JP5392734B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に関する。
夫々独立して動作可能な複数の可動体と、この複数の可動体を個別に駆動する複数の駆動手段とを備えた遊技機が提案されている。
例えば、特許文献1には、夫々独立して動作可能な複数の可動体と、この複数の可動体を個別に駆動する複数の駆動手段と、複数の可動体を夫々の原点位置を基準として所定の動作パターンに従って動作させるべく駆動手段を制御する駆動制御手段とを備えた遊技機において、動作パターンのうち、複数の可動体のうちの少なくとも2つが動作する複動作パターンによる演出を行う場合、その動作対象の可動体が夫々原点位置にあるか否かを判定し、それら動作対象の可動体が全て各原点位置にあることを条件に、駆動制御手段が複動作パターンに従って駆動手段の駆動を開始させるように構成されていることを特徴とする遊技機が開示されている。
特開2010−124951号公報
ここで、遊技機では、複数の可動部材を移動させて演出を行うことがあるが、機械誤差などに起因し各可動部材が予め定められた条件で移動しない場合には、意図した演出とは異なる演出がなされるおそれがある。
本発明の目的は、複数の可動部材を移動させて行う演出の質を向上させることにある。
上記の目的を達成する本発明は、所定方向に向かって予め定められた経路を移動する第1の可動部材61と、所定方向に向かって予め定められた経路を移動する第2の可動部材61と、予め定められた経路の途中に位置する予め定められた箇所への第1の可動部材61の到達を検知し、予め定められた経路の途中に位置する予め定められた箇所への第2の可動部材61の到達を検知する検知手段86と、第1の可動部材61および第2の可動部材61のうちの検知手段86による検知が先になされた一方の可動部材61を、予め定められた経路の途中に位置する予め定められた待機箇所にて待機させるとともに、検知手段86により他方の可動部材61についての検知がなされた後、待機を解除し、第1の可動部材61および第2の可動部材61の両者を所定の方向へさらに移動させる制御手段300と、を備える遊技機100である。
ここで、制御手段300は、検知手段86によって他方の可動部材61の検知がなされた場合、他方の可動部材61の減速を一旦行い又は他方の可動部材61の停止を一旦行うとともに、一方の可動部材61の待機の解除に合わせて、下流側への他方の可動部材61の移動を再開することを特徴とすることができる。
ここで、制御手段300は、一方の可動部材61を予め定められた待機箇所に停止させることで一方の可動部材61の待機を行うことを特徴とすることができる。この場合、検知手段による検知が先になされた一方の可動部材を待機させる際の制御を簡易化できる。
また、制御手段300は、一方の可動部材61を予め定められた待機箇所にて減速させることで一方の可動部材61の待機を行うことを特徴とすることができる。この場合、検知手段による検知が先になされた一方の可動部材が移動の途中で停止することを防ぐことができ、演出が不自然なものになることを抑制可能となる。
また、第1の可動部材61は、一方向に向かって移動を行い、第2の可動部材61は、第1の可動部材61が移動する方向と同じ方向である一方向に向かって移動を行い、制御手段300は、一方の可動部材61を予め定められた待機箇所にて待機させるとともに、一方向における一方の可動部材61の位置と一方向における他方の可動部材61の位置とが揃った後に待機を解除することを特徴とすることを特徴とすることができる。この場合、第1の可動部材と第2の可動部材を同期させて一方向に移動させる際に第1の可動部材と第2の可動部材との間で生じうる動きのずれを低減することができる。
なお、本欄における上記符号は、本発明の説明に際して例示的に付したものであり、この符号により本発明が減縮されるものではない。
本発明によれば、複数の可動部材を移動させて行う演出の質を向上させることができる。
本実施形態に係るパチンコ遊技機の概略正面図である。 本実施形態に係るパチンコ遊技機の部分拡大図である。 制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。 本実施形態の可動役物の全体図である。 本実施形態の可動役物の全体としての動作を説明するための図である。 腕部ユニットの全体図である。 クランク機構を説明するための図である。 第1腕部ユニットの動作を説明するための図である。 第1腕部ユニットの動作を説明するための図である。 第1腕部ユニットの動作を説明するための図である。 第1腕部ユニットの動作を説明するための図である。 第1腕部ユニットの動作を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔遊技機の基本構成〕
図1は、本実施形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150とを備えている。遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。
遊技盤110は、正面に、遊技球により遊技を行うための遊技領域111と、下方から発射された遊技球が上昇して遊技領域111の上部位置へ向かう通路を形成するレール部材112と、遊技領域111の右側に遊技球を案内する案内部材113とを備えている。
また、本実施形態では、遊技者により視認され易い遊技領域111の位置に、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114が配設されている。この画像表示部114は、液晶ディスプレイ等による表示画面を備え、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、図柄抽選結果(図柄変動結果)を遊技者に報知するための装飾図柄を表示したり、キャラクタの登場やアイテムの出現による演出画像を表示したりする。
また、遊技盤110の正面に、各種の演出に用いられる可動役物115(後述の図4参照)および盤ランプ116が設けられている。可動役物115は、遊技盤110上で動作することにより各種の演出を行い、また、盤ランプ116は、発光することで各種の演出を行う。
遊技領域111には、遊技球が落下する方向に変化を与えるための図示しない遊技くぎおよび風車等が配設されている。また、遊技領域111には、入賞や抽選に関する種々の役物が所定の位置に配設されている。また、遊技領域111には、遊技領域111に打ち出された遊技球のうち入賞口に入賞しなかったものを遊技領域111の外に排出する排出口117が配設されている。
本実施形態では、入賞や抽選に関する種々の役物として、遊技球が入ると入賞して特別図柄抽選(大当たり抽選)が始動する第1始動口121および第2始動口122と、遊技球が通過すると普通図柄抽選(開閉抽選)が始動するゲート124と、が遊技盤110に配設されている。ここにいう第1始動口121および第2始動口122とは、予め定められた1の特別図柄表示器を作動させることとなる遊技球の入賞に係る入賞口をいう。
第2始動口122は、チューリップの花の形をした一対の羽根が電動ソレノイドにより開閉すると共に点灯する普通電動役物としての電動チューリップ123を備えている。電動チューリップ123は、羽根が閉じていると、遊技球が第2始動口122へ入り難い一方で、羽根が開くと第2始動口122の入口が拡大して遊技球が第2始動口122へ入り易くなるように構成されている。そして、電動チューリップ123は、普通図柄抽選に当選すると、点灯ないし点滅しながら羽根が規定時間(例えば6秒間)および規定回数(例えば3回)だけ開く。
なお、パチンコ遊技機100は、所定の条件下で、特別図柄抽選において大当たりに当選する大当たり確率が変動する場合(低確状態(例えば300分の1)から高確状態(例えば30分の1)への変動)がある。また、パチンコ遊技機100は、所定の条件下で、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間が短縮されたり、普通図柄抽選時の当選する確率が高まったり、普通図柄抽選時の普通図柄変動時間が短縮されたり、電動チューリップ123の羽根の開時間が延長されたり、電動チューリップ123の羽根が開く回数が増えたりする場合がある。
また、本実施形態では、入賞や抽選に関するその他の役物として、特別図柄抽選の結果に応じて開放する特別電動役物としての大入賞口125と、遊技球が入賞しても抽選が始動しない普通入賞口126と、が遊技盤110に配設されている。
なお、本実施形態では、遊技領域111に第1始動口121および第2始動口122が配設されているが、いずれか一方のみを配設する構成例やさらに他の始動口を配設する構成例も考えられる。また、本実施形態では、遊技領域111に大入賞口125が1つ配設されているが、大入賞口125を複数配設する構成例も考えられる。また、本実施形態では、遊技盤110の右下の位置に、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。
また、遊技盤110の裏面には、内部抽選および当選の判定等を行う遊技制御基板、演出を統括的に制御する演出制御基板、画像および音による演出を制御する画像制御基板、各種のランプおよび可動役物115による演出を制御するランプ制御基板などの図示しない各種の基板等が取り付けられる。また、遊技盤110の裏面には、供給された24VのAC電源をDC電源に変換して各種の基板等に出力するスイッチング電源(不図示)が配設されている。
枠部材150は、遊技者がハンドル151に触れてレバー152を時計方向に回転させる操作を行うとその操作角度に応じた打球力にて遊技球を所定の時間間隔(例えば1分間に100個)で電動発射する発射装置(不図示)を備えている。また、枠部材150は、遊技者のレバー152による操作と連動したタイミングで発射装置に遊技球を1つずつ順に供給する供給装置(不図示)と、供給装置が発射装置に供給する遊技球を一時的に溜めておく皿153(図2参照)と、を備えている。この皿153には、例えば払い出しユニットによる払出球が払い出される。
なお、本実施形態では、皿153を上下皿一体で構成しているが、上皿と下皿とを分離する構成例も考えられる。また、発射装置のハンドル151を所定条件下で発光させる構成例も考えられる。
また、枠部材150は、発射装置のハンドル151に遊技者が触れている状態であっても遊技球の発射を一時的に停止させるための停止ボタン154と、皿153に溜まっている遊技球を箱(不図示)に落下させて取り出すための取り出しボタン155と、を備えている。
また、枠部材150は、パチンコ遊技機100の遊技状態や状況を告知したり各種の演出を行ったりするスピーカ156および枠ランプ157を備えている。スピーカ156は、楽曲や音声、効果音による各種の演出を行い、また、枠ランプ157は、点灯点滅によるパターンや発光色の違い等で光による各種の演出を行う。なお、枠ランプ157については、光の照射方向を変更する演出を行うことを可能にする構成例が考えられる。
また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板(不図示)を備えている。
図2は、本実施形態に係るパチンコ遊技機100の部分拡大図である。図2(a)は遊技盤110の右下に配設された表示器130の一例を示す拡大図であり、図2(b)はパチンコ遊技機100の部分平面図である。
パチンコ遊技機100の表示器130は、図2(a)に示すように、第1始動口121の入賞に対応して作動する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122の入賞に対応して作動する第2特別図柄表示器222と、ゲート124の通過に対応して作動する普通図柄表示器223と、を備えている。第1特別図柄表示器221は、第1始動口121の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。第2特別図柄表示器222は、第2始動口122の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。普通図柄表示器223は、遊技球がゲート124を通過することにより普通図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222および普通図柄表示器223の各々は、LED表示装置で構成され、その点灯態様によって各抽選結果を表す図柄が表示される。
また、表示器130は、第1特別図柄表示器221での保留に対応して作動する第1特別図柄保留表示器218と、第2特別図柄表示器222での保留に対応して作動する第2特別図柄保留表示器219と、普通図柄表示器223での保留に対応して作動する普通図柄保留表示器220と、を備えている。第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220の各々は、LED表示装置で構成され、その点灯態様によって保留数が表示される。
ここで、保留について説明する。特別図柄や普通図柄の変動表示動作中(入賞1回分の変動表示が行なわれている間)にさらに他の遊技球による入賞があると、その入賞した遊技球に対する図柄の変動表示動作は、先に入賞した遊技球に対する変動表示動作が終了するまで、規定個数(例えば4個)を限度に保留される。このような保留がなされていることおよびその保留の数(未抽選数)が、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220に表示される。
パチンコ遊技機100の枠部材150は、遊技者が演出に対する入力を行うための入力装置を備えている。図2(b)に示すように、本実施形態では、入力装置の一例として、演出ボタン161と、演出ボタン161に隣接し、略十字に配列された複数のキーからなる演出キー162と、が枠部材150に配設されている。演出キー162は、その中央に1つの中央キーを配置し、また、中央キーの周囲に略同一形状の4つの周囲キーを配置して構成されている。遊技者は、4つの周囲キーを操作することにより、画像表示部114に表示されている複数の画像のいずれかを選ぶことが可能であり、また、中央キーを操作することにより、選んだ画像を情報として入力することが可能である。
〔制御ユニットの構成〕
次に、パチンコ遊技機100での動作制御や信号処理を行う制御ユニットについて説明する。
図3は、制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。
図3に示すように、制御ユニットは、メイン制御手段として、内部抽選および当選の判定等といった払い出す賞球数に関する各種制御を行う遊技制御部200を備えている。また、サブ制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物115を用いた演出を制御するランプ制御部320と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部400と、を備えている。
前述したように、遊技制御部200、演出制御部300、画像/音響制御部310、ランプ制御部320、および払出制御部400各々は、遊技盤110の後面に配設されたメイン基板としての遊技制御基板、サブ基板としての演出制御基板、画像制御基板、ランプ制御基板、および払出制御基板において個別に構成されている。
〔遊技制御部の構成・機能〕
遊技制御部200は、内部抽選および当選の判定等といった払い出し賞球数に関連する各種制御を行う際の演算処理を行うCPU201と、CPU201にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM202と、CPU201の作業用メモリ等として用いられるRAM203と、を備えている。
遊技制御部200は、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞すると特別図柄抽選を行い、特別図柄抽選での当選か否かの判定結果を演出制御部300に送る。また、特別図柄抽選時の当選確率の変動設定(例えば300分の1から30分の1への変動設定)、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間の短縮設定、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間の短縮設定を行い、設定内容を演出制御部300に送る。
さらに、遊技制御部200は、電動チューリップ123の羽根の開時間の延長、および電動チューリップ123の羽根が開く回数の設定、さらには羽根が開く際の開閉動作間隔の設定を制御する。また、遊技球が連続的に第1始動口121または第2始動口122へ入賞したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留や、遊技球が連続的にゲート124を通過したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留を設定する。
また、遊技制御部200は、特別図柄抽選の結果に応じて、大入賞口125が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで開状態を維持するラウンドを所定回数だけ繰り返すように制御する。さらには、大入賞口125が開く際の開閉動作間隔を制御する。
さらに、遊技制御部200は、第1始動口121、第2始動口122、大入賞口125および普通入賞口126に遊技球が入賞すると、遊技球が入賞した場所に応じて1つの遊技球当たり所定数の賞球を払い出すように、払出制御部400に対する指示を行う。例えば、第1始動口121に遊技球が入賞すると3個の賞球、第2始動口122に遊技球が入賞すると4個の賞球、大入賞口125に遊技球が入賞すると13個の賞球、普通入賞口126に遊技球が入賞すると10個の賞球をそれぞれ払い出すように、払出制御部400に指示命令(コマンド)を送る。なお、ゲート124を遊技球が通過したことを検出しても、それに連動した賞球の払い出しは払出制御部400に指示しない。
払出制御部400が遊技制御部200の指示に従って賞球の払い出しを行った場合には、遊技制御部200は、払い出した賞球の個数に関する情報を払出制御部400から取得する。それにより、払い出した賞球の個数を管理する。
遊技制御部200には、図3に示すように、第1始動口121への遊技球の入賞を検出する第1始動口検出部(第1始動口スイッチ(SW))211と、第2始動口122への遊技球の入賞を検出する第2始動口検出部(第2始動口スイッチ(SW))212と、電動チューリップ123を開閉する電動チューリップ開閉部213と、ゲート124への遊技球の通過を検出するゲート検出部(ゲートスイッチ(SW))214と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、大入賞口125への遊技球の入賞を検出する大入賞口検出部(大入賞口スイッチ(SW))215と、大入賞口125を閉状態と突出傾斜した開状態とに設定する大入賞口開閉部216と、普通入賞口126への遊技球の入賞を検出する普通入賞口検出部(普通入賞口スイッチ(SW))217と、が接続されている。
また、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選(大当たり抽選)の未抽選分の保留個数を限度個数内(例えば4個)で表示する第1特別図柄保留表示器218と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する第2特別図柄保留表示器219と、ゲート124への遊技球の通過により始動した普通図柄抽選(開閉抽選)が始動する未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する普通図柄保留表示器220と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第2特別図柄表示器222と、普通図柄抽選の結果を表示する普通図柄表示器223と、パチンコ遊技機100の状態を表示する状態表示器224と、が接続されている。
そして、第1始動口スイッチ211、第2始動口スイッチ212、ゲートスイッチ214、大入賞口スイッチ215および普通入賞口スイッチ217にて検出された検出信号が、遊技制御部200に送られる。また、遊技制御部200からの制御信号が、電動チューリップ開閉部213、大入賞口開閉部216、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、普通図柄保留表示器220、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222、普通図柄表示器223および状態表示器224に送られる。それにより、遊技制御部200は、上記した払い出し賞球数に関連する各種制御を行う。
さらに、遊技制御部200には、ホールに設置されたホストコンピュータ(不図示)に対して各種の情報を送信する盤用外部情報端子基板250が接続されている。そして、遊技制御部200は、払出制御部400から取得した払い出した賞球数に関する情報や遊技制御部200の状態等を示す情報を、盤用外部情報端子基板250を介してホストコンピュータに送信する。
〔演出制御部の構成・機能〕
次に、演出制御部300は、演出を制御する際の演算処理を行うCPU301と、CPU301にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM302と、CPU301の作業用メモリ等として用いられるRAM303と、日時を計測するリアルタイムクロック(RTC)304と、を備えている。
演出制御部300は、例えば遊技制御部200から送られる特別図柄抽選での当選か否かの判定結果に基づいて、演出内容を設定する。その際、演出ボタン等(演出ボタン161および演出キー162)を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。この場合、例えば演出ボタン等のコントローラ(不図示)から操作に応じた信号(操作信号)を受け付け、この操作信号により識別される操作内容を演出の設定に反映させる。また、遊技が所定期間中断された場合には、演出の一つとして客待ち用の画面表示の設定を指示する。
さらには、遊技制御部200が特別図柄抽選時の当選確率を変動させた場合、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間を短縮させた場合、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間を短縮させた場合には、演出制御部300は設定された内容に対応させて演出内容を設定する。
また、演出制御部300は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送る。
〔画像/音響制御部の構成・機能〕
画像/音響制御部310は、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行うCPU311と、CPU311にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM312と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM313と、を備えている。
そして、画像/音響制御部310は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、画像表示部114に表示する画像およびスピーカ156から出力する音響を制御する。
具体的には、画像/音響制御部310のROM312には、画像表示部114において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等といった画像データが記憶されている。さらには、画像データと同期させて、または画像データとは独立にスピーカ156から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。
CPU311は、ROM312に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。さらには、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための画像処理と、読み出した音響データを用いた音声処理とを行う。
そして、画像/音響制御部310は、画像処理された画像データにより画像表示部114での画面表示を制御する。また、音声処理された音響データによりスピーカ156から出力される音響を制御する。
〔ランプ制御部の構成・機能〕
ランプ制御部320は、盤ランプ116や枠ランプ157の発光、および可動役物115の動作を制御する際の演算処理を行うCPU321と、CPU321にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM322と、CPU321の作業用メモリ等として用いられるRAM323と、を備えている。
そして、ランプ制御部320は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、盤ランプ116や枠ランプ157の点灯/点滅や発光色等を制御する。また、可動役物115の動作を制御する。
具体的には、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた盤ランプ116や枠ランプ157での点灯/点滅パターンデータおよび発光色パターンデータ(発光パターンデータ)が記憶されている。CPU321は、ROM322に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、ランプ制御部320は、読み出した発光パターンデータにより盤ランプ116や枠ランプ157の発光を制御する。
また、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた可動役物115の動作パターンデータが記憶されている。CPU321は、可動役物115に対しては、読み出した動作パターンデータによりその動作を制御する。
〔払出制御部の構成・機能〕
払出制御部400は、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行うCPU401と、CPU401にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM402と、CPU401の作業用メモリ等として用いられるRAM403と、を備えている。
そして、払出制御部400は、遊技制御部200から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。
具体的には、払出制御部400は、遊技制御部200から、遊技球が入賞した場所(第1始動口121等)に応じた所定数の賞球を払い出すコマンドを取得する。そして、コマンドに指定された数だけの賞球を払い出すように払出駆動部411を制御する。ここでの払出駆動部411は、遊技球の貯留部から遊技球を送り出す駆動モータで構成される。
また、払出制御部400には、払出駆動部411により遊技球の貯留部から実際に払い出された賞球の数を検出する払出球検出部412と、貯留部(不図示)での遊技球の貯留の有無を検出する球有り検出部413と、遊技者が遊技する際に使用する遊技球や払い出された賞球が保持される皿153が満タン状態に有るか否かを検出する満タン検出部414と、が接続されている。そして、払出制御部400は、払出球検出部412、球有り検出部413および満タン検出部414にて検出された検出信号を受け取り、これらの検出信号に応じた所定の処理を行う。
さらに、払出制御部400には、ホールに設置されたホストコンピュータに対して各種の情報を送信する枠用外部情報端子基板450が接続されている。そして、払出制御部400は、例えば払出駆動部411に対して払い出すように指示した賞球数に関する情報や払出球検出部412にて検出された実際に払い出された賞球数に関する情報等を枠用外部情報端子基板450を介してホストコンピュータに送信する。また、遊技制御部200に対しても、同様の情報を送信する。
〔可動役物の機能・構成〕
図4は、本実施形態の可動役物115の全体図である。
可動役物115は、図4に示すように、頭部ユニット10、胴体部ユニット30及び腕部ユニット60を備えている。また、本実施形態の可動役物115は、図4に示すように、ロボット型をしている。そして、本実施形態の可動役物115では、例えば遊技状態に応じて、装飾部材118の背面側に待機させておいた頭部ユニット10、胴体部ユニット30及び腕部ユニット60が遊技盤110の中央部に向けて移動することで出現する。
頭部ユニット10は、遊技盤110の上側に設けられている。頭部ユニット10は、頭を模した頭部11及び頭部11を上下方向に移動させるアーム部21を有している。そして、頭部ユニット10は、遊技盤110の上側にて装飾部材118の背面側に待機させた頭部11を、アーム部21によって下方に移動させ、例えば画像表示部114(図1参照)の前に頭部11を出現させる。本実施形態では、後述するように頭部11と胴体部31とを合体させるために、頭部11は、胴体部31に向けて移動する。そして、演出が終了すると、頭部ユニット10では、アーム部21によって頭部11を上方に移動させ、元の待機させた状態にする。
胴体部ユニット30は、遊技盤110の下側に設けられている。胴体部ユニット30は、胴体を摸した胴体部31及び胴体部31を上下方向に移動させるリフト部(図4では不図示)を有している。そして、胴体部ユニット30は、遊技盤110の下側にて装飾部材118の背面側に待機させた胴体部31を、リフト部によって上方に移動させ、例えば画像表示部114の前に胴体部31を出現させる。本実施形態では、頭部11と胴体部31とを合体させるために、胴体部31は、頭部11に向けて移動する。また、演出が終了すると、リフト部によって胴体部31を下方に移動させ、元の待機させた状態にする。
また、本実施形態の可動役物115は、頭部ユニット10の頭部11と胴体部ユニット30の胴体部31とが待機した状態からそれぞれ移動して、遊技盤110の中央部に集まる。そして、図4に示すように、頭部ユニット10の頭部11と胴体部ユニット30の胴体部31とが合体する(コンバイン)ように構成されている。
腕部ユニット60は、図4の左側に配置される第1腕部ユニット60Lと、図4の右側に配置される第2腕部ユニット60Rとを備えている。また、第1腕部ユニット60L及び第2腕部ユニット60Rは、それぞれ前腕部61及び拳部71を有している。
そして、第1腕部ユニット60Lにおいて、前腕部61及び拳部71は、下方に設けられる回転軸を中心に図中時計周りに回転し、遊技盤110の左側側面における装飾部材118の背面側に待機した状態(図1の状態)から遊技盤110の中央部に出現する。また、第2腕部ユニット60Rにおいて、前腕部61及び拳部71は、下方に設けられる回転軸を中心に図中反時計回りに回転し、遊技盤110の右側側面の装飾部材118の背面側に待機した状態(図1の状態)から、遊技盤110の中央部に出現する。
なお、以下の説明において、頭部ユニット10の頭部11、胴体部ユニット30の胴体部31、及び腕部ユニット60の前腕部61及び拳部71が遊技盤110の中央部に出現した状態を「出現状態」と呼び、遊技盤110の装飾部材118の背面側にそれぞれ位置した状態を「待機状態」と呼ぶ。
図5は、本実施形態の可動役物115の全体としての動作を説明するための図である。
本実施形態では、演出制御部300がアーム部21のアームモータ、リフト部のリフトモータなどを統括的に制御することによって、頭部11、胴体部31、前腕部61、及び拳部71を以下のように動作させる。
図5(a)に示すように、まず、リフト部41を用いて胴体部31を遊技盤110の上側に向けて移動させる。そして、本実施形態では胴体部31を画像表示部114の前に位置させて出現状態にする。
そして、図5(b)に示すように、アーム部21によって頭部11を遊技盤110の下側に向けて移動させる。そして、本実施形態では、頭部11を画像表示部114の前に位置させて出現状態にする。さらに、頭部11と胴体部31とを接触させる。このとき、位置合わせ部(不図示)によって、頭部11と胴体部31との相対的な位置合わせが行われる。そして、頭部11と胴体部31とが接続する。なお、この段階では、腕部ユニット60は待機した状態にある(第1段階の腕部ユニット60)。
そして、図5(c)に示すように、腕部ユニット60の前腕部材62が出現状態になる。より具体的には、第1腕部ユニット60Lの前腕部材62、および、第2腕部ユニット60Rの前腕部材62の両者が出現状態となる。なお、本実施形態の腕部ユニット60では、前腕部材62が画像表示部114の前において左右方向に横たわるように出現する(第2段階の腕部ユニット60)。
さらに、図5(d)に示すように、腕部ユニット60の拳部材72が前腕部材62から突出した状態になる(第3段階の腕部ユニット60)。これによって、頭部11が、腕部ユニット60の拳部材72によって覆われることで一時的に隠された状態になる。
その後、第1腕部ユニット60Lおよび第2腕部ユニット60Rの両者が同じタイミングで移動を開始し、図5(e)に示すように、第1腕部ユニット60Lおよび第2腕部ユニット60Rが斜め方向に沿って傾いた状態となる(第4段階の腕部ユニット60)。より具体的には、腕部ユニット60の前腕部材62及び拳部材72が、斜め方向に沿って傾いた状態となる。このとき、本実施形態では、頭部11の顔部材12が現れ、本実施形態ではロボット型の可動役物115として“決めのポーズ”となる。
その後は、腕部ユニット60、頭部11及び胴体部31は、それぞれ遊技盤110の側面に移動して、再び待機状態に移行する。そして、上記の一連の演出動作に備えて待機する。なお、本実施形態では、上記のとおり、頭部11と胴体部31との両方をそれぞれ移動させ、両者を接続する構成としているが、頭部11および胴体部31のうちのいずれか一方のみを移動させ、両者を合体させても構わない。
〔腕部ユニットの機能・構成〕
図6は、腕部ユニット60の全体図である。図6(a)は正面側の斜視図であり、図6(b)は背面側の斜視図である。
また、図7は、クランク機構81を説明するための図である。図7(a)及び(b)はクランク機構81の部分拡大図であり、図7(c)はクランクギア82を背面側からみた図である。
腕部ユニット60は、遊技盤110の左側に配置される第1腕部ユニット60Lと、遊技盤110の右側に配置される第2腕部ユニット60Rとを備えている(図4参照)。そして、第1腕部ユニット60Lと第2腕部ユニット60Rは左右対称の関係にあり、第1腕部ユニット60Lと第2腕部ユニット60Rとの基本的な構成は同様である。従って、以下では、主に第1腕部ユニット60Lを一例に説明を行い、第2腕部ユニット60Rの詳細な説明は省略する。
第1腕部ユニット60Lは、図6(a)に示すように、腕ベース部材60Bと、前腕部61と、前腕部61の端部側において前腕部61に対して進退移動可能に設けられる拳部71と、前腕部61及び拳部71を駆動するクランク機構81とを備えている。
そして、第1腕部ユニット60Lでは、クランク機構81を動作させることによって、遊技盤110に取り付けられた状態で、前腕部61及び拳部71が主に以下の5段階の状態をとれるようになっている。
第1段階:前腕部61が上下方向に沿って立ち上がり、拳部71が格納された状態。
第2段階:前腕部61が左右方向に沿って横たわり、拳部71が格納された状態。
第3段階:前腕部61が左右方向に沿って横たわり、拳部71が突出した状態。
第4段階:前腕部61が斜め方向に立ち上がり、拳部71が突出した状態。
第5段階:前腕部61が上下方向に沿って立ち上がり、拳部71が突出した状態。
第1腕部ユニット60Lの腕ベース部材60Bは、L字形状を有する部材である(後述の図8(b)参照)。そして、第1腕部ユニット60Lの腕ベース部材60Bは、遊技盤110の左側の端部に固定される。腕ベース部材60Bは、第1腕部ユニット60Lが遊技盤110に取り付けられた状態で正面側から見て右下端部において、後述するクランク回転軸82Sを保持する。
クランク回転軸82S(後述)には、前腕部61及び拳部71を構成する部材が接続しており、腕ベース部材60Bがクランク回転軸82S(後述)を保持することによって、腕ベース部材60Bは前腕部61及び拳部71を保持する。
また、後述の図9(b)に示すように、腕ベース部材60Bは、前腕部61が第2段階(参照)の位置になった場合に、前腕部61を支えるストッパ部60Sを有している。
(前腕部の構成)
前腕部61は、図6(a)に示すように、前腕を摸した前腕部材62と、前腕部材62の回転中心(肘に相当)となる回転軸部63とを備えている。さらに、前腕部61は、図6(b)に示すように、後述するスライド部材73を移動可能に保持するレール部64と、前腕部材62の移動を一時的に固定する腕ロック部66とを有している。
回転軸部63は、前腕部材62の端部に設けられる。そして、回転軸部63は、図7(a)に示すように、円弧状溝部63Tと、円弧状歯部63Gと、第1解除部631及び第2解除部632とを備えている。
回転軸部における円弧状溝部63Tは、回転軸部63のクランク回転軸82Sを中心とした円弧状の溝であり、その幅は、後述するクランク機構81のクランクギア82のピン82Pの外形よりも大きく設定されている。また、円弧状溝部63Tは、図7(a)に示すように、一端63Taから他端63Tbまで形成される。そして、円弧状溝部63Tは、クランク機構81のクランクギア82を回転させて拳部材72を進退させる際に、クランクギア82の回転に伴って移動するピン82P(後述)の移動経路に沿って形成される。即ち、円弧状溝部63Tは、クランクギア82を回転させることで、拳部材72を進退させるときに限っては、後述するクランクギア82のピン82Pの移動を阻害しないように形成されている。
本実施形態では、拳部71が前腕部61に引き込まれた状態から、後述するクランク機構81のクランクギア82を一方向に約180度回転させることで、拳部71を最も突き出した状態にする。また、拳部71が突き出た状態から、クランクギア82を一方向とは逆方向に約180度回転させることで、拳部71を前腕部61に最も引き込んだ状態にする。本実施形態の円弧状溝部63Tは、一端63Taから他端63Tbまでの弧の長さが約180度の角度に相当する長さになっている。そして、クランクギア82が拳部71を前腕部61から最も突出させたときに、クランクギア82のピン82Pが円弧状溝部63Tにおいて位置する箇所に一端63Taを形成する。また、クランクギア82が拳部71を前腕部61に最も引き込んだときに、クランクギア82のピン82Pが円弧状溝部63Tにおいて位置する箇所に他端63Tbを形成する。
円弧状歯部63Gは、図7(b)に示すように、後述するクランク機構81のギア85と対向した際にギア85と噛み合うことができるよう構成された複数の歯を円弧状に配置した部分である。そして、本実施形態では、円弧状歯部63Gの歯は、クランクギア82の歯と同様な構成になっている。そして、図6(a)に示すように、円弧状歯部63Gは、円弧状歯部63Gの歯とクランクギア82の歯とが軸方向に一致するように、回転軸部63とクランクギア82とが重ねて設けられる。
第1解除部631と第2解除部632とは、図7(a)、(b)に示すように、円弧状歯部63Gの両端部にそれぞれ設けられる。第1解除部631及び第2解除部632は、回転軸部63と後述するギア85とが接触しないように形成された凹部である。さらに、図7(b)に示すように、回転軸部63において、第1解除部631と第2解除部632が設けられる位置には、ギア85のフランジ部85F(図7(b)参照)に接触する第1ガイド部631Gと第2ガイド部632Gとがそれぞれ設けられている。これら第1ガイド部631Gと第2ガイド部632Gとは、ギア85のフランジ部85Fと接触した際に、互いに滑るように構成されている。従って、回転軸部63は、第1解除部631及び第2解除部632がそれぞれギア85に対向した状態では、ギア85には噛み合わずにギア85から回転力の伝達を受けないように構成されている。
ここで、第1解除部631は、前腕部材62が遊技盤110において上下方向に沿って立ち上がる第1段階にて(後述の図8(a)参照)、ギア85と対向するように形成されている。また、第2解除部632は、前腕部材62が遊技盤110において左右方向に沿って横たわった第2段階にて(後述の図9(a)参照)、ギア85と対向するように形成されている。
なお、クランクギア82と回転軸部63とは、互いに滑るように構成されている。従って、クランクギア82と回転軸部63とは、後述するようにクランクギア82のピン82Pと回転軸部63の円弧状溝部63Tとの接続により回転力が付与される場合を除いては、一方の部材の回転が他方の部材の回転に影響しないように構成されている。
レール部64は、図6(b)に示すように、前腕部材62の長手方向に延びる筋状の突起である凸条部64Rを有している。なお、本実施形態の凸条部64Rは、前腕部材62において2本平行に設けられる。そして、レール部64は、凸条部64Rによって、後述するスライド部材73の掛かり部73F(図6(b)参照)を移動可能に保持する。
腕ロック部66は、図6(b)に示すように、爪部66F及びコイルばね(不図示)を有している。腕ロック部66の爪部66Fは、拳部材72が前腕部材62に収まった状態にてスライド部材73の端部に掛かる位置に設けられている。コイルばねは、爪部66Fに対して爪部66Fがスライド部材73に掛かるように力を付与している。このコイルばねは、前腕部材62が自重で回転移動しない程度の力を付与する。
そして、腕ロック部66は、拳部材72が前腕部材62に収まった状態にて、前腕部材62に接続するスライド部材73を押さえる。本実施形態では、腕ロック部66は、前腕部材62が遊技盤110の上下方向に沿って立っている第1段階(後述の図8(b)参照)において、前腕部材62が遊技盤110の中央に向けて倒れないように前腕部材62を一時的に固定するように機能する。
(拳部の機能・構成)
拳部71は、図6(b)に示すように、拳部材72と、拳部材72が取り付けられるスライド部材73と、スライド部材73及びクランクシャフト83(詳細は後述)を接続する接続部材74と、拳部材72の位置を検出する拳センサ75とを備えている。
拳部材72は、前腕部材62よりも小さいサイズに形成されている。また、拳部材72は、スライド部材73に取り付けられている。そして、スライド部材73の移動に伴って移動することにより、前腕部材62に最も引き込まれ前腕部材62の背面側にて格納される状態と、前腕部材62から最も突き出して前腕部材62から突出した状態との2つの状態をとるようになっている。
スライド部材73は、拳部材72を保持する部材である。また、スライド部材73は、図6(b)に示すように、前腕部材62に設けられるレール部64の凸条部64Rに掛かる掛かり部73Fを有している。そして、スライド部材73は、掛かり部73Fがレール部64の凸条部64Rに移動可能に接続することによって、凸条部64Rに保持されるとともに、移動の際に案内を受ける。
また、スライド部材73には、クランクシャフト83に連結する接続部材74が取り付けられる。そして、後述するようにクランクシャフト83が動作する際に、スライド部材73は、接続部材74を介してクランクシャフト83から力を受けることで、レール部64の凸条部64Rに案内されながら移動する。そして、スライド部材73は、拳部材72を前腕部材62の長手方向に沿って移動させる。
また、スライド部材73は、拳センサ75による検知の対象部位となる被検知部73Pを有している。被検知部73Pは、スライド部材73が前腕部材62に収まった状態(「第1段階」)にて、拳センサ75と対向する。また、接続部材74は、図6(b)に示すように、一端側がスライド部材73に固定され、他端側がヒンジ74hを介してクランクシャフト83に連結されることで、スライド部材73とクランクシャフト83とを連結する部材である。
拳センサ75は、図6(b)に示すように、前腕部材62に固定されている。そして、拳センサ75は、拳部材72が前腕部材62に最も引き込まれて格納された状態におけるスライド部材73の被検知部73Pと対向する位置に設けられる。拳センサ75は、スライド部材73の被検知部73Pが対向した際に、被検知部73Pを挟むように配置される発光素子及び受光素子を備えている。
そして、拳センサ75は、発光素子から発したビームが受光素子によって検知されたか否かという検知結果を演出制御部300に送信する。そして、演出制御部300では、拳センサ75において「受光なし」が検知されている場合には、拳部材72が最も引き込まれて格納された状態であると判断され、拳センサ75において「受光あり」が検知されている場合には、少なくとも格納された状態から拳部材72が移動していると判断される。
(クランク機構81の機能・構成)
図6(a)に示すように、クランク機構81は、クランク機構81の駆動源であるクランクモータ81Mと、クランクモータ81Mの回転軸に取り付けられるモータシャフトギア84と、モータシャフトギア84とクランクギア82とに噛み合うギア85とを備えている。さらには、図6(b)に示すように、クランク機構81は、クランクモータ81Mからの回転力を受けて回転するクランクギア82と、クランクギア82に連結しクランクギア82に従動するクランクシャフト83とを備える。また、クランク機構81には、図8(b)に示すように、クランクギア82の回転位置を検知するクランクセンサ86が設けられている。
クランクモータ81Mには、例えばステッピングモータなどを採用することができる。クランクモータ81Mは、腕ベース部材60Bに取り付けられる。また、クランクモータ81Mは、モータシャフトギア84に接続し、モータシャフトギア84に回転力を付与する。また、クランクモータ81Mは、演出制御部300に制御されて動作する。
モータシャフトギア84は、クランクモータ81Mの回転シャフトに取り付けられるとともにギア85に接続する。そして、クランクモータ81Mの回転力を、ギア85を介し、クランクギア82に伝達する。
ギア85は、図6(a)に示すように、クランクギア82と円弧状歯部63Gとの両方に噛み合うことができるように構成されている。本実施形態では、ギア85の歯幅は、軸方向に重ね合わされるクランクギア82の歯幅と回転軸部63の円弧状歯部63Gの歯幅を足した幅にしている。そして、ギア85は、モータシャフトギア84に接続するとともに、クランクギア82及び前腕部材62における回転軸部63の円弧状歯部63Gに噛み合うことが可能になっている。
また、ギア85は、図7(b)に示すように、回転軸部63の円弧状歯部63Gに対向している状態では、回転軸部63及びクランクギア82に接続して、これらの部材に回転力を伝達する。一方、ギア85は、回転軸部63の第1解除部631又は第2解除部632に対向した状態では、ギア85のフランジ部85Fが第1ガイド部631G又は第2ガイド部632Gに接触し、ギア85と回転軸部63とが噛み合わなくなる。従って、ギア85は、回転軸部63の第1解除部631と第2解除部632に対向した状態では、回転軸部63には回転力を伝達せず、クランクギア82のみに接続してクランクギア82に回転力を伝達する。
クランクギア82は、図7(c)に示すように、クランクギア82の回転中心を通るクランク回転軸82Sを備えている。また、クランクギア82は、図7(a)に示すように、クランクギア82の半径方向に突出するレバー部82Lと、前腕部材62における回転軸部63側に向けて突出して回転軸部63の円弧状溝部63Tに嵌め込まれるピン82Pとを備えている。
また、クランクギア82は、図7(c)に示すように、クランクギア82の軸方向においてピン82Pとは逆側に向けて突出し、クランクセンサ86によりクランクギア82の回転角度を検知する際に検知対象となる第1被検知部821、第2被検知部822、第3被検知部823、および、第4被検知部824を備えている。
レバー部82Lは、図7(a)に示すように、半径方向に離れる方向に延びる部材であり、その先端部にヒンジ83hが取り付けられる。そして、レバー部82Lは、ヒンジ83hが設けられる部分にてクランクシャフト83と連接する。そして、レバー部82Lは、先端部にてクランクシャフト83にクランクギア82の回転力を伝達する。そして、本実施形態では、クランクギア82のレバー部82Lが前腕部材62の長手方向に沿って拳部材72側を向く状態から、長手方向に沿って拳部材72が位置する側とは反対側を向く状態まで回転するように構成されている。
クランクギア82のレバー部82Lが前腕部材62の長手方向に沿って拳部材72側を向くことで、クランクシャフト83がスライド部材73を最も外側に向けて押し遣る状態になる。そして、この状態において、拳部材72は、前腕部材62から最も突出した状態になる。また、クランクギア82のレバー部82Lが拳部材72とは逆側を向くことで、クランクシャフト83がスライド部材73を最も内側に引き込んだ状態とする。そして、この状態においては、拳部材72が前腕部材62に格納された状態になる。
ピン82Pは、クランクギア82の側面において、クランクギア82の回転に伴ってクランク回転軸82Sを中心に回転する。本実施形態では、ピン82Pは、クランク回転軸82Sとヒンジ83hとの間に設けている。そして、ピン82Pは、クランクギア82の回転に伴ってクランク回転軸82Sを中心に回転(公転)する。
また、ピン82Pは、前腕部材62の回転軸部63の円弧状溝部63Tに嵌め込まれる。クランクギア82のピン82Pは、円弧状溝部63Tが形成される範囲内(一端63Ta及び他端63Tbよりも内側の範囲)で円弧状溝部63Tに沿って移動する場合には、回転軸部63に力を付与する接続関係を形成しない。一方で、クランクギア82のピン82Pは、円弧状溝部63Tの一端63Ta又は他端63Tbに達し、一端63Ta又は他端63Tbに向けて移動する場合には、回転軸部63に力を付与する接続関係を形成する。
クランクシャフト83は、図6(b)に示すように、一端側がクランクギア82のレバー部82Lにヒンジ83hを介して連結し、他端側がヒンジ74hを介して接続部材74に連結する。クランクシャフト83は、クランクギア82の回転に従って揺動する。そして、クランクシャフト83は、クランクギア82の回転運動を、接続部材74を介して接続するスライド部材73に伝達してスライド部材73を進退移動させる。
続いて、本実施形態のクランク機構81における、角度検知について説明する。
本実施形態では、クランク機構81のクランクギア82を回転させることによって、第1腕部ユニット60Lを第1段階から第5段階の5段階に変化させる。そのため、クランク機構81におけるクランクセンサ86によってクランクギア82の回転状態(回転角度)を間接的に検出できるように構成している。
検知手段の一部として機能するクランクセンサ86は、図9(b)に示すように、腕ベース部材60Bに取り付けられている。従って、クランクギア82が動作した際においても、クランクセンサ86の位置は移動しない。また、クランクセンサ86は、第1被検知部821、第2被検知部822、第3被検知部823、第4被検知部824がそれぞれ対向した際に、第1被検知部821、第2被検知部822、第3被検知部823、第4被検知部824を挟むようにして配置される発光素子及び受光素子(検知素子)を備えている。そして、クランクセンサ86は、発光素子から発したビームが受光素子によって検知されたか否かという検知結果を演出制御部300に送信する。
図7(c)に示すように、第1被検知部821、第2被検知部822、第3被検知部823は、クランクギア82のクランク回転軸82Sを中心にして円弧状に形成されている。また、第4被検知部824は、クランクギア82の一方の側面から突出するように設けられているとともに棒状に形成されている。なお、本実施形態では、図7(c)に示すように、円周方向において、第3被検知部823、第4被検知部824、第1被検知部821、第2被検知部822の順に、第1被検知部821〜第4被検知部824が配置されている。
ここで、本実施形態では、クランクギア82が回転することで、クランクセンサ86に対して第1被検知部821、第2被検知部822、第3被検知部823、第4被検知部824がそれぞれ通過する。そして、各被検知部の端である“端部”がクランクセンサ86を通過する際、クランクセンサ86において、「受光あり」→「受光なし」あるいは「受光なし」→「受光なし」という検知状態の変化がある。
本実施形態では、図7(c)に示すように、第1段階から第5段階までの各状態において、クランクセンサ86と対向するクランクギア82の箇所に、クランクセンサ86における検知状態を変化させる“端部”を配置する。その端部は、第1段階ではP1地点、第2段階ではP2地点、第3段階ではP3地点、第4段階ではP4地点、第5段階ではP5地点としている。また、第1被検知部821の両端部にP1地点及びP3地点を形成する。また、第2被検知部822のP1地点に近い側の端部にP2地点を形成する。さらに、第3被検知部823のP3地点に近い側の端部にP4地点を、遠い側の端部にP5地点を形成する。
そして、本実施形態では、クランクセンサ86による各地点(被検知部の端部)の検知結果(検知パターン)に基づき、演出制御部300がクランクモータ81Mの動作(回転/停止のタイミング、回転量(回転角度))を制御する。
以下、第1腕部ユニット60Lの各段階への移行について具体的に説明する。
本実施形態では、第1腕部ユニット60Lの待機状態となる第1段階を原点として演出動作を開始する。そして、クランクセンサ86は、第1腕部ユニット60Lが第1段階にある状態で、クランクギア82の第1被検知部821のP1地点に対向した状態になっている。このとき、クランクセンサ86で「受光なし」が検知結果として得られた状態にある。
そして、P1地点の第1段階からP2地点の第2段階へと移行する場合には、クランクセンサ86にクランクギア82のP2地点が対向したと判断するまで、クランクモータ81Mを動作させてクランクギア82を回転させる。この判断は、クランクセンサ86の検知結果が、第1被検知部821のP1地点に対向した状態である「受光なし」から、第1被検知部821と第2被検知部822との間に対向する「受光あり」に移り、第2被検知部822のP2地点と対向する「受光なし」に変化することによって行う。
また、P2地点の第2段階からP3地点の第3段階へと移行する場合には、クランクセンサ86にクランクギア82のP3地点が対向したと判断するまで、クランクモータ81Mを動作させてクランクギア82を回転させる。この判断は、クランクセンサ86の検知結果が、第2被検知部822のP2地点に対向した状態である「受光なし」から、第2被検知部822と第1被検知部821との間に対向する状態である「受光あり」、P1地点を通過して第1被検知部821に対向した状態である「受光なし」に移り、第1被検知部821のP3地点のすぐ外側に対向した状態である「受光あり」に変化することによって行う。
さらに、P3地点の第3段階からP4地点の第4段階へと移行する場合には、クランクセンサ86にクランクギア82のP4地点が対向したと判断するまで、クランクモータ81Mを動作させてクランクギア82を回転させる。この判断は、クランクセンサ86の検知結果が、第1被検知部821のP3地点のすぐ外側(第1被検知部821と第3被検知部823との間においてP3地点を大きく離れない位置)に対向した状態である「受光あり」から、第3被検知部823のP4地点に対向する状態の「受光なし」に変化することによって行う。なお、第4被検知部824については後述する。
そして、P4地点の第4段階からP5地点の第5段階へと移行する場合には、クランクセンサ86にクランクギア82のP5地点が対向したと判断するまで、クランクモータ81Mを動作させてクランクギア82を回転させる。この判断は、クランクセンサ86の検知結果が、第3被検知部823のP4地点に対向した状態である「受光なし」から、第3被検知部823のP5地点のすぐ外側に対向する状態である「受光あり」に変化することによって行う。
〔腕部ユニットの動作〕
続いて、図8〜図12を参照しながら、腕部ユニット60の動作について第1腕部ユニット60Lを例に説明する。
図8〜図12は、第1腕部ユニット60Lの動作を説明するための図である。なお、図8〜図12において、各図の(a)は第1腕部ユニット60Lの正面図を示し、各図の(b)は第1腕部ユニット60Lの背面図を示す。
<第1段階>
第1段階は、図1に示す第1腕部ユニット60Lの待機状態の位置に対応する。この第1段階においては、図8(a)に示すように、モータシャフトギア84に接続するギア85は、前腕部材62の回転軸部63の第1解除部631に対向している。従って、ギア85は、クランクギア82のみに噛み合った状態にある。
そして、第1段階では、クランクギア82のレバー部82Lは、拳部材72が位置する側と逆側を向いている。これにより、図8(a)、(b)に示すように、クランクシャフト83が引き込まれ、拳部材72が前腕部材62に格納された状態となっている。
ここで、第1段階においては、クランクセンサ86に対してクランクギア82の第1被検知部821のP1地点が対向している。
また、第1段階では、クランクギア82のピン82Pは、拳部材72が位置する側と逆側を向く。また、ピン82Pは、回転軸部63の円弧状溝部63Tの一端63Taと接触する位置にある。
さらに、図8(b)に示すように、拳部材72が格納される位置にあることで、スライド部材73には、腕ロック部66の爪部66Fが掛かっている。従って、前腕部61及び拳部71が遊技盤110の中央部に向けて倒れ込むことが防止される。これにより、例えば待機状態である第1段階においては、前腕部61及び拳部71を固定するためにクランクモータ81Mに通電して動作させておく必要は必ずしもないため、クランクモータ81Mを停止して不必要な電力消費を抑制しても良い。
また、拳部材72が格納される位置にあることで、スライド部材73に設けられる被検知部73Pは拳センサ75に対向している。そして、拳センサ75では、被検知部73Pによって発光光が遮蔽された状態になっている。なお、拳センサ75において遮蔽されているという情報は演出制御部300へと送信されている。
<第2段階>
第1段階から第2段階へと移行する際には、クランクモータ81Mを回転駆動することによってギア85を駆動し、図8(a)に示すように、矢印VIIIa方向(図中時計回り)にクランクギア82を回転させる。ここで、第1段階から第2段階へと移行する際のクランクモータ81Mの動作の制御はクランクセンサ86の検知結果に基づいて行う。なお、本実施形態の場合、第2段階になったか否かは、クランクギア82の第2被検知部822のP2地点の検知に基づいて行う。
第1段階においては、図8(a)に示すように、クランクギア82のピン82Pが回転軸部63の円弧状溝部63Tの一端63Taに位置していた。そして、第1段階から第2段階へと移行するためにクランクギア82を矢印VIIIa方向に回転させると、ピン82Pが回転軸部63の円弧状溝部63Tの一端63Taを矢印VIIIa方向に押す。その結果、前腕部材62も、矢印VIIIa方向に回転する。これによって、前腕部材62が遊技盤110において左右方向に横たわった状態へと移行する。そして、本実施形態では、前腕部材62が第2段階の位置に達することで、図9(a)に示すストッパ部60Sによって、前腕部材62が支持される。
なお、第1段階から第2段階に移行する際に、ギア85は、回転軸部63の第1解除部631(図8(a)の状態)から第2解除部632(図9(a)の状態)に到るまでの間、円弧状歯部63Gに接続する。このように、クランクギア82のピン82Pによって回転軸部63に回転力を付与する際に、回転軸部63の円弧状歯部63Gにギア85を直接接続させることで、本実施形態では、前腕部材62を安定して移動させる構成としている。
なお、第2段階では、図9(a)に示すように、クランクギア82のレバー部82Lは、拳部材72が位置する側と逆側を向いたままである。つまり、図9(b)に示すように、クランクシャフト83が腕ベース部材60B側に引き込まれており、スライド部材73及び接続部材74を介してクランクシャフト83に接続する拳部材72は、前腕部材62に格納された状態が維持されている。
<第3段階>
第2段階から第3段階へと移行する際には、クランクモータ81Mによってギア85を回転させ、図9(a)における矢印IXa方向にクランクギア82を回転させる。これにより、クランクギア82のレバー部82Lが、第2段階の位置から拳部材72が位置する側へと回転移動する。
このとき、回転軸部63の円弧状溝部63Tがピン82Pの軌跡に沿って形成されているため、ピン82Pは、回転軸部63に力を付与しない。さらに、ギア85は、図9(a)に示すように、第2解除部632に対向しており、回転軸部63とも接続しない。そして、クランクギア82のピン82Pは、図10(a)に示すように、回転軸部63の円弧状溝部63Tの他端63Tbに到達する。クランクモータ81Mは、クランクギア82のピン82Pが、他端63Tbに達すると、ギア85の回転を停止させる。なお、クランクモータ81Mの停止は、図10(b)に示すように、クランクセンサ86による第1被検知部821のP3地点の検知に基づいて行う。
ここで、クランクギア82のレバー部82Lが、拳部材72側へと移動すると、図10(b)に示すように、クランクシャフト83がスライド部材73を拳部材72側へと押し遣る。その結果、拳部材72が前腕部材62から突出した状態となる。
なお、第2段階から第3段階へと移行する際には、ピン82Pは、回転軸部63の円弧状溝部63Tに沿って一端63Taから他端63Tbまで移動する。このとき、ピン82Pは、回転軸部63に回転力を付与しない。また、ギア85は、回転軸部63の第2解除部632に対向しているため、ギア85と回転軸部63との直接的な接触関係においても、ギア85は、回転軸部63に対して回転力を付与しない。
<第4段階>
第3段階から第4段階に移行する際には、クランクモータ81Mによってギア85を回転させ、図10(a)における矢印Xa方向にクランクギア82を回転させる。なお、このとき、クランクギア82のピン82Pは、回転軸部63の円弧状溝部63Tの他端63Tbに位置した状態にある。
クランクギア82のピン82Pが円弧状溝部63Tの他端63Tbに位置した状態から、クランクギア82を矢印Xa方向に回転させると、ピン82Pが円弧状溝部63Tの他端63Tbを押圧する。これにより、回転軸部63も矢印Xa方向に回転する。この結果、前腕部材62が持ち上がる方向に移動する。そして、前腕部材62が斜め方向に沿って曲がった状態で、クランクモータ81Mの回転を停止し、その状態を保持する。ここで、クランクモータ81Mの停止は、図11(b)に示すように、第3被検知部823のP4地点の検出に基づいて行う。
なお、第4段階において、ギア85が回転軸部63の円弧状歯部63Gに接続している。従って、前腕部材62の回転軸部63は、円弧状歯部63Gを介してギア85により保持され、また、円弧状溝部63Tにおいてピン82Pにより保持された状態となっている。即ち、回転軸部63は、2つの箇所において保持された状態になっている。これにより、本実施形態では、前腕部材62が安定して保持されるようになっている。ここで、第4段階では、図11(a)に示すように、拳部材72が突出した状態が維持されている。
ここで、図10(b)、図11(b)を参照し、第4被検知部824の役割について説明する。
本実施形態では、前腕部61が左右方向に横たわる第3段階から前腕部61が斜め方向に沿って配置される第4段階への移行が開始される際、第1腕部ユニット60Lの前腕部61(第1の可動部材の一例、以下、「第1前腕部61」と称することがある)、および、第2腕部ユニット60Rの前腕部61(第2の可動部材の一例、以下、「第2前腕部61」と称することがある)の両者が同じタイミングで移動を開始する。付言すると、第1腕部ユニット60Lに設けられたクランクモータ81Mの駆動、および、第2腕部ユニット60Rに設けられたクランクモータ81Mの駆動が同じタイミングで開始される。
ところで、このように同じタイミングで駆動を開始したとしても、寸法公差や重量の相違などに起因して、第1前腕部61の移動速度と、第2前腕部61の移動速度とが異なるようになり、第1前腕部61および第2前腕部61が移動している途中で、両者の間に、位置ずれ(上下方向における位置ずれ)が起こることがある。かかる場合、第1前腕部61および第2前腕部61の間において動きが一致せず、見栄えが悪くなるおそれがある。このため、本実施形態では、第4被検知部824を用い、第1前腕部61および第2前腕部61の位置合わせを行い、両者の動きを一致させるようにしている。
具体的に説明すると、本実施形態では、第1腕部ユニット60Lおよび第2腕部ユニット60Rのうち、クランクセンサ86による第4被検知部824の検知が先になされた一方の腕部ユニットの前腕部61の移動を停止し、この前腕部61を移動経路上にて待機させる。そして、他方の腕部ユニットに設けられた第4被検知部824がクランクセンサ86により検知された後に(一方の腕部ユニットの前腕部61の位置と他方の腕部ユニットの前腕部61の位置とが揃った後に)、この待機を解除し、上記一方の腕部ユニットの駆動を再開する。これにより、先行していた一方の前腕部61に遅れていた他方の前腕部61が追いつくようになる。なお、これらの一連の動作は、制御手段として機能する演出制御部300により制御される。
なお、本実施形態では、先行していた一方の前腕部61の移動を停止させる場合を説明したが、停止に限らず、例えば減速させることもできる。なお、前腕部61を停止させる場合、前腕部61の減速を行う場合に比べ、制御を簡素化できる。また、前腕部61を減速させる場合は、前腕部61が移動の途中で停止することを防ぐことができ、演出が不自然なものになりにくくなる。なお、停止や減速の他に、例えば、予め定められた区間にて前腕部61を往復運動させ、この予め定められた区間に前腕部61を待機させておくこともできる。
また、本実施形態では、第1腕部ユニット60Lの前腕部61、および、第2腕部ユニット60Rの前腕部61が同じ方向(上方)に向かって移動する際に、両者の位置合わせ(位置揃え)を行う場合を説明したが、この位置合わせは、他の形態にも適用できる。
例えば、二つの可動部材のうちの一方の可動部材が遊技盤110の左側から右側に移動し、他方の可動部材が遊技盤110の右側から左側に位置する場合に、例えば、遊技盤110の中央部にて両者の位置合わせを行うことができる。また、例えば、形状の異なる二つの可動部材が遊技盤110の奥行き方向において重ねられて設けられ、且つ、この二つの可動部材が同じ経路に沿って移動する場合に、移動経路の途中で両者の位置合わせを行うこともできる。
また、本実施形態では、第1腕部ユニット60Lの前腕部61の位置、および、第2腕部ユニット60Rの前腕部61の位置を、直接的に把握せずに、前腕部61に連動して動くクランクギア82の状態に基づき把握した。ところで、このような態様に限られず、例えば、前腕部61の移動経路上にセンサを設け、前腕部61を直接的に検知することも可能である。
なお、前腕部61の移動経路上にセンサを設ける場合、遊技盤110の手前側に位置する透明板(不図示)を通じ、遊技者がこのセンサを視認できてしまう場合がある。特に、透過型のセンサを設ける場合、受光部および発光部のうちのいずれか一方が透明板側に位置しやすくなり、この一方が視認されやすくなる。このため、前腕部61の移動経路上にセンサを設ける場合は、反射型のセンサを遊技盤110側に設けることが好ましい。
また、本実施形態では、第1腕部ユニット60Lの前腕部61、および、第2腕部ユニット60Rの前腕部61の位置合わせを一回行う場合を説明したが、複数回、位置合わせを行うようにしてもよい。付言すると、例えば、前腕部61の移動方向において互いに異なる複数箇所にて、第1前腕部61および第2前腕部61の位置合わせを行うことができる。この場合、第1腕部ユニット60Lの前腕部61、および、第2腕部ユニット60Rの前腕部61の位置ずれがさらに低減されるようになる。
なお、上記では、クランクセンサ86による第4被検知部824の検知が先になされた一方の腕部ユニットの動作を主に説明したが、クランクセンサ86による第4被検知部824の検知が後になされた他方の腕部ユニットでは、上記の待機が行われずに、腕部ユニットの動きがそのまま継続される。具体的には、前腕部61の停止や減速が行われずに、前腕部61の移動がそのまま継続される。なお、前腕部61の停止や減速を一旦行うとともに、既に停止や減速を行っているもう一方の前腕部61の動作再開に合わせて、動作の再開や速度の上昇を行うこともできる。
また、上記では、第3段階から第4段階に移行する際に、第1前腕部61と第2前腕部61との位置合わせを行う場合を説明したが、第4段階から第5段階に移行する際や、第1段階から第2段階に移行する際にも位置合わせを行うことができる。また、上記では、第1前腕部61と第2前腕部61について位置合わせを行う場合を説明したが、第1腕部ユニット60Lおよび第2腕部ユニット60Rにて拳部71を突出させる際や収納するにも、この拳部71の位置合わせを行うことができる。
<第5段階>
次に、第4段階から第5段階に移行する際の動作を説明する。
第4段階から第5段階に移行する際には、クランクモータ81Mによってギア85を回転させ、図11(a)の矢印XIaに示す方向に、クランクギア82を回転させる。ここで、このとき、クランクギア82のピン82Pは、回転軸部63の円弧状溝部63Tの他端63Tbに位置した状態にある。
このため、クランクギア82を図中矢印XIa方向に回転させると、ピン82Pが円弧状溝部63Tの他端63Tbを押し、回転軸部63も矢印XIa方向に回転する。その結果、図12に示すように、前腕部材62が上下方向に沿って立ち上がった状態となる。なお、このとき、図12(b)に示すように、クランクギア82のレバー部82Lは、拳部材72側を向いた状態にあり、拳部材72が前腕部材62から突出している。
ここで、第5段階から元の第1段階(前腕部61が上下方向に沿って立ち上がり拳部71が格納された状態)へと移行するには、前腕部材62が上下方向に立ち上がった状態にて、クランクモータ81Mのギア85を回転させ、図12(a)における矢印XII方向に、クランクギア82を回転させる。これにより、クランクギア82のレバー部82Lも、矢印XII方向に回転する。そして、クランクギア82のレバー部82Lが拳部材72側とは逆側を向くことによって、クランクシャフト83が引き込まれて、拳部材72が前腕部材62の内側に格納される。
なお、ピン82Pは、回転軸部63の円弧状溝部63Tに沿って他端63Tbから一端63Taまで移動する。このとき、ピン82Pは、回転軸部63に対して回転力を付与しない。また、ギア85は、回転軸部63の第1解除部631に対向しているため、ギア85と回転軸部63との直接的な接触関係においても、ギア85は、回転軸部63に回転力を付与しない。
また、クランクギア82のレバー部82Lが拳部材72側とは逆側を向きにクランクシャフト83を引き込むことによって、拳部材72が取り付けられるスライド部材73が回転軸部63側へと引き込まれる。そして、スライド部材73に設けられる被検知部73Pが拳センサ75に対向する。これにより、拳センサ75では、被検知部73Pによって発光光が遮蔽される。この拳センサ75にて遮蔽されているという情報は演出制御部300へと送信される。また、拳部材72が格納されると、スライド部材73には、腕ロック部66の爪部66Fが再び掛けられる(図8(b)参照)。これにより、前腕部61及び拳部71が遊技盤110の中央部に向けて倒れ込まないようになる。
以上のようにして、第1腕部ユニット60Lの動作が行われる。なお、いずれかの状態において何らかのエラーが発生した場合に、クランクセンサ86からの信号のみでは、クランクギア82がどのような状態(角度)にあるか判断ができない場合がある。そこで、このような場合には、第1腕部ユニット60Lを第1段階に戻す動作である原点復帰動作を実施する。
具体的には、前腕部材62が上下方向に立ち上がる方向にギア85を回転させる。前腕部材62が上下方向に沿って立ち上がると、前腕部材62が例えば腕ベース部材60Bに接触して、前腕部材62がそれ以上移動できなくなりギア85の回転が止まる。そして、ギア85(クランクモータ81M)が回転できなくなったことを契機に、クランクモータ81Mの動作を停止させる。
そして、クランクモータ81Mを再び動作させて、今度は、拳部材72を前腕部材62に格納させる方向にギア85を回転させる。このクランクギア82の回転を拳部材72が格納された状態になるまで継続する。拳部材72が格納された状態に有るか否かの判断には、拳センサ75による検知を利用する。即ち、拳部材72が格納されてスライド部材73の被検知部73Pが検知されたタイミングで、クランクモータ81Mの回転を停止する。そして、このクランクギア82が停止したタイミングでのクランクギア82のなす角度での位置が第1段階の状態となる原点復帰がなされる。
60L…第1腕部ユニット、60R…第2腕部ユニット、61…前腕部、86…クランクセンサ、100…パチンコ遊技機、300…演出制御部

Claims (5)

  1. 所定方向に向かって予め定められた経路を移動する第1の可動部材と、
    所定方向に向かって予め定められた経路を移動する第2の可動部材と、
    前記予め定められた経路の途中に位置する予め定められた箇所への前記第1の可動部材の到達を検知し、前記予め定められた経路の途中に位置する予め定められた箇所への前記第2の可動部材の到達を検知する検知手段と、
    前記第1の可動部材および前記第2の可動部材のうちの前記検知手段による検知が先になされた一方の可動部材を、前記予め定められた経路の途中に位置する予め定められた待機箇所にて待機させるとともに、当該検知手段により他方の可動部材についての検知がなされた後、当該待機を解除し、当該第1の可動部材および当該第2の可動部材の両者を所定の方向へさらに移動させる制御手段と、
    を備える遊技機。
  2. 前記制御手段は、前記検知手段によって前記他方の可動部材の前記検知がなされた場合、当該他方の可動部材の減速を一旦行い又は当該他方の可動部材の停止を一旦行うとともに、前記一方の可動部材の前記待機の前記解除に合わせて、下流側への当該他方の可動部材の移動を再開することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記制御手段は、前記一方の可動部材を前記予め定められた待機箇所に停止させることで当該一方の可動部材の前記待機を行うことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 前記制御手段は、前記一方の可動部材を前記予め定められた待機箇所にて減速させることで当該一方の可動部材の前記待機を行うことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  5. 前記第1の可動部材は、一方向に向かって移動を行い、
    前記第2の可動部材は、前記第1の可動部材が移動する方向と同じ方向である前記一方向に向かって移動を行い、
    前記制御手段は、前記一方の可動部材を前記予め定められた待機箇所にて待機させるとともに、前記一方向における当該一方の可動部材の位置と当該一方向における前記他方の可動部材の位置とが揃った後に当該待機を解除することを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の遊技機。
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