JP2003127043A - 被加工物の保持装置 - Google Patents

被加工物の保持装置

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JP2003127043A JP2001327495A JP2001327495A JP2003127043A JP 2003127043 A JP2003127043 A JP 2003127043A JP 2001327495 A JP2001327495 A JP 2001327495A JP 2001327495 A JP2001327495 A JP 2001327495A JP 2003127043 A JP2003127043 A JP 2003127043A
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健樹 今井
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q3/00Devices holding, supporting, or positioning work or tools, of a kind normally removable from the machine
    • B23Q3/15Devices for holding work using magnetic or electric force acting directly on the work
    • B23Q3/152Rotary devices

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業効率を改善し、作業者の危険を排除す
ると共に、保持された被加工物の研削加工精度のバラツ
キを低減することができる被加工物の保持装置を提供す
る。 【解決手段】 保持装置100は、中空軸106の前端
に結合された環状のマグネットチャック111と、マグ
ネットチャック111の前面上においてマグネットチャ
ック111の周方向に沿って配設され、ワーク611の
側面を磁着する12個のノーズピース112と、マグネ
ットチャック111内部に収納され、中空軸106の回
転中心からの各放射直線を中心として回転する送りねじ
114とを有する。送りねじ114の各々は、ノーズピ
ース112と結合されたナット116と螺合する一方、
中空軸106の中空部を貫通する軸119の前端の傘歯
車122は、各送りねじ114の中空軸106の回転中
心側端部の傘歯車123と互いに直角に歯合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被加工物の保持装
置に関し、特に大型環状被加工物の保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内輪と外輪と内外輪の間に介在す
る複数の球状の転動体とによって構成されるベアリング
が知られている。このようなベアリングの内輪や外輪の
軌道表面は、図5に示す外輪軌道表面研削用の心無研削
盤や不図示の内輪軌道表面研削用の心無研削盤等によっ
て研削加工される。
【0003】例えば、図5の外輪軌道表面心無研削盤5
00は、外輪501を図中時計回り方向に回転支持可能
な保持装置502と、外輪501の回転軸と平行な回転
軸上に配設された回転砥石503とを備える。この外輪
軌道表面心無研削盤500は、保持装置502によって
外輪501を図中時計回り方向に回転速度ωworkで回転
させ、且つその軌道表面を図中時計回り方向に回転速度
ωspindleで回転する回転砥石503へ送ることによっ
て外輪501の軌道表面を研削加工する。
【0004】これらの心無研削盤にて研削加工される軌
道表面を有するベアリングの中には、パラボナアンテナ
の旋回軸等に使用される大径のベアリングも含まれる。
この大径のベアリング(以下、「大径ベアリング」とい
う。)は、その外輪や内輪(以下、「ワーク」とい
う。)も大径なものとなるため、当然、ワークの自重も
大きなものとなり、これに起因する研削加工時のワーク
のズレが懸案される。
【0005】この研削加工時のズレを解消するために、
複数の支持手段を介してワークを支えることが考えら
れ、従来の大径ベアリング研削用の心無研削盤におい
て、保持装置はワークを支える支持手段としてワークを
吸着可能なノーズピースを複数有している。
【0006】図6は、図5における保持装置502の概
略構成を示す正面図であり、図7は、図6における線I
−Iに関する断面図である。
【0007】図6及び図7において、保持装置502
は、ベース600と、ベース600に設置されるフロン
トシュー601及びリアシュー602と、ベース600
を貫通し、複数のベアリング603を介してベース60
0に軸支される軸604と、軸604の後端に嵌合され
るプーリ605と、軸604の前端に嵌合されるフラン
ジ606と、フランジ606に接合されるブラケット6
07と、環状であって、その内周面がブラケット607
に接合されるマグネットチャック608と、マグネット
チャック608の前面上において周方向に沿って等間隔
に配設される複数のノーズピース609とを備える。
【0008】また、マグネットチャック608の中心か
ら、各々のノーズピース609の配設箇所までの方向に
は、該方向に沿って複数の位置調整用ボルト穴610が
配置される。ノーズピース609を固定する不図示のボ
ルトを、所望の位置に該当する位置調整用ボルト穴61
0に螺合させることによってノーズピース609を所望
の位置に配設することができる。
【0009】フロントシュー601は当接部612を有
し、該当接部612はマグネットチャック608の中心
方向へスライド(突出)することができ、ボルトによっ
て所望の突出量に設定され、リアシュー602も当接部
613を有し、該当接部613もマグネットチャック6
08の中心方向へ突出することができ、ボルトによって
所望の突出量に設定される。特に、微量の突出量を設定
するときは、当接部612、613はハンマ等からの打
撃によって突出量を微調整される。
【0010】複数のノーズピース609は、ワーク61
1の側面を磁着する。磁着されたワーク611には、プ
ーリ605に伝達された回転力が、軸604、フランジ
606、ブラケット607、マグネットチャック608
及び複数のノーズピース609を介して伝達され、ワー
ク611は図6中時計回り方向に回転する。このとき、
フロントシュー601及びリアシュー602は、ワーク
611の外周面を当接部612、613を介して図6中
の時計回り方向に回転可能に支持し、軌道表面研削加工
時の保持装置502のブレを防止する。
【0011】一般に、ワーク611の軌道表面の研削加
工は、高い加工精度を要求されるため、外輪軌道表面心
無研削盤500において、ワーク611と回転砥石50
3との位置精度を向上させる必要がある。そのために
は、保持装置502におけるワーク611の回転中心を
軸604の回転中心と合わせる(ワーク611の芯出し
を行う)必要がある。
【0012】このワーク611の芯出し方法としては、
まず、複数のノーズピース609の各々をワーク611
の概略径に合わせた位置に移動し、該移動されたノーズ
ピース609にワーク611の側面を磁着させ、磁着さ
れたワーク611を回転させながらワーク611の軌道
表面又は外周面の振れをダイヤルゲージ等で測定し、該
測定された振れを参考に、フロントシュー601の当接
部612及び/又はリアシュー602の当接部613の
突出量を設定する方法が用いられる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
芯出し方法では、複数のノーズピース609の各々の移
動において、作業者の手によるボルトの締結工程が発生
し、さらに、当接部612、613の突出量の設定にお
いて、作業者の手によるボルトの締結工程及びハンマに
よる微調整工程が発生するため、作業効率が非常に悪い
という問題があった。
【0014】また、ワーク611を磁着した後に、該当
接部612、613をワーク611に当接させ、ボルト
の締結やハンマの打撃によって当接部612、613の
突出量を設定する偏心量セット方法では、作業者の手作
業による工程が多いため、作業者の習熟度によって偏心
量の精度が左右され、その結果、ワーク611の軌道表
面の研削加工精度にバラツキが生じるという問題もあっ
た。
【0015】さらに、当接部612、613の突出量の
設定の際、作業者は磁力のみで支えられるワーク611
の近傍で作業する必要があり、ワーク611の落下の可
能性を考慮すると、上述の芯出し方法や偏心量セット方
法は、作業者の危険を伴うという問題もあった。
【0016】本発明の目的は、作業効率を改善し、作業
者の危険を排除すると共に、保持された被加工物の研削
加工精度のバラツキを低減することができる被加工物の
保持装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の被加工物の保持装置は、環状の被加
工面を有する被加工物と共に回転中心の回りで回転する
円盤状の第1の回転体と、前記第1の回転体を回転させ
る第1の回転手段と、前記第1の回転体の円盤上におい
て前記第1の回転体の周方向に沿って配設され、前記被
加工物を前記第1の回転体の前記回転中心に対する概略
位置に吸着する複数の吸着手段とを備える保持装置にお
いて、前記回転中心から放射状に拡がる第1の放射直線
を中心として回転する第2の回転体と、前記第2の回転
体を回転させる第2の回転手段とを備え、前記吸着手段
は、前記第2の回転体の回転を前記第1の放射直線方向
の移動に変換する第1の回転変換手段を有することを特
徴とする。
【0018】請求項1記載の被加工物の保持装置によれ
ば、回転中心から放射状に拡がる第1の放射直線を中心
として回転する第2の回転体と、第2の回転体を回転さ
せる第2の回転手段とを備え、吸着手段は、第2の回転
体の回転を第1の放射直線方向の移動に変換する第1の
回転変換手段を有するので、複数のノーズピースの各々
の移動において、作業者の手によるボルトの締結工程が
必要なく、もって作業効率を改善することができると共
に、作業者がワークの近傍で作業する必要もなく、その
結果、作業者の危険を排除することができる。
【0019】請求項2記載の被加工物の保持装置は、請
求項1記載の被加工物の保持装置において、前記第2の
回転手段は、前記複数の第2の回転体を同時に回転する
ことを特徴とする。
【0020】請求項2記載の被加工物の保持装置によれ
ば、第2の回転手段は、複数の第2の回転体を同時に回
転するので、複数のノーズピースを同時に移動すること
ができ、もって複数のノーズピースの各々の移動におけ
る作業時間を短縮できる。
【0021】請求項3記載の被加工物の保持装置は、請
求項1又は2記載の被加工物の保持装置において、前記
第1の回転体は、前記回転中心の回りで回転する中空の
主軸部を有し、前記被加工物の保持装置は、前記主軸部
の中空に配置され、前記第2の回転手段によって前記回
転中心の回りで回転する第3の回転体と、前記第3の回
転体及び前記複数の第2の回転体との間に介在し、該第
3の回転体の前記回転中心の回りの回転を、前記第2の
回転体の前記第1の放射直線を中心とする回転に変更す
る回転変更手段とを備えることを特徴とする。
【0022】請求項3記載の被加工物の保持装置によれ
ば、第1の回転体は、回転中心の回りで回転する中空の
主軸部を有し、被加工物の保持装置は、主軸部の中空に
配置され、第2の回転手段によって回転中心の回りで回
転する第3の回転体と、第3の回転体及び複数の第2の
回転体との間に介在し、該第3の回転体の回転中心の回
りの回転を、第2の回転体の第1の放射直線を中心とす
る回転に変更する回転変更手段とを備えるので、サーボ
モータを1つにすることができ、もって保持装置の大き
さを縮小することができ、これにより工場内における保
持装置のレイアウトを容易にすることができると共に、
1つのサーボモータを制御することによって複数のノー
ズピースを移動することができ、もってノーズピースの
移動を効率良く、且つ正確に行うことができる。
【0023】請求項4記載の被加工物の保持装置は、請
求項1乃至3のいずれか1項に記載の被加工物の保持装
置において、前記第1の回転体は、前記主軸部と、前記
主軸部の先端部に結合するマグネットチャックとからな
り、前記第2の回転体は、その表面にねじ山が螺刻され
た送りねじからなり、前記第3の回転体は、複数の転動
体を介して前記主軸部の中空の内壁が支持する軸からな
り、前記第1の回転手段は、前記主軸部の後端部に係合
するモータ又はベルトからなり、前記第2の回転手段
は、前記軸の後端部に係合するサーボモータからなり、
前記吸着手段は、前記被加工物を磁力によって吸着する
ノーズピースからなり、前記第1の回転変換手段は、前
記送りねじのねじ山と螺合するナットからなり、前記回
転変更手段は、前記軸の先端部に結合される傘歯車と、
前記送りねじの前記回転中心側の端部に結合される他の
傘歯車とからなり、前記第2の回転手段と前記軸の後端
部との間には、回転力の伝達及び断絶を切り換える電磁
クラッチが介在し、且つ前記ノーズピースの数と前記送
りねじの数は同じであることを特徴とする。
【0024】請求項4記載の被加工物の保持装置によれ
ば、第2の回転体は、その表面にねじ山が螺刻された送
りねじからなり、第3の回転体は、複数の転動体を介し
て主軸部の中空の内壁が支持する軸からなり、第2の回
転手段は、軸の後端部に係合するサーボモータからな
り、第1の回転変換手段は、送りねじのねじ山と螺合す
るナットからなり、回転変更手段は、軸の先端部に結合
される傘歯車と、送りねじの回転中心側の端部に結合さ
れる他の傘歯車とからなるので、サーボモータの回転を
効率良くノーズピースの移動に変換することができ、ま
た、吸着手段は、被加工物を磁力によって吸着するノー
ズピースからなるので、ワークを簡便に脱着することが
でき、さらに、第2の回転手段と軸の後端部との間に
は、回転力の伝達及び断絶を切り換える電磁クラッチが
介在するので、ノーズピースの移動の制御を容易にする
ことができ、加えて、ノーズピースの数と送りねじの数
は同じであるので、第1の回転変換手段であるナットの
構成を簡素にすることができると共に、ノーズピースの
移動を軽快に行うことができる。
【0025】請求項5記載の被加工物の保持装置は、請
求項1乃至4のいずれか1項に記載の被加工物の保持装
置において、前記回転中心から放射状に拡がる第2の放
射直線を中心として回転する第4の回転体と、前記第4
の回転体を回転させる第3の回転手段と、前記被加工物
に当接する当接部及び前記第4の回転体の回転を前記第
2の放射直線方向の押動に変換する第2の回転変換手段
を有する微調整手段とを備え、前記当接部は前記押動に
よって前記被加工物の前記概略位置を所定の位置に微調
整することを特徴とする。
【0026】請求項5記載の被加工物の保持装置によれ
ば、回転中心から放射状に拡がる第2の放射直線を中心
として回転する第4の回転体と、第4の回転体を回転さ
せる第3の回転手段と、被加工物に当接する当接部及び
第4の回転体の回転を第2の放射直線方向の押動に変換
する第2の回転変換手段を有する微調整手段とを備え、
当接部は押動によって被加工物の概略位置を所定の位置
に微調整するので、当接部の突出量の設定において、作
業者の手によるボルトの締結工程やハンマによる微調整
工程が必要なく、もって作業効率を改善することができ
ると共に、作業者の習熟度に起因するワークの研削加工
精度のバラツキを低減することができ、さらには、作業
者がワークの近傍で作業する必要もなく、その結果、作
業者の危険を排除することができる。
【0027】請求項6記載の被加工物の保持装置は、請
求項5記載の被加工物の保持装置において、前記第4の
回転体は、その表面にねじ山が螺刻された他の送りねじ
からなり、前記第3の回転手段は、前記他の送りねじの
前記回転中心側とは反対の端部にカップリング又はギヤ
を介して係合される他のサーボモータからなり、前記第
2の回転変換手段は、前記他の送りねじのねじ山と螺合
するナットからなり、前記微調整手段は、前記当接部
と、前記第2の放射直線方向に移動可能なタブテールス
ライドとを有し、且つ前記当接部を介して前記被加工物
を支持するシューからなり、前記当接部と前記ナットと
前記タブテールスライドは一体化されていることを特徴
とする。
【0028】請求項6記載の被加工物の保持装置によれ
ば、第4の回転体は、その表面にねじ山が螺刻された他
の送りねじからなり、第3の回転手段は、他の送りねじ
の回転中心側とは反対の端部にカップリング又はギヤを
介して係合される他のサーボモータからなり、第2の回
転変換手段は、他の送りねじのねじ山と螺合するナット
からなり、微調整手段は、当接部と、第2の放射直線方
向に移動可能なタブテールスライドとを有し、且つ当接
部を介して被加工物を支持するシューからなり、当接部
とナットとタブテールスライドは一体化されているの
で、他のサーボモータによって回転される他の送りねじ
の回転を効率良く一体化された当接部とナットとタブテ
ールスライドとの移動に変換することができる。
【0029】請求項7記載の被加工物の保持装置は、請
求項6記載の被加工物の保持装置において、前記シュー
は、フロントシュー及びリアシューからなり、前記フロ
ントシュー及びリアシューの各前記タブテールスライド
の移動方向は、互いに90°乃至180°の角度をな
し、前記フロントシュー及びリアシューは、前記被加工
物の非切削時に、前記被加工物の環の中心を前記回転中
心に対して所定の偏心量だけ偏心させることを特徴とす
る。
【0030】請求項7記載の被加工物の保持装置によれ
ば、シューは、フロントシュー及びリアシューからな
り、フロントシュー及びリアシューの各タブテールスラ
イドの移動方向は、互いに90°乃至180°の角度を
なすので、ワークを安定して支持することができ、フロ
ントシュー及びリアシューは、被加工物の非切削時に
は、被加工物の環の中心を回転中心に対して所定の偏心
量だけ偏心させるので、ワークの偏心量の調整を容易に
することができる。
【0031】請求項8記載の被加工物の保持装置は、請
求項1乃至7のいずれか1項に記載の被加工物の保持装
置において、前記第2の回転手段は、前記被加工物の径
に対応した指令に基づいて、前記複数の吸着手段を前記
被加工物の径に対応した位置に配設することを特徴とす
る。
【0032】請求項8記載の被加工物の保持装置によれ
ば、第2の回転手段は、被加工物の径に対応した指令に
基づいて、複数の吸着手段を、被加工物の径に対応した
位置に配設するので、ワークの径違いによるノーズピー
スの位置修正等の作業者の手作業による工程を完全に排
除することができ、もって請求項1記載の被加工物の保
持装置の効果をより効果的に奏することができる。
【0033】請求項9記載の被加工物の保持装置は、請
求項5乃至8のいずれか1項に記載の被加工物の保持装
置において、前記第3の回転手段は、前記被加工物の径
に対応した指令に基づいて、前記当接部を前記被加工物
の径に対応した位置に配設することを特徴とする。
【0034】請求項9記載の被加工物の保持装置によれ
ば、第3の回転手段は、被加工物の径に対応した指令に
基づいて、当接部を、被加工物の径に対応した位置に配
設するので、ワークの径違いによる当接部の突出量の設
定等の作業者の手作業による工程を完全に排除すること
ができ、もって請求項5記載の被加工物の保持装置の効
果をより効果的に奏することができる。
【0035】請求項10記載の被加工物の保持装置は、
請求項6又は7記載の被加工物の保持装置において、前
記他のサーボモータは、前記被加工物の径及び所定の偏
心量に対応した指令に基づいて、前記当接部を前記被加
工物の径及び所定の偏心量に対応した位置に配設するこ
とを特徴とする。
【0036】請求項10記載の被加工物の保持装置によ
れば、他のサーボモータは、被加工物の径及び所定の偏
心量に対応した指令に基づいて、当接部を、被加工物の
径及び所定の偏心量に対応した位置に配設するので、ワ
ークの径違い及び偏心量違いによる当接部の突出量の設
定等の作業者の手作業による工程を完全に排除すること
ができ、もって請求項5記載の被加工物の保持装置の効
果をさらに効果的に奏することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
被加工物の保持装置を図面を参照して詳述する。
【0038】図1は、本発明の実施の形態に係る被加工
物の保持装置の概略構成を示す正面図であり、図2は、
図1における線II−IIに関する断面図である。
【0039】図1において、保持装置100は、ベース
101と、ベース101に設置されるフロントシュー1
02(微調整手段)及びリアシュー103(微調整手
段)と、ベース101を貫通し、2個のボールベアリン
グ104及び2個のテーパベアリング105を介してベ
ース101に軸支され、その内部に中空部を有する中空
軸106(主軸部)と、中空軸106の後端に嵌合され
るプーリ107と、プーリ107に固着されたディスク
板108と、ベース101に固定されたディスクブレー
キ109と、中空軸106の前端に嵌合されるフランジ
110と、環状であって、その内周面がフランジ110
に接合されるマグネットチャック111(第1の回転
体)と、マグネットチャック111の前面上においてマ
グネットチャック111の周方向に沿って等間隔であっ
て、且つ中空軸106の回転中心から放射状に拡がった
12本の放射直線(第1の放射直線)の各々に沿って配
設される12個のノーズピース112(吸着手段)とを
備える。
【0040】ノーズピース112は磁力によってワーク
611(被加工物)の側面を磁着し、これにより、保持
装置100はワーク611を中空軸106の回転中心に
対する概略位置に保持する。
【0041】プーリ107に介装された不図示のベルト
又はモータ(第1の回転手段)によって伝達された回転
力が、中空軸106、フランジ110を介してマグネッ
トチャック111に伝達され、これにより、保持装置1
00はワーク611を中空軸106の回転中心の回りで
回転させる。
【0042】マグネットチャック111内部には上記1
2本の放射直線の各々に対応して中空の送りねじ収容部
113が設けられ、各該送りねじ収容部113は各放射
直線を中心として回転する送りねじ114(第2の回転
体)を収容する。
【0043】この各送りねじ114はその表面に雄ねじ
が螺刻され、送りねじ114の各々には、雌ねじ穴が形
成された1つのナット116(第1の回転変換手段)が
螺合している。
【0044】一方、マグネットチャック111の前面上
には、各放射直線に沿って送りねじ収容部113と前面
とを貫通するキー溝115が設けられ、各ノーズピース
112は各ナット116とキー溝115を介して2本の
ボルト117によって結合される。
【0045】従って、送りねじ114が回転したとき、
この回転はナット116によって放射直線方向の移動に
変換され、これによりナット116に結合されたノーズ
ピース112は放射直線方向へ移動する。
【0046】中空軸106は中空部を貫通し、中空軸1
06の内壁によって4つのボールベアリング118を介
して支持される軸119(第3の回転体)を収容する。
これにより、軸119は中空軸106と独立して中空軸
106の回転中心周りに回転する。
【0047】軸119の後端には電磁クラッチ120を
介してサーボモータ121(第2の回転手段)が係合
し、電磁クラッチ120によってサーボモータ121か
ら軸119への回転力の伝達状態及び断絶状態を切り換
える。
【0048】また、軸119の前端には傘歯車122
(回転変更手段)が結合される一方、各送りねじ114
の中空軸106の回転中心側端部には傘歯車123(回
転変更手段)が形成され、これら傘歯車122と傘歯車
123とは互いに直角に歯合するため、軸119の中空
軸106の回転中心周りの回転は各送りねじ114の各
放射直線を中心とする回転に変更される。
【0049】従って、サーボモータ121の回転が、電
磁クラッチ120、軸119、傘歯車122及び傘歯車
123を介して送りねじ114に伝達され、送りねじ1
14は各放射直線を中心として回転し、さらに上述した
ようにこの回転はナット116によって放射直線方向の
移動に変換され、これによりナット116に結合された
ノーズピース112は放射直線方向へ移動する。すなわ
ち、サーボモータ121を回転させると12個のノーズ
ピース112を同時に移動させることができる。
【0050】次に、保持装置100におけるワーク61
1の概略位置セット方法について説明する。
【0051】まず、作業者は不図示のコントロールパネ
ルから保持装置100に保持させようとするワーク61
1の品番や概略径等のデータ(指令)を入力する。
【0052】該データを入力されたコントロールパネル
はディスクブレーキ109にディスク板108を拘持さ
せ、電磁クラッチ120を伝達状態に切り換え、サーボ
モータ121を回転させる。
【0053】このサーボモータ121の回転は上述した
ように各ノーズピース112の放射直線方向への移動に
変換され、各ノーズピース112はマグネットチャック
111の前面上をキー溝115に沿って移動する。この
とき、中空軸106はディスク板108がディスクブレ
ーキ109によって拘持されているので、軸119の回
転に伴い回転することはない。
【0054】各ノーズピース112が入力されたデータ
に対応する位置に到達したとき、コントロールパネルは
電磁クラッチ120を断絶状態に切り換え、サーボモー
タ121の回転を停止する。
【0055】次いで、クレーン等でつり上げたワーク6
11の側面を各ノーズピース112に磁着させることに
よってワーク611を概略位置にセットする。
【0056】その後、後述する芯出し方法を実行しない
ときには、コントロールパネルはディスクブレーキ10
9からディスク板108を開放させる。
【0057】この保持装置100によれば、中空軸10
6の回転中心から放射状に拡がった12本の放射直線の
各々を中心として回転する送りねじ114と、送りねじ
114を回転させるサーボモータ121とを備え、各ノ
ーズピース112は、送りねじ114の回転を放射直線
方向の移動に変換するナット116を有するので、サー
ボモータ121を回転させることによってノーズピース
112を移動することができ、もって各ノーズピース1
12の移動において、作業者の手によるボルトの締結工
程を必要なくすことができる。その結果、作業効率を改
善することができると共に、作業者がワーク611の近
傍で作業する必要もなくすことができ、作業者の危険を
排除することができる。
【0058】上述した保持装置100によれば、サーボ
モータ121は、複数の送りねじ114を同時に回転さ
せるので、12個のノーズピース112を同時に移動す
ることができ、もって12個のノーズピース112の移
動における作業時間を短縮することができる。
【0059】上述した保持装置100によれば、中空軸
106の中空部にボールベアリング118を介して支持
され、サーボモータ121によって回転中心の回りで回
転される軸119と、軸119の前端に結合された傘歯
車122と、各送りねじ114の中空軸106の回転中
心側端部に形成され、且つ該傘歯車122と直角に歯合
する傘歯車123とを備えるので、軸119に伝達され
たサーボモータ121の回転を各送りねじ114の各放
射直線を中心とする回転に変更し、さらに、この回転を
ナット116によって各ノーズピース112の放射直線
方向の移動に変換することができる。すなわち、12個
のノーズピース112の移動を1つのサーボモータ12
1で行うことができ、もって保持装置100の大きさを
縮小し、工場内における保持装置100のレイアウトを
容易にすることができると共に、1つのサーボモータ1
21を制御するだけで12個のノーズピース112を移
動を制御することができ、もってノーズピース112の
移動を効率良く、且つ正確に行うことができる。
【0060】上述した保持装置100によれば、軸11
9の前端に結合された傘歯車122と、各送りねじ11
4の中空軸106の回転中心側端部に形成された傘歯車
123とは歯合し、その表面に雄ねじが螺刻された送り
ねじ114と、雌ねじ穴を形成されたナット116は螺
合するので、サーボモータ121の回転を効率良くノー
ズピース112の移動に変換することができる。
【0061】さらに、ノーズピース112は、ワーク6
11を磁力によって吸着するので、ワーク611を簡便
に脱着することができる。
【0062】上述したサーボモータ121と軸119の
後端部との間には、回転力の伝達状態及び断絶状態を切
り換える電磁クラッチが介在するので、ノーズピース1
12の移動の制御を容易にすることができる。
【0063】上述した保持装置100において、ノーズ
ピース112の数と送りねじ114の数は同じであるの
で、ナット116の構成を簡素にすることができると共
に、ノーズピース112の移動を軽快に行うことができ
る。
【0064】上述した保持装置100によれば、コント
ロールパネルは、作業者によって入力されたデータに基
づいて、12個のノーズピース112を、データに対応
した位置まで移動させるので、ワーク611の径違いに
よるノーズピースの位置修正等の作業者の手作業による
工程を完全に排除することができ、もって、より確実に
作業効率を改善することができると共に、ワーク611
の研削加工精度のバラツキを低減することができ、さら
には、作業者の危険を排除することができる。
【0065】図3は、図1における線III−IIIに関する
断面図である。
【0066】図3において、フロントシュー102はワ
ーク611に当接するローラ300と、ローラ300を
覆うブラケット301と、ブラケット301に嵌合さ
れ、2つのテーパベアリング302を介してローラ30
0を回転支持するシャフト303と、ブラケット301
に結合され、雌ねじが形成されたナット部(第2の回転
変換手段)を有するタブテールスライド304と、ベー
ス101に固定されたサーボモータ305(第3の回転
手段)と、中空軸106の回転中心からの放射直線(第
2の放射直線)に沿って配設された送りねじ306(第
4の回転体)と、サーボモータ305と送りねじ306
とを係合するカップリング307とからなる。
【0067】送りねじ306の表面には雄ねじが螺刻さ
れ、雌ねじが形成されたナット部を介してタブテールス
ライド304と螺合する。一方、タブテールスライド3
04は、ベース101からは遊離し、送りねじ306の
みによって支持される。従って、送りねじ306が回転
したとき、この回転はナット部によって放射直線方向の
移動に変換され、これによりローラ300は放射直線の
方向へ移動する。
【0068】送りねじ306の中空軸106の回転中心
とは反対の端部にはカップリング307を介してサーボ
モータ305が係合されるため、サーボモータ305の
回転が、カップリング307を介して送りねじ306に
伝達され、送りねじ306は放射直線を中心に回転し、
この回転は上述したようにこの回転はナット部によって
ローラ300の放射直線の方向の移動へ変換される。
【0069】図4は、図1における線IV−IVに関する断
面図である。
【0070】図4において、リアシュー103はワーク
611に当接するローラ124(図1)と、ローラ12
4を不図示のシャフト及びボールベアリングを介して回
転支持するブラケット125(図1)と、ブラケット1
25に結合され、雌ねじが形成されたナット部(第2の
回転変換手段)を有するタブテールスライド400と、
ベース101に固定されたサーボモータ401(第3の
回転手段)と、中空軸106の回転中心からの放射直線
に沿って配設された送りねじ402(第4の回転体)
と、サーボモータ401の回転を送りねじ402に伝達
するシザースギア403からなる。
【0071】送りねじ402の表面には雄ねじが螺刻さ
れ、雌ねじが形成されたナット部を介してタブテールス
ライド400と螺合する。一方、タブテールスライド4
00は、ベース101からは遊離し、送りねじ402の
みによって支持される。従って、送りねじ402が回転
したとき、この回転はナット部によって放射直線方向の
移動に変換され、これによりローラ124は放射直線の
方向へ移動する。
【0072】送りねじ402の中空軸106の回転中心
とは反対の端部にはシザースギア403を介してサーボ
モータ401が係合されるため、サーボモータ401の
回転が、シザースギア403を介して送りねじ402に
伝達され、送りねじ402は放射直線を中心に回転し、
この回転は上述したようにこの回転はナット部によって
ローラ124の放射直線の方向の移動へ変換される。
【0073】以上のように、保持装置100において、
サーボモータ305,401を回転させるとローラ30
0,124を放射直線の方向に移動させることができ、
これにより、サーボモータ305,401の回転のみで
ワーク611の位置を微調整することができる。
【0074】次に、保持装置100におけるワーク61
1の芯出し方法について説明する。
【0075】まず、作業者は不図示のコントロールパネ
ルから保持装置100にワーク611の中心位置のデー
タ(指令)を入力する。
【0076】該データを入力されたコントロールパネル
は油圧クランプ126をタブテールスライド304に配
設された不図示のクランプから開放させ、且つ油圧クラ
ンプ127をタブテールスライド400に配設された不
図示のクランプから開放させた後に、サーボモータ30
5,401を回転させる。
【0077】このサーボモータ305,401の回転は
上述したようにローラ300,124の放射直線方向へ
の移動に変換され、ローラ300,124の各々は、ワ
ーク611を押動してその位置を微調整する。
【0078】ローラ300,124の各々が入力された
データに対応する位置(所定の位置)に到達したとき、
サーボモータ305,401の回転を停止する。
【0079】次いで、コントロールパネルは油圧クラン
プ126及び油圧クランプ127をタブテールスライド
のクランプに拘持させる。
【0080】尚、偏心量セット方法も上述した芯出し方
法と同様の手順で行われるため、説明を省略する。
【0081】保持装置100によれば、フロントシュー
102は、中空軸106の回転中心からの放射直線に沿
って配設された送りねじ306と、送りねじ306を回
転させるサーボモータ305と、送りねじ306の回転
を放射直線方向の押動に変換するナット部を有するタブ
テールスライド304と、ブラケット301等を介して
タブテールスライド304に結合され、ワーク611に
当接するローラ300とを備える一方、リアシュー10
3は、中空軸106の回転中心からの放射直線に沿って
配設された送りねじ402と、送りねじ402を回転さ
せるサーボモータ401と、送りねじ402の回転を放
射直線方向の押動に変換するナット部を有するタブテー
ルスライド400と、ブラケット125等を介してタブ
テールスライド400に結合され、ワーク611に当接
するローラ124とを備え、ローラ300,124は押
動によってワーク611の概略位置を所定の位置に微調
整するので、ローラ300,124の突出量の設定にお
いて、作業者の手によるボルトの締結工程やハンマによ
る微調整工程が必要なく、もって作業効率を改善するこ
とができると共に、作業者の習熟度に起因するワーク6
11の研削加工精度のバラツキを低減することができ、
さらには、作業者がワーク611の近傍で作業する必要
もなく、その結果、作業者の危険を排除することができ
る。
【0082】上述した保持装置100によれば、表面に
雄ねじが螺刻された送りねじ306,402と、タブテ
ールスライド304,400は、雌ねじが形成されたナ
ット部を介して螺合するので、サーボモータ305,4
01によって回転される送りねじ306,402の回転
を効率良くローラ300,124の放射直線方向の移動
に変換することができる。
【0083】上述した保持装置100において、ローラ
300及びローラ124の移動方向は、互いに90°乃
至180°の任意の角度を成すようにしてもよい。これ
により、ワーク611を安定して支持することができ
る。
【0084】上述した保持装置100において、フロン
トシュー102及びリアシュー103は、ワーク611
の非切削時には、ワーク611の環の中心を中空軸10
6の回転中心に対して所定の偏心量だけ偏心させてもよ
い。これにより、ワーク611の偏心量の調整を容易に
することができる。
【0085】尚、ワーク611の位置バラツキが大きい
ときは、フロントシュー102及びリアシュー103に
よってワーク611の位置を現物合わせとすることによ
って正確にワーク611の位置を設定することができ
る。
【0086】上述した保持装置100によれば、コント
ロールパネルは、ワーク611の径及び所定の偏心量に
関するデータに基づいて、ローラ300,124を、ワ
ーク611の径及び所定の偏心量に対応した位置に配設
するので、ワーク611の径違い及び偏心量違いによる
ローラ300,124の突出量の設定等の作業者の手作
業による工程を完全に排除することができ、より確実に
作業効率を改善することができると共に、作業者の習熟
度に起因するワーク611の研削加工精度のバラツキを
低減することができ、さらには、作業者がワーク611
の近傍で作業する必要もなく、その結果、作業者の危険
を排除することができる。
【0087】上述した保持装置100におけるノーズピ
ース112は、磁力によってワーク611を磁着するも
のとしたが、ワーク611の吸着方法は他のものでも良
く、例えば真空吸着等であってもよい。
【0088】上述した保持装置100におけるシューと
して、フロントシュー102及びリアシュー103の2
つによって構成される例について説明したが、シューの
数はこれに限られず3つ以上であってもよい。
【0089】上述した保持装置100において、各送り
ねじ114を回転させる駆動源としては、1つのサーボ
モータ121に限られず、例えば、各送りねじ114毎
に小型のサーボモータが設けられ、これらのサーボモー
タがコントロールパネルからのデータに基づいて協動す
るものでもよく、また、サーボ弁とアクチュエータとか
らなるものであってもよい。
【0090】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1
記載の被加工物の保持装置によれば、回転中心から放射
状に拡がる第1の放射直線を中心として回転する第2の
回転体と、第2の回転体を回転させる第2の回転手段と
を備え、吸着手段は、第2の回転体の回転を第1の放射
直線方向の移動に変換する第1の回転変換手段を有する
ので、複数のノーズピースの各々の移動において、作業
者の手によるボルトの締結工程が必要なく、もって作業
効率を改善することができると共に、作業者がワークの
近傍で作業する必要もなく、その結果、作業者の危険を
排除することができる。
【0091】請求項2記載の被加工物の保持装置によれ
ば、第2の回転手段は、複数の第2の回転体を同時に回
転するので、複数のノーズピースを同時に移動すること
ができ、もって複数のノーズピースの各々の移動におけ
る作業時間を短縮できる。
【0092】請求項3記載の被加工物の保持装置によれ
ば、第1の回転体は、回転中心の回りで回転する中空の
主軸部を有し、被加工物の保持装置は、主軸部の中空に
配置され、第2の回転手段によって回転中心の回りで回
転する第3の回転体と、第3の回転体及び複数の第2の
回転体との間に介在し、該第3の回転体の回転中心の回
りの回転を、第2の回転体の第1の放射直線を中心とす
る回転に変更する回転変更手段とを備えるので、サーボ
モータを1つにすることができ、もって保持装置の大き
さを縮小することができ、これにより工場内における保
持装置のレイアウトを容易にすることができると共に、
1つのサーボモータを制御することによって複数のノー
ズピースを移動することができ、もってノーズピースの
移動を効率良く、且つ正確に行うことができる。
【0093】請求項4記載の被加工物の保持装置によれ
ば、第2の回転体は、その表面にねじ山が螺刻された送
りねじからなり、第3の回転体は、複数の転動体を介し
て主軸部の中空の内壁が支持する軸からなり、第2の回
転手段は、軸の後端部に係合するサーボモータからな
り、第1の回転変換手段は、送りねじのねじ山と螺合す
るナットからなり、回転変更手段は、軸の先端部に結合
される傘歯車と、送りねじの回転中心側の端部に結合さ
れる他の傘歯車とからなるので、サーボモータの回転を
効率良くノーズピースの移動に変換することができ、ま
た、吸着手段は、被加工物を磁力によって吸着するノー
ズピースからなるので、ワークを簡便に脱着することが
でき、さらに、第2の回転手段と軸の後端部との間に
は、回転力の伝達及び断絶を切り換える電磁クラッチが
介在するので、ノーズピースの移動の制御を容易にする
ことができ、加えて、ノーズピースの数と送りねじの数
は同じであるので、第1の回転変換手段であるナットの
構成を簡素にすることができると共に、ノーズピースの
移動を軽快に行うことができる。
【0094】請求項5記載の被加工物の保持装置によれ
ば、回転中心から放射状に拡がる第2の放射直線を中心
として回転する第4の回転体と、第4の回転体を回転さ
せる第3の回転手段と、被加工物に当接する当接部及び
第4の回転体の回転を第2の放射直線方向の押動に変換
する第2の回転変換手段を有する微調整手段とを備え、
当接部は押動によって被加工物の概略位置を所定の位置
に微調整するので、当接部の突出量の設定において、作
業者の手によるボルトの締結工程やハンマによる微調整
工程が必要なく、もって作業効率を改善することができ
ると共に、作業者の習熟度に起因するワークの研削加工
精度のバラツキを低減することができ、さらには、作業
者がワークの近傍で作業する必要もなく、その結果、作
業者の危険を排除することができる。
【0095】請求項6記載の被加工物の保持装置によれ
ば、第4の回転体は、その表面にねじ山が螺刻された他
の送りねじからなり、第3の回転手段は、他の送りねじ
の回転中心側とは反対の端部にカップリング又はギヤを
介して係合される他のサーボモータからなり、第2の回
転変換手段は、他の送りねじのねじ山と螺合するナット
からなり、微調整手段は、当接部と、第2の放射直線方
向に移動可能なタブテールスライドとを有し、且つ当接
部を介して被加工物を支持するシューからなり、当接部
とナットとタブテールスライドは一体化されているの
で、他のサーボモータによって回転される他の送りねじ
の回転を効率良く一体化された当接部とナットとタブテ
ールスライドとの移動に変換することができる。
【0096】請求項7記載の被加工物の保持装置によれ
ば、シューは、フロントシュー及びリアシューからな
り、フロントシュー及びリアシューの各タブテールスラ
イドの移動方向は、互いに90°乃至180°の角度を
なすので、ワークを安定して支持することができ、フロ
ントシュー及びリアシューは、被加工物の非切削時に
は、被加工物の環の中心を回転中心に対して所定の偏心
量だけ偏心させるので、ワークの偏心量の調整を容易に
することができる。
【0097】請求項8記載の被加工物の保持装置によれ
ば、第2の回転手段は、被加工物の径に対応した指令に
基づいて、複数の吸着手段を、被加工物の径に対応した
位置に配設するので、ワークの径違いによるノーズピー
スの位置修正等の作業者の手作業による工程を完全に排
除することができ、もって請求項1記載の被加工物の保
持装置の効果をより効果的に奏することができる。
【0098】請求項9記載の被加工物の保持装置によれ
ば、第3の回転手段は、被加工物の径に対応した指令に
基づいて、当接部を、被加工物の径に対応した位置に配
設するので、ワークの径違いによる当接部の突出量の設
定等の作業者の手作業による工程を完全に排除すること
ができ、もって請求項5記載の被加工物の保持装置の効
果をより効果的に奏することができる。
【0099】請求項10記載の被加工物の保持装置によ
れば、他のサーボモータは、被加工物の径及び所定の偏
心量に対応した指令に基づいて、当接部を、被加工物の
径及び所定の偏心量に対応した位置に配設するので、ワ
ークの径違い及び偏心量違いによる当接部の突出量の設
定等の作業者の手作業による工程を完全に排除すること
ができ、もって請求項5記載の被加工物の保持装置の効
果をさらに効果的に奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る被加工物の保持装置
の概略構成を示す正面図である。
【図2】図2は、図1における線II−IIに関する断面図
である。
【図3】図1における線III−IIIに関する断面図であ
る。
【図4】図1における線IV−IVに関する断面図である。
【図5】従来の外輪軌道表面研削用の心無研削盤の概略
構成を示す図である。
【図6】図5における保持装置502の概略構成を示す
正面図である。
【図7】図7は、図6における線I−Iに関する断面図
である。
【符号の説明】
100,502 保持装置 101,600 ベース 102,601 フロントシュー 103,602 リアシュー 106 中空軸 111,608 マグネットチャック 112,609 ノーズピース 114,306,402 送りねじ 116 ナット 119 軸 121,305,401 サーボモータ 122,123 傘歯車 124,300 ローラ 304,400 タブテールスライド 611 ワーク 612,613 当接部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 健 埼玉県南埼玉郡菖蒲町昭和沼5 株式会社 日精浦和内 Fターム(参考) 3C016 GA01 3C034 AA01 AA05 BB71 CB08 3C043 AA08 CC03 DD05 3C049 AA03 AB03 AB04 CA01 CB03 CB04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状の被加工面を有する被加工物と共に
    回転中心の回りで回転する円盤状の第1の回転体と、前
    記第1の回転体を回転させる第1の回転手段と、前記第
    1の回転体の円盤上において前記第1の回転体の周方向
    に沿って配設され、前記被加工物を前記第1の回転体の
    前記回転中心に対する概略位置に吸着する複数の吸着手
    段とを備える保持装置において、前記回転中心から放射
    状に拡がる第1の放射直線を中心として回転する第2の
    回転体と、前記第2の回転体を回転させる第2の回転手
    段とを備え、前記吸着手段は、前記第2の回転体の回転
    を前記第1の放射直線方向の移動に変換する第1の回転
    変換手段を有することを特徴とする被加工物の保持装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第2の回転手段は、前記複数の第2
    の回転体を同時に回転することを特徴とする請求項1記
    載の被加工物の保持装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の回転体は、前記回転中心の回
    りで回転する中空の主軸部を有し、前記被加工物の保持
    装置は、前記主軸部の中空に配置され、前記第2の回転
    手段によって前記回転中心の回りで回転する第3の回転
    体と、前記第3の回転体及び前記複数の第2の回転体と
    の間に介在し、該第3の回転体の前記回転中心の回りの
    回転を、前記第2の回転体の前記第1の放射直線を中心
    とする回転に変更する回転変更手段とを備えることを特
    徴とする請求項1又は2記載の被加工物の保持装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の回転体は、前記主軸部と、前
    記主軸部の先端部に結合するマグネットチャックとから
    なり、前記第2の回転体は、その表面にねじ山が螺刻さ
    れた送りねじからなり、前記第3の回転体は、複数の転
    動体を介して前記主軸部の中空の内壁が支持する軸から
    なり、前記第1の回転手段は、前記主軸部の後端部に係
    合するモータ又はベルトからなり、前記第2の回転手段
    は、前記軸の後端部に係合するサーボモータからなり、
    前記吸着手段は、前記被加工物を磁力によって吸着する
    ノーズピースからなり、前記第1の回転変換手段は、前
    記送りねじのねじ山と螺合するナットからなり、前記回
    転変更手段は、前記軸の先端部に結合される傘歯車と、
    前記送りねじの前記回転中心側の端部に結合される他の
    傘歯車とからなり、前記第2の回転手段と前記軸の後端
    部との間には、回転力の伝達及び断絶を切り換える電磁
    クラッチが介在し、且つ前記ノーズピースの数と前記送
    りねじの数は同じであることを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれか1項に記載の被加工物の保持装置。
  5. 【請求項5】 前記回転中心から放射状に拡がる第2の
    放射直線を中心として回転する第4の回転体と、前記第
    4の回転体を回転させる第3の回転手段と、前記被加工
    物に当接する当接部及び前記第4の回転体の回転を前記
    第2の放射直線方向の押動に変換する第2の回転変換手
    段を有する微調整手段とを備え、前記当接部は前記押動
    によって前記被加工物の前記概略位置を所定の位置に微
    調整することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1
    項に記載の被加工物の保持装置。
  6. 【請求項6】 前記第4の回転体は、その表面にねじ山
    が螺刻された他の送りねじからなり、前記第3の回転手
    段は、前記他の送りねじの前記回転中心側とは反対の端
    部にカップリング又はギヤを介して係合される他のサー
    ボモータからなり、前記第2の回転変換手段は、前記他
    の送りねじのねじ山と螺合するナットからなり、前記微
    調整手段は、前記当接部と、前記第2の放射直線方向に
    移動可能なタブテールスライドとを有し、且つ前記当接
    部を介して前記被加工物を支持するシューからなり、前
    記当接部と前記ナットと前記タブテールスライドは一体
    化されていることを特徴とする請求項5記載の被加工物
    の保持装置。
  7. 【請求項7】 前記シューは、フロントシュー及びリア
    シューからなり、前記フロントシュー及びリアシューの
    各前記タブテールスライドの移動方向は、互いに90°
    乃至180°の角度をなし、前記フロントシュー及びリ
    アシューは、前記被加工物の非切削時に、前記被加工物
    の環の中心を前記回転中心に対して所定の偏心量だけ偏
    心させることを特徴とする請求項6記載の被加工物の保
    持装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の回転手段は、前記被加工物の
    径に対応した指令に基づいて、前記複数の吸着手段を前
    記被加工物の径に対応した位置に配設することを特徴と
    する請求項1乃至7のいずれか1項に記載の被加工物の
    保持装置。
  9. 【請求項9】 前記第3の回転手段は、前記被加工物の
    径に対応した指令に基づいて、前記当接部を前記被加工
    物の径に対応した位置に配設することを特徴とする請求
    項5乃至8のいずれか1項に記載の被加工物の保持装
    置。
  10. 【請求項10】 前記他のサーボモータは、前記被加工
    物の径及び所定の偏心量に対応した指令に基づいて、前
    記当接部を前記被加工物の径及び所定の偏心量に対応し
    た位置に配設することを特徴とする請求項6又は7記載
    の被加工物の保持装置。
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