JP5391196B2 - ストレージ管理システム,ストレージ管理装置,ストレージ管理方法およびストレージ管理プログラム - Google Patents

ストレージ管理システム,ストレージ管理装置,ストレージ管理方法およびストレージ管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、実ストレージ環境を仮想化して仮想ストレージ環境を生成するストレージ管理の技術に関する。
近年、例えば、下記特許文献1に示すように、仮想化処理機能をそなえ、実ストレージ(実ディスク)を仮想化して仮想ストレージを形成する仮想ストレージ管理システムが知られている。
このような仮想ストレージ管理システムにおいて、ユーザが現在使用している実ストレージ(実ストレージ環境)を仮想ストレージ環境に移行する際には、業務データを含めた、大規模かつ複雑な作業を要求される。
図8は従来の仮想ストレージ管理システムにおける実ストレージの仮想ストレージ環境への移行手法を説明するためのフローチャート(ステップS10〜S60)である。
実ストレージを仮想ストレージ環境に移行するためには、先ず、仮想ストレージ環境に移行する(対象となる)全ての実ボリューム内のデータを退避させた後に(ステップS10)、オペレータは、仮想ストレージ管理システムに対して、移行する全ての実ボリュームを選択し登録する(ステップS20)。
その後、オペレータは、更に、対象となる全ての実ボリュームを用いて仮想ボリュームを作成し(ステップS30)、対象となる実ボリュームが接続しているポートに対応する仮想ポートを作成する(ステップS40)。
また、オペレータは、実ストレージ環境と同じ組み合わせで、仮想ボリュームと仮想ポートとのマッピングを行ない、(ステップS50)、最後に、ステップS10において退避させていたデータを実ボリュームに復帰させることにより(ステップS60)、仮想ストレージ環境への移行が完了する。
特開2006−127143号公報
しかしながら、このような、従来の仮想ストレージ管理システムにおいては、実ストレージ環境から仮想ストレージ環境へ移行するためには、上述の如く、ユーザが様々な操作を行なう必要があるので煩雑であり、特に、移行対象となる実ストレージの数やデータ量が多い場合にはオペレータの作業量が多くなり、多くの作業時間を要する。
また、従来の仮想ストレージ管理システムにおいては、仮想ストレージ構成を構築するための環境を新たに用意して行なう必要があるので、既に実ストレージを用いて使用していた環境や業務データについては考慮されていない。
実際には、既に実ストレージ環境で業務を行なっている場合が殆どであり、従って、既に業務に利用している実ストレージを仮想ストレージ環境に移行させるケースが多いと考えられる。
しかしながら、このような仮想ストレージ環境への移行を実現するためには、業務で使用しているデータ保障の問題や、移行後に業務に影響が出ないように複雑な作業を間違いなく確実に実施しなければならず、長時間の業務停止等、種々の影響を与えるおそれがある。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、実ストレージ環境から仮想ストレージ環境への移行に際して、オペレータが煩雑な操作を行なう必要がなく利便性を向上できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するために、このストレージ管理システムは、実ストレージ環境を仮想化して仮想ストレージ環境を生成するものであって、当該ストレージ管理システムに接続されている実ストレージに関して仮想ターゲット情報及び実ディスク情報を実ストレージ構成情報として管理する実ストレージ構成情報管理部と、該実ストレージ構成情報管理部から、当該ストレージ管理システムに接続されている該実ディスクの該実ストレージ情報を取得する実ストレージ情報取得部と、該実ストレージ情報取得部によって取得された該実ストレージ情報を、仮想ストレージプール情報に仮想ストレージとして登録する仮想ストレージ登録部と、仮想筐体配下に仮想ターゲットを作成し、当該仮想ターゲットに対して、該仮想ストレージ登録部によって登録された該仮想ストレージを割り付ける仮想ストレージ割付部とをそなえ、前記仮想ストレージ登録部が、取得された該実ストレージ構成情報とともに仮想host-lun及び仮想ディスクを、該仮想筐体として該実ストレージ構成情報管理部に通知することにより、当該ストレージ管理システムに接続されている該実ストレージが、該仮想ストレージとして用いられることを要件とする。
また、このストレージ管理装置は、実ストレージ環境を仮想化して仮想ストレージ環境を生成するものであって、当該ストレージ管理装置に接続されている実ストレージに関して仮想ターゲット情報及び実ディスク情報を実ストレージ構成情報として取得する実ストレージ情報取得部と、該実ストレージ情報取得部によって取得された該実ストレージ情報を、仮想ストレージプール情報に仮想ストレージとして登録する仮想ストレージ登録部と、仮想筐体配下に仮想ターゲットを作成し、当該仮想ターゲットに対して、該仮想ストレージ登録部によって登録された該仮想ストレージを割り付ける仮想ストレージ割付部とをそなえ、前記仮想ストレージ登録部が、取得された該実ストレージ構成情報とともに仮想host-lun及び仮想ディスクを、該仮想筐体として上位装置に通知することにより、当該ストレージ管理システムに接続されている該実ストレージが、該仮想ストレージとして用いられることを要件とする。
さらに、このストレージ管理方法は、実ストレージ環境を仮想化して仮想ストレージ環境を生成するものであって、ストレージ管理装置に接続されている実ストレージに関して仮想ターゲット情報及び実ディスク情報を実ストレージ構成情報として取得する実ストレージ情報取得ステップと、該実ストレージ情報取得ステップにおいて取得された該実ストレージ情報を、仮想ストレージプール情報に仮想ストレージとして登録する仮想ストレージ登録ステップと、仮想筐体配下に仮想ターゲットを作成し、当該仮想ターゲットに対して、該仮想ストレージ登録部によって登録された該仮想ストレージを割り付ける仮想ストレージ割付ステップとをそなえ、前記仮想ストレージ登録ステップにおいて、取得された該実ストレージ構成情報とともに仮想host-lun及び仮想ディスクを、該仮想筐体として上位装置に通知することにより、当該ストレージ管理システムに接続されている該実ストレージが、該仮想ストレージとして用いられることを要件とする。
また、このストレージ管理プログラムは、実ストレージ環境を仮想化して仮想ストレージ環境を生成する仮想化処理機能をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、該コンピュータに接続されている実ストレージに関して仮想ターゲット情報及び実ディスク情報を実ストレージ構成情報として取得する実ストレージ構成情報取得ステップと、該実ストレージ構成情報取得ステップにおいて取得された該実ストレージ構成情報を、仮想ストレージプール情報に仮想ストレージとして登録する仮想ストレージ登録ステップと、仮想筐体配下に仮想ターゲットを作成し、当該仮想ターゲットに対して、該仮想ストレージ登録部によって登録された該仮想ストレージを割り付ける仮想ストレージ割付ステップとを、コンピュータに実行させ、前記仮想ストレージ登録ステップにおいて、取得された該実ストレージ構成情報とともに仮想host-lun及び仮想ディスクを、該仮想筐体として上位装置に通知することにより、当該ストレージ管理システムに接続されている該実ストレージが、該仮想ストレージとして用いられることを要件とする。
さらに、このコンピュータ読取可能な記録媒体は、上述した仮想化プログラムを記録したものである。
本発明によれば、以下の少なくともいずれか1つの効果ないし利点がある。
(1)実ストレージ環境から仮想ストレージ環境への移行に際して、オペレータが煩雑な操作を行なう必要がなく利便性が高い。
(2)実ボリュームの情報をそのまま仮想ボリュームとして移行するので、実ボリューム内のデータが保障され、これにより、実ストレージ環境から仮想ストレージ環境への移行に際して、業務データの退避や復帰作業を行なう必要がなく利便性が高い。
本発明の一実施形態としての仮想ストレージ管理システムの構成を模式的に示す図である。 (a),(b)は実ストレージ環境から仮想ストレージ環境への移行を説明するための図である。 本発明の一実施形態としての仮想ストレージ管理システムにおける仮想ストレージ環境への移行手法を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態としての仮想ストレージ管理システムにおける実ストレージ情報登録処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態としての仮想ストレージ管理システムにおける仮想ストレージ作成処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態としての仮想ストレージ管理システムにおける仮想ターゲット作成処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態としての仮想ストレージ管理システムにおける仮想ディスクの割付処理を設営するためのフローチャートである。 従来の仮想ストレージ管理システムにおける実ストレージの仮想ストレージ環境への移行手法を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 仮想ストレージ管理システム(ストレージ管理システム)
10 ホスト(実ストレージ構成情報管理部)
11 CPU
12 記憶部
13 HBA
20 コントローラ
21 仮想化スイッチ
22 仮想ディスク
23 ディスクプール
30 ストレージ(実ディスク)
40 管理装置(ストレージ管理装置)
41 仮想ストレージ管理部
42 自動化処理部
43 記憶部
121 実ストレージ構成情報
122 パス構成情報
200 仮想化システム
201 仮想化ボックス
202 仮想ストレージプール
211 VHL
212 VTLUN
213 VT
214 VI
215 LUN_V
301 CA
401 実ストレージ情報登録処理部(実ストレージ情報取得部)
402 仮想ストレージ作成処理部(仮想ストレージ登録部)
403 仮想ターゲット作成処理部(仮想ターゲット作成部)
404 仮想ストレージ割付処理部(仮想ターゲット割付部)
431 仮想筐体
432 仮想ターゲット
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態としての仮想ストレージ管理システムの構成を模式的に示す図である。又、図2(a),(b)は実ストレージ環境から仮想ストレージ環境への移行を説明するための図であり、図2(a)は仮想ストレージ環境への移行前の状態を(実ストレージ環境)を模式的に示す図、図2(b)は仮想ストレージ環境を模式的に示す図である。
本仮想ストレージ管理システム(ストレージ管理システム)1は、図2(a)に示すような実ストレージ環境を仮想化して、図2(b)に示すような仮想ストレージ環境を形成するものであって、図1に示すように、ホスト(サーバコンピュータ)10,仮想化システム200およびストレージ30(実ディスク)をそなえて構成されている。
なお、図1,図2(a),(b)に示す例においては、便宜上、1のストレージ30について示しているが、これに限定されるものではなく、2以上のストレージ30をそなえてもよい。
ホスト(実ストレージ構成情報管理部)10は、CPU(Central Processing Unit)11および記憶部12およびHBA(Host Bus Adapter)13をそなえて構成され、CPU11によりOS(Operating System)や種々のプログラムを実行することにより、種々の機能を実現する情報処理装置である。なお、本明細書においては、便宜上、説明に用いないものの図示を省略している。
記憶部12は、例えば、ハードディスク装置や半導体記憶装置等により構成され、種々のデータやプログラムを格納するものであり、実ストレージ構成情報(実ストレージ情報,実ディスク情報)121及びパス構成情報122が格納されている。なお、本実施形態においては、この記憶部12はRAWデバイスとして構成されている(図2参照)。
ここで、ストレージ構成情報121とは、後述するストレージ30の実構成情報であり、例えば、装置情報,実ディスク情報,仮想ストレージプール情報,仮想筐体情報,実ディスク経路情報,CIM情報および仮想ターゲット情報をそなえて構成されている。
また、装置情報とは、ホスト10に関する情報の一部であり、例えば、ホスト10の装置名や“ProductID”,シリアル番号である。
実ディスク情報は、ストレージ(実ストレージ,実ディスク)30に関する情報であって、例えば、そのLUN_V番号や実ディスク名である。
CIM(Common Information Model)情報は、ストレージリ・ソースマネージャに保持される装置情報であって、例えば、CIMエンジン内で装置を特定するID、装置種毎のID、IPアドレス、“SNMP sysName”、ユーザに表示する装置名,エンタープライズコード,ベンダ名,製品名,バージョン,管理ツール呼び出しアドレス,装置管理フラグ,“StorageCruiser”のサポートレベル,装置ステータス,装置管理ステータス,“RCXMLName”,RAID装置の“BoxID”,シリアル番号をそなえて構成されている。
このCIM情報は、実ストレージを構築する際に“RCnr”(後述)等を使用して作成されるようになっている。
仮想筐体情報は、後述する仮想化システム200によって構成される仮想筐体431に関する情報であって、例えば、仮想筐体431を識別するために設定された仮想筐体シリアル番号(識別情報)である。
仮想ストレージプール情報は、後述する仮想化システム200によって構成される仮想ストレージプールに関する情報であって、例えば、仮想ストレージプール202を識別するために設定された仮想ストレージプールID(識別情報)である。
実ディスク経路情報は、ストレージ30(実ディスク)の接続経路に関する情報であって、例えば、関連する、CA(Cannel Adapter;チャネルアダプタ)301(図2(a)参照)のWWPN(World Wide Port Name;以下、このCAのWWPNのことをCAWWPNという場合がある)や、アフィニティ・グループ(AffinityGroup)番号,アフィニティ・グループ名,“HostLUN(Logical Unit Number;論理装置番号)番号(以下、このHostLUN番号のことをHL番号という場合がある)”である。
なお、アフィニティ・グループとは、実行可能ファイル・リストをシステム・プロセッサのリストに関連付けるための論理的な構造体であり、例えば、ホスト10においてオペレータが画面操作等を行なうことにより、設定することができるようになっている。
なお、仮想ディスクは、構成するストレージ30(実ストレージ,実ディスク)が紐づくCAに対応する仮想ターゲットに割り付けられるようになっている。
仮想ターゲット情報は、仮想ターゲットに関する情報であって、例えば、接続先OSである。
なお、仮想ターゲットや仮想ディスク(仮想ストレージ)は、それぞれCA,LUN数分作成されるようになっており、又、仮想ディスクや仮想LUNには、実ストレージの番号や容量等が引き継がれるようになっている。
また、上述した実ストレージ構成情報121のうち、仮想ストレージプール情報,仮想筐体情報,実ディスク経路情報および仮想ターゲット情報は、ストレージ30が、仮想化された場合に、保持されるようになっている。
パス構成情報122は、ストレージ30に関して、ホスト10やコントローラ20との接続構成(パス)を示す経路情報である。
仮想化システム200は、例えば、図2(a),(b)に示すように、仮想化ボックス201と仮想ストレージプール202とを生成し、ストレージ30のCA301,HL303およびLUN_V304を、それぞれ、仮想化スイッチ21に形成された仮想ボックス201のVT213,VHL211およびVTLUN212にそれぞれ対応付けることにより、ストレージ30の構成を仮想化するものであって、コントローラ20および管理装置40をそなえて構成されている。
コントローラ20には、図1に示すように、仮想化スイッチ21およびディスクプール23が設けられており、又、ディスクプール23にはストレージ30が登録されている。
また、コントローラ20には管理装置(ストレージ管理装置)40が接続されている。この管理装置40は、図示しないCPUによりOSや種々のプログラムを実行することによって種々の機能を実現する情報処理装置であって、記憶部43をそなえて構成されている。
そして、本仮想ストレージ管理システム1においては、管理装置40のCPU(図示省略)がストレージ管理プログラム(仮想化プログラム)を実行することにより、ストレージ30を登録したディスクプール23を作成し、ホスト10からのアクセスに対し、物理的なストレージ30の種別や配置,容量等を隠蔽し、ホスト10から任意の容量の仮想ディスクを割り当てた仮想ストレージ環境を生成する、仮想ストレージ管理部41として機能するようになっている。
また、本ストレージ管理システム1においては、管理装置40のCPUがストレージ管理プログラムを実行することにより、ストレージ30を仮想ストレージ環境に自動的に移行する自動化処理部42として機能するようになっているが、この自動化処理部42についての詳細は後述する。
なお、これらの仮想ストレージ管理部41や自動化処理部42としての機能を実現するためのプログラム(ストレージ管理プログラム,仮想化プログラム)は、例えばフレキシブルディスク,CD(CD−ROM,CD−R,CD−RW等),DVD(DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD+R,DVD−RW,DVD+RW,HD−DVD等),ブルーレイディスク,磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。そして、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し格納して用いる。又、そのプログラムを、例えば磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に記録しておき、その記憶装置から通信経路を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
仮想ストレージ管理部41や自動化処理部42としての機能を実現する際には、内部記憶装置(本実施形態では管理装置40のRAMやROM;いずれも図示省略)に格納されたプログラムがコンピュータのマイクロプロセッサ(本実施形態ではCPU)によって実行される。このとき、記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータが読み取って実行するようにしてもよい。
なお、本実施形態において、コンピュータとは、ハードウェアとオペレーティングシステムとを含む概念であり、オペレーティングシステムの制御の下で動作するハードウェアを意味している。又、オペレーティングシステムが不要でアプリケーションプログラム単独でハードウェアを動作させるような場合には、そのハードウェア自体がコンピュータに相当する。ハードウェアは、少なくとも、CPU等のマイクロプロセッサと、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムを読み取るための手段とをそなえており、本実施形態においては、管理装置40がコンピュータとしての機能を有しているのである。
さらに、本実施形態における記録媒体としては、上述したフレキシブルディスク,CD,DVD,磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスクのほか、ICカード,ROMカートリッジ,磁気テープ,パンチカード,コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ),外部記憶装置等や、バーコードなどの符号が印刷された印刷物等のコンピュータ読取可能な種々の媒体を利用することができる。
記憶部43には、仮想化システム200による仮想化処理が行われた際に、仮想筐体431が格納され、その内部には仮想ターゲット432が格納されるようになっている。この記憶部43は、例えばHDD(Hard disk drive)やメモリ等の既知の種々の情報記憶装置(媒体)により実現することができる。又、上述したストレージ管理プログラムをこの記憶部43に格納してもよい。
また、この管理装置40の記憶部(図示省略)には、仮想化処理が行なわれた際に、仮想ボックス201(図2参照)が格納され、その内部には仮想ターゲット(図示省略)が格納されるようになっている。
また、管理装置40は、ストレージ管理プログラム(例えば、ETERNUS SF Storage Cruiser;登録商標)に含まれるストレージリ・ソースマネージャ(例えば、RCnr StorageRM)等のアプリケーションを実行することにより、サーバノードに接続されたストレージ装置やストレージスイッチ等のストレージ関連資源の、構成や関係,状態,性能等を一元管理するようになっており、リソースコーディネータの一機能を実現するようになっている。
さらに、管理装置40は、“Storage Unit”と呼ばれるデータベース機能をそなえ、この“Storage Unit”において、“LogicalVolume”,“RAIDGroupElement”,“GRLunElement”,“AffinityGroupElement”および“CAPortElement”の情報を格納している。
仮想ストレージ管理部41は、仮想化スイッチ21の制御を行なうことにより、仮想ストレージの管理を行なうものであり、ストレージ30の仮想化を行ない、例えば、ユーザが仮想ディスク装置に対し希望する容量指定を行なうと、指定容量を満たす仮想ディスクを構成するストレージ30の割当てを行なうようになっている。
なお、この仮想ストレージ管理部41における、仮想ディスクを構成するストレージ30の割当て等の処理は種々の公知の手法により実現することができるものであり、その詳細については省略する。
そして、本仮想ストレージ管理システム1においては、ストレージ30(実ディスク環境)を仮想ディスク環境に自動で移行することができるようになっており、この自動化処理を自動化処理部42が実現するようになっている。
自動化処理部42は、図1に示すように、実ストレージ情報登録処理部401,仮想ストレージ作成処理部402,仮想ターゲット作成処理部403および仮想ストレージ割付処理部404をそなえている。
実ストレージ情報登録処理部(実ストレージ情報取得部)401は、ストレージ30を仮想ストレージ環境に登録する処理(実ディスク登録処理)を行なうものであって、ホスト10から、本仮想ストレージ管理システム1に接続されている全てのストレージ30について、それらの実ディスク情報(実ストレージ情報)を取得するものである。
この実ストレージ情報登録処理部401は、具体的には、上述したストレージ管理プログラムの“SANCmdService”および“CorrelationService”を呼び出し、これらの“SANCmdService”および“CorrelationService”により実ディスク情報を取得するようになっている。
“SANCmdService”および“CorrelationService”は、ストレージリ・ソースマネージャがそなえる通信サービスであって、管理装置40(実ストレージ情報登録処理部401)によって呼び出され、コントローラ20(スイッチ)経由でストレージ30の情報を取得するものである。
“SANCmdService”は、“Storage Area Network(SAN)”のコマンドリファレンスであり、例えば、ゾーニングされたCAのWWPNを取得するようになっている。
“CorrelationService”は、量的なデータを相互に関係付けるものであり、VSCM(Virtualization Switch consol-Manager)が“RCnr StorageRM”のDBに保持する装置情報を取得して利用したり、“RCnr StorageRM”がVSCMの構成情報にスイッチの構成情報を登録したりする際に使用するサービスである。
なお、VSCMは、仮想スイッチ21を管理制御するものであり、例えば、後述する自動化処理部42が用いる種々の情報を保持・管理するようになっている。
例えば、VSCMは、後述する実ストレージ情報登録処理部401が取得した実ストレージ情報を構成情報として、記憶部43の所定の領域に格納(保持)し、管理するようになっている。
そして、本実施形態においては、管理装置40のCPU(図示省略)がプログラムを実行することにより、このVSCMとして機能するようになっている。
“RCnr StorageRM”のDBからの情報取得においては、例えば、“RCnr StorageRM” 内部の“SANCmdService”と“CorrelationService”の二つのサービスにアクセスし、“SANCmdService”で検索処理を行ない、“CorrelationService”で装置の詳細情報および装置間の接続情報を取得するようになっている。
例えば、“CorrelationService”での詳細情報取得処理においては、“SANCmdService”がゾーニングされたCAについて取得したWWPNの全てをリスト(List)に格納し、それをパラメータとしてCAのWWPNを用いたストレージ詳細情報の検索処理を呼び出し、更に、上述した“StorageUnit”に格納された“LogicalVolume”,“RAIDGroupElement”,“GRLunElement”,“AffinityGroupElement”および“CAPortElement”の各情報を取得するようになっている。
ここで、実ストレージ情報登録処理部401による実ディスク情報の取得は、例えば、以下の手順で行なわれる。
(1)ユーザの指定した仮想ストレージプールからそれを構成している仮想化スイッチのリストを受けとる。“SANCmdService”を使用して、正常ステータスの仮想化スイッチのCIM情報を取得する。
(2)仮想化スイッチのCIM情報から仮想化スイッチのIPアドレスを取得し、“SANCmdService”を使用して、ゾーニング情報を取得する。
なお、このゾーニング情報には、例えば、ポート番号,接続デバイス機種名,接続デバイスホスト名,接続デバイスのWWPN等が含まれる。
(3)ゾーニング情報が取得できない場合は、空のLUN_V一覧をクライアントに返却する。
(4)仮想化スイッチのコマンドI/Fバージョンを取得する。
(5)“CorrelationCollaborator”を使用してゾーニングのWWPNからモデルパスを取得する。
(6)モデルパスに対応する関係装置リストを“CorrelationService”から取得する。
(7)関係装置のリストから“CorrelationService”を使用して装置情報を取得する。
(8)取得した装置情報から、ストレージ情報、LUN_V情報、経路情報を取得する。
(9)上記(4)で取得したコマンドI/Fがサポートしていないディスク(実ストレージ30)を、VSCMとスイッチ21との間で返却(応答)する対象から除外する。
(10)取得した実ディスクの経路情報の“AffinityGroup番号”が異なる場合は返却する対象から除外する。なお、“AffinityGroup番号”とは、ゾーニング情報を更に詳細化したものである。
(11)経路情報が既に登録されている実ディスク情報は返却する対象から除外する。
(12)実ディスク容量の制限値を超える実ディスク情報は、返却する対象から除外する。
また、実ストレージ情報登録処理部401は、“SANCommandService”のスイッチ取得処理により、CIM情報を取得するようになっている。
その後、実ストレージ情報登録処理部401は、取得した情報を、VSCMの構成情報へ保存する実ディスク登録処理を実行する。
なお、仮想化処理を行なうに際して、管理装置40は、先ず物理的な実ストレージ30の情報を仮想スイッチ21側に登録する必要があり、そのために、かかる実ディスク登録処理が行なわれるのである。
仮想ストレージ作成処理部402は、仮想ストレージを生成するものである。この仮想ストレージ作成処理部402は、“VirtualDisk(仮想ディスク)”を作成し、この“VirtualDisk”に、仮想筐体431を作成する際に仮想筐体シリアル番号や“BoxId”を採番するようになっている。
なお、“BoxId”とは、SCSIインタフェースで認識できる仮想筐体の識別情報であって、仮想筐体を作成する際に筐体単位で付加する一意な識別情報である。
また、仮想ストレージ作成処理部(仮想ストレージ登録部)402は、ストレージ装置群の資源を仮想ストレージプールに集約する。なお、ストレージ装置群とは、物理的なストレージを指しており、これを仮想的に1つの論理ディスクにすることを示している。
そして、仮想ストレージ作成処理部402は、このストレージ装置群の資源を仮想化スイッチ21上の仮想ストレージ装置(仮想筐体)としてホスト10に再配分(通知)する。
すなわち、仮想ストレージ作成処理部402が、ホスト10に対して、仮想ターゲット(VT),“仮想host-lun(VTHL)”,仮想ディスク(VTLUN)、実ディスク(LUN_V)を通知することにより、ホスト10において、仮想化されたストレージ(ディスク)として使用することができるようになる。
なお、このVTLUNは、仮想筐体431内で未使用かつ最小(但し1以上)のものが格納されるようになっている。
また、仮想ストレージ作成処理部402は、上述した“VirtualDisk”をパラメータとして仮想ディスクを作成する。
すなわち、“VirtualDisk”ではなく、実ディスクの登録(構成情報)の後に仮想ディスク名を命名し、仮想筐体に仮想ディスクを作成するのである。なお、仮想ディスク番号は、指定した仮想筐体で一意の番号を採番する(LUN_V番号とは一致しない)。
その後、仮想ストレージ作成処理部402は、ホスト10の実ストレージ構成情報121から、このパラメータの仮想ストレージプールIDを取得し、“VirtualDisk”にこの仮想ストレージプールIDを格納する。
その後、仮想ストレージ作成処理部402は、仮想ディスク情報を構成情報テーブルにインサートする。
仮想ターゲット作成処理部(仮想ターゲット作成部)403は、仮想ターゲットを作成するものである。この仮想ターゲット作成処理部403は、仮想ターゲット作成のために新規WWPN(World Wide Port Name)作成処理を行ない、VTWWPN(VirtualTargetWWPN)を生成する。
なお、この処理内で使用する仮想化スイッチID及び実スイッチ情報は、上述した実ディスク経路情報で実ディスク情報を取得した仮想化スイッチ情報とする。又、この仮想化スイッチ情報には、仮想化スイッチのI/Fバージョン等の情報も含まれている。例えば、仮想化スイッチのI/Fバージョンの情報は、ハードウェア(ファームウェア)の場合には、コントローラ20等の構成情報から取得され、ソフトウェアの場合には、管理装置40(RCnr)の構成情報から取得されるようになっている。
また、仮想ターゲット作成処理部403は、“VirtualTarget”の実体(インスタンス)を生成し、このインスタンスに、上記の作成したVTWWPNと、ホスト10のストレージ構成情報121にから取得した仮想筐体シリアル番号とを格納する。
さらに、仮想ターゲット作成処理部403は、“VirtualTarget”及び仮想筐体から、仮想ターゲットを作成する。
また、仮想ターゲット作成処理部403は、作成した“VirtualTarget”に、使用した仮想化スイッチIDを格納し、更に、この“VirtualTarget”に、仮想ターゲット構成情報をインサートする。
また、この仮想ターゲット作成処理部403は、上述の如き仮想ターゲットの作成に先立って、ホスト10の実ストレージ構成情報121から取得した仮想筐体シリアル番号や、実ストレージ構成情報121の実ディスク経路情報の1つから取得したCAWWPNから、仮想ターゲットを取得できるか確認するようになっており、仮想ターゲットを取得できた場合には、上述した処理をその実ディスク情報にかかる全ての実ディスク経路情報に対して行なうようになっている。
仮想ストレージ割付処理部(仮想ストレージ割付部)404は、仮想ストレージの割り付けを行なうものである。この仮想ストレージ割付処理部404は、“Virtual Host Lun(VHL)”を生成し、このVHLに、サーバ10のストレージ構成情報404の実ディスク経路の1つから取得したHL番号を格納する。
また、仮想ストレージ割付処理部404は、前述の如く実ディスク経路で実ディスク情報を取得できたスイッチ情報を使用して、生成した“VirtualDisk”と、その実ディスク経路に基づいて作成もしくは取得した“VirtualTarget”とVHLとから、“仮想Host Lun”を設定する。
また、仮想ストレージ割付処理部404は、“VirtualDisk”に関するVHLに、上述の如く“仮想Host Lun”の設定に使用した仮想ディスクIDや、仮想ターゲットIDを格納する。
さらに、仮想ストレージ割付処理部404は“Virtual Host Lun(VHL)”に、仮想LUN割当情報を構成情報テーブルにインサートする。
そして、この仮想ストレージ割付処理部404は、これらのVHLにかかる処理を当該実ディスク情報における全ての実ディスク経路情報に対して行なうようになっている。
仮想化スイッチ21は、仮想ディスク22とディスクプール23から割り当てた実ディスク装置との接続関係を構築するものであり、図2に示すように、仮想ボックス201及び仮想ストレージプール202が形成されている。
ストレージ30は、実ボリューム(論理ボリューム,実ディスク)であり、コントローラ20に対しチャンネルアダプタCAを介して接続されている。なお、本実施形態においては、便宜上、1つのストレージ30がそなえられている例を示しているが、これに限定されるものではなく、2以上のストレージ30をそなえてもよく、又、これらの複数のストレージ30によりRAID(Redundant Arrays of Inexpensive)装置として構成してもよい。
また、ストレージ30には、チャネルアダプタCA等がそなえられている。なお、図2中において、ホスト10のHBAと仮想ボックス201のVTとの間や、ストレージ30のチャネルアダプタCAと仮想ボックス201のVIとの間をつなぐ破線は、チャネルアダプタCAに接続された領域のゾーニングを示している。
そして、コントローラ20は、ホスト10とストレージ30との間意に配置され、仮想ストレージ管理処理を実行するものであり、管理装置40と通信可能に接続されており、この管理装置40によって管理されるようになっている。
上述の如く構成された本発明の一実施形態としての仮想ストレージ管理システム1における、仮想ストレージ環境への移行手法を、図4〜図7を参照しながら、図3に示すフローチャート(ステップA10〜A40)に従って説明する。
なお、図4は本仮想ストレージ管理システムにおける実ストレージ情報登録処理を説明するためのフローチャート(ステップA11〜A13)、図5はその仮想ストレージ作成処理を説明するためのフローチャート(ステップA21〜A24)、図6はその仮想ターゲット作成処理を説明するためのフローチャート(ステップA31〜A38)、図7はその仮想ディスクの割付処理を設営するためのフローチャート(ステップA41〜A46)である。
本仮想ストレージ管理システム1において、例えば、ホスト10において、オペレータがストレージ30を自働仮想に移行させる旨の指示入力を行なうことにより、仮想化システム200において、管理装置40のCPUが仮想ストレージ管理プログラムを実行して、自働化処理部42としての処理を開始し、実ストレージ環境から仮想ストレージ環境への移行処理が開始される。
なお、かかる処理に先立って、ユーザは、仮想ストレージプールの作成と、仮想筐体の作成を予め行なっておくことが望ましい。又、これらの仮想ストレージプールや仮想筐体が複数ある場合には、ユーザは、仮想ディスクを作成する仮想ストレージプールの選択と、仮想ターゲットを作成する仮想筐体の選択を行なう。
これにより、選択された仮想ストレージプールに仮想ディスクを生成し、更に、選択された仮想筐体の配下に、仮想ターゲットを生成するのである。
仮想化スイッチ21では、ホスト10からの仮想化処理の指示を受け取ると、先ず、実ストレージ情報登録処理部401が、本仮想化システム200に接続されているストレージ30に関する実ストレージ構成情報を取得し、ストレージ30を仮想ストレージ環境に登録する処理(実ディスク登録処理)を行なう(図3のステップA10;実ストレージ情報取得ステップ)。
具体的には、実ストレージ情報登録処理部401は、ホスト10から、本仮想ストレージ管理システム1に接続されている全てのストレージ30について、それらの実ディスク情報をESCの“SANCmdService”および“CorrelationService”を呼び出し、実ディスク情報を取得する(図4のステップA11)。
また、実ストレージ情報登録処理部401は、実ディスク情報登録をそれぞれ作成して(図4のステップA12)、取得したスイッチ情報を“VirtualDisk”に渡す。
その後、実ストレージ情報登録処理部401は、実ディスク登録処理を実行する(図4のステップA13)。
次に、仮想ストレージ作成処理部402が、仮想ストレージプールに仮想ストレージの登録を行なう(図3のステップA20;仮想ストレージ登録ステップ)。
具体的には、仮想ストレージ作成処理部402は、“VirtualDisk”を作成し、この“VirtualDisk”に、仮想筐体431の仮想筐体シリアル番号やVTLUNを格納する(図5のステップA21)。又、仮想ストレージ作成処理部402は、“VirtualDisk”をパラメータとして、仮想ディスクを作成し(図5のステップA22)、更に、ホスト10の実ストレージ構成情報121から、このパラメータの仮想ストレージプールIDを取得し、“VirtualDisk”にこの仮想ストレージプールIDを格納する(図5のステップA23)。
また、仮想ストレージ作成処理部402は、仮想ディスク情報を構成情報テーブルにインサートする(図5のステップA24)。
次に、仮想ターゲット作成処理部403が、仮想筐体の配下に仮想ターゲットを作成する(図3のステップA30;仮想ターゲット作成ステップ)。
具体的には、仮想ターゲット作成処理部403は、先ず、ホスト10の実ストレージ構成情報121から取得した仮想筐体シリアル番号や、実ストレージ構成情報121の実ディスク経路情報の1つから取得したCAWWPNから、仮想ターゲットを取得できるか確認する(図6のステップA31)。
ここで、仮想ターゲットを取得できなかった場合には、(図6のステップA31のNOルート参照)、処理を終了する。
また、仮想ターゲットを取得できた場合には(図6のステップA31のYESルート参照)、仮想ターゲット作成処理部403は、仮想ターゲット作成のために新規WWPN作成処理を行ない、VTWWPNを生成する(図6のステップA32)。
なお、この処理内で使用する仮想化スイッチID及びスイッチ情報は、ステップA31において実ディスク経路情報で実ディスク情報を取得した仮想化スイッチ情報とする。
また、仮想ターゲット作成処理部403は、“VirtualTarget”のインスタンスを生成し、このインスタンスに、ステップA32において作成したVTWWPNと、ホスト10のストレージ構成情報121から取得した仮想筐体シリアル番号とを格納する(図6のステップA33)。
さらに、仮想ターゲット作成処理部403は、“VirtualTarget”及び仮想筐体から、仮想ターゲットを作成する(図6のステップA34)。
また、仮想ターゲット作成処理部403は、ステップA33において作成した“VirtualTarget”に、ステップA32において使用した仮想化スイッチIDを格納し(図6のステップA35)、更に、この“VirtualTarget”に、仮想ターゲット構成情報をインサートする(図6のステップA36)。
その後、仮想ターゲット作成処理部403は、全てのディスク経路に対して、上述したステップA31〜A36にかかる処理を行なったか否かを確認し(図6のステップA37)、全てのディスク経路に対して処理を行なった場合には(図6のステップA37のYESルート参照)、処理を終了する。
また、全てのディスク経路に対する処理が完了しない場合には(図6のステップA37のNOルート参照)、次の実ディスク経路情報に変更して(図6のステップA38)、ステップA32に戻る。
次に、仮想ストレージ割付処理部404が、仮想ストレージの割り付けを行なう(図3のステップA40;仮想ストレージ割付ステップ)。具体的には、この仮想ストレージ割付処理部404は、“Virtual Host Lun(VHL)”を生成し、このVHLに、サーバ10のストレージ構成情報404の実ディスク経路の1つから取得したHL番号を格納する(図7のステップA41)。
また、仮想ストレージ割付処理部404は、ステップA41の実ディスク経路で実ディスク情報を取得できたスイッチ情報を使用して生成した“VirtualDisk”と、同じくステップA41の実ディスク経路に基づいて作成もしくは取得したVirtualTargetと、ステップA41で生成したVHLとから、“仮想Host Lun”を設定する(図7のステップA42)。
その後、仮想ストレージ割付処理部404は、ステップA41で生成したVHLに、ステップA42で使用した仮想ディスクIDや仮想ターゲットIDを格納し(図7のステップA43)、仮想LUN割当情報のインサートを行なう(図7のステップA44)。
そして、この仮想ストレージ割付処理部404は、これらのVHLにかかる処理を当該実ディスク情報における全ての実ディスク経路情報に対して行なったか否かを確認して(図7のステップA45)、全てのディスク経路に対して処理を行なった場合には(図7のステップA45のYESルート参照)、処理を終了する。
また、全てのディスク経路に対する処理が完了しない場合には(図7のステップA45のNOルート参照)、次の実ディスク経路情報に変更して(図7のステップA46)、ステップA41に戻る。
このように、本発明の一実施形態としての仮想ストレージ管理システム1によれば、実ストレージ環境から仮想ストレージ環境への移行に際して、オペレータが煩雑な操作を行なう必要がなく利便性が高い。
また、ストレージ30(実ボリューム)の情報をそのまま仮想ボリュームとして移行するので、ストレージ30内のデータが保障され、これにより、実ストレージ環境から仮想ストレージ環境への移行に際して、業務データの退避や復帰作業を行なう必要がなく利便性が高い。
そして、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述した実施形態においては、便宜上、1つのホスト10や1つのコントローラ20がそなえられている例を示しているが、これに限定されるものではなく、2以上のホスト10やコントローラ20をそなえて冗長化したシステムとして構成してもよく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
また、上述した実施形態においては、仮想化システム200に1つのストレージ30が接続され仮想化される例について示しているが、これに限定されるものではなく、2以上のストレージ30をそなえて構成してもよい。
なお、本発明の各実施形態が開示されていれば、本発明を当業者によって実施・製造することが可能である。
実ストレージとして、磁気ディスク装置に限らず、半導体記憶装置等、種々の記憶装置を用いることができる。

Claims (4)

  1. 実ストレージ環境を仮想化して仮想ストレージ環境を生成するストレージ管理システムであって、
    当該ストレージ管理システムに接続されている実ストレージに関して仮想ターゲット情報及び実ディスク情報を実ストレージ構成情報として管理する実ストレージ構成情報管理部と、
    該実ストレージ構成情報管理部から、当該ストレージ管理システムに接続されている該実ストレージに関する該実ストレージ構成情報を取得する実ストレージ構成情報取得部と、
    該実ストレージ構成情報取得部によって取得された該実ストレージ構成情報を、仮想ストレージプール情報に仮想ストレージとして登録する仮想ストレージ登録部と、
    仮想筐体配下に仮想ターゲットを作成する仮想ターゲット作成部と、
    該仮想ターゲット作成部によって生成された該仮想ターゲットに対して、該仮想ストレージ登録部によって登録された該仮想ストレージを割り付ける仮想ストレージ割付部とをそなえ、
    前記仮想ストレージ登録部が、取得された該実ストレージ構成情報とともに仮想host-lun及び仮想ディスクを、該仮想筐体として該実ストレージ構成情報管理部に通知することにより、当該ストレージ管理システムに接続されている該実ストレージが、該仮想ストレージとして用いられることを特徴とする、ストレージ管理システム。
  2. 実ストレージ環境を仮想化して仮想ストレージ環境を生成するストレージ管理装置であって、
    当該ストレージ管理装置に接続されている実ストレージに関して仮想ターゲット情報及び実ディスク情報を実ストレージ構成情報として取得する実ストレージ構成情報取得部と、
    該実ストレージ構成情報取得部によって取得された該実ストレージ構成情報を、仮想ストレージプール情報に仮想ストレージとして登録する仮想ストレージ登録部と、
    仮想筐体配下に仮想ターゲットを作成する仮想ターゲット作成部と、
    該仮想ターゲット作成部によって生成された該仮想ターゲットに対して、該仮想ストレージ登録部によって登録された該仮想ストレージを割り付ける仮想ストレージ割付部とをそなえ、
    前記仮想ストレージ登録部が、取得された該実ストレージ構成情報とともに仮想host-lun及び仮想ディスクを、該仮想筐体として上位装置に通知することにより、当該ストレージ管理システムに接続されている該実ストレージが、該仮想ストレージとして用いられることを特徴とする、ストレージ管理装置。
  3. 実ストレージ環境を仮想化して仮想ストレージ環境を生成するストレージ管理方法であって、
    ストレージ管理装置に接続されている実ストレージに関して仮想ターゲット情報及び実ディスク情報を実ストレージ構成情報として取得する実ストレージ構成情報取得ステップと、
    該実ストレージ構成情報取得ステップにおいて取得された該実ストレージ構成情報を、仮想ストレージプール情報に仮想ストレージとして登録する仮想ストレージ登録ステップと、
    仮想筐体配下に仮想ターゲットを作成する仮想ターゲット作成ステップと、
    該仮想ターゲット作成ステップにおいて生成された該仮想ターゲットに対して、該仮想ストレージ登録部によって登録された該仮想ストレージを割り付ける仮想ストレージ割付ステップとをそなえ、
    前記仮想ストレージ登録ステップにおいて、取得された該実ストレージ構成情報とともに仮想host-lun及び仮想ディスクを、該仮想筐体として上位装置に通知することにより、当該ストレージ管理システムに接続されている該実ストレージが、該仮想ストレージとして用いられることを特徴とする、ストレージ管理方法。
  4. 実ストレージ環境を仮想化して仮想ストレージ環境を生成する仮想化処理機能をコンピュータに実行させるためのストレージ管理プログラムであって、
    該コンピュータに接続されている実ストレージに関して仮想ターゲット情報及び実ディスク情報を実ストレージ構成情報として取得する実ストレージ構成情報取得ステップと、
    該実ストレージ構成情報取得ステップにおいて取得された該実ストレージ構成情報を、仮想ストレージプール情報に仮想ストレージとして登録する仮想ストレージ登録ステップと、
    仮想筐体配下に仮想ターゲットを作成する仮想ターゲット作成ステップと、
    該仮想ターゲット作成ステップにおいて生成された該仮想ターゲットに対して、該仮想ストレージ登録部によって登録された該仮想ストレージを割り付ける仮想ストレージ割付ステップとを、コンピュータに実行させ、
    前記仮想ストレージ登録ステップにおいて、取得された該実ストレージ構成情報とともに仮想host-lun及び仮想ディスクを、該仮想筐体として上位装置に通知することにより、当該ストレージ管理システムに接続されている該実ストレージが、該仮想ストレージとして用いられることを特徴とする、ストレージ管理プログラム。
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