JP5382624B2 - マルチプロセッサ制御装置、その方法及びそのプログラム - Google Patents

マルチプロセッサ制御装置、その方法及びそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数の異なるタイプのプロセッサを含む並列処理システムにおけるマルチプロセッサ制御装置、その方法及びそのプログラムに関する。
組込み等、消費電力の制約の厳しい装置は、低電力で高性能を達成するために、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、専用プロセッサ、再構成可能プロセッサ、専用アクセラレータ等の異なるプロセッサを含み、1つのアプリケーションにおける各処理を、電力性能が最適なプロセッサにそれぞれ割り当てている。
ここで、複数の異なるプロセッサを含む処理装置において1つのアプリケーションを実行制御する方式としては、次のものがある。
第1の方式は、それぞれのプロセッサに固有な制御手順をアプリケーションプログラムに埋め込むというものである。アプリケーションを幾つかの部分処理に分割して、それぞれの処理をCPU、DSP、専用プロセッサ、再構成可能プロセッサ、専用アクセラレータ等のプロセッサに割り当てる。それぞれの部分処理間でデータ転送が必要な場合は、共有メモリやプロセッサ間の専用バッファ等を用いる。処理全体の制御は一般的にはCPUで行ない、それぞれのプロセッサの起動、停止、データの投入等の処理は、それぞれのプロセッサ固有の実行制御手順をアプリケーションプログラムから関数コール等の手段で呼び出すことで行なう。
第2の方式は、異機種を含むサーバ等で用いられるインタープリター方式である。それぞれの異なるプロセッサで共通言語(例えばJava(登録商標))のインタープリターとよばれる解釈プログラムを実行し、共通言語で記述されたプログラムはそのインタープリターが解釈することで実行される。この方式では、アプリケーション全体を共通言語で記述し、それぞれの部分処理を異なるプロセッサに割り当てて実行する。
第3の方式は、I/O等の周辺装置であれば、デバイスドライバで各周辺装置の固有の特性を隠蔽するものである。例えば、ファイルシステムとして機能する周辺装置であれば、アプリケーションプログラムからは、デバイスドライバの提供する統一的な手順で異なる装置をアクセスすることが可能である。
これらの方式に準拠した技術は、下記の文献で開示されている。
特開2007−328415号公報 特開2007−148746号公報 特開平02−039262号公報 特開昭62−028860号公報 特開2006−350622号公報 特開平06−161720号公報 特開平08−179953号公報 特開平09−106352号公報 特開平11−282692号公報 特許第4021534号公報
しかしながら、上述の手法には以下のように幾つかの問題点がある。
第1の問題点は、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6及び特許文献10にあるCPU等が各プロセッサに応じて固有の実行制御手順をアプリケーションプログラムから関数コール等の手段で呼び出す手法では、アプリケーションに対する、要求仕様、性能の変化に応じて、装置の構成が変化した場合、アプリケーションプログラム等のソフトウェアもそれに応じて変更が必要になっていた。
第2の問題点は、特許文献1、特許文献7、特許文献8及び特許文献9にあるインタープリター方式では、異なるプロセッサ間の差違はインタープリターによって隠蔽できるが、インタープリター方式はアプリケーションコードを随時解釈しながらの実行のため、実行速度が非常に遅くなり、要求性能を達成するためには、電力、コストの関係で組込み等の制限の強い装置には適用が困難であった。
第3の問題点は、特許文献2にあるようにデバイスドライバで装置固有の特性を隠蔽する場合は、プログラマブルなプロセッサには対応しにくいということである。DSPや専用プロセッサ、再構成可能プロセッサのようにプログラムに応じてその機能が大きく変化するプロセッサや、専用アクセラレータでも、パラメータの設定に応じて機能が変化するようなプロセッサでは、デバイスドライバのように統一的な制御手順を予め定義することが困難である。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、複数の異なるタイプのプロセッサを含む並列処理システムにおいて、各プロセッサの差異を隠蔽し、異なるプロセッサの機能を抽象化して上位レベルのアプリケーションプログラムから統一的に各プロセッサを制御でき、かつ実行効率の高いマルチプロセッサ制御装置、その方法及びそのプログラムを提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明に係るマルチプロセッサ制御装置は、異なるタイプの複数のプロセッサを含む並列処理システムにおけるマルチプロセッサ制御装置であって、複数の部分処理を含むアプリケーションプログラムの実行要求を、固有のプロセッサに依存しない複数の共通コマンドであって、各部分処理に各共通コマンドが対応するものとして受け取り、各共通コマンドを解析して各部分処理を実行するプロセッサを特定し、各共通コマンドを前記特定されたプロセッサに対応する個別のコマンドであるプロセッサ個別コマンドに変換する共通コマンド変換部と、前記複数のプロセッサのそれぞれにそれぞれが対応し、前記プロセッサ個別コマンドで指定された前記部分処理を前記プロセッサに実行させる制御をする複数の個別実行制御部と、前記共通コマンド変換部による前記部分処理を実行する前記プロセッサの特定と、前記共通コマンド変換部による前記共通コマンドの前記プロセッサ個別コマンドへの変換と、前記個別実行制御部による前記プロセッサの制御とにおいて用いられるコマンド、関数及び識別子(ID)を含む情報が記載された処理管理表群を生成し、前記処理管理表群を前記共通コマンド変換部及び前記個別実行制御部に登録し、前記処理管理表群を管理する個別実行制御登録部と、を備え、前記共通コマンド変換部は、前記共通コマンドを、前記部分処理を識別する処理IDと、前記部分処理に係る入出力データを含むデータを指定する処理パラメータと、を含む形式で受け取り、前記共通コマンドに含まれる前記処理IDをキーとして前記処理管理表群から、前記部分処理を実行する前記プロセッサのプロセッサIDと、前記プロセッサが行なう前記部分処理を指定するプロセッサ個別処理IDと、を検索し、前記プロセッサ個別処理IDと、前記処理パラメータとを合わせることにより前記プロセッサ個別コマンドを得ることを特徴とする。
上述の課題を解決するため、本発明に係るマルチプロセッサ制御方法は、異なるタイプの複数のプロセッサを含む並列処理システムにおけるマルチプロセッサ制御方法であって、複数の部分処理を含むアプリケーションプログラムの実行要求を、固有のプロセッサに依存しない複数の共通コマンドであって、各部分処理に各共通コマンドが対応するものとして受け取り、各共通コマンドを解析して各部分処理を実行するプロセッサを特定し、各共通コマンドを前記特定されたプロセッサに対応する個別のコマンドであるプロセッサ個別コマンドに変換する共通コマンド変換手順と、前記複数のプロセッサのそれぞれにそれぞれが対応し、前記プロセッサ個別コマンドで指定された前記部分処理を前記プロセッサに実行させる制御をする複数回の個別実行制御手順と、前記共通コマンド変換手順における前記部分処理を実行する前記プロセッサの特定と、共通コマンド変換手順における前記共通コマンドの前記プロセッサ個別コマンドへの変換と、前記個別実行制御手順における前記プロセッサの制御とにおいて用いられるコマンド、関数及び識別子(ID)を含む情報が記載された処理管理表群を生成し、前記処理管理表群を前記共通コマンド変換手順及び前記個別実行制御手順で使用させる個別実行制御登録手順と、を備え、前記共通コマンド変換手順は、前記共通コマンドを、前記部分処理を識別する処理IDと、前記部分処理に係る入出力データを含むデータを指定する処理パラメータと、を含む形式で受け取る手順と、前記共通コマンドに含まれる前記処理IDをキーとして前記処理管理表群から、前記部分処理を実行する前記プロセッサのプロセッサIDと、前記プロセッサが行なう前記部分処理を指定するプロセッサ個別処理IDと、を検索する手順と、前記プロセッサ個別処理IDと、前記処理パラメータとを合わせることにより前記プロセッサ個別コマンドを得る手順と、を有することを特徴とする。
上述の課題を解決するため、本発明に係るマルチプロセッサ制御プログラムは、異なるタイプの複数のプロセッサを含む並列処理システムにおけるマルチプロセッサ制御プログラムであって、複数の部分処理を含むアプリケーションプログラムの実行要求を、固有のプロセッサに依存しない複数の共通コマンドであって、各部分処理に各共通コマンドが対応するものとして受け取り、各共通コマンドを解析して各部分処理を実行するプロセッサを特定し、各共通コマンドを前記特定されたプロセッサに対応する個別のコマンドであるプロセッサ個別コマンドに変換する共通コマンド変換処理と、前記複数のプロセッサのそれぞれにそれぞれが対応し、前記プロセッサ個別コマンドで指定された前記部分処理を前記プロセッサに実行させる制御をする複数回の個別実行制御処理と、前記共通コマンド変換処理における前記部分処理を実行する前記プロセッサの特定と、共通コマンド変換処理による前記共通コマンドの前記プロセッサ個別コマンドへの変換と、前記個別実行制御処理における前記プロセッサの制御とにおいて用いられるコマンド、関数及び識別子(ID)を含む情報が記載された処理管理表群を生成し、前記処理管理表群を前記共通コマンド変換処理及び前記個別実行制御処理で使用させる個別実行制御登録処理と、をコンピュータに実行させ、前記共通コマンド変換処理は、前記共通コマンドを、前記部分処理を識別する処理IDと、前記部分処理に係る入出力データを含むデータを指定する処理パラメータと、を含む形式で受け取る処理と、前記共通コマンドに含まれる前記処理IDをキーとして前記処理管理表群から、前記部分処理を実行する前記プロセッサのプロセッサIDと、前記プロセッサが行なう前記部分処理を指定するプロセッサ個別処理IDと、を検索する処理と、前記プロセッサ個別処理IDと、前記処理パラメータとを合わせることにより前記プロセッサ個別コマンドを得る処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、複数の異なるタイプのプロセッサを含む並列処理システムにおいて、個別実行制御登録手段が、コマンド、関数及び識別子(ID)を含む情報が記載された処理管理表群を生成し、この処理管理表群に基づいて、共通コマンド変換部が、固有のプロセッサに依存しない共通コマンドを各プロセッサへの個別のコマンドであるプロセッサ個別コマンドに変換し、個別実行制御部がプロセッサ個別コマンドで指定された処理を前記プロセッサに実行させることによって、各プロセッサの差異を隠蔽し、異なるプロセッサの機能を抽象化して上位レベルのアプリケーションプログラムからプロセッサを統一的に制御できる。
本発明の実施の形態が対象としているアプリケーションと、並列処理システムへの部分処理のマッピング例である。 本発明の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態の共通コマンドの構成例である。 本発明の実施の形態において、共通コマンドから実際にプロセッサを制御するために必要となる管理表である。 本発明の実施の形態において、共通コマンドから実際に所定のプロセッサでの処理を起動するまでの手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態において、個別実行制御登録部での処理手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態が対象としているアプリケーションの処理の構成と、複数の異なるプロセッサを含む並列処理システム30への部分処理のマッピングの例を示したものである。
図1において、アプリケーション10は、部分処理11、通信用チャネル12を含み、アプリケーション全体は複数の部分処理11を含んでいる。これらの部分処理11間のデータ転送は、通信チャネル12を介して行なわれる。
また、図1において、並列処理システム30は、複数の異なるプロセッサ31と、これらのプロセッサ31で共有される共有メモリ33と、各プロセッサ31と、共有メモリ33との間でのデータの転送や、割込み等のイベントの通知に使われる通信路32と、を含む。
図1のアプリケーション10は、一例として、4つの部分処理11(、P1、P2、P3及びP4)を含む。又、N個のプロセッサ31(Proc1、Proc2、…、ProcN)が存在するものとする。
図1の例では、マッピング部20は、部分処理P1及びP2をプロセッサProc1にマッピングし、部分処理P3をプロセッサProc2にマッピングし、部分処理P4をプロセッサProcNにマッピングする。
マッピング部20により、それぞれの部分処理11を、その処理に適したプロセッサ31が実行するようにすることにより、アプリケーション10全体で、消費電力あたりの性能を最適化することが可能となる。また、そうすることにより、並列処理システム30をSoC(System On Chip)として1つのチップで構成する場合には、チップ面積あたりの性能を最適化することが可能である。
図2は、アプリケーションプログラム40、実行制御部50及び並列処理システム30の関係を示すブロック図である。
アプリケーションプログラム40は、アプリケーション実行制御用コード41と、実行制御登録用コード42とを含む。
アプリケーション実行制御用コード41は、図1のアプリケーション10の各部分処理11を具体的にどういう方式で並列処理をするかを定義している。一方で、実行制御登録用コード42は、並列処理システム30がアプリケーション実行制御用コード41に基づく処理を複数のプロセッサに実行させるために必要なプログラムを登録するためのコードであり、個別実行制御登録コマンド113の基となるコードである。
また、各部分処理11は、固有のプロセッサ31に依存しない統一した構造を持つ共通コマンド110を用いて記述されている。
実行制御部50は、共通コマンド変換部51、個別実行制御登録部52及び複数の個別実行制御部53を含む。共通コマンド変換部51には、アプリケーション実行制御用コード41からの部分処理11の実行指示が、共通コマンド110として渡される。
共通コマンド110は、アプリケーションプログラムの個々の部分処理11を識別するための処理ID114と、個々の部分処理11の入出力データ等を指定するための処理パラメータ115を含む。
共通コマンド変換部51は、共通コマンド110により指定された部分処理11を実行するべきプロセッサ31を特定し、そのプロセッサ31が行なう部分処理を識別するためのプロセッサ個別処理ID116を特定する。
このプロセッサ個別処理ID116と処理パラメータ115とをプロセッサ個別コマンド111は含む。このプロセッサ個別コマンド111によりプロセッサ31を制御するための個別実行制御部53へ部分処理11の実行指示を行なう。
個別実行制御部53には、それに対応するプロセッサ31に固有の実行制御に必要な関数が登録されている。対応するプロセッサ31に割り当てられた部分処理11を実行するためには、それぞれの部分処理11を、対応するプロセッサ31で実行するためのプログラムをプロセッサ個別処理ID116として登録する必要がある。
プログラムの登録方法は一般的には各プロセッサ31毎に固有の手順が必要となる。例えば、プロセッサ31がCPUやDSPであれば、部分処理11用の関数へのポインタを受け取り、プロセッサ個別処理ID116との対応付けを管理すればよい。また、例えば、プロセッサ31が回路を繰り返し変更することのできる再構成可能プロセッサであれば、部分処理用の再構成データを受け取り、プロセッサ個別処理ID116との対応付けを管理する。
このため、個別実行制御部53では、プロセッサ31の種類に応じて、プロセッサ個別処理ID登録関数102(図4参照)を予め登録しておき、プロセッサ個別処理ID116の登録はこのプロセッサ個別処理ID登録関数102を用いて行なう。
プロセッサ個別処理ID登録関数102を用いて登録した、部分処理11を実行するためのプロセッサ31用のプログラムは、プロセッサ個別処理ID116で指定することができる。
上述したように、プロセッサ個別コマンド111はプロセッサ個別処理ID116と、処理パラメータ115とを含む。プロセッサ個別処理ID116は、例えば、プロセッサがCPUであれば登録されている実行関数を特定し、プロセッサが再構成プロセッサであれば再構成データを特定する。プロセッサ個別処理ID116は、処理パラメータ115とともにプロセッサ31に与えられる。
個別実行制御部53には、それに対応するプロセッサ31に応じて、プロセッサ個別コマンド実行関数103(図4参照)が予め登録されている。プロセッサ個別コマンド実行関数103をプロセッサ個別処理ID116と処理パラメータ115とを引数として呼び出すことにより実行されるプロセッサ個別実行制御コマンド112によって、個別実行制御部53に対応するプロセッサ31が制御される。
プロセッサ31の実行状況の確認の手順等も、各プロセッサ31毎に異なるため、各プロセッサ31毎に予め登録しておいたプロセッサ状態チェック関数104(図4参照)を用いて、その確認等を行なう。
個別実行制御登録部52は、個別実行制御登録コマンド113に基づき、各プロセッサ31毎の個別実行制御部53の登録、プロセッサ個別処理ID登録関数102、プロセッサ個別コマンド実行関数103、プロセッサ状態チェック関数104等のプロセッサの制御に必要な関数の登録及びプロセッサ個別処理ID登録関数102を用いたプロセッサ個別処理ID116の登録を行なう。
図3は、共通コマンド110の構成例を示す。共通コマンド110は、アプリケーションプログラムの部分処理11を指定する処理ID114と、部分処理11に処理の対象となる入出力データ等を指定する処理パラメータ115とを含む。
図3は、部分処理11に入力データが2セット、出力データが1セットある場合の例を示している。
処理パラメータ115は、例えば、処理パラメータ本体16へのポインタである。処理パラメータ本体16に入力データバッファ13、出力データバッファ14へのポインタを格納することにより、処理の対象となる入力データや処理の結果である出力データのある場所を指定できる。
処理パラメータ本体16に入力データセット数及び出力データセット数を格納することにより、各部分処理11毎に入力データのセット数、出力データのセット数が異なる場合に対応することができる。他方、一般的には部分処理11はその処理内容が決まれば、入出力セット数も決まるため、部分処理11を実行するプログラムに固有の入出力セット数を処理パラメータ本体16に設定しておくことも可能である。
図4は共通コマンド110から実際にプロセッサ31を制御するために必要となるコマンド、関数及び識別子(ID)を含む情報が記載された管理表である。この管理表には、処理ID管理表70、プロセッサ管理表80及びプロセッサ制御用メソッド管理表90が含まれる。
処理ID管理表70は、アプリケーションに含まれる部分処理11に対応する処理ID114を管理している。共通コマンド110に含まれる処理ID114を用いてこの処理ID管理表70を検索することで、処理ID114に対応する部分処理11の処理を担当するプロセッサID117と、そのプロセッサID117で指定されるプロセッサ31に固有のプロセッサ個別ID116を検索できる。部分処理11を追加する場合は、処理ID管理表70にエントリが追加される。
プロセッサ管理表80は、並列処理システムの各プロセッサ31の実行制御に必要なプロセッサ制御用メソッドを管理するための表である。
プロセッサID117からそのプロセッサID117と対応付けられているプロセッサ31のプロセッサ制御用メソッド管理表90を検索できる。プロセッサ31を登録する場合には、このプロセッサ管理表80にエントリが追加される。
プロセッサ制御用メソッド管理表90は、プロセッサ31の実行制御に必要なメソッド群を関数として管理している。プロセッサ31の実行制御に必要な操作は幾つか考えられるが、ここでは、プロセッサ31に部分処理11に対応したプログラムを登録し、プロセッサ個別処理ID116と対応付けるためのプロセッサ個別処理ID登録関数102、プロセッサ個別コマンド111が与えられたときにプロセッサ個別コマンド111で指定される処理をプロセッサ31で行なうためのプロセッサ個別コマンド実行関数103及び必要に応じてプロセッサ31の状態を確認するためのプロセッサ状態チェック関数104が示されている。プロセッサ31への操作は、その操作に対応するメソッドID100を指定して、プロセッサ制御用メソッド管理表90を検索することで、必要なプロセッサ制御用メソッド関数101を得ることができる。
次に、図5及び図6のフローチャートを用いて、本実施の形態に係る実行制御部50の動作について説明する。ここで、図5はアプリケーション制御用コード41共通コマンド110を発行してから実際に所定のプロセッサ31での処理が起動されるまでの手順を示している。図6はアプリケーションの実行制御登録用コード42が個別実行制御登録コマンド113を発行してから各種登録を行なうまでの手順を示している。
図5の処理は共通コマンド変換部51で実行される。
まず、ステップS100では、共通コマンド変換部51は、受け取った共通コマンド110から処理ID114を抽出し、その処理ID114をキーにして処理ID管理表70からプロセッサID117及びプロセッサ個別処理ID116を得る。
続いて、ステップS110では、共通コマンド変換部51は、プロセッサID117をキーにしてプロセッサ管理表80からプロセッサ制御用メソッド管理表90を得る。
ステップS120では、共通コマンド変換部51は、プロセッサ制御用メソッド管理表90をプロセッサ個別コマンド111の実行を示すメソッドID100をキーとして検索し、プロセッサ個別コマンド実行関数103を得る。
ステップS130では、共通コマンド変換部51は、プロセッサ個別処理ID116と処理パラメータ115を引数として、プロセッサ個別コマンド実行関数103を呼び出す。
呼び出されたプロセッサ個別コマンド実行関数103は個別実行制御部53の一部として動作する。
プロセッサ個別コマンド実行関数103は、一般には、各プロセッサ31毎に異なる処理をする。一般には、引数として与えられたプロセッサ個別処理ID116をキーとして必要なプログラムを検索し、プロセッサ31を起動し、そのプログラムを実行させる。
プロセッサ31がCPUであれば、引数として処理パラメータ115を与えてプログラムを呼び出す。
一方で、プロセッサ31が実行に先だってプログラムのロードが必要となるものであれば、プロセッサ31にプログラムをロードさせた後に、プロセッサ31に固有の方法で処理パラメータ115をプロセッサ31に渡してプロセッサ31でのプログラムの実行を開始させる。
プロセッサ31がプログラムのロードに時間がかかるものであれば、同じプログラムで処理可能な処理要求を幾つか溜めて、それらの処理要求に対応する処理をまとめてプロセッサ31に実行させることも可能である。これらのプロセッサ31に固有の制御手順は予め個別実行制御登録部52により登録することができる。
図6の処理は、個別実行制御登録部52で実行される。
まず、個別実行制御登録コマンド113の内容に応じてプロセッサの登録(ステップS200、S210、S220)、メソッドの登録(ステップS300、S310、S320、S330)、プロセッサ個別処理の登録(ステップS400、S410、S420、S430、S440、S450)が行なわれる。
ステップS200において、個別実行制御登録コマンド113が部分処理11に係るプロセッサ登録であれば(True)、ステップS210でプロセッサ制御用メソッド管理表90を生成し、ステップS220でプロセッサID117を生成し、生成したプロセッサID117とプロセッサ制御用メソッド管理表90へのポインタをプロセッサ管理表80に登録する。
ステップS300において、個別実行制御登録コマンド113が、プロセッサ31の実行制御に係るプロセッサ制御用メソッドの登録であれば(True)、引数として、プロセッサID117、メソッドID100、プロセッサ制御用メソッド定義関数101が個別実行制御登録コマンド113により与えられている(ステップS310)。
続くステップS320では、引数として与えられたプロセッサID117をキーとしてプロセッサ管理表80からプロセッサ制御用メソッド管理表90を得る。
ステップS330では、プロセッサ制御用メソッド管理表90にメソッドID100及びプロセッサ制御用メソッド定義関数101を登録する。
ステップS400において、個別実行制御登録コマンド113がプロセッサ個別処理の登録であれば(True)、引数として、プロセッサID117、指定したプロセッサ31で所定の処理を行なうためのプログラム定義体が個別実行制御登録コマンド113により与えられている(ステップS410)。
続くステップS420では、プロセッサID117をキーとしてプロセッサ管理表80からプロセッサ制御用メソッド管理表90を得る。
ステップS430では、プロセッサ制御用メソッド管理表90からプロセッサ個別処理ID登録関数102を得る。
ステップS440では、個別実行制御登録コマンド113の引数として与えられたプログラム定義体を引数としてプロセッサ個別処理ID登録関数102を呼び出す。この呼び出しの戻り値としてプロセッサ個別処理ID116を得る。
ステップS450では、処理ID114を生成し、処理ID管理表70に処理ID114、プロセッサID117及びプロセッサ個別処理ID116を登録する。
以上説明したように、本実施形態によれば、まず第1に、ハードウェアの構成に依存しない実行制御が可能となる。共通コマンド変換部51により、アプリケーションに含まれる部分処理11の実行制御は、どのプロセッサで実行するかに依存しない、統一した構造を持つ共通コマンドで行なうことが可能となる。
このため、アプリケーションを部分処理11に分割して複数のプロセッサで並列処理させる場合、実行制御方式として複数のものが考えられる。例えば、部分処理それぞれはパイプラインのステージとみなして、入力から出力に至る経路にデータを連続的に転送しながら処理をすることができる。
また、1単位のデータを扱う入力から出力までの一連の処理を1つの独立したジョブとして構成し、1つの処理内ではジョブに含まれる部分処理は逐次的に実行するが、複数のジョブを並列に処理をするという方法も考えられる。これらの並列処理を制御するためにはそれぞれ異なる制御構造が必要であるが、各プロセッサの実行制御は共通コマンドで行なえるため、本質的な並列処理の制御構造を変更するだけで、異なる並列処理に対応することが可能となる。
第2に、本実施形態によれば、異なるプロセッサ毎に最適な制御が可能となる。本実施形態では、異なるプロセッサ毎に個別実行制御部53がある。この個別実行制御部53は、各プロセッサの特性に合わせて最適に構成することが可能である。
例えば、プロセッサが、CPU又はDSPであれば、個別実行制御部は部分処理を実行する関数の関数呼び出しでよい。また、プロセッサが、ローカルなメモリにプログラムを予めロードした後にそのプログラムを実行するような再構成プロセッサやDSPであれば、まず、部分処理を実行するプログラムをローカルなメモリにロードし、次にそのプログラムでプロセッサを動作させるといった制御が必要になる。本実施形態によれば、プロセッサの種類にかかわらずプロセッサ毎に最適な実行制御方式を選択して使用することが可能である。
第3に、本実施形態によれば、プラットフォームが変更になった場合や、アプリケーションのそれぞれの処理からプロセッサへのマッピングが変更になった場合も、次の段落で述べるような理由により、アプリケーションプログラムの制御構造を変更することなく柔軟に対応することが可能となる。
個別実行制御登録部52を用いることで、並列処理システムに含まれる異なるプロセッサ毎に個別実行制御手順を登録可能である。従って、あるプロセッサで実行していたアプリケーションの部分処理を別のプロセッサで実行することにした場合、別のプロセッサ用の部分処理プログラムを新たに登録する。
なお、本実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合せにより実現することができる。
本発明は、複数の異なるタイプのプロセッサを含む並列処理システムに利用できる。
10 アプリケーション
11 部分処理
12 通信用チャネル
13 入力データバッファ
14 出力データバッファ
16 処理パラメータ本体
20 マッピング部
30 並列処理システム
31 プロセッサ
32 通信路
33 共有メモリ
40 アプリケーションプログラム
41 アプリケーションプログラム実行制御用コード
42 実行制御登録用コード
50 実行制御部
51 共通コマンド変換部
52 個別実行制御登録部
53 個別実行制御部
70 処理ID管理表
80 プロセッサ管理表
90 プロセッサ制御用メソッド管理表
100 メソッドID
101 プロセッサ制御用メソッド関数
102 プロセッサ個別処理ID登録関数
103 プロセッサ個別コマンド実行関数
104 プロセッサ状態チェック関数
110 共通コマンド
111 プロセッサ個別コマンド
112 プロセッサ個別実行制御コマンド
113 個別実行制御登録コマンド
114 処理ID
115 処理パラメータ
116 プロセッサ個別処理ID
117 プロセッサID

Claims (21)

  1. 異なるタイプの複数のプロセッサを含む並列処理システムにおけるマルチプロセッサ制御装置であって、
    複数の部分処理を含むアプリケーションプログラムの実行要求を、固有のプロセッサに依存しない複数の共通コマンドであって、各部分処理に各共通コマンドが対応するものとして受け取り、各共通コマンドを解析して各部分処理を実行するプロセッサを特定し、各共通コマンドを前記特定されたプロセッサに対応する個別のコマンドであるプロセッサ個別コマンドに変換する共通コマンド変換部と、
    前記複数のプロセッサのそれぞれにそれぞれが対応し、前記プロセッサ個別コマンドで指定された前記部分処理を前記プロセッサに実行させる制御をする複数の個別実行制御部と、
    前記共通コマンド変換部による前記部分処理を実行する前記プロセッサの特定と、前記共通コマンド変換部による前記共通コマンドの前記プロセッサ個別コマンドへの変換と、前記個別実行制御部による前記プロセッサの制御とにおいて用いられるコマンド、関数及び識別子(ID)を含む情報が記載された処理管理表群を生成し、前記処理管理表群を前記共通コマンド変換部及び前記個別実行制御部に登録し、前記処理管理表群を管理する個別実行制御登録部と、
    を備え、
    前記共通コマンド変換部は、
    前記共通コマンドを、前記部分処理を識別する処理IDと、前記部分処理に係る入出力データを含むデータを指定する処理パラメータと、を含む形式で受け取り、
    前記共通コマンドに含まれる前記処理IDをキーとして前記処理管理表群から、前記部分処理を実行する前記プロセッサのプロセッサIDと、前記プロセッサが行なう前記部分処理を指定するプロセッサ個別処理IDと、を検索し、
    前記プロセッサ個別処理IDと、前記処理パラメータとを合わせることにより前記プロセッサ個別コマンドを得ることを特徴とするマルチプロセッサ制御装置。
  2. 前記個別実行制御登録部は、
    前記処理IDと前記プロセッサIDと前記プロセッサ個別処理IDとの対応を記載した処理ID管理表と、
    メソッドIDと、プロセッサ個別コマンド実行関数、前記プロセッサ個別処理IDを登録するためのプロセッサ個別処理ID登録関数及びプロセッサ状態チェック関数を含むプロセッサ制御用メソッド関数との対応を記載したプロセッサ制御用メソッド管理表と、
    前記プロセッサIDと前記プロセッサ制御用メソッド管理表へのポインタとの対応を記載したプロセッサ管理表と、
    を、前記処理管理表群として生成することを特徴とする請求項1に記載のマルチプロセッサ制御装置。
  3. 前記個別実行制御部は、前記プロセッサ個別処理IDと前記処理パラメータとを引数にして、前記プロセッサ制御用メソッド管理表に予め登録されているプロセッサ個別コマンド実行関数を呼び出すことにより実行されるプロセッサ個別実行制御コマンドによって、前記部分処理を前記プロセッサに実行させ、
    前記プロセッサ制御用メソッド管理表に予め登録されているプロセッサ状態チェック関数によって、前記プロセッサの動作状態をチェックすることを特徴とする請求項2に記載のマルチプロセッサ制御装置。
  4. 前記個別実行制御登録部は、前記アプリケーションプログラムが有する実行制御登録用コードに基づく個別実行制御登録コマンドによって、前記処理管理表群を生成することを特徴とする請求項2又は3に記載のマルチプロセッサ制御装置。
  5. 前記個別実行制御登録部は、前記個別実行制御登録コマンドが、前記部分処理に係るプロセッサの登録の場合、前記個別実行制御登録コマンドに基づいて前記プロセッサ制御用メソッド管理表及び前記プロセッサIDを生成し、生成した前記プロセッサIDとプロセッサ制御用メソッド管理表IDとを、前記プロセッサ管理表に登録することを特徴とする請求項4に記載のマルチプロセッサ制御装置。
  6. 前記個別実行制御登録部は、前記個別実行制御登録コマンドが、前記プロセッサの実行制御に係るプロセッサ制御用メソッドの登録の場合、前記個別実行制御登録コマンドに含まれる前記プロセッサID、前記プロセッサ制御用メソッド管理表ID及びプロセッサ制御用メソッド定義関数を引数として受け取り、前記プロセッサIDをキーとして前記プロセッサ管理表から前記プロセッサ制御用メソッド管理表IDを取得し、前記プロセッサ制御用メソッド管理表に前記プロセッサ制御用メソッド管理表ID及び前記プロセッサ制御用メソッド定義関数を登録することを特徴とする請求項5に記載のマルチプロセッサ制御装置。
  7. 前記個別実行制御登録部は、前記個別実行制御登録コマンドが、前記プロセッサが行なう前記部分処理を指定するプロセッサ個別処理の登録の場合、前記個別実行制御登録コマンドに含まれる前記プロセッサID、プログラム定義体を引数として受け取り、前記プロセッサIDをキーとして前記プロセッサ管理表から前記プロセッサ制御用メソッド管理表IDを取得し、そのIDにより特定されるプロセッサ制御用メソッド管理表から前記プロセッサ個別処理ID登録関数を取得し、前記プログラム定義体を引数として前記プロセッサ個別処理ID登録関数を呼び出したときの戻り値として前記プロセッサ個別処理IDを取得し、更に、前記処理IDを生成し、前記処理ID、前記プロセッサID及び前記プロセッサ個別処理IDを前記処理ID管理表に登録することを特徴とする請求項5又は6に記載のマルチプロセッサ制御装置。
  8. 異なるタイプの複数のプロセッサを含む並列処理システムにおけるマルチプロセッサ制御方法であって、
    複数の部分処理を含むアプリケーションプログラムの実行要求を、固有のプロセッサに依存しない複数の共通コマンドであって、各部分処理に各共通コマンドが対応するものとして受け取り、各共通コマンドを解析して各部分処理を実行するプロセッサを特定し、各共通コマンドを前記特定されたプロセッサに対応する個別のコマンドであるプロセッサ個別コマンドに変換する共通コマンド変換手順と、
    前記複数のプロセッサのそれぞれにそれぞれが対応し、前記プロセッサ個別コマンドで指定された前記部分処理を前記プロセッサに実行させる制御をする複数回の個別実行制御手順と、
    前記共通コマンド変換手順における前記部分処理を実行する前記プロセッサの特定と、共通コマンド変換手順における前記共通コマンドの前記プロセッサ個別コマンドへの変換と、前記個別実行制御手順における前記プロセッサの制御とにおいて用いられるコマンド、関数及び識別子(ID)を含む情報が記載された処理管理表群を生成し、前記処理管理表群を前記共通コマンド変換手順及び前記個別実行制御手順で使用させる個別実行制御登録手順と、
    を備え、
    前記共通コマンド変換手順は、
    前記共通コマンドを、前記部分処理を識別する処理IDと、前記部分処理に係る入出力データを含むデータを指定する処理パラメータと、を含む形式で受け取る手順と、
    前記共通コマンドに含まれる前記処理IDをキーとして前記処理管理表群から、前記部分処理を実行する前記プロセッサのプロセッサIDと、前記プロセッサが行なう前記部分処理を指定するプロセッサ個別処理IDと、を検索する手順と、
    前記プロセッサ個別処理IDと、前記処理パラメータとを合わせることにより前記プロセッサ個別コマンドを得る手順と、
    を有することを特徴とするマルチプロセッサ制御方法。
  9. 前記個別実行制御登録手順は、
    前記処理IDと前記プロセッサIDと前記プロセッサ個別処理IDとの対応を記載した処理ID管理表と、
    メソッドIDと、プロセッサ個別コマンド実行関数、前記プロセッサ個別処理IDを登録するためのプロセッサ個別処理ID登録関数及びプロセッサ状態チェック関数を含むプロセッサ制御用メソッド関数との対応を記載したプロセッサ制御用メソッド管理表と、
    前記プロセッサIDと前記プロセッサ制御用メソッド管理表へのポインタとの対応を記載したプロセッサ管理表と、
    を前記処理管理表群として生成することを特徴とする請求項8に記載のマルチプロセッサ制御方法。
  10. 前記個別実行制御手順は、前記プロセッサ個別処理IDと前記処理パラメータとを引数にして、前記プロセッサ制御用メソッド管理表に予め登録されているプロセッサ個別コマンド実行関数を呼び出すことにより実行されるプロセッサ個別実行制御コマンドによって、前記部分処理を前記プロセッサに実行させ、前記プロセッサ制御用メソッド管理表に予め登録されているプロセッサ状態チェック関数によって、前記プロセッサの動作状態をチェックすることを特徴とする請求項9に記載のマルチプロセッサ制御方法。
  11. 前記個別実行制御登録手順は、前記アプリケーションプログラムが有する実行制御登録用コードに基づく個別実行制御登録コマンドによって、前記処理管理表群を生成することを特徴とする請求項9又は10に記載のマルチプロセッサ制御方法。
  12. 前記個別実行制御登録手順は、前記個別実行制御登録コマンドが、前記部分処理に係るプロセッサの登録の場合、前記個別実行制御登録コマンドに基づいて前記プロセッサ制御用メソッド管理表及び前記プロセッサIDを生成し、生成した前記プロセッサIDとプロセッサ制御用メソッド管理表IDとを、前記プロセッサ管理表に登録することを特徴とする請求項11に記載のマルチプロセッサ制御方法。
  13. 前記個別実行制御登録手順は、前記個別実行制御登録コマンドが、前記プロセッサの実行制御に係るプロセッサ制御用メソッドの登録の場合、前記個別実行制御登録コマンドに含まれる前記プロセッサID、前記プロセッサ制御用メソッド管理表ID及びプロセッサ制御用メソッド定義関数を引数として受け取り、前記プロセッサIDをキーとして前記プロセッサ管理表から前記プロセッサ制御用メソッド管理表IDを取得し、前記プロセッサ制御用メソッド管理表に前記プロセッサ制御用メソッド管理表ID及び前記プロセッサ制御用メソッド定義関数を登録することを特徴とする請求項12に記載のマルチプロセッサ制御方法。
  14. 前記個別実行制御登録手順は、前記個別実行制御登録コマンドが、前記プロセッサが行なう前記部分処理を指定するプロセッサ個別処理の登録の場合、前記個別実行制御登録コマンドに含まれる前記プロセッサID、プログラム定義体を引数として受け取り、前記プロセッサIDをキーとして前記プロセッサ管理表から前記プロセッサ制御用メソッド管理表IDを取得し、そのIDにより特定されるプロセッサ制御用メソッド管理表から前記プロセッサ個別処理ID登録関数を取得し、前記プログラム定義体を引数として前記プロセッサ個別処理ID登録関数を呼び出したときの戻り値として前記プロセッサ個別処理IDを取得し、更に、前記処理IDを生成し、前記処理ID、前記プロセッサID及び前記プロセッサ個別処理IDを前記処理ID管理表に登録することを特徴とする請求項12又は13に記載のマルチプロセッサ制御方法。
  15. 異なるタイプの複数のプロセッサを含む並列処理システムにおけるマルチプロセッサ制御プログラムであって、
    複数の部分処理を含むアプリケーションプログラムの実行要求を、固有のプロセッサに依存しない複数の共通コマンドであって、各部分処理に各共通コマンドが対応するものとして受け取り、各共通コマンドを解析して各部分処理を実行するプロセッサを特定し、各共通コマンドを前記特定されたプロセッサに対応する個別のコマンドであるプロセッサ個別コマンドに変換する共通コマンド変換処理と、
    前記複数のプロセッサのそれぞれにそれぞれが対応し、前記プロセッサ個別コマンドで指定された前記部分処理を前記プロセッサに実行させる制御をする複数回の個別実行制御処理と、
    前記共通コマンド変換処理における前記部分処理を実行する前記プロセッサの特定と、共通コマンド変換処理による前記共通コマンドの前記プロセッサ個別コマンドへの変換と、前記個別実行制御処理における前記プロセッサの制御とにおいて用いられるコマンド、関数及び識別子(ID)を含む情報が記載された処理管理表群を生成し、前記処理管理表群を前記共通コマンド変換処理及び前記個別実行制御処理で使用させる個別実行制御登録処理と、
    をコンピュータに実行させ、
    前記共通コマンド変換処理は、
    前記共通コマンドを、前記部分処理を識別する処理IDと、前記部分処理に係る入出力データを含むデータを指定する処理パラメータと、を含む形式で受け取る処理と、
    前記共通コマンドに含まれる前記処理IDをキーとして前記処理管理表群から、前記部分処理を実行する前記プロセッサのプロセッサIDと、前記プロセッサが行なう前記部分処理を指定するプロセッサ個別処理IDと、を検索する処理と、
    前記プロセッサ個別処理IDと、前記処理パラメータとを合わせることにより前記プロセッサ個別コマンドを得る処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするマルチプロセッサ制御プログラム。
  16. 前記個別実行制御登録処理は、
    前記処理IDと前記プロセッサIDと前記プロセッサ個別処理IDとの対応を記載した処理ID管理表と、
    メソッドIDと、プロセッサ個別コマンド実行関数、前記プロセッサ個別処理IDを登録するためのプロセッサ個別処理ID登録関数及びプロセッサ状態チェック関数を含むプロセッサ制御用メソッド関数との対応を記載したプロセッサ制御用メソッド管理表と、
    前記プロセッサIDと前記プロセッサ制御用メソッド管理表へのポインタとの対応を記載したプロセッサ管理表と、
    を前記処理管理表群として生成することを特徴とする請求項15に記載のマルチプロセッサ制御プログラム。
  17. 前記個別実行制御処理は、前記プロセッサ個別処理IDと前記処理パラメータとを引数にして、前記プロセッサ制御用メソッド管理表に予め登録されているプロセッサ個別コマンド実行関数を呼び出すことにより実行されるプロセッサ個別実行制御コマンドによって、前記部分処理を前記プロセッサに実行させ、前記プロセッサ制御用メソッド管理表に予め登録されているプロセッサ状態チェック関数によって、前記プロセッサの動作状態をチェックすることを特徴とする請求項16に記載のマルチプロセッサ制御プログラム。
  18. 前記個別実行制御登録処理は、前記アプリケーションプログラムが有する実行制御登録用コードに基づく個別実行制御登録コマンドによって、前記処理管理表群を生成することを特徴とする請求項16又は17に記載のマルチプロセッサ制御プログラム。
  19. 前記個別実行制御登録処理は、前記個別実行制御登録コマンドが、前記部分処理に係るプロセッサの登録の場合、前記個別実行制御登録コマンドに基づいて前記プロセッサ制御用メソッド管理表及び前記プロセッサIDを生成し、生成した前記プロセッサIDとプロセッサ制御用メソッド管理表IDとを、前記プロセッサ管理表に登録することを特徴とする請求項18に記載のマルチプロセッサ制御プログラム。
  20. 前記個別実行制御登録処理は、前記個別実行制御登録コマンドが、前記プロセッサの実行制御に係るプロセッサ制御用メソッドの登録の場合、前記個別実行制御登録コマンドに含まれる前記プロセッサID、プロセッサ制御用メソッド管理表ID及びプロセッサ制御用メソッド定義関数を引数として受け取り、前記プロセッサIDをキーとして前記プロセッサ管理表から前記プロセッサ制御用メソッド管理表IDを取得し、前記プロセッサ制御用メソッド管理表に前記プロセッサ制御用メソッド管理表ID及び前記プロセッサ制御用メソッド定義関数を登録することを特徴とする請求項18に記載のマルチプロセッサ制御プログラム。
  21. 前記個別実行制御登録処理は、前記個別実行制御登録コマンドが、前記プロセッサが行なう前記部分処理を指定するプロセッサ個別処理の登録の場合、前記個別実行制御登録コマンドに含まれる前記プロセッサID、プログラム定義体を引数として受け取り、前記プロセッサIDをキーとして前記プロセッサ管理表から前記プロセッサ制御用メソッド管理表IDを取得し、そのIDにより特定されるプロセッサ制御用メソッド管理表から前記プロセッサ個別処理ID登録関数を取得し、前記プログラム定義体を引数として前記プロセッサ個別処理ID登録関数を呼び出したときの戻り値として前記プロセッサ個別処理IDを取得し、更に、前記処理IDを生成し、前記処理ID、前記プロセッサID及び前記プロセッサ個別処理IDを前記処理ID管理表に登録することを特徴とする請求項19又は20に記載のマルチプロセッサ制御プログラム。
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