JP5383295B2 - 髪質状態表示具及び提示方法 - Google Patents
髪質状態表示具及び提示方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5383295B2 JP5383295B2 JP2009095567A JP2009095567A JP5383295B2 JP 5383295 B2 JP5383295 B2 JP 5383295B2 JP 2009095567 A JP2009095567 A JP 2009095567A JP 2009095567 A JP2009095567 A JP 2009095567A JP 5383295 B2 JP5383295 B2 JP 5383295B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hair
- artificial
- sample
- quality
- cosmetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Description
前記見本保持部材には、前記人工毛髪見本に対応させて、前記人工毛髪見本の髪質状態を実現する毛髪用化粧料が表示または配置されていることが好ましい。ここで表示としては毛髪用化粧料の名称、型番、容器の写真等が好ましく挙げられ、配置としては毛髪用化粧料の容器やサンプルの配置が好ましく挙げられる。
この表示部においては、各人工毛髪見本の髪質状態のグレードを示すことが好ましい。
前記表示部は前記毛髪用化粧料に設けられていることが好ましい。
前記人工毛髪見本の髪質は、人工毛髪見本の素材、断面形状、繊度または表面コーティング剤の少なくとも1種を変化させたものであることが好ましい。
別の態様として、本発明の提示方法は、毛髪用化粧料と、該毛髪用化粧料で処理される前の髪質を有する人工毛髪見本と、該毛髪用化粧料で処理された後の髪質を有する人工毛髪見本とセットにして提示することを特徴とするものである。
さらに別の態様として、本発明の提示方法は、複数種類の毛髪用化粧料と、各毛髪用化粧料で処理された髪質を有する人工毛髪見本とを、個々に対応させて配置することを特徴とするものである。
とりわけ、見本保持部材に人工毛髪見本の髪質状態を実現する毛髪用化粧料が表示または配置されている場合、例えば、毛髪用化粧料がシャンプーの場合、店頭で試すことができない洗い流し前後の触感、仕上がり感を客観的に提示することができ、毛髪用化粧料が整髪料の場合には整髪料で処理された前後の触感、仕上がり感を客観的に提示することが可能である。
さらに、人工毛髪見本を複数個備え、人工毛髪の素材、断面形状、繊度又は表面コーティング剤の少なくとも一種を変化させて複数の人工毛髪見本によって異なる触感を表現した場合には、様々な触感を各グレードで表現でき、毛髪用化粧料のグレードを提示することができる。
見本保持部材3は、図1のプレート状の他、毛髪用化粧料5自体を上に載置可能な箱状のものであってもよい。
図3に示すような髪質状態表示具によって、理髪店や美容院等において、毛髪化粧料の処理前に顧客に処理後の仕上がり感を伝えることができる。
表示部4に加えて、図4において点線で表示したような毛髪用化粧料5自体を配置させる態様として、該当する毛髪用化粧料5を提示することもできる。
(2)重い感触の人工毛髪75%、軽い感触の人工毛髪25%
(3)重い感触の人工毛髪50%、軽い感触の人工毛髪50%
(4)重い感触の人工毛髪25%、軽い感触の人工毛髪75%
(5)重い感触の人工毛髪0%、軽い感触の人工毛髪100%
以下、実施例により本発明の髪質状態表示具をさらに詳細に説明する。
ポリ塩化ビニル樹脂(重合度1000)100質量部とハイドロタルサイト系安定剤3質量部、12ヒドロキシステアリン酸亜鉛0.6質量部、12ヒドロキシステアリン酸カルシウム0.4質量部、高級脂肪酸エステル系滑剤4.0質量部、ポリエチレンワックス0.2質量部をヘンシェルミキサーで混合し、図7に示す孔形状の紡糸金型(断面積0.06mm2、孔数120)を用いて、金型温度180℃及び押出量10kg/時間で溶融紡糸した。溶融紡糸したフィラメントを延伸した後、120℃の空気雰囲気下で75%まで熱弛緩処理して65デシテックスの人工毛髪用繊維iを得た。
実施例1で得た人工毛髪用繊維1にアミノ変性シリコーンを重量比で0.1%付着させ人工毛髪用繊維iiを得た。
実施例1においてドラフトを5倍に変更し、他は同様にして55デシテックスの人工毛髪用繊維を作製し、その後、さらに実施例2と同様の操作で、アミノ変性シリコーンを重量比で0.05%付着させて人工毛髪用繊維iiiを得た。
実施例1において、図8に示す孔形状の紡糸金型を用いて人工毛髪用繊維を作製し、その後、さらに実施例2と同様の操作でアミノ変性シリコーンを重量比で0.2%付着させて人工毛髪用繊維ivを得た。
実施例1において、図9に示す孔形状の紡糸金型を用い、3倍にドラフトして90デシテックスの人工毛髪用繊維を作製し、その後、さらに実施例2と同様の操作でアミノ変性シリコーンを0.05%付着させて人工毛髪用繊維vを得た。
実施例1において図10に示す孔形状の紡糸金型を用い、人工毛髪用繊維viを得た。
実施例1〜6で得られた人工毛髪の感触を評価した結果を表1に示す。表1の結果より、人工毛髪によって触感で感知可能な様々な人工毛髪見本を製造することが可能であることがわかる。
○:しっとりさが強いもの
△:しっとりさがあるもの
×:しっとりさが弱いもの
(なめらか感)
○:なめらかさが強いもの
△:ややなめらかさがあるもの
×:なめらかさが弱いもの
(しなやか感)
○:しなやかさが強いもの
△:ややしなやかさがあるもの
×:しなやかさが弱いもの
○:表面がつるつるしており、滑り感が強いもの
△:やや滑り感があるもの
×:滑り感が弱いもの
(ハリ感)
○:ハリ感が強いもの
△:ややハリ感があるもの
×:ハリ感が弱いもの
(ごわつき感)
○:ごわつき感が強いもの
△:ややごわつき感があるもの
×:ごわつき感が弱いもの
ビューラックス社製健常毛髪(人毛)を5%グリセリン水溶液に30分浸浸させ、その後1時間乾燥させてしっとり感提示毛髪を作製した。
上記実施例1の人工毛髪と比較例1の健常毛髪について、しっとり感、耐久性、ばらつきについて以下のように評価した。結果を表2に示す。なお、表1において、しっとり感、耐久性、ばらつきは、次の評価基準で評価したものである。
専門美容師の判定による官能評価であり、長さ5cm、幅3cmに1本1本が重ならないよう作製した人毛及び人工毛髪束を、指で挟み、次の評価基準で評価した。
○:しっとりさが強いもの
△:しっとりさがあるもの
×:しっとりさが弱いもの
長さ5cm、幅3cmの大きさに1本1本が重ならないように並べて作製した実施例1の人工毛髪束と比較例1の健常毛髪束を、専門美容師が指で挟んで30回評価し、1回目と30回目の評価におけるしっとり状態の変化を次の評価基準で評価した。
○:しっとりさが変化しないもの
△:しっとりさが弱くなるもの
×:しっとりさがなくなるもの
長さ5cm、幅3cmの大きさに1本1本が重ならないように並べて作製した実施例1の人工毛髪束と比較例1の健常毛髪束を10個ずつ準備し、専門美容師が実施例1の人工毛髪束と比較例1の健常毛髪束のそれぞれのグループを評価し、グループ内でのしっとり状態のばらつきを次の評価基準で評価した。
○:10個中9個以上が同じしっとり状態と判断されるもの
△:10個中5個以上9個未満が同じしっとり状態と判断されるもの
×:10個中4個未満が同じしっとり状態と判断されるもの
以上のように、本発明の髪質状態表示具によれば、毛髪用化粧料、とりわけ店頭で試すことができない洗い流し商品の使用感、仕上がり感を客観的に提示することが可能であるとともに、均一に提示することが可能である。
2,2a,2b 人工毛髪見本
3 見本保持部材
4,4a,4b 表示部
5 毛髪用化粧料
Claims (10)
- 触感で感知可能であって、毛髪用化粧料により実現される髪質を有する人工毛髪見本と、該人工毛髪見本を保持する見本保持部材と、前記人工毛髪見本の前記髪質を表示する表示部とを備えていることを特徴とする髪質状態表示具。
- 前記人工毛髪見本に対応させて、前記人工毛髪見本の髪質状態を実現する前記毛髪用化粧料が、前記見本保持部材に表示または配置されていることを特徴とする請求項1記載の髪質状態表示具。
- 前記人工毛髪見本が、前記毛髪用化粧料で処理される前の髪質を有する人工毛髪見本と、前記毛髪用化粧料で処理された後の髪質を有する人工毛髪見本とを表示するものであることを特徴とする請求項1または2記載の髪質状態表示具。
- 触感で感知可能であって、毛髪用化粧料により実現される髪質状態が異なる複数の人工毛髪見本と、該人工毛髪見本を個別に並べて保持する見本保持部材と、前記人工毛髪見本に対応して各人工毛髪見本の前記髪質状態を表示する表示部とを備えていることを特徴とする髪質状態表示具。
- 前記人工毛髪見本に対応させて、前記人工毛髪見本の髪質状態を実現する毛髪用化粧料が、前記見本保持部材に表示または配置されていることを特徴とする請求項4記載の髪質状態表示具。
- 前記表示部が前記毛髪用化粧料に設けられていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の髪質状態表示具。
- 前記人工毛髪見本の髪質が、人工毛髪見本の素材、断面形状、繊度または表面コーティング剤の少なくとも1種を変化させたものであることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載の髪質状態表示具。
- 毛髪用化粧料と、該毛髪用化粧料により実現される髪質を表示する表示部と、触感で感知可能であって前記毛髪用化粧料で処理された後の髪質を有する人工毛髪見本とをセットにして提示することを特徴とする提示方法。
- 毛髪用化粧料と、該毛髪用化粧料により実現される髪質を表示する表示部と、触感で感知可能であって前記毛髪用化粧料で処理される前の髪質を有する人工毛髪見本と、前記毛髪用化粧料で処理された後の髪質を有する人工毛髪見本とをセットにして提示することを特徴とする提示方法。
- 複数種類の毛髪用化粧料と、触感で感知可能であって前記複数種類の毛髪用化粧料で処理された髪質を有する人工毛髪見本と、該人工毛髪見本に対応して各人工毛髪見本の前記髪質を表示する表示部とを、個々に対応させて配置することを特徴とする提示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009095567A JP5383295B2 (ja) | 2009-04-10 | 2009-04-10 | 髪質状態表示具及び提示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009095567A JP5383295B2 (ja) | 2009-04-10 | 2009-04-10 | 髪質状態表示具及び提示方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010240335A JP2010240335A (ja) | 2010-10-28 |
JP5383295B2 true JP5383295B2 (ja) | 2014-01-08 |
Family
ID=43094094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009095567A Expired - Fee Related JP5383295B2 (ja) | 2009-04-10 | 2009-04-10 | 髪質状態表示具及び提示方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5383295B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019128888A (ja) * | 2018-01-26 | 2019-08-01 | 東京瓦斯株式会社 | 販売促進支援装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4426022B2 (ja) * | 1999-08-10 | 2010-03-03 | 紀伊産業株式会社 | 商品陳列用トレイ |
JP2003052452A (ja) * | 2001-08-20 | 2003-02-25 | Sutatsufusu:Kk | 染毛剤用毛束ユニット及びそれを備えた毛束見本染毛剤用毛束見本 |
JP3108529U (ja) * | 2004-11-01 | 2005-04-14 | 有限会社M&Smart | 髪質見当具 |
JP5065807B2 (ja) * | 2007-08-20 | 2012-11-07 | 株式会社マンダム | 毛髪化粧料用陳列トレイ |
-
2009
- 2009-04-10 JP JP2009095567A patent/JP5383295B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010240335A (ja) | 2010-10-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6851993B2 (ja) | 毛髪の粗さ及び光沢を推定するための装置 | |
JP5032591B2 (ja) | 毛髪にストランド効果を付与する方法及びシステム | |
JP5063242B2 (ja) | 人工毛髪及びそれを用いたかつら | |
WO2013040668A2 (en) | Method for assessing hair conditions and diagnostic system for prescription of customized cosmetic treatment and/or product | |
US20090222305A1 (en) | Shopper Communication with Scaled Emotional State | |
TW200913931A (en) | Cosmetic applicator | |
JP2010523254A (ja) | 化粧品の色選択ツール | |
JP2012500975A (ja) | 機械的処理時の繊維又は基材の摩擦特性を評価する方法 | |
CN106535707A (zh) | 通过使用刷具来测量和/或调节梳理阻力的方法 | |
Roseborough et al. | Hair care practices in African-American patients | |
JP5383295B2 (ja) | 髪質状態表示具及び提示方法 | |
US20220105013A1 (en) | Eyelash adhesive eyeliner formulation | |
US8607629B2 (en) | Method for assessment of force properties generated by the fiber tip | |
JP5203484B2 (ja) | まつ毛カーラー及びまつ毛カーラー用アタッチメント。 | |
JP6806703B2 (ja) | 全頭かつら | |
JP6817220B2 (ja) | 全頭かつら | |
Marsh et al. | Root-to-Tip hair health | |
JP3161971U (ja) | 毛髪フィギアセット | |
Brandt et al. | Substantiating Claims for Hair Care Products | |
US20100279256A1 (en) | Array of cosmetic product clusters | |
JP2015036016A (ja) | 毛髪のエイジング診断方法及びエイジングダメージ診断方法 | |
Roseborough | Scalp prostheses: Wigs, hairpieces, extensions, and scalp-covering cosmetics | |
JP2013005990A (ja) | 毛髪用品 | |
Of | Why Is My Hair So Thin And Static? | |
EP3468673A1 (en) | Thickening and elongation of keratinous fibers |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111226 |
|
RD15 | Notification of revocation of power of sub attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7435 Effective date: 20120416 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130626 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130702 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130830 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130924 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131001 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |