JP5394082B2 - 扉用錠止機構 - Google Patents

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本発明は、扉用錠止機構に関し、特に、地震、振動等の外力が錠箱に加わった場合に於いて、ラッチ部材をロック状態に係止している錠止レバー(ロッキングアーム)が、ロック解除の方向へ回転することを抑止する制動部材を備えた扉用錠止機構に関する。
特許文献1には、施錠時、錠箱2内に第1支軸7を介して軸支された錠止レバー8の先端部がラッチ部材1を係止する扉用錠止機構に於いて、前記錠止レバー8は、その重心が前記第1支軸7よりも前方に位置するように所定長の指先状に形成され、この指先形状錠止レバー8の短杆状の後端係合部8eには、ラッチ部材1の上辺よりも上方に位置する固定軸12に基端部が軸支され、かつ折り曲げ部分を介して下方へとアーム状に延びる自由端部14の後面が前記短杆状の後端係合部8eに係合する係止解除用制御レバー13が配設され、さらに、前記錠止レバー8の基端部の近傍下方(錠箱の底壁側の空間)に第2支軸22を介して全体の形状がZ字形又はL字形の制動レバー23が軸支され、該制動レバー23の重心は、前記第2支軸22よりも後方(錠箱の後壁側)に位置するように設定されていると共に、施錠時に於いて、錠箱に外部から振動が加わらない常態のときは、制動レバー23の先端部側の前端がラッチ部材1の底面から所要量離れるように第2支軸22に巻装された戻りばね23に付勢され、一方、錠箱に外部から振動が加わったときには、先端部側の前端の動きにより、錠止レバー8の先端部がラッチ部材1の段差状係合部から離れるのを抑止するように衝撃力を打つ消す扉用錠止機構が開示されている。
上記構成は、本願発明と同一の目的を有するものであるが、例えば略L字形の制動レバー23を錠止レバー8の基端部の近傍の下方(錠箱の底壁側の空間)に第2支軸22を介して配設するものであるから、錠箱の下部側の空間を有効活用することができないという問題点があった。
付言すると、この種の扉用錠止機構は、特許文献1に記載のように、例えばホテルの扉用の自動施錠装置として使用され、普通一般に錠箱の下部側の空間にトリガー、ラッチ部材が錠箱内に後退したときに、トリガーに連動して該ラッチ部材を一時的に捕捉するストッパー部材、操作部材の操作力によって回転するハンドルカム等の部材が適宜に組み込まれている。したがって、ホテルの扉用の自動施錠装置の機能を阻害或いは前記各部材と干渉しないように、錠箱内に制動レバー23を組み込まなければならないという難点があった(符号は特許文献のもの)。
また、特許文献1に記載の制動レバー23は、全体の形状がZ字形又はL字形に形成され、その先端部の上面で指先形状錠止レバー8の下面を受けて、重力の回転角運動により、いわゆる物理学上の回転摩擦抵抗により、指先形状の錠止レバー8からの衝撃力(運動エネルギー)を打つ消すものであるが、錠箱の底壁側の空間は、限られたスペースであることから、錠止レバー8の第2支軸22から後方の後端部の形状及び長さがそれなりに限定され、その結果、制動レバー23の制動機能を十分に発揮させることができないという問題点があった。
次に、特許文献2にも、本願発明と同一の目的を有する扉用錠止機構が記載されている。例えば特許文献2の図1には、ダルマの近傍に逆L字形状のハンマーレバー22が配設され、該ハンマーレバー22は、その下方先端部が支軸23に軸支されていると共に、下辺でもって馬形状の駆動板13のお尻に相当する後端傾斜面26を押圧する事項が記載されている。
この特許文献2は、ハンマーレバー22、すなわち、錠止レバー5用の制動レバー22を錠箱の上部側の空間に配設するので、特許文献の問題点を解消することができる。
しかしながら、特許文献2の図1から明らかなように、ハンマーレバー22は、ラッチ部材2の上方に位置する係合ピン21及び馬形状の駆動板13を介して錠止レバー5を間接的に抑止する構成なので、部品点数が多くなると共に、錠箱の上部側の空間を有効的に活用できないと問題点がある(符号は特許文献のもの)。なお、特許文献3は、ダルマ乃至ラッチ部材の作動を円滑にするために、ダルマの回転をラッチ部材に伝達する構成の一例が開示されている。
特開2006−97456号公報 特開2007−332648号公報 特開2005−290744号公報
本願発明の所期の目的は、錠止レバー及び制動レバーの構成及び配設箇所を工夫することにより、特許文献1及び特許文献2の問題点を解消すると共に、制動レバーの機能を十分に発揮させることである。
本発明の扉用錠止機構は、施錠時、錠箱内に第1支軸を介して軸支された錠止レバーの先端部がラッチ部材を係止する扉用錠止機構に於いて、前記錠止レバー5は片腕を上方に折り曲げた状態で上げかつその手首を上方に向けた形状を有していると共に、下方の先端部5aは前記ラッチ部材2を係止するように該ラッチ部材2よりも下方に位置する第1支軸4に軸支され、一方、前記先端部5aに連設する後端部から前記ラッチ部材2のラッチボルト2b或いはラッチボード2cの上辺を越えて上方へと連設する立ち上がり状のアーム部5bの上端部には前記手首に相当する受け部5dが設けられ、該受け部5dは、その基端部11aが上方の第2支軸8を介して軸支されたハンマー型の制動レバー7の下端部に常に押圧されていることを特徴とする。
上記構成に於いて、ラッチ部材2よりも上方に配設された制動レバー7は、その基端部11aが前記第2支軸に軸支されていると共に中途部分に錘12を有していることを特徴とする。また、施錠時、錠止レバー5が傾倒すると、立ち上がり状のアーム部5bは錘の機能を発揮し、さらに、さらに、錠箱1に錠止レバー5の受け部5dに係合する係止状態解除用の制御片15が軸支され、該制御片の下端部15aは、ラッチ部材2に摺動自在に設けられたリトラクター17の係合片19に係合していることを特徴とする。
(a)錠止レバー及び制動レバーの構成及び配設箇所を工夫することにより、特許文献1及び特許文献2の問題点を解消すると共に、制動レバーの機能を十分に発揮させることができる。
(b)特に、請求項2等に記載の発明は、ラッチ部材2よりも上方に配設された制動レバー7は、その基端部11aが前記第2支軸に軸支されていると共に中途部分に錘12を有していること、また、錠止レバーが傾倒すると、立ち上がり状のアーム部は錘の機能を発揮し、さらに、錠止レバーの制動レバー7から押圧される点(抑止点)が、錠止レバーを軸支する第1支軸4から長くなると共に、制動レバーの全重量が上方から重力回転摩擦抵抗となって錠止レバーの後端部に相当する受け部に加わるから、特許文献1の構成と比較して、制動レバーの制動乃至抑止力が非常に大きいという利点がある。付言すると、前記抑止点が錠止レバーの重心よりも長くなることから、制動力を有効的に利用することができる。
(c)さらに、請求項4に記載の発明は、制御片をラッチ部材2に摺動自在に設けられたリトラクター17の係合片19に係合されて錠止レバーの錠止(係止)状態を解くことができるので、錠箱の内部空間をさらに有効的に活用できる。
図1乃至図8は本発明の第1実施例を示す各説明図。
実施形態の一例を示す概略説明図(閉扉時、錠止或いは施錠状態)。 要部の概略断面説明図。 要部を構成する部材の斜視からの概略説明図。 閉扉時に於いて、錠止状態が解かれ、かつラッチ部材が後退した状態)の概略説明図。 錠箱と制御片の説明図。 錠止状態並びに錠止解除状態における制御片と錠止レバーとの関係を示す概略説明図。 ラッチ部材とリトラクターの関係を示す概略説明図。 リトラクターに対するラックと制御片の係合関係を示す分解斜視図。
図1乃至図8を参照にして発明を実施するための最良の形態を説明する。まず、図1は施錠(錠止)状態の概略説明図である。また、図2は施錠(錠止)状態における要部の概略断面説明図である。さらに、図3は要部の分解斜視図である。
施錠時、錠箱1内の略中央部に水平状態に設けられたラッチ部材(本実施例では、デットボルトの機能も兼ねる)2のラッチヘッド2aは、錠箱1のフロント1aから突出して戸枠3側の図示しない受け具に係入している。
この施錠状態に於いて、前記ラッチ部材2を構成する杆状のラッチボルト2b及び枠状のラッチボード2cよりも下方に位置する第1支軸4に軸支された錠止レバー5の先端部5aは、ラッチヘッド2aの後端面とラッチボード2cの固定前端面で形成された段差状の係合部6を係止している。
本実施例では、錠止レバー5は、単なるバー状ではなく、第1支軸4よりも後方部分あるいは後端部は、立ち上がり状にラッチボルト2b及びラッチボード2cを超えて上方へと連設(延在)するアーム部5bとなっている。
付言すると、図2(正面視)で示すように、錠止レバー5は、例えば右手親指と人差し指を互いに対向するように開いた格好をしており、コ字形状(本実施例)或いは弧状に形成されている。そして、錠止アームは、図3で示すように、アーム部5bの上端の水平板部5cに垂直状態の受け部5dを有している。
施錠時、錠止レバー5は、図1で示すように後方側へ傾倒すると、該錠止レバー5の重心は第1支軸4よりも後方へと移るので、アーム部5bは錘の機能を発揮する。これに加えて、本実施例ではハンマー型制動レバー7の下端部が、錠止レバー5の受け部5dの先端面を押圧する。
したがって、錠箱1に外部からの加振力が作用した時、該加振力によって錠止レバー5が第1支軸4を支点にその先端部5aがラッチ部材2の係合部6から離間する方向へ移動しようとしても、錠止レバー5のアーム部5b及び制動レバー7の各重みにより抑止あるいは制動される。
ハンマー型の制動レバー7は、錠止レバー5の受け部5dよりも上方に位置する第2支軸8に軸支されている。本実施例では、第2支軸8は、ラッチ部材よりも下方に位置する第1支軸4とは反対側であり、かつダルマ9の駆動力で水平方向へ移動するラック10よりも上方に位置している。
制動レバー7は、図3で示すように、くの字形状、L型形状、Cの字形状等に適宜折り曲げ形成されたハンマー本体11と、このハンマー本体の段差状中央部の両側面に一体的に設けられた一対の錘12とから構成され、前記ハンマー本体11の不番軸孔を有する基端部11aは前述した第2支軸8に軸支され、一方、基端部11aに対して交差(例えば直交)方向に連設する自由端部11bは錠止レバー5の受け部5dの先端面に常に当接している。
したがって、本実施例のハンマー型の制動レバー7は、略全体の重みが錠止レバー5の受け部5dに加わる。すなわち、ハンマー型の制動レバー7の基端部11aを軸支する第2支軸8を基準にすると、施錠時、制動レバー7は、中央部の折り曲げ部分に設けられた錘12の中心が前記第2支軸8よりも下方に位置した状態で、かつ中央部の折り曲げ部分から下方へと連設する自由端部11bが受け部5dの先端面を押圧するので、ハンマー型の制動レバー7の全体の重量が錠止レバー5の受け部5dに作用する。
ラック10は、錠箱1の上部に組み込まれたダルマ9と錠箱1の中央部に進退動自在に配設されたラッチ部材2との間に配設され、かつダルマ9の駆動力により、案内手段10b、13を介して水平移動する。本実施例では、施錠時、ラック10は、矢印で示す時計方向に回転するダルマ9の駆動力により、錠箱1のフロント1a側へと水平移動する。
しかして、図8で示すように、ラック10は、その上辺の後端部側にダルマ9のピニオンギヤ9aと噛合する係合歯10a、錠箱1の中央部(中央部寄りの部位も含む)に横設された案内ピン13と係合する案内長孔10b、不番のラックバネの一端(先端)部を支持する支持突片10c及びリトラクターの係合片19に係合する係合突片10dをそれぞれ有している。なお、前記案内ピン13には、不番のラックバネの他端(後端)部を受ける不番のバネ端受け片が設けられている。
ここで、図4、図5及び図6を参照にして、錠止レバー5の係止状態を解除する制御片15について説明する。指状或いはアーム状に形成された制御片15は、ラッチ部材2と第2支軸8との間に位置し、その下端部15aに設けた横軸16を介して錠箱1内に回転自在に配設されている。制御片15の形状に関しては任意事項であるが、例えば、軸孔を有する突片状の下端部15aから適宜に折り曲げ形成されて上方へと延びる長板状の自由端部15bの縁部は、錠止レバー5の受け部5dの背面に係合している。また、制御片15の前記下端部15aは、リトラクター17の係合片19に形成した被係合部(切欠)19aに係合する(図8参照)。
図6の(a)は、施錠時における錠止レバー5と制御片15との係合状態、一方、図6の(b)は、解錠における錠止レバー5と制御片15との係合状態をそれぞれ示す。図6の(a)と図6の(b)を対比すると明らかなように、やや傾倒状態にある制御片15が、横軸16を支点にして矢印で示す時計方向へ所定量回転すると、片腕を折り曲げたような形状の錠止レバー5は、第1支軸4を支点にして同方向(係止解除の方向)に回転する。
そこで、図4、図7及び図8を参照にして、制御片15が横軸16を支点にして回転する理由を説明する。錠止レバーの受け部5dの背面に係合する係止状態解除用の制御片15は、ラッチ部材2と制動レバー7との間に位置するように配設され、かつその下端部15aは、前記ラッチ部材2のラッチボルト2b及びラッチボード2cに水平移動自在に組み合わされたリトラクター17に係合している。リトラクター17は、ラッチボルト2bに摺動自在に設けられた軽ミゾ形綱のバネ受け片18と、このバネ受け片18の一辺から延在し、かつラッチボード2cの上面の上方に水平状態に位置する係合片19とから構成され、前記係合片19の中央部には、制御片15の下端部15aが係合する被係合部(切欠)19aが形成されている。また、係合片19の後端部の手前側には、前述したラック10の係合突片10dと係合する突起状の受け部19bが形成されている。
図7を参照にして、ラッチ部材2の細部的事項を説明する。ラッチボルト2bの略中心部にはリトラクター17の下向きコ字形状のバネ受け片18の一端部を受けるフランジ状のストッパー21が設けられている。また、該ストッパー21を基準としてラッチボルト2bの後端部側には、フランジ状のバネ受け片22が設けられている。そして、ラッチボルト2bには、複数個のバネ部材が巻装されている。その一つは、ラッチボルト2bの先端部側に設けられたラッチ付勢用バネ23で、このラッチ付勢用バネの先端はラッチボード2cの先端面に圧接し、一方、その後端は、例えば図5で示すように、錠箱1に固定された軽ミゾ形綱の固定バネ受け片24に圧接している。他の一つは、リトラクター用調整(復帰)バネ25で、このリトラクター用調整(復帰)バネ25は、リトラクター17のバネ受け片18の一端部とバネ受け片22との間に設けられている。
なお、図5で示すように、錠箱13の後壁1b側の中央部には、ラッチ部材2用の案内長孔1cが複数個形成され、これらの案内長孔1cには、ラッチボード2cの後端部に突設した不番の係合突起が係合している。また、錠箱1の側壁の上部には、ダルマ装着用の嵌合孔1dが形成されている。錠箱1の細部的事項の説明は割愛する。
図4は扉を閉じた状態に於いて、ダルマ9を矢印で示す反時計方向へ回転させて錠止レバー5の係止状態を解いた状態を含む解錠状態の概略説明図である。解錠時、ラック10は、ダルマ9の駆動力により、矢印で示すように錠箱1の後壁1b側へと移動する。その際、ラック10が所定方向へ後退動し始めると、前述したように、ラック10の下方の係合突片10dの後端面がリトラクター17の係合片19の受け部19bの前面を係合状態で押圧することから、リトラクター17は、リトラクター用調整(復帰)バネ25のバネ力に抗してラック10と共働して同方向へと移動する。
また、前記係合片19の被係合部(切欠)19aに制御片15の下端部15aが係合していることから、錠止レバー5は、該制御片15を介しかつ第1支軸4を支点にして係止を解く方向へと回転する。この時、制御片15は矢印で示す時計方向に回転することから、制動レバー7は、第2支軸8を支点にして反時計方向へと回転する。
次いで、ラック10がさらに所定方向へ後退動し続けると、ラック10の後端部が、例えばラッチボード2cの後端部に衝突することから、ラッチ部材2はラック10に追動して、かつラッチ付勢用バネ23のバネ力に抗して所定位置まで後退動する。その結果、ラッチ部材2のラッチヘッド2aは、錠箱1のフロント1a側へと後退する。
なお、図1及び図4に於いて、錠箱1の下部側には、トリガー、ラッチ部材が錠箱内に後退したときに、前記トリガーに連動して該ラッチ部材を一時的に捕捉するストッパー部材、操作部材の操作力によって回転するハンドルカム等の部材が適宜に組み込まれているが、錠箱1の下部側に組み込まれるこれらの部材やラッチ部材用捕捉機構は、本発明の特定要件ではないので省略してある。
錠止レバー5の形状は、図1の正面視を基準にすると、片腕を上方に折り曲げた状態で上げ、かつその手首を上方に向けた格好の形態である。したがって、ラッチ部材2の下方或いは第1支軸4からラッチ部材2の上辺を越えるように延伸するアーム部5bの形状は、正面視、コ字形状(本実施例)の他、逆C字形状、J字形状、弧状形状等、本発明の目的を達成する範囲に於いて、任意に設計変更することができる。また、アーム部5bの材質は、特に問わない。さらに、アーム部5b等は、中実、中空(パイプ状)のいずれであっても良い。また、本実施例では、制動レバー7は、上方の基端部11aから下方に指向する自由端部7bに至る折曲げ途中部に望ましくは錘12が設けられているが、前記錘12は、本発明の必須要件ではない。
さらに、本実施例では、ラッチ部材2は、「特許文献1と同様にダルマ9の駆動力はダルマ9のピニオンギヤ9aと噛合するラック10を介して後退動する」が、前記ピニオンギヤ9aとラック10に代えて、ダルマ9の駆動腕と、該駆動腕の端部に設けられ、かつラッチ部材2の後端部に突出形成した係合突起と係合する係合ピンとの関係(例えば特開2005−290744号公報)であっても良い。
なお、本発明の細部的事項の説明を割愛したが、本実施例のバネ部材について補足説明すると、例えば錠止レバー5は、第1支軸4に巻装された不番の付勢バネにより、その先端部5aがラッチ部材2の係合部6に付勢されている。また、図4の解錠時に於いて、ラック10が矢印方向へ移動するとき、不番のラックバネは収縮する。また、ラッチ付勢用バネ23も収縮する。
本発明は、錠前や建具の分野で利用される。
1…錠箱、2…ラッチ部材、2a…ラッチヘッド、2b…ラッチボルト、4…第1支軸、5…錠止レバー、5a…先端部、5b…アーム部、5d…受け部、6…係合部、7…制動レバー、11a…基端部、7b…下端部(自由端部)、8…第2支軸、9…ダルマ、10…ラック、11…ハンマー本体、12…錘、15…制御片、15a…下端部、16…横軸、17…リトラクター、19…係合片。

Claims (4)

  1. 施錠時、錠箱内に第1支軸を介して軸支された錠止レバーの先端部がラッチ部材を係止する扉用錠止機構に於いて、前記錠止レバー5は片腕を上方に折り曲げた状態で上げかつその手首を上方に向けた形状を有していると共に、下方の先端部5aは前記ラッチ部材2を係止するように該ラッチ部材2よりも下方に位置する第1支軸4に軸支され、一方、前記先端部5aに連設する後端部から前記ラッチ部材2のラッチボルト2b或いはラッチボード2cの上辺を越えて上方へと連設する立ち上がり状のアーム部5bの上端部には前記手首に相当する受け部5dが設けられ、該受け部5dは、その基端部11aが上方の第2支軸8を介して軸支されたハンマー型の制動レバー7の下端部に常に押圧されていることを特徴とする扉用錠止機構。
  2. 請求項1に於いて、制動レバー7は、ラッチ部材2よりも上方に配設され、その基端部11aが第2支軸に軸支されていると共に中途部分に錘12を有していることを特徴とする扉用錠止機構。
  3. 請求項1に於いて、施錠時、錠止レバー5が傾倒すると、立ち上がり状のアーム部5bは錘の機能を発揮することを特徴とする扉用錠止機構。
  4. 請求項1に於いて、錠箱1に錠止レバー5の受け部5dに係合する係止状態解除用の制御片15が軸支され、該制御片の下端部15aは、ラッチ部材2に摺動自在に設けられたリトラクター17の係合片19に係合していることを特徴とする扉用錠止機構。
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