JP5380578B2 - 姿勢サポート効果と保温効果に優れたインナーウエアおよびその製造方法 - Google Patents

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この発明は、サーフィンなどを行うときのウェットスーツの下に着用するインナーウエアとして、あるいは、スノーボードなどを行うときのスノーウエアの下に着用するインナーウエアとして好適なタイツやシャツあるいはボディスーツに関し、とくに、クロロプレンゴムのスキン生地を主体に構成され、姿勢サポート効果と保温効果に優れたインナーウエアに関する。
周知のように、うまく施されたスポーツテーピングによれば、運動者の関節・筋肉・靱帯に無理な力が加わるのを適切に抑制し、捻挫を起こすような関節の動きを制限したり、好ましい運動姿勢をサポートすることができる。こうしたスポーツテーピングの研究成果を活用し、下記の参考文献に見られるように、テーピング機能を備えた様々なスポーツウエアなどが開発されて実用に供されている。
テーピング機能をとりいれたスポーツウエアなどは、伸びやすい生地を用いたウエア本体の要所要所に伸びにくい生地を用いた低ストレッチ性部分がデザインされており、これを着用するだけで、低ストレッチ性部分により身体の一部がすこし強めに締め付けられ、テーピングと同様な効果が得られるようになっている。
《参考文献1》特開2011−239883号公報「ゴルフ用下衣」
《参考文献2》特開2011−168904号公報「インナーウエア」
《参考文献3》特開2011−38218号公報「コンディショニングタイツ」
《参考文献4》特開2010−42097号公報「姿勢改善衣類」
《参考文献5》特開2007−138335号公報「姿勢をコントロールするウエア」
《参考文献6》特開2006−97213号公報「スポーツ用ウエア」
《参考文献7》特開2005−264394号公報「衣類とその製造方法」
===発明の概要===
この発明が対象としているのは、クロロプレンゴムのスキン生地により構成された保温性に富むインナーウエアであり、サーフィンを行うときにウエットスーツの下に着用したり、スノーボードを行うときにスノーウエアの下に着用するのに好適なものである。このクロロプレンゴムスキン生地製のウエアは、身体表面に直接にゴム素材が密着するためにきわめて保温性が高く、水中スポーツや雪中スポーツの保温インナーとして優れたものである。
この発明においては、上記のクロロプレンゴムスキン生地製のインナーウエアの要所要所に伸びにくくした部分を形成し、上述したテーピング効果が得られるようにするものである。そのための手段として、縫製する前の裁断されたクロロプレンゴムスキン生地パーツの表面(着用者の肌に触れない側)に、所定形状に裁断された、片面にホットメルト接着剤が塗布されている熱硬化性ポリウレタン樹脂シートを接着する。熱硬化性ポリウレタン樹脂シートが接着された部分のクロロプレンゴムスキン生地のストレッチ性は明確に低下する(伸びにくくなる)。このあとクロロプレンゴムスキン生地を縫製することでタイツやシャツあるいはボディスーツに仕上げる。こうして姿勢サポート効果と保温効果に優れたインナーウエアができあがる。
===発明の効果===
この発明によれば、インナーウエアを構成するクロロプレンゴムスキン生地製の所定部分を適切に伸びにくく加工することをきわめて簡単な作業により実現することができる。また、クロロプレンゴムスキン生地の表面は黒色であるためデザイン性がほとんどないところ、そのままでは、インナーウエアとはいっても見栄えのしないものとなる。この発明においては、前記のように前記クロロプレンゴムスキン生地の表面(着用者の肌に触れない側)に熱硬化性ポリウレタン樹脂シートを接着するが、熱硬化性ポリウレタン樹脂シートには様々な色のものがあるので、これによりデザイン性の高いインナーウエアを実現することができる。
タイツの実施例の部品図 タイツの実施例の完成図 シャツの実施例の部品図 シャツの実施例の完成図 ボディスーツの実施例の部品図 ボディスーツの実施例の完成図
===インナーウエア製造方法の工程===
この発明に係るインナーウエアの製造方法は以下の工程(1)〜(4)を含んでいる。
(1)クロロプレンゴムスキン生地を所定パターンに裁断してインナーウエアを構成する複数のウエアパーツを製作する工程
(2)前記クロロプレンゴムスキン生地よりも伸びにくい熱硬化性ポリウレタン樹脂シートであって、その片面にホットメルト接着剤が塗布されている熱硬化性ポリウレタン樹脂シートを所定パターンに裁断して複数の難伸展化パーツを製作する工程
(3)前記ウエアパーツのインナーウエアとして人肌に触れない側の片面の所定位置に、前記難伸展化パーツをその接着剤塗布面が接するように位置決めして配置し、ホットプレスにより前記ウエアパーツに前記難伸展化パーツを接着する工程
(4)前記難伸展化パーツ接着後の前記ウエアパーツを縫製してインナーウエアを構成する工程
===タイツの実施例===
図1に示すのは、この発明に係る方法により製造するインナーウエアの実施例であるタイツの部品図である。11、12、13、14a、14bは前記工程(1)により製作されたウエアパーツであり、具体的には、11は前身頃パーツ、12は後身頃パーツ、13は股下パーツ、14aは左太ももパーツ、14bは右太ももパーツである。
また図1において、15a、15b、16a、16b、17a、17b、18a、18bは前記工程(2)により製作された難伸展化パーツであり、具体的には、15aと15bは骨盤前パーツ、16aと16bは骨盤後パーツ、17aと17bは膝パーツ、18aと18bはアキレス腱パーツである。
図1に示しているのは前記工程(3)を経た状態である。つまり、骨盤前パーツ15と膝パーツ17は前身頃パーツ11の所定位置に接着されている。骨盤後パーツ16は後身頃パーツ12の所定位置に接着されている。アキレス腱パーツ18は太ももパーツ14の所定位置に接着されている。
前記工程(4)において、図1に示した難伸展化パーツ接着後の各ウエアパーツを縫製することで図2に示すタイツが完成する。このタイツを着用した場合、人体の骨盤を支える腰・股周り部分と、膝を支える膝下周り部分と、ふくらはぎを支えるアキレス腱周り部分に前記各難伸展化パーツが配置されているので、これらの部分のクロロプレンゴムスキン生地が他の部分より伸びにくく、これにより前述したテーピングと同様な姿勢サポート効果が得られる。いうまでもなくクロロプレンゴムによる優れた保温効果が得られる。また、黒一色のクロロプレンゴムスキン生地に接着する難伸展化パーツ(熱硬化性ポリウレタン樹脂シート)は、さまざまな色のものがあるので、ウエアとしてのデザイン性をおおいに向上させることができる。
===シャツの実施例===
図3に示すのは、この発明に係る方法により製造するインナーウエアの実施例であるシャツの部品図である。21と22は前記工程(1)により製作されたウエアパーツであり、具体的には、21は前身頃パーツ、22は後身頃パーツである。また図3において、23a、23b、24a、24b、25は前記工程(2)により製作された難伸展化パーツであり、具体的には、23aと23bは骨盤前パーツ、24aと24bは骨盤後パーツ、25は肩胛骨パーツである。
図3に示しているのは前記工程(3)を経た状態である。つまり、骨盤前パーツ23は前身頃パーツ21の所定位置に接着されている。骨盤後パーツ24および肩胛骨パーツ25は後身頃パーツ22の所定位置に接着されている。
前記工程(4)において、図3に示した難伸展化パーツ接着後の各ウエアパーツを縫製することで図4に示すシャツが完成する。このシャツを着用した場合、人体の骨盤を支える腰周り部分と、肩胛骨を支える背中周り部分に難伸展化パーツが配置されているので、これらの部分のクロロプレンゴムスキン生地が他の部分より伸びにくく、これにより前述したテーピングと同様な姿勢サポート効果が得られる。保温効果およびデザイン性向上についてもタイツの実施例と同様である。
===ボディスーツの実施例===
図5に示すのは、この発明に係る方法により製造するインナーウエアの実施例であるボディスーツの部品図である。31、32、33は前記工程(1)により製作されたウエアパーツであり、具体的には、31は後身頃パーツ、32は前身頃パーツ、33は股下パーツである。また図5において、34a、34b、35a、35b、36は前記工程(2)により製作された難伸展化パーツであり、具体的には、34aと34bは骨盤後パーツ、35aと35bは骨盤前パーツ、36は肩胛骨パーツである。
図5に示しているのは前記工程(3)を経た状態である。つまり、骨盤後パーツ34および肩胛骨パーツ36は後身頃パーツ31の所定位置に接着されている。骨盤前パーツ35は前身頃パーツ32の所定位置に接着されている。
前記工程(4)において、図5に示した難伸展化パーツ接着後の各ウエアパーツを縫製することで図6に示すボディスーツが完成する。このボディスーツを着用した場合、人体の骨盤を支える腰周り部分と、肩胛骨を支える背中周り部分に難伸展化パーツが配置されているので、これらの部分のクロロプレンゴムスキン生地が他の部分より伸びにくく、これにより前述したテーピングと同様な姿勢サポート効果が得られる。保温効果およびデザイン性向上についてもタイツの実施例と同様である。
この発明は、以上説明した3種類のインナーウエアに限定されないのはもちろんであって、半袖・七分袖・長袖のインナーウエアにも適用できし、足首までを被覆するボディスーツにも適用できる。
11、12、13、14a、14b、21、22、31、32、33…ウエアパーツ
15a、15b、16a、16b、17a、17b、18a、18b、23a、23b、24a、24b、25、34a、34b、35a、35b、36…難伸展化パーツ

Claims (4)

  1. クロロプレンゴムスキン生地を所定パターンに裁断してインナーウエアを構成する複数のウエアパーツを製作する工程と、
    前記クロロプレンゴムスキン生地よりも伸びにくい熱硬化性ポリウレタン樹脂シートであって、その片面にホットメルト接着剤が塗布されている熱硬化性ポリウレタン樹脂シートを所定パターンに裁断して複数の難伸展化パーツを製作する工程と、
    前記ウエアパーツのインナーウエアとして人肌に触れない側の片面の所定位置に、前記難伸展化パーツをその接着剤塗布面が接するように位置決めして配置し、ホットプレスにより前記ウエアパーツに前記難伸展化パーツを接着する工程と、
    前記難伸展化パーツ接着後の前記ウエアパーツを縫製してインナーウエアを構成する工程と、
    からなるインナーウエア製造方法。
  2. 請求項1に記載の方法により製造されたインナーウエアであり、人体の下半身をほぼ密着状態で被覆するタイツであって、前記難伸展化パーツは、人体の骨盤を支える腰・股周り部分と、膝を支える膝下周り部分と、ふくらはぎを支えるアキレス腱周り部分に配設されていることを特徴とするタイツ。
  3. 請求項1に記載の方法により製造されたインナーウエアであり、人体の上半身をほぼ密着状態で被覆するシャツであって、前記難伸展化パーツは、人体の骨盤を支える腰周り部分と肩胛骨を支える背中周り部分に配設されていることを特徴とするシャツ。
  4. 請求項1に記載の方法により製造されたインナーウエアであり、人体の上半身から下半身にわたってほぼ密着状態で被覆するボディスーツであって、前記難伸展化パーツは、人体の骨盤を支える腰周り部分と、肩胛骨を支える背中周り部分に配設されていることを特徴とするボディスーツ。
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