JP5394212B2 - データを挿入する方法、挿入されたデータを読み出す方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像系列を表す符号化データ・ストリームに挿入されたデータの伝送の一般的な分野に関する。特に、本発明は、符号化する対象の画像データ・ブロックにデータを挿入する方法、及びブロックに挿入されたデータを読み出す方法に関する。本発明は、データを挿入する方法を実現するトランスコーディング装置及び符号化装置にも関する
信号(特に、画像系列)にデータを挿入する方法は、セキュリティ、認証、メタデータの伝送等などの種々の分野において数々の応用例を有する。
この目的で、透かし入れ手法を使用するためにデータ(例えば、連続したビット)を挿入することが従来技術において知られている。前述の手法は、特定数のパラメータ及び「サポート」データ(通常、ビデオ・データ)の組を処理する。特に、上記特定数のパラメータにより、一般に、一連のM(M≧1)個の2値要素によって表される透かし入れメッセージ(すなわち、挿入する対象のデータ)が表象される。一般に、特定レベルのセキュリティを提供する鍵、透かし入れの強度等などの他のパラメータが存在している。前述のパラメータ、及び画像系列自体により、透かし手法は、透かしを入れた画像系列を生成するよう画像データを修正する。
周波数領域において画像データを修正する、透かしを入れる手法が知られている。例えば、画像が画像データ・ブロックに分割され、各ブロックはDCT(離散コサイン変換)を使用して変換される。透かし入れ手法は、挿入する対象のデータの値、秘密鍵の値、及び透かし入れの強度に応じて前述の係数の一部の値を修正する工程を含む。一変形によれば、視覚的な目的からあまり関心のない画像ゾーンにおいてのみ、係数が修正される。そのようにして修正された係数は次いで、先行して施されたもの(例えば、空間領域に戻るためのIDCT(逆離散コサイン変換))に、逆変換によって変換される。ここでは、そのようにして透かしを入れた画像は符号化することが可能である。前述の透かしを入れる手法は、データの符号化に対する耐性が低く、元の画像データを修正するという欠点を有する。実際に、透かしを入れた画像の符号化中に、DCT係数の特定の値に結びつけられた透かし情報の喪失をもたらし得るDCT係数の量子化が行われる。
既知の別の手法は、空間領域にデータを直接挿入する工程を含む。一般に、視覚的な目的からの関心があまりない画像のゾーンにデータを挿入して、あまり目に見えないようにする。そうして修正された画像データは次いで、画像系列を表す符号化データ・ストリームに符号化することが可能である。この手法の欠点は、当初画像系列を修正し、よって、場合によっては、挿入データが目に見えるようになるという点である。更に、前述の手法は、大量のデータの挿入を可能にしない。実際に、多数のデータを挿入すると、挿入データが目に見えるようになるおそれがある。更に、前述の方法は、挿入データ全ての読み出しが保証されることを常に可能にする訳でない。実際に、元の画像は、透かし入れ読み出し器によって挿入されるデータとして解釈することが可能な画像データを、透かしを入れる前に含むということがあり得る。
国際公開2008/154041号パンフレット 米国特許出願公開第2006/227873号明細書
Nukhet Ozbek他による「A Survey on the H.264/AVC Standard」 INTERNET CITATION, Vol. 13, no. 3, pp. 287−302, XP002496535Extrait de l’Internet:URL:http://journals.tubitak.gov.tr/electrik/issues/elk−05−13−3/elk−13−3−1−0408−5.pdf/issues/elk−05−13−3/elk−13−3−1−0408−5.pdf Bhattacharya S他による「A Survey on Different Video Watermarking Techniques and Comparative Analysis with Reference to H. 264/AVC」 CONSUMER ELECTRONICS, 2006. ISCE ’06. 2006, IEEE TENTH INTERNATIONAL SYMPOSIUM ON ST. PETERSBURG, RUSSIA 28−01 JUNE 2006, PISCATAWAY, NJ, USA, IEEE, 28 juin 2006 (2006−06−28), pp. 1−6, XP010937941 ISBN: 978−1−4244−0216−8
本発明の目的は、従来技術の少なくとも1つの欠点を補償するということである。
この目的で、本発明は、画像系列の現在のブロックと呼ばれる画像データ・ブロックにデータを挿入する方法に関する。現在のブロックは、第1の予測モードに応じて規定された予測画像データから時間的に予測された画像データの形式で符号化されるか、又は符号化されることが意図される。本発明によれば、挿入する方法は、第2の予測モードに応じて現在のブロックを符号化する目的で、第1の予測モードと異なる第2の予測モードへの第1の予測モードの、挿入する対象のデータによる修正を含み、第2の予測モードで得られた予測画像データが、第1の予測モードで得られた予測画像データと同一であるように規定される。
本発明の特に効果的な局面によれば、本発明による、データを挿入する方法は、このストリームから再構成された画像が修正されることなく、圧縮画像データ・ストリームにデータを挿入することを可能にする。実際に、各サブブロックについて保持された動きベクトルが、ブロックBについて先行して選択されたものであるので、保持された第2の予測モードは再構成画像を変更するものでない。よって、データが何ら挿入されずに再構成された画像、又はデータの挿入後に再構成された画像は厳密に同一であり、これは、データを挿入する既知の方法の何れでもあてはまらない。本発明により、挿入する方法は、挿入されたデータ全部の読み出しを保証するという利点も有する。本発明の別の利点は、単純に、データを挿入し、かつ/又は置き換えることを容易にするという点である。実際に、既知の手法と対照的に、本発明により、挿入する手法は、周波数領域における画像データの変換、又は画像の特殊処理を必要としない。
特定の実施例によれば、第1の予測モードは、少なくとも1つの動きデータが関連付けられる少なくとも1つのサブブロックにおける現在のブロックの第1の区分を規定し、第2の予測モードは、少なくとも2つのサブブロックにおいて現在のブロックの第2の区分を規定し、第2の区分は、第1の区分の部分区分である。上記方法は、第1の区分の少なくとも1つの動きデータに対応する第2の区分の少なくとも2つのサブブロックそれぞれとの関連付けを更に含む。
特定の実施例によれば、少なくとも1つの動きデ―タは、系列における参照画像を識別するインデクス及び動きベクトルである。
本発明の特定の特徴によれば、第1の予測モードはINTER_16x16モードであり、挿入する対象のデータが第1の値のビットの場合、INTER_8x16モードであり、挿入する対象のデータが、第1の値とは異なる第2の値のビットである場合、第2の予測モードはINTER_16x8モードである。
本発明の別の特定の特徴によれば、第1の予測モードはINTER_16x8モードであり、挿入する対象のデータが第1の値のビットの場合、第2の予測モードはINTER_8x8モードである。
本発明の特定の特徴によれば、第1の予測モードはINTER_8x16モードであり、挿入する対象のデータが第1の値の値とは異なる第2の値のビットの場合、第2の予測モードはINTER_8x8モードである。
本発明の別の特定の特徴によれば、第1の予測モードはINTER_SKIPモードであり、第2の予測モードはINTER_16x16モードである。
本発明の特定の特徴によれば、第1の予測モードはINTER_8x8モードであり、挿入する対象のデータが第1の値のビットの場合、第2の予測モードはINTER_4x8モードであり、挿入する対象のデータが、第1の値とは異なる第2の値のビットである場合、第2の予測モードはINTER_8x4モードである。
本発明の別の特定の特徴によれば、第1の予測モードはINTER_8x4モードであり、挿入する対象のデータが第1の値のビットの場合、第2の予測モードはINTER_4x4モードである。
本発明の別の特定の特徴によれば、第1の予測モードはINTER_4x8モードであり、挿入する対象のデータが第1の値とは異なる第2の値のビットの場合、第2の予測モードはINTER_4x4である。
本発明は、画像系列の、現在ブロックと呼ばれる画像データ・ブロックを表す符号化データ・ストリームに挿入されたデータを読み出す方法に関する。ストリームは、少なくとも1つのサブブロックへの現在ブロックの区分を規定する予測モードを表す情報を含み、第1のサブブロックと呼ばれる少なくとも1つのサブブロックについて、少なくとも1つの動きデータを表す情報を含む。本発明の必須の特徴によれば、読み出し手法は、
現在のブロックの予測モードを判定し、第1のサブブロックについて、符号化データ・ ストリームから少なくとも1つの動きデータを判定する工程と、
少なくとも1つの動きデータを比較動きデータと比較する工程と、
少なくとも1つの動きデータ及び比較動きデータが同一の場合、挿入されたデータを読み出す工程とを含む。
本発明は更に、画像系列の符号化装置に関する。各画像は画像データのブロックに分割される。符号化装置は、
画像データの現在のブロックと、画像データの参照ブロックとの間の少なくとも1つの動きデータを求めることができる動き推定モジュールと、
少なくとも1つのサブブロックにおいて現在のブロックの第1の区分を規定する第1の予測モードを現在のブロックについて選択することができる決定モジュールと、
少なくとも1つの動きデータを使用して識別された参照ブロックから現在のブロックの予測ブロックを第1の予測モードに応じて算出するができる予測モジュールと、
現在のブロックから予測ブロックを減算して残差を生成することができる算出モジュールと、
残差を量子化された残差に変換し、量子化することができる処理モジュールと、
量子化された残差、第1の予測モード及び動きデータを符号化データ・ストリームに符号化することができるエントロピ符号化モジュールとを備える。
本発明の特に効果的な局面によれば、符号化装置は、現在のブロックの第2の区分を少なくともサブブロックに規定する第2の予測モードに第1の予測モードを、挿入する対象のデータにより、修正することができるデータ挿入モジュールも備え、第2の区分は、第1の区分と異なり、現在のブロックと関連付けられた少なくとも1つの動きデータを第2の区分のサブブロックと関連付けることができる。
本発明は、各画像が画像データのブロックに分割された、画像の同じ系列を表す第2の符号化データ・ストリームに、画像系列を表す第1の符号化データ・ストリームのトランスコーディング装置にも関する。トランスコーディング装置は、
現在のブロックに関する画像データを、現在のブロックを表す第1のストリームの一部から再構成することができる復号化モジュールであって、第1の予測モードは、現在のブロックの第1の区分を少なくとも1つのサブブロックに規定し、サブブロック毎に少なくとも1つの動きデータに規定する復号化モジュールと、
少なくとも1つの動きデータを使用して識別された参照系列ブロックから予測ブロックを第1の予測モードに応じて算出することができる予測モジュールと、
現在のブロックから予測ブロックを減算して残差を生成することができる算出モジュールと、
残差を量子化された残差に変換し、量子化することができる処理モジュールと、
量子化された残差、第1の予測モード及び少なくとも1つの動きデータを第2の符号化データ・ストリームに符号化することができるエントロピ符号化モジュールとを備える。
本発明の重要な特徴によれば、トランスコーディング装置は、現在のブロックの第2の区分を少なくともサブブロックに規定する第2の予測モードに第1の予測モードを、挿入する対象のデータに応じて修正することができるデータ挿入モジュールも備え、第2の区分は、第1の区分と異なり、第2の区分のサブブロックと関連付けることができ、少なくとも1つの動きデータは現在のブロックと関連付けられる。
本発明は、画像データ・ブロックに各画像が分割された画像系列を表す第1の符号化データ・ストリームにデータを挿入する装置にも関する。上記装置は、
現在のブロックに関する画像データを、現在のブロックを表す第1のストリームの一部から再構成することができるエントロピ復号化モジュールであって、第1の予測モードは、現在のブロックの区分を少なくとも1つのサブブロックに規定し、少なくともサブブロック毎に少なくとも一動きデータに規定するエントロピ復号化モジュールと、
現在ブロックに対する画像データ、第1の予測モード及び少なくとも1つの動きデータを第2の符号化データ・ストリームに符号化することができるエントロピ符号化モジュールとを備える。
効果的には、データ挿入装置は、現在のブロックの第2の区分を少なくともサブブロックに規定する第2の予測モードに第1の予測モードを、挿入する対象のデータにより、修正することができるデータ挿入モジュールも備え、第2の区分は、第1の区分と異なり、
現在のブロックと関連付けられた少なくとも1つの動きデータを、第2の区分のサブブロックと関連付けることができる。
符号化装置、トランスコーディング装置、及びデータ挿入装置は、特に、データが挿入された符号化データのストリームから再構成された画像である、データを挿入する方法に関して前述したものと同様な効果を提供する。
従来技術による符号化装置を示す図である。 16×16ブロックのサブブロックへの分割又は区分を表す図である。 8×8ブロックのサブブロックへの分割又は区分を表す図である。 画像間予測方法を示す図である。 本発明によるデータ挿入方法を示す図である。 本発明の特定の実施例による、16×16ブロックにおけるデータ挿入方法を示す図である。 本発明の特定の実施例による、2つの8×16ブロックに分割される16×16ブロックにおけるデータ挿入方法を示す図である。 本発明の特定の実施例による、2つの16×8サブブロックに分割される16×16ブロックにおけるデータ挿入方法を示す図である。 本発明の特定の実施例による、予測モードがスキップ・モードである16×16ブロックにおけるデータ挿入方法を示す図である。 本発明の特定の実施例による、8×8ブロックにおけるデータ挿入方法を示す図である。 本発明の特定の実施例による、2つの4×8サブブロックに分割される8×8ブロックにおけるデータ挿入方法を示す図である。 本発明の特定の実施例による、2つの8×4サブブロックに分割される8×8ブロックにおけるデータ挿入方法を示す図である。 本発明による符号化画像データのブロックにおいて挿入されたデータを読み出す方法を示す図である。 本発明の特定の実施例による、挿入されたデータを読み出す方法を示す図である。 本発明の特定の実施例による、挿入されたデータを読み出す方法を示す図である。 本発明による、データ挿入モジュールを備える符号化装置を示す図である。 本発明による、データ挿入モジュールを備えるトランスコーディング装置を示す図である。 本発明による符号化画像データのストリームにデータを挿入する装置を示す図である。
本発明は、限定列挙でないが、添付図面を参照して実施例及び実現形態により、更に深く理解され、例証されよう。
図1は、従来技術による符号化装置を略示する。符号化装置1は通常、ブロックBに分割された画像を符号化する。各ブロックBはイントラ・モード又はインター・モードで符号化される。一般に、現在のブロックBの符号化モードは決定モジュール170によって選択される。既知の実施例によれば、決定モジュール170は、最善のビットレート/歪みの折衷をもたらす符号化モードを選択する。イントラ・モード又はインター・モードの場合、予測画像Pのデータ・ブロックは、メモリ120に記憶された再構成ブロックBrecからインター予測モジュール110(時間予測モジュールとも呼ばれる)により、又は、イントラ予測モジュール100(空間予測モジュールとも呼ばれる)によって生成される。ブロックがイントラ・モードで符号化された場合、Pは現在ブロックの因果的隣接領域に配置されたブロック(すなわち、符号化され、再構成され、メモリ120に記憶されたブロック)の画素から生成される。ブロックがインター・モードで符号化された場合、Pは、既に符号化され、再構成され、メモリ120に記憶された参照画像の一ブロック又は2つ以上のブロックBrecから生成される。インター予測モジュール110は、動き推定モジュール130によって推定される動きベクトルから参照画像のブロックの動き補償を行う。予測ブロックPを生成するために、符号化装置1は、再構成残差ブロックRrecの生成に適した復号化ループも備える。復号化ループは、特に、逆量子化及び逆変換のモジュール160を備える。算出モジュール135は、現在ブロックBから生成された予測ブロックPを画素毎に減算して残差ブロックRを生成する。残差ブロックRは次いで、モジュール140によって変換され、量子化される。そのようにして生成された残差ブロックRの係数は次いで、エントロピ符号化モジュール150によって符号化される。エントロピ符号化モジュール150は、画像系列を表す符号化デ―タのストリームFを生成する。
文書ISO/IEC14496−10に記載された標準H.264又はMPEG−4 AVCの特定のケースでは、インター・モードで符号化された(すなわち、参照画像に呼ばれる、先行して符号化された画像に属する画像データ・ブロックから予測された)各ブロックBはサブブロックに分割される。ブロックが分割され、予測されるやり方は予測モードと呼ばれる。予測モードはよって、ブロックBの区分を1つ又は複数のサブブロックに規定する。ブロックBの区分は、このブロックが、共通の要素を持たないサブブロックに分割されたものであり、サブブロックの和集合はブロックBを構成する。この予測モードは、決定モジュール170によっても選択される。前述の予測モードは図2及び図3に示す。ブロックBがサイズ16×16のものである場合、予測モードINTER_16x16は、分割されておらず、サイズ16×16のブロックの形式で予測され、符号化される旨を示す。しかし、ブロックBが16×16のサイズの場合、予測モードINTER_16×8は、サイズ16×8の2つのサブブロックに分割される旨を示す。ブロックBが16×16のサイズの場合、予測モードINTER_8×16は、サイズ8×16の2つのサブブロックに分割される旨を示す。ブロックBが16×16のサイズの場合、予測モードINTER_8×8は、サイズ8×8の4つのサブブロックに分割される旨を示す。この最後の場合には、各サブブロック8×8自体を、図3に示す区分に従ってサイズ8×4、4×8又は4×4のサブブロックに分割することが可能である。ブロックの各サブブロックは次いで、先行して符号化され、再構成され、メモリ20に記憶された画像データからの予測によって符号化される。前述の予測画像データPは、少なくとも1つの動きデータDMV(通常、図4に従って、動きベクトルMV)により、ブロック又はサブブロックBについて識別される。変形によれば、予測画像データPは、動きベクトルによって識別され、参照画像インデクスによっても識別される。このインデクスは、画像の系列における参照画像(すなわち、予測画像データPが属する画像)の識別を可能にする。実際に、この予測画像データPは、現在のブロックBが属する画像である、現在の画像から2以上の画像だけ離間した画像に存在し得る。その場合、インデクスを使用した識別が好都合である。それぞれが動きベクトルを使用し、場合によっては参照画像インデクスを使用して識別された2つの予測画像の組から現在のブロックBを予測することが可能なビデオ符号化器が従来技術において知られている。この予測タイプは、双方向予測の名で知られている。予測画像データを現在のブロックBについて識別することを可能にする動きデータは、現在のブロックBと関連付けられ、現在のブロックに関する画像データとともにストリームFにおいて符号化される。
更に、ブロックBは飛ばすことが可能である。その場合、図2及び図3に表す区分のうちの1つに応じて、場合によっては分割されない。ブロックBを飛ばした場合(すなわち、その予測モードがモードINTER_SKIPの場合、ストリームFにおけるこのブロックBについて、動きデータも残差も送信されない。前述の飛ばされたブロックが、予測された動きベクトルを使用して識別された参照画像のブロックから符号化器側で再構成可能である。後者は、ブロックBに隣接したブロックに関連付けられた動きベクトル(例えば、3つのブロック(現在のブロックBの直ぐ上に配置されたブロック、現在のブロックBの左隅部に配置されたブロック、及び現在のブロックBの直ぐ左に配置されたブロック)に関連付けられた動きベクトルのメジアン・ベクトルから、又は参照画像内に一緒に配置されたブロックに関連付けられた動きベクトルから)生成される。
標準H.264の特定のケースでは、サブブロックが予測される画像データの識別を可能にする動きデータが各サブサブブロックにおいて関連付けられる。図1に関して上述したように、前述の動きデータDMVを決定モジュール170によって選択して、符号化品質を最大化する一方でビットレートを最小化する。
図5乃至図12は、画像系列に関する符号化データのストリームFにデータを挿入する方法を示す。特に、図5は、画像データBのブロックへのデータb(例えば、ビット)の挿入を示し、上記現在のブロックは、少なくとも1つの動きデータDMVを使用して識別された参照画像データPの少なくとも1つのブロックに対して第1の予測モードM1によって予測された画像データの形式で既に符号化されているか、又は符号化することが意図されている。第1の予測モードM1は、モジュール・タイプ170の決定モジュールによって選択される。予測モードM1はブロックBの第1の区分を規定する。工程E10中に、ブロックBの第1の予測モードM1は、挿入する対象のデータbに応じて第2の予測モードM2に修正される。第2の予測モードM2は、第1の区分とは別のブロックBの第2の区分を規定する。ブロックという語は、非常に一般的な意味で解されるものとし、特に、マクロブロック及びサブブロックを含む。実際に、ブロックB自体が、ブロックのサブブロックへの区分からのものであり得る。ブロックBが、16×16ブロックの先行する区分から生じたブロック8×8である場合、このことが特にあてはまる。
工程E12中に、ブロックBに当初関連付けられた同じ動きデータDMVは、予測モードM1で得られた表現に同等のブロックBの表現を得るためにブロックBを符号化する目的で、工程E10における予測モードの修正から生じたサブブロックに関連付けられる。この場合、予測モードM1によるブロックBの予測データは、予測モードM2によるブロックBの予測データと同一である。サブブロックという語も、一般的な意味合いで理解されるものとする。よって、M1=INTER_SKIPであり、M2=INTER_16x16である場合、工程E10における予測モードの修正から生じたサブブロックは、サイズ16×16のブロックである。
本発明をより厳密に説明する目的で、以下の表TAB1に示すように、データの挿入のための符号が規定される。
Figure 0005394212
別途明記しない限り、本願の実施例は、符号化のこの表に関して説明する。しかし、本願の原理を説明するまでもなく、別の符号化を使用することが可能である。第2の予測モードM2によって規定された区分は、第1の予測モードM1によって規定された区分の部分区分である。例えば、ブロック16×16の区分を使用して、ビット「1」でなく、ビット「0」を伝送することが可能である。
図6は、本発明の特定の実施例を示す。現在のブロックBは、M1=INTER_16x16による、サイズ16×16のブロックである。挿入する対象のデータはビットbである。工程E100で、ビットbが0と比較される。ビットbが0に等しい場合、方法は工程E110に続く。工程E110で、ブロックは2つのサブブロックB1及びB2(それぞれ、サイズは8×16である)に分割される。すなわち、ブロックBの予測モードは、TAB1に従って、M1=INTER_16x16からM2=INTER_8x16に修正される。工程E100で、ビットbが1に等しい場合、方法は工程E120に続く。工程E120で、ブロックBは2つのサブブロックB1及びB2(それぞれ、サイズは16×8である)に分割される。すなわち、ブロックBの予測モードは、TAB1に従って、M1=INTER_16x16からM2=INTER_16x8に修正される。工程E12で、ブロックBに関連付けられた動きデータDMVは、それぞれ、Bの符号化の目的でサブブロックB1及びB2と関連付けられる。動きデータDMVとそれぞれが関連付けられた2つのサブブロックに分割された最終ブロック16×16又はその動きデータDMVを備えた当初ブロックB16×16は共に、ブロックBの同等な表現である。すなわち、第1の予測モードM1=INTER_16x16によって得られた予測データは、第2の予測モードM2=INTER_8x16によって得られた予測データと同じである。同様に、動きデータDMVにそれぞれが関連付けられた2つのサブブロック16×8に分割された最終ブロック16×16又はその動きデータDMVを備えた当初ブロックB16×16は、ブロックBの2つの同等の表現である。すなわち、第1の予測モードによって得られた予測モードは、第2の予測モードM2=INTER_16x8によって得られた予測データと同一である。表TAB1に提示されたものと別の符号を使用した変形によれば、工程E100で、ビットbが1と比較される。ブロックbが1に等しい場合、方法は工程E110に続き、さもなければ、工程E120に続く。
図7は、本発明の特定の実施例を示す。現在のブロックBは、2つのサブブロック8×16に分割されたサイズ16×16のブロックである(すなわち、M1=INTER_8x16である)。挿入する対象のデータはビットbである。工程E100で、ビットbが0と比較される。ビットbが0に等しい場合、方法は工程E110に続く。工程E110で、ブロックBは4つのサブブロックB1、B2、B3及びB4(それぞれ、サイズは8×8である)に分割される。すなわち、ブロックBの予測モードは、TAB1に従って、M1=INTER_8x16からM2=INTER_8x8に修正される。工程E100で、ビットbが1に等しい場合、データは挿入されない。工程E12で、Bの左にあるサブブロック8×16に関連付けられた動きデータDMV1は、Bの符号化の目的で、サブブロック8×8B1及びB3と関連付けられる。工程E12では、ブロックBの右にあるサブブロック8×16に関連付けられた動きデータDMV2は、Bの符号化の目的でサブブロック8×8B2及びB4と関連付けられる。動きデータDMV1及びDMV2が関連付けられた4つのサブブロック8×8に分割された最終ブロック16×16、又はその動きデータDMV1及びDMV2を備えた当初ブロック16×16はブロックBの2つの同等の表現である。すなわち、第1の予測モードM1=INTER_8x16によって得られた予測データは、第2の予測データM2=INTER_8x8によって得られた予測データと同じである。
図8は、本発明の特定の実施例を示す。現在のブロックBは、2つのサブブロッ16×8に分割されたサイズ16×16のブロックである(すなわち、M1=INTER_16x8である)。挿入する対象のデータはビットbである。工程E100で、ビットbが1と比較される。ビットbが1に等しい場合、方法は工程E110に続く。工程E110で、ブロックBは4つのサブブロックB1、B2、B3及びB4(それぞれ、サイズは8×8である)に分割される。すなわち、ブロックBの予測モードは、TAB1に従って、M1=INTER_16x8からM2=INTER_8x8に修正される。工程E100で、ビットbが0に等しい場合、データは挿入されない。工程E12で、ブロックBの上にあるサブブロック16×8に関連付けられた動きデータDMV1は、Bの符号化の目的で、サブブロック4×4B1及びB2と関連付けられる。工程E12で、ブロックBの下にあるサブブロック8×16に関連付けられた動きデータDMV2は、Bの符号化の目的でサブブロック8×8B3及びB4と関連付けられる。動きデータDMV1及びDMV2が関連付けられた4つのサブブロック8×8に分割された最終ブロック16×16、又はその動きデータDMV1及びDMV2を備えた当初ブロック16×16はブロックBの2つの同等の表現である。すなわち、第1の予測モードM1=INTER_16x8によって得られた予測データは、第2の予測モードM2=INTER_8x8によって得られた予測データと同じである。
図9は、本発明の特定の実施例を示す。現在のブロックBは、予測モードがスキップ・モードである(すなわち、M1=INTER_SKIPである)サイズ16×16のブロックである。挿入する対象のデータはビットbである。工程E100で、ビットbが0と比較される。ビットbが0に等しい場合、方法は工程E110に続く。工程E110で、ブロックBの予測モードが、TAB1に従ってM1=INTER_SKIPからM2=INTER_16x16に修正される。工程E100で、ビットbが1に等しい場合、データは挿入されない。工程E12で、モードINTER_SKIPの予測動きデータDMVP(すなわち、参照画像において一緒に配置されたブロックに関連付けられた動きデータから、又はブロックBの隣接ブロックの動きデータから予測された動きデータ)が、その符号化の目的でブロックBと関連付けられる。動きデータDMVPに関連付けられた最終ブロック16×16又はその動きデータDMVを備えた当初の飛ばされたブロックは、ブロックBの同等の表現である。すなわち、第1の予測モードM1=INTER_SKIPによって得られた予測データは、第2の予測モードM2=INTER_16x16によって得られた予測データと同一である。
図10は、本発明の特定の実施例を示す。現在のブロックBは、M1=INTER_8x8による、サイズ8×8のブロックである。挿入する対象のデータはビットbである。工程E100で、ビットbが0と比較される。ビットbが0に等しい場合、方法は工程E110に続く。工程E110で、ブロックBは2つのサブブロックB1及びB2(それぞれ、サイズは4×8である)に分割される。すなわち、ブロックBの予測モードは、TAB1に従って、M1=INTER_8x8からM2=INTER_4x8に修正される。工程E100で、ビットbが1に等しい場合、方法は工程E120に続く。工程E110で、ブロックBは2つのサブブロックB1及びB2(それぞれ、サイズは8×4である)に分割される。すなわち、ブロックBの予測モードは、TAB1に従って、M1=INTER_8x8からM2=INTER_8x4に修正される。工程E12で、ブロックBに関連付けられた動きデータDMVは、それぞれ、Bの符号化の目的でサブブロックB1及びB2と関連付けられる。動きデータDMVとそれぞれが関連付けられた2つのサブブロック4×8に分割された最終ブロック8×8又はその動きデータDMVを備えた当初ブロックB8×8は共に、ブロックBの同等な表現である。すなわち、第1の予測モードM1=INTER_8x8によって得られた予測データは、第2の予測モードM2=INTER_4x8によって得られた予測データと同じである。同様に、動きデータにそれぞれが関連付けられた2つのサブブロック8×4に分割された最終ブロック8×8又はその動きデータDMVを備えた当初ブロックB8×8は、ブロックBの2つの同等の表現である。すなわち、第1の予測モードM1=INTER_8x8によって得られた予測モードは、第2の予測モードM2=INTER_8x4によって得られた予測データと同一である。表TAB1に提示されたものと別の符号を使用した変形によれば、工程E100で、ビットbが1と比較される。ブロックbが1に等しい場合、方法は工程E110に続き、さもなければ、工程E120に続く。
図11は、本発明の特定の実施例を示す。現在のブロックBは、2つのサブブロック4×8に分割されたサイズ8×8のブロックである(すなわち、M1=INTER_4x8である)。挿入する対象のデータはビットbである。工程E100で、ビットbが0と比較される。ビットbが0に等しい場合、方法は工程E110に続く。工程E110で、ブロックBは4つのサブブロックB1、B2、B3及びB4(それぞれ、サイズは4×4である)に分割される。すなわち、ブロックBの予測モードは、TAB1に従って、M1=INTER_4x8からM2=INTER_4x4に修正される。工程E100で、ビットbが1に等しい場合、データは挿入されない。工程E12で、Bの左にあるサブブロック4×8に関連付けられた動きデータDMV1は、Bの符号化の目的で、サブブロック4×4B1及びB3と関連付けられる。工程E12で、ブロックBの右にあるサブブロック4×8に関連付けられた動きデータDMV2は、Bの符号化の目的でサブブロック4×4B2及びB4と関連付けられる。動きデータDMV1及びDMV2が関連付けられた4つのサブブロック4×4に分割された最終ブロック8×8、又はその動きデータDMV1及びDMV2を備えた当初ブロック8×8はブロックBの2つの同等の表現である。すなわち、第1の予測モードM1=INTER_4x8によって得られた予測データは、第2の予測データM2=INTER_4x4によって得られた予測データと同じである。
図12は、本発明の特定の実施例を示す。現在のブロックBは、2つのサブブロック8×4に分割されたサイズ8×8のブロックである(すなわち、M1=INTER_8x4である)。挿入する対象のデータはビットbである。工程E100で、ビットbが1と比較される。ビットbが1に等しい場合、方法は工程E110に続く。工程E110で、ブロックBは4つのサブブロックB1、B2、B3及びB4(それぞれ、サイズは4×4である)に分割される。すなわち、ブロックBの予測モードは、TAB1に従って、M1=INTER_8x4からM2=INTER_4x4に修正される。工程E100で、ビットbが0に等しい場合、データは挿入されない。工程E12で、その符号化の目的で、ブロックBの上にあるサブブロック8×4に関連付けられた動きデータDMV1が、サブブロック4×4B1及びB2に関連付けられる。工程E12で、その符号化の目的で、ブロックBの下にあるサブブロック4×8に関連付けられた動きデータDMV2が、サブブロック4×4B3及びB4に関連付けられる。動きデータDMV1及びDMV2に関連付けられた4つのサブブロック4×4に分割された最終ブロック8×8又はその動きデータDMV1及びDMV2を備えた当初ブロックB8×8は、ブロックBの2つの同等の表現である。すなわち、第1の予測モードM1=INTER_8x4によって得られた予測モードは、第2の予測モードM2=INTER_4x4によって得られた予測データと同一である。
画像データ・ブロックについて図5乃至図12に関して説明した、挿入する方法は効果的には、INTRA画像又は画像Iとは別に、系列の全画像で、かつ、画像のINTERモードにおける全ブロックで繰り返すことが可能である。
本発明による、データを挿入する方法は効果的には、DCT係数が修正されないので符号化残差は修正されず、当初画像データも修正されない。一部の予測モードのみが修正される。更に、ブロックBについて、データが挿入されている場合、予測モードが工程E10で修正される。しかし、維持された新たな予測モードM2は、再構成された画像を変更しない。サブブロック毎に維持された動きベクトルは、先行してブロックBに選択されているからである。実際に、第1の予測モードM1によって得られた予測データは、第2の予測モードM2によって得られた予測データと同一である。よって、データが何ら挿入されずに再構成された画像、又はデータが挿入された後に再構成された画像は厳密に同一である。データを挿入するための既知の方法の何れでもこのことはあてはまらない。
最後に、本発明による方法は、当初画像を再構成するためにストリームを完全に復号化する必要なく、既に存在している符号化データ・ストリームにデータを直接挿入することを可能にする。実際に、本発明による、挿入する方法では、データを挿入するためにストリームFにおいて修正する対象の唯一の符号化データは、予測モードであり、よって、サブブロックへの区分である。
標準H.264に関して説明した本発明は、サブブロックへのブロックの区分を可能にする何れかの他の標準に使用することが可能である。「VC−1 Compressed Video Bitstream Format and Decoding Process」と題する、SMPTEによる文書421M−2006、並びに「VC−1 Bitstream Transport Encodings」と題するSMPTE RP227−2006勧告、及び「VC−1 Decoder and Bitstream Conformance」と題するSMPTE RP228−2006に開示された標準VC1においても適用することが可能である。本発明は、中国の標準AVSにも適用することが可能である。
本発明は、図5乃至図12を参照して説明した、挿入する方法により、符号化画像ブロックに挿入されたデータを読み出す方法にも関する。図13乃至図15は、本発明による、読み出す方法を示す。
特に、図13は、符号化データのストリームFの形式の画像データのブロックBに挿入されたデータb(例えば、ビット)の読み出しを示す。工程E20では、ブロックBのサブブロックそれぞれに関連付けられた動きデータ及びサブブロックへのブロックBの区分又は分割は、ブロックBを表すストリームFの符号化画像データの一部から判定される。
工程E22では、ブロックBのサブブロックそれぞれに関連付けられた動きデータが比較される。変形によれば、ブロックBの一サブブロックに関連付けられた動きデータは比較動きデータと比較される。現在ブロックBの予測モードがモードINTER_SKIPである特定の場合には、比較動きデータはDMVP(すなわち、系列の別の画像内の現在のブロックBと一緒に配置されたブロックに関連付けられた動きデータ又は隣接ブロックに関連付けられた動きデータから予測された動きデータ)である。
工程E24では、現在のブロックの一部のサブブロックについて、動きデータが同一である場合、挿入されたデータが読み出される。
図14は、本発明の特定の実施例を示す。工程E20では、ブロックBの区分(すなわち、ブロックBが分割されるやり方)、及びブロックBの各サブブロックに関連付けられた動きデータDMVは、ブロックBを表すストリームFの符号化データの一部から求められる。ブロックBが16×16ブロックである(すなわち、その予測モードがモードINTER_16x16である)場合、工程E22中、ブロックBに関連付けられ、工程E20中に求められた動きデータDMVは、比較動きデータと(すなわち、スキップ・モードの場合の予測動きデータDMVPと)比較される。DMV=DMVPの場合、方法の工程E24で、ビット「0」は、表TAB1によって確立され、読み出し方法に知られている符号に従って読み出され、さもなければ、データは読み出されない。ブロックBが、サイズ8×16の2つのブロックB1及びB2に分割された(すなわち、その予測モードがモードINTER_8x16である)場合、工程E22中に、サブブロックB1及びB2それぞれに関連付けられ、工程E20中に求められた動きデータDMV1及びDMV2が比較される。DMV1及びDMV2が同一の場合、方法の工程E24で、表TAB1によって確立され、読み出し方法に知られている符号に応じて読み出される。DMV1及びDMV2が異なる場合、データは読み出されない。
しかし、ブロックBが、サイズ16×8の2つのブロックB1及びB2に分割された(すなわち、その予測モードがモードINTER_16x8である)場合、工程E22中に、サブブロックB1及びB2それぞれに関連付けられ、工程E20中に求められた動きデータDMV1及びDMV2が比較される。DMV1及びDMV2が同一の場合、方法の工程E24で、表TAB1によって確立され、読み出し方法に知られている符号に応じてビット「1」が読み出される。DMV1及びDMV2が異なる場合、データは読み出されない。
ブロックBがサイズ8×8の4つのブロックB1、B2、B3及びB4に分割され、8×8ブロックの何れも、それ自体がサブブロックに分割された場合(すなわち、その予測モードがモードINTER_8×8の場合)、工程E22中に、サブブロックB1,B2、B3及びB4それぞれに関連付けられ、工程E20中に求められた動きDMV1、DMV2、DMV3及びDMV4はそれぞれ、比較される。DMV1=DMV2であり、DMV3=DMV4であり、DMV1がDMV3と異なる場合、方法の工程E24で、ビット「1」が、表TAB1によって確立され、読み出し方法に知られている符号に応じて読み出される。DMV1=DMV3であり、DMV3=DMV4であり、DMV1がDMV2と異なる場合、方法の工程E24で、ビット「0」が、表TAB1によって確立され、読み出し方法に知られている符号に応じて読み出され、さもなければ、データは読み出されない。
ブロックBがサイズ8×8の4つのブロックB1、B2、B3及びB4に分割され、サブブロックのうちの1つ自体が分割された場合、図15に示す方法は、8×8のブロックB1、B2、B3及びB4それぞれに施される。
よって、工程E20では、ブロックBの区分(すなわち、ブロックBが分割されるやり方)、及びブロックBの各サブブロックに関連付けられた動きデータはブロックBを表すストリームFの符号化データの一部から求められる。ブロックBがサイズ4×8の2つのブロックB1及びB2に分割された場合(すなわち、その予測モードがモードINTER_4x8である場合)、工程E22中に、サブブロックB1及びB2それぞれに関連付けられ、工程E20中に求められた動きデータDMV1及びDMV2が比較される。DMV1及びDMV2が同一の場合、方法の工程E24で、表TAB1によって確立され、読み出し方法に知られている符号に応じて「0」が読み出される。DMV1及びDMV2が異なる場合、データは読み出されない。
しかし、ブロックBが、サイズ8×4の2つのブロックB1及びB2に分割された(すなわち、その予測モードがモードINTER_8x4である)場合、工程E22中に、サブブロックB1及びB2それぞれに関連付けられ、工程E20中に求められた動きデータDMV1及びDMV2が比較される。DMV1及びDMV2が同一の場合、方法の工程E24で、表TAB1によって確立され、読み出し方法に知られている符号に応じて「1」が読み出される。DMV1及びDMV2が異なる場合、データは読み出されない。
ブロックBが、サイズ4×4の4つのブロックB1、B2、B3及びB4に分割された(すなわち、その予測モードがモードINTER_4x4である)場合、工程E22中に、サブブロックB1、B2、B3及びB4それぞれに関連付けられ、工程E20中に求められた動きデータDMV1、DMV2、DMV3及びDMV4が比較される。DMV1=DMV2であり、DMV3=DMV4であり、DMV1がDMV3と異なる場合、方法の工程E24で、ビット「1」が、表TAB1によって確立され、読み出し方法に知られている符号に応じて読み出される。DMV1=DMV3であり、DMV3=DMV4であり、DMV1がDMV2と異なる場合、方法の工程E24で、ビット「0」が、表TAB1によって確立された符号に応じて読み出される。さもなければ、データは読み出されない。
画像データ・ブロックについて、図13乃至図15を参照して説明した、読み出す方法は効果的には、画像の系列の証明の識別を可能にする透かし入れメッセージを含む2つ以上の挿入データの系列を再読み出しするためにINTRA画像又はI画像の他に、系列の画像全て及び画像のモードINTERのブロック全てについて反復することが可能である。
効果的には、本発明によれば、挿入されるデータに関する他のデータは、読み出す方法によって知られていなくてよい。特に、画像内に挿入されるデータの数を知らなくてよい。実際に、本発明によれば、ブロックに関し、ブロックの区分を表す符号化データを、サブブロック、及びサブブロックに関連付けられた動きデータに復号化している間、サブブロックそれぞれに関連付けられた動きデータを比較することにより、データがブロックに挿入されたかが直接分かる。
本発明は、図16に示す符号化装置2にも関する。図1に示し、従来技術により、符号化装置1と同一の、本発明による符号化装置のモジュールは、同じ参照符号を使用して図16に明確にしており、更なる説明は行わないものとする。本発明による符号化装置2は、挿入方法の工程E10及びE12を実現することができる挿入モジュール180も備える。この目的で、挿入モジュールは、決定モジュール170によって当初選択された現在のブロックBの第1の予測モードM1を、挿入する対象のデータbに応じて第2の予測モードM2に修正することができるモジュール1800を備える。ブロックBの符号化の目的で、第2の予測モードM2によって規定されたサブブロックと、ブロックBに当初関連付けられた動きデータDMVを関連付けることができるモジュール1810も備える。
特定の実施例では、符号化装置2は、この挿入に関係付けられたビットレートの増加を制限するために画像毎に挿入モジュール180によって挿入される対象のデータの数を固定するビットレート調節装置190も備える。前述のビットレート調節モジュ―ル190は、所定のパラメータに応じて画像に挿入されるデータの数を制限することができる。特定の実施例によれば、ストリームの目標ビットレートR(例えば、R=1Mbits/sである)及び画像毎に挿入されるデータの最大数Nmax(例えば、Nmax=20ビットである)に応じて画像に挿入されるデータの数を制限する。前述の2つのパラメータは、対象アプリケーションに応じて規定される。ビットレートFが達成されるか、又は現在の画像に挿入されるデータの数がNmaxに等しい場合、ビットレート調節モジュール190は、現在の画像におけるデータの挿入を停止する旨を知らせる信号をデータ挿入モジュールに送出する。
本発明は、図17に示すトランスコーディング装置3にも関する。トランスコーディング装置3は、復号化ループを表すモジュールの第1の群DECを備える。群DECは、エントロピ復号化モジュール90と、逆量子化及び逆変換のモジュール80と、時間予測及び空間予測のモジュール85と、再構成画像データが記憶されるメモリ75とを備える。トランスコーディング装置3は、符号化ループを表すモジュールの第2の群ENCを備える。この符号化ループは図11の符号化装置2のモジュールと同一である。符号化装置2のものと同じトランスコーディング装置3のモジュールは、同じ参照符号を使用して図17に識別しており、ここでは更に説明しない。トランスコーディング装置3は入力部で、符号化データのストリームF1を受け取り、これをモジュールDECの第1の群のモジュールを使用して復号化し、符号化データのストリームF1と同じ画像系列を表すが、異なるビットレートを有する符号化データの第2のストリームF2で再符号化する。モジュールの第1の群DECは特に、エントロピ復号化モジュール90を備える。本発明の必須の特徴によれば、トランスコーディング装置3は、挿入する方法の工程E10及びE12を実現することができる挿入モジュール180を備える。この目的で、挿入モジュール180は、エントロピ復号化モジュール90によって復号化された現在のブロックBの第1の予測モードM1を、挿入する対象のデータbに応じて第2の予測モードM2に修正することができるモジュール1800を備える。ブロックBの符号化の目的で、第2の予測モードM2によって規定されたサブブロックと、ブロックBに当初関連付けられ、エントロピ復号化モジュール90によって復号化された動きデータDMVを関連付けることができるモジュール1810も備える。
特定の実施例では、トランスコーディング装置2は、この挿入に関係付けられたビットレートの増加を制限するために画像毎に挿入モジュール180によって挿入される対象のデータの数を固定するビットレート調節装置190も備える。前述のビットレート調節モジュ―ル190は、所定のパラメータに応じて画像に挿入されるデータの数を制限することができる。特定の実施例によれば、ビットレート調節モジュール190は、ストリームF2の目標ビットレートR2(例えば、R2=1Mbits/sである)及び画像毎に挿入されるデータの最大数Nmax(例えば、Nmax=20ビットである)に応じて画像に挿入されるデータの数を制限する。前述の2つのパラメータは、対象アプリケーションに応じて規定される。ビットレートFが達成されるか、又は現在の画像に挿入されるデータの数がNmaxに等しい場合、ビットレート調節モジュール190は、現在の画像におけるデータの挿入を停止する旨を知らせる信号をデータ挿入モジュールに送出する。
本発明は、図18に示す符号化画像データF1のストリームにデータ4を挿入する装置にも関する。データ挿入装置4は、図17のトランスコーディング装置3のモジュールと同一のモジュールを備える。トランスコーディング装置3のものと同一のデータ挿入装置4のモジュールは、同じ参照符号を使用して図18に識別しており、ここでは更に詳細に説明しない。データ挿入装置4は特に、エントロピ復号化モジュール90と、データ挿入モジュール180と、エントロピ符号化モジュール150とを備える。エントロピ復号化装置90はストリームF1を復号化している。モードINTERにおいて符号化されたブロックに関連付けられた動きデータ及び第1の予測モードM1はデータ挿入モジュールに送信される。他の復号化データは、修正することなく、エントロピ復号化モジュール90からエントロピ符号化モジュール150に送信される。エントロピ符号化モジュール150は、動きデータと、データ挿入モジュール180によって修正された第2の予測モードM2と、エントロピ復号化モジュール90によって復号化された他の要素を符号化する。
特定の実施例では、データ挿入装置4は、この挿入に関係付けられたビットレートの増加を制限するために画像毎に挿入モジュール180によって挿入される対象のデータの数を固定するビットレート調節装置190も備える。
E10 工程
E12 工程

Claims (15)

  1. 画像の系列の、現在のブロックとして表す画像データ・ブロックにデータを挿入する方法であって、前記現在のブロックは、第1の予測モードによって規定される予測画像データから時間的に予測された画像データの形式で符号化され、又は符号化されることが意図され、前記方法は、
    第2の予測モードに応じて前記現在のブロックを符号化する目的で、前記第1の予測モードと異なる第2の予測モードに、前記第1の予測モードを、挿入する対象のデータによって修正する工程を含み、前記第2の予測モードで得られた予測画像データが、前記第1の予測モードで得られた予測画像データと同一であるように規定される方法。
  2. 請求項1記載の方法であって、前記第1の予測モードは、少なくとも1つの動きデータが関連付けられる少なくとも1つのサブブロックにおける前記現在のブロックの第1の区分を規定し、前記第2の予測モードは、少なくとも2つのサブブロックにおける前記現在のブロックの第2の区分を規定し、前記第2の区分は、前記第1の区分の部分区分であり、前記方法は、
    前記第2の区分の前記少なくとも2つのサブブロックそれぞれと、前記第1の区分の対応する少なくとも1つの動きデータを関連付ける工程を更に含む方法。
  3. 請求項2記載の方法であって、前記少なくとも1つの動きデ―タは、前記系列における参照画像を識別するインデクス及び動きベクトルである方法。
  4. 請求項2又は3に記載の方法であって、前記第1の予測モードはINTER_16x16モードであり、挿入する対象のデータが第1の値のビットの場合、前記第2の予測モードはINTER_8x16モードであり、挿入する対象のデータが、前記第1の値とは異なる第2の値のビットである場合、前記第2の予測モードはINTER_16x8モードである方法。
  5. 請求項2又は3に記載の方法であって、前記第1の予測モードはINTER_16x8モードであり、挿入する対象のデータが第1の値のビットの場合、前記第2の予測モードはINTER_8x8モードである方法。
  6. 請求項2又は3に記載の方法であって、前記第1の予測モードはINTER_8x16モードであり、挿入する対象のデータが、前記第1の値と異なる第2の値のビットの場合、前記第2の予測モードはINTER_8x8モードである方法。
  7. 請求項1記載の方法であって、前記第1の予測モ―ドはINTER_SKIPモードであり、前記第2の予測モードはINTER_16x16モードである方法。
  8. 請求項2又は3に記載の方法であって、前記第1の予測モードはINTER_8x8モードであり、挿入する対象のデータが第1の値のビットの場合、前記第2の予測モードはINTER_4x8モードであり、挿入する対象のデータが、前記第1の値とは異なる第2の値のビットである場合、前記第2の予測モードはINTER_8x4モードである方法。
  9. 請求項2又は3に記載の方法であって、前記第1の予測モードはINTER_8x4モードであり、挿入する対象のデータが第1の値のビットの場合、前記第2の予測モードはINTER_4x4モードである方法。
  10. 請求項2又は3に記載の方法であって、前記第1の予測モードはINTER_4x8モードであり、挿入する対象のデータが、前記第1の値と異なる第2の値のビットの場合、前記第2の予測モードはINTER_4x4モードである方法。
  11. 画像の系列の、現在のブロックとして表す画像データ・ブロックを表す符号化データ・ストリームに挿入されるデータを読み出す方法であって、前記ストリームは、少なくとも1つのサブブロックに、前記現在のブロックの区分を規定する予測モードを表す情報を含み、前記少なくとも1つのサブブロックについて、少なくとも1つの動きデータを表す情報を、第1のサブブロックと呼ばれる前記少なくとも1つのサブブロックについて含み、前記方法は、
    前記現在のブロックの前記予測モードを判定し、前記第1のサブブロックについて、前記符号化データ・ストリームから少なくとも1つの動きデータを判定する工程と、
    前記少なくとも1つの動きデータを比較動きデータと比較する工程と、
    前記少なくとも1つの動きデータ及び前記比較動きデータが同一の場合、挿入されたデータを読み出す工程とを含む方法。
  12. 請求項11記載の方法であって、前記比較動きデータは、前記現在のブロックと一緒に配置されたブロックに関連付けられた動きデータ、又は前記現在のブロックの隣接ブロックに関連付けられた動きデータから予測される動きデータである方法。
  13. 請求項11記載の方法であって、前記予測モードは、前記現在のブロックの区分を前記第1のサブブロック及び第2のサブブロックに規定し、前記比較動きデータは、前記第2のサブブロックに関連付けられた動きデータである方法。
  14. 画像の系列の、現在のブロックとして表す画像データ・ブロックにデータを挿入する装置であって、前記現在のブロックは、第1の予測モードによって規定される予測画像データから時間的に予測された画像データの形式で符号化され、又は符号化されることが意図され、前記挿入する装置は、
    第2の予測モードに応じて前記現在のブロックを符号化する目的で、前記第1の予測モードと異なる第2の予測モードに、前記第1の予測モードを、挿入する対象のデータによって修正する手段を備え、前記第2の予測モードで得られた予測画像データが、前記第1の予測モードで得られた予測画像データと同一であるように規定される装置。
  15. 請求項14記載の装置であって、前記第1の予測モードは、少なくとも1つの動きデータが関連付けられる少なくとも1つのサブブロックにおける前記現在のブロックの第1の区分を規定し、前記第2の予測モードは、少なくとも2つのサブブロックにおける前記現在のブロックの第2の区分を規定し、前記第2の区分は、前記第1の区分の部分区分であり、前記装置は、
    前記第2の区分の前記少なくとも2つのサブブロックそれぞれと、前記第1の区分の対応する少なくとも1つの動きデータを関連付ける手段を更に備える装置。
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