JP5395596B2 - 密閉型二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は密閉型二次電池に関し、特にその材質に関する。
従来より、複数の単電池を含む電池モジュールが複数列置され、両端のエンドプレートで全体を一体に拘束した組電池が知られている。組電池は、電気自動車やハイブリッド自動車の電源として用いられる二次電池(ニッケル水素電池やリチウムイオン電池)である。組電池は、安全性の確保及び保守を容易化するために、電池内部で発生したガスを電池系外へ放出せず、補液を必要としない密閉型とされている。
図7に、特許文献1に開示された密閉型二次電池を構成する単電池4の斜視図を示す。セパレータを介して複数枚の正極板と負極板とを交互に配した電極板11及びアルカリ電解液を合成樹脂製の角型の電槽1に収容し、電槽1の上部開口部に合成樹脂製の蓋12が接着される。蓋12は、幅広の側壁13の外表面に電槽1のリブ5と同様にリブ14を有し、蓋12と電槽1とは加熱溶着により接着される。蓋12には、正極端子16、負極端子17及び安全弁18が固定される。安全弁18の固定は、電槽1と同様に蓋12と加熱溶着により接着される。負極端子17には、その下端の垂下部に負極板のリード片19を溶接により接続し、負極端子17の上部は蓋12に液密及び気密に固定される。そして、このような構成において、電槽1及び蓋12を含む容器の合成樹脂をポリフェニレンエーテル樹脂とポリオレフィン樹脂を主体とするポリマーアロイとすることが記載されている。
特開平9−120801号公報
ポリマーアロイは、汎用のポリオレフィン樹脂に比べて曲げ弾性率等の機械的強度に優れており、このためクリープ変形により破損することがなく電池特性を向上させることが可能であるが、その一方で汎用のポリオレフィン樹脂と比較して高価であるため量産時にコスト的に不利となる問題がある。また、成型に際しても、炭化物の発生による異物不良割合が高い等、成型部品コストも高い問題がある。
本発明は、充分な機械的強度を有してクリープ変形を防止しつつ、製造コストを抑制できる密閉型二次電池を提供する。
本発明は、幅の狭い短側面と幅の広い長側面とを有する上面開口の直方体状の複数の電槽を、その短側面を共用して相互に一体的に連結してなる一体電槽と、前記一体電槽を一体的に閉鎖する蓋体とを有する電池容器を用いた密閉型二次電池であって、前記一体電槽及び蓋体をポリフェニレンエーテル樹脂とポリオレフィン樹脂を主体とするポリマーアロイで形成し、前記一体電槽の前記長側面に加熱溶着で接着された横蓋は、造核剤を添加したポリプロピレン系樹脂で形成するものであり、前記横蓋のポリプロピレン系樹脂は、250℃、98N荷重条件下におけるメルトフローレートMFRは0.4〜1.3g/10minであり、前記一体電槽であるポリマーアロイと同程度のMFRを有することを特徴とする。
また、本発明は、幅の狭い短側面と幅の広い長側面とを有する上面開口の直方体状の複数の電槽を、その短側面を共用して相互に一体的に連結してなる一体電槽と、前記一体電槽を一体的に閉鎖する蓋体とを有し、前記一体電槽と前記蓋体とを加熱溶着してなる電池容器を用いた密閉型二次電池であって、前記一体電槽をポリフェニレンエーテル樹脂とポリオレフィン樹脂を主体とするポリマーアロイで形成し、前記蓋体を、造核剤を添加したポリプロピレン系樹脂で形成するものであり、前記蓋体のポリプロピレン系樹脂は、250℃、98N荷重条件下におけるメルトフローレートMFRは0.4〜1.3g/10minであり、前記一体電槽であるポリマーアロイと同程度のMFRを有することを特徴とする。
本発明の1つの実施形態では、前記ポリプロピレン系樹脂の重量平均分子量Mwが700000以上、重量平均分子量Mwと数平均分子量Mnとの比Mw/Mnが4.8以上である。また、前記蓋体には、内部で発生したガスを外部に排出する安全弁が設けられ、前記安全弁を前記蓋体と同一のポリプロピレン系樹脂で形成してもよい。
本発明によれば、一体電槽をポリマーアロイで形成する一方で、蓋体あるいは横蓋の少なくともいずれかをポリプロピレン系樹脂で形成することで製造コストを抑制することができる。蓋体あるいは横蓋のポリプロピレン系樹脂は、高分子量化されることでそのメルトフローレートMFRがポリマーアロイと同程度まで低下するので、加熱溶着が容易化される。本発明の密閉型二次電池は、一体電槽と蓋体、横蓋がいずれもポリマーアロイで形成される場合に用いられる加熱溶着工程と同一の工程で形成することが可能である。また、ポリマーアロイを用いた場合、炭化物の発生により黒点異物が生じ、これがクラックの原因となるが、蓋体または横蓋をポリプロピレン系樹脂で形成することで炭化物の発生を抑え、クラックの発生を抑制し、クラック発生不良を効果的に防止し得る。特に、通常、横蓋はクラックの発生による破損が多く生じる部分であるため、ポリプロピレン系樹脂を用いることによる効果は大きい。
実施形態の電池モジュールの斜視図である。 図1の一部破断説明図である。 図2のA−A断面図である。 組電池の分解斜視図である。 加熱溶着工程の説明図である。 実施形態の物性値を示す表図である。 従来の単電池の斜視図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態における合成樹脂製の電池容器を用いた電池容量(公称容量)6.5Ahのニッケル水素二次電池モジュール110の構成を示す。電池モジュール110は、幅の狭い短側面と幅の広い長側面とを有する上面開口の直方体状の複数(図では6個)の電槽111をその短側面を共用して相互に一体的に連結してなる一体電槽114にて構成され、かつ、各電槽111の上面開口は一体の蓋体113にて一体的に閉鎖されている。各電槽111内には多数の正極板と負極板をセパレータを介して積層してなる極板群が電解液と共に収納され、単電池が構成される。負極板は、水素吸蔵合金を負極板構成材として含む電極板であり、正極板は水酸化ニッケルを含む活物質を備える電極板である。また、セパレータは親水化処理された樹脂からなる不織布であり、電解液はKOHを含むアルカリ水溶液である。各々の電池モジュール110は、図1に示されるように、互いに対向する2つの長側面110a、110bと、互いに対向する2つの短側面110e、110fと、互いに対向する上面110c、底面110dを有する略直方体形状をなす。長側面110a、110bには上下方向に延びるリブ117aが突設されており、かつ、リブ間にはマトリックス状に比較的小さな円形状突起117bが突設されている。さらにリブの一部を横断するように横蓋122が設けられる。
電池モジュール110内の一列に列置された複数(図では6個)の単電池111は、一体電槽隔壁の上部で互いに直列接続される。さらに、横蓋122に位置する隔壁部において隔壁を介して各単電池が直列接続される。蓋体113には、各単電池から排出されたガスを外部に排出する安全弁120が設けられる。各単電池111を隔てる隔壁の蓋体側にはそれぞれ微小連通孔(例えば孔の最小断面積0.4mm2)が形成されており、いずれの単電池111からガスが発生した場合でも、連通孔及び安全弁120を通じて安全にガスを外部に排出できる。図2に、単電池111及び各単電池111を収容する収容部115を示す。各単電池111は、それぞれ収容部115a〜115f内に収容される。各収容部115a〜115fは、それぞれ隔壁111aで仕切られる。図3に、隔壁111aの縦断面積(図2におけるA−A断面)を示す。隔壁111aは、自身の壁厚方向(図中、奥行き方向)に貫通する連通孔112をその上部(蓋体側隔壁部)に備えている。これにより、隔壁111を介して隣り合う収容部の上方にあるガスを相互に流通可能としている。なお、連通孔の大きさは、各単電池から発生する水素ガスは容易に移動できるが酸素ガスは移動が制限されるように微小孔が好ましい。
電池モジュール110の短側面110e側にはモジュール外部に突出する外部負極端子116が設けられ、短側面110f側にはモジュール外部に突出する外部正極端子118が設けられる。長側面110a、110b、底面110d、短側面110e〜110fを含む一体電槽114と蓋体113、及び一体電槽114と横蓋122は、加熱溶着で接着される。
また、図4に組電池として組み付けた状態を示す。各電池モジュールは、図4に示されるように、2枚のエンドプレート(端板)180と4本の拘束ロッド185により全体的に拘束されて一体となる。一体電槽114の長側面110a、110bには上下方向に延びるリブ117a及びマトリクス状に配置された円形状突起117bを突設しているので、電池モジュール110の長側面を重ねるように並列配置することで隣接する電池モジュール110のリブ117a同士及び円形状突起117b同士が当接し、リブ117aや円形状突起117bのまわりに冷媒通路を形成することができる。また、組電池は、アッパーケース160とロアーケース170により保持される。アッパーケース160とロアーケース170とは、ボルト173とナット175で固定される。
図5に、蓋体113を一体電槽114に加熱溶着する工程の一例を示す。蓋体側隔壁部と一体電槽側隔壁部とを接合する様子である。図5(a)、(c)、(e)、(g)の順に加熱溶着の工程が進む。図5(b)、(d)、(f)、(h)はそれぞれ図5(a)、(c)、(e)、(g)の断面図である。まず、蓋体113及び一体電槽114を位置合わせして所望の位置に配置する。そして、蓋体113と一体電槽114との間に所定温度T℃(180℃〜300℃)の熱板200を配置し、所定時間t1秒(例えば30秒)だけ蓋体113と一体電槽114を加熱することで、蓋体113及び一体電槽114をそれぞれ所定量αmmだけ溶融する。次に、溶融した状態で蓋体113を一体電槽114に対して所定量βmmだけ押し込んで嵌合し、所定時間t2だけ嵌合状態を維持して溶着する。
このように加熱溶着で蓋体113と一体電槽114とを接着する際には、同一熱板200を用いて蓋体113と一体電槽114とを同一量αmmだけ溶融するので、蓋体113と一体電槽114とは熱的物性値がほぼ同一であることが要求される。蓋体113と一体電槽114をともに従来技術のようにポリフェニレンエーテル樹脂とポリオレフィン樹脂を主体とするポリマーアロイとすることで熱的物性値の同一性を確保することはできるものの、高コストとなってしまう。
そこで、本実施形態では、電池モジュール110のうち、耐圧性能が特に要求される部位、具体的には一体電槽114についてはポリフェニレンエーテル樹脂を20〜80重量%含有するポリオレフィン樹脂とのポリマーアロイ、例えばポリフェニレンエーテル(PPE)とポリプロピレン(PP)のポリマーアロイで形成するとともに、蓋体113や横蓋122、安全弁120については、ポリマーアロイではなく安価なポリプロピレン系樹脂を用いて形成する。蓋体113や横蓋122等をポリプロピレン系樹脂で形成することで、電池モジュール110全体のコストを下げることができる。一方、ポリプロピレン系樹脂とポリマーアロイでは一般に熱的物性値が異なるから、そのままでは蓋体113や横蓋122と一体電槽114とを加熱溶着することは困難であり、蓋体113や横蓋122と一体電槽114が同一合成樹脂で形成される場合の工程をそのまま用いて加熱溶着することも困難である。特に、図3や図5から分かるように、蓋体113には連通孔112が形成されており、蓋体113溶融時に蓋体113の下端が溶融して溶融部が蓋体113の内側に流動し、この溶融部が連通孔112を塞がないように蓋体113の流動性を抑制する必要がある。
このため、本実施形態では、蓋体113や横蓋122、安全弁120を形成するポリプロピレン系樹脂を高分子量化するとともに造核剤を添加することで、熱的物性値を一体電槽114の形成材料であるポリマーアロイにできるだけ近づけるようにしている。すなわち、ポリプロピレン系樹脂に造核剤を添加することで核促進を促し、曲げ強度や引張強度を増大させる。また、ポリプロピレン系樹脂を高分子量化することで流動性を低下(粘性を増加)させる。高分子材料に造核剤を添加した場合の作用効果は必ずしも確立されているわけではないが、一般に、造核剤を添加することで核生成が促進され、核の数が増加し、球晶が微細化されて球晶間をつなぐ分子鎖が増加するので機械的強度が増大すると考えられる。高分子量化に関しては、汎用ポリプロピレン樹脂(PP)の重量平均分子量Mwは340000、重量平均分子量Mwと数平均分子量Mnとの比Mw/Mnは3.3であるのに対し、本実施形態のポリプロピレン系樹脂の重量平均分子量Mwは748400、重量平均分子量Mwと数平均分子量Mnとの比Mw/Mnは5.0である。重量平均分子量Mw及び数平均分子量Mnは、いずれもゲルパーミエーションクロマトグラフ法により測定したものである。
図6に、汎用ポリプロピレン樹脂(汎用PP)、ポリマーアロイ(PP+PPE)、本実施形態のポリプロピレン系樹脂(実施形態)のテストピースにおける熱的物性値を比較して示す。荷重たわみ温度(0.45MPa)は汎用PPが115℃、ポリマーアロイが134℃であるのに対し、実施形態は130℃であり、ポリマーアロイに近い値が得られる。結晶化温度は汎用PPが120℃、ポリマーアロイが128℃であるのに対し、実施形態は124℃であり、ポリマーアロイに近い値が得られる。融解温度は汎用PPが160℃、ポリマーアロイが167℃であるのに対し、実施形態は165℃であり、ポリマーアロイに近い値が得られる。MFR(メルトフローレート)は流動性の物性値であり、250℃98Nで測定した値であるが、汎用PPが30〜40g/10min、ポリマーアロイが0.45g/10minであるのに対し、実施形態は0.6g/10minであり、ポリマーアロイに近い値が得られる。また、図6には、テストピースと同じ材料を用いて成形した蓋体113と、ポリマーアロイ(PP+PPE)を用いて成形した一体電槽とを加熱溶着した時、隔壁に設けられた連通孔112の寸法(孔の最小断面積0.4mm2)、形状が加熱溶着時に保持されるか否かの結果も併せて示す。汎用PPではMFR(メルトフローレート)が相対的に大きく連通孔112の寸法形状を保持できないが、実施形態ではポリマーアロイとほぼ同程度のMFRが得られているため連通孔112の寸法、形状を保持できる。
このように、ポリプロピレン系樹脂に造核剤を添加して機械的強度を増大するとともに、ポリプロピレン系樹脂を高分子量化してMFR(メルトフローレート)を低下させてポリマーアロイの熱的物性値にほぼ一致させることで、蓋体113にポリプロピレン系樹脂、一体電槽114にポリマーアロイを用いても、隔壁の蓋体側に設けた微小連通孔を所定寸法に保持した状態で蓋体113と一体電槽114とを確実に加熱溶着することができる。また、蓋体113や横蓋122にポリマーアロイの熱的物性値にほぼ一致させたポリプロピレン系樹脂を用いることで、蓋体113、横蓋122、一体電槽114を含む全ての部材をポリマーアロイで形成する場合に用いられる加熱溶着工程をそのまま用いることが可能となり、製造コストを抑制することができる。加えて、ポリマーアロイでは、形成に際して炭化物の発生による異物不良割合が比較的高い。具体的には、炭化物の発生により黒点異物が生じ、これがクラックの原因となる。蓋体113及び横蓋122をポリプロピレン系樹脂で形成することで炭化物の発生を抑えられ、それにより蓋体113及び横蓋122へのクラック発生を抑制し、クラック発生不良を効果的に防止し得る。特に、横蓋122にポリプロピレン系樹脂を用いてクラックの発生を抑えることは、他の部分にポリプロピレン系樹脂を用いるよりも効果的である。その理由は、電池内部のガスの発生により電池モジュール110が膨張した場合、面積の大きい長側面に多くの圧力がかかり、さらに、加熱溶着により横蓋122の強度が低下しているため、横蓋122のクラックの発生による破損が他の部分よりも多く生じるからである。加えて、図4に示すように、組電池として組み付けた状態では各電池モジュール110の長側面同士が隣接しているため、横蓋122に対して物理的な補強を行うことが困難であることも、横蓋122にポリプロピレン系樹脂を用いることが効果的な理由の一つである。
本実施形態では、ポリプロピレン系樹脂を高分子量化することでMFRを低下させているが、本願出願人は、種々のポリプロピレン系樹脂のテストピースサンプルについてMw、Mw/Mn、曲げ弾性率(23℃)、曲げ強度(23℃)、引張破断伸び、MFRを測定したところ、以下の結果を得ている。
比較例1:汎用プロピレン単独重合体
Mw=340000,Mw/Mn=3.3,曲げ弾性率=1800MPa,曲げ強度=52MPa,引張破断伸び=20,MFR=30g/10min
比較例2:プロピレン単独重合体
Mw=610000,Mw/Mn=4.0,曲げ弾性率=2030MPa,曲げ強度=59MPa,引張破断伸び=11,MFR=2.0g/10min
サンプル1:プロピレン単独重合体
Mw=700000,Mw/Mn=4.8,曲げ弾性率=2020MPa,曲げ強度=58MPa,引張破断伸び=90,MFR=1.0g/10min
サンプル2:プロピレン−エチレンブロック共重合体
Mw=748400,Mw/Mn=5.0、曲げ弾性率=1800MPa,曲げ強度=53MPa,引張破断伸び=80,MFR=0.6g/10min
なお、比較例1は汎用ポリプロピレンであり、比較例2及びサンプル1は、ポリプロピレンでありプロピレン単独重合体を用いたものである。サンプル2は、プロピレン−エチレンブロック共重合体であり、プロピレン単独重合体とプロピレン−エチレンランダム共重合体とからなるプロピレン−エチレン共重合体を用いたものである。サンプル2のプロピレン−エチレンブロック共重合体に対するプロピレン−エチレンランダム共重合体部分の重量割合は20重量%、エチレン−プロピレンランダム共重合体におけるエチレン含有は1重量%である。なお、比較例1が図6の汎用PPに、サンプル2が図6の実施形態に対応する。連通孔保持性を見ると、比較例2は比較例1と同様に連通孔112の寸法、形状を維持できない。サンプル1のMFRは、サンプル2に比べやや大きい値であるが、連通孔保持性は良好であり、隔壁の蓋体側に設けた微小連通孔112を所定寸法に保持した状態で蓋体113と一体電槽114とを加熱溶着することができる。
また、荷重たわみ温度は、ASTM D648に準拠し、0.45MPaの荷重下でのたわみ温度を測定したものである。引張破断伸びは、ASTM D638に準拠し、破断に至るまでの伸びの割合(%)を測定したものである。結晶化温度及び融解温度は、JIS K7121に準拠し、DSC(示差走査熱量計)にて測定したものである。MFRは、ASTM D1238に準拠し、250℃、98N荷重で測定したものである。比較例2及びサンプル1,2にはいずれも造核剤としてリン酸2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)ナトリウムを添加している。以上より、ポリマーアロイに近いMFR、具体的には230℃98N荷重条件化でMFR=0.4〜1.3g/10min(より好ましくは0.45〜1.0g/10min)、すなわち加熱溶着工程において連通孔112の寸法、形状を保持するために必要なMFRを得るには、一般に、重量平均分子量Mwが700000以上、Mw/Mnが4.8以上であることが望ましい。なお、重量平均分子量Mwが過大である場合には、MFRが低くなり過ぎて射出成形性が低下するおそれがあるので、重量平均分子量Mwの上限については成形性の観点及びポリマーアロイのMFRとの同一性維持の観点から決定するのが望ましく、例えば1000000とすることができる。
本実施形態におけるポリプロピレン系樹脂としては、ポリプロピレン単独重合体、プロピレンーエチレンランダム共重合体、プロピレン単独重合体とプロピレン−エチレンランダム共重合体とからなるブロック共重合体等を用いることができ、公知の重合触媒を用いて製造することができる。重合触媒としては、例えばチーグラー触媒やメタセロン触媒があり、重合方法としてはスラリー重合や気相重合がある。重合時間を調整することで高分子量化できる。また、本実施形態における造核剤としては、例えば、ナトリウム 2,2'−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)ホスフェート、[リン酸−2,2'−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)]ジヒドロオキシアルミニウム、ビス[リン酸−2,2'−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)]ヒドロオキシアルミニウム、トリス[リン酸 −2,2'−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)]アルミニウム、ナトリウム ビス(4−t−ブチルフェニル)ホスフェート、安息香酸ナトリウムやp−t−ブチル安息香酸アルミニウム等の安息香酸金属塩、1,3:2,4− ビス(o−ベンジリデン)ソルビトール、1,3:2,4−ビス(o−メチルベンジリデン)ソルビトール、1,3:2,4−ビス(o−エチルベンジリデン) ソルビトール、1,3−o−3,4−ジメチルベンジリデン−2,4−o−ベンジリデンソルビトール、1,3−o−ベンジリデン−2,4−o−3,4−ジメ チルベンジリデンソルビトール、1,3:2,4−ビス(o−3,4−ジメチルベンジリデン)ソルビトール、1,3−o−p−クロロベンジリデン −2,4−o−3,4−ジメチルベンジリデンソルビトール、1,3−o−3,4−ジメチルベンジリデン−2,4−o−p−クロロベンジリデンソルビトール、1,3:2,4−ビス(o−p−クロロベンジリデン)ソルビトールおよびそれらの混合物、ロジン系のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩、具体的にはロジンのリチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、アルミニウム塩などの化合物を用いることができる。さらに、ポリオレフィン樹脂に造核剤を添加する方法としては、ポリオレフィン樹脂に造核剤を混合して混練すればよい。混練に用いる装置としては、一軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサー、熱ロール等が挙げられる。混練の温度は、通常、170〜300℃であり、時間は、通常、1〜20分である。また、本実施形態における蓋体113や一体電槽114は、ともに射出成形で形成することができる。
本実施形態では、蓋体113、安全弁120、横蓋122をポリプロピレン系樹脂、一体電槽114をポリマーアロイで形成しているが、蓋体113のみ、横蓋122のみ、蓋体113と安全弁120のみ、蓋体113と横蓋122のみをポリプロピレン系樹脂で形成してもよい。既述したように、ポリマーアロイでは、成型に際して炭化物の発生による異物不良割合が比較的高い。具体的には、炭化物の発生により黒点異物が生じ、これがクラックの原因となる。蓋体113又は横蓋122をポリプロピレン系樹脂で形成することでクラックの発生を抑制し、製造コストの抑制に加え、蓋体113又は横蓋122部分におけるクラック発生不良を効果的に防止し得る。特に、通常、横蓋122はクラックの発生による破損が多く生じる部分である。加えて、図4で示すように、組電池として組み付けた状態では、各電池モジュールが密接しているため物理的な補強を行うことが困難である。横蓋122はこのような特性を有するため、横蓋122にポリプロピレン系樹脂を用いてクラック発生を抑制することは、他の部分にポリプロピレン系樹脂を用いるよりも効果的である。
110 電池モジュール、112 連通孔、113 蓋体、114 一体電槽、120 安全弁、122 横蓋。

Claims (4)

  1. 幅の狭い短側面と幅の広い長側面とを有する上面開口の直方体状の複数の電槽を、その短側面を共用して相互に一体的に連結してなる一体電槽と、前記一体電槽を一体的に閉鎖する蓋体とを有する電池容器を用いた密閉型二次電池であって、
    前記一体電槽及び蓋体をポリフェニレンエーテル樹脂とポリオレフィン樹脂を主体とするポリマーアロイで形成し、
    前記一体電槽の前記長側面に加熱溶着で接着された横蓋は、造核剤を添加したポリプロピレン系樹脂で形成する
    ものであり、
    前記横蓋のポリプロピレン系樹脂は、
    250℃、98N荷重条件下におけるメルトフローレートMFRは0.4〜1.3g/10minであり、前記一体電槽であるポリマーアロイと同程度のMFRを有する
    ことを特徴とする密閉型二次電池。
  2. 幅の狭い短側面と幅の広い長側面とを有する上面開口の直方体状の複数の電槽を、その短側面を共用して相互に一体的に連結してなる一体電槽と、前記一体電槽を一体的に閉鎖する蓋体とを有し、前記一体電槽と前記蓋体とを加熱溶着してなる電池容器を用いた密閉型二次電池であって、
    前記一体電槽をポリフェニレンエーテル樹脂とポリオレフィン樹脂を主体とするポリマーアロイで形成し、
    前記蓋体を、造核剤を添加したポリプロピレン系樹脂で形成するものであり、
    前記蓋体のポリプロピレン系樹脂は、
    250℃、98N荷重条件下におけるメルトフローレートMFRは0.4〜1.3g/10minであり、前記一体電槽であるポリマーアロイと同程度のMFRを有する
    ことを特徴とする密閉型二次電池。
  3. 請求項1,2のいずれかに記載の密閉型二次電池において、
    前記ポリプロピレン系樹脂は、
    重量平均分子量Mwが700000以上、重量平均分子量と数平均分子量Mnとの比Mw/Mnが4.8以上である
    ことを特徴とする密閉型二次電池。
  4. 請求項2記載の密閉型二次電池において、
    前記蓋体には、内部で発生したガスを外部に排出する安全弁が設けられ、
    前記安全弁を前記蓋体と同一のポリプロピレン系樹脂で形成する
    ことを特徴とする密閉型二次電池。

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