JP5389651B2 - 直交システムにおける繰返しによるackchのための方法及び装置 - Google Patents

直交システムにおける繰返しによるackchのための方法及び装置 Download PDF

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Description

関連特許出願に対する相互参照
この特許出願は2006年8月30日に出願された「直交システムにおける繰返しによるACKCHのための方法及び装置(METHOD AND APPARATUS FOR ACKCH WITH REPETITION IN ORTHOGONAL SYSTEMS)」と題する米国特許出願仮番号第60/841,474号の便益を要求する。前述の特許出願はこの中に引用によって組込まれる。
次の記述は一般に無線通信に関係し、特に伝送パターンを使用して受信データ伝送のためにACKを繰返すための機構を提供することに関係する。
無線通信システムは、例えば、音声、データ、等々といった様々な形式の通信内容を提供するために広く配備されている。一般的な無線通信システムは利用可能なシステム資源(例えば、帯域幅、伝送電力、・・・)を共有することによって多数のユーザーとの通信を支援することが可能な多元アクセス・システムである。そのような多元アクセス・システムの例は符号分割多元アクセス(CDMA)システム、時分割多元アクセス(TDMA)システム、周波数分割多元アクセス(FDMA)システム、3GPP LTEシステム、直交周波数分割多重(OFDM)、局部周波数分割多重(LFDM)、直交周波数分割多元アクセス(OFDMA)システム、等々である。
無線通信システムでは、ノードB(或いは、基地局)は下り回線上でデータをユーザー装置(user equipment:UE)に送り、そして上り回線上でデータをUEから受取る。下り回線(または順方向回線)はノードBからUEへの通信回線を云い、そして上り回線(または逆方向回線)はUEからノードBへの通信回線を云う。ノードBはまた制御情報(例えば、システム資源の割当)をUEへ送る。同様に、UEは下り回線上のデータ伝送を支援するため、且つ/または他の目的のために制御情報をノードBへ送る。
最新システムでは、混成自動再伝送(hybrid automatic retransmission:HARQ)処理がデータ伝送(例えば、データ・パケットまたはデータ割当パケット)の信頼性を向上させるために使用される。HARQ処理を使用するシステムでは、送信器はデータ・パケットを受信器に送り、そして受信器は応答において承認(データ・パケットが旨く処理されるならばACK、もしくはデータ・パケットが旨く処理されないならばNAK)を伝送する。送信器はデータ・パケットを送った後、送信器はデータ・パケットを自動的に再伝送する前の既定時間期間の間ACK/NAKの受信を待つ。タイマーが満了する前に、送信器がACKを受取るならば、送信器はHARQ処理を終え、そしてもしあれば別の処理を始める。送信器がNAKを受取るか、もしくはタイマーが満了するならば、送信器は別のHARQ処理を開始し、そしてデータ・パケットを再伝送する。しかしながら、ACKが受信器によって伝送されたが、送信器がそれを処理できなかったか、もしくはタイマーが満了する前にACKを受取らなかったか、ACK/NAK伝送が信頼できなければ、送信器は別のHARQ処理を開始し、そしてデータ・パケットを再伝送する。これは非常に非能率的で、そしてデータの搬送の遅延を引起こす。従って、システム性能を向上させるために、ACK/NAK繰返し手法を使用し、ACK/NAKを伝送すべき周波数及び時間において効率的な伝送パターンを使用してACK/NAK伝送の信頼性を向上させることが望ましい。
そのような実施例の基本的理解を行うために下記は一以上の実施例の簡単な要約を提示する。この要約は熟考された全ての実施例の広範な要旨であるとは限らず、そして全ての実施例の鍵となる、または重要な要素を同定し、または全ての実施例の範囲の輪郭を示すいずれのものでもない。その唯一の目的は後で提示される詳細な記述の序章として簡単な形で一以上の実施例のいくつかの概念を提示することである。
一形態に基づき、無線通信システムのための方法は、第一のデータ伝送の受信に応答して第一の承認が何回繰返されるべきかを決定する繰返し係数を使用すること、承認伝送(ACK TX)パターンを選択すること(ここではACK TXパターンは第一の承認を伝送するために使用される複数のブロックに関する資源情報を含む)、及びACK TXパターンに従って第一の承認を伝送すること(を含む)。
一形態に基づき、無線通信システムのための方法は、トーンの第一の集合及びフレームのシンボルの第一の集合を使用して第一のデータ伝送の受信に応答して第一の承認を伝送すること、及びトーンの第二の集合及びフレームのシンボルの第二の集合を使用して第一のデータ伝送の受信に応答して第一の承認を伝送すること(ここではトーンの第一の集合及びトーンの第二の集合は相互に直交し、そしてシンボルの第一の集合及びシンボルの第二の集合は相互に直交する)(を含む)。
別の形態に基づき、無線通信システムのための方法は、第一の承認が受取られるであろう回数を示す最大繰返し係数を決定すること、最大繰返し係数を使用して第一の伝送パターンを決定すること(ここでは第一の伝送パターンは第一の承認を受取るために使用される複数のブロックに関する資源情報から成る)、及び第一の承認を受取るために第一の伝送パターンに基づいて資源を割付けること(を含む)。
前述及び関連の目的の達成に対して、一以上の実施例は以下に十分に記述され、特に請求項において指摘される特徴を含む。次の記述及び付随する図は一以上の実施例のある例示の詳細の形態を説明する。しかしながら、これらの形態は様々な実施例の原理が使用される様々な方法の二、三だけを示しており、そして記述された実施例はそのような全ての形態及びそれらの同等なものを含むことを意味する。
ここに述べた様々な形態による無線通信システムを例示する。 無線通信環境とともに使用するための通信装置例を示す。 HARQ手法を使用する下り回線及び上り回線の伝送パターンを示す。 HARQ手法を使用する下り回線及び上り回線の伝送パターンを示す。 HARQ処理を使用してデータ・パケット伝送を容易化にするための見本の方法論を例示する。 ACK/NAK伝送のためにHARQ処理を容易化するための見本の方法論を例示する。 通信ネットワークへフィードバックを行う典型的なアクセス端末を示す。 ここに開示した無線ネットワーク環境と共に使用される典型的な基地局を例示する。 一以上の形態により無線通信環境へのフィードバックを容易化する典型的システムを示す。 一以上の形態による伝送パターンを使用してACK/NAKの繰返しを容易化する典型的システムを示す。 一以上の形態による伝送パターンを使用してACK/NAKの繰返しを容易化する典型的システムを示す。 一以上の形態による伝送パターンを使用してACK/NAKの繰返しを容易化する典型的システムを示す。
様々な形態はここに図面を参照して記述され、ここでは同じ参照数字が全体を通して同じ要素を参照するために使用される。以下の記述では、説明の目的のために、多数の特定の内容が一以上の形態の完全な理解を行うために説明される。しかしながら、そのような形態はこれらの特定の内容がなくても実践されることは明白である。他の場合には、周知の構造及びデバイスは一以上の形態の記述を容易化するためにブロック図形式で示される。
さらに、様々な開示の形態は下記で述べられる。ここの教示は広範な様々な形式で具現化されること、及びここに開示した特定の構造及び/または機能は単に代表的のものであることは明白なことである。ここの教示に基づいて、ここに開示した形態が他の形態とは無関係に実施されること、及びこれらの形態の二つ以上が様々な方法で組合せられることを当業者は認識すべきである。例えば、ここに述べた多数の形態を利用して装置は実装され、且つ/または方法は実践される。さらに、ここに述べた一以上の形態に加えて、もしくは別に他の構造及び/または機能を使用して装置は実施され、且つ/または方法は実践される。例として、ここに述べた多数の方法、デバイス、システム及び装置は直交システムにおいてACKチャネル反復を行う特別もしくは未計画/半計画の配備無線通信環境の情況で記述される。当業者は同様の技術が他の通信環境に適用されるであろうと認識するはずである。
この特許出願において使用される、用語「構成要素(コンポーネント)」、「システム」、等々はコンピューター関連の実体、即ち、ハードウェア、ソフトウェア、実行中のソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、及び/またはその組合せを云う。例えば、構成要素はプロセッサー上で走る処理、プロセッサー、対象(オブジェクト)、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、及び/またはコンピューターであるが、それに制限されない。一以上の構成要素は処理及び/または実行スレッド内に在駐し、そして一つの構成要素は一台のコンピューターに集中されるか、且つ/または二台以上のコンピューターの間で分配される。同じく、これらの構成要素はそこに記憶された様々なデータ構造を持つ様々なコンピューター可読媒体から実行する。構成要素は一以上のデータ・パケット(例えば、局在システム、分散システムにおける別の構成要素と、且つ/またはインターネットのようなネットワークを通して信号によって他のシステムと相互に関係する一つの構成要素からのデータ)を持つ信号によるといった、局在及び/または遠隔処理によって通信する。さらに、ここに述べたシステムの構成要素はそれに従って述べた様々な形態、目標、利点等の達成を容易にするために追加構成要素によって再配置、且つ/または補完され、そして当業者に理解されるように所与の図面に示された正確な形状に制限されない。
さらに、様々な形態が加入者局に関連してここに述べられる。加入者局はまたシステム、加入者ユニット、移動局、モバイル、遠隔局、遠隔端末、アクセス端末、ユーザー端末、ユーザー・エージェント、ユーザー・デバイス、またはユーザー装置と呼ばれる。加入者局はセルラー電話、コードレス電話、 セッション開始プロトコル(SIP)電話、無線ローカル・ループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、無線接続能力を持つ携帯用デバイス、または無線モデム、または処理デバイスとの無線通信を容易化する同様の機構と接続された他の処理デバイスである。
さらに、ここに述べた様々な形態または特徴は標準のプログラミング及び/またはエンジニアリング技術を使用する方法、装置、または製品(article of manufacture)として実施される。ここに使用される用語「製品」は任意のコンピューター可読デバイス、キャリア、または媒体からアクセス可能なコンピューター・プログラムを包含するものである。例えば、コンピューター可読媒体は磁気記憶デバイス(例えば、ハード・ディスク、フロッピー(登録商標)・ディスク、磁気テープ、・・・)、光ディスク(例えば、コンパクト・ディスク(CD)、ディジタル多用途ディスク(DVD)、・・・)、スマート・カード、及びフラッシュ・メモリー・デバイス(例えば、カード、スティック、キー・ドライブ、・・・)を含むが、それに制限されない。さらに、ここに述べた様々な記憶媒体は情報を記憶する一以上のデバイス及び/または他のマシン可読媒体を表す。用語「マシン可読媒体」は命令(instruction(s))及び/またはデータを記憶し、含み、且つ/または搬送することが可能な無線チャネル及び様々な他の媒体を含むが、それに制限されない。
さらに用語「典型的な(exemplary)」は例(example)、場合(instance)、または例示(illustration)として役立つことを意味するためにここに使用される。「典型的な」としてここに述べた任意の形態及び設計は他の形態及び設計に対して必ずしも好ましい、または有利であるとして解釈されるとは限らない。むしろ、用語「典型的な」は具体的方法における概念を提示するものである。この特許出願で使用される、用語「または(or)」は排他的な「または」ではなく、包括的な「または」を意味するものである。即ち、別に指定されるか、もしくは文脈から明らかでない限り、「XはAまたはBを使用する」は自然の包括的な任意の順列を意味するものである。即ち、XがAを使用すれば;XがBを使用すれば;XがA及びBの両方を使用すれば、「XがAまたはBを使用する」は前述のどの場合でも満足される。さらに、この特許出願及び付随の請求項において使用される、冠詞「一つの("a" 及び "an")」は単数形に指示されるように文脈から別に指定されるか、あるいは明らかでない限り「一以上の(one or more)」を意味すると一般に解釈すべきである。
ここに使用される、用語「推論する(infer)」または「推論(inference)」は一般にイベント及び/またはデータによって獲得された一組の観測からシステム、環境、及び/またはユーザーの状態について判断し、或いは推論する過程を云う。例えば、推論は特定の情況または動作を同定するために使用され、或いは状態にわたる確率分布を生成することができる。その推論は確率的であり、即ち、データ及びイベントに基づく関心の状態に関する確率分布の計算である。推論はまた一組のイベント及び/またはデータから高レベルのイベントを構成するために使用される技術を云う。イベントが非常に近い時間内で相関するか否かに拘らず、そしてイベント及びデータが一つまたはいくつかのイベント及びデータ源に由来すか否かに拘らず、そのような推論は一組の観測イベント及び/または記憶イベント・データからの新しいイベントまたは行動の構築に帰着する。
ここに述べた技術は符号分割多元アクセス(CDMA)ネットワーク、 時分割多元アクセス(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元アクセス(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、単一キャリアFDMA(SC-FDMA)ネットワーク、等々といった様々な無線通信ネットワークについて使用される。用語「ネットワーク」及び「システム」はしばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは汎用地上無線アクセス(Universal Terrestrial Radio Access:UTRA)、cdma2000、等といった無線技術を実施する。UTRAは広帯域CDMA(W-CDMA)及び低チップ速度(Low Chip Rate:LCR)を含む。cdma2000はIS-2000、IS-95、IS-856規格に対応する。TDMAネットワークは汎欧州ディジタル・セルラー・システム(Global System for Mobile Communications:GSM)のような無線技術を実施する。OFDMAネットワークは次期UTRA(Evolved UTRA:E-UTRA)、IEEE 802.11、IEEE 802.16、IEEE 802.20、フラッシュOFDM(商標名)といった無線技術を実施する。UTRA、E-UTRA、及びGSMは汎用モバイル通信システム(Universal Mobile Telecommunication System:UMTS)の一部である。ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution:LTE)はE-UTRAを使用するUMTSの次のリリースである。UTRA、E-UTRA、GSM、UMTS及びLTEは第3世代共同プロジェクト(3rd Generation Partnership Project:3GPP)という団体からの文書に記載されている。cdma2000は第3世代共同プロジェクト(3rd Generation Partnership Project 2:3GPP2)という団体からの文書に記載されている。これらの様々な無線技術及び規格は当技術分野において既知である。明確にするために、その技術のある形態は下記でLTEにおける上り回線伝送について記述され、そして3GPP用語は下記の記述の大部分において使用される。
単一キャリア周波数分割多元アクセス(SC-FDMA)は単一キャリア変調及び周波数領域等化を利用する技術である。SC-FDMAはOFDMAシステムのそれらと同じ性能及び本質的に同じ全体の複雑さを有する。SC-FDMA信号はその本来の単一キャリア構造のために低ピーク対平均電力比(peak-to-average ratio:PAPR)を持つ。SC-FDMAは特に低PAPRが伝送電力効率に関してモバイル端末に非常に利益となる上り回線通信において注目を引いてきた。それは現在3GPPロング・ターム・エボリューション(LTE)、または次期UTRAにおける上り回線多元アクセス手法のための作業仮定である。
LTEは下り回線上で直交周波数分割多重化(OFDM)を利用し、そして上り回線上で単一キャリア周波数分割多重化(SC-FDM)を利用する。OFDM及びSC-FDMはシステム帯域幅を多数(N)の直交サブキャリアに分割し、それはまた一般にトーン、ビン、等と呼ばれる。各サブキャリアはデータによって変調される。一般に、変調シンボルはOFDMによって周波数領域において送られ、そしてSC-FDMによって時間領域において送られる。LTEに関して、隣接サブキャリア間の間隔は固定され、そしてサブキャリアの総数(N)はシステム帯域幅に依存する。一つの設計では、5MHzのシステム帯域幅ではN=512、10MHzのシステム帯域幅ではN=1024、そして20MHzのシステム帯域幅ではN=2048である。一般に、Nは整数値である。
図1は例えば一以上の形態と関連して利用されるなど、多数の基地局110及び多数の端末120を持つ無線通信システム100を例示する。基地局は一般に端末と通信する固定局であり、そしてまたアクセス点、ノードB、または他の用語で呼ばれる。各基地局110は三つの地理的区域として例示され、102a、102b、及び102cのラベル付けされた、特定の地理的区域に通信受信域(communication coverage)を提供する。用語「セル(cell)」はその用語が使用される文脈に応じて基地局及び/またはその受信区域を云う。システム容量を向上させるために、基地局受信区域は多数の小区域(例えば、図1のセル102aによれば、三つの小区域)104a、104b、及び104cに分割される。各小区域はそれぞれの基地送受信サブシステム(BTS)によるサービスを受ける。用語「セクター」はその用語が使用される文脈に応じてBTS及び/またはその受信区域を云う。セクター化セルについて、そのセルの全てのセクターのBTSは一般的にセルに関する基地局の中に共に位置する。ここに述べた伝送技術は非セクター化セルを持つシステムと同様にセクター化セルを持つシステムについて使用される。簡単にするために、以下の記述では、用語「基地局(base station)」はセルにサービスする固定局と同様にセクターにサービスする固定局について一般的に使用される。
端末120は一般的にシステムの至る所に分散され、そして各端末は固定されるか、もしくは移動する。端末はまた移動局、ユーザー装置、ユーザー・デバイス、または他のいくつかの用語で呼ばれる。端末は無線デバイス、セルラー電話、携帯情報機器(PDA)、無線モデム・カード、等である。各端末120はいつでも下り回線及び上り回線のゼロ、一つ、または多数の基地局と通信する。下り回線(または、順方向回線)は基地局から端末への通信回線を云い、そして上り回線(または、逆方向回線)は端末から基地局への通信回線を云う。
集中化アーキテクチャに関して、システム制御器130は基地局110に連結し、そして基地局110のために調整及び制御を行う。分散アーキテクチャに関して、基地局110は必要に応じてお互いに通信する。順方向回線上のデータ伝送は一つのアクセス点から一つのアクセス端末へ順方向回線及び/または通信システムによって支持される最大データ速度、もしくはその近辺で起こる。順方向回線の追加チャネル(例えば、制御チャネル)は多数のアクセス点から一つのアクセス端末に伝送される。逆方向回線データ通信は一つのアクセス端末から一以上のアクセス点へ起こる。
図2は様々な形態による、特別もしくは未計画/半計画の無線通信環境200の例示である。システム200は無線通信信号を相互に及び/または一以上のモバイル・デバイス204へ受信、送信、反復などする一以上のセクターにおいて一以上の基地局202を含む。例示したように、各基地局202は三つの地理的区域として例示され、206a、206b、206c及び206dのラベル付けされた、特定の地理的区域に通信受信域を提供する。各基地局202は送信器チェーン及び受信器チェーンを含み、その各々は当業者により理解されるように、信号伝送及び受信に関連する複数の構成要素(例えば、プロセッサー、変調器、マルチプレクサー、復調器、デマルチプレクサー、アンテナ、等)を同様に含む。例えば、モバイル・デバイス204はセルラー電話、スマート・フォン(電話)、ラップトップ、携帯用通信デバイス、携帯用計算デバイス、衛星無線器、全地球測位システム、PDA、及び/または無線ネットワーク200越しに通信するその他の適切なデバイスである。システム200は柔軟なパイロット・パターンに対して順番にここに述べた様々な形態と関連して使用される。
ここに述べた技術はCDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAシステムといった様々な無線通信システムのために使用される。用語「システム」及び「ネットワーク」はしばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは汎用地上無線アクセス(UTRA)、cdma2000、等といった無線技術を実施する。UTRAは広帯域CDMA(W-CDMA)及び低チップ速度(LCR)を含む。cdma2000はIS-2000、IS-95、IS-856規格に対応する。TDMAネットワークは汎欧州ディジタル・セルラー・システム(GSM)のような無線技術を実施する。OFDMAネットワークは次期UTRA(E-UTRA)、IEEE 802.11、IEEE 802.16、IEEE 802.20、フラッシュOFDM(商標名)といった無線技術を実施する。これらの様々な無線技術及び規格は当技術分野において既知である。UTRA、E-UTRA、及びGSMは汎用モバイル通信システム(UMTS)の一部である。ロング・ターム・エボリューション(LTE)はE-UTRAを使用するUMTSの次のリリースである。UTRA、E-UTRA、GSM、UMTS及びLTEは第3世代共同プロジェクト(3GPP)という団体からの文書に記載されている。cdma2000は第3世代共同プロジェクト(3GPP2)という団体からの文書に記載されている。明確にするために、その技術のある形態は下記でLTEにおける上り回線伝送について記述され、そして3GPP用語は下記の記述の大部分において使用される。
LTEは下り回線上で直交周波数分割多重化(OFDM)を利用し、そして上り回線上で単一キャリア周波数分割多重化(SC-FDM)を利用する。OFDM及びSC-FDMはシステム帯域幅を多数(N)の直交サブキャリアに分割し、それはまた一般にトーン、ビン、等と呼ばれる。各サブキャリアはデータによって変調される。一般に、変調シンボルはOFDMによって周波数領域において送られ、そしてSC-FDMによって時間領域において送られる。LTEに関して、隣接サブキャリア間の間隔は固定され、そしてサブキャリアの総数(N)はシステム帯域幅に依存する。一つの設計では、5MHzのシステム帯域幅ではN=512、10MHzのシステム帯域幅ではN=1024、そして20MHzのシステム帯域幅ではN=2048である。一般に、Nは整数値である。
そのシステムは周波数分割二重(FDD)モード及び/または時分割二重(TDD)モードに対応する。FDDモードでは、個別の周波数チャネルが下り回線及び上り回線伝送のために使用され、そして下り回線伝送及び上り回線伝送はそれらの個別の周波数チャネル上で同時に送られる。TDDモードでは、共通の周波数チャネルが下り回線と上り回線伝送の両方のために使用され、下り回線伝送はある時間期間に送られ、そして上り回線伝送は他の時間期間に送られる。
LTE下り回線伝送手法は無線フレーム(例えば、10ms無線フレーム)によって分割される。各フレームは周波数(例えば、サブキャリア)及び時間(例えば、OFDMシンボル)で作られたパターンを含む。10ms無線フレームは複数の隣接0.5msサブフレーム(またサブフレームまたは時間スロットと云われ、以降、互換的に使用される)に分割される。各サブフレームは複数の資源ブロックを含み、ここでは各資源ブロックは一以上のサブキャリア及び一以上のOFDMシンボルで構成される。一以上の資源ブロックはデータ、制御情報、パイロット、またはその任意の組合せの伝送のために使用される。
混成自動再伝送(HARQ)はデータ伝送の信頼性を向上させるために使用される。例えば、大部分のシステムでは、HARQは物理的下り回線共有チャネル(PDSCH)または物理的上り回線共有チャネル(PUSCH)に使用され、それらは双方共単に共有データ・チャネル(SDCH)と呼ばれ、そこではデータ・チャネルは承認チャネル(ACKCH)を使用してUEから伝送されたACK/NAKに基づいてL1で再伝送される。下り回線上のHARQに関して、ノードBはパケットの伝送(信号)を送り、そしてパケットがUEによって正しく復号されるまで、或いは最大数の再伝送が送られたか、或いは他の終了条件に遭遇するまで一以上の再伝送を送る。
HARQ処理はパケットの全ての伝送及び、もしあれば、再伝送を云う。HARQ処理は資源が利用可能なとき開始され、そして第一の伝送の後、もしくは一以上の次の再伝送の後に終結する。HARQ処理は受信器における復号結果によって決まる可変持続期間を持つ。HARQ処理はシステムにおいて動作する一つのUEまたは多数のUEに関係する。各HARQ処理は一つのHARQの織合わせ(interlace)で送られる。一形態では、各HARQ処理は一つのHARQの織合わせ(例えば、サブフレーム、スロット、資源ブロック等)で送られる。
例えば、資源及びデータが用意されているとき、ノードBはデータ・パケットをUEに送る。データ・パケットがUEによって受取られるならば、UEはデータ・パケットが旨く処理されたならばACKを伝送し、またデータ・パケットの復号に誤りがあったならばNAKを送る。応答では、ノードBはNAKが受取られたか、もしくは承認を受取る前にタイマーが満了したならば同じパケットを再伝送する。
図3は一形態による下り回線上のSDCH及び上り回線上のACKCHのHARQ処理に関する下り回線及び上り回線伝送処理300を例示する。SDCHのHARQ処理及び関連するACK/NAK処理はLTEシステムの無線フレーム330について示される。例として、5HARQ処理が10ms無線フレーム330の異なるサブフレームに対して使用される。各HARQ処理はデータを異なるUEまたは同じUEに伝送するように予定される。これはシステムのスケジューラーに依存する。無線フレームの間で使用されるHARQ処理の数はシステム要求によって決まる。例として、5HARQ処理は二組の繰返しHARQ処理(例えば、HARQ 0〜HARQ 4)として示される。第一の組は仮想資源ブロック302〜310を含み、そして第二の組は仮想資源ブロック312〜320を含む。下り回線のために使用される各資源ブロックはトーン及びシンボルの集合で作られる。二つの集合の各資源ブロックに関する周波数の位置は同じである。資源ブロックは全体のサブフレームまたはSDCHに指定された一部のサブフレームである。明確にするために、ここに述べたHARQ処理は第一の組の仮想資源ブロック302〜310に関するものである。各仮想資源ブロックに割付けられた帯域幅(例えば、サブキャリア及びOFDMシンボルの数)はシステム要求に基づいて変る。
下り回線上の各HARQ処理302〜310(例えば、SDCHを使用する)に関して、上り回線上の対応するACK/NAK352〜360(例えば、ACKCHを使用する)がある。上り回線のために使用される各資源ブロックはトーン及びシンボルの集合で作られる。二組の各資源ブロックに関する周波数の位置は同じである。資源ブロックは全体のサブフレームまたはSDCHに指定された一部のサブフレームである。各仮想資源ブロックに割付けられた帯域幅(例えば、サブキャリア及びOFDMシンボルの数)はシステム要求に基づいて変る。
HARQでは、SDCH上でHARQ処理を使用して送られた全てのデータ・パケット、例えば、HARQ 0について、ACKCHを使用するACK/NAK伝送、例えば、ACK 0がある。ACKCHの設定に必要な情報はおそらく異なるチャネルを使用して送られる。一形態では、上り回線上のACKCHのために使用される各仮想資源ブロックの周波数位置は下り回線上のSDCHに対応する周波数位置の陰関数である。従って、この例では、下り回線上のサブフレーム中の332の周波数の開始位置は上り回線上のサブフレーム中の362の周波数の同じ開始場所である。同じく、図3に示したように、上り回線上のACKCHのために使用される各仮想資源ブロックに関する時間の位置は下り回線上のSDCHに対応する時間の位置の陰関数である。一形態では、HARQ処理に対応するACKCHのための開始時間位置はオフセットされ、364に示される。
図4は一形態による下り回線上のSDCHに関するHARQ処理及び上り回線上のACKCHに関するACK/NAK伝送のための手法に関する下り回線及び上り回線伝送処理400を例示する。一形態に基づくHARQ処理は伝送パター450を使用してACK/NAKを伝送するHARQ処理を提供する。ACK/NAK伝送パターン450は様々な要素に基づき、例えば、ACK/NAKが繰返しを要求される回数に基づき選択される。一形態では、対応するDLデータ資源(例えば、HARQ処理資源)及びUL ACK伝送パターン(例えば、ACK/NAK伝送資源)の間に暗黙の写像(implicit mapping)がある。そのパターンは時間、周波数及びコードによって定義された一以上の資源ブロックである。一形態では、ACK/NAK伝送パターンは対応するデータ・パケットの時間及び周波数の位置の陰関数である。一形態では、ACK/NAK伝送パターンは対応するデータ割当パケット(例えば、PDCCH(物理的下り回線制御チャネル))のような制御チャネル)の時間及び周波数の位置の陰関数である。
SDCH及び関連するACK/NAK処理に関するHARQ処理はLTEシステムの無線フレーム430について示される。例として、10HARQ処理が10ms無線フレーム430の異なるサブフレームに対して使用される。各HARQ処理はデータを異なるUEまたは同じUEに伝送するように予定される。これはシステムのスケジューラーに依存する。無線フレームの間に使用されるHARQ処理の数はシステム要求によって決まる。例示として、10HARQ処理は二組の繰返しHARQ処理(例えば、HARQ 0〜HARQ 4)として示される。第一の組は仮想資源ブロック402〜410を含み、そして第二の組は仮想資源ブロック412〜420を含む。下り回線のために使用される各資源ブロックはトーン及びシンボルの集合で作られる。二組の各資源ブロックに関する周波数の場所は同じである。資源ブロックは全体のサブフレームまたはSDCHに指定された一部のサブフレームである。明確にするために、ここに述べたHARQ処理は第一の組の仮想資源ブロック402〜410に関するものである。各仮想資源ブロックに割付けられた帯域幅(例えば、サブキャリア及びOFDMシンボルの数)はシステム要求に基づいて変る。
下り回線上の各HARQ処理402〜410(例えば、SDCHを使用する)に関して、上り回線上の対応するACK/NAK452〜460(例えば、ACKCHを使用する)がある。上り回線のために使用される各資源ブロックはトーン及びシンボルの集合で作られる。下り回線の各資源ブロックに関する周波数の位置は同じである。下り回線の資源ブロックは全体のサブフレームまたはSDCHに指定された一部のサブフレームである。各仮想資源ブロックに割付けられた帯域幅(例えば、サブキャリア及びOFDMシンボルの数)はシステム要求に基づいて変る。
一形態では、ACK/NAKはHARQ処理を使用して送られたデータ・パケットについて繰返される。各UEに位置及び繰返し承認を伝送する時間を明白に通告することによりオーバーヘッドを低減するために、資源が多数のACKIDを使用して各伝送に割付けられる。一形態では、ACKCHのために使用される周波数は複数のトーン集合462、464及び466に分割される。一形態では、無線フレームに関して、ACKCHの各資源ブロックは複数のサブブロックに周波数で分割され、そこでは各サブブロックが同じトーン集合462、464及び466について割当てられる。各ACK/NAK伝送について、サブブロックは伝送を実行するために使用される。ACK/NAK伝送に指定されたサブブロックの数はデータ・パケットに必要なACK/NAK伝送の数に依存する。一形態では、ACK/NAKの伝送のために使用されるサブブロックは時間及び周波数において直交する。ACKCHのこの周波数分割は発明の時に利用されていないLTEシステムにおいて利用可能である。
周波数の分割はシステムにおいてUEにより必要とされる再伝送の最大数に依存する。例えば、UEが3の繰返し係数によってACK/NAKを再伝送する必要があるならば、無線フレームに関するACKCHの仮想資源ブロックは周波数を三つに分割される;或いはUEが2の繰返し係数によってACK/NAKを再伝送する必要があるならば、無線フレームに関するACKCHの仮想資源ブロックは周波数を二つに分割される。上り回線上のACKCH周波数の分割は一つの無線フレームから別のものに変化し、そしてその分割は無線フレーム中の全ての資源ブロックに適用する。一形態では、UEまたはデータ・パケットの最大繰返し係数は3に制限され、従ってACKCHに割付けられる周波数は三つに分割される。
一形態では、繰返し係数使用は各HARQ処理について動的に修正されるか、事前設定される。繰返し係数はACK/NAKに割付けられた最大周波数及びACK/NAKを適切に伝送するために必要な最小周波数に基づいて制限される。一形態では、繰返し係数は各フレームについて異なる。繰返し係数はUEによって要求されるか、もしくは測定条件に基づいてUEに割当てられる。繰返し係数は特定のノードB及び継続期間について事前設定される。繰返し係数は利用可能な帯域幅に基づいて計算される。繰返し係数はノードによって受取られなかったACK/NAKの数に基づいて計算される。ノードBはUEから承認を全く受取らなかったので、ノードBはノードBが再伝送した回数に基づいてHARQ処理に関する繰返し係数を調整する。同じく、繰返し係数は高位層信号通信を用いて多分提供される。繰返し係数はACKCH割当の時に提供される。一形態では、ノードBは受取られたACKの数、廃棄されたACKの数(何故ならば、第一のACKは適切に受取られたので)及び受取られなかったACKの数を解析する。このデータを使用して、ノードBはUEについて繰返し係数を調整する。
図4に戻ると、上り回線伝送パターン450は3の最大繰返し係数に基づいて一形態によるパターンとしてここに記載されている。この例では、HARQ処理0に関するデータは3の繰返し係数によってACK/NAKを繰返すことを必要とするUEに送られる;HARQ処理1に関するデータは1の繰返し係数によってACK/NAKを繰返すことを必要とするUEに送られる;HARQ処理2に関するデータは1の繰返し係数によってACK/NAKを繰返すことを必要とするUEに送られる;HARQ処理3に関するデータは2の繰返し係数によってACK/NAKを繰返すことを必要とするUEに送られる;そしてHARQ処理4に関するデータは1の繰返し係数によってACK/NAKを繰返すことを必要とするUEに送られる。
一形態では、第一のACK/NAKに関する時間及び周波数位置は対応するデータ・パケットまたはデータ割当のいずれかの時間及び周波数位置の関数である。例えば、サブフレーム(または、資源ブロック)Kにおけるデータ伝送、対応する第一のACK/NAKの伝送は資源A(例えば、資源サブブロック480)を使用するサブフレームK+4にある。同じデータ伝送の次の繰返しACK/NAKに関する時間及び周波数位置は同じデータ・パケットまたはデータ割当のいずれかの時間及び周波数位置である。例えば、サブフレームKにおけるデータ伝送、同じデータ伝送に関する第二のACK/NAKは資源B(例えば、資源サブブロック482)を使用するサブフレームK+5においてであり、サブフレームKにおけるデータ伝送、同じデータ伝送に関する第二のACK/NAKは資源C(例えば、資源サブブロック484)を使用するサブフレームK+6においてである。資源A、B及びCは時間及び周波数、コード、チャネル等を表す。
対応するHARQ処理に関するACK、ACK/NAKはACK/NAKの第一の伝送のための同じトーン集合466を使用して伝送され、そして時間で直交している。一形態では、HARQ処理に対応するACKCHの開始時間位置はオフセットされ、470に示されている。この例について、第一のACK/NAKはトーン466と、HARQ処理0に対応するACK 0のためのシンボル452;HARQ処理1に対応するACK 1のためのシンボル454;HARQ処理2に対応するACK 2のためのシンボル454;HARQ処理3に対応するACK 3のためのシンボル454;及びHARQ処理4に対応するACK 4のためのシンボル454を使用して伝送される。
ACK/NAKに関するHARQ処理について、HARQ処理のための対応するACKは各繰返し伝送の間異なる周波数位置を使用するACKCHを使用して伝送される。例えば、HARQ処理0のためにデータを受取るUEはACK/NAKが3回繰返されることを要求し、対応するACK/NAK(例えば、ACK 0)は第一の伝送のためのサブブロック480、そして伝送を繰返すためにサブブロック482、及びサブブロック484を使用して伝送される。繰返しACK/NAKを伝送するために使用されるサブブロックの周波数は対応するHARQ処理に使用される資源ブロックによって使用される周波数にオフセット値を加えたものの関数である。オフセット値は少なくともACK/NAKの第一の伝送に使用されるトーンの値より大きくなければならない。このように、サブブロック480、482及び484のために使用されるトーンの集合は462、464及び466に示される。一形態では、ACK TXパターンの第一のブロック480の資源時間及び周波数位置は対応するデータ・パケット(例えば、共有チャネル及び402におけるHARQ処理0を使用して伝送される)の時間及び周波数位置の陰関数であり、そしてACK TXパターンの次のブロック482及び484の時間及び周波数位置は対応するデータ・パケット(例えば、402におけるHARQ処理0を使用して伝送される)の時間及び周波数位置の陰関数である。
別の形態では、ACK TXパターンの第一のブロック480の時間及び周波数位置は対応するデータ割当パケット(例えば、制御チャネルを使用する)の時間及び周波数位置の陰関数であり、そしてACK TXパターンの次のブロック482及び484の時間及び周波数位置は対応するデータ割当パケット(例えば、制御チャネルを使用する)の時間及び周波数位置の陰関数である。
図5−6を参照すると、ACK/NAK再伝送のためにHARQを実行するための機構に関係する方法論である。説明を簡単にするために、方法論は一連の動作として示され、且つ記述されるけれども、いくつかの動作は、請求項の主題に従って、ここに示され、且つ記述されたものとは異なった順序で、且つ/または同時に起こるので、方法論は動作の順序に制限されないことを理解、且つ認識すべきである。例えば、方法論は、例えば状態図において、一連の相関のある状態または事象として表されることを当業者は理解し、且つ認識するであろう。さらに、必ずしも全ての例示された動作が請求項の主題に従って方法論を実施する必要はない。
特に図5に転じると、一形態に基づく無線通信システムにおいてHARQ処理を使用してデータ・パケット伝送を容易化する方法論500の例が例示されている。方法500は端末(例えば、強化ノード基地局、eノードB、アクセス点(AP)、基地局、または同様の機構)から一以上の端末デバイス(例えば、ユーザー装置、UE、AT、または同様の機構) へ無線通信ネットワークを介してデータ・パケットを伝送するのを容易にする。その方法は504において始まり、その方法はACK/NAK繰返し手法がHARQ処理に使用されるかどうかを決定する。一形態では、システムは時間継続期間に繰返し手法を使用してノードBに開始を要求し、またはある無線フレームに関して繰返し手法を使用することを要求する。その方法は繰返し手法を使用するかどうかを示すメモリーに記憶された指示にアクセスする。504における方法はACK/NAK伝送のために使用される最大繰返し係数(MRF)を決定する。MRFはデータ・パケットの受信器がACK/NAKを伝送する必要がある最高回数(例えば、ACK/NAKが送信器によって受取られる回数)である。送信器のスケジューラーはデータ・パケットの各受信器の繰返し係数を解析し、そして最高繰返し係数値を選択することによって最高値を決定する。最大繰返し係数はノードBについて、例えば、3の最大繰返し係数に事前設定され、そこでは最大繰返しは3回を許容される。506における方法はMRFが1より大きいかどうかを判定する。MRFが1より大きいことが判定されたならば、方法は512、514、516及び518を実行する。他の場合には、方法は508及び510を実行し、そこでは508における方法は初期設定(default)伝送パターン(例えば、ACKCHの周波数の非分割)を使用して資源を割付け、そしてデータ・パケットを伝送する。512において、その方法は、図4の450に示したように、無線フレームに関する第一の伝送パターンを決定する。無線フレームの第一の伝送パターンを決定した後、その方法は無線フレーム、例えば、図4に示した10フレームの全HARQ処理のために514、516及び518の実行を開始する。514において、その方法はデータ・パケットの各受信器のためのACK/NAK伝送パターン(例えば、図4に示したサブブロック480、482及び484によって作られた伝送パターン)を決定する。516において、その方法は決定されたACK/NAK伝送パターンに基づいて資源を割付ける。資源の割付けはそれらの使用の前に適切な受信器に伝送される。518において、その方法はデータを伝送し、そしてACK/NAK伝送パターンに基づいて適切な周波数及び時間(例えば、サブブロック)においてACK/NAKの受信を待つ。
図6に転じると、一形態による無線通信システムにおけるACK/NAK伝送に関するHARQ処理を容易化する方法論600の例である。方法600は無線通信ネットワークにおける端末(強化ノード基地局、eノードB、アクセス点(AP)、基地局または同様の機構)によるACK/NAK伝送を容易化する。一形態によれば、602において、その方法はデータ伝送(例えば、データ・パケット)を受取る。ブロック604において、その方法は受信データ伝送に応答するために使用するACK/NAK繰返し係数を決定する。繰返し係数はACK/NAKが繰返されるべき回数を規定する。ACK/NAK繰返し係数は受信器のメモリーから読出すことを含む上述の様々な技術を用いて決定される。同じく、繰返し係数はデータ伝送を受取る前に、もしくはデータ伝送と共に送信器によって受取られる。606において、その方法はACK/NAK繰返し係数が1より大きいかどうかを判定する。ACK/NAK繰返し係数が1より大きいことが判定されたならば、その方法は608及び610を実行する。他の場合には、その方法は612及び614を実行する。608において、一形態による方法はACK/NAKを伝送するための周波数及び時間位置(例えば、伝送パターン)を決定する。その後、610において、その方法は伝送パターンに従って指定の資源ブロックを使用してACK/NAKを伝送する。612を特に参照すると、その方法は各々が各サブブロックの周波数及び時間位置において伝送位置を提供する、一組のACK/NAK伝送パターンからACK/NAK伝送パターンを決定もしくは選択する。一形態では、メモリーの検索テーブルを使用して、その方法はACK/NAK伝送パターン(周波数及び時間における一以上のサブブロックの位置)を抽出する。例えば、繰返し係数が3であるならば、伝送パターンは三つのACKを伝送するために使用されるサブブロックに関する、全てが時間及び周波数において直交する、図4に示したサブブロック480、482及び484、または他の任意の周波数及び時間位置の組合せで構成される。一形態では、次のACK/NAK伝送のために使用されるサブブロックの位置は、例えば、二組のシンボルだけオフセットされ、第二のACK 0は456で表されたシンボルの集合を使用して伝送され、そして第三のACK 0は図4に示したように(例えば、1サブブロックのシンボル長さだけ時間がオフセットされる)460で表されたシンボルの集合を使用して伝送されるであろう。一形態では、第一のまたは各受信データ・パケットに関するただ一つのACK/NAK伝送のためのサブブロックの伝送位置は、繰返し係数に関係なく、周波数が同じである。従って、次の受信データ・パケットのACK/NAKを伝送するためのサブブロックの位置は一組の周波数トーンによって次の受信データ・パケットのためのACK/NAK伝送との衝突を避けるためにオフセットされなければならない。ブロック614において、その方法は繰返し係数に基づき、且つ決定されたACK/NAK伝送パターンに従ってACK/NAK伝送を行う。
一以上の形態に従って、図7は通信ネットワークにフィードバックを行うことができる典型的なアクセス端末700を示す。アクセス端末700は信号を受信し、そして受信信号に一般的な処理(例えば、フィルター、増幅、低変換、等)を行う受信器702(例えば、アンテナ)を含む。特に、受信器702はまた伝送割付け期間の一以上のブロックに割当てられたサービスを定義するサービス・スケジュール、ここに述べたフィードバック情報を提供するための上り回線資源のブロックと下り回線資源のブロックを相関させるスケジュール、等を受取ることができる。受信器702は受信シンボルを復調し、そしてそれらを評価のためにプロセッサー706に提供する復調器704を含む。プロセッサー706は受信器702によって受取られた情報を解析し、且つ/または送信器716による伝送のための情報を生成する専用のプロセッサーである。さらに、プロセッサー706はアクセス端末700の一以上の構成要素を制御するプロセッサー及び/または受信器702によって受取られた情報を解析し、送信器716による伝送のための情報を生成し、そしてアクセス端末700の一以上の構成要素を制御するプロセッサーである。さらに、ここに述べたように、プロセッサー706は受信器702によって受取られた上り回線及び下り回線資源の相関を解釈し、未受信下り回線ブロックを確認し、或いは未受信ブロック等のような信号に適切な、ビット・マップのような、フィードバック・メッセージを生成し、或いは複数の上り回線資源の適切な上り回線資源を決定するためハッシュ関数を解析するための命令を実行することができる。
アクセス端末700はさらにプロセッサー706に動作可能に接続され、そして伝送、受信などされるべきデータを記憶するメモリー708を含む。メモリー708は下り回線資源スケジュール計画、前述の計画を評価するプロトコル、伝送の未受信部分を確認し、判読できない伝送を判定し、フィードバック・メッセージをアクセス点に伝送するためのプロトコル、等に関係する情報を記憶する。
ここに述べたデータ記憶(例えば、メモリー708)は揮発性メモリーまたは不揮発性メモリーのいずれかであり、或いは揮発性及び不揮発性メモリーの両方を含むことは理解されるであろう。制限ではなく、例示として、不揮発性メモリーは読出し専用メモリー(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電気的プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能ROM(EEPROM)、またはフラッシュ・メモリーを含む。揮発性メモリーはランダム・アクセス・メモリー(RAM)を含み、それは外部キャッシュ・メモリーとして働く。制限ではなく、例示として、RAMは多くの形式で利用可能であり、同期RAM(synchronous RAM:SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、同期DRAM(SDRAM)、二重データ・レートSDRAM(DDR SDRAM)、強化SDRAM(ESDRAM)、シンクリンクDRAM(Synchlink DRAM:SLDRAM)、及び直接ランバスRAM(direct Rambus RAM:DRDRAM)がある。本題のシステム及び方法のメモリー708はこれら及び他の適切な形式のメモリーを含むとしているが、それに制限されない。
受信器702は下り回線伝送資源の一以上の追加ブロックと上り回線伝送資源のブロックとの間のスケジュール化相関を受取ることができる多重アンテナ(multiplex antenna)710に(例えば、ビットマップ応答において多数のNACKまたはACKメッセージの提供を容易にするために)動作可能に連結される。多重プロセッサー(multiplex processor)706は第一の下り回線ブロック及び一以上の追加下り回線ブロックの各々が単一上り回線資源上で受取られるか、もしくは受取られないかを示すACKもしくはNACKメッセージを提供するフィードバック・メッセージ中に多桁ビットマップ(multi-digit bitmap)を含む。 さらに、計算用プロセッサー712はフィードバック確率関数を受取る(ここでその関数は下り回線伝送資源のブロック、またはそれに関連するデータが受取られないならば、ここに述べたように、アクセス端末700によってフィードバック・メッセージが提供される確率を制限する)。特に、そのような確率関数は多数のデバイスが喪失データを通報しつつあるならば干渉を減少させるために使用される。
アクセス端末700はなおさらに変調器714、及び信号を、例えば、基地局、アクセス点、別のアクセス端末、遠隔エージェント等に伝送する送信器716を含む。プロセッサー706から分離して示されているが、信号発生器710及び指標評価器(indicator evaluator)712はプロセッサー706の一部であるか、またはいくつかのプロセッサー(示されてない)である。
図8はLTEネットワークに喪失伝送データに関係するフィードバックの提供を容易にするシステム800の例示である。システム800は複数の受信アンテナ806を介して一以上のモバイル・デバイス804から信号を受取る受信器 810、及び送信アンテナ808を介して一以上のモバイル・デバイス804に伝送する送信器822を持つ基地局802(例えば、アクセス点、・・・)を含む。受信器810は受信アンテナ806から情報を受取り、そして未受信、或いは判読できないデータ・パケットに関係するフィードバック・データを受取る信号受取器(示されない)をさらに含む。さらに、受信器810は受信情報を復調する復調器812と動作可能に関連する。復調シンボルは上り回線及び下り回線資源を相関させ、ネットワークから動的及び静的な相関を行うのに関係する情報、同様にモバイル・デバイス804(または異なる基地局(示されない))へ伝送されるデータ、またはそこから受信されるデータ、及び/または様々な働き及び機能を実行するのに関係するその他の適切な情報を記憶するメモリー816に接続されるプロセッサー814によって解析される。
プロセッサー814はさらに下り回線伝送資源のブロックと多報(multicast)または同報(broadcast)サービスのための上り回線伝送資源のブロックとの間の割当期間に相関関係を予定計画する連関プロセッサー(association processor)818と連結される。さらに、下り回線伝送資源に関する複数のフィードバック・メッセージの受取りを可能にするために、連関プロセッサー818は上り回線伝送資源の一以上の追加ブロックと下り回線伝送資源のブロックとの間の相関関係をさらに予定計画する。その結果、下り回線資源に関係するフィードバック・メッセージの相対的な数が決定される。さらに、フィードバック・メッセージの中に含まれる単一ビットマップが下り回線伝送資源の複数のブロックに関するACKまたはNACを示すことができるように、連関プロセッサー818は下り回線伝送資源の複数のブロックと多報または同報サービスのための上り回線伝送資源との間の相関関係を予定計画する。
連関プロセッサー818は確率係数(probability factor)を生成する計算用プロセッサー820に連結され、それは端末デバイスがフィードバック・メッセージを提供する可能性を制限する。確率係数は多数の端末デバイスからのフィードバック干渉を低減させるために基地局802によって使用される。さらに、計算用プロセッサー820はフィードバック・メッセージを提出する際に使用する特定の上り回線伝送資源を複数の端末デバイスの各々に指示することができる基地局802によって伝送されるハッシュ関数を生成する。ハッシュ関数指示は各端末デバイスのアクセス・クラス、各端末同一性のハッシュ値、各端末デバイスによって利用されるサービスの同一性、ブロック特定情報、またはその組合せに少なくとも一部基づいている。
さらに、計算用プロセッサー820は下り回線伝送資源のブロックに関係するいくつかの受信フィードバック・メッセージを決定する仕分け用プロセッサー(sorting processor)821に連結される。例えば、下り回線伝送資源のブロックが多数の上り回線伝送資源と(例えば、上述の連関プロセッサー818によって)結合されるならば、二つ以上のフィードバック・メッセージが下り回線資源に関する基地局802によって受取られる。仕分け用プロセッサー821は従ってどのようなフィードバック・メッセージが下り回線ブロックに対応するかを特定することができ、それはその下り回線ブロックに関する再伝送優先度を示す。さらに、仕分け用プロセッサー821は下り回線伝送資源の各ブロックに関係する受信フィードバック・メッセージの数に少なくとも一部基づいて下り回線伝送資源の多数のブロックを再伝送する間で選出する。
次に図9を参照すると、下り回線上で、アクセス点905において、送信(TX)データ・プロセッサー910はトラヒック・データを受信、フォーマット、符号化、インタリーブ、及び変調(または、シンボル写像)し、そして変調シンボル(「データ・シンボル」)を提供する。シンボル変調器915はデータ・シンボル及びパイロット・シンボルを受信し、且つ処理し、そしてシンボル・ストリームを提供する。シンボル変調器915はデータ及びパイロット・シンボルを多重化し、そしてそれらを送信器ユニット(TMTR)920に提供する。各送信シンボルはデータ・シンボル、パイロット・シンボル、またはゼロの信号値である。パイロット・シンボルは各シンボル期間に連続して送られる。パイロット・シンボルは周波数分割多重化(FDM)、直交周波数分割多重化(OFDM)、時分割多重化(TDM)、または符号分割多重化(CDM)される。
TMTR 920はシンボル・ストリームを受取り、且つ一以上のアナログ信号に変換し、そしてさらに無線チャネル上で伝送に適した下り回線信号を生成するためにアナログ信号を調整(例えば、増幅、フィルター、及び周波数高位変換)する。下り回線信号はそのあとアンテナ925を介して端末に伝送される。端末930において、アンテナ935は下り回線信号を受信し、そして受信信号を受信器ユニット(RCVR)940に提供する。受信器ユニット940は受信信号を処理(例えば、フィルター、増幅、そして周波数低位変換)し、そして標本を取得するために処理信号をディジタル化する。シンボル復調器945はチャネル評価のために受信パイロット・シンボルを復調し、そしてプロセッサー950に提供する。シンボル復調器945はさらに下り回線の周波数応答評価をプロセッサー950から受取り、データ・シンボル評価(それは伝送データ・シンボルの評価である)を取得するために受信データ・シンボルにデータ復調を行い、そしてそのデータ・シンボルをRXデータ・プロセッサー955(それは伝送トラヒック・データを再生するためにデータ・シンボル評価を復調(即ち、シンボル逆写像、逆インタリーブ、そして復号する)に提供する。シンボル復調器945及びRXデータ・プロセッサー955による処理はシンボル変調器915及びTXデータ・プロセッサー910による処理に、アクセス点905においてそれぞれ相補的である。
上り回線上で、TXデータ・プロセッサー960はトラヒック・データを処理し、そしてデータ・シンボルを提供する。シンボル変調器965はデータ・シンボルをパイロット・シンボルと多重化し、変調を行い、そしてシンボル・ストリームを提供する。送信器ユニット970は上り回線信号を生成するためにシンボル・ストリームを受取り、且つ処理し、それはアンテナ935によってアクセス点905へ伝送される。
アクセス点905において、端末930からの上り回線信号はアンテナ925によって受信され、そして標本を取得するために受信器ユニット975によって処理される。シンボル復調器980はそのあと標本を処理し、そして上り回線の受信パイロット・シンボル及びデータ・シンボル評価を提供する。RXデータ・プロセッサー985は端末930によって伝送されたトラヒック・データを再生するためにデータ・シンボル評価を処理する。プロセッサー990は上り回線上で伝送している各稼働端末に関するチャネル評価を行う。多数の端末はパイロット・サブバンドのそれぞれの端末に割当てられた集合上の上り回線上で同時にパイロットを伝送し、そこではパイロット・サブバンドは織合わせられる。
プロセッサー990及び950はアクセス点905及び端末930における動作をそれぞれ方向付け(例えば、制御、調整、管理、等)する。それぞれのプロセッサー990及び950はプログラム・コード及びデータを記憶するメモリー・ユニット(示されない)と関連する。プロセッサー990及び950はまた上り回線及び下り回線に関する周波数及びインパルス応答評価をそれぞれ得るために計算を行う。
多元アクセス・システム(例えば、FDMA、OFDMA、CDMA、TDMA、等)について、多数の端末は同時に上り回線で伝送する。そのようなシステムについて、パイロット・サブバンドが異なる端末の間で共有される。チャネル評価技術は各端末に関するパイロット・サブバンドが全体の動作帯域(恐らく帯域端を除いて)にわたる場合に使用される。そのようなパイロット・サブバンド構造は各端末に関して周波数ダイバシティを取得するために望ましいであろう。ここに述べた技術は様々な方法によって実施される。例えば、これらの技術はハードウェア、ソフトウェア、またはその組合せにおいて実施される。ハードウェア実施では、それはディジタル、アナログ、またはディジタル及びアナログの双方であり、チャネル評価のために使用される処理ユニットは一以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、ディジタル信号プロセッサー(DSP)、ディジタル信号処理デバイス(PSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールド・ プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)、プロセッサー、コントローラー、マイクロコントローラー、マイクロプロセッサー、ここに述べた機能を実行するために設計された他の電子ユニット、またはその組合せの中で実施される。ソフトウェア・コードはメモリー・ユニットに記憶され、そしてプロセッサー990及び950によって実行される。
ここに述べた実施例はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、またはその任意の組合せにおいて実行されることを理解すべきである。ハードウェア実施について、処理ユニットは一以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、ディジタル信号プロセッサー(DSP)、ディジタル信号処理デバイス(PSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールド・ プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)、プロセッサー、コントローラー、マイクロコントローラー、マイクロプロセッサー、ここに述べた機能を実行するために設計された他の電子ユニット、またはその組合せの中で実施される。
実施例がソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェアまたはマイクロコード、プログラム・コードまたはコード・セグメントにおいて実施されるとき、それらは記憶要素といった、マシン可読媒体に記憶される。コード・セグメントは手順、関数、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェア・パッケージ、クラス、または命令、データ構造、またはプログラム明細書の任意の組合せを表す。コード・セグメントは情報、データ、議論、パラメータ、またはメモリー内容を渡したり、且つ/または受取ることによって別のコード・セグメントまたはハードウェア回路と連結される。情報、引数(arguments)、パラメータ、データ等はメモリー共有、メッセージ・パッシング、トークン・パッシング、ネットワーク伝送等を含む適切な手段を使用して渡され、転送され、或いは伝送される。
ソフトウェア実施について、ここに述べた技術はここに述べた機能を実行するモジュール(例えば、手順、関数、等)によって実施される。ソフトウェア・コードはメモリー・ユニットに記憶され、そしてプロセッサーによって実行される。メモリー・ユニットはプロセッサーの中または外部に実装され、プロセッサーは当技術分野において既知の様々な手段によって実施される。
次に図10を参照すると、無線通信において伝送パターンを使用してACK/NAKの繰返しを容易にするシステム1000を例示する。システム1000は第一の承認が第一のデータ伝送の受取りに応答して何回繰返されるべきかを決定するために繰返し係数を使用するためのモジュール1002を含む。モジュール1004は承認伝送(ACK TX)パターンを選択するものであり、そしてモジュール1006はACK TXパターンに従って第一の承認を繰返して伝送するものである。モジュール1002〜1006はプロセッサーまたは任意の電子デバイスであり、そしてメモリー・モジュール1008に連結される。
次に図11を参照すると、無線通信において伝送パターンを使用してACK/NAKの繰返しを容易にするシステム1100が例示される。 システム1100はトーンの第一の集合及びフレーム・シンボルの第一の集合を使用して第一のデータ伝送の受取りに応答して第一の承認を伝送するためのモジュール1102を含む。モジュール1104はトーンの第二の集合及びフレーム・シンボルの第二の集合を使用して第一のデータ伝送の受取りに応答して第一の承認を伝送するものである。モジュール1102〜1104はプロセッサーまたは任意の電子デバイスであり、そしてメモリー・モジュール1006に連結される。
次に図12を参照すると、無線通信において伝送パターンを使用してACK/NAKの繰返しを容易にするシステム1200が例示される。 システム1200は、第一の承認が受取られる回数を示す最大繰返し係数を決定するためのモジュール1202を含む。モジュール1104は最大繰返し係数を使用して第一の伝送パターンを決定するためのものであり、そしてモジュール1106は第一の承認に関する第一の伝送パターンに基づいて資源を割付けるものである。モジュール1202〜1206はプロセッサーまたは任意の電子デバイスであり、そしてメモリー・モジュール1008に連結される。
上に述べてきたものは一以上の形態の例を含む。勿論、前述の形態を示す目的のために構成要素または方法論の全ての考えられる組合せを示すことは不可能であるが、当業者は様々な形態の多くのさらなる組合せ及び置換えが可能であることを認識する。従って、記載した形態は付加の請求項の範囲内に入る全てのそのような変更、修正、及び変形を受入れるものである。さらに、用語「含む(includes)」が詳細説明または請求項のいずれかに使用される範囲内で、「構成する(comprising)」が請求項において使用されるとき暫定語として解釈されるので、そのような用語は用語「構成する(comprising)」に似た形で含まれる。

Claims (12)

  1. 無線通信において動作可能な方法において、
    第一の承認が何回繰返されるべきかを決定するために繰返し係数を使用することと、ここにおいて、前記第一の承認は第一のデータ伝送の受取りに応答して伝送される、
    前記繰返し係数を用いて承認伝送(ACK TX)パターンを選択することと、ここにおいて、前記ACK TXパターンは前記第一の承認を伝送するために使用される複数のブロックの周波数および時間位置から成る、ここにおいて、前記ACK TXパターンを選択することは対応する第一のデータ伝送の時間及び周波数位置の陰関数としてACKTXパターンを選択することを含み、データ伝送はデータ・パケットを具備する、ここにおいて、前記ACK TXパターンを選択することは複数のブロックを持つ第一のACKTXパターンを選択すること、及び前記第一の承認を伝送するための異なる時間及び周波数資源を複数のブロックの各ブロックに割付けることを具備する、
    前記ACK TXパターンに従って前記第一の承認を繰返して伝送することと、
    を具備する方法。
  2. 前記繰返し係数を使用することは前記繰返し係数を受取ることを具備する、請求項1記載の方法。
  3. 前記ACK TXパターンを選択することは前記繰返し係数を使用して複数のACK TXパターンから選択することを具備する、請求項1記載の方法。
  4. 前記複数のブロックの各ブロックに時間及び周波数資源を割付けることは、
    前記対応するデータ・パケットの前記時間及び周波数位置の陰関数として時間及び周波数資源を第一のブロックに割付けることと、及び
    前記対応するデータ・パケットの前記時間及び周波数位置の陰関数として時間及び周波数資源を次のブロックに割付けることを具備する、請求項1記載の方法。
  5. 無線通信において動作可能な装置において、
    第一の承認が何回繰返されるべきかを決定するために繰返し係数を使用する手段と、ここにおいて、前記第一の承認は第一のデータ伝送の受取りに応答して伝送される、
    前記繰返し係数を用いて承認伝送(ACK TX)パターンを選択する手段と、ここにおいて、前記ACK TXパターンは前記第一の承認を伝送するために使用される複数のブロックの周波数および時間位置から成る、ここにおいて、前記ACK TXパターンを選択する手段は対応する第一のデータ伝送の時間及び周波数位置の陰関数としてACKTXパターンを選択することを含み、データ伝送はデータ・パケットを具備する、ここにおいて、前記ACK TXパターンを選択する手段は複数のブロックを持つ第一のACKTXパターンを選択し、前記第一の承認を伝送するための異なる時間及び周波数資源を複数のブロックの各ブロックに割付ける手段を具備する、
    前記ACK TXパターンに従って前記第一の承認を繰返して伝送する手段と、
    を具備する装置。
  6. 前記繰返し係数を使用する手段は前記繰返し係数を受取る手段を具備する、請求項5記載の装置。
  7. 前記ACK TXパターンを選択する手段は前記繰返し係数を使用して複数のACK TXパターンから選択するための手段を具備する、請求項5記載の装置。
  8. コンピューター読取可能記録媒体において、
    第一の承認が何回繰返されるべきかを決定するために繰返し係数を使用するためのコードと、ここにおいて、前記第一の承認は第一のデータ伝送の受取りに応答して伝送される、
    前記繰返し係数を用いて承認伝送(ACK TX)パターンを選択するためのコードと、ここにおいて、前記ACK TXパターンは前記第一の承認を伝送するために使用される複数のブロックの周波数および時間位置から成る、ここにおいて、前記ACK TXパターンを選択するためのコードは対応する第一のデータ伝送の時間及び周波数位置の陰関数としてACK TXパターンを選択するためのコードを具備し、データ伝送はデータ・パケットを具備する、ここにおいて、前記ACK TXパターンを選択するためのコードは複数のブロックを持つ第一のACK TXパターンを選択し、前記第一の承認を伝送するための異なる時間及び周波数資源を複数のブロックの各ブロックに割付けるためのコードを具備する、
    前記ACK TXパターンに従って前記第一の承認を繰返して伝送するためのコードと、
    を具備するコンピューター読取可能記録媒体
  9. 無線通信における動作可能な装置において、
    第一の承認が何回繰返されるべきかを決定するために繰返し係数を使用するし、ここにおいて、前記第一の承認は第一のデータ伝送の受取りに応答して伝送される、
    前記繰返し係数を用いて承認伝送(ACK TX)パターンを選択し、ここにおいて、前記ACK TXパターンは前記第一の承認を伝送するために使用される複数のブロックの周波数および時間位置から成る、ここにおいて、前記ACK TXパターンは前記対応する第一のデータ伝送の時間及び周波数位置の陰関数である、ここにおいて、データ伝送はデータパケットを具備し、前記ACK TXパターンを選択することは複数のブロックを持つ第一のACK TXパターンを選択し、前記第一の承認を伝送するための異なる時間及び周波数資源を複数のブロックの各ブロックに割付けることを具備する、
    前記ACK TXパターンに従って前記第一の承認を繰返して伝送する、
    ように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
    を具備する無線通信において動作可能な装置。
  10. 前記ACK TXパターンは複数のブロックを有し、そして第一の承認を伝送するための異なる時間及び周波数資源を複数のブロックの各ブロックに割付ける第一のACK TXパターンを具備する、請求項9記載の装置。
  11. 無線通信における動作可能な方法であって、
    第一の承認が何回繰返されるべきかを決定するために繰返し係数を使用することと、ここにおいて、前記第1の承認は第一のデータ伝送の受取りに応答して伝送される、
    前記繰返し係数を用いて承認伝送(ACK TX)パターンを選択することと、ここにおいて前記ACK TXパターンは前記第一の承認を伝送するために使用される複数のブロックに関するリソース情報を具備する、ここにおいて、前記ACK TXパターンは前記対応する第1のデータ伝送の時間および周波数位置の陰関数である、ここにおいて、データ伝送はデータパケットを具備し、前記ACKTXパターンを選択することは、複数のブロックを有する第1のACK TXパターンを選択し、前記第1の承認を伝送するための異なる時間および周波数資源を前記複数のブロックの各ブロックに割り当てることを具備する、
    前記ACK TXパターンに従って前記第一の承認を繰返して伝送することと、
    を具備する方法。
  12. 前記ACK TXパターンを選択することは前記資源が時間、周波数及びコード情報を具備するACK TXパターンを選択することを具備する、請求項11記載の方法。
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