JP5545783B2 - 画像シーケンスを表す符号化されたデータのストリームを復号する方法および画像シーケンスを符号化する方法 - Google Patents

画像シーケンスを表す符号化されたデータのストリームを復号する方法および画像シーケンスを符号化する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5545783B2
JP5545783B2 JP2012522170A JP2012522170A JP5545783B2 JP 5545783 B2 JP5545783 B2 JP 5545783B2 JP 2012522170 A JP2012522170 A JP 2012522170A JP 2012522170 A JP2012522170 A JP 2012522170A JP 5545783 B2 JP5545783 B2 JP 5545783B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
average
prediction
current block
weighted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012522170A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013500661A (ja
JP2013500661A5 (ja
Inventor
ソロー,ドミニク
フランソワ,エドウアール
ビエロン,ジエローム
ラカプ,フアビアン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Thomson Licensing SAS
Original Assignee
Thomson Licensing SAS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Thomson Licensing SAS filed Critical Thomson Licensing SAS
Publication of JP2013500661A publication Critical patent/JP2013500661A/ja
Publication of JP2013500661A5 publication Critical patent/JP2013500661A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5545783B2 publication Critical patent/JP5545783B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/102Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or selection affected or controlled by the adaptive coding
    • H04N19/103Selection of coding mode or of prediction mode
    • H04N19/105Selection of the reference unit for prediction within a chosen coding or prediction mode, e.g. adaptive choice of position and number of pixels used for prediction
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/134Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or criterion affecting or controlling the adaptive coding
    • H04N19/136Incoming video signal characteristics or properties
    • H04N19/137Motion inside a coding unit, e.g. average field, frame or block difference
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/134Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or criterion affecting or controlling the adaptive coding
    • H04N19/157Assigned coding mode, i.e. the coding mode being predefined or preselected to be further used for selection of another element or parameter
    • H04N19/159Prediction type, e.g. intra-frame, inter-frame or bidirectional frame prediction
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/169Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding
    • H04N19/17Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding the unit being an image region, e.g. an object
    • H04N19/176Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding the unit being an image region, e.g. an object the region being a block, e.g. a macroblock
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/46Embedding additional information in the video signal during the compression process
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/50Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding
    • H04N19/503Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding involving temporal prediction

Description

本発明は、画像符号化の一般的な領域に関する。より具体的には、本発明は、画像シーケンスを表す符号化されたデータのストリームを復号する方法および画像シーケンスを符号化する方法に関する。
画像シーケンスを符号化して符号化されたデータのストリームにする方法およびこのストリームを復号する方法の多くは、時間的予測または画像間予測と、同様に、空間的予測または画像内予測を使用する。画像内予測または画像間予測は、画像シーケンスの圧縮の改善が可能になる。画像内予測または画像間予測は、現在のブロックについて、予測ブロックを生成すること、さらに、現在のブロックと予測ブロックとの差分(この差分は残差ブロックとも呼ばれる)を符号化することを含む。予測ブロックが現在のブロックと相関性が高いほど、現在のブロックを符号化するために必要となるビット数が低下するため、圧縮効率が高まる。しかしながら、画像シーケンスの各画像間に輝度(luminosity)変化が存在している場合には、画像間予測の効率性が失われる(現在の画像内に輝度変化が存在している場合には、画像内予測の効率性が失われる)。このような輝度変化は、例えばイルミネーション(輝度)の変更、フェージング効果、フラッシュなどに起因する。
輝度変化を考慮した画像シーケンスを符号化/復号する方法が知られている。従って、ISO/IEC 14496−10文献に記載されたMPEG−4 AVC/H.264規格のフレームワーク内では、輝度変化が存在する場合の圧縮を改善するために、重み付け予測法を使用することが知られている。このため、MPEG−4 AVC/H.264規格は、画素の1つ以上のブロックからなる画像スライス毎に、重み付け予測パラメータのストリーム内で明示的な送信を可能にする。1つの重み付け予測パラメータまたは、幾つかの重み付け予測パラメータのセットによるイルミネーション補正(輝度補正)は、1つの重み付け予測パラメータまたは、重み付け予測パラメータのセットが関連付けられた画像スライスの全てのブロックに対して同様に適用される。例えば図1に示された動きベクトルMVのような1つの動きデータを用いて、現在のブロックBcの平均とこの現在ブロックに関連付けられた参照ブロックBrの平均との比を計算することによって、現在のブロックBcの重み付け予測パラメータが決定される。動きベクトルMVが画素よりも低い精度を有する場合には、参照ブロックBrが補間される。ブロックの平均は、例えばブロックの各画素に関連付けられた輝度値の平均である。参照ブロックは、例えば動き推定のステップで決定される。現在のブロックの輝度変化は、現在のブロックに関連付けられた各値から特定されるため、このような予測方法は、精度が高い。しかしながら、このような方法は、ビットレートの観点からはコストが高い。なぜならば、このような方法は、画像スライス毎に、従って、潜在的には、ブロック毎に、重み付け予測パラメータのセットをストリームの形態で送信することを含むからである。
さらに、局所的な輝度変化を補正して符号化器側と復号器側とで同様に、局所的に重み付け予測パラメータを決定することが本技術分野において知られている。この場合、重み付け予測パラメータはストリーム内で明示的に送信されない。例えば図1を参照するに、現在のブロックBcの近傍Ncの平均と現在のブロックBcに関連付けられた参照ブロックBrの近傍Nrの平均との比を計算することによって、現在のブロックBcの重み付け予測パラメータが決定される。近傍の平均は、例えば対象となる近傍の各画素に関連付けられた輝度値の平均である。Ncは、現在のブロックBcの因果関係のある(casual)近傍に存在する。従って、Bcの前に、Ncは符号化される(Ncは再構築される)。このような方法は、重み付け予測パラメータがストリーム内で明示的に送信されずに、符号化器側と復号器側で同様に決定されるため、ビットレートの観点からは、コストが低い。しかしながら、このような予測方法は、現在のブロックBcに関連付けられた重み付け予測パラメータが現在のブロックのコンテンツを考慮しないという点で上述した方法よりも精度が低い。
本発明の目的は、従来技術の欠点の少なくとも1つを克服することにある。この目的のため、本発明は、複数のブロックに分割された画像シーケンスを表す符号化されたデータのストリームを復号する方法に関する。この方法は、現在のブロックについて、
−現在のブロックに関連する符号化されたデータのストリームの第1の部分を復号して残差ブロックを再構築するステップと、
−予測ブロックを決定するブロックと、
−残差ブロックと重み付け予測パラメータによって重み付けされた予測ブロックとを統合することによって現在のブロックを再構築するステップと、を含む。
上記重み付け予測パラメータが、
−上記予測ブロックの平均を計算するステップと、
−上記現在のブロックのDC係数を再構築するステップと、
−上記予測ブロックの平均と上記DC係数とから上記現在のブロックの平均を計算するステップと、
−上記現在のブロックの平均と上記予測ブロックの平均との比である重み付け予測パラメータを計算するステップと、によって決定されると有益である。
第1の実施形態の変形例によれば、上記現在のブロックの平均を計算するステップにおいて、上記予測ブロックの平均は、符号化されたデータのストリームから復号される初期重み付け予測パラメータによって重み付けされる。
第2の実施形態の変形例によれば、上記現在のブロックの平均を計算するステップにおいて、上記予測ブロックの平均は、上記現在のブロックの近傍の平均とこの現在のブロックに関連付けられた参照ブロックの対応する近傍の平均との比と等しい初期重み付けパラメータによって重み付けされる。
本発明は、さらに、複数のブロックに分割された画像シーケンスを符号化する方法に関する。この方法は、現在のブロックについて、
−上記現在のブロックの予測ブロックを決定するステップと、
−上記現在のブロックから重み付け予測パラメータによって重み付けされた予測ブロックを抽出することによって残差ブロックを決定するステップと、
−上記残差ブロックを符号化するステップと、を含む。
上記重み付け予測パラメータは、
−上記予測ブロックの平均および上記現在のブロックの平均を計算するステップと、
−上記現在のブロックの平均と上記予測ブロックの平均との間の予測エラーを計算するステップと、
−上記予測ブロックの平均と順次量子化され逆量子化された予測エラーとから上記現在のブロックの補正された平均を計算するステップと、
−再構築された現在のブロックの平均と上記予測ブロックの平均との比として重み付けされた予測パラメータを計算するステップと、によって決定されると有益である。
実施形態の一変形例によれば、上記予測エラーを計算するステップにおいて、上記予測ブロックの平均が初期重み付け予測パラメータによって重み付けされる。ここで、この初期重み付け予測パラメータは符号化されたデータのストリーム内で符号化される。
本発明の特定の特徴によれば、現在のブロックが属する画像の部分について、初期重み付け予測パラメータが決定される。この決定は、
−第1の平均と呼ばれる上記画像の部分の平均を決定するステップと、
−第2の平均と呼ばれる上記予測ブロックが属する対応する画像の部分の平均を決定するステップと、
−上記第1の平均と上記第2の平均との比として重み付け予測パラメータを計算するステップと、に従って行われる。
発明の特定の特徴によれば、画像の部分は、画像全体、または画像スライスである。
本発明の実施形態の別の変形例によれば、上記予測エラーを計算するステップにおいて、上記予測ブロックの平均は、上記現在のブロックの近傍の平均とこの現在のブロックに関連付けられた参照ブロックの対応する近傍の平均との比と等しい初期重み付け予測パラメータによって重み付けされる。
本発明は、添付図面を参照して、限定を意図することなく、各実施形態および有益な実施態様によって例示した内容により、より良好に理解できるであろう。
現在のブロックBc、参照ブロックBr、さらに、これらのブロックのそれぞれの近傍NcおよびNrを示す図である。 本発明に従った復号方法を示す図である。 本発明に従った符号化方法を示す図である。 本発明に従った符号化器を示す図である。 本発明に従った復号器を示す図である。
本発明は、画像シーケンスを再構築するために、この画像シーケンスを表す符号化されたデータのストリームFを復号する方法、さらに、画像シーケンスを符号化されたデータのストリームFの形態に符号化する方法に関する。画像シーケンスは、一連の、幾つかの画像である。各画像は、それぞれが少なくとも1つの画像データに関連付けられた複数の画素、または、画像点からなる。1つの画像データは、例えば1つの輝度データ、または1つの色差データである。
「輝度変化(brightness variation)」という表現は、「ルミナンス変化(luminance variation)」、「ルミナスティ変化(luminosity variation)」、または、「イルミネーション変化(illumination variation)」という英語の用語でも知られている。
用語「動きデータ」は、最も広い意味で理解されるべきである。動きデータは、動きベクトルを含み、参照画像を画像シーケンス内で識別可能とするための参照画像インデックスを含むこともある。また、動きデータは、予測ブロックを導出するために参照ブロックに対して適用しなければならない補間タイプを示す1つの情報を含むことがある。
用語「残差データ」は、他のデータの抽出後に得られるデータを意味する。抽出は、一般的には、ソース・データから予測データを画素毎に減算することである。しかしながら、抽出は、より一般的な用語であり、特に、重み付け減算を含む。この用語は、用語「残差」と同義である。残差ブロックは、残差データが関連付けられた画素のブロックである。
用語「変換された残差データ」は、変換が適用されている残差データを意味する。離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)は、2003年9月にJ.Wiley&Son社によって出版されたI.E. Richardson氏の「H.264およびMPEG−4ビデオ圧縮」と題された書籍のチャプタ3.4.2.2に記載されたこのような変換の例である。I.E. Richardson氏の書籍のチャプタ3.4.2.3に記載されたウェーブレット変換およびアダマール(Hadamard)変換は、別の例である。このような変換は、画像データのブロック、例えば残差輝度のデータおよび/または残差色差のデータを「周波数データのブロック」または「係数のブロック」とも呼ばれる「変換されたデータのブロック」に変換する。係数のブロックは、一般的には、連続係数またはDC係数として知られる低周波数係数と、AC係数として知られる高周波数係数とを含む。
用語「予測データ」は、他のデータを予測するために使用されるデータを意味する。予測ブロックは、予測データが関連付けられる画素のブロックである。予測ブロックは、予測するブロックが属する画像と同じ画像の1つのブロックまたは幾つかのブロックから得ることができる(空間的予測または画像内予測)。もしくは、予測ブロックは、予測するブロックが属する画像とは異なる画像のうちの1つのブロック(一方向予測)または幾つかのブロック(双方向予測)から得ることができる(時間的予測または画像間予測)。
用語「再構築されたデータ」は、残差データを予測データと統合した後に得られるデータを意味する。この統合は、一般的には、予測データと残差データの画素毎の合計である。しかしながら、統合は、より一般的なものであり、特に、重み付けされた合計を含む。再構築されたブロックは、再構築された画像データが関連付けられた画素のブロックである。
図2は、画像シーケンスを表す符号化されたデータのストリームFを復号する方法を示している。現在のブロックBcについて、この方法を記載する。この方法は、画像の幾つかのブロックに対して適用されることがある。
ステップ1において、現在のブロックBcについて予測ブロックBpredが決定される。例えば予測ブロックBpredは、現在のブロックBcに関連する符号化されたデータのストリームFの部分を復号する際に得られる動きデータから決定される。変形例によれば、予測ブロックBpredは、テンプレート・マッチングタイプ法によって再構築された動きデータから決定される。このような方法は、Steffen Kamp氏らの「復号器側動きベクトルの導出(Decoder Side Motion Vector Derivation」と題され、2007年10月20日に中国、深セン(Shenzhen)でITU−TのVCEGグループの第33回会議の間に出版された文献VCEG−AG16に記載されている。
ステップ2において、予測ブロックBpredの平均avrpredが特定される。単純な例として、平均avrpredは、予測ブロックBpredの各画素に関連付けられた輝度値の平均と等しい。変形例によれば、平均avrpredは、予測ブロックBpredの各画素に関連付けられた輝度値および色差値の平均と等しい。別の変形例によれば、平均avrpredは、予測ブロックBpredの各画素に関連付けられた色差値の平均と等しい。
ステップ4において、現在のブロックBcの
Figure 0005545783
と示されるDC係数は、符号化されたデータのストリームFから再構築される。このために、エントロピー復号によって、DC係数に関連する符号化されたデータFが量子化されたDC係数に復号され、この量子化されたDC係数に対して逆量子化が適用されて
Figure 0005545783
が得られる。なお、このステップにおいて、AC係数は、(残差エラーの観点から)現在のブロックに関連して再構築されることもある。このAC係数は、後に、Bcを再構築するために使用される。このために、エントロピー復号によって、AC係数に関連する符号化されたデータFが量子化されたAC係数に復号され、この量子化されたAC係数に対して逆量子化が適用される。
ステップ6において、予測ブロックBpredの平均avrpredとDC係数
Figure 0005545783
から以下のように現在のブロックBcの平均avrcr_decが計算される。
Figure 0005545783
ここで、scaleは、ブロックの平均値とこの対象となるこのブロックに関連付けられたDC係数の値とをリンクする比例係数である。比例係数は、画像領域からDC係数が属する変換領域への移行に使用される変換(例えばDCT8×8、DCT16×16、アダマールなど)に依存する。
変形例によれば、ステップ6において、初期重み付け予測パラメータwpcrにより重み付けされた予測ブロックの平均avrpredとDC係数
Figure 0005545783
とから、以下のように現在のブロックBcの平均値avrcr_decが計算される。
Figure 0005545783
初期重み付け予測パラメータwpcrは、例えば従来技術において知られている方法のうちの1つによって得られる。例えば初期重み付け予測パラメータwpcrは、符号化されたデータのストリームFから復号される。変形例によれば、初期重み付け予測パラメータwpcrは、図1に示すような、現在のブロックの近傍Ncの平均と参照ブロックBrに対応する近傍Nrの平均との比を計算することによって決定される。
ステップ8において、重み付け予測パラメータwpcr_decが特定される。この特定は、ステップ6で計算された現在のブロックの平均avrcr_decとステップ2で計算された予測ブロックの平均avrpredとの比、即ち、wpcr_dec=avrcr_dec/avrpredによって計算される。
ステップ10において、現在のブロックBcについて残差ブロックBresが再構築される。このために、現在のブロックに関連するAC係数がステップ4で既に復号されていなければ、これらのAC係数は現在のブロックBcに関連する符号化されたデータのストリームFの部分を復号することによって再構築される。DC係数の代わりの空値(null value)と再構築されたAC係数とからなる係数のブロックは、逆変換によって残差ブロックBresに変換される。
ステップ14において、現在のブロックBcが再構築される。この再構築は、ステップ10で再構築された残差ブロックBresと重み付け予測パラメータwpcr_decによって重み付けされた予測ブロックBpredとを統合することによって行われる。例えば現在のブロックBcは、残差ブロックBresと重み付け予測パラメータwpcr_decによって重み付けされた予測ブロックとの画素毎の合計と等しい。
Bc(i,j)=Bres(i,j)+wpcr_dec Bpred(i,j)
ここで、(i,j)は、画素の座標である。
変形例によれば、現在のブロックBcは、以下のタイプの等式に従って、残差ブロックおよび予測ブロックに対してフィルタリングを適用したものの合計と等しい。
Figure 0005545783
ここで、a(.)およびb(.)は、リニア・フィルタの係数である。(k,I)は、−1〜1の間で変化する整数である。単純な例として、a()は、以下の値をとることがある。
1/64 −10/64 1/64
−10/64 100/64 −10/64
1/64 −10/64 1/64

さらに、b()は、以下の値をとることがある。
1/16 2/16 1/16
2/16 4/16 2/16
1/16 2/16 1/16
図3は、符号化されたデータのストリームFの形態の画像シーケンスを符号化する方法を示している。現在のブロックBcについてこの方法を記載する。この方法は画像の幾つかのブロックに対して適用されることがある。
ステップ15において、現在のブロックBcについて、予測ブロックBpredが決定される。例えばビデオ符号化器/復号器の技術における当業者にとって公知なブロック・マッチングのタイプの動き推定方法によって得られる動きデータから予測ブロックBpredが決定される。しかしながら、本発明は、予測ブロックBpredを決定するために使用される方法によって限定されるものでは全くない。
ステップ16において、予測ブロックBpredの平均avrpredおよび現在のブロックBcの平均avrcrが特定される。単純な例として、平均avrpredは、予測ブロックBpredの各画素に関連付けられた輝度値の平均と等しい。変形例によれば、平均avrpredは、予測ブロックBpredの各画素に関連付けられた輝度値および色差値の平均と等しい。別の変形例によれば、平均avrpredは、予測ブロックBpredの各画素に関連付けられた色差値の平均と等しい。これらの変形例は、同様に、現在のブロックBcの平均avrcrの計算にも適用される。
ステップ18において、現在のブロックBcの平均avrcrと予測ブロックBpredの平均との間の予測エラーIresDCが以下のように計算される。
resDC=(avrcr−avrpred)×scale
この予測エラー(誤差)IresDCは、現在ブロックBcの平均avrcrと予測ブロックBpredの平均avrpredとの差に比例する。比例係数scaleは、ブロックの平均値と対象となるこのブロックに関連付けられたDC係数の値とをリンクする係数である。比例係数は、DC係数が属する画像領域から変換領域への移行に使用される変換(例えばDCT8×8、DCT16×16、アダマールなど)に依存する。
変形例によれば、ステップ18において、初期重み付け予測パラメータwpcrによって重み付けされた予測ブロックavrpredの平均と現在のブロックBcの平均avrcrとから、予測エラーIresDCが以下のように計算される。
resDC=(avrcr−avrpred_cr)×scale
ここで、avrpred_cr=wpcr avrpred
初期重み付け予測パラメータwpcrは、例えば従来技術において知られている方法のうちの1つから得られる。例えば初期重み付け予測パラメータwpcrは、図1に示されたような現在のブロックの近傍Ncの平均と参照ブロックBrに対応する近傍Nrの平均との比を計算することによって決定される。
別の変形例によれば、初期重み付け予測パラメータwpcrは、現在のブロックBcが属する画像の部分について、
−第1の平均と呼ばれる、上記画像の部分の平均を決定するステップと、
−第2の平均と呼ばれる、予測ブロックが属する対応する画像の部分の平均を決定するステップと、
−上記第1の平均と上記第2の平均との比として重み付け予測パラメータを計算するステップと、に従って決定される。
この画像の部分は、画像全体、または、画像スライスである。この場合、本発明に従った符号化方法は、追加のステップとして、符号化されたデータのストリームF内の初期重み付け予測パラメータを符号化するステップを含む。
ステップ20において、現在のブロックBcの補正された平均値avrcr_decが予測ブロックBpredの平均avrpredおよび順次量子化され逆量子化された予測エラーから、以下のように計算される。
Figure 0005545783
ここで、
Figure 0005545783
であり、Qは、量子化演算子であり、Q−1は、逆量子化演算子である。変形例によれば、avrpredは、avrcr_decの計算のために上記等式においてavrpred_crに置き換えられる。
ステップ22において、重み付け予測パラメータwpcr_decが特定される。この特定は、ステップ20で計算された現在のブロックavrcr_decの平均とステップ16で計算された予測ブロックavrpredの平均との比を計算することによって行われる。
ステップ26において、残差ブロックBresは、重み付け予測パラメータwpcr_decを使用して重み付けされた予測ブロックBpredを現在のブロックBcから抽出することによって決定される。例えば残差ブロックBresは、現在のブロックBcと重み付け予測パラメータwpcr_decで重み付けした予測ブロックBpredとの画素毎の差と等しい。
Bres(i,j)=Bc(i,j)−wpcr_dec Bpred(i,j)
ここで、(i,j)は、画素の座標である。
変形例によれば、残差ブロックBresは、以下のタイプの等式に従って、現在のブロックおよび予測ブロックに対してフィルタリングを適用したものの差と等しい。
Figure 0005545783
ここで、a’()およびb’()は、リニア・フィルタの係数であり、このリニア・フィルタの係数a’()およびb’()は、前に定義された係数a()およびb()とは異なることがある。(k,I)は、例えば−1〜1の間で変化する整数である。単純な例として、a’()は、以下の値をとることがある。
1/256 −18/256 1/256
−18/256 324/256 −18/256
1/256 −18/256 1/256

さらに、b’()は、以下の値をとることがある。
1/64 6/64 1/64
6/64 36/64 6/64
1/64 6/64 1/64
ステップ28において、ステップ26で決定されたブロックBresがwpcr_decによる補正のため、空値または非常に低い値の初期DC係数、およびAC係数からなる係数のブロックに変換される。次に、初期DC係数は、ステップ18で計算された予測エラーIresDCによって置き換えられる。従って、IresDCはストリームF内に効果的に符号化されたDC係数である。このように変更された係数のブロックは、次に、量子化され、エントロピー符号化により符号化される。
例えばエントロピー符号化VLC(Variable Length Coding)のタイプのビデオ符号化器の技術における当業者とって公知なエントロピー符号化方法が使用される。このエントロピー符号化方法は、例えば2003年9月にJ.Wiley & Sons社によって出版されたI.E. Richardson氏による「H.264およびMPEG−4ビデオ圧縮(H.264 and MPEG−4 video compression)」と題された書籍のチャプタ3.5.2に記載されたような、予め計算されたVLCテーブルを使用する。変形例によれば、コンテクストベースの適応算術符号化(CABAC:Context−based Adaptive Binary Arithmetic Coding)のタイプの方法を使用することができる。これは、I.E. Richardson氏による書籍のチャプタ6.5.4、さらに、「情報技術−オーディオビジュアル・オブジェクトの符号化−Part 10:アドバンスドビデオ符号化(Information technology − Coding of audio−visual objects Part 10: Advanced Video Coding)」と題されたISO/IEC 14496−10の文献のセクション9.3に記載されているようなものである。別の変形例によれば、コンテクストベースの適応可変長符号化(Context−based Adaptive Variable Lengh Coding(CAVLC))のタイプの方法を使用することができる。これは、「情報技術−オーディオビジュアル・オブジェクトの符号化−Part 10:アドバンスドビデオ符号化(Information technology − Coding of audio−visual objects Part 10: Advanced Video Coding)」と題されたISO/IEC 14496−10の文献のセクション9.2、さらに、I.E. Richardson氏の書籍のチャプタ6.4.13.2に記載されているようなものである。
本発明に従った符号化および復号方法は、現在のブロックのコンテンツを考慮すること、即ち、特に、近傍のコンテンツに限定されないことにより、予測方法を改善し、イルミネーション(輝度)の局所的変化に劇的に適応化し、このような局所的変化に関連するパラメータを明示的に符号化することが不要であるという利点を有する。さらに、これには、重み付け予測パラメータがストリーム内で転送されない場合に符号化効率を改善させるという利点がある。
本発明は、さらに、図4を参照して説明する符号化器12および図5を参照して説明する復号器13に関する。図4および図5において、各モジュールは機能的なユニットとして示されているが、物理的に区別可能なユニットに対応することもあるし、物理的に区別可能なユニットに対応しない場合もある。例えばこれらのモジュール、または、モジュールのうちの幾つかは、1つのコンポーネントにグループ化されることもあれば、同一のソフトウエアの複数の構成機能となることもある。逆に、幾つかのモジュールは、複数の別個の物理的なエンティティとして構成されることもある。
図4を参照するに、符号化器12は、画像シーケンスに属する画像を入力部で受信する。各画像は、それぞれ、少なくとも1つの画像データに関連付けられた、画素の複数のブロックに分割されている。符号化器12は、特に、時間的予測を用いた符号化を実施する。時間的予測による符号化、または、インター符号化(INTER coding)に関連する符号化器12のモジュールのみが図4に示されている。図示されていないが、ビデオ符号化器における当業者によって公知な他のモジュールは、空間的予測を用いて、または空間的予測を用いずにイントラ符号化(INTRA coding)を実施する。符号化器12は、特に、計算モジュール1200を含み、この計算モジュール1200は、例えば予測ブロックBpredを現在のブロックBcから画素毎の減算により抽出して残差画像データのブロック、または、残差ブロックBresを生成することが可能である。さらに、符号化器12は、残差ブロックBresを変換し、そして量子化して量子化されたデータにすることが可能なモジュール1202を含む。例えば変換Tは、離散コサイン変換(DCT)である。さらに、符号化器12は、量子化されたデータを符号化して符号化されたデータのストリームFにすることが可能なエントロピー符号化モジュール1204を含む。さらに、符号化器12は、モジュール1202の逆の処理を実行するモジュール1206を含む。モジュール1206は、逆量子化Q−1を実行し、その後、逆変換T−1を実行する。モジュール1206は、計算モジュール1208に結合されており、この計算モジュール1208は、例えばモジュール1206からのデータのブロックおよび予測ブロックBpredを画素毎の加算により統合してメモリ1210に記憶される再構築された画像データのブロックを生成することが可能である。
符号化器12は、さらに、動き推定モジュール1212を含み、この動き推定モジュール1212は、ブロックBcと、メモリ1210に記憶された、前に符号化されそして再構築された参照画像Irのブロックとの間の少なくとも1つの動きベクトルを推定することが可能である。変形例によれば、現在のブロックBcとオリジナルの参照画像Icとの間で動き推定が実行され、この場合には、メモリ1210は、動き推定モジュール1212に結合されていない。当業者にとってよく知られている方法に従って、動き推定モジュールは、1つの動きデータ、特に、動きベクトルをサーチし、現在のブロックBcとこの動きデータによって特定される参照画像Irにおけるブロックとの間で計算されるエラー(誤差)が最小になるようにする。
決定された動きデータは、動き推定モジュール1212によって、所定の符号化モードのセットのうち、ブロックBcの符号化モードを選択することが可能な決定モジュール1214に送信される。例えばビットレート歪みタイプの基準を最小にするような符号化モードがとられる。しかしながら、本発明は、この選択方法に限定されるものではなく、とられるモードは、別の基準、例えば先験的に決められるタイプの基準に従って選択することができる。決定モジュール1214によって選択される符号化モード、さらに、動きデータ、例えば1個の動きデータ、または、時間的予測モードやインター・モードの場合は、複数の動きデータが予測モジュール1216に送信される。予測モジュール1216は、本発明に従った符号化方法のステップ15〜22を実施可能である。選択される符号化モード、さらに、必要であれば、動きデータもまた、エントロピー符号化モジュール1204に送信されてストリームF内に符号化される。予測モジュール1216は、決定モジュール1214によって決定される符号化モードから予測ブロックBpredを決定する。この予測ブロックBpredは、動き推定モジュール1212によって決定される動きデータから決定されることもある(画像間予測)。
図5を参照するに、復号モジュール13は、画像シーケンスを表す符号化されたデータのストリームFを入力部で受信する。ストリームFは、例えばチャンネルを通じて符号化器12によって送信される。復号器13は、復号されたデータ、例えば符号化モードおよび画像のコンテンツに関連する復号されたデータを生成することが可能なエントロピー復号モジュール1300を含む。
さらに、復号器13は、動きデータ再構築モジュールを含む。第1の実施形態によれば、動きデータ再構築モジュールは、この動きデータを表すストリームFの部分を復号するエントロピー復号モジュール1300である。図13に示されていない変形例によれば、動きデータ再構築モジュールは、動き推定モジュールである。復号器13によって動きデータを再構築するためのこの解決法は、「テンプレート・マッチング」として知られている。
画像のコンテンツに関連する復号されたデータは、次に、逆量子化を行って、その後に逆変換を行うことが可能なモジュール1302に送信される。モジュール1302は、符号化されたストリームFを生成した符号化器12のモジュール1206と同一である。モジュール1302は、計算モジュール1304に結合されており、この計算モジュール1304は、例えばモジュール1302および予測モジュールBpredからのブロックを画素毎の加算により統合してメモリ1306に記憶される再構築された現在のブロックBcを生成することが可能である。さらに、復号器13は、予測モジュール1308を含む。予測モジュール1308は、エントロピー復号モジュール1300によって現在のブロックのために復号された符号化モードから予測ブロックBpredを決定する。さらに、この予測ブロックBpredの決定は、動きデータ再構築モジュールによって決定された動きデータから行われることがある。予測モジュール1308は、本発明に従って、復号方法のステップ1〜8を実施可能である。
勿論、本発明は、上述した実施形態の例に限定されるものではない。
特に、当業者であれば、上述した実施形態に対してどのような変形を施すこともでき、これらを組み合わせて様々な利点からの恩恵を受けることができる。本発明の変換のタイプは限定されるものではない。特に、本発明は、DCT変換、アダマール変換、ウェーブレット変換と共に使用することができる。

Claims (11)

  1. 複数のブロックに分割された画像シーケンスを表す符号化されたデータのストリーム復号する方法であって、
    現在のブロックに対して予測ブロックを決定するステップ
    前記予測ブロックの平均計算するステップ
    前記ストリームから前記現在のブロックに関連するDC係数およびAC係数を再構築するステップ
    前記予測ブロックの前記平均前記DC係数から前記現在のブロックの平均計算するステップ
    前記現在のブロックの前記平均前記予測ブロックの前記平均の比である重み付け予測パラメータ計算するステップ
    DC係数として零(ゼロ)と前記再構築されたAC係数とを含む係数のブロックを残差ブロックに変換するステップと、
    前記残差ブロックと前記重み付け予測パラメータによって重み付けされた前記予測ブロックとを統合することによって前記現在のブロックを再構築するステップ
    を含む前記方法。
  2. 前記現在のブロックの前記平均計算するステップにおいて、前記予測ブロックの前記平均は、前記符号化されたデータのストリームから復号された初期重み付け予測パラメータによって重み付けされる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記現在のブロックの前記平均計算するステップにおいて、前記予測ブロックの前記平均は、前記現在のブロックの近傍の平均と前記現在のブロックに関連付けられた参照ブロックの対応する近傍の平均との比等しい初期重み付け予測パラメータによって重み付けされる、請求項1に記載の方法。
  4. 符号化されたデータのストリーム内の複数のブロックに分割された画像シーケンスを符号化する方法であって
    前記現在のブロックに対する予測ブロックを決定するステップ
    前記予測ブロックの平均前記現在のブロックの平均を計算するステップ
    前記現在のブロックの前記平均前記予測ブロックの前記平均の間の予測エラー計算するステップ
    前記予測ブロックの前記平均および順次量子化され逆量子化された予測エラーから前記現在のブロックの補正された平均を計算するステップと、
    前記現在のブロックの前記補正された平均前記予測ブロックの前記平均の比である重み付け予測パラメータ計算するステップ
    前記重み付け予測パラメータによって重み付けされた前記予測ブロックを前記現在のブロックから抽出することによって残差ブロックを決定するステップ
    前記残差ブロックをDC係数およびAC係数に変換し、AC係数を量子化し、前記量子化された予測エラーおよび該量子化されたAC係数をエントロピー符号化することによって前記符号化されたデータのストリーム内の前記残差ブロックを符号化するステップ
    を含む前記方法。
  5. 前記予測エラー計算するステップにおいて、前記予測ブロックの前記平均は初期重み付け予測パラメータよって重み付けされ、該初期重み付け予測パラメータ符号化されたデータの前記ストリーム内に符号化される、請求項4に記載の方法。
  6. 前記現在のブロックが属する前記画像の部分に対して
    第1の平均と称する前記画像の前記部分の平均を決定するステップと、
    第2の平均と称する前記現在のブロックに関連付けられた参照ブロック属する対応する前記画像の部分の平均を決定するステップと、
    前記第1の平均と前記第2の平均との比である前記重み付け予測パラメータを計算するステップと、
    に従って、前記初期重み付け予測パラメータ決定される、請求項5に記載の方法。
  7. 前記画像の前記部分前記画像の全体である、請求項6に記載の方法。
  8. 前記画像の前記部分画像スライスである、請求項6に記載の方法。
  9. 前記予測エラー計算するステップにおいて、前記予測ブロックの前記平均は、前記現在のブロックの近傍の平均と前記現在のブロックに関連付けられた参照ブロックの対応する近傍の平均との比等しい初期重み付け予測パラメータよって重み付けされる、請求項4に記載の方法。
  10. 複数のブロックに分割された画像のシーケンスを表す符号化されたデータのストリームを復号する復号器であって、
    現在のブロックに対して予測ブロックを決定する手段と、
    前記予測ブロックの平均を計算する手段と、
    前記ストリームから前記現在のブロックに関連するDC係数およびAC係数を再構築する手段と、
    前記予測ブロックの前記平均と前記DC係数とから前記現在のブロックの平均を計算する手段と、
    前記現在のブロックの前記平均と前記予測ブロックの前記平均との比である重み付け予測パラメータを計算する手段と、
    DC係数として零(ゼロ)と前記再構築されたAC係数とを含む係数のブロックを残差ブロックに変換する手段と、
    前記残差ブロックと前記重み付け予測パラメータによって重み付けされた前記予測ブロックとを統合することによって前記現在のブロックを再構築する手段と、
    を備える、前記復号器。
  11. 符号化されたデータのストリーム内の複数のブロックに分割された画像のシーケンスを符号化する符号化器であって、
    前記現在のブロックに対する予測ブロックを決定する手段と、
    前記予測ブロックの平均と前記現在のブロックの平均とを計算する手段と、
    前記現在のブロックの前記平均と前記予測ブロックの前記平均との間の予測エラーを計算する手段と、
    前記予測ブロックの前記平均および順次量子化され逆量子化された予測エラーから前記現在のブロックの補正された平均を計算する手段と、
    前記現在のブロックの前記補正された平均と前記予測ブロックの前記平均との比である重み付け予測パラメータを計算する手段と、
    前記重み付け予測パラメータによって重み付けされた前記予測ブロックを前記現在のブロックから抽出することによって残差ブロックを決定する手段と、
    前記残差ブロックをDC係数およびAC係数に変換し、該AC係数を量子化し、前記量子化された予測エラーおよび該量子化されたAC係数をエントロピー符号化することによって前記符号化されたデータのストリーム内の前記残差ブロックを符号化する手段と、
    を備える、前記符号化器。
JP2012522170A 2009-07-30 2010-07-29 画像シーケンスを表す符号化されたデータのストリームを復号する方法および画像シーケンスを符号化する方法 Active JP5545783B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0955353A FR2948845A1 (fr) 2009-07-30 2009-07-30 Procede de decodage d'un flux representatif d'une sequence d'images et procede de codage d'une sequence d'images
FR0955353 2009-07-30
PCT/EP2010/061013 WO2011012669A2 (en) 2009-07-30 2010-07-29 Method for decoding a stream of coded data representative of a sequence of images and method for coding a sequence of images

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2013500661A JP2013500661A (ja) 2013-01-07
JP2013500661A5 JP2013500661A5 (ja) 2013-10-10
JP5545783B2 true JP5545783B2 (ja) 2014-07-09

Family

ID=41719377

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012522170A Active JP5545783B2 (ja) 2009-07-30 2010-07-29 画像シーケンスを表す符号化されたデータのストリームを復号する方法および画像シーケンスを符号化する方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US9008178B2 (ja)
EP (1) EP2460355B1 (ja)
JP (1) JP5545783B2 (ja)
KR (1) KR101681353B1 (ja)
CN (1) CN102474608B (ja)
FR (1) FR2948845A1 (ja)
WO (1) WO2011012669A2 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2587803A1 (en) 2011-10-27 2013-05-01 Thomson Licensing Methods for coding and reconstructing a pixel block and corresponding devices.
RU2510944C2 (ru) * 2012-07-03 2014-04-10 Корпорация "САМСУНГ ЭЛЕКТРОНИКС Ко., Лтд." Способ кодирования/декодирования многоракурсной видео последовательности на основе адаптивной локальной коррекции яркости опорных кадров без передачи дополнительных параметров (варианты)
EP2683165B1 (en) * 2012-07-04 2015-10-14 Thomson Licensing Method for coding and decoding a block of pixels from a motion model
CN104756496B (zh) * 2012-09-26 2018-04-17 汤姆逊许可公司 图像间预测方法和设备以及对应的编码方法和装置
WO2015042751A1 (en) * 2013-09-27 2015-04-02 Qualcomm Incorporated Residual coding for depth intra prediction modes
BR112016006670A2 (pt) 2013-09-27 2017-08-01 Qualcomm Inc codificação residual para modos de intra previsão de profundidade
EP3084968A4 (en) * 2013-12-16 2017-11-29 McAfee, LLC Process efficient preprocessing for an encryption standard
EP3096518A1 (en) * 2015-05-20 2016-11-23 Thomson Licensing Methods, systems and apparatus for determining prediction adjustment factors
CN107810635A (zh) * 2015-06-16 2018-03-16 Lg 电子株式会社 图像编译系统中基于照度补偿预测块的方法和设备
WO2017030199A1 (ja) * 2015-08-20 2017-02-23 日本放送協会 画像符号化装置、画像復号化装置、及びこれらのプログラム
KR102601732B1 (ko) * 2016-05-31 2023-11-14 삼성디스플레이 주식회사 영상 부호화 방법 및 영상 복호화 방법
JP2018056699A (ja) * 2016-09-27 2018-04-05 株式会社ドワンゴ 符号化装置、符号化方法、復号化装置、及び復号化方法
CA3145758A1 (en) * 2016-10-11 2018-04-19 Lg Electronics Inc. Image decoding method and apparatus relying on intra prediction in image coding system
IT201700024294A1 (it) * 2017-03-03 2018-09-03 Sisvel Tech S R L Metodo e apparato per codificare e decodificare immagini o flussi video digitali
CN117425006A (zh) * 2017-03-22 2024-01-19 韩国电子通信研究院 使用参考块的预测方法和装置

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004007379A (ja) 2002-04-10 2004-01-08 Toshiba Corp 動画像符号化方法及び動画像復号化方法
KR100584552B1 (ko) 2003-01-14 2006-05-30 삼성전자주식회사 동영상 부호화 및 복호화 방법과 그 장치
WO2006033953A1 (en) * 2004-09-16 2006-03-30 Thomson Licensing Video codec with weighted prediction utilizing local brightness variation
ATE439670T1 (de) 2004-09-21 2009-08-15 Koninkl Philips Electronics Nv Steuerverfahren und datenträgertreibergerät zur steuerung einer ladevorrichtung als träger eines datenträgers
US8457203B2 (en) * 2005-05-26 2013-06-04 Ntt Docomo, Inc. Method and apparatus for coding motion and prediction weighting parameters
KR100813963B1 (ko) 2005-09-16 2008-03-14 세종대학교산학협력단 동영상의 무손실 부호화, 복호화 방법 및 장치
KR100750136B1 (ko) 2005-11-02 2007-08-21 삼성전자주식회사 영상의 부호화, 복호화 방법 및 장치
FR2893808A1 (fr) 2005-11-22 2007-05-25 Thomson Licensing Sas Procede et dispositif de codage d'une image video
CN101379829B (zh) * 2006-02-02 2016-05-18 汤姆逊许可公司 用于运动补偿预测的自适应加权选择的方法和设备
CN101385346B (zh) * 2006-02-17 2012-05-30 汤姆森许可贸易公司 解决局部亮度变化的视频编码设备和方法
KR101369746B1 (ko) * 2007-01-22 2014-03-07 삼성전자주식회사 적응적 보간 필터를 이용한 영상 부호화, 복호화 방법 및장치
KR101244917B1 (ko) 2007-06-11 2013-03-18 삼성전자주식회사 조도 보상 방법 및 장치, 이를 이용한 영상의 부호화,복호화 방법 및 장치
CN101159875B (zh) 2007-10-15 2011-10-05 浙江大学 二重预测视频编解码方法和装置
KR20090090152A (ko) * 2008-02-20 2009-08-25 삼성전자주식회사 영상의 부호화, 복호화 방법 및 장치
TWI498003B (zh) 2009-02-02 2015-08-21 Thomson Licensing 代表一序列圖像的碼式資料連流之解碼方法和一序列圖像之寫碼方法及碼式圖像資料結構
US20140056348A1 (en) 2011-03-14 2014-02-27 Thomson Licensing Methods and device for reconstructing and coding an image block

Also Published As

Publication number Publication date
KR20120039675A (ko) 2012-04-25
WO2011012669A3 (en) 2011-04-14
US20120128068A1 (en) 2012-05-24
CN102474608B (zh) 2014-10-29
WO2011012669A2 (en) 2011-02-03
JP2013500661A (ja) 2013-01-07
FR2948845A1 (fr) 2011-02-04
EP2460355A2 (en) 2012-06-06
CN102474608A (zh) 2012-05-23
KR101681353B1 (ko) 2016-11-30
EP2460355B1 (en) 2016-08-31
US9008178B2 (en) 2015-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5545783B2 (ja) 画像シーケンスを表す符号化されたデータのストリームを復号する方法および画像シーケンスを符号化する方法
JP5669278B2 (ja) 画像シーケンスのブロックを符号化する方法およびこのブロックを再構成する方法
KR101311403B1 (ko) 영상의 부호화 방법 및 장치, 복호화 방법 및 장치
KR101362757B1 (ko) 인터 컬러 보상을 이용한 영상의 부호화 방법 및 장치,복호화 방법 및 장치
KR101261526B1 (ko) 영상의 부호화 방법 및 장치, 복호화 방법 및 장치
JP5646641B2 (ja) 画像のブロックを符号化する方法及び画像のブロックを再構成する方法
KR20210088708A (ko) 비디오 코딩을 위한 방법 및 장치
CN108093256B (zh) 用于编码和解码图像的方法、编码和解码设备
CN107396126B (zh) 用于编码和解码图像的方法、编码和解码设备、以及相应的计算机程序
WO2010052833A1 (ja) 画像符号化装置及び画像復号装置
JP2017118573A (ja) 画像復号装置、画像復号方法、画像符号化装置、画像符号化方法および符号化データ
JP5421757B2 (ja) 画像符号化装置
JP2009500941A (ja) 情報を圧縮/圧縮解除するためにビデオ信号のコーディング情報をモデリングする方法
JP2022176940A (ja) Vvcにおける色変換のための方法及び機器
JP6528635B2 (ja) 動画像符号化装置、動画像符号化方法及び動画像符号化用コンピュータプログラム
KR101668133B1 (ko) 화상 데이터의 블록을 예측하는 방법, 이 방법을 실행하는 복호 장치 및 부호화 장치
KR101261525B1 (ko) 영상 부호화 및 복호화 방법과 장치
KR20220088682A (ko) 복호 장치, 프로그램, 및 복호 방법
JP5533885B2 (ja) 動画像符号化装置および動画像復号装置
KR100991586B1 (ko) 특징값 추출을 수행하는 적응적 분산 비디오 부호화 장치 및 복호화 장치
JP2011166357A (ja) 画像符号化装置
JP2014033465A (ja) 画像符号化装置、画像復号装置、画像復号方法及び画像復号プログラム
KR20160102640A (ko) HEVC RExt에 기반한 인코딩 방법 및 디코딩 방법
JP2014222936A (ja) 画像復号装置、画像復号方法、画像符号化復号方法及び画像復号プログラム
WO2015062942A1 (en) Method and device for predictive coding/decoding of a group of pictures of a sequence of images with conversion of the dynamic of the values of the pixels

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130725

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130822

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5545783

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250