JP5400452B2 - 状態遷移表編集装置、および、状態遷移表編集方法 - Google Patents

状態遷移表編集装置、および、状態遷移表編集方法 Download PDF

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Description

本発明は、状態遷移表編集装置、および、状態遷移表編集方法に係り、特に、状態遷移表に対応したシーケンス図を用いて、状態遷移表を縮退して、状態遷移表に基づく機器のチェックをしやすくする用途に用いて好適な状態遷移表編集装置、および、状態遷移表編集方法に関する。
状態遷移表は、状態遷移モデルに基づく設計手法と設計結果の仕様表現形式として表されている表であり、この状態遷移表は、複数の動作主体が並行して動作し、かつ、事象のやり取りを介して連携して動作するシステムの設計において、従来から広く用いられている。このような分野の典型的なシステムとしては、ネットワークを介した通信プロトコルシステム、並行動作するハードウェアをソフトウェアが制御する組込みシステム、オブジェクト指向設計手法に基づいて設計されるソフトウェアシステムなどがある。
状態遷移モデルに基づく設計では、設計対象システムの挙動の一事例であるシーケンス図を用いることが多い。特許文献1では、複数のメッセージシーケンス図を組み合わせることによって初期の状態遷移仕様を作成したうえで、その状態遷移仕様において同一と判定される状態を統合することによって最終的な状態遷移仕様を得る手法が提案されている。また、特許文献2では、状態遷移仕様情報からメッセージシーケンス図を作成し、さらに、制約条件を抽出して、作成されたメッセージシーケンス図を更新する手法が提案されている。
また、特許文献3では、状態遷移仕様に対して、同一のシステム挙動を表現し、かつ、状態数や遷移数を一つにまとめて、状態遷移表を縮約することにより、サイズの小さなプログラムを自動的に作成する手法が提案されている。
一般に状態遷移仕様は複雑なものとなるため、システムの挙動自体を簡略化した場合の状態遷移仕様を得たい場合もある。特許文献4では、状態遷移表上で、ユーザにある状態からある状態の経路を指定させて、途中の経路を縮退した状態遷移仕様を得るための手法が提案されている。
近年では、状態遷移仕様の検証のために、モデル検査技術が注目されている。モデル検査技術は、状態遷移仕様が満たすべき性質あるいは起こってはならない性質を与え、設計結果である状態遷移仕様においてその性質が成立するか否かを機械的に判定するものであり、代表的なモデル検査ツールとして“SPIN”などがある。SPINに関しては、例えば、非特許文献1に詳しい解説がある。
モデル検査ツールでは、状態空間を網羅的に探索することを基本とするので、状態数に対して指数関数的に探索空間が増加することになる。モデル検査ツールを動作させる計算機の計算量とメモリ量が多く必要となるため、設計結果である状態遷移仕様の規模によっては、実際上適用できない場合がある。このような場合において、モデル検査ツールのユーザであるシステム仕様検証者は、検証したい性質に鑑みて、設計結果である状態遷移仕様を簡略化した状態遷移仕様を作成し、モデル検査ツールを用いる。
特開平11−134180公報 特開平07−168712公報 特開平07−271568公報 特開2007−079955公報
吉岡信和他著「SPINによる設計モデル検証−モデル検査の実践ソフトウェア検証」近代科学社、2008年
上記のように、システム仕様検証者が、モデル検査ツールを用いるために、簡略化した状態遷移表を作成して、システムを検証する場合には、検証者の手作業による状態遷移表の簡略化は手作業であるため、検証したい性質に関連した仕様部分について、設計結果である状態遷移仕様とは食い違ってしまう危険性がある。
上記の特許文献1、特許文献3、特許文献4は、なんらかの形で、状態遷移仕様を簡略化して表現しようとするものであり、この状態遷移仕様を簡略化することに対して、特許文献1は、「遷移情報の縮小」、特許文献3は、「状態遷移情報の縮約」、特許文献4は、「状態遷移図の縮退」と表現している。
しかしながら、特許文献1および特許文献4で提案されている状態遷移仕様を簡略化する手法は、縮退前の状態遷移仕様が、統合可能な状態や状態遷移を有する場合しか適用することができない。また、特許文献4で提案されている状態遷移仕様を簡略化する手法にしいては、ある状態からある状態に至る状態遷移経路の簡略化に関する縮退しか考慮されていない。
したがって、システムの検証者は、シーケンス図に基づく観点によって、状態遷移仕様を簡略化をすることができないという問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、システムの検証者が、シーケンス図に基づく観点によって、状態遷移仕様の簡略化を指定することができるようにすることにより、その検証者が、正しく状態遷移仕様の簡略化をおこなうことのできる状態遷移表編集装置、および、状態遷移表編集方法を提供することにある。
本発明の状態遷移表編集装置は、状態遷移表仕様を表現する状態遷移表を編集する状態遷移表編集装置であって、記憶装置には、状態遷移表仕様を表現する状態遷移表を表すデータと、状態遷移表に基づく、事象を時系列的に並べたシーケンス図を表すデータと、状態遷移表とシーケンス図との対応関係を表すデータとが保持されている。
そして、表示装置に、編集する状態遷移表に基づくシーケンス図を表示する。ユーザは、入力装置から状態遷移表の縮退の観点とシーケンス図における縮退対象部分とを入力する。縮退の観点とは、例えば、シーケンス図における時間軸上の部分に着目して縮退する縮退観点と、シーケンス図における連続する事象列をより少ない事象列で置換して縮退する縮退観点がある。また、必要なら、ユーザは、入力装置から状態遷移表の特定の事象・状態に対して遷移する事象・状態を入力する。
次に、CPUは、入力された状態遷移表の縮退の観点と前記シーケンス図における縮退対象部分とに基づいて、状態遷移表の縮退内容を決定し、状態遷移表の特定の事象・状態に対して遷移する事象・状態を参照し、オリジナル状態遷移表を表すデータから、縮退後の状態遷移表のデータを生成する。
そして、縮退後の状態遷移表のデータを記憶装置に格納する。
本発明によれば、検証者は、状態遷移モデルに基づく設計でしばしば用いられるシーケンス図の上で検証項目に関わるシステム挙動範囲を指定することにより、モデル検査に用いるための縮退された状態遷移仕様を得ることができるので、状態遷移仕様の縮退に関わる誤りを防止することができる。
モデル検査技術を用いて状態遷移仕様を検証する場合のほか、状態遷移モデルに基づく設計を行なう上で状態遷移表を複数に分割する場合など、状態遷移表の縮退が必要となる他の場合においても利用可能である。
本発明によれば、システムの検証者が、シーケンス図に基づく観点によって、状態遷移仕様の簡略化を指定することができるようにすることにより、その検証者が、正しく状態遷移仕様の簡略化をおこなうことのできる状態遷移表編集装置、および、状態遷移表編集方法を提供することができる。
本発明の第一の実施形態に係る状態遷移表編集装置100の構成図である。 オリジナル状態遷移表111の一例を示す図である。 シーケンス図とそれに係るシーケンス図仕様112の一例を示す図である。 シーケンス図−状態遷移表対応データ113の一例を示す図である。 全体実行制御処理を示すフローチャートである。 シーケンス図表示121と状態遷移表縮退内容獲得131の処理のときに、表示装置120に表示されるユーザインタフェースの例を示す図である。 選択部分シーケンス獲得132の処理のときに、表示装置120に表示されるユーザインタフェースの例を示す図である。 事象列置換獲得133の処理のときに、表示装置120に表示されるユーザインタフェースの例を示す図である。 部分シーケンス選択時縮退処理142を示すフローチャートである。 シーケンス選択部分実現状態遷移表作成処理を示すフローチャートである。 シーケンス選択部分実現状態遷移表800の一例を示す図である。 シーケンス選択部分実現状態遷移表補完処理を示すフローチャートである。 事象列置換選択時縮退処理143を示すフローチャートである。 置換対象事象列トレース処理を示すフローチャートである。 図8(a)で示される事象列置換の操作によって置換事象列を入力したときは事象列置換処理用状態遷移表1300を示す図である。 図8(b)で示される事象列置換の操作によって置換事象列を入力したときは事象列置換処理用状態遷移表1300を示す図である。 事象列置換処理を示すフローチャートである。 事象列置換処理が、図8(a)に例示した事象列置換内容に基づいて、新たな置換事象列に関する仕様を付加した事象列置換処理用状態遷移表1300を示す図である。 事象列置換処理が、図8(b)に例示した事象列置換内容に基づいて、新たな置換事象列に関する仕様を付加した事象列置換処理用状態遷移表1300を示す図である。 置換後状態遷移補正処理を示すフローチャートである。 本発明の第二の実施形態に係る状態遷移表編集装置1900の構成図である。 第二の実施形態に係る部分シーケンス選択時縮退処理1942を示すフローチャートである。 第二の実施形態に係る事象列置換選択時縮退処理1943を示すフローチャートである。 シーケンス選択部分実現状態遷移表補完処理(2)のフローチャートである。 置換後状態遷移表補正処理(2)を示すフローチャートである。 本発明の第三の実施形態に係る状態遷移表編集装置2400の構成図である。 全体実行制御処理(2)2441を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る各実施形態を、図1ないし図25を用いて説明する。
〔実施形態1〕
以下、本発明に係る第一の実施形態を、図1ないし図18を用いて説明する。
先ず、図1を用いて本発明の第一の実施形態に係る状態遷移表編集装置の構成について説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態に係る状態遷移表編集装置100の構成図である。
状態遷移表編集装置は、ユーザにシーケンス図を表示して、ユーザからある観点により、縮退に関する事象を指定させ、それに基づいて状態遷移表の縮退をおこなう装置であり、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)などの情報処理装置に、専用のアプリケーションプログラムを実行することにより実現できる。なお、シーケンス図、ユーザインタフェース、状態遷移表の縮退については後に詳細に説明する。
状態遷移表編集装置100は、記憶装置・記憶媒体110と、表示装置120と、入力装置130と、プログラム格納メモリ140と、記憶装置・記憶媒体110と、CPU150とから成る。
記憶装置・記憶媒体110は、各種の入出力データを保持・格納するための装置と、媒体であり、半導体により構成される主記憶装置と、磁気ディスクを記憶媒体とするハードディスクドライブなどがある。
表示装置120は、LCDやPDPなどにより、ユーザに画面を表示する装置であり、本実施形態では、シーケンス図を表示して操作を誘導する。
入力装置130は、キーボードやマウスなどのユーザが情報を入力するための装置であり、本実施形態では、シーケンス図に対する操作情報を入力する。
プログラム格納メモリ140は、本実施形態の状態遷移表の編集を実行するためのプログラムが格納される半導体により構成される主記憶装置である。各種のプログラムは、ハードディスクドライブに格納されているが、実行時に、主記憶装置にロードされて、CPUにより実行される。このプログラム格納メモリ140には、全体実行制御処理モジュール141m、部分シーケンス選択時縮退処理モジュール142m、事象列選択時縮退処理モジュール143mが格納されている。各モジュールの処理については後に説明する。
CPU(Central Processing Unit)150は、プログラムの命令を実行し、各部を制御し、処理の指示を与える装置である。
次に、図2ないし図4を用いて本発明の第一の実施形態に係る状態遷移表としシーケンス図について説明する。
図2は、オリジナル状態遷移表111の一例を示す図である。
図3は、シーケンス図とそれに係るシーケンス図仕様112の一例を示す図である。
図4は、シーケンス図−状態遷移表対応データ113の一例を示す図である。
オリジナル状態遷移表111は、図2に示されるように、状態遷移仕様に関係する動作主体(プロセス)ごとに、プロセス名や初期状態、最初の送信事象などを表す付随情報と状態遷移を記述した状態遷移表とから成る。以下、本明細書で、「状態遷移表」といったときに、付随情報も含んだ状態の遷移を表すデータと、状態の遷移を表す表である狭義の状態遷移表を表すことがある。また、状態遷移表の縮退といったときには、状態遷移表の表としての要素を縮退させることを意味する。
一般に、状態遷移表は、ある主体の状態とそれに起こる事象を記述する表であり、様々な書き方があるが、本実施形態の状態遷移表では、図3に示されるように、表の行に事象、列に状態を列挙する。そして、対象となる主体が、交点にあたる場所に、その行にあたる状態において、その列にあたる事象がおこったときに、推移する状態と、発生する事象を記述するものとする。
図3に示される状態遷移表は、AとBの二つのプロセスからなる仕様のものである。付随情報300の欄301と付随情報310の欄311により、プロセスA側から動作を開始し、その際の送信事象がEv1aであることを示している。この起動側プロセスを示す欄は、状態遷移表を構成する複数のプロセスのうち、一つのプロセスについてのみ起動側プロセスであることを指定し、また、そのプロセスについての送信事象を明示する。また、付随情報300の欄303と付随情報310の欄313は、それぞれのプロセスの初期状態を示している。
状態遷移表304と状態遷移表314が、それぞれのプロセスの状態遷移表である。表の交点には、当該状態において当該事象を受信した際に送信する事象と送信先(交点の一段目)、および自プロセスの次状態(交点の二段目)を示す。例えば交点305は、状態Sa4において事象Ev4bを受信した場合、プロセスBに対して事象Ev5aを送信して状態Sa5に遷移することを示している。また、表の交点において、“−”は当該事象の受信を無視して動作をおこなわないことを、“×”は当該事象の受信が仕様上ありえないことを示している。なお、“…”となっている交点については、本来は交点305と同様の送信動作と状態遷移の記述、“―”、“×”のいずれかが記載されているものであるが、図面での表記を省略している。
シーケンス図は、動作の主体ごとに、事象を時系列にそって並べた図である。本実施形態で説明する事象は、オブジェクト指向技術で言うところのメッセージの形式であり、送信元のプロセスと送信先のプロセスを持っているものとする。図4のシーケンス図400の例では、プロセスAから、プロセスBに、Ev1aという事象を送信し、その後に、プロセスBから、プロセスAに、Ev1bという事象を送信することを示している。プロセスを表すボックスから伸びている縦線は、時間的に上から下に、事象の記述が進行することを示している。
なお、本実施形態のシーケンス図では、記述するプロセスが二つの場合であったが、プロセスの数が一つであっても、三つ以上の場合であってもよい。
シーケンス図仕様112は、シーケンス図400を表すデータ構造である。シーケンス図仕様112のデータ構造は、シーケンス図に現れるプロセスのリスト401と、事象のシーケンスを表す事象シーケンステーブルから成る。事象シーケンステーブルは、事象名を表す欄402と、当該事象の送信プロセスと受信プロセスとをそれぞれ表す欄403、欄404から成る。事象シーケンステーブルの事象は、出現する順序順に並べれており、時間的には、上に書かれた事象が前の事象であり、下に書かれた事象が後の事象である。
図4に示したシーケンス図−状態遷移表対応データ113は、図3に示したオリジナル状態遷移表111と、図3に示したシーケンス図仕様112との関係を示したものである。このシーケンス図−状態遷移表対応データ113は、オリジナル状態遷移表111においてシーケンス図仕様112が発生する遷移パスを表すデータである。したがって、状態遷移表504と状態遷移表514は、それぞれ状態遷移表304と状態遷移表314の交点の一部を抽出したものである。付随情報500の欄501〜503および付随情報510の欄511〜513は、当該シーケンス図における開始側プロセスとそのときの送信事象名、およびそれぞれのプロセスの開始状態を示している。
次に、図5ないし図18を用いて本発明の一実施形態に係る状態遷移表編集装置100の処理について説明する。
先ず、図5を用いて全体実行制御処理について説明する。
図5は、全体実行制御処理を示すフローチャートである。
全体実行制御処理141は、図1に示した全体実行制御処理モジュール141mが実行する処理であり、状態遷移表縮退装置100の動作全体を制御する処理である。
先ず、図5に示されるように、記憶装置・記憶媒体110から、縮退対象の状態遷移表であるオリジナル状態遷移表111と、縮退内容をユーザに指定させるために用いるシーケンス図仕様112と、オリジナル状態遷移表111においてシーケンス図仕様112が発生する遷移パスを表すデータであるシーケンス図−状態遷移表対応データ113を読み込む(ステップ201)。
次に、ステップ201で読み込んだシーケンス図仕様112に基づき、表示装置120に、シーケンス図400を表示する(ステップ202)。
次に、ユーザから入力装置130より状態遷移表に対する縮退内容の指示を入力させて、ユーザから状態遷移表に対する縮退内容種別を獲得する(ステップ203)。ユーザは、表示されたシーケンス図の連続する事象列を指定して削除する(部分シーケンス選択)か、連続する事象列をより少ない事象列で置換する(事象列置換)かのいずれかから、所望の選択肢を指定する。この二つの選択肢の具体的な操作イメージについては、後に詳細に説明する。
次に、ステップ203で獲得した縮退内容種別を判定し(ステップ204)、以降の処理に分岐する。
縮退種別が部分シーケンス選択である場合には、入力装置130からユーザが指定したシーケンス図の選択部分を獲得し(ステップ205)、部分シーケンス選択時縮退処理142によって、縮退後状態遷移表141を求める(ステップ206)。
部分シーケンス選択時縮退処理142については、後に詳細に説明する。
一方、ステップ204で縮退種別が事象列置換の場合には、入力装置130からユーザが指定した事象列の置換内容を獲得し(ステップ207)、事象列置換選択時縮退処理143によって、縮退後状態遷移表141を求める(ステップ208)。
事象列置換選択時縮退処理143については、後に詳細に説明する。
最後に、ステップ204で、縮退種別が、部分シーケンス選択のときでも、事象列置換のときでも、求めた縮退後状態遷移表141を記憶装置・記憶媒体110に格納して、全体実行制御の処理を終える。
次に、図6ないし図8を用いて本発明の第一の実施形態に係る状態遷移表編集装置のユーザインタフェースについて説明する。
図6は、シーケンス図表示121と状態遷移表縮退内容獲得131の処理のときに、表示装置120に表示されるユーザインタフェースの例を示す図である。
図7は、選択部分シーケンス獲得132の処理のときに、表示装置120に表示されるユーザインタフェースの例を示す図である。
図8は、事象列置換獲得133の処理のときに、表示装置120に表示されるユーザインタフェースの例を示す図である。
シーケンス図表示121の処理では、図6に示されるように、表示装置120の画面にシーケンス図が表示され、ユーザは、表示された指定ダイアログ601に対して、入力装置130により、所望の状態遷移表縮退に関する指定内容を入力する。
この図6の例では、指定ダイアログ601に入力欄に、“1”を入れたときに、部分シーケンス選択が選択され、“2”を入れたときに、事象列置換が選択されることを示している。
部分シーケンス選択は、表示されたシーケンス図上で、削除したい事象を選択する処理である。この部分シーケンス選択は、複数の機能が連続しておこなわれているシーケンス図において特定の機能部分に着目する場合や、一連のシステム動作において、特定のフェーズ(起動フェーズ、通常動作フェーズなど)に着目する場合などに有効な指定である。
図7に示される例では、表示されたプロンプト701に従って、ユーザは、702で指し示した部分に含まれる事象を指定している。
一方、事象列置換は、シーケンス図上の事象を他のものに、置き換える指定である。このまた、事象列置換は、動作シーケンスを、プロセス間の事象の送受信プロトコルの階層の観点で着目する場合などに有効な指定である。
本実施形態では、事象を送信するプロセスが二つの場合の場合なので、置換する事象列の先頭と最後が逆方向の場合と、置換する事象列の先頭と最後が同方向の場合がある。
表示されたプロンプト1201に対してユーザは、図8(a)に示される例では、置換範囲の先頭と最後が逆方向の事象である事象列1202を指定している。すなわち、事象列1202の先頭の事象は、Ev3aであり、事象列1202の最後の事象は、Ev4bである。置換範囲の先頭と最後が逆方向の事象である場合には、方向が異なる二つの事象に対してその名称をユーザから獲得する。この例では、表示されたプロンプト1203に対してユーザは事象名1204(EvXa)および事象名1205(EvXb)を入力している。
一方、図8(b)に示される例では、置換範囲の先頭と最後が同方向の事象である事象列1212を指定している。すなわち、事象列1202の先頭の事象は、Ev3aであり、事象列1202の最後の事象は、Ev5aである。置換範囲の先頭と最後が同方向の事象である場合には、一つの事象名をユーザから獲得する。この例では、表示されたプロンプト1213に対してユーザは事象名1214(EvYa)を入力している。
次に、図9を用いて部分シーケンス選択時縮退処理142を説明する。
図9は、部分シーケンス選択時縮退処理142を示すフローチャートである。
部分シーケンス選択時縮退処理142は、図5のステップ206に示された処理であり、ユーザが選択した部分シーケンスに基づき、オリジナル状態遷移表111から、縮退後状態遷移表114を作成する処理である。
先ず、シーケンス選択部分実現状態遷移表作成処理をおこなう(ステップ801)。シーケンス選択部分実現状態遷移表作成処理は、指定されたシーケンス図の範囲を実現するシーケンス選択部分実現状態遷移表800を作成する処理であり、後に、図10を用いて詳細に説明する。シーケンス選択部分実現状態遷移表作成処理によって作成されるシーケンス選択部分実現状態遷移表800は、シーケンス図−状態遷移表対応データ113に、指定された部分に印をつけたものである。具体的な例は、後に、図11を用いて詳細に説明する。
次に、シーケンス選択部分実現状態遷移表補完処理をおこなう(ステップ802)。シーケンス選択部分実現状態遷移表補完処理は、ステップ801で作成した状態遷移表800を、ユーザの意図に従って補完し、修正する処理であり、後に、図12を用いて詳細に説明する。
次に、ステップ802によって修正された状態遷移表において、印がついた状態の集合と、印がついた事象の集合とで構成される空間を切り出し、部分シーケンス選択時縮退処理142が求める縮退後状態遷移表141とする(ステップ803)。
次に、図10を用いてシーケンス選択部分実現状態遷移表作成処理について説明する。
図10は、シーケンス選択部分実現状態遷移表作成処理を示すフローチャートである。
このシーケンス選択部分実現状態遷移表作成処理は、図9のステップ801の処理である。
先ず、シーケンス図−状態遷移表対応データ113の内容をそのままコピーし、初期のシーケンス選択部分実現状態遷移表800とする(ステップ901)。
次に、以降のステップでシーケンス図に基づいた状態遷移をトレースするため、全プロセスの状態を各プロセスの「開始状態」欄に記載された状態とする(ステップ902)。
次に、シーケンス図仕様112に記載された最初の事象を選択する(ステップ903)。
次に、選択した事象が、選択部分シーケンス獲得132を用いてユーザが指定した範囲内か否かを判定する(ステップ904)。指定範囲内のものでないときには、すぐに、ステップ910に行く。
そして、指定範囲内の場合には、選択している事象の受信側プロセスのシーケンス選択部分実現状態遷移表800で、その時点の状態と選択している事象とそれらの交点に印をつけ(ステップ905)。さらに、ステップ906とステップ907で選択中の事象が選択範囲の最初あるいは最後の事象であるかを判定し、最初の事象の場合には、状態遷移表800の各プロセスの状態遷移表における「開始側」「送信事象」「開始状態」の各欄の値を設定し(ステップ908)、最後の事象の場合には選択中の事象の受信側プロセスの状態遷移表800において、現時点での状態に印をつける(ステップ909)。
次に、選択中の事象の受信側プロセスの状態を、当該事象に基づいて遷移させる(ステップ910)。
そして、シーケンス図仕様112に、次の事象がないときには(ステップ901)、処理を終了し、次の事象があるときには(ステップ901)、その次の事象を選択し(ステップ912)、ステップ904に戻る。
次に、図11を用いてシーケンス選択部分実現状態遷移表800について説明する。
図11は、シーケンス選択部分実現状態遷移表800の一例を示す図である。
図11に示されるシーケンス選択部分実現状態遷移表800は、図4に例示したシーケンス図−状態遷移表対応データ113と図7の702でのシーケンス部分指定の内容を用いて、シーケンス選択部分実現状態遷移表作成処理が作成した場合の例を示したものてある。ここで、破線で囲んだ部分は、シーケンス選択部分実現状態遷移表作成処理によって印をつけた部分を表しており、指定されたシーケンス部分に直接的に関係する部分である。
次に、図12を用いてシーケンス選択部分実現状態遷移表補完処理について説明する。
図12は、シーケンス選択部分実現状態遷移表補完処理を示すフローチャートである。
このシーケンス選択部分実現状態遷移表補完処理は、図9のステップ802の処理である。
先ず、シーケンス選択部分実現状態遷移表800において各プロセスの状態遷移表で印がついた状態と印がついた事象の交点の集合を全プロセスについてあわせたもの(印付き交点集合)を求める(ステップ1101)。
次に、印付き交点集合に未選択の交点があるか否かを判定し(ステップ1102)、ある場合には、未選択の交点を一つ選択し(ステップ1103)、それが印のついた交点であるか否かを判定する(ステップ1104)。
印のついた交点である場合には何もおこなわず、すなわち、その交点の動作は変更せずにステップ1102の判定に戻る。
一方、ステップ1104の判定で、印のついた交点でない場合には、出力装置120の状態遷移表表示122を用いてオリジナル状態遷移表111における選択中交点の動作内容を表示する(ステップ1105)。そして、入力装置130により、ユーザからシーケンス選択部分実現状態遷移表800における選択中の交点の動作、すなわち、そこで発生させる事象と、状態の推移を入力させて、その交点における交点動作獲得135の処理をする(ステップ1111)。
このように、ユーザに選択中の交点の動作を入力させるのは、状態遷移表を縮退することにより、仕様の矛盾や不備が生じるのをユーザの意図によって補うためである。例えば、状態遷移表を縮退することにより、状態遷移表から削除される状態があり、その状態に、他の部分から推移する交点があるときには、推移する状態を他の状態に置き換える処理などがこれに該当する。
次に、状態遷移表800の選択交点の動作を獲得した動作に置換する(ステップ1106)。ここで、交点動作獲得132がユーザから獲得する動作は、当該事象の受信を無視して動作を行なわないことを表す“−”か、当該事象の受信が仕様上ありえないことを示す“×”か、それ以外の動作(事象出力と状態遷移の指定)のいずれかである。
獲得した動作が、これらの3種のいずれであるかを判定し(ステップ1107)、“×”または“−”の場合には、ステップ1102の判定に戻る。
一方、ステップ1107の判定において、獲得した動作が事象出力と状態遷移の指定の場合には、事象出力先プロセスに関する状態遷移表800においてユーザから獲得した事象に印をつけ(ステップ1108)、さらに、選択中交点のプロセスに対する状態遷移表800においてユーザから獲得した遷移先の状態に印をつけ(ステップ1109)、印付き交点集合を更新し(ステップ1110)、ステップ1102の判定に戻る。
以上の処理を繰り返した上で、ステップ1102で未選択の交点がなくなったとき、シーケンス選択部分実現状態遷移表補完処理を終了する。
次に、図13を用いて事象列置換選択時縮退処理143を説明する。
図13は、事象列置換選択時縮退処理143を示すフローチャートである。
事象列置換選択時縮退処理143は、図2のステップ208に示す処理であり、ユーザが入力した事象列置換内容に基づき、状態遷移表の縮退をおこなう処理である。
先ず、置換対象事象列トレース処理をおこない、事象列置換処理用状態遷移表1300に対してトレースしてトレース結果を求め、事象列置換処理用状態遷移表1300に書き込む(ステップ1301)。
置換対象事象列トレース処理は、後に、図14を用いて詳細に説明する。
次に、ステップ1301でトレース結果が書き込まれた作成した事象列置換処理用状態遷移表1300を、事象列置換獲得133が獲得した内容に基づいて置換する(ステップ1302)。
この事象列置換処理は、後に、図15を用いて詳細に説明する。
次に、ステップ1302で作成した事象列置換処理用状態遷移表1300に基づき、事象列を置換した状態遷移表により、縮退後状態遷移表114を作成する(ステップ1303)。
この置換後状態遷移表補正処理は、後に、図16を用いて詳細に説明する。
次に、図14を用いて置換対象事象列トレース処理について説明する。
図14は、置換対象事象列トレース処理を示すフローチャートである。
置換対象事象列トレース処理は、図13のステップ1301で示した処理であり、選択された事象をトレースして事象列置換処理用状態遷移表1300の関連する交点と、その事象、状態に対してカウンタ付きの番号をつける処理である。
先ず、シーケンス図−状態遷移表対応データ113の内容をそのままコピーし、初期の事象列置換処理用状態遷移表1300とする(ステップ1401)。
次に、以降のステップでシーケンス図に基づいた状態遷移をトレースするため、全プロセスの状態を各プロセスの「開始状態」欄に記載された状態とし(ステップ1402)、置換対象の事象をカウントするためのカウンタを初期化する(ステップ1403)。
ステップ1404、1411、1412で構成される繰返し処理では、シーケンス図仕様112に記載された事象を順に選択し、選択した事象についてステップ1405〜1410をおこない、ステップ全ての事象が選択された段階で置換対象事象列トレース処理を終了する。
先ず、シーケンス図仕様112に記載された最初の事象を選択する(ステップ1404)。
次に、選択した事象が事象列置換内容獲得133で置換範囲として獲得した事象に含まれるか否かを判定する(ステップ1405)。
範囲外の場合には、ステップ1410に行く。
一方、範囲内の場合には、受信側プロセスの事象列置換処理用状態遷移表1300で、その時点の状態と事象とそれらの交点にカウンタ番号付き印をつけ(ステップ1408)、カウンタをインクリメントする(ステップ1409)。特に、置換対象で最初の事象の場合(ステップ1406)には、送信側プロセスの状態遷移表で、直前に受信したときの交点に、カウンタ番号付き印をつける(ステップ1407)。
そして、選択中の事象の受信側プロセスの状態を、当該事象に基づいて遷移させる(ステップ1410)。
次に、シーケンス図仕様112に次の事象がないときには(ステップ1411)、処理を終了し、次の事象があるときには(ステップ1411)、そのシーケンス図仕様112に次の事象を選択し、ステップ1405に戻る(ステップ1412)。
次に、図15Aおよび図15Bを用いて事象列置換処理用状態遷移表1300について説明する。
図15Aは、図8(a)で示される事象列置換の操作によって置換事象列を入力したときは事象列置換処理用状態遷移表1300を示す図である。
図15Bは、図8(b)で示される事象列置換の操作によって置換事象列を入力したときは事象列置換処理用状態遷移表1300を示す図である。
ここで、丸番号は、カウンタ番号付き印であり、交点と、それに対応する事象と状態につけられる。
次に、図16を用いて事象列置換処理について説明する。
図16は、事象列置換処理を示すフローチャートである。
事象列置換処理は、図13のステップ1302の処理であり、事象列置換処理用状態遷移表1300に対して、事象列置換獲得133が獲得した置換事象列に関する仕様を付加する処理である。
先ず、事象列置換獲得133が獲得した置換事象列において、置換範囲の先頭と最後が逆方向の事象であるか同方向であるか、逆方向であるかを判定する(ステップ1601)。これは、図8において(a)と(b)のいずれのタイプが指定されるかによって判定することができる。ステップ1601の判定において、逆方向である場合にはステップ1602〜1605の一連の処理を、同方向である場合にはステップ1611とステップ1612をおこなう。
先ず、以降のステップで用いる交点を記憶している(ステップ1602)。
次に、置換対象の最初の事象を出力するプロセスについて、その最初の事象の出力の代わりに第一の置換後事象を送信し、置換対象の最後の事象を受信するための状態に遷移するように動作を変更する(ステップ1603)。
次に、第二の置換後事象を事象列置換処理用状態遷移表1300に追加し、置換対象の最後の事象を受信した状態において第二の置換後事象を受信した場合に、置換対象の最後の事象を受信したときと同じ動作をするものとして動作を定める(ステップ1604)。
次に、置換対象の最初の事象を受信するプロセスについて、第一の置換後事象を事象列置換処理用状態遷移表1300に追加し、置換対象の最初の事象を受信する状態において第一の置換後事象を受信した場合に、置換対象の最初の事象を受信したときと同じ動作をするものとして動作を定める(ステップ1605)。
ステップ1601の判定において、置換範囲の先頭と最後が逆方向の事象であるか同方向である場合の処理として、以下の処理をおこなう。
先ず、置換対象の最初の事象を送信するプロセスについて、その最初の事象の出力の代わりに第一の置換後事象を送信し、置換対象の最後の事象を受信するための状態に遷移するように動作を変更する(ステップ1611)。
次に、置換対象の最初の事象を受信するプロセスについて、置換後事象を象を事象列置換処理用状態遷移表1300に追加し、置換対象の最初の事象を受信する状態において第一の置換後事象を受信した場合に、置換対象の最後の事象を受信したときと同じ動作をするものとして動作を定める(ステップ1612)。
次に、図17Aおよび図17Bを用いて事象列置換処理によって新たな置換事象列に関する仕様を付加した場合の事象列置換処理用状態遷移表1300について説明する。
図17Aは、事象列置換処理が、図8(a)に例示した事象列置換内容に基づいて、新たな置換事象列に関する仕様を付加した事象列置換処理用状態遷移表1300を示す図である。
図17Bは、事象列置換処理が、図8(b)に例示した事象列置換内容に基づいて、新たな置換事象列に関する仕様を付加した事象列置換処理用状態遷移表1300を示す図である。
図17Aにおいて、破線で囲んだ交点が、事象列置換処理によって動作を定められたものであり、ステップ1603が交点1701の、ステップ1604が交点1702の、ステップ1605が交点1703の動作を定めたものである。
すなわち、プロセスAに関する状態遷移表に、事象EvXbを表す行が追加され、状態Sa4の列との交点にあたる所に、交点1702の動作(B:Ev5a →Sa5)が記述され、プロセスBに関する状態遷移表に、事象EvXaを表す行が追加され、状態Sb2の列との交点にあたる所に、交点1703の動作(B:EvXb →Sb1)が記述されている。
また、図17Bにおいて、破線で囲んだ交点が、事象列置換処理によって動作を定められたものであり、ステップ1611が交点1710の、ステップ1612が交点1711の動作を定めたものである。
すなわち、プロセスBに関する状態遷移表に、事象EvYaを表す行が追加され、状態Sb1の列との交点にあたる所に、交点1711の動作(B:Ev5b →Sb2)が記述されている。
次に、図18を用いて置換後状態遷移補正処理について説明する。
図18は、置換後状態遷移補正処理を示すフローチャートである。
置換後状態遷移補正処理は、図13のステップ1303に示す処理であり、事象列置換処理用状態遷移表1300を補正して、最終的な縮退後状態遷移表114を作成する処理である。
先ず、事象列置換処理用状態遷移表1300の全プロセスの状態遷移表において置換で新設した事象欄で動作が未定の交点の状態を“−”とする(ステップ1801)。これは、新設した事象は特別なものであり、置換に関係した状態以外には必要とならないためである。
次に、事象列置換処理用状態遷移表1300の各プロセスの状態遷移表について、カウンタ付き印のついた状態のうち、最小・最大のもの以外を、状態ごと削除する(ステップ1802)。これは、置換によってスキップした中間状態を状態遷移仕様から削除するものであり、モデル検査ツールの適用時などでの状態探索空間の縮退に貢献する。ステップ1803〜1807は、事象列置換処理用状態遷移表1300の全プロセスの状態遷移表においておこなわれる処理である。
動作が定まっていない交点を一つ選択し(ステップ1804)、出力装置120の状態遷移表表示122を用いてオリジナル状態遷移表111における選択中交点の動作内容を表示する(ステップ1805)。
そして、入力装置130からユーザに入力させて、事象列置換処理用状態遷移表1300における選択中交点の動作を獲得し(ステップ1806)、状態遷移表1300の選択交点の動作を獲得した動作に置換する(ステップ1807)。
以上の処理を繰り返した上で、未選択の交点がなくなった時点で(ステップ1803)、事象列置換処理用状態遷移表1300の内容を縮退後状態遷移表114 とし(ステップ1808)、置換後状態遷移表補正処理を終える。
以上説明した本発明の第一の実施形態では、ユーザが指定した縮退観点と、シーケンス図を用いた詳細指定に基づいて、縮退後状態遷移表が必ず満たさなければならない部分については自動的に動作を決定し、複数の動作の可能性が考えられる部分については、ユーザに確認することによって動作を決定する。これによって、状態遷移表の縮退によって状態空間を狭めることができるという効果はもちろんのこと、状態遷移仕様の縮退時に人為的ミスによって誤りが起こる可能性を低減させることができる。
また、二つの縮退観点は、固定的に自動選択されるようにして、ユーザを誘導するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、ユーザに二つの縮退観点から選択させるものであったが、縮退観点を一つに限定したものにすることも可能である。さらに、新たな縮退観点が必要になった場合には、その詳細内容を指定させる機能を入力装置130に持たせると共に、その観点に対応した縮退処理をプログラム格納メモリ140に搭載すればよい。
〔実施形態2〕
以下、本発明に係る第二の実施形態を、図19ないし図23を用いて説明する。
本発明の第二の実施形態は、状態遷移仕様の縮退時の人為的ミスによる誤りを防止するために、縮退後の動作を全て自動的に決定するものである。モデル検査ツールを用いる場合の検証には、大別すると、システム固有の性質を満たすか否かを検証するものと、デッドロックが存在しないことなどのように一般的に満たすべき性質を検証するものとがある。特に後者の場合には、その一般的な性質に対応した縮退内容が定まるので、本実施形態が適するものとなる。
以下では、第一の実施形態と比較して、異なる所のみを重点的に採り上げて説明するものとする。
先ず、図19を用いて本発明の第一の実施形態に係る状態遷移表編集装置1900の構成について説明する。
図19は、本発明の第二の実施形態に係る状態遷移表編集装置1900の構成図である。
図1に示した第一の形態における状態遷移表縮退装置100との違いは、プログラム格納メモリ140に格納された部分シーケンス選択時縮退処理モジュール1942mと事象列置換選択時縮退処理モジュール1943mの動作が、縮退後状態遷移表の動作を自動的に決定するものであるため、入力装置1930から交点動作を獲得する処理がないことである。
次に、図20を用いて本発明の第二の実施形態に係る部分シーケンス選択時縮退処理1942について説明する。
図20は、第二の実施形態に係る部分シーケンス選択時縮退処理1942を示すフローチャートである。
この部分シーケンス選択時縮退処理1942は、第一の実施形態の図5のステップ206、図9に該当する処理である。
第一の実施形態の図9と比較して、シーケンス選択部分実現状態遷移表補完処理(2)(ステップ2002)のみが異なっている。シーケンス選択部分実現状態遷移表補完処理(2)については、後に、図22を用いて詳細に説明する。
次に、図21を用いて本発明の第二の実施形態に係る事象列置換選択時縮退処理1943について説明する。
図21は、第二の実施形態に係る事象列置換選択時縮退処理1943を示すフローチャートである。
この事象列置換選択時縮退処理1943は、第一の実施形態の図5のステップ208、図13に該当する処理である。
第一の実施形態の図13と比較して、置換後状態状態遷移表補正処理(2)(ステップ2103)のみが異なっている。置換後状態状態遷移表補正処理(2)については、後に、図23を用いて詳細に説明する。
次に、図22を用いてシーケンス選択部分実現状態遷移表補完処理(2)を説明する。
図22は、シーケンス選択部分実現状態遷移表補完処理(2)のフローチャートである。
シーケンス選択部分実現状態遷移表補完処理(2)は、図20の部分シーケンス選択時縮退処理1942のステップ2002でおこなう処理であり、第一の実施形態の図12に対応する。
本実施形態では、図12のステップ1105とステップ1111が、ステップ2205に置き換わっている。図12においてステップ1105でオリジナル状態遷移表111における選択中交点の動作内容を表示して、ステップ1111において入力装置130の交点動作獲得135を用いて選択中交点の動作を獲得していたものを、本実施形態のステップ2205では自動的に、オリジナル状態遷移表111において選択中の交点と同一の事象・イベントである交点の動作を選択中の交点の動作とする。したがって、ユーザから動作を入力させることなく、部分シーケンス選択時縮退処理1942が実現可能である。
次に、図23を用いて置換後状態遷移表補正処理(2)を説明する。
図23は、置換後状態遷移表補正処理(2)を示すフローチャートである。
置換後状態遷移表補正処理(2)は、図21の事象列置換選択時縮退処理1943のステップ2103でおこなう処理であり、第一の実施形態の図18に対応する。本実施形態では、図18のステップ1805とステップ1806が、ステップ2305に置き換わっている。図18においてステップ1805でオリジナル状態遷移表111における選択中交点の動作内容を表示しながらステップ1806において入力装置130の交点動作獲得135を用いて選択中交点の動作を獲得していたものを、本実施形態のステップ2305では自動的に、オリジナル状態遷移表111において選択中の交点と同一の事象・イベントである交点の動作を選択中の交点の動作とするので、ユーザから動作を入力させることなく、事象列置換選択時縮退処理1943が実現可能である。
〔実施形態3〕
以下、本発明に係る第三の実施形態を、図24および図25を用いて説明する。
以上の二つの実施形態においては、オリジナル状態遷移表111とシーケンス図仕様112とシーケンス図−状態遷移表対応データ113が、整合性を持って記憶装置・記憶媒体110に格納されていることを前提としている。
本実施形態では、本発明による状態遷移表編集装置を用いて、オリジナル状態遷移表111に対して、関心のあるシステム挙動を示すシーケンス図仕様112を作成する際に、同時にシーケンス図−状態遷移表対応データ113を作成することにより、シーケンス図仕様112とシーケンス図−状態遷移表対応データ113を予め用意することを不要とするものである。
以下では、第一の実施形態と比較して、異なる所のみを重点的に採り上げて説明するものとする。
先ず、図24を用いて本発明の第三の実施形態に係る状態遷移表編集装置の構成について説明する。
図24は、本発明の第三の実施形態に係る状態遷移表編集装置2400の構成図である。
図1に示した第一の形態における状態遷移表縮退装置100との違いは、プログラム格納メモリ140に、シーケンス図生成処理モジュール2440mを格納しているとともに、格納されている全体実行制御処理(2)モジュール2441がシーケンス図生成処理モジュール2440mも制御することである。
次に、図25を用いて全体実行制御処理(2)2441について説明する。
図25は、全体実行制御処理(2)2441を示すフローチャートである。
図5の全体実行制御処理141との違いは、ステップ201においてシーケンス図仕様112とシーケンス図−状態遷移表対応データ113を読み込んでいた代わりに、本実施形態においては、オリジナル状態遷移表を読み込み(ステップ2501)、その読み込んだオリジナル状態遷移表111に基づいて、シーケンス図生成処理2440によってシーケンス図仕様112とシーケンス図−状態遷移表対応データ113を生成し(ステップ2502)、記憶装置・記憶媒体110に格納する(ステップ2503)ことである。
なお、シーケンス図生成処理2440は、上記の特許文献2や、特許文献2において従来技術として記載されている公知の技術を用いて実現可能である。これらの従来技術においては、シーケンス図を生成する際に、状態遷移表上の交点を辿るので、その際の履歴をシーケンス図−状態遷移表対応データの作成に用いる。
これにより、ユーザは、オリジナル状態遷移表111を記憶装置・記憶媒体110に用意するだけで、所望の動作に対するシーケンス図仕様112を生成し、さらに前記所望の動作に対するシーケンス図111を用いて、状態遷移表の縮退観点を指定できるので、状態遷移表の縮退に関する一連の作業がシームレスになり、作業効率が格段に向上するという効果が得られる。
100…状態遷移表編集装置(第一の実施形態)
1900…状態遷移表編集装置(第二の実施形態)
2400…状態遷移表編集装置(第三の実施形態)。

Claims (6)

  1. CPUと、記憶装置と、表示装置と、入力装置とを備え、状態遷移表仕様を表現する状態遷移表を編集する状態遷移表編集装置において、
    前記記憶装置は、状態遷移表仕様を表現する状態遷移表を表すデータと、前記状態遷移表に基づく、事象を時系列的に並べたシーケンス図を表すデータと、前記状態遷移表と前記シーケンス図との対応関係を表すデータとを保持し、
    前記表示装置に、前記シーケンス図を表示し、
    前記入力装置から、前記状態遷移表の縮退観点として、前記シーケンス図において削除したい事象列を選択して縮退する部分シーケンス選択観点、または、前記シーケンス図の連続する事象列を他の事象列に置き換える事象列置換観点のいずれかを入力させ、
    前記事象列置換観点が入力されたときには、前記入力装置から、前記シーケンス図において縮退させる事象列および縮退後の事象列を入力させ、
    前記CPUは、前記入力された前記状態遷移表の縮退観点と前記シーケンス図において縮退させる事象列および縮退後の事象列とに基づいて、状態遷移表の縮退内容を決定し、
    前記CPUは、オリジナル状態遷移表を表すデータから、縮退後の状態遷移表のデータを生成し、前記縮退後の状態遷移表のデータを記憶装置に格納し、
    前記CPUは、前記部分シーケンス選択観点に対する縮退をおこなう部分シーケンス選択時縮退処理と、前記事象列置換観点に対する縮退をおこなう事象列置換選択時縮退処理をおこなうことを特徴とする状態遷移表編集装置。
  2. 前記部分シーケンス選択観点と、前記事象列置換観点の内、いずれかが固定的に自動選択され、
    前記CPUは、選択された前記部分シーケンス選択観点または前記事象列置換観点に基づいて、前記部分シーケンス選択時縮退処理または前記事象列置換選択時縮退処理のいずれかを実行することを特徴とする請求項1記載の状態遷移表編集装置。
  3. 前記入力装置から、前記状態遷移表の特定の事象・状態に対して遷移する事象・状態を入力させ、
    前記CPUは、前記オリジナル状態遷移表を表すデータから、縮退後の状態遷移表のデータを生成するにあたり、前記状態遷移表の特定の事象・状態に対して遷移する事象・状態を参照し、前記オリジナル状態遷移表を表すデータから、縮退後の状態遷移表のデータを生成することを特徴とする請求項1記載の状態遷移表編集装置。
  4. 前記CPUは、前記オリジナル状態遷移表を表すデータから、縮退後の状態遷移表のデータを生成するにあたり、自動的に、前記オリジナル状態遷移表を表すデータから、縮退後の状態遷移表のデータを生成することを特徴とする請求項1記載の状態遷移表編集装置。
  5. 前記CPUは、前記状態生成表を表すデータから、前記シーケンス図を表すデータと、前記状態遷移表と前記シーケンス図との対応関係を表すデータを生成することを特徴とする請求項1記載の状態遷移表編集装置。
  6. CPUと、記憶装置と、表示装置と、入力装置とを有するコンピュータにより、状態遷移表仕様を表現する状態遷移表を編集する状態遷移表編集方法において、
    前記記憶装置が、状態遷移表仕様を表現する状態遷移表を表すデータと、前記状態遷移表に基づく、事象を時系列的に並べたシーケンス図を表すデータと、前記状態遷移表と前記シーケンス図との対応関係を表すデータとを保持するステップと、
    前記表示装置に、前記シーケンス図を表示するステップと、
    前記入力装置から、前記状態遷移表の縮退観点として、前記シーケンス図において削除したい事象列を選択して縮退する部分シーケンス選択観点、または、前記シーケンス図の連続する事象列を他の事象列に置き換える事象列置換観点のいずれかを入力させるステップと、
    前記事象列置換観点が入力されたときには、前記入力装置から、前記シーケンス図において縮退させる事象列および縮退後の事象列を入力させるステップと、
    前記CPUは、前記入力された前記状態遷移表の縮退観点と前記シーケンス図におけおいて縮退させる事象列および縮退後の事象列とに基づいて、状態遷移表の縮退内容を決定するステップと、
    前記CPUは、前記入力された状態遷移表の特定の事象・状態に対して遷移する事象・状態を参照し、前記オリジナル状態遷移表を表すデータから、縮退後の状態遷移表のデータを生成するステップと、
    前記縮退後の状態遷移表のデータを記憶装置に格納するステップと、
    前記CPUは、前記部分シーケンス選択観点に対する縮退をおこなう部分シーケンス選択時縮退処理と、前記事象列置換観点に対する縮退をおこなう事象列置換選択時縮退処理をおこなうステップとを有することを特徴とする状態遷移表編集方法。
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