JP5390885B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明はパチンコ遊技機に関し、特に、可動役物が、画像表示器の画面前側空間を貫通する作動位置と画面前側空間から退いた待機位置とに亙って、遊技盤の盤面と平行方向へ移動するものである。
一般に、パチンコ遊技機の遊技盤には、多数の障害釘や各種入賞口の他、遊技演出用に、画像表示器、電飾ランプ、可動役物等が装備され、パチンコ遊技機の各機種は、遊技演出の内容と共に電飾ランプや可動役物の構成等が他機種と相違する。
本願出願人が実用化しているパチンコ遊技機(例えば、特許文献1参照)では、遊技盤の盤面と平行方向(以下、盤面平行方向という)へ延び且つ画像表示器の画面前側空間でX状に交差する2本の仮想直線の各々に沿って、画面前側空間から外れた両側部位に細長い電飾ランプが配置されている。この電飾ランプを点灯させて画像表示器の画面で前記2本の仮想直線に沿う2本の直線表示を行うことで、画像表示器の画面を含む遊技盤の盤面上に「X」を形成する2本の細長い閃光が発生する閃光演出が実行される。
一方、盤面平行方向に細長い可動役物が、画像表示器の画面前側空間に出現する作動位置と、画面前側空間から退いた待機位置とに亙って、盤面平行方向へ移動するパチンコ遊技機(例えば、特許文献2〜4参照)が公知である。
特許文献2のパチンコ遊技機では、鉛直棒状の第1可動役物と水平棒状の第2可動役物とが設けられ、第1可動役物の上下両端部が支持され左右方向へ同期して移動駆動され、第2可動役物の左右両端部が支持され上下方向へ同期して移動駆動される。つまり、第1,第2可動役物は、夫々、左右方向、上下方向へ平行移動し、作動位置に位置するときに、画像表示器の画面前側空間を貫通し、画面前側空間において正面視にて十字に交差する。各可動役物の前面部は、その長さ方向全長に亙って発光する。
特許文献3のパチンコ遊技機では、上下方向に細長い1つの可動役物が設けられ、その可動役物の上端部が片持ち状に支持され左右方向へ移動駆動され、前後方向向きの軸心回りにも回動駆動される。可動役物の前面部には複数のLEDが取付けられている。
特許文献4のパチンコ遊技機では、左右方向に細長い1つの棒状の可動役物が設けられ、その可動役物の左右両端部がバネを介して支持され上下方向へ独立に移動駆動される。
特開2004−283246号公報 特開2005−13628号公報 特開2000−107377号公報 特開2003−111915号公報
特許文献1のパチンコ遊技機では、前記閃光演出において、その中央一部分が画像表示器の画面での表示となり、故に、平面的な表示となるため立体感を出すことが難しく、従って、遊技者に与えるインパクト、鮮やかさや斬新さ等が劣る要因になる。しかも、前記閃光演出の一部分となる画像表示器の画面での表示については、この閃光演出の実行時のみ行われるものであり、故に、前記閃光演出を含む又は前記閃光演出に関連する一連の遊技演出の効果を高めることが難しい。
一方、特許文献2〜4のパチンコ遊技機では、何れも、可動役物が画像表示器と協働して遊技演出を行うものであり、可動役物以外の電飾ランプと協働して前記閃光演出を行うものではない。即ち、電飾ランプと協働して行う前記閃光演出において、遊技者に与えるインパクト、鮮やかさや斬新さ等を改善し得るものではなく、また、前記閃光演出を含む又は前記閃光演出に関連する一連の遊技演出の効果を高め得るものでもない。
本発明の目的は、可動役物が、その可動側発光部と共に画像表示器以外の固定側発光部と協働して、画像表示器の画面を含む遊技盤の盤面上に閃光が発生する閃光演出を実行することができ、この閃光演出において、遊技者に与えるインパクト、鮮やかさや斬新さ等を改善することができ、前記閃光演出を含む又は前記閃光演出に関連する一連の遊技演出の効果を高めることができる、パチンコ遊技機を提供することである。
請求項1の発明は、遊技盤に装備された画像表示器と、前記遊技盤に設けられた始動入賞口及び開閉式の大入賞口と、始動入賞口への遊技球の入賞を契機に大当り抽選を行う大当り抽選手段と、大当り抽選で当選した場合に大入賞口が複数ラウンドに亙って開閉する大当り遊技を発生させる大当り遊技発生手段とを備えたパチンコ遊技機において、前記遊技盤の盤面と平行方向へ延び且つ画像表示器の画面前側空間を通る仮想線に沿って画像表示器の画面前側空間から外れた両側部位に配置された固定側発光部と、発光部を前面部に有する可動側発光部が取付けられた可動役物と、前記可動役物が前記仮想線に沿って画像表示器の画面前側空間を貫通する作動位置と、画像表示器の画面前側空間から退いた待機位置とに亙って、可動役物を遊技盤の盤面と平行方向へ移動駆動する為の役物駆動機構と、前記可動役物を待機位置から作動位置に移動させて可動側発光部と固定側発光部とを点灯させる閃光演出を実行可能に、役物駆動機構と可動側発光部と固定側発光部とを制御する演出制御装置とを備え、前記固定側発光部は、前記仮想線として画像表示器の画面前側空間で交差する2本の第1,第2仮想線のうち、第1仮想線に沿って画像表示器の画面前側空間から外れた両側部位に配置された第1固定側発光部と、第2仮想線に沿って画像表示器の画面前側空間から外れた両側部位に配置された第2固定側発光部とからなり、前記可動役物は、第1の可動役物と第2の可動役物とを備え、前記役物駆動機構は、前記第1の可動役物が第1仮想線に沿って画像表示器の画面前側空間を貫通する作動位置と、画像表示器の画面前側空間から退いた待機位置とに亙って、第1の可動役物を遊技盤の盤面と平行方向へ移動駆動可能に構成されるとともに、前記第2の可動役物が第2仮想線に沿って画像表示器の画面前側空間を貫通する作動位置と、画像表示器の画面前側空間から退いた待機位置とに亙って、第2の可動役物を遊技盤の盤面と平行方向へ移動駆動可能に構成され、前記演出制御装置は、前記画像表示器で実行可能な特定遊技演出を含む複数種類の遊技演出を記憶した演出記憶手段と、前記大当り抽選の結果に基づいて演出記憶手段の中から1つの遊技演出を選択する演出選択手段とを有し、前記演出制御装置は、前記演出選択手段で選択された遊技演出を画像表示器で実行させるように画像表示器を制御するとともに、前記特定遊技演出の実行中に前記第1,第2の可動役物を夫々待機位置から作動位置に移動させて可動側発光部と第1,第2固定側発光部とを点灯させる閃光演出を実行可能に、役物駆動機構と可動側発光部と第1,第2固定側発光部とを制御することを特徴とする。
尚、仮想線を仮想直線とし、この仮想直線に沿って固定側発光部を細長く形成し、可動役物も細長く形成してもよい。また、可動側発光部は、発光部としてのレンズ、このレンズの後側に配設された複数の光源(LED)、この複数の光源が前面に実装されたプリント基板を備えた構成としてもよい。また、固定側発光部は、遊技盤に固定的に設けられたレンズ、このレンズの後側に配設された複数の光源(LED)、この複数の光源が前面に実装されたプリント基板を備えた構成としてもよい。
請求項2の発明は、遊技盤に装備された画像表示器を備えたパチンコ遊技機において、
前記遊技盤の盤面と平行方向へ延び且つ画像表示器の画面前側空間を通る仮想線に沿って画像表示器の画面前側空間から外れた両側部位に配置された固定側発光部と、発光部を前面部に有する可動側発光部が取付けられた可動役物と、前記可動役物が前記仮想線に沿って画像表示器の画面前側空間を貫通する作動位置と、画像表示器の画面前側空間から退いた待機位置とに亙って、可動役物を遊技盤の盤面と平行方向へ移動駆動する為の役物駆動機構と、前記可動役物を待機位置から作動位置に移動させて可動側発光部と固定側発光部とを点灯させる閃光演出を実行可能に、役物駆動機構と可動側発光部と固定側発光部とを制御する演出制御装置とを備え、前記固定側発光部は、前記仮想線として画像表示器の画面前側空間で交差する2本の第1,第2仮想線のうち、第1仮想線に沿って画像表示器の画面前側空間から外れた両側部位に配置された第1固定側発光部と、第2仮想線に沿って画像表示器の画面前側空間から外れた両側部位に配置された第2固定側発光部とからなり、前記役物駆動機構は、可動役物が第1仮想線に沿って画像表示器の画面前側空間を貫通する第1作動位置と、第2仮想線に沿って画像表示器の画面前側空間を貫通する第2作動位置と、前記待機位置とに亙って、可動役物を遊技盤の盤面と平行方向へ移動駆動可能に構成され、前記演出制御装置は、可動役物を待機位置から第1作動位置に移動させて可動側発光部と第1固定側発光部とを点灯させた後、可動役物を第1作動位置から第2作動位置に移動させて可動側発光部と第2固定側発光部とを点灯させる閃光演出を実行可能に、役物駆動機構と可動側発光部と第1,第2固定側発光部とを制御することを特徴とする。尚、第1,第2仮想線が画像表示器の画面前側空間でX状に交差するようにしてもよい。
本発明のパチンコ遊技機によれば、閃光演出において、その中央一部分を従来のような画面での表示ではなく、画面前側空間において可動役物の可動側発光部で表示することができるため、立体感を鮮明に表し、遊技者に与えるインパクト、鮮やかさや斬新さ等を改善することができる。しかも、可動役物を待機位置と作動位置とに亙って移動させる動作が、遊技者に与えるインパクト、鮮やかさや斬新さ等を増大させる要因となり、前記閃光演出を含む又は前記閃光演出に関連する一連の遊技演出の効果を高めることができる。
実施例1のパチンコ遊技機の正面図である。 可動役物が待機位置にある状態の遊技盤の正面図である。 可動役物が第1作動位置にある状態の遊技盤の正面図である。 可動役物が第2作動位置にある状態の遊技盤の正面図である。 図3のV −V 線断面図である。 図3のVI−VI線断面図である。 可動役物装置を含む要部の正面図である。 可動役物装置を含む要部の前方斜め上側からの斜視図である。 図7のIX−IX線断面図である。 図7のX −X 線断面図である。 制御系のブロック図である。 遊技制御基板が実行するタイマ割込処理のフローチャートである。 始動口SW処理のフローチャートである。 特別図柄処理のフローチャートである。 大当り判定処理のフローチャートである。 変動パターン選択処理のフローチャートである。 演出制御基板が実行するタイマ割込処理のフローチャートである。 コマンド受信処理のフローチャートである。 演出選択処理のフローチャートである。 演出ボタン処理のフローチャートである。 複数種類の変動演出パターンを示す図である。 画像制御基板が実行する変動演出制御処理のフローチャートである。 ランプ制御基板が実行する電飾・可動役物制御処理のフローチャートである。 閃光演出制御処理のフローチャートである。 閃光演出制御処理のフローチャートである。 実施例2の1対の可動役物が待機位置にある状態の遊技盤の正面図である。 1対の可動役物が作動位置にある状態の遊技盤の正面図である。 可動役物装置を含む要部の正面図である。 可動役物装置を含む要部の前方斜め上側からの斜視図である。 図28のXXX −XXX 線断面図である。 図27のXXXI−XXXI線断面図である。 閃光演出制御処理のフローチャートである。 閃光演出制御処理のフローチャートである。 実施例3の可動役物装置を含む要部の正面図である。 実施例4の図30相当図である。
本発明のパチンコ遊技機は、遊技盤の盤面と平行方向に細長い可動役物が、画像表示器の画面前側空間を貫通する作動位置と、画像表示器の画面前側空間から退いた待機位置とに亙って遊技盤の盤面と平行方向へ移動するものであり、以下、発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
図1〜図4に示すように、パチンコ遊技機1には、遊技ホールに取付けられる外枠に開閉枠2が開閉自在に装着され、開閉枠2に開閉扉3が開閉自在に装着されている。開閉枠2には遊技盤4が装着され、その遊技盤4の前面側に遊技領域5が形成されている。開閉扉3には窓3aが形成され、その窓3aに透明板3bが装着され、その透明板3bにより遊技領域5の前側が覆われている。
開閉扉3の窓3aの下側に、遊技球を貯留する貯留皿6と、遊技領域5に遊技球を発射させる発射ハンドル7が装着されている。発射ハンドル7が回動操作されると、貯留皿6から発射位置に導入された遊技球が発射され、ここで、貯留皿6に複数の遊技球が存在する場合には、複数の遊技球が約0.6秒間隔で連続発射される。発射された遊技球はガイドレール8で案内され遊技領域5の上部に投入される。
図2〜図4、図11に示すように、遊技盤4には、遊技領域5に、多数の障害釘10、始動入賞口装置11、ゲート12、大入賞口装置13、複数の一般入賞口14、センタ役物15、画像表示器16、閃光電飾装置17、可動役物装置18が装備され、遊技領域5外に遊技表示盤19が装着され、遊技盤4の裏面側に制御装置60が装着されている。
始動入賞口装置11は、センタ役物15のステージ15aの下側に配置され、所謂電チューを含むものであり、第1始動入賞口11a、第2始動入賞口11b、第2始動入賞口11bを開閉する開閉部材11c、第1,第2始動入賞口11a,11bに入賞した遊技球を検出する第1,第2始動口SW11d,11e、開閉部材11cを開閉駆動する電チューソレノイド11fを有する。開閉部材11cは、閉位置で第2動入賞口11bへの遊技球の入賞を不可能にし、開位置で第2動入賞口11bへの遊技球の入賞を可能にする。
ゲート12はセンタ役物15の左側に配置され、ゲート12には通過した遊技球を検出するゲートSW12aが付設されている。ゲート12を遊技球が通過することを契機に行われる補助遊技抽選で当選した場合に、補助遊技が発生し、始動入賞口装置11が作動して、通常は閉塞の第2動入賞口11bが開放するように開閉部材11cを1又は複数回開閉動作させる。
大入賞口装置13は、始動入賞口装置11の下側に配置され、大入賞口13a、大入賞口13aを開閉する開閉部材13b、大入賞口13aに入賞した遊技球を検出する大入賞口SW13c、開閉部材13bを開閉駆動する大入賞口ソレノイド13dを有する。開閉部材13bは、閉位置で大入賞口13aへの遊技球の入賞を不可能にし、開位置で大入賞口13aへの遊技球の入賞を可能にする。
始動入賞口11a,11bへの遊技球の入賞を契機に行われる大当り抽選で当選した場合に、大当り遊技が発生し、大入賞口装置13が作動して、通常は閉塞の大入賞口13aが開放するように開閉部材13bを複数ラウンドに亙って開閉動作させる。各一般入賞口14には入賞した遊技球を検出する一般入賞口SW14aが付設されている。
センタ役物15は、遊技盤4の盤面(前面)よりも前方へ張出すステージ15aを含むセンタ枠部材15bを有し、そのセンタ枠部材15bの内側において、遊技盤4に上下長よりも左右長が長い矩形窓4aが形成されている。画像表示器16は、液晶ディスプレイからなり、遊技盤4の後面部に取付けられて、遊技盤4の矩形窓4aと略同形同サイズの画面16aが、表示窓4aから見えるように表示窓4aから少し後方へ離隔して前方へ向くように配置されている。
この画像表示器16の画面16aには、始動入賞口11a,11bへの遊技球の入賞を契機に大当り抽選演出が表示され、その大当り抽選演出では、演出図柄を用いて図柄変動や大当り抽選の結果等が表示され、また、大当り遊技中には大当り演出が表示され、場合によって、大当り遊技後に移行する遊技状態を示唆する遊技状態示唆演出が表示される。
遊技表示盤19は、遊技領域5の下部右側に前方へ向けて配置され、第1特別図柄表示器19a、第2特別図柄表示器19b、普通図柄表示器19c、第1特別図柄保留ランプ19d、第2特別図柄保留ランプ19e、普通図柄保留ランプ19fを備えている。第1,第2特別図柄表示器19a,19bには、第1,第2始動入賞口11a,11bへの遊技球の入賞を契機に行われる大当り抽選の結果を示す第1,第2特別図柄が変動表示後に停止表示される。普通図柄表示器19cには、ゲート12への遊技球の入賞を契機に行われる補助遊技抽選の結果を示す普通図柄が変動表示後に停止表示される。
第1,第2始動入賞口11a,11bに入賞した遊技球の数であって、第1,第2特別図柄表示器19a,19bによる変動に未だ供していない(後で大当り抽選の結果が得られる)第1,第2特別図柄の保留数(第1,第2保留数)が最大で4つまで保留され、その第1,第2保留数が第1,第2特別図柄保留ランプ19d,19eに表示される。ゲート12に入賞した遊技球の数であって、普通図柄表示器19cによる変動に未だ供していない(後で補助遊技抽選の結果が得られる)普通図柄の保留数が最大で4つまで保留され、その保留数が普通図柄保留ランプ19fに表示される。
発射ハンドル7を回動操作することで、発射され遊技領域5の上部に投入された遊技球は、複数の障害釘10に当たって方向を変えながら落下して、入賞口11a,11b,13a,14の何れかに入賞した場合、そこから遊技領域5外へ排出され、入賞口11a,11b,13a,14の何れにも入賞しなかった場合には、最終的に、遊技領域5の下端部に形成されたアウト口9から遊技領域5外へ排出される。
閃光電飾装置17と可動役物装置18について詳しく説明する。
図2〜図4に示すように、閃光電飾装置17は、遊技盤4の盤面と平行方向(盤面平行方向)へ延び且つ画像表示器16の画面前側空間16b(画面前側空間16bの盤面平行方向中央部分)でX状に交差する2本の第1,第2仮想直線L1,L2のうち、第1仮想直線L1に沿って画像表示器16の画面前側空間16bから外れた両側部位に配置された直線的に細長い第1固定側電飾ランプ20,21(第1固定側発光部)と、第2仮想直線L2に沿って画像表示器16の画面前側空間16bから外れた両側部位に配置された直線的に細長い第2固定側電飾ランプ22,23(第2固定側発光部)とを有する。
第1固定側電飾ランプ20,21は、センタ役物15に取付けられた電飾ランプ部20a,21aと、遊技盤4に取付けられた電飾ランプ部20b,21bとを有し、第2固定側電飾ランプ22,23は、センタ役物15に取付けられた電飾ランプ部22a,23a,23bと、遊技盤4に取付けられた電飾ランプ部22bとを有する。
各電飾ランプ部20a,20b,21a,21b,22a,22b,23a,23bは、前面部の合成樹脂製の透明又は半透明のレンズと、このレンズの後側に電飾ランプ部の長さ方向適当間隔おきに配設された複数のLEDと、この複数のLEDが前面に実装されたプリント基板とを備え、特に、遊技盤4に取付けられた電飾ランプ部20b,21b,22bは、そのレンズの前面が遊技盤4の盤面と面一となるように取付けられている。
図2〜図10に示すように、可動役物装置18は、盤面平行方向に直線的に細長く且つ画像表示器16の画面16aの上下長よりも長く且つレンズ36(発光部)を前面部に有する可動側電飾ランプ35(可動側発光部)が取付けられた可動役物30と、可動役物30が第1仮想直線L1に沿って左下がりの傾斜姿勢となり画像表示器16の画面前側空間16bを貫通する第1作動位置(図3参照)と、第2仮想直線L2に沿って右下がりの傾斜姿勢となり画像表示器16の画面前側空間16bを貫通する第2作動位置(図4参照)と、画像表示器16の画面前側空間16bから右側へ退いて鉛直姿勢となり遊技盤4の背面側に隠れる待機位置(図2参照)とに亙って盤面平行方向へ移動自在に、可動役物30をガイドする役物ガイド機構40と、可動役物30を役物ガイド機構40でガイドする方向へ移動駆動する為の役物駆動機構50とを備えている。
図3〜図8に示すように、可動役物30は、前方を開放した断面コ字形の合成樹脂製の本体ケース31を有し、この本体ケース31に可動側電飾ランプ35が取付けられている。可動側電飾ランプ35は、本体ケース31の前開放端をカバーするように本体ケース31に固定された合成樹脂製の透明又は半透明のレンズ36と、レンズ36の後側に可動役物30の長さ方向に適当間隔おきに配設された複数のLED37と、複数のLED37が前面に実装され本体ケース31に固定されたプリント基板38とを有する。
可動役物30が図3に示す第1作動位置に位置するときと図4に示す第2作動位置に位置するときに、可動役物30のうち少なくとも画像表示器16の画面前側空間16bに位置する部分の全長に亙ってレンズ36が設けられている。レンズ36の前面には3角波ローレット形状の光拡散部36aが形成されている。
図7〜図9に示すように、役物ガイド機構40は、画像表示器16の画面16aよりも上方に配設されて可動役物30の上端部を左右方向へ移動自在にガイドする上部ガイド部材41と、上部ガイド部材41に左右方向へスライド自在に支持された上部スライダ42とを有し、可動役物30の上端部が上部スライダ42に連結されて前後方向向きの軸心回りに回動可能に構成されている。
上部ガイド部材41は左右方向に細長い鉛直帯板状に形成されて、遊技盤4に固定的に取付けられ、この上部ガイド部材41に左右方向に延びるガイドスリット41aが形成されている。上部スライダ42は前後方向向きのピン部42aを有し、このピン部42aがガイドスリット41aにスライド自在に係合されるとともに、上部ガイド部材41よりも前方へ突出している。可動役物30の上端部が上部ガイド部材41の前側に位置して、上部スライダ42のピン部42aに回動自在に外嵌されている。尚、可動役物30の上端部はピン部42aの前端部に外装されたストッパリング42bによりピン部42aに対して抜け止めされている。
図7、図8、図10に示すように、役物ガイド機構40は、画像表示器16の画面16aよりも下方に配設されて可動役物30の下端側部分を左右方向へ移動自在にガイドする下部ガイド部材45と、下部ガイド部材45に左右方向へスライド自在に支持された下部スライダ46とを有し、可動役物30の下端側部分が下部スライダ46に可動役物30の長さ方向へスライド自在に保持され且つ前後方向向きの軸心回りに回動可能に構成されている。
下部ガイド部材45は左右方向に細長い鉛直帯板状に形成されて、遊技盤4に固定的に取付けられ、この下部ガイド部材45に左右方向に延びるガイドスリット45aが形成されている。下部スライダ46は前後方向向きのピン部46aを有し、このピン部46aがガイドスリット45aにスライド自在に係合され、また、下部ガイド部材45の前側に配設されてピン部46aの前端部に固着された角筒部材46bを有し、この角筒部材46bはピン部46aと共に前後方向向きの軸心回りに回動する。可動役物30の下端側部分が下部ガイド部材45の前側に位置して、下部スライダ46の角筒部材46bにスライド自在に内嵌されている。
図7〜図10に示すように、役物駆動機構50は、可動役物30の上端部を左右方向へ移動駆動する為の上部駆動機構51と、可動役物30の下端側部分を左右方向へ移動駆動する為の下部駆動機構55とを有する。
上部駆動機構51は、上部ガイド部材41の上側に上部ガイド部材41の略全長に亙って配設され、その左右両端部分に位置する上部駆動プーリ51a及び上部従動プーリ51bと、これらプーリ51a,51bに掛装され且つ上部スライダ42が連結された上部タイミングベルト51cと、上部駆動プーリ51aを回転駆動する上部電動モータ51dとを有する。上部電動モータ51dは、遊技盤4に固定の部材に前向きに取付けられ、上部電動モータ51dの出力軸に上部駆動プーリ51aが直結され、前記部材に上部従動プーリ51bが前後方向向きの軸心回りに回転自在に支持されている。上部スライダ42は、上部ガイド部材41の後側において上方へ延びる駆動伝達部42cを有し、この駆動伝達部42cの上部前端部に形成された把持部42dが上部タイミングベルト51cの下側ベルト部を把持している。
下部駆動機構55は、下部ガイド部材45の下側に下部ガイド部材45の略全長に亙って配設され、その左右両端部分に位置する下部駆動プーリ55a及び下部従動プーリ55bと、これらプーリ55a,55bに掛装され且つ下部スライダ46が連結された下部タイミングベルト55cと、下部駆動プーリ55aを回転駆動する下部電動モータ55dとを有する。下部電動モータ55dは、遊技盤4に固定の部材に前向きに取付けられ、下部電動モータ55dの出力軸に下部駆動プーリ55aが直結され、前記部材に下部従動プーリ55bが前後方向向きの軸心回りに回転自在に支持されている。下部スライダ46は、下部ガイド部材45の後側において下方へ延びる駆動伝達部46cを有し、この駆動伝達部46cの下部前端部に形成された把持部46dが下部タイミングベルト55cの上側ベルト部を把持している。
尚、下部スライダ46のピン部46aは下部ガイド部材45よりも後方へ突出して、駆動伝達部46cの上端部分に回動自在に内嵌され、ピン部46aの後端部に外装されたストッパリング46eにより駆動伝達部46cに対して抜け止めされている。
次に、制御系について説明する。
図11に示すように、制御装置60は、メイン制御装置61とサブ制御装置65とで構成されている。メイン制御装置61は、遊技制御基板62にCPUとROMとRAMを備えて構成され、遊技制御基板62は盤用外部情報端子基板63に接続されている。
サブ制御装置65は、払出制御基板66、演出制御基板67、画像制御基板68、ランプ制御基板69を備え、この複数の制御基板66〜69は夫々CPUとROMとRAMを備えて構成され、更に、演出制御基板67はRTCを備えて構成され、払出制御基板66は枠用外部情報端子基板64に接続されている。
遊技制御基板62は、第1,第2始動口SW11d,11e、ゲートSW12a、大入賞口SW13c、一般入賞口SW14aからの検出信号と、払出制御基板66からの制御情報を受けて、電チューソレノイド11f、大入賞口ソレノイド13d、図柄表示器19a,19b,19c、図柄保留ランプ19d,19e,19fを制御し、払出制御基板66と演出制御基板67と盤用外部情報端子基板63に制御情報(遊技情報)を出力する。
払出制御基板66は、遊技制御基板62からの制御情報と、払出球検出SW71、球有り検出SW72、満タン検出SW73からの検出信号を受けて、払出駆動モータ70を制御し、入賞口11a,11b,13a,14への遊技球の入賞1個について、入賞口11a,11b,13a,14毎に設定された数の遊技球を貯留皿6に払出し、遊技制御基板62と枠用外部情報端子基板64に制御情報(払出情報)を出力する。
演出制御基板67は、遊技制御基板62からの制御情報と、貯留皿6に設けられた演出ボタン75からの操作信号を受けて、画像制御基板68に制御情報を出力し、更に、画像制御基板68からの制御情報を受けて、ランプ制御基板69に制御情報を出力する。画像制御基板68は、演出制御基板67からの制御情報を受けて、画像表示器16とスピーカ74とを制御し、演出制御基板67に制御情報を出力する。
ランプ制御基板69は、演出制御基板67からの制御情報を受けて、主に画像制御基板68による制御に同期させて、枠ランプ76と盤ランプ77と閃光電飾装置17と可動役物装置18とを制御し、閃光電飾装置17においては、第1,第2固定側電飾ランプ20〜23(複数のLED)が制御され、可動役物装置18においては、可動側電飾ランプ35(複数のLED37)と役物駆動機構50(上部電動モータ51d,下部電動モータ55d)が制御され、そのために、可動役物30の原点位置(例えば、待機位置)を検出する原点SWが設けられている。
次に、メイン制御装置61とサブ制御装置65が実行する制御処理について説明する。
先ず、図12に示すように、遊技制御基板62が実行する微小時間毎のタイマ割込処理では、乱数更新処理(S1)、スイッチ処理(S2)、図柄処理(S3)、電動役物処理(S4)、賞球処理(S5)、出力処理(S6)が順次実行され、リターンする。
図13に示すように、S2における始動口SW処理では、第1始動口SW11dがオンの場合(S10;Yes )、更に、第1保留数U1が4未満の場合(S11;Yes )、第1保留数U1がU1+1にインクリメントされ(S12)、大当り乱数、大当り図柄乱数、リーチ乱数が取得・格納され(S13)、第1保留数増加コマンドがセットされ(S14)、S15へ移行する。S10;No又はS11;Noの場合は次にS15へ移行する。
次に、第2始動口SW11eがオンの場合(S15;Yes )、更に、第2保留数U2が4未満の場合(S16;Yes )、第2保留数U2がU2+1にインクリメントされ(S17)、大当り乱数、大当り図柄乱数、リーチ乱数が取得・格納され(S18)、第2保留数増加コマンドがセットされ(S19)、リターンする。S15;No又はS16;Noの場合は次にリターンする。
図14に示すように、S3における特別図柄処理では、当り遊技フラグがONでない場合(S20;No)、更に、第1,第2特別図柄が何れも変動中でない場合(S21;No)、S22へ移行する。次に、第2保留数U2が1以上の場合には(S22;Yes )、第2保留数U2がU2−1にディクリメントされ(S23)、また、第2保留数U2が0の場合(S22;No)、第1保留数U1が1以上の場合には(S24;Yes )、第1保留数U1がU1−1にディクリメントされる(S25)。S23又はS25の後、客待ちフラグがOFFにされ(S26)、大当り判定処理(S27)が実行され、続いて、変動パターン選択処理(S28)が実行される。
図15に示すように、S27の大当り判定処理では、消化される第1又は第2保留数に対応付けて記憶された大当り乱数と、予め設定された大当り判定テーブルとに基づいて、大当り乱数判定処理(S40)が実行される。そこで、大当りの場合(S41;Yes )、消化される第1又は第2保留数に対応付けて記憶された大当り図柄乱数と、予め設定された大当り図柄判定テーブルとに基づいて、大当り図柄乱数判定処理(S42)が実行され、そこで決定された大当り図柄が設定され(S43)、リターンする。大当りでない場合に(S41;No)、小当りの場合(S44;Yes )、小当り図柄が設定され(S45)、小当りでない場合(S44;No)、ハズレ図柄が設定され(S46)、リターンする。
図16に示すように、S28の変動パターン選択処理では、大当りの場合(S50;Yes )、大当り用テーブがセットされる(S51)。大当りでない場合(S50;No)、消化される第1又は第2保留数に対応付けて記憶されたリーチ乱数と、予め設定されたリーチ判定テーブルとに基づいて、リーチ乱数判定処理(S52)が実行される。そこで、リーチの場合(S53;Yes )、リーチ用テーブルがセットされ(S54)、リーチでない場合(S53;No)、ハズレ用テーブルがセットされる(S55)。
S51又はS54又はS55の後、変動パターン乱数が取得・格納され(S56)、この変動パターン乱数と、S51又はS54又はS55でセットされたテーブル(変動パターン判定用テーブル)とに基づいて、変動パターン乱数判定処理(S57)が実行され、そこで決定された変動パターン(変動時間)が設定され(S58)、リターンする。
図14に示すように、S28の変動パターン選択処理の後、第1又は第2特別図柄の変動が開始され(S29)、次に、S43又はS45又はS46で設定された図柄とS58で設定され変動パターンの情報を含む変動開始コマンドがセットされる(S30)。S30の後、又は、S21;Yes の場合、設定された変動時間が経過していない場合(S31;No)、S20へリターンし、経過した場合(S31;Yes )、第1又は第2特別図柄の変動が停止され(S32)、変動停止コマンドがセットされ(S33)、停止中処理(S34)が実行され、リターンする。S24;Noの場合、客待ち設定処理(S35)が実行され、リターンする。
尚、S14、S19、S30、S33でセットされたコマンドは、S6の出力処理により演出制御基板67に送信される。その他の処理でセットされたコマンドについても同様である。
次に、図17に示すように、演出制御基板67が実行する微小時間毎のタイマ割込処理では、コマンド受信処理(S60)、演出ボタン処理(S61)、コマンド送信処理(S62)が順次実行され、リターンする。
図18に示すように、S60のコマンド受信処理では、遊技制御基板62から第1又は第2保留数増加コマンドを受信した場合(S70;Yes )、第1又は第2保留数の保留数加算処理(S71)が実行され、その第1又は第2保留数コマンドがセットされる(S72)。S72の後、又は、S70;Noの場合、遊技制御基板62から変動開始コマンドを受信した場合には(S73;Yes )、演出選択処理(S74)が実行される。
図19に示すように、S74の演出選択処理では、受信した変動開始コマンドが解析され(S90)、現在の遊技モードを示すモードフラグが参照され(S91)、第1又は第2保留数の保留数減算処理(S92)が実行され、変動開始コマンドに含まれる図柄と変動パターンの情報に基づいて(更に予め設定された変動演出パターン判定テーブルに基づいて)、変動演出パターン選択処理(S93)が実行され、選択された変動演出パターンの情報を含む変動演出開始コマンドがセットされ(S94)、リターンする。
図18に示すように、S74の演出選択処理の後、又は、S73;Noの場合、遊技制御基板62から変動停止コマンドを受信した場合には(S75;Yes )、変動演出終了中処理(S76)が実行される。S76の後、又は、S75;Noの場合、遊技制御基板62からオープニングコマンドを受信した場合には(S77;Yes )、当り演出選択処理(S78)が実行される。S78の後、又は、S77;Noの場合、遊技制御基板62からエンディングコマンドを受信した場合には(S79;Yes )、エンディング演出選択処理(S80)が実行される。S80の後、又は、S79;Noの場合、客待ちコマンド受信処理(81)が実行され、リターンする。
図20に示すように、S61の演出ボタン処理では、演出ボタンがONの場合(S85;Yes )、演出ボタンコマンドがセットされる(S86)。S86の後、又は、S85;Noの場合、リターンする。尚、S72、S86、S94でセットされたコマンドは、S62のコマンド送信処理により画像制御基板68とランプ制御基板69に送信される。その他の処理でセットされたコマンドについても同様である。
ここで、図21に示すように、演出制御基板67のROMには、画像表示器16で実行可能な複数種類の変動演出パターン(遊技演出)が記憶されており、S93の変動演出パターン選択処理では、この複数種類の変動演出パターンの中から1つの変動演出パターンが選択される。変動演出パターンA1,A2,A3・・・は大当りの場合に選択される変動演出パターンであり、変動演出パターンB1,B2,B3・・・はリーチ有りのハズレの場合に選択される変動演出パターンであり、変動演出パターンC1,C2,C3・・・はリーチ無しハズレの場合に選択される変動演出パターンである。
次に、図22に示すように、画像制御基板68が実行する変動演出制御処理では、演出制御基板67から変動演出開始コマンドを受信した場合(S95;Yes )、その変動演出開始コマンドが解析され(S96)、演出制御基板67で選択された変動演出パターンが開始される(S97)。その後、演出制御基板67から変動停止コマンドを受信した場合(S98;Yes )、変動演出パターンが終了され(S99)、リターンする。
次に、図23に示すように、ランプ制御基板69が実行する電飾・可動役物制御処理では、演出制御基板67から変動演出開始コマンドを受信した場合(S100;Yes )、その変動演出開始コマンドが解析され(S101)、複数種類の演出パターンのうち特定演出パターン(特定遊技演出)である演出パターンA1〜A6,B1〜B6が画像表示器で実行される場合(S102;Yes )、その演出パターンA1〜A6,B1〜B6の実行中に、閃光演出制御処理(S103)が実行され、リターンする。
図24に示すように、S103の閃光演出制御処理では、先ず、演出パターンA1〜A3,B1〜B3の場合(S110;Yes )、可動役物30が図2の待機位置から図3の第1作動位置へ移動され(S111)、次に、演出パターンA1,A2,B1,B2の場合(S112;Yes )、可動側電飾ランプ35と第1固定側電飾ランプ20,21が点灯される(S113)。この場合、微小時間おきに上側から下側へ第1固定側電飾ランプ20、可動側電飾ランプ35、第1固定側電飾ランプ21の順に点灯させてもよい。
次に、可動側電飾ランプ35と第1固定側電飾ランプ20,21が消灯され(S114)、次に、演出パターンA1,B1の場合(S115;Yes )、可動役物30が第1作動位置から図4の第2作動位置へ移動され(S116)、可動側電飾ランプ35と第2固定側電飾ランプ22,23が点灯される(S117)。この場合、微小時間おきに上側から下側へ第2固定側電飾ランプ22、可動側電飾ランプ35、第2固定側電飾ランプ23の順に点灯させてもよい。次に、可動側電飾ランプ35と第2固定側電飾ランプ22,23が消灯され(S118)、可動役物30が第2作動位置から待機位置へ移動され(S1190)、リターンする。
S111の後、演出パターンA3,B3の場合(S112;No)、可動側電飾ランプ35と第1固定側電飾ランプ20,21が点灯されることなく、可動役物30が第1作動位置から待機位置へ移動され(S119)、リターンする。S114の後、演出パターンA2,B2の場合(S115;No)、可動役物30が第2作動位置へ移動されて可動側電飾ランプ35と第2固定側電飾ランプ22,23が点灯されることなく、可動役物30が第1作動位置から待機位置へ移動され(S119)、リターンする。
一方、演出パターンA4〜A6,B4〜B6の場合(S110;No)、図25に示すように、可動役物30が待機位置から第1作動位置へ移動され(S120)、次に、操作有効期間か否か判定され(S121)、S121;Yes の場合、操作有効期間である旨が画像表示器16等で報知される(S122)。S122の後、演出ボタン75がONか否か判定され(S123)、S123;Noの場合、操作有効期間が経過していない場合(S124;No)、S122へリターンする。
演出ボタン75がONの場合(S123;Yes )、演出パターンA4,A5,B4,B5の場合(S125;Yes )、可動側電飾ランプ35と第1固定側電飾ランプ20,21が点灯され(S126)、その後消灯される(S127)。次に、演出パターンA4,B5の場合(S128;Yes )、可動役物30が第1作動位置から第2作動位置へ移動され(S129)、可動側電飾ランプ35と第2固定側電飾ランプ22,23が点灯され(S130)、その後消灯され(S131)、可動役物30が第2作動位置から待機位置へ移動され(S132)、リターンする。
S123;Yes の後、演出パターンA6,B6の場合(S125;No)、可動側電飾ランプ35と第1固定側電飾ランプ20,21が点灯されることなく、可動役物30が第1作動位置から待機位置へ移動され(S132)、リターンする。S127の後、演出パターンA5,B5の場合(S128;No)、可動役物30が第2作動位置へ移動されて可動側電飾ランプ35と第2固定側電飾ランプ22,23が点灯されることなく、可動役物30が第1作動位置から待機位置へ移動され(S132)、リターンする。また、操作有効期間が経過した場合も(S124;Yes )、可動側電飾ランプ35と第1固定側電飾ランプ20,21が点灯されることなく、可動役物30が第1作動位置から待機位置へ移動され(S132)、リターンする。尚、S110〜S132の各ステップは、実行される演出パターンに同期する所定のタイミングで実行される。
以上説明したパチンコ遊技機1によれば次の作用効果を奏する。
盤面平行方向へ延び且つ画像表示器16の画面前側空間16bでX状に交差する2本の第1,第2仮想直線L1,L2のうち、第1仮想直線L1に沿って画像表示器16の画面前側空間16bから外れた両側部位に細長い第1固定側電飾ランプ20,21が配置され、第2仮想直線L2に沿って画像表示器16の画面前側空間16bから外れた両側部位に細長い第2固定側電飾ランプ22,23が配置されている。可動役物30が盤面平行方向に細長く且つ画像表示器16の画面16aの上下長よりも長く、この可動役物30にレンズ36を前面部に有する可動側電飾ランプ35が取付けられている。
役物駆動機構50により、可動役物30が第1仮想直線L1に沿って画像表示器16の画面前側空間16bを貫通する第1作動位置と、第2仮想直線L2に沿って画像表示器16の画面前側空間16bを貫通する第2作動位置と、画像表示器16の画面前側空間16bから退いた待機位置とに亙って盤面平行方向へ移動駆動され、ランプ制御基板69(演出制御装置)により、役物駆動機構40と可動側電飾ランプ35と第1,第2固定側電飾ランプ20〜23とが制御され、可動役物30が待機位置から第1作動位置に移動されて可動側電飾ランプ35と第1固定側電飾ランプ20,21とが点灯された後、可動役物30が第1作動位置から第2作動位置に移動されて可動側電飾ランプ35と第2固定側電飾ランプ22,23とが点灯されて、画像表示器16の画面16aを含む遊技盤4の盤面上に「X」を形成する細長い閃光が発生する閃光演出を実行することができる。
この閃光演出において、その中央一部分を従来のような画面での表示ではなく、画面前側空間16bにおいて可動役物30の可動側電飾ランプ35で表示することができるため、立体感を鮮明に表し、遊技者に与えるインパクト、鮮やかさや斬新さ等を改善することができる。しかも、可動役物30を待機位置と第1作動位置と第2作動位置とに亙って移動させる動作が、遊技者に与えるインパクト、鮮やかさや斬新さ等を増大させる要因となり、前記閃光演出を含む又は前記閃光演出に関連する一連の遊技演出の効果を高めることができる。
遊技制御基板62(大当り抽選手段、大当り遊技発生手段)により、始動入賞口11a,11bへの遊技球の入賞を契機に大当り抽選が行われ、この大当り抽選で当選した場合に大入賞口13aが複数ラウンドに亙って開閉する大当り遊技が発生する。演出制御基板67(演出制御装置)において、ROM(演出記憶手段)に画像表示器で実行可能な複数種類の変動演出パターン(遊技演出)が記憶され、大当り抽選の結果に基づいてROMの中から1つの変動演出パターンが選択され、画像制御基板68(演出制御装置)により、選択された変動演出パターンが画像表示器16で実行されるように画像表示器16が制御されるとともに、ランプ制御基板69(演出制御装置)により、変動演出パターンA1〜A6,B1〜B6(特定遊技演出)の実行中に前記閃光演出が実行される。
つまり、大当り抽選の結果に基づいて複数の変動演出パターンの内の変動演出パターンA1〜A6,B1〜B6が選択実行された場合、前記閃光演出が実行され、ここで、大当り抽選で当選した場合、変動演出パターンA1〜A6を選択実行可能に構成したことで、前記閃光演出が実行されることで遊技者の大当り期待感を高めることができる。
演出ボタン75(所定の操作手段)に対する遊技者操作を検知する演出制御基板67(操作検知手段)を有し、変動演出パターンA4〜A6,B4〜B6の実行中に、前記遊技者操作が有効となる予め設定された操作有効期間において演出制御基板67で遊技者操作が検知された場合にのみ、ランプ制御基板69により、前記閃光演出が実行されるので、遊技者の遊技参加感を高めることができ、操作有効期間における遊技者操作に基づく前記閃光演出を、画像表示器16の画面16aでの演出表示に合わせた所期のタイミングで実行させることができ、前記閃光演出を含む一連の遊技演出の効果を高めることができる。
実施例2は、実施例1の可動役物装置18を変更したものである。実施例1と基本的に同じものには同一符号を付して説明を省略する。
図26〜図31に示すように、可動役物装置18Aは、可動側電飾ランプ35Aが夫々取付けられた1対の可動役物30A(第1,第2の可動役物)と、1対の可動役物30Aが夫々第1,第2仮想直線L1,L2に沿って傾斜姿勢となり画像表示器16の画面前側空間16bを貫通する作動位置(図27参照)と、画像表示器16の画面前側空間16bから左右両側へ夫々退いて鉛直姿勢となり遊技盤4の背面側に隠れる待機位置(図26参照)とに亙って盤面平行方向へ移動自在に、1対の可動役物30Aを夫々ガイドする役物ガイド機構40Aと、1対の可動役物30Aを役物ガイド機構40Aでガイドする方向へ夫々移動駆動する為の役物駆動機構50Aとを備えている。
1対の可動役物30Aは、前後に少しずらした位置に配置され、作動位置のときに正面視にてX状に交差する。各可動役物30Aと可動側電飾ランプ35Aの構造は、実施例1の可動役物30と可動側電飾ランプ35の構造と同様である。
役物ガイド機構40Aは、画像表示器16の画面16aよりも上方に配設されて1対の可動役物30Aの上端部を左右方向へ移動自在にガイドする前後1対の上部ガイド部材41Aと、1対の上部ガイド部材41Aに左右方向へスライド自在に支持された前後1対の上部スライダ42Aとを有し、1対の可動役物30Aの上端部が1対の上部スライダ42Aに連結されて前後方向向きの軸心回りに回動可能に構成されている。1対の上部ガイド部材41Aは遊技盤4に固定的に取付けられている。
各上部ガイド部材41Aと上部スライダ42Aの構造、及び、各上部ガイド部材41Aと上部スライダ42Aとの関係は、実施例1の上部ガイド部材41と上部スライダ42の構造、及び、上部ガイド部材41と上部スライダ42との関係と同様である。尚、1対の上部ガイド部材41Aは、1対の可動役物30A、1対の上部スライダ42Aが相互干渉しないように前後に間隔を開けて配置され、また、その左右両端部を鉛直板部41Aaで互いに連結して、一体的に形成されている。
役物ガイド機構40Aは、画像表示器16の画面16aよりも下方に配設されて1対の可動役物30の下端側部分を左右方向へ移動自在にガイドする前後1対の下部ガイド部材45Aと、1対の下部ガイド部材45Aに左右方向へスライド自在に支持された前後1対の下部スライダ46Aとを有し、1対の可動役物30Aの下端側部分が1対の下部スライダ46Aに可動役物30Aの長さ方向へスライド自在に保持され且つ前後方向向きの軸心回りに回動可能に構成されている。
各下部ガイド部材45Aと下部スライダ46Aの構造、及び、各下部ガイド部材45Aと下部スライダ46Aとの関係は、実施例1の下部ガイド部材45と下部スライダ46の構造、及び、下部ガイド部材45と下部スライダ46との関係と同様である。尚、1対の下部ガイド部材45Aは、1対の可動役物30A、1対の下部スライダ46Aが相互干渉しないように前後に間隔を開けて配置され、また、その左右両端部を鉛直板部41Aaで互いに連結して、一体的に形成されている。
役物駆動機構50Aは、1対の可動役物30Aの上端部を左右方向へ独立に移動駆動する為の1対の上部駆動機構51Aと、1対の可動役物30の下端側部分を左右方向へ独立に移動駆動する為の1対の下部駆動機構55Aとを有する。
各上部駆動機構51Aは、実施例1の上部駆動機構51と同様であり、上部駆動プーリ51Aa、上部従動プーリ51Ab、上部タイミングベルト51Ac、上部電動モータ51Adを有し、上部タイミングベルト51Acの下側ベルト部が対応する上部スライダ42Aに連結されている。但し、一方の上部駆動機構51Aの上部電動モータ51Adの出力軸(駆動軸)に他方の上部駆動機構51Aの上部従動プーリ51Abが回転自在に支持され、他方の上部駆動機構51Aの上部電動モータ51Adの出力軸(駆動軸)に一方の上部駆動機構51Aの上部従動プーリ51Abが回転自在に支持されている。
同様に、各下部駆動機構55Aは、実施例1の下部駆動機構55と同様であり、下部駆動プーリ55Aa、下部従動プーリ55Ab、下部タイミングベルト55Ac、下部電動モータ55Adを有し、下部タイミングベルト55Acの上側ベルト部が対応する下部スライダ46Aに連結されている。但し、一方の下部駆動機構55Aの下部電動モータ55Adの出力軸(駆動軸)に他方の下部駆動機構55Aの下部従動プーリ55Abが回転自在に支持され、他方の下部駆動機構55Aの下部電動モータ55Adの出力軸(駆動軸)に一方の下部駆動機構55Aの下部従動プーリ55Abが回転自在に支持されている。
図32に示すように、ランプ制御基板69が実行する閃光演出制御処理では、先ず、演出パターンA1〜A3,B1〜B3の場合(S140;Yes )、1対の可動役物30Aが図26の待機位置から図27の作動位置へ移動され(S141)、次に、演出パターンA1,A2,B1,B2の場合(S142;Yes )、第1仮想直線L1に沿う一方の可動役物30Aの可動側電飾ランプ35Aと第1固定側電飾ランプ20,21が点灯される(S143)。この場合、微小時間おきに上側から下側へ第1固定側電飾ランプ20、可動側電飾ランプ35A、第1固定側電飾ランプ21の順に点灯させてもよい。
その後、可動側電飾ランプ35Aと第1固定側電飾ランプ20,21が消灯され(S144)、次に、演出パターンA1,B1の場合(S145;Yes )、第1仮想直線L2に沿う他方の可動役物30Aの可動側電飾ランプ35Aと第2固定側電飾ランプ22,23が点灯される(S146)。この場合、微小時間おきに上側から下側へ第2固定側電飾ランプ22、可動側電飾ランプ35A、第2固定側電飾ランプ23の順に点灯させてもよい。その後、可動側電飾ランプ35Aと第1固定側電飾ランプ20,21が消灯され(S147)、1対の可動役物30Aが待機位置へ移動され(S148)、リターンする。
S141の後、演出パターンA3,B3の場合(S142;No)、可動側電飾ランプ35Aと第1,第2固定側電飾ランプ20〜23が点灯されることなく、1対の可動役物30Aが作動位置から待機位置へ移動され(S148)、リターンする。S144の後、演出パターンA2,B2の場合(S145;No)、他方の可動側電飾ランプ35Aと第2固定側電飾ランプ22,23が点灯されることなく、1対の可動役物30Aが作動位置から待機位置へ移動され(S148)、リターンする。
一方、演出パターンA4〜A6,B4〜B6の場合(S140;No)、図33に示すように、1対の可動役物30が待機位置から作動位置へ移動され(S150)、次に、操作有効期間か否か判定され(S151)、S151;Yes の場合、操作有効期間である旨が画像表示器16等で報知される(S152)。S152の後、演出ボタン75がONか否か判定され(S153)、S153;Noの場合、操作有効期間が経過していない場合(S154;No)、S152へリターンする。
演出ボタン75がONの場合(S153;Yes )、演出パターンA4,A5,B4,B5の場合(S155;Yes )、第1仮想直線L1に沿う一方の可動役物30Aの可動側電飾ランプ35Aと第1固定側電飾ランプ20,21が点灯され(S156)、その後消灯される(S157)。次に、演出パターンA4,B5の場合(S158;Yes )、第2仮想直線L2に沿う他方の可動役物30Aの可動側電飾ランプ35Aと第2固定側電飾ランプ22,23が点灯され(S159)、その後消灯され(S160)、1対の可動役物30Aが作動位置から待機位置へ移動され(S161)、リターンする。
S153;Yes の後、演出パターンA6,B6の場合(S155;No)、可動側電飾ランプ35Aと第1,第2固定側電飾ランプ20〜23が点灯されることなく、1対の可動役物30Aが作動位置から待機位置へ移動され(S161)、リターンする。S157の後、演出パターンA5,B5の場合(S158;No)、他方の可動側電飾ランプ35Aと第2固定側電飾ランプ22,23が点灯されることなく、1対の可動役物30Aが作動位置から待機位置へ移動され(S161)、リターンする。また、操作有効期間が経過した場合も(S154;Yes )、可動側電飾ランプ35Aと第1,第2固定側電飾ランプ20〜23が点灯されることなく、1対の可動役物30Aが作動位置から待機位置へ移動され(S161)、リターンする。尚、S140〜S161の各ステップは、実行される演出パターンに同期する所定のタイミングで実行される。
このパチンコ遊技機1によれば次の作用効果を奏する。
役物駆動機構50Aにより、1対の可動役物30Aが夫々第1,第2仮想直線L1,L2に沿って画像表示器16の画面前側空間16bを貫通する作動位置と、画像表示器16の画面前側空間16bから退いた待機位置とに亙って、盤面平行方向へ夫々移動駆動され、ランプ制御基板69(演出制御装置)により、1対の可動役物30Aが待機位置から作動位置に移動されて可動側電飾ランプ35Aと第1,第2固定側電飾ランプ20〜23とが点灯されて、画像表示器16の画面16aを含む遊技盤の盤面上に「X」を形成する細長い閃光が発生する閃光演出を実行することができる。その他実施例1と同様の効果を奏する。
実施例3は、実施例1の可動役物装置18(可動役物30、役物ガイド機構40)を変更したものである。実施例1と基本的に同じものには同一符号を付して説明を省略する。
図34に示すように、可動役物装置18Bの役物ガイド機構40Bは、上部ガイド部材41に左右方向へスライド自在に支持された上部スライダ42と、下部ガイド部材42に左右方向へスライド自在に支持された下部スライダ46Bを有し、可動役物30Bの上端部が上部スライダ42に連結されて前後方向向きの軸心回りに回動可能に構成され、可動役物30Bの下端部が下部スライダ46Bに連結されて前後方向向きの軸心回りに回動可能に構成され、可動役物30Bが伸縮自在に連結された1対の可動役物部材30Ba,30Bbからなる。
下部スライダ46Bの構造、及び、下部スライダ46Bと可動役物30B(可動役物部材30Bb)との関係、下部スライダ46Bと下部駆動機構55との関係は、実施例1の上部スライダ42の構造、及び、上部スライダ42と可動役物30との関係、上部スライダ42と上部駆動機構51との関係と同様である。1対の可動役物部材30Ba,30Bbは、例えば、それらの本体ケース同士が可動役物30Bの長さ方向にスライド自在に係合している。
実施例4は、実施例2の可動役物装置18A(主に役物駆動機構50A)を変更したものである。実施例2と基本的に同じものには同一符号を付して説明を省略する。
図35に示すように、可動役物装置18Cの役物駆動機構50Cは、1対の可動役物30Aの上端部を左右方向へ対称に移動駆動する為の上部駆動機構51Cを有する。この上部駆動機構51Cは、実施例2の一方の上部駆動機構51Aと同様の構成で、上部駆動プーリ51Aa、上部従動プーリ51Ab、上部タイミングベルト51Ac、上部電動モータ51Adを有し、1対の上部スライダ42Aの一方が上部タイミングベルト51Acの上側ベルト部に連結され、1対の上部スライダ42Aの他方が上部タイミングベルト51Acの下側ベルト部に連結されている。
尚、図示省略するが、可動役物装置18Cの役物駆動機構50Cは、1対の可動役物30Aの下端部を左右方向へ対称に移動駆動する為の下部駆動機構を有する。この下部駆動機構は、実施例2の一方の下部駆動機構55Aと同様の構成で、下部駆動プーリ55Aa、下部従動プーリ55Ab、下部タイミングベルト55Ac、下部電動モータ55Adを有し、1対の下部スライダ46Aの一方が下部タイミングベルト55Acの上側ベルト部に連結され、1対の下部スライダ46Aの他方が下部タイミングベルト55Acの下側ベルト部に連結されている。
その他、次のように変更してもよい。
(1)可動役物30が1本のタイプのものにおいて、第1又は第2固定側電飾ランプ20,21又は22,23を省略し、可動役物30が第2又は第1仮想直線L2又はL1に沿って画像表示器16の画面前側空間16bを貫通する作動位置と、画像表示器16の画面前側空間16bから退いた待機位置とに亙って移動するように構成する。
(2)可動役物30が1本のタイプのものにおいて、第1,第2固定側電飾ランプ20〜23を省略し、或いは、第1,第2固定側電飾ランプ20〜23の少なくとも一方とともに、盤面平行方向に延び且つ画像表示器16の画面前側空間16bを通る他の1又は複数の仮想直線に沿って画像表示器16の画面前側空間16bから外れた両側部位に細長い固定側電飾ランプを配置し、可動役物30がこの他の仮想直線に沿って画像表示器16の画面前側空間16bを貫通する位置に移動可能に構成する。
(3)可動役物30Aが2本のタイプのものにおいて、第1,第2固定側電飾ランプ20〜23を省略し、或いは、第1,第2固定側電飾ランプ20〜23の少なくとも一方とともに、盤面平行方向に延び且つ画像表示器16の画面前側空間16bを通る他の1又は複数の仮想直線に沿って画像表示器16の画面前側空間16bから外れた両側部位に細長い固定側電飾ランプを配置し、一方の可動役物30Aがこの他の仮想直線に沿って画像表示器16の画面前側空間16bを貫通する位置に移動可能に構成する。
(4)可動役物の上端側部分が上部スライダに可動役物の長さ方向へスライド自在に保持され且つ前後方向向きの軸心回りに回動可能に構成するとともに、可動役物の下端部が下部スライダに連結されて前後方向向きの軸心回りに回動可能に構成する。
(5)下部ガイド部材及び下部スライダ、又は、上部ガイド部材及び上部スライダを省略し、役物ガイド機構が、画像表示器の画面よりも下方又は上方に配設された部材に前後方向向きの軸心回りに回動自在に支持された回動部材を有し、この回動部材に可動役物の下端側部分又は上端側部分が夫々可動役物の長さ方向へスライド自在に保持される又は固定的に連結される構成とする。
(6)可動役物ガイド機構において、可動役物の上端側部分と下端側部分の少なくとも一方を、直線的ではなく曲線的(例えば、円弧状)に移動自在にガイドする。
(7)可動側発光部を画像表示器の画面の左右長よりも長くする。
(8)可動役物の電飾ランプに、有機EL等の種々の電飾を適用可能である。
(9)仮想直線(第1,第2仮想直線)に沿って画像表示器の画面前側空間から外れた片側部位にのみ固定側発光部(第1,第2固定側発光部)を配置する。
(10)仮想直線(第1,第2仮想直線)以外の任意の仮想線(第1,第2仮想直線)に沿って、画像表示器の画面前側空間から外れた両側部位又は片側部位に固定側発光部(第1,第2固定側発光部)を設ける。つまり、固定側発光部を種々の形状に形成することができ、また、可動役物も種々の形状に形成することができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、前記開示事項以外の種々の変更を付加して実施可能である。また、本発明は、遊技盤に画像表示器を装備した種々のパチンコ遊技機に適用することが可能である。
1 パチンコ遊技機
4 遊技盤
16 画像表示器
16a 画面
16b 画面前側空間
20,21 第1固定側電飾ランプ
22,23 第2固定側電飾ランプ
30,30A,30B 可動役物
30Ba,30Bb 可動役物部材
35,35A 可動側電飾ランプ
36 レンズ
40,40A,40B 役物ガイド機構
41,41A 上部ガイド部材
42,42A 上部スライダ
45,45A 下部ガイド部材
46,46A,46B 下部スライダ
50,50A,50C 役物駆動機構
51,51A,51C 上部駆動機構
51a,51Aa 上部駆動プーリ
51b,51Ab 上部従動プーリ
51c,51Ac 上部タイミングベルト
51d,51Ad 上部電動モータ
55,55A 下部駆動機構
55a,55Aa 下部駆動プーリ
55b,55Ab 下部従動プーリ
55c,55Ac 下部タイミングベルト
55d,55Ad 下部電動モータ
L1 第1仮想直線
L2 第2仮想直線

Claims (2)

  1. 遊技盤に装備された画像表示器と、前記遊技盤に設けられた始動入賞口及び開閉式の大入賞口と、始動入賞口への遊技球の入賞を契機に大当り抽選を行う大当り抽選手段と、大当り抽選で当選した場合に大入賞口が複数ラウンドに亙って開閉する大当り遊技を発生させる大当り遊技発生手段とを備えたパチンコ遊技機において、
    前記遊技盤の盤面と平行方向へ延び且つ画像表示器の画面前側空間を通る仮想線に沿って画像表示器の画面前側空間から外れた両側部位に配置された固定側発光部と、
    発光部を前面部に有する可動側発光部が取付けられた可動役物と、
    前記可動役物が前記仮想線に沿って画像表示器の画面前側空間を貫通する作動位置と、画像表示器の画面前側空間から退いた待機位置とに亙って、可動役物を遊技盤の盤面と平行方向へ移動駆動する為の役物駆動機構と、
    前記可動役物を待機位置から作動位置に移動させて可動側発光部と固定側発光部とを点灯させる閃光演出を実行可能に、役物駆動機構と可動側発光部と固定側発光部とを制御する演出制御装置とを備え
    前記固定側発光部は、前記仮想線として画像表示器の画面前側空間で交差する2本の第1,第2仮想線のうち、第1仮想線に沿って画像表示器の画面前側空間から外れた両側部位に配置された第1固定側発光部と、第2仮想線に沿って画像表示器の画面前側空間から外れた両側部位に配置された第2固定側発光部とからなり、
    前記可動役物は、第1の可動役物と第2の可動役物とを備え、
    前記役物駆動機構は、前記第1の可動役物が第1仮想線に沿って画像表示器の画面前側空間を貫通する作動位置と、画像表示器の画面前側空間から退いた待機位置とに亙って、第1の可動役物を遊技盤の盤面と平行方向へ移動駆動可能に構成されるとともに、前記第2の可動役物が第2仮想線に沿って画像表示器の画面前側空間を貫通する作動位置と、画像表示器の画面前側空間から退いた待機位置とに亙って、第2の可動役物を遊技盤の盤面と平行方向へ移動駆動可能に構成され、
    前記演出制御装置は、前記画像表示器で実行可能な特定遊技演出を含む複数種類の遊技演出を記憶した演出記憶手段と、前記大当り抽選の結果に基づいて演出記憶手段の中から1つの遊技演出を選択する演出選択手段とを有し、
    前記演出制御装置は、前記演出選択手段で選択された遊技演出を画像表示器で実行させるように画像表示器を制御するとともに、前記特定遊技演出の実行中に前記第1,第2の可動役物を夫々待機位置から作動位置に移動させて可動側発光部と第1,第2固定側発光部とを点灯させる閃光演出を実行可能に、役物駆動機構と可動側発光部と第1,第2固定側発光部とを制御する、
    とを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 遊技盤に装備された画像表示器を備えたパチンコ遊技機において、
    前記遊技盤の盤面と平行方向へ延び且つ画像表示器の画面前側空間を通る仮想線に沿って画像表示器の画面前側空間から外れた両側部位に配置された固定側発光部と、
    発光部を前面部に有する可動側発光部が取付けられた可動役物と、
    前記可動役物が前記仮想線に沿って画像表示器の画面前側空間を貫通する作動位置と、画像表示器の画面前側空間から退いた待機位置とに亙って、可動役物を遊技盤の盤面と平行方向へ移動駆動する為の役物駆動機構と、
    前記可動役物を待機位置から作動位置に移動させて可動側発光部と固定側発光部とを点灯させる閃光演出を実行可能に、役物駆動機構と可動側発光部と固定側発光部とを制御する演出制御装置とを備え、
    前記固定側発光部は、前記仮想線として画像表示器の画面前側空間で交差する2本の第1,第2仮想線のうち、第1仮想線に沿って画像表示器の画面前側空間から外れた両側部位に配置された第1固定側発光部と、第2仮想線に沿って画像表示器の画面前側空間から外れた両側部位に配置された第2固定側発光部とからなり、
    前記役物駆動機構は、可動役物が第1仮想線に沿って画像表示器の画面前側空間を貫通する第1作動位置と、第2仮想線に沿って画像表示器の画面前側空間を貫通する第2作動位置と、前記待機位置とに亙って、可動役物を遊技盤の盤面と平行方向へ移動駆動可能に構成され、
    前記演出制御装置は、可動役物を待機位置から第1作動位置に移動させて可動側発光部と第1固定側発光部とを点灯させた後、可動役物を第1作動位置から第2作動位置に移動させて可動側発光部と第2固定側発光部とを点灯させる閃光演出を実行可能に、役物駆動機構と可動側発光部と第1,第2固定側発光部とを制御する、
    ことを特徴とするパチンコ遊技機。
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