JP5393623B2 - Gas-liquid separator and refrigeration cycle apparatus equipped with the same - Google Patents
Gas-liquid separator and refrigeration cycle apparatus equipped with the same Download PDFInfo
- Publication number
- JP5393623B2 JP5393623B2 JP2010200084A JP2010200084A JP5393623B2 JP 5393623 B2 JP5393623 B2 JP 5393623B2 JP 2010200084 A JP2010200084 A JP 2010200084A JP 2010200084 A JP2010200084 A JP 2010200084A JP 5393623 B2 JP5393623 B2 JP 5393623B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- gas
- refrigerant
- liquid
- liquid separator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Description
本発明は、二相冷媒を気体冷媒及び液冷媒に分離する気液分離器及びそれを搭載した冷凍サイクル装置に関する。 The present invention relates to a gas-liquid separator that separates a two-phase refrigerant into a gas refrigerant and a liquid refrigerant, and a refrigeration cycle apparatus equipped with the gas-liquid separator.
従来の気液分離器として、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、ブリッジ回路、膨張弁、気液分離器及び室内熱交換器を順次配管によって接続した冷凍サイクルにおいて、分離したガス冷媒を圧縮機の吸入配管に戻すものがある(例えば、特許文献1参照)。 As a conventional gas-liquid separator, compressed gas refrigerant is compressed in a refrigeration cycle in which a compressor, a four-way valve, an outdoor heat exchanger, a bridge circuit, an expansion valve, a gas-liquid separator, and an indoor heat exchanger are sequentially connected by piping. Some return to the suction pipe of the machine (for example, see Patent Document 1).
この特許文献1に記載された気液分離器では、冷房運転及び暖房運転それぞれの場合において、冷凍サイクルを流れる冷媒の方向を切り替えるために四方弁が使用され、冷房運転及び暖房運転において冷媒が流れる方向が変わっても、気液分離器に流れる冷媒の方向を冷房運転及び暖房運転の双方で一定とするためにブリッジ回路が使用されている。また、特許文献1に記載された気液分離器は、流入配管が接続された第1容器と、液冷媒の流出配管が下部に、ガス冷媒の流出配管が上部に接続された第2容器とを備えている。そして、第1容器の上部及び第2容器の上部には、ガス冷媒を通過させるための配管が設けられ、そして、第1容器の下部及び第2容器の下部には、液冷媒を通過させるための配管が設けられている。これによって、気液二相冷媒が流入する第1容器で、液冷媒の液面が波立ったり、又は泡立ったりしても、第2容器内においては液冷媒の液面の波立ち及び泡立ちが抑制されるようにして、液冷媒がガス冷媒と共に流出するのを防止しようとしている。
In the gas-liquid separator described in
しかしながら、特許文献1に記載された気液分離器においては、第1容器において、流入した気液二相状態の冷媒速度を低下させて気液分離するか、又は、泡立った状態の気液二相の冷媒から気泡状態の冷媒蒸気を浮上させて気液分離するため、流入配管の径に比べて第1容器の直径をかなり大きくする必要があり、気液分離器が大型化するという問題点があった。
However, in the gas-liquid separator described in
本発明は、上記のような課題に対応したものであり、高い気液分離効率を有しつつ小型化された気液分離器及びそれを搭載した冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。 The present invention addresses the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a gas-liquid separator that has a high gas-liquid separation efficiency and is miniaturized, and a refrigeration cycle apparatus equipped with the gas-liquid separator.
本発明の気液分離器は、第1配管と、第2配管と、前記第1配管の上部と前記第2配管の上部とを接続する上部配管と、前記第1配管の下部と前記第2配管の下部とを接続する下部配管と、前記第1配管の途中に接続され、気液二相状態の流体を前記第1配管内に流入させる流体流入配管と、前記上部配管に接続され、気相流体を流出させる気相流体流出配管と、前記下部配管に接続され、液相流体を流出させる液相流体流出配管と、を備え、前記第1配管、前記第2配管、前記上部配管及び前記下部配管によってループ状配管を形成したものである。 The gas-liquid separator of the present invention includes a first pipe, a second pipe, an upper pipe connecting an upper part of the first pipe and an upper part of the second pipe, a lower part of the first pipe, and the second pipe. A lower pipe that connects a lower part of the pipe, a fluid inflow pipe that is connected in the middle of the first pipe, and allows a gas-liquid two-phase fluid to flow into the first pipe, and the upper pipe; A gas phase fluid outflow pipe for flowing out a phase fluid; and a liquid phase fluid outflow pipe connected to the lower pipe and for flowing out the liquid phase fluid, the first pipe, the second pipe, the upper pipe, and the A loop pipe is formed by the lower pipe.
本発明によれば、高い気液分離効率によって気液二相状態の冷媒を分離することができ、しかも、この気液分離器は容器を持たない冷媒配管のみから構成されているため、製造コストを大幅に低減することができ、さらに、気液分離器の小型化及び薄型化を実現することができる。 According to the present invention, the gas-liquid two-phase refrigerant can be separated with high gas-liquid separation efficiency, and the gas-liquid separator is composed only of the refrigerant pipe having no container. The gas-liquid separator can be reduced in size and thickness.
実施の形態1.
(冷凍サイクル装置の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る気液分離器5を搭載した冷凍サイクル装置の構成図である。
本実施の形態に係る冷凍サイクル装置は、少なくとも、圧縮機1、四方弁2、熱源側の第1熱交換器3、膨張弁4、気液分離器5、利用側の第2熱交換器6を備えており、圧縮機1、四方弁2、第1熱交換器3、膨張弁4、気液分離器5、第2熱交換器6、四方弁2、そして、圧縮機1の順で冷媒配管によって接続され、冷凍サイクル回路(冷媒回路)の主回路を構成している。また、気液分離器5において後述する気体冷媒流出配管16から、第2熱交換器6と四方弁2とを接続する冷媒配管に接続するバイパス回路10が構成されている。このバイパス回路10には、電磁弁7、逆止弁8及びキャピラリーチューブ9が備えられている。なお、図1においては、気体冷媒流出配管16から、電磁弁7、逆止弁8、そしてキャピラリーチューブ9の順で接続されているが、この接続順序に限定されるものではなく、いずれの順序でもよい。
(Overall configuration of refrigeration cycle equipment)
FIG. 1 is a configuration diagram of a refrigeration cycle apparatus equipped with a gas-
The refrigeration cycle apparatus according to the present embodiment includes at least a
圧縮機1は、吸入した気体冷媒を圧縮し、高温高圧の気体冷媒を吐出する。
The
四方弁2は、圧縮機1から吐出された気体冷媒の流路を切り替える機能を有する。本実施の形態に係る冷凍サイクル装置が冷房運転を実施する場合、四方弁2は、圧縮機1から吐出された気体冷媒が第1熱交換器3に流入するように流路を切り替える。一方、暖房運転を実施する場合、四方弁2は、圧縮機1から吐出された気体冷媒が第2熱交換器6に流入するように流路を切り替える。
The four-
第1熱交換器3は、外気等と内部を流通する冷媒との熱交換を実施し、外気等を送り込むためのファンをその近傍に備えている。本実施の形態に係る冷凍サイクル装置が冷房運転を実施する場合、第1熱交換器3は、圧縮機1から吐出された高温高圧の気体冷媒と、ファンによって送られてくる外気等との熱交換を実施し、その気体冷媒を凝縮させる。一方、暖房運転を実施する場合、第1熱交換器3は、膨張弁4から送られてくる低温低圧冷媒と、ファンによって送られてくる外気等との熱交換を実施し、その低圧冷媒を蒸発させる。
The
膨張弁4は、流入してきた液冷媒を膨張させて減圧し、低温低圧の気液二相冷媒として流出する。
The
気液分離器5は、流入してきた気液二相冷媒を液冷媒及び気体冷媒に分離する。この気液分離器5の構成及び動作の詳細については、後述する。
The gas-
第2熱交換器6は、室内空気等と内部を流通する冷媒との熱交換を実施し、室内空気等を送り込むためのファンをその近傍に備えている。本実施の形態に係る冷凍サイクル装置が冷房運転を実施する場合、第2熱交換器6は、気液分離器5によって気液二相冷媒から分離された低温低圧の液冷媒と、ファンによって送られてくる室内空気等との熱交換を実施し、その低温低圧の液冷媒を蒸発させる。一方、暖房運転を実施する場合、第2熱交換器6は、圧縮機1から吐出された高温高圧の気体冷媒と、ファンによって送られてくる外気等との熱交換を実施し、その気体冷媒を凝縮させる。
The second heat exchanger 6 is provided with a fan for performing heat exchange between room air and the like and refrigerant flowing through the inside, and for sending room air and the like in the vicinity thereof. When the refrigeration cycle apparatus according to the present embodiment performs the cooling operation, the second heat exchanger 6 is supplied by a low-temperature and low-pressure liquid refrigerant separated from the gas-liquid two-phase refrigerant by the gas-
電磁弁7は、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置によって冷房運転が実施される場合、開状態とし、気液分離器5によって気液二相冷媒から分離された気体冷媒をバイパス回路10に流通させる。また、電磁弁7は、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置によって暖房運転が実施される場合、閉状態とし、冷媒がバイパス回路10に流通しないようにする。
When the cooling operation is performed by the refrigeration cycle apparatus according to the present embodiment, the
逆止弁8は、バイパス回路10において冷媒を一方向のみに流通させるものであり、具体的には、気液分離器5から圧縮機1への方向に冷媒を流通させる。
The
キャピラリーチューブ9は、銅製等の毛細管であり、バイパス回路10に流通させる気体冷媒の流量を調整する。
なお、流用を調整する手段として膨張弁を用いてもよい。
The capillary tube 9 is a capillary tube made of copper or the like, and adjusts the flow rate of the gaseous refrigerant to be circulated through the
An expansion valve may be used as means for adjusting diversion.
なお、膨張弁4は、本発明における「膨張手段」に相当する。
The
(気液分離器5の構成)
図2は、本発明の実施の形態1に係る気液分離器5の構造図である。
図2で示されるように、本実施の形態に係る気液分離器5は、略垂直方向に配置された第1の冷媒流路としての第1縦配管11、同様に略垂直方向に配置された第2の冷媒流路としての第2縦配管12、第1縦配管11の上端部と第2縦配管12の上端部とを接続する連結部としての上部配管13、及び、第1縦配管11の下端部と第2縦配管12の下端部を接続する連結部としての下部配管14を備えている。さらに、気液分離器5は、第1縦配管11と直交するように接続された第1縦配管11内への冷媒流入路としての冷媒流入配管15、第2縦配管12と上部配管13との合流部から上方に延設された気体冷媒の流出路としての気体冷媒流出配管16、及び、第2縦配管12と下部配管14との合流部から下方に延設された液冷媒の流出路としての液冷媒流出配管17を備えている。上記の第1縦配管11、第2縦配管12、上部配管13及び下部配管14によってループ状配管30が形成されている。
(Configuration of gas-liquid separator 5)
FIG. 2 is a structural diagram of the gas-
As shown in FIG. 2, the gas-
上部配管13は、後述するように、第1縦配管11内を上昇する気体冷媒20aを、第2縦配管12内を上昇する気体冷媒20cと合流させる冷媒配管である。また、上部配管13は、第1縦配管11の上端部と、その第1縦配管11の上端部より上方に位置する第2縦配管12の上端部との間に、ループ状配管30の外側に向かって円弧状となるように形成されている。
As will be described later, the
下部配管14は、後述するように、第1縦配管11内を下降する液冷媒21bを、第2縦配管12及び液冷媒流出配管17へ送り込む冷媒配管である。また、下部配管14は、第1縦配管11の下端部と、その第1縦配管11の下端部より下方に位置する第2縦配管12の下端部との間に、ループ状配管30の外側に向かって円弧状となるように形成されている。
As will be described later, the
冷媒流入配管15は、ループ状配管30の最上点と最下点との間において、垂直方向にH1:H2の比となる位置において、第1縦配管11と直交するように接続されている。この冷媒流入配管15と第1縦配管11との接続部は、衝突部30aを形成している。また、距離H1は、気液二相冷媒の気液分離において十分な高さであればよく、H1:H2の比は限定されるものではないが、例えば、2:1〜3:1程度に設定すればよい。
The
なお、第1縦配管11及び第2縦配管12は、それぞれ本発明における「第1配管」及び「第2配管」に相当する。また、冷媒流入配管15、気体冷媒流出配管16及び液冷媒流出配管17は、それぞれ本発明における「流体流入配管」、「気相流体流出配管」及び「液相流体流出配管」に相当する。
The first
(冷凍サイクル装置の冷房動作及び気液分離器5の気液分離動作)
図3は、本発明の実施の形態1に係る気液分離器5を搭載した冷凍サイクル装置、及び、気液分離器を搭載していない冷凍サイクル装置におけるエンタルピーと圧力との関係を示すモリエル線図であり、図4は、気液分離器を搭載しない冷凍サイクル装置の構成図の例である。図3において、実線は気液分離器5を搭載した冷凍サイクル装置、そして、破線は気液分離器を搭載していない図4で示される冷凍サイクル装置のエンタルピーと圧力との関係を示している。また、図3における点A〜点Fが示す冷媒状態は、図1で示される本実施の形態に係る冷凍サイクル装置における点A〜点Fにおける冷媒の各状態に対応している。さらに、図3における点A〜点C及び点D’が示す冷媒状態は、図4で示される冷凍サイクル装置における点A〜点C及び点D’における冷媒の各状態に対応している。なお、ここでは、冷凍サイクル装置として空気調和機を例とし、熱源側の第1熱交換器3が室外熱交換器、そして、利用側の第2熱交換器6が室内熱交換器として機能するものとする。
(Cooling operation of the refrigeration cycle apparatus and gas-liquid separation operation of the gas-liquid separator 5)
FIG. 3 is a Mollier line showing the relationship between enthalpy and pressure in a refrigeration cycle apparatus equipped with the gas-
まず、図4で示される気液分離器を搭載していない冷凍サイクル装置が冷房運転を実施する場合の動作について、図3及び図4を参照しながら説明する。
図4で示される気液分離器を搭載していない冷凍サイクル装置において、まず、圧縮機1によって圧縮され吐出された高温高圧の気体冷媒は、四方弁2を経由して、第1熱交換器3へ流入する(点A)。この第1熱交換器3へ流入した気体冷媒は、外気と熱交換が実施されて凝縮し、液冷媒となって、第1熱交換器3から流出する。第1熱交換器3から流出した液冷媒(点B)は、膨張弁4へ流れ込み、この膨張弁4によって膨張及び減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となる。この気液二相冷媒(点C)は、第2熱交換器6へ流入し、室内空気と熱交換が実施されて蒸発し、低温低圧の気体冷媒となって第2熱交換器6から流出する。この第2熱交換器6から流出した気体冷媒(点D’)は、四方弁2を経由して圧縮機1に流入し、再び圧縮される。
First, the operation when the refrigeration cycle apparatus not equipped with the gas-liquid separator shown in FIG. 4 performs the cooling operation will be described with reference to FIGS. 3 and 4.
In the refrigeration cycle apparatus that does not include the gas-liquid separator shown in FIG. 4, first, the high-temperature and high-pressure gaseous refrigerant compressed and discharged by the
以上のように、図4で示される気液分離器を搭載していない冷凍サイクル装置においては、膨張弁4を通過した後の気液二相冷媒(点C)が、第2熱交換器6へ流入するため、冷媒が第2熱交換器6を通過する際の圧力損失が大きくなる(図3において(PC−PD’)に相当する)。
As described above, in the refrigeration cycle apparatus that does not include the gas-liquid separator shown in FIG. 4, the gas-liquid two-phase refrigerant (point C) after passing through the
次に、図1で示される本実施の形態に係る気液分離器5を搭載した冷凍サイクル装置が冷房運転を実施する場合の動作について、図1〜図3を参照しながら説明する。
まず、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置は、電磁弁7を開状態にして、バイパス回路10に冷媒が流通するようにする。圧縮機1によって圧縮され吐出された高温高圧の気体冷媒は、四方弁2を経由して、第1熱交換器3へ流入する(点A)。第1熱交換器3へ流入した気体冷媒は、外気と熱交換が実施されて凝縮し、液冷媒となって、第1熱交換器3から流出する。第1熱交換器3から流出した液冷媒(点B)は、膨張弁4へ流れ込み、この膨張弁4によって膨張及び減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となる。この気液二相冷媒(点C)は、気液分離器5へ流入する。
Next, the operation when the refrigeration cycle apparatus equipped with the gas-
First, the refrigeration cycle apparatus according to the present embodiment opens the
ここで、気液分離器5による気液二相冷媒の気液分離動作について詳述する。上記のように気液二相冷媒(点C)は、図2における気液二相冷媒19として、気液分離器5における冷媒流入配管15から流入する。この冷媒流入配管15から流入した気液二相冷媒19は、第1縦配管11を横切って、衝突部30aにおける第1縦配管11の壁面に衝突する。この衝突によって、気液二相冷媒19は、慣性の大きい液冷媒21aが第1縦配管11に付着することによって気液分離される。このとき、第1縦配管11は容器ではなく、断面積の小さい冷媒配管であるので、衝突による泡立ちがほとんど発生することがない。
なお、冷媒流入配管15は、第1縦配管11に対して直交となるように接続されるものとしているが、これに限定されるものではない。ただし、冷媒流入配管15を第1縦配管11に対して直交となるように接続することによって、衝突部30aにおける第1縦配管11の壁面への衝突のエネルギーが大きくなり、気液二相冷媒の気液分離効率が向上する。
また、第1縦配管11を内面溝付管にしてもよい。こうすることで、溝の表面張力によって、衝突により発生する泡立ちが抑制される効果がある。
Here, the gas-liquid separation operation of the gas-liquid two-phase refrigerant by the gas-
In addition, although the refrigerant | coolant inflow piping 15 shall be connected so that it may become orthogonal with respect to the 1st
Further, the first
気液二相冷媒19から分離した液冷媒21aは、重力を受けて、液冷媒21bとして第1縦配管11及び下部配管14を下方に向かって進む。その後、液冷媒21bは、第1縦配管11の下部、下部配管14、及び第2縦配管12の下部において溜まり、液冷媒流出配管17から気液分離器5の外部へ流出する。
The
また、気液二相冷媒19から分離した気体冷媒20aは、液冷媒21bが第1縦配管11の下部に溜まることによって第1縦配管11を上方に向かって進み、上部配管13を経由し、さらに、第2縦配管12を上昇してきた後述する気体冷媒20cと合流し、気体冷媒20dとなって気体冷媒流出配管16から気液分離器5の外部へ流出する。
In addition, the
また、気液二相冷媒19が衝突部30aで気液分離された液冷媒21aが、液冷媒21bとして重力落下する際、同様に分離された気体冷媒20aの一部である気体冷媒20bを巻き込む場合がある。このとき、巻き込まれた気体冷媒20bは、下部配管14を経由して第2縦配管12へ流入し、この第2縦配管12内で浮力を受けて、第2縦配管12内の液冷媒21bの液面から分離して、気体冷媒20cとして第2縦配管12を上方に向かって進み、上部配管13を流れてきた気体冷媒20aと合流し、気体冷媒20dとなって気体冷媒流出配管16から気液分離器5の外部へ流出する。
Further, when the
また、気体冷媒20aが第1縦配管11を上昇する際、この気体冷媒20aが液冷媒21aの一部である液冷媒21cを引っ張り上げるため、この液冷媒21cが第1縦配管11を上昇するようになる。しかし、冷媒流入配管15の径の中心からループ状配管30の最上点までの距離H1を大きくとることによって、液冷媒21cは、重力落下するので、気体冷媒流出配管16から気体冷媒20dと共に気液分離器5から流出することはない。
Further, when the
また、液冷媒21cが上部配管13に到達した場合であっても、液冷媒21cの密度が、上部配管13を流通する気体冷媒20aよりも大きいため、液冷媒21cは、上部配管13の底を流れるようになり、第2縦配管12へ到達したとき、液冷媒21dとして第2縦配管12を重力落下し、液冷媒流出配管17から流出する。このとき、液冷媒21dは、第2縦配管12を上昇する気体冷媒20cに逆らって落下する必要があるが、第2縦配管12を上昇する気体冷媒20cと、第1縦配管11を上昇する気体冷媒20aとを比較すると、第1縦配管11を上昇する気体冷媒20aの方が、その冷媒量が大きく、そして流速も速く、かつ、第2縦配管12を上昇する気体冷媒20cの速度は十分遅いため、液冷媒21dは、第2縦配管12を重力落下する。
Even when the liquid refrigerant 21c reaches the
本実施の形態に係る気液分離器5は、冷凍サイクル装置の中で、以上のように作用し、高い気液分離効率で気液二相冷媒を気体冷媒と液冷媒とに分離することができる。
The gas-
そして、液冷媒流出配管17から気液分離器5の外部へ流出した液冷媒21b(点E)は、第2熱交換器6へ流入する。第2熱交換器6へ流入した液冷媒は、室内空気と熱交換が実施されて蒸発し、気体冷媒となって、第2熱交換器6から流出する。一方、気体冷媒流出配管16から気液分離器5の外部へ流出した気体冷媒20d(点F)は、バイパス回路10における電磁弁7、逆止弁8及びキャピラリーチューブ9を経由した後、第2熱交換器6を通過した気体冷媒と合流し(点D)、四方弁2を経由して、圧縮機1へ流入し、再び圧縮される。
Then, the liquid refrigerant 21 b (point E) that has flowed out of the gas-
以上のように、図1で示される本実施の形態に係る気液分離器5を搭載した冷凍サイクル装置においては、第2熱交換器6に液冷媒のみを通過させるため、第2熱交換器6を通過する際の圧力損失を低下させることができる(図3において(PC−PD)に相当する)ため、圧縮機1の吸入圧力が、圧力PD’から圧力PDに上昇し、圧縮機1が吸入圧力から吐出圧力まで圧縮するのに必要な仕事量を減少させることができる。これによって、第2熱交換器6の蒸発能力と圧縮機1の入力との比で示される成績係数を向上することができる。
As described above, in the refrigeration cycle apparatus equipped with the gas-
(冷凍サイクル装置の暖房動作)
次に、図1で示される本実施の形態に係る気液分離器5を搭載した冷凍サイクル装置が暖房運転を実施する場合の動作について説明する。
まず、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置は、電磁弁7を閉状態にして、バイパス回路10に冷媒が流通しないようにする。圧縮機1によって圧縮され吐出された高温高圧の気体冷媒は、四方弁2を経由して、第2熱交換器6へ流入する。第2熱交換器6へ流入した気体冷媒は、室内空気と熱交換が実施されて凝縮し、液冷媒となって、第2熱交換器6から流出する。第2熱交換器6から流出した液冷媒は、液冷媒流出配管17から気液分離器5へ流入する。気液分離器5へ流入した液冷媒は、液体状態のまま、冷媒流入配管15から流出する。気液分離器5を流出した液冷媒は、膨張弁4へ流れ込み、この膨張弁4によって膨張及び減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となる。この気液二相冷媒は、第1熱交換器3へ流入する。第1熱交換器3へ流入した気液二相冷媒は、外気と熱交換が実施されて蒸発し、気体冷媒となって、第1熱交換器3から流出する。第1熱交換器3を流出した気体冷媒は、四方弁2を経由して、圧縮機1へ流入し、再び圧縮される。
(Heating operation of refrigeration cycle equipment)
Next, the operation when the refrigeration cycle apparatus equipped with the gas-
First, the refrigeration cycle apparatus according to the present embodiment closes the
また、図4で示される気液分離器を搭載していない冷凍サイクル装置が暖房運転を実施する場合は、気液分離器5の通過がない点を除いて、図1で示される本実施の形態に係る気液分離器5を搭載した冷凍サイクル装置の動作と同様である。
When the refrigeration cycle apparatus not equipped with the gas-liquid separator shown in FIG. 4 performs the heating operation, the present embodiment shown in FIG. 1 is performed except that the gas-
(実施の形態1の効果)
以上のように、本実施の形態に係る気液分離器5は、冷凍サイクル装置の運転時に、高い気液分離効率によって気液二相状態の冷媒を分離することができ、しかも、この気液分離器5は容器を持たない冷媒配管のみから構成されているため、製造コストを大幅に低減することができ、気液分離器5内に封入する冷媒量を削減でき、さらに、気液分離器5の小型化及び薄型化を実現することができる。また、これによって、気液分離器5を搭載した冷凍サイクル装置全体を小型化することができる。
(Effect of Embodiment 1)
As described above, the gas-
また、本実施の形態の気液分離器5を搭載した冷凍サイクル装置においては、冷房運転が実施される場合、第2熱交換器6に液冷媒のみを通過させるため、第2熱交換器6を通過する際の圧力損失を低下させることができるため、圧縮機1における圧縮時の必要な仕事量を減少させることができ、第2熱交換器6の蒸発能力と圧縮機1の入力との比で示される成績係数を向上することができる。
Further, in the refrigeration cycle apparatus equipped with the gas-
また、本実施の形態の気液分離器5を搭載した冷凍サイクル装置においては、暖房運転が実施される場合、気液分離器5が大きな容器を持たない冷媒配管によって構成されているため、気液分離器5に溜まる液冷媒を大幅に削減することができ、その分、コストも削減することができる。特に、地球温暖化係数の大きな冷媒を用いる場合、冷媒量を大幅に削減できるので、上記の効果は大きい。また、炭化水素冷媒など可燃性のある冷媒の使用量も大幅に削減できる。ちなみに、前述した特許文献1に記載された図4で示される気液分離器を、本実施の形態に係る図1で示される冷凍サイクル装置に搭載して暖房運転を実施する場合、容器全体に液冷媒が溜まることになるため、冷媒が大量に必要となるとともに、コストが大幅に増加する。
Further, in the refrigeration cycle apparatus equipped with the gas-
また、特許文献1の図4で示される気液分離器では、同文献の図3で示されるブリッジ回路を設けて、冷房運転と暖房運転とで運転が切り替わった場合であっても、気液分離器に流れ込む冷媒の流入方向を同一にする必要があり、ブリッジ回路の追加に伴うコストアップ及び装置全体の大型化を伴う。それに対し、本実施の形態に係る気液分離器5を搭載した冷凍サイクル装置は、ブリッジ回路を必要とせず、冷凍サイクル装置の構成の簡素化、低コスト化及び冷媒量の削減を実現することができる。ただし、特許文献1に記載された図3で示されるものと同様に、本実施の形態においても、図5で示されるように、ブリッジ回路31を設けることによって、冷房運転及び暖房運転のいずれにおいても、冷媒流入配管15を介して気液分離器5に流入するようにして、気液二相冷媒を気液分離するように構成してもよい。このとき、バイパス回路10は、気液分離器5の気体冷媒流出配管16から、四方弁2と圧縮機1の吸入側との間の冷媒配管に接続するものする。この場合、冷凍サイクル装置が冷房運転を実施している場合、冷媒が蒸発器として動作する第2熱交換器6を通過する際の圧力損失を低下させることができ、第2熱交換器6の蒸発能力と圧縮機1の入力との比で示される成績係数を向上することができる。一方、冷凍サイクル装置が暖房運転を実施している場合、蒸発器として動作する第1熱交換器3を冷媒が通過する際の圧力損失を低下させることができ、第1熱交換器3の蒸発能力と圧縮機1の入力との比で示される成績係数を向上することができる。
Further, in the gas-liquid separator shown in FIG. 4 of
また、図2で示される気液分離器5の各冷媒配管をいくつか適宜まとめて一体に形成すると、製造コスト及び製造効率を向上させることができる。例えば、上部配管13、第1縦配管11及び下部配管14を一体の冷媒配管で形成し、そして、気体冷媒流出配管16、第2縦配管12及び液冷媒流出配管17を一体の冷媒配管で形成して両者の冷媒配管を接合することによってループ状配管30を形成し、さらに、第1縦配管11に冷媒流入配管15を接合するものとする。このようにすることで、部品点数を削減すると共に、接合箇所を削減することができ、製造コスト及び製造効率を向上させることができる。
Moreover, if several refrigerant | coolant piping of the gas-
また、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置を循環する冷媒として、特に限定するものではないが、R410A、R32又はR161等のフロン系冷媒の他、自然冷媒である二酸化炭素又は炭化水素等を利用することができる。この他、地球温暖化係数が低い冷媒であるテトラフルオロプロペンを冷媒として用いてもよい。特に、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置は、充填する冷媒量を削減することができるため、可燃性を有する炭化水素、又は、テトラフルオロプロペンを冷媒として使用しても、冷媒漏洩時の漏洩量を抑制することができる。 Further, the refrigerant circulating in the refrigeration cycle apparatus according to the present embodiment is not particularly limited, but uses carbon dioxide or hydrocarbon, which is a natural refrigerant, in addition to a fluorocarbon refrigerant such as R410A, R32 or R161. can do. In addition, tetrafluoropropene, which is a refrigerant having a low global warming potential, may be used as the refrigerant. In particular, since the refrigeration cycle apparatus according to the present embodiment can reduce the amount of refrigerant to be filled, even when flammable hydrocarbons or tetrafluoropropene is used as a refrigerant, leakage at the time of refrigerant leakage The amount can be suppressed.
なお、図6で示されるように、内部熱交換器60を用いる回路に気液分離器5を用いてもよい。図6において、冷房運転の場合、第1熱交換器3で凝縮した冷媒の一部を内部熱交換器用バイパス回路62に分岐する。内部熱交換器用膨張弁61で膨張及び減圧された低温冷媒は、内部熱交換器60で膨張弁4に流れ込む冷媒と熱交換が実施される。これによって、膨張弁4に流れ込む冷媒は過冷却され、膨張弁4で膨張及び減圧された冷媒の乾き度はより小さくなる。乾き度が小さくなるので、気液分離器5に流入する気液二相冷媒の流速は、より遅くなり衝突部30aでの泡立ちが、より抑制されて気液分離効率が大きくなる効果がある。また、流速が遅くなるので流速を一定とする場合では気液分離器5の配管径を、より小さくできるので低コスト化効果がある。また、気液分離効率が大きくなるので、第2熱交換器6に流入する気液二相冷媒の乾き度が小さくなり、乾き度が0に近くなってほぼ液単相流となる。一般的に、熱交換器を構成する伝熱管は複数の流路に並列分岐されているので、単相流になると第2熱交換器6を構成する各伝熱管への冷媒分配が良好になり、図6では蒸発器となる第2熱交換器6の性能向上が図れる。
As shown in FIG. 6, the gas-
また、図7で示されるように、内部熱交換器60を用いる回路に気液分離器5を用いても良い。図7において、暖房運転の場合、第2熱交換器6で凝縮した冷媒の一部を内部熱交換器用バイパス回路62に分岐する。内部熱交換器用膨張弁61で膨張及び減圧された低温冷媒は、内部熱交換器60で膨張弁4に流れ込む冷媒と熱交換が実施される。これによって、膨張弁4に流れ込む冷媒は過冷却され、膨張弁4で膨張及び減圧された冷媒の乾き度はより小さくなる。乾き度が小さくなるので、気液分離器5に流入する気液二相冷媒の流速は、より遅くなり衝突部30aでの泡立ちが、より抑制されて気液分離効率が大きくなる効果がある。また、流速が遅くなるので流速を一定とする場合では気液分離器5の配管径を、より小さくできるので低コスト化効果がある。また、気液分離効率が大きくなるので、第1熱交換器3に流入する気液二相冷媒の乾き度が小さくなり、乾き度が0に近くなってほぼ液単相流となる。前述のように、単相流になると第1熱交換器3を構成する各伝熱管への冷媒分配が良好になり、図7では蒸発器となる第1熱交換器3の性能向上が図れる。
Further, as shown in FIG. 7, the gas-
なお、図1で示される冷凍サイクル装置のように、冷房運転時にのみ、気液分離器5によって膨張弁4から流出した気液二相冷媒を気液分離するものとしているが、これに限定されるものではなく、膨張弁4及び気液分離器5の接続順序を逆とし、かつ、バイパス回路10を第1熱交換器3と四方弁2とを接続する冷媒配管に接続するものとし、暖房運転時に、気液分離器5によって膨張弁4から流出した気液二相冷媒を気液分離するものとしてもよい。この場合においても、上記の同様の効果を得ることができる。また、この場合、バイパス回路10を四方弁2と圧縮機1の吸入側との間に接続すれば、冷房運転時のみに気液二相冷媒を気液分離する場合と、暖房運転時のみに気液二相冷媒を気液分離する場合とにおいて、上記のようにバイパス回路10の接続先を切り替える必要はない。
As in the refrigeration cycle apparatus shown in FIG. 1, the gas-liquid two-phase refrigerant flowing out of the
また、気液分離器5から圧縮機1の吸入側を接続するバイパス回路10において、電磁弁7、逆止弁8及びキャピラリーチューブ9を備える構成としたが、これに限定されるものではなく、これらに代えて流量調整弁を備える構成としてもよい。
The
また、上部配管13は、第1縦配管11の上端部と、その第1縦配管11の上端部より上方に位置する第2縦配管12の上端部との間に、ループ状配管30の外側に向かって円弧状となるように形成されるものとし、下部配管14は、第1縦配管11の下端部と、その第1縦配管11の下端部より下方に位置する第2縦配管12の下端部との間に、ループ状配管30の外側に向かって円弧状となるように形成されるとしたが、これに限定されるものではない。例えば、円弧形状ではなく、直角形状となるように形成するものとしてもよい。
Further, the
また、図2で示されるように、第1縦配管11及び第2縦配管12を含め、気液分離器5が略垂直方向となるように配置されるものとしているが、これに限定されるものではなく、ループ状配管30によって形成される平面が、垂直方向から水平方向にならない程度に、水平面から所定の角度をもって配置されるものとしてもよい。このような配置によっても、上記と同様の効果を得ることができ、また、冷凍サイクル装置内において気液分離器5の配置の自由度を向上させることができる。
In addition, as shown in FIG. 2, the gas-
また、気液分離器5の各流路の断面積は、特に限定されるものではない。ただし、同一径の冷媒配管によって気液分離器5が構成される場合、冷媒配管の種類を統一化できるため、部品管理がしやすくなる。
Moreover, the cross-sectional area of each flow path of the gas-
また、図2で示されるように、冷媒流入配管15は、その長手方向がループ状配管30で形成される平面と略平行となるように設置されているが、これに限定されるものではなく、ループ状配管30で形成される平面と平行である必要はない。これによって、冷媒流入配管15の接続方向を自由に設定できるので、本実施の形態に係る気液分離器5の冷凍サイクル装置内における配置の自由度が向上する。また、冷媒流入配管15の長手方向が、ループ状配管30で形成される平面と平行とすることで、気液分離器5全体を薄型化することができる。
As shown in FIG. 2, the
また、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置として空気調和機を例に説明したが、これに限定されるものではなく、ヒートポンプ式給湯装置、又は冷蔵庫等、その他の冷凍サイクル装置に適用するものとしてもよい。さらに、本実施の形態に係る気液分離器5は、冷凍サイクル装置に搭載するものとしたが、これに限定されるものではなく、冷媒ではなくその他の流体の気液分離に適用するものとしてもよい。
Moreover, although the air conditioner was demonstrated to the example as a refrigeration cycle apparatus which concerns on this Embodiment, it is not limited to this, As what is applied to other refrigeration cycle apparatuses, such as a heat pump type hot-water supply apparatus or a refrigerator Also good. Furthermore, the gas-
実施の形態2.
本実施の形態に係る気液分離器5について、実施の形態1に係る気液分離器5の構成及び動作と相違する点を中心に説明する。なお、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の構成は、図1で示される実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の構成と同様である。
The gas-
(気液分離器5の構成)
図8は、本発明の実施の形態2に係る気液分離器5の構造図である。
図8で示されるように、本実施の形態に係る気液分離器5は、略垂直方向に配置された第1の冷媒流路としての第1縦配管11、同様に略垂直方向に配置された第2の冷媒流路としての第2縦配管12、第1縦配管11の上端部と第2縦配管12の上端部とを接続する連結部としての上部配管13、及び、第1縦配管11の下端部と第2縦配管12の下端部とを接続する連結部としての下部配管14を備えている。さらに、気液分離器5は、第1縦配管11と直交するように接続された第1縦配管11内への冷媒流入路としての冷媒流入配管15、第1縦配管11と上部配管13との合流部から上方に延設された気体冷媒の流出路としての気体冷媒流出配管16、及び、第2縦配管12と下部配管14との合流部から下方に延設された液冷媒の流出路としての液冷媒流出配管17を備えている。上記の第1縦配管11、第2縦配管12、上部配管13及び下部配管14によってループ状配管30が形成されている。
(Configuration of gas-liquid separator 5)
FIG. 8 is a structural diagram of the gas-
As shown in FIG. 8, the gas-
上部配管13は、後述するように、第2縦配管12を上昇する気体冷媒20cを、第1縦配管11内を上昇する気体冷媒20aと合流させる冷媒配管である。また、上部配管13は、第2縦配管12の上端部と、その第2縦配管12の上端部より上方に位置する第1縦配管11の上端部との間に、ループ状配管30の外側に向かって円弧状となるように形成されている。
As will be described later, the
下部配管14は、後述するように、第1縦配管11内を下降する液冷媒21bを、第2縦配管12及び液冷媒流出配管17へ送り込む冷媒配管である。また、下部配管14は、第1縦配管11の下端部と、その第1縦配管11の下端部より下方に位置する第2縦配管12の下端部との間に、ループ状配管30の外側に向かって円弧状となるように形成されている。
As will be described later, the
(気液分離器5の気液分離動作)
以下、図8で示される本実施の形態に係る気液分離器5を搭載した冷凍サイクル装置が運転を実施する場合において、膨張弁4によって膨張及び減圧された低温低圧の気液二相冷媒が、気液分離器5によって気液分離される動作について説明する。
(Gas-liquid separation operation of the gas-liquid separator 5)
Hereinafter, when the refrigeration cycle apparatus equipped with the gas-
膨張弁4を流出した気液二相冷媒は、図8における気液二相冷媒19として、気液分離器5における冷媒流入配管15から流入する。この冷媒流入配管15から流入した気液二相冷媒19は、第1縦配管11を横切って、衝突部30aにおける第1縦配管11の壁面に衝突する。この衝突によって、気液二相冷媒19は、慣性の大きい液冷媒21aが第1縦配管11に付着することによって気液分離される。このとき、第1縦配管11は容器ではなく、断面積の小さい冷媒配管であるので、衝突による泡立ちがほとんど発生することがない。
なお、冷媒流入配管15は、第1縦配管に対して直交となるように接続されるものとしているが、これに限定されるものではない。ただし、冷媒流入配管15を第1縦配管に対して直交となるように接続することによって、衝突部30aにおける第1縦配管11の壁面への衝突のエネルギーが大きくなり、気液二相冷媒の気液分離効率が向上する。
The gas-liquid two-phase refrigerant that has flowed out of the
In addition, although the refrigerant | coolant inflow piping 15 shall be connected so that it may become orthogonal with respect to 1st vertical piping, it is not limited to this. However, by connecting the
気液二相冷媒19から分離した液冷媒21aは、重力を受けて、液冷媒21bとして第1縦配管11及び下部配管14を下方に向かって進む。その後、液冷媒21bは、第1縦配管11の下部、下部配管14、及び第2縦配管12の下部において溜まり、液冷媒流出配管17から気液分離器5の外部へ流出する。
The
また、気液二相冷媒19から分離した気体冷媒20aは、液冷媒21bが第1縦配管11の下部に溜まることによって第1縦配管11を上方に向かって進み、第2縦配管12及び上部配管13を上昇してきた後述する気体冷媒20cと合流し、気体冷媒20dとなって気体冷媒流出配管16から気液分離器5の外部へ流出する。
Further, the
また、気液二相冷媒19が衝突部30aで気液分離された液冷媒21aが、液冷媒21bとして重力落下する際、同様に分離された気体冷媒20aの一部である気体冷媒20bを巻き込む場合がある。このとき、巻き込まれた気体冷媒20bは、下部配管14を経由して第2縦配管12へ流入し、この第2縦配管12内で浮力を受けて、第2縦配管12内の液冷媒21bの液面から分離して、気体冷媒20cとして第2縦配管12を上方に向かって進み、さらに、上部配管13を経由して、第1縦配管11を上昇してきた気体冷媒20aと合流し、気体冷媒20dとなって気体冷媒流出配管16から気液分離器5の外部へ流出する。
Further, when the
また、気体冷媒20aが第1縦配管11を上昇する際、この気体冷媒20aが液冷媒21aの一部である液冷媒21cを引っ張り上げるため、この液冷媒21cが第1縦配管11を上昇するようになる。しかし、冷媒流入配管15の径の中心からループ状配管30の最上点までの距離H1を大きくとることによって、液冷媒21cは、重力落下するので、気体冷媒流出配管16から気体冷媒20dと共に気液分離器5から流出することはない。
Further, when the
また、液冷媒21cが、上部配管13に接続される第1縦配管11の上端部に到達した場合であっても、液冷媒21cの密度が、上部配管13を流通する気体冷媒20cよりも大きいため、液冷媒21cは、上部配管13の底を流れるようになり、上部配管13に接続される第1縦配管11の上端部に到達してから、液冷媒21dとして上部配管13及び第2縦配管12を重力落下し、液冷媒流出配管17から流出する。このとき、液冷媒21dは、第2縦配管12を上昇する気体冷媒20cに逆らって落下する必要があるが、第2縦配管12を上昇する気体冷媒20cと、第1縦配管11を上昇する気体冷媒20aとを比較すると、第1縦配管11を上昇する気体冷媒20aの方が、その冷媒量が大きく、そして流速も速く、かつ、第2縦配管12を上昇する気体冷媒20cの速度は十分遅いため、液冷媒21dは、第2縦配管12を重力落下する。
Even if the liquid refrigerant 21 c reaches the upper end of the first
本実施の形態に係る気液分離器5は、冷凍サイクル装置の中で、以上のように作用し、実施の形態1に係る気液分離器5と同様に、高い気液分離効率で気液二相冷媒を気体冷媒と液冷媒とに分離することができる。
The gas-
(実施の形態2の効果)
以上のような構成及び動作をする本実施の形態に係る気液分離器5、及びそれを搭載した冷凍サイクル装置においても、実施の形態1に係る気液分離器5、及びそれを搭載した冷凍サイクル装置と同様の効果を得ることができる。
(Effect of Embodiment 2)
Even in the gas-
実施の形態3.
本実施の形態に係る気液分離器5について、実施の形態1に係る気液分離器5の構成及び動作と相違する点を中心に説明する。なお、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の構成は、図1で示される実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の構成と同様である。
The gas-
(気液分離器5の構成)
図9は、本発明の実施の形態3に係る気液分離器5の構成図である。
図9で示されるように、本実施の形態に係る気液分離器5は、略垂直方向に配置された第1の冷媒流路としての第1縦配管11、同様に略垂直方向に配置された第2の冷媒流路としての第2縦配管12、第1縦配管11の上端部と第2縦配管12の上端部とを接続する連結部としての上部配管13、及び、第1縦配管11の下端部と第2縦配管12の下端部を接続する連結部としての下部配管14を備えている。上記の第1縦配管11、第2縦配管12、上部配管13及び下部配管14によってループ状配管30が形成されている。また、気液分離器5は、第1縦配管11と直交するように接続された第1縦配管11内への冷媒流入路としての冷媒流入配管15を備えている。
(Configuration of gas-liquid separator 5)
FIG. 9 is a configuration diagram of the gas-
As shown in FIG. 9, the gas-
上部配管13は、後述するように、第1縦配管11内を上昇する気体冷媒20aを、第2縦配管12内を上昇する気体冷媒20cと合流させる冷媒配管である。また、上部配管13は、第1縦配管11の上端部と、その第1縦配管11の上端部より上方に位置する第2縦配管12の上端部との間に、ループ状配管30の外側に向かって円弧状となるように形成されている。
As will be described later, the
下部配管14は、後述するように、第1縦配管11内を下降する液冷媒21bを、第2縦配管12の下端部へ送り込む冷媒配管である。また、下部配管14は、第1縦配管11の下端部と、その第1縦配管11の下端部より下方に位置する第2縦配管12の下端部との間に、ループ状配管30の外側に向かって円弧状となるように形成されている。
The
冷媒流入配管15は、ループ状配管30の最上点と最下点との間において、垂直方向にH1:H2の比となる位置において、第1縦配管11と直交するように接続されている。この冷媒流入配管15と第1縦配管11との接続部は、衝突部30aを形成している。また、距離H1は、気液二相冷媒の気液分離において十分な高さであればよく、H1:H2の比は限定されるものではないが、例えば、2:1〜3:1程度に設定すればよい。
The
なお、下部配管14及びループ状配管30は、それぞれ本発明における「第1下部配管」及び「第1ループ状配管」に相当する。
The
本実施の形態に係る気液分離器5は、さらに、略垂直方向に配置された第3の冷媒流路としての第3縦配管120、第2縦配管12の上端部と第3縦配管120の上端部を接続する連結部としての上部配管130、及び、第2縦配管12の下端部と第3縦配管120の下端部とを接続する連結部としての下部配管140を備えている。さらに、気液分離器5は、第3縦配管120と上部配管130との合流部から上方に延設された気体冷媒の流出路としての気体冷媒流出配管160、及び、第3縦配管120と下部配管140との合流部から下方に延設された液冷媒の流出路としての液冷媒流出配管170を備えている。上記の第2縦配管12、第3縦配管120、上部配管130及び下部配管140によってループ状配管300が形成されている。
The gas-
上部配管130は、後述するように、第1縦配管11内及び上部配管13内を上昇する気体冷媒20a、及び、第2縦配管12内を上昇する気体冷媒20cを、第3縦配管120内を上昇する気体冷媒20fと合流させる冷媒配管である。
As will be described later, the
下部配管140は、後述するように、第2縦配管12内を下降する液冷媒21eを、第3縦配管120及び液冷媒流出配管170へ送り込む冷媒配管である。また、下部配管140は、第2縦配管12の下端部と、その第2縦配管12の下端部より下方に位置する第3縦配管120の下端部との間に、ループ状配管300の外側に向かって円弧状となるように形成されている。
As will be described later, the
また、前述した下部配管14は、ループ状配管300の最上点と最下点との間において、垂直方向にH1’:H2’の比となる位置において、第2縦配管12と直交するように接続されている。この下部配管14と第2縦配管12との接続部は、衝突部30bを形成している。また、距離H1’は、液冷媒21b及びそれに巻き込まれた気体冷媒20bの気液分離において十分な高さであればよく、H1’:H2’の比は限定されるものではないが、例えば、2:1〜4:1程度に設定すればよい。
In addition, the
なお、第3縦配管120、下部配管140及びループ状配管300は、それぞれ本発明における「第3配管」、「第2下部配管」及び「第2ループ状配管」に相当する。
The third
(気液分離器5の気液分離動作)
以下、図9で示される本実施の形態に係る気液分離器5を搭載した冷凍サイクル装置が運転を実施する場合において、膨張弁4によって膨張及び減圧された低温低圧の気液二相冷媒が、気液分離器5によって気液分離される動作について説明する。
(Gas-liquid separation operation of the gas-liquid separator 5)
Hereinafter, when the refrigeration cycle apparatus equipped with the gas-
膨張弁4を流出した気液二相冷媒は、図9における気液二相冷媒19として、気液分離器5における冷媒流入配管15から流入する。この冷媒流入配管15から流入した気液二相冷媒19は、第1縦配管11を横切って、衝突部30aにおける第1縦配管11の壁面に衝突する。この衝突によって、気液二相冷媒19は、慣性の大きい液冷媒21aが第1縦配管11に付着することによって気液分離される。このとき、第1縦配管11は容器ではなく、断面積の小さい冷媒配管であるので、衝突による泡立ちがほとんど発生することがない。
なお、冷媒流入配管15は、第1縦配管に対して直交となるように接続されるものとしているが、これに限定されるものではない。ただし、冷媒流入配管15を第1縦配管に対して直交となるように接続することによって、衝突部30aにおける第1縦配管11の壁面への衝突のエネルギーが大きくなり、気液二相冷媒の気液分離効率が向上する。
The gas-liquid two-phase refrigerant that has flowed out of the
In addition, although the refrigerant | coolant inflow piping 15 shall be connected so that it may become orthogonal with respect to 1st vertical piping, it is not limited to this. However, by connecting the
気液二相冷媒19から分離した液冷媒21aは、重力を受けて、液冷媒21bとして第1縦配管11及び下部配管14を下方に向かって進み、第2縦配管12へ流入する。
The
また、気液二相冷媒19から分離した気体冷媒20aは、液冷媒21bが第1縦配管11の下部に溜まることによって第1縦配管11を上方に向かって進み、上部配管13を経由し、第2縦配管12を上昇してきた後述する気体冷媒20cと第2縦配管12の上端部で合流し、さらに、第3縦配管120を上昇してきた後述する気体冷媒20fと第3縦配管120の上端部で合流し、気体冷媒20dとなって気体冷媒流出配管160から気液分離器5の外部へ流出する。
In addition, the
また、気液二相冷媒19が衝突部30aで気液分離された液冷媒21aが、液冷媒21bとして重力落下する際、同様に分離された気体冷媒20aの一部である気体冷媒20bを巻き込む場合がある。このとき、巻き込まれた気体冷媒20bは、液冷媒21bと共に、第2縦配管12へ流入する。
Further, when the
また、気体冷媒20bを巻き込んだ液冷媒21bは、第2縦配管12を横切って、衝突部30bにおける第2縦配管12の壁面に衝突する。この衝突によって、液冷媒21bに巻き込まれた気体冷媒20bの大部分は、第2縦配管12内で浮力を受けて上昇し、液冷媒21bは、重力を受けて、液冷媒21eとして第2縦配管12及び下部配管140を下方に向かって進む。その後、液冷媒21eは、第2縦配管12の下部、下部配管140、及び第3縦配管120の下部において溜まり、液冷媒流出配管170から気液分離器5の外部へ流出する。
Further, the liquid refrigerant 21b including the gaseous refrigerant 20b crosses the second
また、気体冷媒20bを巻き込んだ液冷媒21bから分離した気体冷媒20bの大部分は、前述のように、第2縦配管12内で浮力を受けて、第2縦配管12内の液冷媒21bの液面から分離して、気体冷媒20cとして第2縦配管12を上方に向かって進み、上部配管13を流れてきた気体冷媒20aと合流し、さらに、第3縦配管120を上昇してきた後述する気体冷媒20fと第3縦配管120の上端部で合流し、気体冷媒20dとなって気体冷媒流出配管160から気液分離器5の外部へ流出する。さらに、液冷媒21bにおける気体冷媒20bの一部は、気体冷媒20eとして液冷媒21eに巻き込まれ、この巻き込まれた気体冷媒20eは、下部配管140を経由して第3縦配管120へ流入し、この第3縦配管120内で浮力を受けて、第3縦配管120内の液冷媒21eの液面から分離して、気体冷媒20fとして第3縦配管120を上方に向かって進み、上部配管130を流れてきた気体冷媒20aと気体冷媒20cとが合流した冷媒に更に合流し、気体冷媒20dとなって気体冷媒流出配管160から気液分離器5の外部へ流出する。
Further, most of the
また、気体冷媒20aが第1縦配管11を上昇する際、この気体冷媒20aが液冷媒21aの一部である液冷媒21cを引っ張り上げるため、この液冷媒21cが第1縦配管11を上昇するようになる。しかし、冷媒流入配管15の径の中心からループ状配管30の最上点までの距離H1を大きくとることによって、液冷媒21cは、重力落下するので、気体冷媒流出配管160から気体冷媒20dと共に気液分離器5から流出することはない。
Further, when the
また、液冷媒21cが上部配管13に到達した場合であっても、液冷媒21cの密度が、上部配管13を流通する気体冷媒20aよりも大きいため、液冷媒21cは、上部配管13の底を流れるようになり、第2縦配管12へ到達したとき、液冷媒21dとして第2縦配管12を重力落下し、液冷媒21eの一部となって液冷媒流出配管170から流出する。このとき、液冷媒21dは、第2縦配管12を上昇する気体冷媒20cに逆らって落下する必要があるが、第2縦配管12を上昇する気体冷媒20cと、第1縦配管11を上昇する気体冷媒20aとを比較すると、第1縦配管11を上昇する気体冷媒20aの方が、その冷媒量が大きく、そして流速も速く、かつ、第2縦配管12を上昇する気体冷媒20cの速度は十分遅いため、液冷媒21dは、第2縦配管12を重力落下する。
Even when the liquid refrigerant 21c reaches the
また、液冷媒21cが上部配管13に到達し、さらに、第2縦配管12を重力落下せず、上部配管130に到達した場合であっても、液冷媒21cの密度が、上部配管130を流通する気体冷媒20a及び気体冷媒20cよりも大きいため、液冷媒21cは、上部配管130の底を流れるようになり、第3縦配管120へ到達したとき、液冷媒21fとして第3縦配管120を重力落下し、液冷媒21eの一部となって液冷媒流出配管170から流出する。このとき、液冷媒21fは、第3縦配管120を上昇する気体冷媒20fに逆らって落下する必要があるが、第3縦配管120を上昇する気体冷媒20fと、上部配管130を流通する気体冷媒20a及び気体冷媒20cが合流した冷媒とを比較すると、上部配管130を流通する気体冷媒20a及び気体冷媒20cが合流した冷媒の方が、その冷媒量が大きく、そして流速も速く、かつ、第3縦配管120を上昇する気体冷媒20fの速度は十分遅いため、液冷媒21fは、第3縦配管120を重力落下する。
Further, even when the liquid refrigerant 21c reaches the
本実施の形態に係る気液分離器5は、冷凍サイクル装置の中で、以上のように作用し、衝突部を多段にすることによって、実施の形態1及び実施の形態2に係る気液分離器5よりもさらに高い気液分離効率で気液二相冷媒を気体冷媒と液冷媒とに分離することができる。
The gas-
(実施の形態3の効果)
以上のように、本実施の形態に係る気液分離器5は、冷凍サイクル装置の運転時に、実施の形態1及び実施の形態2に係る気液分離器5よりもさらに高い気液分離効率によって気液二相状態の冷媒を分離することができ、しかも、この気液分離器5は容器を持たない冷媒配管のみから構成されているため、製造コストを大幅に低減することができ、封入する冷媒量を削減でき、さらに、気液分離器5の小型化及び薄型化を実現することができる。また、これによって、気液分離器5を搭載した冷凍サイクル装置全体を小型化することができる。
(Effect of Embodiment 3)
As described above, the gas-
その他、本実施の形態に係る気液分離器5、及びそれを搭載した冷凍サイクル装置においても、実施の形態1に係る気液分離器5、及びそれを搭載した冷凍サイクル装置と同様の効果を得ることができる。
In addition, the gas-
実施の形態4.
本実施の形態に係る気液分離器5について、実施の形態3に係る気液分離器5の構成及び動作と相違する点を中心に説明する。なお、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の構成は、図1で示される実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の構成と同様である。
The gas-
(気液分離器5の構成)
図10は、本発明の実施の形態4に係る気液分離器5の構造図である。
図10で示されるように、本実施の形態に係る気液分離器5は、略垂直方向に配置された第1の冷媒流路としての第1縦配管11、同様に略垂直方向に配置された第2の冷媒流路としての第2縦配管12、第1縦配管11の上端部と第2縦配管12の上端部とを接続する連結部としての上部配管13、及び、第1縦配管11の下端部と第2縦配管12の下端部を接続する連結部としての下部配管14を備えている。上記の第1縦配管11、第2縦配管12、上部配管13及び下部配管14によってループ状配管30が形成されている。また、気液分離器5は、第1縦配管11と直交するように接続された第1縦配管11内への冷媒流入路としての冷媒流入配管15を備えている。
(Configuration of gas-liquid separator 5)
FIG. 10 is a structural diagram of the gas-
As shown in FIG. 10, the gas-
上部配管13は、後述するように、第1縦配管11内を上昇する気体冷媒20aを、第2縦配管12内を上昇する気体冷媒20c及び第3縦配管120内を上昇する気体冷媒20fが合流した冷媒と合流させる冷媒配管である。
As will be described later, the
本実施の形態に係る気液分離器5は、さらに、略垂直方向に配置された第3の冷媒流路としての第3縦配管120、第2縦配管12の上端部と第3縦配管120の上端部を接続する連結部としての上部配管130、及び、第2縦配管12の下端部と第3縦配管120の下端部とを接続する連結部としての下部配管140を備えている。さらに、気液分離器5は、第1縦配管11と上部配管13との合流部から上方に延設された気体冷媒の流出路としての気体冷媒流出配管160、及び、第3縦配管120と下部配管140との合流部から下方に延設された液冷媒の流出路としての液冷媒流出配管170を備えている。上記の第2縦配管12、第3縦配管120、上部配管130及び下部配管140によってループ状配管300が形成されている。
The gas-
上部配管130は、後述するように、第2縦配管12内を上昇する気体冷媒20cを、第3縦配管120内を上昇する気体冷媒20fと合流させる冷媒配管である。また、上部配管130は、第3縦配管120の上端部と、その第3縦配管120の上端部より上方に位置する第2縦配管12の上端部との間に、ループ状配管300の外側に向かって円弧状となるように形成されている。
The
(気液分離器5の気液分離動作)
以下、図10で示される本実施の形態に係る気液分離器5を搭載した冷凍サイクル装置が運転を実施する場合において、膨張弁4によって膨張及び減圧された低温低圧の気液二相冷媒が、気液分離器5によって気液分離される動作ついて説明する。
(Gas-liquid separation operation of the gas-liquid separator 5)
Hereinafter, when the refrigeration cycle apparatus equipped with the gas-
膨張弁4を流出した気液二相冷媒は、図10における気液二相冷媒19として、気液分離器5における冷媒流入配管15から流入する。この冷媒流入配管15から流入した気液二相冷媒19は、第1縦配管11を横切って、衝突部30aにおける第1縦配管11の壁面に衝突する。この衝突によって、気液二相冷媒19は、慣性の大きい液冷媒21aが第1縦配管11に付着することによって気液分離される。このとき、第1縦配管11は容器ではなく、断面積の小さい冷媒配管であるので、衝突による泡立ちがほとんど発生することがない。
なお、冷媒流入配管15は、第1縦配管に対して直交となるように接続されるものとしているが、これに限定されるものではない。ただし、冷媒流入配管15を第1縦配管に対して直交となるように接続することによって、衝突部30aにおける第1縦配管11の壁面への衝突のエネルギーが大きくなり、気液二相冷媒の気液分離効率が向上する。
The gas-liquid two-phase refrigerant that has flowed out of the
In addition, although the refrigerant | coolant inflow piping 15 shall be connected so that it may become orthogonal with respect to 1st vertical piping, it is not limited to this. However, by connecting the
気液二相冷媒19から分離した液冷媒21aは、重力を受けて、液冷媒21bとして第1縦配管11及び下部配管14を下方に向かって進み、第2縦配管12へ流入する。
The
また、気液二相冷媒19から分離した気体冷媒20aは、液冷媒21bが第1縦配管11の下部に溜まることによって第1縦配管11を上方に向かって進み、第2縦配管12を上昇してきた後述する気体冷媒20c、及び、第3縦配管120を上昇してきた後述する気体冷媒20fが合流した冷媒と第1縦配管11の上端部で合流し、気体冷媒20dとなって気体冷媒流出配管160から気液分離器5の外部へ流出する。
Further, the
また、気液二相冷媒19が衝突部30aで気液分離された液冷媒21aが、液冷媒21bとして重力落下する際、同様に分離された気体冷媒20aの一部である気体冷媒20bを巻き込む場合がある。このとき、巻き込まれた気体冷媒20bは、液冷媒21bと共に、第2縦配管12へ流入する。
Further, when the
また、気体冷媒20bを巻き込んだ液冷媒21bは、第2縦配管12を横切って、衝突部30bにおける第2縦配管12の壁面に衝突する。この衝突によって、液冷媒21bに巻き込まれた気体冷媒20bの大部分は、第2縦配管12内で浮力を受けて上昇し、液冷媒21bは、重力を受けて、液冷媒21eとして第2縦配管12及び下部配管140を下方に向かって進む。その後、液冷媒21eは、第2縦配管12の下部、下部配管140、及び第3縦配管120の下部において溜まり、液冷媒流出配管170から気液分離器5の外部へ流出する。
Further, the liquid refrigerant 21b including the gaseous refrigerant 20b crosses the second
また、気体冷媒20bを巻き込んだ液冷媒21bから分離した気体冷媒20bの大部分は、前述のように、第2縦配管12内で浮力を受けて、第2縦配管12内の液冷媒21bの液面から分離して、気体冷媒20cとして第2縦配管12を上方に向かって進み、上部配管130を流れてきた後述する気体冷媒20fと合流し、さらに、第1縦配管11を上昇してきた気体冷媒20aと第1縦配管11の上端部で合流し、気体冷媒20dとなって気体冷媒流出配管160から気液分離器5の外部へ流出する。さらに、液冷媒21bにおける気体冷媒20bの一部は、気体冷媒20eとして液冷媒21eに巻き込まれ、この巻き込まれた気体冷媒20eは、下部配管140を経由して第3縦配管120へ流入し、この第3縦配管120内で浮力を受けて、第3縦配管120内の液冷媒21eの液面から分離して、気体冷媒20fとして第3縦配管120を上方に向かって進み、上部配管130を経由して、第2縦配管12を上昇してきた気体冷媒20cと合流し、さらに、第1縦配管11を上昇してきた気体冷媒20aと合流し気体冷媒20dとなって気体冷媒流出配管160から気液分離器5の外部へ流出する。
Further, most of the
また、気体冷媒20aが第1縦配管11を上昇する際、この気体冷媒20aが液冷媒21aの一部である液冷媒21cを引っ張り上げるため、この液冷媒21cが第1縦配管11を上昇するようになる。しかし、冷媒流入配管15の径の中心からループ状配管30の最上点までの距離H1を大きくとることによって、液冷媒21cは、重力落下するので、気体冷媒流出配管160から気体冷媒20dと共に気液分離器5から流出することはない。
Further, when the
また、液冷媒21cが、上部配管13に接続される第1縦配管11の上端部に到達した場合であっても、液冷媒21cの密度が、上部配管13を流通する気体冷媒20c及び気体冷媒20fの混合冷媒よりも大きいため、液冷媒21cは、上部配管13の底を流れるようになり、第2縦配管12へ到達したとき、液冷媒21dとして第2縦配管12を重力落下し、液冷媒21eの一部となって液冷媒流出配管170から流出する。このとき、液冷媒21dは、第2縦配管12を上昇する気体冷媒20cに逆らって落下する必要があるが、第2縦配管12を上昇する気体冷媒20cと、第1縦配管11を上昇する気体冷媒20aとを比較すると、第1縦配管11を上昇する気体冷媒20aの方が、その冷媒量が大きく、そして流速も速く、かつ、第2縦配管12を上昇する気体冷媒20cの速度は十分遅いため、液冷媒21dは、第2縦配管12を重力落下する。
Further, even when the liquid refrigerant 21c reaches the upper end of the first
また、液冷媒21cが上部配管13に到達し、さらに、第2縦配管12を重力落下せず、上部配管130に到達した場合であっても、液冷媒21cの密度が、上部配管130を流通する気体冷媒20fよりも大きいため、液冷媒21cは、上部配管130の底を流れるようになり、第3縦配管120へ到達したとき、液冷媒21fとして第3縦配管120を重力落下し、液冷媒21eの一部となって液冷媒流出配管170から流出する。このとき、液冷媒21fは、第3縦配管120を上昇する気体冷媒20fに逆らって落下する必要があるが、第3縦配管120を上昇する気体冷媒20fと、第1縦配管11を流通する気体冷媒20aとを比較すると、第1縦配管11を上昇する気体冷媒20aの方が、その冷媒量が大きく、そして流速も速く、かつ、第3縦配管120を上昇する気体冷媒20fの速度は十分遅いため、液冷媒21fは、第3縦配管120を重力落下する。
Further, even when the liquid refrigerant 21c reaches the
本実施の形態に係る気液分離器5は、冷凍サイクル装置の中で、以上のように作用し、実施の形態3に係る気液分離器5と同様に、衝突部を多段にすることによって、実施の形態1及び実施の形態2に係る気液分離器5よりもさらに高い気液分離効率で気液二相冷媒を気体冷媒と液冷媒とに分離することができる。
The gas-
(実施の形態4の効果)
以上のような構成及び動作をする本実施の形態に係る気液分離器5、及びそれを搭載した冷凍サイクル装置においても、実施の形態3に係る気液分離器5、及びそれを搭載した冷凍サイクル装置と同様の効果を得ることができる。
(Effect of Embodiment 4)
Also in the gas-
実施の形態5.
本実施の形態に係る気液分離器5について、実施の形態1に係る気液分離器5の構成及び動作と相違する点を中心に説明する。なお、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の構成は、図1で示される実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の構成と同様である。
The gas-
(気液分離器5の構成)
図11は、本発明の実施の形態5に係る気液分離器5の構造図である。
図11で示されるように、本実施の形態に係る気液分離器5は、図2で示される実施の形態1に係る気液分離器5における衝突部30aの上方部にメッシュ40を備えたものである。これによって、気液二相冷媒19が衝突部30aの第1縦配管11の壁面に衝突する時に発生する泡立ちを抑制することができる。
(Configuration of gas-liquid separator 5)
FIG. 11 is a structural diagram of the gas-
As shown in FIG. 11, the gas-
(実施の形態5の効果)
以上の構成及び動作のように、衝突部30aにおける泡立ちが抑制されることによって、気体冷媒20aが第1縦配管11を上昇する際、気体冷媒20aが液冷媒21aの一部である液冷媒21cを引っ張り上げにくくし、また、気体冷媒20bが液冷媒21bに巻き込まれにくくすることができる。これによって、さらに高い気液分離効率で気液二相冷媒を気体冷媒と液冷媒とに分離することができる。
(Effect of Embodiment 5)
When the
なお、メッシュ40は、図12で示されるように、図9で示される実施の形態3に係る気液分離器5における衝突部30aの上方部、又は、実施の形態2又は実施の形態4に係る気液分離器5における衝突部30aの上方部に備えられるものとしてもよい。この場合でも、上記と同様の効果を得ることができる。
As shown in FIG. 12, the
実施の形態6.
本実施の形態に係る気液分離器5について、実施の形態1に係る気液分離器5の構成及び動作と相違する点を中心に説明する。なお、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の構成は、図1で示される実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の構成と同様である。
Embodiment 6 FIG.
The gas-
(気液分離器5の構成)
図13は、本発明の実施の形態6に係る気液分離器5の構造図である。
図13で示されるように、本実施の形態に係る気液分離器5は、図2で示される実施の形態1に係る気液分離器5の衝突部30aにおける冷媒流入配管15の接続口の対向部に相当する第1縦配管11の壁面部にメッシュ40を備えたものである。これによって、気液二相冷媒19が衝突部30aの第1縦配管11の壁面に衝突する時に発生する泡立ちを抑制することができる。
(Configuration of gas-liquid separator 5)
FIG. 13 is a structural diagram of the gas-
As shown in FIG. 13, the gas-
(実施の形態6の効果)
以上の構成及び動作のように、衝突部30aにおける泡立ちが抑制されることによって、気体冷媒20aが第1縦配管11を上昇する際、気体冷媒20aが液冷媒21aの一部である液冷媒21cを引っ張り上げにくくし、また、気体冷媒20bが液冷媒21bに巻き込まれにくくすることができる。これによって、さらに高い気液分離効率で気液二相冷媒を気体冷媒と液冷媒とに分離することができる。
(Effect of Embodiment 6)
When the
なお、メッシュ40は、図14で示されるように、図9で示される実施の形態3に係る気液分離器5の衝突部30aにおける冷媒流入配管15の接続口の対向部に相当する第1縦配管11の壁面部、又は、実施の形態2又は実施の形態4に係る気液分離器5の衝突部30aにおける冷媒流入配管15の接続口の対向部に相当する第1縦配管11の壁面部に備えられるものとしてもよい。この場合でも、上記と同様の効果を得ることができる。
As shown in FIG. 14, the
実施の形態7.
本実施の形態に係る気液分離器5について、実施の形態1に係る気液分離器5の構成及び動作と相違する点を中心に説明する。なお、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の構成は、図1で示される実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の構成と同様である。
The gas-
(気液分離器5の構成)
図15は、本発明の実施の形態7に係る気液分離器5の構造図である。
図15で示されるように、本実施の形態に係る気液分離器5は、図2で示される実施の形態1に係る気液分離器5の衝突部30aにおける冷媒流入配管15の出口部にメッシュ40を備えたものである。これによって、気液二相冷媒19が衝突部30aの第1縦配管11の壁面に衝突する時に発生する泡立ちを抑制することができる。
(Configuration of gas-liquid separator 5)
FIG. 15 is a structural diagram of the gas-
As shown in FIG. 15, the gas-
(実施の形態7の効果)
以上の構成及び動作のように、衝突部30aにおける泡立ちが抑制されることによって、気体冷媒20aが第1縦配管11を上昇する際、気体冷媒20aが液冷媒21aの一部である液冷媒21cを引っ張り上げにくくし、また、気体冷媒20bが液冷媒21bに巻き込まれにくくすることができる。これによって、さらに高い気液分離効率で気液二相冷媒を気体冷媒と液冷媒とに分離することができる。
(Effect of Embodiment 7)
When the
なお、メッシュ40は、図16で示されるように、図9で示される実施の形態3に係る気液分離器5の衝突部30aにおける冷媒流入配管15の出口部、又は、実施の形態2又は実施の形態4に係る気液分離器5の衝突部30aにおける冷媒流入配管15の出口部に備えられるものとしてもよい。この場合でも、上記と同様の効果を得ることができる。
As shown in FIG. 16, the
実施の形態8.
本実施の形態に係る気液分離器5について、実施の形態1に係る気液分離器5の構成及び動作と相違する点を中心に説明する。なお、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の構成は、図1で示される実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の構成と同様である。
The gas-
(気液分離器5の構成)
図17は、本発明の実施の形態8に係る気液分離器5の構造図である。
図17で示されるように、本実施の形態に係る気液分離器5は、図2で示される実施の形態1に係る気液分離器5における衝突部30aの下方部にメッシュ40を備えたものである。
(Configuration of gas-liquid separator 5)
FIG. 17 is a structural diagram of the gas-
As shown in FIG. 17, the gas-
(実施の形態8の効果)
以上の構成によって、気液二相冷媒19が衝突部30aの第1縦配管11の壁面に衝突するとき、気体冷媒20bが液冷媒21bに巻き込まれにくくすることができる。これによって、さらに高い気液分離効率で気液二相冷媒を気体冷媒と液冷媒とに分離することができる。
(Effect of Embodiment 8)
With the above configuration, when the gas-liquid two-
なお、メッシュ40は、図18で示されるように、図9で示される実施の形態3に係る気液分離器5における衝突部30aの下方部、又は、実施の形態2又は実施の形態4に係る気液分離器5における衝突部30aの下方部に備えられるものとしてもよい。この場合でも、上記と同様の効果を得ることができる。
As shown in FIG. 18, the
実施の形態9.
本実施の形態に係る気液分離器5について、実施の形態1に係る気液分離器5の構成及び動作と相違する点を中心に説明する。なお、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の構成は、図1で示される実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の構成と同様である。
Embodiment 9 FIG.
The gas-
(気液分離器5の構成)
図19は、本発明の実施の形態9に係る気液分離器5の構造図である。
図19で示されるように、本実施の形態に係る気液分離器5は、図2で示される実施の形態1に係る気液分離器5における衝突部30aに多孔体50を備えたものである。これによって、気液二相冷媒19が衝突部30aの第1縦配管11の壁面に衝突する時に発生する泡立ちを抑制することができる。
(Configuration of gas-liquid separator 5)
FIG. 19 is a structural diagram of the gas-
As shown in FIG. 19, the gas-
(実施の形態9の効果)
以上の構成及び動作のように、衝突部30aにおける泡立ちが抑制されることによって、気体冷媒20aが第1縦配管11を上昇する際、気体冷媒20aが液冷媒21aの一部である液冷媒21cを引っ張り上げにくくし、また、気体冷媒20bが液冷媒21bに巻き込まれにくくすることができる。これによって、さらに高い気液分離効率で気液二相冷媒を気体冷媒と液冷媒とに分離することができる。
(Effect of Embodiment 9)
When the
なお、多孔体50は、図20で示されるように、図9で示される実施の形態3に係る気液分離器5における衝突部30a、又は、実施の形態2又は実施の形態4に係る気液分離器5における衝突部30aに備えられるものとしてもよい。この場合でも、上記と同様の効果を得ることができる。
As shown in FIG. 20, the
実施の形態10.
本実施の形態に係る気液分離器5について、実施の形態1に係る気液分離器5の構成及び動作と相違する点を中心に説明する。なお、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の構成は、図1で示される実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の構成と同様である。
The gas-
(気液分離器5の構成)
図21は、本発明の実施の形態10に係る気液分離器5の構造図である。
図21で示されるように、本実施の形態に係る気液分離器5は、図2で示される実施の形態1に係る気液分離器5における第2縦配管12に代えて、第1縦配管11よりも直径が小さい第2縦配管12aを備えたものである。衝突部30a、下部配管14及び第2縦配管12aを冷媒が流れるに従ってその中に含まれる気体冷媒の量は減少するので、第2縦配管12aを流れる気体冷媒20cの流速は、第1縦配管11を流れる気体冷媒20aよりも遅くなる。
(Configuration of gas-liquid separator 5)
FIG. 21 is a structural diagram of the gas-
As shown in FIG. 21, the gas-
なお、第2縦配管12aは、本発明における「第2配管」に相当する。
The second
(実施の形態10の効果)
以上の構成及び動作のように、第2縦配管12aの配管直径を小さくしても、第2縦配管12aの上部から重力落下する液冷媒21dは、第2縦配管12aを上昇する気体冷媒20cによって落下が妨げられることはない。また、これによって、第2縦配管12aの配管直径を小さくできるので、製造に関わる材料費を削減することができる。
(Effect of Embodiment 10)
Even if the pipe diameter of the second
なお、図22で示されるように、図9で示される実施の形態3に係る気液分離器5において、第2縦配管12及び第3縦配管120に代えて、第1縦配管11よりも直径が小さい第2縦配管12a、及び、その第2縦配管12aよりも直径が小さい第3縦配管120aを備えるものとしてもよい。また、実施の形態2、実施の形態4、及び実施の形態5〜実施の形態9に係る気液分離器5においても同様の構成としてもよい。これらの場合でも、上記と同様の効果を得ることができる。
As shown in FIG. 22, in the gas-
なお、第3縦配管120aは、本発明における「第3配管」に相当する。
The third
1 圧縮機、2 四方弁、3 第1熱交換器、4 膨張弁、5 気液分離器、6 第2熱交換器、7 電磁弁、8 逆止弁、9 キャピラリーチューブ、10 バイパス回路、11 第1縦配管、12、12a 第2縦配管、13 上部配管、14 下部配管、15 冷媒流入配管、16 気体冷媒流出配管、17 液冷媒流出配管、19 気液二相冷媒、20a〜20f 気体冷媒、21a〜21f 液冷媒、30 ループ状配管、30a、30b 衝突部、31 ブリッジ回路、40 メッシュ、50 多孔体、60 内部熱交換器、61 内部熱交換器用膨張弁、62 内部熱交換器用バイパス回路、120、120a 第3縦配管、130 上部配管、140 下部配管、160 気体冷媒流出配管、170 液冷媒流出配管、300 ループ状配管。
DESCRIPTION OF
Claims (22)
第2配管と、
前記第1配管の上部と前記第2配管の上部とを接続する上部配管と、
前記第1配管の下部と前記第2配管の下部とを接続する下部配管と、
前記第1配管の途中に接続され、気液二相状態の流体を前記第1配管内に流入させる流体流入配管と、
前記上部配管に接続され、気相流体を流出させる気相流体流出配管と、
前記下部配管に接続され、液相流体を流出させる液相流体流出配管と、
を備え、
前記第1配管、前記第2配管、前記上部配管及び前記下部配管によってループ状配管を形成した
ことを特徴とする気液分離器。 A first pipe;
A second pipe;
An upper pipe connecting the upper part of the first pipe and the upper part of the second pipe;
A lower pipe connecting the lower part of the first pipe and the lower part of the second pipe;
A fluid inflow pipe that is connected in the middle of the first pipe and allows a gas-liquid two-phase fluid to flow into the first pipe;
A gas-phase fluid outflow pipe connected to the upper pipe and allowing the gas-phase fluid to flow out;
A liquid-phase fluid outflow pipe connected to the lower pipe and allowing the liquid-phase fluid to flow out;
With
A loop-like pipe is formed by the first pipe, the second pipe, the upper pipe, and the lower pipe.
ことを特徴とする請求項1記載の気液分離器。 The gas-liquid separator according to claim 1, wherein the distance between the uppermost point of the loop-shaped pipe and the fluid inflow pipe is larger than the distance between the fluid inflow pipe and the lowermost point of the loop-shaped pipe. .
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の気液分離器。 The gas-liquid separator according to claim 1 or 2, wherein a diameter of the second pipe is smaller than a diameter of the first pipe.
第2配管と、
第3配管と、
前記第1配管の上部、前記第2配管の上部、及び前記第3配管の上部を接続する上部配管と、
前記第1配管の下部と前記第2配管の下部とを接続する第1下部配管と、
前記第2配管の下部と前記第3配管の下部とを接続し、前記第1下部配管よりも下方に位置する第2下部配管と、
前記第1配管の途中に接続され、気液二相状態の流体を前記第1配管内に流入させる流体流入配管と、
前記上部配管に接続され、気相流体を流出させる気相流体流出配管と、
前記第2下部配管に接続され、液相流体を流出させる液相流体流出配管と、
を備え、
前記第1配管、前記第2配管、前記上部配管及び前記第1下部配管によって第1ループ状配管を形成し、
前記第2配管、前記第3配管、前記上部配管及び前記第2下部配管によって第2ループ状配管を形成した
ことを特徴とする気液分離器。 A first pipe;
A second pipe;
A third pipe;
An upper pipe connecting the upper part of the first pipe, the upper part of the second pipe, and the upper part of the third pipe;
A first lower pipe connecting the lower part of the first pipe and the lower part of the second pipe;
A second lower pipe that connects the lower part of the second pipe and the lower part of the third pipe and is located below the first lower pipe;
A fluid inflow pipe that is connected in the middle of the first pipe and allows a gas-liquid two-phase fluid to flow into the first pipe;
A gas-phase fluid outflow pipe connected to the upper pipe and allowing the gas-phase fluid to flow out;
A liquid-phase fluid outflow pipe connected to the second lower pipe and allowing the liquid-phase fluid to flow out;
With
Forming a first loop pipe by the first pipe, the second pipe, the upper pipe and the first lower pipe;
A gas-liquid separator, wherein the second pipe, the third pipe, the upper pipe, and the second lower pipe form a second loop pipe.
ことを特徴とする請求項4記載の気液分離器。 The distance between the uppermost point of the first loop-shaped pipe and the fluid inflow pipe is larger than the distance between the fluid inflow pipe and the lowermost point of the first loop-shaped pipe. Gas-liquid separator.
前記第3配管の直径が、前記第2配管の直径よりも小さい
ことを特徴とする請求項4又は請求項5記載の気液分離器。 A diameter of the second pipe is smaller than a diameter of the first pipe;
The gas-liquid separator according to claim 4 or 5, wherein a diameter of the third pipe is smaller than a diameter of the second pipe.
ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の気液分離器。 The gas-liquid separator according to any one of claims 1 to 6, wherein the fluid inflow pipe is connected so as to be substantially orthogonal to the first pipe.
ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の気液分離器。 The gas-liquid separator according to any one of claims 1 to 7, wherein a longitudinal direction of the fluid inflow pipe is substantially parallel to a plane formed by the loop pipe.
ことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の気液分離器。 The upper pipe in the loop pipe is located above the lower pipe, and is arranged at a predetermined angle from a horizontal plane so that a plane formed by the loop pipe does not become horizontal. The gas-liquid separator in any one of Claims 1-8.
ことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の気液分離器。 The gas-liquid separator according to any one of claims 1 to 9, further comprising a mesh installed at an upper portion in a connection portion between the fluid inflow pipe and the first pipe.
ことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の気液分離器。 The mesh installed in the opposing part of the connection port of the said fluid inflow piping in the connection part of the said fluid inflow piping and the said 1st piping was provided. The claim in any one of Claims 1-9 characterized by the above-mentioned. Gas-liquid separator.
ことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の気液分離器。 The gas-liquid separation according to any one of claims 1 to 9, further comprising a mesh installed at an outlet of the fluid inlet pipe in a connection portion between the fluid inlet pipe and the first pipe. vessel.
ことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の気液分離器。 The gas-liquid separator according to any one of claims 1 to 9, further comprising a mesh installed at a lower portion in a connection portion between the fluid inflow pipe and the first pipe.
ことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の気液分離器。 The gas-liquid separator according to any one of claims 1 to 9, further comprising a porous body installed in a connection portion between the fluid inflow pipe and the first pipe.
ことを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれかに記載の気液分離器。 The gas-liquid separator according to any one of claims 1 to 14, wherein the fluid is a refrigerant.
ことを特徴とする請求項15記載の気液分離器。 The gas-liquid separator according to claim 15, wherein the refrigerant is a natural refrigerant, a hydrocarbon, or tetrafluoropropene.
ことを特徴とする冷凍サイクル装置。 A refrigeration cycle apparatus comprising the gas-liquid separator according to claim 15 or 16.
前記気液分離器の前記気相流体流出配管と、前記圧縮機の吸入側とを接続するバイパス回路と、
を備え、
前記膨張手段は、前記熱源側熱交換器に接続され、
前記気液分離器の前記流体流入配管は、前記膨張手段に接続され、
前記気液分離器の前記液相流体流出配管は、前記利用側熱交換器に接続された
ことを特徴とする請求項17記載の冷凍サイクル装置。 A refrigerant circuit comprising a compressor, a four-way valve, a heat source side heat exchanger, an expansion means, and a use side heat exchanger, which are connected by refrigerant piping;
A bypass circuit connecting the gas-phase fluid outflow pipe of the gas-liquid separator and the suction side of the compressor;
With
The expansion means is connected to the heat source side heat exchanger,
The fluid inlet pipe of the gas-liquid separator is connected to the expansion means;
The refrigeration cycle apparatus according to claim 17, wherein the liquid-phase fluid outflow pipe of the gas-liquid separator is connected to the user-side heat exchanger.
前記気液分離器の前記気相流体流出配管と、前記圧縮機の吸入側とを接続するバイパス回路と、
を備え、
前記膨張手段は、前記利用側熱交換器に接続され、
前記気液分離器の前記流体流入配管は、前記膨張手段に接続され、
前記気液分離器の前記液相流体流出配管は、前記熱源側熱交換器に接続された
ことを特徴とする請求項17記載の冷凍サイクル装置。 A refrigerant circuit comprising a compressor, a four-way valve, a heat source side heat exchanger, an expansion means, and a use side heat exchanger, which are connected by refrigerant piping;
A bypass circuit connecting the gas-phase fluid outflow pipe of the gas-liquid separator and the suction side of the compressor;
With
The expansion means is connected to the use side heat exchanger,
The fluid inlet pipe of the gas-liquid separator is connected to the expansion means;
The refrigeration cycle apparatus according to claim 17, wherein the liquid-phase fluid outflow pipe of the gas-liquid separator is connected to the heat source side heat exchanger.
前記気液分離器の前記気相流体流出配管と、前記圧縮機の吸入側とを接続するバイパス回路と、
4つの逆止弁から構成され、前記熱源側熱交換器、前記利用側熱交換器、前記膨張手段、及び前記気液分離器の前記液相流体流出配管にそれぞれ接続されたブリッジ回路と、
を備え、
前記気液分離器の前記流体流入配管は、前記膨張手段に接続された
ことを特徴とする請求項17記載の冷凍サイクル装置。 A refrigerant circuit comprising a compressor, a four-way valve, a heat source side heat exchanger, an expansion means, and a use side heat exchanger, which are connected by refrigerant piping;
A bypass circuit connecting the gas-phase fluid outflow pipe of the gas-liquid separator and the suction side of the compressor;
A bridge circuit composed of four check valves, each connected to the heat source side heat exchanger, the utilization side heat exchanger, the expansion means, and the liquid phase fluid outflow pipe of the gas-liquid separator;
With
The refrigeration cycle apparatus according to claim 17, wherein the fluid inflow pipe of the gas-liquid separator is connected to the expansion means.
前記第1逆止弁は、前記気液分離器の前記液相流体流出配管と前記熱源側熱交換器との間に設置され、冷媒が前記熱源側熱交換器から前記液相流体流出配管への方向には流れないようにし、
前記第2逆止弁は、前記気液分離器の前記液相流体流出配管と前記利用側熱交換器との間に設置され、冷媒が前記利用側熱交換器から前記液相流体流出配管への方向には流れないようにし、
前記第3逆止弁は、前記熱源側熱交換器と前記膨張手段との間に設置され、冷媒が前記膨張手段から前記熱源側熱交換器への方向には流れないようにし、
前記第4逆止弁は、前記利用側熱交換器と前記膨張手段との間に設置され、冷媒が前記膨張手段から前記利用側熱交換器への方向には流れないようにする
ことを特徴とする請求項20記載の冷凍サイクル装置。 The bridge circuit is constituted by a first check valve to a fourth check valve,
The first check valve is installed between the liquid phase fluid outflow pipe of the gas-liquid separator and the heat source side heat exchanger, and the refrigerant flows from the heat source side heat exchanger to the liquid phase fluid outflow pipe. So that it does not flow in the direction of
The second check valve is installed between the liquid-phase fluid outflow pipe of the gas-liquid separator and the use-side heat exchanger, and refrigerant flows from the use-side heat exchanger to the liquid-phase fluid outflow pipe. So that it does not flow in the direction of
The third check valve is installed between the heat source side heat exchanger and the expansion means so that refrigerant does not flow in the direction from the expansion means to the heat source side heat exchanger,
The fourth check valve is installed between the use side heat exchanger and the expansion means, and prevents refrigerant from flowing in the direction from the expansion means to the use side heat exchanger. The refrigeration cycle apparatus according to claim 20.
該逆止弁は、冷媒が前記圧縮機の吸入側から前記気液分離器の前記気相流体流出配管への方向には流れないようにする
ことを特徴とする請求項18〜請求項21のいずれかに記載の冷凍サイクル装置。 The bypass circuit includes a solenoid valve, a check valve and a capillary tube,
The check valve prevents the refrigerant from flowing in the direction from the suction side of the compressor to the gas-phase fluid outflow pipe of the gas-liquid separator. The refrigeration cycle apparatus according to any one of the above.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010200084A JP5393623B2 (en) | 2010-09-07 | 2010-09-07 | Gas-liquid separator and refrigeration cycle apparatus equipped with the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010200084A JP5393623B2 (en) | 2010-09-07 | 2010-09-07 | Gas-liquid separator and refrigeration cycle apparatus equipped with the same |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012057845A JP2012057845A (en) | 2012-03-22 |
JP5393623B2 true JP5393623B2 (en) | 2014-01-22 |
Family
ID=46055166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010200084A Expired - Fee Related JP5393623B2 (en) | 2010-09-07 | 2010-09-07 | Gas-liquid separator and refrigeration cycle apparatus equipped with the same |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5393623B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012147290A1 (en) * | 2011-04-25 | 2012-11-01 | 三菱電機株式会社 | Gas-liquid separator and refrigerating cycle apparatus equipped with gas-liquid separator |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09159321A (en) * | 1995-12-08 | 1997-06-20 | Daikin Ind Ltd | Distribution header |
JP2006317098A (en) * | 2005-05-13 | 2006-11-24 | Sharp Corp | Flow divider |
JP2008075894A (en) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Daikin Ind Ltd | Gas-liquid separator |
JP2009300021A (en) * | 2008-06-16 | 2009-12-24 | Mitsubishi Electric Corp | Refrigerating cycle device |
-
2010
- 2010-09-07 JP JP2010200084A patent/JP5393623B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012057845A (en) | 2012-03-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9897351B2 (en) | Air conditioner | |
US9523520B2 (en) | Air-conditioning apparatus | |
JP4715561B2 (en) | Refrigeration equipment | |
JP2008075894A (en) | Gas-liquid separator | |
JP2012077983A (en) | Refrigerating circuit | |
JP2010181090A (en) | Gas liquid separator and refrigerating cycle device mounted with the same | |
JP5425221B2 (en) | Accumulator and refrigeration cycle apparatus | |
JP4118254B2 (en) | Refrigeration equipment | |
JPWO2014103436A1 (en) | Refrigeration cycle equipment | |
JP5634597B2 (en) | Gas-liquid separator and refrigeration cycle apparatus equipped with the gas-liquid separator | |
JP2009024939A (en) | Refrigerant tank and heat pump system | |
JP5197444B2 (en) | Gas-liquid separator and refrigeration cycle equipment equipped with it | |
JP5393623B2 (en) | Gas-liquid separator and refrigeration cycle apparatus equipped with the same | |
JP2010078165A (en) | Refrigeration and air conditioning device | |
JP5968540B2 (en) | Refrigerant circuit and air conditioner | |
JP6811379B2 (en) | Refrigeration cycle equipment | |
JP4128796B2 (en) | Refrigeration cycle equipment | |
JP2013015258A (en) | Refrigerating cycle device | |
JP7008178B2 (en) | Refrigeration cycle device and hot water generator equipped with it | |
KR20110009739U (en) | Oil Returner Of Refrigerating System | |
JP5014367B2 (en) | Gas-liquid separator and refrigeration cycle equipment equipped with it | |
WO2022208727A1 (en) | Refrigeration cycle device | |
JPH10259959A (en) | Heating device using refrigeration cycle | |
KR102136589B1 (en) | An air conditioning system | |
WO2021014525A1 (en) | Air conditioning apparatus and outdoor unit |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121001 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130816 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130917 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131015 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5393623 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |