JP5402154B2 - 電動機 - Google Patents
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Description
ステータと、前記ステータに対して回転自在に設けられるロータと、を備える電動機であって、
前記ロータは、
前記ロータの周方向に所定ピッチで複数の磁石挿入孔が形成されたロータコアと、
複数の前記磁石挿入孔にそれぞれ挿入される磁石と、
それぞれの前記磁石の前記ロータにおける径方向内側の面を前記磁石挿入孔の前記ロータにおける径方向内側の内面に押圧するように、前記磁石を前記ロータコアに対して少なくとも前記ロータの径方向内方に付勢する第一の弾性部材と、
を有し、
前記ロータコアは、
前記磁石挿入孔の少なくとも前記ロータにおける径方向内側の内面を形成し、前記第一の弾性部材を支持する支持部が形成されたロータコア本体と、
前記磁石の前記ロータにおける径方向外側に位置し、前記磁石挿入孔の前記ロータにおける径方向外側の内面の一部を形成する厚肉部と、
前記ロータコア本体と前記厚肉部とを連結することにより前記ロータコア本体および前記厚肉部と共に前記磁石挿入孔を形成し、前記ロータの径方向厚みを前記厚肉部よりも薄肉に形成されたブリッジと、
を有し、
前記第一の弾性部材は、前記磁石の前記ロータにおける周方向端面と前記磁石挿入孔の前記ロータにおける周方向内面との間に配置され、前記磁石を前記ロータコアに対して前記ロータの径方向内方に付勢して当該磁石が前記厚肉部および前記ブリッジと空隙により隔てられる状態とすることである。
前記ロータは、前記磁石の前記ロータにおける周方向の両端に当該磁石を挟み込むように配置される一対の前記第一の弾性部材を有し、
一対の前記第一の弾性部材は、前記磁石を前記ロータコアに対して前記ロータの径方向内方および周方向に付勢することである。
前記磁石の前記ロータにおける周方向端面は、凹状または凸状の係合部を有し、
前記第一の弾性部材は、V字状に形成され、前記V字状の頂点部が前記磁石の前記ロータにおける周方向端面側を向くように配置され、前記V字状の足部が前記磁石挿入孔の周方向内面側を向くように配置されるV字状ばねを有し、
前記V字状ばねの前記頂点部は、前記係合部に対して前記ロータの径方向内方および周方向に係合し、
前記V字状ばねの前記足部は、前記支持部において前記磁石挿入孔の前記ロータにおける径方向外側の内面の一部を形成する径方向座面と当接することである。
前記ブリッジの径方向厚みは、前記支持部の径方向厚みよりも薄肉に形成されていることである。
前記ロータは、前記ロータコアの軸方向両端に設けられたエンドプレートと前記ロータコアとの間に介在し、前記ロータコアに対する前記磁石の前記ロータにおける軸方向移動を規制する第二の弾性部材をさらに有することである。
第一実施形態のIPMモータ1について、図1〜図3を参照して説明する。図1は、第一実施形態のIPMモータ1の回転軸方向から見た部分平面図である。図2は、図1の一部を示す拡大図である。図3は、図1のA−A断面図である。
IPMモータ1は、ステータ2と、ロータ3とを備える。ステータ2は、周方向に所定ピッチで複数のティース11が形成されたステータコア10を有する。ステータコア10は、電磁鋼板を回転軸方向に積層して形成されている。ステータ2は、各ティース11に巻装された巻線(図示しない)に電流を流すことにより、ステータ2の内部に磁界を形成している。
第一実施形態の変形態様について、図4を参照して説明する。図4は、IPMモータ1の回転軸方向から見た平面図の一部を示す拡大図である。本実施形態では、永久磁石30の幅方向の両側面には、凸状の係合部31が形成されている。これに対して、図4に示すように、永久磁石30の幅方向の両側面に、凹状の係合部31’を形成してもよい。凹状の係合部31’は、V字状ばね40の頂点部41の外形に倣うように円弧凹状に形成されている。このような構成により、永久磁石30とV字状ばね40の当接面積が増加させることができるので、永久磁石30をロータコア20に対してより確実に固定することができる。
第二実施形態のIPMモータ101について図5を参照して説明する。図5は、第二実施形態のIPMモータ101の回転軸方向から見た部分平面図である。
ここで、第二実施形態の構成は、主に、第一実施形態において第一の弾性部材としてV字状ばね40を適用していたのに対して、第一の弾性部材として硬質ゴム140を適用した点が相違する。なお、その他の構成については、第一実施形態と同一であるため、詳細な説明を省略する。以下、相違点のみについて説明する。
第一、第二実施形態において、第一の弾性部材(V字状ばね40、硬質ゴム140)は、永久磁石30の幅方向の両側面から挟み込むように配置されるものとした。これに対して、第一の弾性部材は、永久磁石30の片側のみに配置する構成としてもよい。この場合、永久磁石30の一端面は、例えば、ロータコア20に形成された係止爪により係止される。そして、永久磁石30の他端面は、第一の弾性部材によりロータ3の径方向内方および周方向に付勢されてロータコア20に固定される。このような構成においても同様に、ロータ3の回転駆動によりロータコア20および永久磁石30が発熱した場合に、両部材の熱膨張の差を吸収することができる。よって、第一実施形態と同様の効果を奏するものである。その他に、このような構成により、部品点数を減らすことができるので、低コスト化および組み付けの簡易化を図ることができる。
10:ステータコア、 11:ティース
20:ロータコア、 21:磁石挿入孔、 21a,21b:磁極内面
21c:周方向内面、 22:ロータコア本体、 22a:支持部、
22b:径方向座面、 23:厚肉部
24:ブリッジ、 24a:薄肉部
30:永久磁石、 31,31’:係合部、 32a,32b:磁極面
40:V字状ばね(第一の弾性部材)、 41:頂点部、 42a,42b:足部
50:エンドプレート、 51:ゴム板(第二の弾性部材)
140:硬質ゴム(第一の弾性部材)
Claims (5)
- ステータと、前記ステータに対して回転自在に設けられるロータと、を備える電動機であって、
前記ロータは、
前記ロータの周方向に所定ピッチで複数の磁石挿入孔が形成されたロータコアと、
複数の前記磁石挿入孔にそれぞれ挿入される磁石と、
それぞれの前記磁石の前記ロータにおける径方向内側の面を前記磁石挿入孔の前記ロータにおける径方向内側の内面に押圧するように、前記磁石を前記ロータコアに対して少なくとも前記ロータの径方向内方に付勢する第一の弾性部材と、
を有し、
前記ロータコアは、
前記磁石挿入孔の少なくとも前記ロータにおける径方向内側の内面を形成し、前記第一の弾性部材を支持する支持部が形成されたロータコア本体と、
前記磁石の前記ロータにおける径方向外側に位置し、前記磁石挿入孔の前記ロータにおける径方向外側の内面の一部を形成する厚肉部と、
前記ロータコア本体と前記厚肉部とを連結することにより前記ロータコア本体および前記厚肉部と共に前記磁石挿入孔を形成し、前記ロータの径方向厚みを前記厚肉部よりも薄肉に形成されたブリッジと、
を有し、
前記第一の弾性部材は、前記磁石の前記ロータにおける周方向端面と前記磁石挿入孔の前記ロータにおける周方向内面との間に配置され、前記磁石を前記ロータコアに対して前記ロータの径方向内方に付勢して当該磁石が前記厚肉部および前記ブリッジと空隙により隔てられる状態とすることを特徴とする電動機。 - 請求項1において、
前記ロータは、前記磁石の前記ロータにおける周方向の両端に当該磁石を挟み込むように配置される一対の前記第一の弾性部材を有し、
一対の前記第一の弾性部材は、前記磁石を前記ロータコアに対して前記ロータの径方向内方および周方向に付勢することを特徴とする電動機。 - 請求項1または2において、
前記磁石の前記ロータにおける周方向端面は、凹状または凸状の係合部を有し、
前記第一の弾性部材は、V字状に形成され、前記V字状の頂点部が前記磁石の前記ロータにおける周方向端面側を向くように配置され、前記V字状の足部が前記磁石挿入孔の前記ロータにおける周方向内面側を向くように配置されるV字状ばねを有し、
前記V字状ばねの前記頂点部は、前記係合部に対して前記ロータの径方向内方および周方向に係合し、
前記V字状ばねの前記足部は、前記支持部において前記磁石挿入孔の前記ロータにおける径方向外側の内面の一部を形成する径方向座面と当接することを特徴とする電動機。 - 請求項1〜3の何れか一項において、
前記ブリッジの前記ロータにおける径方向厚みは、前記支持部の前記ロータにおける径方向厚みよりも薄肉に形成されていることを特徴とする電動機。 - 請求項1〜4の何れか一項において、
前記ロータは、前記ロータコアの軸方向両端に設けられたエンドプレートと前記ロータコアとの間に介在し、前記ロータコアに対する前記磁石の前記ロータにおける軸方向移動を規制する第二の弾性部材をさらに有することを特徴とする電動機。
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