JP5401167B2 - 振動スイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、振動によりON/OFFする振動センサに関する。
本発明にかかる振動スイッチに関連する先行技術文献情報として、例えば、次の特許文献1がある。
特開2003−227747号公報
特許文献1は、全方向の振動が検出可能な無指向性の振動スイッチについて述べられている。この振動スイッチは、同一の肉厚と同径の円形孔とをそれぞれ有する前後一対の成形絶縁物間に、前記円形孔より小径な円形孔を有する第1の電極板をそれら円形孔の各中心線を互いに一致させた態様で挿着してなる前後両端が開口したケースと、該ケースの前後両端をそれぞれ覆う第2及び第3の電極板と、前記第1の電極板の円形孔の直径よりも小さく、かつ前記第1の電極板と前記第2及び第3の各電極板との距離よりも大なる直径を有する導電性球体とを備えてなる。そして、静止状態ではその姿勢の如何に拘らず、常に前記導電性球体が前記第1の電極板と前記第2の電極板又は前記第3の電極板とに接触して当該両電極板相互を導通させるとともに、振動するとその振動方向の如何に拘らず、該導電性球体が移動する際に導通、非導通を繰り返すように構成した常閉式のものである。
ところで、特許文献1の振動スイッチは、実施例において各電極板の縁をプリント基板に半田付けする形態(縦置き)が例示されているが、この振動スイッチは、第2電極板(又は第3電極板)の平面側をプリント基板に向けて置く形態(横置き)で使用することもある。この横置きである場合、導電性球体が平坦状の第2電極板上を転がりながら移動して、第1電極板に接触するように動作する。
しかしながら、前述したような横置きの振動スイッチでは、第2電極板が平坦状であることから、導電性球体が転がりやすく、本来、検出する必要のないわずかな振動でも導電性球体が移動して、第1電極板と第2電極板とが導通状態となるため、結果的に検出不良となってしまうおそれがある。
本発明は、このような問題に対処することを課題とするものである。すなわち、良好なスイッチ感度を備え、検出不良が少ない振動スイッチの提供が本発明の目的である。
前記目的を達成するため、本発明にかかる振動スイッチは、次の構成を少なくとも具備する。
絶縁材料からなり、空間部を有するハウジングと、前記空間部に振動により移動するように挿入した球状の可動導電部材と、前記空間部の一端側又は両端側に配置され、前記可動導電部材が接触しながら移動する移動面部を有する第1電極部材と、前記空間部に、前記可動導電部材の移動方向と対向するように配置され、該可動導電部材が移動により接離する第2電極部材と、を備えた振動スイッチであって、前記移動面部には、前記可動導電部材を前記第2電極部材から離間した位置で保持する保持部が設けられ、前記保持部は、規定された振動の大きさに応じて前記可動導電部材が脱出可能な形状に形成されていることを特徴とする。
前記保持部は、前記可動導電部材を嵌合状に保持する凹形状、又は前記可動導電部材の外周面を支持する凸形状、若しくは前記可動導電部材を嵌合状に保持する孔形状であることを特徴とする。
前記凹形状の周縁部及び前記凸形状の上縁部並びに前記孔形状の周縁部と第2電極部材の間の距離が、前記可動導電部材の半径以下であることを特徴とする。
前記移動面部が前記空間部の両端側に配置された振動スイッチであって、前記保持部が前記両移動面部の一方又は両方に設けられていることを特徴とする。
前記両移動面部は、該両移動面部から一方向に延設された連結部により一体化されていることを特徴とする。
本発明に係る振動スイッチの第1実施形態を示す断面図。 図1の(2)-(2)線断面図。 図1の平面図。 保持部の第2実施形態を示す。 保持部の第3実施形態を示す。 保持部の第4実施形態を示す。 保持部の第5実施形態を示す。 保持部の第6実施形態を示す。 図9の平面図。 図3の側面図。 本発明に係る振動スイッチの製造工程を示す工程図。 本発明に係る振動スイッチの第2実施形態を示す断面図。 図12の平面図。
以下、本発明に係る振動スイッチを実施するための形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態の振動スイッチの用途は、RFID(アクティブ型ICタグ)の節電用途が挙げられる。
例えば、
a.自動車のインテリジェントキーや事務所・マンション・戸建て等のキーレスエントリーシステム
b.事務所・マンション・戸建のセキュリティ用
c.自動車・バイク・自転車の盗難防止用
d.金庫・両替機などの盗難防止用
e.精密機器や輸出規制品の仕向け地管理用。(本来の仕向け地以外の第三国に出荷された場合、製品の動作停止が可能)
f.技術漏洩防止セキュリティ用
g.オフィスでのパソコンや情報機器の資産管理用
h.組立ラインにおいて、作業者の労務管理用
i.徘徊老人、迷子、ペットなどの居場所確認用
j.事業所内RFID認証立ち入り許可及び不審者の侵入防止用
k.修学旅行等の団体の員数確認用
l.災害発生時における作業者の員数確認用
m.希少動物等の生態観測や牧場等の動物頭数確認用、その他
n.量販店・スーパー等の荷物一括検品システム用
o.工場、店舗間を循環するコンテナやパレットなどの数量確認や出荷先ごとの管理用
p.消防士の消防活動時の安全確認用
q.一人暮らしの安否確認用
r.児童のランドセルに取付け、登下校時の安全確認通報や大型遊園地等の迷子の位置確認用
s.自動車・バイク・自転車・電動車いす等のライト自動点灯用
t.電源ON/OFF操作が不要な補聴器用
本実施形態の振動スイッチの用途として以上が挙げられるが、例示した用途以外にも、多様な用途に利用することができる。
図1〜図11は、振動スイッチ1の第1実施形態を示す構成図である。第1実施形態の振動スイッチ1は、ハウジング2、可動導電部材3及び第1電極部材4、並びに第2電極部材5を備えて構成されたノーマルクローズ(常閉式)の振動スイッチである。すなわち、可動導電部材3が第1電極部材4と第2電極部材5の双方に接触すると導通状態(ON状態)となり、可動導電部材3が第1電極部材4と第2電極部材5のいずれか一方に接触するか、非接触で非電通状態(OFF状態)となる。そして、導通状態と非導通状態との繰り返し(チャタリング)を、外部に接続した検出手段(図示せず)で検出することにより、振動スイッチ1がONされて振動スイッチ1を組み込んだ対象物の振動が検出される。
ハウジング2は、絶縁材料に耐熱性を有する合成樹脂材を用いて立方体に形成されている。この合成樹脂材は、例えば、PPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド樹脂)材、フッ素樹脂材等の耐熱性を有するエンジニアリングプラスチックが好ましい。
ハウジング2には、同軸に貫通する空間部2Aが形成され、空間部2Aに可動導電部材3が移動自在に挿入されている。また、ハウジング2の外側には、空間部2Aの一方の開口部20から他方の開口部21を通過して巻き付けるように第1電極部材4が取り付けられている。空間部2Aには、空間部2Aの軸方向中央部に第2電極部材5が取り付けられている。
可動導電部材3は、例えば、りん青銅や黄銅等の銅合金のように良好な導電性を有する金属材を用いて球体に形成してある。更に、可動導電部材3に対してメッキを施すことにより、より良好な導電性を確保することができるとともに、表面硬度を向上させることができる。
尚、より良好な導電性が確保できるとともに、高い表面硬度を備えるメッキとして、例えば、AuNi(ニッケル・金合金)メッキが好ましいが、本発明では、この合金によるメッキに限られない。
第1電極部材4は、りん青銅や黄銅等の銅合金のような良好な導電性を有する薄状の金属板材を用いて所定形状に形成されたものであり、可動導電部材3と同様のメッキが施されている。
第1電極部材4は、開口部20を塞ぐように配置された第1移動面部4Aと、開口部21を塞ぐように配置された第2移動面部4Bと、第1移動面部4A及び第2移動面部4とを一体に連結する連結部4Cと、第1移動面部4Aから一方向に延設され、基板(図示せず)に半田付けされる接続端子部4Dとが一体成形されている。
第1移動面部4A及び第2移動面部4Bは、可動導電部材3を保持する保持部40を有し、保持部40を囲む外側面を空間部2Aの周壁22に対して埋め込み固定される固定部41とする円盤状に形成されている。
第2電極部材5は、黄銅等の良好な導電性を有する薄状の金属板材を用いて、空間部2Aと同軸の孔部50を開孔した角板状に形成され、周縁を空間部2Aの側壁22に埋め込み固定している。この第2電極部材5が埋め込み固定されたハウジング2は、ハウジング2を構成する際に、空間部2Aの軸方向に2分割されたハウジング部材間に第2電極部材5を配し、ハウジング部材をインサート成形により一体化することで構成することができる(図示せず)。
孔部50の縁部は、バーリング加工により筒状縁部51として形成してあり、筒状縁部51の内壁51Aに接触する可動導電部材3を常に面で受けるようにすることで、可動導電部材3及び第2電極部材5の磨耗や損傷を抑制するようにしている。また、この筒状縁部51を貫通するような孔部50の径は、可動導電部材3の径よりも大径、かつ空間部2Aの直径よりも小径にしてある。また、埋め込み固定される第2電極部材5の周縁からハウジングの外側へ接続端子部52が延設されている。接続端子部52は、ハウジング2の外壁に沿わせて開口部21付近まで延設されている。
尚、前述の筒状縁部51は、例示したバーリング加工により形成したものに限られず、筒状体を穴部50の縁部に溶接等により取り付けて構成してもよい。
第1電極部4Aと第2電極部4Bの間の距離は、可動導電部材3の直径を超える距離である。また、第1電極部4Aと第2電極部の間の距離及び第2電極部4Bと第2電極部材5の距離は、可動導電部材3の直径未満の距離である。すなわち、空間部2Aを移動する可動導電部材3が第1電極部4Aと第2電極部材5の双方に接触する状態(導通状態)、第2電極部4Bと第2電極部材5の双方に接触する状態(導通状態)、第1電極部4A又は第2電極部4B若しくは第2電極部材5のみに接触する状態(非道通状態)に夫々切り替えるようにすることができる。また、可動導電部材3が空間部2A内において、第2電極部材5に必ず接触した状態で移動し、この移動時に空間部2Aの周壁22に対して接触しないようにされているため、空間部2Aの形成は高精度である必要がない。
ここで保持部40の各実施形態を図1及び図4〜図9に基づいて説明する。保持部40は、規定された振動の大きさに応じて可動導電部材3が脱出可能な形状に形成されたものである。
なお、前述の用途(a〜t)毎に振動の大きさが異なるとともに、振動スイッチ1のON/OFFタイミングが異なっているため、この用途毎の振動の大きさに応じて可動導電部材3を保持部40から脱出させる必要がある。すなわち、前述の「規定された振動の大きさ」とは、前述の用途毎に調度よいタイミングでON/OFFを行う振動の大きさであって、この用途毎に規定された振動の大きさに対応して可動導電部材3が脱出可能な形状の保持部40とする。
なお、保持部40の形態は、第1移動面部4A及び第2移動面部4Bの保持部40の形態は、同一形態であるので、以下では、下側の第2移動面部4Bの保持部40のみ図示して説明する。
図1は、保持部40の第1実施形態を示す断面図である。本実施形態の保持部40は、第2移動面部4Bの中心部を、下方外側に向けて平面円形となるように凹ませた凹形状のものであり、この凹形状の保持部40の内側に可動導電部材3を嵌合させて保持している。この保持部40の凹形状は、規定値以上の振動で可動導電部材3が脱出可能に嵌合する直径及び深さに形成されている。
保持部40の周縁部42と筒状縁部51の内壁51Aとの距離Lは、可動導電部材3の半径以下に設定されており、規定値以上の振動で移動する可動導電部材3が第2移動面部4Bに対して完全に乗り上げる前に内壁51Aに接触するようになっている(導通状態)。すなわち、振動が停止すると可動導電部材3が保持部40方向に転がって保持部40に自動的に復帰するようにしている(非導通状態)。
図4は、保持部40の第2実施形態を示す断面図である。本実施例の保持部40は、下方外側に向けて凹ませてなる平面円形の凹形状とした第2移動面部4Bの中心部を、下方外側に向けて平面円形となるように凹ませた凹形状のものであり、この凹形状の保持部40の内側に可動導電部材3を嵌合させて保持している。この保持部40の凹形状は、規定値以上の振動で可動導電部材3が脱出可能に嵌合する直径及び深さに形成されている。
保持部40の周縁部42と筒状縁部51の内壁51Aとの距離Lは、可動導電部材3の半径以下に設定されており、規定値以上の振動で移動する可動導電部材3が第2移動面部4Bに対して完全に乗り上げる前に内壁51Aに接触するようになっている(導通状態)。すなわち、振動が停止すると可動導電部材3が保持部40方向に転がって、保持部40に自動的に復帰するようにしている(非導通状態)。
図5は、保持部40の第3実施形態を示す断面図である。本実施例の保持部40は、下方外側に向けて凹ませてなる平面円形の凹形状とした第2移動面部4Bの中心部に、下方外側に向けて平面円形となるように凹設した凹形状のものであり、この凹形状の保持部40の内側に可動導電部材3を嵌合させて保持している。この保持部40の凹形状は、規定値以上の振動で可動導電部材3が脱出可能に嵌合する直径及び深さに形成されている。
保持部40の周縁部43と筒状縁部51の内壁51Aとの距離Lは、可動導電部材3の半径以下に設定されており、規定値以上の振動で移動する可動導電部材3が第2移動面部4Bに対して完全に乗り上げる前に内壁51Aに接触するようになっている(導通状態)。すなわち、振動が停止すると可動導電部材3が保持部40方向に転がって、保持部40に自動的に復帰するようにしている(非導通状態)。
図6は、保持部40の第4実施形態を示す断面図である。本実施例の保持部40は、下方外側に向けて凹ませてなる平面円形の凹形状とした第2移動面部4Bの中心部に、上方に向けて平面円形の環状となるように突設した凸形状のものであり、この環状の凸形状の保持部40の内側に可動導電部材3を嵌合させて保持している。この保持部40の凸形状は、規定値以上の振動で可動導電部材3が脱出可能に嵌合する直径及び高さに形成されている。
保持部40の上縁部44と筒状縁部51の内壁51Aとの距離Lは、可動導電部材3の半径以下に設定されており、規定値以上の振動で移動する可動導電部材3が上縁部43と第2移動面部4Bの間に嵌合することなく内壁51Aに接触するようになっている(導通状態)。すなわち、振動が停止すると可動導電部材3が保持部40方向に転がって、保持部40に自動的に復帰するようにしている(非導通状態)。
図7は、保持部40の第5実施形態を示す断面図である。本実施例の保持部40は、下方外側に向けて凹ませてなる平面円形の凹形状とした第2移動面部4Bの中心部を、平面円形となるように貫通した孔形状のものであり、この孔内に可動導電部材3を嵌合させて保持している。この保持部40の孔形状は、規定値以上の振動で可動導電部材3が脱出可能に嵌合する直径に形成されている。
保持部40の周縁部45と筒状縁部51の内壁51Aとの距離Lは、可動導電部材3の半径以下に設定されており、規定値以上の振動で保持部40から脱出して移動する可動導電部材3が第2移動面部4Bに対して完全に乗り上げる前に内壁51Aに接触するようになっている(導通状態)。すなわち、振動が停止すると可動導電部材3が保持部40方向に転がって、保持部40に自動的に復帰するようにしている(非導通状態)。
図8及び図9は、保持部40の第6実施形態を示す断面図である。本実施例の保持部40は、下方外側に向けて凹ませてなる平面円形の凹形状とした第2移動面部4Bの中心部の周囲に、上方に向けて4個突設した凸形状のものであり、この凹形状の保持部40の上端部45で可動導電部材3の外周面を支えるようにして保持している。この4個の保持部40は、前述の中心部を中心とする円C上に、互いに同間隔を空けて並べられているとともに、同高としている。また、円Cの直径は、前述の第1実施形態乃至第3実施形態の凹形状の直径、第3実施形態の凸形状の直径、第4実施形態の孔形状の直径と同径としている。また、この凸形状の高さは、第3実施形態の凸形状の高さと同高としている。すなわち、この保持部40は、規定値以上の振動で可動導電部材3を脱出可能に保持することができる。
保持部40の上縁部46と筒状縁部51の内壁51Aとの距離Lは、可動導電部材3の半径以下に設定されており、規定値以上の振動で移動する可動導電部材3が上端部45と第2移動面部4Bの間に嵌合することなく内壁51Aに接触するようになっている(導通状態)。すなわち、振動が停止すると可動導電部材3が保持部40方向に転がって、保持部40に自動的に復帰するようにしている(非導通状態)。
第1実施形態〜第6実施形態の保持部40によれば、振動の大きさが規定値未満であるときには、可動導電部材3の保持を継続し、振動の大きさが規定値以上であるときに可動導電部材3を脱出させる。したがって、検出する必要がある振動であるときにのみ可動導電部材3が第1電極部材4と第2電極部材5に接触して、第1電極部材4と第2電極部材5とを導通状態とすることができるため、確実な検出を行うことができる。
また、振動スイッチ1の振動停止により、可動導電部材3を自動的に保持部40に復帰させるようにしているため、第1電極部材4と第2電極部材5との導通状態と非導通状態を確実に切り替えることができる。
なお、本発明の保持部40の形態は、第1実施形態〜第6実施形態に例示した形態に限られない。また、第2実施形態〜第6実施形態では、保持部40を平面円形の凹形状とした第1移動面部4A及び第2移動面部4Bに形成した形態を例示したが、本発明では、第2実施形態〜第6実施形態で例示した各保持部40を、第1実施形態の第1移動面部4A及び第2移動面部4Bに形成してもよい(図示せず)。
次に、本実施形態の振動スイッチ1の他の構成要素を説明する。連結部4Cは、第1移動面部4Aの固定部41の周縁及び第2移動面部4Bの固定部41の周縁と同厚の帯板状を成しており、その長手方向を両電極部に亘るようにハウジング2の外壁に沿わせている。
接続端子部4Dは、連結部4Cと同厚の帯板状を成し、連結部4Cと径方向で対向する第1電極部の周縁から開口部21と重なる位置まで至るようにハウジング2の外壁に沿わせている。
本実施形態では、連結部4Cの中央部に、該連結部4Cを空間部2Aの軸方向に伸縮させる伸縮部4Eが一体成形されている(図10参照)。伸縮部4Eは、板厚を連結部4Cと同厚とし、対角方向が空間部2Aの軸方向に沿う方形環状を成している。
尚、本発明では、伸縮部4Eの形状を例示した方形環状に限るものではなく、円形や楕円形等の形状でもよい。
前記伸縮部4Eは、ハウジング2の空間部2Aの軸方向の長さにかかわらず、連結部4Cを切断したり折り曲げたりする等の長さ調節をすることなく第1電極部材4をハウジング2に取り付けるためのものである。すなわち、該伸縮部4Eが伸縮することにより、ハウジング2の長さと連結部4Cの長さの差を吸収して、1種類の第1電極部材4で、多様な長さのハウジング2に対応できる。
ハウジング2の外壁には、連結部4C及び接続端子部4Dが挿入される案内溝23が形成されており、外壁に沿う連結部4C及び接続端子部4Dを案内溝23で案内することにより、確実に外壁に沿わせることができる。
本実施形態においては、第1移動面部4A及び第2移動面部4Bを前記空間部2Aの周壁22に対して埋め込む際に、ハウジング2を第1移動面部4A及び第2電極部とともに熱かしめして埋め込まれる(図11(a)〜(f)参照)。
ここで、第1電極部材4の取り付け工程を図11(a)〜(f)に基づいて説明する。本工程では、ハウジング2の長さが連結部4Cの長さよりも短い形態として例示する。
第1工程(図11(a)):ハウジング2における開口部20の縁部に設けられた凹部20Aに第1移動面部4Aを嵌入する。
第2工程(図11(b)):凹部20Aを第1移動面部4Aとともに熱かしめする。この熱かしめにより、第1移動面部4Aの固定部41が空間部2Aの周壁22に対して埋め込まれた状態になる。
第3工程(図11(c1、c2)):空間部2Aに可動導電部材3を挿入し、連結部4Cを折り曲げて、開口部21の縁部に設けられた凹部21Aと第2移動面部4Bを対面させる。このとき、伸縮部4Eは方形環状を保持している。
第4工程(図11(d1、d2)):第2移動面部4Bを凹部21Aに嵌入する。このとき、伸縮部4Eを収縮させることにより長円状になり、ハウジング2の長さと連結部4Cの長さの差を吸収して、該連結部4Cがハウジング2の外壁に正対して沿うようになる。
第5工程(図11(e))凹部21Aを第1電極部4Bとともに熱かしめする。この熱かしめにより、第1電極部4Bの固定部41が空間部2Aの周壁22に対して埋め込まれた状態になる。
第6工程(図11(f))接続端子部4Dを折り曲げて、該接続端子部4Dの先端を開口部21付近まで至らせることにより、第1電極部材4をハウジング2に取り付けることができる。
この取り付け工程により、空間部2Aの周壁22に第1移動面部4A及び第2移動面部4Bを埋め込み固定することができる。すなわち、第1電極部材4をハウジング2に対して緩みなく確実に取り付けることができる。また、取付け部材等の別部材を用いることなく、第1電極部材4をハウジング2に対して取り付けることができる。
次に、図12及び図13に基づいて第2実施形態の振動スイッチ1を説明するが、第1実施形態と重複する構成についての説明は、図面に同符号を付すことにより省略する。
本実施形態の第1電極部材4は、第1実施形態のような伸縮部4Eがない形態のものである。この第1電極部材4の場合、第1移動面部4Aと第2移動面部4Bから夫々帯板状の連結部4Cが1方向に沿って延設されており、該連結部4C同士を重ねて半田付けやスポット溶接等の溶接により一体化している。
図示においては、開口部20付近で連結部4C同士を重ねている。このように重ねるには、双方ともに連結部4Cをある程度長くしておき、ハウジング2の凹部20A、21Aを第1移動面部4A及び第2移動面部4Bとともに熱かしめした後に、連結部4Cを所定長さに切断して溶接により一体化する方法が挙げられる。この方法では、連結部4Cを切断する工程を要するが、連結部4C同士を重ね合わせることでハウジング2の長さと連結部4Cの長さの差を吸収して、1種類の第1電極部材1で多様な長さのハウジング2に対応することができる。
なお、連結部4Cを重ね合わせる部分は、例示した開口部20付近に限られず、他の部位で重ね合わせてもよいし、重ね合わせる際に切断しなくてもよい(図示せず)。また、連結部4Cの長さをハウジング2の長さに対応する長さに形成した第1電極部材を用意してもよい(図示せず)。
本実施形態の振動スイッチ1によれば、良好なスイッチ感度を備え、検出不良が少なく、しかもコンパクトで安価な振動スイッチを提供することができる。
本発明は、例示した実施の形態に限定するものでは無く、特許請求の範囲の各項に記載された内容から逸脱しない範囲の構成による実施が可能である。
1:振動スイッチ
2:ハウジング
3:可動導電部材
4:第1電極部材
5:第2電極部材
2A:空間部
20:開口部
21:開口部
22:周壁
4A:第1電極部(電極部)
4B:第2電極部(電極部)
4C:連結部
40:保持部
42:周縁部
43:周縁部
44:上縁部
45:周縁部
46:上縁部

Claims (2)

  1. 絶縁材料からなり、空間部を有するハウジングと、
    前記空間部に振動により移動するように挿入した球状の可動導電部材と、
    前記空間部の両端側に配置され、前記可動導電部材が接触しながら移動する移動面部を有する第1電極部材と、
    前記空間部に、前記可動導電部材の移動方向と対向するように配置され、該可動導電部材が移動により接離する第2電極部材と、
    を備えた振動スイッチであって、
    前記移動面部は、前記空間部の両端側の両移動面部から一方向に延設された連結部により一体化され、
    また、前記移動面部には、前記可動導電部材を前記第2電極部材から離間した位置で保持する保持部が前記両移動面部の一方又は両方に設けられ、
    保持部は、前記可動導電部材を嵌合状に保持する凹形状、又は前記可動導電部材の外周面を支持する凸形状、若しくは前記可動導電部材を嵌合状に保持する孔形状に形成されていることを特徴とする振動スイッチ。
  2. 前記凹形状の周縁部及び前記凸形状の上縁部並びに前記孔形状の周縁部と第2電極部材の間の距離が、前記可動導電部材の半径以下であることを特徴とする請求項記載の振動スイッチ。
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