JP5401479B2 - 制御システムおよびsoe装置 - Google Patents

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本発明は、制御システムおよびSOE装置に関する。
一般的なプラント制御システムが取り扱うデータは、制御対象を監視・制御するために演算装置が恒常的に処理する制御用データと、異常発生時の制御対象の振る舞いを解析するために演算装置が一時的に処理するイベントデータがある。
このようなイベントデータの収集・管理方法として例えば特許文献1では、イベント収集機能を取込んだイベント入力モジュールを複数のプロセス入出力装置と同一階層に置き、イベントデータを収集する方法が開示されている。
特開2000−10604号公報
例えば発電プラントのような制御システムでは、制御用データは即時性と定周期性が求められるため、周期的なメモリ転写により定量的かつ継続的に演算装置とプロセス入出力装置の間でデータ伝送を行うのが望ましい。一方イベントデータは、イベントデータ収集装置(以下「SOE装置」という。)が定められたイベントを検出・記録した時にのみ、割込処理等により一時的に演算装置とSOE装置の間でデータ伝送を行う必要がある。
ここで例えば特許文献1に記載の技術をSOE装置に適用すると、SOE装置がイベントを検出した際に要する演算装置との伝送を、入出力装置が接続される通信回線と同一の通信回線を用いて行う必要がある。そのためSOE装置と演算装置との伝送が行われると、入出力装置と演算装置との周期的な伝送に影響を与え制御用データの定周期性が損なわれてしまうという課題がある。また、制御用データの定周期性を確保するために、制御用データとイベントデータを別回線でシステムを構築すると、制御システム全体が大規模になってしまうという課題がある。
本発明は上記課題に鑑み、プロセス入出力装置とSOE装置を共通の通信回線で接続したシステムにおいて制御用データの定周期性が確保された制御システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、制御対象を監視制御する演算装置と、前記制御対象と接続され、前記制御対象から入力された状態信号を前記演算装置へ送信し、前記演算装置から送信された制御信号を前記制御対象へ出力する入出力装置と、前記制御信号又は前記状態信号を取込み、所定の変化をイベントとして検出するとともに、当該イベント検出時の前記制御信号又は前記状態信号をイベントデータとして記録するSOE装置と、が備えられ、前記演算装置,前記入出力装置及び前記SOE装置が同一伝送路を介して接続される制御システムにおいて、前記SOE装置には、前記演算装置から前記イベントデータの読出要求を所定の受信周期で受信し、前記読出要求に対して自装置に記憶されている前記イベントデータを所定の送信周期で前記演算装置へ送信する通信制御部が備えられることを特徴とする。
本発明によれば、プロセス入出力装置とSOE装置が共通の通信回線によって接続された制御システムにおいて、制御用データの定周期性を損なうことなくデータ伝送を行うことが可能となる。
制御システムの構成図。 メモリ転写による定周期制御。 SOE装置のイベントデータ収集動作フロー。 SOE装置のイベントデータ収集ブロック図。 SOE装置の初回状態信号取り込み動作。 SOE装置のイベント検出動作(イベントあり)。 SOE装置のイベント検出動作(イベントなし)。 イベントデータフォーマット。 SOE装置のイベントwriteとwriteポインタ。 SOE装置の入力メモリ転写動作フロー。 SOE装置の入力メモリ転写ブロック図。 入力メモリ転写の通信フレームフォーマット。 SOE装置のイベントreadとreadポインタ。 SOE装置のイベントバッファ管理方法。 SOE装置のイベントデータempty判定。 SOE装置のイベントバッファ初期状態。 SOE装置のイベント読出応答(パターン1)。 SOE装置のイベント読出応答(パターン2)。 SOE装置のイベント読出応答(パターン3)。
本発明を実施するための形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明における実施例の1形態を示す制御システムの構成図である。発電プラントのタービン制御などを行う制御システムにおいて、タービンやセンサ及び補機からなる制御対象6と、常に制御対象6の状態を監視し最適なフィードバック制御を行う演算装置1と、制御対象6の状態を示す信号を演算装置1に伝送するデータに変化する1つ以上のプロセス入力装置2と、演算装置1から伝送されたフィードバックデータを制御対象6に伝達する信号に変換する1つ以上のプロセス出力装置3,制御対象6が特定の制御状態を示した場合にその状態と発生時刻を記録する1つ以上のイベントデータ収集装置(以下SOE装置)7が、RS−485ベースのシリアル通信用回線である通信回線4によって接続され、制御対象6とプロセス入出力装置2,3が制御対象6の状態を示す信号及びフィードバックデータを制御対象6に伝達する信号からなる制御信号線路5にて接続される構成となっている。
また、SOE装置7はメモリ転写を行うバッファとして受信バッファ79及び送信バッファ83を備えており、図示しないが演算装置1,プロセス入力装置2及びプロセス出力装置3にも同様に受信バッファ,送信バッファおよび通信制御機能が備えられている。以下に、受信バッファ79及び送信バッファ83を用いたメモリ転写を簡単に説明する。
受信バッファ79には、演算装置1,プロセス入力装置2及びプロセス出力装置3から通信回線4を介して周期的に受信する送信データが、通信制御機能78によって格納される。SOE装置7は、受信バッファ79に格納されたデータが自装置宛であるか判断後、自装置宛であった場合には該データにて要求された処理を実行し、要求元の装置の宛先を付した応答データを送信バッファ83へ格納する。送信バッファ83に格納されたデータは、通信制御機能78によって所定の周期で演算装置1,プロセス入力装置2及びプロセス出力装置3へ一斉に送信され、各装置の受信バッファに格納される。要求元の装置では、格納された応答データが自装置宛か確認し、自装置の要求が実行されたことを認識する。
このような処理はプロセス入力装置2及びプロセス出力装置3においても同様に行われ、本実施例においてプロセス入力装置2,プロセス出力装置3及びSOE装置7へ要求を送信するのは主に演算装置1である。
次に、SOE装置7による状態信号51の処理について説明する。SOE装置7は、信号取込機能71によって制御対象6の制御状態を示す1つ以上の状態信号51を取り込む。初回のみ状態信号51の取込値を現在値72及び前回値73として保持する。2回目以降は現在値72に保持されたデータを前回値73として保持し、取込値を現在値72として保持する。比較機能74は、保持した前回値73と現在値72を比較し比較結果信号741をイベント検出機能75へ出力する。イベント検出機能75は、比較結果信号741から状態信号51の値が特定の状態に変化した場合は「イベントあり」、状態信号51の値が特定の状態に変化しなかった場合は「イベントなし」と判定する。
「イベントあり」と判定された場合は、イベント検出機能75はイベント検出信号751をイベントwrite指示機能76へ出力する。イベントwrite指示機能76は、状態信号51の変化に関する情報(以下「イベントデータ」という。)をイベントwrite指示信号761としてイベントバッファ制御機能81へ出力する。このとき、イベントデータには現在時刻カウンタ77から出力される現在時刻カウント信号771により取得した現在時刻が付されている。イベントwrite指示信号761の入力を受けたイベントバッファ制御機能81はイベントデータをイベントバッファ82に記録する。
ここで、イベントデータをイベントバッファ82に記録する際には、writeポインタ制御機能84及びイベントバッファ管理機能88によってイベントデータを記録するイベントバッファ82のアドレスのポインタ制御が行われる。writeポインタ制御機能84は、イベントwrite指示機能76から指示信号762が入力されると、イベントバッファ82へ記録するアドレスを更新することを示すwriteポインタ信号841をイベントバッファ管理機能88及びイベントバッファ制御機能81へ出力する。これにより、イベントを検出する度にwriteポインタ信号841を出力し、イベントデータを記録するイベントバッファ82のアドレスを更新していく。これにより、イベントを検出するごとに逐次イベントバッファ82へイベントデータを記憶させることができる。
また、イベントバッファ管理機能88はイベントバッファ82内のイベントデータの記憶状態,ポインタ位置を管理しており、イベントバッファ82の状態をイベントバッファ状態信号881としてイベントバッファ制御機能81へ出力する。ここで、例えばイベントバッファ82に未読のイベントデータが一杯でこれ以上書込みできない場合には、イベントバッファ制御機能81はイベントバッファ状態信号881によってイベントバッファ82の状態を認識し、イベントバッファ82への書込みを止める。これによって、未読のイベントデータが上書きされ、イベントデータの連続性が失われることを防ぐことができる。
一方SOE装置7は、前述のように一定周期で通信回線4から通信フレームを受信している。SOE装置7のメモリ転写ブロックは、通信回線4を流れる通信フレームの受信及び通信回線4への通信フレームの送出を行う通信制御機能78、通信制御機能78が受信した通信フレームを保持する受信バッファ79、受信バッファ79内の通信フレームの内容を判別する受信判別機能86、通信フレームの内容が「イベント読出要求」であった場合にイベントデータ読み出しを指示するイベントread指示機能80、readポインタ制御機能85へreadポインタの指示を行うreadポインタ指示機能87、イベントデータを読み出すイベントバッファ82のアドレスを示すreadポインタ制御機能85、イベントバッファ82内のイベントデータの有無を判別するイベントバッファ管理機能88、イベントread指示信号801及びreadポインタ信号851に従いイベントバッファ82からイベントデータを読み出すイベントバッファ制御機能81、イベントバッファ制御機能81の指示によりイベントデータを記録または読出できるイベントバッファ82、イベントバッファ82から読み出したイベントデータを保持する送信バッファ83、イベントバッファ82内にイベントデータが存在しない場合にダミーのイベントデータを送信バッファ83に格納するダミー応答機能810で構成される。このようなメモリ転写ブロックの構成により周期的に演算装置1とイベントデータ読出要求及びイベントデータ読出応答を送受信している。
図2は演算装置1によるメモリ転写による定周期制御を示す。システム定常状態において演算装置1は常に一定の制御周期を繰り返す。また、図に示すように毎回の制御周期は、演算装置1がプロセス入力装置2及びSOE装置7とのデータ伝送によりデータを取得する入力メモリ転写、演算装置1が取得したデータから制御対象6への最適なフィードバックデータを算出する演算、演算装置1が算出したフィードバックデータをプロセス出力装置3にデータ伝送する出力メモリ転写から構成される。
さらに、毎回の入力メモリ転写の中ではプロセス入力装置2及びSOE装置7との間で、一定サイズのデータ読出要求送信及び一定サイズのデータ読出応答受信を行う。すなわち、演算装置1はプロセス入力装置2に対してデータ読出要求を送信し、要求に対するデータが付されたデータ読出応答をプロセス入力装置2から受信する。次に、演算装置1はSOE装置7に対してデータ読出要求を送信し、要求に対するデータが付されたデータ読出応答をSOE装置7から受信する。また出力メモリ転写の中では、演算装置1はプロセス出力装置3に対してデータ出力要求を送信し、データ出力を実行したことを示すデータ出力応答をプロセス入力装置2から受信する。
このように本実施例では、演算装置1が、制御用データの定周期性を確保するためにプロセス入力装置2及びプロセス出力装置3との間で行っているメモリ転写の制御周期の中にSOE装置7とのデータ送受信も組み込む。これによって、プロセス入力装置2及びプロセス出力装置3とSOE装置7が同一の通信回線によって接続された制御システムにおいても、制御用データの定周期性を損なうことなくデータ伝送を行うことが可能となる。
図3はSOE装置7のイベントデータ収集動作フローを示す。信号取込機能71は制御対象6の制御状態を示す1つ以上の状態信号51を取り込む(S30)。現在値保持機能72および前回値保持機能73は、初回のみ状態信号51の取込値を現在値及び前回値として保持する(S31)。2回目の状態信号51取込以降は(S32)、現在値を前回値として保持し、取込値を現在値として保持する(S33)。比較機能74は、保持した前回値と現在値を比較し(S34)、イベント検出機能は、比較結果から状態信号51の値が特定の状態に変化したかどうかを検出し(S35)、特定の状態に変化した場合は「イベントあり」、状態信号51の値が特定の状態に変化しなかった場合は「イベントなし」と判定する(S36)。「イベントなし」と判定した場合は状態信号51の取込に戻る。「イベントあり」と判定した場合は、イベントバッファ制御機能81によりイベントデータをイベントバッファ82に記録する(S37)。イベントバッファ82へのイベントデータの記録は検出した全てのイベントデータを記録するまで繰り返す(S38)。
図4はSOE装置7のイベントデータ収集ブロック図を示す。SOE装置7のイベント収集ブロックは、状態信号51を取り込む信号取込機能71、状態信号51の取込値を現在値として保持する現在値保持機能72、状態信号51の取込値または現在値を前回値として保持する前回値保持機能73、現在値と前回値を比較する比較機能74、比較結果から「イベントあり」「イベントなし」を判定するイベント検出機能75、現在時刻をカウントし続ける現在時刻カウンタ77、「イベントあり」と判定した場合にイベントデータをイベントバッファ82に記録するイベントwrite指示機能76で構成されている。
次に図5〜図7を用いて、状態信号51の取込によるイベント検出について説明する。図5はSOE装置7の初回の状態信号51取込動作を示す。信号取込機能71は、所定の周期で状態信号51を取込んでおり、初回の状態信号51取込時は取込値を現在値及び前回値として保持するのみで、次の状態信号51の取込を行う。すなわち、状態信号取込(1)では、状態信号51としてch0〜ch3はそれぞれ“1,0,1,0”であるのでこれらを現在値及び前回値として保持する。
図6はSOE装置の2回目以降の状態信号51取り込みにおけるイベントが発生していないときのイベント検出動作を示す。SOE装置7は、状態信号取込(2)によって状態信号51を取り込み、現在値を前回値として、取込値を現在値として保持する。取り込んだ現在値と前回値を比較機能74によりch0〜ch3の各チャネル毎の値を比較する。当該比較は、例えば現在値と前回値の排他的論理和を取ることによって行われる。この場合、ch0〜ch3はそれぞれ“1,0,1,0”でありch0〜ch3の何れにも前回値と現在値に差異がないので「イベントなし」と判断する。「イベントなし」と判断した後は次の状態信号51の取り込みを行う。
図7はSOE装置7の2回目以降の状態信号51取り込みにおけるイベント発生時のイベント検出動作を示す。図6に示した前記イベント検出動作と同様に、SOE装置7は状態信号取込(3)により状態信号51を取り込み、現在値を前回値として、取込値を現在値として保持する。取り込んだ現在値と前回値を比較機能74によりch0〜ch3の各チャネル毎の値を比較する。本例では、ch0〜ch3はそれぞれ“1,1,0,0”でありch1が前回値“0”から現在値“1”へ、ch2が前回値“1”から現在値“0”へ変化しているので、ch1及びch2に計2件の「イベントあり」と判断する。「イベントあり」と判断した後はch1及びch2のイベントデータをイベントバッファ82に記録する。また、図に示すその後のch3の“0”から“1”への変化は、次回の状態信号51の取込時にイベントとして検出される。
これによって、例えば状態信号ch3が何らかの警報の有無を示す信号であった場合には、ch0〜ch2に示す状態信号51がどのような変化を経て警報が発生したか解析することができる。また、図5〜図7に示したように、本実施例ではディジタル信号の変化を監視してイベントを検出したが、例えば、状態信号51としてアナログ信号を監視し、現在値と前回値の差が所定の閾値を超えた場合にイベントを検出するように構成してもよい。
図8はイベントデータのフォーマットを示す。1件分のイベントデータは、前述のイベント検出により「イベントあり」と判断したチャネルのch番号と、その状態信号51の現在値と、前述のイベント検出により「イベントあり」と判断した時点で現在時刻カウンタ77が示す値であるイベント検出時刻からなる。本実施例では「イベントあり」と判断した時点で現在時刻カウンタ77が“0x11”を示していた場合、ch1のイベントデータはch番号/現在値/イベント検出時刻がそれぞれ“1/1/0x11”となる。同様にch2のイベントデータは“2/0/0x11”となる。
図9はSOE装置7のイベントwriteとwriteポインタ制御の様子を示す。イベントデータをイベントバッファ82に記録(以下、「イベントwrite」という。)する際には、writeポインタ制御機能84によるwriteポインタ信号841によって行われる。writeポインタ信号841はイベントデータを記録するイベントバッファ82のアドレスであり、イベントwrite指示信号761が入力される度にwriteポインタ信号841を更新し、writeポインタ信号841は常に次にイベントデータを記録するイベントバッファ82のアドレスを指し示す。イベントデータが2件以上の場合は、イベントデータの件数分だけイベントwrite指示機能76とwriteポインタ信号841の更新を繰り返す。
本実施例ではch1とch2の2件分のイベントwriteにより、イベントバッファ82のアドレス“3”及びアドレス“4”にイベントデータを格納し、writeポインタ信号841を“4”から“5”、“5”から“6”へ更新する。ここでイベントバッファ82は、例えばリングバッファにより構成され、writeポインタがイベントバッファ82のアドレスの終点まできたら、アドレス“1”から再度更新される。但し、アドレスを更新すると未読イベントデータを上書きしなければいけない状態の場合には、イベントバッファ制御機能81はイベントバッファ管理機能88からのイベントバッファ状態信号881によって該状態を認識し、イベントバッファ82への書込みを止める。これによって、未読のイベントデータが上書きされ、イベントデータの連続性が失われることを防ぐことができる。
図10はSOE装置7の入力メモリ転写動作フローを示す。SOE装置7は、常に通信回線4から通信制御機能78によって通信フレームを受信し、受信バッファ79へ格納している(S100)。受信判別機能86は、演算装置1からの通信フレームを受信するとその受信内容を判別する(S101)。さらに受信判別機能86は、受信した通信フレームが「自ノード宛」であるか判別する(S102)。受信内容の判別結果が「他ノード宛」であった場合にはその通信フレームは破棄又は無視し、S100へ戻る。受信内容の判別結果が「自ノード宛」であった場合には、受信判別機能86は、受信した通信フレームが「イベント読出要求」であるか判別する(103)。「イベント読出要求」で無い場合には、SOE装置7は、該通信フレームにて要求されたイベント読出し以外の処理を実行し、S100へ戻る。「イベント読出要求」であったならば、イベントバッファ82からイベントデータの読み出しを行い、イベントデータを全件読み出すまで繰り返す(S105)。イベントデータを全件読出し終了したら、演算装置1宛にイベント読出応答としてイベントバッファ82から読み出したイベントデータを含む通信フレームを送信する(S106)。イベント読出応答を送信した後は再び演算装置1からの通信フレームの受信を待つ。
図11はSOE装置7のメモリ転写ブロックを示す。通信制御機能78は、常に通信回線4から通信フレームを受信し、受信経路781を介して受信バッファ79へ格納している。受信判別機能86は、受信バッファに通信フレームが格納される毎に、該通信フレームが「自ノード宛」であるか否か、「イベント読出要求」であるか否かを判別する。受信判別機能86は、通信フレームの内容が「自ノード宛」かつ「イベント読出要求」である場合には、readポインタ指示機能87及びイベントread指示機能80へ受信判別結果信号861を出力する。受信判別結果信号861が入力されたイベントread指示機能80は、readポインタ制御機能85及びイベントバッファ制御機能81に対してイベントread指示信号801を出力する。イベントread指示信号801が入力されたイベントバッファ制御機能81は、イベントバッファ82からイベントデータを読出し、送信バッファ83へ格納する。
ここで、イベントデータをイベントバッファ82から読出す際には、readポインタ制御機能85及びイベントバッファ管理機能88によってイベントデータを読出すイベントバッファ82のアドレスのポインタ制御が行われる。readポインタ制御機能85は、イベントread指示機能80からイベントread指示信号801が入力されると、イベントバッファ82から読出すアドレスを更新することを示すreadポインタ信号851をイベントバッファ管理機能88及びイベントバッファ制御機能81へ出力する。すなわちreadポインタ制御機能85は、SOE装置7が「イベント読出要求」を受け取る度にreadポインタ信号851を出力し、イベントデータを読出すイベントバッファ82のアドレスを更新していく。
また、readポインタ指示機能87は、例えば演算装置1がイベントデータの受信に失敗した場合等に、再度既読のイベントデータを読出すようreadポインタ指示信号871をreadポインタ制御機能85へ出力する。すなわち、演算装置1からの「イベント読出要求」の内容が、既に読出したイベントデータを再度読出す要求で有った場合には、readポインタ指示信号871によりreadポインタを既読のアドレスに設定するようreadポインタ制御機能85へ出力し、読出しアドレスの更新を止める。これにより、「イベント読出要求」を受け取る度に逐次イベントデータの読出しアドレスを更新していく処理において、イベントデータの送受信の失敗等に対しても対応できる。
また、イベントバッファ管理機能88はイベントバッファ82内のイベントデータの記憶状態,ポインタ位置を管理しており、イベントバッファ82の状態をイベントバッファ状態信号881としてイベントバッファ制御機能81へ出力する。ここで、イベントバッファ状態信号881が、readポインタとwriteポインタが同じアドレスであることを示す場合には、それ以上アドレスを更新しても未読イベントデータはないことがわかる。そこで、イベントバッファ管理機能88は読出すアドレスを更新せず、イベントバッファ管理機能88内のダミー応答機能810によりダミーのイベントデータを送信バッファ83に格納する。送信バッファ83に格納されたダミーのイベントデータは、SOE装置7の転写タイミングで演算装置1へ送信され、演算装置1は受信したイベントデータがダミーであると判別することで、未読イベントデータが無いことを認識する。
前述のように演算装置1はメモリ転写によってプロセス入力装置2等との通信を行っており、SOE装置7との通信も演算装置1の所定の制御周期の中で定められている。ここで、上記のように未読イベントデータが無い場合にはダミーのイベントデータを送信することで、演算装置1との周期的な伝送を乱すことなく制御システムを構築できる。
図12は入力メモリ転写の通信フレームフォーマットを示す。(a)上段は演算装置1からの入力メモリ転写で通信フレームが受信バッファ79に格納されるときの通信フレームのフォーマットを示す。入力メモリ転写において演算装置1からSOE装置7宛の通信フレームのタイプはイベント読出要求であり、「要求/応答」「リード/ライト」「宛先ノードアドレス」「イベント読出サイズ」の各エリアの内容で判別する。本実施例において「要求/応答」は1bitで通信フレームが演算装置1からの要求“1”であるか応答“0”であるかを示し、「リード/ライト」は1bitで通信フレームが演算装置1からのリード“1”であるかライト“0”であるかを示し、「宛先ノードアドレス」は10bitで通信フレームの宛先がノードアドレス0〜1023の何れであるかを示す。また、「イベント読出サイズ」は5bitで演算装置1からの要求データサイズが1〜32イベントまで設定可能であり、システム構築時に設定される。本実施例では、以下読出サイズは4と設定されているものとして説明する。
例えば、図12の(a)下段に示すようなイベント読出要求フレームを受信した場合、受信判別機能86は受信バッファ79内の通信フレームの「要求/応答」エリアの値が要求“1”であり、「リード/ライト」エリアの値がリード“1”であり、「宛先ノードアドレス」エリアの値がSOE装置7の自ノードアドレスと一致しているか判別し、受信した通信フレームが自ノード宛の「イベント読出要求」であると判断する。
受信判別機能86が自ノード宛の「イベント読出要求」であると判断するとイベントread指示機能80がイベントバッファ制御機能81にイベントバッファ82からイベントデータを読み出すようイベントread指示信号801を出力する。イベントバッファ制御機能81はイベントread指示信号801に従いイベントバッファ82のreadポインタ信号851が示すエリアから1件分の未読イベントデータを読み出し、読み出したイベントデータを送信バッファ83に格納する。
イベントread指示機能80はイベントread指示信号801によるイベントバッファ82からのイベントデータ読み出しを前述の「読出サイズ」エリアの要求データサイズだけ繰り返し、送信バッファ83に要求データサイズ分のイベントデータを格納する。
ここで、図12の(b)上段は、イベント読出応答の通信フレームフォーマットを示す。
入力メモリ転写においてSOE装置7から演算装置1宛の通信フレームのタイプはイベント読出応答であり、「要求/応答」「リード/ライト」「宛先ノードアドレス」「イベント読出サイズ」の各エリアの内容で判別される。本実施例の場合、図12の(b)下段に示すようなイベント読出応答フレームを送信バッファ83に格納される。送信バッファ83に要求データサイズ分のイベントデータが格納されると、通信制御機能78は送信バッファ内のイベントデータを演算装置1への「イベント読出応答」として送信する。
図13はSOE装置7のイベントreadによるイベントバッファ82とreadポインタ制御機能85の動作を示す。イベントバッファ内においてreadポインタは、次の要求時に読み出すイベントデータが格納されているアドレスを示す。読出要求が来ると、イベントデータを読み出した後にreadポインタを更新する。イベントバッファ管理機能88とイベントバッファ制御機能81は要求されたイベントデータの数だけこのサイクルを繰り返す。本実施例では、イベント読出サイズは4であるため、4回読出しサイクルを繰り返し、図示のようにreadポインタは4つ更新される。
図14はイベントバッファの管理方法を示す。readポインタとwriteポインタはそれぞれ、次の読出または書込み要求時に読み出すまたは書き込むアドレスを示している。従って、readポインタとwriteポインタが同じアドレスを示している場合、「次に読み出すアドレス」と「次に書き込むアドレス(=現在は空白)」が等しいことを示し、それはイベントバッファ内に未読イベントデータがない(イベントデータempty)であることを表す。
図15はイベントデータemptyの判定方法を表す。前記の通り、readポインタとwriteポインタが示すアドレスが等しければイベントデータemptyとなるので、それぞれのアドレスをポインタアドレス比較器9で比較することでイベントデータemptyの判定を行う。このポインタアドレス比較器9は、イベントバッファ管理機能88内に設けても、イベントバッファ制御機能81内に設けてもよい。
図16はイベントバッファの初期状態を示す。リセット直後のイベントバッファ82はデータがまったく入っていない空の状態であるので、readポインタとwriteポインタは同じアドレスを示すイベントデータemptyの状態である。
図17はイベントバッファ82に読出サイズ以上の未読イベントデータがある場合のSOE装置7の読出応答を示す。イベントバッファ82に読出サイズ以上の未読イベントデータがある場合、イベント読出応答フレームの全てのデータエリアにイベントデータを格納して応答する。すなわち本実施例では、読出サイズは4であるのに対し、未読イベントデータは5であるためイベント読出応答フレームの4つ全てのデータエリアにイベントデータを格納する。残り1つの未読イベントデータは、次回のイベント読出要求の際に送信される。
図18はイベントバッファ82に未読イベントデータが無い(イベントデータempty)場合のSOE装置7の読出応答を示す。この場合、イベントバッファ管理機能88は、イベントバッファ状態信号881によりreadポインタとwriteポインタが同じアドレスを示していること、すなわち、未読イベントデータはないことをイベントバッファ制御機能81へ知らせる。これにより、イベントバッファ管理機能88は読出しアドレスを更新せず、イベント読出応答フレームの全てのデータエリアにダミーの応答データ(イベントデータのイベント検出時刻エリアに無効な値を格納、イベント検出ch番号および状態信号現在値のエリアはdon’t care)を格納して応答する。
図19はイベントバッファ82に1つ以上かつ読出サイズ未満の未読イベントデータがある場合のSOE装置7の読出応答を示す。イベントバッファ82に1つ以上かつ読出サイズ未満の未読イベントデータがある場合、読出応答フレームの一部のデータエリアにダミーの応答データ(イベントデータのイベント検出時刻エリアに無効な値を格納、他のエリアはdon’t care)を格納して応答する。本実施例では、読出サイズが4であるのに対し、未読イベントデータは2であるので、2件のイベントデータと2件のダミーの応答データが送信バッファ83へ格納される。
以上、図18,図19に示すようにreadポインタを制御することにより、readポインタのアドレスがwriteポインタのアドレスより先に更新されることがないため、未読イベントデータの読出し漏れを防止することができる。また、未読イベントデータが無い場合には、ダミーのイベントデータを送信するため、演算装置1との周期的な伝送を乱すことなく制御システムを構築できる。
以上本発明によれば、プロセス入出力装置とSOE装置が同一の通信回線によって接続された制御システムにおいて、演算装置は所定の制御周期でメモリ転写によってプロセス入出力装置と周期的に制御用データの伝送を行う。そして、演算装置1の制御周期内に、本来所定のイベントを検出した時にのみ必要なSOE装置7とのデータ送受信期間を、演算装置1の制御周期内に定める。これによって、制御用データの定周期性を損なうことなくイベントデータ伝送を行うことが可能となる。
また、送信するイベントデータが無い場合にはSOE装置はダミーの応答データを送信する。これによって、演算装置1との周期的な伝送を保てるため、演算装置の制御周期を乱すことなくシステムを構築できる。
また、制御用データの通信路とイベントベータの通信路を別回線で構成せずとも、制御用データの定周期性を確保できるため一般的なプラント制御システムとしての機能を備えたままシステムを小規模化することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、上記の各構成,機能,処理部,処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成,機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1 演算装置
2 プロセス入力装置
3 プロセス出力装置
4 通信回線
5 制御信号線路
6 制御対象
7 イベントデータ収集装置(SOE装置)
9 ポインタアドレス比較器
51 状態信号
71 信号取込機能
72 現在値保持機能
73 前回値保持機能
74 比較機能
75 イベント検出機能
76 イベントwrite指示機能
77 現在時刻カウンタ
78 通信制御機能
79 受信バッファ
80 イベントread指示機能
81 イベントバッファ制御機能
82 イベントバッファ
83 送信バッファ
84 writeポインタ制御機能
85 readポインタ制御機能
86 受信判別機能
87 readポインタ指示機能
88 イベントバッファ管理機能
711 取込値信号
721 現在値信号
731 前回値信号
741 比較結果信号
751 イベント検出信号
761 イベントwrite指示信号
771 現在時刻カウント信号
781 受信経路
791 受信内容
801 イベントread指示信号
810 ダミー応答機能
811 イベントデータ信号
821 イベントデータ読出経路
822 イベントデータ書込経路
831 送信経路
841 writeポインタ信号
851 readポインタ信号
861 受信判別結果信号
871 readポインタ指示信号
881 イベントバッファ状態信号

Claims (8)

  1. 制御対象を監視制御する演算装置と、
    前記制御対象と接続され、前記制御対象から入力された状態信号を前記演算装置へ送信し、前記演算装置から送信された制御信号を前記制御対象へ出力する入出力装置と、
    当該入出力装置と前記制御対象との間で入出力される前記制御信号又は前記状態信号を取込み、所定の変化をイベントとして検出するとともに、当該イベント検出時の前記制御信号又は前記状態信号をイベントデータとして記録するSOE装置と、が備えられる制御システムにおいて
    前記演算装置,前記入出力装置及び前記SOE装置は、それぞれの装置によって周期的にデータ送信が行われる共通の伝送路を介して接続され
    前記演算装置は、前記入出力装置からの前記制御信号の受信、又は、前記入出力装置への前記状態信号の送信を所定の制御周期で行うとともに、当該制御周期に同期させて前記SOE装置から前記イベントデータを受信する
    ことを特徴とする制御システム。
  2. 請求項1に記載の制御システムにおいて、
    前記SOE装置にはさらに、前記イベントデータが記憶されるイベントバッファと、前記イベント検出時に前記イベントデータを前記イベントバッファへ書込み、前記読出要求の受信時に前記イベント記憶部から前記イベントデータを読出すイベントバッファ制御部が備えられ、
    前記イベントバッファ制御部は、前記イベント記憶部に未送信の前記イベントデータが無い場合には、未送信の前記イベントデータが無いことを示すダミーデータを読出し、
    前記通信制御部は、前記送信周期によって定められた送信のタイミングになると、当該ダミーデータを前記演算装置へ送信することを特徴とする制御システム。
  3. 請求項2に記載の制御システムにおいて、
    前記SOE装置にはさらに、前記イベント検出毎に前記イベントバッファへの書込みアドレスを更新していく書込ポインタ制御部と、前記読出要求の受信毎に前記イベントバッファからの読出しアドレスを更新していく読出ポインタ制御部と、が備えられ、
    前記イベントバッファ制御部は、前記書込ポインタ制御部が示す書込みアドレスと読出ポインタ制御部が示す前記読出しアドレスが同じアドレスを示す場合には、未送信の前記イベントデータが無いと判断することを特徴とする制御システム。
  4. 請求項1に記載の制御システムにおいて、
    前記SOE装置にはさらに、
    取込まれた前記制御信号又は前記状態信号と当該取込み以前に取込まれた前記制御信号又は前記状態信号とを比較する比較部と、
    前記比較部による比較結果が所定の変化を示す場合に前記イベントを検出するイベント検出部と、
    前記イベントを検出した場合に前記イベントデータ制御部へ前記イベントデータの書込み指示を行うイベント書込み指示部と、
    が備えられることを特徴とする制御システム。
  5. 請求項4に記載の制御システムにおいて、
    前記SOE装置にはさらに、
    他装置から自装置の前記受信記憶部へ送信されたデータが前記イベントデータの送信要求であるか否かを判断する受信判別部と、
    前記受信判別部が前記送信要求であると判断した場合に前記イベントデータ制御部へ前記イベントデータの読出し指示を行うイベント読出し指示部と、
    が備えられることを特徴とする制御システム。
  6. 請求項1において、
    前記所定の制御周期には、前記入出力装置へ前記状態信号の読出要求を送信する期間と、前記入出力装置から前記状態信号の読出応答を受信する期間と、前記SOE装置へ前記イベントデータの読出要求を送信する期間と、前記SOE装置から前記イベントデータの読出応答を受信する期間と、が設けられていることを特徴とする制御システム。
  7. 入出力装置と制御対象との間で入出力される状態信号を定期的に取込み、所定の変化をイベントとして検出するSOE装置であって
    前記入出力装置、及び、前記制御対象を監視制御している演算装置とは、それぞれの装置によって周期的にデータ送信が行われる共通の伝送路を介して接続され、
    前記演算装置への送信データが記憶される送信記憶部と、
    前記演算装置からの受信データが記憶される受信記憶部と、
    前記イベント検出時の前記状態信号をイベントデータとしてイベント記憶部へ書込み、前記イベント記憶部に書込まれた前記イベントデータを前記送信記憶部へ読出すイベントデータ制御部と、 所定の受信周期で前記演算装置から前記イベントデータの読出要求を受信し前記受信記憶部へ格納するとともに、前記読出要求に対して前記送信記憶部内に読出された前記イベントデータを所定の送信周期で前記演算装置へ送信する通信制御と、を備え、
    前記通信制御部は、前記演算装置と前記入出力装置とが前記状態信号の送受信を行う制御周期と同期させて前記演算装置へ前記イベントデータを送信することを特徴とするSOE装置。
  8. 請求項に記載のSOE装置において、
    前記イベントデータ制御部は、前記イベント記憶部に未送信の前記イベントデータが無い場合に、未送信の前記イベントデータが無いことを示すダミーデータを前記送信記憶部へ格納し、
    前記通信制御部は、前記所定の送信周期で定められた送信タイミングになると、当該ダミーデータを前記演算装置へ送信することを特徴とするSOE装置。
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