JP5391350B2 - 電気泳動媒体用容器及び電気泳動装置の駆動方法 - Google Patents

電気泳動媒体用容器及び電気泳動装置の駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、核酸やタンパク質等を分離分析する電気泳動装置の駆動方法、及び当該装置で使用して好適な電気泳動媒体用容器に関する。
近年、試料物質の分離装置として、キャピラリ電気泳動装置が開発されている。キャピラリ電気泳動装置は、高分子ゲルやポリマ溶液などの電気泳動媒体(分離媒体)が充填されたキャピラリの内部で試料を分離する。
図1に、キャピラリ電気泳動装置の従来例を示す。キャピラリ電気泳動装置は、キャピラリ101、キャピラリ101の両端に高電圧を印加する電源102、レーザー光源等からなる不図示の照射系、蛍光を検出する不図示の受光光学系、キャピラリの温度を制御する温調部103、キャピラリ101に泳動媒体を充填する泳動媒体充填ユニット104、試料が入った容器を搬送する不図示の搬送機等で構成される。
キャピラリ101の陽極側は、泳動媒体充填ユニット104の流路と接合される。泳動媒体充填ユニット104内の流路は2つの流路に分岐される。流路の一方は電気泳動媒体が入った容器105に接合され、流路の他方は緩衝液が入った容器106に接合される。
キャピラリ電気泳動装置においては、50μm程度の内径しか有しないキャピラリ101に対し、水の数百倍も粘度が高い泳動媒体を注入する必要がある。このため、泳動媒体充填ユニット104には、電気泳動媒体用の流路の一端に数MPaの圧力を印加できる機構が採用されている。この種の機構として、例えばプランジャポンプ107が使用される。図1の場合、プランジャポンプ107は、紙面に対して垂直な方向に駆動される。これにより流路内の体積を変化させ、泳動媒体の充填に必要な圧力を発生させる。
試料の分析時には、キャピラリ101と連結された流路の両端間(緩衝液の入った容器106及び109間)に高電圧を印加し、蛍光標識されたDNA等の試料をキャピラリの分離媒体中で電気泳動させる。このとき、試料の泳動速度は、分子サイズの順番により異なる。従って、試料はキャピラリ101内で分子サイズ順に分離される。この分離位置の違いは、キャピラリの検出領域108にて検出される。
ところで、キャピラリ電気泳動装置では、泳動媒体が入った容器105の交換やキャピラリ101の交換が必要である。しかし、これらの交換時には、流路の一部が空気に晒されるので、流路内に空気が混入する可能性がある。
電気泳動時には、数〜数十kVもの高電圧が流路の両端間に印加される。このため、流路内に気泡が存在する場合には、当該気泡によって流路が電気的に遮断される可能性がある。流路が電気的に遮断された場合、遮断箇所に高電圧差が発生し、放電が起こる。この放電の大きさによっては、キャピラリ電気泳動装置が破壊される可能性がある。
従って、電気泳動の開始前に、流路内から気泡を取除く必要がある。
例えば泳動媒体充填ユニット104の流路内に気泡が存在する場合、泳動媒体充填ユニット104とキャピラリ101との接続流路を閉じ、その状態で泳動媒体をユニット内の分岐路で折り返すように緩衝液の入った容器106に流す。これにより、泳動媒体充填ユニット104の流路区間から気泡を除去する。
一方、キャピラリ101の流路内に気泡が存在する場合、キャピラリ101の内容積に対して1.5倍程度の量の泳動媒体をキャピラリ101内に充填する。この際、キャピラリ101の内径は50μm程度と細い。このため、気泡は泳動媒体と共にキャピラリ101内を流れ、キャピラリ101の他端側から排出される。すなわち、気泡を、キャピラリの内部から除去することができる。
特許文献1は、泳動媒体充填ユニット104の流路内から少ない泳動媒体量で気泡を除去するための仕組みが示されている。具体的には、泳動媒体充填ユニット104とキャピラリ101との接続部に泳動媒体が下方から上方に向かって流れるように接続流路を形成する構造を採用する。
特開2008−128851号公報 特開2008−8621号公報
従来装置の場合、電気泳動を開始する前に泳動媒体充填ユニット104の流路内に気泡があるか否かをユーザ自身が目視確認する必要がある。しかし、目視確認する方法は、流路の位置や気泡の見え方をユーザ自身が予め把握する必要がある。しかも、ユーザの気泡の見落としは、キャピラリ電気泳動装置の破壊を招いてしまう。このように、従来装置は、ユーザに対する負担が大きい。
そこで、発明者は、電気泳動の際に、キャピラリの一端に泳動媒体充填ユニット104を接続する必要が無い電気泳動装置を提供することを目的とする。
この目的を実現するために、本発明においては、キャピラリの両端が緩衝液に直接浸らせた状態で電気泳動を行う。また、キャピラリに泳動媒体を充填する場合に限り、キャピラリの一端に泳動媒体充填ユニット又は電気泳動媒体用容器を着脱可能に接続する。
本発明によれば、電気泳動時の流路から泳動媒体充填ユニットの流路を無くすことができる。このため、従来装置のように、泳動媒体充填ユニット内の気泡を目視確認する必要がない。結果的に、電気泳動装置の操作の難易度を低下させることができる。
さらに、本発明の場合には、仮に気泡が流路内に残存する状態で電気泳動が実行されたとしても、破損箇所をキャピラリに限定できる。しかも、キャピラリは消耗品であるため、泳動媒体充填ユニットのような修理を必要性としない。すなわち、キャピラリの交換だけで検査を再開することができる。このため、検査再開までに要する時間を大幅に短縮できる。
電気泳動装置の従来例を示す図。 実施例1に係る電気泳動装置の構成例を示す図。 実施例1に係る電気泳動装置で使用する電気泳動媒体用容器の構造を説明する図。 実施例1における電気泳動媒体の充填動作の流れを説明する図。 実施例2に係る電気泳動装置で使用する電気泳動媒体用容器の断面構造を示す図。 実施例3に係る電気泳動装置で使用する電気泳動媒体用容器の断面構造を示す図。 実施例3における電気泳動媒体の充填動作の流れを説明する図。 実施例4に係る電気泳動装置で使用するキャピラリアレイと接続端子の構造を説明する図。 実施例4に係る電気泳動装置で使用する泳動媒体充填ユニットの構成を説明する図。 実施例4における電気泳動時の装置状況と充填時の装置状況を説明する図。
以下、図面に基づいて、発明の実施の形態を説明する。なお、後述する装置構成や処理プロセスの内容は、専ら発明を解説するための一例であり、発明の範囲を限定するものではない。また、各実施の形態同士だけでなく、各実施の形態と既知の技術の組み合わせや置換により他の実施の形態を実現することもできる。
前述したように、従来装置における泳動媒体充填ユニット104と泳動媒体の入った容器105は、独立した部品として用意される。このため、泳動媒体の入った容器105に対し、キャピラリ101を直接接続することはできない。従って、従来装置の場合には、キャピラリ101の一端側に、流路が太く気泡が抜け難い泳動媒体充填ユニット104を固定的に接続する必要がある。
そこで、発明者は、泳動媒体充填ユニットを着脱式とすることを提案する。すなわち、泳動媒体を充填する場合にだけキャピラリに接続され、充填後はキャピラリから取り外しできる泳動媒体充填ユニット又は電気泳動媒体用容器を用いる充填方式を提案する。
この充填方式の採用により、キャピラリの両端を緩衝液に直接浸した状態で電気泳動を行うことが可能になる。このため、泳動媒体充填ユニットを用いる場合のような電気泳動前の気泡確認を省くことができる。
しかも、キャピラリは内径が細い。このため、キャピラリの内容積に対して十分な量の泳動媒体を充填するだけで、キャピラリ内から気泡を取り除くことができる。万一、キャピラリ内に気泡が残存し、そのためにキャピラリが破損しても、破損の影響は消耗品であるキャピラリに限定できる。従って、通常手順によりキャピラリを交換するだけで、新たな検査を開始することができる。すなわち、破損から復旧までの時間を大幅に短縮できる。また、泳動媒体充填ユニットの修理負担が大幅に低下することで、電気泳動装置のランニングコストを低下できる。
以下、発明者の提案する充填方式を実現する装置構成の具体例を説明する。
(実施例1)
(システム概要)
図2に、実施例1に係る電気泳動装置の全体構造の概要を示す。実施例に係る電気泳動装置は、単数又は複数本のキャピラリの集合体であるキャピラリアレイ201と、蛍光標識されたキャピラリ内の試料にレーザー光を照射する不図示の照射系、試料が発する蛍光を検出する不図示の受光光学系と、キャピラリに高電圧を加える電源202と、キャピラリを恒温に保つ恒温槽204と、各種の容器を搭載するトレイ401を搬送する搬送機208とを有する。
キャピラリアレイ201は恒温槽204に固定されている。また、恒温槽204の外部には、試料の検査に使用する検査領域108が設けられる。図中、トレイ401が配置されている側がキャピラリアレイ201の陰極側である。キャピラリアレイ201を構成する各キャピラリの陰極側端部には接続端子220が取り付けられている。後述するように、キャピラリへの泳動媒体の充填時に、泳動媒体が入った容器206を接続端子220に押し付ける。このため、十分な加重に耐え得るように、接続端子220の一端部は台座221に固定されている。台座221は恒温槽204と固定されていても良いし、恒温槽204からは独立した別の部材に固定されていても良い。また、接続端子220の先端側(キャピラリの端部側)はテーパ形状に加工されている。なお、接続端子220が挿入される容器側の開口部もテーパ形状に加工されている。従って、接続端子220の先端を後述する泳動媒体が入った容器206の開口部311に挿入することで気密状態を発生できる。
トレイ401には、キャピラリの陰極側端部を浸らせる緩衝液が入った容器222と、キャピラリ洗浄用の純水が入った容器205と、泳動媒体が入った容器206と、試料が入った容器207とが搭載されている。泳動媒体が入った容器206の側壁は、後述するように蛇腹構造を採用する。
搬送機208は、図中左右(水平方向:X)と図中上下方向(垂直方向:Y)のそれぞれに対応する2つのタイミングベルト209で構成される。2つのタイミングベルト209の回転により、トレイ401を上下左右に搬送することができる。この2軸方向への搬送により、キャピラリアレイ201の陰極側端部の対向位置に、トレイ401に搭載された各容器をそれぞれ位置決めすることができる。なお、タイミングベルト209は、プーリー210を介して接続されたモータ211の回転により駆動される。
(泳動媒体用の容器の構造)
図3(A)及び(B)に、実施例で使用する泳動媒体が入った容器206の詳細構造を示す。図3(A)は容器206の断面構造例を示し、図3(B)は容器206の外観構造例を示す。なお、図3(A)は使用開始前の構造例であり、図3(B)は泳動媒体を入れる前の構造例でもある。
容器206は、概略円筒形状を有する。容器206は、蛇腹構造の側壁部301と、開口部311と、開口部311から水平方向に広がる鍔部310と、底面部312とで構成される。側壁部301は、蛇腹の圧縮方向に外力が加わることで圧縮変形する一方、その外力が無くなると変形前の形状を復元する。このため、リング形状の鍔部310のうちトレイ401と対面する側には、面ファスナ(フック構造とループ構造)のいずれか一方の結合具303が取り付けられている。結合具303と対をなす他方の結合具は、トレイ401の表面側に配置される。
なお、結合具303は、鍔部310の全周に沿って配置されていても良い。すなわち、結合具303はリング形状でも良い。もっとも、結合具303は小面積の矩形形状であり、複数枚が鍔部310の外周に沿って付着されていても良い。
鍔部310に取り付け用の結合具303が設けることにより、接続端子220を取り外す際の容器206の変形を防ぐことができる。因みに、鍔部310がトレイ401の表面に固定されてない場合、取り外しのために接続端子220とトレイ401の距離を広げると、開口部311が接続端子220との間で気密保持された状態のまま引き上げられてしまう。すなわち、側壁部301の蛇腹が広がり、キャピラリに負圧を印加してしまう。結果的に、キャピラリアレイ201の陽極側端部(容器206に対して反対側)から気泡を吸引する可能性が発生する。
なお、容器206をトレイ401に収容する際の回転方向の位置決めの自由度を高めるには、容器206とトレイ401側にそれぞれ配置される結合部の両方をリング形状とするか、いずれか一方をリング形状とすることが望ましい。少なくとも一方の結合部がリング形状を有していれば、他方の結合部が面内に離散的に配置される場合でも、収容時の位置関係を考慮しなくても面ファスナとしての機能が実現される。
底面部312には位置決め用のくぼみ302が、底面のほぼ中心に形成されている。くぼみ302は、外側面に対して容器の内側に凹んでいる形状を意味する。くぼみ302の大きさや深さは使用環境に応じて設定する。後述するように、トレイ401の表面に形成された容器206の収容部の底面にはくぼみ302と対をなす突起が形成されている。くぼみ302が突起と合致することにより、泳動媒体305をキャピラリに充填する際に容器206が水平方向にずれないようにする。
なお、使用前の容器206の開口部311は、図3(A)に示すように、シール304で封止されている。シール304で開口部311を封止することにより、保管中における泳動媒体305の漏れや蒸発を防ぐことができる。
(装置全体の動作)
次に、実施例に係る電気泳動装置による一連の処理動作を説明する。なお、下記に説明する電気泳動装置における搬送機208の駆動動作や電気泳動のための電圧の印加動作は、不図示の制御部(例えばコンピュータ)を通じて実現される。
図4(A)〜(D)に、キャピラリアレイ201に対して泳動媒体を充填する際の処理ステップを示す。
まず、容器206をトレイ401に装着する前に、シール304が剥がされる。この後、容器206は、トレイ401の収容部に設置される。図4(A)に、容器206がトレイ401の収容部に設置された状態を示す。トレイ401側の収容部には、泳動媒体が入った容器206のくぼみ302を位置決めするための突起402が形成されている。
次に、搬送機208によりトレイ401が水平方向に駆動され、容器206の開口部311が接続端子220の下方位置に位置決めされる。
この後、トレイ401は、搬送機208によって上方に持ち上げられる。因みに、接続端子220の先端部と容器206の開口部311とは、いずれもテーパ形状に加工されている。因みに、容器206の開口部311側の傾斜角は、接続端子220側の傾斜角よりも緩やかに形成されている。従って、トレイ401の押し上げが継続すると、容器206の開口部311のテーパ面が、接続端子220のテーパ面のいずれかの位置で線的に接触する。この際、接触位置は円を形成する。図4(B)に、この接触状態を示す。2つのテーパ面の接触により、接続端子220と容器206は封止状態になる。
この状態から更に上方にトレイ401が搬送された状態が図4(C)である。このとき、容器206にはトレイ401からキャピラリの軸方向(接続端子220に取り付けられた状態での軸方向)に外力が作用する。すなわち、容器206の側壁部301に形成された蛇腹を圧縮する方向に外力が作用する。これにより、容器206の内容積は縮小し、内部の泳動媒体をキャピラリの内部に充填できるだけの圧力が発生する。
結果的に、泳動媒体は容器206からキャピラリの内部に供給される。さらに、トレイ401が上方に搬送される。やがて、容器206の鍔部310に形成された取付用の結合具303と、トレイ401側に形成された結合具403とは、図4(C)に示すように互いに押し付け合う状態になる。これにより、容器側の結合具303とトレイ側の結合具403とは面ファスナとして結合する。
この圧縮工程の間、接続端子220の先端から突出するキャピラリの先端部は、常に、泳動媒体305の液面よりも下に位置する。
容器206の諸寸法は、結合具303と結合具403が結合する圧縮位置までの変形により、キャピラリのアレイ201の内容積の1.5倍ほどの泳動媒体をキャピラリの内部に充填できるように設計されている。少なくとも、容器206の側壁部301の高さは、トレイ401側の収容部の内壁高さよりも大きく形成される。この高さの違いが、容器206の圧縮長さとなる。従って、所望の泳動媒体をキャピラリに充填できるように、この圧縮長さと容器の内側の断面積が設計される。
図4(C)に示すように、容器206側の結合具303とトレイ401側の結合具403とが互い圧着する位置までトレイ401の押し上げが完了すると、今度は、搬送機208によってトレイ401は下方に搬送される。すなわち、接続端子220と容器206とを引き離す方向に、トレイ401は搬送される。搬送方向の向きの切替えを図4(D)に示す。
図4(D)に示すように、トレイ401の降下により接続端子220と容器206とは引き離される。ただし、容器206側の結合具303とトレイ401側の結合具403は面ファスナとして結合した状態のままである。すなわち、容器206は、最大圧縮時の状態のままトレイ401の内側に収容される。
この後、搬送機208はトレイ401を搬送し、キャピラリアレイ201の陰極側端部を試料の入った容器207、純水(洗浄のため)の入った容器205、緩衝液の入った容器203に順番に浸す。
そして、キャピラリアレイ201の陰極側端部が緩衝液の入った容器203に浸った状態で電気泳動が開始される。なお、キャピラリアレイ201の陽極側端部は、一連の処理動作の開始時から緩衝液の入った容器203に浸っている。このように、電気泳動は、キャピラリの両端部が緩衝液に直接漬かった状態で実行される。
(まとめ)
以上説明したように、本実施例に係る電気泳動装置を用いれば、泳動媒体の充填時に限り、泳動媒体が入った容器206をキャピラリの陰極側端部の接続端子220に接続し、充填後は、キャピラリの両端部を緩衝液に直接漬けた状態で電気泳動を実行することができる。従って、電気泳動の実行前の目視による気泡の観察を無くすことが可能となる。
また、本実施例では、電気泳動の度に容器206を使い捨てる。このため、電気泳動の1回分で消費される泳動媒体量が明確に確定する。従って、電気泳動装置で消費される泳動媒体量のコストの算出が容易になる。
(変形例)
前述の説明では、容器206の側壁部301を蛇腹構造に形成した。しかし、キャピラリの軸方向に外部から作用する圧縮力により圧縮変形できれば蛇腹構造である必要はない。例えば側壁部301は、剛性の高い素材と柔軟性の高い素材の複合材とし、圧縮力により柔軟性の高い素材部分が変形しても良い。
前述の説明では、側壁部301は蛇腹構造のために圧縮力がなくなると元の形状を復元できる場合を想定した。しかし、圧縮力がなくなっても元の形状を復元できないような剛性の高い素材を側壁部301に使用しても良い。
前述の説明では、容器206の鍔部310とトレイ401との接合に面ファスナーを用いたが、強磁性材と磁石を用いて結合しても良い。
(実施例2)
続いて、電気泳動装置の2つ目の実施例を説明する。なお、電気泳動装置の基本的なシステム構成は、図2に示したシステム構成と同じである。実施例1と実施例2の違いは、泳動媒体が入った容器206の構造である。
図5に、本実施例で使用する容器206の断面構造を示す。本実施例に係る容器206の構造も、基本的な構造は図3(A)に示す容器の断面構造と同じである。すなわち、容器206は、蛇腹構造の側壁部301と、開口部311と、開口部311から水平方向に広がる鍔部310と、底面部312とで構成される。ただし、図5に示す容器206の場合には、開口部311に形成されるテーパ部のうち接続端子220のテーパ部と接触する箇所に、シール用にOリング501を配置する。
実施例1の場合には、キャピラリアレイ201側の接続端子220と容器206との間における封止状態が、テーパ面同士の線接触で実現されていた。しかし、本実施例の場合には、接続端子220のテーパ面との接触時にOリング501が変形し、面接触が実現される。このため、本実施例の方が、実施例1に比してリークに対する信頼性を向上させることができる。例えば実施例1のように線接触により封止を実現する場合には、封止位置に傷があると、そこからリークが起きる可能性がある。しかし、本実施例のように面接触により封止を実現する場合には、接触面より小さい傷である限り、リークの心配がない。
(実施例3)
前述した2つの実施例においては、泳動媒体の充填時に、泳動媒体が入っている容器206の側壁部301が外部から作用する力によって圧縮変形する場合について説明した。本実施例では、外力によって外壁が圧縮変形しない容器を使用する電気泳動装置について説明する。なお、本実施例に係る電気泳動装置の基本的なシステム構成自体は、図2に示したシステム構成と同じである。
(泳動媒体用の容器の構造)
図6に、本実施例において使用する泳動媒体が入る容器の構造を示す。すなわち、注射筒を使用する。注射筒は、円筒状の筒601とプランジャ607で構成される。
筒601の一端側には開口部611が設けられている。開口部611は、テーパ形状に加工されている。泳動媒体の出力口となる開口部611の形状は、実施例1で説明した容器206の開口部311の構造と同じである。すなわち、開口部611側のテーパ面の傾斜角は、接続端子220側のテーパ面の傾斜角よりも緩やかに形成されている。図6の場合、開口部611は、シール605で封止されている。シール605で開口部611を封止することにより、保管中における泳動媒体606の漏れや蒸発を防ぐことができる。
前述した開口部611と筒601の他端側の開口部とは、内径が異なる2つの円筒空間で接続されている。図6の場合、開口部611側に位置する円筒空間の内径の方が小さい。なお、内径の大きい方の円筒空間の形成範囲が、プランジャ607の可動範囲となる。プランジャ607を構成するロッドの一端部には円筒空間の内壁に沿って可動する可動板612が形成され、他端側にはプランジャ607に圧力を加える押圧板602が形成される。押圧板602の中央部分には鉄等の強磁性材料603が嵌め込まれている。強磁性材603は、注射筒形状の容器をトレイ401に固定するために用いられる。この強磁性材603は、トレイ401の容器収容部の底部に配置された磁石を通じてトレイ401に固定される。
図6に示す注射筒形状の容器の場合、押圧板602の外径は、筒601の外径よりも一回り以上大きく形成する。筒601のうちプランジャが挿入される開口側の端面と、当該端面と対向する押圧板602には、面ファスナを構成する一対の結合具604及び613が配置される。なお、結合具604と結合具613の配置関係は、実施例1の場合と同じである。すなわち、いずれか一方の結合具をリング状に形成すると、筒601とプランジャ607との取付関係の自由度を高めることができる。
(装置全体の動作)
次に、実施例に係る電気泳同装置による一連の処理動作を説明する。図7(A)〜(D
)に、キャピラリアレイ201に対して泳動媒体を充填する際の処理ステップを示す。
まず、容器206をトレー401に装着する前に、シール605が剥がされる。この後、容器206は、トレイ401の収容部に設置される。図7(A)に、容器206がトレイ401の収容部に設置された状態を示す。トレイ401側の収容部の底部には磁石702が配置されている。前述したように、この磁石702に対して、押圧板602に嵌め込まれた強磁性材603が磁力を通じて固定される。
次に、搬送機208によりトレイ401が水平方向に駆動され、容器206の開口部611が接続端子220の下方位置に位置決めされる。
この後、トレイ401は、搬送機208によって上方に持ち上げられる。因みに、接続端子220の先端部と容器206の開口部611とは、いずれもテーパ形状を有している。前述したように、容器206に設けられた開口部611側のテーパ面の傾斜角の方が、接続端子220側のテーパ面の傾斜角よりも緩やかである。従って、トレイ401の押し上げが継続すると、容器206の開口側に設けられたテーパ部は、接続端子220のテーパ部を内側に収容するように接触する。2つのテーパ部の接触により、接続端子220と容器206との間は封止状態になる。
封止後は、筒601の上方への移動は接続端子220により妨げられる。すなわち、筒601は封止位置に固定される。この後もトレイ401の押し上げが継続することで、プランジャ607が内容積を縮小するように移動する。図7(B)に、プランジャ607によって内容積が初期状態(図7(A))から変化した様子を示す。この際、接続端子220と筒601の開口部611とは封止されているので、容器内の泳動媒体はトレイ401の上昇に伴ってキャピラリの内部へと流れ込む。
さらに、トレイ401が上方に搬送される。やがて、筒601の開口側端面に形成された取付用の結合具604と、押圧板602に形成された取付用の結合具613とは、図(C)に示すように互いに押し付け合う状態になる。これにより、一対の結合具604及び613は面ファスナとして結合する。すなわち、筒601とプランジャ607とが結合状態になる。なお、プランジャ607は磁力を通じてトレイ401に固定されているので、筒601もトレイ401に固定された状態になる。
この圧縮工程の間も、接続端子220の先端から突出するキャピラリの先端部は、常に、泳動媒体606の液面よりも下に位置する。この場合も、容器206の諸寸法は、一対の結合具604及び613が互いに圧着されるまでの間に、キャピラリアレイ201の内容積の1.5倍ほどの泳動媒体がキャピラリの内部に充填できるように設計される。すなわち、必要な充填量が得られるように、圧縮工程の過程で、プランジャ607が筒601の内筒空間を移動できる長さと移動部分の断面積が設計される。
図7(C)に示すように、一対の結合具604及び613が互いに圧着する位置までトレイ401の押し上げが完了すると、今度は、搬送機208によってトレイ401は下方に搬送される。すなわち、接続端子220と容器206とを引き離す方向に、トレイ401は搬送される。搬送方向の向きの切替えを図4(D)に示す。
図7(D)に示すように、トレイ401の降下により接続端子220と容器206の開口部611とは引き離される。ただし、容器206は、一対の結合具604と613の結合と強磁性材603と磁石702の磁気結合によりトレイ401に結合した状態のままである。すなわち、容器206は、最大圧縮時の状態のままトレイ401の内側に収容されたままである。この実施例の場合も、面ファスナを構成する一対の結合具604及び613により容器206内の容積は、接続端子220の取り外し時に変化しない。従って、キャピラリに対して負圧が加わることはなく、キャピラリの陽極側端部から新たに気泡が吸引されるおそれを回避できる。
この後、搬送機208はトレイ401を搬送し、キャピラリアレイ201の陰極側端部を試料の入った容器207、純水(洗浄のため)の入った容器205、緩衝液の入った容器203に順番に浸す。
そして、キャピラリアレイ201の陰極側端部が緩衝液の入った容器203に浸った状態で電気泳動が開始される。なお、キャピラリアレイ201の陽極側端部は、一連の処理動作の開始時から緩衝液の入った容器203に浸っている。このように、電気泳動は、キャピラリの両端部が緩衝液に直接漬かった状態で実行される。
(まとめ)
以上説明したように、本実施例に係る電気泳動装置を用いれば、実施例1と同様の動作を実現できる。すなわち、泳動媒体の充填時に限り、泳動媒体が入った容器206をキャピラリの陰極側端部の接続端子220に接続し、充填後は、キャピラリの両端部を緩衝液に直接漬けた状態で電気泳動を実行することができる。従って、電気泳動の実行前の目視による気泡の観察を無くすことが可能となる。
また、本実施例では、電気泳動の度に容器206を使い捨てる。このため、電気泳動の1回分で消費される泳動媒体量が明確に確定する。従って、電気泳動装置で消費される泳動媒体量のコストの算出が容易になる。
(変形例)
本実施例においては、筒601の開口部611とキャピラリアレイ201側の接続端子220が線接触して封止される場合について説明した。しかしながら、実施例1と2の関係と同様に、開口部611の内側にOリング501を設置しても良い。Oリング501を用いることで、接続端子220と開口部611との封止性能を高めることができる。
前述の説明では、押圧板602とトレー401との固定に磁力を用いているが、面ファスナを使用しても良い。
(実施例4)
前述した実施例の場合には、いずれもキャピラリアレイ201の陰極側端部にのみ接続端子を接続し、当該陰極側端部から泳動媒体を充填する場合について説明した。しかしながら、キャピラリアレイ201の陽極側端部から泳動媒体を充填することもできる。以下では、陽極側端部から泳動媒体を充填するための構造を有する電気泳動装置の実施例を説明する。
なお、本実施例に係る電気泳動装置の基本的な構成は、前述した他の実施例と同様である。以下では、他の実施例と相違する構造部分を、図面を用いて説明する。
(フィッティング端子の構造)
図8(A)に、本実施例に特徴的なキャピラリアレイ201の構成部分を抽出して示す。検査領域108に対して陰極側のキャピラリアレイ201の構成は、前述した他の実施例と同様である。一方、検査領域108に対して陽極側のキャピラリアレイ201には、不図示の泳動媒体充填ユニット用にフィッティング端子801を配置する。
図8(B)に、フィッティング端子801の断面図を示す。フィッティング端子801は、ネジ部803とフェラル部804を有している。フェラル部804は、不図示の泳動媒体充填ユニットの配管ジョイントとの接合に用いられる。また、ネジ部803は、不図示の泳動媒体充填ユニットの開口部に形成されたナット構造体との螺合に用いられる。ネジ部803とナット構造体とが螺合されることで、泳動媒体充填ユニットとキャピラリアレイ201の陽極側端部とを一体的に連結できる。
図8(C)に、フィッティング端子801の先端側から見た概観図を示す。図示したように、フィッティング端子801の中心部には穴が形成されている。キャピラリアレイ201の一端側は、その穴に連なる貫通孔805に沿うように配置されている。フィッティング端子801に形成された貫通孔805とキャピラリアレイ201の隙間には樹脂が充填されている。図8(A)の場合、キャピラリアレイ201は2本のキャピラリの集合体である。このため、図8(C)に示すキャピラリアレイ201の端面を2つの白抜きの円で描いている。
(泳動媒体充填ユニットの構造)
図9に、本実施例で使用する泳動媒体充填ユニット902の断面構造を示す。図9に示すように、泳動媒体充填ユニット902は注射筒構造を有し、この点において実施例3で説明した泳動媒体用の容器の構造と類似する。すなわち、泳動媒体充填ユニット902は、円筒部品903とプランジャ904で構成される。
円筒部品903の内側には、泳動媒体905を収容する内筒空間が形成されている。泳動媒体905の出力口となる円筒部品903の開口部は、フィッティング端子801の外部形状と相似形状を有している。すなわち、開口部は、ネジ部803に螺合するメネジ906とテーパ形状の接合部907が設けられている。
(装置全体の動作)
図10(A)に、電気泳動時における設置状態を示す。なお、下記に説明する電気泳動装置における搬送機208の駆動動作、泳動媒体の充填に伴う泳動媒体充填ユニットの駆動動作、電気泳動のための電圧の印加動作等は、不図示の制御部(例えばコンピュータ)を通じて実現される。また、必要に応じ、泳動媒体充填ユニットや立て掛け部100に対するフィッティング端子801の着脱についても、不図示の制御部(例えばコンピュータ)と不図示の搬送機構を通じて実現しても良い。
電気泳動の際、フィッティング端子801は、緩衝液が入った容器203の立て掛け部品1001に保持される。立て掛け部品1001は、キャピラリアレイ201の先端部分が緩衝液の液面より下に保持されるようにフィッティング端子801を保持できれば、その形状や設置の方法は問わない。例えばフィッティング端子801の外径より大きい外形を有する筒状の部材を用いても良い。また、立て掛け部品1001にメネジを形成し、当該メネジに対してフィッティング端子801のネジ部803を螺合させても良い。
勿論、電気泳動は、キャピラリアレイ201の陰極側端部と陽極側端部の両方が緩衝液に浸された状態で行われる。
図10(B)に、泳動媒体をキャピラリアレイ201に充填する場合における接続状態を示す。この場合、ユーザは、フィッティング端子801を立て掛け部品1001から取り外し、フェラル部804とネジ部803を泳動媒体充填ユニット902の開口部に取り付ける。この際、泳動媒体充填ユニット902とフィッティング端子801との間は封止状態で接合される。この状態で、プランジャ904を押すと、キャピラリアレイ201に泳動媒体を充填することができる。泳動媒体を充填できたか否かは、キャピラリアレイ201の陰極側端部から泳動媒体が出てきたか否かで確認できる。キャピラリ内から気泡を確実に排出するためには、キャピラリアレイ201の内容積に対して1.5倍の量の泳動媒体を泳動媒体充填ユニット902が供給できることが望まれる。
(まとめ)
以上説明したように、本実施例に係る電気泳動装置を用いても、電気泳動のたびに泳動媒体が入った容器206をキャピラリの陰極側端部の接続端子220に接続し、電気泳動は、キャピラリの両端部を緩衝液に直接漬けた状態で実行することができる。
101…キャピラリ、102、202…電源、103、204…恒温槽、104、902…泳動媒体充填ユニット、105、206…泳動媒体用の容器、106、109、203、222…緩衝液用の容器、107…プランジャポンプ、108…検査領域、201…キャピラリアレイ、205…純水の入った容器、207…試料が入った容器、208…搬送機、209…タイミングベルト、210…プーリー、211…モータ、220…接続端子、301…側壁部、302…くぼみ、303、604…面ファスナの一方の結合具、304、605…シール、305、606、905…泳動媒体、310…鍔部、311、611…開口部、312…底面部、401…トレイ、402…突起、403、613…面ファスナの他方の結合具、501…Oリング、601、903…筒、602…押圧板、607、904…プランジャ、603…強磁性材、702…磁石、801…フィッティング端子、803…ネジ部、804…フェラル部、805…貫通孔、902…泳動媒体充填ユニット、903…円筒部品、904…プランジャ、906…メネジ、907…接合部、1001…立て掛け部品。

Claims (4)

  1. 1本のキャピラリ又は複数本のキャピラリの集合体であるキャピラリアレイに電気泳動媒体を充填する際、前記キャピラリ又は前記キャピラリアレイの一端側の接続端子を気密保持する開口部と、
    電気泳動媒体を収容する収容部と、を備え、
    前記キャピラリに電気泳動媒体を充填する際、外部から作用される力により前記収容部の内容積は縮小し、
    さらに、電気泳動媒体を前記開口部の方向に前記電気泳動媒体を押し出すように、前記収容部の内壁に沿って可動することによって、前記収容部の内容積を縮小するプランジャと、
    電気泳動媒体の充填完了時に、前記収容部の開口側端面と前記プランジャの対向面同士が接触する場合に、電気泳動媒体の充填完了後に前記キャピラリがその軸方向に取り外される場合にも、台座に装着された前記プランジャと前記開口側端面の対向面同士の接触状態を保持する接触保持手段
    を有することを特徴とする電気泳動媒体用容器。
  2. 請求項に記載の電気泳動媒体用容器において、
    前記接触保持手段は、前記台座面側と一対の着脱可能な結合部材であることを特徴とする電気泳動媒体用容器。
  3. 請求項に記載の電気泳動媒体用容器において、
    前記接触保持手段は、磁石であることを特徴とする電気泳動媒体用容器。
  4. 請求項に記載の電気泳動媒体用容器において、
    前記キャピラリ又は前記キャピラリアレイの一端側に配置される接続端子の外周面と前記開口部の内周面には、一対のネジ機構が形成されることを特徴とする電気泳動媒体用容器。
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