JP5400979B2 - 植物栽培施設 - Google Patents
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Description
ア)閉鎖環境で太陽光を用いずに栽培する「完全制御型」、(イ)人工光による補光や夏
季の高温抑制技術等を用いて栽培する「太陽光利用型」の二つがある。
小さくなってしまう場合がある。また、貫通孔111aが鉛直方向における上方に向けて開口していると、各貫通孔111aを通じて栽培パネル111上に延びた複数の植物が、その生長につれて、隣接する植物と相互に干渉し合うようになる場合がある(図11参照)。すると、植物の手入れや果実の収穫をする作業スペースが小さいため、特に棚の奧側の作物の手入れや収穫作業がしにくい状態になる場合がある。
上記の課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用した。
ぐらつき、根が水から離れ、さらには、葉や果実の重さで植物が倒れてしまう虞がある。反対にこれ以上前記角度が大きいと、植物はまっすぐ育ち、葉や果実の手入れや収穫がしにくいことが本件発明者の実験によってわかっている。
培パネルは、切妻屋根状の主部を有し、かつ、その厚み方向に中心軸が向くように複数の植え付け穴が形成され、前記植え付け穴は、それらの中心軸が、前記主部における最上部を中心に、所定の角度で相互に離隔するように傾斜しており、前記主部における最上部の両側の面に該最上部に平行の方向に1列ずつ形成され、該形成された各列における植え付け穴によって、千鳥足状の植え付け穴が形成されていることを特徴とするものである。
が可能である。スペーサは、締め付け力が過度に強くなく、植物の生育を妨げない程度に柔らかい材質で、植え付け穴に対し、離脱自在に配設可能な部材であることが好ましい。例えばスポンジや軟性のゴム等から形成されているものが挙げられる。
以下、本発明に係る植物工場1の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、完全制御型植物工場1は、植物の育成環境が制御された栽培室2で植物P(例えば、イチゴ)を栽培する工場である。植物工場1においては、安全な食料の供給、食材の周年供給を目的とした、環境保全型の生産システムが採用されている。
る。なお、この明細書で上下とは、図2に正対した状態で上側及び下側をいうことにし、左右とは、同じく図2に正対した状態で左側及び右側をいう。また前後とは、同じく図2に正対した状態で手前側及び向こう側をいうものとする。そして、栽培パネル67において、左右方向を幅方向といい前後方向を長手方向という場合がある。
植物栽培施設に用いられる栽培パネル67であって、当該栽培パネル67には、その厚
み方向に中心軸が向くように複数の植え付け穴68が形成され、これらの植え付け穴68は、それらの中心軸c1、中心軸c2が上側に行くに連れて最上部67tに対し互いに反対側に前記所定の角度で離隔するように傾斜している。よって、栽培パネル67において最上部67tを介して幅方向に隣接している植物同士の間の間隔が広がる。したがって、植物を栽培パネルの幅方向に外側に傾けて栽培することで、たとえ奧側にある葉や果実の手入れや収穫作業であっても当該作業を容易に行うことが可能になる。
なくなり、栽培期間中に栽培パネル67が壊れる虞がある。また、1.7cm±0.5cmより厚いと棚と棚との間隔が固定されているため、植物Pが光源に近くなり、植物P(植物Pがイチゴの場合であれば、その苗)の生長できるスペースが小さくなる虞がある。また植物Pに当たる光強度が強くなり、植物Pの生育に異常を生じることが本発明者の実験によってわかっている。さらに、植え付け穴68の直径が前記4.6cm±0.5cmに対して小さいと、イチゴの場合、植物Pの生長できる範囲が小さくなり、大きいと、植物Pの固定ができず不安定になることも本発明者の実験によってわかっている。なお、植え付け穴68の直径が前記4.6cm±1cmの範囲であれば、イチゴの場合、植物Pの生長できる範囲が充分に確保でき、植物Pも確実に固定でき安定することもわかってきた。
次に図9を参照して実施例2を説明する。実施例2が実施例1と相違する点は、植え付け穴68の形状と栽培パネルの開き角度θ2である。実施例1と同様、栽培パネル672が切妻屋根状の主部67を含むが、図9に符号θ1で示すものは、植え付け穴68の中心軸c1、中心軸c2の傾斜角であり、実施例1と同じく地面(水平線H)に対して、85°−5°〜+3°の角度で植え付け穴68全体が傾斜して形成されている。また、本実施例における植え付け穴68は栽培パネル672を上側から見て千鳥足状に形成されている、一方の側の植え付け穴68と他方の側の植え付け穴68とでは、中心軸c1及び中心軸c2が線対称の関係にある。具体的に述べると、図9に正対して左側の中心軸c1は、その上方側が左側にあり、下方側が右側にあるように傾斜している。同じく図9に正対して右側の中心軸c2は、その上方側が右側にあり、下方側が左側にあるように傾斜している。そして、本実施例では、θ2の角度は170°より小さくなっている。すなわち、c1およびc2はパネルの面に対して垂直でなく所定の角度で傾斜して形成されている。θ2の角度の最小値は155°が好ましい。それより角度が小さいと水から根までの距離が長くなり根域部P1が培養液Wから離れてしまう虞がある。
本実施例では、θ2は170°より小さく設定されていたが、θ2を170°より大きく設定してもよい。
次に図10を参照して実施例3を説明する。実施例3が実施例1と相違する点は、実施例1では、栽培パネル67が切妻屋根状の主部67aを有するものであったのに対し(図
5、図7及び図8参照)、実施例3では、栽培パネル672が平板状をしていることにある。但し、植え付け穴68の傾斜角θ1が実施例1及び2の場合と同じである。つまり、植え付け穴68は、それらの中心軸c1、中心軸c2が所定の角度θ1で相互に離隔するように傾斜している。このため、隣接する植物同士が接触しにくくなる。
また、上記実施形態では、植物Pを水耕栽培で栽培する場合を例に挙げたが、水耕栽培に限定されるものではない。例えば、土栽培で植物Pを栽培しても構わない。この場合であっても、栽培パネル67を利用して、植物Pの根元から上方に向かう気流の流れを作り出すことができ、植物P全体に均一に気流を与えることが可能である。
2 栽培室
4 出入り口扉
5 空調機
6 植物育成ラック
7 光源
65 栽培トレイ
67 栽培パネル
67a 主部
67b 垂下部
67t 栽培パネルの最上部
68 植え付け穴
100 栽培棚
102 栽培床
103 栽培パネル
110 栽培トレイ
111 栽培パネル
111a 貫通孔
200 スペーサ
601 植物設置棚
602 脚
672 栽培パネル
673 栽培パネル
H 水平線
P 植物
P1 根域部
R 室内
W 培養液
c 鉛直線
c1 中心軸
c2 中心軸
θ1 傾斜角
θ2 栽培パネルの開き角度のうちの劣角
Claims (4)
- 多段式の水耕栽培棚である植物育成ラックと、
この植物育成ラック上に設置され、培養液Wが常時流れている栽培トレイと、
この栽培トレイ上に配設された栽培パネルとを有する植物栽培施設において、
前記栽培パネルは、切妻屋根状の主部を有し、かつ、その厚み方向に中心軸が向くように複数の植え付け穴が形成され、
前記植え付け穴は、それらの中心軸が、前記主部における最上部を中心に、所定の角度で相互に離隔するように傾斜しており、前記主部における最上部の両側の面に該最上部に平行の方向に1列ずつ形成され、
該形成された各列における植え付け穴によって、千鳥足状の植え付け穴が形成されていることを特徴とする植物栽培施設。 - 前記植え付け穴の中心軸の前記所定の角度は、水平線から85°−5°〜+3°であることを特徴とする請求項1に記載の植物栽培施設。
- 前記主部の開き角度は、劣角で、170°±5°であることを特徴とする請求項1または2に記載の植物栽培施設。
- 前記栽培パネルは、イチゴ専用の栽培パネルであって、パネルの厚さは、1.7cm±0.5cm、植え付け穴の直径は、4.6cm±1cmであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の植物栽培施設。
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- 2013-03-28 JP JP2013070218A patent/JP5400979B2/ja active Active
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