JP5381378B2 - インクジェット式印刷装置、印刷方法 - Google Patents

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Description

本発明は、シアン、マゼンタ、イエローの色成分を少なくとも含む、網点画像を表す網点画像データのインクジェット式印刷装置による印刷技術に関する。
スクリーン印刷においては、最終的な印刷工程に入る前に、印刷物の色調、文字の正誤、画像の位置などを確認する校正(プルーフ)作業が行われるが、安価かつ容易に校正を行うために、インクジェット式プリンターで出力した印刷物で校正を行う技術が求められている(例えば、下記特許文献1)。インクジェット式プリンターを用いて校正を行う場合には、オフセット印刷の出力結果に近い網点再現が求められる。
オフセット印刷用の網点データでは、網点の干渉によるモアレを抑制するために、シアンC、マゼンタM、イエローY、ブラックK(以下、単にC,M,Y,Kともいう)の各色の網点スクリーン角度を、Cが15°、Mが45°、Yが0°、Kが75°とすることが多い。つまり、C,M,Kについては、それぞれが互いに30°のスクリーン角度差が確保される。異なるスクリーン角度の網点データを重ね合わせた場合、網点の重なり率が大きい領域と小さい領域とが一定周期で発生するが、スクリーン角度差が小さいと、その発生周期が長くなり(低い空間周波数となり)、モアレとして視認されやすくなるからである。一方、Yについては、他の色と比べて目立ちにくく、他の色成分とのモアレが発生していても視認されにくいため、モアレ抑制の優先順位を相対的に下げて、C及びKとのスクリーン角度差は15°となっている。
かかる網点データをインクジェット式プリンターで出力する場合、インクジェット式プリンター特有の課題が生じる。かかる課題について図10を用いて説明する。図10の(a)〜(c)は、C,Y,Mのそれぞれのスクリーン角度に応じた画像データを概念的に示している。各々の色成分のスクリーン角度は、上述した角度である。図10の(d)は、CとYとからグリーンを表現する場合のCのデータとYのデータとを示している。図中では、Yのデータは、点線で表示している。図10の(e)は、YとMとからレッドを表現する場合のYのデータとMのデータとを示している。図中では、Yのデータは、点線で表示している。
図10の(f)は、図10の(d)に示したCのデータとYのデータとの重畳部分を黒色で強調表示したものである。図示するように、CとYとのスクリーン角度差(15°)が小さいため、CとYとの重なりが低周期となり、重畳部分が一定間隔で生じていることが分かる。一方、図10の(g)は、図10の(e)に示したYのデータとMのデータとの重畳部分を黒色で強調表示したものである。図示するように、YとMとのスクリーン角度差(45°)が大きいため、YとMとの重なりが高周期となり、重畳部分は一定間隔として視認されにくいことが分かる。
かかるグリーン及びレッドの画像データを、インクジェット式プリンターで出力した結果を図10の(h),(i)に示す。図10の(h)は、グリーンの画像の出力結果であり、重なりの周期にあわせてモアレが目立っている。図10の(i)は、レッドの画像の出力結果であり、重なり部分のモアレが目立っていない。このように、オフセット印刷においては目立たないYに関連するモアレが、インクジェット式プリンターにおける出力では、目立つ結果となる。
かかる現象は、インクジェット式プリンターにおいては、印刷媒体が吸収可能なインク量に制限(以下、デューティ制限という)があることに起因する。具体的には、インクジェット式プリンターにおいては、デューティ制限による使用インクの置き換えが行われる。インクの置き換えは、例えば、LUTを用いて、入力データを各インク量データに変換する際に、C,M,Yインクの一部をKインクに置き換える下色除去として行われる。また、例えば、ライトシアンLc(以下、単にLcという)インクを備えるプリンターでは、C系の一次色の印刷領域では、Lcインクが主体であるのが、グリーンやブルーなどの二次色の印刷領域では、LcインクをCインクに置き換えることが行われる。Cインクに置き換えてもデューティ制限を満たせない場合は、Cインク自体の量を減らすことも行われる。このようなインクの置き換えによって、類似色であっても、Yインクの使用量によっては、Cインクの使用量が少なくなる領域と、少なくならない領域とが存在することとなる。このように、インクジェット式プリンターにおいては、使用インクの色構成を局所的に大きく変化させることがあるので、オフセット印刷では目立たないモアレが目立つことがあった。特に、Y成分については、他の色成分とのスクリーン角度差が小さいので、モアレが目立つことが多かった。
特開2001−144959号公報
上述の問題を踏まえ、本発明が解決しようとする課題は、校正用のインクジェット式プリンターによる網点画像データの出力結果を、スクリーン印刷の印刷結果に近づけることである。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]シアン、マゼンタ、イエローの色成分を少なくとも含む、網点画像を表す網点画像データを印刷可能なインクジェット式印刷装置であって、
前記網点画像データを入力する入力部と、
前記網点画像データのうちのイエロー成分のみに対して平滑化処理を行い、または、前記イエロー成分に対して他の色成分よりも相対的に強い平滑化処理を行って、スムージング画像データを生成するスムージング部と、
前記スムージング画像データに基づいて、印刷の実行を制御する印刷制御部と
を備えた印刷装置。
かかる構成の印刷装置は、多値化及び解像度変換された網点画像データのうちのイエロー成分のみに対して平滑化処理を行えば、イエロー成分の画素ごとの変化量を相対的に小さくして、イエロー成分に関するモアレを目立たなくすることができる。また、全ての色成分に対して平滑化処理を行うと共に、イエロー成分に対して相対的に強い平滑化処理を行えば、各色成分のモアレをオフセット印刷と同様に目立たなくすることができる。その結果、インクジェット式印刷装置による出力結果を、スクリーン印刷の印刷結果に近づけることができる。
[適用例2]適用例1記載の印刷装置であって、更に、前記網点画像データが表す画像の文字部分を構成する文字データを検出する文字検出部を備え、前記スムージング部は、前記文字検出部が検出した文字データを、前記平滑化処理の対象から除外して、前記平滑化処理を行う印刷装置。
かかる構成の印刷装置は、文字データを平滑化処理の対象から除外するので、文字部分がぼやけて出力されることがない。その結果、文字部分の画質を劣化させることなく、インクジェット式印刷装置による出力結果を、スクリーン印刷の印刷結果に近づけることができる。
[適用例3]適用例1または適用例2記載の印刷装置であって、更に、前記網点画像データが表す画像のエッジ部分を構成するエッジデータを検出するエッジ検出部を備え、前記スムージング部は、前記エッジ検出部が検出したエッジデータを、前記平滑化処理の対象から除外して、前記平滑化処理を行う印刷装置。
かかる構成の印刷装置は、エッジ部分を平滑化処理の対象から除外するので、エッジ部分がぼやけて出力されることがない。その結果、エッジ部分の画質を劣化させることなく、インクジェット式印刷装置による出力結果を、スクリーン印刷の印刷結果に近づけることができる。
[適用例4]前記スムージング部は、前記平滑化処理の対象画素の周辺の画素における網点ドットの面積率に応じて、該対象画素に対する平滑化の程度を変化させる適用例1ないし適用例3のいずれか記載の印刷装置。
かかる構成の印刷装置は、周辺画素の網点ドットの面積率に応じて、平滑化の程度を変化させるので、当該面積率に起因するモアレの目立ちやすさに応じた平滑化処理を行うことができる。その結果、スクリーン印刷の印刷結果を極力保持しつつ、モアレが目立ちやすくなる程度に応じて、インクジェット式印刷装置の特性に起因するモアレの目立ちやすさを低減することができる。
[適用例5]前記スムージング部は、前記面積率が中程度の所定の範囲にある場合に、前記対象画素のイエロー成分に対する前記平滑化の程度を相対的に強くする適用例4記載の印刷装置。
かかる構成の印刷装置は、モアレが発生しやすい中程度の面積率の領域において、イエロー成分に対する平滑化の程度を相対的に強くするので、イエロー成分に関するモアレを効果的に目立たなくすることができる。
[適用例6]前記スムージング部は、前記平滑化処理の対象画素の周辺の画素における各々の色成分の階調値の大きさに応じて、該対象画素の平滑化の程度を変化させる適用例1ないし適用例5のいずれか記載の印刷装置。
かかる構成の印刷装置は、周辺画素の各色成分の階調値の大きさに応じて、平滑化の程度を変化させるので、階調値の大きさに起因するモアレの発生のしやすさに応じた平滑化処理を行うことができる。その結果、スクリーン印刷の印刷結果を極力保持しつつ、モアレが目立ちやすくなる程度に応じて、インクジェット式印刷装置の特性に起因するモアレの目立ちやすさを低減することができる。
[適用例7]前記スムージング部は、前記周辺の画素におけるイエロー成分、及び/または、前記網点画像データの色成分のうちの、該イエロー成分とスクリーン角度の差が最も小さい色成分である最小角色成分の階調値が所定値よりも大きい場合に、前記対象画素のイエロー成分に対する平滑化の程度を相対的に強くする請適用例6記載の印刷装置。
かかる構成の印刷装置は、イエロー成分及び/または最小角色成分の階調値が大きく、イエロー成分に関するモアレが目立ちやすい領域において、イエロー成分に対する平滑化の程度を相対的に強くするので、イエロー成分に関するモアレを効果的に目立たなくすることができる。
[適用例8]前記スムージング部は、予め設定された複数種類の平滑化の程度の中からランダムに選択された平滑化の程度で、前記イエロー成分の平滑化処理を行う適用例1ないし適用例7のいずれか記載の印刷装置。
かかる構成の印刷装置は、平滑化の程度をランダムに変化させることができるので、モアレの発生を抑制することができる。
[適用例9]適用例1ないし適用例8のいずれか記載の印刷装置であって、前記スムージング部は、前記イエロー成分に対して他の色成分よりも相対的に強い平滑化処理を行うものであり、前記網点画像データの色成分のうちの、前記イエロー成分とスクリーン角度の差が最も小さい色成分である最小角色成分に対して、前記他の色成分から該最小角色成分を除いた色成分よりも、前記平滑化処理における平滑化の程度を相対的に強くする印刷装置。
かかる構成の印刷装置は、最小角色成分に対して、網点画像データの色成分からイエロー成分及び最小角色成分を除いた色成分よりも、平滑化処理における平滑化の程度を相対的に強くするので、イエロー成分に関するモアレを目立たなくする効果を高めることができる。
[適用例10]適用例1ないし適用例9のいずれか記載の印刷装置であって、更に、入力された前記網点画像データを多値化すると共に、該網点画像データの解像度を、前記印刷装置の出力解像度に変換し、変換画像データを生成する多値化・解像度変換部を備え、前記スムージング部は、前記変換画像データを、前記平滑化処理を行う網点画像データとして扱う印刷装置。
かかる構成の印刷装置は、入力された網点画像データを、多値化及び解像度変換を行った後に、平滑化処理を行うので、どのような解像度の網点画像データが入力されても、印刷を行うことができる。
また、本発明は、印刷装置としての構成のほか、印刷装置で印刷する印刷方法、印刷用プログラム、当該プログラムを記録した記憶媒体等としても実現することができる。
印刷システム10の概略構成図である。 印刷システム10を構成する印刷制御装置としてのコンピューター100の概略構成図である。 印刷システム10を構成するプリンター200の概略構成図である。 網点データ印刷処理の手順を示すフローチャートである。 網点データと、変換されたCMYK多階調データとを示す説明図である。 平滑化処理の手順を示す説明図である。 平滑化フィルタの具体例を示す説明図である。 平滑化フィルタの変形例を示す説明図である。 本発明の効果を示す説明図である。 本発明が解決する課題を示す説明図である。
A.第1実施例:
本発明の第1実施例について説明する。
A−1.装置構成:
図1は、本発明の実施形態としての印刷システム10の概略構成図である。本実施形態の印刷システム10は、オフセット印刷用の網点画像データの校正用の印刷システムであり、図示するように、印刷制御装置としてのコンピューター100と、コンピューター100の制御の下で実際に画像を印刷するプリンター200などから構成されている。印刷システム10は、全体が一体となって広義の印刷装置として機能する。なお、印刷システム10は、多階調データも印刷可能であってもよい。
本実施形態のプリンター200には、カラーインクとして、シアンインクと、マゼンタインクと、イエローインクと、ブラックインクと、ライトシアンインクと、ライトマゼンタインクとが備えられている。
コンピューター100には、所定のオペレーティングシステムがインストールされており、このオペレーティングシステムの下で、アプリケーションプログラム20が動作している。オペレーティングシステムには、ビデオドライバー22やプリンタードライバー30が組み込まれている。アプリケーションプログラム20は、画像データORGを入力すると、ビデオドライバー22を介して、この画像データORGによって表される画像をディスプレイ114に表示する。また、アプリケーションプログラム20は、プリンタードライバー30を介して、画像データORGをプリンター200に出力する。
本実施例においては、アプリケーションプログラム20が入力する画像データORGは、C,M,Y,Kの4色の色成分から構成される、2値化された網点画像データであり、オフセット印刷用に作成されたものである。各色成分のスクリーン角度は、Cが15°、Mが45°、Yが0°、Kが75°に設定されている。このような網点画像データは、例えば、RIP(Raster Image Processor)などにより生成することができる。なお、画像データORGは、C,M,Yを含めた4色以上の色成分を含んでいればよく、例えば、オレンジやグリーンなどの色成分を含んでいてもよい。また、各色成分のスクリーン角度は、上述の例に限らず、例えば、Cが15°、Mが75°、Yが0°、Kが45°であってもよい。
プリンタードライバー30の内部には、多値化モジュール32、解像度変換モジュール33、スムージングモジュール34、色変換モジュール35、ハーフトーンモジュール36、印刷制御モジュール37が備えられている。
多値化モジュール32は、入力された2値の画像データORGを多値化して、多階調の画像データを生成する。解像度変換モジュール33は、多値化された画像データORGをプリンター200の出力解像度の画像データに変換する。スムージングモジュール34は、解像度変換された画像データORGの各色成分の平滑化処理を行う。色変換モジュール35は、予め用意された色変換テーブルLUTに従い、平滑化処理された画像データORGの色成分であるC,M,Y,Kを、プリンター200が表現可能な色成分C,M,Y,K,ライトシアンLc,ライトマゼンタLmの各色に変換する。
ハーフトーンモジュール36は、色変換モジュール35によって色変換された画像データの階調をドットの分布によって表すハーフトーン処理を行う。ハーフトーン処理は、本実施例では、周知の組織的ディザ法を用いることとしたが、誤差拡散法や濃度パターン法その他のハーフトーン技術を利用することもできる。印刷制御モジュール37は、ハーフトーン処理された画像データのデータ並びを、プリンター200に転送すべき順序に並べ替えて、印刷データとしてプリンター200に出力すると共に、印刷開始コマンドや印刷終了コマンドなどの種々のコマンドをプリンター200に出力することで、プリンター200の制御を行う。
図2は、印刷制御装置としてのコンピューター100の構成図である。コンピューター100は、CPU102を中心に、ROM104やRAM106などを、バス116で互いに接続することによって構成された周知のコンピューターである。
コンピューター100には、フレキシブルディスク124やコンパクトディスク126等のデータを読み込むためのディスクコントローラ109や、周辺機器とデータの授受を行うための周辺機器インターフェース108、ディスプレイ114を駆動するためのビデオインターフェース112が接続されている。周辺機器インターフェース108には、プリンター200や、ハードディスク118が接続されている。コンピューター100は、印刷しようとする画像データを入力すると、上述したプリンタードライバー30の働きにより、プリンター200を制御して、この画像データの印刷を行う。
図3は、プリンター200の構成図である。図3に示すように、プリンター200は、紙送りモーター235によって印刷媒体Pを搬送する機構と、キャリッジモーター230によってキャリッジ240をプラテン236の軸方向に往復動させる機構と、キャリッジ240に搭載された印刷ヘッド250を駆動してインクの吐出及びドット形成を行う機構と、これらの紙送りモーター235,キャリッジモーター230,印刷ヘッド250及び操作パネル266との信号のやり取りを司る制御回路260とから構成されている。
キャリッジ240をプラテン236の軸方向に往復動させる機構は、プラテン236の軸と並行に架設され、キャリッジ240を摺動可能に保持する摺動軸233と、キャリッジモーター230との間に無端の駆動ベルト231を張設するプーリ232等から構成されている。
キャリッジ240には、上述した6色のインクをそれぞれ収容したインクカートリッジ242〜247が搭載される。キャリッジ240の下部の印刷ヘッド250には、上述の各色のカラーインクに対応する6種類のノズル列252〜257が形成されている。キャリッジ240にこれらのインクカートリッジ242〜247を上方から装着すると、各カートリッジからノズル列252〜257へのインクの供給が可能となる。
プリンター200の制御回路260は、CPUや、ROM、RAM、PIF(周辺機器インターフェース)等がバスで相互に接続されて構成されており、キャリッジモーター230及び紙送りモーター235の動作を制御することによってキャリッジ240の主走査動作及び副走査動作の制御を行う。また、PIFを介してコンピューター100から出力された印刷データを受け取ると、制御回路260が、キャリッジ240の主走査あるいは副走査する動きに合わせて、印刷データに応じた駆動信号を印刷ヘッド250に供給することによって、各色のヘッドを駆動することが可能となっている。
以上のようなハードウェア構成を有するプリンター200は、キャリッジモーター230を駆動することによって、印刷ヘッド250(各色のノズル列252〜257)を印刷媒体Pに対して主走査方向に往復動させ、また紙送りモーター235を駆動することによって、印刷媒体Pを副走査方向に移動させる。制御回路260は、キャリッジ240が往復動する動き(主走査)や、印刷媒体の紙送りの動き(副走査)に合わせて、印刷データに基づいて適切なタイミングでノズルを駆動することにより、印刷媒体P上の適切な位置に適切な色のインクドットを形成する。こうすることによって、プリンター200は印刷媒体P上にカラー画像を印刷することが可能となっている。なお、上述の構成では、各色のインクは、プリンター200に搭載される脱着可能なカートリッジに収容されているが、プリンター200とは分離して構成されたインク収容タンクなどに収容し、当該収容タンクとプリンター200とを接続してもよい。あるいは、脱着不可能にプリンター200と一体的に構成された収容容器に収容されていてもよい。
A−2.網点データ印刷処理:
上述の印刷システム10における網点データ印刷処理について説明する。網点データ印刷処理とは、印刷システム10を用いて、網点画像データである画像データORGを印刷する処理である。本実施例における網点データ印刷処理は、印刷システム10のユーザーが、画像データORGの印刷実行操作を行うことで開始される。網点データ印刷処理が開始されると、コンピューター100は、画像データORGを入力する(ステップS410)。本実施例においては、画像データORGの解像度は2400dpi、スクリーン線数は150lpiである。
画像データORGを入力すると、コンピューター100は、多値化モジュール32の処理として、入力された画像データORGを色成分ごとにプリンター200の出力解像度の画像データに変換する(ステップS420)。本実施例では、プリンター200の出力解像度は、1440dpiである。この処理は、公知の技術であるため、説明は省略するが、ここでは、バイリニア法を用いた。このように2値データをバイリニア法で解像度変換すれば、補間演算によって求められた階調値は、多値データとなる。つまり、ステップS420での解像度変換処理は、多値化と解像度変換とを同時に行っているのである。本実施例では、解像度変換されたデータを正規化して、8ビットの多値データを生成するものとした。なお、このような解像度変換手法は、特に限定するものではなく、例えば、バイキュービック法などを用いてもよい。また、多値化と解像度変換とを個別的に行ってもよく、そのような場合には、解像度変換処理にニヤレストネイバー法などを用いてもよい。
画像データORGの解像度変換を行うと、コンピューター100は、解像度変換された複数のCMYK色成分からなる画像データを統合する(ステップS430)。具体的には、2値画像の色成分ごとに多値化された複数のCMYK成分値を、同一色成分の階調値同士で足し合わせて、1つのCMYK色成分値を有する多値画像にする。こうして、色成分が統合された画像データの具体例を図5に示す。図5(a)は、ステップS410で入力された2値の画像データORG(2値の網点画像データ)のうちのC成分を示している。一方、図5(b)は、ステップS430で各色成分が統合された後の画像データORG(CMYK多階調)を示している。図示するように、1440dpiの2値画像データが、上記ステップS420,S430によって、多階調化及び解像度変換(1440dpi)されたことがわかる。
CMYK色成分を統合すると、コンピューター100は、スムージングモジュール34の処理として、色成分が統合された画像データORGに対して、平滑化処理を行う(ステップS440)。この平滑化処理の詳細については、図6を用いて説明する。平滑化処理では、まず、コンピューター100は、画像データORGに基づいて、各画素の平滑化条件を判断する(ステップS442)。平滑化条件とは、本実施例においては、画像データORGの画素ごとに決定される平滑化処理の実行の可否である。ここでは、画像の文字部分を構成する画素と、エッジ部分を構成する画素とは、平滑化処理対象から除外するものとした。
本実施例においては、文字部分を構成する画素であるか否かの判断は、判断対象画素の階調値がK成分100%である場合には、当該判断対象画素が文字部分を構成する画素であると判断し、その他の場合には、文字部分を構成する画素ではないと判断することとした。文字部分は、黒で表現されることが多く、このような判断基準とすれば、容易かつ高速に判断が行えるからである。
また、エッジ部分を構成する画素であるか否かの判断は、各画素のCMYK成分を用いて輝度値を算出して、当該輝度値のエッジ検出を行い、所定のエッジ強度を有する画素を、エッジ部分を構成する画素と判断することとした。なお、エッジ検出については、公知の技術であるので説明は省略するが、例えば、Sobelフィルタ、Prewittフィルタ、Robertsフィルタなど種々のエッジ検出用フィルタを利用することができる。
平滑化条件を判断すると、コンピューター100は、ステップS442で判断した平滑化条件に基づいて、すなわち、ステップS442において、平滑化処理を行うと判断した画素について、C,M,K成分に対して平滑化処理を行うとともに(ステップS443)、Y成分に対して平滑化処理を行う(ステップS444)。ステップS443及びS444で行う平滑化処理は、Y成分に対して行う平滑化処理が、C,M,K成分に対して行う平滑化処理よりも、平滑化の程度が相対的に強い平滑化処理である。
ステップS443及びS444で行う平滑化処理については、更に、図7を用いて説明する。平滑化処理前の画像データの出力結果を図7(a)に示す。また、平滑化フィルタの第1の例としての平滑化フィルタF31を図7(b)に示す。平滑化フィルタF31は、3画素×3画素サイズの平滑化フィルタである。平滑化フィルタF31の格子形状の4隅の要素(4要素)は値0(値0は図中では空欄表示、以下同様)であり、その他の要素は値1である。
平滑化フィルタF31を用いた平滑化処理は、平滑化フィルタF31を構成する9つの各要素の中心に位置する要素を平滑化対象画素と対応付け、平滑化フィルタF31の各要素の値と、当該各要素に対応する位置の画素の階調値とをそれぞれ乗じて合算し、その値を各要素の値の合計値で除した値を、平滑化処理後の平滑化対象画素の階調値とするものである。以下、説明は省略するが、後述する他の平滑化フィルタについても、同様の計算により、平滑化処理後の平滑化対象画素の階調値が得られる。図7(b)の左図は、平滑化フィルタF31によって平滑化処理が行われた場合の出力結果を表しており、図7(a)と比べて、画像が平滑化されていることがわかる。
また、平滑化フィルタの第2の例としての平滑化フィルタF51を図7(c)に示す。平滑化フィルタF51は、5画素×5画素サイズの平滑化フィルタである。平滑化フィルタF51の格子形状の4隅の要素(4要素)は値0であり、その他の要素は値1である。図7(c)の左図は、平滑化フィルタF51によって平滑化処理が行われた場合の出力結果を表しており、図7(b)と比べて、平滑化の程度が強くなっていることがわかる。
また、平滑化フィルタの第3の例としての平滑化フィルタF32を図7(d)に示す。平滑化フィルタF32は、3画素×3画素サイズの平滑化フィルタである。平滑化フィルタF32の格子形状の4隅の要素(4要素)は値0であり、格子形状の中心の要素は値2であり、その他の要素は値1である。図7(d)の左図は、平滑化フィルタF32によって平滑化処理が行われた場合の出力結果を表しており、図7(b)と比べて、平滑化の程度が弱くなっていることがわかる。
また、平滑化フィルタの第4の例としての平滑化フィルタF52を図7(e)に示す。平滑化フィルタF52は、5画素×5画素サイズの平滑化フィルタである。平滑化フィルタF52の格子形状の4隅の要素(12要素)は値0であり、格子形状の中心の要素は値4であり、中心から遠ざかるに従って、各要素の値は、値2、値1の順で小さくなっている。図7(e)の左図は、平滑化フィルタF52によって平滑化処理が行われた場合の出力結果を表しており、図7(c)と比べて、平滑化の程度が弱くなっていることがわかる。
このように、平滑化フィルタは、要素の数や要素の値によって、平滑化の程度を変化させることができる。上述の4つの例に示したように、平滑化の程度は、要素の数が増加するほど強くなる。また、中心の要素ほど大きな値とすることで、平滑化の程度は弱くなる。上述のステップS443及びS444においては、平滑フィルタのこのような特性を利用して、Y成分に対して行う平滑化処理が、C,M,K成分に対して行う平滑化処理よりも、平滑化の程度が相対的に強い平滑化処理となるように、平滑化処理を行うのである。本実施例では、C,M,K成分の平滑化処理には、平滑化フィルタF31を用い、Y成分の平滑化処理には、平滑化フィルタF51を用いることとした。なお、平滑化フィルタF31や平滑化フィルタF51は、コンピューター100のROM104やハードディスク118に記憶しておき、各画素の平滑化条件に応じて、読み出せばよい。
ただし、上述した平滑化フィルタの各要素の値は、特に限定するものではなく、適宜設定すればよい。また、平滑化フィルタの4隅の要素は、値0以外の値であってもよい。例えば、図8に示すように、平滑化フィルタの全ての要素が、値0以外の値であってもよい。図7のように4隅の要素を値0としたのは、このようにすることで、図8の場合と比べて、網点の形状を維持したまま平滑化処理を行えるからである。
このように、各色成分に対して、平滑化処理を行うと、コンピューター100は、カラーマネジメント処理を行う(ステップS445)。カラーマネジメント処理は、オフセット印刷装置の色表現特性と、プリンター200の色表現特性との違いを補正するために、予め用意された色変換テーブルLUTに従い、CMYK−CMYK変換を行うものである。こうすることで、印刷システム10による出力結果を、オフセット印刷の結果に近づけることができる。ただし、ステップS445は、省略可能である。こうして、カラーマネジメント処理を行うと、平滑化処理は終了となり、コンピューター100は、処理を網点データ印刷処理に戻す。
ここで、説明を図4の網点データ印刷処理に戻す。平滑化処理を行うと、コンピューター100は、色変換モジュール35、ハーフトーンモジュール36の処理として、色変換処理及びハーフトーン処理を行う(ステップS450)。これらの処理の内容は、上述のとおりである。そして、コンピューター100は、印刷制御モジュール37の処理として、ハーフトーン処理された画像データのデータ並びを、プリンター200に転送すべき順序に並べ替えて、印刷データとしてプリンター200に出力すると共に、印刷開始コマンドや印刷終了コマンドなどの種々のコマンドをプリンター200に出力する(ステップS460)。
これを受けて、プリンター200は、キャリッジモーター230、紙送りモーター235、印刷ヘッド250等を制御して、画像データORGの印刷を実行する(ステップS470)。こうして、網点データ印刷処理は終了となる。
図9(a)は、印刷システム10の網点データ印刷処理において、ステップS440の平滑化処理を行わない場合の画像データORGを表している。また、図9(b)は、平滑化処理を行わない場合のC,M,Y,Kの各色成分の画像データを表している。図9(a)は、図9(b)の各色成分を重畳した図である。一方、図9(c)は、平滑化処理を行った場合のC,M,Y,Kの各色成分の画像データを表している。図9(d)は、平滑化処理を行った場合の画像データORGを表しており、図9(c)の各色成分を重畳した図である。図示するように、Y成分をC,M,K成分よりも強く平滑化処理することで、Y成分が相対的に目立たなくなっている。
A−3.効果:
上述した印刷システム10は、多値化及び解像度変換された網点画像データに対して、全ての色成分に対して平滑化処理を行うので、インク量の局所的な変動を抑制し、インクジェットプリンターのインク置き換えに起因するモアレの目立ちを抑制することができる。また、印刷システム10は、Y成分に対してC,M,K成分よりも相対的に強い平滑化処理を行うので、イエローインクの局所領域ごとの使用量の変化を抑制することができ、インクジェットプリンターのインク置き換えに起因する、Y成分に関するモアレの目立ちを抑制することができる。その結果、プリンター200による出力結果を、スクリーン印刷の印刷結果に近づけることができる。
また、印刷システム10は、入力した画像データORGのうちから、文字部分及びエッジ部分を平滑化対象から除外するので、文字部分やエッジ部分がぼやけて出力されることがない。その結果、文字部分やエッジ部分の画質を劣化させることなく、プリンター200による出力結果を、スクリーン印刷の印刷結果に近づけることができる。
B.第2実施例:
第2実施例としての網点データ印刷処理について説明する。第2実施例における印刷システム10は、その構成は第1実施例と同様であり、網点データ印刷処理の内容が第1実施例と異なる。第2実施例としての網点データ印刷処理は、平滑化処理のステップS442において判断する平滑化条件が、画素ごとに決定される平滑化の程度である点が、第1実施例と異なる。具体的には、判断対象画素の周辺画素の網点ドットの面積率に応じて、平滑化の程度を変化させる点が第1実施例と異なる。以下、第1実施例と異なる点についてのみ説明する。
ステップS442において、コンピューター100は、まず、判断対象画素の周辺画素の網点ドットの面積率を求める。ここでは、周辺画素の範囲は、判断対象画素を中心とする17画素×17画素の範囲とした。周辺画素の範囲を網点ピッチ(2400dpi÷150lpi=16画素)に近い領域とした方が、周期ムラが発生しにくいからである。また、周辺画素の範囲を、画素数が奇数の正方形とすれば、対象画素がその中心に位置するので、四方の偏りをなくすことができるからである。ただし、周辺画素の範囲は、この例に限らず、適宜設定してもよい。また、網点ドットの面積率は、周辺画素のC,M,Y,K成分の各階調値の合計値を、周辺画素のC,M,Y,K成分の各階調値の最大値の合計値で除して求めることとした。例えば、C,M,Y,K成分の各階調値が0〜255の256階調であり、17画素×17画素の全ての画素の階調値が(C,M,Y,K)=(51,51,51,51)である場合の面積率は、{(51+51+51+51)×17×17}/{(255+255+255+255)×17×17}=20%である。
面積率を求めると、コンピューター100は、面積率に応じたY成分の平滑化の程度を決定する。具体的には、面積率が中程度(例えば、30%以上70%未満)の場合には、判断対象画素のY成分の平滑化の程度を、その他の画素のY成分よりも相対的に強くする。例えば、図7に示した平滑化フィルタを例にとれば、面積率が中程度の対象画素では、Y成分の平滑化処理には、平滑化フィルタF51を用い、C,M,K成分の平滑化処理には、平滑化フィルタF31を用いる。一方、面積率が中程度以外(例えば、30%未満または70%以上)の対象画素では、Y成分の平滑化処理には、平滑化フィルタF51よりも平滑化の程度が弱い平滑化フィルタF52を用い、C,M,K成分の平滑化処理には、平滑化フィルタF31を用いる。なお、平滑化の程度を変化させる面積率の閾値は、プリンター200で使用するLUTのインク置き換えの特性を考慮して設定すればよい。
こうすれば、モアレが目立つ中間階調領域においてY成分をより強く平滑化処理できるので、モアレの目立ちやすさに応じてモアレの視認抑制効果を高めることができる。なお、Y成分に限らず、C,M,K成分についても、同様に、平滑化の程度を変化させてもよい。例えば、面積率が中程度の場合には、平滑化フィルタF31、面積率が中程度以外の場合には、平滑化フィルタF32を用いてもよい。こうすれば、他の色成分についても、モアレの目立ちやすさに応じてもあれの視認抑制効果を高めることができる。また、平滑化の程度は、上述した2段階の変化に限らず、面積率に応じて多段階に変化させてもよい。また、第2実施例の構成は、第1実施例の構成と組み合わせてもよい。
C.第3実施例:
第3実施例としての網点データ印刷処理について説明する。第3実施例における印刷システム10は、その構成は第1実施例と同様であり、網点データ印刷処理の内容が第2実施例と異なる。第3実施例としての網点データ印刷処理は、平滑化処理のステップS442において、判断対象画素の周辺画素の色成分の階調値の大きさに応じて平滑化の程度を変化させる点が第2実施例と異なる。以下、第2実施例と異なる点についてのみ説明する。
ステップS442において、コンピューター100は、まず、判断対象画素の周辺画素のC成分及びY成分の階調値の合計値を求める。ここでは、周辺画素の範囲は、第2実施例と同様とした。そして、コンピューター100は、算出した合計値の大きさに応じたY成分の平滑化の程度を決定する。具体的には、合計値が所定値(例えば、128×17画素×17画素)以上の場合には、判断対象画素のY成分の平滑化の程度を、その他の画素のY成分よりも相対的に強くする。例えば、図7に示した平滑化フィルタを例にとれば、合計値が所定値以上の対象画素では、Y成分の平滑化処理には、平滑化フィルタF51を用い、C,M,K成分の平滑化処理には、平滑化フィルタF31を用いる。一方、合計値が所定値未満の対象画素では、Y成分の平滑化処理には、平滑化フィルタF52を用い、C,M,K成分の平滑化処理には、平滑化フィルタF31を用いる。なお、Y成分のほかに、C成分を考慮するのは、上述の通り、CはYとのスクリーン角度差が小さい(15°)からである。スクリーン角度差が上述の例と異なる場合には、Y成分と、Yとスクリーン角度差が最も小さい色成分の階調値を反映して、平滑化の程度を決定すればよい。
こうすれば、視認されやすいモアレの原因となるC成分及びY成分が多い領域において、Y成分をより強く平滑化処理できるので、モアレの目立ちやすさに応じてモアレの視認抑制効果を高めることができる。なお、平滑化の程度を決定する判断基準は、C成分とY成分の階調値の合計値に限らず、C成分及びY成分の階調値のうちの少なくとも一方または両方が、所定値以上である場合に、平滑化の程度を強くしてもよい。また、C成分やY成分に加えて、M,K成分についても、同様に、階調値の大きさに応じて平滑化の程度を変化させてもよい。例えば、階調値が所定値以上の場合には、平滑化フィルタF31、階調値が所定値未満の場合には、平滑化フィルタF32を用いてもよい。こうすれば、他の色成分についても、モアレの目立ちやすさに応じてモアレの視認抑制効果を高めることができる。また、平滑化の程度は、上述した2段階の変化に限らず、階調値に応じて多段階に変化させてもよい。また、第3実施例の構成は、第1実施例や第2実施例の構成と組み合わせてもよい。
D.変形例:
上述の実施形態の変形例について説明する。
D−1.変形例1:
Y成分の平滑化処理の程度は、第1実施例では、対象画素が文字部分やエッジ部分を構成しない限り一定であり、第2実施例や第3実施例では、周辺画素の網点ドットの面積率や階調値に応じて一定に定まるものであった。しかし、平滑化の程度は、必ずしも一定である必要はなく、予め設定された平滑化の程度の中からランダムに選択された平滑化の程度としてもよい。例えば、第1実施例であれば、C,M,K成分に用いる平滑化フィルタよりも、平滑化の程度が強い複数の平滑化フィルタの中で、ランダムに選択された平滑化フィルタを用いて、Y成分を平滑化処理してもよい。
また、第2実施例であれば、例えば、以下のような構成としてもよい。まず、平滑化の程度が相対的に強い複数の平滑化フィルタで構成される第1のグループと、平滑化の程度が中程度の複数の平滑化フィルタで構成される第2のグループと、平滑化の程度が相対的に弱い第3の平滑化フィルタとをコンピューター100に記憶しておく。そして、コンピューター100は、対象画素の面積率が中程度である場合には、Y成分に対して、第1のグループからランダムに選択された平滑化フィルタを用い、C,M,K成分に対して、第3の平滑化フィルタを用いて、平滑化処理を行う。また、対象画素の面積率が中程度でない場合には、Y成分に対して、第2のグループからランダムに選択された平滑化フィルタを用い、C,M,K成分に対して、第3の平滑化フィルタを用いて、平滑化処理を行う。なお、説明は省略するが、第3実施例でも、同様の構成とすることができる。
このように、平滑化の程度をランダムに変化させることで、Y成分のドットとその他の色成分のドットとの重なり具合がランダムになり、Y成分に関連するモアレの発生を抑制することができる。なお、C,M,K成分につても、Y成分と比べて平滑化の程度が相対的に弱い複数の平滑化フィルタの中からランダムに選択された平滑化フィルタを用いて、平滑化処理を行ってもよい。
D−2.変形例2:
上述の実施形態においては、C,M,Y,Kの全ての色成分に対して、平滑化処理を行うと共に、Y成分の平滑化の程度を、C,M,K成分の平滑化の程度よりも相対的に強くする構成について示したが、平滑化処理は、Y成分のみに対して行う構成としてもよい。こうしても、最も問題となるY成分に関連するモアレを効率的に目立たなくすることができる。
また、平滑化処理は、Y成分と、Y成分とのスクリーン角度差が最も小さい色成分(以下、最小角色成分ともいう、実施例ではC成分)のみに対して行う構成としてもよい。こうしても、Y成分に関連するモアレを目立たなくできる。また、最小角色成分は、ユーザーが印刷実行操作と共に入力し、コンピューター100が、これを受け付ける構成としてもよいし、画像データORGのヘッダ情報に、スクリーン角度の情報が含まれるような場合には、これを読み込んで把握してもよい。
D−3.変形例3:
上述の実施形態においては、Y成分に対する平滑化の程度が、C,M,K成分に対する平滑化の程度よりも強くなるように、平滑化処理を行う構成について示したが、(1)Y成分、(2)最小角色成分(実施例ではC成分)、(3)M,K成分の順に、平滑化の程度が強くなるように、平滑化処理を行ってもよい。こうすれば、Y成分のモアレの発生への影響が大きいC成分の平滑化の程度が強まるので、Y成分に関連するモアレをより目立たなくすることができる。
D−4.変形例4:
上述の実施形態においては、図4に示した網点データ印刷処理で、入力された画像データORGに対して解像度変換を行うことで(ステップS420)、画像データORGの多値化を行ったが、入力された画像データORGの解像度と、プリンター200の出力解像度とが同一である場合には、解像度変換処理は必須ではない。このような場合、2値データである画像データORGに平滑化処理(ステップS440)を行うことで、多値データを生成してもよい。かかる場合には、全ての色成分に対して平滑化処理を行うこととなるが、Y成分に対する平滑化の程度を相対的に強くすればよい。このように、平滑化処理は、2値データのままの網点データに対して行ってもよいし、多値化された網点データに対して行ってもよいのである。
D−5.変形例5:
上述の実施形態においては、K成分に対する平滑化処理の構成として、Y成分よりも平滑化の程度が相対的に弱い平滑化処理を行う、あるいは、平滑化処理を行わない構成について示したが、K成分に対する平滑化の程度は、どのようであってもよい。例えば、K成分とY成分とで平滑化の程度が同じであってもよいし、K成分に対してY成分よりも強い程度の平滑化処理を行ってもよい。K成分は、目立つために、モアレに対する影響が相対的に大きいからである。また、K成分については、文字の再現性など、モアレ以外の要素も考慮する必要があるからである。こうしても、Y成分に関するモアレの視認抑制効果を一定程度得ることができる。
D−6.変形例6:
上述した実施形態においては、コンピューター100とプリンター200とによって構成される印刷システム10(広義の印刷装置)において、図4に示した網点データ印刷処理のうちのステップS410〜S460をコンピューター100で実行し、ステップS470をプリンター200で実行する構成としたが、ステップS410〜S460の一部または全部の処理は、コンピューター100及びプリンター200のうちのいずれで行われてもよい。
D−7.変形例7:
上述の実施形態においては、C,M,Y,Kの4色を含む網点画像データの印刷を行う印刷システム10について示したが、印刷システム10に入力される網点画像データの色成分は、C,M,Y,Kを含むものに限定されるものではなく、少なくとも任意の4色を含むものであればよい。かかる場合、網点画像データの色成分のうちで明度が最も高い色成分、換言すれば、最も目立ちにくい色成分に対して、上述の実施形態で示したY成分への処理を行ってもよい。
D−8.変形例8:
上述の実施形態においては、C,M,Yの3原色の色成分を含む網点画像データの印刷を行う印刷システム10について示したが、入力される網点画像データは、C,M,Yの色成分に代えて、C,M,Yの補色であるレッドR,グリーンG,ブルーB(以下、単に、R,G,Bともいう)の色成分を含むものであってもよい。
かかる場合には、上述の実施形態に示したC,M,Yに対する平滑化処理を、それに対応する補色であるR,G,Bに対して行ってもよい。例えば、B成分に対する平滑化の程度がR,G成分よりも相対的に強くなるように、R,G,B成分に対して平滑化処理を行ってもよい。C,M,YとR,G,Bとの間には、例えば、階調値が0〜255の場合、次式(1)〜(3)の関係が成り立つから、C,M,Yに平滑化処理を行うことは、対応する補色であるR,G,Bに対して平滑化処理を行うことと同様の意味を持つからである。こうしても、上述の実施形態と同様の効果を奏する。
R=255−C・・・(1)
G=255−M・・・(2)
B=255−Y・・・(3)
R,G,Bの色成分を含む網点画像データとしては、例えば、網点オフセット印刷物をイメージスキャナーなどで読み込んだ画像データとしてもよい。こうすれば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能などを備えた、いわゆる複合機に印刷システム10を適用して、網点印刷物を好適にコピーすることもできる。
このように、上述の実施形態における網点画像データのC,M,Yとは、その補色をも含む広義のC,M,Yと捉えることができる。なお、網点画像データがR,G,Bからなる場合、上述した色変換モジュール35は、平滑化処理された画像データORGの色成分であるR,G,Bを、プリンター200が表現可能な色成分C,M,Y,K,Lc,Lmの各色に変換することとなる。また、印刷システム10は、色変換テーブルLUTを、想定される入力データの色成分ごとに記憶しておき、入力データの色成分に応じて、使用する色変換テーブルLUTを切り替える構成としてもよい。
D−9.変形例9:
上述の実施形態においては、印刷システム10は、2値化された網点画像データを入力して、印刷を行う構成について示したが、印刷システム10は、網点画像データ以外の画像データ、例えば、写真画像などの多値化画像データについても印刷可能な構成としてもよい。例えば、印刷システム10は、入力された画像データが網点画像データであるか否かを判定する判定手段を備え、その判定結果に基づいて、入力された画像データに対する処理を切り替えて、印刷を実行する構成としてもよい。
この場合、印刷システム10は、判定手段が入力データを網点画像データであると判断すれば、上述の網点データ印刷処理を実行し、判定手段が入力データを網点画像データでないと判断すれば、通常の印刷処理を実行する構成としてもよい。通常の印刷処理とは、網点画像データ以外の画像データに対して従来から用いられている手法であるため、詳しい説明は省略するが、例えば、図4に示した印刷処理から、平滑化処理(ステップS440)を省略した処理を行ってもよいし、ステップS440の平滑化処理に代えて、各色成分に対して略同等の平滑化の程度で平滑化処理を行ってもよい。
こうした場合、判定手段は、ユーザーがユーザーインターフェースを用いて入力した画像データの種類や、ユーザーに選択された、画像データの種類に応じた印刷モードなどを受け付けて、網点画像データの判定を行う構成としてもよい。こうすれば、ユーザーの指示を受け付けるだけで判定を行うことができるので、印刷処理を高速化することができる。
あるいは、判定手段は、入力データが網点画像データであるか否かを自動判定する構成としてもよい。こうした自動判定の技術は、公知技術であるため、詳しい説明は省略するが、例えば、入力データのうちから、周辺画素よりも階調値が所定程度大きいピーク画素を検出して、そのピーク画素が全体の画素に占める割合などから、入力データが網点画像データであるか否かを判定する方法や、網点が特定の周期性を有していることを利用し、所定の画素ブロック単位の自己相関係数を算出し、その値によって、入力データが網点画像データであるか否かを判定する方法などを用いることができる。こうすれば、ユーザーは、入力データの種類等を入力する必要がないので、ユーザーの利便性が向上する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上述した実施形態における本発明の構成要素のうち、独立クレームに記載された要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。また、本発明はこうした実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を脱しない範囲において、種々なる態様で実施できることは勿論である。例えば、本発明は、上述の実施形態で示したシリアル方式のインクジェット式プリンターに限らず、インクジェット式のラインプリンタにも適用できる。また、本発明は、印刷装置としての構成のほか、印刷方法、プログラム、記憶媒体等としても実現することができる。
10…印刷システム
20…アプリケーションプログラム
22…ビデオドライバー
30…プリンタードライバー
32…多値化モジュール
34…スムージングモジュール
35…色変換モジュール
36…ハーフトーンモジュール
37…印刷制御モジュール
100…コンピューター
102…CPU
104…ROM
106…RAM
108…周辺機器インターフェース
109…ディスクコントローラ
112…ビデオインターフェース
114…ディスプレイ
116…バス
118…ハードディスク
124…フレキシブルディスク
126…コンパクトディスク
200…プリンター
230…キャリッジモーター
231…駆動ベルト
232…プーリ
233…摺動軸
235…紙送りモーター
236…プラテン
240…キャリッジ
242〜247…インクカートリッジ
250…印刷ヘッド
252〜257…ノズル列
260…制御回路
266…操作パネル
P…印刷媒体
F31,F32,F51,F52…平滑化フィルタ
ORG…画像データ
LUT…色変換テーブル

Claims (11)

  1. シアン、マゼンタ、イエローの色成分を少なくとも含む、網点画像を表す網点画像データを印刷可能なインクジェット式印刷装置であって、
    前記網点画像データを入力する入力部と、
    前記網点画像データのうちのイエロー成分のみに対して平滑化処理を行い、または、前記イエロー成分に対して他の色成分よりも相対的に強い平滑化処理を行って、スムージング画像データを生成するスムージング部と、
    前記スムージング画像データに基づいて、印刷の実行を制御する印刷制御部と
    を備えた印刷装置。
  2. 請求項1記載の印刷装置であって、
    更に、前記網点画像データが表す画像の文字部分を構成する文字データを検出する文字検出部を備え、
    前記スムージング部は、前記文字検出部が検出した文字データを、前記平滑化処理の対象から除外して、前記平滑化処理を行う
    印刷装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の印刷装置であって、
    更に、前記網点画像データが表す画像のエッジ部分を構成するエッジデータを検出するエッジ検出部を備え、
    前記スムージング部は、前記エッジ検出部が検出したエッジデータを、前記平滑化処理の対象から除外して、前記平滑化処理を行う
    印刷装置。
  4. 前記スムージング部は、前記平滑化処理の対象画素の周辺の画素における網点ドットの面積率に応じて、該対象画素に対する平滑化の程度を変化させる請求項1ないし請求項3のいずれか記載の印刷装置。
  5. 前記スムージング部は、前記面積率が中程度の所定の範囲にある場合に、前記対象画素のイエロー成分に対する前記平滑化の程度を相対的に強くする請求項4記載の印刷装置。
  6. 前記スムージング部は、前記平滑化処理の対象画素の周辺の画素における各々の色成分の階調値の大きさに応じて、該対象画素の平滑化の程度を変化させる請求項1ないし請求項5のいずれか記載の印刷装置。
  7. 前記スムージング部は、前記周辺の画素におけるイエロー成分、及び/または、前記網点画像データの色成分のうちの、該イエロー成分とスクリーン角度の差が最も小さい色成分である最小角色成分の階調値が所定値よりも大きい場合に、前記対象画素のイエロー成分に対する平滑化の程度を相対的に強くする請求項6記載の印刷装置。
  8. 前記スムージング部は、予め設定された複数種類の平滑化の程度の中からランダムに選択された平滑化の程度で、前記イエロー成分の平滑化処理を行う請求項1ないし請求項7のいずれか記載の印刷装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか記載の印刷装置であって、
    前記スムージング部は、
    前記イエロー成分に対して他の色成分よりも相対的に強い平滑化処理を行うものであり、
    前記網点画像データの色成分のうちの、前記イエロー成分とスクリーン角度の差が最も小さい色成分である最小角色成分に対して、前記他の色成分から該最小角色成分を除いた色成分よりも、前記平滑化処理における平滑化の程度を相対的に強くする
    印刷装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか記載の印刷装置であって、
    更に、入力された前記網点画像データを多値化すると共に、該網点画像データの解像度を、前記印刷装置の出力解像度に変換し、変換画像データを生成する多値化・解像度変換部を備え、
    前記スムージング部は、前記変換画像データを、前記平滑化処理を行う網点画像データとして扱う
    印刷装置。
  11. シアン、マゼンタ、イエローの色成分を少なくとも含む、網点画像を表す網点画像データをインクジェット式印刷装置で印刷する印刷方法であって、
    前記網点画像データを入力し、
    前記網点画像データのうちのイエロー成分のみに対して平滑化処理を行い、または、前記イエロー成分に対して他の色成分よりも相対的に強い平滑化処理を行って、スムージング画像データを生成し、
    前記スムージング画像データに基づいて、前記インクジェット式印刷装置で印刷を実行する
    印刷方法。
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