JP5394323B2 - 還元作用水製造用セラミックの調整方法、還元作用水の製造方法および還元作用水 - Google Patents

還元作用水製造用セラミックの調整方法、還元作用水の製造方法および還元作用水 Download PDF

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Description

本発明は、酸化還元電位が低く水素イオン指数の高い還元作用水、還元作用水の製造方法、および還元作用水製造用のセラミックの調整方法に関する。
還元作用水はアルカリイオン水とも呼ばれ、その製造方法として、例えば天然石または焼結セラミックを水に接触させる方法、電解質成分を微量に投入し電気分解して陰極側に位置する水を分別して採取する方法などが開示されている(特許文献1,2)。
特許文献1に開示された製造方法による還元作用水(ミネラル還元水)は、カートリッジと呼ばれる容器に活性を有する天然石または焼結セラミック等を収納し、この容器に水道水を通過させることにより製造される。
また、特許文献2に開示された製造方法による還元作用水は、セラミック混入樹脂バインド層である円筒状隔膜の内部に処理水を流入させ、この処理水を電気分解してアルカリイオン化させて流出させることにより得られる。
特開2002−126762号公報 特開2005−177597号公報
特許文献1には、開示された方法により得られたミネラル還元水の例えばpH値が8.01であり、酸化還元電位が−100mV程度であること、および24時間経過後にも水質の変化が見られなかったことが記載されている。しかし、特許文献1には、24時間以後のこれらの値の変化について具体的には記載されていない。また、特許文献1には、使用される天然石の種類、焼結セラミックの成分と焼結方法、関連装置などに関する技術開示はいくつか見られるものの、高い還元作用性能を長期にわたって持続させることのできる還元作用水を得る報告はない。
また、特許文献1に開示された電気分解方式は、アルカリイオン水として高い還元作用性能を付与するために多量の電気エネルギーを使用する必要があること、および設備に多額の投資が必要であること、さらに短時間で還元作用が低下するという問題があった。
本発明は、高い還元作用を長期にわたって持続する還元作用水を僅かな電気エネルギーの使用により製造することができる還元作用水の製造方法、製造される還元作用水、およびこの還元作用水の製造に用いられる還元作用水製造用のセラミックの調整方法を提供することを目的とする。
本発明に係る還元作用水製造用セラミックの調整方法は、水とホワイトセメントとを混合し固化させて固化した前記ホワイトセメントに水を接触させ所定時間放置後に1次還元水となった前記水を回収し、前記1次還元水とホワイトセメントとを混合し固化させて固化した前記ホワイトセメントに水を接触させ所定時間放置後に2次還元水となった前記水を回収し、以後、n−1(n=3,4…)次還元水とホワイトセメントとを混合し固化させて固化した前記ホワイトセメントに水を接触させ所定時間放置後にn次還元水となった前記水を回収し、前記n次還元水の水素イオン指数が11.5以上、かつ酸化還元電位が−240mV以下となるまでnを1つずつ増加させて前記n次還元水の生成を行い、ホワイトセメントと得られた前記n次還元水とを混合し、混合物を小分けして固化させる。
好ましくは、前記水と前記ホワイトセメントとの混合が、水35〜45重量部とホワイトセメント100重量部とで行われ、前記n−1(n=2,3…)次還元水と前記ホワイトセメントとの混合が、水35〜45重量部とホワイトセメント100重量部とで行われ、前記ホワイトセメントと得られた前記n次還元水との混合が、ホワイトセメント100重量部と得られた前記n次還元水35〜45重量部とで行われる。
本発明に係る還元作用水の製造方法は、水とホワイトセメントとを混合し固化させて固化した前記ホワイトセメントに水を接触させ所定時間放置後に1次還元水となった前記水を回収し、前記1次還元水とホワイトセメントとを混合し固化させて固化した前記ホワイトセメントに水を接触させ所定時間放置後に2次還元水となった前記水を回収し、以後、n−1(n=3,4…)次還元水とホワイトセメントとを混合し固化させて固化した前記ホワイトセメントに水を接触させ所定時間放置後にn次還元水となった前記水を回収し、前記n次還元水の水素イオン指数が11.5以上、かつ酸化還元電位が−240mV以下となるまでnを1つずつ増加させて前記n次還元水の生成を行い、ホワイトセメントと得られた前記n次還元水とを混合し、混合物を小分けし固化させて還元作用水製造用セラミックとし、前記還元作用水製造用セラミックに水を接触させて得る。
好ましくは、前記水と前記ホワイトセメントとの混合が、水35〜45重量部とホワイトセメント100重量部とで行われ、前記n−1(n=2,3…)次還元水と前記ホワイトセメントとの混合が、水35〜45重量部とホワイトセメント100重量部とで行われ、前記ホワイトセメントと得られた前記n次還元水との混合が、ホワイトセメント100重量部と得られた前記n次還元水35〜45重量部とで行われる。
好ましくは、ホワイトセメント100重量部と得られた前記n次還元水35〜45重量部とを混合した混合物の小分けが、1.0〜2.7cm3の大きさとなるように行われる。
本発明に係る還元作用水は、水35〜45重量部とホワイトセメント100重量部とを混合し固化させて固化した前記ホワイトセメントに水を接触させ所定時間放置後に1次還元水となった前記水を回収し、前記1次還元水35〜45重量部とホワイトセメント100重量部とを混合し固化させて固化した前記ホワイトセメントに水を接触させ所定時間放置後に2次還元水となった前記水を回収し、以後、n−1(n=3,4…)次還元水35〜45重量部とホワイトセメント100重量部とを混合し固化させて固化した前記ホワイトセメントに水を接触させ所定時間放置後にn次還元水となった前記水を回収し、前記n次還元水の水素イオン指数が11.5以上、かつ酸化還元電位が−240mV以下となるまでnを1つずつ増加させて前記n次還元水の生成を行い、ホワイトセメント100重量部と得られた前記n次還元水35〜45重量部とを混合し、混合物を1.0〜2.7cm3の大きさに小分けして固化させて還元作用水製造用セラミックとし、前記還元作用水製造用セラミックに水を接触させて得たものであり、酸化還元電位が−200mV以下、水素イオン指数が10.5以上である。
本発明によると、高い還元作用を長期にわたって持続する還元作用水を僅かな電気エネルギーの使用により製造することができる還元作用水の製造方法、製造される還元作用水、およびこの還元作用水の製造に用いられる還元作用水製造用のセラミックの調整方法を提供することができる。
図1は1次調整工程のフローダイヤグラムである。 図2は2次調整工程のフローダイヤグラムである。 図3はn次調整工程のフローダイヤグラムである。 図4は調整用n次還元水のpHの経時変化を示す図である。 図5は調整用n次還元水の酸化還元電位経時変化を示す図である。 図6は1次セラミック固化体により製造した調整用還元水の酸化還元電位および水素イオン指数を示す図である。 図7は4次セラミック固化体により製造した調整用還元水の酸化還元電位および水素イオン指数を示す図である。 図8は5次セラミック固化体により製造した調整用還元水の酸化還元電位および水素イオン指数を示す図である。 図9はセラミック成型工程のフローチャートである。 図10は三角錐セラミックおよび直方体セラミックの外観を示す図である。 図11は三角錐状の成型物における予備乾燥の有無の影響を調べた図である。 図12は縦型の還元作用水製造装置の概略図である。 図13は横型の還元作用水製造装置の概略図である。 図14は還元作用水の噴霧によるホルムアルデヒド濃度低減を示す図である。 図15は還元作用水の噴霧によるトルエン濃度低減を示す図である。 図16は還元作用水の噴霧によるキシレン濃度低減を示す図である。
還元作用水製造用セラミックの調整は、調整用還元水製造工程およびセラミック成型工程によって行われる。
図1は1次調整工程のフローダイヤグラム、図2は2次調整工程のフローダイヤグラム、図3はn次調整工程のフローダイヤグラムである。
調整用還元水製造工程は、繰り返し行われる複数の還元水調整工程からなる。
最初の還元水調整工程(以下「1次調整工程」という)は、図1に示されるように、先ずホワイトセメント100重量部と水道水34〜46重量部とを混合して固化させ1次セラミック固化体を得る(S11、S12)。図1には、ホワイトセメント100重量部と水道水40重量部との好適な混合例が示される。
混合に使用されるホワイトセメントは、山陽白色セメント株式会社が製造し、太平洋セメント株式会社が販売するホワイトセメント(白色セメント)である。ホワイトセメントは、山陽白色セメント株式会社(URL:http://www.sanyowhitecement.com/html/whitejyouhou.html)によれば、普通ポルトランドセメントのJIS規格(JIS R5210)に準拠しており、石灰石および粘土(ろう石、白土)から製造される。石灰石は、炭酸カルシウム(CaCO3)を主成分として、二酸化ケイ素(SiO2)、酸化アルミニウム(Al23)、三酸化二鉄(Fe23)、酸化マグネシウム(MgO)を微量含む。粘土は、主成分が二酸化ケイ素(SiO2)、準成分が酸化アルミニウム(Al23)および三酸化二鉄(Fe23)、微量成分が酸化ナトリウム(Na2O)、酸化カリウム(K2O)および二酸化チタン(TiO2)である。その他、酸化マグネシウムおよび三酸化硫黄(SO3)および塩化物イオン等を微量含む。
使用した水道水は、大阪市水道局により大阪市城東区に供給されたものである。水道水ではなく、蒸留水、脱イオン水または井戸水等を使用することができる。
1次調整工程は、より具体的には、ホワイトセメント50gと水道水20gとを開口径70mm、底径50mmおよび高さ80mmの円錐台形容器(以下「調整容器」という)内で混合し(S11)、1週間自然固化させる(S12)。
調整容器内のホワイトセメントが自然固化した1次セラミック固化体の上に、水道水を100重量部つまり50g加え、そのまま放置する(S13)。24時間経過後、調整容器内の水を回収する(S14)。回収した水が調整用1次還元水である。また、上記一連の処理が1次調整工程である。
1次調整工程に続いて行われる調整用還元水製造工程(以下「2次調整工程」という)は、図2を参照して、ホワイトセメント100重量部と調整用1次還元水40重量部とを混合して固化させ2次セラミック固化体を得る(S21、S22)。使用されるホワイトセメントは、1次調整工程に使用されるものと同じである。この処理は、1次調整工程と同様に調整容器内で行われる。
1週間ホワイトセメントを固化させた後、調整容器内の固化したホワイトセメントの上に水道水を100重量部加え24時間放置する(S23)。24時間放置された調整容器内の水が調整用2次還元水であり、これを別容器に移しかえる(S24)。上記一連の処理が2次調整工程である。1次調整工程ではホワイトセメントを固化させるために水道水が混合されるのに対して、2次調整工程ではホワイトセメントを固化させるために調整用1次還元水が使用される。
この後連続して行われる還元水調整工程(「3次調整工程」、「4次調整工程」等の「n次調整工程(n=3,…)」)は、それぞれその一つ前の還元水調整工程で得た調整用n−1次還元水を使用してホワイトセメントが固化される。図3に示されるように、n次調整工程は、ホワイトセメント固化用の水が異なる点を除き、1次調整工程および2次調整工程とその処理内容(S31〜S34)が同じである。
図4は調整用n次還元水の水素イオン指数(pH)の経時変化を示す図、図5は調整用n次還元水の酸化還元電位経時変化を示す図である。これらの図は、n=1〜6までの各調整用n次還元水を室内(温度が20〜28度に調整された部屋内)に放置したときの経時(日)変化である。図4から、24時間放置後(S13,S23,S33)におけるnが4以上の調整用n次還元水は、その後の経時のpHの低下が緩やかであることがわかる。また、図5から、nが4以上の調整用n次還元水は、生成後、経時の酸化還元電位の上昇(絶対値の低下)も緩やかであるといえる。
還元水調整工程は、得られた調整用n次還元水の水素イオン指数および酸化還元電位の値により終了を判断する。還元水調整工程の終了は、得られた調整用n次還元水の水素イオン指数が11.5以上、かつ酸化還元電位が−240mV以下となったときである。このときのnは、例示した還元水調整工程では4以上である。
図6、図7および図8はそれぞれ1次セラミック固化体、4次セラミック固化体および5次セラミック固化体を使用して調整用還元水を繰り返し製造したときの調整用還元水の酸化還元電位および水素イオン指数を示す図である。
これらの図は、それぞれのn次セラミック固化体に水道水を100重量部加えて24時間放置後分離した調整用還元水を「還元水生成回数1」とし、さらにn次セラミック固化体に水道水を100重量部加えて24時間放置後分離した調整用還元水を「還元水生成回数2」とし、この処理を6回繰り返して各調整用還元水の性質を測定した結果である。いずれのn次セラミック固化体も、繰り返し回数が少ないときには、酸化還元電位および水素イオン指数の変化が少なく、特に4次セラミック固化体および5次セラミック固化体では、最初の3回の繰り返しでは酸化還元電位および水素イオン指数が殆ど変化しない。
上記結果から、還元作用水製造用セラミック(以下「セラミック」と略すことがある)の調整には、少なくとも繰り返し回数が3回以下であってnが4以上の調整用n次還元水、好ましくは繰り返しのない自然固化後に24時間放置されたnが4以上の調整用n次還元水を使用する。
次に、還元作用水製造用セラミックを得るためのセラミック成型工程について説明する。
図9はセラミック成型工程のフローチャートである。
初めに、ホワイトセメント100重量部および調整用還元水40重量部を計量し、混練容器に投入する。ホワイトセメントは、調整用還元水製造工程で使用したホワイトセメントであり、調整用還元水は、nが4以上の調整用n次還元水における繰り返し回数が3回以下のものである。調整用還元水の使用量は、35〜45重量部が好ましい。
ホワイトセメントおよび調整用還元水が容器に投入された後、速やかに混練を行う(S41)。混練が行われる環境は、作業効率の観点から温度(室温)20〜28℃、湿度40〜70%とすることが望ましい。作業環境の制御が困難な場合、調整用還元水を、
t(分)={0.475×(25−液温)+0.5}×C ・・・(1)
で求められるt分程度加熱することも可能である。(1)式における係数Cは、湿度が高い場合は1.1を、低い場合は0.9を用いるとよい。
調整用還元水がホワイトセメントに浸透しホワイトセメントの表面に染み出す水分が無くなってからさらに10〜20分混練を継続する。
混練された混和物は、成型物の形状に応じた大きさに小分けされる(S42)。成型物の形状とは、角がとれた三角錐(以下「三角錐」と略す)、および直方体に分断するための円盤形等である。三角錐に応じた大きさとは、例えば底面の1辺の長さが略3cm、高さが略3cm、全体の体積が略4cm3であり、円盤形に応じた大きさとは、例えば直径が略10cm、厚さが略7mm、全体の体積が略55cm3である。他に、底面の直径が3cm、高さが3cm、全体の体積が略4cm3の円錐とすることができる。
三角錐または円盤形の形状は、人手により整える(S43)。人手による成型では形状が不揃いになり、例えば成型物を容器に充填したとき適度な空隙が形成されるからである。
三角錐状の成型は、表面が若干乾燥した状態になった時、再度人手による成型作業を行う。角がとれた三角形状の成型体の製造においては、固化後における成型物の外部から内部に至る空隙構造を均一化するために、上記の手による成型作業を3回程度繰り返すのが望ましい。この後、固化のために放置される(S45)。
直方体の成型物は、円盤形に形成された成型物の固化が進んだ段階でしかし完全に固化する前に、各辺の長さがおおよそ7mmの直方体になるように薄い金属板によって切り分ける(S44)。切り分けた後、直方体の成型物は、固化のために放置される(S45)。
図10は三角錐形の成形物(以下「三角錐セラミック」という)および直方体形の成形物(以下「直方体セラミック」という)の外観を示す図である。
図10における「山状セラミック成型体」は三角錐セラミックのことであり、「角状セラミック成型体」は直方体セラミックのことである。
図10からわかるように、三角錐セラミックは厳密な三角錐ではなく、三角錐を目標に人の手により成型され、その形状を例えた場合に三角錐が最も近いという程度の三角錐である。三角錐セラミックは、高さが略2.5〜3.0cm、底面の1辺の長さが略2.0〜2.5cmであり、見かけの体積は、略1.4〜2.7cm3である。
直方体セラミックは、1辺の長さが7〜15mmの直方体または立方体であり、見かけの体積は、略1.0〜2.2cm3である。ただし、人手による成型作業のため、厳密な直方体または立方体ではない。
三角錐セラミックおよび直方体セラミックは、いずれも見かけ密度が2.10〜2.3g/cm3である。三角錐セラミックの好ましい見かけ密度は2.10〜2.15g/cm3であり、直方体セラミックの好ましい見かけ密度は2.20〜2.3g/cm3である。
見かけ密度は、次のようにして求めた。
すなわち、成型されたセラミックを満水の容器に入れ、溢れ出た水の容積をその重さから求め見かけ体積とする。この見かけ体積で水に投入前のセラミックの重量を除して見かけ密度とした。
また、三角錐セラミックは、見かけの空隙量が2.2〜2.35cm3である。直方体セラミックは、見かけの空隙量が0.65〜0.75cm3である。見かけの空隙量は、
見かけの空隙量(cm3)=重量(g)/3.15−見かけの体積(cm3)・・(2)
で求められる。ここで、3.15はポルトランドセメントの真密度(g/cm3)である。
セラミック成型工程において、使用されるホワイトセメントを予備乾燥すると、良質の還元作用水製造用セラミックを得ることができる。予備乾燥は、粉体であるホワイトセメントを粉体用の撹拌機に入れ、温度50℃、相対湿度5%に維持しながら1週間行う。
図11は三角錐セラミックにおける予備乾燥の有無の影響を調べた図である。図11における水浸透量は、次のようにして求めた。
メスシリンダーに水を入れ、その中に見かけの体積が既知の三角錐セラミックを入れ、一定時間放置して三角錐セラミックの空隙に水を浸透させる。雌シリンダに入れた水および三角錐セラミックの見かけの体積の和からメスシリンダの水表面の値を差し引き、水の浸透容積(cc)を求める。
この計測は、1つのメスシリンダに複数の三角錐セラミックを投入して行い、その見かけの体積の和で水の浸透容積を除して水浸透量(cc/cm3)とした。
水浸透量が大きいということは、還元作用水製造用セラミックにおいて表面から内部に通じる空隙がより多く存在することを予測させる。そして、空隙が多く存在すれば、液体との接触面積が大きくなり、後に説明する還元作用水の製造を効率的に行うことができる。
図11から、セラミックを得るセラミック成型工程の前に原料のホワイトセメントの予備乾燥を行うことは、還元作用水製造用セラミックにおける水浸透量の増加、つまり空隙の増大に効果的であることがわかる。
次に還元作用水製造用セラミックを使用した還元作用水の製造方法について説明する。
図12は縦型の還元作用水製造装置1の概略図、図13は横型の還元作用水製造装置1Bの概略図である。
還元作用水の製造を行うための縦型の還元作用水製造装置1は、原水槽11、処理塔12および熟成槽14からなる。
原水槽11は、原料となる水道水を一時的に貯留する槽である。原水槽11は、塩化ビニル樹脂で形成される。
処理塔12は、円筒の本体21と、その両端を閉じる円形板状のカバー22,23とで形成されている。処理塔12の内部には、一方の端側にパンチングプレートで形成された棚板24が、本体21の中心軸に直交させて収容されている。処理塔12は、本体21の中心軸が垂直になるように配置されている。処理塔12の内部には、棚板24の上に、還元作用水製造用セラミック7kgが入れられた網の袋が多数充填されている。図12においてこの網の袋の集まり(充填層)を符合25で示す。
ところで、網の袋の中の還元作用水製造用セラミックは、三角錐セラミックおよび直方体セラミックが重量比で4:3、つまり三角錐セラミックが4kg、直方体セラミックが3kg入れられている。網の袋はポリエステルで作られ、網の目の大きさは、三角錐セラミックおよび直方体セラミックが抜け出ないものであれば任意の大きさを選択することができる。また、袋に入れる還元作用水製造用セラミックの量は、袋の大きさに対応させ、扱い易い範囲で任意に選択できる。三角錐セラミックおよび直方体セラミックの重量比は、処理塔12における圧力損失を小さくするために4:3が適切である。しかし、圧力損失は、充填量を減少させかつ水道水の通過流量を減少させることにより低減できるので、三角錐セラミックおよび直方体セラミックの重量比は、これ以外の比率を採用してもよい。
処理塔12は、下端が原水槽11に連結され、原水槽11との間には、制御部41によりその流量が制御される容積形のポンプ13が設けられている。処理塔12は、塩化ビニル樹脂で製作されている。
処理塔12の上端と熟成槽とは、配管で連結されている。
熟成槽14は、塩化ビニル樹脂でライニングされた角型の金属製の槽である。熟成槽14には、プロペラ型の撹拌翼を有する撹拌機31が備えられている。また、熟成槽14の内部には、ブライン(冷媒)が循環されるコイル32が設けられている。熟成槽14の底には、処理塔12に充填されたと同じ三角錐セラミックおよび直方体セラミックが重量比4:3で計7kg入れられた網の袋が多数置かれている(図12においてセラミックの層を符合33で示す)。熟成槽14の中に入れられたセラミックの量(重さ)は、熟成を予定する熟成槽14内の還元作用水の重さの17.5〜20.0重量%である。
還元作用水は次のようにして製造される。
原水槽11に水道水が供給される。原水槽11への水道水の供給は、溶存塩素を取り除くために、還元作用水の製造の1日前に行うのが好ましい。
ポンプ13が起動され、原水槽11から水道水が所定の流量を維持して処理塔12に送られる。
ここで、所定の流量とは、処理塔12におけるセラミックの充填槽の単位重量(網の袋の重さを除く)当たり0.10〜0.25L/分である。
ポンプ13による水道水供給圧力は、0.01〜0.10Mpaである。
水道水は、処理塔12の下端からその内部の進入し、セラミックに接触しながら充填層25を上昇する。この間、セラミックに含まれる成分が水道水に溶出する。充填層25を上昇した水道水は、上端から熟成槽14に送られる。
熟成槽14内に水道水が所定量送られると、ポンプ13が停止されて熟成槽14への処理済み水道水の供給が停止される。
続いて、熟成槽14の撹拌機31が起動される。撹拌機31の撹拌翼は、空気を巻き込むボルテックスの生成を避けるために下方から上方に吐出する型式のものである。水道水は、撹拌翼により熟成槽14内を循環して熟成が進行する。熟成槽14内は、温度計34が測定する温度によってコイル32にブラインが断続的に流され、温度が15±5℃に調整される。
熟成は、熟成槽14内の水道水の酸化還元電位が−200mV以下、水素イオン指数が10.5以上となるまで継続される。好ましくは、酸化還元電位が−250mV以下、水素イオン指数が11以上となるまで継続される。
なお、熟成が終了した水道水を「還元作用水」という。
横型の還元作用水製造装置1Bは、原水槽11、複数の処理塔12B,12B,12Bおよび熟成槽14からなる。横型の還元作用水製造装置1Bは、その処理塔12Bが横型である点で、縦型の還元作用水製造装置1と異なり、その他の点においては縦型の還元作用水製造装置1と同じである。
各処理塔12Bは、縦型の還元作用水製造装置1における処理塔12と同様に、円筒の本体21と、その両端を閉じる円形板状のカバー22,23とで形成されている。処理塔12Bの内部には、還元作用水製造用セラミック7kgが入れられた網の袋が、その容積が本体21の内容積の略60%を占めるように収容されている。網の袋に入れられた還元作用水製造用セラミックは、三角錐セラミックおよび直方体セラミックが重量比で4:3である。図13において還元作用水製造用セラミックが入れられた網の袋の集まりを符合26Bで示す。
処理塔12Bは、複数(図13においては3基)が本体の中心軸が水平となるように架台に固定され、それぞれが配管により直列接続されている。
複数の処理塔12B,12B,12Bの初段は、制御部41によりその流量が制御される容積形のポンプ13を介して原水槽11に連結され、最終段は、熟成槽14に連結されている。
なお、各処理塔12B,12B,12Bの流入口は、水道水が還元作用水製造用セラミック(網の袋の集まり26B)内に流入するように一方のカバー22の下方に設けられ、流出口は、流入口から最も遠くなるように他方のカバー23の上方に設けられる。
横型の還元作用水製造装置1Bによる還元作用水の製造は、上述した縦型の還元作用水製造装置1による還元作用水の製造と全く同じ手順で行われる。
横置きの処理塔12Bにおけるセラミックと水道水との接触(セラミック成分の水道水への溶出)は、縦置きの処理塔12におけるものよりも劣るため、全セラミックを基準とする単位重量当たりの単位時間における水道水の通過量(L/分)は、縦型の還元作用水製造装置1よりも小さい。一方、横置きの処理塔12Bは、縦置きの処理塔12に比べて、処理時の圧力損失を小さくすることができるという利点がある。
還元作用水製造装置1,1Bは、セラミックが収容された処理塔12,12B内に水を通過させ、熟成槽14で最終物性を調整することにより還元作用水を得る。この方法は、電解質を加えた水を電気分解することにより還元作用水を得る方法に比べて、電気エネルギーの使用量が僅かである。また、設備も簡単なもので対応でき、製造コストを抑制することができる。
また、図4および図5から、還元作用水製造装置1,1Bにより製造された還元作用水は、高い還元作用を長期にわたって持続することが十分に期待できる。
還元作用水は、調整用還元水に換えてセラミックの原料として使用することができる。還元作用水を使用してセラミックを調整する場合にも、図9を参照して説明したセラミック成型工程と同一の処理が行われる。
還元作用水の製造が本格化した後は、製造された還元作用水を用いて調整されたセラミックが、劣化したセラミックに置き換えられて製造が継続される。
還元作用水は、住宅の室内の壁紙用接着剤への添加、水性塗料への添加、陶磁器製造における土への添加、成型炭への配合、家畜の飲用水等に使用され、それぞれの用途において水よりも優れた特性を示す。
表1は還元作用水を新築住宅に施工したときの木質建材から発散されるホルムアルデヒド抑制効果を調査した結果である。
調査は以下のようにして行った。
化粧紙クロス施工用接着剤に、本来添加する水と同量の還元作用水を添加し接着剤を調整する。続いて、この接着剤を新築住宅室内の内壁に塗布し、化粧紙クロスを貼り付ける。接着剤が十分に機能し化粧紙クロスが内壁に強固に貼り付けられた後、還元作用水を化粧紙クロスの表面に15cc/m2の割合で噴霧する。
還元作用水施工前および施工後のいずれも、住宅の換気扇は連続稼働させ、窓は閉めた状態を維持した。室内のホルムアルデヒド濃度は、ガステック社製ガス検知管を使用して測定した。
表1から、還元作用水を使用することにより、合板、木質フローリングおよび集成材等の木材加工製品から放散されるホルムアルデヒドが低減することがわかる。
表2は塗料の溶剤(希釈剤)に還元作用水を使用してホルムアルデヒド抑制効果を調査した結果である。
使用した塗料は水溶性のアクリル樹脂塗料であり、塗料と還元作用水または水との混合割合は、重量比で45:55である。
それぞれの混合塗料を1辺10cmの正方形ガラス板にブレードコーターで厚さ0.25mmに塗布し、塗料が乾燥し塗膜が形成された後、それぞれのガラス板を別々の容積5Lの容器にいれる。
この容器の中を、濃度5ppmのホルムアルデヒドで置換し(ホルムアルデヒドの初期濃度8ppm)、容器を密閉した状態で24時間放置した後に容器内部のホルムアルデヒド濃度を測定した。ホルムアルデヒド濃度の測定は、ガステック社製ガス検知管を使用して行った。
表2から、塗料の溶剤として還元作用水を使用した場合には、通常作業の水を使用する場合に比べて容器内のホルムアルデヒド濃度を低下させる効果があることがわかる。
図14は還元作用水の噴霧によるホルムアルデヒド濃度低減を示す図、図15は還元作用水の噴霧によるトルエン濃度低減を示す図、図16は還元作用水の噴霧によるキシレン濃度低減を示す図である。ホルムアルデヒド、トルエンおよびキシレン等の揮発性有機化合物(VOC)は、新築住宅において建設用資材から室内への放散量が多く、従来問題となっているものである。
図14〜図16における還元作用水の処理の概要は以下のようなものである。
略間取りが同一の2棟の新築建物(建物面積略104m2)を使用し、うち1棟のリビングルームの壁に還元作用水を15cc/m2の割合で噴霧した。還元作用水の噴霧直後を経過日数0日として、2棟それぞれのリビングルームにおけるホルムアルデヒド、トルエンおよびキシレン濃度(単位体積当たりの各ガス重量)を測定した。
経過日数1日以降については、測定の5時間30分前から30分間リビングルームの窓を開放した。ホルムアルデヒド、トルエンおよびキシレン濃度は、ガステック社製ガス検知管を使用して測定した。
図14〜図16に示されるように、還元作用水を噴霧した室内におけるホルムアルデヒド、トルエンおよびキシレン濃度は、還元作用水を噴霧しない室内に比べて、顕著に低下した。
上述の実施形態において、成形物の形状を三角錐、直方体以外の形状としてもよい。例えば、球を径方向両側から指先で凹ませた形状、(角がとれた)円錐等、充填密度が高くならない種々の形状とすることができる。また、成形物の大きさは、上記したものに限られず、種々の大きさとすることができる。
その他、還元作用水製造用セラミックの調整方法、還元作用水製造用セラミック、還元作用水製造装置1,1Bの各構成または全体の構造、形状、寸法、個数、材質などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
本発明は、接着剤の添加剤、塗料の希釈剤、陶磁器製造における土への添加、成型炭への配合、家畜の飲用水、その他種々の用途に使用できる酸化還元電位の低い還元作用水、還元作用水の製造方法、および還元作用水製造用のセラミックの調整方法に利用することができる。

Claims (6)

  1. 水とホワイトセメントとを混合し固化させて固化した前記ホワイトセメントに水を接触させ所定時間放置後に1次還元水となった前記水を回収し、
    前記1次還元水とホワイトセメントとを混合し固化させて固化した前記ホワイトセメントに水を接触させ所定時間放置後に2次還元水となった前記水を回収し、
    以後、n−1(n=3,4…)次還元水とホワイトセメントとを混合し固化させて固化した前記ホワイトセメントに水を接触させ所定時間放置後にn次還元水となった前記水を回収し、
    前記n次還元水の水素イオン指数が11.5以上、かつ酸化還元電位が−240mV以下となるまでnを1つずつ増加させて前記n次還元水の生成を行い、
    ホワイトセメントと得られた前記n次還元水とを混合し、
    混合物を小分けして固化させる
    ことを特徴とする還元作用水製造用セラミックの調整方法。
  2. 前記水と前記ホワイトセメントとの混合が、水35〜45重量部とホワイトセメント100重量部とで行われ、
    前記n−1(n=2,3…)次還元水と前記ホワイトセメントとの混合が、水35〜45重量部とホワイトセメント100重量部とで行われ、
    前記ホワイトセメントと得られた前記n次還元水との混合が、ホワイトセメント100重量部と得られた前記n次還元水35〜45重量部とで行われる
    請求項1に記載の還元作用水製造用セラミックの調整方法。
  3. 水とホワイトセメントとを混合し固化させて固化した前記ホワイトセメントに水を接触させ所定時間放置後に1次還元水となった前記水を回収し、
    前記1次還元水とホワイトセメントとを混合し固化させて固化した前記ホワイトセメントに水を接触させ所定時間放置後に2次還元水となった前記水を回収し、
    以後、n−1(n=3,4…)次還元水とホワイトセメントとを混合し固化させて固化した前記ホワイトセメントに水を接触させ所定時間放置後にn次還元水となった前記水を回収し、
    前記n次還元水の水素イオン指数が11.5以上、かつ酸化還元電位が−240mV以下となるまでnを1つずつ増加させて前記n次還元水の生成を行い、
    ホワイトセメントと得られた前記n次還元水とを混合し、
    混合物を小分けし固化させて還元作用水製造用セラミックとし、
    前記還元作用水製造用セラミックに水を接触させて得る
    ことを特徴とする還元作用水の製造方法。
  4. 前記水と前記ホワイトセメントとの混合が、水35〜45重量部とホワイトセメント100重量部とで行われ、
    前記n−1(n=2,3…)次還元水と前記ホワイトセメントとの混合が、水35〜45重量部とホワイトセメント100重量部とで行われ、
    前記ホワイトセメントと得られた前記n次還元水との混合が、ホワイトセメント100重量部と得られた前記n次還元水35〜45重量部とで行われる
    請求項3に記載の還元作用水の製造方法。
  5. ホワイトセメント100重量部と得られた前記n次還元水35〜45重量部とを混合した混合物の小分けが、1.0〜2.7cm3の大きさとなるように行われる
    請求項3または請求項4に記載の還元作用水の製造方法。
  6. 水35〜45重量部とホワイトセメント100重量部とを混合し固化させて固化した前記ホワイトセメントに水を接触させ所定時間放置後に1次還元水となった前記水を回収し、
    前記1次還元水35〜45重量部とホワイトセメント100重量部とを混合し固化させて固化した前記ホワイトセメントに水を接触させ所定時間放置後に2次還元水となった前記水を回収し、
    以後、n−1(n=3,4…)次還元水35〜45重量部とホワイトセメント100重量部とを混合し固化させて固化した前記ホワイトセメントに水を接触させ所定時間放置後にn次還元水となった前記水を回収し、
    前記n次還元水の水素イオン指数が11.5以上、かつ酸化還元電位が−240mV以下となるまでnを1つずつ増加させて前記n次還元水の生成を行い、
    ホワイトセメント100重量部と得られた前記n次還元水35〜45重量部とを混合し、
    混合物を1.0〜2.7cm3の大きさに小分けして固化させて還元作用水製造用セラミックとし、
    前記還元作用水製造用セラミックに水を接触させて得た、
    酸化還元電位が−200mV以下、水素イオン指数が10.5以上である
    ことを特徴とする還元作用水。
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