JP5402291B2 - ヒートポンプ式給湯機 - Google Patents

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本発明は、水及び湯水を貯留するヒートポンプ式給湯機に関するものである。より詳しくは、タンク外部に設けられた加熱源により水を加熱して生成した前記湯水を貯留するヒートポンプ式給湯機に関するものである。
一般に給湯機では、水道水や地下水等の水を加熱して湯水を生成するが、水道水や地下水等の水は、通常、カルシウムやマグネシウムなどの硬度成分を含んでいる。この硬度成分を含む水を加熱部で加熱すると、高温となる加熱部の水流路出口部近傍にスケール(例えば炭酸カルシウム)が析出する。炭酸カルシウムの水への溶解度は、水温が高くなると小さくなる性質を持っているため、水温が上昇して飽和溶解度が低下すると、その溶解度差分の炭酸カルシウムがスケールとして析出する。特に、沸き上げ動作時において、加熱部の水入口の温度と水出口の温度との温度差が大きい場合に、このスケールは増加する。
このスケールは、給湯水回路に設けたポンプによって、加熱部により沸き上げられた水と一緒に、タンク上部からタンク内部へ流入する。ここで、ポンプの運転が停止すると、タンク内部に流入したスケールがタンク底部に堆積し、タンク底部に設けた加熱部への吸入穴を塞いでしまう。
従来技術では、このような不具合を解消するため、吸入穴の高さをタンク底部より上方に位置するように吸入管を設けている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−170027号公報(第5頁、図2)
しかしながら、上記先行技術では、工場出荷時の水漏れ検査後にタンク内部の残水が吸入管の吸入穴位置まで残るため、残水の排水ができないという問題があった。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたもので、工場出荷検査後にタンク内部に水が残らない給湯機タンクを得ることを目的とする。
圧縮機、水冷媒熱交換器、膨張弁及び蒸発器を備えるヒートポンプユニットと、底部から内部に向かって突出し、タンク内部の底面と同じ高さの側面に排水穴が設けられた吸入管を有するタンクと、吸入管からタンク内の水を吸入し、水冷媒熱交換器を経由してタンク上部の貯湯管に送水するポンプとを備える。
排水穴を設けたことにより、工場出荷検査後にタンク内部に水が残らない効果がある。
本発明の実施の形態1に係るヒートポンプ式給湯機の全体構成を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態1に係るタンク要部の断面図である。 本発明の実施の形態2に係るタンク要部の断面図である。 本発明の実施の形態3に係るタンク要部の断面図である。
実施の形態1.
図1は実施の形態1の一例であるヒートポンプ式給湯機50の全体構成を示す概略構成図である。ヒートポンプ式給湯機50は、ヒートポンプユニット1とタンクユニット2とを備えている。ヒートポンプユニット1内には、圧縮機3、水冷媒熱交換器4、膨張弁5及び蒸発器6を順次環状に接続し、冷媒が循環する冷凍サイクル100と、蒸発器6に外気を送風するファン7とが搭載されている。
一方、タンクユニット2内には、水を貯留するタンク9と、タンク9の底部に設けられた吸入管9bから水冷媒熱交換器4に水を送水するポンプ8と、ポンプ8により送水された水を加熱する水冷媒熱交換器4と、水冷媒熱交換器4により加熱された水をタンク9の上部からタンク9内に戻す貯湯管9aと、が順次環状に接続されて給湯水回路200が構成されている。また、ポンプ8と吸入管9bとの間には、排水切換弁21を介して排水管20が接続されている。なお、図1では、ポンプ8がタンクユニット2側に設置されているが、必ずしもこのようにする必要はなく、ヒートポンプユニット1側に搭載してもよい。
また、図1には、一般的な給湯機を構成する装置も一例として記載している。30は給水管であり、給水管30の経路内の給水圧力を所定の圧力以下に減圧する減圧弁31を経由してタンク9内へ水を供給している。32はタンク9上部と接続された混合給湯管、33は給水切換弁36を介して給水管30に接続された混合給水管である。34は、給湯混合弁であり、混合給湯管32からの高温水と、混合給水管33からの水とを混合して、給湯管35を経由して給湯する。これらの装置により、給湯水回路200のタンク9に貯留した一定温度のお湯を使用し給湯を行っている。
また、ヒートポンプユニット1内には、制御手段としての制御装置11が設けられている。制御装置11は、温度センサ(図示せず)などによる計測情報や、ヒートポンプ式給湯機50使用者からリモコン装置などにより指示される運転指令情報の内容に基づいて、圧縮機3の運転方法、膨張弁5の開度、ファン7の運転方法、ポンプ8の運転方法などを制御する機能を有している。
図1は基本的な回路だけを説明しており、図1の構成に他の目的の構造を付加してもよい。また、このヒートポンプ式給湯機50の冷媒としては、高温出湯ができる冷媒、例えば、二酸化炭素、R410A、プロパンなどの冷媒が適しているが、特にこれらに限定されるものではない。
次にタンク9要部の構造について説明する。
図2は、タンク9要部の断面図である。タンク9底部には吸入管9bと給水管30が接続されている。吸入管9bは、タンク9の底部からタンク9の内部に、その一端が突出するように設けられており、その端部には、吸入穴9baが設けられている。また、吸入管9bの側面のタンク9底面と同じ高さの位置には、排水穴9bbが設けられている。
次に、このヒートポンプ式給湯機50での運転動作について説明する。ここでは、沸き上げ運転について説明する。沸き上げ運転とは、冷凍サイクル100と給湯水回路200とを動作させ、タンク9下部の吸入管9bからポンプ8で低温水を流出させて水冷媒熱交換器4に送水し、水冷媒熱交換器4で冷媒と熱交換することにより沸き上げてタンク9上部の貯湯管9aからタンク9内に戻す動作である。
ヒートポンプユニット1の冷凍サイクル100において、圧縮機3から吐出された高温高圧のガス冷媒は水冷媒熱交換器4で給湯水回路200側へ放熱(水を加熱)しながら温度低下する。このとき高圧側冷媒圧力が臨界圧以上であれば、冷媒は超臨界状態のまま気液相転移しないで温度低下して放熱する。また、高圧側冷媒圧力が臨界圧以下であれば、冷媒は液化しながら放熱する。つまり、冷媒から放熱された熱を負荷側媒体(ここでは、給湯水回路200を流れる水)に与えることで給湯加熱(沸き上げ)を行う。給湯加熱をして水冷媒熱交換器4から流出した高圧低温の冷媒は、膨張弁5を通過する。
膨張弁5を通過した冷媒は、ここで低圧気液二相の状態に減圧される。膨張弁5を通過した冷媒は蒸発器6に流入し、そこで外気空気から吸熱し、蒸発ガス化される。蒸発器6を出た低圧冷媒は圧縮機3に吸入されて循環し冷凍サイクル100を形成する。
また、給湯水回路200側では、タンク9内の水が、ポンプ8によりタンク9の底部の吸入管9bに導かれ、水冷媒熱交換器4内に送水される。そして、ここで冷媒と熱交換して加熱(沸き上げ)され、タンク9上部の貯湯管9aからタンク9内に流入する。これにより、タンク9内は高温水で満たされた状態となる。
このようなタンク9は、工場出荷時には、タンク9内部を満水にした状態で、溶接部や組立部品の水漏れ検査を行う。検査後には、残水は排水切換弁21を切り換えることにより排水管20を通って排水されるが、ここで排水穴9bbがない場合には、吸入管9bがタンク9内部の上方へ伸びていることによって、検査後の排水は吸入管9bの吸入穴9baの位置までしか行えず、吸入穴9baより下部の水は残水としてタンク9内部に残ってしまう。しかし、吸入管9bの側面にタンク底面と同じ高さの位置に排水穴9bbを設けたことにより、排出穴9bbから全ての水が排水され、タンク9内部に水は残らない。
一方、ヒートポンプ式給湯機50の運転が停止したときには、水が流通しなくなるため、タンク9内部の高温層から析出したスケールは、タンク9底部へスケールの自重で降り注ぐことになる。スケールはタンク9底部に堆積していき、やがて排水穴9bbは閉塞されてしまうが、給湯水回路200への通水は、吸入管9bの吸入穴9baで行うことが可能であり支障はない。
上述のように、実施の形態1によれば、吸入管9b側面のタンク9底面と同じ高さの位置に排水穴9bbを設けることで、工場出荷検査後にタンク内部に水が残らない効果がある。
実施の形態2.
実施の形態1では、吸入管9bの側面に排水穴9bbを設けたが、排水穴9bbをメッシュ9cで覆う構成としてもよい。
図3は、本発明の実施の形態2に係るタンク9要部の断面図である。他の構成要素は実施の形態1と同様であるため省略する。スケールはスケールの自重によって、タンク9下部に堆積するが、排水穴9bbをメッシュ9cで覆うことにより、工場出荷後にタンク9内に水が残らないようにすることができるとともに、堆積したスケールが排水穴9bbから吸入管9bの内部へ入ることを防ぐことが出来る。
実施の形態3.
タンク9の底部が湾曲しており、かつ吸入管9bをタンク9の最下部(最も低い位置となり残水の溜まりやすいところ)から挿入しない場合においては、排水穴9bbの開口向きをタンク9の最下部に向けるように形成してもよい。
図4は、本発明の実施の形態3に係るタンク9要部の断面図である。他の構成要素は実施の形態1と同様であるため省略する。この場合、吸入管9bをタンク9の最下部から挿入していないが、排水穴9bbがタンク9の最下部の方向を向いているので、より多くの残水を排水しやすい構成となっている。
1 ヒートポンプユニット
2 タンクユニット
3 圧縮機
4 水冷媒熱交換器
5 膨張弁
6 蒸発器
7 ファン
8 ポンプ
9 タンク
9a 貯湯管
9b 吸入管
9ba 吸入穴
9bb 排水穴
9c メッシュ
11 制御装置
20 排水管
21 排水切換弁
30 給水管
31 減圧弁
32 混合給湯管
33 混合給水管
34 給湯混合弁
35 給湯管
36 給水切換弁
50 ヒートポンプ式給湯機
100 冷凍サイクル
200 給湯水回路

Claims (3)

  1. 圧縮機、水冷媒熱交換器、膨張弁及び蒸発器を備えるヒートポンプユニットと、
    底部から内部に向かって突出し、前記タンク内部の底面と同じ高さの側面に排水穴が設けられた吸入管を有するタンクと、
    前記吸入管から前記タンク内の水を吸入し、前記水冷媒熱交換器を経由して前記タンク上部の貯湯管に送水するポンプと、
    を備えるヒートポンプ式給湯機
  2. 前記排水穴は、メッシュで覆われていることを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ式給湯機
  3. 前記排水穴は、前記タンクの最下部を向くように開口されていることを特徴とする請求項1又は2記載のヒートポンプ式給湯機
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