングループ間で、さらに同じラベルが付された操作ボタンの配置順序(前後関係)を比較することで、より詳細に、操作ボタンのレイアウトの一貫性について評価することが可能になる。
実施形態3.
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図20は、第3の実施形態におけるGUI評価システムの構成例を示すブロック図である。図20に示すGUI評価システムは、図2に示す第1の実施形態と比べて、ボタングループ特定部2が、ボタングループ拡張部21を含む点で異なる。
ボタングループ拡張部21は、あるカテゴリの操作ボタンを含む操作ボタングループの特定結果に、同じカテゴリに属する操作ボタンが取りこぼされている可能性がないかを判定し、取りこぼしの可能性があれば、操作ボタングループの特定範囲を拡張させてグルーピングをしなおす。ボタングループ拡張部21は、例えば、GUI情報記録部5に保持されているGUI情報を参照して、評価対象画面に対して同じカテゴリに属するボタンのラベル一覧を作成し、操作ボタングループの特定結果である操作ボタングループ情報が示す同カテゴリの操作ボタンを含む操作ボタングループに属するボタンのラベル一覧と比較することにより、取りこぼしの可能性の有無を判定する。例えば、GUI情報で示されるラベル一覧に含まれるラベルのうち、操作ボタングループ情報で示されるラベル一覧に含まれていないラベルが存在した場合に、そのラベルのボタンが取りこぼされた可能性があるとして、さらなる探索を行う。
また、ボタングループ拡張部21は、取りこぼしの可能性があると判定したラベルについて、その操作ボタングループの配置方向に対して、探索範囲を無制限として探索してもよい。例えば、図21に示すように、「キャンセル」ボタン(BT3)と「適用」ボタン(BT4)との間の距離W2が、「OK」ボタン(BT2)と「キャンセル」ボタン(BT3)との間の距離W1よりも広く、探索範囲内とされる規定の距離を越えていたため、「適用」ボタン(BT4)は、「OK」ボタン(BT2)と「キャンセル」ボタン(BT3)とを含む操作ボタングループHG1には含まないとして特定されたとする。
このような場合には、GUI情報により、「意思決定」カテゴリに属するボタンである「適用」ボタン(BT4)が、同カテゴリを有する操作ボタングループHG1に含まれていないことを確認し、操作ボタングループHG1に対して、「適用」ボタン(BT4)が取りこぼされた可能性があると判定してもよい。そして、操作ボタングループHG1について、該操作ボタングループのボタンの配置方向である「横方向」における前方(左方向)あるいは後方(右方向)に、「適用」ボタン(BT4)が存在しないかを探索してもよい。ここで、該当するボタンが存在すれば、同ボタンを同じ操作ボタングループに属するとして特定する。図22は、ボタングループ拡張部21による操作ボタングループの特定結果の例を示す説明図である。図22に示す例では、「OK」ボタン(BT2)と「キャンセル」ボタン(BT3)と「適用」ボタン(BT4)とを含む操作ボタングループHG1が特定されたことが示されている。
本実施形態において、ボタンレイアウト判定部3は、ボタングループ拡張部21によって特定された操作ボタングループに基づいて、操作ボタンのレイアウトの一貫性について評価を行えばよい。
また、例えば、ボタングループ特定部2がボタングループ拡張部21を含む場合には、図23に示すように、ボタンレイアウト部3が、配置間隔判定部32を含んでいてもよい。図23は、本実施形態におけるGUI評価対象システムの他の構成例を示す説明図である。
配置間隔判定部32は、各評価対象画面から特定される同じカテゴリを有する操作ボタングループ間で、それぞれが含んでいる操作ボタンのラベルを確認し、同じラベルが付された操作ボタンが存在する場合に、その操作ボタンと隣接する他のボタンと間の配置間隔を比較し、一致するか否かを判定することにより一貫性を評価する。
以下、図22に示すウィンドウHと、図24に示すウィンドウIとを評価対象画面とした場合を例に説明する。なお、ウィンドウIについては、図24に示すように、意思決定」カテゴリを有する操作ボタングループとして、「OK」ボタン(BT1)と、「キャンセル」ボタン(BT2)と、「適用」ボタン(BT3)とを含む1つの操作ボタングループIG1が特定されたとする。
配置間隔判定部32は、同じカテゴリを有する操作ボタングループである操作ボタングループHG1と操作ボタングループIG1とを比較し、同じラベルが付された操作ボタンの有無を確認する。ここでは、「OK」ボタンと「キャンセル」ボタンと「適用」ボタンが確認される。次いで、配置間隔判定部32は、それぞれのボタンにつき、その操作ボタンと隣接する他のボタンと間の配置間隔を比較して、一致するか否かを判定する。例えば、「OK」ボタンについて、操作ボタングループHG1に含まれる「OK」ボタン(BT2)とそれに隣接するボタンである「キャンセル」ボタン(BT3)との間の配置間隔W1と、操作ボタングループIG1に含まれる「OK」ボタン(BT1)とそれに隣接するボタンである「キャンセル」ボタン(BT2)との間の配置間隔W1とを比較すればよい。また、「キャンセル」ボタンについて、操作ボタングループHG1に含まれる「キャンセル」ボタン(BT3)とそれに隣接するボタンである「OK」ボタン(BT2)との間の配置間隔W1と、操作ボタングループIG1に含まれる「キャンセル」ボタン(BT2)とそれに隣接するボタンである「OK」ボタン(BT1)との間の配置間隔W1とを比較するとともに、同じく操作ボタングループHG1に含まれる「キャンセル」ボタン(BT3)と隣接するボタンである「適用」ボタン(BT4)との間の配置間隔W2と、操作ボタングループIG1に含まれる「キャンセル」ボタン(BT2)と隣接するボタンである「適用」ボタン(BT3)との間の配置間隔W2とを比較すればよい。なお、操作ボタングループHG1のW1と操作ボタングループIG1のW1との比較は、「OK」ボタンについての比較で既に行われているため省略してもよい。また、「適用」ボタンについて、操作ボタングループHG1に含まれる「適用」ボタン(BT3)とそれに隣接するボタンである「キャンセル」ボタン(BT3)との間の配置間隔W2と、操作ボタングループIG1に含まれる「適用」ボタン(BT3)とそれに隣接するボタンである「キャンセル」ボタン(BT2)との間の配置間隔W2とを比較すればよい。なお、操作ボタングループHG1のW2と操作ボタングループIG1のW2との比較は、「キャンセル」ボタンについての比較で既に行われているため省略してもよい。
本例では、操作ボタングループHG1のW1と操作ボタングループIG1のW1とは一致するが、操作ボタングループHG1のW2と操作ボタングループIG1のW2とは一致しないため、両操作ボタングループ間では、操作ボタンの配置間隔について一貫性に問題があると判定する。なお、総合的な判定としては、同じカテゴリを有する操作ボタングループ間のいずれかの組み合わせに問題がある場合に、評価対象システムにおいて、操作ボタンのレイアウトの一貫性の問題があると判定すればよい。
以上のように、同じカテゴリの操作ボタンを含む操作ボタングループ間で、さらに同じラベルが付された操作ボタンの配置間隔を比較することで、より詳細に、操作ボタンのレイアウトの一貫性について評価することが可能になる。なお、他の点に関しては、第1の実施形態と同様である。また、本実施形態は、第2の実施形態と組み合わせて用いることも可能である。すなわち、配置順序判定部31が配置順序について評価を行うとともに、配置間隔判定部32が配置間隔について評価を行うといった形態も可能である。
実施形態4.
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図25は、第4の実施形態におけるGUI評価システムの構成例を示すブロック図である。図25に示すGUI評価システムは、図2に示す第1の実施形態と比べて、ボタングループ特定部2が、サブカテゴリ生成部22を含む点で異なる。また、ボタンレイアウト判定部3が、ボタンレイアウト判定部3’となっている点で異なる。
サブカテゴリ生成部22は、同じ画面に、同じカテゴリを有する操作ボタングループが複数配置されている場合に、それらの操作ボタングループに対して、含まれるボタンのラベルに基づくサブカテゴリを決定する。
図26〜図28は、評価対象画面の例を示す説明図である。例えば、図26に示すウィンドウKには、「意思決定」カテゴリに属する操作ボタンとして、「OK」ボタン(BT2)と、「適用」ボタン(BT3)と、「キャンセル」ボタン(BT4)とが配されている。ただし、「キャンセル」ボタン(BT4)が、「OK」ボタン(BT2)および「適用」ボタン(BT3)とは、離れて配されている。これにより、ウィンドウKについては、図26に示すように、「意思決定」カテゴリを有する操作ボタングループとして、「OK」ボタン(BT2)と「適用」ボタン(BT3)とを含む操作ボタングループKG1と、「キャンセル」ボタン(BT4)を含む操作ボタングループKG2の2個の操作ボタングループが特定されたとする。
このような場合に、サブカテゴリ生成部22は、同じカテゴリを有する操作ボタングループを対象に、各操作ボタングループに含まれるボタンのラベル一覧を生成し、他の操作ボタングループに含まれるボタンのラベルに用いられていないラベルに基づいて、当該操作ボタングループが有する該カテゴリ(1つの画面で複数存在するカテゴリ)のサブカテゴリを決定する。本例では、操作ボタングループKG1に含まれるボタンのラベルである「OK」と「適用」とは、同じカテゴリを有する他の操作ボタングループである操作ボタングループKG2に含まれるボタンのいずれともと一致しないため、それらを含むサブカテゴリとして1つのサブカテゴリを決定すればよい。本例では、サブカテゴリ「OK」(SUB1)を生成したとする。該サブカテゴリは、ラベルとして「OK」と「適用」とを含むものとする。なお、サブカテゴリ生成部22は、生成したサブカテゴリの識別子と、含むラベル情報とを対応づけた情報を生成すればよい。すると、操作ボタングループKG1は、「意思決定−OK」カテゴリを有する操作ボタングループであるとされる。
同様に、操作ボタングループKG2についても、操作ボタングループKG2に含まれるボタンのラベルである「キャンセル」が、同じカテゴリを有する他の操作ボタングループである操作ボタングループKG1に含まれるボタンのいずれともと一致しないため、それを含むサブカテゴリとして1つのサブカテゴリを決定すればよい。本例では、サブカテゴリ「キャンセル」(SUB2)を生成したとする。該サブカテゴリは、ラベルとして「キャンセル」を含むものとする。すると、操作ボタングループKG2は、「意思決定−キャンセル」カテゴリを有する操作ボタングループであるとされる。
また、例えば、図27に示すウィンドウLについては、「意思決定」カテゴリを有する操作ボタングループとして、「OK」ボタン(BT1)を含む操作ボタングループLG1と、「戻る」ボタン(BT2)と「キャンセル」ボタン(BT4)とを含む操作ボタングループKG2の2個の操作ボタングループが特定されたとする。このような場合には、サブカテゴリ生成部22は、操作ボタングループLG1については、該操作ボタングループLG1に含まれるボタンのラベルである「OK」が、既に生成されているサブカテゴリSUB1に含まれているため、そのサブカテゴリ「OK」(SUB1)を割り当てる。すなわち、操作ボタングループLG1は、「意思決定−OK」カテゴリを有する操作ボタングループであるとする。また、操作ボタングループLG2については、該操作ボタングループLG2に含まれるボタンのラベルである「戻る」と「キャンセル」のうち、「キャンセル」が、既に生成されているサブカテゴリSUB2に含まれているため、そのサブカテゴリ「キャンセル」(SUB2)を割り当てるとともに、当該操作ボタングループLG2に含まれるボタンの中で割り当てたサブカテゴリ「キャンセル」(SUB2)のラベル情報に含まれていないラベルである「戻る」を、該サブカテゴリ「キャンセル」(SUB2)のラベル情報に含ませる。結果、サブカテゴリ「キャンセル」(SUB2)には、ラベル情報として「キャンセル」と「戻る」とが含まれることになる。
また、ボタンレイアウト判定部3’は、サブカテゴリが付された操作ボタングループがある場合には、サブカテゴリが一致するもの同士を比較対象とする。ただし、サブカテゴリが生成されているカテゴリ(上位カテゴリ)を有する操作ボタングループでサブカテゴリが付されていない操作ボタングループがある場合には、該操作ボタングループと、該操作ボタングループに含まれるボタンのラベルとサブカテゴリに含まれるとされるラベルとが一致するサブカテゴリが付された操作ボタングループとを比較対象とする。
例えば、図28に示すウィンドウMについては、「意思決定」カテゴリを有する操作ボタングループとして、「OK」ボタン(BT1)と、「適用」ボタン(BT2)と、「閉じる」ボタン(BT3)とを含む1つの操作ボタングループMG1が特定されたとする。評価対象画面が、図26に示すウィンドウKと、図27に示すウィンドウLと、図28に示すウィンドウMとである場合、ボタンレイアウト判定部3’は、ウィンドウMの操作ボタングループMG1が上位カテゴリである「意思決定」カテゴリを有する操作ボタングループであってサブカテゴリが付されていない操作ボタングループであり、該操作ボタングループMG1が「OK」ボタン(BT1)または「適用」ボタン(BT2)を有することから、以下の操作ボタングループを比較対象として判定処理を行う。すなわち、「意思決定−OK」カテゴリについて、ウィンドウMの操作ボタングループMG1と、ウィンドウKの操作ボタングループKG1と、ウィンドウLの操作ボタングループLG1とを比較対象にして判定を行う。また、「意思決定−キャンセル」カテゴリについて、ウィンドウKの操作ボタングループKG2と、ウィンドウLの操作ボタングループLG2とを比較対象にして判定を行う。ここでは、ウィンドウMの操作ボタングループMG1は比較対象には含めない。操作ボタングループMG1がラベルとして「キャンセル」も「戻る」も含まないためである。なお、判定方法については、上記の第1の実施形態〜第3の実施形態におけるボタンレイアウト判定部3と同様でよい。
以上のように、同一画面内に同じカテゴリのボタングループが複数存在する場合であっても、それぞれについて操作ボタンの一貫性を評価することができる。
なお、上記実施形態で示した評価ボタン情報記憶部、GUI情報記憶部、ボタングループ特定部、ボタンレイアウト判定部は、それぞれ別々のユニットとして実現されていてもよい。
また、上記実施形態では、以下の(1)〜(8)に示すようなGUI評価システムの特徴的構成が示されている。
(1)GUI評価システムは、評価対象とされる画面内に配置され基本的な操作に用いるボタンである操作ボタンのラベルに用いられるテキストを示すラベル情報を、該操作ボタンを用いて行う操作の種別により表されるカテゴリ別に対応づけた評価ボタン情報を保持する評価ボタン情報記憶部(例えば、評価ボタン情報記録手段101や評価ボタン情報記憶部4によって実現される)と、評価対象とされる画面のサイズと、該画面に含まれる各ボタンについて、少なくともラベルの情報と該画面内における配置位置を示す座標データとを含むGUI情報を保持するGUI情報記録部(例えば、GUI情報記憶手段102やGUI情報記憶部5によって実現される)と、GUI情報記録部に保持されているGUI情報と、評価ボタン情報記録部に保持されている評価ボタン情報とに基づいて、評価対象とされる画面毎に、評価対象画面に配されているボタンを対象に、操作ボタンを基点とするボタン間の距離に応じた操作ボタングループを特定するボタングループ特定部(例えば、ボタングループ特定手段103やボタングループ特定部2によって実現される)と、各評価対象画面から特定される、同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループを比較することにより、評価対象とされる複数の画面間における操作ボタンのレイアウトの一貫性に関する評価を行うボタンレイアウト評価部(例えば、ボタンレイアウト評価手段104やボタンレイアウト判定部3によって実現される)とを備えたことを特徴とする。
(2)GUI評価システムにおいて、ボタングループ特定部は、評価ボタン情報記録部に保持されている評価ボタン情報に基づいて、評価対象画面に配されている操作ボタンを抽出し、抽出した操作ボタンの1つを最初の基点にして、該操作ボタンの縦横方向のそれぞれ規定の範囲内に近接する操作ボタンを探索する処理を、探索されたボタンを次の基点にして新たなボタンが探索されなくなるまで繰り返し、最初の基点にした操作ボタンとその間探索されたボタン群とを同じ操作ボタングループに属するとして特定するように構成されていてもよい。
(3)GUI評価システムにおいて、ボタンレイアウト評価部は、同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループ間で、各操作ボタングループのボタンの配置方向および画面内における相対的な位置を比較要素として比較を行い、全ての組み合わせにおいていずれか1つでも一致しない比較要素が存在する場合に、操作ボタンのレイアウトの一貫性に問題があると判定するように構成されていてもよい。
(4)GUI評価システムにおいて、ボタンレイアウト評価部は、同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループ間で、同じラベルを有する操作ボタン間の配置順序を比較し、配置順序が一致しない組み合わせが存在する場合に、操作ボタンの配置順序の一貫性に問題があると判定するように構成されていてもよい。
(5)GUI評価システムにおいて、ボタングループ特定部は、評価対象画面から特定されたある操作ボタングループに、当該操作ボタングループに含まれるとして特定した操作ボタンが属するカテゴリの操作ボタンのうち該評価対象画面に用いられているボタンが全て含まれていない場合に、含まれていない操作ボタンを、当該評価対象画面内における当該操作ボタングループのボタンの配置方向の延長線上を探索範囲に探索し、該探索範囲内に該当する操作ボタンを発見した場合には、該操作ボタンを当該操作ボタングループに属するとして特定しなおすように構成されていてもよい。
(6)GUI評価システムにおいて、ボタンレイアウト評価部は、同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループ間で、同じラベルを有する操作ボタンと他のボタンとの間の距離である配置間隔を比較し、配置間隔が一致しない組み合わせが存在する場合に、操作ボタンの配置間隔の一貫性に問題があると判定するように構成されていてもよい。
(7)GUI評価システムにおいて、ボタングループ特定部は、ある評価対象画面について同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループを複数特定した場合には、当該各操作ボタングループに含まれる該カテゴリに属する操作ボタンのラベルに基づいて、当該各操作ボタングループにサブカテゴリを割り当てるとともにし、該サブカテゴリに含まれるとする操作ボタンのラベルを規定し、ボタンレイアウト評価部は、ある評価対象画面から同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループが特定された場合には、該カテゴリについては、割り当てられているサブカテゴリが一致する操作ボタングループとサブカテゴリが割り当てられていないものについてはサブカテゴリに含まれるとされたラベルを有する操作ボタンを有する操作ボタングループとを対象にして、比較を行うように構成されていてもよい。
(8)GUI評価システムは、評価対象とされる画面内に配置され基本的な操作に用いるボタンである操作ボタンのラベルに用いられるテキストを示すラベル情報を、該操作ボタンを用いて行う操作の種別により表されるカテゴリ別に対応づけた評価ボタン情報を保持する評価ボタン情報記憶手段(例えば、評価ボタン情報記録手段101や評価ボタン情報記憶部4によって実現される)と、評価対象とされる画面のサイズと、該画面に含まれる各ボタンについて、少なくともラベルの情報と該画面内における配置位置を示す座標データとを含むGUI情報を保持するGUI情報記録手段(例えば、GUI情報記憶手段102やGUI情報記憶部5によって実現される)と、GUI情報記録手段に保持されているGUI情報と、評価ボタン情報記録手段に保持されている評価ボタン情報とに基づいて、評価対象とされる画面毎に、評価対象画面に配されているボタンを対象に、操作ボタンを基点とするボタン間の距離に応じた操作ボタングループを特定するボタングループ特定手段(例えば、ボタングループ特定手段103やボタングループ特定部2によって実現される)と、各評価対象画面から特定される、同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループを比較することにより、評価対象とされる複数の画面間における操作ボタンのレイアウトの一貫性に関する評価を行うボタンレイアウト評価手段(例えば、ボタンレイアウト評価手段104やボタンレイアウト判定部3によって実現される)とを備えたことを特徴とする。
以上、実施形態及び実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2008年9月29日に出願された日本特許出願2008−251809を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、システムのユーザビリティに関する評価を行う用途に、好適に適用可能である。
101 評価ボタン情報記憶手段
102 GUI情報記憶手段
103 ボタングループ特定手段
104 ボタンレイアウト評価手段
1 入出力手段
2 ボタングループ特定部
21 ボタングループ拡張部
22 サブカテゴリ生成部
3,3’ ボタンレイアウト判定部
31 配置順序判定部
32 配置間隔判定部
4 評価ボタン情報記録部
5 GUI情報記録部

Claims (21)

  1. 評価対象とされる画面内に配置され基本的な操作に用いるボタンである操作ボタンのラベルに用いられるテキストを示すラベル情報を、該操作ボタンを用いて行う操作の種別により表されるカテゴリ別に対応づけた評価ボタン情報を保持する評価ボタン情報記憶手段と、
    評価対象とされる画面のサイズと、該画面に含まれる各ボタンについて、少なくともラベルの情報と該画面内における配置位置を示す座標データとを含むGUI情報を保持するGUI情報記録手段と、
    前記GUI情報記録手段に保持されているGUI情報と、前記評価ボタン情報記録手段に保持されている評価ボタン情報とに基づいて、評価対象とされる画面毎に、評価対象画面に配されているボタンを対象に、操作ボタンを基点とするボタン間の距離に応じた操作ボタングループを特定するボタングループ特定手段と、
    各評価対象画面から特定される、同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループを比較することにより、評価対象とされる複数の画面間における操作ボタンのレイアウトの一貫性に関する評価を行うボタンレイアウト評価手段とを備える
    ことを特徴とするGUI評価システム。
  2. ボタングループ特定手段は、前記評価ボタン情報記録手段に保持されている評価ボタン情報に基づいて、評価対象画面に配されている操作ボタンを抽出し、抽出した操作ボタンの1つを最初の基点にして、該操作ボタンの縦横方向のそれぞれ規定の範囲内に近接する操作ボタンを探索する処理を、探索されたボタンを次の基点にして新たなボタンが探索されなくなるまで繰り返し、最初の基点にした操作ボタンとその間探索されたボタン群とを同じ操作ボタングループに属するとして特定する
    請求項1に記載のGUI評価システム。
  3. ボタンレイアウト評価手段は、同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループ間で、各操作ボタングループのボタンの配置方向および画面内における相対的な位置を比較要素として比較を行い、全ての組み合わせにおいていずれか1つでも一致しない比較要素が存在する場合に、操作ボタンのレイアウトの一貫性に問題があると判定する
    請求項1または請求項2に記載のGUI評価システム。
  4. ボタンレイアウト評価手段は、同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループ間で、同じラベルを有する操作ボタン間の配置順序を比較し、配置順序が一致しない組み合わせが存在する場合に、操作ボタンの配置順序の一貫性に問題があると判定する
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載のGUI評価システム。
  5. ボタングループ特定手段は、評価対象画面から特定されたある操作ボタングループに、当該操作ボタングループに含まれるとして特定した操作ボタンが属するカテゴリの操作ボタンのうち該評価対象画面に用いられているボタンが全て含まれていない場合に、含まれていない操作ボタンを、当該評価対象画面内における当該操作ボタングループのボタンの配置方向の延長線上を探索範囲に探索し、該探索範囲内に該当する操作ボタンを発見した場合には、該操作ボタンを当該操作ボタングループに属するとして特定しなおす
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載のGUI評価システム。
  6. ボタンレイアウト評価手段は、同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループ間で、同じラベルを有する操作ボタンと他のボタンとの間の距離である配置間隔を比較し、配置間隔が一致しない組み合わせが存在する場合に、操作ボタンの配置間隔の一貫性に問題があると判定する
    請求項5に記載のGUI評価システム。
  7. ボタングループ特定手段は、ある評価対象画面について同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループを複数特定した場合には、当該各操作ボタングループに含まれる該カテゴリに属する操作ボタンのラベルに基づいて、当該各操作ボタングループにサブカテゴリを割り当てるとともにし、該サブカテゴリに含まれるとする操作ボタンのラベルを規定し、
    ボタンレイアウト評価手段は、ある評価対象画面から同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループが特定された場合には、該カテゴリについては、割り当てられているサブカテゴリが一致する操作ボタングループとサブカテゴリが割り当てられていないものについてはサブカテゴリに含まれるとされたラベルを有する操作ボタンを有する操作ボタングループとを対象にして、比較を行う
    請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載のGUI評価システム。
  8. GUI評価システムが備えるボタングループ特定手段が、評価対象とされる画面内に配置され基本的な操作に用いるボタンである操作ボタンのラベルに用いられるテキストを示すラベル情報を、該操作ボタンを用いて行う操作の種別により表されるカテゴリ別に対応づけた評価ボタン情報と、評価対象とされる画面のサイズと、該画面に含まれる各ボタンについて少なくともラベルの情報と該画面内における配置位置を示す座標データとを含むGUI情報とに基づいて、評価対象とされる画面毎に、評価対象画面に配されているボタンを対象に、操作ボタンを基点とするボタン間の距離に応じた操作ボタングループを特定し、
    GUI評価システムが備えるボタンレイアウト評価手段が、各評価対象画面から特定される、同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループを比較することにより、評価対象とされる複数の画面間における操作ボタンのレイアウトの一貫性に関する評価を行う
    ことを特徴とするGUI評価方法。
  9. 前記ボタングループ特定手段が、評価ボタン情報に基づいて、評価対象画面に配されている操作ボタンを抽出し、抽出した操作ボタンの1つを最初の基点にして、該操作ボタンの縦横方向のそれぞれ規定の範囲内に近接する操作ボタンを探索する処理を、探索されたボタンを次の基点にして新たなボタンが探索されなくなるまで繰り返し、最初の基点にした操作ボタンとその間探索されたボタン群とを同じ操作ボタングループに属するとして特定する
    請求項8に記載のGUI評価方法。
  10. 前記ボタンレイアウト評価手段が、同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループ間で、各操作ボタングループのボタンの配置方向および画面内における相対的な位置を比較要素として比較を行い、全ての組み合わせにおいていずれか1つでも一致しない比較要素が存在する場合に、操作ボタンのレイアウトの一貫性に問題があると判定する
    請求項8または請求項9に記載のGUI評価方法。
  11. 前記ボタンレイアウト評価手段が、同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループ間で、同じラベルを有する操作ボタン間の配置順序を比較し、配置順序が一致しない組み合わせが存在する場合に、操作ボタンの配置順序の一貫性に問題があると判定する
    請求項8から請求項10のうちのいずれか1項に記載のGUI評価方法。
  12. 前記ボタングループ特定手段が、評価対象画面から特定されたある操作ボタングループに、当該操作ボタングループに含まれるとして特定した操作ボタンが属するカテゴリの操作ボタンのうち該評価対象画面に用いられているボタンが全て含まれていない場合に、含まれていない操作ボタンを、当該評価対象画面内における当該操作ボタングループのボタンの配置方向の延長線上を探索範囲に探索し、該探索範囲内に該当する操作ボタンを発見した場合には、該操作ボタンを当該操作ボタングループに属するとして特定しなおす
    請求項8から請求項11のうちのいずれか1項に記載のGUI評価方法。
  13. 前記ボタンレイアウト評価手段が、同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループ間で、同じラベルを有する操作ボタンと他のボタンとの間の距離である配置間隔を比較し、配置間隔が一致しない組み合わせが存在する場合に、操作ボタンの配置間隔の一貫性に問題があると判定する
    請求項12に記載のGUI評価方法。
  14. 前記ボタングループ特定手段が、ある評価対象画面について同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループを複数特定した場合に、当該各操作ボタングループに含まれる該カテゴリに属する操作ボタンのラベルに基づいて、当該各操作ボタングループにサブカテゴリを割り当てるとともにし、該サブカテゴリに含まれるとする操作ボタンのラベルを規定し、
    前記ボタンレイアウト評価手段が、ある評価対象画面から同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループが特定された場合に、該カテゴリについては、割り当てられているサブカテゴリが一致する操作ボタングループとサブカテゴリが割り当てられていないものについてはサブカテゴリに含まれるとされたラベルを有する操作ボタンを有する操作ボタングループとを対象にして、比較を行う
    請求項8から請求項13のうちのいずれか1項に記載のGUI評価方法。
  15. コンピュータに、
    評価対象とされる画面内に配置され基本的な操作に用いるボタンである操作ボタンのラベルに用いられるテキストを示すラベル情報を、該操作ボタンを用いて行う操作の種別により表されるカテゴリ別に対応づけた評価ボタン情報と、評価対象とされる画面のサイズと、該画面に含まれる各ボタンについて少なくともラベルの情報と該画面内における配置位置を示す座標データとを含むGUI情報とに基づいて、評価対象とされる画面毎に、評価対象画面に配されているボタンを対象に、操作ボタンを基点とするボタン間の距離に応じた操作ボタングループを特定するボタングループ特定処理、および
    各評価対象画面から特定される、同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループを比較することにより、評価対象とされる複数の画面間における操作ボタンのレイアウトの一貫性に関する評価を行うボタンレイアウト評価処理
    を実行させるためのGUI評価用プログラム。
  16. コンピュータに、
    ボタングループ特定処理で、評価ボタン情報に基づいて、評価対象画面に配されている操作ボタンを抽出させ、抽出された操作ボタンの1つを最初の基点にして、該操作ボタンの縦横方向のそれぞれ規定の範囲内に近接する操作ボタンを探索する処理を、探索されたボタンを次の基点にして新たなボタンが探索されなくなるまで繰り返させ、最初の基点にした操作ボタンとその間探索されたボタン群とを同じ操作ボタングループに属するとして特定させる
    請求項15に記載のGUI評価用プログラム。
  17. コンピュータに、
    ボタンレイアウト評価処理で、同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループ間で、各操作ボタングループのボタンの配置方向および画面内における相対的な位置を比較要素として比較を行わせ、全ての組み合わせにおいていずれか1つでも一致しない比較要素が存在する場合に、操作ボタンのレイアウトの一貫性に問題があると判定させる
    請求項15または請求項16に記載のGUI評価用プログラム。
  18. コンピュータに、
    ボタンレイアウト評価処理で、同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループ間で、同じラベルを有する操作ボタン間の配置順序を比較させ、配置順序が一致しない組み合わせが存在する場合に、操作ボタンの配置順序の一貫性に問題があると判定させる
    請求項15から請求項17のうちのいずれか1項に記載のGUI評価用プログラム。
  19. コンピュータに、
    ボタングループ特定処理で、評価対象画面から特定されたある操作ボタングループに、当該操作ボタングループに含まれるとして特定した操作ボタンが属するカテゴリの操作ボタンのうち該評価対象画面に用いられているボタンが全て含まれていない場合に、含まれていない操作ボタンを、当該評価対象画面内における当該操作ボタングループのボタンの配置方向の延長線上を探索範囲に探索させ、該探索範囲内に該当する操作ボタンを発見した場合には、該操作ボタンを当該操作ボタングループに属するとして特定しなおさせる
    請求項15から請求項18のうちのいずれか1項に記載のGUI評価用プログラム。
  20. コンピュータに、
    ボタンレイアウト評価処理で、同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループ間で、同じラベルを有する操作ボタンと他のボタンとの間の距離である配置間隔を比較させ、配置間隔が一致しない組み合わせが存在する場合に、操作ボタンの配置間隔の一貫性に問題があると判定させる
    請求項19に記載のGUI評価用プログラム。
  21. コンピュータに、
    ボタングループ特定処理で、ある評価対象画面について同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループを複数特定した場合に、当該各操作ボタングループに含まれる該カテゴリに属する操作ボタンのラベルに基づいて、当該各操作ボタングループにサブカテゴリを割り当てるとともにし、該サブカテゴリに含まれるとする操作ボタンのラベルを規定させ、
    ボタンレイアウト評価処理で、ある評価対象画面から同じカテゴリに属する操作ボタンを含む操作ボタングループが特定された場合に、該カテゴリについては、割り当てられているサブカテゴリが一致する操作ボタングループとサブカテゴリが割り当てられていないものについてはサブカテゴリに含まれるとされたラベルを有する操作ボタンを有する操作ボタングループとを対象にして、比較を行わせる
    請求項15から請求項20のうちのいずれか1項に記載のGUI評価用プログラム。
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