JP5399694B2 - パチンコ遊技機の基板取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機の基板取付構造に関し、特に、メッキ加工が施されたセンタ役物外周枠に取付られたプリント基板への電気的ノイズの侵入を阻止できるようにしたパチンコ遊技機の基板取付構造に関するものである。
従来から、パチンコ遊技機には、遊技盤の盤面の中央領域にセンタ役物が設けられ、このセンタ役物の下方には始動入賞口が設けられている。センタ役物には、遊技盤に取付られた合成樹脂製のセンタ役物外周枠が設けられている。このセンタ役物外周枠の左右側部の内側近傍部位の少なくとも一方にはワープ通路が設けられることが多い。ワープ通路のワープ入口を狙って発射された遊技球が、ワープ入口に流入すると、ワープ通路を流下してワープ出口から出てステージ上に導かれ、ステージ上を転動した後、始動入賞口の方へ落下する。
従来から、この種のパチンコ遊技機においては、センタ役物外周枠に高級感や華やかさを高めるために導電性を有する硬質金メッキ等の貴金属メッキ加工が施されることが多い。また、センタ役物外周枠の前面部の近傍部位には、光装飾効果を高めるために複数のフルカラーの発光ダイオード(LED)を実装したLED基板が取付けられことが多い。
ところで、ワープ入口を狙って連続的に発射された遊技球が、遊技領域の上方から流下してセンタ役物外周枠の左右側部に繰返し衝突すると、センタ役物の左右側部に高電圧の静電気が溜まることがあり、この高電圧の静電気がプリント基板に電気的ノイズ等を発生させる要因となり、プリント基板に実装された電子部品等に悪影響を及ぼす。
従来から、電気的ノイズに対して対策を講じた技術が開示され実用に供されている。例えば、特許文献1には、遊技制御用ROMを実装する制御基板を、導電性が付与された高分子材料(ABS樹脂)で形成した遊技機用基板ボックス内に収納し、この基板ボックスにアース線を接続して接地し、基板ボックスに帯電した電荷を放電させる技術が開示されている。この基板ボックスは遊技盤の裏側に配設されている。
特開2003−190410号公報
従来のパチンコ遊技機においては、全体に硬質金メッキ加工が施されたセンタ外周枠の基板取付部にLED基板を直接取付けた場合、センタ役物外周枠に遊技球が衝突して高電圧の静電気が溜まり電気的ノイズが発生すると、その電気的ノイズが基板取付部からLED基板に伝わる。その高電圧(約2kv〜4kv)の電気的ノイズがLED基板に実装されたLEDの発光素子にリード端子を介して侵入し、発光素子が破損するという問題がある。
また、前記の基板取付部にボス部を設け、そのボス部にLED基板を支持してビス止めして取付けた場合、LED基板の裏面にプリントされた配線がそのボス部に接近する位置関係となるので、基板取付部から放電された高電圧の静電気が配線に印加して、LEDの発光素子にかかる電圧が高くなり、発光素子が破損する虞が高くなる。
センタ役物外周枠において、基板取付部のみメッキを剥離することも考えられるが、その剥離作業に手間と時間がかかるため、センタ役物外周枠の製造工程における作業負荷が大きくなり、量産品として適さない。
他方、特許文献1の技術においては、パチンコ遊技機の開閉扉を開放した後閉鎖するときにアース線が挟まって断線するおそれがあり、必ずしも、アース線による接地が好ましいとは限らない。
本発明の目的は、電気的ノイズによるセンタ役物外周枠の基板取付部に取付けられたプリント基板に実装した電子部品の破損を防止できるパチンコ遊技機の基板取付構造を提供することである。
本願発明は以下の構成を有するものである。尚、括弧内の参照符号は、本願発明の理解を助けるために図面との対応関係の一例を示したものであり、本願発明の技術的範囲を何ら限定するものではない。
請求項1のパチンコ遊技機の基板取付構造は、遊技盤(4)に設けられ全体にメッキ加工が施されたセンタ役物外周枠(20)に、複数の電子部品が実装されたプリント基板(27)を取付けるパチンコ遊技機(1)の基板取付構造において、センタ役物外周枠(20)の前面部に形成された基板取付部(25)と、プリント基板(27)の裏面全体を覆う絶縁シート(28)と、プリント基板(27)の前面に面接触した状態でプリント基板(27)を基板取付部(25)側へ押圧するとともに複数の電子部品を前面に露出させる形状に形成された基板押え(29)とを備え、プリント基板(27)を絶縁シート(28)を介在させて基板押え(29)で基板取付部(25)に押えた状態で取付けたことを特徴としている。
この基板取付構造においては、センタ役物外周枠(20)の基板取付部(25)にプリント基板(27)が絶縁シート(28)を介在させて基板押え(29)で押えた状態で取付られる。遊技領域(5)に連続的に発射された遊技球(P) がセンタ役物外周枠(20)に繰返し衝突して高電圧の静電気が溜まり、この静電気により高電圧の電気的ノイズが発生した場合、その電気的ノイズがセンタ役物外周枠(20)から基板取付部(25)に伝わる。基板取付部(25)に伝わった電気的ノイズは、絶縁シート(28)によりプリント基板(27)への侵入が阻止される。
発明によれば、遊技球がセンタ役物外周枠に衝突して電気的ノイズが発生した場合、絶縁シートにより、基板取付部からプリント基板の裏面への電気的ノイズの伝搬が断ち切られるため、プリント基板に実装された電子部品の破損を確実に防止することができ、基板押えにより、プリント基板を基板取付部に確実に固定することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について実施例に基づいて説明する。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、第1種パチンコ機に分類されるパチンコ遊技機1には、パチンコホールの島構造体に取付けられる外枠に開閉枠2が開閉自在に装着され、開閉枠2に開閉扉3が開閉自在に装着されている。開閉枠2には遊技盤4が装着され、その遊技盤4の前面側に遊技領域5が形成されている。開閉扉3には窓部3aが形成され、その窓部3aに透明板3bが装着され、その透明板3bにより遊技領域5の前側が覆われている。この透明板3bを通して外部から遊技領域5を見ることができる。
開閉扉3の上部には複数の装飾ランプ(枠ランプ)3cが設けられ、窓部3aの下側には、所謂チャンスボタンと呼ばれる遊技者が操作可能な演出ボタン9と、発射用の遊技球Pや入賞球を貯留する貯留皿6と、遊技者が操作する発射ハンドル7が装着されている。発射ハンドル7が回動操作されると、貯留皿6から発射位置に導入された遊技球Pが発射される。ここで、貯留皿6に複数の遊技球Pが存在する場合には、例えば、複数の遊技球Pが約0.6秒間隔で連続的に発射される。発射された遊技球Pは、ガイドレール8で案内されて遊技領域5の頂部に投入される。
図2に示すように、鉛直な盤面4aを形成する遊技盤4には、多数の障害釘10、風車10a、始動入賞口装置11、ゲート12、大入賞口装置13、複数の普通入賞口14、画像表示器15、役物装置16、センタ役物17が遊技領域5に装着されている。遊技盤4の裏面側には制御装置(図示略)が装着されている。
始動入賞口装置11は、センタ役物17の下側に配置され、所謂電チューと呼ばれる左右1対の開閉部材を備えた電動式チューリップ型役物を含む構成である。始動入賞口装置11は、ゲート式の上始動入賞口11aと、開閉式の下始動入賞口11bと、この下始動入賞口11bを開閉する開閉部材11cと、始動入賞口11a,11bに入賞した遊技球Pを検出する始動口SW(図示略)と、開閉部材11cを開閉駆動する駆動手段(図示略)とを有する。
開閉部材11cは、左右対称の2つの短い羽根部材が盤面直角方向の軸回りに動作するように構成され、閉塞位置で下始動入賞口11bへの遊技球Pの入賞を不可能にし、開放位置で下始動入賞口11bへの遊技球Pの入賞を可能にする。図2の開閉部材11cは閉塞位置にある。
ゲート12はセンタ役物17の左側に配置され、このゲート12を通過した遊技球Pを検出するゲートSW(図示略)が付設されている。ゲート12を遊技球Pが通過することを契機に行われる補助遊技抽選により当選した場合、補助遊技が発生し、始動入賞口装置11が作動して、通常は閉塞の下始動入賞口11bが開放するように開閉部材11cを開閉動作させる。
大入賞口装置13は、始動入賞口装置11の下側に配置され、大入賞口13aと、大入賞口13aを開閉する開閉部材13bと、大入賞口13aに入賞した遊技球Pを検出する大入賞口SW(図示略)と、開閉部材13bを開閉駆動する大入賞口ソレノイド(図示略)とを有する。図2の開閉部材13bは開放位置にある。
始動入賞口11a,11bへの遊技球Pの入賞を契機に行われる大当り抽選で当選した場合、大当り遊技が発生し、大入賞口装置13が作動して、通常は閉塞の大入賞口13aが開放するように開閉部材13bを開閉動作させる。
画像表示器15は、液晶ディスプレイ(LCD)からなり、センタ役物17の中段部と下部に亙る領域に配置されている。この画像表示器15には、始動入賞口11a,11bへの遊技球Pの入賞を契機に大当り抽選演出が表示され、その大当り抽選演出では、演出図柄を用いて図柄変動や大当り抽選の結果が表示され、また、大当り遊技中には大当り演出が表示される。
発射ハンドル7を回動操作することで、発射され遊技領域5の頂部に投入された遊技球Pは、複数の障害釘10や風車10aに当たって方向を変えながら落下して、始動入賞口装置11の始動入賞口11a,11b、大入賞口装置13の大入賞口13a,複数の普通入賞口14の何れかに入賞して遊技領域5外へ排出されるか、最下端まで落下してアウト口19から遊技領域5外へ排出される。
図2に示すように、センタ役物17は遊技盤4の盤面4aの中央部に略円形領域に配置され、このセンタ役物17には、遊技盤4に取付られセンタ役物17を囲繞する合成樹脂製の装飾枠としてのセンタ役物外周枠20が設けられている。センタ役物外周枠20の全体には、センタ役物17の高級感や華やかさを高めるために、導電性を有する硬質金メッキ加工が施されている。
図3、図4に示すように、センタ役物外周枠20は、前面壁部20aと、この前面壁部20aの後面から後方へ直角に立ち上がる所定幅の外周壁部20bを備えている。前面壁部20aの後面には、前後方向に所定幅を有する複数の円柱状のボス部20c(図6,図7参照)が後方へ突出状に形成され、そのボス部20cにはビス穴が形成される。遊技盤4に形成された複数のビス挿通穴に挿通された固定用ビスをボス部20cのビス穴に螺合させることにより、センタ役物外周枠20が遊技盤4に締結固定される。
図2に示すように、センタ役物17の上部と右部には役物装置16が装着され、センタ役物外周枠20の矩形中央穴に画像表示器15が後側から臨むように取付られている。尚、センタ役物17には、役物装置16以外に種々の電飾部材が配設されている。
役物装置16は、固定役物21、可動役物22、この可動役物22を駆動する駆動手段(図示略)を有する。固定役物21と可動役物22は、センタ役物17の上部から右部に亙って設けられ、関連する1つのキャラクタ(例えば、「キン肉マン」) からなる役物を構成している。
固定役物21が、キン肉マンの左下腕を形成し、可動役物22が、キン肉マンの顔と左上腕と左手の指と左手で持たれた火玉とを形成している。固定役物21と可動役物22は、センタ役物外周枠20の上部と右部よりも内側に配置され、固定役物21はセンタ役物外周枠20に固定され、可動役物22は、図2に示す待機位置と予め設定された作動位置とに亙って回動自在に基端部が支軸を介してセンタ役物外周枠20に支持されている。
センタ役物外周枠左部20Lの内側近傍部位には、ワープ入口23aからセンタ役物17の下側に形成されたステージ24に導くワープ通路23が配設されている。ワープ通路23のワープ入口23aはセンタ役物外周枠左部20Lの前面壁部20aの上端部に設けられ、センタ役物17の外側に向けて開口されている。センタ役物外周枠下部の外周壁部20bの上面には、ワープ通路23のワープ出口23bから流れ出た遊技球Pを始動入賞口装置11側に導くステージ24が左右方向に延びるように形成されている。
ワープ入口23aを狙って発射された遊技球Pが、遊技領域5の上方から流下してワープ入口23aに流入すると、ワープ通路23を流下してワープ出口23bから出てステージ24上に導かれ、ステージ24上を左右方向に往復移動した後、始動入賞口装置11の方へ落下する。ここで、センタ役物外周枠20のうちセンタ役物外周枠左部20Lには上述のワープ入口23aが設けられており、センタ役物外周枠左部20Lは、センタ役物外周枠20の他の部位よりも遊技球Pが衝突する可能性が高く、遊技球Pがセンタ役物外周枠左部20Lに繰返し衝突すると高電圧の静電気が溜まり、この静電気を要因とする電気的ノイズが発生する。
センタ役物外周枠左部20Lにおいて、ワープ入口23aよりも下側には、光透過型装飾部材24が配設されている。図5に示すように、この光透過型装飾部材24は、前面が凸となる湾曲状に形成された縦長の浅い箱形の合成樹脂成形体からなり、前面には例えば、「キン肉マン」の5文字分の光透過窓24aが形成され、これら以外の部分には、硬質金メッキ加工が施されている。光透過型装飾部材24は、センタ役物外周枠左部20Lの前面壁部20aに一体成形された基板取付部25に取付られている。
光透過型装飾部材24の後側内面部には、光拡散部材24bが密着状態に取付られている。この光拡散部材24は、光拡散性のある多数の微小な部分球面部を網目状に配列して形成した透明樹脂成形体である。図6、図7に示すように、光拡散部材24bの後面には、後方へ向けて突出状に形成された円柱状の3つの突起部26a〜26cが上下方向に適当間隔おきに設けられている。各突起部26a〜26cは、基端側から先端側へ行くほど右方へ移行するように傾斜状に設けられ、各突起部26a〜26cにはビス穴が形成されている。上下の突起部26a,26cは、上下の突起部26a,26c間に設けられた突起部26bよりも前後長が大きく形成されている。
光透過型装飾部材24の後側近傍部位には、電子部品としての複数の光源(本実施例ではLED)が実装されたプリント基板27が設けられている。複数の光源の光が、光拡散部材24bにより光透過型装飾部材24の全体に拡散される。
センタ役物外周枠左部20Lに、前記のプリント基板27を取付ける基板取付構造が装備されている。図3、図4、図6、図7に示すように、基板取付構造は、センタ役物外周枠左部20Lの前面壁部20aの近傍部位に一体成形された基板取付部25と、この基板取付部25に取付られるプリント基板27の裏面全体を覆う絶縁シート28と、プリント基板27を押圧する基板押え29とを備え、プリント基板27を絶縁シート28を介在させて基板押え29で基板取付部25に押えるように構成されている。
図3、図4に示すように、基板取付部25は、センタ役物外周枠左部20Lに一体形成されている。この基板取付部25にも硬質金メッキ加工が施されている。基板取付部25は、前面壁部20aの右端から右方に向けて突出状に形成された平板状の本体板部31と、この本体板部31の左右両端から前方へ直角に立ち上がる左端壁30と右端壁33を有する。
基板取付部25において、左端壁30は、所定の前後幅を有し上下方向に延設されている。左端壁30の右側面には、左端壁30よりも前後方向の幅が大きく本体板部31から前方へ直角に立ち上げる円柱状のボス部32a,32bの外周面が夫々固着されている。そのボス部32a,32bにはビス穴が形成されている。
右端壁33は左端壁30よりも前後方向の幅が小さく、上下方向に不連続的に延設されている。右端壁33には、下端部から左方に延出した狭い左右幅を有する支持部33aが上下方向に延設されている。
基板取付部25の右端には、前記の光透過型装飾部材24を光拡散部材24bの上下の突起部26a,26cを介して基板取付部25にビス止めするための2つのビス挿通穴34a,34bが夫々形成されている。
本体板部31には、中央部から右端に亙って逆コ字状に切り欠いたコネクタ貫通穴31aが形成されている。本体板部31においてコネクタ貫通穴31aよりも下側には、プリント基板27の裏面27bのうち配線が無い部分を支持する短柱状のボス部35が形成され、そのボス部35にはビス挿通穴が形成されている。ボス部35の前面は、左端から右端へ行く程後方へ移行するように傾斜状に形成されている。
図8、図9に示すように、基板取付部25に取付けられるプリント基板27は、絶縁板の両面に銅箔などの導電体で配線が構成された構造からなり、基板取付部25と略同一の外形形状に形成されている。プリント基板27は、光源としてのフルカラーLED36を複数実装した基板であり、制御装置に電気的に接続されている。
図8に示すように、表面27aには、5つのLED36が上下方向に適当間隔おきに実装されるとともに、種々の配線パターン37aがプリント配線されている。LED36は、チップ化された小型のLEDであり、発光素子とリード端子とが電気的に接続された状態で光透過性合成樹脂によって封止され、リード端子の一部が光透過性合成樹脂から露出している。
図9に示すように、裏面27bには、外部コネクタと接続される基板側コネクタ38と、複数の抵抗40が実装されるとともに、種々の配線パターン37bがプリント配線されている。
図10に示すように、絶縁シート28は、約0.1〜0.15mmの厚みの可撓性を有する絶縁性の合成樹脂フィルム(例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム「PETフィルム」)製のシートをプリント基板27と略同一の外形に形成したものであり、プリント基板27の裏面27bを覆う形状に形成されている。
絶縁シート28には、プリント基板27の裏面27bに設けた基板側コネクタ38に対向する位置にコネクタ38が貫通する縦長矩形状のコネクタ貫通穴28aが形成されている。このコネクタ貫通穴28aよりも下側には、プリント基板27の配線パターン37a,37bが無い部分に形成された横長楕円形状の長穴41に対向する位置に同形状の長穴28bが形成されている。
図11に示すように、合成樹脂製の基板押え29は、縦長で且つ前後方向に所定幅を有し、プリント基板27を押える際にプリント基板27に実装された4つのLED36を前面に露出させるように形成されている。この基板押え29には1対の固定用ビスに対応するビス挿通穴29a,29bが夫々設けられ、これらのビス挿通穴29a,29bは、基板押え29が基板取付部25に取付られる際、基板取付部25のボス部32a,32bと対向するように形成されている。基板押え29は、その裏面の平滑面がプリント基板27の表面27aに面接触した状態で、2つのビス挿通穴29a,29bに挿通された固定用ビスを基板取付部25のボス部32a,32bのビス穴に螺合させることにより、基板取付部25の近傍部に前面側から締結固定される。
図12に示すように、プリント基板27を基板取付部25に取付ける場合、プリント基板27の裏面27b全体に、コネクタ貫通穴28aに基板側コネクタ38を貫通させた状態で絶縁シート28を重ね合わせる。次に、基板取付部25の左端壁30の前端と右端壁33の支持部33aに、プリント基板27の裏面の右端と左端とが夫々重なる状態で、プリント基板27の長穴41と本体板部31のボス部35のビス穴を合致させ、プリント基板27を基板取付部25に右下り傾斜状に配設する。
次に、プリント基板27の表面27a上に基板押え29を載置し、基板押え29のビス挿通穴29a,29bを基板取付部25のボス部32a,32bのビス穴に合致させた状態で、固定用ビスにより基板押え29を基板取付部25にビス止めして締結固定することで基板押え29によりプリント基板27が基板取付部25側へ押圧される。
光透過型装飾部材24を基板取付部25に取付ける場合、上下の突起部26a,26cと基板取付部25の右端のビス挿通穴34a,34bを合致させてビス止めするとともに、中央の突起部26bをプリント基板27の長穴41を介して基板取付部25のボス部35のビス穴に合致させて固定用ビス39を基板取付部25の裏側から螺合させる。これにより、光透過型装飾部材24が基板取付部25に締結固定されるとともに、プリント基板27が絶縁シート28を介在させた状態で基板取付部25に締結固定される。
以上説明した実施例1のパチンコ遊技機1の基板取付構造の作用効果について説明する。
全体に硬質金メッキ加工が施されたセンタ役物外周枠左部20Lに設けられたワープ通路23のワープ入口23aを狙って連続的に発射された遊技球Pが、センタ役物外周枠左部20Lに繰返し衝突すると高電圧の静電気が溜まり、この静電気により電気的ノイズが発生する。高電圧の電気的ノイズは、センタ役物外周枠左部20Lから基板取付部25に伝わる。
プリント基板27は、PETフィルム製の絶縁シート28を介在させて基板取付部25に押えるように取付られたので、絶縁シート28により、基板取付部25からプリント基板27の裏面27bへの電気的ノイズの伝搬が断ち切られる。この構成により、プリント基板27に実装された複数のLED36の発光素子の破損を確実に防止することができる。
センタ役物外周枠左部20Lの基板取付部25の近傍部に前面からビス止めされ、プリント基板27を基板取付部25に押えるとともに複数のLED36を前面に露出させる形状に形成された基板押え29を備えたので、基板押え29によりプリント基板27を基板取付部25に確実に固定することができる。
プリント基板27の裏面27bに種々の配線パターン37bがプリント配線され、基板取付部25は、プリント基板27の裏面27bのうち配線パターン37bが無い部分を絶縁シート28を介して支持するボス部35を有するので、プリント基板27を絶縁シート28を介在させて基板取付部25に確実に固定することができる。
プリント基板27の裏面27bに基板側コネクタ38が装着され、絶縁シート28に、基板側コネクタ38が貫通するコネクタ貫通穴28aが形成されたので、プリント基板27を絶縁シート28を介在させて基板取付部25に取付けた状態で基板側コネクタ38と外部コネクタを接続することができる。
プリント基板27の前面側近傍部に光拡散部材24bを備えた光透過型装飾部材24を設けたので、複数のLED36が点光りするのを抑制することができ、LED36からの光を拡散させて光演出による装飾効果を高めることができる。
前記実施例を部分的に変更する例について説明する。
1]実施例では、センタ役物外周枠20に硬質金メッキ加工が施されたが、その他の導電性を有する貴金属メッキ加工(例えば、銀メッキや銅メッキ等)が施された場合でも、絶縁シート28により、プリント基板27に実装された複数のLED36の発光素子の破損を確実に防止できる。
2]光拡散部材24bとして、光拡散性のある合成樹脂製のシートであってもよい。このシートの両面には、多数の微細な網目が形成されたシートを採用してもよい。
3]実施例では、絶縁シートしてPETフィルム製のシートを一例として示したが、その他、例えば、ポリカーボネートフィルム等の絶縁性の合成樹脂フィルム製の絶縁シートを採用してもよい。
4]実施例の基板取付構造は、センタ役物外周枠左部20Lに限定されるものではなく、パチンコ遊技機1において、機能毎に分類された電子部品(CPU、ROM、RAM等)を実装した種々のプリント基板の取付構造に適用可能である。
5]実施例では、第1種パチンコ機に分類されるパチンコ遊技機1に本発明を適用したが、羽根モノと呼ばれる第2種パチンコ機に分類されるパチンコ遊技機に本発明を適用してもよい。
本発明の実施例のパチンコ遊技機の概略正面図である。 遊技盤の正面図である。 センタ役物外周枠左部、上部の一部及び下部の正面図である。 センタ役物外周枠左部の拡大斜視図である。 光透過型装飾部材の斜視図である。 基板取付構造の側面図である。 基板取付構造を斜め後方から見た斜視図である。 プリント基板の表面の正面図である。 プリント基板の裏面の正面図である。 絶縁シートの正面図である。 基板押えの正面図である。 図2のXII−XII線断面図である。
符号の説明
P 遊技球
1 パチンコ遊技機
4 遊技盤
17 センタ役物
20 センタ役物外周枠
20L センタ役物外周枠左部
24 光透過型装飾部材
25 基板取付部
27 プリント基板
27b 裏面
28 絶縁シート
28a コネクタ貫通穴
29 基板押え
35 ボス部
37b 配線パターン
38 基板側コネクタ

Claims (1)

  1. 遊技盤に設けられ全体にメッキ加工が施されたセンタ役物外周枠に、複数の電子部品が実装されたプリント基板を取付けるパチンコ遊技機の基板取付構造において、
    前記センタ役物外周枠の前面部に形成された基板取付部と、
    前記プリント基板の裏面全体を覆う絶縁シートと
    前記プリント基板の前面に面接触した状態でプリント基板を基板取付部側へ押圧するとともに前記複数の電子部品を前面に露出させる形状に形成された基板押えとを備え、
    前記プリント基板を絶縁シートを介在させて前記基板押えで基板取付部に押えた状態で取付けたことを特徴とするパチンコ遊技機の基板取付構造。
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