JP5402795B2 - Icタグ - Google Patents

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本発明はICタグに関する。本発明のICタグは屈曲に対する優れた耐性を有する。また、高温下の屈曲に対して優れた耐性を有する。このため、例えば衣類やフレキシブルな容器に添付したとき、高温下の洗浄などの過酷な工程に耐えて、その機能を維持することができる。
周知のように、ICタグは導電体から成る線状のアンテナとこのアンテナに接続されたICチップとを主要な構成部品として構成されるものである。ICチップにはさまざまな情報を記憶させることができ、アンテナを通して外部のリーダーライターとの間で情報の授受を行うことができる。一般には、これらアンテナとICチップとを保護するため、その表裏面に外装材を接着してICタグとしている。
そして、ICタグは、これを種々の製品や商品に添付して、この製品又は商品に関連する情報を記憶するために使用されている。ICチップに記憶される情報には、例えば、製品や商品の材料、加工方法、品質、生産地、生産者や販売者、製品や商品の取り扱い方法、あるいはこれらに関連する注意事項などがある。そして、これら情報は、製品や商品の流通過程において、あるいは、販売後に、必要に応じてICチップに記憶させ、また、読み出される。
ICタグを添付する製品や商品には種々のものがあるが、例えば、特許文献1は衣服を例示している。衣服に添付されたICタグには洗濯やクリーニングによって圧力、たたき、揉みなどの外力が加えられるから、これら外力に耐えてICタグの機械的損傷を防止できなくてはならない。また、例えば柔軟な容器に添付した場合には、この容器の製造工程や商品の充填密封工程で高温の洗浄が行われることがあるから、この高温下の外力に耐えてICタグの機械的損傷を防止できなくてはならない。
特許文献1は、ウレタン樹脂とシリコーン膜とを外装材として使用して、この外装材の柔軟性や弾力性を利用して、圧力、たたき、揉みなどの外力によるICタグの機械的損傷を防止している。しかし、ICチップの材質は硬質の半導体であるから、揉みなどによって屈曲されるときには、その負荷がICチップのエッジ部分、すなわち硬質のICチップと柔軟なアンテナ部分との境界部位に集中しやすく、この部位のアンテナの破断を防ぐことは困難である。
また、特許文献2,3,4は、ICチップを硬質の保護材で覆い、その他の部位、すなわち、アンテナ部分を柔軟な保護材で覆ったICタグを提案している。しかし、このICタグでは、硬質保護材の端部に屈曲負荷に集中しやすく、この部位からアンテナが破断することがある。
特開2005−56362号公報 特開2007−4363号公報 特許第4382783号公報 特許第4382802号公報
そこで、本発明は、曲げ応力がかかりやすい製品や商品に添付して使用した場合にも、その機械的損傷が生じにくく、ICタグ本来の機能を維持できるICタグを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、インレット基材と、このインレット基材上に配置され、互いに接続されたアンテナ及びICチップとでICインレットを構成すると共に、このICインレットの表裏面に保護シートを接着して補強インレットを構成し、この補強インレットを外装材中に埋設して構成されたICタグにおいて、
平面視で前記ICチップを挟む両側のうち少なくとも一方の側において、前記保護シートに複数の切り欠きが設けられており、
かつ、これら複数の切り欠きのうち一方が長辺に設けられており、他方がこれに対向する長辺に設けられていると共に、これら複数の切り欠きが、平面視で正対しない位置に配置されていることを特徴とするICタグである。
この発明においては、ICタグに屈曲負荷がかけられたとき、複数の切り欠きの先端同士を結ぶ線からICタグが屈曲する。そして、互いに対向する長辺に設けられた複数の切り欠きは、平面視で正対しない位置に配置されているため、これら複数の切り欠きの先端同士を結ぶ線、すなわち屈曲軸は長辺と斜めに交差する方向に延びている。このため、ICタグを長辺に沿った面に投影して観察すると、全体として曲率半径の大きい緩やかなカーブを描いて屈曲しており、ICタグの特定の一部領域に屈曲負荷が集中することを防いで、その損傷を防止することが可能となる。
次に、請求項2に記載の発明は、複数の前記切り欠きを、平面視でICチップを挟む両側のそれぞれに配置したICタグに関するもので、すなわち、インレット基材と、このインレット基材上に配置され、互いに接続された線状アンテナ及びICチップとでICインレットを構成すると共に、このICインレットの表裏面に保護シートを接着して補強インレットを構成し、この補強インレットを外装材中に埋設して成るICタグにおいて、
平面視で前記ICチップを挟む両側において、それぞれ、前記保護シートに複数の切り欠きが設けられており、
かつ、これら複数の切り欠きのうち一方が長辺に設けられており、他方がこれに対向する長辺に設けられていると共に、これら複数の切り欠きが、平面視で正対しない位置に配置されていることを特徴とするICタグである。
また、請求項3に記載の発明は、複数の前記切り欠きの先端同士を結ぶ線からICタグが屈曲することから、これら切り欠きをICチップのエッジ部分から離隔した位置に配置して、その屈曲の影響がICチップにかからないように配置したものである。切り欠きはICチップのエッジ部分から2mmの距離だけ離隔していれば、屈曲の影響がICチップにかかることを防ぐことができる。
また、請求項3に記載の発明は、屈曲負荷がICチップのエッジ部分に集中しやすいことから、複数の前記切り欠きをこのエッジ部分から離隔した位置に配置して、その負荷の分散を図ったものである。切り欠きはICチップのエッジ部分から遠く離れれば離れるほど好ましいが、2mmの距離だけ離隔していれば、その負荷を分散することができる。
すなわち、請求項3に記載の発明は、前記切り欠きとICチップ端部とが、平面視で2mm以上離れていることを特徴とする請求項1又は2に記載のICタグである。
次に、請求項4〜5に記載の発明は、ICチップを保護する補強板を備えたICタグに
関するものである。
すなわち、請求項4に記載の発明は、インレット基材と、このインレット基材上に配置され、互いに接続された線状アンテナ及びICチップとでICインレットを構成すると共に、このICインレットの表裏面に保護シートを接着して補強インレットを構成し、この補強インレットを外装材中に埋設し、かつ、平面視で前記ICチップに重なる位置に、屈曲しにくい補強板を備えるICタグにおいて、
平面視で前記ICチップを挟む両側のうち少なくとも一方の側において、前記保護シートに複数の切り欠きが設けられており、
かつ、これら複数の切り欠きのうち一方が長辺に設けられており、他方がこれに対向する長辺に設けられていると共に、これら複数の切り欠きが、平面視で正対しない位置に配置されていることを特徴とするICタグである。
また、請求項5に記載の発明は、インレット基材と、このインレット基材上に配置され、互いに接続された線状アンテナ及びICチップとでICインレットを構成すると共に、このICインレットの表裏面に保護シートを接着して補強インレットを構成し、この補強インレットを外装材中に埋設し、かつ、平面視で前記ICチップに重なる位置に、屈曲しにくい補強板を備えるICタグにおいて、
平面視で前記ICチップを挟む両側において、それぞれ、前記保護シートに複数の切り欠きが設けられており、
かつ、これら複数の切り欠きのうち一方が長辺に設けられており、他方がこれに対向する長辺に設けられていると共に、これら複数の切り欠きが、平面視で正対しない位置に配置されていることを特徴とするICタグである。
これら請求項4〜5に記載の発明においては、補強板をICチップに重なる位置に配置いるから、ICタグに屈曲負荷がかかったときに、ICチップに対してこの屈曲負荷がかかることを防止でき、また、補強板の端部がわずかに曲面状に撓んでアンテナに対する負荷を軽減することができる。この補強板は、ICインレットと保護シートとの間、保護シートと外装材との間、あるいは外装材の外側に配置することができる。
このように補強板を備えるICタグにあっては、屈曲負荷が補強板のエッジ部分に集中しやすい。このため、複数の前記切り欠きをこのエッジ部分から離隔した位置に配置して、その負荷の分散を図ることが望ましい。請求項6に記載の発明は、このように複数の前記切り欠きを補強板のエッジ部分から離隔した位置に配置したもので、すなわち、前記切り欠きと補強板端部とが、平面視で2mm以上離れていることを特徴とする請求項4又は5に記載のICタグである。
次に、請求項7に記載の発明は、ICタグを屈曲したとき、線状アンテナに対する屈曲負荷を軽減して、その損傷を防止したものであり、前記複数の切り欠きの先端同士を結ぶ線と前記線状アンテナとの交差角度が45度以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載のICタグである。
複数の切り欠きの先端同士を結ぶ線、すなわち屈曲軸と線状アンテナとの交差角度は90度未満であればよく、交差角度は小さいほど良いが、45度以下であれば十分である。
次に、請求項8に記載の発明は、前記保護シートが外装材に比較して伸びにくい材質であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか記載のICタグである。保護シートが外装材に比較して伸びにくい材質であることから、屈曲の際に外装材が伸びても、保護シートはその伸びに対して十分な引張負荷耐性を持つことができ、その引張応力が保護シートとICインレットとの境界面に作用して両者が剥離することを防止できる。すなわち、IC
タグを屈曲した場合、外装材が大きく伸びて屈曲するにも拘らず保護シートの伸びはわずかであり、このため、この保護シートのわずかな引張応力が保護シートとICインレットとの境界面にかかるに過ぎない。
また、請求項9に記載の発明は、前記ICインレットと保護シートとが耐熱性接着剤で接着されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のICタグであり、このため、高温下で屈曲負荷がかかった場合にも、ICインレットと保護シートとが密着してICタグの一体構造を維持することができる。
次に、請求項10に記載の発明は、前記接着剤が保護シートに比較して圧縮しやすい材質であることを特徴とする請求項9記載のICタグである。保護シートとICチップとの間の接着剤が保護シートに比較して圧縮しやすい材質であるため、屈曲によって保護シートに圧縮負荷がかかった場合でも、この接着剤が圧縮負荷を吸収してICインレットの損傷を防止することができる。
以上のように、本発明によれば、さまざまな屈曲負荷がかかった場合にも、複数の切り欠きの先端同士を結ぶ線からICタグが屈曲し、ICタグを長辺に沿った面に投影して観察すると、全体として曲率半径の大きい緩やかなカーブを描いて屈曲するため、ICタグの特定領域に屈曲負荷が集中することを防いで、その損傷を防止することが可能となる。
本発明の実施形態に係るICタグの層構成を示す概略断面図 本発明の別の実施形態に係るICタグの層構成を示す概略断面図 本発明の実施形態に係るICタグの概略平面図 本発明の別の実施形態に係る要部説明図 本発明の実施例1に係る概略平面図 本発明の実施例2に係る概略平面図 揺動屈曲試験の説明図 360度屈曲試験の説明図
本発明のICタグは、補強インレットと外装材とを必須の要素として構成されるものである。補強インレットはICインレットと保護シートで構成される。また、ICインレットは、インレット基材、アンテナ及びICチップで構成されるものである。なお、このほか、補強板などを備えるものであってもよい。
ICインレットは、ICチップをアンテナに接続して構成されるもので、例えば、合成樹脂フィルムをインレット基材とし、このインレット基材上に導電体から成る線状のアンテナを形成した後、異方性導電性接着剤を使用してこのアンテナ上にICチップを接着して構成することができる。なお、アンテナの素材や加工方法は公知であり、例えば素材として金属箔を使用し、この金属箔をインレット基材に接着した後、エッチングして線状のアンテナ形状に加工することでアンテナを形成することができる。また、導電性インキをアンテナ形状に印刷して線状アンテナとしてもよい。また、アンテナの形状としては線状の導電体で構成されていればよく、ダイポールアンテナ、ループアンテナのいずれであってもよいが、後述する切り欠きの先端同士を結ぶ線と45度以下の角度で交差する形状とすることが望ましい。例えば、アンテナの形状を、一定方向に延びる第1の直線部分と、この直線部分から曲がって他の方向に延びる第2の直線部分とを有する折れ線状に構成し、これら複数の直線部分のうち一部の直線部分を、切り欠きの先端同士を結ぶ線と平面視で45度以下の角度で交差する部位に配置することができる。もちろん、3以上の直線部分を有する折れ線状に構成することもできる。
また、保護シートはICインレットの表裏面に接着するものであり、こうして表裏面に保護シートが接着されたICインレットを、本明細書において、補強インレットと呼んでいる。なお、後述するように、この保護シートには、複数の切り欠きが設けられている必要がある。
保護シートは外装材に比較して伸びにくい材質であることが望ましい。後述するように、外装材はゴムやエラストマーを素材としているから、通常の合成樹脂フィルムで十分である。中でも、外装材に比較して引張強度が大きく、伸び率の小さいフィルムが望ましい。例えば、ポリエチレンテレフタレートシート、ポリイミドシート、ポリフェニレンサルファイドシート、ポリエーテルイミドシート、ポリエチレンナフタレートシートなどが使用できる。
また、保護シートとして、ICインレットと略同一形状のシートを使用することができる。これより大きいシートとして、保護シートの端部が外装材から露出するように構成してもよい。また、小面積として、この外装材の内部に埋設して、保護シートがICタグの外面に露出することがないように構成することもできる。
この保護シートは、接着剤を使用してICインレットに接着することができる。高温下の洗浄工程などで保護シートとICインレットとが剥離することを防止するため、耐熱性の接着剤を使用することが望ましい。例えば、熱硬化型接着剤である。また、屈曲によって接着剤に圧縮負荷がかかった場合、この接着剤によって圧縮負荷を吸収してICチップに圧縮負荷がかかることを防ぐため、前記保護シートに比較して圧縮しやすい材質の接着剤を使用することが望ましい。中でも、保護シートに比較して伸び率の大きい接着剤が望ましい。このような接着剤としては、例えば、エポキシ系接着剤、ウレタン系接着剤、あるいはシリコーン系接着剤が例示できる。
次に、外装材はICインレットを外部環境から保護するものである。例えば、外力、汚れなどからICインレットを保護する。この外装材は、屈曲しやすいゴムやエラストマーを素材とする弾性体が望ましい。中でも、熱硬化性エラストマーが好ましく使用できる。例えば、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、ニトリルゴム、ポリイソブチレンなどである。
なお、外装材を補強インレットより大面積に構成し、補強インレットが外部に露出することがないように埋設させることもできる。また、前述のように、保護シートの端部が外装材から露出するように構成することも可能である。
次に、補強板は、ICチップに対して屈曲負荷がかかることを防ぐと共に、折り曲げ部位のアンテナに対する負荷を小さくする役割を果たすものである。このため、補強板としては、ICチップと異なり、屈曲負荷がかかった際に撓むことができて、しかも、外装材や保護シートに比較して折り曲げにくい板状の材料が適している。このような材料としては、比較的剛性の高い合成樹脂製の板が例示できる。また、外装材と同じ材質であっても、外装材や保護シートに比較して硬度の高いものであれば、補強板として使用できる。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルイミド、ポリエチレンナフタレート、エポキシ樹脂などの材質から構成される硬質の板材料である。
この補強板は、平面視でICチップに重なる位置に配置することが望ましい。ICチップと同じ大きさでもよいが、ICチップより大きい補強板を使用して、ICチップを覆う
ように配置することが好適である。ICチップを覆うように補強板を配置することによって、ICタグに屈曲負荷がかかったときに、ICチップに対してこの屈曲負荷がかかることを防止でき、また、補強板の端部がわずかに曲面状に撓むことでアンテナに対する負荷を軽減することができる。なお、この補強板は、ICインレットと保護シートとの間、保護シートと外装材との間、あるいは外装材の外側に配置することができる。この補強板は、耐熱性接着剤を使用して接着することができる。また、その材質に応じて、素材自体の自己融着によって接着することも可能である。
次に、図面を参照して、本発明に係る代表的なICタグの層構成を説明し、続いて、切り欠きの位置及びこの切り欠きとアンテナとの位置関係について説明する。
図面の図1は本発明の実施形態に係るICタグの層構成を示す概略断面図である。
図1から分かるように、この層構成の中央には、インレット基材1が配置されている。インレット基材は、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルムなどの合成樹脂フィルムから構成されているものである。このインレット基材1の片面に線状アンテナ2が設けられている。説明の便宜上、図1では右端から左端までこの線状アンテナ2が図示されているが、後述するように、この線状アンテナ2は折れ線状に配置されているものである。そして、この線状アンテナ2の中央に、異方性導電性接着剤3を介してICチップ4が接着されている。この実施形態においては、インレット基材1、線状アンテナ2、異方性導電性接着剤3及びICチップ4によってICインレットを構成している。
次に、このICインレットの上下両面に、熱硬化性接着剤5,5を介して保護シート6、6が接着されている。保護シート6、6はICインレットと同一面積かつ同一形状で、ICチップを覆うように接着されている。こうして両面に保護シート6、6を接着したICインレットを、以下、補強インレットと呼ぶ。
この補強インレットの表裏両面には、外装材7,7が接着されている。外装材7,7は、補強インレットよりも大面積で、補強インレットが外部に露出することがないように、これらを包囲して設けられている。
次に、図2は本発明の別の実施形態に係るICタグの層構成を示す概略断面図であり、この例では、外装材7,7の上下両面に、更に、補強板8,8が配置されている。その他は図1のICタグと同様である。
次に、図3及び図4を参照して、切り欠きの位置について説明する。
この例では、保護シート6,6に多数の切り欠きを設けている。図面中、切り欠きa1,a2は、これら多数の切り欠きのうちの一部である。
切り欠きa1は長辺を始点として長辺に垂直な方向に設けられており、その長さは保護シート6,6の短辺の長さの半分以下である。すなわち、保護シート6,6のセンターに達することのない長さである。図から分かるように、この切り欠きa1の先端と対向する長辺との間の距離は、保護シート6,6の短辺よりも短い。なお、切り欠きa2を含めて、その他の切り欠きも、それぞれ、長辺を始点として長辺に垂直な方向に設けられており、その長さも短辺の長さの半分以下である。
また、ICタグを平面視したとき、ICチップ4はその中央に配置されており、このICチップ4を基準として、切り欠きa1と切り欠きa2とは、いずれも、その片側、図面上では右側に位置している。
また、図から分かるように、切り欠きa1と切り欠きa2とは、互いに対向する長辺のそれぞれに設けられている。そして、前述のように切り欠きa1と切り欠きa2とは、互いに正対しない位置に設けられているから、屈曲負荷がかかったとき、ICタグは、切り欠きa1の先端と切り欠きa2の先端とを結ぶ線を屈曲軸xとして、この屈曲軸xからねじれるように屈曲する。このようにICタグは屈曲軸xから屈曲するため、その左右の領域では屈曲が緩和される。このため、屈曲軸xがICチップ4と交差しないように配置して、ICチップ4に屈曲負荷がかからないように構成することができる。また、この屈曲軸xと線状アンテナ2とが斜めに交差するように配置することによって、線状アンテナ2に対する屈曲負荷を緩和することができる。
また、ICチップ4を対称中心として、ICチップ4の図示左側にも、右側と同様に複数の切り欠きa3,a4が設けられている。これら切り欠きa1,a2,a3,a4のうち、ICチップ4にもっとも近い位置の切り欠きa1と切り欠きa3とは、同一の長辺に設けられている。ICタグに屈曲負荷がかけられたときでも、同一の長辺に設けられた2つの切り欠きa1と切り欠きa3との間の領域ではねじれることがなく、その平面状態を維持しているから、この領域に配置されたICチップ4にはねじれ応力が働くことがなく、その損傷を防止できる。
なお、これら多数の切り欠きのうち、ICチップ4にもっとも近い切り欠きa1とICチップ4の端部との距離lは2mm以上あることが望ましい。切り欠きa3とICチップ4の端部との距離も同様である。
次に、図3及び図4を参照して、これら切り欠きとアンテナ2との位置関係について説明する。
図3から分かるように、この例では、線状アンテナ2は、一定方向に延びる第1の直線部分21と、この直線部分から曲がって他の方向に延びる第2の直線部分22などを有する折れ線状に構成されている。そして、ICタグを中心として左右線対称の形状に設けられている。この線状アンテナ2を構成する直線部分は、いずれも、ICインレットの長辺に対して平行又は垂直である。したがって、保護シート6,6の長辺に対しても平行又は垂直である。
そして、前記折れ線状アンテナ2を構成する複数の直線部分のうち、保護シート6,6の長辺に対して垂直方向に延びる直線部分2xが、切り欠きa1と切り欠きa2の間に配置されている。このため、切り欠きa1の先端と切り欠きa2の先端とを結ぶ屈曲軸xが、この直線部分2xと交差する。この屈曲軸xは保護シート6,6の長辺に対して斜め方向に延びているため、折れ線状アンテナ2の直線部分2xとも斜めに交差する。前述のように、ICタグに屈曲負荷がかけられた場合、この屈曲軸xからねじれて屈曲するが、直線部分2xは線xと斜めに交差するため、この直線部分2xに対するねじれ応力が小さく抑えられ、その損傷を防止する。直線部分2xと屈曲軸xとの交差角度θは90度未満であればよいが、小さいほど好ましい。望ましくは45度以下である。このためには、複数の切り欠きa1と切り欠きa2との間の距離を、これら切り欠きa1の先端と切り欠きa2の先端との短辺方向の距離より短くすればよい。
次に、実施例によって本発明を説明する。
(実施例1)
この実施例に係るICタグの層構成は、図1に示すものと同一である。また、図5はそ
の概略平面図である。
インレット基材1としては、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを使用した。このインレット基材1の片面に厚さ9μmのアルミニウム箔を貼り合わせた後、このアルミニウム箔をエッチングして、折れ線状のダイポールアンテナ2を形成した。このダイポールアンテナ2の形状は、図5の概略平面図に示されている。なお、このダイポールアンテナ2を構成する直線部分は、すべて、インレット基材1の長辺に平行又は垂直で、インレット基材1の長辺に垂直な直線部分は8ケ所である。また、このダイポールアンテナ2は、その中央を対象中心として線対称の形状を有している。
次に、異方性導電性接着剤3を使用して、前記対象中心の位置にICチップ(IMPINJ社製MONZAI)4を接合して、ICインレットを製造した。
保護シート6、6としては、厚さ100μmの長方形のポリエチレンテレフタレートフィルムを使用した。その形状及び大きさは、ICインレットと略同一である。また、この保護シート6、6には、後述する切り欠きが設けられている。そして、厚さ30μmの熱硬化性接着剤5,5を介して、ICインレットの表裏両面に保護シート6、6を接着して、補強インレットとした。なお、この補強インレットは、50mm×13mmの長方形の形状を有している。
次に、外装材7,7として硬度A80のエチレン−プロピレン−ジエンゴムシートを使用し、2枚の外装材7,7で補強インレットを挟み、厚さ1.2mmのICタグを製造した。なお、外装材7,7の外形は60mm×18mm長方形の形状で、補強インレットをこの外装材によって完全に埋設し、たとえ一部であっても補強インレットが外装材7,7の外部に露出することがないように構成した。
ところで、前述のように、保護シート6、6には切り欠きが設けられている。すなわち、この保護シート6、6には、図5の概略平面図に示すように、ICチップ4を挟んでその両側に、それぞれ、4本の切り欠きが設けられている。なお、これら切り欠きは、ICチップ4を対称中心として左右対称に配置されている。
すなわち、図5においてICチップ4の右側には、ICチップ4から順に、まず図示上側の長辺に切り欠きa1が設けられ、続いて図示下側の長辺に切り欠きa2が設けられている。切り欠きa1と切り欠きa2との距離nは2.5mmであり、その長さsは3mmである。保護シート6、6の短辺の長さは13mmであるから、切り欠きa1の先端と切り欠きa2の先端との図示縦方向の距離tは7mmであり、これら先端同士の直線距離は約7.5mmである。このため、このICタグに屈曲負荷をかけた場合、ICタグは、切り欠きa1の先端と切り欠きa2の先端を結ぶ線を屈曲軸xとして、この屈曲軸xからねじれた状態で、屈曲する。なお、この屈曲軸xの両側では、緩やかな曲面を描いて屈曲する。
また、切り欠きa1と切り欠きa2の間の中央の位置にダイポールアンテナ2の直線部分が配置されており、この直線部分は、切り欠きa1及び切り欠きa2の両方に平行な方向に、すなわち、保護シート6、6の長辺に垂直な方向に延びている。このため、前記屈曲軸xと、これと交差するダイポールアンテナ2の直線部分とは、およそ36度の交差角度θで交差している。
次に、切り欠きa2の右側には、図示上側の長辺に切り欠きa5が設けられ、更に図示下側の長辺に切り欠きa6が設けられている。切り欠きa5と切り欠きa6との距離も2.5mmであり、その長さも3mmである。
なお、切り欠きa2と切り欠きa5との距離mも2.5mmである。
前述のように、図5においてICチップ4を対象中心として、その左側にも、4本の切り欠きが設けられている。これら切り欠きは、いずれも、長辺を始点として、この長辺の垂直な方向に、3mmの長さで設けられている。そして、ICチップ4にもっとも近い切り欠きa1と切り欠きa3とは同一の長辺に設けられており、ICチップ4端部と切り欠きa1との距離、ICチップ4端部と切り欠きa3との距離は、いずれも、7mmである。
(比較例1)
保護シート6、6を使用することなく、2枚の外装材7,7で直接ICインレットを挟んだことを除き、実施例1と同様にICタグを製造した。
(実施例2)
実施例2のICタグは、実施例1のICタグの外装材7,7の両面に補強板8,8を接着したものである(図6参照)。
補強板8,8としては、厚さ100μmのポリエチレンテレフタレート製シートを使用し、この補強板8,8を、ICチップ4を覆うように、幅10mmで配置した。補強板8,8と切り欠きa1との距離、補強板8,8と切り欠きa3との距離は、いずれも、2.5mmである。
(比較例2)
保護シート6、6を使用することなく、2枚の外装材7,7で直接ICインレットを挟んだことを除き、実施例2と同様にICタグを製造した。
(揺動屈曲試験)
実施例1及び比較例1のICタグを使用して揺動屈曲試験を行い、これらICタグの屈曲耐性を評価した。実施例1のICタグと比較例1のICタグとは、実施例1のICタグが保護シート6、6を備えているのに対し、比較例1のICタグはこの保護シート6、6を備えていない点で相違し、その他は同一であるから、この結果を比較することによって屈曲耐性に対する保護シート6、6の寄与を評価することができる。
すなわち、これらICタグの短辺のそれぞれをクランプし、このクランプによってICタグを図7に示すように屈曲した。短辺同士の距離は10mmである。
次に、図7の矢印で示すように、短辺の一方を前後方向に摺動させてICタグに摺動屈曲負荷を繰り返して与えた後、ICタグの機能が損なわれていないか否かについて検査した。ICタグの検査は、アンテナを通じてICチップに記憶された情報の読み出し処理を行って、その読み取りが可能であるか否かで評価した。また、摺動回数100回ごとにこの検査を行い、読み出しができなくなった摺動回数を測定した。摺動回数の上限は2000回である。
実施例1のICタグは、2000回の摺動の後にも正常に読み取ることができた。また、100℃の高温環境下で同様の揺動屈曲試験を行ったが、2000回の摺動回数の後にも正常に読み取ることができた。
これに対し、比較例1のICタグは、100回の摺動の後には、情報の読み取りができなかった。100℃の高温環境下での揺動屈曲試験においても、同様であった。そして、
このICタグを解析したところ、ICチップのエッジ位置におけるアンテナの亀裂が観察できた。
(360度屈曲試験)
実施例1,2及び比較例1,2のICタグを使用して360度屈曲試験を行い、これらICタグの屈曲耐性を評価した。
実施例1のICタグと比較例1のICタグとは、実施例1のICタグが保護シート6、6を備えているのに対し、比較例1のICタグはこの保護シート6、6を備えていない点で相違し、その他は同一であるから、この結果を比較することによって屈曲耐性に対する保護シート6、6の寄与を評価することができる。
また、実施例2のICタグと比較例2のICタグとは、実施例2のICタグが保護シート6、6を備えているのに対し、比較例2のICタグはこの保護シート6、6を備えていない点で相違し、その他は同一であるから、この結果を比較することによって屈曲耐性に対する保護シート6、6の寄与を評価することができる。
なお、実施例1と実施例2との相違は、実施例2のICタグが補強板8,8を備えているのに対し、実施例1のICタグがこの補強板8,8を備えていない点で相違し、その他は同一であるから、この結果を比較することによって屈曲耐性に対する補強板8,8の寄与の有無及び寄与の程度を評価することができる。
すなわち、これらICタグの中央をクランプすると共に、その短辺のうち一方の短辺に錘を取り付けた。そして、図8に示すように、クランプ部を中心として360度の正転及び逆転の繰り返し回転を与えた。一方の短辺には錘が取り付けられているから、この正逆回転に伴ってICタグには繰り返して屈曲負荷がかけられる。そして、この正逆回転の後、ICタグの機能が損なわれていないか否かについて検査した。ICタグの検査は、アンテナを通じてICチップに記憶された情報の読み出し処理を行って、その読み取りが可能であるか否かで評価した。また、正逆回転100回ごとにこの検査を行い、読み出しができなくなった回転回数を測定した。回転回数の上限は1000回である。
実施例1のICタグは、300回の正逆回転の後にも正常に読み取ることができたが、400回の正逆回転の後には情報の読み取りができなかった。
これに対し、比較例1のICタグは、100回の正逆回転の後には、情報の読み取りができなかった。そして、このICタグを解析したところ、ICチップのエッジ位置におけるアンテナの亀裂が観察できた。
また、実施例2のICタグは、1000回の正逆回転の後にも正常に読み取ることができた。
これに対し、比較例2のICタグは、400回の正逆回転の後にも正常に読み取ることができたが、500回の正逆回転の後には情報の読み取りができなかった。このICタグを解析したところ、補強板8,8のエッジ位置におけるアンテナの亀裂が観察できた。
(考察)
まず、情報の読み取りができなかったICタグの解析結果から、ICチップや補強板8,8のエッジ部分に屈曲負荷が集中することが理解できる。
次に、実施例1のICタグに関する試験結果と比較例1のICタグに関する試験結果と
の比較から、揺動屈曲試験と360度屈曲試験のいずれの試験においても、実施例1のICタグの屈曲耐性が優れていることが分かる。この両者の相違は保護シート6、6の有無にあるから、この保護シート6、6が屈曲耐性の向上に寄与していることが理解できる。また、100℃環境下における揺動屈曲試験の結果から、高温環境下の屈曲耐性の向上にも保護シート6、6が寄与していることが理解できる。
次に、実施例2のICタグに関する360度屈曲試験の結果と比較例2のICタグに関する360度屈曲試験の結果とを比較すると、実施例2のICタグの屈曲耐性が優れていることが分かる。この両者の相違は保護シート6、6の有無にあるから、この試験結果からも、保護シート6、6が屈曲耐性の向上に寄与していることが理解できる。
また、実施例1のICタグに関する360度屈曲試験の結果と実施例2のICタグに関する360度屈曲試験の結果とを比較して、補強板8,8が屈曲耐性の向上に寄与していることが理解できる。
本発明のICタグは任意の製品や商品に添付して使用することができるが、高い屈曲耐性を有し、しかも高温環境下においても高い屈曲耐性を有するため、屈曲負荷がかかることが予想される用途に適している。例えば、リネン品やユニフォームなどの衣類、足拭きマット、あるいはフレキシブルな容器などである。
1 インレット基材
2 線状アンテナ
21,22 線状アンテナの直線部分
2x 屈曲軸と交差する直線部分
3 異方性導電性接着剤
4 ICチップ
5 熱硬化性接着剤
6 保護シート
7 外装材
8 補強板
a1,a2,a3,a4,a5,a6 切り欠き
m 切り欠きとICチップ端部との距離
x 切り欠きの先端同士を結ぶ線(屈曲軸)
θ 屈曲軸と線状アンテナとの交差角度

Claims (10)

  1. インレット基材と、このインレット基材上に配置され、互いに接続された線状アンテナ及びICチップとでICインレットを構成すると共に、このICインレットの表裏面に保護シートを接着して補強インレットを構成し、この補強インレットを外装材中に埋設して構成されたICタグにおいて、
    平面視で前記ICチップを挟む両側のうち少なくとも一方の側において、前記保護シートに複数の切り欠きが設けられており、
    かつ、これら複数の切り欠きのうち一方が長辺に設けられており、他方がこれに対向する長辺に設けられていると共に、これら複数の切り欠きが、平面視で正対しない位置に配置されていることを特徴とするICタグ。
  2. インレット基材と、このインレット基材上に配置され、互いに接続された線状アンテナ及びICチップとでICインレットを構成すると共に、このICインレットの表裏面に保護シートを接着して補強インレットを構成し、この補強インレットを外装材中に埋設して成るICタグにおいて、
    平面視で前記ICチップを挟む両側において、それぞれ、前記保護シートに複数の切り欠きが設けられており、
    かつ、これら複数の切り欠きのうち一方が長辺に設けられており、他方がこれに対向する長辺に設けられていると共に、これら複数の切り欠きが、平面視で正対しない位置に配置されていることを特徴とするICタグ。
  3. 前記切り欠きとICチップ端部とが、平面視で2mm以上離れていることを特徴とする請求項1又は2に記載のICタグ。
  4. インレット基材と、このインレット基材上に配置され、互いに接続された線状アンテナ及びICチップとでICインレットを構成すると共に、このICインレットの表裏面に保護シートを接着して補強インレットを構成し、この補強インレットを外装材中に埋設し、かつ、平面視で前記ICチップに重なる位置に、屈曲しにくい補強板を備えるICタグにおいて、
    平面視で前記ICチップを挟む両側のうち少なくとも一方の側において、前記保護シートに複数の切り欠きが設けられており、
    かつ、これら複数の切り欠きのうち一方が長辺に設けられており、他方がこれに対向する長辺に設けられていると共に、これら複数の切り欠きが、平面視で正対しない位置に配置されていることを特徴とするICタグ。
  5. インレット基材と、このインレット基材上に配置され、互いに接続された線状アンテナ及びICチップとでICインレットを構成すると共に、このICインレットの表裏面に保護シートを接着して補強インレットを構成し、この補強インレットを外装材中に埋設し、かつ、平面視で前記ICチップに重なる位置に、屈曲しにくい補強板を備えるICタグにおいて、
    平面視で前記ICチップを挟む両側において、それぞれ、前記保護シートに複数の切り欠きが設けられており、
    かつ、これら複数の切り欠きのうち一方が長辺に設けられており、他方がこれに対向する長辺に設けられていると共に、これら複数の切り欠きが、平面視で正対しない位置に配置されていることを特徴とするICタグ。
  6. 前記切り欠きと補強板端部とが、平面視で2mm以上離れていることを特徴とする請求項4又は5に記載のICタグ。
  7. 前記複数の切り欠きの先端同士を結ぶ線と前記線状アンテナとの交差角度が45度以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載のICタグ。
  8. 前記保護シートが外装材に比較して伸びにくい材質であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか記載のICタグ。
  9. 前記ICインレットと保護シートとが耐熱性接着剤で接着されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のICタグ。
  10. 前記接着剤が保護シートに比較して圧縮しやすい材質であることを特徴とする請求項9記載のICタグ。
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