JP5385093B2 - レンズの粗研削方法およびレンズ粗研削機 - Google Patents
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Description
レンズホルダー(7)のレンズ保持面(7a)に被加工レンズ(9)を真空吸着するレンズ吸着工程(ST1)と、
前記レンズ保持面(7a)に吸着されている被加工レンズ(9)の被加工面(9a)を、ダイヤモンドペレットあるいは総型ダイヤモンドを用いたレンズ加工皿(8)の球面形状の加工面(8a)に押圧する押圧工程(ST3)と、
前記レンズ加工皿(8)をその中心軸線(4a)回りに回転させて、前記レンズホルダー(7)をその中心軸線(2a)回りに連れ回りさせながら、当該レンズホルダー(7)に真空吸着されている前記被加工レンズ(9)の前記被加工面(9a)に対して粗表面研削を施す第1粗研削工程(ST4、ST5)と、
前記レンズ加工皿(8)の回転を継続すると共に、当該レンズ加工皿(8)を前記加工面(8a)の球心(8b)を中心として所定の揺動振り角(θmax)で揺動させながら前記被加工面(9a)に対して所定量の粗研削を施す第2粗研削工程(ST6、ST7)とを有していることを特徴としている。
中空シャフト(26)と、
前記中空シャフト(26)の中空部(26a)に、回転可能に同軸状態で保持されているホルダースピンドル(29)と、
前記ホルダースピンドル(29)の端に同軸状態に取り付けたレンズホルダー(7)と、
前記レンズホルダー(7)のレンズ保持面(7a)に対峙する球面形状の加工面(8a)を備えているレンズ加工皿(8)と、
前記レンズ加工皿(8)を支持している加工皿スピンドル(41)と、
前記加工皿スピンドル(41)をその中心軸線(4a)回りに回転させる回転機構(42)と、
前記加工面(8a)の球心(8b)が前記ホルダースピンドル(29)の中心軸線(4a)上に位置する状態で、当該球心(8b)を中心として前記加工皿スピンドル(41)を揺動させる揺動機構(42)と、
前記中空シャフト(26)をその軸線方向に付勢して、前記レンズホルダー(7)に保持される被加工レンズ(9)の被加工面(9a)を前記レンズ加工皿(8)の前記加工面(8a)に押圧した状態を形成する付勢機構(27)と、
被加工レンズ(9)を前記レンズホルダー(7)の前記レンズ保持面(7a)に真空吸着させる真空吸引機構(7b、29c、26a、25、32、33)と、
各部の駆動制御を司るコントローラー(6)とを有し、
前記コントローラー(6)は、前記回転機構、前記揺動機構、前記付勢機構および前記真空吸引機構を駆動制御して、上記のレンズの粗研削方法により被加工レンズに対する粗研削を実行することを特徴としている。
図1および図2を参照して説明すると、本実施の形態に係るレンズ粗研削機1は、上軸ユニット2、下軸ユニット4、および、これらを駆動制御するコントローラー6を有している。上軸ユニット2は下向きに取り付けたレンズホルダー7を備えており、下軸ユニット4は上向きに取り付けたレンズ加工皿8を備えている。
先に述べたように、ホルダースピンドル29の軸部分29bは上下に離れた位置において転がり軸受け30を介して中空シャフト26の円形内周面26bによって回転自在の状態に支持されている。軸部分29bと中空シャフト26の間において、上側の転がり軸受け30の上側には一定の間隔を開けて円環状の矩形断面のグリース溜まり36が装着されている。このグリース溜まり36にはグリースが保持されている。このグリース溜まり36の上側には所定長さの円筒状のカラー37が配置されている。カラー37は中空シャフト26の内周面に固定されており、その円形内周面37aと、これに対峙する軸部分29bの外周面との間には円環状の微小隙間、例えば、10ミクロン程度の微小隙間38が形成されている。
図3のフローチャートを主に参照して上記構成のレンズ粗研削機1による粗研削動作を説明する。まず、上軸ユニット2および下軸ユニット4が上下に離れている待機状態において、被加工レンズ9をレンズ移送具等を用いて上軸ユニット2のレンズホルダー7のレンズ保持面7aに装着して真空引きを行い、当該被加工レンズ9をレンズ保持面7aに吸着保持する(図3のステップST1)。
上記のレンズ粗研削機では、上軸ユニットの下端にレンズホルダーを取り付け、ここに凸の球面レンズを吸着保持して粗研削を行うようにしている。上軸ユニットと下軸ユニットを上下逆に配置することも可能である。また、上記の例は、凸の球面レンズの粗研削を行う例であるが、凹の球面レンズの粗研削を行う場合においても本発明を同様に適用可能なことは勿論である。
2 上軸ユニット
4 下軸ユニット
6 コントローラー
7 レンズホルダー
7a レンズ保持面
8 レンズ加工皿
8a 加工面
8b 球心
9 被加工レンズ
9a 被加工面
21 昇降テーブル
22 上軸モーター
23 ボールねじ
24 ボールナット
25 シャフト支持円筒
26 中空シャフト
26a 中空部
26b 内周面
27 エアーシリンダー
27a 伸縮ロッド
28 エアーレギュレーター
29 ホルダースピンドル
29a 頭部
29b 軸部分
29c 真空吸引穴
30 転がり軸受け
31 真空吸引路
32 電磁弁
33 真空発生源
34 測長プレート
35 測長器
35a 測針
36 グリース溜まり
37 カラー
37a 内周面
38 微小隙間
39 ストップリング
41 加工皿スピンドル
42 加工皿駆動機構
Claims (7)
- レンズホルダー(7)のレンズ保持面(7a)に被加工レンズ(9)を真空吸着するレンズ吸着工程(ST1)と、
前記レンズ保持面(7a)に吸着されている被加工レンズ(9)の被加工面(9a)を、ダイヤモンドペレットあるいは総型ダイヤモンドを用いたレンズ加工皿(8)の球面形状の加工面(8a)に押圧する押圧工程(ST3)と、
前記レンズ加工皿(8)をその中心軸線(4a)回りに回転させて、前記レンズホルダー(7)をその中心軸線(2a)回りに連れ回りさせながら、当該レンズホルダー(7)に真空吸着されている前記被加工レンズ(9)の前記被加工面(9a)に対して粗表面研削を施す第1粗研削工程(ST4、ST5)と、
前記レンズ加工皿(8)の回転を継続すると共に、当該レンズ加工皿(8)を前記加工面(8a)の球心(8b)を中心として所定の揺動振り角(θmax)で揺動させながら前記被加工面(9a)に対して所定量の粗研削を施す第2粗研削工程(ST6、ST7)とを有していることを特徴とするレンズの粗研削方法。 - 請求項1において、
前記第1粗研削工程では、前記レンズホルダー(7)の中心軸線(2a)に対して、前記レンズ加工皿(8)の中心軸線(4a)のなす角度を、前記第2粗研削工程での前記揺動振り角(θmax)よりも小さな角度(θmin)に設定した状態で前記粗表面研削を行うことを特徴とするレンズの粗研削方法。 - 請求項2において、
前記第1粗研削工程では前記被加工面(9a)の表面粗研削量を監視し(ST5)、
当該表面粗研削量が予め定めた設定表面粗研削量になると前記第2粗研削工程(ST6)に移行することを特徴とするレンズの粗研削方法。 - 請求項3において、
前記第2粗研削工程(ST6)では、前記被加工レンズ(9)の真空吸引を解除した状態で粗研削を行うことを特徴とするレンズの粗研削方法。 - 中空シャフト(26)と、
前記中空シャフト(26)の中空部(26a)に、回転可能に同軸状態で保持されているホルダースピンドル(29)と、
前記ホルダースピンドル(29)の端に同軸状態に取り付けたレンズホルダー(7)と、
前記レンズホルダー(7)のレンズ保持面(7a)に対峙する球面形状の加工面(8a)を備えているレンズ加工皿(8)と、
前記レンズ加工皿(8)を支持している加工皿スピンドル(41)と、
前記加工皿スピンドル(41)をその中心軸線(4a)回りに回転させる回転機構(42)と、
前記加工面(8a)の球心(8b)が前記ホルダースピンドル(29)の中心軸線(4a)上に位置する状態で、当該球心(8b)を中心として前記加工皿スピンドル(41)を揺動させる揺動機構(42)と、
前記中空シャフト(26)をその軸線方向に付勢して、前記レンズホルダー(7)に保持される被加工レンズ(9)の被加工面(9a)を前記レンズ加工皿(8)の前記加工面(8a)に押圧した状態を形成する付勢機構(27)と、
被加工レンズ(9)を前記レンズホルダー(7)の前記レンズ保持面(7a)に真空吸着させる真空吸引機構(7b、29c、26a、25、32、33)と、
各部の駆動制御を司るコントローラー(6)とを有し、
前記コントローラー(6)は、前記回転機構、前記揺動機構、前記付勢機構および前記真空吸引機構を駆動制御して、請求項1に記載のレンズの粗研削方法により被加工レンズに対する粗研削を実行することを特徴とするレンズ粗研削機(1)。 - 請求項5において、
前記レンズ加工皿(8)による被加工レンズ(9)の粗研削量を測定する測定器(35、34)を有し、
前記コントローラー(6)は、前記測定器による測定値に基づき、前記第1粗研削工程から前記第2粗研削工程に制御を切り替えることを特徴とするレンズ粗研削機(1)。 - 請求項5において、
前記真空吸引機構は、前記レンズ保持面(7a)に一方の端が開口し、前記レンズホルダー(7)および前記ホルダースピンドル(29)の中心を貫通して延び、他方の端が前記中空シャフト(26)の前記中空部(26a)に連通している真空吸引穴(7b、29c)を備えており、
前記中空シャフト(26)と前記ホルダースピンドル(29)の間には、前記中空部(26a)に連通している所定長さの円環状の微小隙間(38)と、グリース溜まり(36)と、転がり軸受け(30)とが、この順序に配列されており、
前記中空部(26a)が真空吸引されると、前記グリース溜まり(36)のグリースが前記微小隙間(38)に吸引され、当該グリースの粘性抵抗により前記微小隙間(38)が封鎖されて、前記中空シャフト(26)と前記ホルダースピンドル(29)の間が気密状態に保持されることを特徴とするレンズ粗研削機(1)。
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JP2009249369A JP5385093B2 (ja) | 2009-10-29 | 2009-10-29 | レンズの粗研削方法およびレンズ粗研削機 |
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JP2009249369A JP5385093B2 (ja) | 2009-10-29 | 2009-10-29 | レンズの粗研削方法およびレンズ粗研削機 |
Publications (2)
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JP2011093044A JP2011093044A (ja) | 2011-05-12 |
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Family
ID=44110536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009249369A Active JP5385093B2 (ja) | 2009-10-29 | 2009-10-29 | レンズの粗研削方法およびレンズ粗研削機 |
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